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投下用SS一時置き場
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アリスは、肩を砕いたクリフトにベホマと応急処置を済ませ、馬車に横たえると、自らも馬車に乗った。
その寝顔を確認する。
(目を覚ましたら、こんな馬鹿な誘いに乗ってはいけないと説得しなくては。)
そして、はたと気付く。
(そうだ、真面目で理屈で物を考える人間程こんな時、言いなりになりやすい。)
そんな人間は一人、心当たりがあった。
――サマンサ!!!――
(あぁ、あの子は無事だろうか?
思い余って無茶をしてないだろうか?
いや、ちゃんと生きてるの?
もし、今、私が襲われた男のような者に襲われていたら――!)
「どーう。」
と、手綱を引く。ファルシオンも悲しげだった。
目的のアリアハンは目前だ。
「行くよ!」
そして、弛める。進め、の合図をする。
アリスの不安を感じたのか、猛然とファルシオンは駆け出した。
(お願い、サマンサ、無事でいて。
フィオは……、あの子はマイペースだから大丈夫よね。
あぁ、無茶をしていなければいいけど…。
二人はアリアハンにいるだろうか?…いて欲しい!
もしも、私たちが何かあって離れ離れになっても、いつも待ち合わせてた場所―ルイーダの酒場―!
そこでいつもの元気な顔を見せて欲しい!)
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