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クリフトとアリーナへの想いは Vol.1
252
:
従者の心主知らず 男 13/21
:2016/06/04(土) 13:49:24 ID:QS3H3Q5k
「……すまなかった……」
「え?」
「人間はすべて、敵だと思っていた……」
「……」
「欲深く、騙す生きものなのだと……」
「……」
「…………」
「……」
「…………すまなかった…………」
「…………」
確かに私たちは敵だった。最初は本気で戦った。でも今は敵じゃない。味方になったわけじゃないけど、でも敵じゃない。
倒れるまで戦わなくてもいい敵がいる。たとえそれが……
――魔族であっても……――
そういうことだよね。そういうことなんだよね、クリフト。
「スライムから聞いた。前に手当てをしてくれたのもお前たちだそうだな。
今も……コンドルまで……」
「…………」
「…………ありがとう…………」
「キィ…」
「…………ん」
私はにっこり笑ってみせた。そしたらアドンもすこしだけ笑ってくれたの。
「姫さま、そろそろ行けますか?」
あ、クリフト。先に行っててって言ったのに。
「もうちょっとだけ待って」
クリフトはうなずいて戻ってった。あれ、いるならいるで別にここにいてもよかったんだけど……
まあいっか。私はアドンに向きなおる。
「ねえアドン、さっきどうして顔が赤くなったの?」
「?」
「それに、ロザリーのベッドだからダメとか待ってとか、どういう意味?」
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