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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所3
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*「ここは 【邪気眼】二つ名を持つ異能者になって戦うスレ の避難所です」
*「雑談や 連絡の場として どうぞ」
*「このURLの先が 現行の 本スレです」
ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1218369923/
*「避難所の 過去スレです」
避難所1
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/20066/1206954054/
避難所2
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/20066/1211908307/
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*「まとめサイトです」
ttp://www9.atwiki.jp/hutatuna/pages/1.html
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【規制中につき、代理投稿お願いします】
>>83
>>91
>>109
煌神リン、という少女。どうやら、彼女を捕まえた青年と因縁があるらしい。
それは雰囲気で察せたが……それがなにかを知るのは、私にとってはあまり意味がないか。
「さて…と。ピクニックは現地解散だ。
俺は暫くここで休む。イイ機会だ、昼寝でもするさ。
アルトの穣ちゃんはどんな報酬が望みなのか、
後でうちの受付にでも伝えといてくれや」
そうして、その場はお開きとなった。ロンバルディーニは医務室に行き、小村さんはメンテ。
しかし、メンテか――――なんらかの実験体、あるいは妙な機械でも埋め込んでいるのか。
……さて、私はどうするか。仕事というならここの警護だが、私はこの場所と周辺の地理に弱い。
「――――なら、少し散歩でもしましょうかね」
頼めば地図ぐらい出してくれるだろうが、こういうのは実際に見なければ意味がない。
私の能力を有効活用できる地形があるかどうか、も知りたいところではあるし。
そういうわけで、私は許可を取って出歩いている。
連絡用の通信機――どうやら特別製のようだ――も渡してもらった。
本部の周辺――まあ、基本的にはビル群なのだが、その配置の隙間を探す。
どんな場所にも、抜け道というのはあるものだ。あそこを攻めるなら、そこを突くのが定石だろう。
……どういう展開になるにしろ、知っておいて損はない。
「しかし、報酬ね。――――生活費でももらおうかしら。
それとも、万が一の為に保留しようかしら」
この街で行われる実験とやら。今まで経験したどの実験よりも大規模だった。
だから、彼らとの接触を行ったわけなのだが――――どうやら、当たりか。
「彼ら――――機関と戦うつもりなら、相応の力は持っているはずだし。
なにより、機関が重要視している相手が、この場に攻め込むのならば――――それはそれで、いいかな」
その場合、迎撃する権利は既に得ている。いや、正確には義務なのだが、それは権利も含んでいる。
ならば、
「当たり障りのない報酬は、やっぱりお金かな。
あんまり勘繰られても困るし――――ああ、いや、あっちは私の力を知ってるから、何をやろうとしてるかは分かるか」
私が異能者を狙って捕食している、という事実。それを彼らは知っている。
ならば、私の目的がその捕食だ、と考えるはずだ。力を得る為か、単に食事の為か、どちらだと考えるだろうか。
――いや、そこまで考える必要はない。私のとりあえずの目的さえ知っていれば、対応には問題は出ないだろう。
「――――まあ、私に目的なんてないんだけどね」
私のソレは、目的と呼ぶに値しない。単なる手段を繰り返しているだけだ。
まあ、目的がないのに手段だけを繰り返すのは、自分でもどうかとは思っているのだが。
「でもまあ、他にやることもないしね。
一応、娯楽にはなっているワケだし、いいか」
他人に納得させるつもりはない。自分さえ納得できればそれでいい。
あの時からそう決めて、そうやって今まで生きてきた。
今更変えるつもりはないし、変えることもできない。
それは、今までの自分を裏切ることに他ならない。それは、弱さだ。
昔、私が異能を手に入れるより以前に――――目の前で希望を折られた者達がいた。
彼らを見て、思ったのだ。ああはなりたくない、と。
だから私は他人の希望を折ってでも、自分の欲望を追い求める。
結局は自己満足。誰の為でもない、自分自身の為の殺人者。
ああ、けれど――――その欲望とは、なんだったのだろうか。
思い出せない。何か理由があったのか、それとも理由なんてなかったのか。
それさえ思い出せれば、私は、強くなれるハズなのに。
「―――――――雑念ね。今は考えるべきじゃないわ」
今の目的を思い起こす。周辺の地形を把握し、実際にこの目で確認する。
始めの理由なんていらない。私には今があるのだから、過去はいらない。
その思考が弱さだと理解しながら、私は追憶を止めて歩き始めた。
【アルト:現在地 機関本部周辺】
【地形の把握・確認中】
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そして>>1乙
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今戦闘してんの七草達か
なかなか派手な戦いだよな…昼間っからビルぶっ壊すとは
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昼間からビル崩れたらいくら人通りが少なくても野次馬とか警察とかが来そうなもんだが。
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虐殺部隊も投入したんだし、機関(というより金剛)は、もうなりふり構わないんじゃないのかねぇ
虐殺部隊が町に来てからたった半日くらいで、炎魔のほぼ半分を復元出来たんだし
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機関に戦闘の痕跡を消す部隊がありそうだな
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ごめん、意味不明だな
何が言いたかったかと言うと、虐殺部隊による異能者殺害事件が多数発生していると思われるから、
ビルの倒壊を野次馬しに態々外に出ないと思うよ
一般人は異能について知らないから、ただの連続殺人事件だと思ってる筈だし
でも、避難する人はいると思うな
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>>3
代理しておきました
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おや?停滞してる?
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1日書き込みがないのは7日ルールくらいなら当然
以前に比べれは改善されてるから大騒ぎすることのものでもない
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神野と籐堂院は明日で七日だ。
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wikiに試しに編集した池上ルートのストーリーをうpしました。
とりあえずさいしょからVS国崎まで。
あんな感じでいいかな?
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>>14
あんな感じで良いと思うけど、ページの始めに前回までのあらすじを加えて欲しいな。
でも無理はしなくてもおkw
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えっと、はじめまして、夜の帽子屋というももです、
このスレを数日前から ちょこちょこ 読ませてもらっています、
文才に自信は無いのですが、思い切って参加を考えています、
具体的には、理解したたつもりですが、
空気を読めるかどうか、心配でっっ
初心者のボクは、どんなコトを気にすればいいでしょうか?
初心者でごめんなさいorz
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>>16
とりあえずキャラを晒してみるんだ
それから考えていこうじゃまいか
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>>16
TRPは初めて?
とりあえず他のスレ見てみて、予習してれば
ある程度行けるようになると思うよ
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えっと、TRPは、何度か 高校の先輩から
話を聞いたコトはありますが、
初めてですっ、キャラは、何日か前から
作ってはいますが、少し未完成ですっっ
言葉にするのが難しいですが、
皆さんは、自己ストーリー同士が
絡み合って、戦闘があるんですよね、っ?
そんな感じのキャラを姉弟で二人、(大体纏まってきましたっ)
物語の敵?キャラを、三名(立ち上げ+制作中ですっ)
予習っていうのは、もっと読んで、
具体的な流れを掴もぅ! みたいな感じですか?
打つの遅くてごめんなさいっっ
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ちょっと待て
自キャラに加えてNPCを4、5人加える気なのか?
やめとけ
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>>19
分かってるとは思うけど、コテは1つにしておいた方がいいよ。
あとはみんなNPCにして動かした方が賢明だと思う。
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追記
NPCは多くても二人だね。
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というか、籐堂院と神野はどうしたんだ?
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NPSなんですかっっ?
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>>19
まずキャラをまとめてから
晒すんだ
テンプレ通りにやってるよね?
予習ってのは色々なスレ見てみれば
大体分かるようになるよ
ノリが分かればある程度自然に出来るはずだ、まあ頑張れ
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>>24
NPC=ノンプレイヤーキャラクター
つまり他人が勝手に動かしてもいいキャラクター
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>>23
まぁ、みんな忙しいのかもな
神野は自分で何したらいいか分からなかったみたいだし
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NPC(ノンプレイヤーキャラクター)
要するに自由に動かせるキャラクター
物語進めたかったりする時とかに。
んでまず最初はやられ役でもいいからNPCと戦わせて能力の説明させるといいと思うよ。
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ここはTRPGの用でTRPGじゃないから、
過去ログ読んだ方が為になると思うんだが……なんだろう。この妙な胸騒ぎ。
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帽子屋氏はまとめサイトの方も見てみてね
キャラクターの能力値を作るときに役に立つから
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>>23
神野が書き込むまで待ってるんじゃないか?
それより神野はどうしたんだろう
反応あったのに書き込まないなんて
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>>31
避難所にも生存報告を書かずにかい?
それに神野さんを待たなくても、廻間くんとの戦闘描写くらいは書けたと思うよ
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えっと、テンプレをみて、携帯でメモって考えたいますっ、
自キャラの方は、二人で一組のキャラで、姉は球体間接七頭身型人形で
弟の能力で 魂的なのが人形に入ってるので、
思考とか会話とかは、別にしようと思いましたっ、
悪キャラも三人一組 或いは 司令塔1駒が二つみたいな感じですっ
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以前から思うんだが本スレってなんか
誰かが書き込まないとなかなか書き込めないって人が多い気がする
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なんだろう、恥ずかしいのかね〜?
読み手の俺としては、別に上手い、下手関係無しに読んでるけどなぁ
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>>33
待て、落ち着けwww
書き込む前に良く推敲した方が良いぞ
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書き込む前に良く・・・の後はなんて読むんでしょうかっっ?
ごめんなさい・・・っ その、ボク、頭が悪くて(汗)
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よーし!まずは一年ROMろうか!
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( ゜д゜)…
(;゜д゜)!?
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まだ習ってないんだろ
>>37
推敲というのは簡単に言うと良く見直すこと
文章に間違いがあったりしないようにね
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あttっ!確かに 誤字が・・(汗)ごめんなさぃ、、、
えっと、上記のような設定は、許されるんでしょうかぁ、?
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厳しい事言うが、お前にはまだ無理だ
経験以前に知識不足
あとその設定は駄目
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>>41
ちなみにきみ今いくつ?
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推敲って中1で習うだろ・・・
小学生は早く寝たほうがいいよ。風邪引くよ
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まぁまぁ、そう邪険にしなさんな
>>41
とりあえず何度か過去ログとか他のコテのプロフィール読み返して
スレの空気を把握しておいた方がいいと勧めておく
参加はそこからでも遅くはないから
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>>42
どこが悪いか指摘してあげた方がいいかもね〜
俺は別に何でも良いんだけど
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まぁ、>>42の言うとおり君には早すぎる
この企画がまだあるかは分からないけど18歳以上になったらまたおいで
で、一週間過ぎたけど大丈夫かな、その二人
この前の停滞騒ぎでどうしても不安になる
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いえ、現実、ボクは 経験未熟な初心者ですから(汗)
きつく言ってもらえた方が、今後の成長になります、
二重人格がでていたの あんな感じでかのうかなぁと、
少し、舞い上がってしまいました、(汗)
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>>48
できればパソコンで文を打てないか?
どうも携帯だと見難くて
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あれ、?パソコンで書き込んでますょ?
現在、携帯は、止まっているんです(涙)
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こんな流れの中、妄想癖の俺が颯爽と登場!
もしもPCが江戸時代に居たらを妄想してみた
池上…町のかんざし職人。若いが腕は確か。昔はワルだったらしい
廻間…下町のガキ大将。刀にはめっぽう強い。最近道場に通おうかと思っている
小村…寺の僧侶。実は幕府の密偵。町の君主金剛の身辺調査を行う
国崎…怪しい闇医者。腹薬から仮死薬まで、様々な薬を扱う
神重…町の平和を守るおかっぴき。
恋島…瓦版屋。いつも大通りで瓦版を宣伝してる
七草…歌舞伎もので有名な寺小屋の生徒。夜な夜な一人で徘徊してる
レオーネ…バテレンからやってきた超絶美形の商人。裏では御禁制の阿片を扱う
アルト…山に住んでいる人食い鬼。正体は異国から流れ着いた外国人
葦川…下町の看板娘。長屋に住む者の心のオアシス
神野…最近江戸から越してきた少女。江戸とは違い不便な町に馴染めない
籐堂院…剣術道場の跡取り。男の子が欲しかった父親に男として育てられた
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wiki更新しました。
池上編を11まで編集。国崎との交渉戦を収録してあります。
薬局編の編集にあたって、主人公を七重にするか国崎にするか思案中…。
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>>50
一応聞かせてくれ。2ちゃんねるって知ってるか?
今まで2chでここ以外で書き込んだ事は?
もし知ってるのなら、始めてから何年か教えてくれ。
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遅れてすみませんでした
7日ルールと言う事で神野を待っていたのですが、待たなくて良かったのですか?
廻間が神野に逃げろと言っていたのと、神野がここで書き込んでいたので待った方が良いと判断したのですが
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>>54
おー生きてたねー
取り敢えず廻間くんがアクションを起こしたんだから、廻間くん狙いで動けばよかったね
今の所籐堂院さんには、神野さんを攻撃するつもりはないんでしょ?
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忙しくて中々動けん……。
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見事に一週間
なんというかまぁルール的には正しいんだけどさ
もっと柔軟にみたいな
でも生きてて良かったよ
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中学生の頃
学校のパソコンを使わせて貰ってました、
でも、高校せいになってからは、まったく(汗)
昔自宅のパソコンが繋がってた頃、
確か2ちゃんねるだったと想うけど
下手に書き込んでしまったみたで、
酷く叩かれて・・・怖くなって
それ以来書き込みは、あんまりなくてっっ
(後にネットは切断されました)
今は、両親が離婚して
新しい家に 子供達の退屈しのぎに
置かれたパソコンで、
久し振りの書き込みになにますっっ、
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雷電!今すぐPCの電源を切るんだ!
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何か釣りな気がしてきた
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まぁ・・気持ちは 分かります(汗)
ですが、質問に答えたつもりで、
その他に、悪気はありませんっ、
釣りって、確か、引っかけかなんかでしたよね・・・?
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何事も経験と言うし、やってみれば良いんじゃないかね。
ただし、まとめサイトにも書いてあるように、空気を読もう。
この空気ってのは、話の流れだったりスレの流れだったり、色々。
最終的なやるかやらないかは帽子屋氏に任せるよ。
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はぃっつ でも、いきなりは、
やっぱり怖いので、また少し
見学とキャラ制作(没になったので)をしますねっ
TRPキャラ制作に至って
まだまだ不慣れで(初めてなのでっ)
このスレを 見ていきたいと思いますっ
キャラが纏まったら 相談とかしても いいですかっ?
質問を見落としていましたっ
先月18歳になりました 中学では、技術/家庭科は
よかったんですが、それ以外はダメで・・・
成績わるくて頭が悪いんです(汗)
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>>63
あれだ、半年ROMれ
にしてもなんという迷惑親娘。自己完結って厨二っぽくていいよね
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ROMって書き込みですよねっ?(用語すら危うい・・)
半年ですかぁ・・頑張って 慣れていければいぃんですが・・
なり茶なら 結構 経験あるんですが、orz
今日は、そろそろ 落ちますっっ
お相手 ありがとうございますっ
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今の国崎と藤堂院戦わしたら面白いんじゃね?
精神的な支えが壊れて殺せなくなった奴と、殺せるようになった奴の戦い。
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規制されたので代理投稿お願いします。
「……ハァ! ハァ!」
人通りの少ない、薄暗い夜道を一人の白衣を着た老人が息を切らせて走る。
靴音の他に「コツ、コツ」と乾いた音がするのは、彼が持つ杖の音だ。
足腰が悪いのだろう。だが、そんな彼をそこまで急かせる理由は何なのか。
理由は簡単だ。彼は今、追われている。──彼の命を狙う、この俺に。
「──おっと、ここから先は通行止めだ。逃げることはできんよ」
俺は突如彼の眼前に姿を現した。
彼は急ブレーキをかけて、立ち止まった。なぜ先回りされたのかと言いたげな表情を浮かべている。
しかしそれはいささか心外だ。回り道であっても、足腰の弱い老人を相手に先回りできなくては
21歳の若者たる資格はないだろう。
「ハァ……ハァ……! く、くそぉ〜〜〜〜ッ!!」
彼は白衣の下から拳銃を取り出し、構えた。
が、彼が引き金を引くより早く、俺の右足が拳銃を弾き、宙に舞い上がらせた。
拳銃は空中をくるくると回転しながら、その内近くの草むらへと落ちていった。
この暗がりの中ではもはや見つけることはできないだろう。
武器を失った彼は、観念したかのようにその場に膝をついた。
キルベクヨン
彼の名は『吉白?』。重松らと同じ非異能者でありながら、機関の『No.10』の地位に座る者。
表向きは何をしている人間なのか分からないが、機関では化学兵器の開発に携わっているという。
俺はこの老人の居た研究所、つまり『シナゴーグ』の一つを急襲したことで得た情報だ。
その場所には異能者はおらず、居たのは武装構成員だけだったのが幸いした。
お陰で余計な手間をかけることなくこうして追い詰めることができたのだ。
「こんなことをして……タダで済むと思うなよ……!?」
「分かってるさ。だが、機関の人間を生かしておくわけにはいかないんでね」
俺が手のひらを向けると、彼は必死の形相で命乞いを始めた。
「ま、待ってくれ! 望みはなんだ!? 金か!? それとも……機関の情報か!?
金ならいくらでもやる! 知っていることも何でも話してやる! だから待──」
彼がそう言い掛けた時だった。どこからともなく流れてきた笛の音が、彼の言葉を遮った。
そして驚く間もなく、すぐに暗闇の中から、音の発生源が俺達の目の前へとその姿を曝け出したのだった。
そいつは男。黒服に身を包んで、笛……いわゆるフルートと呼ばれる楽器を吹いている。
髪は黒く、短いが、どことなく女のような顔をしている。
女のようなので年齢ははっきりとはしないが、それでも恐らく30代と言ったところだろう。
「機関の『No.10』ともあろう者が、無様にも敵に命乞いか……。フッ、これだから金で成り上がった者は」
「あっ! あんたは……! な、『No.8』!!」
二人の会話を聞きながら、俺はふと妙な違和感を覚えていた。
(……? こいつどこかで……どこかで見たことが……)
吉白?は乱入者を『No.8』と呼んだ。つまり、機関の人間であるのだろう。
しかも異能者であることは右腕の感覚から明らかであった。
機関の異能者と出合ったのはここ数日の間だというのに、
なぜこの男を遥か昔に見たような感覚を覚えるのか。
頭の中を疑問が駆け抜けている俺を横目に、二人はやり取りを続ける。
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「私がここに来たのは、そこの池上燐介に用があるからだ。だが、その前に済ませておかなければ
ならない用ができてしまった……」
乱入者はギロリと吉白?を睨んだ。
吉白?はこれから何をされるのかを悟ったように、尻餅をつきながら後ずさりを始めた。
乱入者も歩きだし、距離を詰めていく。
「機関を裏切ればどうなるか、分かっているのだろう?」
「べ、別に裏切ったわけでは……。ま……待ってくれ……見逃してくれ……!」
レクイエム
「無様な敗北者の言うことなど聞く耳持たん。さぁ聴くがいい、『葬送曲』を──」
乱入者がフルートを吹き始めると、美しい音色が辺りを包んでいった。
思わず聴き入ってしまいそうになる。──だが、この美しい音色の裏に隠された
禍々しい旋律の正体を、俺は直ぐに知ることになった。
「──うっ! あっ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーッ!!!」
突如として彼、吉白?が叫び声を挙げると、白目を剥き出しにしたままその場に伏してしまったのだ。
口からは白い泡が吹き出され、体をピクリとも動かそうとしない。
(な、なんだ……? 一体、何が……?)
俺の疑問を見透かしたかのように、乱入者が言った。
「彼は今、死んだ──。私の笛の音を聴いたことによってな。
彼は異能者でなかった分、抵抗力が無かった。だからこうして卒倒し、そのまま死んでしまったのだ。
貴様であれば直ぐに死ぬということはなかろう。安心するんだな」
俺は乱入者を一睨みすると、少々の距離を置いて問いかけた。
「……何者だお前は?」
「私の存在は『No.17』から聞いていたと思うが、自己紹介はしていなかったな。
私の名は『夜叉浪 稔次』。機関では『No.8』と呼ばれている。勿論、異能者だよ」
『夜叉浪 稔次』……聞き覚えはない。しかし、どこかで見覚えがある感じがするのは気のせいなのか。
それとも──。
「私は貴様に忠告をしに来た。ここ三日で、随分と暴れたようだな?
だが、我々ファーストナンバーはこれまでの奴らとは違う。
疲弊し、体中に傷を負いながら勝てるほど甘くは無い。これから貴様が行くであろう
『シナゴーグ』は、そのどこもが全てファーストナンバーの管轄化だ。今向かえば、必ず殺される。
闘いは失った体力を回復し、傷を完全に癒した後にするがいい」
夜叉浪と名乗った乱入者は、それだけ言うと背を向けて立ち去ろうとする。
俺はそこにエネルギーを集中させた右手の平を、夜叉浪に向けて待ったをかけた。
「……甘いかどうかは、やってみなければ分かるまい。調度良い、お前もここで殺してやる」
だが夜叉浪は、そんなことに動じる様子も無い。
「フフフ……私の目的を教えてやろう。それはお前への『復讐』だ。
ここでお前を殺すのは容易いが、それでは私の気は治まらん。
万全の状態の貴様を殺すことで初めて私の『復讐』は成し遂げられるのだからな……。
──連戦続きで疲れただろう? しばらく眠るといい」
そう言うと、夜叉浪はフルートを吹き始めた。──瞬間、俺の意識は朦朧とし、
体をその場に倒れこませた。──自分の意思に反して、瞼が閉じていく。
「そうそう、これは独り言だが……現在、我々ファーストナンバーはある場所に召集を受けている。
まだ到着していない者もいるが、近いうちに到着するだろう。その場所とは、『ナガツカインテリジェンスビル』。
幹部連を一網打尽……機関の解体を目論む貴様に取って絶好の機会というわけだ。
だが一人で乗り込んでは、私と闘うまでに殺されてしまうかもしれん。強い仲間を見つけておくことを勧めよう。
貴様の殴りこみを楽しみにしているぞ、池上燐介……。フフフ……フハハハハハハ……」
(な、ナガ……ツカ………………)
夜叉浪の高笑いが頭にこだまする中で、俺の意識は落ちていった。
【池上 燐介:深い眠りへと落ちていく】
【NPCNo.8:夜叉浪 稔次、登場。 NPCNo.10:吉白?、死亡】
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あ、?部分は表記できないのね……。これじゃ無理だわ。
キルドンニョン
No.10は『吉東龍』に訂正して投稿お願いします。
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うーん、これからどうしよう
誰か絡める人、居ないかな?
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七草と神重の戦闘に乱入してみたらどだ?
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七草さん、神重さんがいいならそうしようかな
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私はかまいませんよー
七草さんにお任せいたします(・ω・)
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私も構いませんよ〜
是非是非来てください
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名前:衣田(名前不明)
二つ名:『炎熱暴動』(ティーンエイジフレイム)
年齢:26歳
身長:181cm
体重:77kg
種族:人間
職業:機関No.17
性別:男
能力:炎を自在に操る。
容姿:黒いスーツに身を包んだスキンヘッド。
趣味:ギャンブル。
好きなもの:カツ丼。酒。
嫌いなもの:理屈っぽい奴。
キャラ解説:二年ほど前まではサードナンバーの下っ端に過ぎなかったが、
衣田の才能を見抜いた夜叉浪 稔次に買われて、才能の開花と共に出世していく。
事実、現在では『機関一の炎の使い手』と認められるまでに成長し、
夜叉浪の片腕と呼ばれるようになっている。
ちなみに、少しの間だけ虐殺部隊にも所属していた経験があるらしいが、
それは戦場ヶ原 天が離反事件を起こした後のことであるようだ。
・本体
筋 力:B
耐久力:C
俊敏性:D
技 術:D
知 力:E
精神力:B
成長性:E
・能力
範 囲:A
破壊力:S
操作性:D
応用性:E
持続性:C
成長性:F
リスク :B
一応衣田のテンプレ投下。
夜叉浪のテンプレはもう少し話が進んでから投下します。
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いい能力だな
小村乱入か…
七草は機関に敵対してるっぽいし
神重は小村と戦ってるからなかなか美味しい展開だな
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次の一撃が決着っぽい感じなので
小村さん乱入をまちますねー
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少し遅れましたが書き込みました
いかん・・・金剛と話した反動か、どうもギャグを入れたくなる
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ふへへ、止めに入られたのはいいが既に放っちゃった攻撃をどうしようか。
神重さん、上手いことかわしてください
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ゴッドバルト禿萌えw
こういう漫才を事在る毎にゴッドバルトとしているのが、
俺の中での小村さんのイメージ
そういえば、参加者さんにはFOしたキャラもNPCとして話に絡めて欲しいな
今のPCと因縁があるキャラも少なくないんだしさ
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しまった・・・・攻撃の阻止を忘れてた
すみません神重さんなんとか避けてくださいな
智の能力で落とすとかで・・・
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さて、此処からの展開を如何するか…
あと、七草はメールの件を知らない設定になってるので
この機会に伝えてくれるとありがたいです
-
小村に敵意むき出しで七草に共闘を要請してみました
つっぱねてもらってバトルロイヤルでもかまいません
あと七草さんは初めてですし小村さんにも一度見せ場をいただいたので
今回は私がお二方に見せ場を譲りたい感じです(・ω・`)
-
じゃあ七草さんが要請を応じるかどうか答えてから
こっちは書き込みますね
-
神重さんとの共闘に応じましたー
-
面白い展開だな
前回の小村VS神重は互角くらいの戦いに感じたから
小村の新技とかに期待
七草と神重は多少消耗してる上に即興のコンビだから相性悪そうだなww
-
「かっ、勘違いしないでよね!? 貴方と協力するんじゃなくて、機関の人間を消すいい機会なだけなんだから! それに、貴方を倒すのは私なんだから!!」
ちょっとツンデレ分入れてみた
-
好き勝手にやっちまった
七草さんのガードは自由にお任せします
-
正直瑞穂をどうしようか迷ってる…
やっぱ斬らないほうがいいですかね?
-
無難な展開なら斬らない
超展開なら斬る、これでおk
自己完結で投げられても戸惑うだけだろうに…
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何か格好良い事言って目を覚まさせるのが王道だな
あれで斬るのは邪道
別に邪道が悪いってわけじゃ無いけど
-
まずは事情でも聞くんだ!
突き放してどん底モードもいいんじゃないかと思ったりする俺S気味
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>>90-92
やっぱ何か言って目覚めさせた方がいいですな。
展開1 好きな男ぐらい力づくで奪い取ってみせろ(瑞穂が師匠を奪い取る)
展開2 俺のために生きろ(つまり彼女になれ)
展開3 お前の力になる(文字通り)
展開4 一度共に戦った人間を斬れるものか(偽善者)
展開5 お前の命は俺が預かる(部下にしてやる)
展開6 俺のものになれ(奴隷にしてやる)
展開7 お前を殺すのは全ての決着がついてからだ(疲れたから後回し)
まあルートはこんなもんですかね…ロクなもんがないけど。
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4が一番自然だけど現状維持にしかならない
目を覚まさせるなら2と3かな
死ぬなんて軽々しく言うな的な綺麗事でも良いと思うけど
それにしても奴隷ってどこのエロゲだよwwwwww
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これが悪役なら
「人形になりたいのだろう? ならば、私の人形として働いてくれないかぁ?」
とかなるんだろうな
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PCの中でそんな事言う奴がいるかと言うと疑問だがw
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葦川さんと恋島さんはどうしたんだろう…
生きているなら生存報告をして欲しい
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やっぱり機関の動きのほうが少し寂しい気がするので
よろしかったら私のほうで機関のNPCを作成してもよろしいでしょうか?
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そろそろ機関のメンバーも減ってきたし、機関の狙いだとか拠点が判明してもいい頃じゃね?
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俺はいいんじゃないかなと思う
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