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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

1スレ建て記者θ四国スレ:2006/06/19(月) 10:09:55 ID:CJmM/KN6
「ォゥァー!」
「イタダキー!」
 さわやかな朝の挨拶が、澄み切った青空にこだまする。
 右渡様のお庭に集うギルオタたちが、今日も機械のような正確な動きで、
教室の筐体にコマンドを入力していく。
 1ドットでも諦めを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
 キャラ別コンボの精度を乱さないように、リバサヴォルカはスカらせないように、
ゆっくりとコマンド入力するのがここでのたしなみ。
 もちろん、タイムアップギリギリでドラゴンインストールするなどといった、
はしたない生徒など存在していようはずもない。
 社立ギルオタ学園。
 平成四年創立のこの学園は、もとは初代GGプレイヤーのためにつくられたという、
伝統あるギルティ系オタク学校である。

・ここはssを楽しむスレです。マターリ進行で職人にねぎらいのGJを忘れずに。

前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1131226354/

1スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1101664264.html

2スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1112603465/l100

3スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1119648953/


まとめサイト
http://kage.zombie.jp/ggxx_shool/index.htm

163名無しさん@2周年半:2006/08/12(土) 22:28:49 ID:59p4Tr/A
貞子?変なキャラ?溜め系!?
ヴェノムのことかーーー!!

164154:2006/08/13(日) 01:02:11 ID:iI5O/nJg

さて、まずは技の確認からだな。
お互い考える事は一緒らしく後ろジャンプで後退。へぇ、このゲーム二段ジャンプできるのか。
P まぁ一番弱い技か。
K 何かパッとしねぇな
S お、結構長い
HS 隙が大きいし威力ある技かな?
スティンガー 飛び道具、ビリヤードの玉とか、、、
カーカス 斜めに反射か、ジャンプしちゃって出しにくいな、、

まぁ確認はこのくらいで、、、と
とりあえず突っ込んでみるか
俺は一気にダッシュで近づk、、

ペチ

(!!っ、何だあのリーチ、物理的に考えてあんなの真っ直ぐ放れるワケねえだろ!)
そこから咲夜も味を占めたか、その技ばっかり振ってくる。クソ、このゲームおかしい、、
あと何か技は、、、
『ダブルヘッドモービットォ!』
ガガガッ!!
うは、この技ツエェwコレがこのキャラの主力技か。
よし、もう一回。
『ダブルへッ』
『冷や汗でてるぜ?オイ』
カウンターまで持ってんのかよ!?あー咲夜運いいなぁ。勝てる気しねぇ、、、



そのまま咲夜に封殺されて俺の負け、、、
「やってらんねぇ、、、」
「まぁ、まぐれだよまぐれwそんな怒らないでw」
怒りたくもなる、何かしようとするとペチペチペチペチ
隙あらばとダブルヘッドすると冷や汗出されちゃうし
「はぁ〜、もうやめた」
「そんな事言うなよ〜。ほら、池田屋でなんか奢るからさ」
池田屋とはこの町にある食堂である。
扱うジャンルは幅広く、和食からイタリアンまで、なんでもござれ。
そんじょそこらのファミレスなんか目じゃない、人気の店だ。
「く、しょうがない、、、付き合ってやるよ、、、」
「お前あそこの話が出るとホント弱いよなw」
俺は池田屋の大ファンである。池田屋か、全人類の命かと問われたら池田屋と言うだろう。
『ユウハンハベジタボー』
「あらら?」
「ん、どうした?」
CPUとの対戦が強制的に中断、画面が切り替わる。
「話してる間に乱入されたな」
「どうしよ、勝てないよ〜」
「そのキャラメッチャ強いから大丈夫だろ」
「うーん、、、」
と、相手がキャラを決めた。初期カーソルのキャラ、何かガラ悪そうな兄ちゃん。

HEAVEN OR HELL

DUEL 1

LET'S ROCK!

『ネッテロォォォ!!』
開幕にP出したらなんか炎の昇竜拳で燃やされてる。
『ガンフレイム!!』
咲夜は防御に徹する、が
『は!』
掴まれて地面に叩きつけられる。
『てぇや!ふっ!いただきぃ!ふっ!いただきぃ!ネッテロォォォ!!』(2HS>JS>JD>JS>JD>Sヴォルカ)
なんか、、、メッチャ喰らってるんですけど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結果は言わずもがな、運よく一発だけ返し技が決められただけ、後は殆どパーフェクト
「くはー、実力の違いを見せ付けられたねー」
コイツは負けてもスッキリしている。つか見てた俺のほうがムカついてた。
俺は真っ先に向こうの台に居る奴に方に向かって歩き出した。
完全に初心者狩りだろこれ!くっそ、どんな奴だ、、、
「おい、おま、、、」
「ゴメンねー、初心者だとは思わなくてさ〜」
そこに居たのは、ヤンキーでもなければヒョロでもデブでもない

綺麗な女の人が居た

165名無しさん@2周年半:2006/08/14(月) 16:03:23 ID:ELkXCs.M
>>164
GJGJ!!

166名無しさん@2周年半:2006/08/15(火) 11:16:12 ID:e2NmK9vc
154氏GJです!
同じ惨劇が起きないようにtxtに書いてからコピーしてみては?

167143:2006/08/15(火) 14:55:26 ID:zYO228mM
「対抗戦か…」
駅前のゲーセンでテスタメントで日課のCPU戦をこなしつつ今日の昼の出来事を思い出した。 日野アリス、初日以来一部で「姫」と呼ばれ対抗戦の優勝にもっとも近いソル使い。
夕飯はベジタボー
赤く染まる画面にいつもの聞き取り辛い英語。
ああやっぱりギルティはこうでないと。相手のキャラはソルのようだ。

デュエルワン!レッツロック!

168名無しさん@2周年半:2006/08/16(水) 19:41:11 ID:XJwPz1O2
>>143
GJ!670氏のように長くはないが早い更新で嬉しいですよ

169670:2006/08/17(木) 03:10:06 ID:pq7jKtxc
PCが起動しない…(マテ
幾ら馬鹿な俺でも無意識の内にOSぶっこ抜いたりするはずないしなぁ…



「ね、強いんだねっ」
あれから乱入されることもなく、CPU戦を終えて軽く背筋を延ばした菜津奈。
(…さっきのカイの人?)
話しかけて来たのは……何かこう、元気そうな女の子。
「どこのクラスの子なのっ?」
「…うー、まだそういった書類を受け取ってないんです」
「え……編入生さん?」
「まぁ、一応…はい」
適当に曖昧な受け答えをする。何というか、えーと、関わるとアレな気がする。
「…ごめんね?
本当はカイなんか使いたくないんだけど、っていうか私って元々メイ使いなんだけど、っていうかその前に自己紹介だよねっ♪」
──関わっていいの?
(……もう巻き込まれてるみたいです)


夏川 深空。
それが少女の名前。
「へぇぇ、菜津奈ちゃんって言うんだねーっ」
手を握られ、ぶんぶん振り回される。とりあえず肩が外れることも肘を痛めることもなく、『握手』の範囲だった。
(…自己紹介はクリア)
──後はカイとかメイとか云々か…。
長話にならなければ良いけど。


「で、クラス内でキャラランダム・チームランダムのトーナメントやったんだよ」
はい、長話になりそうな予感。
(眠くなってきた…)
──我慢。
「……そしたら、『カイの方が強い』って言われちゃって。
本当は使いたくないんだけど『メイ使ってても、あの人には追いつけない』って言われて…。
もうね、もうね、すごいショックで……っ」
突然、泣き出す。
今までの話を聞く限り、深空という人物は『他人からの評価を過剰に気にしてしまう』らしい。
「でもね、分かってるんだ…。
わざわざ2年生の教室まで行ってあの人のプレイを見た時、本当に私なんかとはレベルが違ったの。
あ、その人ね、2年生で最強レベルのメイ使いなんだよ。メイのコスプレしたりするぐらい、メイが好きな人なのっ♪
彼女持ちじゃなかったら速攻で告っちゃうのになぁ…」
テンションの上下が早い。いや、それよりも。
(……家でヘラヘラしながら3人の女の子に囲まれてる『ただのスケベ』が学年最強メイ使いだなんて…)
──まぁ、あの対空投げは反則級の強さだし…。
(お兄ちゃんの使うメイだけヴォルカ持ってますよね)
──その例えは言い過ぎ……だけど、あながち間違ってもいないような気がする…。

170795:2006/08/17(木) 14:11:13 ID:LmihDJXY
前回は前スレ>>890でス。
やたらテンション高い独り言少女、断定歩の話です。
前回が半端なとこでちょん斬れたので、前回分もまとめて貼り付けー。




タッタッタッタッタッタたんったんったんぱた、ぱた、ぱた・・・・・・

歩「・・・ふぅ。」
ジャスト7:00、校門到着。
・・・うーむ、キャミにパーカーはちょっと暑かったか。汗が。

歩「や〜、二日目からこの時間に来る奴も居な〜いよねぇ、やっぱ・・・なははは・・・・・・」
とは言っても、これが自分の生活時間なのだから仕方ない。今は家も近いしね。
もちろん、こんな早くくるからには今日のわ○こは録画予約してある。

?「おはよーございますー。」
歩「Σおっとぉ!?(ずざーっ」
思わず振り向きつつ後ずさりながら正拳突きの構えをとってしまう。

歩「あ、なんだ。泡沫水さんじゃん」
水「はい。泡沫水、水兎々(みなわみ みとと)です。おはようございます断帝さん」
歩「あ、はい、おはようございまーす」
にこっ、と当たり障りの無い笑みを浮かべる水兎々。
だがよく見ると冷や汗がたらり、どうしたんだ?

水「あの、私にぱいるばんかーしないで下さいね・・・?」
Σあたしのせいか!?
さっさとに構えを解いて、歓迎の印に両手を柔らかく広げながら近付いた。
あわよくば抱きついたれ。

歩「いやーあははははえへへへへ・・・(苦笑」
すたすたすた。
じりじりじり。

・・・。

すたすたすたすた。
じりじりじりたたんっ。

歩「・・・なんで逃げるかな?」
というか、バックステップしよったこの娘。
カイと同じようなモーションだったけど・・・自分がやられると、結構へこむねコレ。拒絶されてるっぽくて

水「・・・ぷ、プレッシャーが・・・・・・(汗」
歩「プレッシャーって・・・別に戦ってるわけじゃないのに・・・(汗」
水「と、とにかく行きましょうか!」
歩「Σあっわっ、ちょ、待ってー」
と、そのまま二人で歩き出した。
正面からEカップを楽しもう計画、失敗。
ちぇ。

歩「さてさて。いったいどこへ何しに行くのやら」
水「Σえ、歩さんなにかアテがあるんじゃないんですか?」
歩「いや〜〜〜・・・・・・なんというか、習慣?」
水「えぇぇ、だってまだ二日目ですよ・・・?(くすっ」
歩「なはは・・・やぁ、まぁ、健康優良児とか?//」
うん。笑ってくれた。笑ってくれたのは嬉しい、けど
変な人とか思われてそう・・・く、自分で言ったこととはいえ、恥ずぃ//

水「歩さん、ちょっと変です・・・ふふっ」
言われたしOTL

歩「なーによーーう、も〜〜・・・・・・。」
腕組んでそっぽ向いてやった。ふんだ。

水「くすくすくす・・・・・・♪でも、よかったです」
歩「うい?」
水「歩さんって、普段からあんな風なのかと思ってて・・・」
歩「Σなっ、いっ!いくらなんでもヒドすぎないそれ!?」
危うく往来でうつぶせダウンするとこだった。
水「うふふっ、だって昨日はハイテンションなままでしたし?」
歩「Σあうううう」

そうなのだ。昨日は結局テンション100%のまま、全力で駆け抜けてしまった。
おかげで拉致のような部活や委員会の勧誘は全て切り抜けた。けど、余計な武勇伝を残してしまった・・・OTL

171795:2006/08/17(木) 14:12:04 ID:LmihDJXY
水「なんていうか、歩さん凄く頼もしかったです・・・」
歩「ニヤニヤしながら言われても嬉しくなぁぁぁい!!あぁあああーもーあーうーーあーーーー(ぶんぶん」
水「くすくす・・・♪」


ヴぁーヴぁー呻きながら歩いていると、あっと言う間に玄関についてしまった。
まだなんとなく冷たさの残る空気が迎えてくれる。
活発に動く鳥の鳴き声と、どこからか聞こえるかすかなノイズ・・・あぁ、これはギルティの音かな。
学校っていう場所にいるのにゲームの音が聞こえてくる。
・・・なんだか、悪い事をしている気分になってしまうのは仕方ないよね?


おーっとと、そんなことやってる間に泡沫水さん行ってしまふ。上履き履いて行かねば。
歩「っしょ、っと」
ば こ ぉ ん ! と豪快な音が響く。

水「ひあ!?(びくんっ」

ふっつーに驚いたらしく泡沫水さんが振り向いた。

歩「あはははは!!ごめんごめんっ(汗」
水「・・・い、いえ。こっちこそ睨んでしまってすみませn「うるさいです」ひあああああああ!?」

あわわわわわ!と見るからに狼狽した泡沫水さんがよろけている。
そのすぐ背後から、かなり背の高い子が顔を出している・・・というか、居る。
いや・・・だって前髪で目が隠れてるんだもんさ、っていうか注意されたのあたしじゃん!?

?「上履きを放り投げたら駄目。埃が舞うし、今みたく意外に大きい音が出るのだから」
歩「あ、えっと、はい・・ご、ごめんなさいッス・・・(困」

すたすたすた、柔らかい動きであたしに近付いてk・・・・・・でかいね、これは・・・並みの男子以上・・・

?「えぇ、これから気をつけましょう。・・・それと」

ずいっ、と肩にを手を乗せられて・・・ん?

?「・・・埃、ついてた。ただでさえ、昨日あれほど豪快だったのだから、注意しないとおかしな称号貰う、断帝さん」
歩「Σふぉあっ!?おおおお見知りおきでしたか!?」
?「・・・瞬、間移(またたき、まい)。クラスメイト」
歩「・・・・・・ごめんなさい土下座するので許してくださいOTL」
瞬「・・・断帝さんの、ひとつ後ろの席」
歩「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どっ、土下寝でどうかひとつご勘弁を・・・O__」
瞬「・・・HR後、一番最初に戦った」
歩「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すみません今すぐ江頭倒立しまs(グキッ」
水「Σ歩さぁーーーーーーーーーーーーーーん!?」

172795:2006/08/17(木) 14:13:00 ID:LmihDJXY
―――――――――――――。



歩「ふぬぁーー、がっぺむかつくー、うぉぉあー・・・・・・・Σはっ!?」
水「あぁ!!歩さんっ気がつきました!?」
歩「・・・あれ・・・?・・・あ、うわ、授業初日から保健室かよあたし!?」
水「(がくっ)・・・・・・げ、元気そうで何よりです・・・まったくもう(苦笑」

あはははくすくすくす、と二人ともなんとなく笑ってしまった。

瞬「・・・ごめんなさい。」
水「Σわ、っと、瞬さん・・・」

音も無く例の彼女が現われた。
・・・あぁあああぁぁぁ申し訳なさで胸がいっぱいになってきたぁぁぁ!!!!
どうせならこのままバストも大きくなればいいのにってそういや瞬さん何気に私といい勝負かもーっ!

歩「あーあーいやあのなんていうか私のほうこそごめんなさいというか私が悪いですごめんなさい(ぺこぺこ」
瞬「・・・気にしてない。それよりも・・・服、綺麗にしておいたから、安心して」

すいっ、と折りたたまれたパーカーが差し出される。うお!?シワひとつない!?

歩「Σへ!?わわ、うわ、あの、なんていったらいいのか、あっぁ、ありがとう!!」
瞬「・・・クリーニングが必要な汚れは無かった。床が綺麗で、幸い・・・」

あまり会話が噛み合って無い気がした、というか私の理解が追いついていないだけなんだけど、

何故か、見えないはずの瞬さんの目と目があった気がして、大丈夫だと思った。


歩「あはははは・・・(照」
瞬「・・・・・・・・・ん (にこっ」





水「あのーお二人とも」
歩「Σはうっ!?(びくんっ」
水「・・・そんなに驚かなくても(汗」
歩「いやいやいや、あはははは・・・・(苦笑」

言えない。
瞬さんと話すと目線が上向くから
泡沫水さんの背だと見えなくなって
実は今ちょっと存在忘れてたなんて
言えない。

水「とりあえず、もうHR始まりますケド・・・」
歩「Σなんですと!?」

焦りながらぎょろぎょろ時計を探す。
無い。
見当たらない。
あれ!?時計どこよ!?

瞬「ほんとだ。もう先生は来てる頃」

瞬さんの視線を追う。

歩「Σ見えないっ!?」
どうしてちょうど私の真上の壁にありやがるかこの時計野郎っっ!!
尻なんか見せやがって何にも意味ないじゃんっっ!!!

水「あの、歩さん動けますか?動けるなr「大丈夫大丈夫全然いけるからとりあえず行こう遅刻してしまうっ!」」
言うが早いか動くが先か、毛布を掴んでぐるり、アンダートウの動きでまとめつつすぐにベッドから降りる
瞬「これ靴」
歩「さんきゅっ」
瞬「あと鞄」
歩「ありがとっ」
瞬「教室へは扉出て左」
歩「うっしゃあっ!!」
瞬「授業開始まであと3分」
歩「全力ダッシュ!!!」
すたんっぱしっ、とんとんとんぱしっ、だかだかだかだか・・・・・・・・・



水「え、ちょっと、ままま待ってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁうわぁぁぁぁぁぁん(泣」
ぱたぱたぱたぱた・・・・・・・・・

173795:2006/08/17(木) 14:14:18 ID:LmihDJXY




――――――――。




泡沫水がぜぇはぁ言いながら教室前に辿り着くと、遥かに先に行った二人が立ち止まっていた。


水「・・・ぁ・・・あの・・・はぁ・・・どうしたんです・・・ぜぇ、かっ・・・?」

何故か似合わない重い空気を纏いながら、断帝が答える。

歩「・・・もう始まってるみたい」
うーぁー、汗が一気に嫌ぁーな汗にぃー・・・いきなり晒し者かなぁ・・・

水「Σそんな・・・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・ど、どうしましょう・・・」


しばし沈黙、静寂、ヤな感じ。

断帝も泡沫水もなかなか教室の扉をくぐることができずにいると、瞬がおもむろに呟いた


瞬「・・・・・・私が先頭で行く。ついて来れば、大丈夫・・・かも」
がらり、歩達が声をあげる暇もなく動き出す瞬。

しーん。
クラス中が瞬達に注目した。


瞬「遅れました。申し訳ありません」
教師に向かって軽く頭を下げ、胸を張って毅然と言う。

瞬「人が一人倒れたので保健室へ行っていました」
周囲の視線が、教師が、瞬達に問いかける前に畳み掛けるように続けた。

瞬「よろしければ授業へ参加させていただきたいのですが、席についてよいでしょうか?」
ゆっくりと力強く、透き通った声が響き渡る。

教師「・・・え、と・・・・・・いいですよ、席について」


すたすたすた・・・がたごと、ががっ



教師「んっん!っと、まぁ要するにとにかく誰よりも強くなればいいというか・・・・・・」


しーん。

教師が、不器用に心構えを説いている。

生徒が、緊張して話に聞き入っている。

誰一人、くすくす笑いをこぼしたり視線を送ってくる人はいない。

すぐ後ろを見る。

瞬さん、背筋がぴんとしていて、なんだか誇らしそうに見えた。

やがて、私も先生の授業に聞き入り始めた・・・・・・・・・。

174795:2006/08/17(木) 14:14:44 ID:LmihDJXY







――――昼休み。




ざわざわごうごうと生徒達が活動する音が聞こえてくる。
しかしどこか遠い・・・恐らく2年生の校舎から届く音なのだろう。
私達一年生の校舎は、新たな学校生活の幕開けに疲れたのか、どちらかというと静かで風のそよぐ音が耳を撫でる。


歩「・・・・・・づがれどぁ」

断帝がぐでぇ、と机に突っ伏した。もう無理、と全身で語っている

水「あらら・・・そんな、体育の後とかじゃないんですから(汗」

わりと平然と、近寄ってきた泡沫水が声をかける。

歩「やーははは・・・・・・なんか、こー、肩に力が入って抜けなくってさ・・・・・・」
瞬「・・・無理もない。意外に、難しい話だらけ」

テンションは低めだが、疲れたというわけではなく穏やかな声質で瞬が話す。

水「でもでも!ギルティの学校に来たんだなぁって感じ、しませんでした?」
歩「あ、うん、それはした。今まで学校でされる話なんてろくに聞こうとしてなかったけど、聞いちゃったもん」
水「ですよねですよねっ、興味をそそられるというか、受けたくなる授業というか!」
瞬「空気が違う。やっぱり、嬉しいよね・・・好きなことの話」
歩「だねー、今日は疲れちゃったけど、きっとこれから先は楽しいよ。うん。そうに決まってる」
水「だといいですね!私、どんどんわくわくしてきちゃってます!」
瞬「大丈夫。皆が、ここにいる皆が同じ気持ちを持ってるから。大丈夫」
歩「ん・・・?ごめん、ちょっとわかんないんだけど、皆って・・・?」
瞬「・・・ここにいる全員が」
歩「全員が?」
瞬「ギルティが好き。誰とでも、ギルティで話せる。戦う、同志」
歩「・・・。」
水「・・・。」
瞬「・・・。」
水「いいです!それっ!素敵です素敵な考え方ですよ瞬さんっ!!」
歩「うをを・・・・・・確かに、考えてみると凄いことだ・・・」

そうなのだ。
今までは、ゲーセンに四六時中通っていることなど隠して当然。
ギルティの話題で話すなどなかなかありえることではなく、さらに言えば私達は女子だ。
ゲーセンに行くことを親に禁止されてる子も少なくないし、女だからと受ける弊害もそれなりにある。
たまに仲間が居たとしても、ガトリングすら拙いような、違う「好き」でやってる子がほとんどで。
ゲーセンの常連の人たちに声をかけても、どこか1歩引いたとこでしか話せず、黙々と対戦できれば良い方で。

瞬「存分に楽しもう。戦って、学んで、話して」
水・歩「うん、うんっ。」
瞬「そう。私達はこれから、ここで、生きる。この・・・」

三人「Sammy社立ギルティ専門高等学校で!!」



オゥアーオゥアーオゥアーオゥアーヴォルカニックヴァイパーー!!スラーッシュ!!


昼休みが、終わりました。

三人「Σフォアッ!?」

175名無しさん@2周年半:2006/08/18(金) 00:13:14 ID:CUYgYD5.
職人様グッジョッブ


さて、夏バテか若干活気が停滞気味なので妄想スレらしいことしませんか?
というより新規さんなどのために設定の確認なんですがね。あと疑問もあるのでついでに聞きたいです。自分は全作家の作品や初期設定を把握してるわけじゃないんで補足などよろしくお願いします。


この学園のクラスには普通のとキャラ別があり、多少の一般の勉強もある。体育館などがあることから体育があるのかもしれない。あと学校祭や修学旅行などのイベントは普通にある。

入学は通常受験や編入があり、私立なので結構作者の意図で出入りは容易。

学内のいたるところでギルティが可能。委員・部・クラブ・同好会活動も盛んである。ただし変なのも多い。

大会出場は比較的自由。初期案に一般大会への出場どうのこいあった気がするが気のせいだろう。



疑問として学生寮や学生食堂はあるのか。あった場合男女分けについてはどうなっているのか。
学園の全体像の絵が欲しいのは贅沢ですね。はい。
初代のころからあるから卒業した人はどうなってるのか。
全校生徒は約何人くらいなのか。また学年についても。




結論言うと、書きたいけどよくわからないこと多いから聞きたいだけなんだけどね!

176795:2006/08/18(金) 01:05:39 ID:N84DN1MY
>この学園のクラスには普通のとキャラ別があり、多少の一般の勉強もある。体育館などがあることから体育があるのかもしれない。あと学校祭や修学旅行などのイベントは普通にある。
キャラ別クラスはどうなんでしょうね。普通のごちゃ混ぜクラスがほとんどのイメージがあります。
一般の勉強も、例えば英語ならギルティの名前関係、数学ならF表暗記からダメージ計算までとかそういう関係ありそうなものというか。
逆に、普通の勉強があって試験で悶えてる生徒達もみてみたいし、好きにしていいような・・・。

イベントも作者の好き好きでいいと思いますよ。別に競歩とかしてもいいしw
ネタにしやすかったらそこを書くとかそんな感じじゃないでしょうか。


>入学は通常受験や編入があり、私立なので結構作者の意図で出入りは容易。
ミギーが相当好き勝手やってますね。警備も甘いというか、ゆるめというか。
まぁ、いたるところに人が居るんでしょう。

>学内のいたるところでギルティが可能。委員・部・クラブ・同好会活動も盛んである。ただし変なのも多い。
これはもう、保健室にすら設置してあるくらいですし、下手したら筐体レンタルとかあるかもしれませんw
とりあえずトイレには無いってくらい?w

>大会出場は比較的自由。初期案に一般大会への出場どうのこいあった気がするが気のせいだろう。
一般大会出場禁止、は意識してる人もしてない人も、あえて破る人も居ますね。
っていうか、生徒次第。
永園くんとか、禁止されても絶対守らなそうですし。

>疑問として学生寮や学生食堂はあるのか。あった場合男女分けについてはどうなっているのか。
単にメニューが変な学食だったり
おばちゃん最強だったり
一体どこの巨大レストランかってくらいでかかったり。

>寮
とりあえず、規模がでかそう。
→部屋にも色々ありそう→安い部屋だと男女混合の可能性とかもあるのでは。

・・・ぶっちゃけて言えば、無ければ作っちゃいましょうとかそんな感じが。



>初代のころからあるから卒業した人はどうなってるのか。
ゲーム関係の仕事に就いたり、アークの社員になったり、そのまま教員になったり、ぐらいは出てますけど・・・
やる気がある生徒は2年の闘劇が終わってから進路考えて、残りの時間全てをつぎこんで頑張って何かになってるのでは。


>全校生徒は約何人くらいなのか。また学年についても。
全校生徒はどのくらいなんでしょうね・・・AからZ組まであったら相当行きますが。
というか、学校の全容事態謎だらけなので、誰もなんとも言えないような。

学年はとりあえず2年までで統制とれてません?



・・・とまぁ、ここまで勝手に私的ギル校観を書かせてもらいましたが

結論:好 き に し て − !!川;´∀)

177名無しさん@2周年半:2006/08/19(土) 17:10:50 ID:vlkVol0I
とりあえず各作者によって細かい設定は違うものもあるからその辺は>>795氏の言うと通り好きにしていいかと
でも、自由にしていいのと駄目なの(寮の有無など)はあるはずで、
その辺は明確にしてもいいというか、あったほうがわかりやすい。
というわけで、密かに>>175氏に期待して、そういうのは決めてもいいんじゃね?

といっても、これまでで結構設定は出揃ってる感があるような・・・
>寮
どの作者かはわからないけど、確か入学手続きみたいなのであったと思う
規模はワカラネ
>一般の大会
どの作者かはわから(ry、確か基本的に出場は禁止だった希ガス。でも結局自由
>筐体
>保健室に置いてあるくらい
これ俺が昔書いたネタだけど、覚えてくれている人がいてくれて素直に嬉しい。
俺はトイレにもあると思ってるw
>授業
これは明確に決まってないというか、誰も真面目に授業を受けてないようなw
「その日の授業はあまり耳に入らなかった」とかの表現が多くて決まってない。

後、バイトは学校に給料の1割か2割を上納することでできるとかいう設定も
あったようなきがする。

こんなところしか思い出せないから、誰か補完よろ。長文失礼

178名無しさん@2周年半:2006/08/20(日) 04:05:01 ID:Oqk9ROwc
さぁ、ここギル高スレで1番人気の試合でも決めないか?
俺は聖様vs郁瀬だな、松瀬vs三綾のフォモ同キャラも捨てがたいが。

179名無しさん@2周年半:2006/08/20(日) 11:40:02 ID:1p0nwgO6
松瀬VS三綾の試合は梅使いの俺をフォモ使いにさせた。

180名無しさん@2周年半:2006/08/20(日) 15:52:47 ID:wnUI54M6
空気読まずに書き込みますよ
読み切りかな?、書いてみたいな、と思ったんでw





某日、ギル高の文化祭・・・
昇降口を少し進んだ所にある総合案内所。そこに(奇抜な格好の)一組の男女がたたずんでいた。
彼らのこれからの仕事は、『学校案内』である。
男「誰も来ないッスねぇwwwww」
女「誰も来ないにゃあ〜w」
男「このコスプレがいけないんじゃないッスか?wwww」
女「しょうがないじゃん。これ着とかないとコスプレ大会に間に合わないZE!
  ・・・ををッ!だれか来たみたいよ〜。うむ、あれは確実に中学生。『学校見学』に来たに違いないッ!
  時間的にもあの子で最後なんだぜ!挨拶に行ってきて〜」

見ると確かに一人中学校の制服を着た人が立っていた。
すこし視界に入る痛々しい二人に怖じ気づいているようだ。

男「ようこそSammy社立(ryへ。きみは学校見学を御希望かな?」
 「はい・・そうですけど・・・」
男「それなら良かった。まず自己紹介をしておこう。おr・・ゲフンゲフン
  私の名前は蓮羅 王(はすら わん)。・・・この髪の毛は地毛だからな。」 

身長は175センチほど、少しやせているくらいだ。長く伸びた・・・白い髪を前に垂らして
今日だけであろう『模様』を入れている。そう、彼はヴェノムのコスプレをしている。
やはり、顔はよくわからない・・・

王「私が今回学校案内を担当させていただく。後もう一人いるはずなんだけど・・・」
女「呼ばれて?」
王「飛び出て!!11!・・・ハイハイ、紹介します、こちらh「邪魔立てをするなあッー!」

メメタァ

女「はい、紹介します。ワタシは、佐藤 一二三(さとう ひふみ)って言います。ざとーにーさんって覚えてクダサイ!!
 ちなみに髪の毛金色は今日だけなんでw」
こちらは身長160センチほどスラッとした体を黒いタイツで包み、
期間限定金パは眼帯に模したヘアバンドでとめている。
ザトーのコスプレをしている。

181つづき:2006/08/20(日) 16:54:13 ID:wnUI54M6
佐「さぁ、出発しようかにゃん!1!!」
王「ちょっと待て。わかったからテンション高くなるとセンチネルぶっぱするのはやめてくれ・・・
 あ、すまない。君の名前を伺っておこうか。後使用キャラも・・・一応。」
 「名前は、二頭のb・・・二頭(にがしら)っていいます1!!使用キャラはヴェノムです。ヘタレだけど・・・」

王「わかった、ヨロシクな。それではしゅっp」

そこで意識は途切れた・・・。

数分後。

王「イタタタ・・・体中が痛いが何が起こった?」
佐「うんとねぇ、まずきれーな髪の長いおねーさんから一発パイルカウンタッ食らって
 ムネのサイズが・・・圧倒的小宇宙の女の子に上段ミストループ>ステジャックループ食らった後
 メイコスが超似合ってた人に邪魔だよ〜んされたあと、無駄にアルミロッカー抱えた女の子に
 ダウン追い打ち断罪されそうになったのを止めたのよ、この子が。」

二「ガクガクブルブル」
王「うはwwwwwwwwwwおまwwwwwwとめろよwwwww」
佐「ちなみにものすごい勘違いだったそうよ。すごい殺気だったからきっとリアルでオメガルガールくらい強いわねwwww
  あ、ギル高に超人は極一部しか居ないから気にしないでwww」
二「ガクガクブルブル」

王「まぁ・・・シショリそうだけど出発しよう。まずは食堂だ。」

夕方のギル高はまだまだ残暑に見舞われているが、それでも夕涼みと言った気候である。
一日の終わりを憂うカップルやまだまだ筐体の前でアツい一日を過ごしている野郎共。
そんな光景を見ていると、やはりギルティも一つの『手段』なのかなと思う。

王「さぁココが食堂だ。・・・やはり今日はもう注文は受け付けていないな・・・。
  おっ?まだ駄菓子とかは売っているじゃあないか。校長権限でいくらかは無料で配布できるから
  食ってみるといい。 このインヴァイトヘルなんかまずは手頃じゃあないか?」
二「あ、ハイ。いただきます・・・・   あ、チョコ味w。」
佐「あたしはソーダ味、まぁ当たりだったかな?青キャンだっけ?wwwうぇっw」
王「・・・・・くそみそ味・・・・・」

シーン
二「(ヤバイww間が持たないwww)あ、あれなんですか?『何が出るかな?』?」
佐「良いとこ目つけてるにゃあ〜。あれは自販機だよ。まぁ押してミソ〜w」

ガタンッ
二「・・・乾電池」 ガタンッ「キットカット・・・」 ガタンッ「ぐろーいんぐふらわー・・・?」
 「一体何なんですか?これらは・・・?」
佐「ま、こんなもんよっ〜。花札が一枚出てきたときはテンパったけどね〜w」

ガタンッ
王「食堂のおばちゃん(チップ使い)ブロマイドッッッ!!!
  こ、これは・・・おばちゃんの赤裸々な日常が語られているッ!そして何より・・・」

   精神的グロ画像満載・・・っ!!!


王「最近変なんだよなぁ・・・。いきなり髪は真っ白になるし、今日も即死コンボ食らうし、
  ヴェノムにカーソル合わせたはずなのに、ザッパ使ってるなんてことがたくさん。
  そしてグロ画像。俺大丈夫かなぁ・・・。」

二&佐 (憑いてるッ・・・!) 

続く・・・・?

182名無しさん@2周年半:2006/08/20(日) 16:57:44 ID:wnUI54M6
コテつけるほどでもない一発屋ですがまだ続きます。

670氏、キャラ勝手にお借りしましたw
もしかしたらわかんないかもしれないですけどwそれくらい生かせてないですw

駄目だ・・・うまく書けねぇOrz

18320:2006/08/21(月) 13:28:40 ID:3KcsuUlY
( <◎>)フォォォ!
いつか一発ネタにしようと思っていたザトーニーサンを使われるとは…!

テラGJ!

184名無しさん@2周年半:2006/08/21(月) 17:16:17 ID:1RaJFjyA
静岡最強の口プレイゲーセンは沼ミラ、これはガチw
ネタの宝庫だお〜w

185名無しさん@2周年半:2006/08/21(月) 17:17:13 ID:bbnDwxHA
かくとこ間違えたお…

186670:2006/08/22(火) 02:03:43 ID:h5BdAgUg
>>読み切り氏
うは、出てるwww
十分活かせてると思いますけど…

>>184
確かに沼ミラは激しいけどね…ι
…って、こんなこと書いたら俺が静岡勢ってバレるではないk

187名無しさん@2周年半:2006/08/22(火) 12:03:33 ID:lzzp31Gg
>>670氏@オッパ〇
ハッキリ言って誰か検討ついたw静岡でメイ使いの時点でwむしろ高確率で知り合いな件についてww
続き期待してますわ〜☆
大会も期待してますわ〜☆

188670:2006/08/22(火) 22:41:08 ID:QRxXrIrY
>>187
ぇ…人違いでは…?ι
ここ最近はPカラージョニーとSTカラーミリアしか使ってないような…?

続きはもうちょいしたら書く予定でs(ry

189154:2006/08/23(水) 00:26:54 ID:dg7xk7Ow
「いやぁ〜ゴメンゴメン」
ゲーセンからの帰り、俺と咲夜と、、、さっきの強い姉ちゃんもなぜか一緒に、池田屋にいた。
「正真正銘ほんっとの初心者だったんだね〜、少しは出来るのかと思ってついつい頑張っちゃったよw」
ついついで普通3ラウンド全部あんなことをするのだろうか?
「いやー、凄かったですよ。始めてやった俺には何がなんだかw」
咲夜はもう打ち解けたらしく、会話を弾ませている。
一方の俺は、、、、、
「私も実際はそんなに強くないんだよ〜。いつもは普通に負け越しちゃうし」
「アレだけ強いのに勝てないなんて、なぁ聖?」
「、、、、、、、、。 んぁ?」
なんて、間抜けな声しか出てこない。
「、、、、こっちの子はどうしちゃったのかな?」
「さぁ?あ、もしかして緊張してるのか?w」
「、、、、、、、、、、、、んぁ」
「ダメだこりゃ、、、無いものと考えてください」
そりゃ緊張だってする、こんなに綺麗な人が目の前にいるのだ。
あぁーランサーカッコイイな、アーチャーより好きだわ。
原作はやったけどアニメ版カッコ良過ぎ、あ、死んだ。
このように作者の電波も受信してしまう。


「ま、それはそうと。君達なんでこんな時期にゲーセン?受験生なんでしょ?」
真面目そうなこの子達があんなところにいる意味が知りたかった。
「いやぁ、必要なんですよ、ギルティが」
「?新しい勉強方法とか?」
全く分からない、今までやってて とかなら分かるけど、、、、
「いや、受験科目に、、、、ギルティ専門高等学校に行くための」
!!
「まさか、、、、あそこに?今日ゲーセンで100円しか使わなかったあなた達が?無理よ、確立は限りなく0に近いわよ」
「無茶だと分かっています。でも、少しでも確率があるのなら」
「無理よ、、、」
私は冷たく言い放った。
行っても間違いなく落ちる、、、、それは私が一番良く知っている。
だって、、、、
「去年、私落ちてるもの。あそこ」

190154:2006/08/23(水) 00:29:07 ID:dg7xk7Ow
スミマセン、志貫ラジ聞いてて笑いすぎてこれ以上書けません orz
更新遅い+短くてホント申し訳ない、、、

191名無しさん@2周年半:2006/08/23(水) 15:35:01 ID:PwRwuXHo
GJ、だが、Fateはアーチャーの方がかっこいい

192名無しさん@2周年半:2006/08/23(水) 20:58:27 ID:hpFSboTk
俺はランサーのが好きだ。

193名無しさん@2周年半:2006/08/23(水) 23:16:10 ID:GeYQjTQI
>>154氏のSSの方が面白い

194名無しさん@2周年半:2006/08/24(木) 14:10:30 ID:WevotKI2
おれはおまえらのほうが好きだ

195名無しさん@2周年半:2006/08/24(木) 20:58:32 ID:NyPBxaqQ
俺はお前が好きだよ

196名無しさん@2周年半:2006/08/25(金) 11:48:45 ID:RUIGNdFQ
だが無情にも新作のロケテは始まる

197名無しさん@2周年半:2006/08/25(金) 17:12:37 ID:dvMtyrzo
せっかく今回の全員慣れてきたってのに・・・
書けねぇじゃねえか

198名無しさん@2周年半:2006/08/25(金) 21:14:01 ID:.Kjrr/1.
やばいな、64氏はまだ青リロだからな。スラッシュは無しかな?
いや、確かどっかのチーム名で「スラッシュやらせろ」ってのが居た気がしてきたw

199名無しさん@2周年半:2006/08/25(金) 21:50:02 ID:iCeIQY7M
時間軸ずれても問題ない。64氏にはこのままでやってほしー

200名無しさん@2周年半:2006/08/28(月) 00:09:21 ID:tECEWxI6
職人の皆様GJ!!!
最近止まってるようですが、いつも楽しみにしています。
ソルの未来に乾杯。泣かせるぜ・・・・

201名無しさん@2周年半:2006/08/28(月) 13:12:16 ID:L518Lqdg
>>670
あなたの中身が静岡最強の〇〇使い〇〇〇氏だったとはwwワロタ
浜松の人だと思ってた…レベルが150だったらまさしちゃんチームに…
はさておき(地元掲示板でやれって?)更新期待しますよ。
職人方更新期待age

202名無しさん@2周年半:2006/08/29(火) 20:56:12 ID:UsYcKe5E
スラシュはじめかけてるのに新作とかOTL
くそう、稼動までの僅かな間だが負けないッッ!!

203921:2006/08/29(火) 23:00:50 ID:783OFmMU
さぁ、忘れた頃に現れる921です。
忘れた人は始めまして、覚えてた人はありがとう。

前スレ>>965からです



「喜来神さん」「はい、少しネガティブです」「?」

機械的に朝の点呼に答えながら髭の対策を考える。
遠Sからの低空ダッシュは空投げを狙うしかないのか・・・しかし6HSが・・・・
カーカスが2HSで潰されるから読まれないように・・・・被起き攻めはファジーしならが裏周りに・・・・

「おーい、神」

誰だキャラ対策中に声をかけるやつは、まぁ、見た目で考えてることが分かったら怖いが
だが俺は話しかけた相手を見なくても相手が分かる、なぜならこのクラスで俺に話しかける奴は一人しか居ないからだ!!

「なんだ、髭使い。そして何故俺にはかわゆい友達ができぬのだ!?ヴェノム使いだからか!?そうなのか!?」
「っ!?、何を言ってるんだ、つかお前チームは組めたのか?」
「はぃ?なぜチームを?」
「はぁ・・・」

むっ、思いっきり馬鹿にされた気がするがここは俺が悪いようだし気にしないでおこう

「だから次の時間の3on3のチームメイトだよ」
「・・・?3on3、昨日実力テストやったのにか?」
「いや、生徒の自主性に任せるとか先生が言ってたら何時の間にか3on3の流れにな、どうせ聞いてなかったんだろ。」
「まぁな、で、お前はチーム組めたのか?」
「まだだからお前と組もうと思ってな」
「はっ!貴様無勢が俺とだと?片腹痛いわ!で、後一人は決まったのかしら?」
「流行のツンデレってやつか、だがそれは違うと思うぞ。まぁ、後一人は余ってる人を探せばいいんじゃないか?」

余ってるか、ちょいと教室を見回してみるがあまりはいなそうだな・・・

「居ないっぽいぞ、どうする?」
「いや、このクラス33人だから余りはいないはずだぞ」

じゃあ、どこかに一人金髪ツンデレロリのカイ使いが俺を待っているはず・・・
その時、後ろから声がかかった。

「あのぉ、一人開いてますか?」

キタ!口調からしてツンデレではないが、おしとやかな美女に違いない!
・・・だが、そこに居たのは典型的な腐女子って感じの奴だった。
はっ、3次元に萌えを求める自体間違ってるんだよ!

「えぇ、開いてますよ。」
「よかったぁ、それじゃぁチーム組んでくれませんか?」
「いいですよ」

選択肢なんてないんだよバーカ(´・ω・`)
まぁいい、3on3で活躍すればきっと俺にも・・・

204921:2006/08/29(火) 23:02:24 ID:783OFmMU
全11チームか、3回勝てば優勝か。
さて、一回戦の対戦相手は、っと

【スタンハメ^^ クラスメイトA(KY)/クラスメイトB(KY)/クラスメイトC(RO)】

・・・なんだこのチームは。ネタか?まじなのか?
まぁいい、強キャラ使えば勝てるって訳じゃ無いこと3人に教えてやるまで。


1戦目 腐女子(KY) VS クラスメイトA(KY)

『スタンエッジ!スタンエッジ!見えてますよ!スタンエッジ!』
『見切った!見切った!ズザァ!見えてますよ!』

結果:腐女子負け
さぁ、ついに俺の出番だ!

『デュエルワン! レッツロック!』

開幕、俺の選んだ行動は様子見、対するクラ(ryAは。

『失礼っ!聖騎士団奥義!!』

ちっ、開幕ダッシュ投げかよ、元気なカイ使いだ・・・

『ハッ 見切った ハッハッピシ』

更に近S>6HSから小技で固めを続け・・・

『スタンエッジ!スタンエッジ!スタンエッジ!』

くそ、画面端かよ。スタンハメは直ガからHJで逃げて・・・

『いきますよ〜』
『くはぁ!』
『ハッ てりゃ ヴェイパースラスト! ピシ ハッ ヴェイパースラスト!』

奇襲のDを見事に食らい、GBも溜まっていたので5割が消し飛ぶ。
そして、チャージ青からの2択を迫られる。

『バシュゥー ハッ 』

見えてますよ!!

『見えてますよ!』

JS>JHS>着地セバーを見事に喰らってしまう。
やばい、残り体力は2割って所か・・・次の起き攻めを喰らったら終わる!
敵の起き攻めは・・・

『スタンエッジ!スタンエッジ!スタンエッジ!』

・・・ふ、ふざけやがって!余裕か、起き攻めする必要もないってか!!
やろぉ・・・だが、焦るな、状況は最悪だ。直ガして逃げるんだ。

『キィン ピョン』
『ハッハッハッハッ』

くっ!JK>JPの連打で地上に戻されるだと!!
読まれてたってのかよ!くそっ!

『失礼!ロマンティク ハッテヤ 見えてますよ!』
『ザトー様!!』
『スタンエッジ!よくがんばりましたね!』
『パーフェクト!』

205921:2006/08/29(火) 23:08:27 ID:783OFmMU
つまんなかったらごめんね。
このスレが過疎ってるのを見て書かなくては!って思ったからさw

ちなみに、キャラ名なんて思いつかないので適当に誤魔化します!
過疎をどうにかしたいくせに恥ずかしいからageません!

206名無しさん@2周年半:2006/08/29(火) 23:50:58 ID:V51i/N12
いやいやGJですよ

207795:2006/08/30(水) 14:30:03 ID:wpW/Omwg
前回は>>174のあたりです。


相変わらずテンション高い断帝歩のお話。


カラカラカラ・・・・・・

オゥアーオゥアーオゥアーオゥアーヴォルカニックバイパー!

・・・カシャン

教師が見事にチャイムと同時に入ってきた。すご、ホントにぴったり。

「あら、ここは皆さん既に席に着いていますねぇ。」
あらあらあら、と何だか嬉しそうに言いながら教壇につく。うわ、お下げのメガネって初めてみた。
「いつもは、ほらほらみんな授業ですよ〜〜、って手を叩いてから始めるんですけど、必要ないみたいです♪」
ゆっくり、てこてこと教室内を歩き回り始めた。
「みんなお利口さんで嬉しいですよ〜。えらい、えらい♪」
・・・この先生、天然・・・?・・・・・・多分、クラスの大半があたしと同じ事考えてるよね・・・(汗
「さぁさ、起きてくださいな?」
今日最後の授業です、もうひとふんばり!・・・そう言いながら、突っ伏していた男子の肩をたたいた。
そうやって声をかけながら教室を一周し、教壇に戻る。

とん、と出席簿を整える音が響いた。

「こんにちは。【心理】の授業を担当する、灼 地鞘(しゃく ちさや)です。
 灼先生でも、地鞘先生でも、好きなように呼んでください♪
 あ、でも、ちさやんは駄目です。
 えー、私の使用キャラはソルですから、ソルのことで質問があれば気軽に声をかけてね♪」

指をぴっと一本たて、にこりとしながら言うと、生徒がざわついた・・・・・・主に男子が。
うおー俺もソル使おうかなぁー!なんて馬鹿なこと言ってる奴もいるな・・・(汗


「さてさて、それではまぁ皆さんのことを早く知りたいですし、早速対戦して下さい♪
 ・・・と、言いたいところなのですが。きっと皆さんお疲れで、あまりのびのびとできないかもしれません。
 疲れていると、対戦も楽しくなくなってしまいますし、なのでこの時間は・・・・・・こういうことにします。」


こちらに顔を向けたまま、何気なく後ろへ手をやり黒板も見ずに文字を連ねていく。
こんこん、こっ、と音が止んだと同時に「ねっ♪」と小首を傾げる。男子がさわg(略

黒板には、こうかかれている。







歩「いきなり!?」
それでいいんですかせんせぇっとか思っても口に出さないあたしはチッキンかなぁ(汗
っていうか皆おもいっきり喜んじゃってるし今更取り下げるわけにもいかないよ!?
水「あははは、おおらかな先生ですねー。」
歩「・・・おおらかとかそんな次元じゃない気がする(汗」
っていうか、にこにこしながら言う辺り、本気で「良いことをした」って思ってそう・・・うぅむ。
瞬「・・・・・・(こくり」
なんとなく瞬さんに目線を送ると、頷いてくれた。・・・え、通じたの?
瞬「・・・・・・寝てもいいのか、聞いてくる。」
そういうと、がたりと席を立とうとする瞬さん。
歩「Σいやいやいやそんなこと思ってないないない!」
っていうか瞬さんが寝たいだけじゃん!?

208795:2006/08/30(水) 14:30:53 ID:wpW/Omwg
「えーっとーーーですね、皆さんにひとつだけお願いがありま〜〜す!」

ざわゎ・・・・と、刹那、喧騒が途切れた。

「お手洗いとか、保健室とかに行くのは構わないんですけど、教室からは出ないで下さいね?
 それだけ守ってくれたら、対戦しようと、雑談しようと、お昼寝しようと、お咎めはありません♪
 あははは・・・皆、疲れてるんですねぇ、早速おねむな子もいるみたいで・・・ふふ。
 えー、と、あとは・・・そうですね。私はとりあえず、そこの台を占領していますので
 であーでびるしたい方はいつでもどうぞ♪もちろん、見ててくれても、お話してくれても大丈夫です。
 それではどうぞ、自習を始めてくださー−い。」



歩「・・・・・・と、いうわけで暇になりました。」
水「なりましたねぇー。」
歩「なっちゃいました。」
瞬「・・・ん。」
あたし。
にこにこ。
泡沫水さん。
にこにこ。
瞬さん。
・・・えっと、にこにこ?



・・・にこにこ。


歩「っっっだぁー!!!どうにもならない!!」
いきなり教室内でやること探せって言われても先生が居るし何と儚いフリーダムか!

歩「あたし適当に野菜夕飯してくるッッ!!」
水「あ、いってらっしゃいです。」
歩「おうよっ!」



のし!のし!のし!のし!と歩さんは行ってしまった。
あれではまるで親父みたいだ。
それも、ダンディーなんかとはほど遠い、地震雷火事の後に続けられてしまいそうな感じの。
・・・歩さんらしいけど。くすくす


瞬「・・・。」


瞬さんは、相変わらずだ。
どこを見ているのか・・・私と目があってるような、どこか遠くを見ているような、曖昧な目線。
セミロングの、他の髪に対して見れば長すぎる前髪で鼻のすぐ上までが隠れている、そのせいもあるけれど。
感じられる雰囲気がなんだか柔らかくて掴み所が無い。
なんとなく、歩さんの居る筐体を見ているような気もしたけれど、それ以上瞳を追うのに耐えられず目を逸らした。
・・・寝てしまおう。あまり対戦する気分じゃないし・・・・・・そう思って、机に突っ伏す。



瞬「・・・行ってくる。」
水「・・・ふぇ?」

どこへ、と尋ねる暇はなかった。・・・・・・まぁ、気にしないでも、大丈夫だろう・・・・・・そう判断して、再び眠る。

209795:2006/08/30(水) 14:31:54 ID:wpW/Omwg



ガンフrバンデーーットブリンガーガンフrバンデーッS L A―――S H !!
ヌオオオウ――――!!


歩「っだぁ!!ぜんぜん駄目だぁー!!」
なんかもうなんにもできなくて封殺されっちまいましたよおっかさーん!!
歩「あーもぉーどぉ〜してこんなに差がつくかなぁ。ほっとんど捕まえてないよーぅ・・・。」


台の向こうから、今戦った生徒の声が聞こえてきた。
うんうん、元気なのはいいことですねー。
何だかうんうん唸っているみたいですし、少しお話してみましょう。
少ぉし緊張しすぎて、あまり実力が出せてないようですし、ね。
手が覚えてることしかできてないというか、バックステップから遅めにKマッパとか
立ちKから空中ダッシュとか、癖がはっきりしてしまっているというか・・・。
少しタイミングズラしたガンフレで燃えちゃったりも、ね。
ところどころに・・・そう、例えばSヴォルカの反撃とかに、対策できてるような動きは見せてくれるから
リラックスすればちゃんとできるはず。きっと。


むん、と一声出すと教師は席を立ち、筐体の向こうへ歩き出した。

「今戦ったスレイヤーさーn「今はもう戦っちゃ駄目だよ。断帝さん。」」

歩「んぉ?あれ、瞬さん・・・あや、見てた?」
瞬「・・・ん。」

こくり、と瞬さん。
うがああ・・・見事にボロボロな動きを目撃されたっっ!恥ずかしいっていうかいっそ墓穴掘って埋まりたい!!
お初にお目にかかったわけじゃないけどもうこれで最後だって言って消えたい!

歩「いやぁはははは・・・だぁーめだねぇ、ぜんっぜんレベルが違うみたい・・・。」
瞬「違う。そんなんじゃない。」
歩「・・・へ?だって、今、戦っちゃ駄目だって・・・。」
瞬「力量とか、技術とかじゃなくて、気持ちの問題。」
歩「き、気持ち・・・?」
瞬「・・・ん。例えば、今の断帝さんじゃ、グリードセバーにすら・・・立てない。」
歩「Σえぇ!?そんなっ!」
瞬「・・・ともかく、何か、落ち着かないとだめ。そのままじゃ、戦っても・・・何も得られない。」
歩「そ、そっかなぁ・・・・・・・・・うーん・・・??」
瞬「それでも、戦うっていうなら・・・。」
歩「・・・言う、なら?」
瞬「空中ダッシュとか、Kマッパハンチを出すところで、垂直ジャンプとか・・・」
歩「Σぐ、具体的だわね?」
瞬「・・・様子を見る、ってことを増やしてみて。そうしたら変わる・・・かも。」
歩「様子見・・・ね、わかったよ。うん・・・・・・それくらいなら、すぐできるもんね!」

ふむふむ、と頷くと断帝は静かに席について乱入した。



教師(・・・えっと、出番・・・無くなっちゃった。まぁ、ともかく、お手並み再度拝見といきましょー)

210795:2006/08/30(水) 14:34:26 ID:wpW/Omwg


Slayer――――
   VS
―――――Sol=BadGuy



・・・引退したんじゃねェのか?

流石に暇になってね。

Heaven
Or 
Hell

―――――――――――Let's Lock!!


ハッ!という掛け声と共にソルが2Sを置いている。
対してスレはバックステップ。

教(・・・あ、ガンフレ待ってる・・・かな。さっきはそんなこと一度もしてこなかったけど)
 (・・・やってみよう)

ソルは垂直にジャンプ。昇りにJPをヒュンヒュンと振り、そのまま着地した。
一方スレイヤーは前後にステップを繰り返し、マッパフェイントも織り交ぜ位置をめまぐるしく変える。

ガンフレーィ!!バシュゥッ――ドゴンッ!!

カウンターでソルがバウンド、髭のJHSで高く高く打ち上げられた。

ンゥーッ!シュッ・・・

教(うん、今ならきっとやってくれるはず・・・)

・・・調ッ子に乗りやがっバシッバシッ

歩(・・・ふぅ、なんとか見てからできた・・・ね。おっけおっけー、調子出てきたよー)

そのままJKから二段JしてJS1>JHSと当ててそのまま落下していく。

教(ふっとるーす入れないのか、んっと・・・受け身狙いかな?このままダウンしよう)

ベシッ マッパハンチ!

ダウン追い討ち2KからノーキャンセルでPマッパフェイント、髭のK先端よりもやや遠い中距離。

教(さらにKマッパフェイントから投げ?それともDステかな・・・)

歩(こういうこと、だよね?きっと)

すっ、とスレイヤーが優雅に垂直に飛んだ。
降り際、空中ダッシュを狩ろうとソルが昇りで前JPを連打、捕まえてないのを確認してバックジャンプ、JHSで降りていく。
しかしスレイヤーは既に着地、ダッシュを繰り返し、ちょうど着地をめくる形になった。

――余所見はいかんよ? ベシッ


教(あらら・・・意外です。随分と落ち着いてるじゃないですか)
 (でも、起き攻めまで意識が行くかなぁ・・・リバサ、怖がってたし、固まってそうなら走って投げよう・・・)

ひうん、ひうん、ひうん・・・

教(って、アレ!?起き攻め放棄なの!?っと、待ちなさい!)

タッタッタッタッオウリy攻め手にまわるか!ウォアッマッパハンッ!――

歩(まだ早い、まだ早いよ、もうちょっと歩いて・・・それっ!)

――バシゥッ ンーッ!

教(JHSの詐欺飛びね・・・大丈夫、ひとまず3択はファジーで防げる・・・レバーを1、4、7とちゃんと入れれば)
教(JHSはガードした。すぐ1へ入れて)
歩(ボルカ怖いしとりあえず連ガの近S!)
教(4へいれて・・・)
歩(相手強気だから割り込みヴォルカ来るよ!!ガード仕込んで6P青だ!!)
教(7へ・・・うあ!?ジャンプが6Pにひっかかった!?)
歩(あれ当たってる!?く、追撃!無理だ!)
教(くぅ、読まれて・・・もう端・・・!!・・・でも遠いわ追撃できなそう、受け身!)
歩(あれ、あう、どうしよ受け身即VVしてきそう!?くっ、このっ!!)
教(あぁ!?壁バウンドしちゃって受け身の慣性が弱ッ着地しt(でっどぉ!おん!たぁぁ〜〜〜いむ!!!!)ああああああ光ってるー!?)


本物パンチ!!ロマーンティッkバシバシバシウオオオオ―――――――

――――――――――――― S L A S H !!


道草をくったがなかなか楽しめたよ。


You Win !!



PERFECT!!

211795:2006/08/30(水) 14:35:46 ID:wpW/Omwg


歩「やったやった――っしゃぁ!!勝てたよっ!!でぃーおーてぃー青キャンもできたし!!」
瞬「Σ・・・・・・」
あはははは嬉しくて思わず飛びついてるけど瞬さん逃げないねっ!嬉しいっ!!

歩「瞬さんのおかげだよっありがと〜〜〜!!生まれる前から愛してましたぁぁ!」
瞬「・・・っ。」
おぅ、ちょっと頬が赤くなってる。クールかと思いきや意外に照れ屋?

瞬「・・・ん。」
んっと、これは、微笑んでる・・・よね。ってぉぉお!?瞬さんのほうから抱きしめてくれてる!!!

歩「あははははは!いえぇ〜〜〜ぃやっほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぉおおおお!!」
瞬「ΣΣΣ!?」
それそれそれそれぐーるっぐるまわぁーる!!ぐーるぐるまわーるぅ!!
メイとエイプリルじゃないけど回ってるよ!!手を握りしめて回っちゃうほど嬉しいよあたし!!
何気に瞬さん回ってくれてるよっていうか早い!やばい!このままだと浮くっていうかうぉぉぉあたし回されてるぅぅぅ!?
ひあああああジァァァッァァイアンとスイングだぁああぁあぁあぁぁぁあはははははははは!!!!




歩「〜〜〜うぉぉぁぁ・・・・・。回りすぎデス・・・ばたんきゅう」
瞬「・・・ごめん。調子に乗りすぎた」
と、まぁ、謝ってくれてるし、というか回り始めたのあたしだし
何時の間にか背後から優しく抱きとめてくれてるので思い切り甘えてみたり。

歩「うぅん、瞬さんがぁ・・・悪ひなんて、思ってなぁぁ・・・・・ぉぉあぁ・・・世界が回ってる・・・絶叫マシーン地球号・・・」
瞬「・・・・・・・・・(撫で撫で」
よし。頭なぜつつスルーしてくれてるので滑ったことは忘れよう。うむ、世はこともなし。どんまい自分。
歩「あぅぅぅ・・・・・・ともか、く・・・アドバイス、ありがとうね・・・。おかげで、先生のソルやっつけた」
瞬「・・・ん。どういたしまして・・・っていうのも変かも。頑張ったのは、断帝さんだから・・・」
歩「へへ、ありがとー。でも、瞬さんの一言が効いたのもホントだよ?」
瞬「・・・(ぽりぽり」
歩「・・・ふふ。」
瞬「・・・んー。」
なにやら照れてるのか頬をかいた瞬さんと見つめ合う。いや相変わらず目は見えてないけどさ。
おぉ?いかんなにやらドキドキしてきた。
こいつぁあたしの中の妙な心の扉が開きそうな展「いっ、いい加減に失礼しますよお二人さんっ!?」

歩・瞬「Σっ」
教「えーと、あんまり嬉しそうにはしゃいでるから待ってました。
  でもあの・・・そろそろ、授業の終わりも近いので、お話させてくださいな」
歩「は、はいっ、どど、どーぞお願いしますっ」
ひぃぃぃぃまたも恥ずかしぃぃぃっていうか気がつけばめちゃめちゃ皆に見られてませんか!?
あぁもう誰か穴掘っといてぇぇぇ!

212795:2006/08/30(水) 14:36:06 ID:wpW/Omwg

教「こほん。えーと、今・・・・・さっき、スレイヤーを使ってたのは・・・当然、回ってた貴方ですね。」
歩「Σぐは!?え、えぇ、私です。だ、断帝 歩と申しましますです灼先生!」
教「1度目と2度目の変化が素晴らしかったですよ。しっかり緊張が解けてましたね〜」
歩「あ、あはは、ありがとうございますっ。いえあの、まぐれですよあはははは・・・」
教「いえ、最後の方なんて、完全に私の読み負けでした・・・FRCからきっちりコンボもいれて、ちょうど倒されましたし
  仮にも教師の私からパーフェクト勝ちを奪うなんて、なかなかできることではありません。胸を張ってくださいな♪」
歩「Σはっ、はい。光栄です!!(敬礼」
教「うんうん、素直でよろしい♪・・・・・・それと、助言をした貴方。」
瞬「・・・瞬 間移です。」
教「的確な助言でしたね。あなた自身の経験もそうですけど、それより何より誉めたいところがあります。
  他人の対戦をよく見て、分析して吸収する。瞬さんのそういった観察力はかなり高いですよ。」
瞬「いえ、そんな・・・。」 
教「よければ、これからもクラスの人の戦いを見て、助言をして差し上げてください♪
  そして皆さん。皆さんも、真摯に他人の戦いに見入る、瞬さんの姿勢を見習っていきましょう」
ぐるりと周囲を見回しながら、灼先生は言った。
誰からともなく、皆うんうんと頷いている。
教「さて、それでは私のお話はこれでおしまいです。・・・そろそろ」

オゥアーオゥアーオゥアーオゥアーヴォルカニックヴァイパー!御託ハッイラネェー!!!!

教「・・・うん。これにてー!【心理】の授業をーっ終わりまぁーーーす!解っっ散ッッ!!」
クラスが一気にざわつき始めた。対戦を続ける生徒もいるが、大半はすぐに切り上げて席へ戻り、帰り支度を始める。
教「来週は、も〜う少し真面目な授業をやりまーす。皆さんちゃんと、体調を整えておいてくださいねぇー♪」
はぁーい♪と、男子と一部女子のノリのいい返事が響くのを確認し、灼 地鞘は教室を出て行った。



歩「・・・ぷはぁ。いやー、とんでもなく緊張したよ・・・疲れた・・・・・・。」
瞬「だろうね・・・ふふ、誰から見ても堅くなってるのがわかるくらいだった。」
歩「Σうあーん!!しょうがないじゃなーい!!あんなに囲まれてたんだもんっ(泣」
瞬「まぁまぁ、落ち着いて。戦いぶりはよかったんだから、取り乱さない。」
歩「・・・うーい。まぁ、きっとこのことは都合よく美化されてあたしの脳ミソに書き込まれることでしょう。うむ。」
瞬「・・・ん。(くすっ」
歩「・・・・・・・・・Σあ、泡沫水さんってばまだ寝てる!?」
瞬「起こそうか・・・もう帰りだし」
歩「起こそ起こそ、っていうか一時間まるまる寝ちゃったのかこの娘。よく寝るぅ」


歩「(ゆさゆさ)ほれほれ、もう帰る時間だよーい、みーなわーみさーん」
水「・・・・・・んぅ?・・・ぅぁ、はい、りょーかいです・・・・・・むぐぅ」
かなりぼんやりしてる様子の泡沫水さん。まぁ、でも、起きたみたい。
ゴキゴキゴキとか妙な音が聞こえた気がするけど、気のせい気のせいまぐれてしまった気のせいだきっと。

瞬「・・・。」
・・・?
瞬さん、顎に手をあてて何か考え事してる・・・。

歩「あれ、どうかしたの?」
瞬「・・・ん、思い出してた。さっきの戦い・・・。」
歩「・・・戦いって、あたしと灼先生の?」
瞬「うん。倒すため、以外にも・・・戦い方ってあるんだな・・・って思って。」
歩「ふーん?よく、わかんないけど・・・まぁ、印象に残ってくれたみたいだから、いいかな。」
瞬「・・・ん。」




――――あゆみ日記。
勝手に読んだら我延髄突き割る!!


・・・強くなるぞ!!

213795:2006/08/30(水) 14:46:46 ID:wpW/Omwg
>>180
私がいうことじゃないですけど、テンション高いw
アルミロッカー断罪は死ぬwwwwwww

>>20
いつのまにかフォモになりましたか!?

>>154
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 姉ちゃん!姉ちゃん!
 ⊂彡


>>921
神開き直りすぎw
3次元に萌え求めちゃ駄目ですかww
そしてその心意気やよし!!

214名無しさん@2周年半:2006/08/31(木) 00:18:40 ID:.P/XVqgs
795氏GJ!
つーか過疎しすぎw age

215名無しさん@2周年半:2006/08/31(木) 03:44:49 ID:j6UOpMFc
――――あー外は暑いけど、ここは涼しいなぁ〜。

世間は夏休み。


それはギル校生にも同じこと。
生徒は各々好き好きにギルティしたりギルティしたり恋愛したりギルティしたりしている。

・・・ちょっと悲しくなった。


そんな私は地元に帰っている。
そしてここは実家から一番近いゲーセン。
冷房がきいているので最高である。
土日は結構人がいたりもする。
今も、まぁそれなりに賑わっている。



『もらった。足元注意だ!もらった。』


SLASH

『うぉぁぁぁ!』『ノリが悪かったな』


わかりにくいと思うけど今の相手はテスタメント。

来てまだそんなに立ってないのにそろそろ二桁勝利が見える8win。


――――ガコーン

『夕飯はベシタボー』

画面が赤くなり聞こえるお決まりの台詞。



おっ。また乱入された。
されないと暇だから歓迎だけどねー。


ガシャ ガシャ


相手。2P側は初期位置がカイの為ソル経由でブリジットにカーソルを合わせた。


ブリジットかぁー。
地元に鰤使いなんていたんだー。

実際ブリジットとの対戦経験は多くはない。キャラ別コンボの練習はしたりしたし、ギル校にも居たけど、あまり対戦はしていない。


――――ガシャーン


いつもの音楽。オープニングデモ。そしてあまり聴かないSINPLE LIFE。


さーて。開幕行動はどうしたもんか。



コインでも投げとくかな?

216名無しさん@2周年半:2006/08/31(木) 04:22:53 ID:y5RzU4T.
Heaven or Hell
DUEL1
Let's Rock


開幕コイン。

基本的にリスクのない選択肢である。


―――ピィン

―――キーーン キュ!!


強気だなぁー。

相手の選択はKSMH。
純粋に読み負けたね。うん。


――――タタッ 『スリープします』

微ダッシュ、4設置からの落ち攻め。
もう画面端が迫っている。
ここは素直にガードしとこう。


『ハイ!ハイ!楽しんでます?』
『やるじゃない おぉっと』

2K2P近Sをガードする。


――――くるくる

ローリング!!

だがこの距離でのロリJ2Sなら問題なくガード・・・


ペチペチビシビシキーーンキュ!

「うわっ」
思わず声が出た。

ローリング後何も出さずに着地。そのままKSMH停止で〆られた。

別にすごいことされたわけじゃないけど、鰤の攻めって、なれてないんだよ。うん。

・・・言い訳してる暇ないよなぁー。


そこから更に起き攻め。


いいかげん切り返さないと。暴れも時には必要だよねー。最悪バーストしよう。

えーと、次は??


『カムバーック』

前Jヨーヨー引き戻し為からの詐偽飛びかな?

217名無しさん@2周年半:2006/08/31(木) 05:18:34 ID:K0NN0m8w
朝っぱらから何やってんだwGJ!

やっぱり、ただGJ出すだけの時も名前入れるべきなのかな?俺921なんだけどさ。

218215-216:2006/09/01(金) 09:01:37 ID:1fRH7Jac
飛び上がったブリジットから放たれるJ2S。

そして中下段の二択。


さっきは下段だったし・・・中段?
いや。裏をかいてまた下段だ。うん。


――――ビシ


あぅ


JKがしゃがみくらいで直撃。

解放されたヨーヨー。降りJ攻撃。近S。KSMH・・・ここかな?


『シリアスにいくぜ』


バーストを使いはじきとばす。
もう体力は五割。


低空ダッシュからのJHS

『フン』

をすかして


――――ベシベシピィンピィン


2K足払いからコイン二枚。
一気にミストファイナーがLV3まで羽上がる。



さて、距離がひらいたなー。

219名無しさん@2周年半:2006/09/05(火) 20:52:11 ID:QPf8VizI
続きマダ〜?

220670:2006/09/06(水) 05:57:38 ID:aqvKaFs.
久々過ぎてキャラ忘れちまった…orz
リハビリってことで番外っぽく

>>201
何か壮大な勘違いをしておられるのでは……ι
沼ミラでフルボッコされる俺が最強なわけNEEEEE!!



『初めて出会った第一印象』



いつものことだった。
いつもの駅で、いつもの切符を買い、いつもの駅で降り、いつものゲームセンターへ行く。
そして、いつものようにギルティギアにコインを入れ、いつものように連勝する。
何も変わらない。つまらない"いつもの"毎日。

そこに何かが混じり込む要素など本来なら有り得なかった。
……のだが。

「君、子供用の切符で乗るつもりかな?」
私が切符代を払う直前、そんな声が聞こえた。私の真後ろから。
振り返ると、スーツを着こなしている髪の長い男が立っていた。
私は17歳ではあるが、背丈や体格は小学生とさほど変わらない。したがって、子供料金で公共の交通機関を利用しても、それが発覚することはあまりない。
なのに、この男は。
「??」
とりあえず『子供』の表情を作っておく。こんな外見の私だから出来る、一種の処世術。
いつもなら…ここまでやれば、普通の人間は疑いなく去るはず。去るはずなのだ。
「そんな顔してもダメだよ。君の年なら大人用だろ?」
「…何のこと?」
答えるまでにほんの少し、間が開いてしまった。
怪しまれた、とも、怪しまれなかった、とも言えない。というか。
「ほら、ちゃんと大人用を買う」
……恐らく、この男は確信を持って私に話しかけている。
ここまで来たら仕方がない。ちょっと大きな出費だけど普通の切符を買おう。
いつもの倍の値段を払い、出てきた切符を手にした瞬間。

もしかして……関係者なのだろうか。

そんな考えが頭に浮かんだ。
気になる。聞いてみようか。
「おじさん。…………?」
誰もいなかった。
私以外は立っていなかった。
「………」
手にしているのは、大人用の切符。
何だか、騙された気がする。素直に子供用を買えば良かった。
胸の奥が渦を巻いているようで………えーと、この気持ちを何と言うんだっけ。

あ、そうそう、こういう感じ。

「ムカつく」



17歳の白鷺 初音は呟いた。

221名無しさん@2周年半:2006/09/06(水) 22:24:29 ID:8jrQr/Ow
オウァ!?待ってました!!

初音たん初音たん(;´・`)

222名無しさん@2周年半:2006/09/10(日) 03:36:43 ID:p9j0/Fr.
保守

22364:2006/09/10(日) 23:51:18 ID:WDpxvlgw
>>103

「勝ったのはE組の松瀬 緒土!」

「ごめ。負けちゃった」

苦笑いして(と言っても髪の毛のせいで口元しか見えないのだが)雹が戻ってくる。

「でも嬉しそうだな」
「え、そう?僕そんな顔してる?」
「キットカット腹いっぱい食ったような顔だ」

まさか雹まで負けてしまうとは……。
だがまぁ、考えようによっては私の手であのいけ好かない3人組と決着をつけられると言う事だ。
それにしても気に入らん…松瀬 緒土、江辻 聖、そして永園 翼。
私が最も嫌っている人間が3人、雁首揃えている。不愉快極まりない。
松瀬 緒土、いつもいつも私の邪魔ばかりする。
江辻 聖、こいつは生理的に受け付けない。それにあの海 葵夙(かい きすく)を髣髴とさせる。

「そ、そるぅ〜……顔怖いよ…」
「なんかやたら気合はいってんな…」

そして永園 翼、この野郎のせいでお兄ちゃんは……
思えばこの1年間はヤツを倒すことしか考えていなかった。だがそれも今日で終わりだ。

「続いてG組は大将の紙野 蘇留!もう後が無い崖っぷちです!!」

「頼んだよ〜そるぅ〜」
「暴れて来い蘇留」
「ああ」

ステージを登って筐体へ向かって行く。ついに決着をつける時が来たのだ。

「おいおい、蘇留が大将かよ。大丈夫か?」
「ふん、ぬかせ雑魚が」

「それでは先鋒大将戦…このまま快進撃を続けるか松瀬 緒土!それとも大将の紙野 蘇留がここで巻き返すか!?」

『君に用はないのだが…』
『めんどくせぇ…』

松瀬 緒土……ちょうどいい。お前は前菜にはちょうどいいぞ。
まずはこのスカした輩を血祭りに上げ、金髪女とDQNを引きずり出してくれる。
お前など眼中には無い…とは言え、あの亜麗寺と赤井を倒している訳だからな……油断は禁物か。

(とりあえず開幕は……)

『ヘヴンオアヘール!』

さて…亜麗寺 美里、赤井 雹、2人とも滅茶苦茶強かった。
そいつらと共に代表に選出された紙野 蘇留…どうやらこの1年の間に大きく成長したようだ。
ヤツはもう昔の、DループのDの字も知らなかった頃の蘇留ではない。全力で倒す。

(開幕は…やはり)

『デュエルワン!』

(ダッシュVV)(立ちK)

『レッツロック!!』

『ネッテロォー!!』

最大の失策はヤツの性格を考慮に入れていなかった事だろう。
あの蘇留が大会のプレッシャーのせいで慎重になるなんて事はありえなかったのだ。
だがまぁそれは今後注意を払えば良いとして―――
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(こいつは一体何をやっているんだ?)

「開幕は…ダッシュSVVー!?」

22464:2006/09/10(日) 23:51:45 ID:WDpxvlgw
いつもより低めに打ち上げられる。
馬鹿な…全ての点においてHSVVを下回る性能のSVV……何故撃ってくる?
判定はHSVVより小さく、発生も遅く、それどころか命中したって受身を取れ―――

(ない……?)

なんだ…普通のSVVじゃない!?

『ハッ、ネッテロォー!!ハッ、イタダキー!イタダキー!イタダキー!テヤ、イタダキー!ネッテロォー!!』
   ・ ・
(て、低空……ダッシュ低空SVVからの"VVループ"!!)

ダッシュ低空SVV>K>低空SVV>K>2HS>JD>JD>JK>JD>JS>JD>SVV>叩き落し。
開幕から5秒。5割弱のダメージを負って画面端起き攻め。

(ちっ…なんて火力だ…ッ!)

―――キンッ!

息つく暇を与えずにJSからの起き攻めが来る。ここからソルの十八番、打撃とぶっきらの2択。
対抗策として妥当なのはファジーJか足払い暴れ……だが読まれれば立ちKから5割。
画面端でソルが相手ではリスクはどちらもほぼ変わらない。ならリターンを重視して暴れるが得策…

『ハッ!』『カウンタ!』

(げっ!立ちKで刈られた…!)

『イタダキー!イタダ…』『ファールを犯したな!!』

JDにバーストを合わせて吹っ飛ばす。

(あ、危ねぇ……)

流石に今のはヒヤッとした……ソル戦はラウンドの序盤から神経を使う。
TGに左右されないDループの超高火力が危険すぎる。
相手の好きなようにやらせては駄目だ。幸い立ち回りは有利……慎重にシューティングしてペースを握らなくては。

―――ヴン…ヴン…カッ…カッ…

『ガァン!かかったか?』

だが敵はこちらのシューティングなどどこ吹く風。
ひたすらガンフレフェイントを繰り返し、ボールを直ガしてゲージを着実に蓄積させていっている。
スキはある……突っ込むか?
いや、VV割り込みを食らえば一気に起き攻めされて分が悪くなる。ソル相手に接近戦へ持ち込むのは危険だ。
だがこのままでは敵のゲージがどんどん溜まって不利になっていくだけ……。

(…焦るな)

ゲージがどうした。ゲージなんて幾らでもくれてやる。
立ち回りなら確実に有利が付く。近付けさせなければどうという事はない。

(いいだろう…このまま封殺してやる)

・・・

どうやら緒土は雹の言う「タイプ2」……封殺狙いのシューティングを展開してくるつもりらしい。
このままゲージを溜め、チャンスを掴んで一気に殺し切ってやる。

『ガァン!かかったか?ガァン!かかったか?』

TGが50%まで溜まる。だが敵は一向に突っ込んで来る気配が無い。
チマチマとシューティング削られて体力も7割程度にまで減らされている。
当然このまま黙っているわけには行かない。やはりこちらから仕掛ける他ない。
だが、どうやってこの弾幕を破る?
赤井との試合を見る限り、緒土のシューティングは間違いなく1流だ。隙はそう簡単に見せないだろう。

(無ければ作るまで…)

22564:2006/09/10(日) 23:52:17 ID:WDpxvlgw
『グランドヴァイパー!!』

(…やると思ったぜ)

地面を滑走してくるソルをジャンプで回避する。
大方、GVRCで無理矢理ペースを掴もうとしたんだろう。だがこうやって避けてしまえば問題は無い。
着地して来た所にコンボを入れてやろう。だが、ここがヴェノムの辛い所だ。
こんなデカイ隙があれば、大抵のキャラはコンボも自由自在に組めるのだが、ヴェノムはそうはいかない。
ボールのない状態ではせいぜいカーカスループからデュビで締めて2割。
ゲージを使ってダメージを取りに行っても4割程度が限界と悲しい。でも、ここできっちり反撃しとかないとな。

『デュービス…』『調子に乗りやがって!!』

(あ!?)

バーストで弾き飛ばされる。GVは俺を釣るための餌だったか…!

『ガァァンフレーイッ!!』
『ロマンティーック』

ガン青から2択。

『ハッ、テヤ、テヤ』
『よ、読めているぞ』

打撃の立ちKをガードする。相手は近S>2Sにガトリングして有利Fを作った。
ボール無しで近距離、この状況は危険すぎる。とにかく間合いを離さなければ。

『オオッ!!』
『甘い』

2S直後の遠Sをバクステで回避する。
あの赤井にも競り勝ったんだ…シューティングにさえ移行できればそう簡単には近付けさせない自信はある。
ボールを生成して有利状況を作るんだ。

『バンデェーッ!』

(BB!?)

……確かに命中すれば超ハイリターン。ガードされても状況はほぼ五分で距離を埋められてしまう。
だがこんなもん見てから余裕で……。

『ハッ』

条件反射と言うものは恐ろしい。俺は足払いを振ってから思い出した。あの修学旅行の時の対戦を。

『ロマンティーック』

―――ザシュッ!

BB青からのJS。続けて2HS>ガン青>BB……あの時と全く同じコンボを入れられる。

『イタダキー!ガンフレイッ!!バンデェーッブリンガー!!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!ネッテロォー!!』

『SLASH』

(スラ……え?スラッシュ?)

『こんなもんか…』

マジかよ…この火力、これぞソルってところか…。ヴェノムにもあれの何割かでいいから火力が欲しいもんだ。
しかしソルも厄介な事には変わりないが、もっと厄介なのは紙野 蘇留の方だ。
開幕のSVVと言い、予想出来ない独特の立ち回りは健在……向こうにペースを握られては一気にやられてしまう。
次はこっちから攻める…!

226名無しさん@2周年半:2006/09/10(日) 23:52:47 ID:mEgFHqi2
すまん、すげえどうでもいい事聞いていいか?

ここってSS職人以外に人いるか?

227名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 00:00:17 ID:PGo/8TBg
少なくとも俺とお前がいる

228名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 07:20:43 ID:8OHa9LEg
初代スレからずっと黙ってROMってた俺もいるよ!

229名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 11:47:32 ID:J4kLBADI
64氏GJです

230名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 12:12:48 ID:BgG1WA/2
俺も初代から見てる

231名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 12:50:57 ID:jDLi8YZw
俺は途中から見だして初代まで戻って見直したよ。
面白い作品が多いからねえ。時間が足りなくなることが多い。

232名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 19:20:59 ID:UvaX437g
ROMは居るのな。
とりあえず蘇留の異様な入力精度にサプライズ
ダッシュ低空SVVとか、Kの硬直に間に合わせつつ慣性ついてるのすげぇw

233名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 20:42:33 ID:Heq5aHls
ダッシュ低空βブレードは別名タコスブレード、ならばダッシュ低空SVVは蘇留ヴァイパー!?

234名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 06:52:09 ID:xMzi.dGQ
俺も初代からROMってるぞ
64氏GJ

235名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 13:46:32 ID:5dtNSupI
>>233
きっとソルカニックヴァイパーだ(・∀・)

236名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 14:12:33 ID:V3SM64VE
64さんGJ

237名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 18:07:29 ID:DlSqu/Yc
初代ROMってこんなにいたのか
もう俺だけかと思ってたぜ

238名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 20:12:05 ID:fl2IQ3JM
私も初代からROMってます。
64氏GJです。

239名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 23:46:23 ID:gLW1ynH6
>>235
ナニソレwソルカニックバイパーとかキャラ名が技名はいってるとかわけわからんなw
ってか他の技どーなんだw

240名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 04:45:46 ID:X.FLD3bU
>>239
バンディットリソルバー

241名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 07:34:05 ID:7TOgUpGo
>>239
つライオットソルンプ

242名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 10:01:33 ID:iGhyWsu6
≫239
つドラゴンインスソール

243名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 10:16:48 ID:MeEXhvg.
つソルフレフェイント

244名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 13:40:02 ID:SNSvJM96
おめーら仲良いなwwww

ソルフレフェイントがソルスレフェイントに見えたのは俺だけか

245795:2006/09/13(水) 15:11:16 ID:SNSvJM96
前回は>>207です。
無駄ハイテンション髭使い、断帝歩の話。



食べた後は眠い。
お昼ごはんに暖かくてつるつるしたおうどんなんか食べちゃったもんだから
余計に居眠りの神様こと野比の○太先生の生霊が暴れてしまっております。
故に私が今こうしてゆらゆらと幻と現の間を彷徨うのも、詮無きことである!と
民明書房刊「秘して伝わる食眠操術〜古宮廷料理に見る医食同源〜」にも書いてあるとかないとか・・・zzzZ



教「〜と、いうわけで、まぁ特にポチョムキン聖ソルやメイ、チップにミリアとジョニー・・・あとはアンジぐらいかな?
  を使う方々は忘れてはいけませんね。まぁ、腕が上がれば自然と身につきますし、応用はどんなキャラでもできm・・・・・・
  む。そこの貴方、さらりと横へ流した髪のお嬢さん、聞いていますか?」
こんこん、と黒板を叩きながら七三分けの眼光鋭い教師が言い放つ。

歩「Σっは!?はい!!もちろんですっ。大丈夫です起きてますん!!」
教「・・・起きてるのか、寝ているのかよくわかりませんが。まぁ、ともかく質問します。J移行フレームとは何ですか?」
歩「えと、あの、アレですっジャンプのっ、レバーを上に倒してから飛ぶまでの時間ですっ」
何故かびしぃ!と天井を指差しながら答える断帝。

教「ん〜・・・・・・・・・まぁ、五分ほど前までは起きていたようですね。50点です」
歩「Σッッッ!!(絶句」
ごーん、という音がしそうな程に露骨にショックを受ける断帝のリアクションにクラスに苦笑が沸いた。

教「それでは残り50点分、皆に頑張って助けてもらいましょうか。誰か、挙手して答えてみてください。
  答える気が無くても、復習の意味も込めて反芻ぐらいはお願いします。
  授業の内容を忘れる、ということは・・・その分、初心者に近付くということですからね。」

う・・・と全体的に呻き声が響く中、ちらほらと手を挙げる生徒がいる。
自信は無いが、それでも・・・と弱々しく挙げる者もいれば、すぱっと手を伸ばす者も少しはいるようだ。

教「ふむ。えぇと、では一番早かった・・・その髪を二つに分けている子、・・・泡沫水さん。どうぞ」  
水「はい。・・・J移行フレーム中は、地上必殺技の入力を受け付けています。また、その間に出した技にはJ属性が付きます」
教「えぇ、その通り。それで、先ほどはそのJ移行フレームが大事なキャラをあげていたわけです。大丈夫ですか?断帝さん」
泡沫水さんどうもありがとう、と言うと教師は歩を厳しい目で見た。
歩「・・・はぃ。大丈夫ッス。すみません・・・。」
教「・・・ふぅ。では、J属性が何か、は大丈夫ですか、断帝さん?」
歩「えっと、・・・・・・あの・・・ジャnオゥアーオゥアーオゥアーオゥアーヴォルカニックヴァイパー!!・・・・・・あぅぅぅ(泣」
教「おやおや。ちょうどチャイムが鳴ってしまいました、では断帝さん、今の質問は宿題です。次週の頭に答えてもらいます。
  それではこれで【システム知識・A】の授業を終わります。皆さん、グッドラック。」

そうして、教師は早々にチョーク等の荷物をまとめて出て行った。

246795:2006/09/13(水) 15:11:53 ID:SNSvJM96
歩「おぅあぁ・・・・・・シショりましたぁ・・・」
というかそろそろもうデストロイな気もしますですハイ。なんていうか机と頬が仲良くしちゃってます。
瞬「・・・・・・。」
なにやらなでなでとした感触が。うおう、おそらく瞬さんがあたしの頭を慰めてくれている模様。
あぁ・・・めちゃめちゃ気を使われてるね、ごめんなさいありがとう優しさが身に沁みます。

水「歩さん、そんなに落ち込まないでください。ちょっと聞いてなかっただけじゃないですか」
歩「いやぁ・・・まぁ、そこはそんなに気にしてないんだけどさ」
気にしなきゃ駄目とかいうツッコミは無しですよ?気にならないもんはならないの。

瞬「・・・気にしようよ。」
歩「・・・・・・・・・はいッス。反省します。」
撫でられてるせいか、とてもごめんなさいという気持ちになった。
どうでもいいけど、撫でてる手が左手だね感触的に。

水「大丈夫ですよ、来週までなんですし、さっき私が言ったことと絡めて覚えればすぐですよ〜」
歩「うぅ、ありがとね〜泡沫水さん。さすが100点の子だけあるわぁ・・・・・・」
あぁほんともう二人の優しさが嬉しくて自分が情けなくなるなりすぎる。

瞬「・・・先生を見返してやれば、気もすっとする」
歩「・・・・・・そりゃそうだけど。というかかなり悔しくてムカついて来たのが今更だなんけど。」
それができれば苦労は無い、と続けなくてもわかりそうなくらいぶーたれて言ってみた。
いかん、八つ当たりじゃん。あたしの馬鹿。

瞬「・・・大丈夫、断帝さんならできる。」
歩「あうぉぉ・・・そういわれると頑張らなきゃって気になっちまいますぜ旦那ぁ・・・」
同時に、めんどいなーとかいやだなぁとかも思うのもホントだけど。駄目が何個つくやら、今のあたし。

瞬「・・・ん。」
水「あれ、それは何ですか?」
歩「・・・う?」
頭をぽんぽんとされて起き上がると、目の前にノートの切れ端が。

瞬「・・・解説。」
水「えぇ!?」
歩「Σいつのまに!?」
瞬「・・・後でちゃんと、実践もするけど、とりあえず・・・読んで。」
歩「うおおお!とてつもなくありがとう!のっぴきならない優しさをありがとう瞬さんッ!!」
ああもうお世話になりっぱなしなのにこの嬉しさはなんなのかっ!?
情けない自己嫌悪になんか浸ってる暇はないねも〜〜〜〜〜うっ!!

瞬「・・・恥ずかしい思いも、自分の力にしてしまえば、強さだから。負けないで、断帝さん。」
歩「お う よ っ !!任せてっっ!!!(がたんっ」
水「がんばってください!」


断帝って熱血だよな、だなぁ俺たちも見習わないと、うんうんあれだけ素直に頑張れるのはうらやましいよねぇ。
なんて囁きあう声が聞こえてきた。
・・・・・・いいのさ!!自分の力にしてやるもんね!泣かないさ泣いてる暇なんかないさ!!うあああん!!!

247795:2006/09/13(水) 15:12:27 ID:SNSvJM96



―――――――――――――放課後。



結局、瞬さんにご教授願うことになった。

瞬「ん、じゃあほら、次はロボカイで上いれっぱにしてみて・・・・・・」
アーケード台よりは家庭用の方が都合がいいというので、激狭い我が家に。あうう、絶対瞬さんちのがいいのに。
一人暮らしだから色々と気楽なのは認めるけどさ。

歩「うん・・・・・・・・おぉ、ホントだ。飛べてない。」
確かに瞬さんはパッドだけどさ。(うちはアケコン一台しかない)

瞬「・・・ね。斜め後ろ入れてても、ちゃんと地上食らいになる。J移行Fって、この時間のこと」
とってもためになるんだけどさ。見られるし理解できるからバカのあたしでも覚えられるし

歩「へ、へぇ〜・・・ちゃんと見るの、はじめてだよ・・・」
瞬さんの声が頭上から聞こえるこの状況は一体何!!?何ゆえこんなことに!!!!


えーとね?まず、あたしがテレビの前の食卓兼テーブルの前に座るよね。
床にあぐらなんだけど女の子らしくなくてごめんね。
んでテーブルにスティックを置いて、手を添えるわけだ。うん、ごく普通の状態。
けど何故かそこで瞬さんがアタシの真後ろに、足を広げて座るんだ。
真後ろっていうか、この場合「密着してる」っていう日本語のほうが正しいかな、うん。
んで、哺乳類の証であるおへその前で瞬さんがパッド握ってるの。
「あたしのへその前で」握ってるの。つまりパッドが無かったらなんていうか抱きすくめられてrお8んりぇいb

・・・・・・んっん。ちょっと回線が混乱。失礼。
うん。ねぇ、この状態、おかしいよね。見た目だけでもう既にお腹いっぱいなくらい変。うん、変。
つぅかくすぐったいの!微妙に脇腹にあたる瞬さんの腕がくすぐったいわけですよこんにゃろう!!

瞬さんいわく。

「視線がなるべくおんなじのほうが、良い。」

って言うんだもん!しかもホントに黙々ギルティするだけなんだもん!
逆らえないよね逆らえないの逆らえないんだってばうわあああああん!!!
恥ずかしすぎるんだってばこのシチュエーション!!そもそも部屋見られただけでいっぱいいっぱいだっつうの!!!
机の棚にあるギルティ関係の本とか教科書類とかが!
いつのまにか整頓されたりしてるのに気づいたときの恥ずかしさといったら!!
恥ずかしさで人どころか自分が殺せそうですよふぬあああああ!!!



・・・なんてあたしの心の叫びは聞かれることなく進みます。淡々としてます、この授業は。


瞬「投げと打撃の2択っていうのは、これがあることで実はわりとちゃんとした2択になってる。」
だから青リロのカイとかでも強い人はちゃんと崩せたりできた、と瞬さんが静かに教えてくれる

歩「ふーん・・・そっか、確かにね。移行中ってガードできないんだもんねぇ、そうかぁ・・・。
  あ、あのさ、もしかして【ダストを立ち食らいする】のって、これが原因?」
瞬「・・・ん、立ちガードしようとして斜め上に入れてしまって、そうなる人は居る。連続ガードじゃない時だけだけど。」
歩「連ガじゃない・・・うんうん、そうそう。間違いないよ。あーなぁーんかカイのダストがガードできてないのってこれかな。」
瞬「ガトリングから直接、だったら・・・あるかも。」
歩「いやね?自分じゃちゃんと立ったと思ってても吹っ飛んでくことが多くてさー。うぁ、今度、気をつけてみるね。」
ちゃんと真後ろにレバー入れられるように、そういうと瞬さんが呟いた。

瞬「じゃ・・・一通り、やること終わったら、対戦で試そう・・・カイなら使える。」
歩「Σそうなんだ?じゃあ、あの、またお世話かけてごめん。よろしくお願いしま、す。」
・・・と、色々と誤魔化しながら一見それらしく授業を受けてます。
えぇ、ところどころでなんというか妙な声が出てるのは秘密。あー今顔の温度が98度くらいあるわあたし。
今頭突きしたら燃えるねきっと。

248795:2006/09/13(水) 15:12:59 ID:SNSvJM96



――――――。


この後もしばらくJ移行Fについてのお話は続いた。
身近な髭の無敵付加をはじめとして、通常技>JCマッパの暴れ潰しとか
JCは動作終了まで受け付けることを利用した、ポチョムキンの当て投げ(?・・・青リロの時はそういうコンボだったとか・・・?)の話とか
同じくJCを利用した、カイの足払い>スタンでの暴れ・J読みとかのディレイするために利用する使い方。
それにJ仕込み(HJ仕込みって初めて知ったよ・・・)関連。あたしも近S遠SからHJコンボやってたけど・・・
J移行Fっていうのを意識したら、どんなタイミングで上いれたら良いのか凄くはっきりわかった。
他にもJ移行1F目は投げ無敵が無いとか、着地際に「空中判定だけど地上投げされる」っていう
一方的にやられちゃう時間があることも教えてもらったり。
J移行Fの話、っていうよりは、ジャンプ関連のことを色々〜〜って感じだけど
ためになるというか、へぇ〜!ってボタンを押したくなるようなことばっかりだった。20へぇじゃ足りないよね。


・・・あたしもさ、女の子にしちゃだいぶ強い方に入ると思ってたんだ。思ってた。うん、自信があった。
けど、正直・・・瞬さんには敵わない、かな。何回か戦った限りじゃ、そこまでどうしようも無いって感じじゃないけど
知ってることが違いすぎるんだもん。っていうか、瞬さんの言ってたこととか
あたしの持ってる教科書のどこにも載ってないのに。どうやって知ったんだろう、とか思うし
最初の方、「J移行Fを見せてくれる」って言ってやってみせてくれた時にさ?
さりげなくジョニーを使ってミストキャンセルしてたんだ。それもパッドで。

「ジョニーのMC、Lv1だと12F。HSの発生が〜〜〜それで、J移行Fはポチョとロボが・・・・・・」

ってまぁ・・・色々言っていたんだけど、要するに、HSをガードさせて最速でミストキャンセルしてHSってやると
ロボやポチョは上いれっぱなしでも飛べない、っていうことなのね。
・・・何気なく、最速で動かしてるんだよ。メインじゃないキャラを。
いやーははは。別に凹んだとかじゃないよ?ないけど、驚きすぎて声も出ないっていうか。

どれだけ練習してるんだろう、どこまで真摯にギルティに向かってるんだろう、って思った。

だってあたしは、今考えると、「勝てるから」やってたっていう部分もあるもの。
ギルティなら人と張り合える、男にだって負けないよって自分に酔ってるような感じがあったもの。
なんていうのかな・・・・・・、そう、「気持ちで負けてる」って、思い知らされたというか・・・ね。
閑話休題。

249795:2006/09/13(水) 15:13:44 ID:SNSvJM96




さて。今、あたしは2時間前までに比べてえらく機能的になってしまった学習机に向かってる。
瞬さんは、ざっと(とは言っても学校の授業で言えば2回分もかかってる)説明と実践を終えると

「・・・じゃ、来週まで忘れないように、ノートに書いたりとかして、覚えよう。」

と、あたしに復習を促した。うぅ、なんかまるで学校の勉強みたいだよ・・・。
まぁでもそんなのよりよっぽど集中できてるんだけどさ。思い出しながらどんどんメモって書いて書き散らして
今はもうそれを順番にまとめて揃えるって所まで来てる。
あ〜〜、もう少しでおしまいだぁ〜・・・・・・そう思うと段々お腹が減ってきたかも。瞬さんはどうなんだろ?

そうそう、その瞬さんはどうしてるかと言うと、黙々とテレビに向かってます。ハイ。
デュービスカーデュービスカーブ!とかマッセショット!とかヴェノムが力強く声をあげて頑張ってる。時々ロメーンティックってグレッグさんも。
ボタン設定する時、トレーニングモード専用のメモリーとかプレイバックとかの配置気にしてたから
何するの?って聞いたんだけど

「・・・え、と。・・・・・・一言で言うと、起き攻めの練習。やり方がちょっと、複雑。説明すると長い。」

とゆーわけらしいので詳しくはわかりません。ってことはその起き攻め見えなくない?あたし。・・・・・・うぅむ。
ま、いいや。どう足掻いたって中段か下段か投げなんだから、気分的に立ったり屈んだりすればなんとかなるなる。


歩「いよっし!できたよー!!これで例え忘れても思い出せること間違いなしだぁー♪」
だはぁー、と思いっっっっきり伸びて伸ばしてやっと一息。いやぁ、なんだか凄い達成感。


瞬「・・・・・・ん。そうだね・・・うん、・・・・・・・大丈夫。問題ない。(にこっ」
いったんギルティをやめて立ち、私の横から机の上のノートを覗きこんで、そう言ってくれた。

歩「Σほんと?いえぇーい!!」
瞬「お疲れ様。・・・・・・100点満点。(撫で撫で」
歩「Σうぉ・・・・・・いやぁ、あはははは・・・・ひゃ、百点満点ッスか・・・なはははは・・・・・・(´∀`//)」
瞬「ん。断帝さん、とっても頑張ってた。・・・私も、嬉しい。」
うぉぉ・・・・・・なんかこう、褒められてこんな心から嬉しくなるのっていつぶりだろ。やっばい嬉しい。
頬がぐいぐい引っ張られる。うあーうあーどんどんニヤける、なにこれなんだこれどうすんの。
あー、うむぅ、いやこれは、どうだろ。いかんかなぁ、でも凄くそうしたいし、ってか学校でもしちゃったし、いいよね?

歩「・・・てぁ!!」
瞬「Σふぁっ」
・・・抱きついてみた。というか、思い切り胸に顔を埋めてみた。

瞬「・・・・・・・・・ん。・・・よしよし。」
歩「・・・・・っ・・・・・・・えへへ♪」
瞬「・・・。」
歩「・・・・・・♪」
瞬「ん・・・。」
歩「〜〜っ♪♪」
うあ、凄く優しく撫でられてる。怪我した所をさするみたいに、手のひらでやわやわ触れられてる。
・・・やばいね。癖になりそう・・・とてつもなく幸せっぽい感じが・・・うぅ・・・甘い気分て、こーゆーのを言うのかぁ・・・。
いやぁ・・・瞬さんいい匂いだわぁ・・・・・・・・・♪

250795:2006/09/13(水) 15:14:23 ID:SNSvJM96

―――しばらくして。

ほんわかほんわかとそのまま眠りそうなくらい惚けてた私を腹の虫が一喝。
お腹空いたね、と苦笑いして見つめ合いつつこうして一緒に出かけることになった次第。
ってゆーかすっかり暗くて、夕御飯の時間はだいぶ前に過ぎてた。トゥレイ。

今「パイル!」って思った人、重度のギルオタだねm9(・∀・)

てけてけスニーカーで歩くあたしと、かつかつローファーで歩く瞬さん。
蜜柑色のパーカーのフードを揺らしつつ歩くあたしと、グレーのタートルネックをもこもこさせてる瞬さん。
サバイバルっぽいショートパンツでバンデーットリボルバー!できそうなあたしと、赤黒チェックのフレアスカートでホウキに乗れそうな瞬さん。
体格も全然違うし、やる気がねえなら帰んなってくらい共通点が見当たらない。
でもどうしてだかこうやって一緒に御飯食べに行くわけで。
不思議なもんだよねーとか言ってみるも相変わらず「・・・ん。」と返事が返ってくるだけ。
心なしか、前よりも口元が緩んでる気はするけど、ね。ふふふ。


そんなあたし達が向かったのは、「味安」という看板をかかげた「みーあん」ってゆー定食屋。
醤油と油の熱気がこもる、けど禁煙の大衆食堂。
店の面積の4割を占める巨大な厨房でおばちゃん大軍団がわっせわっせと料理を作る変な店。
お酒とかおつまみとかも出すけど、色々と定食とかお腹いっぱいになる一品モノとかが700円前後で
夜3時くらいまでばたばた営業してるから若者にもなにかと便利。
大通りに面してるせいか、長距離トラックのおっちゃんとか
大きなバイクに乗ったライダースーツの人とかいろいろ居て、一人で来ても話し相手にはこと欠かない。
いやまぁ、そんな時間に女子供が来るとか何事だって話は置いといて。


歩「瞬さん、注文決まった?」
メニューを読んでる瞬さんに聞いてみる。
いやぁ、座敷ってイイよね。足伸ばせるし机広いし腕ついて突っ伏せるし。

瞬「・・・ゃきそば。」
お姉さん座りを組み直しつつ、どうやら決まったらしく教えてくれる。でもなんか今、発音変だったような。

歩「ん。単品でいいの?確かにここ、量は多いけど・・・瞬さんくらい身体大きいと沢山食べるでしょ?」
瞬「大丈夫。食べる量は、人より多いけど、少しだけ。」
具体的にはしゃもじで軽くひとすくいらしい。・・・わからないって

歩「すみませぇーーーん!!唐揚げ定食ひとつー!あと焼きそば単品ん〜〜っ!!」
ぅあーいよぉ〜〜〜カラテイとヤキソバ一丁7テーブルぅ!っていうオバちゃんの雄たけびが聞こえた。
なんとはなしに窓から外を見てたら道路歩いてる人がこっち向いたんだけど。聞こえてる?(汗

瞬「・・・意外。」
くすっと笑いながら言われた。・・・のがわかるあたり、瞳が見えないのに慣れてきちゃったみたいだねあたし。

歩「う?何がー?」
瞬「こーゆーとこ、来るんだなって。断帝さんならもっと、今風な所だと。」
歩「え?あぁ、いやははははオヤジくさいとこでごめんねー。そだねー、確かにあたしはマックとかっぽいかぁ。」
瞬「・・・だね。ファミリーレストランとか、そういう感じ。」
歩「たはは、誘われれば行くんだけどねー?あーゆーお店は、さっさと出て行かなきゃお邪魔かなーとか思っちゃうの。」
瞬「あぁ・・・わかる、人が沢山入れ替わる。居づらい。」
歩「そそ、なんてゆーか流れ作業〜〜とかそんな感じでさ、キレイなんだけど腰が落ち着かなくてそわそわする。」
瞬「・・・。(くすっ」
歩「こーゆー大雑把なとこのほうが、こうどっかり座り込んで食べて話してられるし好きなんだー♪」
瞬「・・・確かに、そっちのほうが断帝さんらしい。そわそわというか、まごまごしてるのが思い浮かぶ・・・ふふっ。」
歩「Σんぁ、なーんかひどいこと言われてるような気がしないでもない。」
瞬「んーん、断帝さんておもしろいなーって思っただけ。」
歩「Σやっぱりひどい気がするよ!?」
瞬「気のせい。けなしたりしてはない。」
歩「・・・そう?まぁ、瞬さんがそういうなr「・・・・・・褒めてもないけど。」ってこらぁ!やっぱりじゃん!!」
「「・・・あっははははははは!」」

251795:2006/09/13(水) 15:15:14 ID:SNSvJM96

二人で声を揃えて笑いながら話してた。
いつのまにか、何気に瞬さんが大口開けて笑ってる。
あたしも遠慮なくツッコミ入れてるし、ごくごく個人的な質問とかどんどんしちゃう感じ。
お肉がすごく大きくてサラダとかお味噌汁とか一通りついてくるから、あたしはいつも唐揚げ定食なのだとか、
瞬さんは子供の頃、出店とかであんまり買ってもらえなかったから今妙にやきそばとかが好きなのだとか、
どうでもいいはずなのに、知ってもらえると嬉しくて教えてもらえると楽しくて。
緊張とか話の流れとかそんなこと気にならなくなってスラスラ話して笑っていられた。
時々真面目に、どうしてこの学校来たとかの話もした。
まさか間移・・・じゃなくて、瞬さんも一人暮らししてるとは。いやまぁ、うちの学校来る度胸があればそれくらいできるか。

しっかし色々比べれば比べるほど凄いわ瞬さん・・・。一人暮らしもそうだけど、
最高連勝数とか最大どれくらいダメージ与えたことあるかとか苦手キャラの数とか、
大会出てどこまで行ったとかこんな小ネタあるよとか、
雑談でできそーなギルティの話題たっくさん振ったけどほとんど敵わないもん、あたし。
ってか途中から「瞬さんならどこまでできるか」をあたしが当てるような謎クイズ形式になってたし。
いやまぁ、気がつけば完全にただの雑談になってたんだけど。うん。



歩「女子校だったんだー。確かにそれならチョコとか貰いそうだy「ごめんよぉ!ラストオーダーだわぁ!」」
歩「Σうおあ!?・・・っと、もうそんな時間かぁ・・・えと、何か頼む?」
瞬「んーん、お腹いっぱい。」
歩「そか。それじゃああの、オーダーはいいです。」
おばちゃん「あいよっお冷とかおしぼりとかもそろそろしまっちゃうから取りに来るなら早めにね!」
歩「はーいわかりました。ありがとうねおばちゃん!」
お「なんのなんの!毎度さまだよ!またきておくれ!」
ばたばたばたと豪快な足音をたてつつおばちゃんは去っていった。いや、相変わらずすごいわ。肝っ玉って感じ。

瞬「・・・とっても早かった。ずっと話してたのに。」
歩「あははっ♪ほんと、あっと言うまだったねー。まーったく、明日学校なのによくしゃべったもんね」
瞬「・・・ん。楽しかったんだね、二人とも。・・・・・・よかった、おんなじで。」
歩「Σ・・・・・・や、なんかそう改めておんなじとか言われると、照れるよ!あはははは!」
瞬「・・・・・・。(ぽりぽり」
お?瞬さんてば、ちょっと俯きながら耳の後ろをかいてる。・・・向こうも照れてるらしい。あはは!




・・・二人合わせて2千円も払わずにずいぶん長居したもんだ。
勘定を払う時になんとなくおばちゃんゴメンな気分になっちゃったってばさ。
もう店内にも人が全然居なくて、道路も車が居なくて、少しだけど空気の音が聞こえるくらい静かな状態。

歩「んっ、ふぁぁ・・・・・・あ・・・・・・。かなり遅くなっちゃったね。女の子二人なのにこんな時間まで」
瞬「・・・大丈夫。悪い奴は、私を見ればたいていどこか行っちゃう。」
歩「あっはは!頼りにしてるよ〜♪」
瞬さんもにこにこ、声もずいぶん高くなってるみたい。透き通ったっていうのかな?良い声だなぁ・・・。


歩「・・・・・・・・・・・・ね。気づいたんだけど、さ。」
瞬「ん・・・?」
歩「しゅ、終電とか、ないよね。・・・とっくに。瞬さん・・・もしかして・・・帰れない?」
瞬「・・・・・・・・・・・・・・・ん。」
うわぁ・・・・・・き、気づくのが遅すぎた・・・!
あ、瞬さんが手をこめかみ(前髪?)に当ててる。「やっちゃった〜・・・」って感じだ。

252795:2006/09/13(水) 15:16:56 ID:SNSvJM96

瞬「・・・・・・・・・泊めて、欲しい。」
歩「Σえ、え!?あ、いや、いやじゃなくて、いいんだけど狭いというか布団が無いというかなんというかいうかというか!」
瞬「歩いて帰れる、けど・・・大変。それに・・・・・・・・・・・・もっと、話したい。」
歩「あ、あぅぅ!そんなこと言われたら断るわけにはー!!あたしだってまだ話したりないもんさっ!(泣」
瞬「・・・もっと一緒に過ごしたい。・・・・・・・・・・・・お願い、歩。」
歩「ッ狭くて不養生なあばら家ですがどうかお使いくださいませぇぇぇ!布団からはみ出るのは覚悟してもらうからね!!」
でぇえええい言っちまった!あとは野となれ山となれだこんちきしょー!!恥ずかしくて顔から火がでらぁぁぁぁ!
だぁーもう明日学校いく道具とか着替えとかどうすんのなんて言わない!今更追い返せないのは変わらないし!!
っていうかこんな時間まで起きてたら午後に登校とかしかねないよもう知るかッッ!!



歩「・・・・・・・・・って、あゆ、む?」
瞬「・・・・・・・。」
歩「今、さ・・・歩って、言った・・・?」
瞬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
おぁ。そっぽ向きよった。
ならばにじり寄るまでよ。
この近さ、今なら近S出せそう。

歩「・・・名前で、呼んでくれた・・・よね?・・・・・・・ねぇ、返事くらいしようよ、間移ってば♪」
瞬「・・・・・・・・・―――――っっ!!(だだだっ」
歩「Σちょっ!?なにも逃げることないじゃんっ!待てぇいっ!!」
瞬「待たないっっっっ!!」
歩「ぬおおお走りなら負けないよっ!この体格差、埋めてみせるっっ!!だあああああああああああああああ!!!!!」
瞬「・・・うくっ、来るなっっ!―――――っっ!!」
歩「聞こえなぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃい待て待て待て待てぇっっ!ていうかもうこのまんまウチまで競争だぁぁぁぁぁ!!」
瞬「Σふぁっ!?」
歩「(よっしゃあ追い抜いたっ!!)一番遅かった奴布団なぁぁぁぁしっ!!」
瞬「ずるいっ!!・・・くぅぅ・・・・・・んっ!!!」
歩「Σうわ速いっ!?ちきしょうこの足長族めぇぇぇ!あたしにも髭みたくKマッパがあればぁぁぁぁ!!」
瞬「Σ(がくっ)・・・ほっ、本気で言ってる・・・」
歩「おぉぉ!?バランス崩してるっ今がチャンスだぁぁぁああああああああ!!いよっしゃざまーみさらせ!!!」
瞬「う、くっ・・・・・・・・!?あっ、あぶなっ!!!!(がしぃっ」
歩「Σあわわわわわぁぁぁぁぁあぁあぁあぁ・・・・・・・・・・・・・・・きゅぅ。」
いきなり引き寄せられて、そのままふたりもつれあってすっころびました。
いやまぁ、瞬さ・・・じゃなくて間移がうまく支えてくれたからちょっと身体打っただけで済んだけど。

歩「うあぁぁ・・・お空は回らないけど力が入らないぃ・・・・・・ぉおぉぁ・・・・・。」
瞬「・・・ね、猫・・・・・・。蹴らなくて、よかった・・・・・・けほ、けほっ・・・・・・。」

なんとか回復して、部屋戻ってお風呂つけて色々して沸いて順番に入って落ち着いた頃には
既にうっすら夜が明け始めていましたとさ。
泡沫水さんに休むけど心配しないでーとメール送りつつ、ココアを飲んだ二人なのでした。
いやだって起きられるわけないし。

253795:2006/09/13(水) 15:17:42 ID:SNSvJM96



歩「・・・寝ようか。は、歯も磨いたし・・・。」
瞬「・・・ん。眠い・・・・・・だいぶ眠い。」
というわけでテーブルどかして布団敷いて枕置いて座ってかけ布団を被ってます。
あたし一人なら余裕だけど間移は一人でもギリギリにっぽい布団に、二人並んで。狭。
っていうか、二人とも身体半分出てるってばこの感じだと。

歩「も、もうちょっとちゃんと布団かぶりなよ、そんな出てたら風邪引くよ。」
瞬「ん、でも・・・ぁゆ、歩も・・・。ほら、あの、部屋の主なんだから・・・ちゃんと入って。」
歩「ううぅ、そんなこと言ったらそっちはお客さんだってば。ウチに泊めたのに風邪ひかれちゃ意味ないよ・・・。」
瞬「・・・身体、大きいほうが、風邪引きにくい・・・。たぶん。平気。」
歩「だ、だってそれじゃ間移ばっかり大変じゃない・・・・・・むぅ、キリが無いねこりゃ・・・。」
瞬「・・・ん。」

歩「・・・。」
じぃ〜〜。

瞬「・・・?」

歩「・・・・・・はぁ。うぅ、もう、しょうがないよね。お互い譲れないんだもん。」
瞬「・・・ん、うん・・・。・・・?」
うし。わかった。わかったよ。腹くくった。
まっすぐ間移の瞳を見る。

歩「もうちょっとだけ、ちょっとでいいからこっち来て。」
瞬「・・・・・・。(もぞ」
今日散々恥ずかしい思いしたんだから今更何を怖がるもんか!

歩「ちょっと腕貸してね・・・。」
瞬「え・・・なn「・・・ごめんっ。」」
ぐにゅっ、と胸元へ飛びこんだ。
仰向けの間移の右腕には枕になってもらった。
横向きのあたしの右腕は間移の腰のあたりに添えてしがみついた。
距離、ゼロ。
間移の体温が密着してる。
呼吸するたびに、匂いを感じてしまう。

瞬「Σ!?あ、あの、あゆm「おやすみっ!」・・・・・・。」
瞬「・・・・・・・歩。」
歩「・・・。」
瞬「・・・・・・ん。」
歩「・・・。」
瞬「・・・おやすみ、なさい。(ぎゅっ」
歩「Σ!?〜〜〜ッッ///」
瞬「・・・。」
歩「・・・!・・・!!」
瞬「・・・。」
歩「・・・・・・・・・!」
瞬「・・・。」
歩「・・・・・・。」
瞬「・・・z」
歩「・・・。」
瞬「・・・zZ」
歩「・・・zZ」

254名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 19:25:12 ID:tO0kbSss
テラGJ!!

255795:2006/09/13(水) 20:10:03 ID:SNSvJM96
読んでくれてサンクスw

256ハルヒたんかぁぃぃよハルヒたん:2006/09/14(木) 01:46:26 ID:53HIcuis
前回>>220



『─SLASH』

勝つ。乱入。勝つ。乱入。勝つ。乱入。勝つ。乱入。
そして今、また勝った。
これがいつも。私の平常であり、そして平穏。
大人用の切符を買ったのは誤算だった。だがそれも無視出来るレベルの"異常"。
「小学生の女の子が昼間から一人でゲームセンターとは、関心しないね」
聞こえてきた声と裏腹に、そいつの表情は和やかだった。
そして問題なのは、そいつは私のことを知っているくせに、私に向かって"小学生"と言った。
さっきは切符を買わせてくれなかったのに。嫌味な奴だ。
「乱入してもいいかな?」
「……ご自由に」
スーツの男が台の向こう側に消え、筐体に写る『Here comes daredevil』の文字。
もしも。例えばの話。
私の"関係者"だったとしたら。
(………知りたい。もっと知りたい)



相手はソルを選択した。厄介。特にこのGGXでは。
ボスキャラであるディズィーを使っているこちらも相当にアレなんだけど。
『Heaven or Hell……Duel 1.Let's Rock!!』

バシュウ!!タタンッ!!
開幕。ディズィーは空中バックダッシュ。ソルはバックステップ。
お互いがお互いを警戒しあっている。
(ッ!!…なら先に動く!!)
迷わずS話し相手。ディズィーの動きをピッタリ追ってくれる、優秀な盾。
ソルは堂々と歩いてくる。だが、それには隙がない。
(この状態なら大したリスクはないから……)
フゥゥン『あっ…!!』
ダッシュして5HSを振る。当たれば大きい一撃。
だが。
『グゥランドバイパーッ!!』
「しまっ…!!」
一気に体力の3割を持っていかれる。
流石に迂闊過ぎたか。いや。
(今のは読んだ?…それとも闇雲に出しただけ?)
先ほどの堂々とした歩きを見ると、最初からこの展開を読んでいたように思える。
だが…わざわざそんなリスクの高い技を出す必要があったのか。そう考えると、ぶっ放しのようにも思える。
『ガンフレェイム!!』
起き攻め。でも距離が開き過ぎている。崩しはない。
タタッ『はぁっ!!はぁっ!!』
ダッシュからの遠S>ディレイ2S。
問題はない。直ガ対策でディレイを掛けられただけ。有利時間を上手く作られただけ。
(これは相手が上手いだけ………現時点で、私に落ち度はない)
落ち着け。落ち着け。

257ハルヒたんかぁぃぃよh(ry:2006/09/14(木) 02:22:04 ID:pdcHI/Pk
タタッ『はぁっ!!』
(またダッシュからの2S…)
次で……この固めを抜ける。
タタッ『ふっ!!』
ダッシュからの2P。……2P。
2Sを吸うはずだった投げ仕込みFD。それが幸いというか、無意識に直ガをしていた。
(2Pから繋げるなら……?)
下段の2Kか。投げのぶっきらか。
偶然ではあるが、こっちは直ガをしている。割り込むならここしかない。
小技の2Pでわりこm『いただきぃーッ!!』……え?

『カウンタッ』

え?

『ガァンフレェイム!!バンディーッ、リボルバーッ!!はっ、いただきぃーッ!!バンディーッ、リボルバーッ!!はっ!!バンディーッ、リボルバーッ!!はっ!!バンディーッ、リボルバーッ!!はっ!!ヴォルカニックバイパーッ!!』ごすっ!!
タタタッ『ふっ、はっ!!』ピョンッ!!

え?

(……だめ、過ぎたことを悔いるな。今は起き攻めを凌ぐことだけを考えなきゃ)
体力は残り3割。相手はダウン追い討ち2K>近Sからジャンプキャンセルして空中。
『はっ!!』
(JHS……大丈夫、ただの詐欺飛び)
『バンディーッ、』
(は…?)
空中でソルが停止する。そう、これはK押しっぱなしで派生する──
(………中段ッ!!)
──のはずだった。
『ロマァンティーック』
『ふっ、はっ!!』ベシィン!!『いただきぃーッ!!バンディー、リボルバーッ!!ふっ!!バンディーッ、リボルバーッ!!ふっ!!バンディーッ、リボルバーッ!!ふっ!!ヴォルカニックバイパーッ!!』
『─SLASH』





「ほら」
上着を脱いだ男がアイスクリームを差し出す。
夕日がそれを赤く染めていたが……間違いなくそれは、私の好きなバニラだった。
「…………」
私は無言でそれを受け取る。
甘いものは大好きだ。
でも、今の私は素直に喜べない。
「…………」
結局、負け越した。
惨めだ。今日ほど自分を恨んだことはない。

なぜなら。
自分より弱い者を"日常"として、勝つことを"平常"として、いつの間にか努力することを怠ってきたから。

「一言で表現するなら、経験不足」
まったくもってその通りだった。何も言えない。唇を噛み締める。

258ハルヒたn(ry:2006/09/14(木) 03:07:51 ID:9nDL0MLk
「ギルティを辞めたいと思ったことはある?」
「………ある。最初はイヤだった」
「最初は…?」

もう、何となく分かっていた。この男は関係者。
だから……全部話す。負けた腹癒せにグチってやる。

「テストプレイとかいうのもウンザリだった。何度も何度も同じ動作ばっかりさせられて、それが出来なかったら怒られた。
だから辞めたかった」
「……それで、どうして辞めなかったんだい?」
「…自分が関わったゲームだし、ちょっとだけ気になってゲームセンターに行ったの。そしたら──」

男の言葉は常に疑問系。でもそれは問い質すわけではなく、ごく普通の……優しいものだった。
そう。例えるなら、父親のような。
暖かかった。とても。
その男の存在が暖かかったから、日が暮れるまで私は話し続けた。
おかしいな。グチをこぼすつもりだったのに。
いつの間にか、二人してギルティの話をして大声で笑っていた。





「……というわけだ。分かったか明示」
「…それが初音たんと校長の、初めての出会い?」
「そう。もともと私はアイツの所有物だったんだが……私はその時までアイツの顔を知らなかったからな」
「………え…所有物って、まさか、あいがn」
「違う。親がいない私を引き取ってくれたのがアイツなのだ。
私はそれまで住んでいた場所で一人暮らしをしていたから、アイツの顔を知らなかっただけ」
「………それって、親権者って言わない?」
「未婚者は親権を獲得出来ない」
「あ……そっか」
「だから私は所有物なのだ」

それきり、明示は喋らなくなる。
この男は優しい。アイツのように。
だがこの男は強くない。アイツのようにはなれない。

(いけない……17歳の少年に、私は何を求めているのだ…)
寂しい時、側にいてくれないアイツの面影?
私が17歳だった頃のような、勢いだけの強がり?
分からない。私はこの少年に何を求めている?
「初音たんってさ…」
「……ん」
「いつになったらBカップのブラをつけらrぐぼぁっ!!」
「……世の中には"膨らみかけ"が好きな男もいる」
「そ……そう、かもね…」
もう寝よう。
この小生意気な少年が隣で寝ていることだけが心残りだが、
「僕もう寝るよ……初音たん、おやすみー」
どうしてだろう。それほど嫌悪感を感じない。
(きっと、明示が馬鹿だから)
そういうことにしておく。

「………おやすみ、明示」

259はるひ:2006/09/14(木) 04:40:37 ID:T.p1PspM
なんかカタカナに変換するのも面倒臭くなってきた(ぉ
書く度に文章が淡泊になって、つまらなくなっていく気がする…



「なづなちゃぁぁあああんっ♪」
「ちょ、えぇっ…!?」
どっかぁぁあんっ!!
がたんがたんっ!!どごんっ!!
ぱらぱらぱら……っ!!

状況を説明しよう。
今日は菜津奈の、初めての登校日。
やっぱりというか何というか、『鬼乃 白』のクラスになってしまった。
そして自己紹介のために教室内に足を踏み入れた瞬間、夏川 深空(忘れてる方は>>169参照)が飛び付いてきて身長153cm体重48kgの姫島 菜津奈の小さな身体は廊下に吹っ飛ばされ以下略。

つまり。
「菜津奈ちゃん、再会のキスしよっ☆」
高校生活の新たな幕開けとしては、最悪の部類に入るのだった。




4時間目。
ぼけーっとしながら授業を聞いていると、

ちょんちょんっ

机の端がシャープペンの先でつつかれた。
見ると、隣で深空さんが
『眠そぅだね♪』
と書かれた紙を持って、くすくすと笑ってる。
私もノートの端に書いてみよっ。
『ドキドキして眠れなかったから…///』
『このクラスは特別だから緊張しなくてイイよっ☆』
『特別なの??』
『みんな仲がイイから、寝ててもイジワルしないでそっとしておいてくれるんだよ(^-^)』
『みんなが友達??』
『そ♪お昼ご飯もみんな揃って食堂に行くんだョ!!』
『なんかジェリーフィッシュ快賊団みたいだよね☆』
『うん……団長がアレだけどね…ι』
『アレが団長っていうのがね…ι』
ちょっとした会話。でも何だか楽しくなって、ドキドキして、ワクワクして。
時々、風に流されてくる深空さんの香水の香り。
長い髪がゆらりと揺れ、左手で抑える優美な仕草。
キレイな唇に吸い込まれるような感覚さえ覚える。
可愛い、と思う。
抱き付かれた時、悪い気はしなかった。

──ばか。女の子を好きになってどーする。
(うー……だって…)
──気持ちは分かる。この深空ってのは、確かに『もふもふ』で『ハグハグ』で『にゃんにゃん』だ。
(……よく分かんないけど気持ちは伝わったのかな…?)
──でもな、過ぎてはならない一線ってものg

オゥァー、オゥァー、オゥァー、オゥァー、オゥァー、オゥァー、ネッテロー!!スラッシュ!!

「…お弁当だねっ♪楽しみ楽しみっ!!」
「うん♪」

──…ま、いっか。

260工房:2006/09/16(土) 23:44:28 ID:jf1lTpjU
>>189だと思う
更新遅くてゴメンナサイ(´・ω・`)

−『去年、私落ちてるもの。あそこ』−

その言葉を聴いた瞬間、空の遥か彼方まで飛んでいっていた俺の意識が急降下してきた。
「落ちたって、、、、あんなに強かったのに」
「親と喧嘩して家を出てまで受験したのにね、、、自分の力量も弁えずに挑んで失敗しちゃった」
寂しい笑顔で彼女は話を続けた。
「帰る家無くなっちゃって、それからはずっとバイトしながら一人暮らし。
 もう一度言うわ、考え直しなさい。あそこは、今の今までギルティを一度も触った事も無かったような人達が受けて合格するほど甘いところじゃない。」
そうだ、よく考えてみれば分かる事じゃあないか。
この人に出会えてよかった、危うく道を間違えるトコだった、、、



が、我が校随一の優等生は首を振った。
「嫌です、僕達はあそこを受験するって決めたんです。」
何を言っているんだ、こいつは。
「経験者の私が受けて落ちたのよ!?無理だって言うのが分からないの!?」
「ええ。さっきまでの僕達”二人”だったら受験しても無理だったでしょうね。」
さっきまでの僕達二人って、、、、まさかコイツ。
「でも、今は貴女がいる。お願いです、僕達にギルティを教えてください。
 そして合格しましょう、、、、、3人で!」


こうして俺達は無謀とも思えるギルティ専門学校受験への第一歩を踏み出した

261154:2006/09/16(土) 23:45:59 ID:jf1lTpjU
コテ間違えたよママンorz(挙句の果てにうらいた同様ageで書き込んじゃったし。
書いてる途中でスレ表示数とか切り替えるもんじゃあないね、、、、

262名無しさん@2周年半:2006/09/17(日) 04:42:28 ID:2kXq91FA
工房乙


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