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あと3話で完結ロワスレ

733名無しロワイアル:2014/01/16(木) 01:02:04
 いや、それだけではない。瞼も、眼球も、指の一本さえも、動かせない。
(なん、だ……。体が、動か、ない……!?)
(い、息も、できな、い……っ)
(ど、どうなってる、デスかっ……!)
 自らの体を襲った異変に、3人のみならずアマテラスさえも吐息を一つ絞り出すことさえできなかった。
 不意に、アマテラス達の視界に巨大な翼が現れた。機械仕掛けの梟の翼が。
 フェイトと無限法師の両脇に控えていた、黄金と白銀の魔神像が動き出したのだ。
 それこそは、カムイの國を永久の氷壁に包みこまんとした双子の魔神。
 錬金術師たちの狂気が生み出した、禁忌の力の結晶。
「ホーッホッホッホッホウ。如何かな? 我ら時操衆の最高傑作、双魔神モシレチク・コタネチクの時操術は」
 無限法師は声高らかに、静止した時間の中で自らの力を誇る。
 時操衆から別れた、積極的に時操術を操り全てを支配せんと企んだ一派、時攻流の最後の生き残りとして、この喜悦に浸らずにはいられないとばかりに。
 正真正銘の神すらも縛る自らの力に、無限法師は酔いしれていた。
「無限法師」
 無粋な横槍によって愛の語らいに水を差されたフェイトが、ギロリと無限法師を睨みつける。
 フェイトもまた時空間を超越する力の持ち主故に、平然と双魔神の時操術を撥ね退けていたのだ。
「案ずるな、お前の夢は錬金術師の私としても非常に興味深い。素材は残すさ」
 それだけ言って、無限法師は自らの屍鬼力とした双魔神を標的へと差し向ける。
 白銀魔神コタネチクは翼を羽ばたかせて劉備の下へと向かい。
 黄金魔神モシレチクは死海の波間を独特の歩き方で進み、アマテラスへと迫る。
 切歌が、マローネが、アバンスが、声に出せないまま絶叫を上げる。
 しかし双魔神の凶刃は、無慈悲に劉備とアマテラスへと振り下ろされた――。



「バグラモン。どうやら、彼が間に合ったようだ」
「そうか。さて……希望は絶望に相克しうるのか、見届けようか」



734第298話『運命に囚われし者たち/運命に挑みし者たち』 ◆9DPBcJuJ5Q:2014/01/16(木) 01:07:40

「この世は単純な一面だけじゃない、複雑な側面を併せ持つ多面体だ。時にその面(ボックス)の構成は、遠近感や距離感を狂わせる仕掛け(ギミック)となる」
 唐突に、静止した世界に青年の声が割って入った。
 その世界を作り出している双魔神達はと言えば、確かに仕留めた――否、そこにいたはずの標的へと放った攻撃が、見当違いの場所に突き刺さっていることに首を傾げていた。
 すると、どこからか、不気味な笑い声が響きだした。
 その笑い声の出所は、双魔神を欺いた機械仕掛けの多面体。
「永続罠、ギミック・ボックス」
 同時に双魔神へと襲いかかる、赤と白の獣の影。
 これによって双魔神の魔術は解かれ、時は再び正常に刻まれる。
「……ふえ?」
 双魔神の魔術から解き放たれてすぐ、切歌は意気を整えるより先に素っ頓狂な声を出してしまった。
 今、目の前で起こったことへの理解が追いつかない。
 劉備とアマテラスを助けたカードに見覚えがあるし、なによりそれを操る声の主にも聞き覚えがあった。
 だが、彼は死海へと突入する際に、死の門の番人アポリアと相討ちになってしまった、そのはずなのだ。
 しかし、彼以外の誰がいよう。これらのカードを巧みに操る決闘者が、ファンの窮地に颯爽と現れるスターが。
「なんだよ、切歌。忘れちまったのか? お前の歌の、一番のファンの顔を!」
 何時の間にやら登っていた滅びの塔周辺に点在する柱の中でも最も高い所から、高らかな宣言と共に1人の決闘者が降り立った。
「Ⅳさん……ホントに、Ⅳさんデスか!?」
 喜びよりも驚きの方が先に立った切歌からの呼び掛けに、Ⅳは笑みだけ浮かべて軽く答える。今は、再会を喜んでいる余裕は無い。
「話は後だ。俺のファン達に随分なことをしてくれたみたいじゃねぇか」
「バカな!? 大神をも縛る双魔神の魔術を、何故人間ごときが……!?」
「ナンバーズを持つ者は、時間操作の類の影響を受けません。悔しいでしょうねぇ」
 絶対の自信を持っていた双魔神の魔術が人間に破られたことに、無限法師は驚愕を露わにした。
 その醜態を、Ⅳはわざとらしい煽り口調と共に鼻で笑って挑発した。
「ファンサービスはしなくていいのか? 希望を与え、それを奪う男よ」
 屈辱にわなわなと肩を震わす無限法師を余所に、今度はフェイトが嘲笑混じりにⅣへと問い掛ける。
 フェイトはその素性も相俟って、全ての参加者の詳細なプロフィールを把握し管理している。
 だからこそ、Ⅳが今と最も掛け離れていた時期を引き合いに出し、動揺を誘う。
 しかしⅣは、これすらも一笑に附してみせた。
「そういう時もあったさ、確かにな。だが、今はそういうわけじゃないのさ。さぁ、切歌! 俺からのファンサービスだ、受け取れぇ!!」
 Ⅳからのファンサービスという号令を受け取って、先程の赤と白の獣が、切歌の前へと現れた。
「ゾナ!」
「ブオー!」
「な、なんデスかこれー!?」
 ……それらは、獣ではあるのだが、本当に獣なのか疑わしいものだった。そもそも鳴き声からしておかしい。
 ふくよかで全体的に丸みを帯びた外見は、赤い鳥と白い牛のぬいぐるみや着ぐるみのようだった。
「ゾナーとブオーだ。切歌、こいつらを使え」
「け、けど、牛と鳥で、私はどうすればいいんデスか!?」

735第298話『運命に囚われし者たち/運命に挑みし者たち』 ◆9DPBcJuJ5Q:2014/01/16(木) 01:11:30
「アマテラス、あの双魔神には残る3種の神器とお前の分神が1つずつ封じられている。何としても取り戻せ」
「無視デスか!?」
 Ⅳはさも当たり前のように、何の説明も無しに赤い鳥のゾナーと白い牛のブオーを切歌に託し、切歌の抗議を無視してアマテラスにとって最も重要な情報を伝えた。
 アマテラスの残る分神は2つ、幽神と凍神のみ。そしてアマテラスの三種の神器、天叢雲剣と八尺瓊勾玉はそれぞれ雷と氷の力を帯びたもので、双魔神の特徴とも一致するものだった。
 それらの情報は、敵が強大な力を司る凶報であると同時に、アマテラスが全ての力を取り戻すことが不可能ではないという吉報でもあった。
「Ⅳさん、どこでそんな情報を?」
 参加者の身分では決して知りえない主催者側の内部情報。その出所が不思議になって、マローネは切迫した状況ではあるが出所を問わずにはいられなかった。
「Z−ONE……。やはり、裏切ったか」
 するとマローネの問いに代わって答える形で、フェイトが納得したように呟いた。
 自分と同じく、遥かなる時間をかけて人類を見守り、破滅を超えたより良き未来へ導く為に人類の運命を定め、神とも呼ばれた最後の一人。
 彼の人類への愛はフェイトとは似て非なる物であり、いずれ彼が離反し自分達に刃を向けることは予見していた。
 しかしそれもまた運命であればこそ、同じく運命を知るバグラモンもフェイト共々その意志と結末を祝福した。
「奴らも一枚岩じゃなかったのさ。劉備、アバンス、怪我人は大人しく寝てろ。心配しなくても、俺のファンサービスはばっちり見せてやるからよぉ!」
 2体のギミック・ボックスを双魔神と対峙させ、全員を鼓舞するようにⅣが叫ぶ。敬愛する父をその手に掛けた、アバンスに対してさえも。
 Ⅳの父、トロンはⅣとは異なる時間軸から招聘されたが故に主催者のジョーカーとしてバトルロワイアルに参画し、10人を超える参加者をその奸智と実力で以って葬り去った。
 だが、Ⅳの決死のデュエルによって彼に憑り付いていた復讐と憎悪は祓われ、分かり合うことが出来た。
 その少し後、心の整理の為にと1人になっていたトロンを、アバンスは殺した。彼の紋章の力と強大なナンバーズを奪う為に。
 Ⅳはこのバトルロワイアルによって家族を全て奪われ、友すらも失った。
 それでも、決して自分を見失わず、怒りや悲しみを他者に当たり散らそうとしない。
 アバンスには、礼の言葉を言うことすら憚られた。
「……ああ、そうさせてもらう。みんな、劉備は……俺に任せてくれないか?」
 だから、行動で示す。ケジメと、覚悟を。
 誰もアバンスの案に異を唱える者はおらず、劉備の命運は託された。
 一方、ゾナーとブオーに懐かれたのはいいものの、どうしたものか戸惑っている切歌を残し、2人と大神は主催者たちと対峙する。

736第298話『運命に囚われし者たち/運命に挑みし者たち』 ◆9DPBcJuJ5Q:2014/01/16(木) 01:16:04
「お師匠様、シェンナさん、セルジュさん、アバンスさん、エミリア……皆さんの運命を狂わせた、仇……。許しません」
 霊剣スカーレットを強く握りしめて、マローネはフェイトを睨んだ。
 イヴォワール九つ剣の1人、大剣士スプラウトは家族を失い天涯孤独となったマローネを助け、生き抜く為の力と戦い方を教えてくれた大切な師匠。
 シェンナは悪霊憑きと忌み嫌われ万人から罵声を浴びせられていたマローネを唯一受け入れ、分け隔てなく接し、住む場所をくれた大切な恩人。
 セルジュはバトルロワイアルという極限の状況下で手を差し伸べ、助けてくれた大切な仲間。
 エミリアとアバンスについては、最早言うに及ぶまい。
 彼らの全てを狂わせたフェイト達は、マローネにとって間違いなく倒すべき敵だった。
 主催者全員を師匠仕込みの剣術、セルジュから譲り受けたシェンナの剣で討つことに寸毫の迷いも無い。
 そんな風に気を張っていたマローネの肩を、Ⅳが軽く叩いた。
「憎しみで戦うのはやめときな。父さんも……そういう心の闇を、奴らに利用されたんだ」
 達観したような眼で、Ⅳは静かに語りかけた。
 Ⅳの父、トロンに関する顛末を知るマローネは、静かに頷いた。
 彼女の瞳に宿るのは、憎しみではなく、怒りと悲しみの代償に得た、強い意志と確固たる決意。
「はい。なら、せめて……あの人達の無念を晴らす為に、私、戦います。戦うの、好きじゃありませんけど」
 マローネの言葉を聞いて、アマテラスは喜びを示す為に大きく鳴き、そのまま決戦を告げる遠吠えを上げる。
 しかしその決意を、黒衣の運命と蒼き鎧の錬金術師は嘲笑う。
「ホウホウ。お前達にとっての神にも等しい我らに、人の分際で挑もうとは愚かなこと」
「お前たちの運命は、私達の掌中にある」
 その言葉を聞くや、Ⅳは左腕のデュエルディスクを構え、右手にカードを握る。
「なら全てぶっ壊してやるさ! お前らの言う運命を、俺達の手でなぁ!!」
 2体のギミック・ボックスをオーバーレイし、呼び出すのは彼の握る切り札の1枚。
 かつては神のみぞ操れる運命の糸を操る者と嘯いたその1枚を、今敢えて召喚する。
「現れろ、No.40! 運命の手綱を断て! ギミック・パペット−ヘブンズ・ストリングス!」
 運命を操らんとする者と運命を見極めようとする者――運命に囚われし者たちと、運命を壊し未来を勝ち取らんとする運命に挑みし者たち。
 バトルロワイアル・プログラムの終わりを告げる最終決戦の幕が、今、切って下ろされた。

737名無しロワイアル:2014/01/16(木) 01:46:14
【劉備ガンダム@BB戦士三国伝 戦神決闘編】
[状態]:意識不明、出血多量、左腕損失、体と鎧に無数の穴。
[装備]:劉備の鎧@BB戦士三国伝、龍帝剣@BB戦士三国伝
[道具]:基本支給品一式、イルランザー@クロノクロス、グランドリオン@クロノクロス、
[思考]:正義を成し、主催者達を討つ。

【リチュア・アバンス@遊戯王デュエルターミナル】
[状態]:疲労(極大)、深い後悔と強い覚悟
[装備]:無し
[道具]:辺りに散乱している
[思考]:劉備を助ける

【アマテラス@大神】
[状態]:疲労(小)
[装備]:沖津鏡@大神、草薙の剣@大神
[道具]:基本支給品一式、
[思考]:闇を祓い、浮世を照らす。

【マローネ(クローネ)@ファントム・ブレイブ】
[状態]:疲労(中)、静かな怒り
[装備]:霊剣スカーレット@ファントム・ブレイブ、ケルキオンの杖@遊戯王デュエルターミナル
[道具]:基本支給品一式、回復エレメント一式
[思考]:主催者を討ち、大切な人達の無念を晴らす。

【Ⅳ@遊戯王ZEXAL】
[状態]:疲労(大)、紋章の力の反動による魂の消耗(大)
[装備]:デュエルディスク&Ⅳのデッキ@遊戯王ZEXAL
[道具]:基本支給品一式
[思考]:主催者共にファンサービス! スターとして、ファンに全てを捧げる覚悟。

【暁切歌@戦姫絶唱シンフォギアG】
[状態]:疲労(小)、困惑
[装備]:赤いマフラー@BB戦士三国伝、ブオーとゾナー@武者○伝シリーズ (※No.カード付き)
[道具]:基本支給品一式、回復エレメント一式、オキクルミの仮面@大神、デュエルモンスターズのカード×10@遊戯王シリーズ
[思考]:みんなと一緒に戦いたいけど、どうしたらいいか分からないデス!

補足説明
・クローネとマローネ
クローネはファントムブレイブの主人公マローネの並行世界の同一人物。
両親だけでなくアッシュさえも失ってしまい、天涯孤独となったIFの存在。
クローネという呼び名は見た目が日に焼けて黒いのと、原作で説明をめんどくさがったある人物が
「クローンのようなもん」と乱暴な上に語弊のある説明をして「クローンのマローネ」を縮めた通称。
なのでこの後3話では彼女の本名のマローネで通させてもらいます。ややこしくてすみません。

738 ◆9DPBcJuJ5Q:2014/01/16(木) 01:49:42
以上で投下終了です。
マイナー作品のネタ多過ぎてすみません。けど大好きなんだ……!

739 ◆uBeWzhDvqI:2014/09/30(火) 21:49:13
【ロワ名】ジャンプキャラバトルロワイアル 俺が書かなきゃ誰が書く

【略称】俺ジャン

【生存者】
○うちはサスケ@NARUTO-ナルト-
○男鹿辰巳@べるぜバブ
○小野寺小咲@ニセコイ
○斎藤一@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
○DIO@ジョジョの奇妙な冒険
○八雲祭@PSYREN -サイレン-

【主催】
バビディ@ドラゴンボール
ダーブラ@ドラゴンボール

【主催陣営】
ヴィクター@武装錬金
鶫誠士郎@ニセコイ
ドルキ@PSYREN -サイレン-
(多分増えたり減ったりします)

【参加作品】
○ドラゴンボール/○ONE PIECE/○NARUTO-ナルト-/○BLEACH/○銀魂/○るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-/○ジョジョの奇妙な冒険
○べるぜバブ/○PSYREN -サイレン-/○武装錬金/○ニセコイ/○アイアンナイト/○恋のキューピッド 焼野原塵/○ダブルアーツ/○タガマガハラ


とりあえずテンプレ的なものを……。
本編及び設定とか流れは10月中に投下できるように頑張ります。

(始めても大丈夫ですよね?)

740 ◆uBeWzhDvqI:2014/09/30(火) 22:27:32

各キャラの動向みたいなものだけ先に。

その一、サイヤ人頂上決戦関係者


【男鹿辰巳】
バビディにベル坊を人質に捕らえられているが弱気にならず己の道を進む。
最初に出会った一条楽、ナルトと行動を共するがブロリーとの戦闘で一条楽を亡くしてしまう。
己の無力を痛感するが止まっている暇はなく他の参加者達と合流し血を流しながらも前を進んでいた。
その先にアイアンナイトとして暴れる少年と交戦し言葉ではなく拳で語るも化け物を取り逃してしまう。

道中ナルトの友達であり敵であるうちはサスケと出会い交戦寸前になるが「ダチの勝負の邪魔はしねぇ」と拒否。
他の仲間と共にナルトの戦いを見守るが突然ナルトが急変し味方にも攻撃を開始する。
戸惑いながら交戦し、「DIO様のために」と呟くナルトを戦闘不能にさせるべく奮戦。
しかし乱入してきた志々雄真にナルトを殺害されてしまう。その後志々雄を倒そうとするもヘルメスドライブで逃げっれてしまう。
死にゆくナルトから謎の紙を託され、彼はなお、前へ進む。

サスケは無言でその場を去り残された男鹿や山田ヤマト達はゲームに乗ったパピヨンと遭遇してしまう。
この戦いでパピヨンを殺すことは出来たが近藤勇が死亡、彼の漢としての最後を看取った。

そしてバビディに洗脳されたベジータと交戦し壊滅級の被害を被ることになる。


【八雲祭】
最初に出会った武藤カズキと共に行動を開始する。カズキの人懐っこい姿に笑顔を見せる場面も。
左之助と承太郎の戦い(勘違いによる)を目撃し謎のビジョン(スタンド)を使う承太郎をPSI使いと認識。
そのまま左之助に加勢し交戦を続けるも勘違いと判明し中断。左之助から「何で邪魔をした」と言われるが基本無視。

その後一条楽の死を知り彼を生きかえらせるためにゲームに乗ったマリーの奇襲を受ける。
ニアデスハピネスの爆発で被害を負うもマリーを無力化し彼女を正す。
しかし改心させる事は出来ずにマリーの決死の自爆で左之助を亡くしてしまった。

進む道中に黒崎一護と小野寺小咲の二人組と合流しゲームに乗ったロンシアと交戦。
これを退け後を追うも其処には何者かによって殺されたロンシアの姿があった。
祭達の脳裏に浮かぶのは「DIO様のために」と呟いていた意味深な言葉だけだった。

殺し合いの遅延を感じたバビディによって放たれた虚と戦っていく中、大きな閃光に包まれた。


【サイヤ人頂上決戦】
バビディに洗脳されたベジータはそのまま男鹿辰巳グループを襲撃した。
カカロットがバビディによる首輪の爆破で死んだ今、彼を止める者は存在しない。
男鹿やヤマト、恋次や銀時など多数の猛者を一度に戦うがサイヤ人の戦闘力は一線を超えていた。

戦闘する中彼の脳裏にはかつての王子であった自分とカカロット達と共に戦うZ戦士がぶつかり合っていた。
銀時の「お前は誰なんだ」を受け己の身体に多大なる負担を掛けながらも洗脳を振り切った。

しかしその場にブロリーが出現し更なる戦闘が始まる。この時ブロリーと交戦していた祭達も加入する。
この時祭達から一護と小野寺が戦闘の余波で逸れてしまっていた。
既に何方の陣営にも被害及び死者が出てしまい戦闘はブロリーが終始圧倒していた。
その最後は承太郎が時を止めブロリーにラッシュを叩き込んだ後に銀時が斬り捨てる幕引き。
だがブロリーは最後の悪足掻きとして己の気を全開にまで高め自爆を引き起こした。

爆心地の距離の関係上生き残ったのは祭と男鹿とベジータの三名。
その後ベジータは洗脳されていた時に多くの命を奪ったケジメを着けるためにその生命を犠牲にして結界を破る。
これによりバビディの居場所がマップ上に出現し祭は乗り込むために足を進める。

一方男鹿はナルトから託された紙が動いているのに気付く。
この紙の招待はビブルカード、つまりこの紙の方向にDIOが居る。
ナルトやヤマトの仇を取るため男鹿は満身創痍ながらも足を進めた。

741 ◆uBeWzhDvqI:2014/09/30(火) 23:46:26
その二、小野寺救出煉獄決戦関係者


【DIO】
承太郎という恐るべき敵が存在する中、このロワでは黒幕的な存在として暗躍していた。
肉の芽によって洗脳に成功したのはナルト、ロンシア、ヤマト、アゲハ、剣心、桂……など多くの参加者を手駒に。
命令を下し自身は光に身体を晒す事無くロワを優位に勧めていた、しかし。

カーズに奇襲され応戦、スタンド能力で優位に立つも身体能力はカーズが優っていた。
時止のアドバンテージでさえも覆すカーズに絶体絶命だったがアゲハが駆けつけ奇跡が起きる。
アゲハの暴王の流星「追尾は無限」でカーズの動きを止める事に成功、そして場所は禁止エリア。
時間が経ちカーズの首輪は爆発しDIOは最大の危機を乗り切った、しかし――。


【小野寺小咲】
殺し合いに巻き込まれ錯乱するが最初に黒崎一護と出会い彼のおかげで平常心を取り戻す。
その後出会った塵を見て驚くが心優しい彼を外見で判断すること無く仲間として受け入れた。
当の塵は小野寺を「恋する乙女」として見守ることを決意していた。

仲間と合流し平穏に進むがDIOに操られた剣心と交戦することになるが小野寺自身は戦わない。
皆が戦い、自分だけ安全な場所に居ることに罪悪感を感じてしまう。

一条楽の死を知り生きる希望を感じられなくなり、泣きながら「私を殺してください」と仲間に頼む。
この発言を仲間たちは受け流すこと無く彼女を論し、支え、励ました。

マリーの死が知らされ追い打ちを掛けられ更に心が空になるも前だけは見つめていた。
アイアンナイトの襲撃に遭うも生き延びる、そして彼の心が泣いていることに気付く。

その後仲間と別れ一護と行動を共にし祭達と合流し襲ってきたロンシアと交戦。
塵の仲間と聞いていたがその性格は全くの別人だった。気になることは剣心と同じく「DIO」という単語を口にしていたこと。
ブロリーの戦闘の際に大きく吹き飛ばされ一護共に祭達と離れる。

そこで小野寺にとって悲劇が起きてしまう。


【斎藤一】
名簿に乗っていた志々雄の名前に疑問を抱くも悪を斬るため動き始める。
最初に出会ったゴルゴンに苛立ちを覚えるも奇術と呼べる瞬間移動の力を目にし近くに置いておく。
……しかし道中何度も苛立ちからか斬り捨てようとしていた。

その後土方十四郎、桐崎千棘らと合流。
土方の名前と新選組関連の情報から騙りと決め付け交戦を開始する。
何方の言い分も本当ではあるが世界が違うため真実は互いに異なっていた。
千棘やゴルゴンが戸惑っている中志々雄の乱入により戦闘は中断、彼の相手を務める。

志々雄の戦闘能力は斎藤一の知っている志々雄と変わらないが時間の制限を既に知っていた。
15分が経過しようとしていた所を武装錬金ヘルメスドライブによって逃げられてしまう。

その後放送により左之助の死を、次の放送により剣心の死を知らされる。
また一条楽の死を知った千棘が暴走の末にエルを殺してしまい自身も自殺してしまう。
少ない間に知った顔が死んでゆくが修羅場を潜り抜けてきた男の心は揺るがない。
その冷静さから反感を買うも彼は悪・即・斬を貫き通す。


【うちはサスケ】
ゲームに乗り悪を殺し願いを叶えるべく行動を開始する。
しかし最初に出会ったシーザーと交戦、彼を殺害するも彼の生き様に過去の自分を重ねてしまう。
心に一瞬の迷いが生まれるが目的のために止まることは許されない、彼は進む。

その後何度か戦闘を繰り返した後パピヨンと出会い同盟を申し込まれる。
サスケは断ろうとしていが近くにナルトの姿があった。
彼を見ているとチャクラに気付かれナルトと交戦する嵌めになってしまう。
この際、パピヨンに「邪魔をするな」と告げた。後のパピヨンVS男鹿一味戦であった。

ナルトと交戦する中、過去の自分を再度重ねるも闇に染まったこの身体に光は受け付けなかった。
途中ナルトが急変し「DIO様のために」と呟く。異変を感じたサスケだが戦闘は止めない。
此処に男鹿達も加勢するが暴走するナルトは大術を発動しながら確実に彼らの生命を削っていた。
その後斎藤達との交戦から回復した志々雄が乱入しナルトを殺害、サスケはそのまま志々雄を追うべくその場を去る。

ナルトの仇を取るつもりはない、だが志々雄を殺すべき相手として認識していた。

742 ◆uBeWzhDvqI:2014/10/01(水) 00:04:50
【小野寺救出煉獄決戦】


殺し合いの停滞を危惧したバビディは志々雄に無限刃と強化した戦闘集団、そして煉獄を授ける。
これを受け取った志々雄はそのままバビディを殺害しようとするもダーブラの介入で失敗してしまう。
直後に後を追ってきたサスケに敵意を向けられるも「これからもっと面白ぇ祭りが始まるから黙っとけ」と言葉を残し消える。
ヘルメスドライブで移動した先は斎藤一のグループであり宣戦布告をした後小野寺を攫い煉獄の中に乗り込む。
煉獄の中に居るのは志々雄と攫われた小野寺、そしてフレアの能力を見込まれたキリだった。


小野寺を救うべく(斎藤はあくまで志々雄を殺すためと言い切る)煉獄へ向かう一行。
道中に肉の芽に支配されたアゲハと帝王DIOと交戦する形になってしまう。
バビディの命令かどうかは不明だが志々雄の戦闘集団はDIO達に加勢しており数では圧倒的に不利だった。

交戦する中埒が明かないため煉獄突入組と残存組に別れる事に。
アゲハを止めるべく残る飛竜を始め、塵や剛太、神埼など他合わせて系6人が残ることに。
煉獄に突入するのは斎藤、一護、土方、ゾロ、ゴルゴンの五人だった。
ゴルゴンの瞬間移動で移動を開始するがDIOが時を止める事により妨害する。
このままでは一生煉獄に突入できないため、斎藤が残ることを決意する。
志々雄はいいのか、と聞かれると「こんな雑魚は速攻で斬り捨てる」と残し他の足を促した。


DIOのスタンド能力に苦戦するもその高いプライドを煽り生まれた隙を狙い牙突を放ち彼の右腕を吹き飛ばす。
そのまま海の中へ蹴り飛ばし斎藤も煉獄の中へ突入した。

743 ◆uBeWzhDvqI:2014/10/01(水) 00:06:38
先に煉獄へ突入していた一護達は志々雄と交戦していた。
志々雄の戦闘能力は本物であり無限刃の存在もあったか苦戦……数では此方が有利。
一護、土方、ゾロ……彼らも一級品の戦闘能力を持っており志々雄とは存在する世界も違うため圧倒。
しかし既に満身創痍のため戦局は五分、やや志々雄が優勢になっていた。ゴルゴンはこの間に小野寺とキリを開放していた。


その後斎藤も合流し四対一となり志々雄に攻め込む。
やがて15分が経ちそうになった所で斎藤が牙突零式で志々雄を吹き飛ばし勝負が終わるはずがない。
志々雄は武装錬金「激戦」で己の身体を修復し再度四人相手に暴れ始める。
殺しても殺しても復活する志々雄、その力の前に斎藤達は徐々に押され始め意識が現界に近づいていた。


サスケも乱入し五対一となるも志々雄の優勢は変わらない、しかしまだ彼が居る。
この状況を破ったのはゴルゴン、激戦で再生する中、逆刃刀を投げ付け妨害し志々雄の身体を破壊する。
発火現象が始まった志々雄はそのままゴルゴンを斬り捨てるが死は免れない。ゴルゴンの顔は笑顔だった。


志々雄が死ぬように煉獄も崩壊を始め、サスケは逸早く脱出する。
ゴルゴンが最後の力を振り絞って瞬間移動させようとするも身体は限界、キリのフレアの力を借りる。
しかしこれではキリも死んでしまう、彼を止めるゴルゴンだがキリはそれを振り切り瞬間移動を始める。


だが伸ばした腕は小野寺に届かず彼女は一人煉獄の中へ残され――崩壊した。


陸地に戻った斎藤達だが彼らを待っていたのは暴れるマスターバロンと桂だった。
DIOはそのまま逃走を図りアゲハは仲間によって倒されていた。しかし飛竜達は死んでしまい、生き残ったのは塵と剛太だけ。
時を同じくしてベジータが結界を破界したため居場所が判明するが移動出来る状況では無かった。

志々雄戦で後半参戦し比較的傷が軽い斎藤を先公させる提案をする土方、この発言にナニカを感じる斎藤。
「いいから黙って行け、それで俺達を受けいられるように宴の準備でもしとけ」「阿呆が」。
ゾロは斎藤に三代鬼徹を託し、彼を走らせた。
土方は桂を止めるため、ゾロと剛太はマスターバロンを止めるために戦う――結果は何方も相打ち。


塵と一護は小野寺の気(霊圧)を感じた方向へ移動していた。
その際塵は何かゴルゴンと会話していたようだが内容は不明、しかし彼らは何時通り笑顔だったという。


塵と一護が駆けつけた先にはアイアンナイトに襲われかけている小野寺だった。
聞けば小野寺はサスケに救出されていたらしく、彼はバビディの元へ行くため小野寺一人を此処に放置したらしい。
暴れるアイアンナイトを止めるのは恋のキューピットと護る力を信じる死神。
志々雄戦で満身創痍の一護はアイアンナイトを止める前に力尽きるが彼の死を笑う者は存在しない。
塵の最期は暴れ悲しむアイアンナイトの心を理解し受け入れた上で其処から「だがお前は最低野郎だ」と突き放し殺した上で自身の生命も停止した。


残された小野寺は一護の斬魄刀である斬月を形見として受け取り、脚が震える中、それでも皆のためにバビディの元へ足を進めた。


こんな感じです。きっと矛盾も生まれる(既に生まれてる)かもしれませんが、頑張ります。


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