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チラシの裏 3枚目

160俺的アレンジの入ったロックマンX5 16話後半:2009/04/16(木) 01:16:51
「…!? シグマ…?」
死の寸前に記憶データが暴走。過去の映像を再生し始める。
…それは人間が、死の前に走馬灯のように人生が巡るのと同じように。
「…俺の昔の戦い…か」


続けて……世界を背に高笑いを浮かべる老人の姿。
「…コイツは…これが……シグマに協力した…俺の…」


…その次は…製作途中の自分自身。
「…俺…か やはり…俺は奴に作られたのか………
 ……お前は一体…何を…?」

『ロボット破壊プログラム』。

それが…ゼロウイルスの正体だった。
全てのウイルスの根源が自分であると…ここで漸く彼は知ったのだ。



その次は。
「……………。」
言葉が出ない。
……アイリスの笑顔だった。

「…アイリス……… 俺は……」

かける言葉が見つからない。
ただただ…感情が湧き出て止まらなくなる。最期のときになって…

「…すまないエックス。
 俺は…やはり死ななきゃならない。…これでいい。…全部……これで終わるんだ」

ゼロの視界は…闇に包まれていった。



「おい、エックスだ!エックスが帰ってきたぞーーー!」
「…驚いたものですな」
「イレギュラーハンター・エックス。よく無事に帰ってきた!」

ダグラス、ライフセーバー…そして改まったシグナス。

「……みんな」
皆が彼を出迎える。



「………エックス!」
エイリアは彼にゆっくりと近づいた。
彼女は彼が戻ることは信じていたから。

「………ご…ごめん、俺……俺っ…」
今にも泣き出しそうな声のエックス。レプリロイドだから…泣けないのだが。
手には…形見のゼットセイバー。

…その様子を見て、歓喜のエイリアの表情が…崩れていった。
一度失って…もう一度やっと蘇ってくれたゼロを…今度は自分との戦いの末に失ってしまった。
また一つ、エックスが大きな悲しみを背負ってしまったのだ。


手にはセイバーが握られている。強く…強く。
……彼が持つ意思は…強かった。




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