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戦場スレpart2

142ヒツギ ◆zwG.6Bg2jY:2012/09/11(火) 00:23:06 ID:RNhJRvlY
>>141
>「ライトが??……くっくっく。まさか我が家臣をたぶらかそうとは……うっふふふふ」

ただ明智が来たということ伝えただけなのだが、何故かレイナは口元を引きつらせて笑っている。
(え、マズった?何で?)
怒っているというのは見て取れるのだけれどその理由がヒツギにはいまいち分かっていなかった
何やら物騒な独り言もつぶやいているし、この事には触れないほうがよさそうだ。
巻き込まれて後で酷い事になりそうな気がすると彼の本能が伝えていた

>「ああ、それイサムよ。なんでもユウセイ曹長にかなり肩入れしてるからね、そっちに行ったのじゃないか?あの漢は」

「じゃあその持ってきてたものって言うのは・・・うげぇ」
ちょうど話題が切り替わりホッとしたヒツギであったが
ユウセイに肩入れしているということはつまり、謎の劇物はその人に渡されるということだ
想像しただけでも同情せざるを得ない

ここまでの雑談を経て、ようやくして渡される本題。
レイナの指示を受けてイクリプスが渡してきたものは、何やらの報告書
記された文字の最初に見えるのは自分の名前と親しんだ形式番号。

>「率直に言うとバルクレイスの装甲を形成するゾルオルハリコニウムが足りないので修理が出来ないのです。
>マオ・インダストリー社にあたってみたものも、相当量のゾルオルハリコニウムは用意出来ないと仰っていました。

彼女の言葉を聴きながら書類を流し見してみる
装甲以外にも甚大な被害を受けた頭部・バックパック・右足は丸ごと交換が必要らしい。
特にバックパックと右足は、それぞれ内蔵された大量のスラスターとステークも改修しなければならないと
自分でもある程度「やべぇな」とは思っていたし、最終的には動いてるのがやっと見たいな状態だったけれど
よもやここまでのダメージだとは想像していなかった。
(となると俺はここでお役ごめんか・・・)
自分はこのテスト機のパイロットとしてここに居る身だ、相方が使用不能となれば自分が戦場に出る必要も無くなる
そう思っていたヒツギに対し、イクリプスから思いもしない言葉が投げかけられた

>月から地球に帰還する間に敵の攻撃が無いとも限りません。
>なので、地球でバルクレイスを修理するまでの代替えにと、こちらでヒツギ様の機体を用意させていただきました」

「え、代替え?」
書類をパラパラとめくって行くと、半分を過ぎたあたりで別の書類が混じっていることに気がついた
自分がよく知るゲシュペンストの見た目をそのままで、右の脛に前から見たら右足を覆い隠しそうなほど巨大なブレード
そして同じく左腕にもブレード・・・カラーリングは赤と、誂えたようにどこかで見たような機体

>「ヒツギ、君にはXゲシュペンストに極めて近いPT、ゲシュペンストMk-Ⅱ S/Bを任せる。これまで同様、私に尽くしてくれ」

「・・・」
その台詞に驚き、すぐには言葉を出せなかったヒツギ。
しかしすぐに落ち着いた様子を取り戻すと、背筋をまっすぐに伸ばして、そろえた指を頭部につけて敬礼する

「ヒツギ・ハヤセ、力戦奮闘し精進致します!!」


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