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チラシの裏 3枚目

812サガフロンティア×アイマス 第二十九話 2/3:2009/11/07(土) 03:01:47 ID:MwfAj4L60
「………えへへ…」
「つ、次はやらないからね!次は!!」
「ごめんなさい… それじゃ春香様、神社に行きましょうか」
階段を登る春香と雪歩。
手を繋いで、転ばぬようにずっと肩を寄せ合い。
「…いや、却って転びやすいよこれ…」



階段を一段一段登り…神社へ。
ひらりひらりと木の葉舞い散る境内には誰一人いません。
「春香様、お守り買ってきて♪」
「雪歩ったらいつの間にそんな反則… じゃ、私買ってくるね! お守り一つお願いします」
鼻血を出しながら春香が神社へてててと走り、お賽銭を入れてお守りを購入。



鼻血を拭き、振り返った瞬間………



「…ゆき…ほ…?」
「……」


雪歩の足元には、真っ黒な扉が。
「雪歩っ!!」

扉が開かれ、雪歩がその中に。
春香もそれを追います。




…中は、真っ暗な闇。
「…闇の迷宮ですね」
「………ここは一体…まさか!!」

「歌田音さまが…自らお出ましになったんです
 …あの方が作り出したこの空間は無限の扉で構成されています
 あそこにもあっちにも、こっちにも扉だらけ……」

「…もしかして知ってて皆と別行動を…
 雪歩ったら…ばかなんだから…
 私が雪歩を守るからね!!どんな魔物がいようと、妖魔が出ようと関係ない!」

「…」
真っ暗な迷宮の中で、眩しく照らす雪歩の微笑み。
「……そんな太陽みたいな微笑向けられてもなぁ 呑気なんだから」
「太陽は春香様ですよ」
「夏にダイビングしてる場合じゃないの 出口探すよ雪歩」


扉の中へ。
その先もまた扉。

…ワープの扉のようです。

どこへ行っても、扉、扉、扉。闇の中。


もう二度と、出られないんじゃないか。

もう、1日が経過していました。
「…しかしずっと二人っきりになっちゃったねー雪歩」
「…早く出たいですね、春香様」



珍しく雪歩の方から愚痴。ふふ、と笑い…雪歩を撫でます。
「…こんな場所でも、真っ暗な場所でも。 雪歩がいれば私、幸せだよ」
「嘘ばっかり……」
「嘘なものか!」


そんなとき、光の漏れる扉が出現。
「…この扉、まさか!」

「……春香様、私…何か怖い。…手、離さないでくださいね」
「私が先に行くよ、魔物がいたら困るし!」
「…はい♪」




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