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戦場スレpart1
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――コロニー、シュタール
「ふむ、長い航路をご苦労であったの」
そのシュタール艦長ハドウが収容、召集した部隊員、クルーの前に顔を出し
挨拶を始めた。
地球からは大分距離の離れた連邦コロニーに、予定通り到着。
ここで他の部隊員と合流予定だ。
「諸君らにはこれより、月面帝国との戦いのその先鋒たる役目を荷う事になり……」
「か、艦長ッ!!」
「何事だ!?」
その挨拶の演説を遮ったのは
突如飛び込んできた副官の声だった
「本艦上空から、所属不明の機体が!!落下してきますッ!!」
「な、なんじゃと!?落下後こちらで回収、激突する場合は各員ショックに備えよ!!」
こうして、周囲を騒然とさせた
コロニー上空からの落下機体は、そのパイロットと共にシュタールへと回収されていった。
――コロニー、基盤部分
「へえ〜、チョロイチョロイね〜」
いかにも楽しげな遊びをしているかのように
その漆黒の機体を駆るまだ幼い少女は言った
いや、そこに居るのはその機体だけではない。
それを初めとした幾体かの機体は
コロニーの隔壁から、内部基盤部分へと侵入を試みていた。
当然の事ながら犯罪行為であり、下手をしたらテロ行為である。
それは当人達とて百も承知。
なぜなら月面帝国の、その尖兵だからである。
「作戦は、ここからコロニーの『床部』をぶち抜いて、で、シュタールを奪取だよね〜♪楽しみ〜速くしちゃおうよ〜!!」
とても楽しげな、そう言う声で
少女は周囲の仲間に通信でそう言った。
仲間の機体は、火炎放射の設置、位置の調整を行っている。
――コロニー、中学校
「ヒカルー!相変らずしけた面してんのね〜」
「ユウジ、君は相変らず楽しそうだね」
「おうよ!だってお前、『月刊男のPT』読者プレゼント、ゲシュペンスト限定モデルの抽選に当たったんだぜ!これが喜ばずに居られるかっての!!」
平和な中学の休み時間
他愛の無い友人達との会話。
少年はそれで満足していた、満足していたはずだった。
「今日も、何も変わらない、一日か……」
窓の外の平和で
のどかな青空を眺め、少年はため息をついた。
このため息と、この時の台詞に後悔する事になるとも知らずに……。
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