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戦場スレpart2
99
:
アカリ&リリー
◆Tg./UqnJ52
:2012/08/29(水) 15:26:21 ID:crWw8hJo
>>95
,
>>97
ハウリング・スマッシャーの赤黒い奔流に飲まれる前に、変貌ストライクストームに奇妙な現象が起こった一瞬を、
アカリの超速度反射能力の視界は見逃さなかった。
その様はスマッシャーのエネルギーから機体全体を守ると言うよりは、本体を守りつつ、
残っていたストライクストームの装甲などの、元々の機体の要素を「焼いてもらった」ように見えた。
(脱皮でもしたっていうの? どこまでも気味の悪い……!)
脱皮と表現したアカリの認識を裏付けるように、変貌ストライクストームはその全身をさらに変貌させ、
見た目も大きさも、もはやストライクストームとは呼べぬ代物へと変化していた。
特機サイズの「人体標本」のようなそれは、その膨れあがった左腕にプラズマ・ステークのようなものを生やし、
アイゼルネに向かってその切っ先を突き出していた。
「危ない!」と思ったが、レイナもさるもの、あの銛を手にその左手を迎撃しにかかっている。
だが右手にも同じものが生えないとも限らない。その選択肢を潰す必要があるか。
「あの体勢ならば、これは避けきれないはず!」
アカリはブーステッド・ライフルの下に装着されている擲弾筒に手を伸ばし、アイゼルネの左側に機体をずらすと、
先ほど装填しておいたスパイダーネット弾を「人体標本」の右半身に向かって射出した。
何を目的として巨大化したかはわかりかねるが、カーボンナノチューブ製の強靱なネットを投網のように展開するこの特殊弾頭を、
アイゼルネに向かって左腕を突き出したあの体勢から、即座に躱せるほどの運動性を秘めているとも思えない。
狙い通りならば、ネットは「人体標本」の首から右肩にかけてを締め上げるはずだが、果たして。
>>96-98
「各砲照準、目標、敵ストライクストームもどっ……?」
ガブリエルを援護するために甲斐の砲に照準を付けさせていたリリーの目が、シャドウストライカーを見失う。
別にリリーの目がおかしくなったわけではない。一瞬前までガブリエルと対峙していたはずのかの機体が、どこかへ失せてしまったのだ。
「敵は?」
「左舷です! バルクレイスのすぐ後ろ!」
「どうして……?」
どうやったらそんな場所へ、しかも一瞬で移動できるというのか。
変態機動というレベルではない。常識が通用しない。
「射線は確保されていますか?」
「無理です! バルクレイスの影に上手く隠れていて、こちらからの攻撃は不可能です!」
「わかりました。明智大尉、敵はバルクレイスを盾にするような機動をしていて、こちらからは手が出せません。
なんとかバルクレイスから敵機を引きはがしてください」
バルクレイスは応戦の気配を見せてはいるが、あの機体状況ではそう長くはもたない。
頼みの綱は、またしてもガブリエルということになる。
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