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SSの実力向上を目指すスレ 第8話
168
:
名前が無い程度の能力
:2013/09/19(木) 12:12:39 ID:cZwb1ric0
>>166
じゃあ、ふりかけをメインディッシュに仕立て上げるにはどうすればいいの? っていうと
まず大前提として言えるのは
逆説的に、ふりかけを美味しく食べるためには、美味しいごはんに掛けないよりは、掛けた方が絶対に美味しい、という原理があります
つまりは、掛け合いや斜め上の行動を引き立たせるための下地・ストーリーをしっかり作ろうぜ、ってこと
なぜそう言えるかというと
例えば
レミリアたちが特にストーリー上は重大な意味もなく牛の真似をして人間たちを追いかけるのと
レミリアたちが牛の真似をすることにストーリー上、重大な意味を持たせた上で、人間を追いかけさせるのと
同じ掛け合い・行動をするにしても、どちらがより興味を惹かれるか・面白くなるか、明白だと思います
で今回の作品をその点から見てみた場合
例えば、クライマックスである『レミリアたちが牛の真似をして人間を追いかける』という部分にどれくらいの、ストーリー上の意味を作れていたか
この部分のマクロな構成を見てみると
①こがさがピンチ(主人公の抱える問題を明確化し、読者に注目すべき点を提示し、ストーリーの方向性を示唆する)
↓
②ピンチを脱出する手段を発見(レミリアとの出会い・ストーリーの方向性を明確化する)
↓
③ピンチを脱出する行動を開始(牛になる)
小傘モノとしてはスタンダードな構成が作られてる
じゃあ、もうちょっと細かい単位で見ていくとどうなるか
というと
ストーリーが殺されてる要素がある
掛け合いが殺されてる要素がある
まず一つは
『こがさがピンチだと言う緊張感が欠けている』という点
コメディなんだから緊張とかいらねーだろ、と思うかもしれないけど、それは罠
この作品の面白さの根本は、『こがさがピンチから脱出しようとして斜め上の滑稽な行動をしまくる』という点なので
ピンチさという部分に関してはシリアスに攻めてないと、ギャグが活きてこない、もろに死にます
緊張感がないと、こがさやレミリアが斜め上の行動しても、その行動をする滑稽さが減少してしまうから、ギャグが全部が上滑りしちゃうってことです
コメディを書くときは、『ギャグを支えてる土台がどんな要素なのか』、という視点を常に捨てないで下さい
この作品の一番の致命的な欠陥はここです
このせいで、全部がダメになってるといっても過言じゃない
緊張感こそが、この作品の“美味しいごはん”です
次ぎに
『ほとんど無意味に挟まれるどうでもいいネタ(初音ミクとか)』
緊張感がばっちりシリアスに作られてれば、いきなり関係ない話題を上手くポンと持って来たりすると、面白くなることもあるんだけど
この作品の場合、もとからユルユルなので、この手のネタを挟むと間延びするだけのデッドウェイトになってて
しかも、キャラも無意味に(面白みもなく)壊されるので、レミリアだと思ってたキャラが、別の何かになってしまう
“最強妖怪のカリスマ吸血鬼”が牛の真似をすることに面白さを出さなきゃいけないはずなのに、キャラが別の何かになってしまったら、台無し
結果的に無駄な文量を挟むことで、ストーリーに集中することも妨げ、無意味にキャラも壊されるので、ストーリーも殺されてる
以上の主に二つの相乗効果が致命的です
作品の土台になるべき緊張感がないために、掛け合いがダメになり、
掛け合いがダメになった結果、メインディッシュたる掛け合いがデッドウェイト化し、
デッドウェイトがストーリーを殺し、
ストーリーが死ぬことによって、掛け合いがさらに死ぬ無限コンボに陥ってる
これを改善するには、反対のことをすればおk
緊張感を演出することで、ギャグを引き立たせ、
ギャグを引き立たせることでストーリーを読ませる
ストーリーを読ませることによって、ギャグをさらに引き立てる
というポジティブな無限コンボを構築してみてください
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