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戦場スレpart1
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>>167
「帝国の……スクール?」
戦闘中でありながら、少しでも己の記憶を手繰り寄せようと必死に思考を繰り返す
その表情は険しく歪み、思わず力が篭った手に対しアストの駆るモレトスも力強く剣を握り締めた
「だがっ……、俺はっ……!!」
己を兄と慕う少女に向けて刃を立てること、少女の大切な思い出を忘れてしまったこと
その事実が自らへの苛立ちを募らせてゆく
モレトスの周囲に青炎が立ち上り、その真っ赤な瞳が淡く輝く。
背部のスラスターが音を立てて展開すると
エリスの元へと電光石火の如く飛び出してゆくではないか。
掠り、装甲を抉って行く弾幕に怯むことも無く、射軸を姿勢制御用のバーニアだけで切り替えしてゆく
おそらく、アストが嘗て見せたことがあるはずだ―――― 『カウンター』を
青炎をその切っ先まで纏う剣で、擦れ違いに一閃しようというのだ
【HP38%】
>>166
「分からないんだ!!」
まるで黙れと言わんばかりにアストは吼える
噛み締めた唇からはつぅと赤い血が垂れ、その痛みすら分からないほどにその心は揺らいでいた。
「お前の事も……俺のことも!!」
再び打ち合う形となった互いの剣だが、ウールヴヘジンの発動により拮抗していたバランスは崩壊した。
ミシミシとモレトスの機体が音を立ててゆく
「……だがッ!!」
「俺はあの燃える街を―――― 俺はッ!赦す訳には行かないんだ!!」
その言葉に答えるかのように、モレトスに取り付けられたクリスタルは発光を強める。
アストの強靭な底力とも言うべきだろうか。
この土壇場において――― さらに機体の出力が上昇しているのだ
【HP28%】
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