[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【セ】ヴィーディン王国興亡記【GC】
1
:
GM
:2019/04/09(火) 23:23:06
ペルセナ神聖王国とバルドレイヤ帝国の永きに渡る戦いは、突如国境上空に出現した“何か”の墜落によって、終止符を打たれた。
国境線上に墜落したそれは、異界より投影された異物―――鋼鉄の“船”であった。
何故墜落寸前の姿で投影されたのか? 何故中には誰もいなかったのか? 今となっては、それは誰にもわからない。
周辺4国にとって重要なのは、そのような些末なことではなく―――超常技術の塊である“船”を如何に処するか、この1点であった。
東のペルセナ神聖王国は『今のアトラタンには過ぎたものである。破壊、ないしアカデミーに移譲すべきである。』と提唱した。
北に広がるプロセテオトル大森林の主は、神聖王国の提言を支持した。
西のバルドレイヤ帝国は『知らぬものを知らぬままでいるべきではない。解析し、有用な技術は利用すべきである。』と提唱した。
南のヴァルテック共和国の盟主は、帝国の提言を支持した。
7日7晩に及ぶ会議の末、4国はついに合意に至る。
4つの大国に囲まれ、そのどれにも属さぬ新たな国を作ろう。
“船”の管理と守護を委ね、超常技術の氾濫を抑止しよう―――
かくて生まれたのが、竜骸の眠る地―――ヴィーディン王国である。
2
:
『王都炎上』
:2019/04/09(火) 23:24:32
―――その日は、雲ひとつない快晴だった。
3
:
『王都炎上』
:2019/04/09(火) 23:25:05
王立研究所に務める養父母を見送った、君ことスィル・ヴィーディンは、さて、何をしていたのか。
その辺りは、正直なところ、さほど重要ではない。外に遊びに出ていてもいいし、家で机に向かっていてもいい。
まあ、とにかく。君は、しばしの平穏を謳歌していた。
突如、王都に一発の砲声が響き渡る。
砲声の出処は―――耳を済ます必要も、あえて誰かに問う意味もない。
燃え盛る炎と、立ち上る黒煙が、何よりも雄弁に語っている。
あれは、王立研究所の方角だ。
君がそう理解するのに、さして時間は必要ないだろう。
4
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/09(火) 23:57:56
「いけ、アールシュ!ハァッ、セイッ!」
ヴィーディンの“獣駆り”たちの日課――道なき山林を早駆けする鍛錬の途中だ。
手綱を操り、横に広がる木々の枝を交わし、茂みを飛び越えてゆく。
木立の間から差し込む光が、視界端を飛び去ってゆく。
山の麓から一緒に馬を走らせていた仲間の獣駆りたちは、今やはるか後方。
人馬一体の匠な操騎――本格的な騎馬の鍛錬をはじめて数年。
スィルの走りに付いてこれる同年代の獣駆りはもういない。
「今日も俺が一番だな!」
岩の斜面を駆けあがって一気に山の頂上へ躍り出た。
……そこで、山の麓で上がる黒煙を目にする。
「あれは竜骸の――――」
「この火は広がるぞ。カビーア、集落の皆に知らせを頼む!」
胸をよぎる不安。あそこには自分の家族もいたはず。
遅れて山上に上がってきた、獣駆りの少年にあとを任せると、研究所へと馬を走らせる――
5
:
『王都炎上』
:2019/04/10(水) 00:15:19
【カビーア】「いや全く、もはや殿下に教えられることはありませんな。」
「むしろ我々のほうが―――!?」
「わかりました。行くぞお前達!」
獣駆り達は君の指示に素早く従い、乗騎に鞭打って集落へと駆け出した。
君ほど巧みにとは行かないが、彼らとて熟練の騎兵だ。手遅れになることはないだろう。
しかし、君が王都を目指し馬に鞭打つ間にも、炎は遠目には緩やかに、しかし急速に燃え広がっていく。
【逃げ惑う民】「助けてくれ! 妻がまだ家の中に―――」
【逃げ遅れた民】「うわぁぁぁぁぁ!」
王立研究所一帯で君を出迎えたのは、燃え盛る炎と逃げ惑う者の悲鳴、そして逃げ遅れた者の悲鳴―――阿鼻叫喚の地獄であった。
養父母は無事なのか? 友は? 思考が巡る間にも炎は燃え広がり、王都に広がりゆく―――
君は、この炎の海を突っ切って研究所を目指してもいいし、諦めて逃げても良い。
ただし、炎の海はレベル2の《地形:毒気》である。突っ切るならば、〈体内〉2d6ダメージを受けること。
6
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/10(水) 00:37:21
マム /{_{: : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : :} } ノ
__ -‐‐、マム __ ___ ト{: : : : : : : : : : : :∧: : : : }: } : :レrイ
,r ァ'´` 7=‐ ニ - ) / ̄ /: : : : ;_: : : : : :ト、: : }: : : :}:ノ: /:/: :}
_≠´ / / { { '⌒ミ: : :{/ }}:;r'´ ̄ \:∨: j: ::/:/: ::/ →炎の中へと進む
‐┴-.、 \__У‐=ニニニニ ====={ .{ ミ: : :{{/ ∨ \: : : : : : : レ' GranCrest : (2D6) → 4[1,3] → 4
―‐.t´___/――――――――‐ {八 /-‐ァ八 u 比ヘ { 7フ:,ィ: : //
\ \_ -‐_/´ / { _`ヽ入ノ_彡'´/: ::∠ ___
}, r' ´i | , イ i i´⌒`ー'´7セフィー┘ ̄ ‐--- ( 77「ト、
/ .| i ハ 、__/ / ⌒┴┴'
i i レー---人__ , -‐< ゝ-- __ (この火勢……!どこまで広がる?)
j r=彡∨__ _/ /,r '´ _ -‐‐‐ヽ
{ {/{ /`ーz ______ / /´ ___〉、 そこのアンタ!早く 川の方へ逃げろ!
i {//___}/} /i´ _ -‐ ´ __〉、
ト、 / ̄ ̄`Z/ / {´____ -‐ ´ }
| `ー.{ / 八 __}
i ハ / ヽ、___ -‐‐ ´ {
{∨{ ヽ { ̄ ヽ __ __ -‐ヘ
{ Yヘ \ ノ‐ ,イム`ヽ フ´ \ ヽ ヽ
| Yヘ `ー=-‐' >'´ マム ∨ ';: i
逃げ遅れた民たちに逃げ道を示しながらもやって来たが、
救い出すために馬を止めることはできないのが、もどかしい。
炎に脅える愛馬アールシュを宥め、駆り立て、
燃え落ちてくる屋根や火の粉を槍で払いのけつつ、なんとか研究所前へと駆け付けた。
「義親父殿――――!どこだ!?義母上、返事をしてくれ!」
7
:
『王都炎上』
:2019/04/10(水) 00:46:50
【逃げ惑う民】「は、はい! ありがとうございます!」
民に道を示しながら、スィル・ヴィーディンは必死に愛馬を駆る。
しかし―――やっとの事で辿り着いた研究所は、完全に倒壊し、瓦礫の山と化していた。
一体、何が起きたのか―――などと考えるのは、この切迫した状況下でやることではない。
必死に周囲を駆け回った君は、瓦礫に下半身を潰された養父カイルの姿を発見する。
かろうじてまだ意識はあるようだが―――君とて、長居すれば危険な環境だ。
救うまでの間を生き抜くには、この環境は只人には厳しすぎる。
【カイル】「……スィル、殿下……? なぜ、ここに……はやく、逃げ……」
「……僕は……もう……」
カイルは君に気づくと、か細い声で君に逃げるよう促す。
体力も気力も既に限界なのか、君を呼ぶ名は、普段のように呼び捨てではない。
8
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/10(水) 01:06:40
愛馬を研究所の入り口に残すと単身、崩落した研究所の中へと乗り込んだ。
「いたか、義親父殿!――、ッ!」
「そう変にしおらしくするな、似合いもしない……いますぐに……どかす!」
崩落した壁の下敷きにされたカイルを見て、一瞬固まる。
野生の中で生きてきた、獣駆りとして身に付けた勘が、死の臭いを敏感にかぎ取ってしまった。
すぐに気を持ち直し、瓦礫の隙間に槍の石杖を差し込むと、それをテコにして崩れた壁をなんとかどかそうとする。
「義母殿はどこだ……?ここに来る途中にはいなかった。この炎の火元はどうした」
9
:
『王都炎上』
:2019/04/10(水) 01:18:26
【カイル】「……あいつは、死んだよ……アレが、直撃、して……」
「……そうだ、一刻も早く……フェルディナンド殿下を……止め……なくて、は……ゴフッ! ガハッ! ゲホッ!」
そこまで言うと、カイルは喀血し、酷く咳き込む。
フェルディナンドとは、君の叔父の名であり、息子タイレルの王位継承に並々ならぬ執着を持っていた男だ。
一体、研究所で何があったのか? ―――それを問いただすには、あまりに時間が足りない。
【カイル】「……僕のことは、良い……フェルディナンド殿下を、止めて……くれ……」
「……万一、アレが……国外に、出、た、ら……」
カイルはか細い声を振り絞り―――やがて力尽きたのか、意識を失ってしまった。
こうしている間にも、炎は勢いを増している。
このまま長居すれば、君も養父母の後を追うことになるだろう。
10
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/10(水) 01:54:03
「フェルディナンド!?叔父上がここに来ていたのか!」
「この炎は竜骸の……ぐッ――」
瓦礫のテコとして差し込まれた槍の柄が、重さに耐えかねてへし折れた。
バランスを崩して、床に倒れ込む。
「……頼む……親父殿……返事をしてくれ」
「ここの所、都に出ていたきりだから知らんだろう……。
最近、早駆けで頂上近く、難所の岩壁を昇れるようになったん。
「カビーアのところでは新しい仔馬が生まれた……アールシュの甥っ子だ。
栗毛で額に白い星印がある・……かの駿馬サルマンが帰ってきたようだ」
「(頼むよ、義親父殿――――死なないでくれ……!)」
槍を手放すと、火傷を厭わず焼けた瓦礫を素手で持ち上げようとする。
だが、カイルの上に圧し掛かっているこの石壁をどかすには……自分はあまりに力が足りない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「…………。――――アーーールシュッ!」
義父の死を看取った後、指笛を吹いて待たせていた相棒を呼ぶ。
火中に飛び込んできた愛馬の鞍に飛び乗ると、一度だけカイルの方を振り向く。
「義親父殿……連れて行ってやれなくてすまない」
「(いままでありがとう、カイル。俺は――――)」
愛馬に鞭を入れ、崩れゆく研究所から脱出する。
11
:
『王都炎上』
:2019/04/10(水) 02:09:33
ィ
. , ィ./
. ,イ /
.. / ノ ,イ' ,ィ
/ / ' '{ ,イ{
. Z ( , イてィ ,イ ト}ア ,ィ
. / ,ィ′ > '´. ´`´. ゙
て' >-ァ ,ィ′ ,ィ
'´ / 7'′ , イ , ゞ ,
t (. ,ィ ,イ' ( /( ,ィ ,ィ , i' /|
`-r'´j { , ,} てyZ. } ´{ィ/゙i ,.ィ {
/´ィ て_ / 」 ,イ.゙ {_, イ ィ 7,,,,}ィイ
゙ ′ , イてィ′ レイ. , ィ ′ ム. ,イ /
. ,イ '´ r-′ {_ y ,イz ,ィ ,イ ' {
'7 レ,ィ゙ ′ ゙´{_,イ }ィ 弋彡
> >z, ,イ /! ナ{ iZ , ィ 7 /,, ,、 ,,,,___
/ イ 7 ,ィ ´ レ' ` 、ィ´ ,'イ/´ ァ'. レ'. ,Σイ /,ィ_
{ , ュ. √ z. ,ィ , イュ彳 ,rzア レ' r',ァ=i'/ '
7 '´ . /,イ { ,,. ,イ/ェノ ゙ノt,ィ匕, /イ. リ
i' ′ナ/レ イ' ,イ ,' z/{,ィ. {, イ´ マ、
... 彡 z_, ィ'´. /'. ハ i / ',i', ,ィ
, イ /, Z ,イ ,ィ i 弋、i.. ヽ ,イ r'( ,.ィ
/ , ′ゝ' } ゙`´,. ィ'r゙ ` 弋ュ、 ,ィ/ ヾ、`¨´
. i ,ィ ,イ/i /. /'. i , ト、  ̄~゛'ー-ェ彡'´ , ィァ' 廴. ,ィ
ィ ヾ!. , イ/ ,ィ√ i!. ,,,, ェ'´. ド!. iハ i `ヽ、 _ r'´`´_,..-‐'.ア ,ィ',.ィ''ゞ'^´
' イ 廴/i',イ ,'!_,廴ノ 乙ィ ,! ` ゞ|k=゙¬'´z_> ` ー'´ ゞ彡ゞ´
', ( `レ' } ,ィ. マ マ`ヽ、 `ゞ==Z. イェェェァ
息絶えた養父カイルを置いて、君は一路炎の中を駆ける。
道中では、衛視達が必死に避難誘導と救助活動を行っているのが見て取れるだろう。
最前線で指揮を取っているのは君の実姉、ベアトリス・ヴィーディンだ。
衛視たちの混乱を抑え、無駄なく指示を出し、崩れた家屋に突入する者へ聖印の守護を与えている。
この切迫した状況下においては、姉も君と話している余裕はないだろう。
これほどの大火は、ヴィーディン王国の歴史上でも例がない。
果たして鎮まるまでに、どれほどの被害が出ることか―――
炎は燃え盛り、未だ勢いを緩めることはない。
後に竜骸の大火と呼ばれる大惨事は、未だ始まったばかりなのだ―――
【シーン終了】
12
:
『王都炎上』
:2019/04/10(水) 02:28:20
【OP2/シーンプレイヤー:クォーツ・ユニオンジェム、牧田切緒】
君ことクォーツ・ユニオンジェムは、アカデミーから (半ば嫌がらせで) このヴィーディン王国に派遣されたメイジである。
現在君は従属聖印を受けたロード、エイディン卿と共に、村落周辺の混沌災害に対処するため遠出していたわけだが―――
ある村落に辿り着いた際、君は何やら妙な騒ぎと出くわす事となる。
奇怪な鉄の騎馬を駆る謎の騎兵―――言ってしまうと牧田切緒君、君のことだ―――が、村落を襲わんとする投影体と戦っているではないか!
【エイディン】「あれは……いや、考えるのは後だ。まずは彼に加勢しよう!」
経緯も知れず、何者とも知れぬとはいえ、仮にも村のために戦っているらしい騎兵と、見るからに敵意満々の投影体。
どちらに加勢すべきかは、考えるまでもないことだろう。
敵はゴブリンが数体。君たちが加勢すれば、まず戦闘らしい戦闘もなく蹴散らせるだろう。
とはいえ、さすがに一人でなんとかするのはちょっと厳しい程度の相手だ。
13
:
牧田切緒
:2019/04/11(木) 22:58:27
「あぁ、邪魔くさい……」
バイクで相手を撹乱しつつ、時折止まって射撃の体勢になる。
この村は自分の寝床だった。
何も無い切緒に立派ではないが居場所をくれた。
ワケもわからず労働させられたりもしたがそれはそれ。
対価と思えば仕方の無い話だ。
だから今はとにかく戦うことにした。
「撃てば死ぬ」
14
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/04/11(木) 23:59:28
/::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::/: :!::::::::::::::∨:::::::::::∧
/::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::/: :/::::::::::::::::::∨:::::::::::∧
.::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::|=- _―. .‐、-- ': : '---=ニ::::_∨:::::::::::∧
| :::::::::::::::::::::::_ ∥::::::::::::::|l/  ̄ ¨ _ 、\: : : : : : : : : : : : l:::` <:::::::|
|::::::::::::::::: /: :、∥ ::::::::::::::|{ 〃ハ V\: : : : : : : : : : |:::::ヽ:::::\|
|:::::::::::::: /: :/: : l:::::::::::::::::l::| 乂ソ {: : : : :. :.___: :|::::::::ト、>''
|:::::::::::::::l : : ー !::::::::l::::::::li:|: :=- __ . : : : : : : :/´,、`ヽ/__>'
|:::::::::::::::ヽ :ヽ( l:::::::::l::::::::l:l{.: : : : : : : : : : : : : : : : !ソ /:::::::∧\
|:::::::::::::::::::::ヽ: :!:::::::::l:::::::::! l: : : : : : : : : : : : : : :`‐, __ :::::::::: ∧ \
|:::::::::::::::::::::::::ヘl::::::::::l:::::::::l: :l: : : : : : : : : : : : : : :/: : : :|:::::::::::::::∧ ヽ
|:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::l!::::::::l: :.l: : : : : : : : : : : : : : : : :. :.|::::::::::∧::∧ 、 ぬぅ――――ゆ゛る゛さ゛ん゛ッ!!!
/ ::::::::::::::::::::::::::: l:::::::::|l:::::::::l: : l: : : :r==ニニ ァ: : : : :./::::::::::::::::l::::::l 、
. / :::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::| !::::::::l : : l: :. :. ̄ ̄  ̄: :. :. :/::::::::::::::::::::!::::::l 、
/:::::::::::::::::::::::::::::::r‐ l:::::::| |:::::::::l、: : l.: .: .: .: : : : : : イ:::::::::::::::::::::::::::l:::::::l 、
. /:::::::::::::::::::::::::::::::: l |:::::::| |::::::::::! `` l: : : : : : イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::l 、
/ ::::::::::::::::::::::::::::::::: l |:::::::|_|::::::::::l: : : :.!>-- ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::l 、
. / ::::::::::::::::::::::::/ ̄/ .|:::::::| |::::::::::l_: : : :!/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ll::::::l :.
_ >―‐ 、--‐ ´ 〈 /::::::/ l::::::::::l  ̄ l´ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!l:::::l :
\ ∧ V:::/ l::::::::::l | {=┐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: , !::::l i
\ \∨ /::::::::::l / ` < __::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::,' l
\ ` /::::::::::::l _ < 〉 ヽ:::::::::::::::::::::::::/ |:/ |
「異界より現れたマレビトの身でありながら、土足で人々の暮らしを踏みにじる行為ッ!」
「このクォーツ・ユニオンジェム、激しい怒りに包まれている!」
それに比べて、あの異界の乗騎……バイクに乗っている辺り、推定ヴァリア界の戦士!(違います)
あちらはいい。好感が持てる。村を守るために戦っているようだからな!
というわけで加勢に否やは無し!
デュエル
「行くぞ貴様ら――――決闘だァッ!!!」
プロジェクト・モンスター
「私は『 P ・ M ペリュトン』でゴブリン突撃部隊に攻撃!」
私の指示に従い、ペリュトン……鳥の胴体と翼、牡鹿の頭部と脚を併せ持ったモンスターがゴブリンに襲い掛かる!
15
:
『王都炎上』
:2019/04/12(金) 00:18:38
>''7/‐-、//}////ハ/////}L==-
>''"/ //////ヽ/`⌒ヽ、_ 寸ニL ̄``ー 、
>''"/////////// // / /,寸ニL 、\_
////////////// // / |、 寸ニL. \ \ \
////////// / // | | \ 寸ニL. ∨∧、 \
////////./ //. | __ | 寸ニL ∨∧\ \
/////// // _| 二≧ト、ハ 寸ニL } ハ. \{
/// / /∧ /. | ィチ示≧x、乂寸ニL } ハ \
/ / 、 .//V∧ \ |. `,ゞ '′\{`⌒寸ニL}. |
'" ∧ // ∨,′i\ | `、 寸ニL. 人
\ | Ⅳ | `.| ∧ `、 寸ニL 、 \_
} | | / | 、l ∧ ∧ `. 、_ 寸ニL \ ``''< ―――魔法師殿の言、一々尤も!
}- 、| / | \ ∧ ∧ `、  ̄´ / 寸ニL. \ rー 、 `''<
/ \ | \ ∧ ∧ `、 / 寸ニL \ \ `''<`''< さあ子鬼ども! 我が槍の錆としてくれようぞ!
/ `ー、 、八 ∧ \__,/ __寸ニL \ \ `''<`''<
/ \__V∧ー-\ \/,. -‐、 `寸ニL. \ \ `''<ヽ
-‐ ' `、 V∧: : : : :\ \_ ∧ .寸ニL‐- _ \ \、
.、 `、 V∧ : : : : : \ \\∧ .寸ニL ‐- _ \ )
\ _ `、 V∧___/\ \}:∧ V寸ニL ‐ 、 \ /'
, \ ‐- 、 V____/,\ \:} V 寸ニL- _ \ \
/ / `''<, \ \ヘ ヽ_\ \ } 寸ニL\ 、 \ `、
. / / / `''<_ \ }/} \ ∧从 寸ニL }、_ \ \ 、
/ / / V∧ `、 //'、 \ ∧ ∨ 寸ニL }`ヽ. \ ヽ}
バイクを軽やかに操り、ゴブリンたちを掻き乱す切緒。
そこにクォーツの操る従属体ペリュトンと愛用の槍を構えたエイディン卿が加勢する!
―――当然の帰結であろう。ゴブリンたちは瞬く間に駆逐された。
【エイディン】「―――騎兵殿。私はエイディン。このヴィーディン王国に仕える騎士だ。」
「何はなくとも、まずは感謝させていただきたい。民を守ってくれて、本当にありがとう!」
エイディン卿は切緒に名乗ると、礼儀正しく一礼し、感謝の意を述べる。
身形からしても結構偉い人っぽいぞ。しかもそこはかとなく中世ファンタジーの気配だ。
16
:
牧田切緒
:2019/04/12(金) 00:39:11
「丁寧にどうも。僕は牧田切緒……あー……」
礼で返す。
のだが、名乗る名はどうしようか。
薄々気付いていたがこの世界は自分の知るものとは違うらしい。
言葉の発音とかが微妙に違ったりしたらどうしようか。
「キリでいいです」
バイクから下り、銃を左手で持って右手を差し出す。
握手という文化はあるやろ。
「それで……あの、あそこの猛々しいという概念を形にしたような決闘者の方は?」
17
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/04/12(金) 00:57:50
「フッ、そう褒めるな……」
「私はヴィーディン王国契約魔法師、クォーツ・ユニオンジェムだ」
「こちらは我が従僕ペリュトン」
しもべの紹介をしつつ、握手に応じよう。
バイクと、銃……ふむ。どちらが本体なのだろうか。
手放さない辺り、本体は銃?
「キリ、か。いい銃だな」
とりあえず褒めておいた。
「見たところ、キミは投影体だろう」
「安心して欲しい。私は投影について修めた浅黄の魔法師」
「キミは我らの領地のために戦ってくれた恩人だ」
「決して無碍にはすまい。良ければ礼をさせてほしい」
「構わないな、エイディン殿?」
18
:
『王都炎上』
:2019/04/12(金) 01:24:31
【エイディン】「キリ殿だね。宜しく。」
クォーツが握手を交わした後、エイディン卿もまた切緒との握手に快く応じる。
どちらかと言えば優男と取られそうな顔とは裏腹に、大きくゴツゴツとした、力強い手だ。
先程見た戦いぶりも合わせて、彼が歴戦の戦士であることが伺えるだろう。
【エイディン】「無論だとも! とはいえ、陛下への報告も必要だろう。」
「さしあたっては―――」
【兵士】「報告! ほうこーく!」
エイディン卿の言葉を遮るように、物見の兵士が息せき切って駆け寄ってくる。
何やら、相当の事態があったようだ……
【兵士】「王都方面より立ち上る黒煙を確認! 王都にて何事かあったものかと思われます!」
【エイディン】「なんだと!? ええい、間の悪い……!」
王都方面を見やれば、なるほど。
確かに、立ち上る黒煙が見て取れよう。
しかし、投影されたのが先程のゴブリンだけとも限らない。
周辺の混沌を捨て置けば、また村が脅威に脅かされるのは時間の問題だ。
村を置いて王都に戻るか? それとも目の前の村を優先するか?
―――あるいは、今ならば。
そのどちらも同時に片付ける方法も、あるかもしれない。
19
:
牧田切緒
:2019/04/12(金) 22:29:13
「ユニオンジェムさんとエイディンさんですか」
笑顔で手を握る。
二人ともいい人そうだ。
好感が持てるタイプの人であることは間違いないだろう。
「投影……? よく分かりませんけど、多分そうなんでしょうね」
後で詳しく教えてもらおう。
今じゃないのは優先順位の問題だ。
「……僕の後ろに乗ってくださいユニオンジェムさん」
「これなら迅速に対処できます」
「決闘しつつ王都に向かいましょう」
20
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/04/12(金) 22:56:55
「むむ……これは一大事!」
既に――――キリを含め――――投影体が複数発生していることから、この辺りの混沌レベルはあまり信用ならない。
放っておけば、また次なる投影体が出てくる可能性も高いだろう。
そして――――混沌の制圧には聖印が必要だ。
となれば、配分は決まり切っていた。
「うむ! 失礼するぞキリ!」
「この礼は後程必ず!」
「エイディン殿! 申し訳ないが貴殿には一帯の混沌制圧をお願いしたい!」
「制圧が完了次第戻って来てくれ! 私は彼と王都に戻る!」
道中の混沌体は処理しつつな!
とはいえ我らに可能なのはあくまで事後対応! 根本の解決には君主が必要だからな!
というわけでキリの(本体かもしれない)バイクに乗って王都に向かおう!
21
:
『王都炎上』
:2019/04/12(金) 23:12:04
方針が提示されると、エイディンは一瞬驚きの表情を浮かべる。
おそらく、切緒の方からそのように切り出されるとは思っていなかったのだろう。
しかし、すぐに気を取り直し、君たちの言葉に応じた。
【エイディン】「……承知した! 周辺の混沌を制圧次第、こちらも王都に向かう!」
「キリ殿。どうか、クォーツ殿を宜しく頼む。」
こんな事もあろうかと、であろうか。切緒のバイクにはタンデムシートが標準装備されていた。
バイクの速度は、騎馬のそれを遥かに上回る。
二人が王都につくまでに、さほどの時間は必要としないだろう。
君たちはエイディン卿と別れ、黒煙立ち上る王都を目指す―――
【シーン終了】
22
:
『王都炎上』
:2019/04/12(金) 23:32:05
【OP3/シーンプレイヤー:赤竜童子】
、_,r--ミヽ 、
、__‐''´:.:.:.:.:.:.:.:.`':.レ)
/:.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:ir:.:.:.ミ、
''/:::::::::r::::::{::::〈`ヽi:.:l ゙
、ノ;::::::::::l::;:ノイ:::l;}タl::::::しi_
、_ノ::::|:l'‐弋',‐イヘ イ:::i::): : `ヽ-. .、._ ,..,.. --、
f/;ィ:l:i:::::匕 ....:_',∧ヽ,ィ: : :_:-ヘ_: : : : : ̄: フ/ i ヽ\_ いやしかし、よく飲むねぇお前さん。
r' ´ ヽ,>-‐ヽ`ノ:゙ヘ ヽヽi、:{ フと´`>r '' "´ ||.l _ ヾ ヽ \`7
.i! ノ_ メ-__,r, >、:jノl'' ' ヽミ'' l / V `ー'>、 ヽ、 \ 前にもドラゴンのレイヤーと飲んだ事はあるが、
.l ,r l `メ´l.l゙f<_j,ノ .〉、`'_ ゙ rfヽ イ,ニ「´ |\ \_
ヽ,' l l|.| l '、 ` j:::::`:ー..、 ノ r――' ,j l: l `‐ .._,ノ お前さんほどは飲まなかったっけなぁ……
l / l !.l l : ヽノ ー- l::::::::::::::::::ヽ:'´:::..: `ヽ-‐'/ /: l
l / Y ゝil ヽ、, - |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..: : :| |: :l
l ! ゙' |. i l_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ー': l
.ヘ f ノヽ j |i ネ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l
i i lイ l\ヽ. ヘ ` _/,ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
, ̄ /l l }ノ、 ト ノ ,〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
神聖王国で深刻な負傷を負った君は、どうやってか人知れず国境を超え、今はこのヴィーディン王国で傷を癒やしつつ再起を図っていた。
今頃神聖王国は君のせいでてんやわんやの大混乱であろう。君にとってはどうでもいいことだが。
まあともかく、そんな君は王都の酒場で盛大に酒を飲んでいた。
酒は百薬の長って多分そういう意味じゃないとは思うが、そんな細かいことは良いだろう。
君はドラゴンで、目の前に美味い酒がある。重要なのはそこだ。多分。
君の対面で飲んでいる、この男はユリシーズ。
王都の酒場で偶然相席した、邪紋使いの男だ。
男の詳しい事情は知らないし、向こうも君の事情について聞くような無粋な真似はしない。
ただ単に、たまたま相席して一緒に飲んでるだけの赤の他人である。そんなもんだろう。
23
:
赤竜童子
:2019/04/13(土) 03:27:58
「ふふっ――――」
∧ VY Y_ノi∧ |i:i:i:i:i:i:i:i\
゚, }人___人:i:i:i:i:\` く:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨ /
ハ .:i:i:i:i:i}X{i:i:i:i:i:i:i:i:i:, V:i:i:i:i|i:i:i:i∨ /
|i:i:∨i:i:i:∥ }}i:i:i:i:i:i:i:i| |i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:∨
|i:i:i:||i:i:i:i:iト=彳i:ハi:/^ィ Y i:i:i|i:i:i:i:i:i:|
|i:i:i:||i:i:i:i:iト i}i/ 〃丈イ:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:|
|i:i:i:|W^ ____ :.:.:|i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:|
|i:i:i:|∧Y^丈ト |i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:|
|i:i:i:|i:i:i:. :.:.:. 丶___ |i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:|
|i:i:i:|i:i:i|i:ヽ V⌒y\|i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:| <うちは竜は竜でも卑竜やからねえ。
|i:i:i:|i:i:i|i:i:i:i\ \___ノ|i:i:i:i:i|i:i:i/}i/ 酒に食に艶に楽。
|i:i:i:|i:i:i|/⌒==ニ=‐- .イ|i:i:i:i:i|W 黄金貯めて仙人みたいに籠る竜とは違うさかいに。
r‐┓ }/W/V/ \_}ニニVニニ{V
}ー{ _______ ィニニニ\ ⌒7¨¨¨マiト----ミ
__ イVム __}:.:.:.:.:.:.:.:.¨¨¨マニム /《 ⌒\ \
:.:.:`ト 〃 } | 丶 _____}------ミ:.:.:.:.:.\ニ∨/ニニ\ 》、 V
:.:.:.:.\:.:|l:.:/ノ \:.:.:.⌒\:.:.:.:\:.:.:.:.:.:\X⌒7ニニ\ /∧ {\
:.:.:.:.:.:.:X|l/ /) Υ:.:.:.:.:. \:.:.:.:\:.:.:.:.:.:¨\ニニニニニ) {ニニ=- Vム
:.:.:.:.:./ 》 |:.:.:.:.:.:.:.:.:. \:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:マニ/ \ニニニ=-}:.:\_
:.:.:.:. | { 从:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.\ \ニニ7:.:.:.:.:{:.:\
:.:.:. 人___〉 イ:.:. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:. \:.:.:.:.:.:.:.\ V¨ }:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:\
:.:.:.:.:/:/\________/ :.:.:.:.:.:.: \:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:. \:.:.:.:.:.:.:.\ { ∥:.:.:./:.:.:.:.:.:.:. \
そういいながら魚でも手でつかんで頭からヴァリヴァリと齧ってよう。
内地のここでは海の物は貴重品であろう。つまりはそういうことだ。彼女は自分の欲を満たすためならば金に糸目はつけない。
つまり――――
「あ、給仕はん?葡萄酒もええけどもう少し強い酒が欲しいわあ。火酒かなんかあらしまへんの?」
高い物を浴びる様に好きなように食べるし呑む!
基本的にドラゴンは体格に比して余り食事をしないもの、己の属性たる魔力を取り込み循環させて生きる超生物だ。
だがレッドドラゴンは炎の竜。全てを薪のごとく浪費し、消費する一匹の獣なのだ――――!
24
:
『王都炎上』
:2019/04/16(火) 23:29:38
【ユリシーズ】「後は野となれ山となれってか? いいね、楽しいってのは良いことだ。」
よくわからないが、どうやら気に入られたようだ。
後で知ることになるが、この男今でこそ邪紋使いではあるが、元は貴族の出だという。
付き合いがあって損はないだろう。
【給仕】「あいよ! 店長! 新しいチャレンジャーの登場だ!」
【店長】「何? ……よし、わかった。少し待て。」
ややあって給仕に運ばれて来たのは、一本のボトルとグラスであった。
ラベルには、斧を担いだ髭面の小人の絵が描かれている。
【店長】「共和国のドワーフが作った酒だそうだ。」
「……飲みきれなくても、代金は負からないからな。」
【ユリシーズ】「うわ、アレ頼むやつ久々に見たわ……ん?」
君の注文に若干引いたのか、どことなく引きつった顔をしていたユリシーズの顔が、急に酔いが抜けたかのように引き締まる。
ユリシーズはそのまま、入口の方に歩き出し、視線を外に向ける。
……君にも、馴染み深い匂いと音が感じられるだろう。
【ユリシーズ】「オイオイオイ冗談じゃねぇぞ……」
「お前ら、さっさと勘定済ませて逃げろ! ありゃあすぐこっちまで来ちまうぞ……!」
即ち、炎の匂い。
そして、逃げ惑う民の悲鳴だ。
25
:
赤竜童子
:2019/04/16(火) 23:40:12
「・・・はふぇ?」
果たしてユリシーズおじさんが振り向くとそこには!!
『カラッ☆』
空になったボトルとぐでんぐでんになってる赤竜童子の姿が!
26
:
『王都炎上』
:2019/04/17(水) 00:03:35
【ユリシーズ】「……マジかよお前……ああめんどくせぇなもう!」
火は瞬く間に燃え広がる。
喧騒は人から人へ感染する。
ユリシーズの発言から数分と経たぬうちに、炎は酒場一帯を飲み込んだ。
そんな大変な状況下で、ヤバイ酒を瞬く間に飲み干した君はすっかり夢心地だ。
ユリシーズは揺すり起こそうとしたが、まるで起きる気配はない―――
【店長】「チッ……今日は店仕舞いだ! 特別にツケにしといてやっから、さっさと失せろ!」
【酒場の客】「マジかよラッキー! ……とか言ってる場合じゃねぇ! うおお逃げろォーッ!」
酒場の酔っ払い共も、さすがに火に巻かれては酔いも覚めるというものか。
皆一様に、火に巻かれた酒場から逃げ去っていく。
酒気の充満した酒場は火の回りも早い。こんなところに長居するのは自殺行為だろう。
そんな大変な状況下で、こういう場に変に馴れてる君はやっぱり夢心地だ。
ユリシーズは叩き起こそうとしたが、まるで起きる気配はない―――
ユリシーズが『もうこいつほっといて逃げようかな……』などと考え始めたころ、ついに酒場は限界を迎える。
轟音を立てて天井が崩れ落ち、君の上に落ちてくる―――!
……〈炎熱〉3d6ダメージを受けること。
27
:
赤竜童子
:2019/04/17(水) 00:13:32
ふむ。
ダイス合計:8 (3D6 = [3 2 3])
―――赤竜童子の【炎熱】属性の防御点は8、つまり・・・
「・・・んにゃ?」
燃え盛る酒場の中からアフロになっただけの赤竜童子が出てくるだけにとどまるわけだが。
「ウチのエビ・・・」
焼け焦げたエビの尻尾をつまんで切なそうにしているぞ。
28
:
『王都炎上』
:2019/04/17(水) 00:30:17
【ユリシーズ】「……マジかよお前……」
目が覚めると、周囲はなんかすごいことになっていた (酔っぱらい並の感想) 。
真面目な話、さすがにここに居続けると、君もタダじゃすまないだろう。
全盛期の君ならともかく、今の君は内外ともにボロボロだし、ヘアースタイルもアフロ (それも果てしなく似合っていない) だ。
こんなところで死んでしまっては、君の目的も達することはできない。
【ユリシーズ】「……ま、生きてるなら良いか。行くぞ。」
「とりあえず避難所までは案内してやる。後は好きにしろ。」
と、言うわけで。
君は親切な酒飲みに連れられて、避難所に向かうこととなった―――
【シーン終了】
29
:
『王都炎上』
:2019/04/17(水) 00:41:57
【ミドル1/シーンプレイヤー:スィル・ヴィーディン、赤竜童子】
炎の海を抜けて、スィル・ヴィーディンは川辺の避難所に辿り着く。
そこで目にするのは、焼け出され、わけも分からず逃げてきた民の姿。
ある者は負傷者を救おうと懸命に足掻き。
またある者は周囲に当たり散らし。
ある者は何かをする気力さえないのか、ただ空を仰ぐ―――
―――そんな場所で、君はなんとも数奇な遭遇をすることとなる。
果たしてそれは、君にとって吉と出るか、凶と出るか。
それはまだ、誰にもわからない―――
30
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/17(水) 01:00:10
研究所を脱出した後は、住民たちを誘導しながらもこの避難所にやって来た。
家を焼け出された老婆、泣きながら親の姿を探す幼子、全身に包帯を巻いた少女……。
消火に当たった兵士の中には、炎に向けて樽の水を浴びせかけたところ、
「一瞬で蒸気に巻かれて大やけどした」という者もいるとか。
これほどの被害を出した大火は、長老たちの話でも聞いたことがない。
「やはりこの火元は竜骸――遺物によるものか」
義父カイルの最後の言葉……「フェルディナンドを止めろ」「アレを持ち出させるな」
ヴィーディン王家の守ってきた、異界の兵器が持ち出されたとなれば、被害はまだまだ広がる。
そこで起こる炎はこの国を、周辺国を巻き込むことだろう。
「(しかし……俺にどうしろと言うのだ)」
先ほどから傷病者の収容を手伝いながらも、王室の関係者の姿を探している。
王家の務めとして兵をまとめ上げ、叔父を探そうにも割ける人手はここには無い。
自分も怪我人たちの収容だけで手いっぱいだ。
31
:
赤竜童子
:2019/04/17(水) 01:05:12
そんなふうに手一杯な王子に朗報だ!
「はいはーい、ユリシーズのおっちゃん、次いくでー。」
ザクッ、ザクザクザクザク!!
そこには元気に丸太を素手で引き裂いて板材に加工している褐色の少女の姿が!!
こんがりこげ茶色の肌が眩しいその少女は人外の膂力で木を引きちぎり簡易収容所の衝立やら屋根やらを作っている・・・!!
32
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/17(水) 01:13:14
火傷の手当をした自分の右手にふと目をやる。
そこには王家に連なる者の証、父から預かった小さな従属聖印が輝いている。
癒しの力も宿らぬ、瓦礫をどかすこともままならない、弱い聖印だ。
「(いや、弱いのは俺自身か――)」
「なにが王家(ナーヴ)の子、疾く駆ける者か……!」
死の床から水を求める老人の手を振り切ることもできない。
ただ、流されるままに目の前の仕事に当たることしかできない。
「(俺一人ではなにもできない。分かり切ってることだ!今はそこからどうするかだ)」
「姉上――今は頼れまい。せめてユリシーズがいればよいのだが……」
33
:
『王都炎上』
:2019/04/17(水) 01:20:44
【ユリシーズ】「へいへい……こういうの、ガラじゃないんだがねぇ……」
ユリシーズはなぜか赤竜童子に付き合わされ、避難所のボランティア活動……? でいいのか? に従事していた。
なお、基本的に治安に関わる者達からの受けはすこぶる悪い。当然である。
そもそも邪紋使いである。受けが良いわけがなかった。
【ユリシーズ】「ん? ……ちょっと待ってろ。知り合い見つけたんでちょっと顔出してくるわ。」
「おう、スィル坊! 無事だったか!」
……そんなわけで、そういうあんまりガラじゃない労働から逃げるためかは知らないが。
折よくユリシーズが、君のもとへ顔を出しにやってきた。
34
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/17(水) 01:21:34
はっ!この丸太をやすやすと裂く異音は邪紋使いの手によるもの!
ちょうど探していた名前が聴こえた!なにか……よく焼けた知らないのもいる?
「ユリシーズ!」
作業をしている組み立て中の収容所の足場の上によじ登ってゆく。
「見ない顔だが……流れの傭兵か?」
「すさまじい力だな。邪紋使い(アーティスト)は一騎当千の兵と言うが、
こういった状況でも千人力だ。ヴィーディンへの助力を感謝する……そうだ、ユリシーズ!聞いてくれ!」
聞いてくれ!今の状況を!
35
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/17(水) 01:25:31
「研究所の方に行っていたがなんとかな」
「カイル……義親父殿と義母上は……」
無言でかぶりを振るう。
そこからはかくかくしかじか。
「カイルに託されたことだが、悔しいことに俺には何もできない……兵が。情報が必要だ」
「ベアトリス姉上か、フェルディナンドを見かけなかっただろうか?」
36
:
赤竜童子
:2019/04/17(水) 01:27:34
いやまあ嫌われてるなら手伝うのやめてもいいんだが
「ほな傷病者の雨風位はしのげそうやしこの辺でしまいにしよか?」
「そもそもウチも怪我人やしなあ・・・」
ただ頼みに来るのがいるなら手伝う位の事はするよ、レベルだ。
義理もないのでそれだけでも破格だと思ってもらいたい!
37
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/17(水) 01:31:44
※反応時にリロードしてなくてゴメンな!
>>30
&
>>32
(スィル)→
>>31
(赤竜童子)→
>>34
(スィル)→
>>33
(GM)→
>>35
(スィル)→ とかの流れで
38
:
『王都炎上』
:2019/04/17(水) 01:44:37
【ユリシーズ】「ん? こいつ? ああ……さっきまで一緒に飲んでたんだよ。」
「ぐでんぐでんに酔い潰れてる所火に巻かれちまって、ご覧の有様。」
「見た目よく焼けてるけど、それでも多分下手な傭兵よか強いぞ、こいつ。」
「で、そっちはどうしたよ。随分シケた面してたみたいだが……」
一応、継承戦を実質降りている身とはいえ、仮にも王子にこの気安さである。
しかし、今の君には、このくらいがちょうどいいのかも知れない。
何しろ君は、いろいろと大事なものを失ったばかりなのだ。
【ユリシーズ】「……なるほどなぁ……親父さんとお袋さんのことは、残念だったな。」
「落ち着いたら、墓の一つも立ててやろうや。」
「悪いが、俺らも酒飲んでる所、身一つで焼け出されたもんでな。あんまいろいろ知ってるわけじゃない。」
「道中にお前の姉ちゃんは見たが、とても声かけれるような状況じゃあなかったぜ、ありゃ。」
「王都にいる兵士にしたって、しばらくは消火活動とか救助活動に追われるだろ、こりゃ。」
「となると……後は、傭兵を雇い入れるくらいだわな。なんだったら少し時間はもらうが、チョイと探してきてやろうか?」
39
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/17(水) 02:03:18
「あぁ、このままではカイルに顔向けできんからな」
こちらも王宮から離れた身。それも特に荒っぽい獣駆り達の間で育った。
肩肘張ったやり取りは好まないし、ユリシーズとの間は以前からこんなものだ。
「時間がない、『火急』の用だ」
「王宮の兵は……まずいな(どこまで叔父上が噛んでいるかわからないからな)
傭兵も単独で腕の立つ奴がいいが、あまり王宮との付き合いが長くない方がいい」
この国では名の通ったユリシーズを動かすのもあまり得策ではないだろう。
できるだけ目立たずに、速やかに事を運ばなくてはならない。
「……お前。雇われる気はないか?」
焦げてる人……赤竜童子に呼びかける。
「俺はナーヴの子、スィル・ヴィーディン。妾腹の子だがこの国の王子だ」
「相場の5倍出す。この動乱が終われば王室にも、口を聞いてやれるが……」
40
:
赤竜童子
:2019/04/17(水) 02:10:57
「・・・ふぅん?」
「せやなあ・・・今別にそれほど金にはこまっとらんのやけどなあ・・・」
どうしよっかなーみたいな態度をとってみる。
『5倍じゃ足りない』と言っているようにとれる態度だが・・・果たして。
41
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/17(水) 02:24:23
この思わせぶりな様子――
「(暗に『足りない』と言ってるのか?足元を見られているな)」
「あいにくと今手持ちがなくてな……そして時間もない」
少し考えた後、胸に掛けていた首飾りを外して投げ渡す。
銀製の鎖に、精緻な馬の細工が施されたメダリオンが付いている。
「俺が初めて馬に乗れた時に、実の母が贈ってくれた品だ。もう顔も覚えていないが……」
「この戦乱の時代にも健やかに、安寧に生きれるように。そういう意味のある守りらしい」
「王室での身分を保証するものではないが、銀貨20枚分くらいの価値はあるだろう」
42
:
赤竜童子
:2019/04/17(水) 21:55:46
「―――――――」
きょとん、とした目をしていよう。
「それは――――随分と『高い』報酬やなあ?」
くすくす、と笑いながらスィルを非常に興味深く見てみよう。
「そんな高い報酬で、ウチに何をさせるつもりなんかなあ・・・?」
43
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/17(水) 22:34:08
「『竜』退治だ」
そう宣言したスィルの目は、火の手が上がり続ける都の中心部を見据えている。
……炎の柱と立ち上る黒煙の中に浮かび上がるのは、ヴィーディン王国のシンボル。
合金製の骨組みをむき出しにして横たわる巨大なシルエット――異界船の残骸。
「地に堕とされ骸となってから幾星霜を経てなお、死の息吹を燻ぶらせ続ける。
あの竜骸をもう一度、眠りに付かせなければならない」
「ヴィーディンの血筋……養父の最後の頼み……俺には力がないが、今それを果たさなければならない理由がある」
「これが今の俺の払える全てだ」
赤竜童子に向き直り答えを待つ。
44
:
赤竜童子
:2019/04/18(木) 22:00:14
「あかん・・・あかんわあ」
頬を赤らめていやんいやんと被りを振る。
「『高い』わあ・・・旦那はん、そんな高い報酬でウチにそんなことさせるん?」
「これは少し色つけなあかんかもねえ・・・?」
瞳がとろんとしているがOKという事だろう。
45
:
『王都炎上』
:2019/04/19(金) 23:32:37
【ユリシーズ】「話はまとまったか?」
「……んじゃ、俺は他に使えそうなやつを探してくるとするかな。」
「非常時だしこっちの代金は立て替えといてやるが、後でちゃんと払えよ?」
そう告げると、ユリシーズは雑踏の中に消えていく。
どの程度の傭兵が雇えるかは―――まあ、彼の努力に期待するとしよう。
一体、研究所で何が起きたのか?
全てを見ていた竜の骸は、何も語ることはない。
赫赫と燃え盛る炎の中、ただただ静かに横たわるばかり―――
46
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/20(土) 00:03:47
「……。協力に感謝する」
そちらの代金はヴィーディン王家の正当の君主が払うだろう。
問題はこちらの見慣れぬ邪紋使いだが、果たして支払った代金に見合う人物だろうか。
丸太を引き裂く爪と怪力。武力については間違いないと思うが。
「……いこう。道すがら説明するがまずは情報が必要だ」
「(宮廷の事情に通じ、叔父上の息がかかってなさそうな……なんなら跨いで通りそうな、あの魔法師がいいか)」
「――――邪紋使い(アーティスト)、名前は?」
47
:
赤竜童子
:2019/04/21(日) 05:49:35
>>46
「せk――――っと堪忍なぁ。」
「何やウチにおおきい事故があったようでここ最近以外の記憶がわやになってるさかいに。」
「今は『赤竜童子』で通してるわ。赤竜の邪紋使い、赤竜童子。」
「以後、よろしゅうに。」
48
:
『王都炎上』
:2019/04/21(日) 23:17:46
その出会いは、君に何をもたらすものか。
その出会いは、世に何をもたらすものか。
今はまだ、誰も知らない。
―――今は、まだ。
【シーン終了】
49
:
『王都炎上』
:2019/04/22(月) 23:07:41
【ミドル2/シーンプレイヤー:クォーツ・ユニオンジェム、牧田切緒】
早馬の倍以上の速度でかっ飛ばし、君たちは王都を目指す。
王都に近づくにつれて、王都の遠景が次第にはっきりと見えてくることであろう。
かつて平和を謳歌していた王都は、今や赫赫と燃え盛るこの世の地獄であった。
やがて、君たちは王都の近郊までたどり着き、一度速度を緩めることとなる。
一体、何があったのだろうか―――
50
:
牧田切緒
:2019/04/22(月) 23:31:50
「これが王都ですか……?」
随分と大変なことになっている。
早急に向かわねばならない。
が、牧田切緒にはどうしても聞かなければならないことがある。
乗ったままでは話しにくいので、どうしても止める必要があった。
「この都は王が取り仕切っているんですよね?」
「王がいるから王都なのであって、神父や坊主が幅をきかせている訳では無いですよね?」
「僕はそれが気がかりで仕方がない」
51
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/04/23(火) 00:26:33
「宗教が盛んなのは東のベルセナ神聖王国だ」
「最近流行なのは聖印教と言って、聖印……先ほどエイディン殿が使っていた光の紋章だな」
「あれを唯一神がもたらした恩寵と考え、崇める宗教だ」
「私のような魔法師も『混沌を操る者』として忌み嫌う、過激な連中だよ」
「我が国にも多少入ってきているが、この国はしっかりと王侯貴族が取り仕切っている。安心しろ」
まぁ、その王侯貴族もいささかややこしい状況にはなっているのだが……
……まだマシな方ではあるか。
幸いにして、姉と弟とで殺し合うことにはなっていないのだから。
「……もしキミが聖印教の者に出会ったら、気をつけろ」
「キミは投影体と言って、異界から混沌を媒介に迷い出たマレビトだ」
「彼らにとっては混沌の使者として、キミは排斥の対象となる」
…………厳密には、彼は確固たる命ですらない。
元の世界の彼が、混沌によって『アトラタンに存在したら』という可能性を収束させた存在。
平たく言えば、コピーだ。
彼は実体のない影法師であり、元の世界では元の彼がいつも通りに暮らしている。
それは……まだ、伝えるべきではないだろう。いささかショッキングに過ぎる。
52
:
牧田切緒
:2019/04/23(火) 10:59:15
「ユニオンジェムさんも、ですか?」
「……馬鹿げてる」
「いえ、信仰することそのものは自由かもしれないですが」
混沌やら聖印が何かを詳しくは知らないけれど。
少なくとも彼にとってはあまり好ましくはない。
「混沌の使者……」
「まぁ、数にもよりますが」
「風穴を開けて差し上げましょう」
このバイクと銃が使えることはわかっている。
必要とあればそういったものも辞さない。
「混沌というのはよくないもの、という事なのでしょう」
「……ところで王は何かそういった力を?」
53
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/04/23(火) 22:42:24
「暴力はいけないぞ、暴力は」
※決闘は暴力ではない。いいね?
「混沌は……ひとくちに説明するのが難しい。異界の民は魔力とかマナとか呼ぶそうだが」
「この世界に存在し、あらゆる可能性を不確定にする要素、とでも言おうか」
「我々『魔法師』はそれを操って火を放ち、あるいは獣を呼び出し、あるいは傷を癒す」
「混沌を直接その身に刻んで超常の力を得る『邪紋使い』もいる」
「もちろん、どちらも相応の危険を伴うがな。最悪の場合は可能性が爆発して跡形も残らん」
だからこそ、聖印教会などはこれを忌み嫌うわけだが。
……実際、魔法師はともかく邪紋使いは多くが無法者だ。恐れられるのも仕方あるまい。
「その中で、安定して混沌を制御し、祓う力……それが先ほど話した『聖印』だ」
「この世界の王や貴族は即ち『聖印を持っている』ということを意味する」
「先ほどゴブリンやキミが投影されていたが……大本となる混沌を祓わない限り、キリが無いからな」
「それどころか、鍛冶仕事や農業すらままならん」
「混沌が作用する場所では、リンゴがひとりでに空へと飛んでいくこともあるのだ」
「それでは民は暮らせん……だから、王は混沌を祓い民の安寧を約束する」
「民は己を守る王のために日々の糧を差し出す」
「これが、我が世界アトラタンの仕組みだ」
生徒に講義をする教師のように、胸を反らして長々と語る。
これで学生だからな。知識をひけらかしたい欲求と言うのは相応にあるのだ。
「――――そして私がその王を補佐する魔法師! というわけだ!」
このように!
54
:
牧田切緒
:2019/04/24(水) 01:20:44
「空を飛ぶリンゴ、それはまた難儀な」
「台風が来た訳でもないのに?」
「……それは忌み嫌われても仕方が無い」
それでも、その混沌をいまいち嫌う気になれないのは自分をここに連れてきたからだ。
牧田切緒を閉鎖的な故郷から連れ出したのだ。
可能性を不確定にするという言葉の響きもいい。
「おぉ、なるほど」
クォーツに対して拍手を送る。
心からのものだ。
「流石ユニオンジェムさん、博識だ」
「貴方のような人がいるのなら、きっとここは良い国なんでしょうね」
55
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/04/24(水) 23:00:12
「ふふん! 褒めるな褒めるな!」
渾身の『してやったり顔』だ!
褒められるのは気分がいい。これだから物知りはやめられんな!
「まぁ、実際いい国だと私も思うよ」
「私は外様だがな。いや、だからこそか」
「少し外交上の問題を多数抱えてはいるが……」
「――――っと、そういえば話している場合では無かったな!」
燃えているのだ!王都が!
いい国が燃えている!ドヤ顔してる場合じゃねぇ!
「すまんキリ! 詳しい話はまた後だ!」
「良ければ後でキミの故郷の話も聞かせてくれ!」
「私の専門は異界の研究だからな!」
56
:
牧田切緒
:2019/04/24(水) 23:25:20
「ええ、火急の事態ですから」
文字通りの火急具合である。
「参考になりますかね、僕の生まれたクソのような村の話が」
思い切りエンジンをかけた。
57
:
『王都炎上』
:2019/04/24(水) 23:38:58
再び、エンジンが唸りを上げる―――
燃え盛る王都に突っ込んだ所で、得られるものはそうないだろう。
君たちはまず、水辺の避難所を目指した。
【シーン終了】
58
:
『王都炎上』
:2019/04/24(水) 23:44:33
【ミドル3/シーンプレイヤー:全員】
―――時はさほど経っていない。
避難所の様子は、相変わらずだ。
―――時はさほど経っていない。
辿り着いた避難所は、独特の喧騒と諦観が入り混じった奇妙な空気の中にあった。
かくて、二人と二人の道が交差する。
君たちの詳しい状況については、あえてこちらからは提示しない。
まずは好きなように合流するといいだろう。
59
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/25(木) 00:14:36
民:
「何だこの、いままで耳にしたことのない“吼え猛る”ような音は……!?」
「近づいてくる……魔法師だ!魔法師殿が投影体に乗って帰ってきたぞー!」
ちょうど探しに出かけようとしていたところ。
切緒とクォーツたちが避難所にやってくれば、すぐに気づくことができるだろう。
「クォーツ、戻ったか!姉上を見かけなかったか!?」
「(野良犬と叔父上も跨いで通る、問題魔法師……。
宮廷の知恵者ではあるが間違いなく企みの外に置かれる存在!この男を待っていた!)」
火事に関する話は道すがら避難民たちに聞いたりしてるとありがたい。
叔父上、研究所の兵器、兵力集め、赤竜童子(仮)との出会い―――この場でかくかくしかじ。
「――といった具合だ。お前の知恵を借りたいところなのだが……」チラリ
切緒の方に訝しげな視線をやる。
誰だろう……この奇妙な乗騎を駆る不思議な装束の男は?
60
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/25(木) 00:26:42
(「女」だったな。ゴメンね!)
61
:
赤竜童子
:2019/04/25(木) 22:41:58
とりあえず雇われてるわけだし避難所にあった戦闘に使えそうな物資を筋力の限り引っ張って持ってきてよう。
なんかこう、半裸みたいな恰好の童女がスゴイデカイものを抱えて持ち歩いている。平気そうに。
雇われだし礼節を弁えて雇い主がふるまでは喋らないでおこうかな!赤竜童子ったら礼節をわきまえてるわね!
62
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/04/25(木) 23:17:48
「殿下! よくぞご無事で!」
バイクから降り、略式に臣下の礼をとる。
緊急事態だからな。跪いたりはしないぞ。
「生憎、王女殿下の行方は知れず……」
「騎士エイディン殿と共に混沌征伐に向かった折、王都に危機有りと急ぎ馳せ参じた次第」
「……養父母様のこと、お悔やみ申し上げます」
「されど、残念ながらそれどころではない様子。このような形での国盗りとは、許しがたい!」
まぁこちらの事情はさほど複雑ではない。
「彼はキリ。道中出会った友好的な投影体でして……同行を依頼し、ここに」
「近隣の村を守るためにゴブリンと戦っているところに遭遇しました。勇敢な男です」
「エイディン殿は、差し当たり現地で混沌の征伐を行ってもらっております」
「あちらも火急でした故、ご容赦を」
国家の大事とはいえ、民の生活をないがしろにするわけには行かん。
エイディン殿を置いていったのは苦渋の決断ではあったが、致し方ないことと言えよう。
続いてキリに殿下を紹介しておこう。
「キリ。こちらが我が国の王子、スィル・ヴィーディン殿下だ」
63
:
牧田切緒
:2019/04/25(木) 23:40:26
「はじめまして、牧田切緒です」
「キリと呼んでください」
手を差し出す。
握手だ。
「ヴィーデンさん、ですね? よろしくお願いします」
「それで……そちらの方は?」
何かいるな。
64
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/26(金) 00:05:04
「竜の骸に手をつける禁忌を侵そうというくらいだ。王宮や姉上を抑える手は講じられているだろう
……ともあれ今は残された民の安全が一番だ。宮廷事情に通じるお前が頼りだ、頼む」
(赤竜童子の方にもおう愛想よくしろよ、という視線)
「ヴィーディンは姓だ。俺は王というわけでもない、スィルと呼んでくれ」
「助力に感謝する、キリ・……ところで、その鉄の乗り物……。
その素材は………竜骸?いや、もしや生きた竜なのでは?」
なんかその乗り物(バイク)……唸ってる!
65
:
赤竜童子
:2019/04/26(金) 00:28:01
とりあえず牧田に振られたようだが・・・
にこっと会釈をしておこう。
「ウチは赤竜童子、そこの坊ちゃんに雇われた傭兵や。よろしおす。」
「多少なら腕力もあるし頑丈や、先陣護衛前衛、そのあたりならそれなりにこなせるわ。」
66
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/04/26(金) 00:43:22
「ふふん! そうも言われては否やは無し、任されましょう!」
「このクォーツ・ユニオンジェム、ヴィーディンが竜旗に忠誠を誓った身なのですから!」
やれやれ、頼られてしまうなーっ!
私がなーっ!
優秀だからなーっ!
かーっ!
「生きた竜、と言えば生きた竜ですね」
「先ほど申しました通り、彼は投影体……あの竜骸と同じく、異界の技巧にて生み出された乗騎です」
「キリ。この国は異界から現れた『鋼鉄の船』の管理と守護のために生まれた国でな」
「彼らはそれを『竜の骸』と呼んでいるのだ」
「キミのバイクの親戚だよ。いささか規模は違うがな……ああ、解体したい……オホン、なんでもないぞ」
そういう迷信めいた物言いについて、クォーツが口を出すことは無い。
アトラタンの民にとってはその方が理解しやすいだろうし、修正して何かがあるわけでもないからだ。
少なくとも王家はあれが投影された兵器であることを理解している。それで十分だ。
「しかし、傭兵ですか……」
チラリと赤竜童子を見て。
「……やはり、せっぱつまっているようですね」
「乗り込むおつもりですか、殿下」
67
:
牧田切緒
:2019/04/26(金) 01:15:37
「では、スィルさんと呼ばせていただきます……」
「王、ではないんですね……?」
少し意外だったようだ。
「赤竜童子さん、ですね? よろしくお願いします」
微笑んで言葉を返した。
服装については特に突っ込まないでおこう。
そういうタイプの民なのだろう。
「バイクの解体はいけませんよ? 困ります」
「乗り込むのでしたら、お力になります」
「風穴をいくつこしらえればよろしいです?」
68
:
スィル・ヴィーディン
:2019/04/26(金) 01:48:23
「(赤竜童子を指して)見ての通りの怪力だ。
爪捌きは鋭く肉体は頑強、ユリシーズの目から見てもなかなかの腕前らしい」
「今は……ただ、駆け続けていないとおかしくなりそうだからな。この先の『手綱取り』は任せる」
普段なら方針決定を任せるには不安に見える魔法師だが、
今の自分よりは冷静な思考を持って仕事をこなせる人物だと、信じたい。
この通り解説がすらすらと出てくる、異界兵器のプロフェッショナルだ。
「俺は妾腹だ。王座は姉上が継ぐ」
「やはり竜……つまり異界の竜騎士!ありがたい、この窮地に千の味方を得た気分だ!」
さっきの赤竜童子とは真逆に、妙に話がスムーズなのがちょっと不気味だが!
いやなるほど、異界の竜乗りの騎士道と言うやつかもしれない。
苦しむ民があれば見過ごせないのだろう、たぶん。
「これで最低限の手数は揃った。残りはユリシーズが揃える」
「叔父上……逆族フェルディナンドを追うぞ」
69
:
赤竜童子
:2019/04/26(金) 22:42:00
「その辺の指示は大将に任せるわあ。」
「見た感じそっちの二人は両方とも遠くから狙う人らやね?」
「手柄の取り合いにならなさそうでなによりや、気張っていこか?」
70
:
『王都炎上』
:2019/04/26(金) 23:22:20
今、何よりも足りないのは情報である。
まずは、情報を集めよう。
現在調査可能なのは、以下の4項目だ。
・傭兵を雇う 〈情報収集〉7~12
達成値に応じて、ボス戦時に登場するモブが減少する。
達成値7ならモブ1体が戦闘から取り除かれ、以後達成値が1点上昇するごとに取り除かれるモブが1体増える。
最終的に、達成値12以上で全てのモブが取り除かれる。
この効果で取り除かれた敵は撃破したものとして扱われ、経験点は敵が減っていない場合のものを基準として算出する。
・事件について 〈情報収集〉6
・兵器の詳細 〈情報収集〉8
・フェルディナンドと兵器の行方 〈情報収集〉8
71
:
赤竜童子
:2019/05/08(水) 02:15:05
>>70
じゃあまあ事件について〈情報収集〉。
(2D6+2) → 9[5,4]+2 → 11
今いるメンツの中で知ってる人を呼んでくる位のレベルかなこれは。
72
:
『王都炎上』
:2019/05/08(水) 23:08:05
赤竜童子は、運良く逃げ延びた研究員の一人を連れてくる事に成功する。
研究員はかなり憔悴していたが、事件について知る限りのことを話してくれた。
―――事の発端は、王兄フェルディナンド・ヴィーディンが、技術検証のために復元された新兵器を接収しようとした事である。
しかし、接収の最中に突如兵器が誤作動を起こし、試験のために装填されていた特殊焼夷弾頭があらぬ方向に発射されてしまう。
スィルの養母アンナは、この特殊焼夷弾頭の直撃を受け、死亡したそうだ。
事件後の混乱に乗じ、フェルディナンドは兵器と共に王都を逃れている。
目的はあくまで兵器の接収による派閥の武力・発言力の強化であり、このような事態は想定していなかったようだ。
情報とともに、研究所からかろうじて持ち出せた兵器 (伝説の効果で獲得した投影装備のことだ) を回収できる。
使いたければ持っていくと良いだろう。
73
:
スィル・ヴィーディン
:2019/05/08(水) 23:18:47
自分は「フェルディナンドと兵器の行方 〈情報収集〉8」を調査しよう。
GranCrest : (2D6+3) → 4[1,3]+3 → 7
……残念、焦りが先行してどうにもうまくゆかない。
74
:
スィル・ヴィーディン
:2019/05/08(水) 23:44:58
★クォーツからの【リウィンド】 → 振り直し!
失敗は避けたいので確実を期して天運を1点使用して再挑戦する。
GranCrest : (3D6+3) → 13[1,6,6]+3 → 16
今度はクリティカルが発生して「達成値26」だ。
確率を揺らがせる支援を受けたことで、うまいこと情報を発見できたらしい。
75
:
『王都炎上』
:2019/05/08(水) 23:50:16
偶然、兵器を目撃した兵士を発見。
話を聞くことができた。
フェルディナンドは現在、王都を逃れ、息子のタイレルが任されている代官統治領に潜んでいる。
周囲にはフェルディナンド一派の私兵も潜んでいるようだ。
―――以後、いつでもフェルディナンドの元に向かうことができる。
フェルディナンドの元に向かう場合、情報収集はそこで終了となり、プレッジシーンに移行する。
76
:
牧田切緒
:2019/05/09(木) 00:20:22
傭兵を雇う 〈情報収集〉7~12
蒼き星の住人で+1D(MP44→40)
SwordWorld2.0 : (3D6+4) → 9[3,4,2]+4 → 13
傭兵をたくさん雇えたぞ
77
:
『王都炎上』
:2019/05/09(木) 00:29:15
なるべく少数精鋭で、かつフェルディナンドと関わりがなさそうな傭兵―――
そのオーダーは至難を極めた。
というのも、そもそも傭兵と言うやつは流れ者なので、誰にどういうつながりがあるのかさっぱりわからないのである。
そんなわけで、とりあえず強そうなのを雇う事にしたのだが―――
78
:
『王都炎上』
:2019/05/09(木) 00:31:28
,. -、‐ … 、 - 、
/ , ヽ ヽ ヽ\
/ / ハ ', ∨ .
イ ∧l | l ,
/ i| l | l | |、 l l :.
. ′l| | |>ヒ,.ム=ァ Ⅵ : |:. l!
{ l |-从j ' ゝ゚'’ | |::. |
<f リ | l |::: |
l〈 | l |::: |!
. , _ | l:.|::: l li
:. `ニ’ | !:.|::: l l ―――判った。
, イ | :l:::l::: l
ゝ-<ヘ r≦! ハ::l::. l ‘ それで、何人殺せばいい?
/ ハ ヤf三l 八从 | '
/ / ∧ }l}>ゝ、__> ─‐マ l '
/ / / オjニニソ´ Y:. .
/ / /∠才ー/ ,:. ,
/ /イ仁≠=f , :.
ムイ才=≠二圦 _ ;::. :.
. x<:/z三≠r三三∧、 ′ ‘, ::::. :,
/ニ/ニ三,:'三三三三∧、> .:, '::::.. ∧
. ,:仁z/ニニニ/三三三三三!ヘ \三> .. __ '777λ
{三ニ{=ニニ三{三三三三三リz∧ \三三三ニミl '// ハ
∨三∨=三圦ニニニニニ/ニニ∧ V 、三三ニ! |' / }
ヽ.三ヽニニ三ヾニ三三/ニニ=ハ ∨:\三ニ:辷j / /
―――ちょっと、やりすぎてしまったかもしれない。
ボス戦で出現するモブは、ストレーガが皆殺しにしてくれることになりました。
79
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/05/10(金) 00:18:35
さて、私は兵器について調べておくか。
ふふふ、なにせ私は浅黄の魔法師!
兵器とかそういうのについてはすこぶる詳しいぞ!
diceBot : (2D6+5) → 7[1,6]+5 → 12
なので達成値も無事に12だ。
80
:
『王都炎上』
:2019/05/10(金) 22:58:25
魔法師という立場もあり、クォーツは兵器の情報をすんなり確認することができた。
持ち出された兵器は、“竜の骸”からサルベージされた情報をもとに再現された機動兵器“タンク”。
異世界における“戦車”と言う言葉は、この“タンク”に準じる兵器を主に指すらしい。
【ボスデータが公開されます】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フェルディナンド・ヴィーディン/試製復元兵器“タンク”
種別:人間
出身世界:アトラタン
レベル:7
【筋力】9/3
【反射】18/6 〈騎乗〉3
【感覚】18/6 〈射撃〉3 〈知覚〉3
【知力】11/3 〈聖印知識〉3
【精神】11/3
【共感】9/3
全体HP:80
MP:60
▼特技
《巨体》2
《騎乗能力》1
《対軍存在》1
《踏破機能:山岳》1
《踏破機能:森林》1
《踏破機能:水地》1
《踏破機能:砂地》1
《踏破機能:毒気》1
《インスタントリペア》
クリンナップ。MPを20点消費して使用。
砲塔部と下半身のBSを合計2個まで回復するか、部位HPを合計20点まで割り振って回復する。
《履帯切断》
下半身に攻撃が命中した時、攻撃したキャラクターはダメージを与える代わりに履帯を切ることを選択してもよい。
そうした場合、下半身は硬直を受ける。切られた履帯は、硬直が解除されると共に修理される。
《擱座》
下半身が硬直を受けているか、下半身のHPが0以下のとき、砲塔部と下半身は移動、回避、白兵攻撃、カバーリングを行えない。
81
:
『王都炎上』
:2019/05/10(金) 22:58:57
▼砲塔部
HP:40
行動値:12
移動力:3 (+1)
・攻撃1:主砲
射程:2~5Sq
命中3D+7
攻撃力〈武器〉3d+16
・攻撃2:機銃
射程:0~1Sq
命中3D+9
攻撃力〈武器〉3d+9
・防御力:〈武器〉12 〈炎熱〉8 〈衝撃〉10 〈体内〉0
・特技
《ランダマイザ》
マイナーアクション。
1d6を振り、結果に応じた効果を、直後のメジャーアクションに適用する。
1. 不発/混沌の作用で弾薬に異常発生。このラウンド中、砲塔部は射撃攻撃を行えない。
2. 榴弾/射撃攻撃の対象を「対象:範囲1」に変更する。この攻撃の対象に、自身の部位は含まれない。
3. 徹甲弾/射撃攻撃の属性に〈衝撃〉を追加。
4. 徹甲榴弾/射撃攻撃の属性に〈衝撃〉を追加し、与えるダメージ+1D。
5. 高速徹甲弾/射撃攻撃の属性に〈衝撃〉を追加し、命中判定のダイス+1D、与えるダメージ+1D。
6. 超過駆動/直後のメジャーアクションで行動済みになった後、砲塔部は未行動状態になる。ただし、行動値は0となる。
《対拠点焼夷榴弾》
メジャーアクション。
「対象:十字 (選択) 」に主砲による射撃攻撃を行う。
この攻撃の属性に〈炎熱〉を追加し、1点でもダメージを受けたキャラクターは、強度2の炎上を受ける。
さらに、この攻撃の対象となったSqすべてに《地形:毒気》Lv2を配置する。
この効果で配置された《地形:毒気》は消火するまで持続する他、周囲の可燃物に引火して燃え広がり、範囲が拡大する可能性がある。
詳細はGM判断。基本的に燃え広がるのは戦闘外のみの処理とし、使用した戦闘中は最初に配置された場所が全てである。
この特技は《ランダマイザ》を使用したラウンド中は使用できず、1シナリオに3回まで使用できる。
(※1回はOPで使用済みのため、実質2回まで)
《機銃掃射》
メジャーアクション。
「対象:3体」に機銃による射撃攻撃を行う。
▼下半身
HP:60
行動値:8
移動力:3 (+1)
・攻撃1:体当たり
射程:0Sq
命中:3D+8
攻撃力〈武器〉3D+14
・防御力:〈武器〉16 〈炎熱〉9 〈衝撃〉12 〈体内〉0
・特殊能力
《守りの盾》1
《轢き潰し》
メジャーアクション。
「対象:範囲2」に体当たりによる白兵攻撃を行う。この攻撃はガードできない。
この攻撃の対象に、砲塔部と下半身は含まれない。
82
:
スィル・ヴィーディン
:2019/05/13(月) 22:44:47
,、 ,、
_l `゙゛‐-' `ヽ、. 、
-=≦"´ `ヽl\
、 ノ ト、__
ゝ ト''/
. ,ゞ . ,、r、 /
. ヽ __ __l.:::::::Yて,
i /-、`v"::::\::l 》
..ノ l l '::::::::::ヾl .ヾ、 (なんてモノを連れて来てるんだコイツ……)
ζ, 〉、 ::::ミミl ノ
´ソノノ.从川 彡,'" u ’.:::::l
.人ノノノ`ソノノ. u. l
/ \\ _,,_____ノ
_ .\\/
`ヽ、 \\
ヽ ./ /
.`i ヽゝ',
宮廷魔法師殿の支援を受けつつ、なんとか叔父上の行方を突き止め、
帰ってきてみれば、流れの地球人が傭兵ガチャで単発SSRを引いて待っていた。
……ひとまず、情報を共有しよう――――
(★ほかの皆にやることがなければ、プレッジシーンへの移動を希望)
83
:
牧田切緒
:2019/05/13(月) 23:02:50
「強そうな方を連れてきました」
牧田切緒はとりあえず感覚的に一番強そうな人を選んだ。
多分正解だと思う。
(……熊とかよりもオーラがある人だな……)
特にすることがないのでプレッジシーンに移動していただいて大丈夫です。
84
:
赤竜童子
:2019/05/14(火) 23:49:43
「随分ゴツいもんがきはったねえ・・・」
「さ、大将のお手並み拝見といきましょか?」
ブレッジシーンでOKだ!
85
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/05/15(水) 21:27:38
「(この女……キャラ被りだな……)」
「(今はともかく、この戦いが終わった時には決着をつけなければ!)」
とかそういう決意はともかくとして“決意(プレッジ)”シーンに行こう。
86
:
『王都炎上』
:2019/05/16(木) 23:01:26
―――いざ、決戦の地へ。
【シーン終了】
87
:
『王都炎上』
:2019/05/16(木) 23:03:53
【プレッジシーン】
決戦の時は、近い。
各々の思いを胸に、戦いに挑む戦士たちよ。
己が信ずるものに、誓いを立てよ。
88
:
スィル・ヴィーディン
:2019/05/16(木) 23:40:49
ではPC全員と叔父上に対して因縁を取得しよう。
赤竜童子 → 感情:可能性/懐疑心
クォーツ → 感情:信頼感/偏見
キリ → 感情:期待/不安
フェルディナンド → 感情:敵意/憤怒
「フェルディナンド……!」ギリッ
「 (……冷静になれ。己が何者であるかを自覚しろ。
『守り手の血』がオレの内に流れているというならば、今一番に考えるべきは……)」
「――――行こう、みんな!」
新たに立てる誓いは【この国を守る】、【叔父上を討つ】の2つだ。
89
:
牧田切緒
:2019/05/17(金) 01:23:42
感情
スィル・ヴィーディン→信頼/可能性
クォーツ・ユニオンジェム→尊敬/かわいい
赤竜童子→好奇心/感服
誓い
【必ず勝つ】【信頼を勝ち取る】【銃弾を当てる】
「いきましょう」
90
:
カミング『ヴィガラス・タッドポール』
:2019/05/17(金) 22:41:13
感情
スィル・ヴィーディン→同情/憎悪
クォーツ →かわいい/食傷
キリ →幸福感/脅威
フェルディナンド →慕情/悲哀
誓い
【この国を守る】【必ず勝つ】【この戦いを愉しむ】でいくよ!
「はいはい、では行きましょか?」
91
:
クォーツ・ユニオンジェム
:2019/05/17(金) 23:00:37
因縁
スィル殿下 → 尽力/信頼
キリ → 信頼/悲哀
赤竜童子 → 不安/好奇心
ストレーガ → 敵愾心/連帯感
誓い
【この国を守る(スィル殿下、赤竜童子と共有)】【必ず勝つ(全員共有)】【逆賊を討つ(スィル殿下の『叔父上を討つ』と共有)】
「うむ。我らに勝利を!」
92
:
スィル・ヴィーディン
:2019/05/17(金) 23:14:45
誓いが出そろったので共有を行おう。
【この国を守る】 → 赤竜童子、クォーツと共有
【必ず勝つ】 → 全員と共有
【叔父上を討つ】 → クォーツと共有
93
:
赤竜童子
:2019/05/17(金) 23:21:06
>>90
訂正。
感情
スィル・ヴィーディン→同情/憎悪
クォーツ →かわいい/食傷
キリ →幸福感/脅威
フェルディナンド →慕情/悲哀
誓い
【この国を守る】【必ず勝つ】【この戦いを愉しむ】でいくよ!
「はいはい、では行きましょか?」
【この国を守る】をスィル、クォーツと。
【必ず勝つ】を全員と共有しとくわー。
94
:
牧田切緒
:2019/05/20(月) 23:14:40
【必ず勝つ】を全員と共有します
95
:
『王都炎上』
:2019/05/24(金) 23:38:58
【シーン終了】
96
:
『王都炎上』
:2019/05/24(金) 23:39:28
【マスターシーン/登場不可】
代官統治領、代官邸。
王兄フェルディナンドは、冷静を装う余裕さえ失い、頭を抱えていた。
【フェルディナンド】「クソッ、クソッ! どうしてこんな……こんなはずでは!」
【タイレル】「……なあ、親父。やっぱりあんな怪しげな連中の口車に乗るべきじゃ……」
【フェルディナンド】「黙れ! そんなことを今更言ったところで何が変わる! もう遅い! 遅いのだ!」
【タイレル】「俺はそう前々から言ってたじゃないか! 聞く耳持たなかったのは親父だろ!」
「今からでも遅くない……いや、遅いかも知れないけど、とにかく王に……」
【???】「おやおや。随分お困りみたいだね、フェルディナンド殿下。」
人目はばからぬ愚痴は、やがて言い争いに発展した。
しかし、それを遮るように、一人の男が現れる。
―――いけ好かない男だ、とタイレルは独りごちる。
思えば、父が暴走し始めたのは、この何者とも知れぬ胡散臭い男が現れてからだ。
どうやって取り入ったのか、今となっては実の息子である自分よりも信頼されている始末。
【???】「起きてしまったものは仕方ないよ。今気にすべきは、今後どうするか……だと思うな。」
「……実は一つ、考えがあってね。うまく時間が稼げていれば、なんとかなると思うよ。」
【フェルディナンド】「ほう……話してみろ。」
謎の男とフェルディナンドは、何やら密談を始める。
タイレルは一人、ため息を吐いた。
【タイレル】「俺、もう知らないからな……」
【シーン終了】
97
:
『王都炎上』
:2019/05/25(土) 00:28:13
【決戦】
【兵士】「報告! 報告! 怪しげな武装集団が領地に侵入! 一直線に屋敷を目指しております!」
【フェルディナンド】「なんだと……!?」
【???】「あーらら、残念。時間稼ぎは失敗か。」
「まあでも、人数はそんなに多くないんでしょ?」
「だったら、そいつらさえ排除できれば……まだまだ希望はあるんじゃないかな?」
一人は悠々と。一人は足早に。
兵士を伴い、代官屋敷を後にする。
残されたタイレル・ヴィーディンは一人、天井を仰ぐ。
彼に許されたのは、それだけだった。
視点は移る。
スィル・ヴィーディンとその一行は、得た情報を元に代官統治領を電撃的に襲撃。
一路、代官屋敷を目指していた。
立ちはだかる私兵は全て、君たちが手を下すまでもなく、ストレーガの手で骸となっていく。
そして代官屋敷に辿り着いた君たちを迎え撃つものは―――
98
:
『王都炎上』
:2019/05/25(土) 00:29:17
/ ,. '"-― / ) ',
( '" ノ
´ ` ヾ-=  ̄ ー- 、 _,. -
ノ ´ / ` ` ` _ '"⌒
、 _ イ / .' ヽ \
ヽ / ' 丶 ー-
/; / l. 、 -‐ ⌒ヽ
. / イ { ! ', ー _ ,
l/ { ', ノ\ 、 丶 ` ヽ -‐
' } ノ\ /''""`_、 ヽ ー- ._ 、
, イ{ ノ、,、 、,. ーt ッフ>、 \- ._ -―- ニ=- ‐
{ / ´V////>')ヽ、 -‐ ////>、. 、  ̄ `ヽ
、( ././>' //; }'/777////////ヽ !、 ー- ァ
` ./ / ///∧リ///>―‐-ヘ" ', ) ヽ `ヽ -‐ ´
/ ,. ' /::::;:>‐ 'つ'/:::::/>‐-、ヽ ソ ` 、 アレだけ派手に燃えれば、しばらく身動き取れないと思ったんだけど―――
, ''" ,. イ///l::::/ ,.'、 .! /__', ', '/' 、 ヽ }
,' / /_,.∠ -、/!:{ { ,. 0 、 } ; / ', )ヽ _ソ
. , __, -‐≦=イ\.ゝ./ ! ノノ / .}. / .{' ―――さすがに、そう簡単にはいかないか。
/ /´ニ=ニニヽ ` ー-‐ '" ,.' ' /ー-.._ー-_ノ
. / ,.仁ニニニニノ} / / / ノノニニニニ\ うん、ちょっと見くびってたよ。ゴメンね?
_,.ィ, , イニニニ>'"´./ / / . '" '"´ ヽニニニニニ\
{ニ{リ ;,\二二/、 { / _ -‐ニニニニニニニ\
|ニゝ、 l;;;ヽヾ二{ ヽ ,. -― ._ リィ二二二二二二二二二ニ\
,'二ニニ≧ー-_:;;;;).ヾ{ ヽ , イ二二ニニニニニニニニニニニ\
/二ニニニニニニニア ` ‐- /ニ,.<二二ニニニ>、二ニニニニニニ〉
. />、二二二ニニニ/ / {ニ/二二二二二二ニニ\二ニニニニニ/
99
:
『王都炎上』
:2019/05/25(土) 00:29:57
r'⌒i , ─ ,
_rア‐yi _r'三シ、┴=┴<エエl
 ̄|'__'__|:|´ _| H |l= r=-y`ゞr=,____
__ `r‐‐y'/ |.`===´ | r' | | | l (l|
===´ _ `ヽ、 /´ \,| ___|__|_,-‐´、,,r-‐' ̄ ̄~゙
 ̄iス´--、`l |,,| | /´_ r' r' r' r'`ソ、_l_l三ヽ,____
|‐┴‐┴┴;|,,| | __ズ_,l_´` i i i , | | |r'l (l|゙|゙l (l|
, , , ,, ;; ; ,... . . |゙|゙|゙゙|゙゙゙゙|゙|´:|┴─‐、,,.r- `~‐t_t__t_,, .|_l_,,k'' ̄| ̄|,|,l────゙ 身の程を弁え、宮廷から離れているからと捨て置いていたが―――
;::; ; ;.,,..;.,.;: ;;‐.;‐====、_|゙|゙|゙゙|゙゙゙゙|゙レ´ ̄ ̄ ̄tilニニニニニl""`‐-,─‐、 >‐‐lニ| r-、
, ;...; ; ; ..;/;;;; ;;|| 、、─、ヾt=t=シ´,-‐,|‐-、 `、ヾ\ ノ: :.:.:,r'´ ̄ ̄ ̄`"‐-、`シ__l_____ その貴様が、今更私を阻むか! スィル!
, ,. ;; , ; ,, ./;;,, ,,..;|| |r‐‐i~l ,‐r' r´ ,//, .l 丶 y' ソ r'r'. .,r'. .r. | |`l゙゙ (l|┐
' ; ; :; ',;´, ; , ,..;;..:|| ||ニ ,レ<, l二二二二二二二ス l三ミ `゙ヾ、 ;l l ! l、| |_,lテ──┬──‐" |
,,,.; ,. : ', ,; ; ;.;.; . ;\、ヘ-´__/_ヾヾヽlol ///゙´ ` ─----<____ゞニニス ̄
,,:;; .,, ; ; :: ; : ;;; ;:; ; ; ;; ; ;.. .. .. .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l ̄l ̄l ̄ ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄´,===, l """"\゙l
,,.;. ; ; ;. ;. ;..;; ..; ..; .. ;. ;; .;. .; .. ;.. .; .l; l:| ;| |;..,,',; ,.| ; | ,. .| |ニ|〕i= ,| | |
, '' ''';;';;:;';;:';'::';;'::''' ;;'::'::';';:'; ;; ;: ;;; : ;;: ;:,..:;;.. .,,. .; .,,..;;... ..__|__|___ト--'|__|____/´
; ; .:. .: ; ; : ;; ;: ..; ;; , ; ,. ; ; . ;; ;; .. .;;.. .:. :. :. :.;; .;; .;; : : ; ;; ;; : ; ゝニソ; ゝニ`‐==‐‐´ゝニソ-,,r''
' ' ' ''; '' ' '' ' ';;; ;: : :: :;; ;; :; ; ;; :; ;; :. .; .; .;; ;: :: : ; : : ;: ;: ; ;; : :: ; :: ;;; ;; :; ;: ; :; ; :; ; :: '' ~
・ .・ ・ ・ .・
ハエの顔を思わせる仮面―――知っている者もいるだろう。ガスマスクだ―――を身に着けた、長身の優男。
そして、複数の砲身が突き出した巨大な鉄の塊―――フェルディナンドの駆る戦車だ。
100
:
スィル・ヴィーディン
:2019/05/28(火) 00:56:37
大火を起こした憎き敵、養父母の仇―――!
だが、ヴィーディン王家の代行として兵を率いている自分は冷静でなくては。
落ち着け、問いただすべきことは……
「なぜ眠れる『竜』を起こした!周辺四国を敵に回すだけでは終わらない。
その炎は、ヴィーディンの民をも脅かすものだというのを忘れたか!」
「いや……あの惨状を見てもまだ分からないのか!?」
奇妙な仮面の正体は分からない。研究所で見かけた気もする。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板