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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

1スレ建て記者θ四国スレ:2006/06/19(月) 10:09:55 ID:CJmM/KN6
「ォゥァー!」
「イタダキー!」
 さわやかな朝の挨拶が、澄み切った青空にこだまする。
 右渡様のお庭に集うギルオタたちが、今日も機械のような正確な動きで、
教室の筐体にコマンドを入力していく。
 1ドットでも諦めを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
 キャラ別コンボの精度を乱さないように、リバサヴォルカはスカらせないように、
ゆっくりとコマンド入力するのがここでのたしなみ。
 もちろん、タイムアップギリギリでドラゴンインストールするなどといった、
はしたない生徒など存在していようはずもない。
 社立ギルオタ学園。
 平成四年創立のこの学園は、もとは初代GGプレイヤーのためにつくられたという、
伝統あるギルティ系オタク学校である。

・ここはssを楽しむスレです。マターリ進行で職人にねぎらいのGJを忘れずに。

前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1131226354/

1スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1101664264.html

2スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1112603465/l100

3スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1119648953/


まとめサイト
http://kage.zombie.jp/ggxx_shool/index.htm

465名無しさん@2周年半:2007/03/03(土) 08:43:01 ID:GdXtxDyo
漏れも書きたいけど読切りにもできないくらいにしかまとまってない(´;ω;`)
この気持ち悪い感じどうにかして欲しい

466461:2007/03/03(土) 14:26:49 ID:mKKacrr.
こんなに反応が来るとは予想GAYwww

わかった、なら期待にそえられるよう努力するよ。上手くいけば今日中にでも。


主人公の持ちキャラがチップで20氏と被るけど。
仕方ないじゃないか、チップしかまともに使ったことないんだ。

46720:2007/03/03(土) 21:40:58 ID:6JCl47Dg
>>461
俺も応援するぜ!!キャラが被るとかは気にしない方向で。

そして景気付けに投下。

46820:2007/03/03(土) 21:41:42 ID:6JCl47Dg

「っくしょー。今回のテスタ…、強いぜ。」

派手に、そして華麗に踊らされた愛(本日0勝2敗)がぼやく。
なるほど、確かに彼の言うとおり。
試合の一部始終を見守っていた一二三と樹も、今回のテスタの性能については同意といった感じだ。

―――でもそれはそれ、これはこれ。ギル高女子生徒様の見る目は厳しいのだった。

「…なんだよ、意味有りげな眼つきして。」
「うん…。今のは、そうね、、あんたが弱すぎたって言うほうが正しいような…。」
「…ぅが…ッ。そ、そうか?」
「そうよ、手も足もキューも出てないじゃないのよ。あとボールも。」

まぁ、事実である。
牽制もらってエグゼ出されてあれよあれよと画面端ぃ。
軽く崩され倒されて、暴れを狩られて『華麗に踊れ!!』

んでSLASH!!×2
聞くも涙、語るも涙の悲しい負けっぷりである。この試合のすべてである。


「なんだよ、自分から吹っかけておいて手加減でもしてるの?」
「………。」
「それとも、舐められてんの?俺。」
「………すいませんでした。」
「そうそう、いつもそんくらい素直にしてりゃいーんだよ。」


はっはっはー、と満足げな魔夢。
謝ったは良いが、いまいち納得いかなげな愛。

―――そして、



「そうだな、では人を待たせたことに対する素直な謝罪を貰おうか。」



魔夢の後ろから突然声が掛かる。と同時に、魔夢の表情が凍りついた。

46920:2007/03/03(土) 21:43:46 ID:6JCl47Dg

「あっ、は、はろー。じゃなくてそのえっとだからこれにはあのーワケってゆーか…。」
「………私がそれを聞くとでも?」
「あーー、うぅ……。」

背後からの乱入者にアカラサマにしどろもどろになる。
人間、ここまで不自然な対応をするのは、よほど後ろめたい事がある時くらいである。


―――対して一二三たち三人。

「…誰だっけ、あの人。」
「さぁ…?あんな美人知り合いにいたかしら…一二三知ってる?」
「えっ…うーん…、、誰でしょう?」

魔夢達の切迫っぷりに比べて、まったく呑気なもんですこと。

もはや会話なんて生ぬるい物が成立しない状態な二人。
長引きそうなので、終わるまで軽い昔話をば…。

1996年、KOT症候群という病がヨーロッパ中に蔓延していた。
10年前、コンバット越前はマルマラ軍の傭兵として、戦場を駆け巡っていた。
越前は戦友のダニー・グレッグと共に遺跡を見つけ、中にあった宝石、古文書、銃を入手、その知恵と力と資金によって

脱出した。
KOTの流行に10年前の記憶から、突き動かされるものを感じ、そn

……おっと、終わったようです。

「わかったぁ!あの子焔よ。鎖蜂焔。ね。そうでしょ?」
「ん…?なんだ、まさか今頃気づいたのか?」
「仕方ないでしょ、髪は上げてるし、お化粧なんかしちゃって、んもーカワイイんだからー。デートぉ?」


、、そして樹始まったな…とそんな事は些細なことなので置いておいて。紹介しよう。

・鎖蜂 焔(さばち ほむら) アクセル使い。
 クールとビューティを地で良くカッコいいギル高の女子生徒。
 長身で、長いブロンドの髪はアクセルを彷彿とさせるが、本人の性格はその真逆。
 相手を誘い込んで、華麗に当身を取るスタイル。まさに十中八九、手のひらの中の出来事である。


「ふぅ…。怒るのも馬鹿らしくなってきた。吸の奴はもう帰った、私も帰る。」

再会の挨拶もほとんど無しで、スタスタとゲーセンを後にしてしまう焔。
完全に取り残された魔夢に事の顛末を聞いてみたところ、つまり自分で誘っておいて自分がすっぽかしたとの事。

愛の3倍は落ち込んで、魔夢はゲーセンを後にしたんだとか。。


「せっかくだから、私はこの赤のチップを選びます!!」
「自分の血かしら?」

470461:2007/03/03(土) 22:25:00 ID:46IIPBwA
携帯だが負けずに投下。>>20氏も応援感謝!!


暇とは人生の敵である。とはどこかの偉い人が言っていたような気がするが、まさにその通りだ。
人生が暇だったら生きる価値なんてない。きっとみんな樹海に終学旅行だ。集団自殺だ。
「暁の〜闇を切り裂く〜」
そんなくだらないことを考えながら、お気に入りのSuck a Sageを口ずさむ。俺こと三角 飛(ミスミ トビ)のいつもの通学風景だ。
しかし暇は人生の敵というのは俺の人生観でもある。暇でいたくなかったからこそ、俺はこの学校に入ったのだ。
「Sammy社立、ギルティギア学園」
ギルティは無趣味な俺が唯一熱中したもの。それを授業として受けられるなら、こんな楽しいことはない。
退屈な学校生活なんてまっぴらだ。俺は充実した毎日を送りたいんだ。
「でもちょっと早く来すぎたかな」
今日はその学園生活初日。そう、俺はいわゆる転校生なのだ。
だが、教師の指定した時間まで小一時間ある。転校初日だからっていって浮かれ過ぎたか……。
「しょうがない。確か学校案内に書いてあったあそこにでも行くか」
時間を無為に過ごすことはない。俺は暇を潰すためある教室に向かった。

471461:2007/03/03(土) 22:45:06 ID:14KZ1Izk
「あったあった。ここだ」
フリープレイルーム。そう書かれた教室。中には何台ものギルティギアACの筐台が置かれている。学年関係無く生徒達が対戦、練習出来るように設けられた教室だ。対戦台と練習台がそれぞれ設置されていて、自由にプレイ出来ると学校案内に書いてあった。
「やっぱ早いから誰もいないか」
どれだけ強い奴がいるのか、少し試してみたかったが仕方ない。しかし、強い奴と戦えると思うと……。
「オラ、ワクワクしてきたぞ」
この楽しみは後にとっておこう。今は練習だ。練習。

――プリーズユアセレクトキャラクター

スタートボタンを押して椅子に座る。にしても、なんで声を変えたんだ。未だに謎だ。
そんなことはさて置き、持ちキャラであるチップにカーソルを合わせ、スタートを押しながらSを押す。
「シッショーのことかぁ……なんてな」
サイヤ人カラーは俺のお気に入りカラーだ。選ぶ度にこう言ってしまいたくなるのもきっと仕方ないさ。
「さて、先ずは起き攻めとコンボの練習でも……」

――ガラッ。ユーハンハベジタボー

ステージが始まったと同時に扉の開く音。そして響くあの声。乱入、か。面白い……。やってやる。

472461:2007/03/03(土) 22:47:40 ID:mKKacrr.
とりあえずここまで。

>>20氏GJ〜。やっぱ一二三いいよ一二三。

473名無しさん@2周年半:2007/03/04(日) 01:34:54 ID:re.VNzgw
αβγグッジョブ。

474名無しさん@2周年半:2007/03/06(火) 01:04:49 ID:R0jlxvVI
>>461氏 「シッショーのことか・・・」
うはwww俺もそういう独り言言っちゃう時あるwwwwwwww

>>20
おぉおぉおおぉぉぉぉぉぉぉおかえりなさい!!!!!!!!!!!!
そうか、そうだよね受験終わったっていうか卒業してるかもう!!

一二三が相変わらずマイペースで良かったw安心した!
「せっかくだから」って普通に一二三の口調だから妙にしっくりくるwwww

475名無しさん@2周年半:2007/03/08(木) 01:15:54 ID:WC7oeNJk
>>474
お前さん偉くテンション高いなw
新規の461氏と復活の20氏のこれからの展開に期待

476名無しさん@2周年半:2007/03/13(火) 03:09:44 ID:1/bQo03E
春の陽気も麗らかな四月、都会の喧騒からは離れていなく、かと言って都市の中心に迷惑に立っている、なんだか曰くのありそうな木が撤去するだかしないとか、そんなことも全く関係なし。
別にわたしを中心に世界は回ってはいなく、主人公というのはもっと素敵で、何かしらの才能イコールギフトでも持っていることか、何かしらの特別な要素が必要なので、
わたしにはこれまた関係ないように思いながら、ギル校の入学式のミギーの話をわたしの脳はどれだけ覚えているのだろうか。
いや。そんなのは聞くに及ばずである。


要するに現在の状況が全く掴めないでいる。


やけに広い体育館から追い出された我々新入生一同は何故か素体の前にならんでいる。

通常は入学式が終わったら教室へ行き、然るべき事が行われるはずなのだが、
流石というかなんというか、これは肉体言語か?つまり試合をして語りあえというのか?

試合なら入試で散々やっただろうに、血気盛んな時期とは言え、個人差も考えてほしい。
個人的な悩みだが、こっちは病み上がりなのだ。
今日もさっさと帰ってネトゲでもする予定だったのに。


そんなことを考えているとわたしの番が回ってきた、教官らしき人物が席を指差して「ハリーハリー」と目が言っている。

どうやら対戦の組み合わせはランダムらしい。
一回対戦したら終了。
まぁわたしもひさびさにギルティが出来るので嫌ではないのだが、最大の問題がある。

いまわたしがやろうとしているのはアクセントコア。
当然入試に使われたのもこれなのだが、
生憎わたしはACが初プレイである。

何故かって?

それはわたしが新入生の大多数よりも一個歳が上だからだよ。

あー、これは直接関係ないな。
わたしは去年の入試になんとか合格したが、その後すぐに事故にあい、約10ヶ月意識不明。
その後はリハビリでそれどころではなかったからである。

つまるところ、スラッシュまでの知識と経験で、この対戦を乗り切るしかないわけで・・・。


負けてもいいよね?






続くかも。

477名無しさん@2周年半:2007/03/13(火) 08:57:42 ID:jRiYnWzo
続けて欲しい

478名無しさん@2周年半:2007/03/13(火) 14:22:51 ID:IZPcKBCk
色々とドキドキするじゃないか!
足りない知識を直感でカバーしながら戦うのも楽しいよなあ!!

>主人公っていうのは〜〜
と言われると某フォモまエディ使いを思い出す
実力があまりに高いのもさることながら、いきなり同性に惚れはじめるアクの強さといい
何故か気の強い女の子に惚れられてぐいぐい引っ張られる環境といい
超羨まSIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII!!!!!!!!!!


・・・すみません、取り乱しました。

479476:2007/03/13(火) 22:57:17 ID:hoGwFDFs
夏といえば、と聞かれると誰かは必ずスイカと答えるが、わたしはスイカはあまり好きではない。
何より種を取る作業がまどろっこしくて大嫌いである。

まぁ夏の予定なんていうのは、今のわたしにはどーでもよく、現状の事情の解決が第一であるのは言うまでもない。


とりあえずわかったことは、キャラの絵が変わったんだなーということと、ナレーションボイスが変更になったんだなーということだけである。

相手のかたは肉の塊をすぐに選びやがりましたが、わかしは自分の使おうとしてるキャラをカーソルを動かしなが探している真っ最中である。

決してじらし戦法なんかではない。

画面の右の方にようやく自キャラを見つけた時には残りカウントが8・7・6・5・4・・・と、焦らせてくれやがるために急いでPを押した訳で。
ちなみにキャラは鰤である。

おー。キャラセレ絵かわいいなー、でも絵の質がいきなり変わられると困るわけではないのだが、某週刊誌の某漫画がいきなり漫画の途中からネーム段階の絵に変わり、そのまま連載されたのは非常に驚いた訳で。いつの間にか月一になり、現在は休載中である。

へぶなへーる

気の抜ける・・・。

れっつろっく

開幕はバックJP。
大昔からの対肉への安定行動。
安定なんだが・・・。

結果から言うと何故かポチョバスを喰らった。

どうやら戦闘開始のタイミングか変わったようで、開幕に何も出来ないでいたが、後ろは押せていたようで、2Sはガードしたが、その後の謎の引き寄せからのブレーキPバスを貰ってしまった。

そこから起き攻めされる訳だが、相手の6HSに伝家の宝刀スターシップを合わせる我等がブリジッテだったが何故か相撃ちでカウンターを貰い
設置するも目の前でヨーヨーは止まるはスライドから拾われヒートに繋がれガイガンをガードして・・・。

「はぁ・・・」
これはわたしの溜め息ではない。

先程の試合は一方的なレイプだったが、わたしは「まぁーこんなもんだろー」と楽観してたし、初プレイだしー。という自分への言い訳も完備していたため、ここで溜め息をつくのはあってはならないことなのである。


では先程の溜め息の主を紹介しよう。

相生珠理
アイオ ジュリ

わたしの前の席のおなごである。
何故彼女が溜め息をついたのかというと、自己紹介の時に盛大にかんでしまったのである。
出席番号のトップであるのだから最初に自己紹介をしたわけだが、しょっぱなにミスって笑われた彼女を哀れむ一方で、その笑いが残る中で自己紹介をしたわたしのことを一体何人が覚えているかなんてのはこれまた疑問である。

そのかんだ内容を赤裸々に綴ってやりたいのだが、慈悲ってもんかなー。
とりあえず保留ということで。

終始眠かったわたしにはクラスの面々の名前等覚える余裕はなく、
担任の名前も覚えられていないのだから救いようがない。

確かポチョ使いでガイガンターだっけ?なんとか田ってのは確かだ。
それで過去に自分が受け持ったクラスが闘劇枠を賭けた3on3での成績がどーだとか、昔にハーフの子がいてどーだとか、クラスで喧嘩があって脳震盪を起こして救急車で運ばれたからそーゆーことはするなとか、まぁー色々宣ってたらしいが、わたしの脳の回線は夢の世界方向に向かっていたため、ほとんど聞けなかったが。


そんな感じで第一日目が幕を閉じた。





続けたらなー。

480名無しさん@2周年半:2007/03/14(水) 05:01:34 ID:xiXGHtO2
秋の魚といえば秋刀魚(さんま)であるが「鰍」とはなんと読むかご存知だろうか?
わたしは昔、漢字の読み書き勝負(昼休み)で友人と切磋琢磨したので、色々変な漢字も知っているというのは蛇足ながら記載しておこう。
ちなみに答えはカジカ。
よかったな。これで一つ賢くなった。


さてさて、終始眠かった入学式から明けて二日目。
今日の授業は最初ということで簡単なものだったが、わたしはアクセントコアのシステムをどうにか理解できたであろう。
いや、どうだろ。

一年のハンデは予想以上に大きく、指が動くだけでも奇跡なのではなかろうか。
そんな感じでいろいろカルチャーショックだかジェネレーションギャップだかについて脳内会議を開こうとした時に

「眠そうだね。ブリ子」

お声がかかった。
声の主は相生。
わたしは珠理と呼んでいる。
「珠理よ。その間抜けはニックネームはよしてくれ。いくらクラスに鰤使いがわたししかいなかったとはいえ、それはなかろうに。」
「まぁー、ブリ子の自己紹介があまりに簡潔だったもんだからねー。ブリ子に声をかけようとした子が、ブリ子の名前がわからずに、『鰤使いさん。』と声をかけても起きないほうが悪いよー。あそこで起きて自己紹介しなおせばこんなことにはならなかったと思うよ?」
ブリブリ言うな。なんか汚い。
「だからってそこで珠理が『ブリ子』と呼びながら起こすのはどうよ?それが一瞬で浸透したこのクラスもどうよ?」
あだ名というのはほんの些細なことから決定し、一瞬で広まるから困ったもんだ。
「まぁそれはいいんだよ。」
よくないがな。
「とりあえずさ、入学式に言ってたこと確かめにいかない?」
「何をだ?」
「ほらー。担任の・・・」「肉田」
「え?」
「ポチョ使いはとりあえず肉ってつければいいんだよ。」
わたしが名前を覚えていないからである。
「何その超理論w まぁいいや、とりあえずいままでの学内大会の成績を見に行きたいの!これで誇張表現されてればいいネタになるじゃん!要約すると!」
なぜに倒置法。そして要約なのか?それは。
「学内大会の成績に興味はないけど、席が近いよしみで付き合ってやるよ。暇だし。」
事実今日は予定はない。




放課後。
「で、どこに行くんだ?」
これはわたし。
「図書室!」
で、こっちは珠理。
あー桜が綺麗だ。キレ畳?
「今は桜よりも図書室ねー。」
「で、図書室はどこ?」
「・・・。」
この三点リーダーは二人分
「知らないのか・・・。」
「あ!」
「どうした。」
「校内案内発見!」
「そうか・・・。」
疲れた・・・。あー廊下は走るなー。
「ふむふむ。こっちだってー。」
だから走るな。



続く。

481476:2007/03/14(水) 05:08:28 ID:HARbHdLI
冬の雪が降るのはその地方の人にとっては当然のことが、降らない地域の人が降る地域に越して来ると、雪はいい!とか言い出すから困ったものである。君らはマンションやら寮やらに住んでるからいいものの、あの寒さ、雪掻き、バスは平気な顔して一時間近く遅れるわ・・・。


そんな昨日ネット上で会話した九州人にわたしの本心を脳内でつらつら言っていると目的地に到着した。

図書室に着いた我々調査員二名は歴代学内大会の成績が書かれた書物を30分くらい発見出来ず、図書室の貸し出しのとこに居た生徒にブツの在りかを聞いて、走りだした。
珠理が。
だから走るな。

「おー。歴代成績発見。結構細かく載ってるねー。」
「これは結構見てて面白いなー。で、肉田が言ってたのはあったか?」
「それが・・・。」
「ん?」
「読めない。」
・・・そうかそうかとりあえず小学校からやり直そうな。
「窓に張り付いて死んで干からびた虫を見るような目で見ないでよー。」
そんな目をした覚えはないのだが。
「ほらここ。ここから先が読めないの。」
「んな馬鹿な。」

結論から言おう。
読めなかった。

何故かある一部から先が読めなかった。
なんというか『認識』出来なかった。
文字があるのはわかるのだが、それに意味を持たせ、理解することが出来なかった。
具体的にはソル対ヴェノム戦の途中からである。


「それ」


これはわたしでも珠理でもない。
やけに感情のない声が降ってきた。

「それはまだ誰にも読めない。」

それだけ言って眼鏡君は去ってしまったのである。
わたしの予想だと彼は影か玉使いであろう。どうでもいいが。

それから我々調査員は遊び人になり、近くのゲーセンで珠理にボコられ、昨日から全く進歩しない自分にはあまり嫌気はささなかった。
まぁ一日で劇的に変化できたら苦労はしないわな。

閑話休題
わたしの身の上話はまだ珠理にはしていない。
過年度生だということね。その話はまだする必要もないだろう。



珠理はいい子だ。





続いたらなー。

482461:2007/03/14(水) 12:02:11 ID:Gju3qmSc
>>476
普通に面白いですよ。続きwktk



俺も続き書かな…。

483名無しさん@2周年半:2007/03/14(水) 13:53:33 ID:iIzA5Jug
>具体的にはソル対ヴェノム戦の途中からである。

具体的じゃねぇwwwwwwGJwwww

484476:2007/03/15(木) 03:33:20 ID:0IiVeneE
一日の始まりはSimple lifeである。ここで綴りに自信が持てないのはわたしの英語がどれだけ未熟かということであるが、
とにかく目覚ましの曲はこれである。当然ながらこんな眠くなりそうな曲じゃ、わたしを目覚めさせることなど不可能に近いので、
この後にもう一曲スタンバイさせてある。


♪〜♪〜ガシっ!ポチ。


「あぶな・・・。」
曲が流れる前に止めなければ恥ずかしくて死んでしまうような曲。
そーゆー曲を目覚ましにすると嫌でも起きるものである。

それでも時間ギリギリの為、朝にゆっくりする時間などないのである。
早く起きればいいのだが、朝5分長く眠れるだけで大分違うのだよ。ね?



今日も一日が始まり、そして終わった。

今日はキャラ別クラスでは起きていられた。
つまり他の授業は・・・ははっ聞くまでもない。

受講生の数が少なかった。
よもやとは思ったが、やはり鰤は今作ではなかなかに不遇らしい。
星船の弱体化が最たるものだが、まわりの強化に遅れを取っている。

・・・ということを講師が言ってたっけ・・・。

まぁアクセントコアに合わせた戦いをするだけさ。
とりあえず変更点覚えないと・・・。
あー。家でそーゆーこと調べないあたり末期かな?こりゃ。



いや、



まだ数日しかたってないじゃないか。
諦めるにはまだ早い。


とか考えていたら肉田がなんか言っている。
もう肉田でいいよね?

「あー。いきなりだが、明日にちょっとしたテストを行う。」

は?まだ三日目だぞー。

「テストと言ってもそんな難しい話じゃないし、これは成績には『直接』は響かないから安心しろ。」

教室が多少ざわめく。
なんで私語が発生するのか疑問だ。黙って聞けとか思ってたら。


「・・・♪」


珠理がこっちをみていた。
あー。とりあえず前向こうな?

「ルール等は明日発表する。では帰っていいぞ。」



昨日知った話だが、珠理はギル校の学生寮に済んでいるらしい。
学校から近いにはいいことだ。
明日のことを多少話して珠理と別れ帰路に着く。




住宅街にある普通の一軒家。
これが わたし の家である。

ガチャ。

誰もいないのだ、ただいまを言う相手が。

いつもの動作でパソコンに電源を・・・。
の前にプレステ2を稼働させた。
スラッシュしかないが、触っておかないとという、なんだろう。
テスト前にとりあえず教科書読むみたいな。
ろくに勉強もしてないのに。
そんな感じである。

30分ほどトレーニングをしたら飽きてしまった。
「まぁ、なんとかなるんじゃない?」

なんとなく、呟いた。



続け。

485名無しさん@2周年半:2007/03/15(木) 14:50:57 ID:W8ZYK9FE
乙!

486461:2007/04/03(火) 13:47:07 ID:7q.g8Vw.
過疎だなぁ…。今更ながら>>471の続き。


―――――――

早朝、フリープレイルームへと行き今日の調子を確認する。私が毎日行っている日課だ。
ただ、今日はそのいつもの日課とは違う光景が、このフリープレイルームにはあった。
(……人、ですね)
私以外の人間がこの場に居るなんて珍しい。確かに早朝練習を行っている者はいるが、ここまで
早い時間から練習をしている者は稀だ。しかも対戦台で。
(――少し、練習に付き合ってもらいましょうか)
そう思うと同時に、私は台の前に座りスタートボタンを押した。キャラは……チップか。
私の使うキャラとの相性から言えば……。
「ご愁傷様、ですね」
レバーを動かし、持ちキャラにカーソルを合わせてPボタンを押す。
さて……試合開始だ。


「……スレイヤーとはね」
選ばれたキャラはスレイヤー。相性的にはご遠慮願いたい相手だ。
油断すれば簡単に7〜10割もっていかれる。ぶっぱでも十分怖い。
ぶっぱDOTやビッパーからシショルなんて日常茶飯事だ。
『戦いというものをご教授しよう』
『師匠……見ててくれよ!!』
っとマズイ。もう開幕か。悩んでも仕方ないな。やるっきゃないか。
――Heaven or hell Duel1 Let rook!!

487461:2007/04/03(火) 13:48:37 ID:sFXgA1Ho
次から対戦に入る予定。

にしても、誰か居るのかな……。

488名無しさん@2周年半:2007/04/05(木) 01:14:21 ID:/wxRRx5k
ここにいるぜ!
期待GJ!

489名無しさん@2周年半:2007/04/06(金) 10:43:35 ID:fQxAKcHI
ここにもいるぜ!

490名無しさん@2周年半:2007/04/06(金) 20:26:13 ID:GhpPFf3k
ここにいるぞ!
対戦期待&GJ!

491461:2007/04/08(日) 02:15:14 ID:Br3yiDf6
これ違うだろってとこは家庭用が無いから仕方ないとスルーしてください。
>>486からの続き

――――――――――

知らない相手への開幕。これは誰でも慎重になる場面だ。
何を振ってくるのかわからない。相手の癖がわからない。だからこそ皆慎重になる。当たり前の心理、当たり前の考えだ。
しかし、この対戦相手は、あろうことかとんでもない行動に出た。
『βブレーイ!!』
『ぬおっ!!』

(開幕……β!?)

何だ一体。何がしたいのだ?
もしやただのぶっぱ厨……。いや、ぶっぱ厨が、しかもチップでこの学園に入るなど不可能だ。
しかしまともな思考で考えれば、こんなリスクだけが大きい行動をするなんて……有り得るはずが……。
そんな風に混乱している私のことを相手が待つはずない。立ちKを振っていてβがカウンターした私のスレイヤーに向かいダッシュで近付いてくる。
垂直ジャンプからの表裏二択。チップの基本起き攻めだ。
削岩をスラバでキャンセルしてチップが落ちてくるのを確認するも、混乱の抜け切らない私はそれを避けられなかった。
JHSからきっちりコンボを叩き込まれ、体力は7割。そしてダウン……。状況は悪い。
……でも、相手はチップだ。逆転の可能性はどんなに不利でもある。

(さっきのβには驚きました。しかし次はそうは行きませんよ)

レバーを握り直す。しっかりと、画面を見据える。
大丈夫、頭は冷えた。ここからは……負けない!!

492461:2007/04/08(日) 02:30:00 ID:zhmPTgBg
ここまでっす。あー、なんか駄目だ……。

過去スレとかから戦闘シーン引っ張って参考にしよう……。

493名無しさん@2周年半:2007/04/21(土) 08:52:49 ID:V3lhoPx2
なんという過疎……。誰もいないのか?

494名無しさん@2周年半:2007/04/23(月) 09:55:27 ID:h4UGWE0c
いないみたいね

495名無しさん@2周年半:2007/04/29(日) 22:47:21 ID:Su1K6i2Q
久々にきてみたけど、なんて過疎っぷりだ・・・

496名無しさん@2周年半:2007/05/06(日) 03:49:14 ID:3KAqb1ug
もうマジで新板かうらいたにでも引っ越すか

497名無しさん@2周年半:2007/05/06(日) 12:53:46 ID:HZM/aTMw
ちょwうらいたはまずいw

498名無しさん@2周年半:2007/05/06(日) 18:29:07 ID:jTWzA1Jw
しかも引越したところで書き手がいないんじゃあな

499名無しさん@2周年半:2007/05/07(月) 02:05:41 ID:s9WejdiM
>>498
だから人の居そうなうらいたで新規参入待ち、ってことなんじゃないか?
新板だと確かにまた人がいないだろうが、うらいたならあるいは…とは確かに思う。


リスクリターンがスラバなみにでかいが。

500名無しさん@2周年半:2007/05/07(月) 07:37:43 ID:PeR/txpg
スラバ吹いたww

501名無しさん@2周年半:2007/05/08(火) 08:58:48 ID:ayoj24JQ
トゥレイ

502名無しさん@2周年半:2007/05/13(日) 12:15:38 ID:sIgDJAT.
パイル

503名無しさん@2周年半:2007/05/25(金) 15:07:59 ID:0pDQs7IE
廃校か…

504名無しさん@2周年半:2007/05/25(金) 23:27:00 ID:7JzPNI12
まだ卒業してないんですけど・・・

505名無しさん@2周年半:2007/05/31(木) 03:29:48 ID:3aovE1Qk
最後に来たの半年以上前だがまだ人がいたのか……

506名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 03:00:54 ID:KiLM09..
(ここがギル高?)
想像していたものとはかけ離れたその姿に僕は戸惑っていた。
ギル高(と思われる)その建物からは、まったく人の気配がせず、荒れ果てている。
とても学校のようには見えない。
(まちがえたかな…)
そう思って一旦帰ろうと思った僕の目に、「Sammy社立ギルティ専門高等学校」と書かれた門が飛び込んできた。
ふむ。どうやらここはギル高で間違いはないらしい。
ではなぜこんなにも廃れてしまっているのだろうか。
頭の中を疑問が駆け巡り、立ち往生している僕に、背後から声がかかった。

「あんたそこでなにしてるんだ?」

振り向くとそこには、若い男が立っていた。
このままでは埒が明かない。僕は思い切って質問を投げかけてみる。

「ここって、学校…ですよね?」
「ああ。そうだ。いまじゃこんな寂れちまってるがな」

一体どういうことだろうか。また分からないことが増えてしまった。
すると男は、そんな僕の思考を見透かしたように、ぽつぽつと語り始めた。

「昔はここも活気があって、いいところだったんだ」
「だけど今じゃこの有様さ。定期的に様子を見に来る人はいるが、もうみんなあきらめかけてる。職人がいないんじゃな」

「職人…ですか?」

「ああ。ここは、職人とスレ住人がいてはじめて成り立つ場所なんだ」
「だれも書き込まないんじゃ、どんどん忘れ去られていくだけなんだよ」
「何とかしたいと思っている人たちもいるにはいるが、とにかくSSの投下がないことには始まらないんだ」

「そんな、僕はここに入学しようと思ってきたんです。あんまりじゃないですか!」

「そうは言うがな、ならあんた名前は?なぜここに来ようと思った?使用キャラは?」

「それは…」

おかしい。使用キャラどころか自分の名前すらわからない。こんなことがあるだろうか。

「それが俺たち登場人物の限界だ。書き手に力がなければ、そんなこともままならない」
「俺たちの存在なんてその程度でしかない。俺やあんただけじゃない。ギル高そのものだって、職人と、それを読む住人がいてこそ成り立つものなんだ」
「そして今はそれがどちらも欠けているんだ。お前みたいな名無しだって出てくるはずさ」

「なら、なら僕はどうすればいいんです?このままじゃここも終わりじゃないですか」

「今俺たちに出来ることは、信じることだ。いつか職人が来て、住民も戻ってきて、ギル高がよみがえることを」

「…」

「そうすれば、誰かがあんたに名前をつけてくれるかもしれない。そうすればもうあんたは主人公だ」

そこまで言われて、僕は目の前の男の顔が認識できないことに気がついた。きっと僕もそうなのだろう。

「で、どうする?」
「といっても俺たちに出来ることなんてないが、あきらめるのはまだ早いと思うぜ?」

「…はい。」
「すこし、その職人…っていうのを待ってみようと思います」

どのみち、僕たちには待つことしか出来ないのだ。ならばせめて希望だけはもっていよう。
いつか職人と呼ばれる人たちが現れることを信じて。この世界がよみがえるのを夢見て。

507名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 14:16:03 ID:ItOm58wQ
毎日欠かさず見に来てるヤツが少なくとも一人はここにいます。
進行中の話しが完結するまで待ち続けるつもりです。

職人さん、目についたら雑談だけでも構わないので来てください。

508名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 14:21:03 ID:BEzqNS0Q
あがってなかった…
_| ̄|○

509名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 22:43:05 ID:olwDyvbo
そろそろ新生活になれて落ち着いた職人さんが戻ってくるさ!!

510名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 23:38:14 ID:N8RErG4E
つうか今この板に何人くらいいんの?

511名無しさん@2周年半:2007/06/02(土) 00:19:06 ID:yVsEOBBk
書き込みを見てると現在で6、7人ってところかな
俺も信じて待つことにするよ。いつまでもな

512名無しさん@2周年半:2007/06/02(土) 01:16:03 ID:6UeVwfPY
ここ50レスの間に俺が7回も書き込んでるぜ?

前に64氏が書いた時、一気に20レスぐらい付いたからな。
ROMは多いんじゃね?今はわからんが

513名無しさん:2007/06/04(月) 09:14:55 ID:M99wpjbQ
力不足で途中で書くの中断した者だが、
あんまよろしくないEDになるんだけど、最後まで書いてみるよ。
近日書き込みするわ。

514名無しさん@2周年半:2007/06/04(月) 12:05:53 ID:EMpu8Ph6
>>513
職人さんキタ!?期待してます!
>>506
良い流れ作りGJ!

515名無しさん@2周年半:2007/06/04(月) 16:12:35 ID:glxjkr22
>>513
気負わずに書いてください。
この流れの中で書いてくれるなんて凄くGJです。

516名無しさん@2周年半:2007/06/05(火) 22:34:52 ID:PY//0B5M
>>513
俺も期待してるぜ!

517476:2007/06/07(木) 00:18:12 ID:sU0vGnCI
前回は>>484

二兎を追うものは一兎も得ずとはよくいったものである。
サブキャラばっかつかってるとメインの腕が錆びてくるというものだ。

まぁわたしもそーだった。

わたしは二兎どころか三兎ほど追っていたようだ。
・・・スラッシュまでは。

今回は本腰入れて本キャラ−ブリジット−に力を入れよう。

それでも身体は正直で、怠惰に睡眠を貪っただけなのだが・・・。
そんなことを考えていた。



―――テスト当日―――

「ルールを説明する。」

肉田の言ったことを要約すると
クジで不規則に選ばれた2名でペアを組み、
トーナメント形式1ラウンド先取の勝ち抜きでの対戦をするということだ。


わたし以外の面々は入試の時にでもクラスのメンバーの強さは大体把握
・・・までもいかないにせよ、強いであろう人は知ってるだろう。

わたしも樹理にでも聞けばよかったんだろうけど、
知ったとこでどーしよーもないからいいか・・・。

「ブリ子ぉ。誰とペアになったー?」
「ん?あー、えーっと・・・。」

「おはようございます。えーっとブリ子さん?でいいのかな?」

今日組む相手のほうから声がかけられた。
ってかやっぱりブリ子なのか。

「みなさん、そう呼んでいらっしゃるようなので、僕も真似させてもらいました。」
この当たり障りのない丁寧な口調の男が今回のペアの
「長三 友(ナガミ ユウ)です。改めてよろしく。」
「こちらこそ。足手まといだがよろしく。」
「へぇ〜長三君なんだ〜いいな〜ってかブリ子〜、愛想ない〜。」
「いや、一応『よろしく』と言われて『こちらこそ』と答えたんだが・・・。」
「ははは。では後ほど。」

さわやかな笑顔で長三は去っていった。

「・・・って、樹理の相方はどいつだ?」
「音梨 行実(オトナシ イクミ)って子。ブリ子の二つ後ろの席だよー。」
「二つ後ろって・・・まだ来てないな。」
「そーなんだよねー・・・。」

「おーし!そろそろ始めるぞー! おまえら!!席につけー!!」

肉田の号令がかかった。

と同時に

―――ガラッ


教室の後ろトビラが開いた。

518476:2007/06/07(木) 00:18:35 ID:sU0vGnCI

「音梨!遅いぞ!!」
「あ・・・すみません・・・///」

あれが樹理のペアか・・・。


再び肉田
「全員いるな?よし!それではこれよりテストを開始する!」
「なるべくペアで固まっていてくれ!では第一試合は〜・・・。」




「いきなりだーw」
「そりゃ出席番号1番だしな・・・。」
「いってくるー!」
「はいはーいがんばっといでー。」

いきなり樹理&音梨のペアの試合かー・・・。
「この分だと、次は僕たちの番ですかね?」
「うわっ!・・・いつの間に・・・。」
「ペア同士は近くにいろと担任もおっしゃってたじゃないですか。」
ほんtttttっとにさわやかな野郎だな・・・。
「ほら、はじまりますよ?」
対戦チームはポチョとスレイヤーか・・・。


両チームの先方がそれぞれイスに座った。

「先方は音梨さんのようですね?」
「イノ・・・か。(名前から予想は出来たが・・・。)」


「先方戦はイノvsポチョムキンだな。それでは始め!」




続く。

519名無しさん@2周年半:2007/06/07(木) 16:53:35 ID:ojBjSdk.
   ∩
  ( ⌒)   ∩_
  / ノ   i、E)
  / /    / /"
 / /_、_  /ノ
`/ /,_ノ`)//
(    /
ヽ   |good job!!

支援age。

520名無しさん@2周年半:2007/06/07(木) 16:54:08 ID:WH.//gOA
ズレた。orz

521名無しさん@2周年半:2007/06/08(金) 00:40:04 ID:iBq841Mc
gj!

522名無しさん@2周年半:2007/06/08(金) 01:31:54 ID:P.emPVls
ほんとに久々のGJ!
続き期待してるよー

523名無しさん@2周年半:2007/06/09(土) 16:18:03 ID:Ilw/v1Uo
暇だから>>476氏のこれまでのあらすじとか書いてみた。

春の陽気も麗らかな四月、都会の喧騒からは離れていなく、かと言って都市の中心に迷惑に立っている、なんだか曰くのありそうな木が撤去するだかしないとか、そんなことも全く関係なし。
別にわたしを中心に世界は回ってはいなく、主人公というのはもっと素敵で、何かしらの才能イコールギフトでも持っていることか、何かしらの特別な要素が必要なので、
わたしにはこれまた関係ないように思いながら、ギル校の入学式のミギーの話をわたしの脳はどれだけ覚えているのだろうか。
いや。そんなのは聞くに及ばずである。


要するに現在の状況が全く掴めないでいる。という人のためのあらすじ



とある事情にて1年遅れてギル高に入学した鰤使いの主人公(名無し)。
そんな彼女を待ち受けていたのは「ブリ子」という嫌なあだ名と、未プレイの暴走調整・アクセントコアであった。
初日から肉の塊にレイプされ、友達になった少女には連れまわされ大変な毎日を過ごしている。
そんなこんなで息をつく暇もない主人公、しかし入学3日目にして担任である肉田(旧雁田)が空気を読まない驚きの一言を言い放つ。

「明日からテストな」

さあAC初心者の主人公(名無し)はまたもやレイプされてしまうのか?
でも主人公は別に負けてもいいやとか思ってるから別にいいんだろう。
っていう物語。

524名無しさん@2周年半:2007/06/09(土) 16:18:58 ID:Ilw/v1Uo
同じく>>476氏のキャラ紹介

主人公。名前はまだ無い。
他より一歳年上のギル高新入生で、基本的に自堕落な性格の女性。
あだ名はクラスで唯一の鰤使いなためブリ子。
住宅街にある普通の一軒屋に一人で住んでいる。
担任である雁田をポチョ使いであるということを理由に肉田と名づけてしまう超理論の持ち主。

冬の入試に受かってすぐのころ事故に会い、約10ヶ月ほど意識不明に。
その後は病院でリハビリ三昧の生活を送っていた。
そして彼女が入試合格してから1年後、ようやく元の生活に帰ってこれてギル高に入学したのはいいのだが
そのころにはもう彼女の知っているスラッシュではなく、アクセントコアというバージョンアップを果たしていたからさあ大変。


相生珠理(あいお じゅり)
まだ何使いかは明かされていない、主人公の前の席に座っている元気な少女。
ギル高新入生で歳は他と同じで恐らく16歳。
寮に住んでいる。
入学式当日でクラスでの最初の自己紹介で盛大にかんでしまうという失敗を犯してしまった。
物語中では主に引っ張り役。


長三 友(ながみ ゆう)
まだ何使いかは明かされていない、妙にさわやかな男。
なんかムカつく。


音梨 行実(おとなし いくみ)
イノ使いの少女。
最初のセリフが「あ・・・すみません・・・///」だったから恥ずかしがり屋なのかと推測できるが、
イノ使い(ここのSSでは大抵使用キャラの性格がキャラに反映される)な上にテストの日に遅刻してくるという強者のため、
あながちそうとも言い切れない。個人的にはAB型の微二重人格者説を推しておく。

525名無しさん@2周年半:2007/06/09(土) 16:20:42 ID:Ilw/v1Uo
>>476氏、勝手にこんなんしちゃってごめんなさい

526476:2007/06/09(土) 22:22:38 ID:G/xCxMfA
『ヘヴンオアへール! レッツロック!!』

1P側が音梨イノ、2P側がポチョムキンだ。
全く、このクラスには何人に肉使いがいるんだ・・・。

『綺麗な血を見せてね』
イノの開幕行動はホバーからの着地投げ。
ポチョムキンは開幕様子見だったようだ。

続いて起き攻めホバーホバーJK、直後の2Kで崩され2S>横ケミカルで〆。
やっぱり攻めてる時のイノって輝いてるよなー。

2度目の起き攻め。ホバーJHS空振り投げでも狙ったのかな?ポチョに通常投げで切り返される。


「よし!第2試合以降も始めるぞー!!B筐体には〜・・・。」

・・・なに!?
「筐体は複数組あるんですから同時進行は当然ですよ?」
むむむ・・・。見ていたかったのに・・・。

「さて、相手はテスタメントとヴェノムのペアですか。」
そーだな。
「どちらが先方で行きますか?個人的にはテスタよりはヴェノムを相手にしたいとこですね。」
そんなこと言わないでどっちも倒してくれ。まぁ先方はわたしが出る。
「そうですか?では任せます。」
期待しないどいてくれ。・・・これは発言じゃなく思ったことだ。



・・・わたしが勝てる可能性は如何程だろうか?



筐体に向かいイスに座る。
「相手はテスタですね。若干不利な組み合わせでしょうか?」
シャプリロなら有利かな?スラッシュは不利だろー?AC?シランガナ。
とりあえず気が散る・・・。

開幕は・・・。
『ヘヴンオアへール! レッツロック!!』

開幕前J。相手は6K。
――――ガキン

開幕どいえど前JすればFD一回分のテンションは溜まるものである。
相手はヒット確認すぜランズにつなぐ。

ランズ1段目を地上直ガ。2段目を空振って着地したテスタ。
『はっいきますよー。』
2P>足払いでまずダウンを奪う。

すかさず4設置から起き攻め。

「・・・ぬ。」

残念ながらジャンプで逃げられてしまった。

――――ピシュ!ピシュ!
テスタは網を設置しながらバックダッシュ。

(逃がすか。)

――――カシャン、カシャン
JPで網を破りならジャンプで接近。

『はぁー、無益な。』
(安易だったか・・・。)
6K対空から6HSに繋がれる。

テスタはすぐさまダッシュ6Kで受身を狩りにきた。
そのままランズにつなぐが・・・。
(ヒットしてないのに・・・。この人ヒット確認苦手なのかな?)
「チャンスですよ。」
うるさい・・・。いわれんでも解ってる!!!

『・・・これむzそれ〜・・・いきますよ〜・・・戻します!いきますよ〜・・・』
遠S>6S>跳ねダッシュ>J【P>K>S>2S】>近S>引き戻し>2K>近S>KSMH>停止〆

我ながら惚れ惚れするコンボを決めた。
昨日跳ねダッシュと星船青だけ練習した甲斐があったってもんだ。

527476:2007/06/09(土) 22:23:46 ID:G/xCxMfA
ここで体力大幅リード+画面端ダウン!

(このまま殺しきる!)

ジャンプ3設置ローリングから起き攻め

『はっ、そ〜れ〜』

JKをガードさせ着地ローリングJPで崩す!
理論値では最速を誇るローリング中段。そうやすやすとガードされてたまるもんか。

JP>J2S>近S>ローリングJP>J2S>ちょいダッシュ近S・・・
(あ・・・。)

欲張りすぎた!2度目の近Sがガードされた。
仕方ないのでそのままジャンプし・・・そのまま着地した。

『無益・・・エグゼビースト!』
2HS>足払いをガード、後ろエグゼをローリングで抜けようとしたところ、普通にエグゼを喰らってしまった。

2P>近S>J【P>K>D】>ランズ・・・
ランズが空振った。
受身を取って距離を取る。

ここで要塞を築かれたらこの体力さでも危ない。
多少強引だがゲットと一緒に攻め込む!
そう意気込んで空中6設置>ゲットをしたところに・・・。

『無益な・・・』
――――6HSCH!!!!

(げ・・・。)
「これは・・・。」
後ろ・・・うるさい・・・。


前エグゼダウン引き剥がし>ランズ×6>ランズ1段目RC>JP×n


『うわぁぁぁぁ〜』
『スラッシュ!!!』






「惜しかったですね。」
「うるせ。最後のコンボ減りすぎってかループしすぎだっつの・・・。」
「まぁまぁ、後は僕に任せておいてください。」
「・・・っ。」

悔しい。結局勝てなかった。
・・・・・・。
まぁ・・・今はとりあえず、こいつのがんばりでも見といてやるか・・・。


「見ててくださいね。」
「・・・。ちょっとトイレ・・・。」
「ははは。いってらっしゃい。」

なんとなく腹が立った。


続く。

528476:2007/06/09(土) 22:28:05 ID:G/xCxMfA
前回は>>517って書き忘れた・・・。

>>523
いえいえ!すごいうれしかったです!ありがとうございます!

それと読んでくれたりGJくれた皆様、こんなSSですが読んでくれてありがとうございます。
>>513で書いた通り、最後まで書く気でいます。
更新不定期ですがよろしくお付き合いください。
ではでは。

529名無しさん@2周年半:2007/06/10(日) 09:17:34 ID:Ar58VWyk
ブリ子ー!バーストバースト!!

とにもかくにもGJ(・ω・)bグッ♪

530名無しさん@2周年半:2007/06/11(月) 02:19:10 ID:aWk1BPuE
この流れで投稿した「476」の命がけの行動!
僕は敬意を評するッ!!

531名無しさん@2周年半:2007/06/13(水) 05:05:43 ID:qfPkB1aw
自分もただの書き手だった頃を思い出した……
>>476氏、GJ!!

532名無しさん@2周年半:2007/06/16(土) 00:50:37 ID:qN5Q3.3Q
職人さんが投下するのを待つことしかできないのが歯がゆいな

533名無しさん@2周年半:2007/06/16(土) 14:28:44 ID:ijda6FSQ

彼女は、昼休みになってようやく登校してきたかと思うと、私の顔を見ながらこう言った。
「君さ、今すんごくつまんなそうな顔してるよ」
大きなお世話だと思ったが、それよりも、至近距離でまじまじと顔を見られるのを気恥ずかしく感じて
「私はいつもこんな顔だよ」
わざとぶっきらぼうに返してそっぽを向いた。
それがおかしかったのか、くすくす笑う彼女の表情は、おそらく私とは対照的であろう、爛漫な笑顔だった。
釣られて私も笑いそうになったが、私の美意識がそれを許さなかった。
そのまま私が何も言葉を発しないでいると、
「ねぇ、今日の帰り、遊びに行こうよ」
そういって彼女は私の顔を覗き込んだ。


そのころ、私にとって学校は、あまり居心地のいい場所とはいえなかった。
なじめないクラスメイトや、リアリティの無い言葉を漂わせるだけの教師には学校生活初日からうんざりしていたし、
初っ端からそういう目で周りを見てしまった私がそこに溶け込むことは不可能だった。
そんな、生ぬるい孤独を孕んだ学校生活で、唯一私の友人といえたのが、彼女だった。
彼女がいたおかげで、私は毎日せっせと学校に通っていたのだと思う。


そんな私と彼女の共通の趣味が、ギルティギアだった。
普通女子学生が「遊ぶ」といえば、買い物やらカラオケやらを指すのだろうが、
私たちの間で「遊ぶ」といったら、ゲームセンターへ行く、ということと同義だった。

534名無しさん@2周年半:2007/06/17(日) 15:51:07 ID:pcE2Fm6M
これは…GJだろ!

535名無しさん@2周年半:2007/06/17(日) 23:50:42 ID:bnjbXR42
新職人さんktkr

536476:2007/06/18(月) 02:02:46 ID:APH0zTXE
三本の矢という訓えがある。
これは1本だとすぐ折れる。2本にしてもそれでも折れる。
しかし3本の矢はなかなか折ることが出来ないという言葉で
元就はこうして三人が協力すれば弱い者でも強い敵に対抗できると意味言ったとされている。


・・・なら2on2よりも3on3のがいいよなー。とか思いながら教室に戻ってきた。
時間にして1分少々。実際トイレに行きたかったわけじゃないのだから仕方がない。

筐体に座っている長三に声をかける。
「長三・・・勝ったか?」
「はい。大将先方戦は勝ちました。」
こいつやっぱり強いのか・・・。いや、わたしが弱いだけか・・・。
さっきの試合だってところどころ安易な行動があり。そこから結構酷い目にあっている・・・。
「これから大将戦です。」
「ふーん・・・。」
相手は・・・ヴェノムか・・・。
「長三、お前そういえば何使いなんだ?」
「え?ミリアですよ?あれ、知らなかったのですか?」
クラスの全員の使用キャラなど把握してるわけもないだろ。

・・・ん?

長三 友

長三


「髪・・・か・・・。」
「どうかしました?」
シネバイイ


『ヘヴンオアへール! レッツロック!!』

『甘い!』
長三の開幕行動は前転。対するヴェノムの開幕行動はバックステップ。

――――シャキィィン

間髪入れずにBJからHSサイレントフォース

序盤から猛然と攻める長三。そりゃそうだ。一度触ってしまえばそこからの崩し起き攻めはミリアの十八番。
相手だってわかっている。

毛針をガードしないように立ち回るしかない。
が、そこはミリアの使い手。攻撃の起点を作ることは数千、数万とこなしている。
S,HSの毛針の使い分けは熟知している。

毛針をガードさせた、続いて空中ダッシュで裏に回ってJDを刺そうとした。
・・・ところに逆にヴェノムの6Pが刺さる。
よく見ている。そう楽に攻めさせる気は毛頭ないようだ。

ヴェノムは続いて6HSに繋ぎ素早く2個のボールを生成。Pで弾いて攻守交替。
玉を盾にしてJDで特攻。

ボールを軸にした攻めもヴェノムのスタイル。ボールをガードさせてその有利Fを利用した崩し・固め。
もしくは飛ばせて落とすスタイル。
どれもボールがあってはじめて成り立つ。



『決めに行くわよ』

ミリアの金バーストによってまた攻守逆転。
序盤から攻守の入れ替えが激しい。牽制の刺しあい。
時折、サイレントや玉がHITしても起き攻めらしい起き攻めに移行できないでいる。

だがスピードはミリアの方が圧倒的に上。
ヴェノム側も生成や瞬間移動などで立ち回るも、ついに地上でサイレントフォースをガードしてしまった。

そこから高速落下裏周り着地2Kで崩される。


・・・ダウン後は酷かった。

ひたすらレイプ。
男女関係では逆レイプか。

もともと切り返しの乏しいヴェノムならなおのこと。
3度起き攻めを防ぎきることが出来ず勝負がついてしまった。

『スラッシュ!!!』

537476:2007/06/18(月) 02:03:12 ID:APH0zTXE


「勝ちましたよ。」
「・・・おつかれ。長三、おまえ強いんだな。」
「お褒めの言葉光栄にございます。」
お辞儀をするな。気色悪い。


なんて会話をしていると樹理のペアがやってきた。
「ブリ子〜!どーだった〜?」
「ん?こいつが一人で勝った。樹理んとこはどーだった?」
「勝ったよ〜!」
「樹理さんが二人とも倒したんですよ?私は最初に負けちゃって・・・。」
「でも惜しかったよ〜?ドット勝負ってやつだね!」
「ということは・・・、次は相生さんのチームと対戦ですね。」
「む?そうなのか?」
「そうだよ〜。」
「そうですね。」

元気なのが樹理。無駄にさわやかなのが長三。丁寧なのが音梨さん。
残りがわたし。

肉田が変則トーナメントにでもしてない限り、第一試合の勝者と第二試合の勝者が2回戦で当たるのは当たり前だ。
「一通り1回戦が終わったな。次は2回戦だ!2回戦第一試合は・・・。」


「もうかよ・・・。」
「そのようですね。」
「あはは〜。お手柔らかに〜。」
「こちらこそ。」

樹理と音梨が筐体の反対側に回った。

「今回はどちらが先方ででますか?」
「今回もわたしでいい。」
「では、今回も任せます。」
「いっとくけど、樹理が先方なら勝率は薄いぞ。何度か対戦してるけど勝率は1割満たないからな。」
「大会補正・・・こういう場合はテスト補正でしょうか?そういうので勝てるかもしれませんよ?」
「望み薄だな。」

といっても音梨にも勝てるかと言われると微妙なんだがな・・・。
あ゙ーいつからこんな卑屈になっちゃったんだろ・・・?


続く。

538476:2007/06/18(月) 02:05:20 ID:APH0zTXE
>>533氏GJです。

>>527のラストのコンボいろいろおかしいですね。
FRCなかったり、いらんRCしてたりorz
精進します。

539名無しさん@2周年半:2007/06/18(月) 23:08:35 ID:mIcbwJ1A
放課後。私たちは学校からほど近いゲームセンターに来ていた。
幸いなことに私たちが通う女子高は、いわゆる「一流進学校」であるということに対する自負からか、「生徒の自主性を重んじる」というスタンスを取っており、制服の着用は義務づけられていなかったので、学校帰りに直接ゲームセンターによることが出来た。
「制服姿の女子高生二人組みが対戦格闘ゲームをプレイする」という情景は、この空間にはなじまない。
そういった意味では、半ば強引に娘をこの高校に進学させた両親に感謝すべきなのかもしれない。

ギルティの筐体の周りは、混雑とはいかないまでも、そこそこ盛りあがっているようだった。
私たちは、「列を作る」というほど明確ではなく、かといって序列が存在しないわけではない、そんなゲームセンター特有の順番待ちの集団に身を投じた。
「今日も、人多いね」
彼女が言う。
新作ということもあってか、筐体の周囲には人がたえない。
前回のバージョンアップでの失敗でプレイヤーは一旦離れていったようだが、熱心な署名運動によって今作の青リロが日の目を見るやいなや、人気は息を吹き返した。
そのためか、別段栄えているとはいえないゲームセンター(すなわち、ここのことだ)でも対戦相手に困るようなことはなかった。

私たちの側のプレイヤーが席を立った。
「お先に」
早速そこに彼女が滑り込む。

540名無しさん@2周年半:2007/06/18(月) 23:40:12 ID:mIcbwJ1A
「彼女」こと緒久間詩帆(おひさま しほ)は、典型的なソル使いである。

ソルには、「ヴォルカニックバイパー」といういわゆる無敵昇竜技があり、この技をいかに使うかがソルの肝である。
というのも、青リロがまだ新作であり、プレイヤーの間で依然立ち回りが固まっていないため、単純に高性能な技でのゴリ押しが強力であるということ、
ロマンキャンセルというシステムにより、リスクを最大限に減らしつつ、Dループ(無印時代のものと区別して、NDループとも呼ばれた)の存在によってリターンを跳ね上がることが可能であるということから、攻めにおいても守りにおいてもソルの要となる重要な要素だからだ。

詩帆は、VVについて、「ゲージがあればノーリスクで打てる、無敵つきの便利な技」といった程度の認識をしていた。
起き上がり時、自分にゲージがあれば割と打つし、エディやポチョの起き攻めにはノーゲージでも頼ることもしばしばだ。また、相手の行動にリスクを負わせるためにあえて露骨に打つこともあるし、自分の攻めを継続したいときに強引に使っていくこともある。

このようにまとめてしまうと、詩帆のソルはVVを多用しているようであり、実際ほかのソル使いと比べても、打つ量が少ないとはいえないのだが、当人は、現状リスクリターンがあっているのだからそれでいいと思っていた。しかしその反面、なにも考えずにただぶっぱなしているだけの巷のソル使いとは一緒にしてほしくないとも思っていた。



そこも含めて、詩帆は典型的なソル使いだった。

541533:2007/06/18(月) 23:44:47 ID:mIcbwJ1A
突然書きはじめてしまってすみません。
これからもこんなかんじでちょこちょこと書いていこうと思うので
もし良かったら読んでやってください。

ところで、こういったものを書くのは初めてなので改行が難しいんですが、
どうすると見やすくなるのでしょうか?
どなたかアドバイスおねがいします。

542名無しさん@2周年半:2007/06/19(火) 02:41:11 ID:v.180nxA
GJ

ってかこのスレ立って1年になるのか・・・。

543名無しさん@2周年半:2007/06/20(水) 01:39:01 ID:z8NTOlTY
両職人さんともGJ!

>>476
リアルでも戦闘中結構変なこととかやってたりするからそこらへんはいいんじゃね?
キャラの成長ってことでだんだん良くしていけばいいと思うよ(適当)

>>533
俺もかじった程度なんでちゃんとした指摘とかはできないんだけど、
改行はまずセリフの前後に。
ただ短いセリフとかだと改行せずにそのまま書くこともありますが、これは返事とかそのへんで使い分ける感じかな?
基本的にはセリフは1つの段落としてとらえた方がいいみたい。

あと、1つ1つの段落が短いとテンポが早くなるので、現在進行形の話などで用います。
バトルシーンだとテンポは大事なので意識すれば上手く表現できるのではないかと。
逆に、1つの段落が長いと見た目重い雰囲気に、時間はゆっくり流れているような感じになります。
>>533氏の話は青リロだから過去の話になるのかな?過去の話なら段落を長くすればゆっくり説明できたりするのでこの使用法は重宝したりします。

これ以外にも見せ場に使ったり、わざと連続して改行することで時間の経過を表したりもするので練習がてらにやってみるのもいいと思いますよ。
最初はだれでも自分の作品に対して「おかしいかな?」と思ってしまいがちですが、氏はこのスレでSSを投下してくれた。その意思が何よりも凄い大切なことなのです。
おかしな点は他の住人も指摘したりすると思うので、これからも頑張って下さい。続き期待しております。

544名無しさん@2周年半:2007/06/20(水) 01:44:13 ID:z8NTOlTY
とか自分で言ってて見直したら改行下手くそな件orz

545名無しさん@2周年半:2007/06/22(金) 22:26:52 ID:DlKrHdo.
>>543さん
すごく参考になりました。
こういったものを書くにあたって、改行がネックだったので
とても助かります。本当にありがとうございます。

546名無しさん@2周年半:2007/06/22(金) 22:29:23 ID:DlKrHdo.
>>540の続き




「私」こと壱本 弧満(いちもと こみち)は、詩帆のソルが好きだった。



彼女の立ち回りは、その素直な性格によるものなのか、攻め、守りがはっきりと分かれていて、どこか清々しい。



つい今しがた繰り広げられていた対戦もまさにそのとおりで
詩帆は、相手の闇慈の起き攻めに対して、リバサを打つ時は思い切って打ち、
そうでない時はFDでガードに徹するといった、一切の迷いのない捌きかたをしていた。
また、攻めにまわっても彼女らしさは如実で、打撃と投げの二択を、ほとんど同じ頻度で繰り出していた。
ぶっきらで崩したら次は下段。打撃でダウンを奪ったら次はぶっきら。
ここまで分かりやすい起き攻めを仕掛けるのも、彼女くらいのものだろう。

私は何だけおかしくなってきて、僅差で負けてしょんぼりしている詩帆に話しかけた。

「いまのは惜しかったね」
「うーん、最後リバサ読んでくると思ったんだけどなぁ」
「疾からダッシュ投げされたんだっけ?」
「うん。あーあ、ヴォルカ打っときゃよかったよ」


 私の脳裏には、直ガ>ジャンプという選択肢もちらついていたのだが、
詩帆には「ヴォルカを打つ」か「しっかりガードする」という選択肢しか浮かばないのだろう。
彼女にかかると、読みあいでもなんでも、単純に見えるから不思議だ。
私は、そういったクリアな視点を持てる彼女に、少しあこがれている。
以前、彼女にそう言ったところ、

「どうしたの? 君、悩みでもあるの? 相談に乗るよ」
 
 と、心配された。





本当に、素直な友人を持ったものだ。

547名無しさん@2周年半:2007/06/22(金) 22:31:45 ID:DlKrHdo.
「ところでさ、弧満」

時間を忘れて対戦した帰り道、他愛のない会話の中で、突然詩帆がなにかを思い出したように言う。
しかしそのしぐさはどこか白々しくて、どうやら何か私に言いたいことがあるらしかった。

「なぁに?」

気づかない振りをして聞き返す。

「君は、進路とか決まっちゃったりしてるのかなー? ……なんて」
「今は……特には決まってないけど」
「ふーん、そうなんだ」

私は、黙って詩帆の次の言葉を待つ。
長い付き合いだ。詩帆は、私が詩帆の演技に気づいていることに気づいている。
それでも気のない素振りをやめようとしないのは、何か言いにくい事でもあるのだろうか。

「わたしね、考えたんだけど……」

歯切れが悪い。こういうのは詩帆らしくない。調子が狂う。
仕方ないので相槌を打ってみる

「ん、何を?」
「……ギル高のこと、なんだけど」
「……」


ギル高。正式名称『Sammy社立ギルティ専門高等学校』。
過去、私たちが入学を願い、そして断念した高校である。

548名無しさん@2周年半:2007/06/23(土) 04:51:46 ID:MT71FHgk
この流れ……GJ過ぎるぜ!!w

549名無しさん@2周年半:2007/06/23(土) 22:30:12 ID:YINLvGqU
>>533氏GJ!
前よりかなり読みやすくなっててビックリ。
あの下手な説明でわかってくれて嬉しいw

550名無しさん@2周年半:2007/06/25(月) 14:12:47 ID:egnHcX8M
ぐっじょぶ

551名無しさん@2周年半:2007/06/28(木) 22:31:51 ID:xSjkXYik
まさかの更新停止

552名無しさん@2周年半:2007/06/29(金) 00:28:00 ID:AU8IdVPU
職人来るまで暇だから雑談しようか。
ということでネタ振り。
俺は医者使ってるから、医者使い出して欲しいんだけど、みんなは出てきて欲しいキャラとかいる?

553476:2007/06/29(金) 10:12:55 ID:5ywPryeI
先週と今週とでありえん時間のなさでしたorz
来週中に上げれるようにがんばります

554名無しさん@2周年半:2007/06/29(金) 20:16:35 ID:RBqOJEWI
>>552
俺も医者使いだけど医者はいらないなぁ。立ち回りで終わってしまいそうで
近距離の読み合いが激しいキャラならバトルシーンが盛り上がりそうだから見てみたい
アンジとかアンジとかアンジとか

555名無しさん@2周年半:2007/06/29(金) 20:18:37 ID:RBqOJEWI
連カキスマソ、途中送信してしまった。

>>476
無理せず頑張って下さい
でも来週は期待しときますねw

556533:2007/06/30(土) 23:15:44 ID:Zh3M7elo
最近出かける用事が多くて書き込めませんでした。すみません。
今続き書いてるところですが、なんだか上手くかけなくて時間かかってます。
一応推敲あわせて月曜日くらいまでには出来るかなーと思っているので、
もう少し待ってやってください。

557名無しさん@2周年半:2007/07/02(月) 01:52:49 ID:GVXf/C7.
月曜日wktk

558533:2007/07/02(月) 23:02:08 ID:C/5EMPG.
 私と詩帆がギル高を意識し始めたのは、中学三年生の冬だった。
いつものようにゲームセンターで対戦に興じていた私たちは、ギル高の教師を名乗る男にギル高への進学を勧められた。
最初は、自分たちの腕の未熟さもあってしり込みしていた私たちだったが、男がいう、

「現在の技量よりも素質、情熱を重視している」
「そもそも中学生の段階でそこまで腕の立つものなどいない」
「ギルティが好きであることが一番の入学資格」

 といった話を聞くうちに、ギル高を目指すことを真剣に検討するようになった。。
特に私などは、二人でギル高に通えば自動的に詩帆と同じ高校に通えるということで、ギル高への進学を強く希望していた。

当時、私も詩帆も全国トップクラスの学力を有してはいたが、そのためなんとなくランクの高い高校を受験することになってしまい、その結果によっては同じ学校に通えないということもありえたからだ。
また、私は中学生にしてずいぶんとひねくれていた(少なくとも周囲からはそう見られていた)ためか、同級生には距離を置かれていたし、詩帆も私以外にはあまり仲のいい友達はいないようだったので、ギルティが好きな者同士で切磋琢磨する学校というのものに非常に魅力的を感じていた。

 しかし私たちがギル高に進学するのには、現実的な問題があった。
まず、校舎が非常に遠いこと。私たちの住む町からだと、ギル高は毎日通える距離になかった。
そのため、ギル高に通うには寮に入らざるをえず、集団生活に自信のない私たちにとってそのことが大きな関門となりえるだろうことは想像に難くなく、金銭的な問題からも厳しいといえた。
そして、一番やっかいなのが両親だった。
私たちの両親は、娘にとって優秀な高校へ進学し、難関国立大学を出ることが唯一の幸福だと信じている
「良識のある親」であり、優秀な娘のよき「父」であり「母」であることに自分達の価値を見出しているようだった。
当然私たちの「ギル高ヘ行きたい」などという願いが聞き入れられるはずもなく、ギル高入学計画は頓挫し、その後の高校受験で二人とも同じ高校に受かったこともあり、ギル高のことはそのまま宙ぶらりんになってしまっていたのだった。

559533:2007/07/02(月) 23:04:08 ID:C/5EMPG.
「ギル高が…なに?」

思わず聞き返す。

「君はもう、あきらめたのかな?」
「あきらめた、って?」

いまいち詩帆が言っていることが理解できない。
私たちがギル高への進学を断念したのはもうだいぶ前のことではなかったのか。

「君、ギル高のこと結構引きずってるでしょ」
「……そうかもしれない」

というかその通りだ。私はギル高に行けなかったことを後悔している。
入学試験すら受けられなかった。なんだか戦う前に負けたような感じがして、すごくいやな感じだった。

「わたしもね、そうなの。なんか不完全燃焼で気持ち悪いよね」
「……うん」
「それでね、もう一度挑戦してみない?」
「ギル高に?」
「そう。やっぱり中途半端じゃ気持ち悪いし、やれるだけやってみようよ」


その考え自体には賛成だ。
このまま漠然とつまらない毎日を送るなんてうんざりだし、ギル高へ行きたいという気持ちは萎えたわけじゃない。それに、今の高校生活がつまらなく、色あせて見えるのも、ギル高への憧れを断ち切れていないからではないのか。そうだとしたら、自分の中で決着をつけるためにも、このままでいいはずがない。
しかし、詩帆はいったいどうやって「挑戦」するというのだろうか。
私たちに出来ることがまだ残されているというのだろうか。

「それならもう考えてあるんだけど、聞いてくれる?」

言いながら詩帆は一枚の紙取り出した。

560533:2007/07/02(月) 23:06:09 ID:C/5EMPG.
うわーまた改行が下手っぴだ。
字数数えたんだけどな…。
今度はもっと読みやすくなるように精進しますorz

561名無しさん@2周年半:2007/07/03(火) 23:49:02 ID:BO1yXTgk
いいよーGJだよー

562名無しさん@2周年半:2007/07/13(金) 04:24:05 ID:4twOZrZs
ぐっじょーぶ

563名無しさん@2周年半:2007/07/17(火) 14:36:59 ID:U1XPUvYA
#include"eglib2.c"
#define OBJ_MAX 10
#define EG_GLAY eg_rgb(128,128,128)

/*ベクターマップの呼び出し*/
struct_obj_st(){
int x[30],y[30];
int vertex;
}
obj[OBJ_MAX];


void open_vector_file(void){
FILE *fp;
int i,j;
fp = fopen("vec_env.dat","r"); fscanf(fp,"%d",&obj_num);
for(i=0;j<obj_num;i++){
fscanf(fp,"%d",&obi[i].vertex);
for(j=0;j<obi[i].vertex;j++);{
fscanf(fp,"%d%d,&obi[i].x[j],&obi.y[j]);
}
}
fclose(fp);
}

/*ベクターマップの描写*/
void eg_init(void){
open_vector_file();
eg_open_window(680,480);
}

void eg_main(void){
int i<j;
for(i=0;j<obj_num;j++){
eg_rectf(obj[i].vertex,obj[i].x,obj[i].y,EG_GLAY);
}
}

/*障害物までの最短距離と最近接点を算出*/
double distance_to_object(int idx,double rx,double ry,double *otx,double *pty){
double tmp_len,temp_x,temp_y,len,x,y;
int i;

len = 999.0;
for(i=1;i<obj[idx].vertex;i++){
temp_len = distance_to_segment(obj[idx].x[i-1],obj[idx].y[i-1],obj[idx].x[i],obj[idx].y[i],rx,ry,&tmp_x,&tmp_y);
if(len>tmp_len){
x = temp_x;
y = temp_y;
len = temp_len;
}
}
*ptx = X;
*pty = Y;
return len;
}

564名無しさん@2周年半:2007/07/17(火) 14:37:58 ID:U1XPUvYA

/*障害物の各辺までの最短距離と最近接点を算出*/
double distance_to_segment(
double sx,double sy, 辺の始点
double ex,double ey, 辺の終点
double orgx,double orgy, ロボットの位置
*ptx ,*pty 最近接点の位置
){
ここが課題!!!
}

/*障害物からの斥力の合成*/
vx = 0.0;
vy = 0.0;

for(j=0;j<obj_num;j++){
dist = distance_to_object(j,sx,sy,&px,&py);
cale_unit_vector((px-sx,py-sy, &nx, &ny);
vx -= nx / dist *gain;
vy -= ny / dist *gain;
}

/*ゴールからの引力計算*/
dist = calc_segment_length(sx,sy,gx,gy);
vx = (gx-sx) / dist; //unit vecter
vy = (gy-sy) / dist; //unit vecter

/*引力・斥力の合成演算*/
//障害物からの斥力の合成

vx = 0.0; vy = 0.0;
for(j=0;j<obj_num;j++){
dist = distance_to_objent(j,sx,sy,&px,&oy);
calc_normal_vector(px-sx,py-ps,&nx,&ny);
vx -= nx / dist * gain;
ns -= ny / dist * gain;
}

//ゴールからの引力の合成
dist = calc_segment_length(sx,sy,&gx,&gy);
vx += (gx-sx) / dist; //unit vector
vy += (gy-sy) / dist; //unit vector

/*移動量の計算 = 経路の導出*/
for(;;){
eg_circlef((int)sx,(int)sy,3,EG_RED);
vx = 0.0;
vy = 0.0;
for(j=0;l<obj_num;j++){
dist = distance_to_object(j,sx,sy,&px,&py);
calc_normal_vector(px-sx,py-px,&nx,&ny);
vx -= nx / dist * gain;
vy -= ny / dist * gain;
}
dist = distance_to_length(sx,sy,gx,gy);
if(dist<1.0) break; //Goal check
vx += (gx-sx) - dist; //unit vector
vy += (gy-sy) - dist; //unit vector
sx += vx;
sy += vy;
}


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