レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
戦場スレpart1
-
>>291
レオルドの熱戦が道化師の胸部を焼き、貫く
道化師はその胸に開いた穴に手を当ててよろめく
「な…なんじゃあ!こりゃあああ!!!」
道化師は何もないはずの空間に膝から崩れ落ち凄まじい衝撃と共に倒れる
「どう?ボクの演技も捨てたもんじゃないでしょ?」
倒れた道化に気を取られるレオルドの耳元で道化が囁く
「…さてさて、誰かさんのお陰で仕事が増えちゃったじゃないですか〜
所でこの剣、アナタの物じゃありませんか〜?フフフフ〜♪
この剣をですねぇこうしちゃう!」
宙に浮いていたレオルドの剣の切っ先を真下に向け、やはり何もないはずの空間に『突き刺す』
>>291>>292
「ささ、お客さん。ちょっと来てみて♪寄ってみて♪手前に見えまするは皇帝レオルードの聖剣でござぁい!…なんならちょっと抜いてみて♪」
どうやってもレオルドの剣は動かない芝居がかった口調で続ける
「これより吟ずるは、力強くも図々しく、厚かましくも無気力なたった一人の王サマの…も の が た り…」
道化師は剣の前に直立し遠くを見るような目で更に続ける
「皇帝レオルード…
幼き頃の彼は…同世代の子供の中でも、ほん〜のちょっぴり聡明で親想いの優しい優しい…子供だった」
剣を中心に波紋が広がる…
「父も母も祖父も祖母もそんな彼の未来を…疑わなかった…
そんな彼らは『彼』の為に精一杯の教育を与え…『彼』の為に、より厳しくしつけ…」
道化は不意にレオルドを睨みつけ続ける
「『彼』の為に友達も選び…『彼』の為に!進むべき道を…与えた
そう!『彼』の為に!『彼』の為にぃ!!『彼』のぉ為にぃい!!!」
急に糸の切れた操り人形のようにうなだれながらもなお続ける
剣からの波紋は更に強まる
「そんな『幸せな彼』はあろう事か…子供想いのご家族を…捨てて
わざわざ捨てて!たった一人で、逃げたのだ…
そう…愚かしくも何もない『自 由』を求めて、逃げ出した」
レオルドを指さすと剣を中心に転移門が開かれる
レオルドもレスポスも裕に包み込める範囲で
「…お前のことだよ?レオルード…いや、シュート・S・シュナイダー。
お前の中には『自由』を『求める』だけで…」
指を下ろして嘲る
「な〜〜〜んにも無い!からっぽ!!」
そう言い切る途端、転移門が荒れ狂う雷が走り回り…レオルドとレスポスを包み込もうとした直後、彼らの視界は真っ白となる
―――同時刻、広島上空――
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板