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【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』 その3

452雑賀 王城『候補生』:2024/05/09(木) 11:54:15

      (…………さて)


         ガヤガヤガヤ


歓楽街を突き進むその青年は、
『物語』から出てきたような三角帽を被っている。
概ね整った身なりと堂々としたサマもあって、
『ハロウィン』か何かに見えなくもないが……


(今日は妙に『流れ』が来ている。
 『コヤコヤ』と落ち合うまでに、
 もう一人ぐらい見つかる事もあるんじゃあないか?)


妙な格好なのは間違いないだろう。
声を掛けたくなるか、避けられるかは別として。


    (……あるいは『追加の衣装』か。
     と言ってもそうそう都合良く、
     マントだのなんだのは売ってないだろうが)


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※フィールドワークミッション中のPCです。
お手数ですがこちらご一読いただければ助かります!
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1655987686/319日

453雑賀 王城『候補生』:2024/05/12(日) 04:17:08
>>452(つづき)

「…………」

         ピロン


スマホに入った連絡に、一瞬だけ立ち止まる。


(流石にそうそう『追加』は無さそうだ。
 恐らく『コヤコヤ』からの連絡だろう……
 とりあえずさっさと合流するのが吉だな)


      スッ


往来の中で歩きスマホをする気はない。
一旦、通りの隅の方へと移動するが……
立ち止まってから、急に方向転換をしたわけだ。
そこまで人通りが多くない時間帯とはいえど、
『邪魔になった』としても、不思議はない。

勿論普段はその程度気を配ってこそいるけれど、
恐らく、『雑賀』としても『浮き足立つ』ものがあるのだろう。

454甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2024/05/18(土) 12:44:00
ここは歓楽街…にある葬式会場

ナンマイダーブー

軽快なノリの読経を聞いていると
マジで坊さんのライブツアーって感じがする

坊主のメロディを聞きながら啜り泣くのもいれば
子守唄と勘違いして居眠りするのも居る

ところが、お坊さんがお経を唱えていると…


            よ み が ー え ー れ ー ♪


「……」

誰だシャーマンキングのOP流した馬鹿(>>455)は?

455甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2024/05/19(日) 20:55:18
>>454
坊主ラップに割り込んで突如流れたその歌に
凍り付いたり怒ったり笑い出す人も居た
スマホの電源を切ってなかったそいつは、坊主に
バチで木魚代わりに叩かれて死なない程度に殺された
危うく葬式場に死体が増える所だった…
そういう場合、葬式場の稼ぎが増えて喜ばれるのだろうか?
余計な仕事が増えて怒られるんだろうか?

そんな中、読経を聞きながらあま公は考えていた
葬式で般若心経と南無阿弥陀仏とどっちが多いんだろうとか
急に声を張り上げられると怖いからやめてとか

お焼香と献花が済み、後は火葬だけだが
その間に昼食が振舞われる
こういう時、大抵は質素な仕出し弁当だったりするのだが
たまにバイキング形式の結構豪華な食事を出す事がある

阿部マリア「うめぇですわこのカレー!!!!!!」
宗教学専攻の斎藤「さっき死ぬ寸前まで殴られて頭血塗れにしながらよく食べられるね」
斎藤「それに、カレーにおでん入れて、気持ち悪くないの?」

あま「この葬式…いくらかかってる?」
斎藤「家族間だけの小さな葬式でも最低でも50万はかかるからね
   これだけ盛大にやってるとなると…」
あま「100万以上は確実にかかってる」
マリア「へぇ〜」
マリア「金のかかった葬式で食うタダ飯は超うめぇですわね(笑)」


そして火葬の時

あま「…」

死者の顔が見られる最後の瞬間だ
燃やしてしまえばもう、二度とその人の顔は見られない
後に残るのは骨と灰だけだ

職員が骨を拾い上げ説明をする

マリア「こういう時、必ず喉仏の説明をしますわね…」
あま「…もう何度も聞いた…」
斎藤「そういう仕事だし」

そうだ、もう何度も聞いた解説だ
これは実は喉仏ではなく、軸椎であり
甲状軟骨である喉仏は火葬で跡形もなく消滅してしまう事ももう知っている豆知識だ


仏さんとの最後の別れを済まし、葬式会場を後にするあま公達

斎藤「そういえば誰の葬式だったんだろう?」
マリア「全く知らねぇ奴の葬式に参加するの面白過ぎですわね♪」

あま(…こいつら知らずに来たのか…)
    _____
   ,;f     ヽ
  i:         i
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  |  ◞≼◉≽◟ ◞≼◉≽◟ ///;ト,
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  (.  >ノ(、_, )ヽ、} l   .i .! |
  ,,∧ヽ !-=ニ=- | │   | .|
/\..\\`ニニ´ !, {   .ノ.ノ
/  \ \ ̄ ̄ ̄../   / .|

       終
     制作・著作
     ━━━━━
      ⓃⒽⓀ

456キリシマ・アキト『候補生』:2024/05/23(木) 16:00:40

ここは『家電量販店』――――主に『音響機器』が並ぶエリアだ。
『アラクネとライオンの刺繍』を刻んだ少年が売り場を歩く。
刺繍は金属的な輝きを放っており、『通常の技術』では成し得ないものだった。

「――『予定変更』だと言っていたが、
 オレ自身を完全に『枷』から解き放つ為には、
 やはり『音楽』が必要だな……」

陳列された『Bluetoothスピーカー』を見やり、パートナーの言葉を思い出す。

「フ……こんなに種類が多いとは……。
 しかし、この手にも『文明』という『魔法』がある……」

こういうのは美作の方が詳しかった。
『別々に動く』とは言ったものの、一人で来るべきではなかったかもしれない。
しかし、今更どうしようもないので、
『スマホ』を取り出して良さそうな物を調べ始める。

457城戸奏多『ハイフン・ハイフン』:2024/05/24(金) 14:04:43
>>456


スマホを取り出し現地で調査をする『キリシマ』。
店頭の現物を見る為にスマホから目を離すと、
腰元までうねらずに伸びた遮光カーテンの様に黒く長い髪と、
枯れ木を連想させる痩躯が特徴的な男子高校生が、
キリシマの目の前に立っていた。


          ジローッ ジローッ


男子高校生は着ている学ランのポケットに両の手を突っ込んだまま、
その場に立つキリシマを軸にゆっくりと周り、
まるで『品定め』するかのようにその全身を眺める。

458キリシマ・アキト『候補生』:2024/05/24(金) 16:47:06
>>457

事前に美作との打ち合わせは済んでおり、『何をやるか』は決まっている。
それによって、彼女にも『役割』が増えた。
今頃は『練習』に励んでいるのではないだろうか。

「フ……『LED搭載』の『360°タイプ』というのがあるようだな……」

しばらく検索して大体の目星をつけた。
全方位に音が届き、曲のリズムにシンクロして点灯し、臨場感を高めるスピーカーだ。
しかし、当然どこにあるかまでは分からない。

「……この『扉』を守護する『番人』に尋ねるとするか」

『この売り場の店員』を探す為にスマホから顔を上げ、その瞬間に城戸と目が合った。

         バ ッ !

頭で考えるよりも先に身体が動き、反射的に『カッコいいと思うポーズ』を取る。
黒で統一された『オールブラック』の『モードストリート』。
衣装に施された『刺繍』は、『シルク糸』を芯として、
『金属糸』である『ピューター糸』が巻き付いた『螺旋構造』になっており、
着用者の動きを阻害しない。
そして、『芸術的』と呼んでも差し支えない仕上がりだった。
『専門家』の手による唯一無二の『オーダーメイド』だ。

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