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映画を見終え、トイレにいって部屋に戻った俺を出迎えたのは、ベットに正座するちなみとかなみだった。
「2人とも正座なんかしてどうしたの?」
「・・・・」「・・・・」
「そろそろ子供は寝る時間だよ〜。俺も寝るから二人とも部屋に帰りなさい」
そう言って、正座する2人の間に俺は無理やり身体をいれて横になった。
2人とも表情が暗い。なんかあったのか?
「まさか2人とも映画みて怖くなっちゃった?」
冗談めかしてそんな軽口を叩いた。
「・・・・」
あれ?…いつもならここで蹴りやらパンチが飛んでくると身構えていたのだが…
2人の表情を覗くと涙目になっていた。
「ハハハ・・・ハ・ハ」
俺の空笑いが陰鬱な部屋を包み込む。
このまま正座させておくわけにもいかないよなぁ…
「今日は2人一緒に寝たら?それなら怖くないだろう?部屋まで送ってあげるからさ」
そう言って立ち上がろうとした俺のトレーナーがひっぱられた…
2人とも俺のトレーナーの端を握り締めている。
やべぇ…可愛いぞ…
「ほら〜。行くよ」
肩を落とした2人の背中を押すように部屋からでる。
そんな寂しそうな2人の背中を見ていると、俺のS心に火がついてしまうわけで…
―わっ!!
脅かしてみた。
「ひっ」
一瞬叫び声をあげた2人はその場に座り込んでしまった。
っていうか泣いていた。
ホラー映画でびびっている2人の少女を泣かす男。最悪だ…
俺のことだけど。
ちなみはまるで俺に助けを求めるような目で涙を浮かべて俺を見ている。
かなみは目に涙を浮かべながらも、泣くまいと必死に耐えながら俺を睨みつけている。
OK。完敗。俺の負けだ…
「一緒に寝る?まくらとっておいで」
そう言うと二人はコクコクと頭を動かし、走って枕をとりにいった…
頑張れ俺の理性…
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