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『アユタヤ・デイブレイカー』

1GM:2018/06/09(土) 00:51:37
タイ王国首都・バンコク北部にて神話災害が発生。
象の脱走、人工衛星との通信断絶、川の急激な増水……、
相次ぐ異変の原因を求めて神子たちは、北の絶界へと向かう。

絶界に踏み込んだ一行が目にしたのは、豊かな水流れる「失われた太陽の王国」
そして、東西に分かれ終わりなき戦いを繰り広げる、アスラとサムライたちの姿であった。

戦場駆けるは白き象騎兵。
日輪穢すは絶望の闇。
この国に新たな夜明けをもたらすのは誰だ?

神話創世RPGアマデウス『アユタヤ・デイブレイカー』
――――これは、君と神が紡ぐ物語。

2GM:2018/06/09(土) 00:59:22
------------------
緒方 恭弥の【予言】
ttp://character-sheets.appspot.com/amadeus/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY0MOVmgEM

あなたは未来の光景を幻視した。
古都を照らす太陽は永遠に失われ、其処此処に禍があふれ出す光景を。
二度と日は昇ることはない。氾濫する川、激流と絶望の闇が無辜の民を飲み込んでゆく。

あなたの【任務】は、『この絶界に新たな夜明けをもたらすこと』だ。

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風見鶏 明日香の【予言】
ttp://character-sheets.appspot.com/amadeus/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYq6DimQEM

あなたは親神から任務を告げられる。
インド神群の太陽神ヴィシュヌの神子が覚醒し、絶界へと飲み込まれた。
……どうやら未熟な神子を狙う者も動き出しているようだ。

あなたの【任務】は、『ヴィシュヌの新人神子を保護すること』だ。

------------------
小美の【予言】
ttp://character-sheets.appspot.com/amadeus/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYwM_5mgEM

あなたは未来の光景を幻視した。
アスラとサムライひしめき合う戦場で、あなたは威厳ある鎧武者と肩を並べ戦っている。
眼前に立ちはだかるは巨獣――にわかに激しい雨が降り出し、空から巨大な影が降りてくる。

あなたの【任務】は、『この絶界を闇に沈めんとする怪物を倒すこと』だ。

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異幸 ダモクレスの【予言】
ttp://character-sheets.appspot.com/amadeus/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYg_XDmgEM

あなたは過去の光景を幻視した。
東南アジアの古戦場。美麗なる騎兵は戦象を駆り、若き王の元へと急ぐ。
王をかばうように飛び出した騎兵の身体を、凶刃が貫いた――幻視はそこで終わっている。

あなたの【任務】は、【真実】に書かれている。

3GM:2018/06/09(土) 02:00:13
導入フェイズ1
シーンプレイヤー:緒方 恭弥
運命の輪:黒0/0Lv 赤0/0Lv 青0/0Lv 緑0/0Lv 白0/0Lv
――――――――――――――――――――――――――――――

――馴染みのクラブハウスを出ると、東の空が白み始めている。
キミは土曜のパーティーナイトを終えた、帰路に就くところだ。

さて、人気のない早朝のアーケードを歩いていると、頭上から声がかかる。
声のする方を見ると、商店街のゲートの上に、和装の女性が腰かけていた。

.    _  _       ,..r:=≠=-:....、
.   ヽ`、}`v ',! ,x≦´:.:.:.:.:...:.:.:.∧.::::..
.    <ヽ、 __〈/ .:∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:∨∧
     ゝ. / ,.:.:.:{!:.i:.{,r{:≠ハ:.l:.;:'v:∨:.:ヾ=-
     //.:.:.:.:.:.:.:{!:.|ヾ!xtf斧!Ⅳrョ}:ハ:.ト=- _,..,.‐-==‐- .
.   ,:  /.:.:.:.:.:.:.} :.:{:ハ:.ミヽ¨"´  ,`";.:リ.:<=‐ ''´_      ':,       「……こわいわー、こわいわキョウちゃん」
    /.:.:.:.:.:.:./:.:.:.i':.:.:ヾ:\ r..:v ノ.:.ヾ=::‐:-:.:.:.:.:.:.:.:.:≧x.、                 スクツ
.:/  /.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.!::.!.:.:.\:.≧=,彡:.:.:\:.:.:.:, vヘ!r :.:.:ヾ!:.:\      「あんな陽キャの巣窟に出入りするようになっちゃったなんて」
..  /.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:|!:.!:.:.:.}:,r =- 、:\r,≠≦_二_∥:.、ヽ:|:.:.:ハ|
... /.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:. |!:.!:.:,r'=≠x,,,,_,,}:.:.:{ミ 、: : :ヾ,':.∧:.:ヾ 、:.:メ|
..../.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.γ='、ハi|l}|` ̄´!:ハ! ilil∨: : :;;;;;: :}.:.:.∨/
,.'.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.: /   ∧`ヾ'´ ヽ'リ '  ,ilili}: : : :i}: : , .:.:.:./:∧      「昔は土曜の夜と言えば一緒に狩りゲーオールナイトだったのに」
.:.:.:.:.:.:.:,:':.:.:.:__ニ'=‐-    ∧:∧   、 ,.ィili∧: : /: ;ノ:.:.:.:':.{ .:∧     「最近じゃウズメちゃん系の遊びにお熱なのねー、お母さん寂しい」
.:.:.:.:.:./.:.:.:r==‐-      }:.:.:`.、  ゝi≦ィ:彡'≦!´:.:.:.:.:.:.:.{! :∧
:.:.:.:>''"´       ,  _}:.:l:.:.::}__,.イilil/: : : :_r{:.:.:.:.:.:|:.:.:.:{!  l.∧
'"´          /':´l:.:.:.:.:.l|:.:{: ≧x‐-- : : : }!:.∧:.:|:.:.:.::::. ∨::.
           /:.:.:/:.:.:.:.:/:.::} : : : : \: : : :/!}.:.:∧|:.:.:.:.:.:}  }:.:i!
         ,r.'!:.:./.:.:.:.:./.:.:/,r‐-==‐-=r≦}x:.:.:.:|:.:.:.:∨  i!:.:|
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\      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:/ : /}.:.{   /: : ∧:_:{: : },_}: : ∧

彼女はアマテラス――――君の親神だ。
ヤマト神群を代表する存在ではあるが、引きこもり気質なオタクという残念系太陽神。
「陽キャこわいわー」「クラブ遊びは危ないからお家で遊びましょ?」と口では言っているが、
君がステージに上がる日には必ず会場に紛れ込んでくる、祭り好きなところもある……そんな女神だ。

4緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/09(土) 02:17:25
「アマテ!」

手にコーラのペットボトルを持った青年。
緒方恭弥は疲れた顔から明るい表情に変わる……が、その後眉をひそめていかにも不機嫌ですという顔をする。
アマテラスと自分の仲だ。多分、お互いにお互いをそれなりに理解できているはずだ。

「そう言うなや。俺はいまだに陰キャでやけど、マイク握ったらそんな垣根超えられるって証明してんねんて」

「夜起きてアニメ見たりゲームするんがクラブでラップするんに変わっただけや」


眠そうにあくびをして頭を掻く。
それからまたアマテラスを見上げる。

「まぁ……ありがとな」

なんだかんだアマテラスで緊張がマシになってる部分はあった。

5GM:2018/06/09(土) 02:43:55
キミが神の声が聞こえるようになった頃から、寄り添ってきた存在だ。
陰と陽がはっきり分かれる性格同士

【アマテラス】
「……大丈夫、分かってるわ。あなたはお母さんの神子だもの」
「ヴァナ・ディールでもリアルでも、いつかは太陽のように昇っていける子よ」

「……そうそう、太陽で思い出したのだけれど、万神殿からキョウちゃんに託宣が来ててね」
「久しぶりに神子として冒険(クエスト)に出てもらうことになりそうなの」

アマテラスは懐から予言の銅鏡を取り出し、キミに手渡した。
物のついでのような口ぶりである。

「異変の影響で東南アジアの大手通信社の衛星がダウンしちゃって、どこの鯖も大騒ぎよ」
「この神話災害が長続きしたら、詫び石数個程度じゃすまないわね〜」

6緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/10(日) 01:13:18
「……」

何となく答えるのが照れくさい。
しかしそうも言っていられないのかもしれない。

「託宣?」

銅鏡を受け取る。
軽いノリで話してはいるが被害が大きく思われた。

「鯖が? え、マジで? ていうか、衛星がダウンするレベルって……」

銅鏡を確認しよう。

7GM:2018/06/10(日) 01:32:33
【アマテラス】
「見えた内容は軽々しく口にしちゃダメよ?」
「『言霊』のせいで、悪い予言の実現性が高まっちゃうから」

ジッと覗き込んでいると、鏡像の中に【予言】の言葉が浮かび上がってくる。
指でなぞれば予言を拡大したり、画面スクロールしたりできる。
操作性のいい神器だ。メイドインジャパン。

「絶界の発生地はタイ王国の首都近郊、インド神群の管轄ね」
「あの神群がらみの話なら軽々しく宇宙まで届く絶界が現れても不思議じゃないわ」


                                               カ カ オ
「そんなわけでお呼びがかかってるから、チーム組む神子全員でバンコクの万神殿入口集合ね。今から」

8緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/10(日) 01:47:33
「あいよ」

よく分からないこの神器を扱う。

(うわ……マジか)

「インド、インドかぁ……」

恐ろしい。
なんというかあのあたりは桁が違うという感じだ。
骨が折れそうだし。しかし逃げるわけにもいかない。
自分がやれるか自信はないけれど、やるしかないから。
そうやっていつもやってきたから。

「え、今から? パスポートとか、お泊りセットは? えぁ……しゃあーない、けど」

9GM:2018/06/10(日) 02:02:01

日本からタイまで、直線距離でおよそ4000km。
だが心配には及ばない。

君たち神子はコーヒーチェーン・カカオ(神様運営)の裏口を利用することで、
異次元を通って、全世界に展開するカカオの別テンポへと移動することができるのだ!
モスクワだろうがハワイだろうがひとっとび!

「着替えと歯ブラシは万神殿に用意してるから、持っていってね?」

……飛行機の中で仮眠をとる時間すらなさそうだ。

                         ――――――――――シーンエンド

10GM:2018/06/10(日) 02:35:49
導入フェイズ2
シーンプレイヤー:風見鶏 明日香
運命の輪:黒0/0Lv 赤0/0Lv 青0/0Lv 緑0/0Lv 白0/0Lv
――――――――――――――――――――――――――――――

――アイドル(IDOL)とは、ラテン語で「偶像崇拝」を意味する。
その美しい容貌と蠱惑的な振る舞いで人を魅せて止まない君は、まさしく現代の女神の偶像である!

その奇妙な出自からか、キミの周りには常に人と仕事のチャンスが集まってくる。
その人間関係とスケジュールは複雑怪奇に絡み合い、最近では半日休みを挟む間もない。
ないはず、なのだが……


『第二校舎改装工事に付き、休講のお知らせ』
『ごめんね!来週パーティーだけど、会場ダブルブッキングしちゃってたみたいで……』
『清純派女優のお泊りスクープ!映画撮影は中止か!?』
『ディレクターが音響機材のコードで雁字搦めになって収録が中止になっちゃったんだよネ!シクヨロ〜!』


さぁ、どういうわけか、ポッカリ1週間ほどスケジュールに空きができてしまった。

11エキストラさん:2018/06/10(日) 02:49:50

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     | /.|:::::::::::{ハ            イ /.|_.」」.    \     わーいお休みでーす☆ ―――なんて。
     |/ .|:::::::::::| 厶    ⊂ニニ⊃  /::::/       /
.      /  |:::::::::::|:::::::::::≧ュ      ィi:::::::/      /       ノンキに喜べたら良いんですけどねー、ホント。
.    /    |:::::::::::|\_/\≧   /\/     /
     \  |:::::::::::|  \i   \ /  /       .三≧、
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    /:::::::::/|:::::::::::|    .∧ ハ___ハ/.          }
.   /:::::::::/ ハ.:::::::|    / //| ト ∨.             ノ
  /:::::::::{   ハ. |   // / | | \∨          /


風見鶏明日香は神の子である。厳密には、神の子孫と言うべきか。
何代か前に遡ると北欧系の血が混じっており、どうもその辺りでご先祖様が神様と何らかの契約を結んだらしい。
そのあと現代に至り、代々受け継いできた神の血が覚醒したのが私、風見鶏明日香というわけだ。
もちろん、力を悪用した事はないし、する気もない。今の地位は、あくまで私なりに人間らしく努力して掴んだものだ。
でもそれはそれとして、自分の意思とは無関係に働くものもあったりして―――

「―――さて、今度は一体何が起きたのやら。」

―――例えば、今のように不自然に予定が空いたりするのも、そういった外なる力によるものである。
と言っても、別に私がアイドル活動を休みたくてやってるわけではない。
こうして不自然に予定が空くのは、主にご先祖様が厄介事を抱えてやってくる前兆だ。
最初は驚いたものだが、もういい加減慣れたもので。
最近はそういう状況に置かれた時点で、最寄りのカカオに入り浸る習慣ができてしまったほどである。

12風見鶏 明日香:2018/06/10(日) 02:51:05
まーた名前入れ忘れてますねこの人。

13GM:2018/06/10(日) 03:04:00
ならば、キミが今いるのは大学近くのカカオだ。
いつものこの時間帯なら、学生たちでごった返している所だが、今日はキミの独占状態だ。

 _           _    ヽ
 :::::::`ヽ      /::::::::::`つ , - 、‐-
 ―- 、 ` ー‐''¨  ハ   ( _ ノ::::::::::゙i  ¨''‐, - 、
 __ノ/    ,/ /  ヽ   ::::::ヽ::::ノ  /:::::::::}
    i.  -―‐ ☆ ――-    ( _ /:::::::::/
   .i  / i/´     ノノヽ     i:::::::ヽ/ ',        「ああっ、あんなにも絡みついていていた運命の糸…」
    i /.  ゙       ,r==、i    /r‐- ;;;二> ',
     i ,r==、    ノ√⌒ヾ  / >‐┐-', ',       「ほどけちゃうなんてもったいな……じゃなくて」
    ノ√⌒ヾ        ノ //     i  ' , ',
 ヽ   ヽ_         ‐='- '/  ,,s≦7   ',  ',
   ヽ-ヽ___> ` ー ´   ノ、  X_ ,斗‐┐ ',  ',     「はぁい、あなたのお母さんの仕業です」
  、 }  ≧s、,,,_  _.,,,,ィ   i /::::::/    \ ',  ',
  )ノ     ):i:i:ioi:i:i:i:|    `ヽ/   ,,s≦7´  ',  ',     「久しぶりに神子のお仕事の時間ですよ」
 ).' ̄`i二ニコ´:i:i:i:ioi:i:i:i:i:ヽEニ二i }  ./、 ___', ',
 ,,,*''¨    .i二ニニ[]ニニ二i ̄`'* 、∨::::::::¨''*、_ `ヽ
  ......::::::::::::::.... i i゙  ゙i i  ....:::::::...... ヽ`≧=ー――ヽ

ふんわりと膨らんだシルエットのドレスを纏った貴婦人が、キミの向かいの席に掛けていた。
ヴェルザンディ――運命の糸を紡ぐ、キミの遠いご先祖様だ。

14風見鶏 明日香:2018/06/10(日) 03:13:00

あらかじめ断っておくが、別段ご先祖様に何か悪感情があるわけではない。
そもそも厄介事があろうがなかろうが、ご先祖様と話す事自体は普通にある。
向こうも向こうなりにこちらの都合を尊重してくれており、関係そのものは悪くないのだ。
とは言え―――色々と不幸な事故で予定が狂う周囲の事を思うと、やや複雑な想いはなくもないのだが―――

「はい、こんにちはご先祖様―――やっぱりですか。」

―――大体にして、タイタン神群とかが神話的事件だの問題だのを起こすからこうなるのだ。
恨むならあっちを恨んでほしい。そう割り切る事を覚えたのはつい最近になってからである。
ともあれ、空いた時間は一週間ほど。つまり―――だいたい解決にかかるだろう時間もそのくらいということである。
早い所解決できれば、こちらも残った休暇を満喫できるところだろうが―――流石に、そんな呑気に構えてはいられまい。
手や気を抜く奴から消えていくのは、どこの業界でも変わらない。アイドルだろうと、神子だろうと、そこは一緒なのだ。

15GM:2018/06/10(日) 03:45:52
【ヴェルザンディ】
「そう悪いようにはならないよう、手繰ってはいるんですよ?」
「予定が遅れたおかげで交通事故を逃れるとか、発売タイミングがズレてむしろお客さんが増えるとか」
「あなたの『糸』は、私でもままならない所がるのだけれど……」

多少の申し訳なさはあるようだがキミについては「縛られるの嫌い?いいのに…」と、昔からあまり悪びれたところはない。

「それじゃあ、宣託の時間です――」

ヴェルザンディの手元から金色の糸が伸び、キミの額に触れる。
頭の中に【予言】のイメージが流れ込んでくる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キミの意識は、漆黒の宇宙空間へと飛ばされた。

            デブリ
前方に浮かぶのは瓦礫群と、東南アジア的意匠で飾られた白亜の超巨大人工物。
煌々と輝く七重の円環都市はインド神群・聖地メール山である。
……巨大な隕石でも激突したのか、中央部の神殿外壁には大穴が空いている。
キミの意識は、外壁大穴から神殿内部へと吸い寄せられる。

都市中心の神殿では巨大な蛇がとぐろを巻き、その上では主神・ヴィシュヌが結跏趺坐を組んで微睡んでいた。

                            オーム
                          『 阿吽 』

ヴィシュヌの目が見開かれ、キミと視線が交錯する。

                   『 新たなる神子の目ざめを見たり 』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【ヴェルザンディ】
「――――というのがインド神群からの伝言」
「神子の覚醒が発覚して大騒ぎみたいですね」

16風見鶏 明日香:2018/06/10(日) 23:35:57

はて、インド神群の聖地に行く事はそうないが―――あんな大穴、前から空いていただろうか。
いや、前からだったら流石に塞ぎますよね。何かあったと見るべきだろう。

伝言の内容から、何を頼まれるかはおおむね予想が付く。
恐らく、件の神子の保護なり何なりであろう。
それだけならなんとでもなろうが―――

「―――大騒ぎのネタは、神子の覚醒だけじゃありませんよね?」

それだけなら、一週間もいらないだろう。
恐らく、何らかの神話的事件が並行して起きているものと推測できる。

17GM:2018/06/10(日) 23:58:50

「えぇ、神子の覚醒と同時に〈絶界〉発生しちゃってます」
「絶界探索と迷子の新人ちゃん探し、これが貴女の【任務】♪」

「本来であれば現地のヴィシュヌの神子が事態の収拾に向かう所でしょうけど、
運命の糸は時に、思いもよらない絡み方をするもの……」
「インド神群の神子たちの周りにあんなにも複雑に張り巡らされて絡み合って……あぁもう身動きが取れなく…」フルフル


「……今回の事件の『結び目』を見つけられるのはあなただけ」

「あなたにはもう〈糸〉の伸びる先が見えているはず―――まずはバンコクのカカオに向かうんです」
「絶界に挑む運命共同体(パーティ)が待っていますよ」

18風見鶏 明日香:2018/06/11(月) 01:09:21

近年ある学者が提唱したところによれば、なんでもインドと北欧は神話的に関連性があるという。
当然批判もあるが、多くの学者はこの学説に沿って研究を進めているそうだ。
今回話が回って来たのも、そういうことなのかもしれない。まあ、流石に与太話の類ではあるが。

「はいはい、了解でーす。」

店員に“永遠の青春のリンゴ”を注文する。
あとは万神殿を経由すれば、タイまで三分とかからず到着可能だ。
今から飛行機のチケットを取るのも面倒だし、こういう時は楽でいい。

「―――それじゃ、ちょっと行ってきますね。」

19GM:2018/06/11(月) 01:31:17
【ヴェルザンディ】
「困ったら早めに呼んでくださいね?向こうの土地の運命は読みにくくて……」


【店員】
「……!かしこまりました、こちらへどうぞ」

カウンター裏の扉を抜けると、灰色にぼやけた異空間に出る。
世界に展開するカカオへと繋がる万神殿の無限回廊だ。
……出口によっては移動に案内人を必要とするものもあるそうだが、
今回は直感に従って進むだけで、バンコク支店に辿り着けそうだ。


かくして運命の糸を紡ぐ紡錘はヴェルザンディから、キミへと手渡された。

                         ――――――――――シーンエンド

20GM:2018/06/11(月) 01:40:47
導入フェイズ3
シーンプレイヤー:小美
運命の輪:黒0/0Lv 赤0/0Lv 青0/0Lv 緑0/0Lv 白0/0Lv
――――――――――――――――――――――――――――――

―――時刻は早朝。
ここは中国の一都市、通勤ラッシュ時の駅前。
交差点を行き交うは人、人、人。

視界360°を覆いつくすように、灰色の直方体構造物群が立ち並び、
建物を飾る電飾は、翡翠の玉飾りよりも鮮やかに輝く。

街頭スピーカーからは流行のポップスが流れ、
屋台の揚げ油・西洋の花・人工樹脂・化粧品・バイクの排気……、
小美の育った霊地には存在しなかった刺激的な香が鼻を突く。(たまに持ち込んでた猿とか神仙もいたかも)


キミが免許皆伝を受け、はや数か月か、数年か。
……どうよ、人間界の生活にはもう慣れた?

21小美(シャオメイ):2018/06/11(月) 23:17:36

                     ,. : : : : : : : : : : : : :_;ノア゙ : : : : : : `ヽ、
                    /: : : : : /:/ : : : : { ヽL,_ : : : : : : : : : :\
               /⌒: : : : : : : : : : : : : : `L,_ノ⌒ト、 : : : : : : : : :.
           /(  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : └'^┘: \: : : : : : : :.
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          \{ }\,ト、  Vツ )ノ       __,/: : : : : {⌒\_
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                  { l{/-=ニニニニニニニニ==‐- ,,_ /\_/ ヽ      }
                   }ア゙ ̄   j{     ̄``‐ニア〉  ,′      l
                 /      j{            {  ,′        l


毎朝の日課としての“功夫(エクササイズ)”を終え、伸びをする。
立っているのは、高層ビルの屋上だ。
仙道を修めた私にかかれば、この程度はひとっとび!
前に清掃員のおじさんに見つかって慌てて逃げたこともあったけど、それはそれ。
昇る太陽が、私と街を照らしている。
山の暮らしとは、何もかもが違う場所だけど――――この朝日だけは、同じものだ。

22GM:2018/06/11(月) 23:57:20
太陽は花果山から見るのと同じ、清浄な朝の陽ざしを振り注がせている。
いや、今朝は少し違う……太陽の中に滲むような黒点が生じている。


『カッ――――――ドオオォォォン……!』


突如、雷鳴に似た轟音がビルの間に響いた!
音のする方を振り向けば、西の空に『もう一つの太陽』が燃えている。
超新星のごとき光の爆発だ!

『ゴロゴロゴロゴロ……』

正体不明の強烈な閃光は数秒で収束し、消滅する。
……眼下に見える、道行く都会の人々は今の爆発に気づいた様子もない。


=二////////////////////////////ミミ、
  イ////////////////////////////≦彡
≧=彳///////////////////////////ミ、
〃 ////彡//,ィ//////ヘ/////////////トミ
 ノ イ' |/|/ }/ |..::: | /:::::::| |::|//////////ミ、
/  //|〈/// ヽ、 |/ー‐‐/-}/,,≧j//r、/ミミ、       「おぅおぅ、ありゃあインド神群の聖地のあたりか」
<   j/i//,〈 f゙ひ 、ッ 、_,ィfひj;゙ // }ノ|N
、   / }/l ゝ  ̄ `:  ゛` " ////Ⅵ            「連中、また派手にやってるらしいじゃねぇか」
 \    j ヘ    i      ,WV!    /
ヘ  ヽ   /::jヽ 、__, ゛_,、 ,,:'::::}   /
ハ  | } /   { .:::\ -   /::::;;;j//
i{`" ''"/';';'  {{ :::::::ヾ:-=''゙:::::::::::ノ{/            「ヨッ。久しぶりだな、小美―――ホウッ!」
:ヘ   {';';';';' ヘ  .:::::::::::::_,,,,,r ィ ト=  --ーャ
',∧  |';';';';';'; ( Y/Y/Y/Y/Yノ;';{     ∨         
',','∧  {ヽ';';';';'; ~''=''='{''''~";';';';'ヘ    ∨
',',',',∧ j/ヘ、,,,____ ,,八,, __';';';ヘ   ∨
',',',',','',〉ノ/∧ __,,,  -―" -     ヘ ∨
',',',',','イ////j  `ー= ! ー    ヘ

赤熱した瞳を持つ獣的な男が雲に乗って飛んできた。
ご存じ中華神群を代表する神――斉天大聖・孫悟空である。
乗ってきた雲から飛び上がると、とんぼ返りで君のすぐ隣に降り立った。

「武術の腕は錆びついてないみたいだな」

23小美(シャオメイ):2018/06/12(火) 00:36:20

「――――お父さん!」

ぱぁ、と顔が明るくなる。
花果山は水濂洞、文字通りの“お山の大将”……我が父、孫行者!
猿に囲まれて育った私の周辺で、比較的人間っぽい人物の一人だ。
いや人物っていうか、お父さんも普通に猿なんだけど。

ともあれ包拳礼を返し、にぱっと笑みを返す。

「わぁ、ほんとに久しぶり!」
「えへへ、毎日ちゃんと功夫してますから!」

笑顔のブイサイン!

「インド……インドかぁ」
「お父さん、昔インドに行ってきたんですよね?」
「じゃあ、今のがなんなのか、わかりますか?」

孫悟空と言えば、三蔵法師と共に天竺まで旅をした英雄神だ。
中華神群の中では、特にインドに詳しい神と言えるだろう。

24GM:2018/06/12(火) 01:11:57
【斉天大聖】
「一日功夫百日練――サボらず続けてるのは動きを見ればわかるぜ。よしよし」ナデナデ
「流石はオレが見出した子だ、この調子で試練を乗り越えろ!そして神仙になれ!」


「さて、この異変だが――――」
「……お前が水簾洞を離れ、人間界に下りる時、いくつか【予言】をくれてやったろう?」
「“人生の節目節目に試練の時がやってくる”。そのウチの一つがやってきたのさ」

「この前兆……太陽とインド神群ってことはアレだな」
「お前はもうこの予言を知っているはずだ――『アスラとサムライのヤツ』さ」

            タ イ
「お前はこれより、泰国の古き都に現れた〈怪物〉を退治しに向かうのだ!」

「……かつてのお師匠様との旅路には、含まれてないから土地事情は、まるで分からんな」
「知ってるのは『タイでも俺はすごい人気』ってことくらいだな!」

25小美(シャオメイ):2018/06/12(火) 01:32:40

「えへへ……」

お父さんに頭を撫でられ、表情がだらしなく緩む。
赤ん坊の頃に水簾洞に連れてこられた“取り換え子(チェンジリング)”が、私だ。
元の両親について思うところはないでもないが……それでも、猿たちが私の家族で、孫悟空が私の父親だ。
そのことを、私はとても誇らしく思う。
だって、ほら。
私のお父さんを知らない奴なんて、少なくとも中国には一人もいないのだし!

「試練……なるほど!」
「秦に向け、私の“西遊記”ってことですね!」

天竺よりは短い旅路だし、そもそもカカオで移動するが、それでも厳しい試練となろう。
しかし、むしろ望むところだ。
秦国でも、倭国でも、西遊記の伝説は大人気と聞いたことがある。
ならば斉天大聖の子として、恥じない活躍をせねばなるまい。

「わかりました!」

ドン、と胸を叩く。

「不肖小美、斉天大聖の子として、七難八苦を超えて見せますとも!」

26GM:2018/06/12(火) 01:48:13

斉天大聖はキミの答えに、歯をむき出してニッと笑う

「アスラ・サムライといえば、インドとヤマトを代表する戦士だ」
「おう!俺の筆頭弟子、俺の神子として、遅れをとるんじゃねーぜ!」


「それで……言ったように俺の信仰圏は、中国から泰国まで隙間なーく存在している」

「集合場所のカカオまでは、万神殿の通路で移動するのでもいいが――」
「飛べば十万八千里……久しぶりに父ちゃんの雲に乗っていくか?」


                         ――――――――――シーンエンド

27GM:2018/06/12(火) 22:41:46
導入フェイズ4
シーンプレイヤー:異幸 ダモクレス
運命の輪:黒0/0Lv 赤0/0Lv 青0/0Lv 緑0/0Lv 白0/0Lv
――――――――――――――――――――――――――――――

『ゆぁん、ゆぁん、ゆぁん』

目を覚ますと、キミはインドの寺院の中にいた。
時刻不明、現在地不明。上体を起こそうとすれば、勢いで体が床から浮かび上がる。
どうやら重力が存在しないらしい……正確な上下も分からない。

『ゆぁん、ゆぁん、ゆぁん』

寺院の外には、無限の宇宙空間が広がっていた。
粉砕された寺院の残骸が、アステロイドベルトのように列をなして、視界を横切っていく。
タマネギ型の丸屋根、陶器製の象神、菩提樹のフレスコ画の残骸……。

『ゆぁんゆぁん………おい、着信だぞ?』

手足と頭を多数備えた彫像とすれ違った時、声をかけられた。
彫像は右側の第三肢に、「ゆぁんゆぁん囁くシャコガイ」を携えている。

28GM:2018/06/12(火) 22:55:11

『ゆぁんゆぁん……やっぱ今回の神子は別のやり方でいくか?』



――――――――――――――――――――――――――――――
導入フェイズ4(2週目)
シーンプレイヤー:異幸 ダモクレス
運命の輪:黒0/0Lv 赤0/0Lv 青0/0Lv 緑0/0Lv 白0/0Lv
――――――――――――――――――――――――――――――


『ガッシャガッシャガッシャガッシャ!』
『――――――ゆあぁぁぁん!』

直径20mほどもある巨大なシャコガイが、こっちに向かってくる。
多数の長い偽足を素早く動かし、宇宙インド寺院の柱を蹴散らしながらこちらに向かってくる。

【アザトースの神子(A)】
「ひいいいぃぃぃ!シャコさまが目覚められた!」

【アザトースの神子(B)】
「走れ!止まったら潰されるぞ!」

『ゆあぁぁぁぁん……』

粘液質の音を立てながら殻が開かれる――――
殻の内は毛で覆われ、緑色の目を持つ人面が収まっている。
アザトースの化身を使った耐久ランニングだ!

キミは兄弟と一緒にトレーニング中だったことになった……さて、キミの名前を教えてくれるかな?

29異幸 ダモクレス:2018/06/12(火) 22:58:29
やあ!テレビの前の皆!元気だったかい!?

俺の名前は異幸ダモクレス!文房具屋を営む小説家希望の男!
俺は地上最強だどんなやつがきても0.2秒であの世に
おくることができるんだ武器は持たない丸太だ!

「・・・ふふふ、ガネーシャにギリメカラにサルタヒコに・・・俺を殺そうとそうそうたる顔ぶれだな。」

そんな俺の強さを妬んで世界中から様々な刺客が訪れる俺たちは!
俺に安息の日々はこない!常に死と硝煙が付きまとう殺戮の日々・・・・!!

「にくい!俺はこの力がにくい!!」
「さあ出てこい!!この丸太は最強なんだ!最強は強いのだ!俺の丸太で脳を割りたい!!」

そして・・・『着信』・・・だと・・・!!?バカな!もう奴らが動き始めたと言うのか!
俺を倒すためにそこまでやるつもりか・・・フフフ、面白い!相手に、なってやるぜ!!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上、アザトースに修行を付けられている異幸ダモクレスの一般的な精神状態を抜粋いたしました。

30GM:2018/06/12(火) 23:13:59
【アザトースの神子(モブ)】
「ぎゃああああああぁぁぁ!」「いてェ!」

                     ム コ リ ッ タ
今日のトレーニングでは開始から1牟呼栗多ほどで、
兄弟A〜S16あたりまでが、インドテイストの化身に摺りつぶされて脱落していった。
キミはまだまだ余裕がありそうだな?

では、有象無象の1レベル化身を切り払い叩き潰しながら走り続けていると、
突如としてランニングコースが崩落して途切れている。
目測ではキミが、飛び越えられるぎりぎりの距離だ。

   // /   ./ // /               i   i|
  .// / i  i./ /  ./      ,.   i     i    .l   |!
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./イ  /  l. |////::/// /::::::| ! .: i .l i  l i|  l リ
. |イV  |i |' ./  //:://::::::::::::| i|V ,| l'; i', } リ ハ/ /
  |ハ.   |l | |``'<.::::::/イ:::::::::::::::::| リ V ハ .|‘;| V / / /}/ l
  |.∧  | i | 八:::::::tう':、 ::::::::::::::::::|/  }/ 、|.  ∨/ /}/ l
  |i ∧ | l | /7T=-、__〕  ::::::::  ,..斗|--、_   // /  l
  |:i  \!.ト|  /:/  i! -= .:::  <_:::::::::::;ノ  // /  ノ/    「さぁ、どうする。ダモクレス?」
 _,」:l| i |.!  /:/   .l|: :  ::  : : : }「T::「: : : /イ,/  ./, /
´:::::|N  |   ,::;' ..  j:! :  ::  : : : :リ l::!    /イ ,.イ//}/
::::::::|:::l  .ヘ. j::j  i! ,l:l  ー -   /'  .l:!   /¨´/ /}/
:::::::::::::l l ‘、{r'  `≧x、__  ,,  /'   ,l!  }.// / /:::: ̄``
::::::::::::::}、l   ヽ  ,, ,i:|  ` ̄~''=,チ  l!  , イ!///:::::::::..
::::::::::::::::ノ    、 ,从      イl   l{/  l  /::::::::::::..
::::::∧/ヽ>x、__ \  `ー‐=彡  l| ,.イ   {/!::::::::::::...
::::::∨l  /  V ヽ::>、      イ__ 彡^∧|:::::::::..
::::::::::::l /l   ∧  ハ  ≧=--<  ∨  VV::X::::::l::::::..
 .:::::::ハ:::ヽ/:::ヽ/::::::、/::::ヽ/::ヽ /、  /::∨ 〉::::::...

『ゆあああぁぁん!』
「ひいいいぃぃぃ!」

巨大な化身(かわいく15レベルくらい)がキミと兄弟を踏みつぶさんと迫る。

31異幸 ダモクレス:2018/06/12(火) 23:19:15
「ッ!!舐めるな雅いいいいい!!!」       
          _             l   z―┐
         _,.. -‐: : : : : : : \        l   r、二二 、
         / ̄\: : : \ : : : : : : : ヽ        l.  `ー―'フ/
       ./:::::_∠、\ : : : : : : : ,: : : : }         l     / '
      /≧- 、__ ヽ: : : : /: : : : ノ       l    ̄´
     .{ i  i  ,  Y | : l/-ー: : : l     \ .l  _「L  r、
      L_|_|  | /!//: : : : : : : : j      ‘,\l ‘┐r'_`’
        (_ ̄Tノ: : : : : : : : : : : |       ‘,  (_O_r'つ_)
          /: : : : : : : : : :__L≧==-ミ、 ‘,
        /: : : : : : : : : : : :.>::::::::.:..........  `'ミx,   _「L  r、
       /: : : : : : : : : : ,x≦、:::::::::::.:.....      ‘,  ‘┐r'_`’
      /: : : : _____//  ,ノ:::::::.:.....      ヾ、'. (_O_r'つ_)
   _/: : : :  ̄ ̄> /:::::{/`''<__:.:.:...... .       〉
 ̄: : : : : : : : : : /: : :/ィ:/   f__!キ=-≧=-    /    _「L  r、
: : : : : : : : : : /: : / 7    . : :∀厂 ̄: ア..:.   ///  ‘┐r'_`’
: : : : : : : : /_, イ   ./, ,. ,,    {: :_,.ィ''7...:.: .   /  (_O_r'つ_)
: : : : :__,.ィ"´ /   ,'/´ ̄!'; , _,/ ≧=-キ..:.: ..:  ./
_,. '´  ノ   ,/    ;.{ {  、  ,.  : : 、{_>、i:.::::::::::.:: /    _「L  r、
     {      l ヽヽ_,.`! ,   : :.`¨7::::::::::::.:://|  ‘┐r'_`’
    !  -、  ヾx\__/,,   _,..-=≦-''フ:::::∧ |  (_O_r'つ_)
     L,. ----‐-- __ ̄ ̄>''":::::: ̄`¨´イ}/   |
   ,ィ'": : : : : : : //: : : : ̄ ̄ ̄ ̄了 ̄/" /   |   _「L  r、
  /: : : : : : : : : : : /: : : : : __: : -'7        l  ‘┐r'_`’
/: : : : : : : : : : : : : ´ ̄ ̄: : : : : : : : :{        l   (_O_r'つ_)

そういうと雄叫びと共に華麗に垂直に空高く跳躍!その高度は十数mにも及ぶ!
そして華麗に着地し、手持ちの丸太で橋を作りランニングコースの崩落を補った!

ダモクレスは華麗にそのまま立ち幅跳びの要領で崩落を飛び越えた――――!!!

科学の勝利だ!!

32GM:2018/06/12(火) 23:37:05

  -‐ /    ,               ニ=-_
   /,   /  /   ,            `x、
  / / / ./ / .//  ,     /     ニ-\
/ /// / / ///  .//   ./:|     `'、 ヾ、
// /'/./ / 厶イ/,/// / /::::|  ‘,  、 ‘, `
, / /.:::, -</  i ////'’ ./イ :,' /::::: | , .i/|∨ i'、‘,
/ /::::/  /ィ . i|'    r:::::-、  ,'/:::::::::|∧|::И  i. `、,
../::::〈   |イ l|    L_:::o::::Y  ::::::,.____ |/| ,!.!  `、
:::::::::∧    Ll」_   . : : : ̄`_,. ::K:::o::::7 .,| ∧|
::::::::::_厶''"´ /      : : : : :   ::l: ``¨’ /|/
''"´     /          _,...::」: : : : /!     _
       .′         : : : : : : : / L. -‐  ̄ /
      .′     ,ィ' 7二ー-、.: : : ,: N     /
  . :   .' \     ヽ.V    ̄〃 : .イ::  .:    /
 : : :   .': : : \     . :≧=-'’:/:::: ..:::   /
 : : :   L.......:_:_:ヽ、     ..: /::::::: ..:::::   ,:'
  : :     |::|'、:::Tヽ丶、_ . イ:::::::::::::::::::  , '
  : :     l、| '、j ヽ|弋ーr-r、::::::::::::::::::: ∠_
:, : :     .|.ヘ ∧ ハ V ヽ{ ヽ|ヽ::::::::    /
.∧: : :    |:::::V:::::V::::V^'、 ハ,∧/:::::   /.


すげェ!崖を渡ってから橋を渡した!
兄弟たちの悲鳴をバックに、キミはゴールテープを切った。
偉業を称えて、トルネンブラの楽団が楽器をかき鳴らす。

【アザトース】                   ワ タ シ
「因果(インガ)をも逆転させる選択。それこそあたしの子だな?」
「今回の件は任せたぞ。ダモクレス」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【タイ人のマスター】
「……お客さん、大丈夫ネ?さっきからずっと独り言いってるけど」

……照り付ける太陽、しけった空気、腐敗した果実匂い。
目が覚めるとキミはバンコクのサンセットマーケットのバーカウンターにいた。

手の中には【予言】が封じ込められた二枚貝を握り込んでいた事にも気づく。

33異幸 ダモクレス:2018/06/12(火) 23:43:39
二枚貝を握りつぶしてダモクレスは跳ね起きる!!

「ハッ!?・・・夢か。」
「だがそれにしては妙に生々しい・・・ハッ!?」

二枚貝を握りつぶしてダモクレスは跳ね起きる!!

「なるほどな、そういうことだったか!」
「サンキューマスター!釣りはいらねえぜ!!」

そして持ち前の未来予知じみた洞察力を持ったダモクレス!
その洞察力によって手持ちの霊波計から発信されている未知の脅威を感じ取った!
彼はその霊波計をマスターに代金として支払い、彼は目的の地へと旅に出る!

「首を洗って待ってろよ雅ィ・・・そこが貴様の命日だ!」

そう、異幸ダモクレスの冒険はまだ始まったばかりなのだ!!

34GM:2018/06/12(火) 23:54:25
二枚貝は悲鳴を上げて砕け散った……でも大丈夫!
最寄りのカカオに向かえばいいはずだ。真実もなんとなくわかる!

【バーのマスター】
「支払いはドルかバーツ以外受け付けてないんだってば!」

マスターはチクタクしそうな異形の機械を手に途方に暮れた。


バーのマスター  ――――→  万神殿から神子が駆けつけて霊波系の出所について取り調べをうける
ザーダ=ホーグラ(化身の二枚貝) ――→ 『消滅』『再起可能』


                         ――――――――――シーンエンド

35GM:2018/06/13(水) 00:11:14
導入フェイズ5
シーンプレイヤー:全員
運命の輪:黒0/0Lv 赤0/0Lv 青0/0Lv 緑0/0Lv 白0/0Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
果物屋がある。骨董屋がある。白人好みのチープな刺青屋がある。

三カラット100万円の最高級ビルマルビーを売る宝石店がある。
美術学校の生徒がやっている1枚1枚が手描き絵Tシャツ屋がある。
ブティックのすぐ横に、米麺(フォー)の店があり、その隣にはペットショップがある。

屋台の作る日影で寝ている野良猫は、みんなシャムネコ……だってここはタイだから!


ここはタイ王国首都バンコクの王宮前マーケット〈チャトゥチャ〉
一万件の店が密集し、混沌の迷宮を成す「実在の市場」だ……絶界要素はたぶんない。

カカオ・バンコク支店はチャトゥチャの中央部に存在した。

36GM:2018/06/13(水) 00:17:30
ここがキミたち、今回の任務を受けた神子たちの集合場所だ。

                              _  -=ニ¨           |    ニ=- _
                       _  -=ニ¨       ____   ⊥_       \
             _  -=ニ¨    _   -=ニ二 ̄三三三三三三三三¨ニ=-     \
        _  -=ニ¨   _   -=ニ¨三三三≧=-三三 「 ̄「 ̄/\三[}三| ̄¨ニ=- _  |
         |_   -=ニ ┌-  .._ l―ュ「 ̄「∠三三 ≧=-|_」/_\ \iニニ|        |丁´
        ` ̄ ̄ ̄ ̄| …… ||_」 三´三三三三三三三三三=\ \r|        |/
              | :::: |      / ̄ / 「 ̄ ̄ム 「 ̄ ̄ ̄ \ 、|        |
              └r―ュ┘    /   /   |     ム l         `|        |
               _|__|.___/__/_  !     ムl         |        |
             _」 -=ニ三三≧圭圭圭圭≧ュ.。。。。。。ム。。。。。。。。。。。|        |_
              rf㍉=-=_ニ三≧圭圭圭圭≧%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%|____| |
.            lニ=- _rf㍉≧圭圭圭圭≧%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%┌―┴┴┐.|
          |   | ¨ニ=- _rffffffffffffffffュュュュ.%%%%%%%%%%%%%%%%|      |l|
           |_ ...-|      ¨ニ=- _rffffffffffffュュュュ_%%%%%%%%%%/|      |l|
              ` - _          ¨T=- _rffffffffffffュュュ_  -‐  ||      |l|
                 ` - _        |    丁=- _rffff|     ||      |l|
                      ` - _   |_    |   ¨ニ=|     ||      |´
                       ` - _ ¨ - _」       |     ||     _|


屋台と屋台の死角的スポットに作られた、カカオ・バンコク支店は南国スタイルのオープンカフェである。
……ちなみに、熱気立つ迷宮市場の中で、クーラーが存在している店は、
この店を加えても、片手の指で数えられるくらいしか存在しない。

カウンター内では、4本の腕を持つ美青年店員(ヴィシュヌ)が、
タピオカのミルクをマドラーでかき回している。

37風見鶏 明日香:2018/06/13(水) 00:36:00

そもそもこの集合、特に決まった時間というものはない。遅刻とかそういう概念も当然ない。
なので仮に早く着いた場合、全員揃うまでどの程度かかるかさっぱりわからない。困ったもんだ。

「うーん、見るからにThe・南国! って感じですねぇ。」

わからないものは仕方ないので、カットしたリンゴを齧りつつ周囲の景色を眺め、他の神子が揃うのを待つ。
まあ、流石にそこまで長々と待たされることもあるまい。

38異幸 ダモクレス:2018/06/13(水) 00:39:28
そうやって待っていると次に入ってきたのが私である。

「あいつはイクラが好きだったんだ・・・!このおにぎりの具がイクラだからチクショウ!!」

そういって泣きながら二枚貝を食べている背広姿で髭面の男が入ってきた。

39小美(シャオメイ):2018/06/13(水) 01:20:20

お父さんに送ってもらい、筋斗雲でひとっとび。
私はまだ使えない術だし、それにお父さんと一緒というのが気分がいい。
千里を駆ける筋斗雲はあっという間にタイはバンコクに私を送り届けた。
お父さんに礼を言って別れた私は、そのままカカオに元気よく入店!

「ニーハオ!」

アイサツは大事だ。三国志にもそう書いてある。

「中国から来ました、小美(シャオメイ)で……ゲェーッ! 毘紐天(ヴィシュヌ)様!」

仏さまだ!
つまり父親の……上司!

40緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/13(水) 01:40:04
眠い目をこすりながらゆっくりと歩いてくる。
手に持ったスマホから音楽が流れる。ブルートゥースイヤホンの充電が切れてしまったのだ。

          /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
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        l:::::::::::::::::::::::/  ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
        l/l:::::::::::::::::/ ̄ `,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
         ',::::::::::::::/弋 テ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'
         〉::::::::::l` - ´  ∨ヽ::::∧::::::lヽ:::::::::∧',
        ノ::人::::::ヽ       ヽl ヽ:::l ヽ::::ノ ノ_ヽ_
         ̄ /:::::::',`     l .    ∨  l::/ノl
           ',::::ゝ              ノ:::::::l
         / ∨lヽ    ∠ニつ    ノ:::::lヽl\
         /  l  l´ ヽ        / .`l´  l  \
      /    l  l    ヽ _       l ノ  l   \
     /     l  \           /   l    \

「ニュー神子……」

「来たで俺がアマテのアマデ。出身尼やなく大阪やで
 音の上で言葉またも奏で、勝ちを重ねそして語れ
 心臓がアルミから鋼、叩けども壊れず歯が立たねぇ
 バトル終わり気付きゃ朝でそれじゃまたねって言葉交わせ」

「トロコンロビンー……」

もう八割がた寝た頭で弱弱しく拳をあげた。
眠い眠いのだ。

41GM:2018/06/13(水) 01:50:32

                -──- ..
             ///////////\
               .'  /,ィト __ _     ゚.
               i///-V/////7777ハ
               |// ⌒∨/////////l|
               |/! l---∨////////リ
              Ⅵ ゝ゚ノi ヽ./厶斗-イ         【店員ヴィシュヌ】
       i^!       ゙|   {l  ` ` .' ノ         「ナマスカール。孫悟空の子、日輪の子」
       | |      、 __ _   /´
       | |_      \     .仆 、
       x仁ヽ )┐  ..ィ 77ヽ- ´x彡//\         「その独特のターラ(リズム様式)には覚えがあるね」
     i -し''-イ //////≧=≦///////\
     |     ノ.イ////////l|0///////////\     「カーリーが好きなんだ、それ。アスラの首を刎ねながら踊る時にやってる」
     |    f ////////// l|////////////// ヽ
     |ー‐彡///////////l|0////////////// !
     八匕/| ///////////l|///////////|l////|
      |//// | ///////////l|0///////// |l////|
      |//// | ///////////l|///////////|l////|

アイサツにはアイサツで返さなくてはならない。ラーマーヤナにも書かれている。
シャオメイたちの反応を楽しむように、格式ばったインド式で応じてきた。
空いた方の手では、リンゴに添えるパパイヤをカットしている。

「1、2、3……4人?もうみんな揃ったかな」
「これはサービス。カルーア・ミルク(カルーア抜き)をどうぞ」

ようは甘味の付いた牛乳。
インド風アレンジで独特な香料とタピオカが入っている。
蓮の花を模したマドラーでかき混ぜながら飲もう。

「今日が初めての組み合わせだろう。他の2人も自己紹介も兼ねて、名前を聞かせてくれるかい」

42風見鶏 明日香:2018/06/13(水) 02:21:15

               >:'':´ ̄ `: :'' : <
               /:/: : : / : : : : : :卜、:ヽ
            , : : :/: : : /: : : : : : : : : : ヾ:∨
              //: : ′: :/:|:l: : : : |: |, : : ミx=ミ
          ∥′:l:‐-:/、:|:l : : : ハ | ㍉:=:/::::ト::ヽ
.            {l.|: : l: |:/   |:l: : :|:l''⌒ヽ マ:::::: |::::::::∨
             ! |: : Ⅳl{_ 、从: : !ィzzzzx |::::::::|、:::::::/
.             |:l从,`¨¨''  ヽ:{ ヒ勿.イ l;;;;;;;」|\/:、
.             | : : l    :l    "" /ト、_:|:::| V∧
.             | : : ヘ.  r‐. .、、、   .イ、: l : :|::::::| V∧    ―――はい、こんにちは。
            /| : : :|:.\ ゝ: :_:ノ . ィ´/:. l. :.|::::::|ニ7⌒
.           //| : : :|: l :」 >、.。</ ./: :>'^ニ|::::::|ニ/        ヴェルザンディの子、風見鶏明日香です。
          // .| : : :|/Vr―‐ '゙ / ヒ:二ニニ|/ニ=/
     _ .-==>‐|: : :リニニ{二`´  /、 /´ ̄ ハニニl
.   x<二ニニ/  ,イ: / /:/ 、,    ,-、::ヽ.   / ヤニl
 /ニニニ二{ヽ,イ: :/  /:/フ:ハ   ∧ ヽ::ヽ.i/   |ニ',
 ⌒''<ニニ:l./: : :∧∨:/: : {    ハ::ヘ ノ::;ハ    'Vカ
.     寸=/: : :/ ゝ:_:/ l、 ノ V:::::イ  ヽ //{:∨
     {ニニ从: /  /:/   、|     .〉:::ヘ    Vニニム: ∨
.      寸ニヘ :′./:/   ⌒',―''´ ∨::ヘ   }二ニ} : ∨
.      / :寸ニi{  l:_{      ',    ∨::ヘ.  人ニニヘ: : \
     /: /〕ニニ}h、.   ―=  ',    /\-くニニヽニニl : : : \
.    /: /': ノニニ从≧zzzzzz≦Y' __/  }ヽニニニニ|: :\: : :\
   /: : : : {ニ/ニミl////////ハ.       /  ',\ニニ=|: : : :\: : :\


あ、これいつものキャラ付けだと収拾付かなくなる奴だ。
そう判断するのに、2秒以上の時間は必要なかった。
とりあえず正気が疑わしい一人目への対応は、コメントに困るし一旦置いておくとしよう。

「孫悟空! 懐かしいですねー。私も子供の頃絵本か何かで読みましたよ、確か。」

「―――ホントはまとまった時間眠るのが一番ですけど、あまり悠長に構えても居られません。」
「とりあえず、座って目を閉じてください。だいたい10分から15分くらいが目安です。」

43異幸 ダモクレス:2018/06/13(水) 07:11:28
            , --、/ ̄ ̄ ~ ` .、
            /            ` 、
.         /                  \
       , '              \     ヽ
        /:.          l 、         \   .ヽ
.      /::::.... /.............::|::ト、ヽヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::',
      ':::::::: /:::::::::::::::,イ::|:.ヽ:ヽヾミ:_x、_:::::::::::ヽ ::::::',
.      l::::::::/:::::::::::::,ィメl/:.:.:.ヽjヽj/,zぅ¨¨ト、:::::::ヽ::::::,
.      |:::::/::::::::::∠ _ \:.:.:.:./l_ゞ=’''´  ~|:::::|ヽ:::l
.      !:::/::___/ヽ_乂ツ>,ィ` !:,ヽー--.: : :  |:l:ハ .}:::|
.      |:::{~',::::l      : : : : |:.,. \ : : : : :   !:!l l/::: | ―――――ふう。
       !::| l ',:::|       : l::',,,, \    川/:::::::|
      l:::\ヽ:ヽ     ..:~゙:::~~:::::::...\   'l :::::::::ト、
      ∨::::ヽヽj     ::: z==ニ¨゚ヽ :::.` 、./:.! ::::::::': :` s。、__
.        ∨::::::~:\   :: ‘ー─ ''¨´ :::: /:.:.|::::::::,': : : : :| |
      ,.ィヽ:::::::::::l:.\ ::::   ¨¨´   ::::,イ: : :.!:::::/: : : : :.:| |
   >'´ /: \::::: |. : :>。.: : . . : : : . . : ;イ: : : : :|:::/: : : : : : | |
> '´:/   l: : : : \:|  : : :.:>  __ .ィ : : : : : : |/: : : : : : :.:| |
「俺は丸太使いの異幸ダモクレスだ。」
「今この世界はあざとぉすと呼ばれる鬼に狙われている。」
「アザト=ソウルと呼ばれる奴の力に取り込まれた時人は邪鬼となり、この世界の脅威になるんだ。」

「そしてここタイで新しいアザト=ソウルの波動を感じた、ここで何かが起きるぞ。」

「あいつらは大豆を嫌がる性質がある。皆これを懐に入れておいてくれ。額に貼るとアザト=ソウル避けになる。」

そういいながら彼は店員や君たちにイクラを一粒一粒配りだした。
残念ながら実力は本物のようなタタヅマイと奥ゆかしさを感じる。

44小美(シャオメイ):2018/06/13(水) 23:05:06


           /{
           {: \
          \:. \    _.... -‐……‐- ...._
            `'  ,>'"´:/.:.:.:...\ .:.:.:.:.:.:.:.: ´'/>'⌒\
               / .:.:.:.:. ´.:.:.:.:| :.:.:.: \ :. \.:. l二|:.:.:.:.:.:.:`,
.            /..:.:.:.:.:.:/ .:.:.:.:.: |.:.:.:.:.:.:.:.`,:.:.:.:`, l二|.:.:.:.:.:.:.:.:|
         / .:.:.:.:.:.:. /.:.:.:.:.:.:.:.:|-‐…‐-.:| .:.:.: |:l二|.:.:.:.:.:.:.:.:|
.         / .:.:.:.:.:.: |_.⊥._ .:.:.:.:.: |\\ .:.: | .:.:.: |:.\|.:.:.:.:.:.:.:.:|
        | :/.:.:|:.:.: | :八.:.:.:.:.:.:.:.:|_.二二._/.:.:.:.:.:| :.:八 .:.:.:.:.:.: ',
        |/| :/|:.:.: |/_\\ .: |'"~~~"7.: / // .: `、.:.:.:.:.:. '、     は、はい!                          シャオメイ
        |/八 :. |x==ミ \\|    // .: /´/ .:.:.: `、:.:.\:.`、    孫悟空……斉天大聖の神子にして弟子、改めまして小美です!
.  ⊂     // :/\|l  ヽ       // .:. /∠=┐ .:.:.:.:.`、 .:.:\:\ 
.       // :/.:.:.:.:!       ┐U/ .:. / /⌒} | .:.:.:.:.:.:.: ', :.:.: }⌒  仙道を少々修めています! よろしくお願いします!
        / :/.:.:.:.:.:. ‘、   <___ノ / .:/ -‐'''"ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.: /
         :∧ : \.:.:.: \      .///l¨¨¨´ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ノ/
. ⊂      |/  \ (\\:..^ト...__,,..     l:/..:.:.:.:.:.:.:.://.:./
.         / ̄ ̄l ̄\\|──ァ   ∠//:// /.:./
              l   \|   ./∧/|``'< //  //
.       /        l    \/〈∧〉|__|
      //      l  /   ∨l  \ \__
.     /          l/ ̄ ̄ ̄ ̄´"''〜 .._  `ヽ、
.   /           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l´"''〜 `ヽ、 `,


思えば、他神群の神子と会うのはこれが初めてでは?
ヴィシュヌの前ということもあり、いささか緊張する。
イクラは丁重に貰っておく。金丹の親戚かな。

ラッパー(クラスメイトがこういう音楽を聴いていた気がする)!
狂人(クトゥルフ神群の神子はよくこんな感じになると父に聞いた)!
あと……カワイイ女の子!

良かった。女の子もいた。
猿に囲まれて育った私だが、それでもやはり同性の子がいた方が安心するのだ。
お父さんのことも知っている。きっといい人だ。

「えっと、アスカさんと、ダモクレスさんと……と、トロ、トロコンロビン? さん? ですね!」

不思議な名前の人が多いなぁ。
日本人っぽく見えるけど、違うのだろうか。

「頑張って神話災害を解決しましょう!」

45緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/13(水) 23:25:44
「あかんわ……寝るわ」

近くのいすにもたれかかって仮眠しよう。

(ハッパ吸ってそうなやつがおるな……)

同性だがほかのメンツの方が話しやすそうな気がする。
出自というかその辺がうまく噛み合わないのだろうか。

46GM:2018/06/14(木) 00:08:26
【ヴィシュヌ】
「うんうん、いい返事だ。やっぱりハヌマーンの子たちとどこか似るね」

「どうもご丁寧に。クトゥルフ神群は相変わらずかい?」
「我々の影霊イメージには一言二言あるが……我々は偏在する者同士気にせずいこう」

受け取ったイクラはそっと捨てた。

【ヴィシュヌ】
「ヤマト、北欧、中華、クトゥルフ?やぁ、これまたバリエーション豊かだ」

「今回、この土地の神子は別件の処理が忙しかったり、迂闊に動けなくてね」
「『運命を変えれるのはキミたちだけ』、という事らしい」

そういって、チラリと明日香を見やる。

「自己紹介も一通り済んだようだし、【任務】の話に移らせてもらおう」


【ヴィシュヌ】                         ・ ・ ・ ・ ・
「今から6時間ほど前、このタイ王国の地にて、新しいボクの神子の覚醒を察知した」
「場所はバンコクより北へ半日ほどの場所にある観光地・アユタヤ県」

「そして神子の存在感知と共に、周辺に絶界の発生も確認し、行方不明となった」
「周辺数千kmがドーム状の雲に覆われ、内部との連絡が途絶している」
「キミたちにはこの絶界に潜入し、神話災害を消散してもらう」

47風見鶏 明日香:2018/06/14(木) 01:35:08

様々な神群の神子が揃うのは、別段今に始まった事ではない。
むしろ、一つの神群だけで固まる事の方が、余程珍しいくらいだ。
やはり、運命に揺らぎをもたらすには、複数の神群が協力するくらいが望ましいのだろう。

こちらへの視線には、営業スマイルを返す。
別にになんでもかんでもご先祖様やその姉妹のせいと言うわけではないし、堂々としていて全く問題ないのだ。
―――まあ、それだけではないが。詳細に言っちゃうと色々面倒な事になるので、ここでは話を進める事を優先しよう。

「―――絶界の消散に加えて、新しい神子の保護もですね。」
「どうにも、あまり良くないものに狙われているみたいですし。」

このくらいなら、言ってしまっても問題ない範囲だろう。
何しろ、目覚めたての神子やまだ目覚めていない神子が狙われるというのは、本当によくある話だからだ。
まして件の神子は、絶界に囚われている。早急に保護する必要がある事に、疑いの余地はない。

なお、イクラは食べ終わった皿の上に置いたっきりであった。

48異幸 ダモクレス:2018/06/14(木) 05:17:17
「なるほど――――分かった、急いで向かおう。」
「俺の洞察力ではこれから東南アジアの古戦場で美麗なる騎兵は戦象を駆り、若き王の元へと急ぎ、
王をかばうように飛び出した騎兵の身体を、凶刃が貫くであろうと判断している。」
「おそらくはその神子とバンコクが関係するに違いない。皆、丸太は持ったか?」

そういいながら小脇に抱えている白髪に太い縁の眼鏡、白いひげを蓄えた白タキシードの老紳士の人形を掲げるダモクレス。
某鶏の揚げ物を販売する世界的なチェーン店のアレだ。

「鬼の弱点は丸太だ。これで心臓を貫くと奴らは再生が出来なくなる。古事記にもそう書かれている。」
「丸太で首を落とすのも有効だ――――」

49小美(シャオメイ):2018/06/15(金) 00:42:54

「如意棒なら写しをお父さんから貰ってますが……」

丸太というか、柱とか定規とかだ。

「新たな神子を狙っているのか、それとも神子の暴走か」
「なんにせよ……絶界に入って悪そうな奴を全員懲らしめてやればいいんですね!」

簡単!
そういうのなら得意だ!

「任せてください!」
「私、そういうの得意ですから!」

そう、得意なのだ!
だって孫悟空の娘だから!

50緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/15(金) 22:24:02
「……」

目をつむったまま話を聞く。
微妙に目が痛い。

「数千キロって半端やないな……」

規模が大きい。
流石と言ったところだろうか。
やはり気をつけていかないといけない。

「まぁ、アマテラスの神子や、雲払って晴らしたるって感じやな」

イクラは触らずその辺に置いておこう

51GM:2018/06/15(金) 23:32:24

【ヴィシュヌ】
「その通り、よろしく頼むよ」
「新人神子や怪物の正体についてはキミたちの手で確かめてくれ」

【ヴィシュヌ】
「あまり語れる情報はないのだが……そうそう」
「目的地のアユタヤ県までは、普段なら日帰り観光距離なんだけど、異変のせいで交通の便にも影響が出ててね」

「絶界上空では人工衛星タイコムが消失し、付近の動物園から象が大量脱走」
「チャオプラヤー川では急激な増水が起きフェリーが欠航……お陰で道路は大渋滞中だ」
「移動には迂回や、裏道を使う必要があるだろう」

        ・ ・ ・ ・ ・
「絶界までは厳しい旅路になるよ。しっかり準備していくといい」


ヴィシュヌからの説明はここでひと段落。
各自、『活力の決定(4d6)』を行った後、【日常】で『倹約判定』をするといい。

52風見鶏 明日香:2018/06/17(日) 22:58:34

「……とりあえず、それはあった場所に戻しておいてくださいね。」

そういえば最近道頓堀から救出されたそうですね。
まあ、それはともかく。事前の処理を済ませよう。

活力
diceBot : (4D6) → 17[6,5,5,1] → 17
結構増えましたね。回復手段に乏しいのが難ですが。

倹約判定(日常A++)
diceBot : (3D6) → 9[4,2,3] → 9
4をムードダイスに、3をアクションダイスにします。3にモッドで+2されて達成値5、判定成功。
神貨が5枚増えますね。とりあえず残しておきましょう。

53風見鶏 明日香:2018/06/17(日) 23:03:51
(※最近と言っても、もう9年前である。だいたいこいつが小学5年くらいの頃だ。)

54異幸 ダモクレス:2018/06/17(日) 23:09:50
「なるほど、川を渡るのか。厳しい旅路になりそうだな。」

裏道だっつってんのに複数の白髭のおじさんを縄で縛って纏めだした。
・・・これが丸太に見えている彼はイカダを作っているつもりなのだろうか。

だが前衛的な芸術に見えるみたいで、感銘を受けた通りすがりのニャルラトホテプが白髭のオブジェを買いとってくれたようだ。

カッツ:ダイス合計:16 (4D6 = [5 5 2 4])

活力は16、これで生命力は32になり・・・

ニッチ:ダイス合計:11 (3D6 = [5 1 5])

日常の方は5をムードダイス、5をアクションダイスに。
とは言え神貨で買い物もできないし、5つ貯めておこう。

55小美(シャオメイ):2018/06/17(日) 23:25:19

「……私、まだ筋斗雲呼べないからなぁ」

空飛んだりはできないのだ。残念。功夫が足りぬ。


活力!
diceBot : (4D6) → 11[3,3,2,3] → 11

倹約!
diceBot : (1D6) → 6


おおっ、お金持ち!
お父さんにお小遣いでも貰ったのかも知れません。
食料を1個だけ買って、神貨を5枚残しときましょう。

56緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/18(月) 00:30:35
活力:diceBot : (4D6) → 14[4,3,6,1] → 14

倹約:diceBot : (2D6) → 6[5,1] → 6

アクションが1。ムードが5。白インガを一つ足す。
ファンブル:diceBot : (1D6) → 5

憤怒を得た。

「……」

(ていうかなんで徹夜明けに絶界の処理とかせんとあかんねん)

(ヤバい奴やん。寝たら永眠ちゃうんか)

(アマデ……アマデ……かませ……いつかの鬱憤がこみ上げる……!)

57風見鶏 明日香:2018/06/18(月) 00:53:21

「はいはい、眉間に皺が寄ってますよー。」

そっとアイスコーヒーを差し出す。いつの間に頼んでいたのかは謎だ。
ともあれ、イライラしたままだと思わぬ失敗をするかもだ。少し落ち着こう。

4神貨で甘露を購入して緒方君に手渡しておきます。
残りの神貨は6枚ですね。

58緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/18(月) 01:00:15
「あぁ……ありがとう」

アイスコーヒーを受け取り一気に飲み干す。
苦い味が口いっぱいに広がる。
どうやら、落ち着けたようだ。

甘露を使用し、憤怒を打ち消す。

59GM:2018/06/18(月) 01:11:07

【ヴィシュヌ】
「やぁ、出掛けから大変だね。領収書の宛名は上様でいいかな」
「ともあれ僕が手出しできるのはここまでだ……君たちがどんな物語を紡ぐのか、楽しみだ」

準備を整えた君たちはバンコクを出発し、チャオプラヤー川沿いに北へと向かう。
いざ、アユタヤ県へ――――――――


★導入フェイズ終了―――マスターシーン『メナムを辿って古都へ』が発生。

60GM:2018/06/18(月) 01:14:59

サイクル1
マスターシーン『メナムを辿って古都へ』
運命の輪:黒0/0Lv 赤0/0Lv 青0/0Lv 緑1/1Lv 白2/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
「オニイサン?オレンジ、オレンジ買うネ!」
「マプラーゥ!マプラーゥ!ココナッツジュースよ!」
『パパパーーーッ!』『ドッドッドッ……』


バンコクを出発し、北へ進むこと1時間。
情報通り、チャオプラヤー川沿いの道路には、地平の彼方まで続くような大渋滞ができている。

立ち往生している観光バスの周りには、行商の少年少女が集まり、
車体に飛びついて、窓越しに乗客たちにジュースや土産物を売りつけようとしている。
この渋滞の隙間を潜り抜けてゆくだけでも一苦労だろう。

風が吹くたびに、湿気と排気を含んだ熱い風が吹き付ける……熱中症にも気を付けろ!


★……まずは絶界のあるアユタヤ県までの『危険な旅』だ。
全員、順番を相談してから【技術】で移動判定を行うといい。
(※5神貨支払うことで神の乗騎を借りて、自動成功することもできる)

61小美(シャオメイ):2018/06/18(月) 23:11:37

5神貨を消費して、自動成功しまーす!


「筋斗雲は使えないけど……じゃじゃん!」
「お父さんから術符借りてきちゃった!」

額に貼ればドロン!
あっという間に鳥に変化できる優れものだ!
まぁ、使い捨てだけどね。

62風見鶏 明日香:2018/06/18(月) 23:23:56

5神貨を消費して、神の乗騎を借りよう。

「まともに進むのは面倒そうですねぇ。」

どこからともなく降り立った八本脚の馬にまたがりつつ。
こんな事もあろうかと、ちょっと借りておいたのだ。

63緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/18(月) 23:41:55
ダモクレスから5神貨をもらって神の乗騎を借りよう。

「八咫烏やわ」

なんかこう、デカイ一頭に乗るか複数の烏の足にブランコの紐を結んで飛行しよう。

「けっこうすごいな……」

(なんか浮かびそうやな)

64異幸 ダモクレス:2018/06/18(月) 23:45:21
では緒方恭弥に神貨5を渡してこちらは技術S-で移動判定を行う。

ダイス合計:12 (4D6 = [1 2 6 3])

アクションダイスを6にしてスペシャル!ムードダイスは3を使う。青インガを一つ増やすぞ。
ただ雑踏の中に足を踏み入れただけなんだが、不思議と馴染んで特に何の問題もなく通り抜けることができる。

65GM:2018/06/18(月) 23:54:00

では、キミたちは親神から借りた乗騎で渋滞を越えて、アユタヤ県へひとっとびだ!
チャオプラヤー川の支流を渡り、順調に旅を続けている。

『ゴロゴロゴロ……』

不意に、水の膜を突き抜けるような感触――照り付けていた日差しが弱まった。
いつの間にか空は分厚い雨雲に覆われ、辺りに霧が立ち込め始める。
いよいよ絶界内部へと踏み込んだらしい……。

キミたちは20m先さえ見通せない濃霧の中を進んでゆく。


                             ――――シーンエンド

66GM:2018/06/19(火) 00:04:09
サイクル1
シーンプレイヤー:緒方恭弥+任意登場
マスターシーン『メナムを辿って古都へ』
運命の輪:黒0/0Lv 赤0/0Lv 青1/1Lv 緑1/1Lv 白2/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
文字通り五里霧中――いま進んでいる方角が北かもわからない。
隣を飛んでいた仲間たちはちゃんとついてきているのか?

……やがて、視界を覆っていた霧が開ける。
恭弥たちの目の前には豊かな水溢れる、田園風景が広がる。
緑の平野には、チャオプラヤーの支流が縦横に行き交う。

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天には太陽。そして空一面を覆う雲のドーム。
………なぜ「太陽が雲の下に浮かんでいるのか」は謎だ。


1km先にはインド・東南アジア風の大きな王城と都が存在している。
(タージマハールとかアンコールワットとかみたいな、アレだ)
写真で見るような遺跡と違って、城壁は鮮やかな色合いを保っている今現在も人が暮らしている証拠だろう。

67緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/19(火) 00:16:08
「……マジか」

えらい景色があったものだ。
雲の下に太陽があるのは何か理由があるのだろうか。
ここだけで完結しているという事なのかもしれないが。

「とりあえず都に下りた方がエエか……」

68異幸 ダモクレス:2018/06/19(火) 22:17:50
「ハム、ハフハフッ、ムグッ。」

いつの間にかその横でなんか焼いた肉を刺した串を手に持っていよう。

「雲や霧などの『あやふやなもの』は邪鬼の呪いでよく使う媒体だな。」
「目に見えるが触れることもできず、その輪郭を掴ませない――――気を付けろ。すでにあざとおすの手の内かもしれんぞ。」

69GM:2018/06/19(火) 22:25:52
空の彼方に浮かぶ現実の天体ではなく、「ドーム状雲の天井近くに浮かぶ偽の太陽」のようだ。
あの偽太陽が実際どれほどの大きさなのかは不明――見ていると遠近感が狂いそうだ。

そんな風にダモクレスの、妄言を聞きながら都を目指して飛んでいると、
都の西の平野で十数の人影が、うごめいているのを見つける。


『ワアアアアァァァァ………!』


なんと「武者鎧で武装したサムライ」たちと、「四本の腕を持つアスラ」たちが入り乱れて戦っている!
武器は日本刀、曲刀、弓矢、槍………大昔の絵から抜け出してきたような合戦だ!

アスラが刀剣を振り回すと、冗談みたいにサムライの手足が飛んでき、血がしぶく。
サムライが倒れた仲間を踏み越えて、アスラの首を刎ね飛ばす。
……まさに修羅場(しゅらじょう)!

象騎兵:        ・ ・ ・ ・ ・ ・
「ああもう、こっちもいくらでも湧くけどキリがない!」

混沌とした戦場の中心にいるのは、戦象に乗った白い鎧の兵士。
様子を見るに、象騎兵はサムライの陣営らしい。
アスラたちの猛攻に必死に抗っているが、劣勢の模様……戦象の周りをアスラが包囲しつつある。
──────────────────────────
もしあの乱戦に近づくのなら、【武勇】か【霊力】で判定だ。
失敗した場合「2d6-3」点のダメージを受けることになるだろう。
(危険を避けて神子仲間と合流し、そちらの交流・調査を優先してもよい)

70異幸 ダモクレス:2018/06/19(火) 22:49:31
では近づこう・・・武勇S+で判定!
ダイス合計:11 (4D6 = [4 2 4 1])

アクションダイスもムードダイスも4を選択、達成値5で成功し緑インガを一個取得!

「まずは腹ごしらえか・・・いくぞ皆!丸太はもったかぁ!」
「行くぞォ!!」

そういいながらダモクレスは先ほどまで肉が刺さってた串を片手に乱戦に突っ込んだァ!!
串を振るうとなんか近づく奴が皆冗談みたいに空に吹っ飛んでいくう!!

71緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/19(火) 22:55:07
「あざとおすの手の内ではないやろ」

多分だが。
下を見れば乱戦が広がっている。
虎穴に入らずんばずんどこどん。
介入してみよう。

diceBot : (4D6) → 11[2,4,2,3] → 11

アクションは4、ムードは2を選択。
+修正により5で判定成功。
赤インガを追加する。

「ここはヒップホップよりレゲエのがええか? 韻波句徒かけるか?」

「いくでオラァ!」

72GM:2018/06/19(火) 23:22:25
アスラたち:
「「「GWAAAAAAAA――――!?」」」

サムライ:
「ウタイ殿!?」「オォッ!?なんじゃあぁ、おまんら!?」

上空からの強襲を受けて、アスラたちが紙吹雪のように吹き飛んだ!
……予想外の乱入者に、戦場中の視線と警戒が一斉に集まる。


                     -   、
                  /,ィ´ ̄`ヽ  ヽ
                    / r:i {´ ̄}_}   :,
                     イ./}ノノャッ7/ i! iゝーヽ        象騎兵ウタイ:
                  i!レλ、  .、 }ノ!ノ l ト、         「えっ、なに!?急に振るな!」
            __,ィ`ヽ__ ノi 、( ノ i ノ ノi `ヽ
..    _r-ァイヽ}`<::::::ヽi:i:i:≫=-ァi’{ ̄ }_`ヽ〕、         「……構うな!全軍撤退、この隙に城門まで引き返せ!」
......*ア    :,  i! i!::} ノ:::::/i:i:i:i:i:i:i/_ ><is。.`ヽ ム
_, ( __ 〉  } } リヽ.:::〈i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i/`ー<i:i:i:iムゝェ :    「城門前のヤマダの隊と合流だ!」    
...゙ ̄     :レ'’`ー< <:::::>iノ }i:i:i:i:i:i/    :}:i:i:i:リ:i:>{
            ヽ〉レ   `:、i:i:i/     i!≫'}i::〉::::>
                        ゙:,/_,.z*'" ̄\ノ〉/::ノ〉-:,
                     i__,.ノ!\ i ′ヽ / ノ、
                       ノ      |  i!    ヽ._ノ :,

乱戦が割れたのを機に、サムライたちはいっせいに都の方へと引いてゆく。

ウタイと呼ばれた象騎兵――鉄笠を目深にかぶってたので遠目には解らなかったが女性だ――は、
「この奇妙な出で立ちの(戦況を一変させた)男たちは、敵なのか味方なのか……?」と、
キミたちに訝し気な視線を向けている。

同時に「ついてくるか?」とも視線で語っている。

73GM:2018/06/19(火) 23:30:41
象騎兵とサムライたちが引いてゆくのと同時に、
戦場に残されたアスラとサムライの死体は影に溶けるようにして消滅してゆく。
どうやら、どちらも神話生物の類だったらしい。


「ウタイ!」「アユタヤの守り手!」「サムライ・ヤマダ!」

都の城門の方では、サムライたちの帰還を受けて、大きな歓声が上がっている。
……アユタヤの空にある「太陽」が、ひと際強く輝きを増したように見えた。


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★予言カードが解禁!


象騎兵ウタイの【暗示】:
----------------------
王都の守り手、アユタヤのエレファントライダー。
ウタイとは、この国の言葉で「初め」を意味する。
「みんなが笑えばわたしも幸せ!だからアユタヤを守らなくちゃ」
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アスラとサムライの【暗示】:
----------------------
西から現れ、アユタヤの都に攻め込まんとする修羅の軍勢。
都に居を構え、アユタヤを守ろうとする侍の軍勢。

彼らはこの絶界で、終わりなき戦いを続けているようだ。
----------------------

74異幸 ダモクレス:2018/06/19(火) 23:34:17
いつの間にかウタイの横に立っているダモクレスはウタイと同じような視線を緒方に向ける。

その視線と背中は、「ついてくるか?」と雄弁に物語っていた。

そして二人を置いて先に進んでいく――――

75緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/19(火) 23:51:27
「……」

(あいつここに置いてった方がエエかもな)

意思の疎通が難しい。

「えっと、俺はトロコンロビン」

「自分はウタイさん……でええんかな」

ウタイを対象に調査を行う。
頭脳B++で判定。

diceBot : (2D6) → 8[4,4] → 8

アクションとムード共に4。
緑インガを追加して、6で判定成功だ。

76GM:2018/06/20(水) 00:11:21

ウタイ:
「あっ……1人でいっちゃったけど、サムライと揉めないだろうな」

後を突いてきた恭弥を見て、象の歩みを合わせてきた。
勇ましく東南アジア風鎧に身を包んだ、色白の女性だ。
象の歩みに合わせて、鉄笠したの長いひっつめ髪が揺れる。

ウタイ:
「うむ、昔からみんなにはそう呼ばれているな」
「こっちの象はアティ。私の兄弟だ、今年で5歳になる」パォ-ン

「お前、変わったところからやって来たけど、味方でいいんだな?さっきは助かった」
「最近はアスラたちの侵攻がどんどん勢いを増しててな……やー、危なかった」

ウタイは戦場で指示を出していた時と打って変わって、どこか間延びしたような受け答えをする。

77緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/20(水) 00:15:29
調査によって得たウタイの真実を公開する。

象騎兵ウタイの【真実】:
ウタイの正体は動物園育ちの白象だ。ぱぉん。
数日前、“空から降ってきたキラキラ”を受けたことで、この姿になっていた。

太陽(スーリヤ)のように熱く抑えきれない意志が、ウタイの中で燃えている。
理由は分からないが、アユタヤを守らなければいけない――この命に代えてでも。
アスラたちと戦えば戦うほど、上空の「太陽」は輝きを増している気がする。

この【真実】が公開された時、ウタイは「シーンに登場している任意の相手1人」に対し【想い】を1点獲得する。

『トリガー』:いつでも公開できる

78GM:2018/06/20(水) 00:28:07
ウタイ:               ・ ・ ・
「よくわからんがお前、わたしと似てるな……」
「気に入った!バナナを奢ってやろう!それとも一緒に水浴びするか?」

「あ、よいしょっと」

『……ドズゥゥウウウン!』

ウタイが戦象の上から飛び降りると、凄まじい着地音が響き、地面が揺れる。
身長は160cm程度、ほっそりしたナリだが凄まじい体重をしている!
この女―――ただものではない!すごくゾウっぽい!


★恭弥はウタイ(協力者)から「共感(+)」の【想い】を1点分受けた!

79緒方恭弥/とろろ昆布/トロコンロビン:2018/06/20(水) 00:44:25
「バナナはもらうわ……」

好意を無下にするつもりもない。

「水浴びは……はは」

照れ屋だ。

「ところであのアスラってのは何で、自分らも何モンなん?」

80GM:2018/06/20(水) 01:04:58

ウタイ:
「アスラたちはこの国を狙ってやってくる敵だ。毎朝、西の果ての方からやってくるんだ」
「斬っても、踏みつぶしても、次の日の朝には平気な顔してやってくるんだ」

「湧いてくるのは日本人街のサムライたちも同じだけどな……」
「サムライたちの親玉の仁左衛門に聞いてくれ」

ウタイ:
「あ、私と町の人たちはみんな、生まれた時からアユタヤの住民だぞ?」
「最近はちょっと様子が派手になった気はするけど……何日?何か月前からだっけ?」

城門を抜けた先には、活気にあふれた街が広がっていた。
道脇に生い茂る南国の植物、金色の王宮、街に流れる運河には果物や輸入衣類を乗せた船が行き交う。

「これが私たちの守っている国―――輝かしき王都アユタヤだ!」



                                      ――――シーンエンド

81GM:2018/06/24(日) 22:50:42
冒険フェイズ2
シーンプレイヤー:異幸 ダモクレス+任意登場
運命の輪:黒0/0Lv 赤1/1Lv 青1/1Lv 緑2/1Lv 白2/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
そんなわけで王城から少し離れた下町へとやって来た(恭弥たちを置いて一人で)
南国風木造建築に混じって、純和風の建築物が立ち並んでいる。
表通りを行き交うのは、現地住民とサムライ達。

……不思議と「絶界にありがちな雑コラ建築キメラ感」や、
「ハリウッド映画で見かける胡乱な日本像」という印象は覚えない風景だ。

82異幸 ダモクレス:2018/06/24(日) 23:05:56
「ふん!はっ!よしっ!いいぞっ!!」

そんな下町の一角で現地住民やサムライたちと一緒になんか棒を持って素振りをしていたりする。

「筋がいいな!もう少しであざとぉすと戦うこともできそうだ!」
「さあ次だ・・・はあああああああああああああああああ!!!!!」

興が乗って来たのか、頭の上で大車輪などをしてみたりする。あ、竜巻が起こった。

83GM:2018/06/24(日) 23:25:38
サムライ:
「いたぞ、城門を走り抜けていった奴だああああぁぁぁ!?」
「ウタイ殿が出入りを許したそうだが、アスラの仲間かもしれん!捕まえうおおぉぉ!」
「山田殿ォ!?いったいどうすれば!?」


                 ノミミノ'__`ヾ/_ヾ彡ヽ、_
                _ノミミ/ ー- -― .ヾ彡ヽ_
               _ミミミィニー),,('彡ニミ }彡ヽ、,
               ミミミミミ〈 ̄ ̄〉=〈 ̄ ̄〉}彡彡´
                 ヾi:リ ` ̄ .l .l、 ̄´ !リ;/´                   威厳あるサムライ(?):
                 `!ハ、  イ、_, !ヽ  ノ:i:i{                「えぇ……あれ通しちゃったのォ……?」
                 フ:i:iハ .r:i:ニニ:iハ  |:i:{`ヽ、
               / 1:i:i、/i|. T:i:i:! .l:i; ノ:i:iヽ/.`ヽ、
             / .ヽ .ノi:i:i:i:i:i:{__|:i:i:{__}:i:i:i:i:i:i:ヾ   /\           「豊臣方では見たことないタイプだなぁ」
           /    ヽ/j:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ ./    \          「今更、VOC(オランダ東インド会社)の傭兵ってことはないだろうし」
          /      .|iN:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/{ ./       >
     _, ==//  ̄ ヽ 、 !.|` ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}'}' !/'     _ /_
   .//-ラ'       `ヽ{、  `´ヾミ:i:i:ノ:ノ'  ノ_  .ィ=<== \      「まぁいいさ、軽く揉んでやりなさい。素性はそれから調べよう」
   / /.  ` ̄ ̄=ー 、_  \ヽ、_ ,;‐―┐_ イ/´   く、   `ヽ   ヽ
  / /           _>>.\三〈;;   〉三/      ゝ   `   ヽ
  / /         /´' ´   .\:リ´ ̄`{ニ:/     /         ヽ


モブのサムライたちがジリジリと距離を詰めてきてるぞ!

後方では「健康的に日焼けした威厳ある侍」が稽古の様子を伺っている。
一山いくらで吹っ飛ばされる群衆とは、ちょっとオーラが違う。

84異幸 ダモクレス:2018/06/24(日) 23:32:41
ダイス合計:12 (4D6 = [4 2 4 2])

武勇S+で判定だ!

達成値5、ムードダイスは2を選択して赤インガを得る!

       \ \      ∨ ∧               /  /     ./ /
            \ \     ∨ ∧              /  /    / /
           \ \    ∨ ∧           ./  /  ./ /
            \ \.    ∨ ∧          /  / ./ /
               \ \  ∨.∧          ./  // /
>x、             \ \ ∨∧          /  / /
`'<>x、   ヒ ュ ン ッ \ \∨∧         ./  / '
   `'<>x、            \  ∨∧    / ./  /---┐             ,,''"
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、            /イ::ハ: : : i: : : : l_/ /∨∧: /  /\: : : : \}イ ヽ   ヽ
::\           i:l|i∧: :r'つ / /--、.∨/V  /\ \≦ , \  ,X
\::\          l |lト、≧=./ /: : : : : ヽV./  //:.\,,''" ,,ヽ  :. .i i
  \::\            ||! |:l / //: : : : : : : :.∨  /: :,,''" ,,''"x≦ V ̄} ト、|
   \:::>、_        | ./ / {: :∨: : : : : : /  /∧ ,,''": : :≧=-..     V
     ,>'/レ--- 、_  / /: :|-ヘ: : ヽ : : : : /  //.∧ : : : : : : /:.'7:.:..     .|i
     `^と>、,>、_ }:/ / }: : : 廴L__レ': : :/  /.∨∧: : : : : /: /レ7:....:.:....:.:...リ
       `辷う / /< ̄ ̄: . : . : . : . : :./  /}: :∨∧-― ヽ、: : :/イ/}/:::/、
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         / /と二_..---≧、_:\:_、___/  /`'< ̄`ヽ__: : : :L,. :-‐: : l  \ \
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       / ̄  ヒ ュ ン ッ ..:.:.:.:.:.:.:./  /  !:.:.:.:.:.:.\: : : . . .,            \_|、    ヾ、
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           ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|    j「       ‘、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\  ‘,

読めまい――――次の俺の攻撃が!

85GM:2018/06/24(日) 23:41:51
応戦判定:11 [2D6] 5,6 (23:27:07)  → 出目6で自動成功(応戦者の勝利!)


ガシッボカッ!邪神の子は強敵だったが何とか倒した。

サムライの群れ:
「うおおお!こちとらアユタヤ最強のメナム支配者様だぜ!」
「矢でも鉄砲でもスペイン船でも持ってこいやあぁぁ!」

首が180度回転させられながらもダモクレス組みついてきたりと、
サムライ側もなかなかに人外の戦闘力を持っていた。

★応戦者のトロフィー → 「NPC:アスラとサムライ」がダモクレスに対して「強敵(+)」の【想い】を1点獲得

86GM:2018/06/24(日) 23:46:04
★訂正

×応戦者のトロフィー
〇戦果:共感

87異幸 ダモクレス:2018/06/24(日) 23:51:38
「ば・・・ばかな!?首が回転している!コワイ!!」

説明しよう!ダモクレスはオバケが苦手なのだ!!

尻尾を巻いて逃げ出してしまうぞ!!

88GM:2018/06/25(月) 00:02:46

威厳あるサムラ:
「あらら、まるで通り雨(スコール)みたいな子だったねぇ」

サムライたちは逃げるダモクレスを無理に追わず、そのまま見送るつもりのようだ。
そして、ダモクレスと入れ違いで、ウタイが日本人街にやってきた。

ウタイ:
「―――おーい、ヤマダ!ヤマダニザエモン!」
「山田仁左衛門長政(ヤマダニザエモンナガマサ)!」
「こっちに丸太を担いだ怪しいやつが逃げてこなかったか?」

威厳あるサムライ:
「さぁ………知らない」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★予言カードが解禁!

山田仁左衛門長政の【暗示】:
--------------------------
アユタヤの日本人街に住む日本人傭兵たちの元締め。
かつてアユタヤ王朝に仕えたサムライ。
--------------------------
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


                                                   ――――――シーンエンド

89GM:2018/06/25(月) 00:27:01
冒険フェイズ3
シーンプレイヤー:小美+任意登場
運命の輪:黒0/0Lv 赤2/1Lv 青1/1Lv 緑3/1Lv 白2/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
ダモクレスが暴れ回り、少し時間が経過した後の日本人街。
サムライたちは、外れた肩や捻じれた首を元の位置に戻すと、街の警備に散ってゆく。

現地のアユタヤ住人たちは、サムライがやって来たのを見ると慌てて道を開ける。
絶界に取り込まれた彼らの目にも、オバケめいて見えているようだ。

90小美(シャオメイ):2018/06/25(月) 00:53:41

            __          ─    ,ィッ,,,,,,
          /'´     >         .ノヽi   '<≧s。
         i i     /        ≧s。,,|イミi ヽ,   }i、 `ヾii。
         { }i,   /       .s。     .ヾ__}i .'.,    }i,  .マi
         乂 `''‐彡´       ヾi。     ゝミi, ',    }i,  }}
            ̄ .i´  i .i    }i ヽ ヾ。   , .ヾ{ ヽi     .}i, //
            ノ   i .i    .}i.、 ヽ ヾ。  }i、 乂 ヽ    マiイ
            .i{i   .{i ',.     }i,.\ .\、}i__ i  iゝ-`'     .iマi
   , 、  ,.、    .|i{i,  .{i .乂   .}i, イ.んミア .i  i .)  .∨ {i、  .Ⅵ
   | .|  .} i     .乂}i,  }i,ヽi、__、  乂  ゝ‐' .|ノ', iイ   .∨ ヽゝ ヾ、  「イー、アル、サン……私の勝ちっ!」
   | .| /./  ,ィ'i   | .}i,  .}i,、マ戈iノ''─`    /i .i:::i    ゝ。 \_
   | .|././ .//   イ} i\i、ヽ ". 、.   ,   /:::i i::::i     .}i,""´
  vヾ ´ イ /     |.| i::::::ii::::≧s。, ー   /::::::iノi:::i  .∧  ヽ,_
  マ     ,。二ソ   i.i .∨::i.,:::::::::/i:::::≧sイ >''´:.:.∨  /:::::{"'''''''''´
   |     i       ヾi。ヽi.}:::::/ .i:::彡,ィヾ,:.:.:.:.:.:.>ノ /  ─<
   |    ,         ヾ ̄ ̄イ ̄ノ.ヾ,イi>''´          ∨
   |    ,'         ∥    / ヾシ´   ヽ, i ノ      .∨
   i    マ}i,       .∥ ,。iィ三三三三三三三}コ         ∨
 ./i    .Ⅵ      ∥/./   /'´      ヾ}i         ∨
,イ'´::∧_,,。イ/i、     ..i,イ /   .//      _,。 i ∨         ∨
∨""´_,,。vイiシ:.∨   .i{´ .{i     {i.i      /  i}  }i、.          ∨
. ∨二ニ-‐''´  .∨  丿  Ⅷ    i.i      /  ./    .}i、        .∨
  ∨        ヽ,イ   .マ  _.i.i___./_ ノ    i} }i、       .∨
  .∨        }i     ヽ彡.[[_]]三三三三Ξ]〉   ∥  .\       ∨
   ∨       i     .ノ''´ ̄ i.i ̄ ̄ ̄ i ̄'''´'<  /    .\
    .\      .i    ,イ.i    i.i     .i     ヽイ.        \
       \       / .i    i.i     i      /           .\
        \    /   .〉、__  i.i    .i     /             \
         \_/    .// .|i二ニア──i".i}─'''"i|               \


さて、そんな私ですが、現在サムライさん相手に囲碁で遊んでおります。
ちょっと迷子になってしまった私は遅れてこの街に転がり込んできたのですが、おサムライさんたちと意気投合。
山育ちの私にとって、むしろ現代っ子よりこういう人たちの方が親しみやすかったり。

そんなこんなで、碁盤を囲んでおサムライさんたちと囲碁で遊んでいるのです。

シャンティエンターレン
「山田大人!」
「次は山田大人とやりたいです!」

今日の私は割と調子がいいですよ!
このままボス猿……もとい親分さんも倒してみせます!

91GM:2018/06/25(月) 01:12:12

小美がお話に来たところ、すんなり受け入れられ武家屋敷の縁側で囲碁大会が始まっていた。
紅毛の人形担いだ髭面の男に比べれば対応は柔らかい。サムライも男子だもん。
やんややんやと囃されている所に、山田仁左衛門も覗きに来た。

山田仁左衛門:
「おや、見たことのない手を指すのだね」
「ウチの連中は差し手が一本調子で、てんで弱くてねー……」

「それなら一勝負。このオーヤ(老中)・セーナピモクが相手になろうか」

仁左衛門は迷わず白石を取って向かい合う。
これは囲碁において「お前よりも高みにいるぞ」の意だ!

92小美(シャオメイ):2018/06/25(月) 01:38:07

「むむむ、強敵……!」

流石ボス猿……もとい親分!
囲碁も相当の実力だ!
私と比べても二倍近い実力と言っていいだろう!

「――――よし」
「奥の手を使います!!!」

私は髪の毛を一本抜き取り、ふっと一息。
すると現れるのは……私!
これぞ仙道秘術、身外身の術!


というわけで【身外身】を使い(残り2回)、愛C+で判定するよ。

diceBot : (2D6) → 5[3,2] → 5

2をムードにして赤インガにしつつ、3+1で4……成功だね!
山田さんから私への感情を伸ばしてもらおう!


「どう指そうか?」
「こっちじゃない?」
「待って、そっちだと死んじゃうよ」
「じゃあこっち?」
「こっちで先に備えた方がいいんじゃないかなぁ」

これぞ必殺、頭脳を二つ分に増やして相談しながら戦うマルチタスク大作戦!
両方私なので、特にルール上問題は無い!
脳を増やしただけだもんね!

93小美(シャオメイ):2018/06/25(月) 01:39:30
あ、交流判定ってことね!

94GM:2018/06/25(月) 01:47:54
山田仁左衛門:
「う〜ん、すごくうるさい」

モブのサムライたちはどよめくが、山田は目の前で起きている怪現象にもまるで動じない。

サムライたちとは一味違う、厳しい手筋を展開してくる。
穏やかに、広く、浅く展開しているように見えて、深みが待ち構えている。
そして時には激流へと転ずる……さながらチャオプラヤの大河ごとき手筋!

山田仁左衛門:
「キミはどこから来たんだね、小美くん」パチリ
「これは明(みん)流の手筋かな」パチリ
「む、そうくるか……」パチ

「……はーっ、ソンタム王がご存命の頃には随分差したものだがな」

「うむ!まいった!」
「始めてみる手筋ではあるが……実に素直な手筋だ」

★山田仁左衛門長政から「信頼(+)」の【想い】を1点獲得!

95小美(シャオメイ):2018/06/25(月) 02:05:08

「ヤッター!」

   パァン

私と私でハイタッチ!
すると、ポフンともう一人の私が髪の毛に戻る。

「フフフ」
「何を隠そうこの私、花果山は水濂洞にて斉天大聖孫行者より直々に仙道の教えを授かりました!」
「そう! 私、仙人なのです!」

えっへん!
私は胸を張り、強さの秘訣を明かしました。
なにせ仙人ですから、こういう知的遊戯も欠かさないものなのだ!

「……とはいえ、山田大人も強いですね!」
「ここのボスz……オホン!」
「親分さんだっただけはあります!」

まさしく百戦錬磨。
囲碁とは疑似的な陣取り遊びであり――――それを想えば、彼の戦上手が伺えた。
間違いなく、熟練の将と呼べる人物だ。

「あ、次は体を動かす方の手合わせでも大丈夫ですよ!」

負けないもんね!
私は包拳礼をして、ニパッと笑うのだった。

96GM:2018/06/25(月) 02:31:20
山田仁左衛門:
「せいて……?あぁ〜、仙人」
「霞を食べていると聞くけど、血色のよい仙人もいたものだねぇ」

小美のお父さんの名前を聞いてもピンと来てない顔だった。
この男孫悟空を知らないっぽいぞ。

「キミとその仲間は、アユタヤに元からいた訳ではないのだな」
「なら、無駄に構える必要もあるまい」

囲碁大会の輪の外で、小美を窺っていたサムライ達に声をかける山田。
ちやほやムードに紛れていたが、警戒の目を向けていたものもいたらしい。

「剣か組手に自信がないわけではないが……そろそろ一雨来そうだからやめておこうか」

見上げたアユタヤの空を覆う雲が、濃さを増している。

97小美(シャオメイ):2018/06/25(月) 22:30:53

「お父さんを知らない……!?」

衝撃……!
ちなみに西遊記が日本語訳されたのは江戸時代の話である。
そりゃまぁ一部のエリートは知ってたかもしらんが、普通は知らない。
ということを私は知らなかったのでした。
なんてこと……!

「……わかりました」
「では、お話しましょう!」
「私のお父さん……孫悟空が三蔵法師のお弟子になり、天竺にお経を取りに行った話……」

「――――西遊記を!」

となれば当然、説明しなければなりますまい。
ちなみに全部で大体百話となっております!!!!

98GM:2018/06/25(月) 22:44:04

『ゴロゴロゴロ………ザザザーッ!』

……アユタヤの天上に浮かぶ太陽に雲がかかり、湿気を含んだ生暖かい空気が漂い始める。
そう感じるや否や、大粒の激しい雨(スコール)が降り出した。

慌てて屋敷に戻ってきたサムライたちも小美の話を聞きにやって来る。


                                                   ――――――シーンエンド

99GM:2018/06/25(月) 22:57:05
冒険フェイズ4
シーンプレイヤー:風見鶏 明日香+任意登場
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/1Lv 青1/1Lv 緑3/1Lv 白2/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
『ザアアアアァァァァ……』

屋敷では小美の分身活劇付き西遊記独演会(独演とは言っていない)は大いに盛り上がりを見せていた。
話の流れは、死籍を消した悟空が斉天大聖を名乗り、天帝の刺客がやって来るあたりに差し掛かった頃。

仁左衛門はこっそり輪を抜け、この雨の中、傘を手に屋敷の外に出ていく。



★場面効果「スコール」
この場面では青の領域のインガが、2つ多いものとして扱われる。

100風見鶏 明日香:2018/06/25(月) 23:18:25

一人は街に、一人は逸れ、一人は話す。
さて、最後の一人であるところの私はと言うと……

(山田仁左衛門長政。江戸時代、タイの日本人町で頭領を務めていた方でしたっけ。)
(あまり詳しくはないんですが、確か―――)

偶然見かけた山田さんの後を、こっそりつけていたのであった。
彼が出てきた部屋からは、何やら騒がしい声やら合いの手やらが聞こえてくる。
何やら見世物をやっているようだが、そんな中こっそり抜けて、一体どこへ行こうと言うのか? 気にならない方がおかしいというものだ。
とは言え、トイレとかの生理現象の可能性もある。カンが外れたら素直に謝るとしよう。

調査(頭脳B+)
diceBot : (2D6) → 9[4,5] → 9
5をアクションダイス、4をムードダイスに指定。達成値6で判定成功。
調査に成功したので、《語り部》の効果で生命力を1d6点回復しておきましょう。
diceBot : (1D6) → 2
これで残り生命力は10ですね。

101GM:2018/06/25(月) 23:45:41

★判定成功!山田仁左衛門長政の【真実】が確認できます。

仁左衛門:
「ウタイはどこにいる?……あぁ、いつもの所かい」

屋敷を出た後は日本人街のめし屋に立ち寄り、たむろしていたサムライたちと二、三ほど言葉をかわす。
そのあとは、アユタヤの都の外へと向かって歩き出した。
彼の向かう先には、金色の「仏塔(ストゥーバ)」が立っている。

「あれほどの神子がやって来るとは、外ではどれほどの騒ぎになってるんだろうねぇ……」


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