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戦場スレpart2

67ヒルギ ◆zwG.6Bg2jY:2012/08/23(木) 04:25:58 ID:Ty2RpwC.
>>59
>「……無礼ねヒツギ、私を誰だと思っているのかしら?
>私がここに居座り続ける限り、甲斐は落とさせはしないわ。あなたは自分のやる事をやりなさい」

「分かった、そっちは任せた」
コックピットに帰ってきたのは叱咤するような答え、それを受けてヒツギは頷く
根拠や理屈のない自信ではあるが、レイナなら大丈夫と信じさせてしまう所が彼女らしい

>>64
>ヒツギの捉えた機体は黒き刃で両断され、その切っ先はバルクレイスの胴体目掛けて突き出される
>狙わなかった方の機体がこれを見越し片方を捨て反撃に出たのだ

「何!!?」
自らが狙いを定めていた機体を、まるで殻が割れるかのように貫いて現れたのはまた同じ姿の敵機。
それが如何なる行動によって生み出された結果なのかはすぐに分かった。
実体の薄い分身だからこそできるまさしく荒業
速さの乗り切り、迅雷と見まごうとなったデーモンにサーバントを含めた攻撃を全て回避する手立ては残っていない。
だが致命打だけはなんとしても避けなければならない

「 うおおぉぉぉお!!」
無理やりに機体を捻り、全体を後ろに倒すような滅茶苦茶な動き。
人間であったら腱を痛めてもおかしくないような体勢だが、だからこそ通常ではありえない反動が生み出される。
振り上げるのは蹴る為に突き出していた脚部。
ちょうど上がったそれは、胸を貫かんと打ち出されたシャドウストライカー本体の攻撃とぴったりと重なったのだ

「ぐうぅぅ!!」
砕け潰れる鈍い音を立てデーモンが後方へと吹き飛ばされる。
その衝撃を往なし、頭と脚が、前と後ろが一時的に入れ替わるバック転のような動きで機体の姿勢制御を行った
コックピットを包むのはレッドアラート。
打ち合った右脚部は装甲を抜けてフレームまで損傷し、サーバントの攻撃は体を捻ったことで直撃だけは避けたが右肩と頭部に貰ってしまった。
飛び散り漂う赤く塗られた鉄片は、まるで血のよう

肩装甲ははがれて関節が隙間から見えるほどに、頭部は正面の左半分が抉られている。
何よりもダメージが大きそうな右脚部に関しては、機体の兵装ゆえに切断を免れたともいえた。
足の中に言葉のごとく芯が通っているからだ、ステークの強度が紙一重で助けたといえよう
だがその代償として右足は潰されてしまった。
先ほどのように蹴りを咬ますのはこの足では無理だ、反動で右足も一緒に砕けてしまう
それ加え機体全体のダメージは元よりエネルギーも危ない、移動に戦闘にと使い続けたが故に残量の心配も出てきた

//続くよー


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