レス数が1スレッドの最大レス数(2000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
投下用SS一時置き場
-
規制にあって代理投下を依頼したい場合や
問題ありそうな作品を試験的に投下する場所です。
-
>>180
>放棄します。
本当にありがとうございますm(_ _)m
お疲れ様でした。
引き下がってくれて、本当に感謝します。
ありがとうございました、ありがとうございました。
余計な一言だと思う。必要以上に叩き過ぎだって。
茶でも飲んでモチツケ(´・ω・`)つ旦~
-
「以上、スタートから1回目の放送までの死亡者 名、残り 名。 」
首輪を通して、悲鳴や感情を懸命に押し殺そうとする声が主催者に伝わっていく。
「すばらしい。
次の放送は、12時間後の朝6時に放送する。
聞き逃しのないようにな。
諸君らの更なる御健闘を祈っている。」
甲高い声が流れている間、癪に障る低い音がBGMのように絶え間なく笑っていた。
慇懃無礼な挨拶が終り、再び、鐘の澄んだ音色が響き渡る。
-
「ハーゴン様、放送終了いたしました。」
「ご苦労。」
「是非ともこの調子で活躍して欲しいものです。」
「無論、そのための禁止エリアだ。
今は良いが、人数が減れば、あやつらの事だ。結託するに決まっておる。
結託して良からぬことを考える者には分断を。
さらなる殺害を求めるものには獲物を。
万が一にも全ての生贄が結託したとしても、あやつらは『全員が死ぬ』事に耐えられぬわ。
みずから殺さずとも、24時間以内に誰かが、馬鹿馬鹿しい自己犠牲とやらで死んでいく。
果して、その自ら生み出す闇に耐えられるかな?」
ハーゴンは哄笑した。
-
背後の薄暗い邪神像の目が、一瞬、怪しく赤く光る。
消え行く星達の、声無き声、聞き届けたるものは、魔物か人か、それとも。
【残り人数 名】
-
>>182-184
>>186-188
放送乙です。そして割り込みスマソ。
何故こんなに細かく区切ってあるのかが気になりました。
-
>>185
ごめん、皮肉じゃなくて本当に感謝の気持ちなんだ。
叩きはしたけど、せめて快く退場して欲しくて。
-
ああ、すいません。コピーが上手くいかないので^^;>細切れ
まだ、予約があるけれど、死者の順番はこれで良いのかな?
-
>>190
雑談スレに行ってまで叩くなよ、もうちょっと頭冷やそうぜ。
>>191
死者の順番は今のところコレでOKだと思います。
-
>192
了解しました。
色々名残惜しいですが(笑)、放送の口調はコレで行きたいと思います。
-
悲しくなった。
>>140-144の放棄取り下げ
愛情のことはよく分からないが、自分の作品捨てちゃいけないな。
そんなことしたら、本当に愛情がなくなる気がする。
さぁ、叩くなら叩け!
あー虚しい。
-
>>194
別に作品を捨てなくても投下の撤回はできますよ。
…と、叩くのはさておき、あんたの気持ちはわかったよ。
放棄撤回いいじゃない。
けど、撤回するならそれと一緒に書いた漱石云々も撤回しなさい。
漱石と並べて自分は面白い物を書いたなど、あまりに傲慢すぎ。
それも撤回してくれ。
>自分が面白いものを見る為〜
他人も面白い物を見たいんだってことを忘れなさんな。
他人に見せる物なんだから、他人のことを考えなさいな。
『人に面白いものを見せたい』と。
あなたも物語を書いて投稿するんだから。
自分が楽しみたいだけじゃ無責任でしょ?
この2つ、傲慢なことを書いたのを反省するのと、
『自分が見たい』じゃない、『人に見せる』ってことを理解してくれるなら、
引き続き『戦う理由』の修正がんばんなさいな。
>さぁ、叩くなら叩け
>あー、虚しい
そうやって作品と関係ない自分の感情、弱音を吐くのウザい。
漱石のように自分の嗜好より、他人を楽しませるエンターテイメントを取りたいなら、
もっとドライになれよ。
ドラクエスレの住人がみんな無茶苦茶暖かくてよかったな。
ついでに、俺がヌルい人間で。
-
また一言多いよ。
書き込む前に見直してくれ。
-
>漱石と並べて自分は面白い物を書いた
ただ、物語を作る理由には、こうゆうものもあると伝えたかっただけ。
ま、漱石と同じ視点に立とうとするだけでも傲慢かな…。
-
もうレスしないほうがいい。
泥沼に嵌るだけだ。
-
>>197
そんなことは聞いてない。
おまえは呆れた奴だ。
傲慢を指摘されて、反省より先に言い訳をするとは!
もういい、帰れ。投下は無効にしろ。
少しでもお前を信頼できる奴だと思った俺が馬鹿だった。
愛情について説いたのは、クオリティを問わないことについてだ。
それを『こんな理由もある』と漱石を出す?
漱石の場合にしろ、愛情が無い場合にしろ、作品の質が高いのがまず前提だろうが!
それを、まず真っ先にクオリティの方を指摘されておきながら、
漱石の例を出すなど馬鹿にも程がある!!
-
>>198
そうですね…。
少しでも彼が信頼できると思った私が馬鹿でした。
197で彼という人間に対してあきらめがつきました。
もう彼に対してレスはしません。
皆さん、お騒がせして申し訳ありませんでした。
-
>>197は「戦う理由」の作者さんじゃないように感じるのは
私だけでしょうか。
性格変わりすぎだろう。
-
ここでは、本人かどうかの確認は無理だからねぇ。
あとは関わらず、経過を見守っていこう。
-
アリス、カンダタ、クリフトで話を書いたけど、
投下はまだ見合わせるべきだよね。(´・ω・`)スレじゃなくてこっちでも。
見せたいのに、見せられない。ちょっと歯痒い(´・ω・`)
-
書いて、それがすごければあの書き手さんも心動くんジャマイカ
-
どう見ても1yH.rVyc=tiVzGmp6が過剰に粘着していただけな件について
修正版は本スレの疑問を全て解決していた立派なものであったわけだし
これなら俺は投下して構わないと思った。作者氏はあんま気に病まないでいいよ。
-
>>205
禿同。
せっかく修正したのにしつこい。
どうせアリスの性格が気に入らなかっただけだろ。
そして>>177は作者さんじゃなくこいつじゃないかと思ってしまった。
-
>>203
見せてみよう
話はまずそれからだ
-
ようやく収拾ついたんだね。
>>203
此処は『投下用SS一時置き場』なので、どんどん投下してください。
-
>>207
いや、見せちゃったら最後、
「戦う理由」を破棄させるための格好の餌にされるだろ…
-
戦う理由の作者です。
>>203
皆さんの反応がよければ、本スレに投下しても構わないですよ。
-
>>210
あまりにも突然な人格崩壊ぶりに ID:uZPNZR16が本当に「戦う理由」の作者さんか
疑ってる一人ですけど、本物なら予約時のトリップを出してください。
-
>>211
>>177=撒餌 >>194=餌 >>197=針
>>199がHIT
-
個人的には>>140-144は本スレに投下しても問題はなくなったと思います。
他にもアリスの話を書きたがっている人もいるので、早めに投下したほうが
良いと思います。
本スレでは悪質な釣りは止めてくださいね。
-
>>203がめちゃめちゃいい作品を引っさげてたら…とも思うんだ
-
>>210の意味を履き違えてしまった…作者さんがまた投下するのではなくて
>>203が投下するのか。
>>210さんが本当に投下無効にするのなら
本スレの方に改めて無効宣言した方が良いと思いますよ。
こっちと同時進行で作品の行方を見送ってた人と、そうでない人とがいますから。
-
急がないと迷惑かかるしな
-
無効宣言が出たようだ。
>>203のが冒険作品でないんなら、向こうに投下してもいいんじゃない?
-
でも>>203さんに不安があるならこちらの方にドゾー
-
動きがないな
今日中に返事が来ると良いが
-
203です。まさか、あの後こんなに早くGOサインが出るとは思っていなくて、
バイトに行っていました。今、時間が出来たので投下します。
-
…あ、その前に。
大筋は「戦う理由」をベースに書かせて頂きました。
と、いうわけで
↓
-
(前話:『主は子羊を見捨て給ふ』より)
果たして、クリフトが駆け出した先は北門であった。
一番手近な門を目指したのだが、どうやらマルチェロから逃げ出した方向は北であったらしい。
そして、一番手近な身を潜めそうな場所へ潜りこんだ。―アリアハン北の森の中だった。
遠目に見えるアリアハン城の方角と、コンパスを確認すると、
どうやらそうらしいことが、クリフトにも確認できた。
(チ……、どうせなら南へ逃げていればよかったが……。)
もし南であれば、そのまま南側の森へ潜り込んでいる。
南の森であれば、東と北を山岳に囲まれ、西にもそう土地はない。
誰かと遭遇する確率は少なかった。
今、クリフトは背中と左足とを焼かれ、その状態は散々である。
(今は誰にも会いたくない。)
のである。
が、今更、後悔しても始まらない。逃げた時は方角や、後のことなど考える余裕は無かった。
あきらめて治癒に専念する。場所に不満はあったが、もう、この場所から移動する気力はなかった。
(半日位かかるかな…?)
傷の深さもさることながら、回復呪文の効きが悪い。
先の―ハッサンとテリーと名乗る男達につけられた―傷の回復も、
本来ならホイミで十分であったが、ベホマまで行使した。
加えて、大分クリフトは魔力を消耗している。
焦って呪文を唱えては、余計に疲労が重なるだろう。
時間をかけて治癒せなばなるまい。
そう考え、クリフトはゆっくりと楽な姿勢をとると、目を閉じ回復に意識を集中させた。
-
半日ほどが過ぎただろうか。高かった日が傾き始めている。
幸運なことに治癒を開始してから今まで、誰とも遭遇することが無かった。
その幸運に彼の女神―アリーナ―に感謝しつつ、状態を確認する。
背中に違和感は無い。足も、多少引きつるが痛みは無かった。
傍目にも、衣服が焼けて素足があらわになっていることを覗けば、ほとんど違和感は無い。
(フフッ…)
その状態に自信を得たのか、笑みがこぼれる。
浅いものだが仮眠もとったため、精神もすこぶる爽快だ。むしろ、高揚しているかもしれない。
まだまだ死と回復、その生命を操る二つの呪文を唱えることが出来るだろう。
自信を取り戻したクリフトは、
(さて、どうするべきか)―と、辺りを確認する。
辺りに変化は無かったが、よく耳をすませば音が聞こえた。
バカラッバカラッ バカラッバカラッ…
(蹄の音…、馬?)
加えて、もう一つの音がついて来ている。
ガラガラガラガラ ガラガラガラガラ…
(車輪……だな。……馬車か!)
音が近付いてくるのを確認すると、クリフトはおもむろに目に付きそうなところに倒れこんだ。
(フフッ…、馬車ということは何者かが乗る物でしょう。誰かは知りませんが、殺させて頂きます。
幸い、今の私の姿は襲われてボロボロになった体でしょう。
倒れておけば、『なんとか逃げ出したが、力尽き行き倒れた』そういったように見えるはず。
馬上の人物は油断して様子を見に来るでしょう。
ならばその時!私の様子を見ようと歩み寄った瞬間!即座にザキを叩き込む!
いや!ザラキだな…。馬車ならば複数人いるだろう。ザラキを唱えれば……。 クック…、皆殺しだな!)
その邪悪な算段に、堪えきれず笑みが零れる。果たして何人が死ぬことやら…。
クリフトは、まさに狙うその瞬間に呪文が発動するよう今の内に呪句を唱え始めた。
(アグロム・バウエイータ メギタ・ロゲログルス ウゲボザムス……)
出来ればスカラを唱えてから、詠唱に移りたかったが、馬の脚は速い。
スカラを唱えてからでは間に合わないだろう。
(アギダ・アンブリダ アギタ・アガ・メガ ヴェロム・ラマスキタ メル・カヴォルム……)
クリフトは倒れ伏したまま死の呪句を紡いだ。
-
ちょっと待て。なんで馬車だ。
ファルシオンは単体だぞ。
-
少しばかり、時間を遡る。
クリフトが潜む森より西の地点、アリアハンへと続く橋の前にアリス達がいた。
じゃぶ じゃぶ じゃぶ
カンダタが川の流れで聖なる守りを洗う。
アリスは思う―(いくら私でも、年頃の乙女です。男性の股間に直に入れられた物は触れません!)
「姐さーん、もういいですかい?」
カンダタが問う。この質問をするのはもう何度目かになる。
ふう、とため息をアリスはついた。
「まぁ、もういいでしょう。」
そう言ってつかつかと歩み寄る。カンダタの手の内の聖なる守りを、無造作にもぎ取るように奪った。
少し乱暴な仕草だが、本当は少し照れもあるのだ。
―中年の男性であるカンダタが、こんなにも自分の言うことを聞いて情けない様である―それが、
恥ずかしいやらむず痒くて。
パチン、と胸に聖なる守りをアリスはつけた。
「ヘヘ…」
やっぱり、馴染む。後年、ロトの印と呼ばれるこの守り、やはりロトたるアリスの胸に輝くのがとても似合っていた。
「ぐぇへへへへ。」
それを見てカンダタも笑う。少し、いやらしい。
ドスッ!
それを見て、容赦ないアリスの肘内がカンダタを襲う。
「姐……さん、強…すぎ……。」
アリスの腕力は桁外れである。カンダタは悶絶した。
「当然です!今、あなたはいやらしいことを考えたでしょう!これは当然の罰です!」
アリスは悪びれず答えた。
「うぐぅ…」
カンダタは言葉で答えられず、呻きで答えた。
-
>>224
え…!ずっと馬車だと勘違いしていました(゚д゚)
とりあえず続けます。
-
それから四半刻程、馬を走らせたであろうか。前方を指差しカンダタが叫ぶ。
「姐さん、あれ!」
カンダタの指差す先、進行方向よりやや左手、森寄りの正面に男が倒れている。
「わかってる!」
わき目も振らずアリスは答えた。
男の様子は、遠目にも衣服は焼け爛れぼろぼろの姿であった。
誰よりも正義感に厚いアリスがそれを放っておけるはずが無い。
まして、アリスは何かに夢中になると他のことが目に入らなくなるタイプなのだ、
カンダタには一切目もくれない。少し、カンダタは寂しかった。
どぉぉぉぉぉと土煙をあげて馬車が止まる。軽くドリフトをするような形だ。
アリスが馬車から飛び降りる。
「君、大丈夫かい!?」
―あれ、おかしくねぇ?―
その時だろうか、カンダタが違和感を感じたのは。
アリスに冷たくされたからではない、言いようの無い不安を感じた。
何か薄暗い情念、邪悪な物が潜んでいるような感覚。
(そういや、この男、いつの間にここにいた?
何か…、何かおかしい。急に降って湧いたように現れなかったか?
そうだ、こんな目立つところに傷を負ったまま倒れるなんておかしいじゃないか。
襲われて、こんな所で倒れてたら止めを刺されてるはずだぜ?
もし、倒れているならもっと目立たないところ…。
それに、なんだ?衣服は焼け爛れてるけど、体は無傷じゃないか。
おかしいぞ?おかしい!?おかしい………!!!)
「姐さん!!!」
「ザラキ!!!」
クリフトがザラキを唱え終えるのと、カンダタがアリスを突き飛ばしたのが同時だった。
-
オリジナル呪文ももう勘弁してくれよ……orz
-
カンダタは悪人である。―いや、だったと言うべきか。
純朴そうな人間は騙して金品を巻き上げたし、貯えている所からは強奪した。
また、人さらい、その売り渡しにも手を出した。およそ真っ当とは言えない生き方で暮らしていた。
そのため、逆に自らを陥れようとする輩、欺こうとする輩に出会うことも多かった。
化かしあい、騙しあい、欺きあう。悪の道、修羅の道だった。
―それゆえかもしれない。クリフトの不自然に気がついたのは。
どこか、そういう暗い情念に対して敏感な部分がカンダタにはあった。
そして、そんな生き方を改めようとしたのはアリスに出会ったためであった。
アリスはカンダタの行おうとする悪事の、そのことごとくを粉砕した。どんな悪事も見逃さなかった。
だが、とうとう彼の命を奪うことはなかった。
(どんな悪人でも、改心することはできる。)
どこまでも優しく強かった。そんなアリスに心打たれ彼は改心しようと決意したのだ。
(姐さんは光だ、俺の光だ。
いや、世界を照らす光、勇者なんだ、守らなければならない!!!)
そう思うと、自らの身も省みず飛び出した。
アリスは突き飛ばしたが、頭を振っている所を見ると、どうやら無事らしい。
だが、自分は猛烈な寒気を覚えると共に、意識が昏倒する感覚を覚えた。
(あ……、こりゃ俺、死んだわ。)
カンダタは、いともたやすく自らの死を受け入れた。
-
>>228
あぁ、そうです。
これまでの話を見てると何か詠唱してるけど全文が出たわけじゃないし、
結局、詠唱までの呪句って捏造するしかないじゃないですか。
私は、そこらへんセンスないんでマイナーな漫画から適当にパクったんですが。
詠唱文がまずければさしかえたいな、と思っていました。
話の流れ上、間に詠唱(クリフトの実際の行動)を挟まないとテンポが悪くなりますし…。
-
クリフトは困惑していた。目の前の女を殺したはずだった。完璧なタイミングだった。
(何が起こった?)
突然の出来事に頭がついていかない。
(男?男か……?男が飛び出してきた?どうなったんだ?
何が起こった?俺は女を殺そうとしたんじゃないのか?)
元々、小心なクリフトである。正気を取り戻すにはいささか時間を要した。
「カンダター!」
アリスが駆け寄る。突き飛ばされた瞬間、一瞬何が起こったかアリスはわからなかったが、
すぐに状況を理解した。―倒れていた男が自分を殺そうとして、咄嗟にカンダタがかばってくれた―
アリスは自分の迂闊さに歯噛みする。
(そうだ、こういうこともあり得るのだ。
弱者のふりをして、人の寝首をかこうとする奴、人を欺こうとする奴。
倒れている男がその可能性だってあったってのに……!)
それを考えるにはアリスはいささか直情的で正直でありすぎた。
いつもなら、冷静なサマンサや、マイペースなフィオが諌める場面であった。
「カンダタ!カンダタ!」
倒れているカンダタを抱き起こす。その肌は異様に赤黒く、そして冷たい。
(この症状は見たことがある。)
生物を即死させる呪文―ザキ、ザラキ―。その対象は生命たる血液、体液を全て凝固させられ即死させられる。
血流の流れを止められた体は異様に冷たくなり、
また、血管の内壁は本来ありえない圧力を受け体内で裂ける。
毛細血管が粉々になるため、体表は内から血に染まり赤黒くなるのだ。
先程まで倒れていた男が叫んだ言葉も、『ザラキ』であった。
-
「姐さん……、良かった、無事だったんですね……。」
カンダタが震える手でアリスを掴む。
本来、即死させる呪文だが、
アリスをかばう形で魔力を完全に浴びなかったため、その効力はやや緩やかであった。
(あぁ……。あぁ………)
アリスは聖なる守りを持っている。邪悪な呪文を受け付けることは無い。
(それなのに!)
自分はかばってもらわずとも無事だった。それなのに、それなのに自分をかばうなんて!!
余りにやるせない事実だった。しかし、
「あぁ……、助かりました。あなたのおかげで………!」
それはアリスは言わない。自分をかばってくれたカンダタを傷つけたくなかった。
「へへ……、良かった……。へへへ………。」
カンダタは笑った。
そう答える間にも、見る見るカンダタの体色は変化していき、血管が破裂する赤から、固まる黒へと変わっていった。
「あぁ………、姐さん……、さ…む……い………」
―カンダタが死んでしまう!
アリスはなんとかそれを食い止めたい。
しかし、いかな勇者と言えど、死の呪文に捕らわれた人間を救い出す術は無かった。
両眸から涙があふれ出す。雫は頬を流れ落ち、カンダタの厚い胸板をぽたぽたと濡らした。
-
アリスは、父オルテガの言葉を思い出す。
『アリス、悲しい時こそ気丈になれ。
つらい時、悲しい時こそ人は誰かに頼りたいものだ。
勇者とは、そんな時まっ先に気丈に振る舞い、
皆を勇気づける者なのだ。』
―わかりました、父さん。アリスは泣きません。
アリスは必死に涙をこらえると、精一杯の笑顔で答える。
「馬鹿だな…。あなたは…、今、パンツ一枚で……しょう?寒いの…当たり前じゃない……。」
そう言って、ガバと抱きつく。ぎゅっと抱きしめた。
(これで…、寒くないでしょう…?)
きつく、きつく抱きしめる。
中年の男性特有の体臭が、自らの腕の中で息絶えた父、オルテガの最期を思い出させた。
(父さん……!カンダタ……!)
「へへ……、姐さん……、あった………けぇや………。」
自分のために泣いてくれるアリスが嬉しくて、
それでも涙をこらえて気丈に振る舞う優しさが嬉しくて…、
アリスがこんな自分を抱きしめてくれるのが嬉しくて…、カンダタは笑った。
笑ったまま死んだ。覆面の下から覗く素顔は安らかな微笑みを浮かべ続けていた。
-
アリスはゆっくりと立ち上がった。
後ろで錯乱したままのクリフトに振り向く。
「ひっ……!」
ザラキを唱えて後、突然の目まぐるしい出来事に半ば茫然自失としていたクリフトは息を飲んだ。
振り向いたアリスの形相は、まさに怒髪天をつくと言わんばかりであった。
かっと見開かれた両眸は凄まじい剣幕で怒りに燃えている。
「ひぃいぃいぃいぃい〜〜〜〜〜っ!!」
その剣幕に押され悲鳴を上げながらクリフトは背を向け逃げ出した。
恐怖に足がもつれ、喉がカラカラに渇いた。
(逃がしません!)
一足飛びにクリフトとの距離を詰めると、アリスは、手刀を振り下ろした。
背を向けたままの彼の右肩から斜め下に振り下ろす袈裟斬りの形。
ドウと言う音と、骨を砕くビシビシという衝撃がアリスの腕に伝わった。
「ぅ…ぐ……。」
クリフトはアリスに振り向いたが、痛みに悶絶しそのまま仰向けに倒れこみ、気絶した。
アリスから無防備なクリフトの首元が見える。
のけぞるように顎を上げて倒れたため、首輪の下からそこが覗いていた。アリスはそこを見据え拳を構える。
彼女の腕力なら、このか細い男の首元を砕き、絶命させるのは容易いことだろう。
構えた拳が中空でぶるぶると震えた。
(―わかっています。わかってるんですよ…!)
アリスは何事かに逡巡するが、とうとう拳が振り下ろされた。
が、クリフトの首元ではない。そのすぐ脇の地面を打つ。
(―わかっています、本当に悪いのは、この男ではないということは…!!!)
-
アリスは、誰よりも優しく正義感に厚い少女である。
勧善懲悪―善を勧め、悪を懲らしめる。
それが彼女の行動原理であり、生き方だった。
<だから、彼を殺してはならない。>
怒りに身を焦がしそうになったが、本当に憎むべき悪は、
このような悪趣味な戦いのお膳立てをしたハーゴン、自らを大神官と名乗る不届きなハーゴンなのだ。
アリスは拳を引き立ち上がる。汗と涙で濡れた頬に髪が張り付きゆらめいた。
(この男も被害者なのだ。)
眺めてみれば、その男の気を失い眠る姿は、いかにも気が弱く真面目な好青年そうだった。
それを確認すると、
(こんな人が、人殺しを…!)
再びやるせなさがアリスを襲った。
「ベキラマーーッ!!!!」
拳を地に打ち付け呪文を放つ。ドウという鈍い爆発音が響く。
打ち付けられた拳は地中まで穿ち、そのため腕から溢れたベギラマの炎は地中から地面をめくれ上がらせたのだ。
アリスの右腕を中心に地に大穴が開く。
そう、これは何もやるせなさからだけで拳を地に打ちつけたのではない。カンダタの弔いのためである。
―アリス流の穴掘り術。おそろく彼女しか出来る者はいまい。
出来上がった穴にアリスはカンダタを横たわらせた。
その身は、自分のマントをくるりとはずして、包ませた。
「ありがとう……。安らかに。
必ず、ハーゴンの企みは阻止して見せます。
あなたの…、本当の意味での仇は必ず取ります…。
だから…、見ていて下さい……。」
アリスはカンダタを追悼し、土を戻し別れを終えた。
別れ際、その手向けになる物が何も無かったのが寂しかったが、
持ち合わせていなかったのはどうしようもなかった。
-
アリスは、肩を砕いたクリフトにベホマと応急処置を済ませ、馬車に横たえると、自らも馬車に乗った。
その寝顔を確認する。
(目を覚ましたら、こんな馬鹿な誘いに乗ってはいけないと説得しなくては。)
そして、はたと気付く。
(そうだ、真面目で理屈で物を考える人間程こんな時、言いなりになりやすい。)
そんな人間は一人、心当たりがあった。
――サマンサ!!!――
(あぁ、あの子は無事だろうか?
思い余って無茶をしてないだろうか?
いや、ちゃんと生きてるの?
もし、今、私が襲われた男のような者に襲われていたら――!)
「どーう。」
と、手綱を引く。ファルシオンも悲しげだった。
目的のアリアハンは目前だ。
「行くよ!」
そして、弛める。進め、の合図をする。
アリスの不安を感じたのか、猛然とファルシオンは駆け出した。
(お願い、サマンサ、無事でいて。
フィオは……、あの子はマイペースだから大丈夫よね。
あぁ、無茶をしていなければいいけど…。
二人はアリアハンにいるだろうか?…いて欲しい!
もしも、私たちが何かあって離れ離れになっても、いつも待ち合わせてた場所―ルイーダの酒場―!
そこでいつもの元気な顔を見せて欲しい!)
-
【D-4/森林前/夕方】
【アリス@DQ3女勇者】
[状態]:HP3/5 MP1/2強
[装備]:炎のブーメラン ロトのしるし
[道具]:支給品一式x2(カンダタ分) ファルシオン
[思考]:仲間(サマンサ、フィオ)が心配。悪を倒す。
[第一行動方針]:アリアハンへ向かう(ルイーダの酒場最優先)
[第二行動方針]:クリフト(名前はまだ知らない)が目覚めたら説得する。
[基本行動方針]:悪を倒す!
【クリフト@DQ4】
[状態]:HP1/4 右肩損傷(重傷) 左足に若干の引きつりあり。 MP3/4程度
[装備]:祝福サギの杖[7](砕いた肩の治癒のため、添え木代わりにアリスが当てた)
[道具]:なし(支給品は?)
[思考]:昏倒中(アリーナを守る )
【カンダタ@DQ3 死亡】
【残り25人】
-
乙、面白かったよ。
ただ馬車のくだりだけは修正必須かな。
呪文は……まぁ好きにして。無くてもテンポは別に損なわないと思うけどね。
-
―以上です。
まさかファルシオンが馬単体だったとは。
馬車から馬単体に変えて、話に整合性あるよう修正する方法思いつかないし、破棄かな。
どっちにしろ、自分以外にもアリス・カンダタ・クリフトで話を書きたい人はまだいるし、
様子見しかするつもりはなかったけど。
-
>>238
ありがとう。いきなりきつい語り口だからビビったよ。
呪文はほんと、他の人みたいにセンスあれば良かったんだけどね。
個人的には、一応話のテンポの都合上入れてるけど、内容には執着ないよ。
しっかし・・、アリスとカンダタって二人で馬の背にまたがってたのね(*´д`;)
すっげぇ密着…はぁはぁ(w
-
投下乙でした。
アリス&カンダタのドラマがクローズアップされていて、死に際のシーンで涙腺緩みました。
で、ちょっと気になった点が何点か。
・>>227の「君、大丈夫かい!?」の台詞にちょっと違和感。
・ザラキの魔法詠唱、カタカタを並べられると読みにくいと思いました。
やっぱ日本語の詠唱の方がしっくり来るかな。シンプル・イズ・ザベスト
・クリフトには「アリーナのために殺人者になる」という信念があるので
そのへんの根性振り絞ってアリスに立ち向かって欲しかったと思いました。
怯えて悲鳴上げて気絶って言うのはあまりにもヘタレすぎて、ちょっと可哀想になりました。
-
ちょっとザラキの詠唱を考えてみる。
『天にすまいし我らが神よ、我が道に立ち塞がりし邪なる達の命の流れを断ち切り給え』
…どうみてもありきたりです、本当にありがとうございました。
-
>>242
邪なる達→×
邪なるもの達→○
-
>>243
よこしまなる
-
>>243
ごめん
間違った
-
ライデインとかもそうだけどそうやって詠唱つけると
一気に厨臭さがMAXになるから勘弁して欲しいんだけどな
-
しかし、これまでの話でも呪文の詠唱がある。
この詠唱のために、これまでの話でいつもクリフトはザキに失敗してるんだから、今更それじゃ話に整合性がないだろう。
詠唱文自体はあれだが、ちゃんとこれまでの話を汲んで、絶好のタイミングで呪文を放つべく、前もって詠唱を始めるという描写は正しいと思うよ。
…個人的にはビアンカが何の待機時間をなく即効でベギラゴンを放ったりしてるのが気になったが。
あれ、今まで呪文って即座に発動できないんじゃなかったの?と。
気にはなったけど突っ込まなかったが。
きちんと設定を詰めて始めたリレーじゃないし、おおらかにいこうや。
そこらへん、もし第二回がある時は、その時はきちんとしましょーう、ということで。
あ、あとライデインの
「天よ、照覧あれ」
はいい演出だと思ったよ。燃えた。
-
>>227
「わかってる!」
「君、大丈夫かい?」
↓
「わかってます!」
「大丈夫ですか?」
>>231
「倒れている男がその可能性だってあったってのに」
「倒れている男がその可能性だってあったというのに」
の方がらしいと思われ。
あと、クリフトの一人称、「俺」じゃないよね。
後はすごく良かった。馬車だけ直せば問題ないと思う。
-
なんか言葉尻をとらえて、訂正を求める人を見ると、
もうだめかな、と思ってしまう。
-
あ、俺、考えた。
基本的に呪文に前もって唱えるべき詠唱文はない。
ただし、ザキ、ザラキなどゲーム中で効果に確率が絡む物は詠唱がある、と。
つまり、ゲームなら発動した呪文の効果が発揮されるか否かは確率でランダムであっていいけど、
小説なら呪文が発動したのに効果が無いのは不自然、
仮に一定確率で成功するにしても、成功するか否かは書き手が自由に決められる。
つまり、ゲームと同じようにランダムというのは有り得ない。
そこで、両者の折衷案としてザキ、ザラキ、(ザラキーマ)には他の呪文と違い詠唱がある、
そのため成功する時もあれば失敗する時もある、と。
こう考えれば辻褄が合わないだろうか?
エイトの場合は呪文が苦手、と本文で触れられているように、
苦手なため若干、発動に手間取る、ライデインの時は設定された詠唱文ではなくエイトの台詞。
必殺技を放つ時にノリでかっこいいことをいうあれ。
以上の点を踏まえてまとめると、
・基本的に呪文に詠唱はない
(ベホマ!ベギラマ!などの一声で呪文が発動した描写あり。)
・ただし、ある程度のためは必要。
(レックスの呪文の速度が異常であるという描写。エイトの溜めなど。
順当に考えれば高度な呪文程、多く集中力を必要とするか…?
即座に極大呪文を放ったビアンカはかなりの術者と解釈)
・また、例外的にザキ、ザラキなど効果に大きく確率の絡む物は、
ここでは、特別な呪文の詠唱が必要なため失敗することもある、と演出する。
(既に2回クリフトは呪文の詠唱に感づかれてザキに失敗している)
…で思い出したけど、テリーにザキをかける話で、
回復の呪文の詠唱も、ザキの詠唱も違いがわからない、て描写があったね…(´д`;)
こればっかりはどうしようもないな…。
はっきり「ある」て記述と、はっきり「ない」描写があるんだもんな…(´д`;)
やっぱり、ある程度の矛盾は看過しろ、ウン。
でも、俺の考えた設定も結構いい線行ってると思うんだ(´・ω・`)
そこさえなけりゃ、話に整合性を持たせられるんじゃないかなぁ……て………
-
「戦う理由」の展開を丸パクリしてる時点でなんだかなぁ〜。
勝手に修正するって言ってたヤツの作品かい?
だったら別に、前の作者さんの作品だってよかったんじゃないの?
無効宣言出しちゃってるけどさ。
なんていうか、これを受け入れちゃうと
「今後その人の作品に文章力がなかったら、展開だけなぞって他人が書き直し」
なんてことがまかり通りそうで嫌だわ。
ていうか、某アルジャと同じ臭いがプンプンする。杞憂で済んでくれ。
-
>馬車から馬単体に変えて、話に整合性あるよう修正する方法思いつかないし、破棄かな。
て、あっさり書いてんのに、おまいら結構、修正求めるなぁ…。
破棄せず、修正しようかな。
>>251
>「戦う理由」の展開を丸パクリしてる時点でなんだかなぁ〜。
丸パクっていうか、
>勝手に修正するって言ってたヤツの作品かい?
えぇ、そうです。勝手に加筆修正版、て感じのつもりです。
>だったら別に、前の作者さんの作品だってよかったんじゃないの?
>無効宣言出しちゃってるけどさ。
俺もそう思う。
もう少し修正してほしかったけど。
一応、してほしかった部分を書くと、
・前半のクリフトの思考がへん。
たった今、城から命からがら逃げ出して、それを忘れてさぁ城に戻るぞ、なんていくらなんでもおかしいし、
まして、そのおかしい思考に対して作者がいちいちツッコんで、
クリフトを馬鹿にしているのは見るに耐えなかった。
・聖なる守りのくだりがこじつけっぽい
やっぱり、ザックにしまっときやしたの一言で済ませると、
どうしてもそのままだと元の話に不都合が生じるから、て強引にこじつけたという印象が強い。
ここは、アリスとカンダタで一エピソードぐらい使って、話に説得力を持たせた方がいいんじゃないか?
(場合によっては、例えば俺はこんな話を考えたんだけど・・・と。)
大まかその辺だけど、他の人が本人かと信じられない位、>>177から悪態をつき始めてるじゃん?
出来れば、この作者に修正してもらえればベストだけど、
してもらえないんじゃないかという心配の方が私はずっと大きかったんです。
それで、これを書いたんですが、
元の話もせっかく書いてもらったのを無碍に外野が没だ、無効だって取り下げる流れって嫌だったし、
「戦う理由」のストーリーは汲みたいな、と。余計なお世話だけど、勝手に修正版書いちゃおうかな、と。
>ていうか、某アルジャと同じ臭いがプンプンする。杞憂で済んでくれ。
ググったけど、わからん。
お涙頂戴劇にしたから、そういうタイプの安っぽい漫画があって、それみたいだと言ってるのか、とちょっと考えたが。
どっかのロワスレにアルジャという悪質なコテハンがいるのか?
嫌だなぁ……、自分の知らない物に勝手にたとえられるのなんて。
-
つーか俺も書いてみたいんだけどいいかな。
駄目ならボツネタスレにでも投下するけど。
-
>>249
この位の修正依頼なら、前に本スレで投稿した時にもあったよ。
まぁ、その時はもう少しやさしかった様に感じたが。
と、いうかあの後本スレに投下されてる作品も随分つつかれるようになったな…。
以前より優しくなくなった、という気はする。
まぁ、でもこの位でそこまで考えちゃうのは、考えすぎだと思うよ。
>>248
㌧㌧。
アリスのキャラは掴みにくいからね。前半はそっちの方がいいと思うよ。助かった。
ただ、後半は自分の迂闊さをしまった!て思ってるところだし、
口調が乱れてた方がらしいかな、と思う。
アリスってアバン先生みたいに、常に敬語ってキャラじゃなくて、
(中々敬語のイメージが捉えられなかったので、勝手にダイ大のアバン先生のイメージで脳内補間して書いてた)
以前の話を確認したら、結構普通の女の子の口調になってる時や乱暴な時もあるし。
クリフトの「俺」は錯乱状態の時だね。
一人称以外の口調も乱してるんで、演出にしたかったんだけど、
>241でクリフトがヘタレすぎでかわいそうってあったし、あそこらへんじゃ全面的に改定するよ。
>後はすごく良かった。馬車だけ直せば問題ないと思う。
ずっと馬車のイメージで作品を捉えてたんで、修正なんか出来るはずない、と思い込んでいたけど、
一晩眠ったら修正できるかな、とも思ったり。してみます。
修正しても、丸っと作品丸ごと撤回することも視野に入れてるんだけどね(;´д`)
-
>>253
イイヨ、イイヨー。
ずっと自分以外にも書きたい人がいるの知ってたから気がかりだった。
私のことなら、遠慮せず、どうぞこちらに!
個人的には、自分は人の作品をいじっちゃったし自分もいじって欲しいと思っていました。
いっそこのパートだけ希望者全員の合作兼競作になればいいのに、と。
-
実は勝手に修正版俺も書いてたりした。これ以上候補増えたら荒れそうだから出さないが
みんなアリスとカンダタ大好きだな
呪文の詠唱はぶっちゃけ話の都合だ
無いと文章が締まらない時は入れる、無くてもいい時ははしょる
自分のイメージだと、高度な呪文ほど集中が必要→詠唱も必要
但し熟練した使い手なら短い詠唱で発動できる、とかそんな感じだった
>>252
某アルジャっつーのはジャンプロワに沢山フラグ積んでた太公望を殺す話が投下されて
それ自体は書き手&住民の反対によって無効になったが、
後に同じような展開で太公望が死なない版が投下され、それが通った一連の事件のこと
-
呪文の詠唱はDQの場合一瞬のイメージ。
2だと素早さも呪文もNo.1の使い手のマリアが真っ先に攻撃してる。
だがテイルズやFF6等のターン制じゃないRPGを見てると、呪文の詠唱は高度になる程時間かかってるね。
スターオーシャンでは熟練して早口を覚えると一瞬で唱えたりしてるから、やはり高度な呪文程集中が必要。
熟練した術者なら瞬時に放つ、て感じでいいんじゃない?
こうすればギガデインなんかの強力な呪文も、余程隙だらけじゃない限り剣を交えてる時に唱え放題、て事にもならないと思うし。
-
>>241
ありがとうございます。242のネタ出しもありがとうございます。
>「君、大丈夫かい!?」の台詞にちょっと違和感。
―は、>248を参考にさせてもらいますね。
>ザラキの魔法詠唱、カタカタを並べられると読みにくいと思いました。
まぁ、なんか考えてみます。
一応あの描写は、―今まで詠唱中に感づかれて失敗が続いているため、
今度はあらかじめ詠唱をしておく―という物なんで、
そこらへんの解説も踏まえて再構成してみます。
>クリフトには〜怯えて悲鳴上げて気絶って言うのはあまりにもヘタレすぎて、ちょっと可哀想〜
自分としては、あまりクリフトを悪役にしたくなかったんです。
元々、小心であたまでっかちだから思い余ってあんな無茶をするけど、本当は純朴で素直な奴だ、と。
頭で考えてありえない様な無茶をしちゃうけど、心の方がそれについてかないっていうか。
だから、あぁいう描写になったんですが、
とは言え、惚れた女のために狂気の道を歩もうとする男の執念はすごいですからねぇ……。
たしかに、クリフトの描写は甘かったと反省します。
前半の休んでる部分も含めて加筆して修正しようと思います。
釘を刺しておくけど、修正はしても没になることはちゃんと考えてるんだけどね(;´д`)
-
カンダタが死なない終わり方なんだけど良いかな。
しかも短い。
-
個人的にはそんな感じのほうがいいんだけどな
-
じゃ、投下するお。
-
私はアリアハンから逃げていたが、あの青服男が追って来ないことに気付き、
地図を出して、現在位置を確認した。
どうやら私はアリアハン北の森の中にいるらしい。
あの青服男に焼かれた足があまりに痛むので、ここで休息をとることにした。
火傷に向かって回復魔法を唱える。
先程から私は失敗続きだ。
南国男と銀髪男もそうだし、青服男もたった一人の少女すらも殺せなかった。
やはり、不意打ちのザラキだけでは限界がある。何れMPも尽きてしまうだろう。
誰かを殺して武器を奪えれば良いのだろうが、正直、剣や弓の腕にはあまり自信がない。
ならば、どうするべきか。
そうだ、味方を作ればいいのだ。お人好しな誰かを騙し、私を守らせればいい。
そして私にとって不都合な、私がゲームに乗っていることを知っている者を倒させる。
利用価値が無くなった頃に殺せばいいだろう。
一人思案していると馬の蹄の音が聞こえた。
最初は気のせいかと思ったが、どうやら本物らしい。
人の話し声も聞こえる。
全く、何とタイミングの良い時に来てくれるものだろう。
私はその場に倒れ伏した。
-
「なかなかつきませんね、姐さん」
カンダタが言った。私は何も言わなかった。
「…姐さん、聖なる守りのこと、まだ怒ってんですかい?」
カンダタが尋ねた。私は答えなかった。
「怒ってんですね…」
「アリアハンに着いたら私の家に行って洗ってもらいます」
私は淡々と答えた。
いくら聖なる守りでも、男性の股間に直に入れられていた物を持つなんて真っ平ごめんだ。
「着くまで貴方が持っていなさい」
「…分かりやした。…あれ?」
「どうしたのですか?」
今度は私が尋ねた。
「いや、人?人かな…。それが…倒れて…」
それを聞いて私は叫んだ。
「すぐに馬を止めなさい!」
「は、はいいぃぃぃっ!」
カンダタが手綱を止めた。私は飛び降りた。
カンダタも待って下さいよ姐さーんなどと言いながら馬を降りる。
私は倒れている青年に駆け寄って話しかけた。
「大丈夫ですか!?」
-
私は零れそうになる笑みを抑えながら起き上がる。
「…え、ええ。何とか」
「ああ、良かった…」
私の元に駆けつけてきた十代半ばほどの少女が安心したように呟いた。
「みっともない所を見せてしまいましたね。私はクリフト、神の道を志す者です」
あの少女を騙した時と同じ言葉を言った。おそらく大方の人間はこの言葉に騙される。
目の前の少女もそれですっかり私を信用したようだった。
私はこのゲームに乗っていないとは一言も言っていないというのに。
「で、お前は何でこんなとこにいたんだ?」
いかにも怪しい覆面男が私に尋ねてきた。
「カンダタ!そんな聞き方をするものではありません!」
少女がその男に肘打ちを喰らわす。覆面男は痛そうに腹を押さえて呻く。
「私はアリスと言います。こっちはカンダタです。…どうしてこんなところで倒れていたのですか?」
「…アリアハンで青服の男に襲われまして。命辛々逃げてきたのです」
私は嘘は付いていない。
「…そう、ですか」
「…姐さん、そんな奴が居たら危ないですよ。アリアハンに行くの止めませんか?」
覆面男が話しかける。
「馬鹿仰い!」
少女はそれをぴしゃりとはねのける。
「行くに決まっています!その人を止めなければなりません!」
こう、あまりにも都合良く事が運ぶと、返って何かあるのではないかと疑ってしまう。
「クリフトさん!」
少女がいきなり私に話しかけた。一瞬どきっとしたが、平常を装って答える。
「何でしょう?」
「一緒に行動しませんか?仲間は多い方が良いですし」
私の心配は、単なる杞憂だったようだ。
正義感に溢れていて、悪を許さない少女。だからこそ、私に利用されるのだ。
「勿論。こちらから頼もうと思っていたくらいです。ただ…」
「ただ?」
「私には武器もないですし、取り柄と言ったら回復呪文のみです。それでも構いませんか?」
少女は胸をどん、と叩いて私にこう言った。
「任せなさい!私が貴方を守りますから!」
ほら、騙せた。
-
【D-4/森の中/夕方】
【クリフト@DQ4】
[状態]:左足に火傷(ある程度治癒) 背中に火傷(ある程度治癒) MP1/2程度
[装備]:なし
[道具]:祝福サギの杖[7]
[思考]:アリスとカンダタを利用し、自分の護衛をさせる
アリーナを優勝させ、復活させてもらって元の世界へ帰る
【アリス@DQ3女勇者】
[状態]:HP3/5 MP2/3
[装備]:炎のブーメラン
[道具]:支給品一式
[思考]:クリフトの護衛をする アリアハンへ向かう 悪を倒す
【カンダタ@DQ3】
[状態]:健康
[装備]:白馬ファルシオン ロトのしるし(聖なる守り)
[道具]:支給品一式
[思考]:アリアハンへ向かう 姐さんについていく
ごめん、タイトル間違えまくったorz
>>263はPhony Actor 2/4
>>264はPhony Actor 3/4
です。
-
乙。
ステルスマーダーじゃないか、理想的な展開だ
-
乙。
この先が期待できそうですね。
-
でも、クリフトって演技が下手そうな気がする。
クリフト、大丈夫かなぁ。
-
トルネコでもばれなかったから大丈夫
-
アリスは騙せても、根が悪人のカンダタがいるからすぐにしっぽを出すぞ。
クリフトがアリスを騙し続けるには、カンダタを暗殺する必要がある。
……単純バカに理屈屋が対峙した時点で、サポーターにとばっちりが行くの確定だったんだな…。
サマンサやフィオなら返り討ちにもしそうだが、
カンダタじゃころっといきそうだ…。
と、サマンサやフィオをクリフトが襲う場面を想像したら、
小説版4のクリフトがアリーナを押し倒して犯そうとする場面思い出したwwwww
今、その場面について小説版スレに面白いレスが貼ってあったんで、
興味のある人は必見。
俺は声を上げてワロタwww
クリフトには愛すべきへたれで、最終的には更生の道を歩んで欲しい(´・ω・`)
-
>クリフトがアリスを騙し続けるには、カンダタを暗殺する必要がある。
次ぎの書き手さんに期待ですね〜。ワクワク。
-
>>青服の男に襲われまして
この展開は般若のテリーと上手くつなげられるんじゃマイカ!?
-
服より面のほうが強烈に印象に残る特徴だと思う
-
>273
同意。でも「襲われたときは面をしてなかった」で通じるかも。
-
いや、クリフトがどうこう言うまでもなく、
般若の面は3由来なんだから、アリスは効果知ってるでしょ。
すぐに呪われてるって理解して助けに行くだろう。
多分、実力でぶちのめして。
-
>>275
ナルホド。それじゃあちょっと詰まらない展開になっちゃうね。
-
結局、3つの話のうちどれが投下されるの?
-
>>277
それは職人さんに委ねよう。
…それにしても文才がある人が羨ましい(*´Д`)
-
他人を押しのけて我こそは!て中々言いづらい物があるよな。
-
3つの話しは、
本スレ投下分を修正>修正>修正
したようなものだからなぁ。
矛盾の少ない方で良いのでは?それとも放送後の次ぎの書き手に委ねますか?
(実は没レスが好きなんだが、没レスだけに押せないw)
-
次ぎの書き手に委ねる>冒頭に一緒に投下してもらうとか。
-
>>279
あるある。
でも3作品で人気投票って訳にも行かないし、やっぱ先着順になるんじゃないかなぁ。
予約宣言→投下って流れが読み手にも書き手にも一番納得のいく結果だし。
-
先着順・・・。
ヨーイ、ドンかなぁ。
微妙だが、他に方法無いから、仕方ないのかな・・・。
-
俺はステルスクリフトが気に入ってるから個人的に応援
まあどれが来ても物語は紡がれる
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板