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戦場スレpart2

658レイナ&ライト ◆zv577ZusFQ:2013/03/21(木) 09:38:30 ID:ClPZAMAw
>>657
【「何が出来るかどうかなんて分からない、実は今も迷ってるよ」
「・・・『仲間』とは戦いたくない、でも『仲間』を守るためなら戦える」】

「それはおかしい。矛盾してます!」

今のライトには何を言っているのかまるで理解していない。仲間など単なる駒だ。
それが解らない以上、完全にライトが入り込める余地は無いか。


【「その契約は成立しない、釣り合わないからだ」】

(やっぱり……駄目か?)

レイナは珍しくただの少女の様にしゅんと落ち込んだ。何が足りない?

【「その内容なら見返りもその眼も必要ない・・・そういうもんだろ?」】

「そう……ああ。びっくりしたじゃないか。本当にね」

だが、断られたかと思ったのはどうやら勘違いだった様だ。
対価が釣り合わないのはレイナ側ではなくヒツギ側だと言う話。

【『明智少尉、何をちんたらと・・・
 君は少なくともこの戦場では指揮官なんだよ、離反者にご高説を聴いてどうするつもりなんだい?』】

「……く。解っていますよ。待ってなさい、すぐに戦いを終わらせて見せますから。反逆者を始末してですね」

こんな気味の悪い機体がどうして欧州から?と割とまともに戻った今更ながら思いもしたが、今は気にしない。
目の前では、奴らが再び結託し、再契約とやらをしてしまったらしい。

「ヒツギ、ここは私が何とかする。して見せる。まだ戦う元気が有るなら、君も何とかして私達のアルプ・トラウムへ行け。
我が盟友が悪魔を甦らせたぞ」

ヒツギやレオンハルト、つばめに静香にあとついでにマヤ。これらの命を預かった以上、主人はその家臣達を護らなければならない。
その為ならもう何も恐れる事は無い。皆の。それに最愛の妹の未来を切り開く為に、固唾を飲んでレイナはコクピット内の管の束と繋がったアームカバーみたいな機材へ、その白く細い指先を通していった。
これはレイナに苦痛を刻む特殊な装置。だが、この機能により死に体のアイゼルネ・ブルートに何かが起きる。

「そんなの絶対に許しません!シルバーバレット隊は予定を変えずレイナ・カーマインの拘束をただちに!」

そんなものを目の前で共通の回線で流された側として認める訳にはいかない。
ライトはレイナに負けたく無いのだ。特にあの少年の関わる事なら尚更に。
ライトはシルバーバレット隊へと再び、命令を出す。
動かぬ的となったアイゼルネ・ブルートを拘束すると言う簡単な作業。
しかし、いつまでたっても誰一人として動こうとする者が居なかった。一体、何故なのだろうか?

「……」


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