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新・戦場スレ Part1

60 ◆h9Hr5c.eFE:2016/06/02(木) 18:39:08 ID:DwdIeo7g
>>57
「……」
ぐうの音も出ないといった風に口元を結んでしまうツバサだったが、最後にこれだけは告げた。
「……せめて、このコロニーの人達を無事送り届けるまでは、私も頑張ります。お役に立てるかはわかりませんけど、こうしてここにいる以上、責任がありますから」

>>58
「あっ…はい。ありがとうございます。えっと…ディランさん!」
彼の背中を見送った後で気付く。ミックと上下関係にあるということは、彼も騎士ではないのか?
とてもそんな雰囲気に見えないおおらかな青年だったが、「様」をつけて呼ぶべきだったかと少し迷いを覚えた。

>>59
ミレニアとアニーシャが足を止め、振り向いた。
腕組みしてエミリーをいかにも「下に見ています」といった目で見据えながら、ミレニアは答える。
「わたくしがドナールを通して、出ろと命令したのよ。民間上がりだろうと何だろうと、出撃するのは当然でしょう?」
彼女はエミリーの主張の意味するところを理解していないようだった。
「未知なる力? そうね。シミュレーションでは勝率ゼロ、フォーメーション演習でも足を引っ張ってばかりのあの子にそんなものが備わっていれば、わたくしもこの先大助かりね」
「お嬢〜、アニーこの騎士サマこわーい。なんかカリカリしてるっていうかぁ、アニー達のことキライみたーい」
わざとらしく眉を潜めてしなだれてみせるアニーシャ。こちらも完全に舐めきった態度である。
「演習はわたくしも目下最大の楽しみにしているの。民草が我が国防軍への畏敬と恭順を取り戻す、記念すべき出来事になるでしょうから」
「やだー、そしたらアニーもっと騎士サマから目の敵にされちゃうかも〜」
売り言葉に買い言葉ということか、両者ともエミリーの敵意を察し、喧嘩を売り返すような姿勢を崩さなかった。


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