レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
チラシの裏 3枚目
-
特殊な戦いは続くもの。現れたのは巨大戦闘機ブリキング…今度は空中戦だった。
その見た目は、コミカルさとは全く無縁なものであった。
色の全く塗られていない、無機質なグレーのボディ。
目も口もない、三角にとがった頭脳部。
正直言って、シンプルすぎる。ユーモアさではなく、リアルな恐怖がそこにはあった。
「…どうしたんだろう」
ワイリーのデザインセンスに半ば疑問を抱きつつ、戦いが始まる。
「来るダスよー!」
ブリキングは機械翼を、胴体パーツごと回転させ…それを伸ばした。伸びた翼のパーツからは…
「連射の用意はいいダスねー!」
ミサイルが飛んできた。
ラッシュのショット、エディーの爆弾、ライトットの花火ランチャー。
そしてビートが突進を連続して仕掛けながら、ロックマンがオートシュートによる高速連射。
「何とか防げた…」
ブリキングはまたも回転…今度は脚を伸ばしてきた。
「今度もミサイルか…」
「問題ないダス。」
脚からのミサイルを撃ち落とし、エディーの爆弾投下で大打撃。
「これは楽勝ダスね!」
「そ、そんなこと言ってると…」
そう。気を緩めてはならない。
回転、そして翼を広げるとそこには…翼の空いた部分がスカスカと空いていた。がいくつも。
だが、空いているだけではない。…中央に、光の球が見えていたのだ。
「…危ない!!」
遅かった。
ブリキングは翼からレーザーを一斉発射。ロックマンの腹を貫いたのだ。
「あああああ…!!」
細い細い針に刺されるような痛み。場所によっては即死だったかもしれない。
「だ、大丈夫ダスか!!」
「う、うん…」
再びミサイルを放ちに来た翼を、今度は逆側から攻撃。
耐久力は大分削られたように思える。
「…よし!!」
だが…相手も手を温存していた。
ブリキングは頭の部分を開け、内部から毒毒しい色のビットを大量乱射。
「わ……」
「何ダスか…?」
そして避けさせはしないとばかりに、噴射を強め…加速した後…
両翼両脚の四肢を開き…減速。
ロックマンへと激突しに来たのだ。
「わ、わわわ!!!」
ラッシュジェットはスピードダウンがそう自由には効かない。
激突するしか、ないのか…?
その瞬間だ。
「ローーーーーーーック!!」
「!」
ロールちゃんの声がした。
「何やってるの、敵が弱点を全開にしてるのよ!?そんなでっかい敵にはそんな時は!!」
「…そうか」
声を合わせる。
「「アストロクラッシュ!!」」
「はああああああああああー!!」
ロックマンもまた、飛び上がり大の字になる。
ワイリータワーの空に大量のエネルギー体が隕石となって突き抜ける。
そして、ブリキングの巨体に激突…大爆発。
左の翼にも、右の翼にも、左の脚にも、右の脚にも…全てに巨大なハンマーが振り下ろされるようにエネルギー球がぶつけられ、
木っ端微塵に粉砕。
最強クラスの特殊武器の威力を、ここに示したのだった。
「…よし!」
残った胴体部分は勿論そのまま墜落……
壁へ激突。ロックマンの通り道を巨大な穴という形で作り、大破したのだった。
「…やったね、ロック!」
「ロックマン、ここからが本番ダスよ!」
「ほぁー!」
「ワウ、ワウ!!」
「ピー、ピピピィー、ピピッ!」
「…うん!ロールちゃん、オペレーションお願い!」
仲間たちの声援を背に…戦いは、いよいよ佳境へ。
「うん。行くよロック!」
この戦いの、最後のオペレーションが始まる。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板