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リョナゲームブックを作ろう!

291名無しさん:2009/05/08(金) 06:29:58
 ルネスは短期決着での勝負に賭け、そして敗れた。勝利への鍵は手からこぼれ落ち、闇の水底に消えた。
 戦う者の時間は終わり、敗れた者の時間が訪れる。
 ネクロマンサーが楽団の指揮者のように手を振ると、死霊達が動き出した。
捕らえた少女達を引きずり、処刑を待つ罪人のように主の前に並べる。
 ネクロマンサーは足音もなく、滑るようにリーファンの前に移動した。
両手でその顔を挟むと、リーファンの喉から僅かな呻き声が漏れる。

 「…………!」

 指が、食い込む。

 「あ、ぁ、あ、あ、あああぁぁぁッ!」

 リーファンの眼が見開かれ、魂を吐き出すような絶叫が残るふたりの耳を突き刺した。
若々しかった少女の肌が見る間に生気を失い干からびていく。
美しく引き締まった筋肉を持つ四肢が急速に萎んでいく。
ネクロマンサーに、リーファンの全てが喰らい奪われていく。
 やがて、リーファンは骨と衣服だけを残して生の世界から消滅した。
白骨死体が乾いた音と共に地面に倒れ転がる。

 「い、嫌ァァァアアアあッ!!」

 ルネスの悲鳴は、先程のリーファンの断末魔にも劣らず、恐怖と絶望に満ちていた。
死ぬ。殺される。嫌だ。死にたくない。でも無理だ。不可能だ。死、死、死、死、死、死。
 泣き喚くルネスと、覚悟を決めたのか無言で眼を閉じたエルキス。
ネクロマンサーは両手をふたりに向け、魔力を放った。

 「……ッ!?」
 「きゃぁっ!!」

 見えざる巨大な腕が姉妹を掴み上げたように、その身体が宙に浮かび上がる。
念動力に持ち上げられた身体は、手足を動かそうとも空しく空気をかき混ぜるのみ。
エルキスが真下を見ると、一体の死霊が長い槍を天に掲げていた。
どうやって死ぬのか、どうやって殺されるのか、考えるまでもないだろう。
 そして、その瞬間は来たる。
 先に落とされたのはエルキスだった。槍を目掛け、顔面から真っ直ぐに勢いよく飛び落ちる。

 「……ぅゴぼ……ッ!!」

 槍の穂先が口内に突き込まれ、喉を破り抜け、内蔵を穿ち通し、股間から飛び出す。
逆さ串刺しとなって即死し、両脚を広げた少女の姿からは、もう凛々しさも勇ましさも美しさも消えうせていた。

 「ィイ嫌ァぁぁぁぁああああああアアアアアアアアアああッ!!」

 次はルネスの番。姉とは逆に足側からの落下。

 「あ、ああっガァァああああああああああッ!!」

 淫らに誘うように両脚を開かされた体勢で、姉を犯した槍を股間から受け入れる。
体内を昇りながら内蔵をひとつずつ裂き、貫いた槍は胸元から飛び出しつつ下顎に刺さって止まった。
溢れる血がルネスの死体を汚しつたい、下のエルキスをも濡らしていく。
 こうして一振りの槍に、姉妹を合わせ串刺しとした骸のオブジェが完成した。
互いに股間をこすり合わせるような体勢で貫かれ、固定された姿は酸鼻ながら淫猥でもあり、
見る者によっては退廃と猟奇に染まった美を見出せるかもしれない。

 今日も、アークスの町と闘技場を死霊の淀みから解放する勇者は現れなかった。


―― BAD END ――


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