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戦場スレpart1
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>>34
ハドウの言葉を受け、ただ沈黙しその背中を見送る。
だが止まっていたのは言葉だけ、彼の中でなすべきことは全て決まっていた
ベッドから出ると几帳面にもシーツをたたみ、渡された剣を握り締める。
医務室の出入り口に手を伸ばそうとするが、電子ロックの存在を思い出したらしい。
(……駄目だったら叩き切ってでも、出る)
伸ばした手がセンサーに触れる、勢いの付いた音を立ててそれは大きく口を開いた。
「ありがとうございます、ハドウさん」
おそらくこれは先ほどの男性の配慮、もしかしたらこれから自分がやろうとしていることを全て見越していたのかもしれない。
自らを待つ白い騎士の元へと勢い良く駆け出す。
記憶があっても俺はこうしていただろうと、なんとなくアストは感じていた。
だから記憶が無かろうと、こうすることは間違いではないという確信に変わったのだ―――――
―――――操縦桿の様なものは無い、ただあるのは座席と手を置くであろう場所だけ。
テネキス・コントロールの様な脳波操作なのだろう、一度大きく深呼吸をすると手にしていた剣を挿し操縦席へと腰掛けた
甲高い音を立てながらそれは息を吹き返す、全方位に移りこんだ周囲の映像はまるでロボットの中を感じさせない。
見渡していた視線をまっすぐに向けると、そこには文字列が浮かんでいた。
「……モレトス、お前の名前か?」
直感的にそう口にすると、それは雪解けの水のように驚くほどしっくりと馴染んだ。
「行こう相棒、俺のせいで誰かが傷つくのなんてこと……そんな自分が許せない!」
―――――――青い炎を撒き散らし、銃声の響く戦場へ手負いの騎士が飛び立った
【モレトス出撃 HP40%】
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