したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

200俺的アレンジの入ったロックマンX7 2話前半:2009/04/21(火) 21:55:15
「ヒャーハハハハハハハ!
 バレちゃあ、仕方ねえ!!死になァッ、ハンターさんよォ!!」

密林の中、衝動に身を任せ、バンダナに迷彩服の戦士は両手のマシンガンをぶっ放し、
イレギュラーハンターを次々と撃ち殺していく。
素手での格闘、武器を使った近接戦、銃や重火器を用いた遠距離戦。

何でもこなす腕だけは立つ問題児がかつて…一人いた。
それがレッドだった。

だが戦いは終わりを告げる。
それは煙の立ち上る、薄暗い軍港。
「カーネルさんもジェネラル様もハンターにやられちまったしなぁ……この有様じゃあ」
「…ああ。おエライさんもバカやったもんだ。俺もそろそろ見切りをつけようと思ってたトコでな」

黄色い潜水艦をバックに。
レプリシーフォース所属の男とレッドの会話。

「…俺はこれから…そうだな。
 腕を生かして、食っていけねぇ奴らをまとめあげられる
 何かこう、コトを始めようかね……」
男はレッドの言葉に顔をしかめる。

「…危険な仕事はするなよ?レッド。」
肩で笑ってレッドは返す。
「そうでもしなきゃこの先、生きてらんねぇだろうが。
 …お前さんこそこれからどうするつもりなんだい。俺んトコにゃ、来ないか?」


「オレは…落ち着いた仕事がいいな。…パン工場とか、小学校の先生とかさ………。」
男はにへらと笑って、楽しそうにこれからを話す。
半ば呆れたようにして息をつきながら。

「…ハァー…そうかい、そうかい…
 ……気楽なもんだぜ。…ま、嫌いじゃねえがよ。なんだかんだでお前みたいなのが
 これからも案外しぶとく生きてくのかもな…」
「………まぁ、何だ。 …お互い、これから頑張ろうよ」

「ああ、解った。…じゃあな……… …あ。お前名前なんつーんだったか?」
「オイオイ…。
 オレの物忘れ激しいのがうつったか?レッド。オレの名前はね…」

「………あー、そうだったそうだった。悪りいな。あァ、覚えとく。」


そんなこんなで、一人の元・レプリフォースの男が作り上げた組織…
『レッドアラート』。

凄腕の鎌使いレッドをリーダーとして、来るものは拒まずの精神で彼に惹かれた者達、
或いは身寄りのない者を引き取ったりなどして様々な経緯で集まった賞金稼ぎたちの集団。

彼らは滅んだ世界の中で、弱体化したハンターに代わり名声をあげていた。
実力者が集まるこの集団はハンターより迅速に、頼みにくい物事、調べづらい物事まで解決してくれるからだ。

アクセルはレッドに拾われた者で、
その実力はレッドアラート内でレッドに次ぐ2番手とされていた。
「ごめん、悪いことしちゃったかな…?」
「『悪いことしちゃったかな…?』」
「あー、ゴメンゴメン!
 …でもさ。レッドアラートだって、ちゃんと真面目に仕事してたんだよ」
「してた…?」
「そんな顔しないでってば。
 …レッドがさ。ある日…変わっちゃったんだ」
ゼロは手錠をはめたアクセルを連行し、ハンターベース司令室へと移動する。

「お疲れ様ですー、ゼロさんっ!」
オデコの小さな女の子とすれ違いながら。
「お、何か今の子カワイかったね!何て言うの?」

「…話を聞いてもらう気はないようだな」
「わー、ゴメンゴメンってば!」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板