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チラシの裏 3枚目
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「さぁ、来なさい!私達が相手になるわ…!」
「さて。どれくらいの敵を倒すことになるんでしょうね…」
「長期戦は覚悟した方がいいかと」
現れた巨大な魔のプードル『バンダースナッチ』。
蛇につけられた一時的な病の回復した千早は大技でバンダースナッチをまず処理に回る。
「『ショック』!!」
衝撃を与える位置を変化…敵の体内へ送り込む。
バンダースナッチを内部から爆発させ、一撃の内に撃破。
「次は黒魔道士ね…」
「これも任せてください」
踏み込み衝撃を発する『ストックブレイク』で一瞬で撃破。
これでも城を破壊せぬように手加減している。
…二人の、マラソンマッチは始まったばかり。
「ドリル!行こ!」
「え…う、うん…!」
手を引っ張り、暖炉から続く地下への螺旋階段を下りていく4人。
「降りるのはいいんだけど、ここから城外に出られるの?」
「うん!その下は旧時代の遺跡、ガルガン・ルーに繋がっているの」
「それじゃ急がないとね!」
ぐるりぐるりと冷たい石の階段を降り続け…
ドリルの寝ていた部屋の扉…最下層はすぐそこまで来ていた。
その時。
「…」
真が立ち止まった。
「真…ちゃん?」
「まこっさん!何してるの!?早くしないと…!」
「果たして、ボクはここにいていいんだろうか…」
いや、答えはもう出ていた。
「自らの故郷を滅ぼされても尚、姫様を助けるべく力を貸してくれたあずささん」
「自らが忠誠を誓った陛下に剣を向け、ボク達を逃がしてくれた千早…」
「…そうだ。ボクがいるべきは、ここじゃないんだ!」
「…まこっさん?」
「ボクがここで一緒に逃げては、騎士の名が廃る」
今、雪歩王女の手をとっているのは誰か。
今、雪歩王女のためにもっとも真剣になっているのは誰か。
…雪歩王女の言葉すらも信じられず、自分で考えずに結果姫を危険に遭わせたのは誰か。
真は、長い金髪の少女の瞳を見つめる。
「美希!君に頼みがある!」
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