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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )
925
:
名も無きAAのようです
:2013/12/09(月) 21:37:25 ID:nnePnEts0
――――――――――――――――
“流石”の街でも、盗賊だった男と魔法使いだった少女がいる町でもない、どこか。
そこに、女が一人立っていた。
川 ゚ -゚)「ふむ」
肌を覆い隠すゆったりとした濃紺色の服に、そろいのヴェール。
流れる黒髪は絹のように艷やかで、瞳は夜空を切り取ったような漆黒。
顔の半ばを隠しながらも、それは美しい女だった。
川 ゚ -゚)「大団円というやつだな。いささかつまらん結末だ」
“流石”の街よりも遥かに大きくて華やかな町並み。
人であふれる市の雑踏の中に立ちながらも、彼女の周りはひどく静かだった。
これだけ美しい女ならいくらでも人目をひきそうなのに、誰ひとりとして彼女に目を留めるものはいない。
川 - -)「せっかく魔力封じをくれてやったのに、あんなつまらん使い方をするとはな。
まったく、期待はずれもいいところだ」
女は全てを見ていたかの様に語る。否、彼女には全てが見えていた。
彼女の首元や手元を彩る銀の装飾品が揺れる。
その中の一つ。静かに光を放つのは、彼女が弟者に手渡し、盗賊の少女に嵌められた腕輪と瓜二つだ。
魔神の持ち物とも呼ばれる腕輪。
それが、彼女の腕の中でひっそりと輝いている。
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