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投下用SS一時置き場
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「…分かった。止めねえから…さっさと行っちまえよ」
「ああ、言われなくても行くさ。…せいぜい死ぬなよハッサン」
「お前もな、テリー」
こうして、二人の青年は別れることになった。
「人ー。人やー。返事しろー人ー。…なんて言ってて出て来るわけねえか」
ククールはやる気なさそうに言った。彼は今、城の一階にいた。
「ホントに人いんのかね?ここ。実は誰も」
いないんじゃねーのか、と続けようとしてそこで止めた。人の気配を感じたからだ。
「誰か、いるのか?」
返事はない。隙を伺っているのか。それとも、怯えているのか。
ククールは思い切って、気配がする方へと近づいていった。
ハッサンはテリーを見送った後、再び城に入った。
元来た道を歩き、部屋に戻ろうとした。
ドン
誰かとぶつかった。
「あ、スマン」
「こちらこそ…ってハッサンさん!」
「あんたは…なんでここに?」
ハッサンがぶつかった相手はマリアだった。後ろにはトロデもいる。
「お主がいないうちに大変なことになったんじゃ!」
トロデが言った。マリアも続ける。
「そうなんです!早く探さないと…」
「探すって何を?」
「だから!」
トロデが大声を上げた。
「あの呪われた子じゃよ!どっかに行ってしもうたんじゃ!」
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