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戦場スレpart1
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ヒツギの身に着けていた武術は人間是としたもの、それが良くなかった
人間が振るうことを前提としているからこそ全ての基盤は地面にある。
パンチはただ腕を振るわけではなくその両足をしっかりと付け腰の回転と重心の移動を助ける
キックは軸足を文字通り軸として地面に突き刺して固定する。
飛び蹴りは踏み込みから跳躍、さらにはブレーキまでその全てを地面に頼っていると言っても言い。
だがバルクレイスはPTであり、勿論宇宙用に最適化されたデータが入っている
本来ならばそれを使えばいい話だがこれからが厄介。
人間は常日ごろとして二足で歩行しているが、その上で自分がどれくらい走れるかが分かっている人とが多いだろう。
100mくらいならば10秒で走れる、運動をしていないから15秒近くかかる
だったらそれが両手も地面につけた『四足』だったらどうか・・・
自分がどれくらいの速さで動けてどんなモーションをするのか細かに想像できるだろうか?
彼が陥っている状況はこれに程近いものだった、PTが人間に近すぎるからこそ・・・
自身の考える動きと機体が答える動きへの投影が狂ってしまっているのだ。
それはパイロットにとってはとても小さな差異だが、体のこなしの根本に武術があるヒツギには思いのほか効く
SCIが起動していればこの隙間を埋めてくれただろうが・・・
ヒツギは今まさに無重力の洗礼を体で感じているのだ
>「あれ?僕はここだよ?そうか元気が余ってるんだな」
「このやろ!おちょくりやがって!!」
下方に拳を振るというなんともみっともない動きをしたデーモンは、すぐさま体勢を立て直そうと姿勢制御が有効になる。
地上での獣じみた機敏な動きはどこへやらと言ったところか
>「気を取り直してもう一度、仕掛けたらどう?…でも多分あたらないかな」
「さっきはダメだったが・・・ようは飛んでるんだろ!」
まるで衛星のようにヒツギの周囲を回るシャドウストライカーに対し、再び右拳による突きを放つ。
ヒツギの考えたことは『空中戦』での動き、無重力はともかくとして空中での戦闘は何度も経験している。
重さを感じないという違いこそあれど、功をそうし今度のパンチはすっぽ抜けると言うことは無かったが・・・
「!!これは・・・?」
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