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戦場スレpart1
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>>783
「くぅっ!」
上空をジグザグの機動で駆け、距離を保ちながら、ナノショットでミサイルを破壊していくが、
回避・迎撃が間に合わず、左手から2発に肉薄されてしまう。
「…シールド、展開!」
パンドラの左手付近に、ハニカム状の構造を持った、半透明の防盾が形成される。
斥力場とナノマシンを組み合わせた防御システム、ナノシールドだ。
しかし――
「く…うああぁッ!!」
その防御性能は、高いとは言えない。
2発のミサイルを受けると、たちどころにシールドはガラスのように砕け散り、パンドラは左前腕を吹き飛ばされてしまった。
コックピット内のマリアが苦悶の声を上げると共に、その左腕を覆っていた長手袋が、ぱちん! と音を立てて弾ぜる。
彼女の纏うダイブスーツには、機体の深刻なダメージ情報が即時に反映されるのだ。
爆炎に煽られて落下したパンドラは、地表すれすれで辛うじて体勢を建て直し、滑空する。
「くっ…修復しなきゃ…!」
むき出しになった左手首を、右手でなぞるマリア。
接触箇所から温かなオレンジの光が漏れ出ると、伝線するように破れていた白いグラブが、元通りに修復されていた。
そして驚くべきことに、同様の動作を取ったパンドラの左腕もまた、元の形に修復されていくのだった。
「あと…90秒!」
向かい来る機体達に相対し、ナノショットを連射しながら、パンドラは後方へと滑空を続ける。
【HP90%】
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