したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【ミ】泥の中には光なく

1風歌PL:2021/07/05(月) 20:10:44
――わかっていても、ぬけだせない


このスレは、『風歌PL』がミッションを行う為のスレです

219ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 10:59:48
>>213
「放っておいても、『俺』が目覚めればここから退去する。
 嫌でも帰ることになる、という認識でいいのかな?」

>「『田岡ジェニー』を出せ、『連れ帰る』」

「ん、、、?」

剣呑な空気を感じ取り、声の方向を向く。
事情はさっぱり分からないが、トラブルであることは間違いなさそうだ。


>>216
>あのヒトは『ユメのワタリニン』ってヤツなんかね??

「そうだな、少なくとも、自由にここに出入りできる奴はいて、あいつ(『女』)はそうみたいだ。
 ここから安全に出る方法を知っているってことだな。
 まあ、俺たちに真似できるかはわからないが」

夢見ヶ崎の言う過去の体験についてはさっぱり理解できないが、とにかくこの手の事態には慣れているらしい。
そんな彼女の意見であればきっと傾聴に値するのだろう。

「まあ、あまりうろうろするんじゃないぞ。
 危険かどうかはともかくとして、少なくとも、教育には悪い」

見た感じ、夢見ヶ崎はおそらく未成年だろう。
こんなふざけた場所でゾーニングのことをどれだけ真剣に考えるべきかはわからないが、
年長者の自分が矢面に立つべき事態になる可能性もあるかもしれない。




何やらメイドと揉めているらしい『女』を見て、ジョンは考える。
ここでの自分は完全に何も知らない異邦人だ。
どう振舞うのが正解なのか、全く見当がつかない。
だが、あの『女』がここの店と対立関係にあり、なおかつ『この場所』への知識を持っているなら、自分たちにとって重要な情報源になり得る。
『女』がいなければ、ここの店員の言い分を一方的に信じるしかない。
ならば、今のうちに情報を得られないか試すべきか。

他の二人が既に会話を始めているので、自分は静観するが、彼らの会話には耳を傾けておきたい。

220『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 14:12:46
>>215
>>216
>>218
>>219
小林の『懇願』――協力要請
空井の『提案』――説明要求

二つを受けた女は、数秒ほど押し黙り――

「解った。君達の席に行こう。」

そう言って、二人の言葉に『了承』を返すし、君達が座っていたテーブルに向かう。
――赤い目のメイドは、君、小林にぺこりと頭を下げると――小さく、こう言った。

「ありがとうございます……お礼に、一つ」

小さく、か細い声で

「……『少し』だけなら、助けになると思いますよ。『そうならない』のが一番ですケド……」

それだけを言うと――他の客の所に向かっていった。


女が移動を果たし、二人が席に付いた時――女は、名乗った。

「私の名前は北落砂錫。『アリーナ』と呼ばれる組織の一員だ」

僅か、夢見ヶ崎に目線を向けた後、全員を見渡し――告げる。

「此処が『何処か』に付いては、『夢』である事は既に理解しているだろう?……私は、『組織』から、この『夢』。『夢魔(サキュバス)』共の『餌場』から『田岡ジェニー』と言う人物の救出を任され、夢に入った……私に、何か質問はあるかね」

北落の言葉にまず、反応したのは上――翠の女だった。

「ご自由に、お話くださいな」

変わらない笑みのままで、言葉は続く。

「私達は確かに真実を言ってはいませんが、騙してはいませんとも。夢魔(サキュバス)……まさに、私達はその通り。その名がイメージする通りのものを、皆様に与える事ができます――老若男女の、区別なく、極上の『充足』をお約束しましょう……」

君達がどちらを向き、どちらに語りかけるかは、自由だ。

221『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 14:17:31

■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□メ□□□□□□□□□□□□□メ客□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□紫□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客メ□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□赤□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
赤=赤目のメイド
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫の髪の女(コックコートを着ており、傍らには中性的なボディラインを持つ、『白一色の人型ヴィジョン』。ヴィジョンの両手には『カップ、コップ』が乗った『銀盆』が乗せられている
客=モブ客

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 (席に付いているか立ったままかは任意)
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ(席に付いているか立ったままかは任意)

北=北落砂錫(立ちっぱなし)

222ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 15:49:33
>>220
『北落』に話しかける。

「差し当たって、一番に知りたいのは、『この場所の出入りの仕方』だ。
 話を聞く限り、君は自分の意志でここに来たらしい。
 ということは、この場所から出る方法も当然知っている、と考えられる」
 
「君が無償でそれを教えてくれる善人であることが、俺にとっての理想の展開だ、が、、、」

試すように北落の目を見る。

「例えば、君が今抱えている問題について、誰かの助けを必要としていたりはしないか?」

『必要ならば君に協力する』と暗にほのめかして、相手の反応をうかがう。

223ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 15:50:35
>>221
ところで今更だがマップ上で『ジ』になっているのが俺の位置ということで問題無い?

224サキュバスメイドとドリーム御奉仕:2021/08/08(日) 15:58:48
>>223
はい
ロだと床表記との区別が難しくなるので名前にしました

225夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 18:35:55
>>220-222

「――――おん??」

『北落』の視線を受けて、ふと思い出した。
何だか何処かで見かけた事があるような気がする。
そういえば、このまえ『しあい』みにいったときに、
ソコにいたヒトだっけ??
あのときは『ゴチャゴチャしてた』から、
ソッチのほうにきをとられてて、
あんまよくみえてなかったんだけど。
スマンな!!
しかし、あの『カンペキなヘンソウ』をみぬくとは…………。
さては、そうとうなキレモノか??

「とりあえず、『アリスのハナシ』をきいてくんない??
 『ジョーキョー』をセイリしたいから。
 『さすず』はもうしってるかもしれないけど、
 そのへんはカンベンな。
 まず、ウチらの『モクテキ』は『ココからでるコト』。
 オーケー??」

頭の中を整理するために、
現段階で考えている事を全て口に出す。
言うまでもないが、
エフィーやら他のメイドに聞こえないように小声でだ。
それでも聞こえているとしたら、
何らかの能力で聞いている裏付けにもなる。

「モンダイは『どうやってでるか??』ってコトなんだけど。
 アリスは『みっつ』かんがえた」

話しながら、指を『三本』立ててみせる。

「『ひとつめ』は『イリグチからでる』。
 まぁ、コレは『×』だよね。
 さっきエフィーがいってたけど、あれは『ホント』だとおもう。
 『さすず』だけ『イリグチからきた』ってのが、
 そのショウコになるし。
 だから、『イリグチからでる』のはダメ」

「『ふたつめ』は『おきるまでまつ』。
 コレは『△』じゃないかなぁ〜〜〜。
 なんでかっていうと、
 『ココにいるコト』じたいがよくないとおもうから」

「ココをつくってるのが『ごしゅじんサマ』だとして、
 なんで『おきゃくさん』がいるのかフシギじゃない??
 ジブンが『たのしみたい』だけだったら、
 ジブンせんようの『ハーレム』でもつくってりゃイイのにさぁ」

「ウチらはベツに『コーソク』されてるワケじゃないじゃん??
 つまり、『ごしゅじんサマ』のねらいは、
 ウチらを『あしどめ』するコトで、
 『ゼッタイにがさないようにするワケじゃない』ってコト」

「アリスのスイリでは、ココに『おきゃくさん』をつれてくるのは、
 それなりの『リユウ』があるとおもうんだよねぇ〜〜〜。
 たとえば、ココにきたヤツから、
 『エネルギー』をすいとるためとか。
 だから、『おきるまでまつ』のは『△』だとおもうね」

「ほんにんがいってたけど、
 エフィーは『ウソ』つかないきがする。
 『イリグチからでられない』コトをおしえたのは、
 『ウチらがきえるとコマるから』だとおもうよ。
 ようするに、『ココにいてほしい』からおしえた。
 おとなしくして、かえれるまでまっててほしいんだよ、きっと」

226夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 18:36:47
>>225

「でもさ、『コトバがたりない』のは、
 『ウソ』っていわないでしょ??
 だから、『いわずにかくしてるコト』が、
 ナニかあるんじゃないかなぁ〜〜〜。
 『だまさないけどシンジツはいわない』っていうのは、
 そういうワケで。
 ソレが、さっきいった『リユウ』にもなるし」

「で、『みっつめ』だけど、
 『ソレいがいのホウホウでダッシュツする』。
 コレがイチバン『○』だとおもう。
 でるんだったら、さっさとでたほうがイイよ」

ここまで話してから、一旦深呼吸する。

「そんじゃ、イマわかってるコトまとめるね。
 コレはアリスの『ドクター』でわかったコトなんだけど」

「1:『天井』から『音』が聞こえる。
 2:『エフィーのスカート』から『音』が聞こえる。
 3:『エフィー』が『天井』に上ったら『音』が『消えた』。
 4:『エフィー』は『ご主人様』に『今伝えた』と言った。
 5:さっきから急かしてるのに『エフィー』が『下りてこない』」

「この『5つ』からわかるコトは…………
 『テンジョウ』に『ナニか』がいて、
 たぶんソレは『ごしゅじんサマ』っぽい。
 それで、『エフィー』は『スカートのなかみ』で、
 『ごしゅじんサマ』と『やりとり』してるっぽい。
 で、『さすず』が『ごしゅじんサマをおさえた』から……。
 おさえたんだよね??
 『テンジョウ』にいるのは、
 『ごしゅじんサマ』の『タマシイ』かもしれない」

「だから、『テンジョウ』をブチやぶって、
 ソコにいる『ごしゅじんサマ』をブッとばすっていうのが、
 アリスのかんがえだったんだけど。
 でも、ソレやると、
 たぶんエフィーがジャマしてくるとおもうから、
 まずエフィーをブチのめして、それから、
 『ごしゅじんサマ』をボコボコにするっていうカンジかも??
 とかおもったりして??」

「でも、まぁロブちゃんにサンセイ!!
 わかんないコトもイロイロあるし、
 『さすず』のハナシもききたいし」

「『ココからでられるホウホウ』があって、
 ソレをしってるんならおしえてほしい。
 もちろん『タダ』じゃなくて、
 そのブンの『おシゴト』はさせてもらうつもり」

「ジブンでいうのもナンだけど――――」

「わたしは『やくにたつ』よ」

一通りの話を終えてから、天井を見上げる。

「――――『チュウモンまだ』??」

さっきと同じようにエフィーを急かすが、
来ないなら来ないでいい。
その場合は、近くにいる『赤目のメイド』を、
手招きして呼ぶ事にする。
イッパイしゃべったせいでつかれた!!

227小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/08(日) 19:11:26
>>220-221

席には座らない事にした。別に寛いでいても今のところ問題は無いようだが
不測の事態で直ぐに動けるように私はしておいた方が良い。
 一瞬、北落と言う方に自分の座る椅子を薦めようと思ったが。彼女にとって
こちらは敵陣。大人しく座席に腰を据えるとは到底思えなかったので
質問を吟味した上で尋ねる。

「『田岡ジェニー』……さん。男性、ですかね?
その方は何故囚われる事になったのでしょう……エフィーさんは充足を
得れば解放する。そう言う話であったと私は受け取ったのですが」

これに関しては普通の声量、エフィーにもあえて聞こえるように告げる。
 何故、彼女の属するアリーナの関係者が。この夢の空間から
脱け出せないのか……私達や、客と異なる理由があるのだろうか?

それと、先程スタンドについてエフィー氏が天井に移動した時も小声を意識して
皆に説明した気だったが。この分だと既に聞かれても仕方がないだろうと
納得する。どの道、こう開け放たれた空間だと私の探索に特化した能力は
ほぼ役に立たない。別の事に努力を向けるべきだろう。

>……『少し』だけなら、助けになると思いますよ。
>『そうならない』のが一番ですケド……

(あの娘の言葉が気にかかる)

それは赤い目が印象的なメイドの彼女が力になると言う意味合いなのだろうが
果たして、この淫靡の園の住人でありし者が主に歯向かうかも知れない私達に
どこまで手を貸してくれるか定かでない。

「紫の髪のコック……私達の注文ですかね? アレは」

厨房であろう場所からスタンドらしき者と一緒に新たな人物が出てきた。
状況は移り変わる。『ジョン』さんの背後の場所に位置取りをする為に
歩いて立ち位置を移動して変更する。

228空井イエリ『ソラリス』:2021/08/08(日) 19:24:58
>>220

「まずは一つ教えてくれてありがとう、北落さん。
 お返しに教えるが、おれは『空井イエリ』だ」

アリーナという組織について詳しくはないが、
今の所、その活動内容も予備知識の範囲内だ。

「ここが夢なのはよく分かったし、
 どういう類のお店なのかも……
 まあ、だいたい察しはつくわけだけどさ。
 おれが知りたいのは、ここが『何』か。
 つまり、何を目的とした場所か、って事だ」   

アリスの話を聞きつつ、北落に話を振る。
 
「この子も言ってる事だが…………
 サキュバスの餌場。それが比喩じゃないなら、
 おれたちの支払う事になる『充足』とやらも、
 きっと、ロクな結果を生まないんだろうな?」

北落は説明を始めてくれているが、
先程(>>218)の質問への答えはまだくれていない。

「だから、失礼なんだけど、もう一度聞こう。
 この場所から『綺麗な体で帰る方法』を、
 おまえさんは知ってて、教えてくれるのかな。
 対価に何を出せるかも、さっき言った通りだけど」

沈黙こそが答えなのでなければだが…………果たして。

「……ん」

と、いつの間にか店奥の方で動きがあるようだ。
北落の返答を待つ間に、そちらを見ておく事にする。

229『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:13:28
>>225
>>227
>>228
>>222

四者四様の言葉――問いかけ。
北落は、まず、ジョンを向いた。

「出入りに関しては、『スタンド』を使った。私の組織には『夢』に纏わるスタンド能力者が何人もいるからな。その内の一人の手を借りて、私はここにいる」

「ただ、君達は『引かれた』のだろう? だったら――手段は三つ」

北落は、人差し指を立てる。

「一つ、『夢の主』の目覚めを待つか、夢の主を殺す。夢見る魂を消せば、『引力』の核は消滅し、魂はあるべき所に帰る」

次いて、中指を。

「二つ、『巣穴』の主を殺す。こちらでも『引力』の核が崩壊する。夢に『引力』をもたせているのは、夢魔だからな」

最後に――薬指を。

「三つ、『自殺』、『殺される』だ――冗談ではないぞ」

表情は鉄面皮と言っていいほどに変わっておらず、冗談と読み取る事は難しいだろう。

「『夢の死』は『魂の死』と完全にイコールではない。君達も私も『魂』の存在だが、ここで死んだ所で、『夢』から消え失せるだけで、『魂』が消え失せる訳ではない。もっとも、今後の人生で夢を見るのは『手間』がいるようになるだろうし、『人生』という視点においては確実な悪影響が起きるだろうがね」

そして、夢見ヶ崎を向く。

「『入り口』からは出れないだろうな――そもそも、ここには『引力』がある」

引力――引き合う力――君達も、聞いた言葉。

「最低でも、『夢の主』と『夢魔』の魂の重量が生み出す、『夢の引力』だ。人間一人の魂のエネルギーでは『質量差』で脱出を阻まれて終わりだ……君達と、その他も含めれば……まず、出る目は無いだろう」

2つ目――『△』の推測に、北落はうなずく。

「その通りだ、夢魔の作った『巣穴』は、『引力』によって魂を引き込む。そうして、第三者の犠牲者を増やしていく――たちの悪い害獣どもだよ」

そして、夢見ヶ崎の推測と意見を聞き終え――頷いた。

「間違いなく『抑えて』いる。私が来れたのが『証明』だ。『役に立つ』とは知っているとも――君の強さは、見たことがあるからな」

微か、口元を緩めた北落――それはすぐに真顔に戻る。

「しかし、この場所の夢魔が――スタンド使い五人を纏めて相手取る程のマヌケでも無い限り――助けは、入らないだろう。私は『必ずしも戦いに来たわけではない』」

そして、北落は、小林を向く――

「田岡ジェニーが囚われた理由? 単純な話だ。ここの『夢の主』は田岡ジェニーに片思いをしていた。そして、現実での関係構築に明らかに『失敗』していて、ストーカーじみた真似をしていた」

「『夢魔』は無作為に獲物を狙うが、『狙い』を付けれない訳ではない。大方、『夢の主』が夢魔共に要求したのだろうよ」

最後――空井を見た。

「返答が前後することになるが……『今すぐ』『確実に』、帰るなら、死ぬことだ。君が望むなら、殺しても構わない……撲殺が嫌なら、これもある」

北落は、スーツの内側に手を突っ込むと、一丁の『リボルバー拳銃』を取り出した。
銃身は短く、小ぶりな銃だが――紛れもなく、どうみてもそれは『拳銃』だった。

「『弾丸』は入っている。使わせる訳にはいかないが、使ってほしいなら言うといい」

そう言うと、北落は銃を戻し、言葉を続ける。

「そして、『夢魔』の目的は一つ『魂に巣食い、精神に刺激を与えてエネルギーを貪る』だ……さて、充足の結果だな」

北落は、改めて、全員に目線を向ける。

「それに関しては、夢魔によってケース・バイ・ケース。甘い夢を見るだけで終わる事もある、『引力』に引かれただけなら、特に。だが……」

――北落は、告げる

「田岡ジェニー、それに、給仕をしているメイド達――彼女達は『全員』、アポロン・クリニックセンターで『昏睡状態』だ。『女性客』に関しては、『目覚めず』『魂を完全に囚われる』と見るべきだろうな

――『夢の主』の特定はすぐに済んだ、継続的に夢精と短期覚醒を繰り返す男性の昏睡者――典型的な、夢魔に巣食われた『末期症状』だよ」

230『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:16:27
>>225
>>227
>>228
>>222


「――だから、まぁ、もうすぐ『終わる』んだよねっ」

北落がそこまで告げた時――外から割り込む声があった。
その方角を見れば『異形』を見るだろう。

コックコートとコック帽を着た、2m近い身長をした、美しい異形。
纏めた紫の長髪と同じ眼の色、コックコートの上からでも解る蠱惑的な肢体、そして、羊に似た一対の『角』を頭から生やす異形の女。
彼女の傍らには、同等の身長を持つ、白一色の人型『ヴィジョン』が、カップとコップの乗った銀盆を持って佇んでいる。

「お客さま、始めまして、ボクは『レオニス』――調理場だけ担当している『夢魔(サキュバス)』だよっ」

人懐っこそうな笑顔を浮かべた『レオニス』は、五人を見渡した。


「ここの持ち主が死ぬまで長くて一週間。間に何度か覚醒するだろうし、君達とのお別れもそのウチ来ちゃう。だから、その前に、顔を見ておきたかったんだ――ねぇ、レモンティーを注文したのは誰?」

レオニスは満面の笑みを浮かべていた。

「嬉しくってね、嬉しくってね! ここに来るような連中は――味なんて大抵、どうでもいい連中なんだ! みんな、ヤることばっかりに気が向いて、味わうなんてしやしない 餌を喰うのと変わらない気持ちじゃ、何を食べても料理で『充足』なんて感じない――だから、『何かを食べたい』なんていうのは、ここじゃあもう諦めてたんだよ!――おっと、注文を並べるね!」

傍らの『ヴィジョン』が手際よく、素早く、カップを乗せたソーサーとコップを、並べていく。(ス精:最低DC)

「はい、『馬力水』と『スーパー馬力水』と、『ブラックコーヒー』。コーヒーはレオニス特性チルブレンドだよっ! 出来たら、コーヒーを飲んでほしいな! 馬力水をキメた後は……アレだし!」

『虹色』に輝く液体が入ったグラスと、より強く輝く『虹色』の液体が乗ったグラス。
そして、夜のように暗い色彩と芳醇な香りを放つ『コーヒー』のカップが置かれた。

「はい、『ホワイト・ホットミルク!』 蜜入りだから甘くて美味しいよ!」

たっぷりと『ホットミルク』が注がれたマグカップが、テーブルに置かれた。

「『アイスティー』! ストレートだよ! フツーに美味しい、つまり凄く美味しいってことだよ! 爽やかにね!」

ストローが刺された『紅茶入りのグラス』が、テーブルに置かれた。

「そして――『レモンティー』」

同じく、ストローの刺された『紅茶入りのグラス』。違いは、カットされたレモンがグラスに付けられているか否か。

「ごめんね、ボクは『誰』の注文かは解らないんだ! 取り分けはセルフで!」

そして、ニコニコと笑みを浮かべたまま――告げる。

「では、お召し上がりを――大丈夫、『食べ物』はここじゃあ前座なんだ。『契約』にはならないよっ」

レオニスは、去らない。
北落は、無言。

君達は――?

231『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:21:34


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□メ客□□□□□□□□□□□□□赤客□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□メ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□紫□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルにはドリンクが並べられているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
赤=赤目のメイド
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫髪のコック・レオニス
客=モブ客

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(立ちっぱなし)

232夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 23:32:51
>>229

「きいてイイ??
 『ユメのヌシ』ってのは、
 ようするに『ウチら』ってコトでいいワケ??」

「で、『すあなのヌシ』ってのは、
 ココの『ごしゅじんサマ』ってコトでイイんだよねぇ??
 あ、ちがってたらテイセイしてね」

「じゃあさぁ〜〜〜『すあなのヌシ』をヤッちまおうよ。
 それがイチバン『ベスト』なホウホウじゃない??」

『夢の自分』と『現実の自分』。
北落の話を聞く限り、
どちらにも影響を及ぼさずに済む方法は一つしかない。
この『能力』の『本体』――言い換えると『核』を潰す事だ。

「――――って、おいおいおいおいおい」

「そんなブッソウなモン、サラッとだしてんじゃねーよ!!
 『カクテルドレスとマシンガン』じゃあるまいし」

知勇兼備のヒロインが裏社会でのし上がり、
『女王』と呼ばれるようになるまでを描く、
骨太のスタイリッシュクライムアクション。
『試合』を見に行く前日に視聴していた映画だ。
まぁ、ソレはおいといて――――。

「でも、『2かいめ』のときも『にたようなコト』にはなったっけ。
 しぬほどヤバい『サイコさつじんき』とたたかったんだけど、
 ここぞ!!ってばめんで、
 『イッショにいたオトコ』がボケッとしてやがって、
 いっせいいちだいのオオワザがミスっちゃってさぁ〜〜〜」

「もうしかたないから、
 『ジブンがのったトラック』を『ジブンでバクハ』して、
 『イカレヤロー』とイッショに、
 アリスも『まっくろコゲ』になっちまったぜ!!
 でも、そしたら『ゲンジツ』にもどれたっぽいし。
 『サイゴのホウホウ』としてはアリかもな!!」

コンガリやけて『ウェルダン』ってカンジか??
シゲキテキなケイケンだった。
アリスはイロんなセカイをボウケンしないといけない。
だから、『ああいうセカイ』も、
イッペンみといてよかったとおもう。
イマみたいに、おなじような『ユメのセカイ』にきたときに、
ナニかとやくにたつし。

「ちなみにだけど??『ソレ』ってさぁ??
 『フツーのジュウ』とおんなじなの??
 『ウチらいがい』にもききめがあったりする??」

要するに、『攻撃に使えないかどうか』という事だ。
大して期待はしていないが、もし利用できるなら、
覚えておく価値はある。
単に『使えるものは多い方がいい』というだけなので、
無理なら無理で構わないが。

233夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 23:33:46
>>230

「よっ!!まってました〜〜〜!!
 もうわすれられてるんじゃないかとおもってたよ〜〜〜。
 『200さい』のバースデーがくるまえに、
 ちゃんともってきてくれてよかった!!」

        パチパチパチパチパチ

「まぁ、キモチはわかるな!!
 『あっちのヤツら』とかアホばっかりだし!!」

とびっきりの笑顔を浮かべて、レオニスを拍手で出迎える。
『他のモノ』を渡す気はないが、
『スマイル』くらいはやってもいい。
減るもんでもないし、ここのメイド達が『被害者』なら、
自分達と同じ立場でもある。
どうでもいいが、
『あっちの奴ら』というのは『カーテンの奥』の事だ。
そして、ここからが『ドクター』の『腕の見せ所』。

「それでは――――みなさん『ゴチューモク』ください」

「そのまえに、ちょっと『コレ』あずかっててくれる??
 『シューチュー』したいから」

            チョンッ

『ドクター』の『爪』でジョンを小突き、『超聴覚』を『移植』する。
これによって、ジョンは、
『調理場の音』や『カーテンの向こうの音』を、
その場にいるかのように聴き取れるようになる。
ついでに、『天井』や『エフィー』の『音』の監視も任せよう。

            シュバッ

                              ブースト
続けて本体に『超人的嗅覚』を移植し、『嗅覚』を『鋭敏化』させる。
そして、『ホットミルク』・『アイスティー』・『レモンティー』・
『ブラックコーヒー』・『馬力水』・『スーパー馬力水』の順番に、
全ての飲み物の『匂い』を『チェック』していく。
常人を遥かに超えた『超嗅覚』を用いれば、
どんな些細な異常があっても察知する事が可能だ。

234 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/09(月) 00:44:31
>>229-231

>田岡ジェニー、それに、給仕をしているメイド達――彼女達は『全員』
>アポロン・クリニックセンターで『昏睡状態』だ。

「何ですって……嗚呼……そんな」

私に力添えを申し出てくれた赤い瞳のメイド。そして、ヴェールの向こうで肉欲の宴に
溺れる者達。皆、知らず知らず毒牙に及ばされていた事に掠れ声で呟く。

何時もそうだ。何時も、力が無い事が大罪とばかりに剣なき者達ばかりが
悪戯に鳥が地面の虫を啄むかのように簡単に餌食にされる。

北落の語り。それを聴くにつれ、頭の中で蠢く痛みが増々酷くなり。
 幻聴のように重々しい男性の声が重なるように聞こえる……。

               ジジジッ
『夢』とは『記憶』を整理する現象だと、耳にした覚えはあるかな?
だが、『魂』や『精神』という概念を知った君達には、
機能的な『幻覚』のままに過ぎないと、納得は出来るかな?
             ジジジッッ・・・

「そう……だ、そう、だ。
『夢』とは、『魂』を『再構築』する為の『仮想儀礼』

「希釈された『魂』を仮初の『世界』へと変じさせ、
架空の『自己』を移ろわせ、無軌道な『物語』を辿る」

「毎夜、それを経て『魂』は生まれ変わる。
もし、この世に『魂』を司るスタンドがあるのなら、
それはやはり『夢』や『眠り』によって、働きかけるだろう」

ガタンッ・・・!   ハーーーッ……ハーーーッ……

痛みは今までの中で最高点に達していた。下半身に力が無くなり椅子の背もたれに
腕を預け、床に膝をつく。
 必死に荒い息を抑え込み、割れそうな頭を掻きむしるようにして手で抑える。

記憶にない、されど鮮明に言葉に出来る何か強大な者の台詞は更に
自分自身の精神をほつれさせていた。

235 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/09(月) 00:45:34

>コーヒーはレオニス特性チルブレンドだよっ! 
>出来たら、コーヒーを飲んでほしいな! 馬力水をキメた後は……アレだし!


「す ま……ないっ。いただ、きま、すっ
わ、私は……小林、小林 丈です。よろ、しく……」

よろよろと椅子に座り直し、自己紹介。
『コーヒー』のカップを掴み、多少の熱さを我慢し飲む。
少しでも冷静になれると言う効能を信じての事と。
 夢見ヶ崎さんの超感覚で違和感が察せられるとしても、だ。
『飲まない』事で夢魔『レオニス』……バフォメットか何かの存在か不明だが
彼女を怒らせて不和の空気が起きかねない前に率先として飲むべきだろう。

236空井イエリ『ソラリス』:2021/08/09(月) 11:50:01
>>228-235

「ああびっくりした。拳銃なんて初めて見たよ。
 あるところにはあるものなんだな。
 アリーナっていうのは『そういう力』もあるのか」

どれほど強大なスタンド使いでも、
銃の携行が露見すれば表の顔は潰れるし、
最悪、属している組織自体にも累が及ぶ。
ただしそれは隠し通す組織力が無ければの話だ。
単なるスタンド使いの寄合、では無いらしい。

「北落さん、良いものを見せてくれてありがとう。
 ただ、おれは……けっこう、わがままだから。
 夢を見られないなんて、死ぬのと同じだ」

目に見える盤上の駒は、恐らくは四種類。
今夢に迷い込んできた『自分たち』。
夢に囚われている『被害者たち』。
この夢を形作るストーカー男、『夢の主』。
形作らせる根幹である夢魔、『巣穴の主』。

「そして『夢の主』とかいう男も…………
 殺すほどの命でも、ないんじゃないかな。
 つまり方法は自ずと一つに限定されてくる」

         フ…

取るべき駒は、明白だ。

「アリスに賛成だ。『巣穴の主』を狩ろう。
 それが人助けにもなるなら――
 今日ここにおれが来たのは、いいことになる」

への字に固まりかけていた口元に笑みを浮かべる。
多くの人間を、少なくともここにいる三人を、
もし救えるならば自分の存在価値はずっと重くなる。
夢の主が助かるかは知らないが……別にその男も、
死んでいいヤツなんてことは無いはずだ。

「北落さんの仕事にも迷惑はかからないだろうし。
 かからないから、教えてくれたんだろうからさ」

レオニスが来たら、話は一旦止める。

「はじめまして、レオニスさん。
 本の中以外にいる夢魔に会うのは初めてだから、
 こういう状況ではあるけど、光栄な気がするよ」
 
「おれは違いの分かる女というわけではないけど、
 そんなに喜んでくれるなら、頼んでよかった」

それから。
レモンティーを手元に引き寄せて、アリスに任せる。
異物は無いと思いたいが、念には念を入れる。
マドラーか何かで、静かにグラスの中を混ぜる。

(小林君の体調は、波があるようだ。
 おれが口出ししたって仕方ないのだろうけど、
 やっぱり、どうしたって、気になるよ)

小林の体調不良についても気にかかるが、
先ほどからそれについて泣き言一つ言わない辺り、
彼にも考えがあるのだろう。一旦、声はかけない。

237ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/09(月) 12:16:18

>>229

「その、夢の主だか巣穴の主だかを『殺す』というのも、
 あくまで夢の中の死であって肉体が本当に死ぬわけではない、という認識でいいか?
 俺たちが本当の意味で『殺人者』になるわけではない、と」


「放っておいても帰れるなら、それが一番楽ではある、、、か?
 だが、『巣穴の主』、そいつがいる限り、誰かの夢を使って他人を引きずり込む、
 こんな場所が存在し続けることになる。そういう認識で間違いはないか?」

>>230

アイスティーを受け取り、自分の前に置く。
まだ口はつけないが。

「君も、この夢に囚われているのか?
 それとも、『捕まえている方』かな?」

レオニスに声をかける。
口調を荒げたりはしない。
が、返答次第ではどうなるかわからない、という圧力を静かな口調の中に滲ませる。

238『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:21:23
>>232
>>234
>>236
>>237
夢見ヶ崎の問いに、北落は答える。

「『夢の主』、というのは、『巣穴』――魂の所有者の事を言う。君達や、私の事ではない。こちらは『人間』だ

『巣穴の主』というのは、『巣穴』を作った存在だ――無論、夢魔(サキュバス)だ」

そして、『狩り』の提案については――

「それは、『出方』次第だな。私の目的はたった一人の救出に過ぎない――」

返答をぼかす。しかし、銃の性能に付いては、隠す様子もなく答えた。

「『普通の銃』だ。細かい性能を語るつもりはないが――『拳銃弾と聞いて想像できる威力(パス:BB)』はあると考えてくれ。夢魔共にも当たれば……『通じるだろう』」

この言葉の真偽を判断するのは君次第であり、君にはそれ以上に『判断』しなければいけないことがある。

君は――『飲料』の香りを嗅ぐ。
以下、香りと『気配』となる。

ホットミルク――「変哲のない蜜入りホットミルクの香り」
ブラック・コーヒー――「落ち着く――いや、『落ち着かせてくる香り』。プラシーボでは断じて無い、直接的な鎮静力を、君の鋭敏な感覚は察するだろう――この香りを深々と吸うのなら、君にも影響は出る筈だ」
アイスティー――「爽やかな紅茶の香り、変哲はない」
レモンティー――「レモンの香りが交じる香り。おいしそう」
馬力水――「甘く、芳しい『官能』の香り。『フェロモン』を液状化したような魔臭。明らかに『異常』であるが、同時に『パワー』の予感を君は感じるだろう――深く吸い込むなら、君にも影響は出るだろう。スーパー馬力水は、より『強い』」
そして――『馬力水、及びスーパー馬力水』。『同じ』香りを、『君だけ』は『レオニス』からも感じた筈だ。

ブラックコーヒーを飲んだ君、小林には、『異常』が訪れる。
君に渦巻いていた『眠気』や『精神的不調』が『鎮静』していく。頭痛も、すぅと引いていく。
『気分が落ち着く』という領域の話ではない――『魂』が鎮静している様な感覚。
しかし、不思議な事に『情動』の喪失はない。君は、君である感情を一欠片も喪失せずに、『君』に戻った。
この状態が『平常』なのか、『異常』なのかは君次第――しかし、君に『突発的不調』が起きる事は、無いだろう。少なくとも、この夢では。

「どうだい! ボクのチルブレンドは! 最初の内は現実で一生インポになる副作用があったんだけど、改良に改良を重ねてハートはクールに、けれどもホットとビートは失わなくなったんだ! 『感じる心』はそのままに『判断力』はクールに!」

レオニスは、誇らしげに小林に笑いかけ――嬉しそうに抱きしめた。
コックコート越しに、胸の柔み――阻む下着は感じない――その中で、レオニスは君にだけ聞こえるような――つまり、『移植』を受けた『ジョン』にも聞こえる声で、囁く。

「キミは素直に飲んでくれたからお礼だよ――『此処』の全員は、もうエフィーの『射程内』だ。闘る気なら、今すぐ『薄めるか消す』、『ぶっ壊す』ことを進めるね――零すくらいは、気にしないよ」

そして、小林への抱擁を解いた。
この言葉の意味をどう解釈するかは、君達二人の権利だ。

239『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:24:14
>>232
>>234
>>236
>>237
「さて、どうだろうな――『ある』所には『ある』ものだ。何でもな」

空井の問いかけをはぐらかしながら、『死』に付いては北落は『説明』をした。

「別に、二度と見られなくなるわけでない――『手間賃』はもらうがね」

そして、狩りの提案に付いては――明瞭には応えない。

「私の態度は、向こうの出方で決めさせてもらうよ」


ジョンの問いかけに付いては、北落はこう応えた。

「『夢魔』は『殺せば死ぬ』――そう簡単に死ぬほど脆いバケモノでもないがね。しかし、夢の主を殺しても、夢見る力を失うだけで、現実で死ぬ訳ではない」

「その認識に間違いはない。『夢魔』は『精神の吸血鬼』だ。どの様な精神を貪るかは好みだろうが、『人食い』を行う事に差異はない」


レオニスもまた、ジョン、君の言葉に応えた。

「ボクは『捕まえてる方』だけど、立場としては『中立』かなっ」

機嫌良さそうに、彼女は笑顔だ。

「ボクは、『料理』での口福による『充足』を生み出すのが好きな食べ方だからね、『巣』を作るのもやるけど、今みたいに『間借り』して料理を出すだけでもそれなりに『充足』は食べれるからねっ……だから、敵でも味方でもないんだよ。どっちみち、もうすぐ無くなる場所だしね!」

この言葉の真偽を判断するのは、君達次第。
しかし、ジョン、君は、一つの『真実』を聞く。

「ぎゃぁぁぁぁぁ……」

か細い男の、『断末魔』――そして

「えへっ、えへへっ、店じまいっぽいからぁ、徹底的にぃ……あとはぁ、5人……えへへっ。食べたいなぁ……」

隠しようもない粘的な悪性が滲んだ、女の嗤い声。
――そして、『全員』が眼にする真実も、また、現れた。

右のカーテンを潜って表れた――1人の少年。
前髪で目元を隠しており、どことなく陰気そうな印象を与える子供だ。
しかし、格好はエキセントリックである。ファンタジーアニメに出るような『王冠』を被った他には、パンツ一丁。肌には微か、汗がある。
ビキニパンツを一丁履いただけの、ほぼ全裸の子供――彼は、陽気に歯を見せて君達に笑った。

「始めまして、お客様! 僕がこの夢の『王』。宮永空飛(みやなが くうと)――メイドみんなの『ご主人さま』だ!」

その傍らには、『下着姿』の少女――瞳は虚ろ。
『痕』示された白い肌に、金髪碧眼――背丈は少年よりも少し高く、メイド達の中では際立って美しい容貌。同時に、際立って『損なわれた』感情。
君、夢見ヶ崎は――そこからでも、二人から『情事』の残滓を香るだろう。

「そして、彼女が僕の妻――田岡ジェニーだ!」
「……ジェニー、です。ご主人さまの、妻、です」

何もかもを諦めてしまったような、機械の様な所作で、ジェニーは君達に頭を下げた。

「さて、僕に用事があるそうだが――聞こうじゃないか!」

北落は、まず、左に佇む3人に目をやった。
その間に『君達』は、北落に先んじて発言、行動を行う事が出来るだろう。

行動は、自由だ。

240『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:26:31

■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□田宮□■■
■■□□メ□□□□□□□□□□□□□メ□メ□□□
■■□メメ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□紫□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルにはドリンクが並べられているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫髪のコック・レオニス
宮=宮永空飛
田=田岡ジェニー


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(立ちっぱなし)

241ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/09(月) 18:29:52
>>238
>>239
>>240

>>レオニス

(『薄める』『消す』『ぶっ壊す』、、、何をだ、、、?)

盗み聞きしたレオニスの言葉に内心眉根を寄せるが、とりあえず、反応はしない。
今の時点では、こちらが聞いているということは悟られない方が良いだろう。
同様に、『断末魔』についても、今は胸にしまっておく。

小林の様子を見ながら、アイスティーを少し口につけたあと、レオニスに声をかける。

「すまない、やはり俺もブラックコーヒーを貰えるか?
 眠気覚ましがしたい」

>>北落

「あー、これが最後の質問になると思う。
 と、いうより最初からこれだけを聞けばよかったな、、、」

北落に聞きながら、立ち上がる。
視線は『エフィー』と『田岡』を同時に視界に収める。
サングラスの奥に隠されたそれが、どんな感情を湛えているかは、今はまだ本人以外にはわからないだろう。

「あの『宮永』とか言う子供が、夢魔とやらの力を借りて、
 君が探している『田岡』さんや他の女性をここに閉じ込めている。
 それで、あの仕打ち。そういう理解で問題無いな?」

242夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/09(月) 19:35:43
>>238
>>235

「――――――『リカイ』した」

北落には短く、それだけを告げる。

「………………」

「イチオー『もんだいナシ』――――かな。
 だけど、『ソレ』と『アレ』はナンかヤバそう」

          「『いろんなイミ』で」

全員に声を掛け、
両手の人差し指で『馬力水』と『スーパー馬力水』を指差す。

「あ、ロブちゃんさぁ。
 のまないんだったら『ストロー』かりるね??」

      ヒョイッ

「タケルくん、さきに『あじみ』させてくれる??
 
          「きになるから」

                    ――――トスッ

ジョンのアイスティーから『ストロー』を抜き取り、
そこに『超人的味覚』を『移植』。
『超味覚』付きの『ストロー』を、
『馬力水』と『スーパー馬力水』に差し込む。
『移植対象』が『無機物』の場合、受け取った感覚は、
全て『ドクター・ブラインド』にフィードバックする。
これを利用し、自分自身は口を付ける事なく、
二つの『味』をチェックする。
常人を超越した舌の感覚によって、
評論家並みの『分析』が可能になるはずだ。
あくまで『味』を感じるだけであって、
『成分』が体内に入る訳ではない。
たとえ害があったとしても、本体には影響しない。

>>239

『新たな光景』を見て、夢見ヶ崎は考える。
一見すると、このバカが『ご主人様』で、
こいつさえ倒せば『終わる』ように見える。
だが、どうにも納得できない。
『本体』を抑えられているとはいえ、ここは『主の城』だ。
『事前の仕込み』は幾らでも出来るはず。
それをせず、堂々と姿を現すのは妙に感じる。
『ご主人様』と近い立場にいるであろう『エフィー』が、
『宮永』から離れた位置にいるのも不自然だ。

>>740

「ねぇねぇ、ロブちゃん。
 『テンジョウ』と『エフィー』の『オト』きこえてる??」

           クイクイ

立ち上がったジョンのスーツの裾を引っ張って尋ねる。
天井の音とエフィーの音は消えたままかどうか。
それを確かめたい。

>>236

「――――イエリちゃん、どうおもう??」

「『エフィーがおりてこない』ってコト」

向かいのイエリに向かって、自らが感じた疑問を投げ掛ける。
この分だと、エフィーは『天井』から離れそうにない。
問題は、その理由だ。
最も高い可能性は、『そこにいる必要がある』という事だ。
それが『ご主人様を守るため』であれば、筋は通る。
『ドクター』によって、『天井に何かいる』事は看破済み。
おそらく、『天井にいる』のが『本物』――ではないだろうか。

「あの『ボーズ』――――『ごしゅじんサマ』だとおもう??」

親指で『宮永』を指しながら、問い掛ける。
『天井』を攻撃する方法は幾つか思い付く。
一つは単純にパワーのある投擲。
もう一つは、テーブルや椅子を片っ端から積み上げて、
天井まで届かせる事。
ただ『10m』という高さは少々厳しい。
最後は、『拳銃』による銃撃。
そして、どれをやったとしても、
多分『エフィー』が邪魔してくるだろう。

243空井イエリ『ソラリス』:2021/08/09(月) 21:12:19
>>239-242

「まあ…………子供だろうが大人だろうが、
 捕食者からしたら、関係ないって事だろうな。
 おれも子羊の肉とか、けっこう好きだしさ」

夢の主。つまり彼が、あの子供が、
田岡のストーカーで、夢魔の末期患者なのだ。
そう、彼はあくまで『患者でしかない』。

「アリス。あくまで、おれの推測の話をするぜ。
 北落さんが親切に教えてくれたお話からすると……
 引き込まれてしまったおれたちとは別の存在で、
 夢の主と巣穴の主ってのが『別』にいるわけだが、
 『夢の主』ってのは、あの子のことなんだと思う。
 つまりこの夢の、店のご主人様はあの子だけど、
 この店が立つ世界は、どこぞの夢魔の巣穴なんだ」

その裏にいる夢魔こそが真の『黒幕』だろう。

「子供がさ。好きな子を好きなようにしたいって、
 夢見るくらいは、まあ、べつに、勝手なことだ。
 夢の主……汝に罪無しとまで言う気はねーけど」
   
             スッ

「つけ込んで、夢に溺れさせて、甘い汁を吸う、
 『巣穴の主』の方が、すげー良くないと思う。
 その夢魔が天井裏にいる『ソレ』なんだとしたら、
 いろいろと辻褄が合って来るんじゃあないかな?」

               「それに」

席を立って『ソラリス』を発現する。
敵対するならば座っている理由など存在しない。

「そういう奴を殺すのは、おれは嫌じゃあないぜ。
 むしろ……ちょっとは気持ちいいんじゃないかな」

あの時…………下津を殺すのは嫌だったのは、
彼がそんなによくない奴じゃなかったからだ。
巣穴の主を放置すれば第二第三の被害者が出る。
夢魔も生きる為にやってるのかもしれないが、
被捕食者が、捕食者の事を、慮る必要など無い。

「少なくとも罪悪感はあんまり湧かないだろう。
 背負うほどの罪なら、むしろ欲しいかもな」

己の存在を重み付ける糧にしてやろう。
自分を殺してしまった魂は、どうせとっくに、
穢れ切ってしまっているのだ。殺してやる。
                    
「話せる内にもう一度言っておく。
     …………やってくれたな」

『エーテル瓶』を左手で発現して。

「ああ、それと……これも言わなきゃ。
 北落さん。良いものを見せてくれてありがとう」

『ソラリス』の右手に、北落の拳銃を『投影』する。

244小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/09(月) 23:12:40

か細い男の『断末魔』 女の嗤い声。
これは天井から? もしくはカーテン向こうでしょうか?

『赤い目のメイド』。こちらの現在位置を求めます。
また彼女か浮かべてる笑顔は、愛想笑い的なものか。またはこの空間において
無理くり働かされてるにしては違和感あるような自然の笑顔でしょうか?

245サキュバスメイドとドリーム御奉仕:2021/08/09(月) 23:31:26
>>244
赤い目のメイドは「視覚範囲」には居ません
声は「カーテンの向こう」から聞こえました
メイドたちの笑顔は「張り付いた仮面」のように、一律同じ表情を浮かべてます(顔立ちには個人差があります)

246小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/10(火) 00:15:03
>>245(回答感謝)

>>238-240

「……ありがとう 『レオニス』 例え理解し合えない部分あれど
貴方と出会えて、良かった」

そう、感謝します。抱擁と短い助言に頭を下げて、魔法のように引いた頭痛と
理路整然と思考が回る事に感心しながら巡らしていく。

『夢の主』 『巣穴』の魂の所有者 人間
『巣穴の主』 『巣穴』を作った存在 夢魔(サキュバス)

夢の『王』。宮永空飛(みやなが くうと)

男の『断末魔』 供に背筋を不愉快に撫でつけるような女性の嗤い声

メイド達の『張り付いた仮面』のような笑顔。

(……ジョンさん、夢見ヶ崎さん、空井さん。そして連携は期待出来ないが
北落さんと言う戦力があれば、このまま強引に夢の主、及び姿の見えない
巣穴の主であるサキュバスは倒せる確率は十分ある、と思いたい)

ジョンさんは不明だが、いま発現したのを見せて貰った限り他三人は
近接戦闘も頼もしいであろうヴィジョン。
 だが、一方で私の頭には本当にそうだろうか? と言う疑問視の囁きもある。

(まず間違いなく、この空間の『メイド』達は夢空間の支配下。
そして『エフィー』『宮永』は間違いなく戦闘となれば敵対する。
最悪、中立の『レオニス』も状況次第で自分が危険となれば
正当防衛で対峙しても可笑しくない。メイド達も、自分達に
襲い掛かって来る可能性もあるだろう)

既に、明確な敵(宮永)と思える登場で北落含め空井さんジョンさんも
次の瞬間には攻撃を開始する雰囲気に陥ってる。

だが、このままでは乱闘状態……最悪なのは、夢の主(宮永)が戦闘中に
死亡及び意識を失って、この空間が維持出来なくなり巣穴の主を
取り逃がす事だ。今回の発端は、6〜7割がた宮永に責任はあるが
これ以前も人類を夢の牢獄で糧にしてきた巣穴の主(夢魔)は必ず
消し去れねばならない。それは自然と確信を以て告げれる。

(――機を作れるのは、私だけだ。私が、私自身を犠牲にしてでも
道を作ろう……今この瞬間に、出来る全てを)

247小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/10(火) 00:44:15
>>238-240

 フゥ――・・・。

一息吐くと共に、コーヒーカップの飲み口を掌で覆い掴むようにして
中心にずらし。夢見ヶ崎さんの言葉に無言でそのまま『馬力水』
『スーパー馬力水』の容器をそちらへ寄せつつ『北落』のほうへ移動。

「『巣穴の主』を倒す? そんな事、出来る筈が無いし何でする必要があります。
このような素晴らしい催しですのに! おっと、口を挟まないでくださいよ?」

『北落』の眼前で
――『リヴィング・イン・モーメント』 ビー玉サイズの水槽が張り付けた手のひら
>>235)先ほど、飲む際に発現し。いまカップを置く動作の途中で浮かばせ
掌に発現した。ソレを掲げて見せつつ私の一世一代の芝居を続ける。

「今、コーヒーを飲んで頭も冷めました……よく、その頭で考えてくださいよ?
このように大きな力を持った夢の主に立ち向かって、無事である保証なんて無い。
大人しく引き下がるほうが利口だと何故わかりません?」

そう、挑発するように北落の側頭部を小突くように。
ビー玉サイズ『リヴィング・イン・モーメント』を彼女の耳裏にある髪。
隠すのが難しいようなら耳の穴に滑らすように詰める。

成功すれば、後は二重会話だ。

「私は貴方がたに共感出来ません。大人しく、充足とやらを差し出して
互いに気持ちよくなり、夢から帰らせて貰う。それで良いじゃないですか」

『私の力で、まず夢の主の無力化を行い。その後、巣穴の主を殺します。
それまで戦闘を控えて、こちらと仲違いしてる振りを。
そうすれば、少なくともあちらの警戒は上がらない』

「大体、貴方の言うアリーナとやらがどんなのか知りませんが。一人ぐらい
損失を黙認しても構わないでしょう? このように現実で対処出来ない
夢魔の方に予測不能で今後も襲われるリスクがあるなら、猶更です」

『どうか、私の手段が失敗した場合は。三人のサポートを
宜しくお願い致します』

その旨を告げ終えてから、天井にいる『エフィー』に声を掛ける。

「と言う訳で! エフィーさん、私は客として楽しませて貰いますよっ。
先ほどの『赤い目のメイド』さんを呼んで貰って良いですか?
あ、それと夢の王様 こんにちは! 今日は楽しませて貰いますよ!」

(……今この場で戦闘は仕掛けられない。夢の主(宮永)を一瞬で
戦闘不能にさせ且つエフィーと拮抗出来る状況を仕立てない限りは)

メイド達も被害者だ。彼女達の身の安全も今のままでは危うい。
場を整えるまで、私自身が水を差し、相手にこちらの連携が取れてない事で
油断を誘う。無策で突撃は出来ない……幾らでも、勝利の為には
この身を道化として踊ろう。

248『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/10(火) 19:51:23
>>242
>>243
>>246
>>241

「――悪いけど、その余裕はないね。ステージはもう、移ったみたいだよ?」

レオニスは、君、ジョンの問いかけにそう答える。メイド達とはまるで違う笑顔が、そこにはあった。
それは、何かが始まろうとしている事を楽しんでいる笑顔。ショーの始まりを待つ、子供の様な笑顔。それを、残して、彼女は去りゆく。

「その通りだ」

北落は、君の問いに頷いた。

「あれが『夢の主』――私が入った夢の持ち主だ。現実ではベッドに転がってるよ……仕打ちについては『見ての通り』……夢の中だ、さぞかし楽しんだ事だろう」

そして、君の耳には『先程』聞こえていなかった音が響く。
天井の――『エフィー』から響く、『何か』がのたうち蠢く音。
――同じ音は、僅か「目の前のテーブルの表面」からも、『響く』だろう。振動は響かない、ただ、蠢く『音』だけが響く。
その音は――『完全に連動している』。この事実をどう解釈し、行動するかは君の自由だ。


君、夢見ヶ崎はスタンドを通じ『馬力水』と『スーパー馬力水』を『味わう』。
摂取は行わない。味のみを摂取する行為。即ち、『刺激』の炸裂を君は味わう。
濃密なまで、『甘い』糖分=エネルギーではあるが、粘性すら覚える『甘さ』だ。
そして、君は、産まれて初めて炭酸飲料を飲んだ時の『刺激』を覚えているだろうか?
舌の上で弾ける液体『爆発』する様な刺激――それが、君の舌の上に広がる。炭酸に慣れたかも知れない今ですら、新鮮に過ぎるエネルギーの『炸裂』
しかし、吐き気は起こさない。不思議な程に飲みやすい――否、飲みたいと思う。
例えるならば、強烈な依存性を即座に与える強烈な甘さの炭酸エナジードリンク。
依存性が何処まで続くのか、実際の『効能』がどうなのか――これは、『摂取』しなければ解るまい。



北落は、僅か目を細めたが、君の所作に抵抗はしなかった。『リヴィング・イン・モーメント』は、北落の後髪に潜り込む。
即ち、君の『スタンド会話』を確実に認識できる状況であった。
北落の心境は、君にも――誰にも、解らない。
これから解るのは、結果として各々が発する『言葉』と『動作』だけだ。

「うんうん、君はいい心がけだと思うな」

満足そうに頷いた宮永空飛は、すっと手を上げる――同時、『ジョン』は『エフィー』と『テーブル』から響く『蠢き』の音が止むのを聞いた。

「確かに――念の為、他のお客様には『お帰り』頂いたけど――何も、トラブルを起こす必要はない、君達が楽しんでくれるなら、僕は安心なんだよ!――もっとも」

宮永の前に『ヴィジョン』が顕れる。
四肢を備えた人型のヴィジョン。その右前腕部は――『銃口』
その銃口を、宮永は君達に向け、バーンと口ずさんで跳ね上げる。何も起きない

「この、『カウンティング・スターズ』に、新しい『白星』をくれてやるのも、悪くないとは思ったから、少しだけ残念かな……ああ、赤目……已己巳己(いこみき)ちゃんだね――今、来るよ」

249『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/10(火) 19:53:14

言葉通り、赤目のメイド――已己巳己は、奥のカーテンから姿を表した。
他のメイドと変わらない、笑顔を浮かべた姿で。
彼女は、一着のマントを手に持ち、恭しげに宮永に差し出し――宮永はそれを羽織る。
その姿から受ける印象は、『裸の王様』だろう――しかし、黒く塗られたマントの内側の、右側には大量の『ナイフ』が取り付けられている。明確な凶器が、そこにはある。

「この子がお好みかい? この子もいい子だよ、締りだけならジェニーといい勝負だ! けど、遊びたいなら、エスコートは男の役目だろう――?」

ニヤケ面を浮かべた宮永は、くいくいと小林を手招いた。

「おいでよ、一人で――戦うなんて、馬鹿らしいだろう?」
「――実のところ、その通りでもある」


宮永の言葉に、北落が次いだ。

「私は、『戦え』と言われて来たわけではない……宣言しよう、私は戦闘を放棄する。これが、証拠だ」

そう言うと、北落は懐から取り出した拳銃――取り出した瞬間、『テーブル』と『エフィー』からの蠢きをジョンは聞くが――テーブルに、拳銃を叩きつけるように置いた時、蠢きは止んだ。

「さて、宮永空飛。私、即ち『アリーナ』としての要求は一つ――『田岡ジェニー』と『私』を開放しろ」

眼鏡の奥と、口元に――浮かぶは、笑み。

「『報酬』はくれてやる……お前自身、気が付いているのだろう? 現実のお前に『明日』はない。夢魔を憑かせたことへの消耗という意味ではない――お前は、目覚めと共に制裁を受ける運命にある。私が帰らない場合、お前から『眠り』は奪われ、死ぬまでにたっぷりと地獄を味わえることだろう……」

宮永の表情が、微かに強ばる。

「だが、私と田岡ジェニーが帰るならば……お前に、『醒めない眠り』をくれてやる。終わらない夢の中で、夢魔共に魂を食い尽くされるまでの短い夢にはなるだろうが――『残りのメイドとは一緒に死ねるんだ』悪くない死に様じゃないか。『現実』で待つ裁きよりは、ずっとな……さて」

北落は、『壁際』に向かって歩き出す。

「『私は、私の目的が達成できるならば、それでいい』――それまで、若者が遊ぶのを邪魔するほど、私は無粋ではない。精々、盛り上がるといいさ」

250『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/10(火) 19:54:58


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□田宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□メ□□□赤□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□メ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□メ□□■■
■■□メ□メ□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□紫□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□小□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルにはドリンクが並べられていて、『拳銃』が一丁置かれているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫髪のコック・レオニス
宮=宮永空飛
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき)


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(背を見せずに壁に向かっている)

251夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/10(火) 20:55:11
>>248-249

      「   う   え   ッ   」

             フ ッ

本能的に危険を感じ、即座に『超味覚』を解除する。

「『ゲロあま』な『タンサン』けい『エナドリ』ってカンジ」

          「しかも『やめられなくなる』ヤツ」

視線は『宮永』の方に向けながら、
体験した『感覚』を全員に伝える。
これヤバくない??
こんなもん『ダブル』でのんだら、
アレとかソレとかいろいろブッとんじまうぜ!!
チョクセツのまなくてよかった。
『ドクター』じゃなかったらアブなかったな!!

(『ブキもち』の『ヒトガタ』か…………)

(しかも『ヨケイなモン』までもってきやがるし…………)

見た目から判断すると、
近距離と遠距離を両方こなせるタイプ。
わざわざ『ナイフ』を持ってこさせのは気になる所だ。
あんな立派なスタンドを持ってるのに、
それでも足りないのか。
あるいは、相手が複数だから用心しているのか。
もしくは『能力』に必要なのか。

(あくまでも『ホンメイ』は『エフィー』…………)

とはいえ、この状況だ。
一度動いてしまえば、『宮永』も『エフィー』も、
同時に相手取る事になるだろう。
『天井』に対する決定打を持たない『ドクター』なら、
『宮永』を相手にするのが妥当か。

         ズズズズズ…………

『ホワイト・ホット・ミルク』を一口だけ飲む。
『安全』は確認した。
自ら率先して『コーヒー』を口にしたタケルの様子を見ても、
致命的な害はないだろう。

          シ ュ ン ッ

ジョンに付与した『超聴覚』は解除。
同時に、本体に移植した『超嗅覚』も同じく解除。
全ての感覚を『ドクター』に戻す。

            スッ

『レモンティーのストロー』を抜き、
『アイスティーのストロー』と一緒にポケットの中に入れる。
そこに隠した状態のまま、
『ドクター』の『爪』で細かく切り刻む(パス精DBB)。
二本とも『小指の爪サイズ』にカットしてしまおう。

252夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/10(火) 20:56:31
>>243

「『 N A R U H O D O 』――――」

「イエリちゃんに『アリスポイント:50』!!
 ソレだったらゼンブ『スッキリ』する。
 わかりやすいカイセツありがとね。
 『センセー』のサイノウあるんじゃない??」

「わたしには『セイト』のサイノウがあるな!!」

イエリの言葉で、
自らの考えが間違っていない事を再認識できた。
やはり最も叩かなければならないのは、
天井に潜む『何者か』だ。
とはいえ、『ドクター・ブラインド』は非力。
出来る事は限られるが、幸い今は『一人』ではない。
これは『チームプレイ』であり、
それぞれが『自分の役割』をこなせばいいのだ。

           チラッ

ブルーのサングラス越しに、『幻の拳銃』を横目で見た。

「アリスの『ドクター』は『パワー』はないけど、
 『スピード』はあるし『キヨウ』にうごける。
 『ノーリョク』は『さっきみたいなカンジ』だよ」

「――――『ナニか』あったら、またおしえる」

>>246-247

自分の知る限り、タケルは理性的な人間だ。
こんな状況で享楽に耽るタイプではない。
おそらくは、彼も『役割』をこなそうとしているのだろう。
それを尊重する。
そして、自分は『自分の役割』に専念する。

       「――――…………」

>「私の力は 液体に発現され、液体を水槽にします。
>どんな高温や低温、危険性のある液体でもキャッチボールサイズまでなら
>包み込み30m内であればドローン程の性能で操作出来ます」

>「本来なら索敵の用途に重みを置くのですが……短期決戦を望むならば
>此処の台所にある洗剤なりを混合させるなり、油を沸騰させるなりして
>殺傷性を高めた水槽を携行させ終えて、準備完了次第出発するべきでしょう」

『タケルの能力』――――
『リヴィング・イン・モーメント』は『知っている』。
『二度目の夢』で会った時に、
本人から説明を受けていたからだ。
タケル自身は覚えていないかもしれないが。
『水槽』は『飛べる』。
扱うのは自分ではないが、この場においては重要な事だ。

253空井イエリ『ソラリス』:2021/08/10(火) 21:42:23
>>250(質問)
・翠、赤、紫以外でmapに出現しているメイドは、
 全員『モブメイド』(>>201)と考えて良いですか?

254『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/10(火) 21:49:37
>>253
はい、今、MAPに表記されている
「赤」
「翠」
「紫」
以外の全員はモブメイドです

255ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/10(火) 22:02:23
>>248
>>249
>>250

「お前、、、!」

宮永の方を向き、一歩前に出てその言葉に怒りの声を上げる。
その背後に、『グラム・スラム』が現れる。

―――そのスタンドが、ジョンの身体の後ろで小細工をする。
スタンドが手をこすり合わせて生み出した『シャボン玉』、それがジョンのスーツの背中に触れると、そこから『液体』が滴る。
『グラム・スラム』はその『液体』を素早く掬うと、それを使ってジョンの背中に素早く『文字』を描く(ス精BB)。

『テーブルから音 おそらくエフィーの攻撃の予兆』

背中に描かれたその文字はジョンの背中が見える位置にいる人間(つまり小林、空井、夢見ヶ崎、北落)だけ気づけるだろう。
『グラム・スラム』の行動自体も、ジョンの身体が盾になって、宮永や夢魔たちからは見えない。

256 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/11(水) 00:37:20
>>248-250

>この子がお好みかい? この子もいい子だよ、締りだけならジェニーといい勝負だ! 
>けど、遊びたいなら、エスコートは男の役目だろう――?

「ははっ、それは楽しみですね」ニコッ

何時からだろう。私が作り物の笑顔に慣れてきたのは? このような
人の清廉も栄徳の欠片もない場所で、私は何を成せるのだろう、何に成れるのだろう。

赤い瞳の映えるメイド。『已己巳己(いこみき)』が『張り付けた笑顔』で
カーテンより姿を現した瞬間、崩れかけた。彼女も、また支配下だ。

最初は、まだ彼女が他のメイドと違う様相であれば。馬力水の水槽を
さりげなく渡して、奴(宮永)に適当な理由と共に口移しで飲ませる事も考えた。
だが、今の彼女にソレを任すのは酷だろう。
――『少し』だけなら、助けになると思いますよ

(このような、囚われの身で。そう言葉に出すのは、どれ程の勇気と善意で
申し出てくれたのだろう)

だが彼女を認識した衝撃で激情も、衝撃で焦燥にかられる事もない。
『コーヒー』のお陰だ……『コーヒー』

(……まだ、唯一の望みはある)

「直ぐ行きます、この美味しいコーヒーを最後に一杯」クイッ・・・

「じゃあ皆さん。私は一足先に……では」

先ほどカップには(>>235コーヒー 水槽×2)もう一つ、水槽を入れてた。
飲む所作と共に、私の着てる衣服の袖にさりげなく移動。サイズに関しては
袖に隠せる限界サイズだ。スーパーボール程度の大きさが望ましい。

さらに馬力水・スーパー馬力水(>>247金魚一体ずつ発現)には
既にリヴィング・イン・モーメントを一体ずつ発現してる……これもスーパーボール
程度で水槽として発現……これを隠すとすれば、だ。

「いやー、楽しみですね」 シュル・・・

私の着てるブレザーを脱ぎ、その動作の最中に脱いだブレザーの中に隠すように
馬力水の容器から移動させる。これから『お楽しみ』をすると言う体裁ならば
上着を脱ぐ事に関して誰も疑う余地はない……携行するのは
『ブラックコーヒー』『馬力水』『スーパー馬力水』の三つの水槽。

(北落さんへのテレパス用を除き、残り発現可能数は二体)

(ジョンさんの情報も大事だが、いま現在で私はサポート出来ない。
素知らぬ振りをするしかない。エフィーの動向は確かに気に掛かる。
だが、今の段階では決して攻撃は出来ないんだ……っ)

足早に、赤目のメイド・已己巳己(いこみき)のほうへ歩く。
客観的には、淫欲に従って急いてる若者……そう見えてくれれば良い、それで良いんだ。

(奴『宮永』に水槽を叩きこむ……その機会は今この時では無い。
己を殺せ。物語のイワンのような馬鹿げた笑みを作り上げろ!)

要約:水槽を秘密裏に脱いだ上着に隠して携行し、指定のメイドのほうへ移動。
馬鹿面の笑みを浮かべる。北落には特に指示はしない

257空井イエリ『ソラリス』:2021/08/11(水) 02:40:37
>>248-250(GM)
>>251-252(夢見ヶ崎)
>>255(ジョン)
>>256(小林)

「レオニスさん。レモンティーを呑まなくて、悪い事をしたと思う。
 今更かもしれないけど……喜んでもらったから、それだけは謝っておく」

改めてこの場をぐるりと見わたし、敵の人数と位置を把握した。
北落には特に声は掛けない。彼女が去った瞬間か――――

「小林君…………………いや、好きにするがいいさ。
 おれは乗らないけど。利口な生き方が出来ないつくりになってるから」

小林は『こんな事をしない』――――はずだ。
彼も壮健な男子高校生なので、100%とは言えないが……
狙いがあるのだろう。眉を顰めて、あえて突き放つ言葉を選ぶ。
――――或いは彼の仕掛けが、開幕の合図となるのだろう。

「――――残念なことに、ここは寓話の世界じゃあない。
 口で言って恥をかかせてくれる子供も、馬丁もいやしない。
 それどころか、私刑のギロチン台に載せられていると来た。
 おれは、おまえさんを、多少かわいそうだと思うぜ、宮永君」

宮永は――――『許せない人間』なのかもしれないが、
同時に北落の宣告は、彼の憐れさを浮き彫りにもする。

「アリス……それは、なんだか、すごくうれしい。
 フッ……そうだな、教職課程説明会にでも、
 顔を出してみるのもいいのかもしれない。
 それか、おまえの家庭教師辺りから始めるかな。
 今なら支払いは、『アリスポイント』でかまわないぜ」

冗談のつもりで薄く笑いながら、彼女の続く言葉に小さく頷いておく。

「おれの『ソラリス』は、流れ星みたいに、速い。
 それと……人間を蹴り倒せるくらいの力はあるし、
 能力ってやつも、結構、便利だとは思うよ」

能力については、見たままだ。
恐らく『修羅場』の経験があるアリスには説明不要だろうし、
或いは戦闘中に伝えても、すぐに判断してくれるだろう。
空色の瞳で見返し、簡素に告げる。

「アリス。前言を撤回してすまないが…………頼らせてくれ。
 アリーナの人は、お役所仕事しかしてくれないみたいだしさ」

ジョンの背中の文字については言及はせず、机から西方向へ離れる。

「さて、まあ……そろそろ始めると思うが、それにはやっぱり、『号砲』が似合うのかな?」

そして――――『天井に幻の銃を向ける』。
エフィーが来るか宮永が撃ってくるかは知らないが、どちらにせよカードを切らずに敵の初手を見る。
なお、当然だが引き金は引かない。また、もう片方の手はマントの中に差し入れておく。

258空井イエリ『ソラリス』:2021/08/11(水) 02:41:10
>>257(メール欄抜け)

259 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/11(水) 03:20:02
>>256

あと、移動する前に『馬力水』『スーパー馬力水』のカップを衣服をくるむ際に
誤った風がてら『テーブル』に倒して、残る液体がテーブルに掛かるようにしたい。

260 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/11(水) 08:05:43
>>256(一部改訂・追記)

恐らくだが249レス内にて
>北落は懐から取り出した拳銃――取り出した瞬間
>『テーブル』と『エフィー』からの蠢きをジョンは聞くが
>――テーブルに、拳銃を叩きつけるように置いた時、蠢きは止んだ。

他にもテーブルの蠢きの文章から察するに『エフィー』の能力は
自身の下半身に連動するようにして、多数の足のある無機物等を
下半身の軟体動物のような怪物化する能力なのではと推察する。

この事から、テーブルを離れる間際に。北落がテーブルに拳銃を叩きつけるように
置いた際に多少の傷がテーブルに生まれたと予測出来る為に
そこに流れるように『馬力水』『スーパー馬力水』を流してテーブルに変化が
起きても、その液体の作用で奇襲を防げると見込んで。わざと二つの容器を
テーブルに濡らしたいと思う。

また、赤目メイド 已己巳己(いこみき)に近づこうとする移動速度は
普通の歩行速度に変更。北落の方角から歩き
テーブルの中間地点を歩くようにして移動したい。

261『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/11(水) 20:14:14
>>251
>>255
>>256
>>257
小林が離れようとした時の所作で、テーブルに『グラス』が倒れる。
二つの『虹色』がテーブルの上に流れ出す――混沌とした色彩が、テーブルの全体の塗装を洗い――黒い表面に色彩を生む。
同時、空井が『銃』を向けた時――

「……!!!!」

エフィーの顔に明らかな焦りが浮かび――フープ・スカートの表面から、髪の色と同じ『翠色の触腕』――蛸のそれを思わせる、吸盤付きの触手が顕れる。
蛸と同一の形状――しかし、人間の腕と大差ないサイズの『太さ』を持った触手が四本、『上半身』を『素早く』(ス:C)覆った。
無論、引き金を引くつもりのない空井の構えから、『銃弾』が放たれる事はない。
ただ、エフィーが勝手に触手を出しただけ……緑色の触手の間から、エフィーの目が覗く。

「……やってくれましたね。」

――明確な敵意が、そこに浮かんでいた。
直後――『左下』のテーブルの上から『翠の触手』が這い出て――君達に向けて歩き出す。

「バレた以上は隠す必要もない――搾り殺してあげますよ、そんなハッタリで恥を掻かせてくれた礼に――」
「待て、エフィー」

宮永の声と共に、エフィーの動きが止まる。『触手も』

「……そうだな、君に銃を向けて敵意を隠さない『3人』に付いては構わない。しかし、彼は違う。わざわざ『服を脱いだ』彼のどこに、攻撃の意図がある? 彼だけはゲストだ、僕は王だ、ゲストはもてなす必要がある――命令だ、エフィ―、彼には手を出すな」
「あんた馬鹿か! 打ち合わせてやったに決まってんだろうが!」
「――そうかもしれませんしぃ、そうでないかも、しれませんねぇ」

――君達は、新たな声を聴くだろう。いや、ジョン、君だけに取っては新たな声ではない。
悲鳴と共に混じった声――同じ声なのだから。
左のカーテンを潜って現れたのは、新たなメイド。
しかし、これまでのメイドとは違い、過度な露出は無い。
黒いドレスに白いエプロン、メイドキャップ、古めかしきメイドの外観をしたメイド。
古めかしい格好の上からでも解る身体のラインはイヤラシイがメイドとしてのスタイルは『正統派』であった。
彼女は、『正面』の君達に向け、スカートを摘んで挨拶をした。

「始めましてぇ、お客様ぁ、私[、『メイド長』のメーラと申しますぅ……」

メーラと名乗ったメイドはニヤけた笑みを浮かべたまま、『小林』に向けて言葉を紡ぐ。

「さて、お客様ぁ……お客様はぁ、たった一人、お客様ですぅ……けどぉ、エフィーちゃんの邪魔を結果的にしちゃいましたぁ……だからぁ。『エフィーちゃんの真下』まで来てもらえますかぁ? ちょっと、『シャワ-』を浴びて欲しくてぇ……毒じゃないですし、臭いもないですよぉ……『しなかったでしょ?』」

そして、他の3人に目線を向けた。

「他の皆様もぉ、『それまではお動きなさらないでくださぁい』。交換条件としてぇ、それまではぁ、私達も動きませんので……」

同時――君達に向けて距離を詰めていたメイド達の動きが、ピタリと止まる。

「ああ、でも、ご主人さまだけは……『装填』を、お願いしますぅ……」
「あ、あぁ、うん、解った……」

宮永はメーラに頷くと、マントから『ナイフ』を一本取り出した。

君達がどう動くかは、自由だ。

小林以外が『動かない』場合――『その時』まで時計の針は巻かれるだろう。

262『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/11(水) 20:16:46


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□長□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□メ□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□メ□□□□□■■
■■□□メ□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□メ□メ□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□紫□□□■■
■■□□□□□□□□ジ□□□□□□触触□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□触触□□□□■■
■■□□□□□小□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ、『拳銃』が一丁置かれているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべて『停止中』
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いており、スカートの表面から緑色の触手が出ている)
紫=紫髪のコック・レオニス
長=メイド長・メーラ
宮=宮永空飛(スタンドの右前腕部にナイフを突き立てている)
田=田岡ジェニー(停止中)
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色

263夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/11(水) 21:29:18
>>255

「――――…………」

視線を走らせて、ジョンからの『メッセージ』を読み取る。
それに対してリアクションはしないが、
貴重な情報である事は間違いない。
やはり、彼に『預けて』おいて良かった。
『嗅覚』や『味覚』に集中している時には、
もしかすると気付けなかったかもしれない。
そして、ここからは再び『自分の役目』だ。

>>256

「どーぞ、『オ・タ・ノ・シ・ミ』ください」

おそらく、タケルにはタケルの考えがあるはずだ。
それを信じ、邪魔立てはしない。
これが敵を欺くための『策』であるなら、
それが使えるのは今しかないだろう。
どの程度の効果を上げるかは分からないが、
問題は『それをやった後』。
自分としても、出来るだけの『フォロー』はするつもりでいる。

>>257

「イィエェェ〜〜〜スッ!!」

       グ ッ

イエリの言葉に力強く親指を立てる。
ジョンによると、エフィーの攻撃には『前兆』があるらしい。
それを察知する事が出来るのは、
この場においては『ドクター』だけだ。
やるべき事はやる。
『チームプレイ』だ。

264夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/11(水) 21:30:45
>>261

「おん??ナンかでてきたぞ??」

         スルッ

        「『タコ』??」

                  スルッ

            「それとも『イカ』かな??」

『触手』を視認しつつ、『ドクター・ブラインド』の両手が、
左右のポケットから音もなく引き抜かれる。
そこには『破片』を握り締めている。
細かく裁断された『プラスチック片』。
パワー不足をカバーしつつ、
『スピード』と『精度』を最大限に活かせる。
威力には期待できないが、
『スタンド』も『道具』も『使い方次第』だ。

「まぁまぁ、おちつけよエフィーちゃん」

視線は宮永に向けておく。
『超聴覚』はエフィーと触手の動きを警戒だ。
『三つ』に対して、同時に注意を払う。

「なァ〜〜〜んにもやってないんだからさァ〜〜〜」

エフィーの焦りよう。
『演技』の可能性もあるが、タケルとは違って、
わざわざそんな事をする必要性が薄い。
何より『天井の音』の件もある。
おそらくは『マジ』だと思っていいだろう。
『バレた』と口走った所を見ると、
やはり『気付いていなかった』か。

「――――『まだ』ナニも」

『メーラ』の取り引きに応じるか否か。
その決定権を握るのは、他ならぬタケルだ。
『シャワー』とやらは明らかに『危険』だが。
『毒じゃない』とは言ったが、
『害がない』とは一言も言っていない。
こいつらはウソはつかない代わりに、
大事な部分をボカして誤魔化そうとする。

(だけど『ねんのため』。『イチオー』。『ヨウジン』して)

タケルが『応じた』場合、
『超嗅覚』で『シャワーの匂い』を確かめる。

(『しなかったでしょ』??ってナニがだよ??)

(『きづいてる』のかァ〜〜〜??)

その一言が引っ掛かるが、今は動かない。
今動いたら、
『タケルの策』を台無しにしてしまう可能性がある。
集団戦で最も恐ろしいのは『味方の足を引っ張る事』だ。
タケルが動くまで待つ。
それまでは現状維持だが、
すぐさま飛び出せる用意と心構えはしておく。

(『ナイフ』を『こめた』ってトコか…………)

『カウンティング・スターズ』――あからさまに危ない攻撃だ。
実際の銃と同じように、『装填しなければ撃てない』のなら、
そこがチャンスだろう。
逆に一発でも食らったら、
それだけで戦線離脱になりかねない。

265小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/12(木) 00:45:52
>>261-262

(か)

(間一髪、だった……! 判断を誤れば、一網打尽にされてた)

コーヒーの作用で顔は依然として涼しい微笑のままだが、それが無ければ冷や汗が
吹き出てた事だろう。それ位、傍目では分からないが首の皮一枚繋がっていた。

もし、馬力水二つでテーブルを濡らさなければ『エフィー』はテーブルの黒い部分。
それをエフィーが着ている『フープ(輪)・スカート』と連動して触手を出してた。
エフィーの能力は『支配下の空間にある黒い円形をワープホールにする』ものだ。
己のスキュラの足を遠隔で黒色のマルテーブルに飛び出させ餌(我々)を捕食する。
成程、実に理に叶った恐ろしい攻撃だ。北落さんの行動やレオニスの助言が
なければ全滅してただろう。

そして、危機を脱した事に安堵を抱く暇などない。新たな登場人物に目を向ける。

>始めましてぇ、お客様ぁ、私[、『メイド長』のメーラと申しますぅ……

「メイド、長」

エフィーや、他の者達の『リーダー』 夢魔に 宮永に対する態度は明らかに
今までの者達と一線を画す気配を有してる。
 ならば……この人物こそが……!

┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨ ┣¨┣¨……

(この方が……『巣穴の主』) 『北落さん、このメーラが主だ』

「そうか、メイド長。貴方がメイド長で『メーラ』
『お会いできて光栄です』」ニコッ

>毒じゃないですし、臭いもないですよぉ……『しなかったでしょ?』

(夢見ヶ崎さんに対して、か? ……この空間の主。能力は不明
だが全体を把握する術があると言うならば、彼女のスタンドは周囲の目を避けて
使用してる訳でない故に見られてた可能性はある。……仮に、その方法が
超常で、私の能力も暴かれてると最悪の想定をするべきだ)

『メーラ』の言葉に、一瞬だけ自分の意識に空白が過りかけた。
 以前、刀傷によりスタンド使いを無作為に産んでる被害者となった二人の逆鱗に
晒された龍を冠する二人を倒す時、その決定権を有してたのは強さと芯を兼ね備える
2人の内、一人の共闘者であった。今、何の因果か周囲の流れの決定打を握るバトンが
私の手に回ってきた。

(我々にとって、何人たりと否定出来ぬ『敵』はエフィー・宮永。
メーラ……彼女は敵と言う言葉では片づけられない。
『絶対に滅ぼさなければならない』 そう言った輩
……無慈悲さを持てと私の中の何かが囁きかける)

(戦況を整理しよう)

(メイド達……彼女達は操られている。已己巳己(いこみき)さん含めて全員が
夢魔のエキスか精神干渉の能力の類で。
 彼女達は被害者……例え、この空間で死んで今後夢が見れなくなるだけで済む
ものでは無い。辛い事を見ずに済むかも知れないが、二度と微睡の中で一抹の淡い
安らぎを得られない。日常の変哲ない幸福を彼女達から奪わせる訳にはいかない)

(エフィー……彼女を無力化するには、部屋全体の黒テーブル。私が汚し
ゲートとなるのを台無しにしたテーブルを除き、門となるのは五つ。
……ジョンさんのシャポン玉なら、ゲート(テーブル)を短時間で無効化出来るか?)

(宮永……彼は、まだ慢心している。借り物か夢魔によって芽生えた能力か
不明だが近接、射出系のスタンドと自分が夢の王である事に。
その油断を突くには、やはり自分が動くしかない……)

(そして、そして『メーラ』
この主であろう存在を滅ぼす為に……)

――私は 己の命を賭けなければ・・・

266小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/12(木) 01:04:32
>>261-262

「あぁ……すみません、私が粗相をした所為でエフィーさんの
折角のサプライズ? を台無しにしてしまったようですね。
申し訳ない、わざとではないんですよ」

メーラの言葉に、エフィーにも謝罪の言葉を投げかけて。

>『エフィーちゃんの真下』まで来てもらえますかぁ? 
>ちょっと、『シャワ-』を浴びて欲しくてぇ

「はい、わかりましたよ」ニコッ

(……忍ばせ、携行している『馬力水』『スーパー馬力水』
そして『ブラック・コーヒー』どれも、スーパーボールサイズ……)

丸めた衣服、それを持って『エフィー』の真下まで移動。
 
「これ、ちょっと前に放り投げますね? 流石に夢とは言え全身
びしょ濡れになるのは少し気が引けるので……」

そう、丸めた衣服を顔面に近づけ……。

(『リヴィング・イン・モーメント』……レオニスの、彼女の腕を信じよう)

その近づいた際に袖口から『ブラック・コーヒー入り水槽』を
自身の口内に忍ばせる。そして、口内にてスーパーボールサイズの
水槽に新たに一体金魚のスタンドを発現させる……!

(……『メーラ』の言葉が正しいのなら『毒ではないもの』
だが、明らかに私自身を『変調きたさせるもの』をシャワーとして
エフィーが真下から浴びせる。
……例え、虚偽であって私を殺すとしても、それは構わない。
私と言う戦力は実際無いに等しいのだ。
既に『情報は通達してる』のだから)

『北落』には重要な情報。エフィーがテーブルを通じてスタンド攻撃を
仕掛けてるだろうと言う推理、メーラが巣穴の主であろう推測を
耳の方に仕込んだ水槽で報告してる。

(……私が洗脳、メイドと同じになると言うのなら……たった一つだけ
『唯一逃れる方法』はある。そして、それを悟られなければ距離的に
メーラは厳しくも宮永は無力化する算段は、ある……)

シャワーの瞬間を、待つ事にする……。

267空井イエリ『ソラリス』:2021/08/12(木) 17:16:04
>>261-265

「天井裏の闇、スカートの中の暗がり、机の黒。
 おまえさんに似合いの能力なんじゃないか?
 まあ安心しろ、旅の恥はかき捨てって言葉がある。
 あの世に旅立つ前に、気にすることでもないさ」

暗闇、あるいは黒という色自体だろう。
形状など他の条件があるのかは謎だが、
そこにエフィーの能力が根を張っている。
天井への張り付き、触手の攻撃、シャワーとやら、
それらを一つにまとめる『核心』が何かが問題だ。

(…………メイド長、あれが『巣穴の主』か?
 それとも空間の主導権と、立場は関係ないのか。
 まあ……どちらにせよ、あれも敵だろう)

小林の作戦がどんな物かは知らないが、
失敗した場合のリスクは天井知らずだ。
が、それは彼だって理解している筈。
ここで自分が動けば失敗率は100%になる上、
さしてこちらの有利を取れるわけでもない。

「とはいえ…………王さまと長さまがそう言うなら、
 おれみたいなのは、まあ、従うしかないだろうな」

            フ

「小林君ほど、お行儀よく待てはしないけど」

視線は『エフィー』に向けたまま。

(あらゆる物体を撃ち出せる能力ってところか。
 投げた方が早い気もするが……
 よほど、射撃の威力に自信があるんだろう)

拳銃はハッタリ、この距離では当たらない。
少なくとも今ここで構え続ける理由は無い。
『ソラリス』はマントの中に両手を差し入れ、その時を待つ。

268ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/12(木) 19:13:49
>>261
小林の動向を見守りつつ、自分の上着を『シャボン玉』で漂白しておく。
さすがに他の連中にも気づかれるだろうが構わない。

小林に何かあった場合、フォローに入れるよう、ある程度近くを維持する。

269『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/12(木) 20:12:53
>>264
>>265
>>267
>>268

かくして、時計の針は『その時』に至る。
各々の思案と仕込みの果て――小林は、エフィーの真下に至る。

「それじゃあ、エフィーちゃん……『シャワー洗浄』をお願いしますぅ」
「はぁい」

エフィーは媚びた様な声を上げると――『上着』を脱ぎ捨てる。
曝け出されるは、裸体か――否!
……そこには、『緑色』の『コルセット』そして――スタンド使いたる君達には解るだろう。
『ヴィジョン』であると!

「……大勢の前では見せたくなかったんですよね、乙女ですので……これが、私の『ビースト・イン・ブラック』――能力は――見ての通り――そこの『漂白オジサン』とは、真逆ができます」

ジョンに眼差しを送った直後、背を反らし『腹部』――否、胴に空いた『孔』を、エフィーは小林に向ける。
そして――『孔』から、『黒』が――『墨』が吐き出された!
天井から降り注ぐ『墨』を、小林はもろに浴びる――『上半身』が墨まみれになる。直後
――小林は、自分の体がなったように感じただろう。その源は、背。
君達も、それを見たはずだ――黒く塗られた小林の『背中』から、『翠の触手』が生えたのを!

「もっとも、根本は見せませんけどね?」

そして――背から伸びた触手は、にゅるりと小林の『首』に巻き付いた。
エフィーは、手を鳴らした。

「さてさてぇ、これでぇ、お客様への『ペナルティ』と『重し』は完了しましたぁ。お客様ぁ、もし『妙』な事をしたら……すぐにエフィーちゃんが『その首を締めます』……人間、頸動脈を締めれて何秒意識を保てるんですかねぇ、そもそも骨が持ちますかねぇ、スタンドを維持できますかねぇ? ま、お客様は『詰み』ですぅ。それを理解しながら、奥の部屋でお楽しみくださぁい」
「そうそう、君はお客様だからね、最期まで楽しむ権利はあるさ」

宮永が言葉を続け――闘志、顕にした君達を見る。『カウンティング・スターズ』の右前腕部にはナイフが装填されている。
その右腕を――『カウンティング・スターズは構えた』

「そしてぇ、それ以外の方はぁ……」

メーラが、笑う。
エフィーも、笑う。
宮永も、笑う。
誰も彼もが、自らを上と断ずる眼差しを、狩猟者であると自負する眼をしていた。

「――この私、メーラと素敵なメイド達の、ドリームご奉仕を、とくとご堪能あれぇ」

直後、『カウンティング・スターズ』から『ナイフ発射!』
皮切りに――全てが動き出す!

270サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/12(木) 20:14:22

■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田↓□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□長□□◆◆□□□□□□メ□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□メ◆◆□□□□■■
■■□□メ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□紫■■
■■□メ□メ□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□ジ□□□□触触□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□◆◆□□□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□◆◆□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□触触□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■

□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ、『拳銃』が一丁置かれているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべて『疾走中』
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いており、スカートの表面から緑色の触手が出ている。腹は、ジョンを向いている。)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて笑みを浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(疾走中)
宮=宮永空飛(↓方向にスタンドの銃口を向けている)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈(エフィーの『真下』)(『墨を浴びた背中』から一本、触手が生えている) 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(テーブルの表面から出て、『テーブルを浮かせ、歩行』させ始めた)

271夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/13(金) 09:48:26
>>269

「ホントに『タコ』じゃねーか!!
 え??じつはエフィーって『タコ』だったの??
 みんな、しってた??」

このまえテレビでみたけど、『ギタイするタコ』がいるらしい。
つまり、『エフィー』は、
『ニンゲンにギタイしたタコ』だったのか??
もしかすると、『ジンルイ』とはベツのシンカをたどった、
ミチの『チョーセイメイタイ』かもしれない。
しょうらいの『きょうかしょ』にものせておかないとな。
『ガクメイ』はナンにしよう??
『ミドリタコヒトモドキ』とかどう??
ミナサマからの『ごおうぼ』おまちしています!!

「――――いや、じつは『イカ』かも??」

ところで、『触手』に『吸盤』があるかどうか見ておこう。
もしあったとしたら、
『壁を登った仕組み』も、
『張り付くような音』も説明がつきそうだ。
それ自体は『能力』ではなく、『ヴィジョン特性』か。
ちょうど『ドクター・ブラインド』の『爪』のように。
『墨』といい『触手』といい、
『タコ』というのは案外遠くないのかもしれない。

「なかなかの『コーディネート』じゃない??
 ほめてつかわす!!
 『アリスポイント』は『マイナス50000』だけどな!!」

「あ、タケルくんじゃなくて『エフィーちゃん』のコトね」

「つーワケで、バンザイしてよろこんでもイイぞ。
 アリスもいっしょにバンザイしようか??」

『墨を浴びたもの』から『触手』が生え、
それを『本体の意思』で操る。
『能力の概要』としては、そんな所か。
テーブルから生やせたのは『墨』で着色してあったから。
そして、『色が滲んでいる』のなら『落とす』事も出来る。
『タケルに生えた』という事は、
『生物』も『無生物』も『お構いなし』なのだろう。
『浴びたら最後』とまではいかなくとも、
相当な行動制限が掛かるのは間違いない。
もっとも、『除去できる』なら対処のしようもある。
他に気になるのは『数の限界』と『フィードバック』。
自分にとって重要なのは『後者』だが。

(あのジョーキョー…………。
 マジに『ヘビー』っぽいぜ…………。
 ほら、『ヘビ』みたいでしょ??『ニョロニョロ』ってしてるし)

敵は、いつでも『絞められる』。
タケルが『策』を成功させたとして、
『その後の攻撃』を防ぐ事は難しい。
タケルから聞いた話だと、『リヴィング・イン・モーメント』は、
直接的な攻撃手段を持たないのだ。
『触手』が『実体化』しているなら、
本体自身で抗う事が出来るかもしれないが…………。
たとえ抵抗できたとしても、
その間に『他のヤツら』が何もしてこない訳がない。

272夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/13(金) 09:55:35
>>271

「あ――――『やっと』??まちくたびれちゃったよ〜〜〜」

        ヒ ョ イ ッ

「あやうく『350さいのバースデー』をむかえるトコだった。
 きてくれる??『バースデーパーティー』。
 『チョコレートケーキ』にしよっかな!!
 しっとりしてノーコーなヤツ」

              ガシッ

ほざきながら椅子から立ち上がり、
本体の片手で『拳銃』を引っ掴んでポケットに捻じ込む。
自分が使いたい訳ではない。
『敵に取られたらヤバい』からだ。

 オ ペ                  クランケ
「『戦闘』の時間よ。切り刻まれたい『間抜け』は貴方達ね」

その一瞬だけ、先日の『観戦中』と同じような、
『低い声色』を作ってみせる。

    「――――なんちゃって!!
     こんなカンジのほうがよかった??
     でも、つかれるからな〜〜〜」

            ザ ッ

「『ティーパーティー』は『おひらき』になっちゃったし、
 『ダンスパーティー』はじめよっか」

              ス ッ

「せっかく『シロウサギ』をおいかけてきたんだしさ」

         ビシッ!

               ビシィッ!

『西側』から迫る『メイド達』に向け、『ドクター』の両手から、
『指弾』の要領で『破片』を発射(パス精DBB)。
銃弾に匹敵するスピードかつ狙いも正確だ。
標的は『先頭の二人』。
それぞれの『片目』に命中させる事で、『一瞬の隙』を作る。
あちら側には『イエリ』がいる。
『流れ星のように速い』という『ソラリス』なら、
僅かな間にも畳み掛けられるはずだ。
まずは『人数』を減らす必要がある。

  「さいしょにあやまっとく」

              「レオニス――――『ゴメン』」

          ド ヒ ュ ゥ ッ !

『指弾』と同タイミングで、
テーブル上の『コーヒーカップ』を蹴り飛ばす(パス精DBB)。
タケルのお陰で程々に『中身』が減っているから、
非力なパワーでも『蹴りやすい』。
『破片の発射』は、
指を動かすだけの最低限の動作で行える。
『ドクター』の精度を駆使すれば、
『蹴り』と両立するのは難しくない。
目標は『西側のメイド三人組』の『最後尾』の『顔面』。
残っている『コーヒー』をぶちまけて『目潰し』を狙う。
単純に『カップが当たる』だけでも『隙』を作るには十分だ。

「イエリちゃん、ロブちゃん。
 『ミヤなんちゃらクン』がアヤしいコトしてるけど、
 あれゼッタイなんかあるっぽいきがしない??」

本体自らが接近してくるという事は、
『メーラ』は近距離でなければ攻撃できない可能性が高い。
『エフィー』は近くにいるジョンに任せる。
『宮永』の行動は分からない。
一見すると、何もない所にブッ放しているように思えるが、
そんな事は『有り得ない』。
あのまま真っ直ぐ飛ぶとしたら、
レオニスの側を通過する事になるが、
彼女が何かするつもりかもしれない。
『超聴覚』で『ナイフの音』を警戒する。
軌道が変わるとか不意に消えるとか、
何かしらの変化が起これば察知できるはずだ。


(質問:以下について知りたいです。
     ・机の動くスピード
     ・メーラとメイド達のスピード
     ・テーブルから出ている触手の長さ
     ・ナイフのスピード)

273『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/13(金) 10:33:10
>>272
机の動くスピード(C)
メイド達の動くスピード(C)
メーラの動くスピード(C)
ナイフの飛翔速度(B)
右下から出ている触手の長さ(『現在』1m弱)

以上になります

274空井イエリ『ソラリス』:2021/08/13(金) 13:38:13
>>270
質問です。

①発射したナイフについては銃口の向く方向へ、
 かつ壁へ目掛けて飛んでいると見てよろしいですか?

②メイド達について文中では描写がありませんが、
 MAPにおける文字表示の動きから考えるに、
 疾走しているのはイエリに目掛けてでしょうか?
 それとも前進しているだけに見えますか?

③小林PCに液体が浴びせられ、触手が生え、首に巻き付く、
 一連の動きのスピードはそれぞれどの程度に見えましたか?

275『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/13(金) 14:03:48
>>274
1、はい、その認識で大丈夫です

2、『該当レス時点では』、『前進』の認識で間違いありません。

3、『スC』相当で「にゅるりと巻き付くように」です。「ゆっくり」ではなく、「遅くはない」スピードですが、距離的に空井さんが認識できない速度という事はないでしょう

276ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/13(金) 14:32:09
>>269
>>270
「くそ!おい小林君!なんとか少しの間踏ん張ってくれ!」

ジョンが上着を脱ぎ、エフィーに向けて構える。
上着は『漂白』済みで、染色を伴うものを跳ね除ける状態にあるため、もしエフィーが先ほどのように『墨』を吐いても、これを盾にして防ぐ。

一方で『グラム・スラム』は拳をすり合わせて再度『シャボン玉』を出す。

(『墨』からあの触手が出ているなら、『墨』を除去すれば触手も消える。か?)

小林の身体を漂白できるだけの十分な『シャボン玉』を生み出したら、それを小林の身体に向けて飛ばし、
その身体を『漂白』することにより浴びた『墨』を除去する。

277小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/13(金) 18:01:50
>>269-270

(『ビースト・イン・ブラック』 こ、これがエフィーの能力……!)

背中全体を一瞬軽く叩きつけた液体の感触と共に墨の臭い。
粘液が混じったタコの足。それが首に巻き付けられた磯の香りと軽く圧迫する感覚。

『ジョー 俺やお前も、力あるスタンド使いと対峙した時は絶対な格差がある。
だからこそ、そう言う時こそ悲観的になるな。小さくとも希望のある面を見定めろ
俺からのLessonだ……』

そうですね……親友(ヤジ) 確かに、この状況は『絶望』ではない。
むしろ『都合が良い』とも言える。

最初から『リヴィング・イン・モーメント』で直接戦闘が出来るとは思ってない。
サポートをしようとしても、ラジコン程度のスペックでしかない水槽。馬力水を
ぶつけようなりしても、直前で破壊されるなどして足手纏いに最初からなっていた。
元々戦力外であった自分は、エフィーの種を割る事に成功は出来ているのだ。
 理想と言えば、こうなる前に宮永を無力化したかった。だが、これば贅沢な願いか。

(『ビースト・イン・ブラック』 つまり『一定の黒色の範囲があれば触手を出す
入り口を作成し、そこから攻撃出来るスタンド』逆に言えば、黒色が無ければ
彼女の能力を潰せるんだ。ジョンさんの力が、鍵)

そして『北落』の耳元の水槽でも彼女に少しだけ首を回してくれと頼めば
周囲の状況を把握出来る。そして、三人に危険が及びかねない事も。
 『水槽』のほうで小声で彼女に、こう注文をする。
『北落さん、ジョンさんに私でなく【右側のテーブルにシャボンを放つ】よう
告げて下さい。小林は、もう駄目だから構うなと付け加えて』

エフィーを直接、無効化する手段が無いのなら。触手が跳躍するなどして
一気に襲い掛かれる間合いにジョンさんは立っている。私は既に客観的に見ても死に体
いざとなれば肉盾にするだろうが、直ぐに救助するメリットは三人に無い。
そして、敵側も私を今すぐどうこうしようとするのは本当に無いようだ。
餌としての供給源が狙いか、エフィーの能力のリソースを自分に割く事にそこまで
影響ないと見るべきか両方か。どちらにせよ直ぐ消したいなら今この瞬間で首の骨を
折れば良かった話。まだ、まだ私は『闘える』 誰かの役に立てる……。

「……はは」

「元々、私に闘う気は 無いですよ。楽しむ為、そう、楽しむ為に」ニコッ

(……『リヴィング・イン・モーメント』は手に限らず、自分の体が触れてる部分に
発現出来る。いま、背中の墨にスタンドを発現する事は十分可能。
 ……だが、それしか出来ない。かつて、私は『エクサーツ』と言うスタンドの口内から
深海の水を水圧で放つ能力と対戦した。その時の彼が操るスタンドの口自体に
スタンドを飛び込ませたが、瞬時に消滅した。触手部分を飛び出す本体とリンクすると
想定される部分にスタンドを飛び込ませようとしても似た現象が起きると考えるべきだ)

この『墨』を使い、直接『ビースト・イン・ブラック』を無力化出来等と
甘い考えは捨てるべきだろう。だから、前へ前へと歩く。

「……あ、上着は拾っても構いませんよね? 一応、お気に入りなんですよ。
大丈夫です。これで背中を拭おうとかはしませんから」

そして『放り投げた上着』を拾い、已己巳己(いこみき)の元へ進む。

空っぽの笑顔で手招きする彼女に、自分の心の中に何かが満ちていくのが
近づくのに比例して感じる。

278空井イエリ『ソラリス』:2021/08/13(金) 20:39:46
>>269-277

「小林君ッ……………いや、まあ、仕方ないか。
 彼自身が満足してるなら……別にいいんだろう。
 ただ……なんというか。超、しょーもない話だな」

小林を突き放すような態度は取り続ける。
この位置から支援が出来ないのは変わらないし、
彼が不意の一撃を警戒していなかったとは――
つまり、『準備』をしていなかったとは思えない。
それでも首を絞められるのは想定外だったのだろう。

「あいつ……こっちを撃たずに壁を撃つってことは、
 跳弾させるとか、壁の中に攻撃を潜ませるとか、
 二段構えの何かがあるってことなんだろうな。
 まあともかく、目上の方々が揃ってるんだ。
 奉仕だけしてもらうなんて、悪いから。
 アリスだけじゃなく、おれとも踊ってもらおう」

ナイフの動きは読めないが――――
今それを気にして動かないのは本末転倒が過ぎる。
最悪はメイド3人を放置し、動きを止められ、
そこに宮永とメーラの攻撃を受ける展開だろう。

      「号砲は無しだ。
       行こう『ソラリス』」

「さて、二兎を追う者は一兎をも得ず。
 四兎も招き入れて、本当に良かったのかな。
 捕食者気取りの王様、長様、皆々様…………」

アリスの放つ破片に合わせてメイド達へ接近、掃討を開始する。
仮に速度差を超えて破片攻撃を防いでも、それにまず一手いる。
そうだ。たった今小林は、触手に反応出来ず首紐を掛けられた。
あの触手は人の目にも止まる、人域のスピードなのに、だ。
そのくらいの速さでも……不意や隙を突けば、そうなるなら。
それならば、それを遥かに超える神速の乱打は人間の――否。
 
「さっそく一匹捕らえて御満悦って事なら」

――怪物の認識をすら、遥かに超えていくだろう。
元より神速は『一般人の群れ』に容易く対応可能。
いわんや、3人程度はものの数にすら入らない。
(wiki参考: ttps://is.gd/3assZ3)

「すぐにでも、首を刈られる事になるだろうけどな」

マントの中に両手を入れたままでさえ、問題ない。
蹴りのラッシュを放ち、メイド3名を吹き飛ばす。

――もちろん吹き飛ばす先にいるのは、メイド長『メーラ』だ。

279『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/13(金) 22:19:34
>>276
>>277
>>278
>>271
――小林の『言葉』に、北落がどう感じたかは定かではない。
だが、彼女はそれに従った――首を、微かに回し『周囲』を伝える。
しかし、ジョンに対してアクションを起こすことはなかったし、君が『前』に進むことも無かった。
なぜならば、小林が上着を拾うと同時、ジョンが――『グラム・スラム』のシャボンを、君に飛ばすと同時。

「オジサン、馬鹿ですか?」

エフィーの嘲りと共に、小林の首に巻き付いていた背中の『触手』が振るわれ、『シャボン群』を割り砕いたのだ。
よって、背中から伸びた『吸盤付き』の触手は『漂白』されるも小林は黒く塗られたまま――更に『背中』でぶんと触手が振るわれた勢いによって、君、小林は仰向けに『すっ転ぶ』直上に、エフィーの嘲笑を見るだろう。

「『見える所』が射程範囲ですよ……漂白なんて、させるわけ無いでしょうが――そして」

腹をジョンに向ける、即ち『反った』姿勢のエフィーは、その勢いを利用してか――『飛び降りる』
君、『小林の真上に』――君は、『スカートの中身』を見るだろう。
『人の足はない』代わりに、多数、蠢く触手……そして、黒く塗りたくられたスカートの裏側を。
その光景の次、君は暗闇に包まれる――同時、周囲にべたべたと『張り付く音』そして、『蠢く音』を耳にする。
――直後、ジョンに向けて放たれた言葉も、また。

「もう、漂白はさせませんよ――私が相手をしてあげますよ。オジサン――『お客様』それまでは、ガンキサービスです、見えないけれども『お楽しみ下さい』」

小林は、『見えない』。しかし、『君達』は見る。
そう言って、『右腕』を掲げたエフィーのスカートの表面から『四本』の触手が現れ――『墨の噴射』と共に『ジョン目掛けて伸びたのを!』





君、夢見ヶ崎は『ドクター・ブラインド』を用い、西の『メイド』『2体』に『破片』を打ち込む。
精密さ、速度、共に『命中』を紡ぐものであった――しかし、『止まらない』
間違いなく、片眼球に突き刺さり『失明』を招いた――だが、『止まらない』
だが、メーラが君の無為を笑わない――同時、飛んだ『コーヒーカップ』の『中央』のメイドへの直撃――即ち、『中身』を『メイド』は浴びる。

「え」

中央のメイドに、『表情』が戻った。呆然と、困惑。
直後。

「あれ、わたし、なに、し――キャァァァッ!?」

『反射して飛んできた』ナイフ、躱すように駆け抜けた空井の『ソラリス』の『ラッシュ』にて『三人纏めてブッ飛ばされる』
――正面、メーラへと!

「――ッ」

メーラは、舌打ちをしながら――『ラッシュ!』(視認速度:スB)
三人のメイドを『叩き落とす』。

「痛い、いた……ぐげ」

左右のメイドは笑みのままに『立ち上がる』が中央のメイドは痛みに呻く――しかし、それはすぐに止んだ。

「――全くぅ」

メーラの足が、倒れた彼女の首を『蹴り折った』からだ。
びくびくと、少女は痙攣している――直に、死ぬだろう。
一人の『夢』を死に追いやりつつある夢魔は、壁際のレオニスを睨めつける

「レオニスさぁん。私の『契約』を掻き消す効果があるなんて、聞いてませんよぉ」
「うん? 別に消してないんじゃないかな? ボクのコーヒーは『頭を冷まして』『判断力を戻す』料理だ――君の『支配』を一瞬消したにしても、一瞬だけ。『契約』はそのままじゃないかな――で、目の前の彼女を放っておいていいのかな?」

楽しげなレオニス――苦々しげなメーラは、空井を見る。

「スピードは大したもんですがぁ。パワーは、どうですかねぇ!」

メーラは、足元で痙攣するメイドの足首を右手で『掴み』――投げようとしている!

280『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/13(金) 22:20:56


■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□←宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□メ□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□■■
■ナ□□長□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□メ□メ□◆◆□□□□メ□□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□ジ□□触触□□□□□□□□■■
■■□□空□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆夢□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□触触□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべて『疾走中』(南の2体は『再開寸前』)
翠=翠のメイド・エフィー(地上に落ち、ジョンに向けて『四本』の触手と墨を放った)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて笑みを浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(『首の折れたメイド』装備中)
宮=宮永空飛(矢印方向にスタンドの銃口を向けている。ナイフ装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈(エフィーの『スカートの中』に上半身が包まれている) 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(テーブルの表面から出て、『テーブルを浮かせ、歩行』中)

ナ=壁に突き刺さったナイフ

281空井イエリ『ソラリス』:2021/08/13(金) 23:38:02
>>280
度々申し訳ございませんが、質問です。

・メーラは今、『しゃがんで』メイドの足を掴んだ状態ですか?
 それとも、『中腰で腕を伸ばしている』ような姿勢でしょうか?

・ナイフが反射してくるのをイエリは目撃していると考えてよろしいですか?

282サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/13(金) 23:44:04
>>281
1「中腰」です

2角度、速度に反射の視認は不可能かと思われますが、突き立ったナイフの『刺さり方』を誤認する事は無いはずです

283夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/14(土) 07:40:04
>>280

質問です。
『南の2体』というのは、どれを指すのでしょうか?
マップの上が北で下が南だと考えているのですが、
この認識に間違いはありませんか?
それとも、『メーラの傍にいる2体』の事でしょうか。

284サキュバスメイドとドリーム御奉仕:2021/08/14(土) 08:28:48
>>283
申し訳ありません
西(←)のミスです

285夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/14(土) 12:28:58
>>273
>>284

回答感謝します。

>>279

「まぁ、『そーいうパターン』もソーゾーはしてた。
 まえに『にたようなヤツ』とたたかったコトあるし」

以前、『バイト先の施設』で戦った『ヤジを模した影』。
あいつも攻撃を意に介さない様子で立ち上がり、
しつこく向かってきた事を覚えている。
だから、『止まらないメイド』を見ても、
精神に動揺を来たす事はなかった。
『経験』が活きたと言える。
だが――――――。

「――――――………………!!」

『眼前の光景』を目の当たりにして、
黒目がちの両目がサングラス越しに見開かれた。
何の躊躇もなく、『一人の夢』を絶ったメーラ。
利用するだけ利用した挙句に、ゴミのように切り捨てた。
心の奥底から『強い感情』が込み上げるのを感じる。
思わず叫びたくなったが、『激昂』はしなかった。
どんな時でも『冷静さ』を保つ者が最後に勝つ。
『スタンド使い』として、『これまでの戦い』から学んだ事だ。

「………………『おい』」

「オメーら、イマわらってたよなァ〜〜〜??
 だけど、わたしはゼンゼンわらってない。
 ナンでかわかるかァ〜〜〜??」

「ぜっさん『トイレそうじ』の『まっさいちゅう』だからだよ。
 『ベンキについたクロズミ』とたたかってるキブン。
 だから、ちっともわらえやしねー」

         ダッ!

「テメーらは『ベンキのクロズミいか』ってコトさ!!」

本体の片手で『椅子』を掴んだまま(>>272)、
『北落の立つ方向』へ走る。
目的は『二つ』ある。
一つは『触手付き机』から距離を取る事。
もう一つは、北落に『拳銃』を投げ渡す事だ。
北落が静観を決め込んでいたのは、
おそらくタケルと何かしら打ち合わせてあったからだろう。
しかし、タケルが捕らえられてしまった今、
もはや『芝居』を続ける意味はないはずだ。
『拳銃』をポケットから引っ張り出し、
床を滑らせるようにして北落に放る。

286ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/14(土) 12:29:34
>>279
「あー、女性にこんなことを言うのも失礼だとは思うんだが、
 『相手をしてあげる』とはずいぶん自分の魅力に自信があるみたいだな」

再度『シャボン玉』を生み出しながら、『触手』と『墨』を回避するように背広を持ったまま自分の身体を地面に投げ出す!
地面の汚れ(エフィーの出した『墨』等)と、『漂白』した背広の生み出す『反発力』によって地面とジョンの間の摩擦を軽減する。

結果、地面に倒れこんだジョンの身体は地面を滑るように移動し、『触手』と『墨』の下方を潜り抜けるようにして小林とエフィーの足元へ肉薄する。

「お生憎様、趣味じゃないぞ、タコ女」

下から『グラム・スラム』の脚でエフィーを蹴り上げ、小林から引き離す。

287夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/14(土) 12:30:18
>>285

「『さすず』!!『エフィー』をねらってブッぱなせ!!」

エフィーは『降りてきた』。
つまり、『天井がガラ空きになっている』。
『実体化』しているのであれば、
『根元』に対する『直接攻撃』が可能だ。
だが、今はジョンの援護を優先し、
『エフィー自身』を狙わせる。
北落は『夢魔にも通じる』と言った。
命中すれば、少なからずダメージは与えられるはずだし、
そうでなくとも『隙』を作れる。
この場に居合わせた以上は、北落にも役に立ってもらう。

        ビシッ! ビシィッ!

同時に、『メーラの両目』に向けて、
『ドクター』で二発の『指弾』を放つ(パス精DBB)。
今、メーラは『投擲の体勢』に入っている。
言い換えれば『隙だらけ』の状態だ。
そこを突く。
もし避けられたり防がれたとしても、
『一手分の時間』を使わせる事が出来れば十分。
当然『まともな狙い』はつけられなくなるだろう。
その後は『ソラリス』に任せる。

           バ ッ

本体は『北方向』に向かって、
『椅子』を『盾』のように構える。
反射してくるであろう『ナイフ』を防ぐために。
いくら速かろうが、『視界内』である上に、
これだけ距離が開いていれば対処は可能だ。

「エフィーちゃんさぁ〜〜〜、
 さっき『バレた』とかいってたよねぇ〜〜〜??」

「オメーの『ヒミツ』なんざ、であって『2びょう』でわかったぜ。
 『たたかいのカン』ってヤツでね」

また、『超聴覚』に加えて、
各自の位置は『超人的触覚』でも感知できる。
動物の『象』は、足の裏で『振動』をキャッチし、
数十km離れた土地の『降雨』を知る能力を持つ。
常人を遥かに超えた『超触覚』なら、
『それ』と同じ事も不可能ではない。
『超聴覚』と『超触覚』。
二つの感覚を併用する事で『誤差』を修正し、
たとえ視線を向けていない場所であっても、
状況の変化は見逃さない。

288ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/14(土) 12:34:24
>>286

行動書き忘れのため一部修正

下から『グラム・スラム』の脚でエフィーを蹴り上げ、小林から引き離す。
   ↓
小林から生えた『触手』を『グラム・スラム』の腕で捕まえ、さらにエフィーを蹴り上げて、小林から引き離す。

289空井イエリ『ソラリス』:2021/08/14(土) 14:11:54
>>280

宮永の2射目については、あえて無視する。
彼は発射した物を反射させてくるようだが…………
あそこから壁に当てて反射させるとなると、
狙いは自然な反射角で当たる夢見ヶ崎かジョンだ。
イエリに当てるにはメイド達が流石に邪魔すぎる。

       そして。

「パワーとスピード、どっちも超人並って事か。
 それに、やっぱり、人をなんとも思ってないんだ。
 それは夢魔のスタンダードなのかな、
 それとも、おまえさんが特別すごいのかな。
 なるほど……おれだけじゃ、勝てないのかもな」

メーラはラッシュでメイド達を迎撃し、首を折って、
中腰になり、足を掴み、持ち上げ、振るう。
あるいは持ち上げながら振るう――――
どんなに速くとも、『五動作』はかかる。
蹴り終えた『ソラリス』とイエリはその間棒立ちか?

       ――――否。

「でもおれは言ったよな。今から何をするのかをさ」

   ――――なぜ『ソラリス』に両手を使わせず、
   あえてマントの中などに差し込んでいたのか。
   それは『エーテル』を両手に持たせるためだ。
   拳銃を投影した瓶を解除して、2本の瓶を。
  (>>267メール欄 瓶解除→再入手×2)

   そして、『既に』構えていた。
   マントの中で、瓶の蓋を緩めていた。
  (>>278メール欄 右:蓋緩め 左:構え)

ここまで一度も『エーテル』をぶち撒けず、
その謎めいた秘薬の『正体』を悟らせずにいた。
接近しながらメーラの足に『左の瓶』を投げる。
小さな動きで投げる。子供並みの力で瓶は割れる。
割れた瓶は床に転がるだろう。それは今はまあ良い。

頭を狙うアリスの攻撃の存在もある事だから、
足狙いのこれを避けるのは困難を極めるだろうし、
避けても床に当たり、結局エーテルは掛かる。
これで体の一部にエーテルを浴びせることが出来る。

そして――緩んだ『右の瓶』の蓋を指先で開け、
揮発するエーテルで、『ソラリス』の左手に。

「首を刈るのに、パワーはいらない」

――――『ナイフ』を『投影』する。

投影の精密動作性は人の域を越える(精密B)
己の手に正確に投影するくらい、見ずとも容易だ。
メーラの行動中、投影に要する視認時間もあった筈。

「防いでみろ。
 横からアリスの攻撃を受けながら。
 おれの放った『劇薬』が何かを気にしながら。
 中腰なんて、不安定な姿勢でいながら」

距離3mは踏み込み一度で埋まる。
動く寸前のメイドが走り出すよりこちらが速い筈。
 
「おまえが踏み躙った人間で、片手を埋めながら」

コンパクトな投擲動作はそのまま左腕を前に出し、
ナイフを握って斬り付ける動きにも繋がる。
メーラの下がった首に、顔に、神速の刃によって、
躊躇せず『斬撃』を浴びせかける(スA)
可能であれば、何度も何度も何度も斬りつけてやる。

「防げると思うなら防いでみろ…………おれの『ソラリス』をッ!!」

要は……やることはシンプルだ。
近づきつつ、左手のものを投げ、空いたその手にナイフを出して、斬る。
ただそれだけ。複雑も困難もない。

事前準備を踏まえた、速攻だ。アリスの援護射撃もそれを後押しする。

290空井イエリ『ソラリス』:2021/08/14(土) 15:36:02
>>289
斬り付ける瞬間は、返り血を警戒して口を閉じる。
魔の契約と言えば、血を飲ませるのは相場だからだ。

291小林  丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/14(土) 19:35:04
>>279-280

(あぁ……)

『リヴィング・イン・モーメント』の水槽は、例え本体の目が破壊されない限りは
目隠し状態でも普通にテレビの映像を見るようにスタンド越しで見る事が出来る。
 『北落』と同じ視線で、私はメイドの一人が『メーラ』に殺害されたのを視認した。
視認して、しまった。

(……私の所為だ)

エフィーの能力の仕組み、宮永が登場する前の下準備、それ等をもっと
上手く工夫を重ねる事はきっと出来た筈。
 どんなに、自分が精一杯頑張りましたよと告げた所で死人は生き返らない。

あの娘にも人並みの幸せが得て良かった筈。
あの娘にも人並みの夢を見る権利があった筈。

けど、普通の方法では。もう、あの名も知る事が出来なかったメイドは
永遠に日常の微睡みの中で馬鹿げた内容だったり悲しい、怖い、楽しい
ありふれた一幕を見れないんだ。

『目を開けろ。目を逸らすな。これが『正義の真実』だ。
 お前にとっても、おれにとっても…そして、こいつらにとってもだ。』

(ねぇ『村田』さん。『正義』は、常に誰かが犠牲にならなければ
成り立たないのですか?)

(名もなき誰かが、等と私は言いたくないのです。あの首の折れた娘も
いま三名に襲い掛かる傀儡となった方達にも名があり平凡な幸福を享受して
良かった筈なんです。ねぇ村田さん……あの娘達の『夢』をも無視して
我々が貫く『正義』とは、一体何なのですか?)

闇の中で意味のない問いかけを心で浮かべた。少なくとも、これは彼に
問いかけたのでない。空虚な自問自答でしかない。

(意識を、切り替えろ……ジョンさんの邪魔は、出来ない)

彼が『エフィー』に攻撃を仕掛けようとするのは『北落』の方にある水槽からも
伺える筈だ。最悪、肉盾として利用される事も考えるがスカートの中では
抵抗した瞬間に肉薄して纏わりつかれてる触手で蹂躙されてメイドの二の舞だ。
何時でも身構えられる意識だけ置いて、じっとしてる。

『北落』の耳元の水槽は移動させて肩口で周囲の様子を伺う。
ここまで乱闘していれば、ビー玉サイズの水槽が少し移動した所で
激しい戦闘下のエフィーに気取られる心配はしなくて良いだろう。

292『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/14(土) 22:04:02
(参加者の皆様、申し訳ありません。MAP上のメイドが一体多いミスがありましたので、『一体』メイドを削除いたしました)

>>285
>>286
>>289
>>291


北落は『ザ・オーメン』のヴィジョンを顕現させ、『素早く』『拳銃』を拾い上げると――素早く『六連射』。轟音が六度、世界を叩く。
唯一、その光景を見ることが出来た宮永だけが、安堵と優越の笑みを浮かべた。

「私は『観客』だ――誰の敵でもない。だから、これは君にお返ししよう。『アルカラ』」

そう告げた北落は、君、夢見ヶ崎に向け、『ザ・オーメン』で、拳銃を放り投げる――動かなければ、床に落ちるだろう。
――聴覚と触覚を持つ君は、銃の『重さ』に変化が無いことに気が付くだろう。
君が投げ返された銃を拾うかどうか――それは、自由だ。
自由だが、断固たる現実がある。君以外の全員は『追い詰められている』


「……ッ!」

君、夢見ヶ崎は苦痛に顔を歪めたエフィーの顔を見るだろう。明確な『苦痛』が『微かに浮き上がった』翠のメイドの顔には浮かんでいる。
しかし――痛みの中でも、笑っていた。その笑みには『確信』があった。

「ミスりましたねぇ! オジサン!」

頭上を飛ぶ『ナイフ』を躱してエフィーの下に潜り込んだ=スカートの中に潜り込んだジョンは、『グラム・スラム』で小林の背から生えた触手を掴むと同時、蹴り上げる――しかし、エフィーは『蹴り上がる』が――『蹴り飛ばない!』
浮き上がった黒い表裏のスカートの中――外から入った明かりが、君達に刹那、触手が黒のスカートに『潜航』している光景を見ただろうが、すぐに君達は暗闇に包まれる。

「私の足の代わりは触手なんですよ!『筋肉の塊』です! 天井からの『着地』にだって耐えられる――オジサンのスタンドも結構なパワーですけど――蹴り一発で吹き飛ぶもんですか!」

――右下の『テーブル』と『エフィーの』スカートから触手が『引く!』同時、『ジョン』を『九本の触手』が覆う!

「それと、よくもタコ呼ばわりしましたねぇぇぇぇぇぇ、私は『スキュラ』!『サキュバス・スキュラ』! 海が生んだ『サキュバス!』……甘い搾りは諦めてくださいね……グチャグチャに絞め殺したらぁァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

ジョンの全身が『触手で包まれる』、強力な力で首を、腕を、全身を『締め付けられる!』(破ス精:CCB)
『グラム・スラム』もまた、DFで『動かない』! 全力を出したとて、全身拘束を力尽くで吹き飛ばすのは不可能だ!

確信――勝利を確信した笑みを浮かべたエフィーは、夢見ヶ崎を見据える。

「――次は、『アナタ』ですよ? タコ呼ばわりしたこと……おかげで、苦しみぬいて夢を失うこと……残りの余生全部で後悔してくださいね?」

――訂正。『君も』だ。

293サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/14(土) 22:04:42


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ソラリスの『神速』を持って、ナイフで顔面を『切り刻まれる』メーラは清楚さの欠片もない悲鳴を上げた。
足元に転がった『瓶』に注意を奪われ、『一瞬』寸。夢見ヶ崎が放った『破片』二つが『数瞬』『視界』奪った結果、『回避』も『防御』も間に合わず、掴んだ荷物が『反撃』を許さず――ソラリスと空井の高速接近――そしてナイフをもろに受けたのだ。
肉を断つ、鼻を削ぐ、左目を刻む――致命傷であったろう『人間なら』
そして、メイド達の動きに『影響はない!』
メイド達は、君、空井に向けてロケットの如く『跳躍』(ス:B)――飛びながら、拳、振るわれ――『命中!』『殴り抜く!』(破ス精:BBC)
鉄槌が如き打撃を『二発同時』叩き込まれた君、空井はスタンド諸共『ぶっ飛ぶ』――君、空井は倒れ込み、吐血する。
『致命傷』ではない。すぐに立ち上がることはできる。
しかし、『軽く』もない。同等の攻撃を受け、耐えれる回数は多くないだろう。
そして、倒れた君を見て、顔を多いながらメーラは笑う。血まみれの顔つきは、地獄の悪鬼が如しである。

「……ミスは、ふたァつ……私をぉ、『殺す』一発を狙わなかったこと……喉にぶっ刺すなり、心臓を狙うなりぃね……『夢魔』は、簡単には死なないんですよぉ……そしてぇ…‥」

飛翔した、左右のメイド――各々の『右腕』は、ぶらりと『へし折れ』、『両足』もまた、あらぬ方向に『曲がって』いた。
それでも、変わらない笑みで立ち上がろうとしているが、転び――目の前の君に向けて、『這いずり』(ス:D )始めた

「私の、『アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ』の『支配力』を見誤ったこと……『メイド』になれば『人間以上』のパワーも出させれれるんですよぉ。ま、身体を仕上げてなけりゃ『ぶっ壊れ』ますけどねぇ……こいつらが、あんたを壊すパンチは、打てて一発でしょうよ……でも」

ダメージを受けた君を見て、メーラは嗤う。

「その必要も、無いでしょうけどねぇ――ご主人さまぁ!」

顔を片手で抑えながら、メーラは壁のナイフに向かい――手に取った!

294サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/14(土) 22:06:46

■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田↓□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□メ□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■長□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□メ□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□メ□メ□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□空□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□夢□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■ナ■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。無事な2体は『疾走中』
(左下の2体は『右手』『両足』が破壊されており、空井に向かって這いずっている)
翠=翠のメイド・エフィー(地上に落ち、ジョンを触手で拘束中)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けてあくびをしている。)
長=メイド長・メーラ(『ナイフ』装備中。顔面は血まみれ、傷まみれ、『左目』寸断)
宮=宮永空飛(矢印方向にスタンドの銃口を向けている。ナイフ装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美(拳銃を手にしているかは任意)
小=小林 丈(エフィーの『スカートの中』に上半身が包まれている。まだ背中に触手は生えている) 
ジ=ジョン・ロブ(エフィーの『スカートの中』で全身拘束中。行動不能。)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。行動に問題なし)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(テーブルから消滅)

ナ=壁に突き刺さったナイフ

295小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/14(土) 22:24:52
>>292(指摘)

すいません。水差すようで悪いんですけど

>ジョンの全身が『触手で包まれる』、強力な力で首を、腕を、全身を『締め付けられる!』(破ス精:CCB)
>『グラム・スラム』もまた、DFで『動かない』! 全力を出したとて、全身拘束を力尽くで吹き飛ばすのは不可能だ!

これ、以前。自分もGМで参加者を拘束した時。あれ? スタンドは本体が
動けない時って動かせるっけ? って思って議論したんですよね。

詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453051507/67-70

まだ板で制定化してる訳でないし、他参加者が助けられるから完全な詰みでも
無いのでGМのケースバイケースだと思いますが。ある程度のPLは
スタンドが動かない=本体も動けない
本体は動けない=スタンドは動かせる

と言う認識が板民には強い事だけ覚えてくれればと思います。

296サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/14(土) 22:38:07
>>295
了解いたしました。

というわけで、『部分改定』を行います

>>285
>>286
>>289
>>291



「ミスりましたねぇ! オジサン!」

頭上を飛ぶ『ナイフ』を躱してエフィーの下に潜り込んだ=スカートの中に潜り込んだジョンは、『グラム・スラム』で小林の背から生えた触手を掴むと同時、蹴り上げる――しかし、エフィーは『蹴り上がる』が――『蹴り飛ばない!』
浮き上がった黒い表裏のスカートの中――外から入った明かりが、君達に刹那、触手が黒のスカートに『潜航』している光景を見ただろうが、すぐに君達は暗闇に包まれる。

「私の足の代わりは触手なんですよ!『筋肉の塊』です! 天井からの『着地』にだって耐えられる――オジサンのスタンドも結構なパワーですけど――蹴り一発で吹き飛ぶもんですか!」

――右下の『テーブル』と『エフィーの』スカートから触手が『引く!』同時、『グラム・スラム』を『九本の触手』が覆う!

「それと、よくもタコ呼ばわりしましたねぇぇぇぇぇぇ、私は『スキュラ』!『サキュバス・スキュラ』! 海が生んだ『サキュバス!』……甘い搾りは諦めてくださいね……グチャグチャに絞め殺したらぁァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

『グラム・スラム』の全身が『触手で包まれる』。即座にラッシュを行ったとて『九本』全ては捌ききれない。『強力な力で首を、腕を、全身を『締め付けられる!』(破ス精:CCB)
『ジョン』もまた、DFで『動かない』! 『グラム・スラム』のパワーは触手を上回るが、全身に対する拘束を力尽くで吹き飛ばすのは不可能だ!


ということで『拘束されたのはスタンドで本体がDF』で拘束という形になりました
ご了解のほど、お願いします。

297空井イエリ『ソラリス』:2021/08/14(土) 22:39:44
>>293
>>289(イエリの前回のレス)にて、

>「首を刈るのに、パワーはいらない」
>メーラの下がった首に、顔に、神速の刃によって、

とあるように『首』も狙っているのですが、
結果、鼻や片目のみに命中したという認識で構いませんか?

298『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/14(土) 22:49:34
重ねて申し訳ありません。
以下、修正版になります

>>297


>>285
>>286
>>289
>>291


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ソラリスの『神速』を持って、ナイフで顔面を『切り刻まれる』メーラは清楚さの欠片もない悲鳴を上げた。
足元に転がった『瓶』に注意を奪われ、寸前に突き刺さった『破片』二つが『数瞬』を奪った結果、『回避』も『防御』も間に合わず、掴んだ荷物が『反撃』を許さず、接近する空井=ソラリスのナイフをもろに受けたのだ。
肉を断つ、鼻を削ぐ、左目を刻む、首を裂く――致命傷であったろう『人間なら』
しかし、メイド達の動きに『影響はない!』
メイド達は、君、空井に向けて素早く『飛び込み』(ス:B)――飛びながら、拳、振るわれ――『命中する!』(破ス精:BC)
鉄槌が如き打撃を『二発同時』叩き込まれた君、空井はスタンド諸共『ぶっ飛ぶ』――君、空井は倒れ込み、吐血する。
『致命傷』ではない。すぐに立ち上がることはできる。
しかし、『軽く』もない。同等の攻撃を受け、耐えれる回数は多くないだろう。
そして、倒れた君を見て、顔を多いながらメーラは笑う。首を正面から裂かれ、切り刻まれた血まみれの顔つきは、地獄の悪鬼が如しである。

『……ミスは、ふたァつ……』

喉を裂かれたゆえか『声』は出せていない、鮮血も溢れている――しかし、『死んでいない。』

『私をぉ、『殺す』一発を狙わなかったこと……喉にぶっ刺して頸髄断つなり、ぶった斬るなり、心臓を狙うなりぃね……『夢魔』は、簡単には死なないんですよぉ……そしてぇ…‥』

飛翔した、左右のメイド――各々の『右腕』は、ぶらりと『へし折れ』、『両足』もまた、あらぬ方向に『曲がって』いた。
それでも、変わらない笑みで立ち上がろうとしているが、転び――君に向けて、『這いずり』(ス:D )始めた

『私の、『アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ』の『雇用契約』を見誤ったこと……『メイド』になれば『人間以上』のパワーも出させれれるんですよぉ。ま、身体を仕上げてなけりゃ『ぶっ壊れ』ますけどねぇ……こいつらが、あんたを壊すパンチは、打てて一発でしょうよ……でも』

ダメージを受けた君を見て、メーラは嗤う。

『その必要も、無いでしょうけどねぇ――ご主人さまぁ! 早々にケリを付けますよぉ!』

左手で喉を抑えたメーラは壁のナイフに向かい――右手に取った!


MAPは変化無し



□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。無事な2体は『疾走中』
(←の2体は『右手』『両足』が破壊されており、空井に向かって這いずっている)
翠=翠のメイド・エフィー(地上に落ち、ジョンを触手で拘束中)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて笑みを浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(『ナイフ』装備中。顔面は血まみれ、傷まみれ、『左目』寸断。喉から大量失血中)
宮=宮永空飛(矢印方向にスタンドの銃口を向けている。ナイフ装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美(拳銃を手にしているかは任意)
小=小林 丈(エフィーの『スカートの中』に上半身が包まれている。まだ背中に触手は生えている) 
ジ=ジョン・ロブ(エフィーの『スカートの中』で全身拘束中。行動不能。)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。行動に問題なし)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(テーブルから消滅)

ナ=壁に突き刺さったナイフ

299小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/15(日) 00:48:50
>>296

・いま現在、ジョン・ロブ『グラム・スラム』を拘束する触手。
『グラム・スラム』が小林の一本を握った状態で、残り九本で包まれてる。
そして、ジョンの固まってる体勢はヘッドスライディングした、うつ伏せの
状態と考えて良いですか?

300『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/15(日) 08:47:20
>>299
その解釈で大丈夫です

301小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/15(日) 09:50:04
>>300(回答感謝)
>>294-298

横たわる、私の両の瞳には暗闇しか見えない。だが、『北落』さんの場所からは
見える。ジョンさんが、義憤に燃える ただただ何の変哲もない正義の心を秘める
男性に危機が陥るのを目撃している。

それを見た直後、暗闇しか見えぬ瞼の奥で何かがタブって見えた。
ジョンさんと異なる……『若い男の子』 血まみれになりつつも気丈に
瞳に光を失わぬ何故か酷く憧憬を浮かべる雄姿を。

声なき叫びの代わりに、私は『弾き 飛翔させた』
手に持たせた(>291メ欄:服の水槽 手元に)水槽を。

――『馬力水』 『スーパー馬力水』の水槽を……!

「エフィー さん」キュルキュル…     ギュッ……。

ギュッ……と自分の背中より伸び、ジョンが掴む触手を両手で掴む。
万が一でも『離れない』ように。

「最初より、最後までのサービス……有難う、御座いました。
『お返し』 させて頂きます……貴方は言いましたね」キュルキュルキュル……

「――『コンボ』は……『効きます』  そうでしたねっ!!」
   キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルッッ゛ッ!!!

『エフィー』は、既にジョンを絞殺する体勢に入ってる。意識が
スカートの下より後方に弾き、背中側がらカーブで勢いと共に口元に
飛来する『水槽(リヴィング・イン・モーメント)』を避けられる確率は低い。
 
『馬力水』と『スーパー馬力水』が効くと言う可能性。

『メーラ』と『レオニス』の会話。『レオニス』へ『メーラ』が告げた言葉
>私の『契約』を掻き消す効果があるなんて、聞いてませんよぉ

つまり『ブラック・コーヒー』に『中立のレオニス』の力が他の仲間の能力を
妨害する作用があると巣穴の主が知らなかった。
『馬力水』はレオニスの作成したもの。
・・・・
レオニスの力は『他の夢魔にも通じる飲料水』だ。『エフィー』が通常の人間と
異なる構造であるとて、人間の正常さを失う程の刺激を行き成り摂取すれば
ジョン氏の拘束を維持するのは不可能な程の衝撃が体を突き抜ける筈。

更に、『保険』は掛けよう。

  シュォ――ッ

『北落』の肩より『夢見ヶ崎』さんの方へ『水槽』を飛来。
 彼女が『拳銃』を携行してるのは知ってる。

『エフィーの胴体を撃て! その後、倒れたのを見届けてから
投げ渡してくれると有難い!』

(彼女の立ち位置からだと、『メーラ』『宮永』を撃つにしても距離が不安だ)

『メーラ』は重傷であるが健在。宮永も、未だ無傷だ。
距離的に、エフィーの体を撃てばジョン氏の攻撃を一時中断して口内に
水槽を入れる隙も出来る。
私が『エフィー』に絶頂する程の刺激を与えると共に状況を一気に逆転させる!

302小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/15(日) 10:20:24
>>301

尚、エフィーの口内に入るのに成功すると同時に
『馬力水』自体はスタンドごと解除。『スーパー馬力水』は水槽のみ解除し
喉部分で液体に余裕あればビー玉サイズで水槽を再発現し気道を塞ぐ。

303ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/15(日) 11:29:46
>>296
「ぐっ、しま、、、、、、」

ぎりぎりと締め上げられ、悲鳴を上げる自分の身体。
この状況を切り抜けるための手を必死で探すが何も浮かばない。

(まずい、これは、、、、)

諦めかけたその時、

>ギュッ……と自分の背中より伸び、ジョンが掴む触手を両手で掴む。

小林の動きから、彼が何かしようとしていることに気づく。

「あー、、、タコと言ったのは間違いだった。謝罪する」

小林の行動を悟られないよう、エフィーの気を引くために言葉を続ける。

「足が10本ならタコじゃない、イカだったな。すまん
 まあ、どっちにしろ趣味じゃないぞ、イカ女。
 むしろ『女』要素が要らないな。刺身は好きだ。
 すまないが、その上半身の方をなんとかしてから出直してきてくれ」

エフィーを煽って、相手の意識をこちらに集中させる。
夢魔とやらの在り方には詳しくないが、先ほどの発言から考えるに、恐らく男性を誘惑する魅力にそのアイデンティティがあるのだろう。
そこをつついて相手の冷静さを奪う。それが隙を生むことを祈って。

304夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/15(日) 19:04:17

質問です。
北落の『六連射』はどこに当たったのでしょうか?

305『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/15(日) 20:18:21
>>304
申し訳ありません、『真上の天井』です。
少なくとも『戦闘には何の影響を及ばさない場所』です

306夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/15(日) 20:40:08
>>305

回答に感謝します

>>292

「――――イエリちゃん!!」

吹き飛ぶ小さな体をサングラス越しに目で追いながら、
無意識に声が口をついて出た。
しかし、イエリのお陰で『メイドの性能』は分かった。
基本的には常人レベルだが、
限定的に超人的な力や速度が出せる訳か。
だが、『四体中二体』は既に『置物』同然。
残り『二体』程度なら、
他の連中を相手にしながらでも対応できる。

          ビシッ!

          ビシィッ!

『メーラ近くの二体』に、
『ドクター』の両手で一発ずつ『指弾』発射(パス精DBB)。
狙うのは『残った片目』。
既に『片方の視界』は封じている。
『もう片方』が消えれば、
完全に『視界ゼロ』の状態に追い込める。
これで二体の動きを封殺する。

「メーラちゃん??
 いや〜〜〜なんかスゴいカオになっちゃったねぇ〜〜〜」
 
「このおみせたたんで『オバケやしき』でもやらない??
 ぜったいニンキでるとおもうなァ〜〜〜。
 ココって『リョウリいがい』はサイテーだし!!」

「それに、『そっちのカオ』のほうが『おにあい』だとおもうよ。
 『ビジン』でも『セイカク』が『サイアク』だったら、
 ぜェ〜〜〜んぶブチこわしだしさぁ〜〜〜」

「これで『ガイケンとナカミがイッチした』ってカンジだな!!」

大量に血を流すメーラを眺めて、軽口を叩く。
 
「アンゼンな『すのなか』にひきこもって、
 『へいわボケ』しちまってんのかァ〜〜〜??
 『いままでわたしがたたかってきたヤツら』のほうが、
 テメーらの『100000000ばい』つよかったぜ」

イエリもダメージを受けたが、メーラも無傷ではない。
這いずる二体は最早『いるだけ』の状態に近く、
頭数も一人減っている。
メーラは強がっているが、向こうも決して『優勢』ではない。

「おいおいおい!!『ゼンダンうて』とはいってねーぞ!!」

「しかも、どーでもいいトコにうちやがって!!
 キョーリョクするきがないんだったら、
 さいしょからそういっとけ!!」

いきなり『六連射』をかました北落に、思わず文句を言う。
これで『拳銃』は『鉄の塊』になった。
しかし、これは詳しく伝えなかった自分のミスだ。
そもそも、この場に『拳銃』があったのは、
単なる偶然に過ぎない。
一回利用できただけでも御の字と考えるべきか。

    (――――――おん??)

『拳銃が落ちた音』に『違和感』を覚えた。
『拳銃』は既に発射された。
しかも『六発』撃ち切ったのだ。
それにしては、『床に落ちた音』が変わっていない。
普通に考えれば、
撃った分だけ『重さ』が減っているのが自然だが、
『変わらない』という事は、
中身も『そのまま』なのかもしれない。

307夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/15(日) 20:43:17
>>306

「うるせえ!!『タコやき』にすんぞ!!」

「あ、やっぱイイわ。だってマズそーだし」

『机の触手』を消したという事は、
最大は『十本』と見て間違いない。
今、『エフィー』はジョンとタケルに『全ての力』を使っている。
宮永は『装填』を済ませているが、まだ『発射』していない。
メーラが『ナイフ』を投げてくる可能性もあるが、
それは『椅子』で防げる。
『やる』としたら今しかないか。

        シ ュ バ ッ

手の中に『破片』を握ったまま、
『ドクター』の『片手人差し指』だけを立てて、
その『爪』で本体に『超人的触覚』を『移植』。
わざわざ手を空ける必要がないのは、
この前の『観戦』で学んだ事だ。
『経験』が活きている。

       ス ッ

            トンッ

『本体の手』で『拳銃』を拾い上げると、
その場で『片膝立ち』の体勢になる。
姿勢を安定させると同時に、体勢を低くする事で、
『宮永の射線』から外れるためだ。
『椅子』はメーラ側に対する『盾』になる位置に置く。

「マジで『カクテルドレスとマシンガン』やらせるきかよ??
 ゲンジツとフィクションをコンドウしてんじゃねーよ!!
 さわったコトすらねーんだぞォ〜〜〜??
 『ムチャぶり』もイイとこだろ!!」

飛来した『水槽』を視認し、タケルの『声』に耳を傾ける。

「でも――――どうせ『ユメ』だし、まぁいいか!!
 いっかい『やってみたかった』し!!」

          チ ャ キ ッ

『本体の両手』で銃口を『天井』に向け、狙いを定める。
非力な『ドクター』のパワーでは、反動を抑えられない。
まだ自分で撃った方がマシだろう。

  スゥゥゥゥ――――――

『照準器』は『ドクター・ブラインド』だ。
『超人的聴覚』を『スコープ』代わりに使用し、
『根本の現在位置』を特定する。
本体に『移植』した『超触覚』も、
命中率を高めるのに一役買うはずだ。

         ゥゥゥゥゥ――――――

口では『無茶振り』呼ばわりしたものの、『標的』は外さない。
タケルの指示には反するが、
直接『根本』を狙うチャンスは今を置いて他にない。
おそらくは『核』が潜んでいるであろう『天井』にブチ込む。

                ゥゥゥゥゥ――――――ッ

  「いまイエリちゃんはいそがしいんで、
   かわりにアリスがやっとくよ」

      ――――――グッ

            「『ゴーホー』ってヤツをさ」

引き金を引いて、『天井』の『音源』めがけて『一発』発射。
これに対して、エフィーや宮永が『どう反応するか』だ。
とくと見させてもらう。

308空井イエリ『ソラリス』:2021/08/15(日) 21:31:30
>>292-307

《……大丈夫だ、アリス。心配させてよくないよな》

「……」
        ゴボッ

口内に溢れてくる血を唇の端から垂らし、
意趣を返すように『スタンド会話』で応じる。

                フー…

《でもさ……おれは…………たしかに、言ったんだ》

              フー…
 
速さによる攻めとは『対処を強い続ける』事。
イエリは――『ソラリス』は膝立ちまで起き上がる。
そして左手に持ったナイフと、右手に持った小瓶を、
メーラに向けて――その鳩尾を目掛けて、投擲する。

《今の攻撃を防げるか、じゃあない。
 こう言ったんだ…………『ソラリスを防げるか』と》

『ソラリス』の核の一つである『幻は物質をすり抜ける』性質を、
今まさに『幻に斬られた』メーラが、把握している筈など無い。
誤認によって『ナイフで防ぐ』ような対応をするのも期待するが、
そもそも現在の彼女の右は壁。回避する先は一つ潰れている。

《……まるでなにか、おまえの側に風が吹いたような言い草だが》

――そして、彼女の左側の床には先ほど足元に投げた瓶が転がる。
正体不明・能力不詳の薬液の存在自体が、回避を躊躇させるだろうが、
もしそちらに回避したならば、回避先の足元にナイフを投影する(精B)
彼女にナイフの刃を『踏ませ』て足を切り裂き、機動力を奪う。

仮に何かの理由でナイフを完璧に対処しても、
瓶を防げないならエーテルを大量に浴びせられる。 最低限、この瞬間の敵の『手』は潰せるだろう。

《夢魔が人間を餌や駒だと思うのは仕方ない。
 それを粗末にするのも……まあ、いい。
 だが、これだけ言っておくと、お前のミスは一つ》

メイド達は、神速の投擲を防げるような状態にない。

《駒を雑な攻撃のために使い捨てたことだ。
 よくもまあ、やってくれたな。
 
       ……『ソラリス』を、防いでみろ》

また、投擲後のソラリスの両手は構え直して、
万一『反射狙撃』がここに来ても、ガード出来る余地を残す。

309『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/15(日) 23:12:30
>>301
>>303
>>306
>>308
君――小林の策は、成った。『完全』に。

勝利、確信せしエフィーの警戒は夢見ヶ崎にこそあれ、『顧客』たるを表明していた君には無い。
足元にいる『敵』は完全に封殺しており――まして、能力の片鱗すら見せていなかった、君にはない。
更に、ジョンの『煽り』によって意識は『下』に、向けられ『反論』のために『口は開かれている!』
加えて――『触手』は『表』にはなく、迎撃手段は何処にもなく。
『水槽』――『馬力水』を纏う、『リヴィング・イン・モーメント』は、見事、エフィーの『口内』に侵入。
スタンドの解除と共に『拡散する』

「……!?」

予期せぬ侵入者――同時に拡散する『刺激!』エフィーは咄嗟に吐瀉しようとするも……もう一つ、『再構築』された水槽が気道を塞ぐ。
よって、拡散と吸収――及び、自然な嚥下を止めるすべはなく――『馬力水』は、完膚なきまでにエフィーへの『吸収』を果たした。

「あげぇぇぇぇぇ!!!」

女の、否、『人』の上げるべきでない絶叫をあげながら、エフィーは『ぐるり』と白目を向き、痙攣をする。
同時に――『グラム・スラム』を締め付ける『触手のパワー』は上昇(パ:B)――するも、
『グラム・スラム』の『スタンド強度(破壊力とイコールとする)』は、『拮抗!』即座の解体は免れる――しかし、全身を覆う触手である。長丁場どころか、すぐにでも『グラム・スラム=ジョン』の骨は締め砕かれ、軟体生物の如くになって死ぬだろう。
――少々、興が冷めるなかもしれない表現を許していただけるならば。

『ジョン・ロブ』余命『一レス』


君、夢見ヶ崎は行いは、無為が少々――そして『助け』が多く。
順番は前後するが、『天井』に向けての『一発』に『宮永』も『メーラ』は、反応を示す――『銃弾が残っている』という事柄に対する『警戒』の発生。こと、『宮永』は『明確に君を見た』
『天井にはなにもない』。天井から音が響いたのであれば、それは『天井にて蠢いた触手』の音なのだろう――君は一発を犠牲に一つの情報を手に入れ、同時に『君』への警戒を手に入れた。
――そして、君は声を聴く『エフィーの腹を撃て』という。小林の声と、指示を。


さて、前後すると言ったように、君の行いは『助け』を生んだ。

まず『放った指弾』は倒れた二体の眼を完全に『潰す』
それでも、『前進』はしているが――よほどのことが無ければ『空井』が捉えられることは無いだろう。
故に、君、空井イエリに『足元』の心配はない。膝立ちになった君の身体は、傷つきながらも機能を有している。
そして――『ナイフ』と『小瓶』の同時投擲――『片手』で『首筋』の失血を抑え、『ナイフ』をもう一方の手で握ったメーラに『回避手段はない!』

「く……この……」

よって、『ナイフ』を振るって(ス精:BB)『撃ち落とそう』とするも――『幻』は『夢』においても幻。
夢の世界の『ナイフ』をすり抜けたナイフは、『現実』の凶器として夢魔の鳩尾にぶっ刺さり――小瓶も『割れる』

「が……ぐ……」

激痛に顔を歪ませたメーラは――口元から血反吐を吐き出し――

「……こんガキゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

『全ての体裁』を捨てた悪鬼の形相で、『ナイフ』を空井イエリ、目掛けて『投擲』する!

310『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/15(日) 23:16:41


■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田↓□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■長□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□メ□□◆◆□□メ□□□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□メ□メ□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□空□□□椅□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□夢□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■ナ■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。無事な2体は『←』は『空井』目掛けて疾走、『中央』のメイドは『停止』して『下』を見ている
(←の2体は『右手』『両足』『両目』破壊されており、『正面』に向かって這いずっている)
翠=翠のメイド・エフィー(『効能』によってスタンドパワー上昇中&『ぶっ飛び』中)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて楽しそうに浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(無手。顔面は血まみれ、傷まみれ、『左目』寸断。喉から大量失血。土手っ腹に『ナイフ』が中ほどまで刺さっている)
宮=宮永空飛(変わらず。矢印方向にスタンドの銃口を向けている。視線は夢見ヶ崎を真っ直ぐ。前レスのナイフ、変わらず装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美(拳銃『残弾』五発)
小=小林 丈(エフィーの『スカートの中』に上半身が包まれている。まだ背中に触手は生えている) 
ジ=ジョン・ロブ(エフィーの『スカートの中』で全身拘束中。)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。ナイフが急速接近中)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(現在なし)

ナ=壁に突き刺さったナイフ
椅=『立て掛けた椅子』

311小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/15(日) 23:54:29
(ジョンPCへ)

余り他PCに指示するような事はしない主義なんですが
ミッション内で、ジョンPCを回復する手立てがこちらとしては無いので
宜しければ死力を振り絞って『エフィー』に体当たりする旨の行動を
お願いして貰う事は可能でしょうか? 後方のメイドを巻き添えにする形の。

いま現在MAP的にエフィーの前方にメイドが配置され。このままだと
小林もエフィーから解放された瞬間に強化されたメイドに拘束される
可能性が高いので、そうなると他PCもメーラや後方でナイフ射出準備
出来てる宮永の相手で忙しく自分も振り払う自信が無いので
ジョンさんのみが頼みかと思っての、お願いです。
 
他に、ご自分でしたい行動があれば無理に願いを聞かなくて結構ですので。

312ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/16(月) 20:36:00
>>311
すみませんがやろうと思っている行動があるため、そちらを優先させてもらえれば、と思います。
それと、ジョンはスカートの中に頭を突っ込んでいる状態で、メイドの接近には気づけないと思うので、メイドを意図して巻きぞえにするような行動は難しいかなと。

これ以降の相談は雑談スレあたりで出来ればと思います。

313小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/16(月) 21:45:40
>>312

かしこまりました。あくまで提案でしたので、ジョンさんの
自由にお願いします。

314夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/16(月) 21:47:37
>>309

「あは………………――――――」

刺激的な『初体験』を終えて、体が震える。
それと同時に、心も震える。
これまで味わった事のなかった奇妙な『熱っぽさ』が、
全身に伝播していく感覚を覚えた。

「アハハハハッ!!」

「はじめてブッぱなしちゃったよ〜〜〜!!」

「やっぱり『ホンモノ』は『ハクリョク』がちがうな!!」

『そこにいない』という事実が分かったし、
エフィーと宮永の注意を引く事が出来た。
狙い通りとはいかなかったが、『無為』ではない。
とはいえ、『次の行動』は急ぐ必要がある。

       ゴ ト ッ

『ドクター・ブラインド』を使い、
『椅子』を素早く自分の右側に移す。
正確には、若干『右斜め下』寄りになるが。
『反射ナイフ』に対する『盾』だ。
仮に貫通してきたとしても、
椅子に刺さった時点で威力も速度も減衰する。
対処するだけの時間は作れるだろう。

「タケルくん、ゴメン!!
 こんど『オーベロンノーブルデラックスパフェ』
 おごるからゆるして!!」

目標を変え、即座に『二発目』発射。
言うまでもなく『エフィー自身』を狙う。
これでタケルとジョンを援護する。
『メーラ』はイエリが片付けてくれると信じる。
残るは『宮永』と『メイド達』だ。

「――――そんで、もうイッパツ!!」

続けて、『エフィー近くのメイド』に『三発目』を見舞う。
エフィーと同じく、最も面積の大きい胴体を狙う事にしよう。
『実銃』を扱ったのは生まれて初めてだが、
エフィーに当てられたのなら、
距離的に近いメイドにも命中させられるだろう。
それでも『動いている的』に当てるのは難しいだろうが、
相手は『止まっている』。
残る一体はイエリの方が早いだろうし、宮永は遠い。

「で??あと『ナンパツ』のこってる??」

銃撃を終えてから、
『ドクター』の手の中にある『指弾』の残数を、
ざっと確認する。
メイド達に『二発』、メーラに『二発』、メイド達に『二発』。
ここまで合計で『六発』放っているが、
残りはどれくらいあるだろうか。

315小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/16(月) 22:31:33
>>309-310

「ッッ……ジョンさん……」

『夢見ヶ崎』の傍に移動させた『水槽』からも、『エフィー』の触手によって
締め付けられ変形した彼のスタンドの命の灯火が尽き掛けた事に息を呑む。

(私の所為だ……)

馬力水・スーパー馬力水の効能を見誤っていた。触手の拘束が強まったのも
精力が詰まった液体を自身が投与したから。私が……私が彼を殺したようなものだ。

「あ……ぁ……っ……」

黒で縁られた闇しか見えぬスカートの中で、強く刺すように脳裏に過る光景は
吐しゃ物と共に倒れる女騎士、巨大な駝鳥か何かの怪物に跨る男女に見える二人。
 そして血を垂れ流し倒れこみかける……その子は……その子を守ると
命を賭けて守ると誓ったんだ……守りたかったんだ。

(――どれ程 過ちを犯し 救おうと伸ばした手のひらから幾つもの命が零れていく)

(それでも 私は『ジョジョ』になると約束した……そうだ、私は……)

       例え  三界輪廻を経ようとも

    目に映る人たちの助けに どれ程に過ちを重ねても汚れた手を伸ばそう

       それが  それが私の免償『インダルジェンス』だから・・・

316小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/16(月) 22:44:30
>>315続き

『エフィー』の気道を塞ぐ『水槽』は継続して、その呼吸器官を
機能させないように押し付ける。どれ程暴れようと、例え私が瀕死に
なろうが彼女の命が尽きるまで、この水槽は解除しない。

 「……ラ」

 「―― メーラッ」 タンッ!!

背中の触手、それがエフィーが死亡して消えるのも時間の問題だろう。
解除と共に起き上がり『メーラ』の方面に走り出す!

(奴だけは……絶対に逃がしてはいけないっ!)


『【アリス】! 宮永は殺す気で来る! だけど殺してはいけないし
【周りのメイド達にも殺させてはいけない】!!
 夢の主が死ねば、この世界は消える! メーラの生き延びる奥の手として
宮永を能力で動かすメイドに殺させる方法もある!』

夢見ヶ崎さんの近くの水槽で注意喚起する。と、共に周囲の状況を
そこから観察しながら私はメーラへ直接接近する!

 罪なく貪られた犠牲者、遊ばれ穢され壊されたメイド達。
その全ての無念を込めて……メーラへ一矢報いる!!

317ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/16(月) 23:07:47
>>309
>>310
「ぐっ、がっ、、、!」

締め付けが強まり、呻きを上げるジョン。
だが、その顔には笑みが浮かんでいた。

「小林君、もし君が、自分のせいで俺が窮地に陥っていると思っているなら、それは勘違いだ。
 むしろ、、、君のおかげで、生き残る目が出てきた。ありがとう」

>>303のメール欄。
>>286で、生み出していた『シャボン玉』(もし>>279の時に破壊されなかったシャボン玉の残りがあるならそれも含めて)を予め、一か所に集めておいた。
それを『エフィー』のスカートの中に突入させる。

「この女が冷静なら、『シャボン玉』はまた簡単に破壊されていただろう。
 そして、そのまま何もできずに絞め殺されていただろうな。
 だが、(何をしたのかわからないが)君が奴の意識を吹っ飛ばしてくれたおかげで、今なら!」

黒く塗りつぶされたエフィーのスカートの裏地。
『グラム・スラム』を拘束している触手が生えているその黒い場所を、突入した『シャボン玉』が『漂白』する。

(奴がさっき小林君に飛ばした『シャボン玉』をわざわざ破壊したということは、
 おそらくは、『漂白』されれば『触手』の維持に支障があるということ!)

実際に『漂白』によってどうなるか試したわけではないので賭けにはなるが、
もし『触手』から『グラム・スラム』が抜け出す隙ができたなら、意識が飛んで無防備な『エフィー』にラッシュを食らわせ、今度こそブっ飛ばす!

318空井イエリ『ソラリス』:2021/08/17(火) 12:30:03
>>309-317

刃物で刺された時に一番やってはいけない事は何か?
答えは――――『刺さった刃物を引っこ抜く事』だ。

今投擲した瓶を、解除する。
今行う『攻撃』は、それだけで十分だ。
瓶の解除で対応する投影物であるナイフも解除され、
刺さっていた刃が消える事で、多量の出血を齎す。
夢魔は頑丈だ。兎より人間が頑丈なように、
人間より頑丈である事は疑いようは無い。

(これは、いい想定では、ないんだろう。
 だが……おれが死んでもあいつは道連れだな。
 でも、まあ、おれも……死にたくはない。
 この血が通う限り、そう思っているべきだろう)

だが『血の通った生き物』なら、
身から溢れる血は、確実に命を共に流し出させる。

《………………………怖い顔を……するんじゃないぜ。
 捕食者は、なんて事ない顔で奪えばいいんだから》

        《それとも》

理性を捨てたような凶相に、あるいは傷の痛みに、
身が強張る。一瞬未満だ。理性で本能を捻じ伏せる。

    エサ
《おれが兎じゃあないと、分かってくれたのかな》

すでに、手は前に出している。
ゆえにガードに繋ぐ動きが最小限で済む。
両手を使い、ナイフを逸らす事に専念する。
今までの攻防と異なり、今、『不意』は存在しない。
パワー差は埋められず、逸らすのすら限界だろうが、
可能な限り受ける手傷を浅く出来るようにする。
少なくとも急所への着弾だけは避けたい。

――――そして、大きな問題にも気付く。

「…………!」

小林だ。メーラは『強い』。
感情に任せたような丸腰の突撃が通じる相手ではない。

《小林君! うかつに近付くんじゃあない……
 こいつは……おれ一人だって、背負える相手だ。
 おまえさんの力は支援で……いや。
 せめて………………そこにある、ナイフを拾えッ!》

敵の左側、即ち小林の進行方向には、
先ほど地面に投げた瓶がまだ残っているはず。
エーテルはもうかなり揮発しているだろうが、
液だまりの中に横たえるよう『ナイフ』を投影する。

拾えば自動的に指先や手がエーテルに濡れ、幻の柄を持てる。
――これにより『メーラ』の警戒は、限りなく分散する事となる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板