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【ミ】『クレアデルネ』

88『常寂の檻』:2022/12/27(火) 09:45:39
>>83(御影PC)

『取引成立』。その言葉に、僅かだが『レックレス』の表情に安堵に似た色が浮かんだ。
 アウェイ―な環境下。信頼出来る人物が保護する二人以外に居ない彼にとって
先行きが暗雲で覆われる道筋を、例え良く知らない君との口約束でも少しは開けると
感じたが故の安心だ。今、一番聞かれては不味い相手であろう『枝原』は
氷山が率先として話しかけてる。盗み聞きされる恐れは無いと考えて良い。
(※他、仲間二人の様子の行動も見れてる判定で問題ない)

それでも、長話するのは彼も危険であると理解してる手前。
早口で『枯野』と『佐保』の大まかな能力を伝えてくれた。

細かな部分まで聞くのは難しかった。だが、それでも十分以上に能力を君は知れる。
『枯野』と言う少年は、『枯れ葉を手の平から生み出し操る』事が出来る。
時間を掛ければ、無風の環境でも突風を舞うかのようなスピードで操作が可能。
肝心なのは、枯れ葉に『手で触れてる物の特性』を与えられると言う事だ。
石を触れてれば、石のように葉を固く。刃なら、葉の端に同じく斬撃の特性を……と。

『佐保』と言う褐色ギャルは。『雪男のようなスタンド』を発現可能。
同時に二つ、『除雪用具』を発現可能であり。除雪用具に乗せられるサイズの物を
『雪だるま』に変える事が可能。任意で、雪だるまは解除が可能で。また、以前
雪だるま化した状態の物は。本体の任意で別の同じサイズの雪だるま化した物と
置換する形で元に戻すのが可能だと言う事だった。

そして『肝心の品』についてだ……。

レックレス「……あんたや俺、その他の人間。スタンドはどうやって備わるのか」

「この街の大多数は供与者。他は生まれつきの奴……そんな感じだな?
 ……俺達が、今から取りに行こうとしてるものは」

――『更に、スタンド使いを上の領域に押し上げる』

「……そんな、品だ。価値を知る誰もが何もかも大切なものを切り捨てても
何を犠牲にしようとも得ようとする……そんな代物だ」

重々しく、彼は言い切る。それ以上追及するのは、枝原と氷山の会話が一段落した事で
難しくなるし。彼は、今のが『前払い』で。これ以上は任務が達成出来たなら
話すと言って君から視線を逸らし見張りをする姿勢に戻った事で再度話しかけるのも厳しい。

……存在の価値を知る誰もが、全てを切り捨て、犠牲にしてでも得たい品。
 君は、その言葉から。想定はしてたものの遥かに任務が苛酷に陥る予感を深めるだろう。


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