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チラシの裏 3枚目

520俺的アレンジの入ったロックマン8 14話 後半:2009/06/20(土) 02:55:18 ID:MTtGbjfg0
特殊な戦いは続くもの。現れたのは巨大戦闘機ブリキング…今度は空中戦だった。
その見た目は、コミカルさとは全く無縁なものであった。
色の全く塗られていない、無機質なグレーのボディ。
目も口もない、三角にとがった頭脳部。

正直言って、シンプルすぎる。ユーモアさではなく、リアルな恐怖がそこにはあった。
「…どうしたんだろう」
ワイリーのデザインセンスに半ば疑問を抱きつつ、戦いが始まる。
「来るダスよー!」
ブリキングは機械翼を、胴体パーツごと回転させ…それを伸ばした。伸びた翼のパーツからは…
「連射の用意はいいダスねー!」
ミサイルが飛んできた。

ラッシュのショット、エディーの爆弾、ライトットの花火ランチャー。
そしてビートが突進を連続して仕掛けながら、ロックマンがオートシュートによる高速連射。
「何とか防げた…」
ブリキングはまたも回転…今度は脚を伸ばしてきた。

「今度もミサイルか…」
「問題ないダス。」
脚からのミサイルを撃ち落とし、エディーの爆弾投下で大打撃。
「これは楽勝ダスね!」
「そ、そんなこと言ってると…」
そう。気を緩めてはならない。

回転、そして翼を広げるとそこには…翼の空いた部分がスカスカと空いていた。がいくつも。
だが、空いているだけではない。…中央に、光の球が見えていたのだ。
「…危ない!!」
遅かった。

ブリキングは翼からレーザーを一斉発射。ロックマンの腹を貫いたのだ。
「あああああ…!!」
細い細い針に刺されるような痛み。場所によっては即死だったかもしれない。

「だ、大丈夫ダスか!!」
「う、うん…」
再びミサイルを放ちに来た翼を、今度は逆側から攻撃。
耐久力は大分削られたように思える。
「…よし!!」
だが…相手も手を温存していた。

ブリキングは頭の部分を開け、内部から毒毒しい色のビットを大量乱射。
「わ……」
「何ダスか…?」

そして避けさせはしないとばかりに、噴射を強め…加速した後…
両翼両脚の四肢を開き…減速。
ロックマンへと激突しに来たのだ。

「わ、わわわ!!!」
ラッシュジェットはスピードダウンがそう自由には効かない。
激突するしか、ないのか…?
その瞬間だ。
「ローーーーーーーック!!」
「!」

ロールちゃんの声がした。
「何やってるの、敵が弱点を全開にしてるのよ!?そんなでっかい敵にはそんな時は!!」
「…そうか」
声を合わせる。
「「アストロクラッシュ!!」」

「はああああああああああー!!」
ロックマンもまた、飛び上がり大の字になる。
ワイリータワーの空に大量のエネルギー体が隕石となって突き抜ける。
そして、ブリキングの巨体に激突…大爆発。
左の翼にも、右の翼にも、左の脚にも、右の脚にも…全てに巨大なハンマーが振り下ろされるようにエネルギー球がぶつけられ、
木っ端微塵に粉砕。
最強クラスの特殊武器の威力を、ここに示したのだった。

「…よし!」
残った胴体部分は勿論そのまま墜落……
壁へ激突。ロックマンの通り道を巨大な穴という形で作り、大破したのだった。
「…やったね、ロック!」
「ロックマン、ここからが本番ダスよ!」
「ほぁー!」
「ワウ、ワウ!!」
「ピー、ピピピィー、ピピッ!」

「…うん!ロールちゃん、オペレーションお願い!」
仲間たちの声援を背に…戦いは、いよいよ佳境へ。
「うん。行くよロック!」
この戦いの、最後のオペレーションが始まる。




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