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【メインキャラは】安価で新しい遊戯王を作るスレ【6人だ】part5
1
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 14:29:02 ID:Ox0qWsig
『遊戯王6-ACE(シックス・エース)』という物語を作っていくスレです。
本編は第7話まで公開されています。(2017.10.14時点)
【これまでの流れ】
●スレ住民でアイディアを出しあいながら、それを元に執筆担当が話を書いていく流れになっています。
●物語の根幹設定は過去スレにて安価で決められ、現在はそれを元に物語を進めています。
●執筆担当はスレの進行役とストーリー構成を兼任しています。
●カード案や登場人物名などについて、安価でアイディアを募ることがあります
●作中のデュエルは基本的にオリジナルカードを使用して行われます。勿論、既存のOCGカードも多々登場します。
●デュエルのルールはマスタールール3を採用しています。
●この企画に興味がお有りの方は気軽に参加してください。
専用wiki公開中。これまでに投下されたSSや作成されたカードの情報、各種設定などをまとめています。
《遊戯王シックス・エース まとめwiki》
http://seesaawiki.jp/yu-gi-oh-6ace/
次スレ『正確なスレ立て宣言』をして、他にスレ立て宣言が無いか確認してから立ててください。
前スレ【敵の組織も】安価で新しい遊戯王を作るスレ【2つある】part4
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/57512/1488908437/l50
.
45
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 15:50:53 ID:Ox0qWsig
――倉庫周辺 コンテナヤード
その時、港にいた者の殆どは、天の一画に目を奪われていた。
南天を下りかけた太陽の光が、突然遮られた。その方向に、彼らの常識ではありえないほどの巨大物体が出現していたのである。
「で……でけえ!」
「な、何だあのバカでかい岩は!!」
「あれはモンスターなのか……? 太陽を遮るモンスターなんて……」
長月「ふ、副隊長……。あのモンスターは……」
ガロン「トロヤの野郎、どこぞでデュエルをおっ始めてるな。
屋外だからソリッドビジョンが際限なくデカくなりやがる」
長月「トロヤがデュエルを……? 放置して良いのですか?」
ガロン「こっちはあらかた敵を片付け終わった。あいつがデュエルを楽しんでる隙に、美味しい獲物は俺達だけでいただかねえとな」
御祓「くそっ、放せ!何をする気だお前ら!」
ガロン「……最大の収穫が女ってのが扱いづらいところだな。
変に手を出そうもんなら三奈美の奴がブチ切れるしよ……」
御祓「だったら解放しろ!今なら許してやるから……痛っ」グイイッ
ガロン「ま、敵方のデュエリストを捕らえりゃ戦果としてはまずまずだ。
その後のことはどうなるかわからねえが、悪いようにはしねえさ。悪いようにはな……」
46
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 15:52:55 ID:Ox0qWsig
―― 一方、倉庫の中
??「朋花!お待たせしました!」
朋花「ハナビシ!」
一人の女性が、朋花たちのいる倉庫の地下から現れた。つい先刻まで紀山の車に乗っていたデュエルアンドロイドである。
朋花は親しい友人に会ったような調子で駆け寄った。その様に呆気にとられながら、綾香は言葉を紡ぐ。
綾香「ハナビシ……? 誰なのあれ、朋花の親戚……?」
静炎「いや、朋花の友達っつーか……説明に困るな。元々は朋花のデッキのカードなんだけど、更に元々は精霊で――」
綾香「精霊って……さっきのソリッドビジョンの子みたいな? どういう理屈なのかさっぱりわからないんだけど……」
静炎「説明は後だ後!それよりハナビシ、ここから逃げようにも全員でってわけにはいかねえんだ」
ハナビシ「わかっています。上で遊陽がデュエルしているからでしょう」
47
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 15:55:12 ID:Ox0qWsig
静炎「遊陽の勝利を待ちたいところだが、外の状況も大分煮詰まってるはずだ。
ここに居続けるのは得策じゃねえ。俺はエリスの見張りがてらここに残るから、先にお前らだけで逃げてくれねえか?」
朋花「で、でも……遊陽くんを置いて行くのは……」
ハナビシ「その思いはわかりますが……封鎖が破られて他の者達がなだれ込んで来たら、逃げるタイミングを逸してしまいます。
遊陽の勝利を信じ、私達だけでも先に逃げましょう。そこの子もね」
綾香「それは嬉しいけど……大丈夫なの? 誰かに追いかけられたりしない?」
ハナビシ「埠頭の地下には、物資輸送用の地下通路が蜘蛛の巣のように張り巡らされてます。
私が通ってきたルートは組織も完全にノーマークのようでしたから、私が先導すれば問題はありません」
朋花「もう少しだけ……あと少しだけ待って、みんなで一緒にってわけにはいかないのかな。
遊陽くんが頑張ってる時に私達だけ逃げるのは――」
静炎「そうしたいのはやまやまだけどな……。このデュエルはそう簡単には終わらなそうだ」
朋花「ど、どうして分かるの……?」
静炎「天窓から入る光が急に少なくなった。日の入りにはまだ早い。
恐らく上空に、光を遮るほどデカいモンスターが現れたんだ」
綾香「そういえば、さっきから妙に暗いわね……」
静炎「デカさがハッタリで無いのなら、相当な力を持つモンスターである可能性が大だ。
遊陽の勝利は疑わねえが……トロヤはそう簡単に倒せる相手じゃねえのかもしれねえな……」
48
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 15:57:36 ID:Ox0qWsig
――再び、倉庫の上
遊陽「……!」
トロヤ「呆気にとられたか? こいつもまた俺のデッキのエクシーズモンスター、《ダモクレス・レトログレード》だ」
遊陽(と、とてつもなく大きい……。それも有るんだけど……)
遊陽(ダモクレス……? 空に現れた大きな星……? これって前に見た“アレ”と似てる……)
―――――――――――――――――――――
マーシー「あの巨大天体は《ダモクレスの月》と呼ばれています。初めてあれを見る人は皆言葉を失うみたいですね」
―――――――――――――――――――――
遊陽「ダモクレスの月……?」
トロヤ「!?」
遊陽「い、いや違う。あれはもっともっと……空を埋め尽くすくらい大きかった――」
トロヤ「……その名を知ってるってことは、お前、精霊界に行ったことがあるな?」
遊陽「……!?」
49
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 15:58:56 ID:Ox0qWsig
トロヤ「考えてみりゃ、異なる紋章を持つお前と朝霧朋花が普通に生活出来てるってことは、ディスクの精霊の干渉から脱したってことだ。
不動の山にもペンデュラム・ロードの扉はある。そこから精霊界に行ってディスクの精霊を逃したと。
ついでに、あの盲目の王子さんにも会ったってわけか」
遊陽「クローチェスさんのことか……? お、お前っ、何故それを知ってる!」
トロヤ「……俺も昔、そのペンデュラム・ロードを通ったんでな」
遊陽「……!? 精霊界に……?」
トロヤ「ダモクレスってのは、精霊界に名を轟かせた魔術師だったらしい。
そいつは持ち前の魔法力でオルフェウス王子を何度も助け、《運命の眼》と共に戦ったと言われている。そこまでは聞いてなかったか?」
遊陽「まさか、それじゃ……」
トロヤ「傭兵ごときのデッキが大層にすぎると思うか?
俺の小惑星デッキも、お前のシャイニング・ソウルと同じく《精霊界の六英雄》の力を宿しているんだぜ」
遊陽「六英雄……!! お前も……!?」
トロヤ「そういうことだ。俺のお前とデッキは同類なんだよ……」
50
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 16:00:40 ID:Ox0qWsig
第八話はここで折り返しですので、一旦区切ります。出かけるのでしばらく間を空けますが、今日中に投下を再開します。
51
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 16:10:44 ID:T3LLYXHE
ぺーやんに見せてもらった電波の黒色の子の彼氏とのえっち動画クソうるさくてわろた。おませさんですなぁ笑
52
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 21:51:05 ID:vQ7vaiC6
トロヤが強すぎて遊陽が勝てそうなイメージがない
引き分けも難しそうでガチで負けそう
53
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:21:54 ID:Ox0qWsig
帰宅しました。第8話の残り分を全て投下開始します。
54
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:24:03 ID:Ox0qWsig
遊陽「六英雄のデッキを……!? お前が……?」
トロヤ「六英雄が強い絆で結ばれているせいなのか……その霊札を集めたデッキもまた、持ち主同士互いに引き寄せ合うものらしい。
現にこの御世呂町には、俺とお前以外にも六英雄デッキを使うデュエリストがいるからな」
遊陽「朋花のことか」
トロヤ「あの日、お前と朝霧朋花がデュエルしたってのも偶然じゃねえんだろう。デッキの持ち主であるお前らには、いつか出会う必然があった。
もっとも、そのデュエルがよりによって互いを潰し合う《光と闇のデュエル》だったのは、皮肉でしかないがな」
遊陽「あの時……お前がデュエルの終わらせ方を教えてくれなきゃ、オレ達はこうして無事にはいられなかった。
あれは一体どういうことなんだ。組織だってオレ達のデッキを狙ってるんだろう?なぜオレ達を逃がすような真似をしたっ」
トロヤ「お前のデッキが組織の手に完全に渡ると、こっちとしてはかなり不都合なんでな……」
遊陽「!? まさかお前、組織を裏切ってるのか!?」
トロヤ「少し違う。元々俺は組織に魂を売ったわけじゃねえ。ただ互いの利のために利用しあってるだけだ。
俺は俺自身の目的のために行動している。そのためには六英雄デッキの使い手を探す必要があったってだけだ」
遊陽「だから朋花も助けたのか……!?」
トロヤ「……好きに解釈すればいい」
55
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:25:05 ID:Ox0qWsig
遊陽「だ、だったら! こんなデュエルなんてしてないで、デッキの持ち主同士で仲良くすることは出来ないのか!?」
トロヤ「あ?」
遊陽「六英雄みたいに、立場は違うけど助け合うとか……」
トロヤ「……やなこった」
遊陽「!?」
トロヤ「用があるのは六英雄のデッキと、その持ち主に相応しいデュエリストだけだ。お前は対象外なんだよ」
遊陽「相応しい……!? オレはそうじゃないってのか!?」
トロヤ「最初の評価はまだ違ったさ。だがさっきの話を聞いて、お前にうんざりし始めた所だ」
遊陽「な、なにっ……?」
トロヤ「精霊界であの王子さんと会ったなら……こう言われなかったか?“間違った自信をつけるな”ってよ」
遊陽「――!」
56
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:26:08 ID:Ox0qWsig
―――――――――――――――――――――
クローチェス「これから自分の戦場に戻る君達に、間違った自信を与えてもいけないからな。
ゆくゆくは一人で神と対峙せねばならない君達に今その力はなく、更なる力をつける必要がある事を伝えたかった。」
―――――――――――――――――――――
遊陽「っ……!」
トロヤ「心当たりはあるようだな。だがお前は“間違った自信”を持ったまま戦場に飛び込んじまっている。
どうしようもない自分の欠点を反省しないままでな」
遊陽「欠点!?」
トロヤ「聞くが、お前は何のために戦おうとしている?」
遊陽「えっ……」
トロヤ「決まってないだろう。目的も、それを目指そうとする覚悟もな」
遊陽「目的ならあるっ!紋章なんてオレには要らないものだ。これがあるから組織の争いに巻き込まれる!
紋章を捨てて元の生活を取り戻したい!同じ目に遭った朋花も守りたい!
たとえこれからどれだけ戦うことになろうと、オレはそう思って――」
トロヤ「嘘だな」
遊陽「えっ……」
57
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:27:33 ID:Ox0qWsig
トロヤ「言動を見りゃ分かるんだ。。お前は口だけは立派だが、戦い抜く覚悟なんてちっともしていない。
そんな奴と手を組むなんて冗談じゃないぜ」
遊陽「そ、そんなこと……!そんなことが何故言える!」
トロヤ「自分のこれまでを振り返ってみろよ。デュエルを続行させてもらうぜ。
フィールドのゴーゴリをオーバーレイ・ユニットに取り込んだ事で、レトログレードは新たな力を得る。“スターダスト・リバース”!!
墓地の小惑星3体をデッキに戻し、更に1枚ドロー!」
《小惑星-ゴーゴリ》
☆1/地属性/岩石族/ATK100/DEF/100
「小惑星-ゴーゴリ」は1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドの「小惑星」モンスター1体を対象にして発動できる。
手札からこのモンスターを特殊召喚する。
その後、このモンスターのレベルを対象にしたモンスターと同じにする。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「小惑星」Xモンスターは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、墓地の岩石族モンスター3体をデッキに戻して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
『小惑星 フォルトゥナ』『小惑星 セドナ』『小惑星 ガラントゥス』(墓地→デッキ)
.
58
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:29:11 ID:Ox0qWsig
トロヤ「更にもう一枚、永続魔法《エクシーズ・パレス》を発動!
このカードは1ターンに1度、墓地の小惑星をオーバーレイ・ユニットに変える!
俺は墓地のレヴィンをレトログレードに取り込む!」
《エクシーズ・パレス》
永続魔法
「エクシーズ・パレス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。
(1):自分フィールド上のXモンスター1体を対象にして発動する。
対象にしたモンスターと属性・種族が同じモンスター1体を自分の墓地から選択し、対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。
(2):自分フィールド上のXモンスターが戦闘・効果で破壊される場合に発動できる。
代わりにそのモンスターのX素材を1つ取り除く。
『エクシーズ・パレス』(手札→魔法・罠ゾーン)
『小惑星 レヴィン』(墓地→レトログレードのORU)
トロヤ「バトルだ!ダモクレス・レトログレードでプロセルピナを攻撃ッ!”コメット・パルサー”!!」
バグオオォォォォォォォッッ……!!
遊陽「さ、させるかっ!
トラップ発動、《S・S・R(シャイニング・ソウル・リフレクション) 光の屈折》!
この攻撃を無効にする!」ピキーン
《S・S・R 光の屈折》
通常罠
このカード名の(1)効果は1ターンに1度しか発動できない
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。その攻撃を無効にする
(2):自分が「S・S」儀式モンスターの儀式召喚に成功した場合に発動できる
墓地のこのカードを手札に戻す
.
59
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:30:29 ID:Ox0qWsig
トロヤ「だが、残り2体の攻撃は防げねえ! セレスティアでプロセルピナに攻撃!“ミーティア・バレット”!!」
バシュゥゥゥゥ!!
遊陽「ぐぅぅぅっ……! だが、シルキーを身代わり破壊することで、プロセルピナはフィールドに残る!」(LP3500→3100)
『S・S シルキー』(魔法・罠ゾーン→墓地)
遊陽「この瞬間、プロセルピナとシルキーの効果を発動!
俺の場に2体目のロアートークンを生成し、デッキからS・Sモンスター1体を手札に加える!」
『ロアートークン☆3 DEF500』
『S・S 闘将テセウス』(デッキ→手札)
.
60
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:31:53 ID:Ox0qWsig
トロヤ「足掻こうとも無駄だ!プロセルピナはフィールドに残さねえ!ソルヴェーグでプロセルピナを攻撃!」
ドガァァァ!!
『S・S 春花の乙女プロセルピナ』(フィールド→墓地)
遊陽「くそ……っ、封殺戦術はもう取れない……!
だけどあいつの攻撃は全て終わった。これでようやく俺のターンが――」(LP3100→2700)
トロヤ「回ってくるって? そうはいかねえよ」
遊陽「!?」
トロヤ「バトルが終わっても小惑星は廻り続ける。俺は更に展開を加速するぜッ」
遊陽「ま、まだ続くのか!?」
トロヤ「セレスティアの効果を発動!オーバーレイユニットを一つ使い、墓地のゴーゴリを手札に戻す!」
『小惑星団 セレスティア・ベリル ATK2000→1600 ORU3→2』
『小惑星 イダ』(セレスティアのORU→墓地)
『小惑星 ゴーゴリ』(墓地→手札)
.
61
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:32:48 ID:Ox0qWsig
トロヤ「更に、セレスティアに吸収されたクレットの効果を発動!
セレスティアのオーバーレイ・ユニットを全て吐き出すことで、デッキから小惑星1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる!
再び出てこい、《小惑星 フォルトゥナ》!!」バララッ
『小惑星 フォルトゥナ』(デッキ→フィールド)
『小惑星団 セレスティア・ベリル ATK1600→800 ORU×2→0』
『小惑星 イダ』『小惑星 イクシオン』(セレスティアのORU→墓地)
遊陽「こいつは……一番最初に出したモンスター!? まさか、ここからまたモンスターを……!?」
トロヤ「そう、“また”だ!俺はレベル6のフォルトゥナを砕き、効果発動!
レベル3の小惑星――《ガスプラ》と《ガラントゥス》をデッキから特殊召喚ッ」
遊陽「レベル3が二体……!?」
トロヤ「俺はレベル3の小惑星ガスプラとガラントゥスでオーバーレイ!! ――エクシーズ召喚!!
現われろ、《小惑星団 ケレス・キュベレイ》!!」ズァァッ
『小惑星 フォルトゥナ☆6』(フィールド→墓地)
『小惑星 ガスプラ☆3』『小惑星 ガラントゥス☆3』(デッキ→フィールド→ケレスのORU)
『小惑星団 ケレス・キュベレイ★3 ATK2000 ORU×2』(EXデッキ→フィールド)
.
62
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:34:39 ID:Ox0qWsig
遊陽「3体目のエクシーズ……!」
トロヤ「ケレス・キュベレイの効果発動!
オーバーレイ・ユニットを一つ使い、お前の場のゲオルグをフィールドから消し去る! “グラビティ・イレーサー”!!」バジュゥゥゥゥ
《小惑星団 ケレス・キュベレイ》
エクシーズ・効果モンスター
★3/地属性/岩石族/ATK 2000/DEF 1800
レベル3「小惑星」モンスター×2
このカード(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズ2にこのカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。
『小惑星 ガスプラ』(ケレスのORU→墓地)
『小惑星団 ケレス・キュベレイ ORU2→1』
『S・S 剣聖のゲオルグ』(フィールド→墓地)
遊陽「ゲオルグまでもが……!や、やりたい放題やりやがって……!
でも、もうこれまでだ。あいつの場にこれ以上展開できるモンスターは残ってない。ようやく俺のターンに――」
トロヤ「いいや、まだだ! 俺はここから更に、もう一度エクシーズ召喚を行う!」
遊陽「!!??」
遊陽「な、何を言ってる! お前の場にはエクシーズ素材になるモンスターなんて!」
トロヤ「何事にも例外があるんだ、例外が……。こいつは六英雄のデッキだ、多少の無理は通るのさ!
俺は2体のエクシーズモンスター、《セレスティア・ベリル》と《ケレス・キュベレイ》でエクセプション・オーバーレイッ!」ズアアアアアァァァ!!
63
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:35:47 ID:Ox0qWsig
遊陽「エクセプション……!? エクシーズモンスター同士で……更なるエクシーズを!? そ、そんな馬鹿なッ」
トロヤ「2体のエクシーズモンスターでオーバーレイ・ネットワークを多重構築!!
――リカーランス・エクシーズ・チェンジ!!」グオォォォォォッッ
『小惑星団 セレスティア・ベリル ★3』+『小惑星団 ケレス・キュベレイ ★3』=★6
トロヤ「“広大無辺なる星の大地!その威容で天空を蹂躙せよ!” ――《小惑星団 トロヤ・ラグランジュ》!!」
《小惑星団 トロヤ・ラグランジュ》
エクシーズ・効果モンスター
★6/地属性/岩石族/ATK 1700/DEF 2800
レベル6モンスター×2以上
このカードは自分フィールドの「小惑星」Xモンスターをランクの合計が6になるよう選び、
それらを素材にX召喚することもできる。
この方法によるX召喚の素材となったモンスターのX素材は墓地に送らず、このカードの下に重ねてX素材とする。
「小惑星団 トロヤ・ラグランジュ」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上に「トロイアトークン」(岩石族・闇・星1・攻0/守1000)
1体を守備表示で特殊召喚する。「トロイアトークン」がフィールドから離れた時、
このトークンのコントローラーは自分フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
(2):このカードのX素材となっている「小惑星団」Xモンスターを1つ取り除いて発動できる。
フィールド上に存在する特殊召喚されたモンスター1体をリリースし、デッキからカードを1枚ドローする。
その後、手札を1枚デッキの一番下に戻す。
『小惑星団 トロヤ・ラグランジュ★6 DEF2800 ORU×3』(EXデッキ→フィールド)
『小惑星団 ケレス・キュベレイ』『小惑星団 セレスティア・ベリル』(フィールド→ラグランジュのORU)
『小惑星 ガラントゥス』(ケレスのORU→ラグランジュのORU)
.
64
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:36:32 ID:Ox0qWsig
遊陽「エクシーズが集まって……更に大きな星に……!? あ、有り得ない……こんなエクシーズがあるなんて!!
こうまでして召喚したってことは、これが奴のエースモンスターか!?」
トロヤ「……くくっ」
遊陽「な、何がおかしい!」
トロヤ「世界はいつだって、お前が思うよりも少しだけ広い……。
有り得ないと思いこんでいたことだって、何かのはずみで容易に現実となる」
遊陽「それが……このエクシーズだというのか」
トロヤ「こいつだけに限らねえさ。俺は前に言ってやったよな? お前は何も知らなすぎると」
遊陽「……! そ、そんな事は承知してるさ。
組織のことも、世界で何が起こってるのかもよく知らない。だからこそ、オレ達は――」
トロヤ「そう、お前らは“知らない”ということを知っている。だから新たな情報を求める。そいつはいい。
だがな天道、お前個人に限って言うならそれ以前のレベルだ。
お前は戦いの前に“知っておくべきこと”――いや、“知っていて当然のこと”をまるで分かってねえ」
遊陽「な、何のことだよっ!」
トロヤ「“お前自身”だよ」
遊陽「……!?」
65
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:37:30 ID:Ox0qWsig
トロヤ「お前はデュエリストとして最も大切なものを欠かしたままだ。
それが分からねえ限り――お前は俺には勝てん。望みが叶うこともないッ。
トロヤ・ラグランジュの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、お前の場にトロイアトークンを生成する!」
『トロイアトークン DEF1000』(→遊陽のフィールド)
『小惑星団 トロヤ・ラグランジュ ORU×3→2』
『小惑星 ガスプラ』(ラグランジュのORU→墓地)
遊陽「またトークンを……!? くそっ、邪魔だ……!!」
トロヤ「邪魔なら踏み潰しても構わねえけどな。
ただしトロイアトークンがフィールドを離れた時、お前は自分のモンスターを1体破壊しなければならないッ」
遊陽「なんだと!? そんな、まるで地雷みたいな……!」
トロヤ「これにてお待ちかねのターンエンドだ。
ここまで散々に場を荒らされて、あとは一体何をしてみせられる……?
儀式召喚や、お前の嫌いなあのモンスターを使わずに何とか出来るなら、やって見せて欲しいもんだがな」
遊陽(トロヤのあの言葉……あの目……。あのグラサン野郎と同じように、オレを誘ってるのか……!?)
遊陽(俺の手札に……打開のカードはない。だが、もしあいつを引いたとして、オレは――)
遊陽「くそっ、引かなきゃ何もわからないっ!俺のターン、ドロー!」
66
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:38:49 ID:Ox0qWsig
【TURN 5】
遊陽(このドローカード……。くそっ、やっぱり頼るしかないのか!)
遊陽「手札からマジックカード《儀式の準備》を発動!
デッキからレベル7以下の儀式モンスター1体を手札に加え、墓地の儀式魔法1枚を手札に戻す!」バララッ
《儀式の準備》
通常魔法
(1):デッキからレベル7以下の儀式モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の墓地の儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
『??????』(デッキ→手札)
『S・S・C 輝ける魂の聖痕』(墓地→手札)
トロヤ「そうか。まだお前は“見放されてはいない”ってわけか」
遊陽(見放す……?)
トロヤ「だがお前の場にデブリトークンが残ってることを忘れたか? レベル6以上の特殊召喚は封じられてるんだぜ?」
遊陽「だったらそのラインを超えなきゃいいんだろ!オレは儀式魔法《輝ける魂の聖痕》を再び発動!
手札のレベル4《S・S 闘将テセウス》と、レベル1のデブリトークンの魂を儀式の円環に捧げる!」
トロヤ「!! 合計レベルは……5!?」
『S・S 闘将テセウス ☆4』『デブリトークン ☆1』≧5
.
67
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:39:30 ID:Ox0qWsig
遊陽「“導かれし魂よ。古の叡智の力得て、世界を照らす光明となれ!”
――儀式召喚! 降臨せよ、《S・S 覚聖の魔女カリオペ》!!」バシィィィ
《S・S 覚聖の魔女カリオペ》
儀式・効果モンスター
☆5/光属性/魔法使い族/ ATK 2000/ DEF 1800
「S・S」儀式魔法により降臨。
(1)このカードが儀式召喚に成功した場合、自分の墓地の「S・S」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2)このカードが自分フィールドに表側表示で存在する限り、
自分フィールドの「S・S」モンスターは効果で破壊されない。
《S・S 闘将テセウス》
効果モンスター
☆4/光属性/戦士族/ ATK 1800/ DEF 1700
「S・S 闘将テセウス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードに『S・S』ユニオンモンスターが装備カード扱いで装備された場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードが装備カードを装備している場合、相手フィールドのモンスター1体を対象に発動できる。
そのモンスターの効果をエンドフェイズまで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
『S・S 覚醒の魔女カリオペ ATK2000』(手札→フィールド)
『S・S 闘将テセウス』(手札→墓地)
『デブリトークン』(フィールド→消滅)
.
68
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:41:21 ID:Ox0qWsig
トロヤ「レベル制限をすり抜ける儀式モンスター……!」
遊陽「お前に一泡吹かせるには儀式召喚を使うしかない……不本意だけどな!
聖痕の効果により、テセウスの効果をカリオペに継承させる!
そして、カリオペ自身の効果、“シャイニング・バック”!!
墓地のシャイニング・ソウルカードを1枚手札に加える! 戻ってこい、ゲオルグ!!」
『S・S 剣聖のゲオルグ』(墓地→手札)
トロヤ「そいつを手札に戻したってことは……」
遊陽「そう、同じ手をもう一度だ!
オレはロアートークンとトロイアトークンをリリースし、ゲオルグを再びアドバンス召喚!」バシイィィッ
『S・S 剣聖のゲオルグ☆7 ATK2000』(手札→フィールド)
『ロアートークン』『トロイアトークン』(フィールド→消滅)
遊陽「ロアートークンがフィールドを離れた事で、オレはライフを1000回復する!」(LP2700→3700)
トロヤ「だが同時にトロイアトークンをもぶっ潰した……わかってんだろうな?」
遊陽「当然だ! オレはトロイアトークンの効果で、もう一つのロアートークンを破壊!
ライフが更に1000回復する!これならオレに損はない!」(LP3700→4700)
『ロアートークン』(フィールド→消滅)
.
69
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:42:20 ID:Ox0qWsig
遊陽「そしてユニオンライドの効果発動!
手札から《S・S アーヴァンク》を特殊召喚し、更にデッキから《S・S 剛将アキレス》を手札に加える!
そしてアーヴァンクの効果発動!フィールドのこいつをカリオペにユニオンする!」ガギィィィィン
『S・S アーヴァンク』(手札→フィールド→魔法・罠ゾーン⇒カリオペに装備)
『S・S 覚聖の魔女カリオペ ATK2000→2900』
『S・S 剛将アキレス』(デッキ→手札)
遊陽「テセウスの力を得たカリオペにユニオンが装備されたことで、オレはカードを1枚ドローする!」シュバッ
70
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:43:53 ID:Ox0qWsig
遊陽(こいつは……!更なる展開につながるカード!)
遊陽(あいつなんかに来てほしくないけど……一気に決めにいくチャンスでもある……。
結局はあいつ頼りか!くそっ……!)
遊陽「ユニオンライドのもう一つの効果!
このカードを墓地へ送り、墓地のシルキーとテセウスを特殊召喚する!!」
『ユニオンライド』(魔法・罠ゾーン→墓地)
『S・S 闘将テセウス ATK1800』『S・S シルキー ATK600』(墓地→フィールド)
遊陽「更に、マジックカード《儀式のやり直し》を発動!
墓地のプロセルピナと《聖痕》をデッキに戻してシャッフル!更に2枚をドローする!」シュバァッ
トロヤ(更なる手札補充……。さあ、何を引く……?)
《儀式のやり直し》
通常魔法
「儀式のやり直し」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動したターン、
自分は儀式召喚以外の特殊召喚ができない。
(1):自分の墓地の儀式モンスターと儀式魔法をそれぞれ1枚ずつデッキに戻しシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。
『S・S 春花の乙女プロセルピナ』『S・S・C 輝ける魂の聖痕』(墓地→デッキ)
.
71
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:44:51 ID:Ox0qWsig
遊陽(……やっぱりお前か……!)
遊陽「オレは儀式魔法《S・S・C 煌く魂の刻印》を発動!
フィールドのゲオルグの魂を儀式の円環に捧げる!」
『S・S 剣聖のゲオルグ ☆7』⇒☆7
トロヤ「レベル7の儀式召喚……!やはりか!」
遊陽「“導かれし魂よ。輝く光をその身にまとい、悠久の調べ爪弾かせよ!”
――儀式召喚! 降臨せよ、《S・S 竪琴のオルフェウス》!!」
《S・S 竪琴のオルフェウス》
儀式・効果モンスター
☆7/光属性/魔法使い族/ ATK 2500/ DEF 2000
「S・S」儀式魔法により降臨。
(1):このモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「S・S」モンスター1体を手札に加えるか墓地へ送る。
(2):自分の手札・フィールドの儀式モンスター以外の「S・S」モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードはターン終了時までリリースしたモンスターの効果を得る。
《S・S・C 煌く魂の刻印》
儀式魔法
『S・S』儀式モンスターの降臨に必要。
『S・S・C 煌く魂の刻印』の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドから、レベルの合計が降臨する儀式モンスターのレベルと同じになるように
モンスターをリリースし、手札または墓地から「S・S」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「S・S」モンスターが装備カードを装備した時に発動できる。
墓地のこのカード以外の「S・S」カード1枚を除外して、このカードを手札に加える。
『S・S 竪琴のオルフェウス☆7 ATK2500』(手札→フィールド)
『S・S 剣聖のゲオルグ』(フィールド→墓地)
.
72
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:45:46 ID:Ox0qWsig
トロヤ(連続儀式召喚!!やはりオルフェウスをドローしていたか……)
遊陽「儀式召喚の成功により、墓地の《光の屈折》を手札に戻すっ。
更に、オルフェウスの効果を発動!“グローリー・ハープ”!!
デッキから《S・S オルトロス》を手札に加えるっ!」バララッ
『S・S・R 光の屈折』(墓地→手札)
『S・S オルトロス』(デッキ→手札)
遊陽「オルフェウスの更なる効果! 手札のオルトロスをリリースし、ターンの終わりまでその効果を得る!“ソウル・リーディング”!!
これにより、オルフェウスはこのターンのバトルで相手モンスターに2回攻撃できる!」
トロヤ「2回だと!?」
『S・S オルトロス』(手札→墓地)
遊陽「そしてこれがフィニッシュブローだっ。フィールドのシルキーをオルフェウスにユニオン!攻撃力を600アップさせる!
そしてユニオンの成功により、墓地の儀式魔法《煌く魂の刻印》は手札に戻るっ!」
『S・S シルキー』(フィールド→魔法・罠ゾーン⇒オルフェウスに装備)
『S・S 竪琴のオルフェウス ATK2500→3100』
『S・S・C 煌く魂の刻印』(墓地→手札)
【S・S 剣聖のゲオルグ】(墓地→除外)
.
73
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:46:48 ID:Ox0qWsig
トロヤ「なるほど。攻撃力3100の連打と残りのモンスターとで一斉攻撃……。
一気に決着をつけようってハラか」
遊陽「そうだっ。お前の場に伏せカードはない。お前にこの攻撃は凌げやしない!」
トロヤ「凌げるさ。言ったはずだぜ、想定外はいつだってあるものだと……!
《小惑星 レヴィン》をオーバーレイ・ユニットとして取り込んだレトログレードは、
墓地の小惑星を2体除外することで、戦闘と効果による破壊を免れるッ」
遊陽「なっ……!?」
《小惑星-レヴィン》
☆2/地属性/岩石族/ATK500/DEF/900
「小惑星-レヴィン」は1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードを素材として持っている「小惑星」Xモンスターは以下の効果を得る。
●このカードが破壊される場合、代わりに墓地の「小惑星」モンスター2体を除外する事ができる。
トロヤ「更にもう一つ! 俺の場にはエッジワース・サークルもある。意味はわかるな?」
遊陽「お前の場に小惑星が3体以上あるとき、小惑星を効果の対象には出来ない……。だったらその布陣を崩すまでだ!
バトル!俺はカリオペで小惑星ソルヴェーグに攻撃! “ミスティック・レイザー”!!」
キュァァァァァァァン!!!
『小惑星 ソルヴェーグ』(フィールド→墓地)
.
74
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:47:33 ID:Ox0qWsig
トロヤ「ふんッ……」LP4000→2500
遊陽「これで場の小惑星は2体。エッジワース・サークルの防御は解かれた!
この瞬間、カリオペが継承したテセウスの効果を発動! レトログレードのモンスター効果を封印する! “ソウル・クラッカー”!」
トロヤ「それで身代わり効果を封じようってか? 甘いなッ!」
遊陽「なに!?」
トロヤ「俺はレトログレードの効果を発動!
フィールドのカードが相手効果の対象になった時、オーバーレイ・ユニットを2つ使うことで、その効果を無効にする!」
ギャウゥゥゥン……!!
遊陽「そんな、止められた……!?」
トロヤ「それだけじゃねえッ。この効果で無効化されたカードは、お前のデッキの一番上に戻る!」
遊陽「なにっ!?」
《小惑星団 ダモクレス・レトログレード》
エクシーズ・効果モンスター
★7/地属性/岩石族/ATK 2100/DEF 2300
レベル7モンスター×2以上
このカードは自分フィールドの「小惑星団」Xモンスターをランクの合計が7になるよう選び、
それらを素材にX召喚することもできる。
この方法によるX召喚の素材となったモンスターのX素材は墓地に送らず、
このカードの下に重ねてX素材とする。
「小惑星団 ダモクレス・レトログレード」の(1)(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールド上のカードを対象とする魔法・罠・モンスター効果が発動した時、
このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキの一番上に戻す。
(2):このカードのX素材となっている「小惑星団」Xモンスターを1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力・守備力はターン終了時まで倍になる。
この効果を発動したターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。
(3):このカードが戦闘・効果によって破壊され墓地に送られた時、
フィールド上に存在するXモンスター1体を選択して発動できる。
以下の効果から1つを選択して適用する。
●選択したモンスターのX素材を1つ取り除く。
●このカードを選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
『小惑星団 ダモクレス・レトログレード ORU×2→0』
『小惑星 ガネーシャ』『小惑星 レヴィン』(レトログレードのORU→墓地)
75
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:49:03 ID:Ox0qWsig
遊陽「破壊じゃなく、デッキに戻すだと!? これじゃユニオンを身代わりには出来ない!まさかお前……オレがこうすると読んで、わざと効果を教えたのか!?」
トロヤ「お前の性格もほぼ掴んだ。それを利用したまでだ」
遊陽「で、でもっ、レトログレードのオーバーレイ・ユニットはもう無いっ。
オルフェウスの攻撃は確実に刺さる! くらえ、“閃光のツインソウル・エッジ”!!」
ズバァァァァッ ズバァァァァッ!!
トロヤ「……! だがレトログレードが戦闘で破壊されたことで、効果発動!
このカードはトロヤ・ラグランジュのオーバーレイ・ユニットとして吸収される!」(LP2500→1500)
『小惑星団 ダモクレス・レトログレード』(フィールド→ラグランジュのORU)
『小惑星団 トロヤ・ラグランジュ ORU×2→3』
トロヤ「レトログレードの破壊を受けて、永続トラップ《小惑星の衝突》の効果が発動!
条件を満たす2体の小惑星をデッキから特殊召喚する!来いっ、《小惑星 セドナ》、《ルナリア》!!」バララッ
『小惑星セドナ☆3 DEF1400』『小惑星ルナリア☆4 DEF900』(デッキ→フィールド)
トロヤ「更に!この特殊召喚をトリガーとして《エッジワース・サークル》の第1の効果を発動!
お前に600のライフダメージを与える!」ドゴォォォォン
遊陽「くそっ……!俺のターンなのに執拗に攻めてくる! 」(LP4700→4100)
76
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:50:00 ID:Ox0qWsig
遊陽「だが、次の攻撃こそは……!オルフェウスで、トロヤ・ラグランジュに二回目の攻撃!“閃光のツインソウル・エッジ”!!」
ズバァァァァッ
トロヤ「手は尽きたと思ったか!?だが違うんだな! 永続魔法《エクシーズ・パレス》の第2の効果を発動!
ラグランジュのオーバーレイ・ユニットを盾として、このバトルによる破壊を免れる!」グワァァァァァン
『小惑星団 トロヤ・ラグランジュ ORU3→2』
『小惑星 ガラントゥス』(ラグランジュのORU→墓地)
遊陽「また防がれた!? だったらせめて……!オレはテセウスで小惑星セドナを攻撃! “ブレイビング・アックス”!」
バギィィィィン!!
『小惑星 セドナ』(フィールド→墓地)
遊陽「倒したけど……ダメだ、ここまでだっ!くそっ、オルフェウスに頼るまでしたのに……!」
トロヤ「……」
遊陽「俺はカードを2枚伏せ、ターンエンドだ。この瞬間、オルフェウスのソウル・リーディングは終了するっ」
77
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:50:55 ID:Ox0qWsig
シブリン「遊陽どの、遊陽どのっ。聞いて下さい、遊陽どのっ」
遊陽「え?」
シブリン「たった連絡が……!先にここを発ったお嬢様とご友人は、先生の所に無事到着したとっ」
遊陽「な、なんだって? 待ち伏せは?《命の光》は――」
シブリン「やはり、聞いておられなかった……」
ムブリン「《命の光》がお嬢様を待ち伏せしているなどとは、あの男のデマカセにすぎないのですっ」
遊陽「なんだと!?」
トロヤ「口八丁もデュエルのうちだ。お前の性格を利用して、俺の望む方に誘導させてもらった」
遊陽「っ……!」
トロヤ「いや……性格というよりサガかもな。お前の場合は――」
遊陽「サガ……?」
78
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:52:00 ID:Ox0qWsig
トロヤ「お前は一度頭に血が上って何かを思い込んだら、本気でそれを貫いてしまうタチのようだ。
間違いを抱えたままだとしても、自分の行いは真実だと思い込んで疑わない。
だから他の声は一切届かなくなる。それが大事な忠告であってもな」
遊陽「っ……!」
トロヤ「急ぐべきと思えば一心に急ぐ。誰かを守るべきだと思えば一心に守る。
朝霧朋花を助けたときだってそうだ。間違いを抱えたままなのに、そうと思えばどこまでも突っ走っちまう」
遊陽「と、朋花を……朋花の命を守りたいと思った事に偽りはないっ。
守るために戦わなきゃいけないことだってわかってるっ。それだけは何に誓ってもいい、間違いじゃないんだ!」
トロヤ「それだけの力があるのか、お前には」
遊陽「えっ……!?」
トロヤ「自分だけでなく他の人間も助けられる力が自分にはあると。それを貫く覚悟があると。そう思ってるのか?」
遊陽「……そりゃ自信満々ってわけじゃないけど……それでも、戦い抜く覚悟は――」
トロヤ「無えよ、そんなもんお前には」
遊陽「え……?」
79
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:52:44 ID:Ox0qWsig
トロヤ「だからお前は自分自身を分かってないと言うんだ。
覚悟なんて更々ないくせに大口を叩くっていう“間違った自信”に気づいてないんだからよ」
遊陽「な、何をっ……!俺にはちゃんとした覚悟があるっ!
さっきも言っただろう!朋花を守って、紋章を破棄して、元の生活に戻ると――」
トロヤ「そんな一大決心をしてるはずの男が、未だにデッキのエース一つ信じられてねえのはどういうわけだ?」
遊陽「……!?」
トロヤ「さっきから……いや、もっと前からか。
お前が自分のデッキのことを話す時は、いつだって侮蔑と不信を露わにする。
それはデュエリストとして、戦いに挑むものの姿勢として、何より愚かな間違いだ」
遊陽「そ、それは……」
80
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:55:02 ID:Ox0qWsig
トロヤ「例えば戦場に行く兵士が武器を大事に手入れするように――デュエリストはカードへの信頼を欠かしちゃいけねえ。
極限の土壇場でカードへの不信が頭を過ぎり、力を疑った事が、取り返しのつかない結果を招いてしまう……。そんなのはザラにある話だからだ」
遊陽「う……」
トロヤ「お前はどうだ?
エースモンスターを罵り、メインの召喚法には嫌悪感バリバリで、
一体どうしてそのデッキを使ってるのか傍目から疑問に思われることばかりやっておいて、
口先だけは戦う気満々でいる。矛盾してると思わねえか?」
遊陽「そ、それは……」
トロヤ「お前の扱うカードには精霊の意志が込められてる。
そういうカードとデュエリストは、本来協力しあう関係だ。カードは全力で持ち主の望みに応えようとする。
このデュエルだってそうだ。オルフェウスにしろ他のカードにしろ、ことごとくお前の望むタイミングで出てこなかったか?」
遊陽「……!」
トロヤ「それがデュエリストとカードの呼吸ってもんだ。だがお前はそれを蔑ろにし続ける。
カードにだって心があるんだ。そのうちカードはお前を見限り、何の要求にも答えてくれなくなるだろう」
遊陽「う……ぐっ……」
トロヤ「そんな事をしてる奴が誰かを守りたいって? 強大な敵と戦って目的を果たすって?
おまけに事もあろうに、お前は自分のデッキを嫌ってるくせに、『六英雄デッキの持ち主同士仲良くしよう』だなんてほざきやがった。
なあ聞かせろよ、そんな事どの口が言うんだ?」
遊陽「……!!」
81
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:56:41 ID:Ox0qWsig
遊陽「何が……何がっ!」
トロヤ「あ?」
遊陽「人を勝手に……偉そうに品定めしやがって!
覚悟がないだのなんだのって、勝手な事情で人を巻き込んだ側にいるお前に言われる筋合いがどこにある!!」
トロヤ「……」
遊陽「何が信頼だ……!何が矛盾だ……!お前に何がわかるってんだ!オレのことを何も知らないお前に!!」
トロヤ「……何がわかるかって?」
遊陽「オレがどうして……どうして……! 儀式やオルフェウスを信じられないか――」
トロヤ「例えば――お前のデッキの、前の持ち主とかな」
遊陽「えっ……」
トロヤ「名前は、そう――“デュラン”」
遊陽「!?」
82
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 22:57:57 ID:Ox0qWsig
遊陽「お前……それを……どうしてっ」
トロヤ「あの人が命がけで守り抜いたデッキを受け継いだ奴がいるってんなら……立場の上は敵になるとしても――」
遊陽「……っ」
トロヤ「……喋りすぎたな。
ここまで言ってもお前が聞き入れない以上、話してやることはもう何もねえ。
お前がそのデッキとどうしても分かりあえないってんなら、いっそ引導を渡してやるのも情けだ。相応しい持ち主は新たに探せばいい」
遊陽「……な、なにっ……!」
トロヤ「改めて言ってやる。お前は俺には勝てん。
お前と同じく六英雄のデッキを持つ俺が……この場でお前を斬り捨ててやる。ドロー!」
83
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:01:16 ID:Ox0qWsig
【TURN 7】
トロヤ「俺は《小惑星 ゴーゴリ》を召喚!」バシイィッ
『小惑星 ゴーゴリ☆1 ATK100』(手札→フィールド)
トロヤ「続いてトロヤ・ラグランジュの効果発動!
このカードのオーバーレイ・ユニットとなっているエクシーズモンスターを一つ使い、フィールドのモンスター1体をリリースする!」
遊陽「リリース!?」
『小惑星団 トロヤ・ラグランジュ ORU3→2』
『小惑星団 ケレス・キュベレイ』(ラグランジュのORU→墓地)
トロヤ「狙うのは勿論オルフェウスだ。ユニオンモンスターじゃこの効果の身代わりに出来ねえ。消えろ!」
バジィィッッッ!!
.
84
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:02:13 ID:Ox0qWsig
遊陽「さ、させるかよっ、トラップ発動!《光遷鏡-ルミナス・ミラー》!!
墓地のカリオペとアーヴァンクを除外し、ラグランジュの効果対象を別のモンスターに移し替える!」
《光遷鏡-ルミナス・ミラー》
永続罠
(1):フィールドのカード1枚を対象とする相手の効果が発動した時、
LPを半分払うか、墓地の光属性モンスター2体を除外して発動できる。
その対象を自分・相手フィールドの正しい対象となる別のカードに移し替える。
『S・S 覚聖の魔女カリオペ』『S・S アーヴァンク』(墓地→除外)
トロヤ「ふん……。だが俺のフィールドには3体の小惑星モンスターをが存在する。その意味を忘れたか?」
遊陽「!? そうか、エッジワース・サークル……!
これじゃお前に矛先を向けられない!! くそっ、何度も何度も……!
だったら、対象をオレの場のテセウスに移し替える!」バジイィィィッッ!!
『S・S 闘将テセウス』(フィールド→墓地)
遊陽「ぐぅっ……」
トロヤ「それで守りきったつもりか?俺は墓地のガネーシャを除外して効果発動!
フィールドのゴーゴリとルナリアのレベルを3にする!」
『小惑星 ガネーシャ』(墓地→除外)
『小惑星 ゴーゴリ ☆1→3』『小惑星 ルナリア☆4→3』
.
85
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:03:27 ID:Ox0qWsig
遊陽「レベルを揃えた!?まさか、更にここから!?」
トロヤ「俺は《小惑星ゴーゴリ》と《ルナリア》でオーバーレイ! エクシーズ召喚!」ズアァァ
『小惑星 ゴーゴリ ☆3』×『小惑星 ルナリア ☆3』=★3
トロヤ「――現われろ、《小惑星団 アポロ・アモール》!!」
《小惑星団 アポロ・アモール》
エクシーズ・効果モンスター
★3/地属性/岩石族/ATK 1500/DEF 2100
レベル3モンスター×2以上
「小惑星団 アポロ・アモール」の(1)(2)(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールド上の「小惑星」カードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除くことができる。
(2):手札の「小惑星」モンスター1体を相手に見せて発動できる。
見せたモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(3):自分メインフェイズに、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードのX素材の数だけ、このカードのランクを上げる。
●このカードのX素材の数だけ、このカードのランクを下げる。
『小惑星団 アポロ・アモール ★3 DEF2100 ORU×2』(EXデッキ→フィールド)
『小惑星 ゴーゴリ』『小惑星 ルナリア』(フィールド→アポロ・アモールのORU)
遊陽「また新たなエクシーズモンスターが……!」
トロヤ「新たにモンスターが特殊召喚されたことで、エッジワース・サークルの効果が発動!
ラグランジュのランクの100倍のダメージだッ!!」ドゴォォォォン
遊陽「ぐっ……」(LP4100→3500)
86
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:04:46 ID:Ox0qWsig
トロヤ「アポロ・アモールが吸収したゴーゴリの効果で、墓地の小惑星3体をデッキに戻して1枚ドローする。“スターダスト・リバース”!」シュバッ
『小惑星 イクシオン』『小惑星 シズビー』『小惑星 フォルトゥナ』(墓地→デッキ)
遊陽「で、でも、ラグランジュ以上の効果を持ってないなら、反撃は受け止められる……。
お前のエースであるラグランジュを打ち破れば、今度こそ勝利が見えてくる――」
トロヤ「……俺はラグランジュがエースだなんて一言も言ってないぜ?」
遊陽「えっ……!? ば、馬鹿な!あんな複雑な召喚法を使ったくせに!!」
トロヤ「……じゃあ、俺は何のためにこうしてエクシーズを2体並べたと思う?」
遊陽「!? そ、それは……! まさか……!」
トロヤ「リカーランス・エクシーズは開闢へと遡る力……。
しかと目に焼き付けろ。砕け散る小惑星が一つに回帰した姿を!
俺は2体のエクシーズモンスター、《トロヤ・ラグランジュ》と《アポロ・アモール》でエクセプション・オーバーレイ!!」ズアアアアアァァァ!!
87
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:05:40 ID:Ox0qWsig
トロヤ「2体のエクシーズモンスターでオーバーレイ・ネットワークを多重構築!!
――リカーランス・エクシーズ・チェンジ!!」
『小惑星団 トロヤ・ラグランジュ ★6』+『小惑星団 アポロ・アモール ★3』=★9
トロヤ「“天空の支配者よ。時と運命に逆らい、開闢の力宿して顕現せよ!”
――《小惑星団 ダモクレス・ディオレッツァ》!!」
《小惑星団 ダモクレス・ディオレッツァ》
エクシーズ・効果モンスター
★9/地属性/岩石族/ATK 3000/DEF 2500
レベル9モンスター×2以上
このカードは自分フィールドの「小惑星団」Xモンスターをランクの合計が9になるよう選び、
それらを素材にX召喚することもできる。
この方法によるX召喚の素材となったモンスターのX素材は墓地に送らず、
このカードの下に重ねてX素材とする。
「小惑星団 ダモクレス・ディオレッツァ」の(2)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材が3つ以上存在する場合、相手プレーヤーはカードをリリースできない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドのカードの枚数×200ダメージを相手に与える。
この効果は相手ターンにも発動できる。
(3):相手のカードの効果が発動した場合、このカードのX素材となっている
「小惑星団」Xモンスターを1つ取り除いて発動できる。
その効果を無効にして破壊する。
(4):このカードがX素材を取り除いて効果を発動したターンの終了時まで、
相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
『小惑星団 ダモクレス・ディオレッツァ ★9 ATK3000 ORU×7』(EXデッキ→フィールド)
『小惑星団 トロヤ・ラグランジュ』『小惑星団 アポロ・アモール』(フィールド→ディオレッツァのORU)
『小惑星団 ダモクレス・レトログレード』『小惑星 ゴーゴリ』『小惑星 ルナリア』(ラグランジュorアポロ・アモールのORU→ディオレッツァのORU)
.
88
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:06:53 ID:Ox0qWsig
遊陽の目に飛び込んできたのは、かつての精霊界での出来事を思い出させるような光景だった。
あまりにも大きすぎる球形が、空一面を覆い尽くすように君臨する。その様が今、この御世呂町において再現されているのだ。
遊陽「ダモクレス……ディオレッツァ……!? こんな、さっきまでのどのモンスターよりも……!」
トロヤ「これこそが俺のデッキのエース。
六英雄の一人、魔術師ダモクレスの力を秘めるモンスター。ダモクレス・ディオレッツァだ。
こいつが出てきた以上、もはやお前に勝ち目はない」
遊陽「なんだと!?」
トロヤ「墓地のヴィーチャを除外し、効果発動!ディオレッツァの攻撃力を500アップする!」
《小惑星-ヴィーチャ》
☆4/地属性/岩石族/ATK1000/DEF/1600
「小惑星-ヴィーチャ」は1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「小惑星」モンスター1体を対象として発動できる。
墓地のこのカードを除外し、そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで500アップする。
(2):自分フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
デッキから「小惑星」モンスター2体をレベルの合計が4となるように選んで特殊召喚する。
『小惑星団 ダモクレス・ディオレッツァ ATK3000→3500』
『小惑星 ヴィーチャ』(墓地→除外)
.
89
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:08:13 ID:Ox0qWsig
遊陽「オルフェウスの攻撃力を上回った!?」
トロヤ「バトルだ!ダモクレス・ディオレッツァでオルフェウスを攻撃!
流星の雨に沈め!“プライマルスター・インパクト”!!!」
バシュゥ……! バシュゥ……!!!
遊陽「たとえ攻撃力で上回ろうと……!オレはトラップカード《S・S・R 光の屈折》を再び発動!ディオレッツァの攻撃を無効に――」
トロヤ「出来ねえな、それは!」
遊陽「!?」
トロヤ「この瞬間、ディオレッツァの効果を発動!
オーバーレイ・ユニットとなったレトログレードを消費することで、お前のカード効果の発動を無効にして破壊する!!」
ガ゙ギィィン……!!
遊陽「は、弾かれた!?」
トロヤ「ディオレッツァの力は全てを無に返す!抵抗なんかさせねえよ!」
遊陽「だ、だがシルキーを身代わりにして、オルフェウスは破壊を免れる!
更にシルキーが破壊されたことで、デッキからS・Sモンスター1体を手札に加える!」
『S・S 竪琴のオルフェウス ATK3100→2500』
『S・S シルキー』(魔法・罠ゾーン→墓地)
『S・S カトブレパス』(デッキ→手札)
.
90
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:09:14 ID:Ox0qWsig
トロヤ「次のターンに備える手か。そこまでデッキを熟知しているくせにな――」
遊陽「バトルは凌いだ……!今度こそ反撃を……!」
トロヤ「だからさせねえんだよ! マジックカード《矮星の残光》を発動!
墓地のケレスを特殊召喚し、このカードを装備するッ。
更に装備状態のこのカードは、ケレスのオーバーレイ・ユニットとして扱えるッ」
《矮星の残光》
装備魔法
「矮星の残光」は1ターンに1度しか発動できない。
(1):自分の墓地の「小惑星」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された場合、そのモンスターは破壊される。
(2):自分フィールド上の装備モンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、
このカードは取り除くエクシーズ素材の1つとして扱う事ができる。
『小惑星団 ケレス・キュベレイ』(墓地→フィールド)
『矮星の残光』(手札→魔法・罠ゾーン⇒ケレスに装備)
遊陽「何だって!? それじゃあまたあの効果が――」
トロヤ「お前にオルフェウスを守る手立てはない!砕け散れ、“グラビティ・イレーサー”!」
バジュゥゥゥゥ!!!
遊陽「オルフェウスがっ……!」
『S・S 竪琴のオルフェウス』(フィールド→墓地)
『矮星の残光』(魔法・罠ゾーン→墓地)
.
91
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:09:58 ID:Ox0qWsig
トロヤ「俺はターンエンド。いや、これが事実上のデュエルエンドだ。お前には一切の反撃をさせねえ。」
遊陽「いいや……。オレは……負けるわけには……!」
遊陽(ここから勝機を掴む……そのために……あの力を……!紋章の力を使ったドローで、反撃のカードを!!)パァァァァァ…
ミブリン「遊陽どの、何とか踏ん張られよ!」
遊陽「!?」
シブリン「我々は何も出来ませぬが……!」
ムブリン「せめて声援だけでも……!」
遊陽(あ、あいつら……)
遊陽(……)
遊陽(……あいつらの前で出来るわけがない……か)
遊陽「オレのターン、ドロー!」
92
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:11:48 ID:Ox0qWsig
【TURN 7】
トロヤ(“強欲な光のドロー”を使ってこない!?)
遊陽「まだ終わりじゃない。儀式に頼ってでも、終わらせるわけには……!
儀式魔法《煌く魂の刻印》を発動!このカードは墓地にいる儀式モンスターの儀式召喚も可能な――」
ビーーーーー!!
遊陽「……えっ?」
無機質な警告音が響き渡り、遊陽のディスクのモニターに「Impossible」の文字列が無情に踊る。
遊陽はその表示の意味を瞬時には理解できなかった。カードを何回も同じようにディスクに置いてみるが、返ってくる反応は同じであった。
.
93
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:13:08 ID:Ox0qWsig
遊陽「ど、どうして……カードが発動できないんだ……」
トロヤ「……ディオレッツァの持つ永続効果、“或る魔術師の願い(マジシャンズ・ホープ)”が適用されている」
遊陽「え……」
トロヤ「ディオレッツァがオーバーレイ・ユニットを3つ以上持って場にいる限り、
相手はいかなる場合においてもカードをリリースできない」
遊陽「……!」
遊陽「なん……だと……」
トロヤ「儀式召喚に必要となるカードのリリース自体を封印した。だが出来なくなるのは儀式だけじゃねえ。
オルフェウスのソウル・リーディングとやらも、アドバンス召喚も、リリースを前提とする動きは全てだ!」
遊陽「う、ぐ……」
トロヤ「わかるか、この意味が……? お前に出来ることは何もねえ。お前は最早万策尽きている!」
遊陽「ざ、残念だったな……!リリースを封じられても、まだオレには……! 手札から《S・S 剛将アキレス》を召喚!
このモンスターは墓地のS・Sを特殊召喚することが出来る!戻ってこい、オルフェウス!!」
《S・S 剛将アキレス》
効果モンスター
☆4/光属性/戦士族/ ATK 1400/ DEF 1000
(1):1ターンに1度、墓地の「S・S」モンスター1体を対象にして発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
『S・S 剛将アキレス』(手札→フィールド)
.
94
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:15:35 ID:Ox0qWsig
トロヤ「忘れたか!!ディオレッツァの前にそんな効果は無意味だと!!
ディオレッツァの効果を発動!アキレスの効果を無効にし、破壊する!」ガ゙ギィィン
『S・S 剛将アキレス』(フィールド→墓地)
『小惑星団 トロヤ・ラグランジュ』(ディオレッツァのORU→墓地)
遊陽「かかった……!」
トロヤ「!?」
遊陽「オレが……本当に通したかったのは……こっちだ。
マジックカード《死者蘇生》を発動!墓地から……オルフェウスを今度こそ呼び戻す!」
《死者蘇生》
通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
トロヤ「オルフェウスの蘇生を狙うカードを、二重に隠し持つとは……」
トロヤ(天道よ……デッキはあくまでお前に応えようとしている……。なのに、何だってお前はこうも――!)
遊陽「大嫌いなオルフェウス……でもお前なら、再びS・Sモンスターを手札に加えて反撃を……!
儀式が封じられてもユニオン戦術までは止められない!
お前の場に伏せカードはない、ディオレッツァの効果は既に使った!逆転の余地は残っている!」
トロヤ「いいや、そうはならねえ。罠なら既に張っている――お前の心理の後ろ側にな!」
遊陽「なんだと!?」
トロヤ「“出来ない”と思いこむこと自体が最大のトラップだ!
ディオレッツァが場にいることにより、このカードは手札から発動可能!
カウンタートラップ、《重力波》!!」
遊陽「……な……なに……!?」
95
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:16:35 ID:Ox0qWsig
遊陽「て、手札から……カウンタートラップ……!?」
《重力波》
カウンター罠
「重力波」は1ターンに1枚しか発動できない。
自分のフィールドにランク7以上の「小惑星団」Xモンスターが存在する場合、
このカードの発動は手札からもできる。
(1):自分フィールドに「小惑星」モンスターが存在し、
以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
発動できる。
その効果を無効にし、破壊する。
●墓地からカードを手札に加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地のカードをデッキに戻す効果
●墓地のカードを除外する効果
トロヤ「このカードはお前の墓地への干渉を全て阻む。蘇生なんかさせてやらねえよ」
遊陽「そんな……」
トロヤ「同時にそれは、お前の打つ手が全てなくなったことを意味する。勝負は見えたッ」
遊陽「オレは……オレは……」
96
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:18:53 ID:Ox0qWsig
遊陽「……」
遊陽「う……うう……」
遊陽「うああ……ああ……あ……」
トロヤ「……?」
――その時、遊陽の中で、心の堰が切れた……。
遊陽「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
トロヤ「!?」
97
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:19:50 ID:Ox0qWsig
―――――――――――――――――――――
「どうしてだ、どうしてなんだよ!! 今出てこなくてどうするんだ!!
誰よりもお前が必要な……こんな時にっ……!!」
―――――――――――――――――――――
原因は全ての反撃を封じられたことか。勝利への道が絶たれたしまったことか。
あるいはもっと限定的な、“このタイミングでオルフェウスが場に出てこない”いう現象が、遊陽の心のスイッチを押してしまったのか……。
―――――――――――――――――――――
「何もできないのか!お前は……!
あと一手なんだ、ここだけ凌げばそれでいいんだ!それすら出来ないのかっ!?」
―――――――――――――――――――――
.
98
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:21:44 ID:Ox0qWsig
黒く塗りつぶされた感情の奔流が、遊陽の脳裏でほとばしる。
それは遊陽の心の中で、自分のエースに対する呪詛にも似た言葉となって駆け巡った。
―――――――――――――――――――――
「このっ……役立たず!! 何が……何が……エースだ……!」
「どうして……どうして見殺しに……」
―――――――――――――――――――――
遊陽「うわぁぁぁぁぁっっ!!!! ああああああああっっっっっ!!」
トロヤ「何……だ……?」
事情の分からないトロヤには、突然遊陽が頭を抱えながらふらふらとよろめき出し、
敗色の濃くなったデュエルへの絶望を、言葉にならない叫びに変えてぶちまけているようにしか見えない。
望む時に場に出てこないカードへ抱く負の感情。それは果たして、今のデュエルの状況に対するものなのか。
それとも――
.
99
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:23:15 ID:Ox0qWsig
遊陽「……うぅ……うぅ……」
トロヤ「反撃は無しと……受け取るぜ。俺のターン、ドロー」
【TURN 9】
トロヤ「ラストバトルだ。俺は2体のモンスターでダイレクトアタック。“プライマルスター・インパクト”!!」
バシュゥ!!! バシュゥ!!……
ドガァァァァッ ドガァァァァッ ドガァッ ドガァァァァッ
遊陽「うわぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」(LP3100→0)ピーッ
【DUEL END】
【WINNER Troja Kuyo】
.
100
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:24:12 ID:Ox0qWsig
遊陽「う……ぐ……」
トロヤ「何だったんだ、今の叫びは……。負けるのが嫌だって風ではなかった……」
トロヤ「こうまでデッキに拒絶反応があるのならば……いっそ俺の手で……」
静炎「待てっ、トロヤ……!」
トロヤ「!?」
トロヤが振り向くと、倉庫の中へと続く階段の入口近くに、険しい顔をした静炎がエリスを抱えて立っていた。
静炎は自分の心を押し殺すように首を垂れ、エリスの身体を静かに床に置いた。
トロヤ「お前は……」
静炎「デュエル前の取り決めはエリスの引き渡しだけだ。遊陽をどうこうする権利はお前にはない!!」
トロヤ「……」
静炎「要求は飲む。だから遊陽には手を出すな!」
トロヤ「……いいだろう」
101
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:25:33 ID:Ox0qWsig
トロヤと静炎はお互いの位置を入れ替えるように動き、静炎は遊陽の、トロヤはエリスの身柄を背負いあげる。
そのまま去ろうとした静炎を、トロヤは呼び止めた。
トロヤ「天道遊陽の仲間――こいつを裏でサポートし続けてたのもお前だな。今のデュエルは見ていたのか」
静炎「……途中からな」
トロヤ「見上げた度胸だな。こいつの勝利を信じて、あくまで影の役目に徹したか」
静炎「組織に顔を見られずに済むなら……それに越したことはない。
それに俺がいたとしても……遊陽には声が届かなかったはずだからな」
トロヤ「2つ……こいつの代わりに教えろよ。何故こうまで、こいつは儀式や自分のエースを嫌う?」
静炎「……わからねえよ」
トロヤ「……」
静炎「遊陽とは長い付き合いだが……話してくれたことは一度もねえ。どれだけ聞いても、注意してもな……」
102
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:27:34 ID:Ox0qWsig
トロヤ「……じゃあもう一つだ。奴は紋章の力を使えるはずだが……最後のターン、どうして“強欲な光のドロー”を使わなかった?」
静炎「それで勝っても……失うものが大きいからだろ」
トロヤ「精霊たちへの義理立てか」
静炎「遊陽も……多分朋花も、そういう力にはもう頼らねえ。
目の前で紋章の力を使ったら……きっと精霊たちのトラウマに触れちまうだろう。さっきの遊陽みたいにな……」
トロヤ「トラウマ……?」
静炎「俺は今まで……あいつがあんなに辛そうに叫ぶのを見たことがねえ。
多分、お前はこのデュエルの中で……あいつのトラウマに触っちまったんだよ。
遊陽がひたすら……俺にもずっと隠していた心の闇に……」
トロヤ「そんなもんを抱えながら、この先やっていけるとは思えねえな。リタイアさせてやるのも判断のうちだぜ」
静炎「でも遊陽は……朋花を守りたいと思っている。俺にもそう言ったんだ」
トロヤ「……」
静炎「組織の人間であるお前が何と言おうが、遊陽がそう言った以上、あいつは必ずそれを貫く。
きっと自分と向き合って……自分で作っちまった壁を乗り越えるさ。俺はそう信じてる」
トロヤ「……なら、好きにしな」
――そして二人は、互いに違う方へと歩み始めた。
.
103
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:29:08 ID:Ox0qWsig
――同日 落日後 御世呂駅裏 路地裏
夜の御世呂駅周辺は繁華街のネオンサインに彩られ、遊興を求める人々が行き交う。
その雑踏も遠くに聞こえるほどに離れた路地裏に、トロヤはいる。傍らには、未だ目を覚まさないエリスの姿もある。
そんな彼の前に、黒いジャケットを着た青年が相方の男を連れて、息を弾ませながら現れた。
辰海「トロヤ……!」
トロヤ「待たせすぎだ。人に難問押し付けたくせによ」
辰海「……すまない。エリスは?」
トロヤ「そこに転がってる。応急処置しかしてねえから、さっさと拾ってやんな」
104
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:30:29 ID:Ox0qWsig
九曜トロヤと、冥条辰海。そしてエーテル・キャバリエ。
3人は互いに違う組織に属しながら、旧知の友人として秘密裏に交流していたのだった。
トロヤは2本の缶コーヒーをパーカーのポケットから取り出し、二人に投げ渡す。
辰海は冷めきった缶の蓋を開けて半分ほど飲み干し、やがてトロヤと今日のことを話し始めた。
辰海「そうか、天道遊陽とデュエルしたのか」
トロヤ「どっかの隊長さんがニアミスしたのを逃してなけりゃ、実力を確かめる手間が省けたのにな」
辰海「あの時は……天道遊陽がシャイニング・ソウルの持ち主だと知らなかっただけだ」
エーテル「あの時は朋花ちゃんの素性にだって気づいてなかったからね、辰海は。エリスの面倒を見るのに相当疲れてたでしょ」
辰海「……余計なことを言うな」
105
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:32:56 ID:Ox0qWsig
トロヤ「しかしお前ら、このじゃじゃ馬の面倒くらいちゃんと見てくれよ。
俺がどうしてこいつをお前に任せてるか、忘れたわけじゃねえだろうな」
辰海「忘れてなどいない。だが今回のことも、前のことも……お前に頼る以外に術がなかった。情けない話だが……」
トロヤ「ったく……。こう何度もやり取りしたら嫌でも明るみに出ちまうだろうがよ。
俺達は何のためにこうして危ない橋を渡ってるんだ?」
辰海「互いの目的を果たすためだ。承知している」
エーテル「――で、今日トロヤが見た感じ、天道遊陽は協力関係に巻き込めそう?
この前は結構褒めてたけど」
トロヤ「現状は落第点だ。抱えてる問題が致命的すぎる。そんな奴と一緒にいても足引っ張られるのが落ちだ。
周りの人脈を含めりゃ、朝霧朋花の方がよっぽどマシだな」
エーテル「朋花ちゃんは……数に含めたくないな。彼女を戦場には立たせたくない」
辰海「……すると天道は、シャイニング・ソウルの持ち主としては不適格だと?」
トロヤ「当人次第だな。現状は話にならないとしても……
もしあいつのデュエルから憎しみと偽りが消えたなら、それはやがて世界を変える力になる――」
エーテル「おー、言うね」
トロヤ「――かも知れない。俺はよく人を買いかぶるからな。あまりアテにならんぞ」
106
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:34:51 ID:Ox0qWsig
トロヤ「じゃあな、俺はもう行く。次の獲物にかける網を張りてえからな」
エーテル「獲物って、トロヤが前から話してたあの大企業?」
辰海「“クレーシア・インダストリー”」
トロヤ「《命の光》はそう遠くないうちに、あの企業と事を構えようとするだろう。その時が狙い目だ」
辰海「六英雄デッキの使い手……5人目が見つかりそうなのか?」
トロヤ「5人目か、あるいはこれで最後か……。
もしかしたら天道遊陽の近くに、もう1人導かれてるかも知れねえしな」
辰海「だとしたら、来るべき時もそう遠くない……」
エーテル「……」
トロヤ「あくまで噂だが、《命の光》は力を集約するために、一時組織抗争を止めるかもしれない。意味はわかるな?」
辰海「ああ。その時こそ、俺達が一気に行動を起こすチャンスだ。
準備は整いつつある。今日の一件もきっと利用できるだろう」
トロヤ「下手打つんじゃねえぞ」
辰海「承知している」
107
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:37:09 ID:Ox0qWsig
そう言うとトロヤは後ろ手に手を振って、めくるめく雑踏の方へと消えていった。
固い絆で結ばれた六英雄のカードによって導かれつつあるデュエリスト達。
彼らはそれぞれに秘めた思惑を抱いて御世呂町に生きている。
それぞれの思想や価値観、譲れない思い。そして誰にも話せない事情……。
絆よりも強い力によって異なる陣営に引き離される彼らが、いつか一つに交わる時は来るのだろうか。
……そして今、戦いに敗れた遊陽は目を覚まさずにいる。
彼が真の意味で覚醒を遂げ、誰にも話せない過去を振り切る日は来るのだろうか。
運命は沈黙する。誰もが明日を知り得ない。未来とは、あくまでも彼ら自身の覚悟と行動によって作られていくものなのだから……。
【遊戯王6-ACE 第九話 『幽霊海賊団は揺らがない』へ続く】
.
108
:
名無しの決闘者
:2017/10/14(土) 23:45:13 ID:Ox0qWsig
読んでくださった方、ここまでのお付き合いありがとうございました。これにて第八話の投下は終了です。
遊陽とトロヤのカードを考えてくださった皆様、いつもありがとうございます。
後にライバルになる者同士のぶつかり合いにふさわしい激戦をと思ってデュエル構成してみましたが、ちょっと長くなりすぎた感がありますね。
デュエルはもうちょっと短く、会話も出来るだけ少なくしていければいいのですが、
トロヤじゃなきゃ言えないセリフも多かったので、かなり詰め込む形になってしまいました。読み疲れた方がいらっしゃったら申し訳ありません。
次回は辰海の初デュエル回になります。
新庄という性質的に正反対のデュエリストとぶつかり合う中で、辰海のどんな面が見えてくるでしょうか。
なるべく早めに書き上げたいと思います。
それでは、今日はこれにて。
109
:
名無しの決闘者
:2017/10/15(日) 09:00:09 ID:G3VIrU9s
お疲れ様でした。
あまり書き込んだことのないこのスレで
自分が投稿した数少ないカードがこうもデュエルで存分に活かされてて
とても嬉しいと思いました。
110
:
名無しの決闘者
:2017/10/15(日) 23:15:44 ID:rtHhRpkg
>>109
ありがとうございます。
遊陽もトロヤも個性的なカードばかりなので、それぞれのカードに見せ場を作れるように力を入れてみました。
今後も気が向いたらで構いませんので、募集に参加してもらえれば嬉しいです。
111
:
名無しの決闘者
:2017/10/16(月) 19:58:44 ID:NzCUpG8.
個人的には、展開上仕方がないかもしれないけど、トロヤのほぼ一方的なのがなぁ……
せめて互角とは言わないけれど「トロヤには驚かせるタクティクスを見せるがあと少しだった」みたいにしてほしかっ
負けるとしても。これじゃ、ライバルよりも大幹部な感じになっている
格の違いが大きすぎる
あと仕方がないけれど、遊陽がうじうじしているのがなぁ……
あのアニメのせいかもしれないけれど、主人公がこういうシーンを見るとなんかイライラする
描き方的にも仕方がないけれど、カード説明以外にも文章が多すぎて話が追いつけない
目がチカチカする……余裕があったら作中で出た用語説明とかお願いしたい
112
:
名無しの決闘者
:2017/10/16(月) 22:49:05 ID:1bYLprpY
>>111
感想ありがとうございます。
トロヤが強すぎる・一方的すぎるという指摘を頂きましたが、一応以下のようなことを考えて今回のデュエルを作りました。
・物語開始以前から強い意思で行動しているトロヤと、最近戦い出すようになったばかりの遊陽とでは
歴然たる力量差の差があるのではないかと考えた
・トロヤがかなりの場数を踏んできたデュエリストである点を強調したかった
・今まで組織のデュエリスト相手には勝ち続けてきた遊陽に危機感を与えたかった
(今回負けた相手がトロヤじゃなかったら遊陽の身は相当ヤバかった)
・遊陽が抱えてる内面的な問題をこのデュエルで全部吐き出させ今後に繋げるには、
「惜しかったけど負けた」ではなく「あまりいいところなしで負けた」という結末の方がいいと考えた
とはいえウジウジ系主人公や敗北イベントは正直自分もあまり好きではないので、ぼちぼち遊陽にも一本確かな筋を入れたいところです。
もうじき曙が登場する事になるので、第11話あたりで彼にガツンと喝を入れてもらおうかなと思ってます。
その後で静炎にフォロー入れてもらえば精神的にはかなり気合入るでしょう。
文章が多いのはすいません。これでもシーンやセリフはかなり削ったのですが、それでも多く残っちゃいました。
113
:
名無しの決闘者
:2017/10/16(月) 23:00:20 ID:NzCUpG8.
個人的には、ここらへんで用語集が欲しい
無理ならいいけれど、たまにわからなくなる
114
:
名無しの決闘者
:2017/10/16(月) 23:03:04 ID:1bYLprpY
用語の解説はwikiでやってます。良ければ見てください。
115
:
名無しの決闘者
:2017/10/20(金) 01:18:18 ID:PpNBt20Y
取り急ぎ、第八話までに出てきた中で説明が要ると思われる用語や概念などについて、wikiに記事をまとめました。
他に「これがわかんねえよ」ってのがあったら言って下さい。ネタバレに抵触しない程度に解説します。
(本編でも適度に解説シーンは入れるつもりですが……)
今後の方針ですが、前スレの埋め作業がてら幽霊海賊団デッキのカードテキストを見直す作業と、
サーウィン・キャッツデッキの追加カード募集をやろうと考えてます。
新庄はライブラリーアウト戦術が破られそうになっても粘り強く戦うキャラにしたいので、
辰海が放ったメタに対するメタになるようなカードも何枚か持たせられればと思ってます。
116
:
名無しの決闘者
:2017/10/27(金) 20:06:34 ID:y1ANhZrE
あっちが埋まったので
辰海のカードは前言われたとおりに名前とか一部変えた方がいいかも
作った俺的にはあり。名前はノリだったし……
117
:
名無しの決闘者
:2017/10/27(金) 23:04:34 ID:ydr.EMrI
ぴっちーとか完全にヴァンガードのお化けの○○系(例:お化けのぴーたー)の影響受けてるだろ…
あれも海賊クランのカードだし
118
:
名無しの決闘者
:2017/10/28(土) 23:51:06 ID:cIyvg2vk
返信遅れてすいません。
>>マーシャル、ズァロウ、ジョセフ
ストレンジ・タクティクスを含めたこれら4枚は確かに強力すぎるかもですね。
前にもあった話ですが、「カテゴリモンスターしか特殊召喚できない」はデメリットとして機能しないですし。
効果を削るかステを低くするかスケールを使いづらくするか……色々方法が考えられますが
とりあえず
>>997
さんの案を盛り込んで調整してみようと思います。
>>名前
カード名を最初に考えてくれた人はおそらく、「カテゴリ名と個体名だけではモンスターの特徴が掴みづらい」
ってことで船上の役職等を名前に盛り込んでくれたんだと思いますが、
『幽霊海賊団○○』の形では確かに一部のモンスター名が変に見えるかもですね。
>>998
さんの言う異名ってのはいいかもしれないですね。役職を別の言葉に言い換えるだけになるかもしれませんが、何となく雰囲気が出るかも。
一応、自分が考えてみたのは
「幽霊海賊団占い師 カノン」→「幽霊海賊団 神凪のカノン」
「幽霊海賊団魔物 グルード」→「幽霊海賊団 鉄爪のグルード」
「幽霊海賊団仕切り役 トリー」→「幽霊海賊団 旗振りのトリー」
みたいな感じですが。他にも色々考えてみます。何かいい異名があったら教えてください。
>>ぴっちー
あー、なるほど。ヴァンガードのことは全く知らなかったのですが、あっちにも幽霊海賊団みたいなカテゴリみたいのがあって、
その中に平仮名表記のモンスターも居ると……。
幽霊の海賊というモチーフはありふれているのでネタ被りになるのは仕方ないですが、
特徴的なネーミングを流用するのは流石にちょっとどうかって感じですか……。
>>999
さんの言うようにカタカナ表記にして、それらしい異名をつければ大分違った感じになるかもですね。
119
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 00:51:31 ID:1D3yeWUs
とりあえず残りの魔法・罠についてのコメントや疑問点などを。分かる方がいれば教えてください。
【魔法カード】
《彷徨える幽霊海賊団》
永続魔法
「彷徨える幽霊海賊団」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキに表側表示で存在するPモンスター1体を墓地に送って発動できる。
そのモンスターとレベルが同じ「幽霊海賊団」モンスターを墓地から選んで特殊召喚する。
(2):このカードがフィールド上に存在する限り、フィールドに表側表示に存在する「幽霊海賊団」モンスターの攻撃力は800アップする。
(3):フィールドのこのカードを墓地に送って発動できる。
デッキ・墓地から「幽霊海賊団」Pモンスター1枚を選んで空いている自分Pゾーンに置く。
(1)はEXコストを使った条件付き蘇生。(2)が永続バフ。(3)は墓地・デッキからのPカードセット。
どれをとっても隙がなく強い。
※1 (2)の上昇値800は少し高いか。セイラスが35打点になるわけで、少しマッスルになりすぎるかもしれない。
グルードなどの強力パンプ効果もあることだし、2〜300程度でも十分仕事してくれるのではないか。
《幽霊海賊団旗》
通常魔法
《幽霊海賊団旗》の(2)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。
このターン、自分は通常の召喚に加えて1度だけアンデット族モンスターを召喚できる。
(2):墓地のこのカードを含む『幽霊海賊団』魔法・罠カード2枚を除外して発動できる。
デッキから『幽霊海賊団』Pモンスター1体を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地に送られたターンには発動できない。
(1)は自己バウンスと召喚権追加。純粋Pテーマは召喚権が余りやすい傾向にあるが、この効果を使うとしたらどんな時だろうか。
(2)はカテゴリモンスターサーチ。このカード以外に1枚カテゴリ魔法・罠を除外すればいいだけなので条件は緩い。
120
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 00:53:11 ID:1D3yeWUs
《ゴーストペンデュラム》
通常魔法
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のPゾーンにカードが2枚存在する場合、
そのPスケールでP召喚可能なレベルを持つ
墓地のPモンスターを任意の数だけP召喚扱いとして特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはターン終了時に墓地へ送られる。
※1 このカードだけでなく墓地からP召喚扱いで特殊召喚するカード全てに関する疑問なのだが、
「P召喚扱いの特殊召喚」は1ターンに1回のP召喚権を消費したことになるのか。
※2 このカードの発動にサイクロン等をチェーンされ、効果解決時にPゾーンのカードが2枚揃っていない場合、このカードの効果による特殊召喚は可能か。
※3 このカードの発動にPゾーンのカードを入れ替える効果やPスケールを変動させる効果がチェーンされ、
発動時と効果解決時とでスケールが異なる場合、どちらのスケールを参照して特殊召喚を行うことになるのか。
《連動する大波》
速攻魔法
「連動する大波」は1ターンに1度しか発動できず、
このカードの効果を発動したターン、自分は「幽霊海賊団」モンスターしか特殊召喚できない。
(1): 自分のPゾーンにカードが2枚存在する場合、自分はP召喚を行う。
この効果でP召喚したフィールド上のモンスターはこのターンのエンドフェイズにデッキに戻る。
相手ターンにP召喚可能な速攻魔法。エンドフェイズまでフィールドに残ったモンスターはデッキに戻る。
手札やEXデッキリソースの消費に見合う使い方を心がけたい。
※1 このカードの発動によってP召喚権は消費されたことになるのか。
※2 宣言によるP召喚を行った後、このカードの発動およびこのカードの効果によるP召喚は可能か。
※3 追撃性能が非常に高いカードだが、デメリットはこれで十分か。もう少し厳しくするとしたらどんな制約が適当か。
《ゴースト・トルネード》
速攻魔法
(1):フィールド上のアンデット族モンスターを1体破壊して発動できる。
自分・相手の墓地に存在するアンデットモンスターを1体特殊召喚する。
アンデッド限定死者蘇生な効果。速攻魔法である点をうまく利用できれば強い。
アンデットワールドとコンボすれば使えばどんな破壊と蘇生をいっぺんに行えて非常に強い。
121
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 00:56:15 ID:1D3yeWUs
《受け継がれる幽霊海賊団》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「幽霊海賊団」モンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターのレベルの合計と同じになるように墓地から「幽霊海賊団」モンスターを3体まで選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはターン終了時に破壊される。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「幽霊海賊団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(1)はリリースコストを必要とする蘇生。レベルを揃える必要があるとはいえ、速攻で複数体蘇生できるのは非常に強い。
打点を高めたセイラスなどで突破口を開き、このカードで追撃して一気に勝負を決めるなどの使い方ができそう。
(2)はカテゴリ限定蘇生。デメリットは特に無い上、(1)を使用した後即座に(2)を使う事も可能。
墓地が肥えていればあっという間にモンスターゾーンが埋まる。
《幽霊海賊団の指令書》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できず、
(2)の効果はデュエル中に1度しか発動できない。
(1):「幽霊海賊団」カードの効果によって墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
墓地から「幽霊海賊団」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):墓地にこのカードが存在し、「幽霊海賊団長 キャプテン・セイラス」の効果で墓地からモンスターを特殊召喚した場合、
ライフを半分払い、墓地のこのカードを除外して発動できる。
墓地から「幽霊海賊団」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する。
(1)はカテゴリ限定速攻蘇生。「幽霊海賊団 スピリッツ」などとコンボすれば相手ターンでも使用可能。
(2)効果はセイラスの効果による蘇生をトリガーに要求する複数蘇生。
厳しい条件やライフコストのためおいそれと使える効果ではないが、窮地からの一発逆転可能な豪快な効果は魅力。
122
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 00:58:54 ID:1D3yeWUs
《幽霊海賊団船-パイレーツハント-》
フィールド魔法
(1): 自分フィールド上の「幽霊海賊団」モンスターの攻撃力は、
自分フィールド上のアンデット族モンスターの数×200アップする。
(2): 1ターンに1度、自分EXデッキの表側表示Pモンスター1体を墓地に送って発動できる。
この効果で墓地に送ったカードと属性が同じでレベルが異なるPモンスター1体を墓地から手札に加える。
(1)はモンスターゾーンをアンデッドで埋めれば埋めるほど強くなる永続バフ。
(2)効果はEXコストを使ったサルベージ。
※1 (1)効果は全体を最大1000アップできるが、他のカード効果との兼ね合いを考えると強力すぎるか?
変更するとしたらどれくらいの上昇値が適当か。
《船上の墓碑銘》
永続魔法
(1):1ターンに1度、メインフェイズに発動できる。
手札・EXデッキから「幽霊海賊団」Pモンスター1枚を墓地に送る。
その後、このカードに墓碑カウンターを1つ乗せる。
(2):自分の墓地のアンデット族Pモンスターがゲームから除外された場合にこのカードを墓地に送って発動できる。
その除外されたモンスターを、このカードに乗っていた墓碑カウンターの数まで
自分又は相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
手札・EXコストを使ってカウンターを溜め込み、アンデッドPモンスターが除外された時に即蘇生する風変わりな一枚。
カテゴリ内に幽霊海賊団カードを複数枚除外する効果は無いが、汎用カードを活用すれば大量蘇生も可能になる。
《狂乱への誘い》
通常魔法
(1):自分の墓地の「幽霊海賊団」Pモンスターを13枚ゲームから除外して発動する。
次の相手のターン終了時、そのターンに相手がカードの効果を発動した回数が13回でない場合、
相手は3000のライフを失う。
墓地コストを大量に使用するかわり、決まると大きくライフを削れる一枚。
LP4000ルールでは驚異的な削り幅。相手は何が何でも次のターンで勝負を決めるか効果を使いまくる必要がある。
身も蓋もないが、威嚇する咆哮などと組み合わせればかなーり嫌らしい状況を生み出せる。流石にそういう使い方はしないと思うが。
123
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 01:00:50 ID:1D3yeWUs
《海霊旋風-ゴースト・サイクロン》
通常魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、この効果が発動するまでに破壊された相手フィールドのカードの数だけ、
デッキから「幽霊海賊団」Pモンスターを手札に加える。
この効果の発動に対してお互いのプレイヤーは効果を発動できない。
魔法・罠除去とサーチを兼ねる一枚。
複数サーチの可能性はあるものの、カテゴリ内で相手のカードを破壊するカードが少ないため、
それを狙う場合は汎用除去と組み合わせて使うことになるだろうか。
※1 破壊+サーチはアドを取れすぎるだろうか。サーチ可能な範囲を狭めたりした方がいいか。
124
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 01:07:24 ID:1D3yeWUs
【罠カード】
《船上に現れる幽霊》
永続罠
(1):自分フィールドにアンデッドモンスターが3体以上存在し、このカードがフィールドに表側表示で存在する限り、
フィールドのアンデット族モンスター以外のモンスターは攻撃できず、効果を発動できない。
(2):このカードが破壊された場合に発動できる。
デッキから水属性・アンデット族モンスター1体を手札に加える。
(1)は非っ常に強力なロック効果。素の打点でアンデッドモンスターを減らすかこのカード自体を除去しない限り、相手はほぼ何もできない。
(2)は除去時に発動できるサーチ効果。なんとも隙がない。
※1 複数体のアンデットを並べる必要があるとは言え、一枚で強力なロックが完成するのは強すぎるか。
調整するとしたらどんなテキストが妥当か。攻撃宣言や効果の発動回数を制限するとかだろうか。
《暁の海域》
永続罠
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分は手札・EXデッキからPモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のPゾーンにカードが2枚存在する場合、
自分・相手のメインフェイズにそのPスケールでP召喚可能なレベルを持つ
墓地の「幽霊海賊団」PモンスターをP召喚扱いとして特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはターン終了時にEXデッキに表側表示で置く。
墓地からペンデュラム召喚する永続罠。相手ターンでも使用可能。
強力には違いないが通常のP召喚を封じられる形になるデメリットには十分注意が必要。
125
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 01:13:37 ID:1D3yeWUs
《幽霊海賊団 スピリッツ》
永続罠
このカード名のカードは(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。
(1):1ターンに1度、自分フィールドのアンデット族モンスターが戦闘を行うダメージステップ時に発動できる。
EXデッキの「幽霊海賊団」モンスター1体を墓地に送り、
戦闘を行うモンスターの攻撃力をターン終了時まで墓地に送ったモンスターの元々の攻撃力分アップさせる。
(2):フィールドに表側表示で存在するこのカードを墓地に送って発動できる。
墓地から「幽霊海賊団」モンスター2体まで特殊召喚する。
(1)はEXコストに使ったPモンスターの攻撃力分パンプする効果。
(2)は特にデメリットのない複数蘇生。しかも相手ターンでも使用可能。極めて強い。
※1 打点が高い幽霊海賊団モンスターがかなり多いため、このままだと火力が出すぎる可能性がある。
デメリットか制約を増やすべきか。増やすとしたらどんなテキストが妥当か。
(Exデッキから墓地に送るカードにレベル制限を追加orパンプ値をレベル参照で低めの出力にするなど……?)
※2 パンプだけで十分有用なので、(2)効果は無くてもいいような気がするがどうだろうか。
《しがみつく霊体》
通常罠
(1):このカードを墓地に送る。その後、以下の効果を5回まで適用する。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、墓地の『幽霊海賊団』1体をそのモンスターに装備する。
この効果でカードを装備したモンスターの攻撃力は1000下がる。
幽霊海賊団モンスターを相手モンスターに取り憑かせて攻撃力を奪うカード。
装備させるカードの種類に関係なく1000ダウンできるのでとても強い。
※1 ダウン幅1000は少し多いか?少し下げても十分強力な気がするが、妥当な数値はどれくらいか。
これまでの投稿分については以上です。
初めての試みが多いテーマなので疑問点が色々出てきてしまいましたが、それについて教えていただけると非常に助かります。
126
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 01:17:43 ID:1D3yeWUs
その他、「これはこうするべきでは」といった提案・意見もお待ちしてます。
自分は、今まで出してもらった裁定によってテキストが修正されるカードについてまとめようと思います。
幽霊海賊団やサーウィン・キャッツの追加カード案も引き続き募集してます。
「こんなカードどう?」ってな案がもしありましたらどしどしご投稿下さい。
127
:
名無しの決闘者
:2017/10/30(月) 09:01:39 ID:jPs0Fkd.
オリカ全体に言えることだけど、コストで破壊するのはやめた方がいいと思う。
現状OCGにその類のコストがない以上、問題が起こった際に参照できる裁定がなく問題がややこしくなるんで。
なんで例えばゴースト・トルネードなら炎王円環とかに倣って
⑴:フィールドのアンデット族モンスター1体と自分・相手の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
対象のフィールドのモンスターを破壊し、対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。
とする必要があるかと。
あと
>>1
に確認したいんだけど幽霊海賊団の原案の「『ペンデュラムがまるでゾンビのようだ』という言葉から生まれたテーマ。
モンスターは全てPモンスターであらゆる手段でEXにPモンスターを肥やしてP召喚やテーマ効果でEXからモンスターを特殊召喚。
ただし、専用サーチがほぼ皆無(サルベージ手段はある)
また肥やしたEXのPカードを墓地に送って効果を発動するモンスターもいる。」って特徴は現状だと設定としてどの程度生きてる?
その度合いによっては調整が必要なカードが複数あると思うんだけど。
128
:
名無しの決闘者
:2017/10/31(火) 00:03:29 ID:mjEuikEo
>>破壊して発動
確かにそうですね……。この手のコストは他に例がないですし、デュエル構成組み立てる時に頭抱えるのも目に見えてますし……。
>>127
さんの仰るテキストはわかりやすく、過去の裁定も確認しやすいので、そちらの方を使わせてもらおうと思います。
他にもカースソード・スラールなどの「EXデッキに表側表示で存在する時に発動可能な起動効果」と言うものも今までに前例がなかったので、
「エクストラデッキに送られた場合に発動可能な誘発効果」に変えてみるのはどうかと思ってます。
これならマグマネオスなどがそれに近い効果を持ってるので……。
129
:
名無しの決闘者
:2017/10/31(火) 00:12:11 ID:mjEuikEo
>>幽霊海賊団の原案設定の活かし具合
あくまで現時点の個人的な感覚ですが……
1 『ペンデュラムがまるでゾンビのようだ』という言葉から生まれたテーマ
2 モンスターは全てPモンスター
3 あらゆる手段でEXにPモンスターを肥やす
4 P召喚やテーマ効果でEXからモンスターを特殊召喚。
5 専用サーチがほぼ皆無(サルベージ手段はある)
6 肥やしたEXのPカードを墓地に送って効果を発動するモンスターもいる
1についてはこれからのデュエル構成によって印象づけていければと思っています。
どんだけ倒してもゾンビのように湧いて出てくるペンデュラムモンスター特有の性質を、より粘り強い形で辰海に使わせたいところです。
そういう意味で言うと、ラカンだったり「船上に現れる幽霊」などが持つ強力な封殺効果は、幽霊の呪いといった側面を押し出せはするものの、
原案に示されたゾンビのような性質をあまり強調できないので、積極的に頼るべき効果ではないかなと思ってます。
そのような効果を持つカードについては別の効果に変更するか、採用を見送るかになると思いますが、どちらにせよまだ調整が必要かとは思っています。
同様の理由から、個々のカードの耐性を無闇に強くしすぎるのはまずかったのでは……とも感じています。
2・3・4はとりあえず活かせてるかと思ってます。
5が問題に感じてる所で、サルベージはともかく、サーチ効果が皆無というには多すぎる気がしてます。
ジョセフドゥルク・魔獣使い・パントマスト・クレン・カノン・セイラス・彷徨・団旗・海霊旋風……現状で9枚ですか。
まだ手を付けていない読み切りのカードにもその手の効果持ちが散見されますね。
それぞれに条件やサーチ範囲が異なるものの、やはりこれだけあるというのは原案設定から離れすぎてるので、これらのカードはまだまだ調整が必要かと思ってます。
6は、そういうコストが設定されてるカードは多く作られているのでとりあえずクリアできてる印象ですが、
EXデッキのカードをコストとするカードを「月光彩雛」くらいしか知らないので、今後裁定の確認に悩みそうな予感はしています。
全体として、自分はこんな印象です。
130
:
名無しの決闘者
:2017/10/31(火) 00:19:12 ID:mjEuikEo
それと、自分が疑問点として挙げた「墓地からのP召喚」についてですが、これはそもそも原案で言及されてないんですよね……。
効果としてP召喚を行うカードの前例を知らないので、今になって色んな疑問が湧いてきたのですが、
P召喚であることに拘らず各カードに調整を施せば、わりとあっさり解決する問題かもしれないですね。
131
:
名無しの決闘者
:2017/10/31(火) 11:06:27 ID:t0LMkRQM
>>129
1についてはP召喚の当時の印象で作ったもの
墓地から特殊召喚も豊富だから弾が途切れない感じ
2は、こちらのミス。作っている時にサーチカードを意識していなかった
そもそもこの設定を作った時には「Pカードはサーチが多くってウザいなぁ…」と思って作っていたので
サーチじゃなくて墓地肥やしとかサルベージで手札を補えばいいかなって(あとはドロー)
こちらも調整をお願いする
6は、これは話し合って決めるしかないな。
当時はEXのPカードを墓地に送るカードとか出ると思っていたので……
あと「墓地からP召喚」は読み切り限定カードみたいなもので無視していいいですよ
読み切りにあった「オルフェウスでユニオンモンスターの効果をコピーしてユニオンとしてモンスターに装備」みたいな読み切り限定なもの
やるとしても「ペンデュラム・バックの墓地から特殊召喚版」みたいになると思います
(このターンP召喚していなくて、そのターンはP召喚は不可)
132
:
名無しの決闘者
:2017/10/31(火) 12:32:02 ID:6CDf/doo
P召喚権を増やすカードはあるけどねえ・・・ぶっちゃけ同一ターンのSS封じて大量蘇生でいいのでは
・・・そうするとアドバンス召喚と相性がいいのか・・・
133
:
名無しの決闘者
:2017/11/01(水) 01:37:04 ID:ac5rUIj2
幽霊海賊団の放浪者
ペンデュラム・効果
☆1/水属性/アンデット族/0/0/スケール4
【P効果】
①:このカードを破壊する。手札を1枚捨て、カードを1枚ドローする
【モンスター効果】
このカード名の①効果は1ターンに1度しか発動できない
①:自分フィールドに「幽霊海賊団」モンスターが存在する場合に発動できる
墓地のこのカードを特殊召喚する
幽霊海賊団の砲撃手
ペンデュラム・効果
☆3/水属性/アンデット族/1200/1000/スケール2
【P効果】
①:相手フィールドのモンスター1体を対象として発動する
そのモンスターの攻撃力・守備力は300ダウンする
この効果は1ターンに1度しか発動できない
【モンスター効果】
①:自分のEXデッキの表側表示の「幽霊海賊団」1枚を墓地に送って発動する。相手に500ダメージを与える
この効果は1ターンに1度しか発動できない
幽霊海賊団の略奪者
ペンデュラム・効果
☆3/水属性/アンデット族/100/0/スケール1
【P効果】
①:相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる
このカードを破壊し、ターン終了時までそのモンスターのコントロールを得る
この効果は相手ターンのバトルフェイズ中にのみ発動できる
【モンスター効果】
①:このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動する
自分はカードを1枚ドローする
幽霊海賊団の殺戮者
ペンデュラム・効果
☆5/水属性/アンデット族/2200/1700/スケール6
【P効果】
①:このカードを破壊する。互いのプレイヤーに800ダメージを与える
【モンスター効果】
①:このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールドのモンスター3体と
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる
それらのモンスターを破壊する
134
:
名無しの決闘者
:2017/11/01(水) 08:43:32 ID:2CawxaB2
>>133
テキストに若干穴はあるがEカードDA☆
135
:
名無しの決闘者
:2017/11/01(水) 23:51:29 ID:ac5rUIj2
穴らしい穴って何かあるかしら
テキストは最新オラクルに則った表記のつもりだが
136
:
名無しの決闘者
:2017/11/02(木) 00:27:19 ID:XEu/aMOA
>>131
>>EXデッキのPカードをコストとして使う効果
ネプトアビスのようにデッキのカードをコストにする効果と基本は一緒だと思うので、
前例が少なくても何とかできるとは思うのですが……なんか見落としていないかが気になるとこです。
>>墓地からP召喚
ペンデュラム・バック……というかゴーストペンデュラムのテキストをいじれば大分近いテキストになるかもですね。
>>132
ベイゴマックスからの展開なんかがいい例で、通常召喚権を使わない大量召喚はアドバンス召喚とよく噛み合いますよね。
同一ターンのNSとSSを封じて大量蘇生って感じにするとどうなるのか……。
>>133
追加カード案ありがとうございます。後でこちらの方で9〜10期風の遊戯王テキストに直してみますね。
略奪者と砲撃手がスケールとP効果の優秀さで重宝しそうですね。
放浪者は自壊してEXへ→コストで墓地送り→自身の効果でフィールドへ戻る→破壊して再びEXへ……
と色んな場所をさまよい歩くのがいかにも放浪者って感じだと思います。ある意味このデッキの過労死枠ですかね。
殺戮者の効果は両方共カテゴリ内において無視し難い性能ですね。終盤の詰めにも使えるし、いざという時の突破にも使えるし……。
読み切り版カードの調整とこれまで指摘があったテキストの修正が終わったらテストプレイを始めますので、
これらのカードも実際に使ってバランスを確かめてみますね。ありがとうございました。
137
:
名無しの決闘者
:2017/11/02(木) 09:09:02 ID:XeVDhXh6
墓地からP召喚といえばニコニコ静画の五つの次元編で赤馬がやってたな
デメリットとしてエクストラからのP召喚は不可能になってたけど
138
:
名無しの決闘者
:2017/11/02(木) 13:45:00 ID:ZMX9sz6w
あのさあ・・・
139
:
名無しの決闘者
:2017/11/03(金) 23:56:56 ID:8JKHXi0Y
追加投稿のカードと読み切りのカードテキストを9〜10期風に修正し、実現の難しい効果を持つ一部カードにはエラッタを施しました。
気になったところがあったら何でもコメントしてください。
《幽霊海賊団の放浪者》
P・効果モンスター
☆1/水属性/アンデット族/ ATK 0/ DEF 0 /スケール4
【P効果】
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
このカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローする
【モンスター効果】
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「幽霊海賊団」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
P効果は手札捨てを発動コストとする。
優秀なモンスター効果のおかげで墓地・フィールド・EXを行き来しやすく、それゆえEXデッキのカードをコストとする効果が使いやすくなる。
非常に使い勝手の良い使い方ができる1枚と思われる。
《幽霊海賊団の砲撃手》
P・効果モンスター
☆3/水属性/アンデット族/ ATK 1200/ DEF 1000/スケール2
【P効果】
(1):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は300ダウンする。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分のEXデッキの表側表示の「幽霊海賊団」1枚を墓地に送って発動できる。
相手に500ダメージを与える。
P効果はデメリットがなく小回りのきくデバフ。Pスケールもいい数値なので、Pソーンに有り続けるだけで十分な仕事をしてくれる。
モンスター効果はEXコストを使ったバーン。これは名称指定ターン1制限に変更するかもしれない。
ちなみに、EXデッキの表側表示Pカードをコストにできるカードは「月光彩雛」の他に「真青眼の究極竜」という前例があった。
何かあったらこのカードの裁定を参照したい。
140
:
名無しの決闘者
:2017/11/04(土) 00:06:35 ID:SiwYs0RQ
《幽霊海賊団の略奪者》
P・効果モンスター
☆3/水属性/アンデット族/ ATK 100/ DEF 0/スケール1
【P効果】
(1):相手バトルフェイズに相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを破壊し、ターン終了時までそのモンスターのコントロールを得る。
【モンスター効果】
(1):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
P効果のコントロール奪取効果は自分ターンに使えないとはいえ十分強力。
モンスター効果は戦闘ダメージを与えた時に強制発動するドロー効果。
アンデットを直接攻撃させたり連続攻撃させたりできるカードがあればコンボできるが、なんかいいカードはあったろうか。
《幽霊海賊団の殺戮者》
P・効果モンスター
☆5/水属性/アンデット族/ ATK 2200/ DEF 1700/スケール6
【P効果】
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを破壊し、互いのプレイヤーに800ダメージを与える。
【モンスター効果】
(1):このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールドのモンスター3体と
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
P効果はエラッタ前の破壊輪を彷彿とさせる両者バーン効果。LP4000ルールにおいてはかなり火力が高いなので、500バーン位に火力を落とすかもしれない。
もしも辰海がデュエルの引き分けを狙うとしたら、おそらくこの効果が使われることになるだろう。
モンスター効果はコストの重い除去効果。魔獣使いなどとコンボさせることである程度アドを取り戻すことができる。
攻撃力も22打点とそこそこあるので、効果で突破口を開き戦闘ダメージを与えるという運用が可能。便利だなぁ。
141
:
名無しの決闘者
:2017/11/04(土) 00:13:34 ID:SiwYs0RQ
《幽霊海賊団 ネクロシスト・ディン》
P・効果モンスター
☆4/水属性/アンデット族/ ATK 1700/ DEF 0/スケール7
【P効果】
(1):自分メインフェイズに自分の墓地の「幽霊海賊団」Pモンスター1体を除外して発動できる。
このカードを破壊し、除外したカードと同名のカード1枚をデッキから手札に加える。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分EXデッキに表側表示で存在する「幽霊海賊団」Pモンスター1体を墓地に送って発動できる。
このカードの攻撃力を、墓地に送ったモンスターのレベル×200アップする
P効果は墓地除外した同名カードのサーチだが、ハイランダー構築という設定である本編の幽霊海賊団デッキでは使えない効果となってしまった。申し訳ない。
モンスター効果はむっちゃ強い。レベル7のセイラスをコストにすれば青眼ラインを突破できる。
他のカードの活躍の場を奪いかねないと判断された場合は、地の攻撃力を下げるなり調整があるかも。
《幽霊海賊団 スナッチャー・ゴーダ》
☆2/水属性/アンデット族/ ATK 900/ DEF 0/スケール7
P・効果モンスター
【P効果】
(1):このカードを発動したターンの自分メインフェイズに発動できる。
自分はデッキから1枚ドローし、このカードのスケールを3下げる
【モンスター効果】
(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊した時に発動できる。
以下から1つを選んで適用する。
●相手は手札を1枚選んで捨てる。
●自分はデッキから1枚ドローする。
P効果はスケールがそこそこ広いドロー効果。モンスター効果はハンデスかドローの二者択一。
地の攻撃力が低いのでこれの発動は難しいのが難点だが、パンプカードを併用すればもしかしたら使えるかも。
142
:
名無しの決闘者
:2017/11/04(土) 00:23:23 ID:CDzZGZFI
ゴーダが強欲な壺マンになってるやばいやばい
143
:
名無しの決闘者
:2017/11/04(土) 00:26:22 ID:SiwYs0RQ
あ、本当だ。名称指定ターン1制限をつけましょう。
144
:
名無しの決闘者
:2017/11/04(土) 00:29:54 ID:SiwYs0RQ
《幽霊海賊団 ポゼッショナー・キール》
P・効果モンスター
☆3/水属性/アンデット族/ ATK 1600/ DEF 0/スケール3
【P効果】
「幽霊海賊団 ポゼッショナー・キール」の(1)効果は1ターンに1度しか発動できない
(1):自分のもう一方のPゾーンに「幽霊海賊団」カードが存在する時に発動できる
このカードを破壊し、手札から「幽霊海賊団 ポゼッショナー・キール」をPゾーンで発動する。
その後、カードを1枚ドローする
【モンスター効果】
(1):このカードがフィールド・墓地からEXデッキに表側表示で加えられた時、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをこのターンのエンドフェイズまで得る。
この効果は相手バトルフェイズにのみ発動できる。
(2):このカードが戦闘で破壊された時、このカードと戦闘を行った相手モンスターを対象として発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
この効果で装備カードとなったこのカードは、フィールドを離れた場合に除外される。
(3)このカードの効果でこのカードが装備されている場合、装備モンスターの効果を得る。
P効果は同名カードの発動。これもネクロシスト・ディンと同様発動が出来ない効果になってしまった。
モンスター効果(1)と(2)(3)はタイプの似ているコントロール奪取効果にエラッタ。効果対象や適用期間に微妙な違いがある。
一度に両方使えると処理が複雑になるので、ターン内にいずれか一つしか使用できないようになると思う。
《霧の幽霊海賊団》
通常罠
(1):相手モンスターが自分フィールドに攻撃表示で存在する「幽霊海賊団」モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。
デッキから「幽霊海賊団」Pモンスターを2体特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターは効果が無効となり、攻撃力と守備力は0となる。
その後、攻撃対象となったモンスターを守備表示にする。
この効果で特殊召喚されたカードはこのターンのエンドフェイズに破壊される
また、それらのカードは表側表示でEXデッキに存在する限りP召喚することはできない
デッキからの特殊召喚と表示形式変更を行う防御札。サーチ範囲に制限がないのでこれだけでも無茶苦茶強い。
EXデッキに送られたこれらのカードはEXからの特殊召喚ができないデメリットがあるが、コストにはできるので隙の少ない活用が可能。
サーチ範囲を攻撃対象モンスターのレベル以下とするなど、サーチ効果を調整するかもしれない。
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