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チラシの裏 3枚目
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飛びのく。
「あなただってなかなかやるではないですか。
腹立たしいくらいですよ!! …まぁいい、せっかくこうして戦えたんだ」
黒きオーラにエルピスが包まれる。
「楽しんでください!!」
エルピスの奥義は、ハルピュイアにトドメを刺した剣を放り投げる技の強化版。
放り投げたレイピアは…
「!!」
ゼロに避けられ、地面へと突き刺さり……
「ハッ!」
そのまま力を発動、凄まじいエネルギーで地面を吹き飛ばし、瓦礫を吹き飛ばしてくる。
「…」
それを全て回避、剣はエルピスの手元に戻ってくる。
「つまらん…」
呟いたエルピスにチャージ斬り。
「くっ……!!」
そのままバックステップ、そして突きの連続攻撃へとつなげる。
ゼロはそれを回避…
エルピスへと近づく。
「おっと!!」
今度はレイピアで攻撃を防御。
だが…それでセイバーは防げてもこれは防げない。
「これはエックスの分だ」
エックスフォームへ変身… レーザーチャージショットを放つ。
「!!!」
それはレイピアを貫き……エルピスの胸へと命中する。
「ガハッ………!?」
膝をつく。
「…バカな…バカな…バカな!!」
「…有り得ない…」
「…私は、かつて世界を滅ぼしかけた力を手に入れたんだぞ…
…なのにどうして…!?」
それでも超えられなかった力の差。
…エルピスが…吼える。
「クッソーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
こんなものでは足らんぞダークエルフーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
もっと力をよこせーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
その叫びに呼応するかのように…
エルピスの体が…
真っ黒な闇に包まれる。四天王やエックスのそれと同じように。
「ギェアアアアアアアアアアアアアアーッハッハッハーーーーーーーーーーーアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
断末魔の叫びのような、湧き上がる力への歓喜の声のような。
混ざり合ったその『叫び』の中から、それは姿を表した。
真っ黒な花のような4枚の翼の中心に、細く長く変化したエルピスの上半身。
ぐにゃりぐにゃりと触手のように、そのブロンドの髪をうねらせる。
「モットチカラヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ!!!」
ダークエルフからもたらされた、更なる力の代償。
それは最早、ダークエルフを手に入れたエルピスではなく……
エルピスという体を媒体としたダークエルフだった。
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