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( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです
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とりあえずスレ立てです。
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あああああ
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マドマギwwwwww
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新しい城の名前wwwww
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カルリナ視点か
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とうとう終わるのか
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ついに最終話か
感慨深いものがあるな
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スレ残り少ないから少し落ち着こうぜ
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マドマギ城ワロタ
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年月を感じるwwwwwwwwwwwwwwwww
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俺も馴染めねぇよ…
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正午が近づくにつれ徐々に気温も上がっていく。
ただ、その温かみにありがたさを覚える頃にはもう、城下町に着いてしまっていた。
町は活気に溢れている。
楽しげな笑い声や、明るく客を呼び込む声などが町中から響いているのだ。
式典が行われるとあって近隣の町から人が集まっていることも影響しているのだろうが、それにしても賑やかだった。
( ’ t ’ )「梨をひとつ、いただけますか?」
果物を売り歩いている女性から梨を購入し、そのまま齧り付く。
溢れ出す果汁で口の周りを濡らしてしまったが、その瑞々しさは口中のみならず体中を新鮮さで満たしてくれた。
式典が始まるまでは、あと半刻。
広場への道は既に人で埋まっており、皆の歩みもなかなか進まない。
それでも何とか、式典の開始時間には広場へ到着できた。
軽装ながらも武器を携えた兵士が壇を囲んでいる。
また、既に壇上には、見覚えのある顔もあった。
しかし、皆が待っている人物はまだ広場の奥にいるようだ。
陽が高くなったことと人が集まっていることで、寒さはほとんど感じなくなっていた。
民の顔にも笑みがある。ただ、これは気温だけが原因ではないだろう。
心待ちにしているのだ、誰しもが。壇に上がるべき人物を。
思い返してみれば、この数年で民の暮らしは劇的に改善されつつある。
積極的な税制と法の整備、改革が着々と進行しているのだ。
まだ整いきっていない部分もあるが、誰しもが未来に期待している状態だった。
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マドwwwwwwwwwwマギwwwwwwwwww
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どっちが勝ったんだろう
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その城に魔女が住まう伝説が
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マドマギは完全に最近設定したなwww
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ああ…
なんという感慨…
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式典とな
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>>832
今いい所なんだから笑わせるなwww
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ついに最終話や……
支援
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王位継承?
10年後も、ということは
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マドマギ城が後付けなのかまどマギ終わってから120話書き始めたのか気になる
投下終わったら答えて欲しいなあ
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支援
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最初は、戦場に立っていた印象が強いためか、民政の手腕を疑問視する向きもあった。
ただそれも、今となっては古い話だ。
まだ評価するには尚早すぎるかもしれないが、治世者としては充分、と言ってよかった。
( ’ t ’ )(……僕ごときが評価していい相手じゃないかな)
自虐気味な自分の呟きには、苦笑するしかなかった。
しばらく広場は民衆の声で騒がしかったが、式典の開始を告げる鉦の音で誰もが口を閉じた。
続いて太鼓が鳴り響き、それから数十人の女性たちによる二胡の演奏が始まった。
美しい音色の心地よさに四半刻ほど身を委ねる。
名残惜しくも演奏が終わったあとは盛大な拍手が広場を包んだ。
そして、その拍手が鳴り止む頃、登壇した男。
( ^ω^)「皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございますお」
ヴィップ国の皇帝、ブーン=トロッソ。
全土を統べる為政者だ。
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△
( ゚д゚)「」
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うわああいあいああいあかあかあさあさ
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ぶうううううううううううううううううううううんんんんんんんんんんん
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えええええええええええええええええええええ
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ブーン勝利キタ━―━―━(゚∀゚)━―━―━―!!
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泣いた
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ブーンきたああああああああああああああああああああああああ
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うひょおwwwwwwwwwwwwww
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ブーン!!
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うおおおおおおおおおおおおおおおお
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ブーン!!!!!!
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やっぱりブーンが勝ったか
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ホッとした
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ショボォォォォォォォォン!!!
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皇帝か
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ぶうううううううん!!!
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ブーン!!
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ブーンか
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>>846
くっそwwww
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うおおおおおおおおおおおおお
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ブーンさん…
立派にならはったな…
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まだだ、まだ俺はショボン生存を諦めない
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ブーン信じてた!!
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ブーン…なんか子供の成長見守ったみたいな感慨が……
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ぶううううううううううううううううううううううん!!!!!!!!!!
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ブーンキター
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花が2つというのはなんだったのだろう
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>>846
やめろwwwww
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ブーンの登場で再び、式典の場は拍手の音に包まれる。
( ^ω^)「本日で、ヴィップ国が天下を得てから七年の時が経ちましたお」
( ^ω^)「その間、皆さんには土地や税などで様々なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありませんでしたお」
ブーンが深々と頭を下げる。
誰かから非難の声が飛ぶことはない。
( ^ω^)「でも先般、やっと法の権力に関する制度改革が終わって、司法と立法を行政から切り離すことができましたお」
( ^ω^)「権力分立したことによる弊害を最小限に抑え、今後は国と皆さんの未来を正しく素早く作り上げていきたいですお」
また、広場は拍手喝采となった。
その後も、各地の城を小さな政府として扱い、ヴィップ城を中央政府とする構想などがブーンの口から明かされた。
今はあらゆる判断がヴィップ城にいる政務官に委ねられており、意思決定まで時間がかかることが問題視されていたのだ。
そのため、地方に意思決定権を持たせることで、民の要望にも素早く応えられるよう制度を改革していくという。
ヴィップが天下を統一してからしばらくは、まず領土の整理に忙殺されていた。
ラウンジの土地は広大だったのだ。安定させるだけでも三年はかかっただろうか。
それからブーンはずっと法の権力分立に注力していたようだ。結実した今は晴れやかな気持ちだろう。
真っ先に法の権力について改革するというブーンの選択は、間違っていない、と感じていた。
国家の基本はやはり、法だ。
法が治めなければ、国は成り立たなくなってしまう。
( ^ω^)「地方政府に関しては、それぞれの長を配する予定ですお」
( ^ω^)「基本的には中央政府の政務官。ただ、各地方の事情を知悉している人が望ましいですお」
( ^ω^)「また登用の案内も各地に出しますお。是非、皆さんの力を貸していただきたいですお」
惜しみない拍手が送られる。
こうやって雇用の機会を随所で増やしていることも、ブーンの政治の特徴と言えた。
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やっと追いついた!!五年前からずっとあんたを追いかけてた支援!!
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俺も拍手した
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ワアアアアアアアアア
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ブーン、死んでくれるなよ……
そういう終わりは嫌だからな
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ブウウウウウウン!!
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あのブーンが政治をするように…
ウッ
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あ、あ、あ、あ、あ
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しょぼんはやっぱり…
なんかもにょもにょする…
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一括統治から分権するには相当苦労しただろうな
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地方政府が成るということは、地方政府を守る者も必要になるということだ。
昔、アルファベットを握って戦っていた兵が挙って応募することだろう。
武器も必要になるため、かつてアルファベット職人だった者の需要も拡大する。
天下統一後は、治安の維持を目的として各地で警邏隊の大幅な増強が図られた。
かつて軍に属していた者は、既に多くがそちらに流れている。
時間はかかったが、警邏隊から漏れた者も慣れ親しんだ仕事に戻ることができるはずだ。
( ^ω^)「懸案事項だった地域ごとの住民税の税率決定に関しても、いずれは地方政府に引き継ぎますお」
( ^ω^)「その他、各地域に即した制度の制定に役立つようにしたいですお」
( ^ω^)「あとは……」
(;^ω^)「……何だったかお」
広場から笑い声が溢れた。
時折、抜けたところを見せるのがブーンの魅力でもある。
昔からそうだったという。
話すべきことを思い出したブーンがその後も語り続ける。
聞きやすい口調で、聞きやすい言葉で、民に声を向ける。
その声に、民は耳を傾ける。
七年前、かつてヴィップの皇帝だったアラマキは、天下が統一されたあと間もなく亡くなった。
眠るように、しかし、全ての役目を果たし終えたような充実した表情だったという。
アラマキの後を継いで皇帝となったブーンは、人としての性質はアラマキに似ていた。
柔和で、親しみのある人柄。だからこそ、人々も素直に言葉を受け入れるのだ。
嘘がない、偽りがないのが肌で分かるからこそ。
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ショボンは生きていると信じる
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今は>>661の3年前でおk?
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それでこそブーンさんや!
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大事なとこで忘れるなwww
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荒巻皇帝・・・・(´;ω;`)
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(´;ω;`)ウッ…
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( ^ω^)「まだまだ、成すべきことは多いですお。歩みを止めるわけにはいきませんお」
( ^ω^)「自分たちは、これからも国を前進させるべく努力していく所存ですお」
( ^ω^)「それだけは間違いなく、今この場でお約束できますお」
( ^ω^)「――――誰よりも、この国を愛する者として」
冬の寒さを忘れさせてくれるような温風が、身を撫でた。
思わず、鼻腔から取り込んで肺を満たしたくなるような、風が。
( ^ω^)「自分からは、以上ですお」
惜しみない拍手に手を振って応えるブーン。
民からの信頼は、今も絶大。恐らく、今後も変わらないだろう。
ただ――――
( ’ t ’ )(……はっきりとは、分からないけど)
引っかかっていることは、ある。
ブーンの後に登壇したのはロマネスクだった。
今は財政を担当しており、国家運営になくてはならない存在だ。
生真面目で妥協を許さないロマネスクの性格は、財務管理に適当と言えた。
その人事の決断もブーンは早かった。
ヴィップが天下を統一したあと、一年ほどは全ての決定権をブーンが持っていた。
しかし、それから徐々に権利を委譲しはじめたのだ。
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アラマキ皇帝…!
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ううう…
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ふぅ・・・
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え?
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ロマの夢も叶いそうだ
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えっ
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ブーン死ぬのか
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ブーン生きてたかよかった
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嫌なフラグ立てるな
もういいじゃないか・・・ここまで生き残った人くらい幸せになっていいじゃないか
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涙の支援
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( ^ω^)「まだまだ、成すべきことは多いですお。歩みを止めるわけにはいきませんお」
( ^ω^)「自分たちは、これからも国を前進させるべく努力していく所存ですお」
( ^ω^)「それだけは間違いなく、今この場でお約束できますお」
( ^ω^)「――――誰よりも、この国を愛する者として」
冬の寒さを忘れさせてくれるような温風が、身を撫でた。
思わず、鼻腔から取り込んで肺を満たしたくなるような、風が。
( ^ω^)「自分からは、以上ですお」
惜しみない拍手に手を振って応えるブーン。
民からの信頼は、今も絶大。恐らく、今後も変わらないだろう。
ただ――――
( ’ t ’ )(……はっきりとは、分からないけど)
引っかかっていることは、ある。
ブーンの後に登壇したのはロマネスクだった。
今は財政を担当しており、国家運営になくてはならない存在だ。
生真面目で妥協を許さないロマネスクの性格は、財務管理に適当と言えた。
その人事の決断もブーンは早かった。
ヴィップが天下を統一したあと、一年ほどは全ての決定権をブーンが持っていた。
しかし、それから徐々に権利を委譲しはじめたのだ。
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>>894
どこでだwww
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支援!!
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みんなでハッピーエンドじゃ……あれ?
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大事な事なので?w
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あれ
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確かに大事だw
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あ、間違えて同じレスしちゃった……すみません
>>886
おkです
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ハンナバル思い出しちまう流れ
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もうなんて言っていいのかわかんね
もちろん良い意味で
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そら地方分権の先にあるものつったら独立運動しかねえだろ
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なんかレスが被るのはよくあるみたいだけど
誤爆なのか、それとも訂正?
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そうか。なるほど
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全てブーンの判断を仰ぐのでは拙速だ。
そう考えれば、財務や法務などをモララー、ロマネスクといった男たちに任せたことは最善の判断だっただろう。
しかし、ブーンは更に権力の分割を進めようとしている。
( ’ t ’ )(そこが引っかかっているんだけど……)
適材適所という言葉もある。
あらゆる仕事をこなせる男がいつも居るとは限らないのだ。
ある分野に特化させた人材を発掘し、登用したほうが国の発展にも繋がるだろう。
だが、このままではブーンは何の権力も持たなくなってしまう。
それは、過去のヴィップへの回帰だ。
アラマキは権威しかなかった。権力は持っていなかった。
ブーンもそういう存在になろうとしているのか。
そうだという気もする。
違うという気もする。
自分が考えたところで詮無い話だ。
分かっていても考えたくなるのは、かつて国に携わっていた男の性分か。
それとも、ヴィップの民として将来を憂えているのか。
( ’ t ’ )(……自分のことさえ分からないんじゃ、皇帝の考えてることが分かるわけないな)
苦笑して、式典の場から離れた。
街は相変わらず活気に満ちている。
戦が終わって平和になったことは大きいのだろうが、やはり、ヴィップの善政が奏功しているのだと思えた。
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>>910
ハンナバルは天国で喜んでるだろうな
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釣り竿もって世界をぶらぶらしようぜ
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ごめん今北産業
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嫌なフラグや
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>>918
よん
で
こい
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かつてラウンジの将として戦った自分でもそう感じているのだ。
民は尚更だろう。
( ’ t ’ )(もし……ラウンジが、天下を……)
考えようとして、やめた。
どうなっていたかなど、今更考えたところでどうにもならない。
クラウンはもういない。
ショボンも、もういない。
自分もただの流浪人でしかないのだ。
街から離れ、馬に跨る。
風に身を任せて駆けたいような気分だった。
いや、むしろ、風に溶け込んでしまいたかったのか。
ただ、行き先ははっきりしていた。
郊外にある、広大な墓地だ。
( ’ t ’ )(……誰も居ないか?)
馬から降りて、細い野道を歩く。
刈られたばかりなのか、草は一定の長さになっており、道を塞ぐことはない。
ところ狭しと並べられた墓は形が不均一で、豪華なものもあれば、質素なものもある。
造形が凝っていたり、やたら巨大だったりする墓は、かつてオオカミに関わっていた者が多いようだ。
暗愚な王として知られ、不摂生が起因の病で没したフィラッド=ウルフの墓もある。
ただ、本人がオオカミ時代に作らせていた、無駄に絢爛な墓は何度も墓荒らしに遭い、最後には墓ごと盗まれたという。
今は平民と比べても質素な墓に変わったというが、無論、そんなフィラッドの墓参りに訪れたわけではない。
かつてオオカミの将だった男に会いに来たわけでもない。
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>>918
最初から
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こい
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