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戦場スレpart1
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>>890
「あら?一匹も戻らなかった。ホントに使えない使い魔達ね」
水中に潜らせたナイト・フライヤー6機は全て撃墜されてしまった様だ。いくら待っていても手元に帰って来ない。
その結果にレイナは面白く無さそうに頬を膨らませていた。
「水中のあいつをサシで撃ち落とすには不本意ながら、難しいと見た」
アイゼルネ・ブルートの武装で敵指揮官機に通用しそうなこれと言った有効打が見つからない。
こちらとしては相手の弾とエネルギーが尽きるまでの持久戦は望む所なのだが、聖母の確保も出来ていない今、そう時間も掛けていられない。
何か躊躇い無く囮にでも使えそうな都合の良い奴が居れば…………そう言えばそんな奴が居たな。居た様だ。
レイナの頭には真っ先に忌々しい白の機械天使を操るくそ真面目で生意気なアイツの姿が一番に思い浮かんだ。
大変ほんとに大変、不本意なのだが指揮官である例のアイツへコールする。
「くくくっ。ねぇ、そこの暇人天使。そんな所でボサッと口だけ動かして無いでこちらの指揮官機を落とすのを手伝ってくれるかしら?
まさか……自分の手は汚さないなんて卑怯な事は考えてはいないわよね?」
「断じて違います。タンカーの事とか色々有ってですね……」
「建前は良いから早く撃てない?」
レイナが救援を依頼したのは有ろう事か完全に馬の会わない事が解りきっている筈のライトだった。
眷属達を呼び寄せるにも皆それぞれ重要なポジションに付いている。動かす訳には行かなかった。
しかし、レイナが煽り、ライトがマジレスする形で早速二人は衝突を始めた。
この後しばらく無駄な言い争いを続けるのだが、ここではカットしておく。
そして、結局は。
「……あなたに乗せられるのは大変不本意ですが、わかりました。指揮官を落とすのはセオリーですからね」
「じゃあ早速、機械天使は海に潜ってくれ。私が上からフライヤーで援護する」
レイナのアイゼルネ・ブルートから、また蝙蝠小機が、潜って行くのを合図に何か上手く乗せられている様な気がするが、ライトの操るガブリエルは水中へ潜って行き、敵指揮官機を射程内に入れる。
流石は最新鋭機と言った所か、水中でもその機動性は充分通用するはず。
「くくくっ。まぁこちらも指揮官殿を捨て石に使ってるのだから。墜ちてもらうわよクズ犬君?」
「こら、今何か縁起でも無い事を言いましたよね!?」
ガブリエルは頭部のバルカンを掃射し、敵機を牽制する。
そこを続いてアイゼルネのナイト・フライヤー8機が取り囲み、各機次々と敵を切り裂こうと襲撃する。
今度もまた水中でも衰えていない運動性で包囲を抜けるつもりなのだろう。
しかし、次はそうはさせない。
最後の一押しにとナイト・フライヤーの8機目の攻撃のタイミング、それに対応する敵機の行動をよく見た上でガブリエルが右手にレーザーソード、左にシールドを構え、突撃して来ている。今度はもう一段構えている様だ
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