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【ミ】『クレアデルネ』

45『常寂の檻』:2022/12/13(火) 11:21:31
>>40-44

 ワンピースを着てる者も居る程に、この時節は暖かい。冬は過ぎて『春』
雪解けの時節で、桜も見れるシーズンだ。
 君達の頭上より、サービスエリアがあった方角にて輝く太陽が君達を
優しく照らす中、そのサービスエリア付近の風景は。グリムが述べるように
正しく『写真』のように時間が静止したかのように佇んでいる。
 空を見れば、天気予報では夕方に雨が降る予報であったに関わらず
その写真のように切り抜かれた部分の空は太陽を軸にして雲一つない快晴。
逆に君達の居る場所の空には大小の雲がゆっくりと正常に上を泳いでる。

君の声で、ようやく周囲の動く物体に目を光らせた枝原達も気づいた。
 動かないものより、動くものに意識を払ってたからこそ。このように
風景の動かない違和感への気づきが遅れたのだろう。

ディン「本当。写真か絵みたいね」

狩集「隊長。どうします? 念のために撃ちますか?」

枝原「…………いや、まだ何か起きるか確証が無い」

不自然な動かない景色。そこへ向けて攻撃するか意見が出るものの
枝原は数秒懊悩した様だったが、決断は静観だった。

さて、銃に関してだが。『グリム』は『グレネードランチャー』を要求する。
 枝原は『ダネルMGL』と言う銃を渡す。回転式、連発が6発可能な
擲弾発射器。続けて厳しい声が降りかかる。

枝原「言わなくても理解出来ると思うが……仲間が近くにいる距離で
着弾する場所に撃つな」

注意と共に、銃口に合わせるような少し大きめのスタンドバネが装着される。
 感覚的に解る。発射されるのは、玩具の弾でなく、本当に着弾したら
爆発する弾丸である事は。

補足として。佐保や枯野にも、同じように枝原は武装するか否か聞いていた。
 佐保は、除雪用のスコップを雪男と共に構え、無言で私にはこれがあるアピール。
枯野は、少し迷ったものの結局銃を要求した。ガバメントを模したピストルだ。
 オブシディアンにも、一度視線を遣ったものの。彼も両手で構える
ガトリング銃のスタンドを、佐保と同じようにコレで十分だと言う形でアピール
した為に、それで各自の装備への譲渡は一旦終了する。

装備を断った氷山に烏丸に、枝原は何も言わず装備を戻し移動する。
 二人の拒絶に落胆などの負の感情は無い。戦況に対して各自の意思判断は
自己責任で、君達の選択に正しさも間違いも無いのだから。

グリムは外部と通じるかSNSを開いて確かめる。
 普通、こう言ったスタンドによる攻撃が既に開始してるなら
電波が遮断されて既に外と連絡不可能に思うが……『通じる』
 やろうと思えば、普通に電話で助けを求める事も可能かも知れない。

烏丸は御影の近くに移動する。レックレスは、御影の言葉に対して
『まぁ、だとしても。玩具でも十分今は助かるからな』と長物のショットガンの
玩具を軽く振って呟いた。確かに、解除されても鈍器代わりにはなる。

そして『500m先の蠢く何か』だが……。

黒山「……あれ、蟹だよー」

少し皆より遅れて、窮屈そうに車のドアを開けた隊服のぽっちゃり男が
スナイパーライフルの玩具を担ぎ、残る手の双眼鏡でゴーグル越しに
遠くを見て、皆に大声で正体を告げる。

蟹? と口々に誰かしら呟き。異常が今のところ君達が出発した方面が
切り離されたように動かない風景だけである事から、警戒はしつつも
車に置いてあった荷袋から各自、同じような道具で遠くを見て、本当だと告げる。

君達も、要求すれば道具を貸して貰って遠方を視認して理解するだろう。

高速道路。そこを横断するようにして赤っぽかったり、黒色であったりなど
大小の僅差はあるものの、夥しい群れの蟹が右から左へ歩いている。
 だが、横断だ……君達の方向に進もうとしてるスタンド蟹は居ない。

枝原「……何が目的だ」

 苦虫を嚙み潰した顔で、リーダーの彼は呟く。
前門に蟹 後門は静止した写真のような風景。
 まだ虎や狼のほうが解りやすく強行突破出来るが、今の状況は
スタンドによって作り上げられた、どう攻略するか至難だ。

無理に前進しようとすれば、無数のスタンド蟹と迎え撃つ……。
 退路となる後ろは、何が起きるか未知数な静止した風景……。


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