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戦場スレpart2

707 ◆zv577ZusFQ:2013/03/27(水) 08:52:08 ID:71sq9CFM
>>705
「抱き締めたいなぁ、お嬢ちゃん!」

いつの間にかアイゼルネのフェイス・マスクがオープンされ、凶悪な牙を光らせている。
ライトを失神させたあの攻撃を仕掛けるつもりだ。リリーみたいな小娘相手に。
心無しか背徳感でテンションが上がっている辺り、レイナは特殊な趣味が有ると疑われるかも知れない。
だが、中身は確かに幼女だが取り抑えたジガン・スクードはとてつもも無く、男らしく硬くて大きかったりする。
そして油断していたら

【アンジェの両腕の盾、その先端の鋏がアイゼルネの両肩、胴体との接続部をがっちりと掴む。
それと同時に、鋏の根本から太い針が3本ずつ飛び出し、アイゼルネの装甲を叩いた】

「やってみろ。その前にお前のも吸わせて貰うがね!」

どうやら、この疲弊しきった身体で我慢比べをするつもりだ。
普通の幼女相手と対等に張り合うぐらいの体力と精神力も残っているかすら怪しい。
アイゼルネも強引に自らの腕が引き千切れんばかりに力任せに動き、ジガンの肩を捉え、牙を一刺し。

【「捕まえましたよ。さあ、これで…………っ、ぁ!?」】

「あああっ!……はっ…な、なに……なんなの、これぇっ。……ぁぁ!?」

お互いが同時に接触し電流が身体を伝う瞬間、途端に身体が動かなくなる。
甲高い声と共にレイナは胸を抑えてうずくまる。呼気も先程超速度の再生を行った時の様に酷く荒く、珠の様な汗が身体から滴り落ちていた。
しかし身体の不調以上にこの戸惑う様に不可解な、まるで何者かに身体を精神を覗き見られた様な不愉快な感覚。
そしてリリー側にもこちらと同じ事が起きているはず。同じ様にリリーという少女を覗き見てしまったレイナにはそれが解る。

【「こ、れは…………同じ……? いや、違う……『かみ合ってない』…………そんな、カーマインさん、あなたは……?」】

「嫌だ嫌だ……もう、いい。……やめて……そんな目で私を見ないで。知らないで……」

レイナはその心から闘志が萎えてしまい、目の前の幼女に有ろう事か怯えていた。
自分の心に入って来た雪妖精。彼女はレイナと似て異なる物という事が分かる。
何かに例えるならばリリーを純粋な商品とするなら、それに対してレイナは不良品。ゴミに棄てられ行くもの。
レイナはリリーから逃げ出そうとした。虚勢された情けない牙を引き抜き、ジガンの鋏から這い出ようと胴体を蹴る蹴る蹴る。

【レイナ・カーマイン:気力50に低下】


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