したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

771サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第十五話 2/4:2009/11/02(月) 01:35:07 ID:UodpkQDk0
ピヨさんは律子とを呼び出し…
「流石にこの対決、私だけじゃ厳しいと思うの
 だから、あなた達に技を伝授したいと思って」

「…なるほど。決め技かー」
「あるに越したことはないですね。習得できるかは別として
 …どんな技です」


「律子さんに授けたいのはワカツ流剣術奥義之弐『月影の太刀』
 響ちゃんには私の得意技、『天地二段』を極めて編み出した技…『神速三段突き』」

響は思わずゴクリと唾を飲み込みます。
「……やれるだけ、やってみるぞ」
「解りました。…教えて下さい その、奥義を」



…二人は寝ずに刀と剣を振るい続けました。
それぞれの技の完成へ向けて。

…そんな時でした。
「ようこそ、双海医院へ」
椅子から立ち上がり、患者に敬意を払う双海。
彼は7日の間、留守にしていた病院へと戻っていました。
しかし、その日そこに現れた患者は…
「……あなたは」




「…あ。はい あら双海さん。え?千早ちゃんに?…はい、少し待っててくださいね」


「ああー、あーー!いはい、いひゃいれすよちひゃやはーーん」
「ごめんなさい、妖魔はモンスターを吸う生き物だから……」
やよいを抱きかかえ、夢中で頬を吸っている千早へ。
「千早ちゃん、青い鼻血出てるわよ」
「あ。失礼…… はい、代わりました千早です」



双海医院で千早を待ち受けていたのは…

「千早ちゃん……」
ズブ濡れの春香でした。

「春香様…!?」
タオルで髪は乾いていました。
…しかし…その瞳は潤み、肩は震えていました。


…すぐ理由は想像がつきました。
……いないのです。彼女の傍らに…
「白百合姫様は……!? …まさか」
「…………いや、違う
 …けど、…取り返しに行かなきゃならない …雪歩を。
 誰か…人手が欲しくて」


「…相手が相手だね。難儀なものだ…
 妖魔の君から逃げ出してきたと思ったら
 それと対立する人間勢力の最大派閥…トリニティとも戦う羽目になるとは」
赤い剣を胸に掲げ……春香は戦いの準備をしていました。

「…ラムダ基地潜入!?随分なことを考えるわねアンタも」
「雪歩を助けるにはそれしかないんです
 …お願いします。私と千早ちゃんをラムダ基地に」


トリニティ・ラムダ基地。
トリニティ最大の基地にして、軍部の中枢。
軍のトップ、第三執政官『ヤルート』に雪歩は捕らえられていたのでした。

お茶を一服しながら、柱によりかかり話を聞く律子。
「…好き勝手にされるかもね……ヤルートか」
「そんなことさせない…!」

「…ジョーカーにね」
レストランでおにぎりをぱくついていた美希が振り返ります。
「ジョーカー!」

「…ジョーカーは軍と関係を持っている。
 というより、ヤルートとグルね。 美希、春香。…行ける?」
「はい!」
「はいなの!」


「…それと、ちょっといいかな。
 春香って言ったっけ。…もしかしてあなた…」
「……私のこと知ってるみたいですね
 …ええ。私は…シュライクに生まれシュライクで育った……天海春香です」
「やっぱりね」


春香はこれから戦う仲間に、事情を話すことを決めました。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板