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【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】
134
:
関 寿々芽『ペイデイ』
:2021/07/06(火) 00:41:04
>>133
「『フニクラ』………………」
加宮の顔を一瞬だけ見て、それから、画面を見た。
「……あなたがっ」
フニクラとの間にあった関係は何だろうか?
関は……『関 寿々芽』は改めてそれを考えていた。
「あなたが……助けてくれたのは、加宮さんだけじゃあないです。
……いえ、結果から言えば加宮さんを助ける事に繋がった事」
「だけど……」
この仕事をやり終えられたのは、なぜだろうか?
遊部が集めてくれた血のおかげでもあるだろう。
献血を惜しまず協力してくれた人たちのお陰だろう。
あるいは『ペイデイ』の能力のおかげで――――――
「フニクラ」
常に『口出し』をしてくる存在が、
成果の無い日の沈黙を和らげてくれる存在が、
一緒に人を探し、食事をして、謎を解いて―――――
「あなたが『いた』のは、加宮さんの、ためだとしても……。
いてくれたおかげで、私はやり遂げる事が出来たんです。
だから……っ、助けられたのは、きっと、私もですよう」
言葉に詰まりそうになるが、それをこらえた。
これが最後で、そして、それは、悲しい別れではないのだ。
「ずっと、ありがとう。フニクラ……あなたがいた事、私……」
「私………わ………忘れません、よう」
だが、そこまで言って言葉が止まった。
別れを告げる事が、今になって、それは、引導を渡すようで――――
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