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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●

1tun:2011/08/11(木) 01:48:49 ID:???
プロバイダー規制や本スレの空気などでSSを投下できない人が、
本スレの代わりにこっちでSSを投下するスレ。

sageるとIDが???になるので恥ずかしい人にはお勧め。

65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 21:53:39 ID:???
ちなみん可愛すぎだろうが!馬鹿!

66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 21:55:58 ID:???
このちなみんは幸せになるべき

67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 23:28:47 ID:???
是非幸せになって欲しいダウナー

68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/28(日) 23:37:12 ID:???
きっと血は繋がってない

69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 00:39:50 ID:???
東京都的に見てもな

70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:13:02 ID:63FNyBMI
本スレ>>26から

「にぃに……」 カチャ

「お? どうしたちな。ねれないのか?」

「うん……だからねぇ……いつもみたいにしてほしぃの」

「しょうがないなぁ。来年から小学生だろ? そろそろ俺がいなくても寝れるようにならないと」

「んむ……やー……にぃにいないと……ねれないの……」

「えへへ、そっかそっか。ちなは甘えん坊だなぁ」

「はやく……だっこして……」

「はいはい。ほらおいで」

「ん……にぃに……いいにおい」 ギュッ

「ん? そう?」

「うん……ねむくなりゅ……にぉぃ……」

71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:13:46 ID:63FNyBMI
〜〜〜〜〜

「こんな時期がお前にもあったんだよちなみ」

「記憶の……捏造も……ほどほどにしろ……」

「いや確固たる事実だよ。ほら、ビデオに写ってんじゃん」

「無駄すぎる編集技術に……だけは……賞賛を送る……」

「編集じゃないって。何年前のビデオだと思ってんだよ」

「恐ろしや……我が愚兄は……ビデオテープの高度な編集技術を……ドン引き……」

「いや違うって。認めろよ。この可愛い顔を。お前じゃなけりゃなんなんだ?」

「妹のドッペルゲンガーを……作り出すとは……まさに……シスコンの極み……」

「どうしても認めない気か……よろしい、ならば更なる事実を突きつけてやる」

「認めるもなにも……事実と反することは……容認できn『にぃに…………寝てる?』……!?」

72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:14:19 ID:???
『寝てる……よね…………じゃあ……お邪魔します……』

『んむ……にぃに…………あったかい』

『いい匂い…………安心する……』

『にぃに………………ぁっ……』

『……寝返り…………しただけか……あせった……』

『ん〜…………ぎゅ……』

73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:14:58 ID:63FNyBMI
「こっ……これはっ……!?」

「ふふふふふ……どうだ? 最近寝苦しくてな、おばけ的なものが俺の部屋に住み着いてるのかと思って、昨夜、俺の部屋に赤外線カメラを設置したのだよ」

「発想が……馬鹿すぎるっ……!」

「うるせえ! そしたらなぁーんと、妹がうつってるじゃないですか! これはもう驚き桃の木山椒の木!」

「くっ…………て、え……昨夜?」

「ん? うん。あ、こっからは俺も見てないんだ。一緒に鑑賞するとしようか」

「だっ……だめっ……!」 ガバッ!

「ぅおっとぉ! そうはいかんざき! その焦り方を見ると、もっと恥ずかしい物が写ってるんだな?」 ガシッ

「は……はなせっ……! その……カメラを……粉砕するっ……!」 ジタバタ

「ふふふ、こうして手足を塞いでしまえば攻撃もできまい! 大人しく恥ずかしい思いをしろ! 普段貶されまくってる仕返しだ!」

「だめっ……ほんとに……ここから先は……見ちゃっ『はっぁ…………にぃにっ…………んっ……』……!」 ビクッ

74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:15:38 ID:63FNyBMI
『ん……にぃに…………すきっ……すきぃっ……!!』 スリスリ

『どうして……兄妹なのっ……! んぁっ……! ふっ……ぅ…………ん……』 クチュ、クチュ

『ちなが……一番なのにっ……! いちばんっすきなのにっ……! ぁあっ……!』 クチュクチュ

『んぁっ! にぃにっ……すきっ……ぁっ、だいすきっ……! んぅっ、ぁ、ぁ、あっ!』 グチュクチュグチュグチュ

『んーっ……!…………ぁっ……はっ……ぁ…………はぁ……はぁ……』 ビクッン、ビクッ

『にぃにっ……す…………き……』 スヤスヤ

75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:16:31 ID:???
「………………」

「えっ、と……」

「………………はなして」

「え、あ、や、やだ」

「………………」

「え、あの、ていうか………………あ、あの……ご、ごめん」

「…………なにが」

「あの、と、盗撮、みたい、な」

「………………」

「ご、ごめん、なさ、い」

「………………」

76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:17:05 ID:63FNyBMI
「………………」

「………………気持ち悪い……でしょ」

「……え?」

「じ……実、の……あ、兄の……布団、にっ……も、もぐっ…………てお、おな……おな……に……とか……」 プルプル

「あ、え、えっと」

「き、気持ち悪いね……し、死んだ方が、いい、い、い、いい、ね」 プルプル

「ちょっま、まて!」

「………」

「そ、ぶ、ぶっちゃ、け……その、う、うれし、い」

「…………そう……いうの……いいから」

「いやま、マジで、さ。気持ち悪いとか、そんなんじゃなくて」

「…………いいってば」

「いや、ほ、ホントに……お、俺っ、も、お前で……その、シたこと、あるし」

77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:17:42 ID:63FNyBMI
「………………ばかじゃ……ないの」

「あの…………」

「………………なに」

「すっ、好きだ」

「…………っ」

「す、好きだっ!」

「………………」

「………………」

「………………ばか」

「え?」

「そ……そんな……泣きながら……とか……かっこわる」

「な、お、お前も泣いてるじゃん」 グスッ

「……そんなこと……ない」 グスッ

78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:18:20 ID:63FNyBMI
「あの…………き、キスしていい?」

「え? んむっ!?」

「んっ……ふ……」

「んむっ…………ちょ……んっ……ふっ……!」

「んっ……ん……ふっ…………ぁ……はぁっ……!」

「ぷぁっ……! はっ……はっ……い、いきなりっ……すぎっ……」

「だってが、我慢できなくて」

「はっ……はぁっ……はぁ……ばかっ」

「ごめ、ごめん」

79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:18:49 ID:63FNyBMI
「…………いいかげん……はなせ」

「え、あ、ごめん」 パッ

「はぁ…………指のあと……ついてる」

「うあ、ご、ごめん」

「…………だっこ」

「え?」

「いいから……だっこして」

「わかった。お、おいで」

「ん…………」 ギュ

「なんか………懐かしいな」

「そ……そうでもない」

「え?」

「こっ……ここ……最近は……毎晩にぃにの……布団にもぐって……た、から……」

「ぉ、おう……そうか」

「……………好き」

「ん……俺も」

「……えへ」

80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:19:19 ID:63FNyBMI
おわり
まあ、あれだよ、夜だしね
しょうがないよね

81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:23:43 ID:???
下が反応するより先に涙が…
ええ話や

82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 01:33:05 ID:???
ふぅ…………


いや。下だけじゃなくていろんな意味で堪能しました

83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 13:12:36 ID:D54wChMw
兄妹なのにって葛藤する近親ものは良い

GJ!

84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 17:11:50 ID:???
やっぱ兄妹ものはたまらんですなあGJ

85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 21:51:32 ID:???
>>79
・・・ふぅ。

兄妹愛のお互いを思いやる気持ちに、純粋に感動した!GJ!!

86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 21:52:03 ID:???
ち『……ただいま……』
タ「おお、ちなみ、おかえり。どうだった?学習合宿は」
ち『……夜はちょっと修学旅行みたいで楽しかったけど……毎日10時間授業+自習はさすがに……』
ち『(……それに……お兄ちゃんに会えなかったし……)』
タ「だよなー。俺も去年行ったけど、なんで学校行事にあんな苦行あるんだっつーの」
ち『……お兄ちゃんの場合、オ○禁が辛かっただけでしょ……』
タ「それぐらい我慢できるわ!俺もちゃんと授業が辛かったんだよ!!」
ち『……自慢することじゃないし……それより、ちなみがいなくてもちゃんと生きてた?……』
タ「お前の目の前にいるのは誰だ!?ちゃんと生きてるって。料理も一応はしたぞ」
ち『……』
タ「なんだ、そのあり得ないものを見る目つきは。本当だってばよ。前にお前が風邪ひいた時もおかゆ作ってやったじゃねーか」
ち『……まさか、今回もおかゆで済ませたとか……』
タ「んなわけあるかいwww・・・ま、漢チャーハンとかそんなんだけどな」
ち『……それでも意外……大阪人が巨人応援するぐらい意外……』
タ「大阪人が全員阪神ファンだと思うなよ・・・それより疲れただろ?冷蔵庫にケーキあるから食えよ」
ち『……何?……何を企んでるの?……』
タ「単なるサービスだ!・・・ったく。俺をなんだと思ってやがる」
ち『……奈○子商法に引っ掛かった人……』
タ「それを言うなorz」

・・・台所・・・

ち『……何これ……』
タ「どうした?・・・はっ!しまった!!」
ち『……このお台所の惨状は……何?……』
タ「いや、これから!これから片付けようと・・・」
ち『……どうやったら3日でこんなにカオスになるの?……』
タ「それは・・・まあ、その・・・」
ち『……ダメだこいつ……早くなんとかしないと……』
タ「悪かったよ!すぐ片付けるから!!」
ち『……いい……ちなみがやるから……どっか行っといて……』
タ「いやいやいや!さすがにそんなことさせられないって!!」
ち『……いいから……できないからこうなったんでしょ?……邪魔だからあっち行って……』
タ「す、すまん・・・」

・・・1時間後・・・

タ「ちなみ、さっきは悪かったな。ほんとごめん」
ち『……別に……お兄ちゃんごときに片付けスキルなんか期待してなかったから……』
タ「いつもすまないねぇ」
ナデナデ
ち『……お兄ちゃん、それは言わない約束だよ……って、どさくさに紛れて頭撫でないで……(///)』
タ「俺、ダメだよなぁ・・・ちなみがいないと、本当ダメだ・・・」
ち『……何言ってんの……ちなみはお兄ちゃんの家政婦じゃないんだから……』
タ「じゃあ、メイドで」
ち『……なんでもお申し付け下さいね、ご主人様……』
ち『……』
ち『……な、何言わせるの……ばか……(///)』
タ「本当にやるとは思わなかった(汗)・・・いやでもホント、いつもありがとうな。改めてちなみがしてくれてたことを思い知ったよ」
ち『……ふん……別にお兄ちゃんのためにやってたわけじゃないから……お父さんお母さんが出張の間、留守を預かってるだけだから……』
タ「それでも、俺は感謝してるんだよ。ありがとう。・・・帰ってきたばっかで疲れてるだろ?して欲しいことないか?」
ち『……いいよ、別に……』
タ「そうか?遠慮しなくていいんだぞ?」
ち『……いい……お兄ちゃんはいつもどおりで……』
ち『(……そこにいてくれたら、ただそれだけで……)』
ち『(……だって、ちなみも……お兄ちゃんがいないとダメだもん……/////)』


ち『(……それに、3日間も団体行動で我慢してたから……今して欲しいことなんて言えません……///////)』

87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 22:00:29 ID:???
オチが無ければいい話だったのにwwwwwwwww

だがGJであることには変わりない

88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 22:51:36 ID:???
「名は体を表す」という、もし私の名前が「波照間 綺羅羅」だったらきっと明るい人気者だろう
だが私の本名は「音無 悠」遥か遠くまで音は無し…駄目だこりゃ
確かに昔から口下手でコミュニケーション能力は低かった、でもまったく友達がいないわけではなかった。
なのに私ときたら何を思ったのか、自己紹介しょっぱなに
「口下手で話すのは余り得意じゃありません」
この言葉のおかげで私は一年間不得意な会話を殆どしない快適な学校ライフを送ることに成功した
そして年度も改まり無事二年生となったが、それで何かが変わるわけではなかった

89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 22:52:29 ID:???
期待に応えない人は存在を忘れられてしまう。
マンガの台詞だ、回りの人はいつも一人の私にどんな期待をしたのだろうか
深窓の令嬢?はないな
物静かでクール?これもない
友達のいない根暗?だよな
いいだろう、その期待に応えてやろう、やってやる!!
その結果として更に影が薄くなった、何やってるんだろう私
この負の連鎖に名前をつけよう……ヘリカルフィードネガティブ
…悪くない、だが私の頭が悪いことを再確認することになった、ちくしょう
最近は教室の隅で本を読み一日を潰す、そんな毎日だ
「(この主人公はなんでこんなにモテるかなぁ、私にもあるのかなモテ期、複数の男に言い寄られる私…悪くない)」

90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 22:53:33 ID:???
「(さて一段落したし別の本を読みますか)」
「エーット?」ガサゴソ
「アーコレコレ」
「(ゲーム化ねぇ、元々はイラストだったらしいけどゲームになりましたか、来月少し安くなってから買うのもアリかな)」
『ねえ、音無さん』
「エ?」
『あっゴメン、間違えて呼んじゃった?音楽の音に無限の無、だよね、読み方間違ってた?』
「(いや、違う!違うことはないけど読み方はあってる、ソコじゃない!何故、何故話し掛けてきた、何時ものように気配は消していたはず!何故私を認識できる!いや違う!それすらも違う、返さなければ、話し掛けられたからには何か返さなければ!)」
「な、何でしょうか?私が何か粗相をしてしまいましたか?」

91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 22:54:38 ID:???
『………いや、大丈夫だよ、それより音無さん?今見てir…
「(やってしまった、久しぶりの他人との会話だったから緊張してしまった、しかも名前のこと完全に無視してるし、いまでも名前が疑問形だよ語尾が上がってるよ、ダメだ、いろいろダメだ)」
…hakaうつもりなの?近くにいいゲーム屋があるんだけど、もしよかったら…』
「だ、駄目!駄目!!私は駄目!クラスの為にも期待を裏切る訳にはいかないんです、だから、その、駄目なんです!」
『期待?よくわかんないけど駄目なら仕方ないか、残念だなー同じ趣味の人がクラスにいると思ったのに』
「What?」
『えっと…趣味が似てたりするのかな?って思ったんだけど迷惑だったかな?』

92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 22:55:37 ID:???
「(考えろ悠!何故私に男子が話し掛けてきたのかを
1、クラスの男子連中の罰ゲーム
2、単なる戯れ、私の惑う様を見て楽しんでいる
3、私に気があって共通の趣味があると思い話し掛けた)」




「(本命2、対抗1、大穴3
楽しいか?惑う私は面白いか?でも実は3も捨てがたい、気があるまではなくても、単に友達とかまでなら…悪くない、それに現実的…………いや違う!これこそがヤツの狙い中途半端に現実味を漂わせるとはっ!)」
「迷惑ではないです、でもお誘いは断らせて貰いますし、趣味というほど詳しく知っているものでもありません。第一、初対面の異性を急にどこかに誘うだなんて失礼だと思いませんか」

93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/29(月) 22:56:48 ID:???
『そっか、ゴメンね変なこと言って、ゲームだけじゃなくって他にも本とか模型とかも売ってる店だかra「行きます」……え?』
「……………What?」
『あーじゃあ今度の日曜日でいい?』
「……………ハイ」
『えっと…連絡先送るから、携帯の赤外線受信で大丈夫?』
「……………ハイ」





ヘリカルフィードネガティブは予期せぬところでジャムをおこした、これが更なる不幸を呼ぶかもしれないのに私はジャムと判断した
しかしあの男狙いはなんだ秘密を握って揺する気か?
酷い話だ、だがそうと分かれば怖くない警戒心MAXヤマビコで迎えうってやる
しかしもしも本当に同じ趣味の人を見つけた嬉しさからだったとしたら…悪くない

94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 01:56:53 ID:???
続くよなもし

95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 22:17:33 ID:???
色々考えちゃうツンデレさんってかわいいよね。GJ!

96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 22:19:28 ID:???
タ「あれ?ちなみ、何やってるんだ?」
ち『……耳掃除だけど……見てわからないの?……』
タ「ああ、そうか。耳掃除か。最近やってないから、つい」
ち『……そういえば、お兄ちゃんが耳掃除してるところほとんど見たことない……』
ち『……最後にしたのって……いつ?……』
タ「ん~・・・覚えてないなぁ。何ヶ月前だっけ?・・・いや、何年前か?」
ち『……え?……ダメだよ……それ……衛生的に……』
タ「大丈夫だよ。現に俺はこんなに真人間として生きてるじゃないか」
ち『……真人間じゃないから……真人間じゃないから……』
タ「なぜ2回言う!?」
ち『……大事なことなので2回言いました……それより、真面目な話、ちゃんと耳掃除しないと……』
タ「だから大丈夫だって」
ち『……ダメ……バカでヲタな上に、不潔にまでなっちゃうの?……はい、耳かき……』
タ「いらねえよ。俺耳掃除嫌いだし」
ち『……ダメだってば……』
タ「嫌だってば。耳掃除するの苦手なんだって」
ち『……しょうがないなぁ……ほら、ここに頭置いて……』
ポンポン
タ「なに!?お前、まさか・・・」
ち『……ちなみが……してあげるから……』
タ「い、嫌だぁ!」
ち『……どうして……妹が耳掃除してあげるって言ってるのに……』
タ「自分でするのは苦手だけど、お前に耳ほじくり返されるなんて恐ろしいこと、もっと嫌だ!」
ち『……失礼な……こんなレアイベント、本来ならお兄ちゃんごときに発生しないのに……』
タ「嫌だ嫌だ嫌だ・・・怖いよう」
ち『……はぁ……わかった……じゃあ、やめてあげる……』
タ「おお、わかってくれたか!」
ち『……その代わり、お父さんが出張から帰ってきたらお兄ちゃんに耳掃除してあげるように、メールでお願いしとく……』
タ「・・・是非ちなみ様に耳掃除をお願いしたいと思います」

ち『……よろしい……ならば膝枕だ……(///)』

97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 10:41:39 ID:???
俺もしてもらいたい

98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:09:12 ID:???
タ「(ゴクゴク)・・・ぷはーっ!いやぁ、風呂上りはやっぱ牛乳だよなぁ。未成年だからビール飲めないし」
ち『……お兄ちゃん、上がったの?……じゃあ、次ちなみ入っていい?……』
タ「ああ、追い炊きももったいないから、入っちまえよ」
ち『……あれ?……お兄ちゃん、それ牛乳?……』
タ「そうだけど、それがどうかしたか?」
ち『……確か、冷蔵庫の中にはあと1杯分ぐらいしか無かったはず……』
タ「そういえば、今のでちょうど空になったな」
ち『……え……じゃあ、ちなみがお風呂上りに飲む分は?……』
タ「・・・」
タ「・・・無い・・・な」
ち『……』
ち『……そんな ひどい……』
タ「いや、でも俺も飲みたかったわけで・・・」
ち『……ちなみのためにおいといてくれないなんて……』
ち『……さいてー……』
ち『……お兄ちゃんなんか……人間のクズ……』
タ「そこまで言いますか!」
ち『……お兄ちゃんの……チャラリー鼻から牛乳野郎……』
タ「わかった!ちなみが風呂に入ってる間に新しいの買ってきとくから!!だから許してくれ!!!な!?」
ち『……いいよ、もう……牛乳なんかいらない……』
タ「そ、そんな拗ねるなよ・・・悪かったって」
ち『……もう……いいもん……』


ち『……代わりに、お兄ちゃんのミルク飲ませてもらうから……(///)』

99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:42:40 ID:???
え、えろす


…さぁ続きを!

100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/01(木) 00:34:13 ID:???
私の名前は「波照間 綺羅羅」笑顔がチャームポイントの恋に恋する17歳☆
教室で友達の聖良布夢ちゃんと丹矢音ちゃんと流行りのスイーツの話をしていたら、学園の女子皆の憧れの男子、上条君に声を掛けられたの
教室から連れ出され二人だけになったら上条君は少し照れながら話をしてくれた
話を聞いたらビックリ!なんとデートに誘われちゃった!
綺羅羅こんなの初めてだからどうしていいか分からない、でもなぜか胸がドキドキするの、もしかしてこれが恋!?
意識しはじめたらこの気持ちはどんどん大きくなって夜も満足に眠れない
もー上条君たら、乙女の気持ちを弄んだ罪は重いぞ!絶対責任取ってもらうんだから!

101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/01(木) 00:35:34 ID:???
…やはり私は頭が良くないらしい。
私こと「音無 悠」は友達がまともにいない17歳で教室の隅で本を読んでいたら隣席の男子…………名前なんだっけ?
相手は私のことを知っているらしいが、ストーカー?自意識過剰もいいところだ
まぁその男子から休日買い物に誘われたのであった。
と、いう事が今日の学校での話。さてと、ここは私の部屋、対抗策をゆっくりと考える事ができる。
まず名前だが、これは赤外線受信した相手の名前を見れば無問題だ
カコカコ
登録数が少ないから見つけるのが簡単なのは喜ぶべきか悲しむべきか、あった
[別府 タカシ]
なるほど、さて次は、次は……えーと、、
何するんだろう普通は、服装?
……………………恥ずかしぃ、誰に対してかは分からない、だが何故だか妙に恥ずかしい

102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/01(木) 00:36:37 ID:???
何だろうデートする時はこんな気分なんだろうか
…いやデートって片腹大激痛もいいところだよ、普通デートっていったら若い男女が一緒に買い物に行ったり、映画館や水族館に行って食事を共にするっていう。
こういうのがデートですよ、多分。したことないから正しいか分からないけど





んー、あれ?
・音無 悠=17歳=別府 タカシ
・休日に一緒にゲームを買いに行く
・時間から考えて昼食は外






にゃあぁあぁあああぁぁぁぁああぁ!!!!デートじゃん、どっからどう見ても、デートじゃん(2回目)うみゃあぁあぁあああぁぁぁぁああ!!!!
待ってどうすればいいの?どうすれば正解?相手は私に何を期待してるの?可愛い服のほうがいいのかな?それとも動きやすい服?

103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/01(木) 00:38:01 ID:???
あの男め、私の感情を弄ぶのがそんなにも楽しいか
恋愛経験が無に等しい私にとってこれがどれ程の心的苦痛か
許すまじっ!えーと、名前なんだっけ、あー別府だ別府覚えてなかった
改めて、許すまじっ!別府 タカシ!私の気持ちを弄ぼうとする貴様の野望、私が灰塵に帰してやろう!














自分の世界で暴走する娘って可愛いよね。ところでこの娘はツンデレなのか自分でも疑問

104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/01(木) 09:17:34 ID:dMGNGShc
構わん、続けたまえ。

105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/02(金) 20:19:31 ID:???
書籍化はまだですか?

106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/02(金) 20:19:59 ID:???
タ「ただいまー」
ち『……お兄ちゃん……また貼る場所も無いのにエロゲの予約特典ポスターなんか貰ってきて……』
ち『……バカなの?……死ぬの?……』
ち『……』
ち『……やだぁ……お兄ちゃん、死んじゃやだぁ……』
タ「一人で何言ってんだよ・・・どないせぇっちゅーんじゃ・・・」
ち『……うぇぇぇぇぇん……』
タ「だぁぁ!泣くな!!俺は死なないから!!!バカだけど死なないから!!!!」
ち『……ぐすっ……約束だよ?……』
タ「ああ、約束だ」
ち『……ちなみ以外の人に殺されたら……ダメだよ?……お兄ちゃんを倒すのはちなみなんだから……』
タ「お前はべジータか!」



ち『(……ちなみ以外の女のこと好きになったりしたら……お兄ちゃんを殺してちなみも死にます……)』


ち『(……なんちゃって……///)』

107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/02(金) 21:01:19 ID:???
>>106
GJ!

108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/02(金) 22:35:01 ID:???
>>106
一人でに妄想が加速して暴走しちゃうちなみさんきゃわわ

109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 17:51:39 ID:???
カポーン
ち『……ふぅ……やっぱりお風呂はいいなぁ……しずかちゃんやお銀の気持ちがわかる……』
ち『……そろそろ上がろうかな……』
ザバッ
ち『……ゲームとかではよくお風呂で同居人同士が鉢合わせしたりするけど……あんなのネタだよね……』
ガラガラガラ
タ「さ〜て、ひとっ風呂浴びて寝るとするか〜」
ち『……』
タ「・・・」
ち『……え?……』
タ「・・・おや?ちなみの幻影が見える・・・」
ち『……』
タ「・・・(ゴシゴシゴシ)・・・やっぱり見える・・・実体?」
ち『……き……』
タ「・・・えっと・・・」
ち『……きゃぁぁぁぁぁぁ!……(//////////)』
タ「待て!わざとじゃない!!」
ち『……お兄ちゃんのスケベ!……変態!!……』
タ「誤解だ!わざとじゃないんだって!!」
ち『……いいから出てって!……早く出てって!!……』
タ「わ、わかった・・・(バシャーン)・・・熱っ!わかったから熱湯をかけるな!!」

・・・風呂上り後・・・

ち『……』
タ「ち、ちなみ・・・?」
ち『……』
タ「まだ怒ってるかな?かな?」
ち『……』
タ「聞いてくれ、わざと覗いたんじゃないんだ」
ち『……覗いたどころの騒ぎじゃない……この淫獣……』
タ「違うんだって!こんな時間にちなみが入ってると思わなかったから、てっきり電気消し忘れたんだろうと思ったんだよ」
ち『……確認ぐらい……できるでしょ……』
タ「いやぁ、俺も今日は疲れてて早く風呂入りたかったから、ついつい・・・」
ち『……信じらんない……義理とはいえ妹が入ってるお風呂に乱入するなんて……』
タ「だからわざとじゃないんだってばよ・・・」
ち『……わざとじゃないなら……ゾウリムシ以下の知能皆無野郎だよ?……』
タ「それについては返す言葉も無い・・・」
ち『……ひどいよ……お兄ちゃんのバカ……』
タ「すまん!確かに俺が悪かった!!」
ち『……どこまで……見たの?……』
タ「へ?・・・い、いや!一瞬だけだったからほとんど見てない!!」
ち『……嘘だッ!……あの時、お兄ちゃんの目線は上から下まで一往復してた……』
タ「そ、そうだったかな・・・(汗)」
ち『……全部……見たんだ……ぐすん……』
タ「泣くなよ!」
ち『……だって……恥ずかしいもん……ひっく……』
タ「恥ずかしがることなんかないって!・・・お前のカラダ、キレイだったぜ?・・・」
ち『……な、何言ってるの……ばかぁ(///)……そんなこと……ないもん……』
タ「ホントだって。3次元の裸を初めてキレイだと思った。ピンク色だったし、つるつるだったし」
ち『……ぐ、具体的に言わないでよ……やぁん……(/////)』
タ「いや、でもやらしい意味じゃないぞ?芸術的観点から言ってるんだ」
ち『……』
ち『……どうして嘘つくのかな?かな?……』


ち『……だって……あの時、お兄ちゃんの80mmのシシ神様は130mmのでいだらぼっちになって森から立ち上がってたもん!……(///////)』

110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 18:32:43 ID:???
>>109
ちなみさんしっかり見すぎやwwwwwww

111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 21:59:16 ID:???
ちなみさん例えが面白すぎです

112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 17:06:15 ID:???
カポーン
タ「ふぅ、やっぱりお風呂はいいなぁ。しずかちゃんやお銀の気持ちがわかる」
タ「そろそろ上がろうかな」
ザバッ
タ「昨日はちなみと鉢合わせしてしまったけど、今日は俺が先に入ってるから大丈夫だろ」
ガラガラガラ
ち『……さて……お風呂に入って、お風呂上りのミルク飲んで寝よう……』
タ「・・・」
ち『……』
タ「お、おい・・・」
ち『……え……なんで……』
タ「"なんで"はこっちの台詞だ・・・」
ち『……き……』
タ「ちょ、ちょっと待て!」
ち『……きゃぁぁぁぁぁぁ!……(//////////)』
タ「だから待てとゆーに!今回は俺が先に入ってたんだぞ!?」
ち『……問答無用……お兄ちゃんの淫獣!……』
ち『……一度ならず、二度までも……ちなみの穢れ無き肢体を淫らな目で……』
タ「そんな目でなんか見てないって!」
ち『……うぅぅぅぅ……ちなみの○首と○ジ見られちゃった……(///)』
タ「手首とヒジのことですよね!?(汗)」
ち『……いやぁん……ちなみは恥ずかしくて見られないのに……(/////)』
タ「嘘つけ!顔を覆った指の間からバッチリ凝視してるじゃないか!!」
ち『……それは……だって……』


ち『……お兄ちゃんのこの木なんの木が……気になる木なんだもん……(///////)』

113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 22:06:31 ID:???
ちなみん自重しろww

114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 20:16:20 ID:D54wChMw
ちなみさん面白すぎるだろwww

115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 21:19:04 ID:???
タ「はぁ・・・」
ち『……どうしたの?お兄ちゃん……闇のクリスタルに会わずにくらやみのくもと戦ってしまって、クリスタルタワーの入り口からやり直すはめになったような溜息ついて……』
タ「そこまで深刻じゃねえよ!・・・いや、山田が最近おかしいんだ」
ち『……ああ、お兄ちゃんなんかの数少ないお友達の山田先輩?……どうかしたの?……』
タ「お姉さんに女の子が生まれたらしくて、その子がカワイイカワイイって携帯電話の待ち受け画面にして自慢してくるんだ」
ち『……そんなにおかしい?……姪っ子なんでしょ?……かわいがっても不思議じゃないと思う……』
タ「駄菓子菓子、自分の子供でもないのにそんなにかわいいと思うもんか?」
ち『……思うんじゃない?……ちなみも甥とか姪とかいたことないからわかんないけど……』
タ「そういうもんかなぁ。俺も、ちなみに子供ができたら"姪っ子かわいいよ姪っ子"ってなるのかなぁ」
ち『……それはない……』
タ「なぜそう言い切れる」
ち『……だって……お兄ちゃんに姪っ子も甥っ子もできることはないから……』
タ「なんでだよ。お前、結婚しないつもりか?」
ち『……ううん……する……絶対する……』
タ「じゃあなんでだよ。結婚しても子供作らない派か?」
ち『……ううん……作る……絶対作る……毎晩作る……』
タ「???言ってることがよくわからん・・・子供作るんなら、俺の姪か甥になるんじゃないのか?」
ち『……うっさい……お兄ちゃんなんかには……わからないもん……』
タ「なんでだー!なぜ俺にはわからないんだー!!うがぁ!!!」
ち『……ふんっ……お兄ちゃんの……鈍感バカ……』


ち『(……だって、ちなみが生みたいのは……お兄ちゃんの子供だから……///)』


ち『(……いいよね?……義理だもん……)』

116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:06:26 ID:???
良いに決まってるじゃないか!!

117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/05(月) 23:32:25 ID:???
義理ならオッケーっす!!

こんな可愛い妹くれwwww

118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:01:14 ID:???
可愛すぎて死んだ

119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:03:01 ID:???
山に登ると人生観が変わるらしい。
だが、私こと音無 悠は山に登る事なく人生観、というより色々変わった、隣の男子の何気ない一言で…








って変わったままで対応できていないから問題だ、大問題なんだ
前回意気込んだはいいものの結局なにも思いつかなかったし、
けど今も待ち合わせの駅まで電車動いてるし、
どーする?考えろ、考えるんだ

120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:04:27 ID:???
おそらく相手は私を静かな隠れオタクもしくはソレに近い人種だと思っているだろう
で、あればその期待に応えればいい、簡単だ、素面でいればそれで解決
そうこう考えてる内に到着か、行くぞ!別府タカシ……で大丈夫だよね。



「ドモ」
『あ、音無さんおはよう。それじゃあ早速だけど行こうか、店はすぐ近くだし』「ハイ」



駄目だー!人として駄目だー!
挨拶くらいしっかり返せ私
そして会話続かねえー
重い、沈黙が重い



『ここだよ、まずゲーム買っとく?それとも色々見てまわる?』
「え?、あーえっと、じゃあ本、見てくる、勝手に色々見てるから、何かあったら、また、えと?、その時、言って、もらえれば…」

121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:05:28 ID:???
とりあえず距離をとろう、にしても凄いバッドコミュニケーションだ
あーもー疲れた、何もしてないのに疲れた
駄目だな私は、頭の中で何を思っても結局私は会話すらまともに出来ない弱い人間だ
まぁ、しょっぱなに会話が不得意と言った者には相応しい状況…

あ、TWIN SLAVEだ
こっちはBlack sun…悪くない



『(音無さん一人で奥に行ってしまった、知らない間に気分を悪くさせちゃったかな)』
『(って音無さんが18禁コーナーに、やっぱりこの店やめといた方がよかったか、でも音無さんオタクっぽかったし趣味合うかなって、そんなことより)』

『音無さん、音無さん!』『(気づかねー!回りの人の視線が、場の空気が、ええい、ままよ!)』

『悠!』

122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:06:13 ID:???
………………………………………………………………
『あれ?』
『(声じゃ駄目か!直接引っ張るくらいでいかないと)』

『悠』ガシッ!
「え、私?」
『行こう、本は十分みたしゲーム買いに行かない?』「は、はい」
『(やっぱり急に名前で呼ぶなんて変だよな、それに凄く恥ずかしい)』


『ごめんね、音無さんと趣味似てるのかなとか思って、それで仲良くなれたらいいな、って思ってたんだけど。』
『つまらなかったよね、なんせ音無さんがうっかり18禁コーナー入っちゃうくらいだし、止める為とはいえ悠だなんて馴れ馴れしく名前で呼んじゃうし』
「(いやー自分から入っていったんだけど、勘違いしてるし、そのままにしとこう)」

123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:06:55 ID:???
「(それはさておき、彼は私と仲良くなりたかったのか、へー)」











嘘ぉ!!おーん?待て、待て待て待て待て待て!
落ち着け私!こういう時は、とりあえず肯定しとけって誰が言っていたはずだ
それに人の期待には応えなければ!

「いえ、大丈夫ですよ!?私も仲良くなれればと思ってました!だから、えと、その、大丈夫どす!」

噛んだー最後の最後に噛んだー
まさかの京都訛り

………………………………………………………………

『え、あー、えっと、あー、ありがとう、えっと、これからよろしく?』
「あ、これは御丁寧に此方こそ宜しくお願い致します?」

124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:07:26 ID:???
ヘリカルフィードマガジン、マガジン一個に100発もの弾薬を込めることができる、しかし非常にジャムを起こしやすく実用性は低いという
頭の悪い私が名付けたヘリカルフィードネガティブもそうなのだろう、簡単に詰まって次が続かない、私は偶然にも不幸を被弾した
しかしその不幸で蜂の巣にされたわけではなかった
それにどれだけ沢山の不幸が撃ち込まれても当たらなければどうということもない
同じようにたった一発、狙ったのか流れ弾かは分からない、けれどその一発のシルバーブレットで
人は変われる、幸せになれる、今の私はそんな風に思っている
こんな展開も、悪くな………凄く嬉しい

125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 02:08:10 ID:???


あの日を境に彼と仲良くなり友達になれた
そしてあの日からずっと言いたかった事を今日、彼にちゃんと伝えよう、大事なことだから、ちゃんと









「別府君、私の名前ユウじゃなくてハルカだからね」














おしまい
会話が難しかった

126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/06(火) 07:26:59 ID:???
>>125
ちょwww
いや、面白いがwww

127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/08(木) 02:08:34 ID:???
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2337.jpg

以前描いた絵を立体化してみるテスツ。
3DSのブラウザで見ると飛び出る・・・はず。
髪の毛とかもやりたかったが、それやるとあと1時間は軽くかかりそうだったので断念。

128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 00:12:51 ID:???
>>125
悠ちゃんはバッドコミュニケーションかわいいwww
GJ!!
そしてラストwwwww

それにしても悠ちゃんの思考の間が最高です。
俺は会話文しか書けないから裏山鹿。

>>127
3DS持ってないから立体では見られないが、お嬢様かわいいのでGJ!!
やっぱ制服はセーラー服だよなwww

129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 00:13:26 ID:???
ち『……ちょっと……あんまりこっち来ないでよ……お兄ちゃん……』
タ「しょうがないだろ、狭いんだから」
ち『……じゃあ……もっと縮こまってよ……』
タ「もう目いっぱい縮こまってるって!体格差はいかんともしがたいじゃないか」
ち『……どうせ……ちなみはチビだもん……』
タ「いや、そういうつもりで言ったわけでは・・・」
タ「そもそも、"もう2回も鉢合わせしちゃったから、この際今後は一緒にお風呂入ろう" って言い出したのはちなみだぞ?」
ち『……そうだけど……うぅぅ……なんか当たるよぉ……(///)』
タ「安心しろ、ゆのっちのお風呂にもいるアヒルだから」
ち『……なんでそんなのいるの……』
タ「さて、体洗うとするか」
ち『……お兄ちゃんは湯船につかった後で洗う派なんだね……』
タ「まず温まりたいからな。ちゃんと湯船に入る前にシャワーでひととおり流してるし」
ち『……まあいいけど……』
タ「ちなみ、背中流してくれ」
ち『……え?……えぇぇ!?……な、ななな何言ってるの……(///)』
タ「冗談だよwwwそんぐらい自分でやるって」
ち『……う……うぅぅ……(///)……いいよ……流してあげる……』
タ「へ?い、いや、だから冗談だと・・・」
ち『……どうせお兄ちゃん雑な性格だからちゃんと洗ってなさそうだし……』
ち『……そんな不潔な状態じゃ……一緒にお風呂入ってる立場としても嫌だし……』
ち『……だから……仕方なくなんだから……』


ち『……べ、別にお兄ちゃんの背中に擦りつけたり、その後お返しにお兄ちゃんに背中流してもらって、手を滑らせるのを期待してるわけじゃ……ないんだから……(/////)』

130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 00:33:46 ID:???
>>127
3DSほしくなった

131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 01:31:25 ID:???
>>129
さ、さぁ次のステップへ

132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 01:38:06 ID:???
ほら背中流すぞってあれぽっちがあるああこれ背中じゃなくて胸か似たような形だから間違えターン

133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 02:41:13 ID:???
兄貴早く腹括れよ

1341/2:2011/09/09(金) 19:50:59 ID:???
ち『……はぁ……』
A「どうしたの?ちなみ。溜息なんかついて・・・さては恋煩い?」
ち『……違うよ……そんなんじゃ……ないもん……』
A「はっは〜ん・・・お兄さんと喧嘩したとか?」
ち『……えっ!?……け、喧嘩とかじゃ……ないし……お兄ちゃんが悪いから、私が怒ってるだけなんだから……』
A「そういうのを喧嘩って言うのよ・・・なんでまた喧嘩なんかしたの?お兄さん一筋ラブラブラコンなちなみが」
ち『……そ、そんなんじゃ……ないもん……あんなやつ……大っ嫌いだもん……』
A「何があったのよ」
ち『……お兄ちゃんが……私が冷蔵庫に入れてたシュークリーム……食べた……』
A「子供かよ・・・まあ、お兄さんが悪いといえば悪いけど・・・それで怒ってるの?」
ち『……問題は……その後……』
A「その後?謝らずに逆切れされたとか?」
ち『……ううん……謝られたけど……』
A「じゃあ問題無いじゃない」
ち『……問題大有り……だって私が買ってきたのはコンビニのだったのに……代わりに買ってきたのがケーキ屋さんのだったんだもん……』
A「上等になったんじゃない・・・むしろ良かったでしょ?」
ち『……違うの……そういう勝手なことするのが……嫌なの……』
A「でも、ちなみのためを思ってのことでしょ?」
ち『……だから、そういうのが嫌……自分で勝手に私のためとか考えて……ちゃんと話してくれればいいのに……』
A「・・・」
A「はぁ・・・あんたねぇ、だったらちなみの方がちゃんと話しなさいよ」
ち『……私の方が……?』
A「どうせちなみ、家でもお兄さんに素直じゃないことばっか言ってるんでしょ」
ち『……』
A「だからいつもお兄さんが気を回してるんじゃないの?」
ち『……そ、そんなこと……あんな鈍感バカに限って……』
A「本当に鈍感なのはどっちかしらね・・・とにかく、今日はちゃんとお兄さんと話し合ってみたら?」
ち『……』
ち『……うん……そうしてみる……』
ち『……ありがと……A子……』
A「別にいいって。その代わり、お礼にお兄さん紹介してよねwww」
ち『……それは……ダメ……絶対……(///)』

・・・自宅・・・

ち『……ただいま……』
タ「おお、ちなみ、おかえり。ちょうど今お茶いれようとしてたんだけど、お前も飲むか?」
ち『……うん……』
タ「どっこいしょ・・・テレビでも観るか」
ポチッ
タ「お、小島よ○おってまだいたのか」
ち『……』
ち『(……お兄ちゃん……こんなテレビ別に好きじゃないくせに……)』
ち『(……ちなみと……話しやすくするため……?)』
ち『(……だったら……ちゃんと話そう……)』
ち『(……でも……タイミングがつかめない……)』
ち『(……どうしよう……なんかきっかけが……)』

タ「ちなみ・・・昨日はごめんな」

1352/2:2011/09/09(金) 19:51:31 ID:???
ち『……えっ!?……あ……べ、別に……もう……怒ってないから……』
タ「そっか。良かった」
ち『(……なんでお兄ちゃんから謝るの……昨日も謝ってくれたのに……)』
ち『(……もしかして……タイミング作ってくれた?……)』
ち『(……よし……)』
ち『……お、お兄ちゃん……』
タ「ん?なんだ、ちなみ」
ち『……あの……その……』
タ「・・・」
ち『……ちなみの方こそ……ごめんなさい……』
タ「なんでちなみが謝るんだよ」
ち『……だって……お兄ちゃんはちなみのためにしてくれたのに……怒っちゃって……』
タ「いや、俺が勝手なことしたんだしさ・・・」
ち『……ううん……ちなみはいつもそう……お兄ちゃんの前では素直になれなくて……憎まれ口ばっかりで……』
ち『……だから……お兄ちゃんに気を遣わせてばっかりで……』
ち『……ちなみ、本当は……お兄ちゃんのこと……』
ち『……』
ち『……お兄ちゃんのこと……大好きだから……(///)』
タ「ち、ちなみ・・・」
ち『……ごめんね?……今までやなことばかり言って……本当は……大好きだから……(///)』
タ「ちなみ・・・」
ギュッ
ち『……え……ええっ!?……お、お兄ちゃん……(/////)』
タ「謝るなよ・・・俺もちなみのこと・・・大好きだからさ」
ち『……お兄ちゃん……』
ち『……』
ち『……違うの……ちなみはね?……お兄ちゃんのことを……』
タ「わかってる・・・俺も、ちなみのこと、妹としてじゃなくて・・・好きだから」
ち『……お兄ちゃん……』
ち『……いいの?……ちなみで……いいの?……』
タ「ちなみが、いいんだ」
ち『……お兄ちゃん(///)……本当にいいの?……義理だけど……兄妹だよ?……』
タ「ちなみ・・・」


小島「そんなの関係ねぇ!」


タ「・・・」
ち『……』
タ「小島に先に言われるとは・・・ヘタこいた・・・」
ち『……』
ち『……お兄ちゃん……やっぱダメダメ人……』
タ「う・・・」
ち『……そんなダメなお兄ちゃんには……やっぱりちなみがついてないと……ダメです……(///)』
タ「ちなみ・・・うん、そうだな。ずっと・・・一緒にいてくれ」
ギュッ
ち『……お兄ちゃん……』
ち『……あの……』
ち『……抱っこ……して?……(///)』
タ「この甘えん坊め・・・はいはい、(グイッ) これでいいか?」
ち『……(/////)……』
タ「ちなみ・・・」
ナデナデ
ち『……えへへ……(///////)』
タ「ちなみ・・・好きだ・・・」
ち『……うん……ありがとう……ちなみも……』


ち『……お兄ちゃん……だ〜い好きっ!!……』

136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 19:52:03 ID:???
おしまい。
えっちなのはいけないと思います!

















ANOTHER END ↓

http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2339.txt

137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/09(金) 20:14:33 ID:???
おいこら



いいぞもっとやれ

138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/11(日) 02:40:50 ID:???
山「とーもちゃん、こっちむーいて」
友「ん?」
パシャッ
山「へへ、撮れた撮れた」
友「ちょ、何やってんのよー!!カメラ寄越しなさーい!!」
山「だって友ちゃんが写ってる写真一枚も無いからさ、どうせならボクが撮ろうと思って」
友「私なんて撮ってどうするのよ!」
山「いや、普通に思い出としてさ。親しい友だちの写真の一枚くらい当然かと」
友「し、親しくなった覚えなんて無いんだけど!!」
山「何言ってんの?友ちゃんだって隠れてボクのこと撮ってたクセに」
友「…なっ…!?」
山「バレてないとでも思ってた?まぁ嫌な気分はしないから言わなかったけど、撮りたいなら言ってくれれば良かったのに」
友「うっ…」
山「ならボクが一枚くらい友ちゃんの写真撮っても良いよね?」
友「…うー、ヘンタイ」
山「なんで…?あ、そっか。友ちゃんはボクの写真見ながら一人でしてるんだもんね。ボクも同じように使うと思ったのか」
友「なっ…なんで知って…!?」
山「あらら。カマかけたつもりだったんだけど、ほんとだったんだ。ヘンタイはどっちかな?」
友「う、ばか、ばかぁ…」
山「どーせなら、ボクとしてる最中のを撮ろうか。丁度…カメラもベッドもあるしね…!」
友「えっ…ちょ、まっ…あぁっ!?」

139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/11(日) 09:12:06 ID:???
おい
続きはどうした

140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/11(日) 10:10:10 ID:2qV9XG9Y
ワッフルワッフル

141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 23:40:16 ID:???
>>138
ちょwww誰が撮るんだwwwwww

142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 23:41:04 ID:???
なんか長くなったので、もうtxtうpでいいやということで。

http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2370.txt

143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 00:06:43 ID:???
>>142
GJ!
俺もAndroid用アプリ欲しいw

144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 00:12:37 ID:???
>>142
GJ!
で、実体化はいつだ?w

145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 12:35:33 ID:???
>>142
激しくGJ GJ

メイ可愛いよメイ

146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 12:41:09 ID:???
>>142
すごくいい話だった
GJ!!

147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 17:05:49 ID:???
>>142
GJ!

148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 20:03:52 ID:???
>>142
素晴らしい
素晴らしいという言葉しか出てこないほど素晴らしい

149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 02:15:12 ID:iInV.N3Y
>>142
だいぶ乗り遅れたがgj

150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/26(月) 21:43:27 ID:???
・ツンデレを無理やり襲ってみた


「……なんのつもり?」

「こんな目隠しなんかして、公園のトイレに連れ込んで……」

「タカシでしょ? 顔見なくても分かる。こんなくだらないことして私を脅かそうとするのなんてタカシぐらいしかいない」

「…………ちょっと、もうバレてるんだからいい加減この腕の縄と目隠しとってくれない?」

「ね、ねぇ……ちょっ、触るな!」

「こ、これ警察沙汰だよ? 今なら許してあげるから」

「ねぇ…………た、タカシだよね?」

「あっ! まって! ボタン外さないで! いやっ! やめてっ!」

「バカタカシ! ホントに悪戯じゃすまないよ!? やめろ! やめて!」

「タカシじゃないの!? タカシなら返事して! 声聞かせて! お願いだからぁっ!」

「あっやだやだやだ! タカシ以外はやだ! おねがい! お願いやめて!」

「タカシ! 助けて! お願い! 助けに来て!」

「うぁっ……! ぐすっ……タカシぃ……! お願い……助けて……!」

「ぁっ……? あ……タカ、シ……?」

「タカシの顔……タカシの声……ぁっ……ぁっ……!」

「ばかぁっ! 本気で怖かったんだから! ばかっ! こんなコトして!」

「いくらなんでもヒドイよぉ! ばかっ! ばかばかばかばか! ぐすっ……ばかっ!」

「ぅっ……ぐすっ……タカシでよかった……タカシ以外にっ……されちゃうかと思って……ぇっ……ばかっ……!」

「こんなコトしないで……二度と……」

「……うん…………でも……許したわけじゃないんだからね」

「今日ちょうど帰りに新しい冬服でいいのがあってさー。誰か買ってくれないかなー。すっごく高くて私じゃ買えないんだよねー」

「……当然! ほら、さっさと行くよ!」

151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/26(月) 21:44:14 ID:8Lxt4YXs
思いついたので取り敢えず書いた
後悔も反省もしている

152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/26(月) 21:54:35 ID:???
鬼畜タカシ

だがそれがいい!!

153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/27(火) 17:51:50 ID:???
イイヨイイヨー

154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 01:46:35 ID:???
>>150
鬼畜なのに許しちゃうツンデレさんかわいいwww
GJ!

155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 01:47:18 ID:???
なんか長くなったので、もうtxtうpでいいやということで。

http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2382.txt

156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 18:50:31 ID:???
>>155
ちょっと悲しいお話だったな
GJ

157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/30(金) 20:17:29 ID:???
>>155
切ないGJ

158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/06(木) 20:44:41 ID:???
なんか長くないので、もうtxtうpじゃなくていいやということで。


タ「なあ、かなみ」
か『なに?お父さん』
カコカコカコ
タ「最近、そうやって携帯電話弄ってることが多いが・・・」
か『それがどうしたの?宿題ならもう終わってるし』
タ「いや・・・その・・・」
か『・・・』
カコカコカコ
タ「もしかして・・・彼氏できたとか・・・?」
か『・・・』
か『だったらどうだって言うの?』
タ「えっ!?本当にできたのか!?・・・そ、そんなことは・・・」
か『そんなことは?』
タ「そんなことは・・・ちゃんと報告しなさい」
か『なんでそんなことする必要があるのよ』
タ「そりゃ、娘がどういう相手と付き合うのかは父親としてちゃんと把握しておきたいだろ?」
か『別に私は把握されたくないもん』
タ「どうしてだ。知られたくないような相手なのか?どんな男だ』
か『いちいちうるさいわねぇ・・・』
タ「お前のことを思ってるからこそじゃないか!変な男に引っ掛かったりしてないかと・・・」
か『なによ、娘をとられると思って嫉妬してるだけでしょ?』
タ「なにを言うんだ!俺はお前のためを思って・・・」

か『"お前のため"とか押し付けがましいことばっか言わないでよ!』

タ「かなみ・・・」
か『いつもいつもそうやって・・・』
タ「しかし親として娘の心配をするのは・・・」
か『"当然"とか言うんでしょ?そりゃ当然よ・・・普通なら』
タ「かなみ・・・?」
か『でも、うちは普通じゃない!お母さんがいなくて、父娘二人・・・』
か『なのにお父さんは私のことばかり・・・いつもいつも・・・』
か『・・・自分のことなんか二の次で・・・』
か『・・・ちょっとは自分の心配だって・・・しなさいよ・・・ぐすっ・・・』
タ「かなみ・・・お前・・・」
か『ばかぁ・・・うぅぅ・・・』
タ「・・・」
タ「ありがとう、かなみ・・・逆に心配かけてたんだな。悪かった」
か『・・・』
タ「過干渉と思われたなら謝る。でもな、かなみのことが一番大切なのは本当なんだ。それはわかってくれ」
か『・・・』
か『ふんっ・・・』


か『ま、彼氏なんか本当はできてないんだけど』


タ「えぇ!?そうだったのか!?」
か『そうよ。このメールはクラスメートの友子宛だし』
タ「なんだ、そうだったのか・・・ほっ」
タ「それにしてもあれだな、今時お前ぐらいの年頃なら彼氏ぐらい珍しくないだろ?まだいないなんて大丈夫なのか?www」
か『な、なによ!・・・安心したからってそれはないでしょ!?ばかっ!!(///)』
タ「冗談だ冗談www・・・ま、できた時には紹介してくれよな」
か『できたら・・・ね』


か『(彼氏できないのは・・・お父さん以上の男が中々いないせいだもん・・・///)』

159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/06(木) 21:56:26 ID:???
>>158
これはいいファザコン
GJ!!

160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 17:28:48 ID:???
>>158
こういう禁断チックなのも悪くないっていうか断然いいよねGJ!

1611/4:2011/10/08(土) 20:58:24 ID:SU88urw6
●月×日
今日は一日中雨。特に何もなし。つまらない。

●月△日
今日は雨は降らなかったけど、どんよりしてた。ゆううつ。←これの漢字考えた人って、文字の存在意義考えたことあるの?

●月□日
窓の外の木にカラスが止まってた。くちばしまで黒いってなんなの。

●月○日
今日は天気がよかったから、中庭を散歩してみた。といっても看護婦さんに車いす押してもらってだけど。
そしたら、前は誰もいなかったはずの病室に人がいた。
男子だった。私よりちょっと年上?
目が合っちゃったから「こんにちは」ってあいさつしてあげたのに、向こうはこっち見るだけで何も言わなかった。
無視?感じ悪い。

●月#日
昨日の男子は無視したんじゃなくて、しゃべれないんだって。
看護婦さんが先生にきいたところ、なにかの病気らしい。
感じ悪いって思ったのはちょっと悪かったと思う。
でも看護婦さん、「会いに行ってみる?」ってきくのやめて。興味ないから。

●月☆日
結局あの男子に会いに行くことになってしまった。
最近入院してきたけど、この病院子供少なくて寂しいだろうから、友だちになってあげたら?って言われて。
どうせ看護婦さん、むしろ私に友だちがいないからってそんなこと言ってるんだ。
興味ないって言ってるのに。
で、会ってきたんだけど、最初手をなんか動かしてて意味わからなかった。
手話っていうらしい。
私にはわからないから、言いたいことは紙に書いてもらうことにした。
それでわかったこと。

・名前は別府タカシ君
・年は私の1個上
・病気で声が出なくなったのは2年ぐらい前。最近体調も少し悪くなってきたから入院した
・親はいなくて、親戚が病院代払ってくれてる

親がいないっていうのは私と同じだ。
なんだか流れでこれからもよろしくってことになってしまった。
そういうの興味ないのに・・・。

●月$日
今日はタカシ君の方から私の病室にきた。
よく考えたら向こうは一応歩けるんだから、その方が普通だと思う。
入り口でつまづいてたけど。
何話していいかわからないから、お互いの好きなものの話をした。
タカシ君は宇宙とか星とか好きらしい。
うわー、いかにも暗い男子の好きそうな感じ。
光速以上の速さで進む粒子が発見されたかもとか言われてもよくわからない。
地球を7回り半するのに1秒かかろうが0.5秒だろうがどうでもいい。
私なんか病院の廊下の端から端まで行くだけでも大変だ。
私は何が好きなんだってきかれたから神話が好きって答えたら、ギリシア神話とか?って言われた。
なんてベタな。まあギリシア神話も好きだけど。
一番好きなのは北欧神話。
でも、ギリシア神話ならタカシ君もちょっとはわかるらしい。
そうか、星座つながりか。
・・・きっかけは昔のマンガらしいけど。コス○石油がどうとか。
そんな感じで1時間ぐらいしゃべった。

1622/4:2011/10/08(土) 20:58:50 ID:???
●月%日
今日もタカシ君がきた。
昨日も持ってきてたけど、今日もノートを持ってきた。
タカシ君はしゃべれないからそのノートに書く。
字が汚いから読みにくいって言ったら、「ごめん」って汚い字であやまった。
なんだかなぁ。

●月&日
タカシ君はいつも3時頃くる。
ちょうどヒマな時間帯。
今日は寝癖ついた頭のままきた。
なんでこんな時間に寝ぐせついてるのってきいたら、昼寝してたらしい。
昼寝はいいけど、寝ぐせぐらいなおしてからくればいいのに・・・。
私に会うのなんか寝ぐせなおすまでもないってことかな?
失礼な。

●月!日
今日はいつもの時間になってもタカシ君がこない。
別にこなくてもいいけど、ヒマでしかたないのでこっちから行ってやった。
そういえば、タカシ君と会う前ってどうやってヒマつぶししてたんだろう。
行ってみたら、寝ぐせを必死になおしてた。
・・・寝ぐせのままも失礼だけど、私を待たせるのはもっと失礼って言ったら、
また汚い字で「ごめん」ってあやまられた。
だーかーらー。

●月@日
明日は流星群が見える予定の日らしい。
タカシ君が言ってた。
夜晴れたら屋上で一緒に見ないかって言われたけど、屋上にはエレベーターで行けないから私は無理。
大体屋上には勝手に行ったらダメだし、夜に行きたいなんて先生は許してくれないに決まってる。
そう言ったら、タカシ君、それじゃしかたないねって。
がっかりした顔で。
なんでだろう。なんでタカシ君のその顔見たら、胸が苦しかったんだろう。

●月*日
まだちょっと心臓ばくばくしてる・・・。
なんだろう、これ・・・。

結局屋上に流星群は見に行かなかったけど、せめて私の病室の窓から見ようっていう話になった。
方角的に、私の病室だともしかしたら見える可能性があるんだって。
夜おそいから、先生にも看護婦さんにも当然ナイショ。
11時ごろタカシ君はこっそりやってきた。
こんな時間にタカシ君に会うのは初めて。
というかこんな時間に人に会うことがほとんどないし。
なんだかワクワクする。修学旅行って行ったことないけど、こんな気持ち?
タカシ君と並んで窓の外見てたら、心臓がばくばくしてきた。
きっと流星群が楽しみだからだ。そうに決まってる。
タカシ君の横顔を初めて間近で見たせいじゃない。

結局、流星群は私の部屋からは見えなかった。
流れ星が見えてる間に3回願い事を言うとかなうらしいけど、タカシ君は何かお願いするつもりだったのかな。

1633/4:2011/10/08(土) 20:59:14 ID:???
●月+日
(空白)

●月=日
昨日はちょっと風邪で熱が出ちゃってずっと寝てて、日記も書けなかった。
おととい夜ふかししたせい?
今日はもう大丈夫だけど、今度はタカシ君が体調良くないらしい。
・・・はやく良くなってもらわないとヒマでしかたない。
心配とかじゃなくて、ヒマだから。

●月?日
(空白)

●月※日
昨日は日記書けなかった。それどころじゃなかったから。

タカシ君が意識不明になった。
とりあえず命に別状はなかったけど、まだ意識戻らなくて面会しゃぜつ。
このまま会えないなんてこと・・・ないよね?
どうしたらいいかわからなくて、*日のこと先生に話した。
そのせいで倒れたのかもしれないから。
泣きながら話した。
おこられると思ったけど、おこられなかった。
元々、タカシ君は入院してきた時からかなり悪かったらしい。
でも私と会うようになってからは、頑張って立って歩くようにしてたって。
なにそれ・・・なんでそんな体なのに無理して私の病室に来たの?
知ってたら私から行ったのに・・・。

●月ヾ日
まだタカシ君の意識戻らない。
看護婦さんからノートを渡された。
タカシ君が、私と話す時に使ったノート。汚い字ばっかりのノート。
中を見たら、「ごめん」って言葉がいっぱいあった。
いつも汚い字の「ごめん」。
このノート使い始めてからそんなにたってないのに、何回も「ごめん」って出てくる。
私、そんなにあやまらせてた?
ごめん・・・。私の方こそ、ごめん・・・。


(以下、ページの残りは空白。紙が濡れている)


●月◎日
やった!タカシ君の意識が戻った!
良かった・・・。
昼からは会ってもいいって言われた。
会いに行ったけど、会ったらびっくりした。
もともと細かったタカシ君はさらにやせていて、すごく弱々しかった・・・。
でも笑ってくれた。私の顔見て、笑ってくれた。
なんか胸がすごくいっぱいになって、なんて言ったらいいかわからないから、人の顔を見て笑うなんて失礼だって思わず言っちゃった。
そしたら、なんか書くジェスチャー。
いつものノートを渡してあげたら、ちょっと震える手で、いつもより汚い字で、「ごめん」って。
また私、あやまらせた・・・。ごめんなさい・・・。
私がうつむいたら、タカシ君は何かノートに書き足して、私に見せてきた。
「かぜだいじょうぶ?」って・・・。
こういう人なんだ、タカシ君は。
自分はやっと意識とりもどしたばかりで、まだ鼻にチューブとか入れられてるのに、私がちょっとひいただけの風邪なんか気にして・・・。
そんなのとっくに治ったから、早く自分も治して。
じゃないと、私、ヒマでしかたないんだから・・・。
もうタカシ君がいない時間のつぶし方なんか、わからないんだから・・・。

1644/4:2011/10/08(土) 21:00:22 ID:???
●月£日
今日もちょっとだけタカシ君に会いに行った。
でも、タカシ君は寝ていてお話できなかった。
しばらくはタカシ君の体調も不安定らしいけど、回復はするだろうって先生は言ってた。
しょうがないからこれからも様子は見にきてあげる。
ヒマだから。

●月ゝ日
今日は少しタカシ君とお話できた。
でも疲れるみたいで、ちょっとしか話せなかった。
それ以外の時間はヒマだ。
ヒマだから、色々考えた。
決めた。

●月℃日
まだタカシ君に会える時間は限られてる。
ヒマだから、歩くためのリハビリをすることにした。
先生も看護婦さんもびっくりしてたけど。
今までリハビリすすめられても、もう歩けるようになんてならなくていいって言ってたんだから、当たり前か。
でも今は歩きたい。
歩けるようになって、タカシ君と星空見て、星座の神話の話とかしたい。
それから、来年こそタカシ君と流星群を見たい。
そして流れ星に願い事をしよう。




「ずっとタカシ君と一緒にいられますように」って。




fin.


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