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( ´_ゝ`)デザート×キャラバンのようです(´<_` )

112名も無きAAのようです:2013/02/20(水) 20:06:20 ID:UWFaEmzk0

"流石"の街の西に広がる砂漠の一角。
石や岩があちらこちらに転がり、乾いた大地はひび割れ、今にも砂丘の一角となろうとしているその場所。

そこに大岩に身を隠すようにして立つ男が一人いた。
つり目でエラの張った顔立ち、猫のような立ち姿。
濃い緑の体に纏うのは、ここよりはるか東の地特有の装束だ。


<ヽ`∀´>「見たぞ見たニダ。あれは絶対、金持ちニダ」


男は眩しさにくらむ目を瞬かせながら、市場で見た光景を思い返す。
――二人連れの男。
一目見ただけでも高価だとわかる、豪奢な刺繍がされた服。キラキラと光を放つ装身具。
そして極めつけは、あの豪快な買い物ぶり。
買っているものが食べ物ばかりなのは気になったが、あれはどう見たって金持ちだ。
まあ、買い物をしている方の服は多少地味だったが、きっといい布地を使っているに違いない。


<ヽ`∀´>「これは用意周到にも先回りしておいて、大正解だったニダ」


腰に下げた武器に手をやりながら、男はついさきほどまでいた街と、西に見える遺跡を交互に見る。
あの金持ちそうな男は「ソーサク遺跡につく前に日が暮れてしまうぞ」と言っていた。
だとしたら、街から西の遺跡へと向かうこの場所で待ち構えていれば、必ず出会えるはず。
まさしく完璧な計算であると、男は一人頷く。


<*`∀´>「ウェー、ハッハッハ!!!!」



――そして、見るからに怪しそうな男は高笑いをした。


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