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【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】

1『ワックワーク・フィールドワーク』:2021/04/10(土) 00:44:59

このスレは板の中でミッションを解決する
       通称『フィールドワークミッション』を行うスレなのです。

詳細は>>2

2『ワックワーク・フィールドワーク』:2021/04/10(土) 00:47:03
Q.『フィールドワークミッション』って?

A.一つのスレのみでGMとPCがやりとりをするタイプではなく、
  課題(ミッション)が与えられ、それを場スレ等の活動の中で
  期間内に達成するという特殊タイプなミッションとなります。
  イメージとしてはゲームの『おつかいミッション』のような内容です。

流れとしては

1.プロローグ(導入部。ここはこのスレで行う)
2.ミッション本編(参加者が各々、『課題』を達成すべく場スレ等で自由に動く。
           後で見返しても分かるよう、動いた際はここにURLを貼っていただく。
           GMからの伝達や、参加者同士の相談などもここで行う)
3.エピローグ(ミッション終了の〆。このスレで行う)

という形が基本となります。
あくまで基本ですので、ミッションによっては別の流れがある可能性もあります。

流れが独特ですので、順次、GMがご誘導させていだたきます。

3『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/10(土) 00:49:16

それではこれより『フィールドワークミッション』の記念すべき第一回、
『あなたの血が必要とされています!』を始めさせていただきます。

参加者である『遊部』と『関』はお手数ですが、

0.はじめにひとこと(なんでもOK)
1.プロフィ―ル(数行の簡易プロフとプロフまとめURL)
2.スタンド能力(数行の簡易能力&能力値と能力詳細URL)

をお願いいたします。

4関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/10(土) 00:58:14
>>3(GM)

0.はじめにひとこと(なんでもOK)

「まあっ! 『記念』の初回に参加できるなんて、光栄ですよう。
 ただ、あのう、私ったらせこくて申し訳ないんですけど、
 『報酬』の方は……『思い出』以外も期待していいんですよね〜?」

1.プロフィ―ル(数行の簡易プロフとプロフまとめURL)

倹約家で、献身的で、協調性が高く、慈愛を持った少女。
ただし悪事もナアナアにする悪癖があり、自分も無害な嘘は躊躇わない。
高校は『通信制コース』。どうやら、『大家族』の『長女』……らしい。

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/106

2.スタンド能力(数行の簡易能力&能力値と能力詳細URL)

A4サイズのノート型の『帳簿』
本体の経済活動が自動的に記録されている。
ノートに現金を挟む形で貯金し、支出を書き込むことで道具を買い付ける。

『ペイデイ』
破壊力:― スピード:―  射程距離:C(10m)
持続力:A 精密動作性:―  成長性:B

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/159-160

5 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/10(土) 07:05:27
>>3-4宜しくお願いします

0.はじめにひとこと(なんでもOK)
「宣言も表明も、何も無い。
望めるものは、ただ結末だけだ」

1.プロフィ―ル(数行の簡易プロフとプロフまとめURL)
多重人格者。統合は幾らか進んでいたが、一度治験の学校での体験で
再度封じられていた他の人格も出てきてる。
(※あんまり色々出てもGМに迷惑掛かるので、今回のミッションでは
基本正体不明の『私』の人格のみで進める)
詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/?q=%CD%B7%C9%F4

2.スタンド能力(数行の簡易能力&能力値と能力詳細URL)
完全自立型の、本体そっくりに実体化したスタンド。
『役』を与える事で、その設定通りの精密な『演技』を行う。
『演技』中、望まない相手とは相互に認識・干渉が不可になる。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/?q=%A5%D5%A5%E9%A5%B8%A1%BC%A5%EB

6『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/10(土) 08:38:23
>>4-5(遊部&関)

同い年である(当社調べ)、『遊部』と『関』が何らかの理由で
それぞれの方向から人気のない裏路地に迷い込んだのも、
そこで女性と思しき人物が大の字になって倒れているのを発見したのも、
もしかすると何かの『運命』に導かれての事だったのかもしれない。

――――――――――――――――――――――――――

   関→        ○
              大        ←遊

――――――――――――――――――――――――――

うつ伏せで倒れる女性………
服装から女性と察せられはするが、
長い髪が顔にかかっておりその素顔は窺い知れない。

「………ち………」

 耳を澄まさなければ、聞き逃してしまいそうな『声』。

  「………『ち』が………
                ………足りない………」

  とはいえ、『遊部』と『関』の耳には確かにその声が届いていた。

   怪しいが、行き倒れではある。行き倒れではあるが、怪しい。

 ………

こういう時に正しいのは、『110番』? 『119番』?

 いやいやいや、標準性能品行方正一般女子であれば
           一目散に逃げるのが『最適解』なのかもしれない。

    ただ、『そういう』のでないから、君たちはここに居る。

       そう信じて私はこの文章を綴っています。

7関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/10(土) 11:55:46
>>6(GM)

歓楽街は、倹約とは『逆』と言ってもいい。
概念的な話ではなく、関も物欲はあるので、
この町に来ると誘惑に抗う必要があるのだ。
とはいえ家の事もあり、来ない訳にも――

「………………え!?」

            タッ

     「た、大変……っ!」

すぐさま謎の『行き倒れ』に駆け寄る。
ただし……『2m』ほど離れたところまでだ。


(『チ』…………『血液』?)

「あ、あの、もしもし、大丈夫ですか〜?
 血って、貧血ですか? 救急車とか、必要ですか?」

スマホを出して『119』を打ち込みつつ、だ。
今日に限って常備薬も持ち歩いていないのを後悔した。

「あのうっ、もし良かったらなんですけど、
 『AED』を探してきてくれませんか?
 確か近くの薬局さんに置いてたような……」

     「必要じゃないかもしれませんけど〜」

……向かいから来る『もう一人』にも、そう呼び掛ける。
近くの薬局、で分かるかは微妙なところなので、
関としても正直、内心『焦って』いるのは確かだった。

8 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/10(土) 20:06:06
>>6-7

(……『ち』……が足りない。
ち……乳、チョコ、いや……単純に『血』か?
貧血の症状か、またはそれ以外の発作か……)

正直、『私』自身は行き倒れの生死に関して至極関心は無い。
だが第三者が遊部 玲実を目撃してると言うのは今後に影響を及ぼす。
普段隠密に動く時は髪の毛も黒色で目立たないようにしてるが。本日は
学園生活を送る、風変りな染色が印象的な生徒としての姿恰好だった為に
無視や逃走は要らぬ悪評を広ませる。この程度ならば障害にもならないが
最近は取り巻く情勢もきな臭くなってる。小さな綻びも出来れば早期に
見かければ摘みたい。

(『ベソ』でも、この状況は任せられるが……下手に何か仕出かしても
面倒だ。『私』が其の振りをするだけで良いだろう)

「ひぇ!? あ、ひっ わ わわわわかりました!
や、薬局でAED、そ、それと他にも人を呼んできます!」

(正直、この口調と仕草や狼狽は少々気を費やす)

気弱な女子生徒として、関の声に対応して薬局へ向かおうと駆けだす。
 そのまま姿を晦ましても良いと思ってるが、今回は素直に人助けだ。


(※遊部は『フラジール』と言う別ネームでアリーナの人員募集として
顔まで隠すフード付きコートで変装したり、色んな恰好で町を散策しますが
今回は普通に簡易詳細にも書かれた学生服にピンク髪です)

9『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/10(土) 23:06:25
>>7-8(遊部&関)

『119番』を準備しつつ駆け寄る『関』。
指示された『AED』を探しに行こうとする『遊部』。

なんて冷静で的確な判断力による『救急対応』のコンビネーションッ!

 ………

      ブオ………ッ

                      ブオ………ッ

 ―――と、そんな折。

 近くに居た『関』には、
 『女性』の背中から腕にかけて、
   体内で『何か』が蠢いたのが確認できた。

   蠢いた何かは『女性』の両手に移動し、そこから、


       ボ オ ッ !
                       ボ オ ッ !

   『発現』したッ!

     ………

   『発現』というからにはッ! そう!

          両手からそれぞれ現れたのは、
          『赤』と『青』の球体のヴィジョン!

    バレーボールほどの『それら』は明らかに『スタンド』である!

   『チ……』
                      『血……』

   それぞれが唸るようにひねり出す『スタンド音声』。
    それは駆けだそうとする『遊部』の耳にも確かに届いた。

10関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/10(土) 23:37:06
>>8(遊部)
>>9(GM)

「はーい、お願いしますねえ〜〜〜っ」

     「……」

          「……えっ!?」

駆け出す女子生徒の背を見て、
それから視線を下げると、『始まっていた』。

「これは、『青と赤のボール』……!
 わ……私の『帳簿』と似たような」

      ズ  
          ギュン

「……『物の形をしたスタンド』ですかっ!?」

『ペイデイ』を発現し、
さらに『1m』程距離を置く。
こうなると彼女をこの場から離したのは正解だった。

「―――― み、見えてますよう。『それ』!
 スタンドを出せるってことは、
 意識はあるみたいですけど…… 
 救急車、呼んだ方がいいですかあっ!?」

が、自分は逃げ出しはしない。『まだ分からない』から。

『スタンド使い』相手に、交戦した経験はない。
ここから穏便に行けばいいが……果たして、どうなる事か。

11 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/11(日) 09:46:59
>>9-10

 ズギュンッ

(なんて日だ。星座占いはテレビでは4位 血液型は2位
『私』の中の占い専門家の人格は、今日と言う日々は普段の仮面を保っていれば
何事もなく穏やかな日々を過ごせるだろうと述べてたが……)

これが穏やかな日々か? 何処ぞの紛争地域の日常と履き違えてるんではと
心中で不満が漏れつつ、反射的に隣に出した『フラジール・デイズ』は
動きはしない。当たり前だ、トリガーが無ければ攻撃しない。

指を鳴らしたり、こちらが事前に仕込んだ発言で暗殺・傭兵 etc……な
人格で命じられる。だが再三なるが第三者『関』が邪魔だ
 このままじゃ、二つの異なる色のボールを出した使い手を始末するにも
どう処理するにも滞りなく出来ない。

「ひぃ!? え、え、す……すたん……!?
ふ、ふたりとも……そうなんですかっ?」

 『フラジール・デイズ』の体の影に自身を隠すようにして様子を離れた
その場の位置で観察する。攻撃が来るようなら迷わず逃走しよう。

12『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/11(日) 10:36:34
>>11(遊部&関)

  急にボールが来たので―――

『関』と『遊部』は突然の『スタンド』に身構える。
  そして、更に対面の少女も『スタンド使い』だという事に気付く………

    ………

それから数秒が経っただろうか。
二つのボール型スタンドが、ふわふわと浮かび上がったと思うと、


      グイイ イ イ イ
                             グイイ イ イ イ

   それぞれから『何か』が無数に生えて来る!
   中央以外、全方位………その姿はまるで『殻付きのウニ』のようだ。

    そして生えてこなかった『中央』には、

            パチクリ               パチクラ

            どことなく愛嬌のある『単眼』が開く―――


             …………

   生えてきたもの、それは、『注射器』だ。
    ウニとは逆に、『針』の部分がボールに刺さるような形状。
    つまり、持ち手の部分が外を向いており、
     誰かが用いようとするなら、使いやすい形となっていた。

      『……チ……』       『……血……』
      『…タリナイ…』      『…ケンケツ…』

      『アナタノ血ガ』       『必要ト サレテイマス』


  呟く赤と青のスタンド。そのまま、双方がそれぞれの少女をじっと見つめる。

  『献血』……『倒れた女性』……『女性の為に動くであろうスタンド』……

     賢明な少女たちならば、一つの結論に辿り着くはずだろう。

13関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/11(日) 12:23:28
>>11(遊部)
>>12(GM)

「……!? あなたも、『スタンド使い』……!」

これは何かの運命か?
スタンド使い自体は珍しくはない。
と、言えば語弊はあるにしても、
今の友人に絞っても複数人思いつく。

「だ、大丈夫ですよ!
 私は敵じゃあありませんし…………
 そもそも『攻撃する能力』でもないです!」

だがこの『状況』に『もう一人』。
やはり『惹かれ合う』のだろうか?
怯えた遊部に声を掛けつつ、事態を見守るが。

「…………!? トゲトゲ……いえ、これはっ」

      「『うに』……!
        それも『殻付き』……!?」

家族も大好きな海の幸。
最近は縁が遠かった――『ではない』!

 「いえ、違う……
   『注射器のうに』!?」

「血って……つまり、私達の『血』が欲しいんですか!?」

初めて見るタイプのスタンドだが、
そういう理解でいいのではないか。
そして『襲って来る』わけでもない。

          スゥー ・・・

「ど……どうしましょう〜?
 この注射器で、『採血』しろってことですよねえ?」

        「私……前に献血をしたとき、
         血管が太くて見えやすいって、
         褒めてはもらったんですけど……!」

急展開に動転し、いらない話を口走る関。

とはいえ自分で出来るものなのか?
そもそもやっていいのか? 血液型は? 針の衛生面は?

……ともかく、『注射器』へと手を伸ばしてはみよう。

14遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/11(日) 22:04:03
>>12-13

(正気か? 『私』には罠としか思えん……)

『献血』を希望すると言うが、まず気が進まない。
これが何かしらの作為でないと誰が証明出来るだろう? しかし、目の前の
少女は余程、人の悪意に晒されず生きてきたのか協力しようと近づいてる。

「あ、あぶなくないですか……」

(二つのボールと言う事は、群体型だろうし血の提供と言ってるが
実際に別の能力を隠して、逃走したら発動すると言う事も考えれる。
最悪、逃げた自身にボールが転移して襲い掛かってくる事も考えられる以上
少女『関』の行動次第で自身もどうするか決めるか……)

『フラジール・デイズ』を前に歩かせつつ自身もその蔭で恐々と見る(演技)
形で謎のスタンドと倒れてる人物へ近づく。
『注射器』には自分から手を伸ばさない。

15『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/11(日) 22:58:19
>>13(関)
『関』は『遊部』に『戦意のなさ』をアピールする。
その甲斐があったのか、それとも他の意図があるのかは分からないが、
『遊部』は自らの『スタンド』を前方に出しつつ、
おそるおそる『関』の方、つまり倒れた女性の方に戻ってきた。

 ……

それと並行して、『関』は、目の前の『ウニのようなボール』の注射器に手を伸ばす。

『注射器』は実体化していないスタンドのように思える。
  それであれば、生身である『関』には触れな………

                           ―――いや、触れる!

『使ってもらう』を主眼においているからだろうか、
『注射器』部分は『関』が触れるまではただの『スタンド』だったが、
触れた途端、いわゆる『実体化スタンド』と化したようだ。
おそらく、ちょっと珍しいタイプなのではないだろうか。

もしそのまま『関』がその『注射器』を引き抜こうとするのであれば、
少し力を入れるだけで容易に行えるだろう。
それで『関』には『実体化スタンド』の『注射器』が手に入る事となる。

  『衛生面』や、『血液型』、『正しいやり方』………

気になる事は多々あるが、
『スタンド』には『スタンド』の、『超常現象の論理』がある。
それがどこまで一般常識の枠に収まるのかは、
考えても仕方がない事なのかもしれない。

>>14(遊部)
『遊部』に対し眼前の少女(『関』)は、『敵ではない事』を主張してくる。
それと共に、『関』が『ボール型スタンド』の
『注射器』に手を伸ばそうとしているのを確認できた。

その様子を見ても『遊部』は警戒を崩さない。
 演技を交えて近寄りはする―――
     『遊部』の動作は、とりあえずは『そこまで』だ。

『遊部』に近い『ボール型スタンド』はそんな『遊部』に対し、特段、反応しない。
ただただ、その『一つ目』で懇願するかのようにじっと『遊部』を見つめるのみだ。
反応しないのは『倒れた女性』も同様。『スタンド』が動いている以上、
まったく意識がないわけではないはずだが―――
少なくとも、現在、彼女たちに敵対するような怪しい素振りは見受けられない。

16関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/11(日) 23:09:50
>>14(遊部)
>>15(GM)

関は、むしろ悪意には多く触れてきた。
だからこそ想定しているのは、
このスタンドの攻撃条件についてだ。

表情も、実際思考も困惑はあるが、
少しずつ思考の方もまとまってきた。

「…………! これ、触れる?
 普通の『スタンド』には、触れない。
 そう思ってましたけど……これは『例外』?」

          グッ

「あの、『抜けそう』です。……『この注射器』」

こんな明らかに怪しい外観のヤツが、
『献血に協力してくれ』と言っておいて、
『献血をしたら危険』だなんて『素直すぎる』。
むしろ『しない方が危険』――それが『悪意』だ。
注射器が抵抗なく取れそうなら、そのまま取ってみる。

「ええと私……スタンドには詳しくないので!
 もしかしたら『注射器』を持った途端に、
 暴れ出しちゃったりしたら、危ないですから」

「だからそのまま、ですよう。
 あなたは、そのまま……離れて見ててくださいね」

こちらの推測を読んだ上での、
より深い悪意の可能性も考え、
今まだ離れている『遊部』には、観察を続けて貰おう。

17遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/11(日) 23:28:59
>>15-16

>あなたは、そのまま……離れて見ててくださいね

「は……はいっ」

(度胸があるのか……または無知ゆえの蛮勇か。
いや、前者かな。この少女『関』
やりとりからしてスタンドについての知識が存外深いと見える。
この町には使い手が多い。そしてスタンド使いは惹かれる性質がある)

ビクビクした様子を外面見せつつ『私』は思考する。
 反対したり、フラジール・デイズにわざわざ献血させる実験を提案する気もない。
その結果、何かの教訓話のように親切をした少女が得をしたとしても、だ。

18『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/12(月) 00:09:40
>>16(遊部&関)
『関』は『遊部』に待機を依頼し、
『遊部』はそれを素直に受け取り、待機する。
(少なくとも表面上は)。

             グ  イ

様々な思いが『関』に去来するが、
『関』がとった行動は、『注射器』を抜く事だった。
少し力を入れれば、『注射器』は抜けた。

『注射器』は、一般的なものと比べ、とても大きなサイズに思える。
太さは直径3cmほど、長さは20cmほどか。
やや奇妙なデザインなのは『スタンド』が故だろうか。

   『……血ヲ………』

    『…あなたノ…』

    『…のーと カラ…』

『関』が『注射器』を手に取ると、近くの『ボール型スタンド』が再度、口を開く。

その視線はいつのまにか『関』の顔ではなく
      ………手元にある『ペイデイ』に向けられている。

『遊部』はそんな『関』の様子を確認している。
『遊部』の近くの『ボール型スタンド』や『倒れた女性』が動くそぶりはない。

19関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/12(月) 01:43:57
>>17(遊部)
>>18(GM)

関を推し量る遊部とは逆に、
遊部の深淵を関は測れない。
『怯えている』事についても、
少なくとも『縁起』とは思えていない。

「…………大きい、ですねえ〜〜〜っ、これ」

         スッ

注射器をまじまじと見つめる。
『献血』とかそういうサイズではない。

「あのう、こ、これで『血』を?
 それって一杯になるまでですか?
 や……やっぱり――――え、『ノート』?
 って。もしかして……『これ』の事、ですか?」

     パラララ

『ペイデイ』を軽くめくってみせる。
もちろん帳簿内容は見えない程度に。
しかし『他のノート』は見当たらないが……

      ぴと

「その、分かってる事だったらごめんなさい。
 ただ、一応、言っておくんですけど、
 私の『ペイデイ』も、確かにスタンドですけど〜……
 『動く』とかそういうのは無いので、『血』もないんじゃあ……?」

          「針も……刺さるんですかねえ。
           無理やりして、折れたりしたら勿体ないし」

針先を、決して刺さらないように『表紙』に触れさせる。
『人型スタンド』なら、分かる気もするが……『どう取るべき』だ?

20遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/12(月) 11:25:53
>>18-19

(『スタンドに献血』……か。フラジール・デイズなら正しく相手の能力が
嘘偽りないものなら願っても無い対象なのだろう)

現実はそうそう上手く事は運ばない。相手にとって、その選択をしない
使い手である自分のほうが献血に向いてる能力なのに対して
器物であり血が吸い取れるのか不明なスタンドを持つ少女『関』に
望みをかけるしかないとは、だいぶ皮肉が効いている。

(実際、自立型の自分のほうか血をフラジール・デイズが抜き取られても
痛し痒しも無い。だが、血か何か知らぬものを抜き取って操られるか
こちらにとって不利にないとどうして言えるだろう?)

だから少女『関』の行動次第だ。
恐々と様子をスタンドの影で伺いつつ、その少女のスタンドの助力だけで
相手が助かるならそれで良し。
 こちらに協力を要請されたら……その時は助けるほうが状況としてベターか。


要約:何もせず観察に徹底。危険と思えたら直ぐに逃げる

21『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/12(月) 21:14:20
>>19-20(遊部&関)

『遊部』は観察に徹する。万が一の際は逃げる事も視野に入れて。
薄情なのかもしれないが、当然と言えば当然の対応ではある。

そんな『遊部』を尻目に『関』は『注射器』を観察する。
その大きさを見るにやはり『スタンド』―――
常識では測り切れない理外の法則が働いているのかもしれない。

   『……血ヲ………』

    『…あなたノ…』

    『…のーと カラ…』


『関』の問いには応えず、先程の言葉を繰りかえす『ボール型スタンド』。
そこまでの知能はないか、あるいは、それだけ切羽詰まっているのか。

  本体の危機という時に
      『無意味な指示』は出さないとも考えられるが――――

 ………

とりあえず『関』は針先をけして刺さらないように『表紙』に触れさせた。
 ………触れるだけでは、何も起きない。

単純に人体ならば『血管』を見つけなければならないのだろうが、
当然、『帳簿』にそんなものはない………。

22関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/12(月) 22:13:34
>>20(遊部)
>>21(GM)

「え、えぇ〜……どうしましょう。
 私の『ペイデイ』は別に、
 傷付いても私が痛かったりはしませんけど」

       「……」

     フゥー ・・・

あくまで推測……希望的観測だ。
やはりこれは『攻撃目的』ではない。
それにしては回りくどすぎるし、
それにしては確実性がなさすぎる。

「……でも、そうですねえ」

だが、事実がある。
『倒れている人間』――という事実が。

「痕が残ったり、しないといいんですけどね!」

              ツプ

見捨てれば、自分が『他人の血を啜る』のと同じだ。

あくまで強度は『紙製』程度。
ゆっくり、斜めから、表紙へと針を差し込む。

「……」

じっと、その様子を見る。『何か』あればすぐ気付けるよう。

23遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/12(月) 22:22:12
>>21-22

(……献血の、注射か又は全く異なる代物なのか不明なスタンドの
害が有るか無いかはともかく)

(器具型のスタンド……正直いって今までこの街で目にしたスタンド使いは
そこまで多くは無い。どのような物かを知る為にも……だ)

「だ、大丈夫ですか? 突然注射器が襲い掛かったりしません?」

少女『関』を案じるような素振りで、フラジールを前に歩かせつつ
恐々と様子を伺う感じでどちらのスタンドも更に近くで見る事にする。

上手くいけば能力が更に知れるかもと言う下心を隠しながらだ。

24『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/12(月) 22:48:39
>>22-23(遊部&関)
『遊部』は『関』を案じる言葉をかけ、
『スタンド』を前方にしつつ、ゆっくりと『関』に近づく。

『関』はすこし逡巡したのち―――

               最終的には『覚悟』を決めたッ

             ツプ

ゆっくり斜めから『ペイデイ』に刺さっていく『注射針』。
『紙』の強度だから入っていくのは当然といえば当然なのだが………

『関』はその刺し心地に『違和感』を覚える。
紙の抵抗とはどこか違う、滑らかな『刺し心地』。
もしかするとこの注射器の『刺す』という行為は、
能力による特別なものなのかもしれない。

 ………

『ペイデイ』が痛んでも、『関』は傷ついたりしない。
なので、『注射』を刺した事で『ペイデイ』が
特別な損傷を受けたかどうかは『関』には感知できなかった。

観察しても、刺しただけでは何も起こる気配はない。
これで『採血』できるというのであれば、
『旧式の水鉄砲』のように持ち手を
引っ張りあげれば良いのかもしれないが―――

弱った野生動物が身を潜めるように、
『ボール型スタンド』は特別な動きを見せはしない。
それは『倒れた女性』も、同様だ。

25関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/12(月) 23:19:29
>>23(遊部)
>>24(GM)

「大丈夫、ただの注射器です……今は。 
 『使ってるから』という、だけかもしれませんけど」

「……………っ、変な感覚です。
 『紙に刺してる』感じはしませんね」

不思議な感覚に眉を寄せる。
遊部に聞こえるようにも、
今起きている事は口にする。

「ふぅー……」

「今のところ、痛くはないです。
 私のスタンドはそういうものですけど、
 こっちで『特別な感じ』は、しませんよう」

刺さるのに特別な作用があるなら、
ここから『採血』をすれば――――

「……」

(衛生的じゃあありませんけど、背に腹は……)

             ス …トン

「『採れる』とは、限りませんけど……やってみます」

その場にしゃがみこんで、本は地面に置く。
『貧血が自分にも起きる』などで、急に倒れないように。

              グッ

           ――――その状態で、持ち手を引く!

26遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/13(火) 00:43:59
>>24-25

少女のスタンド能力は器具型。DFがそもそも存在するか分からないし
注射器を用紙に刺した感触の差異で安全かどうかなど分からない。

「へ、へんな感覚。
すっ、すたんどエネルギーとか吸い取ってるんじゃないですか?
や やっぱり危ないものなんじゃ」

(スタンド能力なら、血液が採れないのなら代用として
スタンドそのものの力を吸い取るぐらいは出来そうだしな)

口調こそ演技だが、中身の発言は実際『私』が推測した上で。

(とにもかくにも、今の段階では注射器を手にとる気にはなれない)

傍観を依然、遊部は続ける。

27『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/13(火) 22:23:31
>>25-26(遊部&関)

『関』はひとつひとつの動作を丁寧に行っていく。
『注射器』がいきなり自発的に動き出す………などという事はなく、
普通の器具のように『関』の動かすとおりに動いている。

『遊部』のスタンスは、変わらず、『見』。
ここまで来たら、もうそれがベストの選択なのかもしれない。

『衛生面』については、最初はただの『スタンド』で、『実体化』したのも『関』が持ってから。
一般常識的には雑菌がつくタイミングは少ないだろう。
また、そもそも『帳簿』が通常の細菌やウィルスに侵される事もないだろうと思われた。

そして、『関』はしゃがみこみ………

       グッ

              ――――その状態で、持ち手を引く!

 ………

       ………
                     …………


 『ダメージフィードバック』がない為だろうか、『関』に異状はない。

           そして器具型の『ペイデイ』にも特に異状はみられない。


  ただ―――『注射器』。

         キュウウ ウ   ウウウ   ウウウ

  『注射器』の中に『赤黒い液体』がゆっくりと溜まっていく。

 ………

            ほどなくして『液体』の増加が止まる。
             どうやら溜まり切った、と思われた。

  『……チ……』

その様子を見届けた『ボール型スタンド』が呟く。


  『…血ガ溜マッタ…』

  『……注射器……』

  『……返シテ……』

28 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/14(水) 11:23:15
>>27

「わっ」

「ち、血が絶対に入ってるわけないスタンドで出来た帳簿の中から
注射器で刺したら、ほ、本当に血が」

恐々と様子を伺い……。

「ね、ねぇ。どうしよう」

自身のスタンドに意見を聞く感じで目線をスタンドに向ける。

「あ、あの私 遊部(あそびべ)って言います。
体に、貴方は不調とか無いんですか……?」

関に丁度良いので、この辺で名前を尋ねておく。

29関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/14(水) 12:56:43
>>27(GM)
>>28(遊部)

痛みもなければ不調もない。ありがたい。
そうなるとあまり当事者感も湧いて来ず、
抜けていく血をなんとなく眺めていた。
血が怖い、という考えはあまり無い。

「え、ああ! 遊部さんですか、初めまして。
 ご丁寧にありがとうございます」

唐突な自己紹介に一瞬面食らうが、
無関係な立場でもお互い無くなった。
確かに、名前は知っておく必要がある。

「私は『関』と申します〜。
 体は……そうですねえ、特に何も……?
 とりあえず痛いとか、だるいとか、貧血とか」

       スイッ

人には当たらないよう、軽く腕を振って、
異状が無いことを確認してみた。

「そういうのは、無い気がしますけど……
 だとしたら、この『血』はいったい?」 

(まさか、中のお金が減ってたりとか……?)

スタンドから取れた謎の液。
これは『何を意味するもの』なのだろう?
『ペイデイ』の生態的な要素があるとしたら、
描かれている『スズメ』くらいのものだが。

「あのう、これ……何が起きてるのかって、
 後から教えてくれるんでしょうか〜?」

『ボール』に話しかけながら、注射器を『戻して』やる。

ここまでデメリットが無いなら、
この能力自体、『本体』が得こそしても、
受けた側が損をする能力ではない……そんな気がした。

30『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/14(水) 23:29:12
>>28(遊部)
ずっと様子を窺っていた『遊部』だったが、
ここでようやく『関』に自己紹介を行う。
『関』からの返答が返って来る。

>>29(関)

『関』は痛みも不調も感じられない。
腕を振っても痺れなどもなくいたって快調だ。

ただ―――
今まで『注射』に集中して気を張っていたから気付かなかったが、
あえて言えば、少し精神的な疲労があるように思われた。
それは『能力を連読して使ったような感覚』に近い。

能力を何度利用しても『ペイデイ』の見かけに影響はない。
だが、確実に『精神エネルギー』のようなものは消費している。

つまりこの『液体』の中身は、スタンドを使用する際の
『スタンドパワー』といったところなのかもしれない。
まあ、もっともいわゆる『ダメージフィードバック』のようなものが
『ペイデイ』にもあれば、『関』の感じ方はもう少し違ったのかもしれないが。


 ………

それはそれとして唐突に『遊部』が自己紹介をしてきたので返す。
この『スタンド』にいかようにして対処していけばいいか、
独りで悶々とするより、彼女と協力していった方がいいのかもしれない。

                      ………

そして、『関』は『ボール型スタンド』の言うがままに『注射器』を戻す。

『ボール型スタンド』の空いたスペースに、
抜く時と同程度の力で『注射器』を差す事が出来た。

それとあわせて『後で事情の説明をしてくれるかの確認』をしてはみるが―――

   ソソクサ
                ソソクサ

『ボール型スタンド』は聞いているのかいないのか………

『関』にはちっとも応えず。来た道を戻るかのように、
『倒れた女性』の手に文字通り、『潜り込む』。

   グオオオオオオォォォォンンンンン

      腕内を通って蠢く『ボール型』。
          それが『心臓』付近に辿り着くと―――


              ニョキィィ

『心臓付近』から外へ『単眼』の部分だけ飛び出してきた。

 『目』は『液晶画面』のような材質となっており、


      ペカァァ―――z______


          そこに『文字』を映し出す――――

31『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/14(水) 23:37:47

 フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

                    『ペイデイ』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       ???:E【10】   ???:D【30】   ???:A【100】

                    【特記事項】

        ①生成能力(無機物/食品)【+50】※1
        ②本体連動なし【-30】 ※2
     ―――――――――――――――――――――――――――
     ※1:生ミ出ス力(パワー)ガ 多クノ『血』ヲ発生サセマス
     ※2:本体カラ『血(シオクリ)』ガ アリマセン
   ―――――――――――――――――――――――――――
                                合計:160ml

 フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

32 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/15(木) 22:36:14
>>30-31

(……これは)

スタンド名 生成能力 本体からの仕送り

(間違いない。この少女のスタンド能力及び、その献血したスタンドに
関するデータの表示……となれば)

「こ、これって何ですか……あっ!」

>>28 背中 指文字 注射せよ

私は、先程の自己紹介で悟られぬように『フラジール・デイズ』に対して
献血するように命じた……これにより、完全な自立型と悟られず
スタンド自体に自我があるように思わせ献血に協力したと誤認させる為。

(だが……今の表示から見るに、本体との連動無し。
ちっ……表示されるな。だが、自立型で勝手に意識的に献血に協力したと
思われても、それはそれで私としては都合が良い。
 要は『私の正体』の核心に踏み込まれなければ……それで良い)

「も もうっ……フラジールってば。危ないかも知れないのに」

命じた献血に対し言葉で停止は告げない。
『勝手に自分のスタンドが善意で献血を行った』
そう、関や献血する対象にも誤認させるように本体である自分は
困った様子で振舞う。

33関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/15(木) 23:57:43
>>30-31(GM)
>>32(遊部)

「…………?」

と、遅れて僅かな疲れを感じた。
振った腕にではないと分かった。
『腕を動かす』……『心』に、か。
とはいえ、気にする程には感じなかった。

「『決まった事』しか喋らないスタンド……ですかね?」

『ペイデイ』も貯金額を知らせてくれる。
だが、それ以上のリアクションはしない。
それに近いのかもしれない。

         ――――などと、思っていると。

「!? これって……『画面』ですか!
 それに、書かれてるのは私のスタンドについて?」

                ジッ

「『意味』はまだ、よく分かりませんけれど、
 『スタンドの血をあげる』と、『数字』が増えていく……?」
「『フニクリフニクラ』……もしかして、『血液バンク』?」

疑問形が多くなるのはこの状況の謎の多さゆえだが、
どうやら『真相』に近付きつつはあるようだ。

「遊部さん……じゃなくって『スタンドが勝手に』?
 な、なるほど〜……そういう事も、あるんですねえ」

一瞬そこで、言葉を止めたが。

「……あのう、気にする程ではないと思うんですけど、
 今、私、ほんのちょっとだけ疲れちゃってるみたいです」

       「ほんと、不調ってほどじゃないんですよう?」

一応伝えておく。さっき『なんともない』といった手前、言いづらいが。

34『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/16(金) 20:50:41
>>32(遊部)
『遊部』は考察を続けるとともに、
ひそかに『フラジール・デイズ』の背中に指文字で『注射せよ』と描く。
それにより『遊部』の命令なしに『スタンド』が勝手に動いたとの誤認を狙う―――

『フラジール・デイズ』は『遊部』の指示どおりに、
傍らの『ボール型スタンド』から『注射器』を一本拝借し、

   キ ュ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ

ためらいなく、『自己採血』を行った。

あとはこの『注射器』を『ボール型スタンド』に戻せば、
おそらく『関』の時と同様の動作を行うであろう。

>>33(関)
『関』もまた、現状を分析していく。
『画面』に映ったのは、自分の『スタンド名』と『何かしらの基準』、そして、『合計:160ml』の表記。
『血液バンク』………という発想はあながち間違ってはいないだろう。

そして『遊部』に対し、遅れてきた『疲れ』を申告するが―――
『遊部』のスタンドはその言葉を意に介さず、すでに『注射』を終えてしまった。

35 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/17(土) 09:29:17
>>34(レス遅れ失礼しました)
>>33

>今、私、ほんのちょっとだけ疲れちゃってるみたいです

(遅効性で献血と同じ症状か……ちっ、やはり見に回っておけば
良かったと思うところもあるが)

「ね、ねぇ早く戻そう?」 クイッ

私自身の意思は無関係、そう『匂わせる』事が今の先決。
フラジールの注射を持つ腕を軽く引っ張り誘導させる。

「せ、関さん大丈夫? もし酷くなるようなら大変」

(……この少女とは最低限には繋がりをもとう)

この場で解散する事になっても、狭い町の中では鉢合わせする事になる。

ただ、気弱な演ずる自分として。本心を悟られず住む為には……。



『ボール型スタンド』に注射器を戻す。

少女には心配そうに声を掛ける。明確な行動は、その二つのみだ

36関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/17(土) 17:42:41
>>34(GM)
>>35(遊部)

「ああ、心配かけてすみません〜。
 大丈夫ですよう……ふらついたりはしないですし」

           スッ

ゆっくり立ち上がる。

「献血を受けた時とかよりは、ずっと楽です」

精神的にも、『エネルギーの消費』に過ぎない。
少なくとも自分の場合は……だが。

「でも、私のスタンドは『物』ですし、
 遊部さんのは『人型』……みたいですから」

(遊部さんが操作してるわけじゃなくって、
 言うことを聞いてもらうようなスタンド……?
 なら、私と同じくらいの症状になるはず……)

「同じくらいのしんどさかは、
 まだ分かりませんので〜……
 一応…………何か無いか、気を付けてくださいね」

気遣う言葉を掛けて、『遊部』の場合の様子を見守る。

37『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/19(月) 00:31:56
>>35(遊部)
『遊部』はとりあえず『フラジール・デイズ』が勝手にやった演技を続けていく。
『完全自立型』の『フラジール・デイズ』の『精神パワー』が採られたとしても、
『遊部』にはなんの影響もないだろう―――

『関』を心配するそぶりをみせる『遊部』。
それに健気に反応する『関』。

 …………

>>36(関)
『関』は先程とは逆に、『遊部』が自らのスタンドの『血』を『献血』する様を見守った。

 先程と同じ光景―――
 『血』の入った『注射器』を戻された『ボール型スタンド』は、
 本体の『心臓』へと戻っていく…………

 そして―――


>ALL


      ペカァァ―――z______



 フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

                  『フラジール・デイズ』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       ???:C【50】   ???:A【100】   ???:C【50】

                    【特記事項】

              ①生成能力(精神)【+30】※1
              ②完全自立型【+100】※2
              ③本体連動なし【-30】※3

                               合計:300ml
     ―――――――――――――――――――――――――――
       ※1:生ミ出ス力(パワー)ガ 多クノ『血』ヲ発生サセマス
       ※2:独自の精神カtラ 『血』ガ タンマリ 採レマス
       ※3:本体カラ『血』ガ 採レナクナリマス
      ――――――――――――――――――――――――――

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

    『画面』には、今度は『フラジール・デイズ』の結果が映し出される。

38 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/20(火) 08:25:08
(レス遅れ失礼しました)
>>37

(幸いなのは、完全自立型 と明記してる『だけ』と言う事。
これなら、こちらが命令を発さなければ受動的にしか動かないとは
思われないだろう)

『フラジール・デイズ』の利点は、自立型である事も交えた
明確で詳細な演技による、人間と思わせる振舞いと切り札の舞台外指定。
これを総合させ『暗殺者』として昇華させる事。少なくとも、暗殺する対象は
今の町には未だ居ない。

(意外なのは……連動-は先程の関と言う少女が反映してたから当たり前だが
完全自立型が、この献血の能力にとって多くのポイントを反映する事だ。
希少性などから、これは付いてるのか……?
 ただ、献血と言うスタンドが見える人間のみへの勧誘。
これは仲間を募ったり己の立場を確固とする為には不相応でしか無い。
今の私達のように疑心を切り離せないのだから。
 こいつは、本当に貧血で自分の救済のためだけに、使用してると言うのか……?)

遊部の中の『私』は、多くの組織がこの街の水面下で暗躍してるのを知ってる。
こいつも、その手の一人かと思ったが。それにしては、やり方が『異端』だ。

「わぁっ ふ、フラジールの血液って、こんなポイントが出るんだ……」

「と言うか……さ 300っ
関さんのよりも血液が多いのは、フラジールが人と同じだからかな……?」

(血液の量の違い……これは器具型が人型かの違いだろうな。何より
フラジールは実体化しており人間と遜色ない。本体がスタンドの意識が喪失
しない限りは普通の人間と変わりないのだ)

そこが血液を多く取り入れられた理由の違いだろう。

「え えっと。ふ、二人分? も血液を渡したんですし。この人? も
もう大丈夫ですよね?」

(何らかの能力が使える冊子と人もどきの人型スタンドの血で
貧血を治せるのか。まぁ、そこはスタンド能力……理解出来ない論理が
通ずる代物だ。多分、貧血も治せるんだろう)

39関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/20(火) 17:00:15
>>37(GM)
>>38(遊部)

(Aが100ポイントなのは、同じ……
 なんのアルファベットか分かりませんけど、
 アルファベットが同じなら同じ点数になる?
 私と遊部さんのスタンドで、『Aなのは別の位置』
 ……性能? 『スタンドの性能のこと』なのかもですね)

何を意味するかは不明だ。
『完全自立型』はある種想定通り。
だから『お願いしていた』ということだ。

「この項目だけ見るなら……どうでしょう〜?
 人型かどうかは、関係なさそうな気がします。
 ほら、ここの『アルファベット』……
 『Eの方が低い』『Aの方が高い』、これ。
 これがとりあえず、1番大事なんでしょうけど」

『ペイデイ』を腕で抱えながら、画面をじっと見つめる。

(完全自立……は、どういうことか分かる。
 でも、そんなにたくさんはいないはずだし、
 ポイントを稼ぐならそれより…………)

「人型かそうじゃないかがポイントの基準なら、
 AからEの五段階もいらないと、思うんですよね」

(なんて。別に、稼ぐ必要はないんでしょうけど)

遊部の疑問に、私感を述べる。
脳内では『利益を得る』ための計算が走るが、
あえて血液量を稼いでもしょうがないと思い、止めた。

「……献血って、確か大人の人は400取るんですよね。
 私がした時は、200しかダメって言われましたけど」

      チラッ

女の様子を見る。

「そう考えると量は十分な気がしますけど、
 ううん、でもまあ…………スタンド、ですからねえ」

少なくとも当座の貧血は収まりそうなものだが、
なにぶん『スタンド』というものは……法則が分からない。

40『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/20(火) 22:07:52
>>38(遊部&関)
二人の脳内をさまざまな考察が駆け巡る。
二人はその思いの一端を互いに伝えあう。

 ………

    そうして、二人は『倒れた女性』の様子を見守る。
    一連のスタンドの行為の意味は、なんとなくは分かる。

      その想像が 正しければ………


                            「………ん」


             『倒れた女性』が、目を覚ます。


    「………ここは………?

                  あなたたちが、介抱してくれたんですか?」


      『女性』は軽く頭を振りながら、ゆっくりと立ち上がった。

41遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/21(水) 20:49:04
>>40

>あなたたちが、介抱してくれたんですか?

「え えっと……あ、貴方の倒れてるところから出てきたスタンドが
血をくださいって言われたので、それに応じた事が介抱って言うのなら……」

「あ、え……っと。わ わたしは遊部って言います」

おどおどとした(演技)調子で、そうフラジールの蔭から自己紹介をする。

(さて……目覚めたが、この本体の思惑や実態が不明だ。
――状況に応じては先制で討つ)

昏い意図も胸中に隠しつつ、頼りない女子高生と言うヴェールの中で踊る。

42関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/21(水) 20:53:42
>>40(GM)
>>41(遊部)

「あっ……よかった、起きたんですねえ。  
 介抱というほどの事はしてませんけど、
 ……そうですね、遊部さんの言う通りで」

『ペイデイ』は解除しておく。

「『スタンドの血』を、少しだけ都合はしましたよう」

何もしてません――
と、なあなあにすることも一瞬考えたが、
遊部が事情を話すなら、嘘をつく理由はない。

「あのう……『貧血』とかですか?
 やっぱり『救急車』とか、呼ばなくていいですか?」

「治ったならいいんですけど…………」

起き上がりはしたわけだが、
倒れていた事情は未だ不明だ。
心配なのは事実。声を掛ける。

スタンドを解除した手に、スマホを取り出しておく。

43『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/21(水) 21:51:37
>>41-42(遊部&関)

「遊部さんと……」
             「………どうも、ありがとうございます」

『女性』は『遊部』と『関』、それぞれに深々と礼をする。
起き上がったことで女性の顔がはっきりと見えるようになった。
線が細い儚い印象の女性。目にうっすらとクマがあり、不健康な印象を受ける。
年のころは、『30代中盤』といったところか―――

「あ、私も名乗らないと……。

 私は『加宮 芒(かのみや すすき)』………そういう名前です……

 ちょっとクラっとして、多分、『貧血』なのだけど………
  食べても食べても、良くならないのよね………

   病院にも行ってみたけど、『原因不明』………。
   貧血のお薬はかかさず飲んでいるし、
        食事療法も頑張っているのだけど………。

   ああでも、不思議ね………。
                         今は少し、平気…………」

 『女性』が自分の言いたいことを散発的に語る。

「あなたたち……『高校生』くらいかしら?
  本当にどうもありがとうございます……

 ただ、ちょっと、ちょっとだけ、訊きたいのだけど………

   ………『スタンド』って、いったいなんの事かしら?

    『血』を分ける―――っていったいなんの話をしているの?」

  ………

女性の胸には依然として『スタンドの眼のディスプレイ』が存在する。
いつのまにかそこには『460/3000』という数字が描かれていた。

44遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/22(木) 20:36:58
>>43

>血』を分ける―――っていったいなんの話をしているの?

「え? あ、あの……そ、その……」

(ちっ……私も彼女のスタンドも『実体化』してるな。
これが見えますか? と非実体化のスタンドで自覚なしのスタンド使いなのか
確認は出来ない。いや、然し自分の胸に妙な物体があれば単語を知らずとも
推測出来る筈、と言う事はこの『スタンド』……寄生型などの一般人を害するものか?)

ボソッ

「……この人、スタンドに取り憑かれてるとかなら、正直……危険です。
私だとどうしようも出来ないですし、誰かこう言うの何とかしてくれる
心当たりとかありません?」

関に近寄って、小声でそう相談する。
正直言って、こう言う時『フラジール』と言う別名で活動してる『アリーナ』は
助けは望めない。別にあそこは正義の味方でも無いからな

45関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/22(木) 21:14:48
>>43(GM)

「慢性の貧血ですか、大変ですねえ……
 私もたまに、クラッと来る時は……って。
 ……ああっ、すみません、私ったら。
 関(せき)です。自己紹介を忘れてました〜」

     ペコリ

「ええ、そうですねえ、高校生で……」

相手の名前を聞いて、慌てて素性を名乗る。
遊部も名乗っているし、あえて隠す理由もない。
相手の体調に合わせ、ゆっくりと説明を――

「……………え!?」

しようと思ったが、
これは予想外だった。

(あのスタンド、『フニクリフニクラ』は、
 確かに勝手に動いているようでしたけど……)

「……あ、ええとですねえ、確認なんですけど〜。
 あのう、『それ』 加宮さんには、『見えてます』か?」

         ポフ

自分の胸のあたりを軽く叩いて示す。
見えてないような気はするが、『念のため』だ。

自分が変なやつだと思われても……まあ、『遊部』もいる。
彼女の方が信用を得て、話を続けてくれるならそれでいい。

>>44(遊部)

(無くはない――――)

と、言葉にするのは、すんでで止めた。
関は『アリーナ』から声を掛けられ、
漣という女性と『手を結んで』こそいる。
あの大組織なら『方法』があるかもしれない。
だが、彼女らとは別に友達とかではないし、
組織として頼るにしても『慈善団体』ではない。
見返りか、大きな借りを作りかねない。
それも、自分にではなく『加宮』の方に。

          ボソ

「少なくとも、『言えば解決する』アテはないですねえ。
 ええどうしましょう、説明するのも難しそうですけど」

      ボソ

無論、遊部も似たことを考えているのは、知る由もない。

「ただ……あの数字、見てくださいよう。
 『3000』……あれを溜めれば、『解決する』のかも」

     ボソ

       「……問題があるとしたら、
        どうやって集めるかと、
        どうやってそれを渡すか……ですねえ」

解決の糸口があるとしたら、あの『ディスプレイ』だ。
表記からして『やるべき事』はなんとなくわかる。
だが、関自身余裕のある生活をしてはいない。
金銭的にも、なによりも時間的にも……だ。

(それと『見返…………ああ、私ったら!
 でも……実際、私だって。慈善事業でそこまでは……)

『割く理由』が『善意だけ』では、厳しいものはあるのだが…………

46<削除>:<削除>
<削除>

47『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/23(金) 06:28:20
>>44-45(遊部&関)

 「関……さんね……よろしくね」

 『関』は名乗り、それに反応する『女性』。

 ………

そして、『関』と『遊部』は、語る『女性』の言葉の中の『不自然さ』に気付いた。

 『スタンド』を知らない『スタンド使い』。

    いや、そもそもあの『ボール型スタンド』は彼女の『スタンド』なのだろうか?

                               ………

とりあえず『関』は、『それ』を確かめるもっとも単純な判別方法を試す。
すなわち、『彼女にスタンドが見えるかどうか?』
それを確認するべく、彼女自身の胸部に視線をやるよう促す。

「………? な……なにかしら………?
 これって、デジタルな『万歩計』か、なにか………?
 こんなもの、買った覚えは、ないのだけど………?」

『ディスプレイ』を発見した、『女性』は驚いたように目を見開く。
それをまるでそれを『初めて』見たような挙動だ。
『演技』の可能性だってあるにはあるだろうが………
すくなくとも、『遊部』と『関』の目にはそれは『真実』のように映った。

     そんな『彼女』を見つつも、『関』と『遊部』はこっそり会話する。
     『憑依』の可能性も確かにある。未だ、得体のしれない存在の『ボール型スタンド』。

     そんな中、『関』は『3000』という数字に注目する。
     普通に考えれば右にあるそれは、『分母』。左の『460』は『分子』。
     ならば『3000』を何かしらのMAXと考えるのは自然だろう。

     『最大まで溜める事で解決する』………。
     これは仮説ではあるが………少なくとも、最初の『献血』で、
     『女性』が目を覚ましたのは確からしいように思える。
     であれば、少なくとも『血』を集める事がマイナスになる事はないのかもしれない。

     『血』を集める方法は、今さっき、二人が身をもって実践した………
     ただ、これを『スタンド』という概念すら知らなそうな眼前の『女性』が
      達成できるかというと、きわめて困難ではありそうだ。

       考察しながら『関』は『女性』を見やる。
       改めて観察すると、着ているものはシンプルながら、
       『関』でも知っている『高級ブランド品』のようだ。

48関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/24(土) 00:30:33
>>47(GM)
>遊部PC

「はあい、よろしくお願いいたします〜」

頭を下げる。
そして、上げた視線は『ディスプレイ』へ。

「なるほど……見えてはいるんですねえ」

であれば話は進めやすい。
それに――――

(『ブランド品』を普段着にしてる。
 『お金持ち』なのは間違いない。
 それも倹約をするタイプじゃなくって、
 ちゃんと『使うときは使う』ようなタイプ)

(こっちからは、言い出しづらいですけど)

『意味』だけでなく、『価値』もありそうだ。

「落ち着いて聞いていただけると、
 嬉しいんですけど〜。
 私たちは、それが何かを知ってまして」

「それで。『貧血を治す方法』……『それ』かもしれません」

『貧血の原因』とは言わない。
あくまでポジティブな言葉を選んだ――――意味があるかは別だが。

49遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/24(土) 00:52:31
>>47
>>48

少女『関』が加宮 芒と言う寄生型なのか、または発現し立てで自覚が無い
スタンド使いなのか曖昧な人物に語り掛けるのを見ながら考える事。

もし仮に、この人物の貧血を治療する補助をするとすれば注射器具を借用する
なりして別の星見町にいくつか見受けられるスタンド使いの血を集めてく
流れとかになるだろう。そして、ブランド品を身に着けるような人物なら
資金を潤沢に保有してるとは伺えるが……。

(金銭には、正直興味は沸かない。
私が求められる『力』 金は一つのアドバンテージとして働くのは間違いないが
可能ならば、私だけに味方するスタンドを得る。そのような『力』があれば……)

このボール型のスタンドに協力した所で、このスタンドが自身の物になるわけでもない。
助力した事で、この手の知識は皆無であろう貧血の女と所縁を作っても精々
今の遊部では茶飲み友達程度にしか交友は出来ない。

(……だが、それでも『足掛かり』か。
ローマは一日にして成らず)

「えー、っと。関さんの持ってるノートと、私……の親友のこの子から血を
抜き取ったら、お姉さんが元気になったので。
 多分ですけど、そう言うちょっと変わったものを持ってる人達って
この街に結構居る見たいなんで。その変な? ボールの注射器を色んな人から
血を貰ってメモリ一杯になったら、お姉さんの貧血も完治すると思います」

少女(関)の言葉を引き継ぐようにして話す。
 正直、こう言う役割は気弱な学生生活をするベソっ娘の遊部の役割でない。
観察眼の鋭い人物なら、今の話し方であれ流暢に感じて違和感を感じて
内部の『私』を見抜く輩も存在するかも知れないからな。

50『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/24(土) 06:06:32
>>48-49(関&遊部)
『関』と『遊部』はそれぞれの思惑をもって、『加宮』に語りかける。
それは『無償の善意』などではなく、各々に『求めるもの』がある―――
しかし、二人の貴重な十代の時間を提供するのだから、それは当然の事だろう。

 ………

「……『貧血』を……… 治す方法………?
    そんなものがあるというの………?

  あ……『動転』していて、そちらの……親友? ………『双子』ではなく?
  いや、そこはいいのですけれども………
  そちらにもお礼は言っていなかったわね………ありがとうございました………

  ………それはそれとして………『血を抜き取ったら』……
       私が元気になった………?
 『ノート』から『血』を………? 『ボールの注射器』………?

                                 メモリ………?」

『関』の提案する『貧血の治す方法』には興味をもった様子ではあった。
だが、その後の『遊部』の説明はあまりにも突飛だったのだろう。
大いに『混乱』してしまっているようだった。

                            ………

   ギュ ウ ウ  ウ ウ  ウ  ウウ ウ  ウ ウ ウ ウ

               ―――と。

『加宮』の胸部の『ディスプレイ』が唐突に引っ込むと、
『加宮』の両腕内を通り、『両掌』から再度、
二体の『ボール型スタンド』が出現する。

                「………ひっ!」

『加宮』の顔に驚愕の感情が張りつく。
『スタンド』を知らないというのなら、当然の反応ではある。

『赤と青のボール』の状態で出てきた『スタンド』は、
そしてそのまま、その能力の要である『無数の注射器』を体から突き出す。

   「こ……こ……これ………   いったい………
     いやァ……… なんでこんなものが………
      『お化け』………『呪い』………? 私、なんか悪いことしたァ………?」

『加宮』は混乱を通り越して涙目になっている。
彼女にとっては、もはや『恐怖』かもしれないが………
『説得』のためには、この状況は悪くないのかもしれない。

51関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/24(土) 14:32:11
>>49(遊部)
>>50(GM)

「…………………あぁ〜、ええと」

自分の表情を意識して、微笑む。

「すみません、一気に説明しちゃって。
 いきなり言われたって分からないですよね。
 ただ、遊部さんの言ってる通りなんですよう。
 加宮さんにもお得な話ですから、
 ついつい早く全部教えたくなっちゃいまして〜」

咄嗟に『いい警官』になることにした。
皮肉な立場ではあるのだが…………
遊部の説明は、的確ながら『急すぎる』。
申し訳ないが踏み台にして、説得力を積んでいこう。

「『それ』」

「私たちは『スタンド』って呼んでますけど、
 加宮さんの『それ』とか――」

        スッ

手に『ペイデイ』を発現してから、
自分の胸元に抱くようにして持ち、
『見せただけである』事をはっきりさせる。

「私のこれみたいな、不思議な『力』の事なんです。
 こういう風に何も無いところから出せたり、
 加宮さんのみたいに、浮かべてみたり」

「ふふ、信じられないかもしれませんけど……
 私も最初は信じられなかったんですけどねえ。
 上手く使えば、生活にとっても便利ですし」

嘘だ。最初から信じている。
それに『ペイデイ』を生活に便利には使っていない。
だが、その嘘を確かめる手段はどこにも存在しないし、
別に何か害があるわけでも無い。『ついていい』。

      すぅーー  ・・・

息を吸い、慈愛や互助でない、打算を心の中に練る。

「……貧血も、もしかしたら治せるかもしれません。
 それがいま、遊部さんも言ってたことでして……
 今、ちょっと『楽になった』って言ってましたよね?
 その注射器を、私達の『スタンド』に使ったからなんです」

「…………あっ、勿論、私達が自分の判断で、
 使うべきだ!って思ったから、しただけですよう。
 『しろ』って、その『ボール』が言ったとかは無いです」

あくまで『自分から要求することはしない』。
音通り受け取られ『何の見返りもない』形であれば、
スタンドの説明だけをして帰ってしまうのもいい。
『想定される仕事』が、流石に無償ではキツすぎる。
それに、それだって、十分『善意』と言えるだろう。

だが――見返りがあれば、理由をくれれば、献身を向けられる。

52遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/24(土) 22:43:03
>>50
>>51

こう言う手合いを見ると『ベソ』を彷彿させる。『私』はあの子が正直言って
好きでない。全ての痛みや精神的負荷を受け入れる役割がある手前、それでも
あの怯える瞳や顔つきを見ると……いけない、脱線したな。

「あ、すいません。私も その、おねえさん見たいなスタンドは
初めて見たから、つい、想像のままに語ってしまって。
けど、ほぼ関さんの言う通りだと思います」

『悪い警官』 相手の立場を追い込む役割と自然となっていたが
別にそれはそれで不満も何もない。この流れで、あちらの少女に
信用を置いたとして、『私』に損も得も無いのだ。

(然し、自動操縦に近いか? この献血のスタンド……恐らく数値が
完全に満ちれば本体の血に関する不調は全て完治すると言う感じか)

「えっと、私たちで良けれ……ば
加宮さんの、その注射の血を集めてきます……よ?」

(……ただ、全て想像の範疇。このスタンドに、それ以外の恩恵が
あると言うのなら幾らか私の『目的』に近づく参考の一つとはなる。
ここは、素直に協力する姿勢を続けよう)

53『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/25(日) 00:22:11
>>51-52(遊部&関)

結論から先に言えば、『加宮』が二人の話に耳を傾けられるほど
落ち着くのに、まずは少しの時間を要した。
タイミングを見計らっていた『関』と『遊部』の『説得タイム』はその後の話となる。

  ………

             ………


「………正直な思いをつたえると
     困惑しているというのが一番の気持ちだけれども………」

『関』と『遊部』の話を聴き終えた『加宮』は、
 更にしばしの間を空けた後にぽつぽつと語りだす。

「…………『323』………
              いえ、『4』だったかしら………

 ともかく、これは、ここ数か月で私が
   『貧血症状』のためにかけたお金の『総額』よ………

 さっきはちょっと恥ずかしくて言えなかったけれども……
 正規のお医者様以外にも様々な事を試したわ………
 『民間療法』や『気功』、『宇宙にお祈り』とか『お祓い』だってした………

 ただ、誰も、あなたたちのようには、助けてくれなかった………

  『スタンド』………というのは、不思議な力で………

    この……ふたつの……ウニ………クリ………?

  なんとも表現しづらい『コレ』は………
  あなたたちのような『不思議な力』の『血』をとる事ができて………
  私を助けてくれる………そういうわけなのね……?

  ………私にはそんな『不思議な力』の知りあいなんて居ないし、
      そもそも、まともに出歩くのさえ、こんなふうに難しい………
      もう、あなたたちのその言葉にすがるしかないわ……

  もちろん……『無料』なんて言わない………
  あなたたちに払うお金は……
   今までの誰に払うお金より『価値』があるものに違いないもの………

   ただ、ちょっと、ちょっと……今までに使い過ぎてしまったのも事実なの………
   だから……せいぜい………そうね………
    せいぜい、それぞれに『20万』程度でしたら支払えるけれど………

      それで……

            私の『依頼』、受けていただけるかしら?」

54関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/26(月) 01:02:47
>>52(遊部)
>>53(GM)

語られた数字が、関の中の『そろばん』を動かす。

(――――私と遊部さんの平均を取って、
 だいたい……遊部さんのは珍しいし、
 少なめに見て『1回200』ですかね。
 残り2540で、2人で分担すれば……『6』?
 仕事としてのコスパは、悪くない気がします)

(この人が攻撃を受けてこうなってるなら、
 その『鉄砲玉』がこっちにも飛んでくるとか、
 そういうリスクはあるでしょうけど――――
 今のところ……そういう風にも、見えませんしねえ)

関寿々芽は金銭そのもの以上に、
『節約』『倹約』に一家言ある部類だ。
それは『コストパフォーマンス』にも及ぶ。
貨幣だけでなく、時間もまた貴重なリソース。
そして――――これは『価値がある』。
自分の時間を投資するに十分なリターンだ。

「……私に上手く出来るかは、
 分かりませんけれど。
 『貧血』って、大変ですもんね。
 それに……勿論、報酬も、嬉しいですし」

慈愛の笑みを浮かべてはいても、
『100%善意』を演じきれはしない。
濁すような口調で、報酬に触れた。

「『依頼』――――ぜひ、受けさせていただきますよう」

              ス ッ

そして、『注射器』に手を伸ばす。
打算はある。報酬のためでもある。
だが、『血』を必要としている『加宮のため』――その気持ちも本当だ。

55 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/26(月) 18:59:19
>>53
>>54

「えぇっと い 『依頼』ですか?」

(……『20』万。一般的には大金……だが、ひと月 ふた月散財すれば
すぐ消費されるであろう。その程度の価値でしかない)

『私』の中の内なる他の者達が各々小さく囁く。
受ければいい、面倒だ 拒否しないか? と。

(・・・『私』は こう答えよう)

「ぇ と、私は『依頼』は   ――『まだ受けない』です」

隣に居る少女も、目の前の『加宮』も、この言葉には顔色を変えるだろう。
だが、まだこの返答には続きがある。

「あ、あの。不思議な血を集める協力をしないって訳じゃないんです。
で、でも 今のところ その表示されてる血を全部集めて、お姉さんの
体調が完全に治るって言うのは私達の予想なんで……不安にさせる訳じゃないけど
『血を集めた後』のアフターケアも考えるべきだと思うんですよ。
全部見届けて、その献血を募るスタンドさんも完全に制御出来た暁には
私も、20万は貰ってもいいかなぁとは思いますけど……」

(『スタンド』には幾多もの可能性がある。
あらゆる精神の力『血』を吸収する。そのような特異な力が本体の貧血を
完治させる以外で収まるのだろうか? 私には別の『力』が備わる可能性がある。
『フラジール・デイズ』には相手の力を略奪するような能力は無い。
だがらこそ、見定め……この展望で私の望む結果を手元に引き寄せられるか
今は静観しつつ、善意の協力者でいよう)

56『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/26(月) 23:28:55
>>54-55(遊部&関)

「あ………ありがとうございます………」

 『関』の快諾に『加宮』は喜びを浮かべるが―――

                     「………?」

 『遊部』の『まだ受けない』の言葉には不安そうな顔をする。
 ただ、『遊部』の説明を最後まで聴くと………

「………なるほど……… つまり、『血を集める』だけで
 ほんとうに私の『貧血』が治るかどうかは分からない………
 もしも、本当に治ったのなら、そこで初めて『依頼』を受け………
 そして、『報酬』を受け取りたい………という感じかしらね……?

 結果として『関』さんと同じように 協力してくれるというのなら………
     私としてはぜひお願いしたいところだけど………」

                   『加宮』は、一応の納得をみせた。

 ………

 そして、『関』が『ボール型スタンド』に手を伸ばす。
      『注射器』を借りていこうという算段か―――

   ただ、そんな『関』に対し、『ボール型スタンド』が自ら近寄って来る。
   それと同時に『遊部』の方にも『ボール型スタンド』が近寄って来る。
   それは先程、自らのスタンドの『血』を採った『ボール型スタンド』だ。

       ……(Φ)……            ……(Φ)……

      『私ハ フニクリ』           『私ハ フニクラ』

      『血ヲ集メル者二』           『ツイテイケル』

       『ツイテイク』              『ドコマデモ』


           それぞれが それぞれに語りかける。

              どうやら しばしの間

          彼らが二人のパートナーになりそうだ。

57<削除>:<削除>
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58関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/27(火) 01:37:22
>>55(遊部)
>>56(GM)

「いえいえ、困ったときはお互い様ですよう。
 ? ……それじゃあ、こちら、お借りしますねえ」

           スッ

『遊部』の思惑は分からないが、
『二人』でやれるなら有難い。
一人で『2500』を集めるのは、
どう考えても『難しい』からだ。

「『フニクラ』さん――――
 加宮さんのためにも、
 短い間にしたいですけど……
 よろしくお願いしますねえ」

『赤いフニクラ』に手を伸ばして、
伸ばして――――どうするんだろうか?
とりあえず、それを『連れて行く』ことにする。

「それで、ええと、『フニクラ』さん……
 『ついてくる』のはありがたいんですけど〜」

           シュン

「普段って、貴方をしまっておけたりはするんですか?
 例えばほら、私の『ペイデイ』をしまっておくみたいに」

『ペイデイ』を解除しつつ、そのような事を問いかける。
応えてくれるかは分からないが、『連れ歩く』には目立つ。

59 遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/27(火) 20:46:40
>>56
>>58

「え、あっ よ、宜しくお願いしますね。『フニクリ』さん」

(……さて、妙なスタンドだ。献血の為に自動操縦? で付いてくるとはな。
いや、これも能力の一種と言う事か……完全に本体の献血を行う用途のみの
スタンド能力なのかも知れない)

だが、この『活動』も決して無駄ではない……。

(『フラジール』として活動し、この街のスタンド使いを調べるにあたって
素性を割れずに動くのにも、やはり限界がある。
善意の協力者。この仮面は使える……罅割れる事は少ない仮面なのだ。
『私』は、この街の頂点に必ずいずれ這い上がる……その為にも何が邪魔で
何が必要かを改めて見直す。その為にも、この『献血』を『利用』する)

「せ、関さんも一緒に頑張りましょうねっ。
え えっとさっき>>15の感じから見て 私達が触らないで付いて来て貰う感じなら
他の普通の人には見えない感じにならない……かな」

(おしゃべりを、少し し過ぎた。
ちっ 『ベソ』が学校で生活してる時よりも聡明になり過ぎてる!)

自分の粗さを自覚して段々苛立ちも内心感じつつ、最後に関に頼む。

「あ、か 加宮さんと関さん。れ、連絡先! 連絡先交換しましょう!」

(中間報告は必要だろうからな。
……やれやれ こう言うのを何故先導してやらなければいけない)

60『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/27(火) 21:44:57
>>58(関&遊部)


                              『私ハ追従者ニ ツイテイク』
                               『追従者ハ 変更デキル』
                            『追従者ト 多少ナラ離レル事ハ可能』
                               『解除ハ 本体ニ潜ルノミ』

『関』の問いかけに、赤の『フニクラ』はいくつかの補足を加えて応える。
『追従者』というのが今の『関』の立場になるのだろう。
『多少離れる』の度合は不明だが、さすがに本当に
『プライベートな空間』からは離す事が出来る、という事だろう。

『追従者』を変えられるなら、誰か別の者を見つけられれば、
たまにはその者に預ける事で、『ボールの居ない時間』を確保する事も出来るだろう。
いっそ 、『加宮』に預けておくのも手か。
ただ、いちいちそんな事をするのは面倒ではあるが………

「………解除……というのはしまうという事かしら……
 私のところでないと、しまうのは無理という事なのね………

 でしたら、『バッグ』か何かに入れておけばいいんじゃあないかしら………
 そのくらいでしたら。『お礼』とは別に、私がプレゼントします………。

 『関』さんや……よければ『遊部』さんも………
 好きなタイプのバッグを買ってきて、
 『領収書』……いえ、『レシート』でかまわないわ………
 証明を持ってきてくれれば『必要経費』として支払います………」

『加宮』が気を利かせて、そんな提案をしてくる。
『スタンド』をバッグにしまう………
『スタンド』を知らなかった者だからこその自由な発想なのかもしれない。

 ………

『よろしく』という言葉に、青の『フニクリ』は
『遊部』に向かって会釈をするかのように揺れる。
これからこの『スタンド』としばらくは付き合っていく事となるのだろう―――

そして、『遊部』は『関』に呼びかける。
同じ目的に向かう『仲間』………仲良くしておくに越した事はないはずだ。

「………連絡先ね………
  電話番号と―――私の住所も書いておきますので………
   『血』を手に入れたらこまめに来てください……」

『加宮』は『メモ用紙』を取り出し、『関』と『遊部』にそれぞれ、
自らの名前、住所と電話番号を書いた紙を渡した。
駅近くのマンション―――賃貸か持ち家かは不明だが、
いずれにせよ立地的に、それなりのお値段はするだろう。

61関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/28(水) 01:11:27
>>59(遊部)
>>60(GM)

「なるほどですね……はあい、分かりました。
 それなら『鞄』に入れるのが良さそうですねえ。
 『すぐに取り出せる』方が、便利ですし」

(『家族』の誰かに預ける――
 のは、リスクが大きすぎますね。
 『アリーナ』の目もありますし、
 私が連れ歩くのが一番……のはず)

「スタンド使いの人に見られたら、
 警戒されてしまうか、
 『危ない人が寄って来る』かしそうですし〜」

ヴィジョンを常に出しっぱなしにするのは、
流石にリスクが高いと言わざるを得ない。
『加宮』の、『初心者』特有のアイディアが『正しい』。

「あっ、そうですね。
 連絡先は必要でした。 
 遊部さん、言ってくれてありがとうございます〜」

「これですね――――はい、『血』が溜まったら報告しに行きますよう」

メモ用紙の写真を撮りつつ、
用紙自体は受け取って、財布の中にでも入れておく事にする。

「それと、そのう、せっかくなので『バッグ』の『領収書』を渡す時にも……」

降ってわいた新調のチャンスにも、やや遠慮がちな口調だが、乗り忘れない。

62遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/28(水) 20:06:14
>>60
>>61

(『鞄』……確かに、学生鞄だと身元が割れる必要がある。『危険行為』で
血を得ようとすればな。それでなくても『フラジール』として携行する時でも
必要性はあるか……私の場合、スタンドに携行させる必要もあるし
二つ鞄は必要だろう)

「あっ 有難うございます……ふ フラジールっ
お お揃いの鞄を買おうねっ え えへへ……」

(もう既に、無表情・寡黙な本体と瓜二つの実体化スタンドだと
この二人には認識されてる……余り下手に受け答えせず、このまま
微かに頷く程度のリアクションをさせるだけで良い)

遊部の発言に、フラジールは受動的に頷くだけだ。演技指導をしなければ
自ずとそうなる。『それでいい』 少なくとも、今この二人の前では
そう言う人形めいたスタンドなのだと思わせれば それでいいのだ。

(決して『私』の、我々の心を覗く隙は与えたりなどせん……)

「加宮さん、ご親切に有難うございます……ぁ あの、わ 私ドジだけど
一生懸命集める努力して治すの手伝いますから!
せ、関さんも が がんばろっ!」



(※PLとして質問:因みに分担して幾らかノルマを達成したら星間通信などで
加宮『GМ』に連絡する形でしょうか?)

63『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/29(木) 04:50:44
>>61(関&遊部)

『鞄を買う』―――
最低限、『バレーボール』が入る大きさならば問題はないか。
『注射器』を生やした形態にあわせると
巨大なものになってしまうが、『利便性』は増すだろう。
『トートバッグ』や『リュックサック』、あるいはその他………
各々が自分のセンスや考え方によって好きなものを買えば良いはずだ。

「………ええ、『領収書』は遠慮なく持ってきてくださいね………。
この体調ですし、しばらく『自宅療養』していますので………。
『マンション』の……そう、住所のとおり五階の部屋です………。
『オートロック』なので、部屋番号を入力して呼びかけて下さい………」

何気に『スタンド』の分まで買おうとする『遊部』に、
『加宮』はわずかに表情を変えたが、その変化は一瞬だったので、
『遊部』や『関』が気付いたかどうか―――
しかし、それ以上、特に何か指摘するわけでもない。
『バッグ』の値段の限度額を決めない事もそうだし、
様々な機関に『貧血改善』の料金を絞り取られたのは
この『気の弱さ』や『詰めの甘さ』も一因にあるのかもしれない。

 ………

ふと、『関』と『遊部』は『フニクリ・フニクラ』を見やる。
『フニクラ・フニクラ』は『加宮』に背を向けている恰好であり、
『加宮』は彼らの『目』を見ることは出来ない状態だ。

『フニクリ・フニクラ』の『単眼』が『ディスプレイ』となり、

そこには―――

  『シバラクハ 持ツ』 『シバラクシカ 持タナイ』

  『私タチガ 害ヲ 及ボシテイル』『制御スルニハ』

   『『相応ノ 血ガ 必要ト サレテイマス!』』

   ………曖昧な『任務期限(タイムリミット)』。
        完全なる『後だし』だが、
        今更断るわけにもいかなそうな雰囲気だ………

64関 寿々芽『ペイデイ』:2021/04/29(木) 19:33:21
>>62(遊部)
>>63(GM)

「ええ、お互いよくやりましょう。
 ……それじゃあ加宮さんも、
 改めてよろしくお願いいたしますね」

        「……」

優しい、というより弱い人なのだろう。
家業柄もあって、何となくわかる。
ほうっておけない。

   ジッ

『ディスプレイ』を見る。
このスタンドが彼女に根差すなら、
制御するのは『必要』だ。
増して害を成すというなら――――

「出来るだけ吉報を持って来れるように、しますから」

「『お仕事』のためにも、
 それにあなたのためにも……私、頑張りますよう」

65遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/29(木) 22:48:04
>>63
>>64
(※回答に関して了解)


 「は、はい。加宮さん わ わたしもフラジールも頑張るんで
安心して待っててください」

(……『タイムリミット』
はてさて、それが彼女自身の害が。または私達にとっての害か)

> 『シバラクハ 持ツ』 『シバラクシカ 持タナイ』

(その『シバラク』を過ぎると、自動的に私達に吸血を行おうとするか
周囲の一般市民も無差別に攻撃するか……どちらにせよ、本体の為の
スタンドと言う割には、随分と良い性格の能力をしてるようだ)

(――良いだろう。
お前達もこちらを利用するのだ、こちらも、精々それに則って利用しよう。
……それが『私』の流儀だ)

そのまま自然な形で離別する。学生寮に戻り、一先ずどう街を散策して
効率よく血を集められるか考えよう。

66『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/30(金) 09:36:02
>>64-65(関&遊部)

『フニクリ・フニクラ』から同じメッセージを受け取っていても、
『関』と『遊部』―――二人の『思い』はそれぞれ異なる。
二人の採血への『アプローチ』もそれと同様、独自のものとなっていくのだろう。

『3000mlの血液』を集める………とにもかくにもそこへ『到達』すれば問題はないのだ。

「………あ……ありがとうございます………

 ………今なら少しは元気ですけれど、
      また、いつ、『症状』がやってくるかは分かりませんし……

     すみませんけれど、私はそろそろ自宅に戻らせていただきますね………」

『加宮』は二人が依頼を引き受けてくれた事に本当に安心した様子だった。
『20万円』の依頼………『口約束』ではあるが、
『加宮』の様子を見ると、それを反故にするようなタイプには見えない。
もちろん『100%』の保証はないが、『スタンド』がらみの依頼に関しては
どこかで『覚悟』を決めて、受諾していくしかないだろう………

 そして、三者はそれぞれの思いを胸に、それぞれが帰路に着くことなる。


  ………

 こんなふうにして、『遊部』と『関』の『血』を求める仕事は始まった。

   数多の『スタンド使い』をその胸に抱く『星見町』――――
    『この町(フィールド)』で『任務(ワーク)』を遂行していく。

      それが『歓喜の成功(ワクワク)』になるか、
       『無残な失敗(ワックワーク)』になるか。

    二人は『この町』に、試される事となるのかもしれない。



                 『あなたの血が必要とされています!』
                              → 『本編開始』

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68『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/30(金) 09:54:51
本体の体内の『心臓』から腕を通り、
両掌から発現する球状の二体のヴィジョン。
一方は赤で一方は青。単眼と口を有する。
現段階で『自我』を持ち、独自の論理で動く。

『精神力』を『血液』として採取できる『注射器』を生み出すのが能力。

本来、『精神力を持つ生物およびスタンド』を能力対象とするが、
『機能不全』を起こしており『スタンド』にしか効果がないという
歪んだ能力対象となっている。

『注射器』は球体から『ウニ』の針のように無数に飛び出す。
ただし、針部分は『ウニ』とは逆に、球体に刺さるように発現し
持ち手が持ちやすいような形で飛び出してくる。
この『注射器』は抜く事で『実体化』し、だれでも扱う事ができる。
この『注射器』を対象に刺し採血する事で、精神力の『血液』を採取可能。

採血された自立型スタンドおよびDFのある本体は、
『献血後』レベルの立ち眩みを起こす場合がある。
そうでなくても『スタンドをしばらく動かした』程度の疲労が訪れる。

採取した後は『注射器』をスタンドの元の位置に戻す事で、
一時的にスタンド内に『ストック』された状態となる。
このまま、スタンドが本体の心臓に戻る事で、『血液』は本体に『輸血』される事となる。

『単眼』を『ディスプレイ』とし、思いを『文字』にして表示する事が出来る。
本体の心臓付近から外に飛び出すような格好となり、
『血の分析や採血量』『総採血量』などを確認することも可能。

この『注射器』はあらゆる『スタンド』に、硬度を無視して刺す事が可能。
痛覚があれば注射時のチクっとした痛みはあり、微細な傷も残る。
刺す場所や角度などは『採血』に特に関係しない。

現在、一種のスタンドにつき、一回しか『輸血不能』。
『採血量』に関する独自基準があり、対象の『スタンド』によって採れる量は異なる。
『採血対象』は、実体・非実体を問わず、『液体』『気体』『纏うタイプ』
『群体型』『本体がスタンドになるタイプ』も採血可能だが、『ヴィジョンなし』には対応不能。

『フニクリ・フニクラ』
破壊力:E スピード:C 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

【備考(主にヴィジョン)】
・バレーボールほどの大きさの赤と青の二体のスタンド。単眼と口を有する。
・今現在、『自我』を持つ。その主たる目的は『本体の為に血を集める』事。
 性格については環境にて変動する。
・『超軟性』を持ち、仮に破壊力:Aで殴られても、
 ゴムボールのように凹んで吹っ飛ぶだけで破壊はされない。
・『注射器』はスタンド的なやや変わったデザインだが、
 強度や仕組みは一般の『注射器』と変わりない。
・DFは本体の心臓に来る。左右半分ずつを司り、
 一体だけでも破壊されれば、心臓は使い物にならなくなる。
・青は『フニクリ』、赤は『フニクラ』。
・現在、射程距離はAだが、他者に対する『追従状態』でしか移動できない。
・『追従状態』とはフワフワ浮かんだまま本体の移動にあわせスタンドも移動する現象。
  『フニクリ・フニクラ』は決めた他者を本体のように扱い、追従する。
・『フニクリ』『フニクラ』はそれぞれ別の追従者を持つことが可能。
・『追従時のスタンドと追従者の距離』は『5m』ほどの調整が可能。
・なんらかの要因で本体もしくは追従者と過剰に離れた場合は、
 『フニクリ・フニクラ』は対象の位置を正確に把握し、
 そこに向かってふわふわと浮遊しつつ、帰ろうとする。
・今現在、採血対象は『スタンドヴィジョンそのもの』である必要があり、
 『スタンド物質』には採血不能(厳密には『針』は刺せるが一滴もとれない)。
 ちなみに生物や一般物質に対しても、『針』は刺さるが一滴もとれない。
 普通の『注射器』のように液体を入れておく事なども不可能。

69『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/30(金) 10:00:39
☆ ★ ☆『あなたの血が必要とされています!』のルール!☆ ★ ☆

・『関』と『遊部』は、板の中で自由に活動してとにかく
 『スタンド血液』を集めてきてください。
 『ゴール』はとにかく『3000ml』を集めきることです。
・期間は『5/1(土)0:00〜7/31(土)24;00』とさせていただきます。
 実働時間がこの期間ですので、それまででも、質疑などあれば受け付けます。
・期間を過ぎても『3000ml』が集まっていなければミッション失敗となります。
 リアル期間が『3か月』なだけで、板時間においてはその期限は『曖昧』です。
・『このスレだけでミッションの全貌が分かる』のが理想ですので、
 このミッションに関わる全ての事項はここで行うか、『URL』を貼っていただきます。
・参加者の『関連活動時』には大変お手数ですが、最初に
 『対応してくださる方々へ(>>70)』のURLを提示していただくようお願いします。
・『スタンド血液』を『加宮』に持ってきたロールと、
 その際の活動URLと共に書き込めば、GMがその『血液量』を提示させていただきます。
・更に『遊部』と『関』は、活動の成功失敗いかんを問わず、すべての関連URLをここに貼ってください。
・チャットログなどスレ外のものは任意ですが、ポジティブなもので
 『後で見返すと楽しいだろうな』というものは貼ってしまって構いません。
 逆を言えば、『雑味』になるようなものはスルーして下さい。
・『関』『遊部』に限らず、何らかの理由で、他PC・PLが
 このミッションに関連する活動を行ったのであれば、
 そのPCもURLを貼るよう、誘導をお願いします。
 相談して、『関』『遊部』が代行で貼っていただくのも一つの手です。
・このスレッドではGMからも何かしらの『状態報告』や『PL的告知』をする事があるので、
 『遊部』『関』両PLはレスがついているようでしたらとりあえず確認お願いします。
・『三か月』の期限は『クリアを満たす血液報告』までの期限です。
 ギリギリに『場スレ』に入って終わるまではOK……とはなりませんのでご注意ください。
・『遊部』『関』がこのミッションに関する活動の中で、『三日(72時間)以上』、
 相手の都合で待たされた場合は、『三日を超過した時間』をこのスレで申告していただく事で、
 『三か月』の期限を延ばす事ができます。ただ、これは個々で計算いたしますので、
 たとえば『関』が三日分ロスタイムを持っていても、『遊部』にはないのでしたら、
 ロスタイムで動けるのは『関』だけとなります。
・『フニクリ・フニクラ』の性格や喋り方などは『可変要素』です(環境により変動)。
  追従先のPL(『遊部』と『関』)がそれぞれのやり方・進め方で決めて構いません。
  場スレ等で第二のスタンドばりに追従先のPLが自由に動かしていただいて構いません。
・ただ、参加者の『フニクリ・フニクラ』の性格設定を参考にしつつ、
 GMが『フニクリ・フニクラ』を動かしたり、勝手に生態を決めたりする事があります。
 その場合、参加者もそれを踏まえて動かしていただきたく思います。
・つまりは『フニクリ・フニクラ』は参加者とGMの『シェアNPC』的な位置づけとなります。
・『遊部』『関』の両PLの他PC・NPCはこのミッションに関するあらゆる協力はお止めください。
 (ex:『関』PCに対し『遊部』PLの他PCがこのミッションに関する絡みを行うというのも禁止)
・その他、基本的な活動はこのスレ以外でフィールドワークして頂ければと思いますが、
 適切な場が見つからない『作戦会議』や、
 『フニクリ・フニクラ』とPCの閉じられた生活の一幕などを描写したい場合、
 あるいは『フニクリ・フニクラ』をGMに動かしてもらって戯れたい場合などは、
 タイミングを見計らって、自由にこのスレを『場』として使っていただいても構いません。
・また、採血を届ける以外にも『加宮』を訪問してもらっても構いません。
 その場合、供与者質疑レベルの数レスの応酬となります(雰囲気で伸びる事もあります)。
・上記利用時は、地の文、あるいは、メール欄に『使用用途』を
 はじめに明記していただけると分かりやすいかもしれません。
・『試行錯誤』中のミッションですので、その他、質問・提案は歓迎します。
 それもこのスレで構いません。それにより『ルール変更』もありえますので、
 繰り返しになりますが、『参加者』はとりあえずこのスレをチェックしつつ、
 『フィールドワーク』に勤しんでいただけると幸いです。

70『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/30(金) 10:04:14
【対応してくださる方々へ】

・『関』と『遊部』は、板の中で自由に活動してとにかく『スタンド血液』を集めてくる
 『あなたの血が必要とされています!』という通称フィールドワークミッションに参加中です。
 ※以下は参考資料なので、詳しく知りたい方のみご覧ください※
 (フィールドワークミッションの説明>>1-2)(プロローグ:>>3-67)(利用スタンド&ルール>>68-69

・リアル時間での『期間』が定められていて、基本的には『5月1日0時〜7月31日24時』となっています。

・とりあえず、『関』と『遊部』を応援したい!という方も大勢いらっしゃると思いますが、
 実際に対応する場合は、『PL的優しさ』で無条件で協力するのではなく、
 なんらかの条件を課したり、『説得ロール』を裁定基準にするなど、
 願わくばこのミッションの『課題』になって下されば幸いです。
(あくまでお願いですので以上を踏まえつつ、それでもなお
 数レスで快諾してもそれはそれで問題はありません)。

・また、『遊部』『関』以外のPLでしたら、いくらでも違うPCで絡んで頂いて結構です。
 一度の失敗が即ミッション自体の失敗となるものではありませんので、
 『このPCでの絡みは低難易度』『このPCでの絡みは高難易度』
 『血液収集の進行状態を踏まえた難易度』などのコンセプトを決めて
 絡んでいただくのも一興かもしれません。
 (もちろん、何も考えずフィーリングで絡むのもいいかと思います)。

・対応にあたっての質問や提案を直接GMに行いたいのであれば、
 このスレにて自由に行っていただいて構いません。

・リアル時間制限があるものですので、
 あまりにも長期間拘束してしまうような『対応』を予定している場合、
 その旨を事前に参加者に伝え、その是非を確認していただけると幸いです。

71『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/30(金) 10:16:00

以上で、プロローグおよび今回のルールについての説明を終わります。
5/1(土)0時より、『あなたの血が必要とされています!』本編を
本格開始いたしますので、参加者および星見町の方々は何卒よろしくお願いいたします。

72『あなたの血が必要とされています!』:2021/04/30(金) 20:30:59
>遊部PL
申し訳ありませんが、参加者としてもし>>69を、
読まれていないようでしたら読んでいただければ幸いです。

具体的には
>・期間は『5/1(土)0:00〜7/31(土)24;00』とさせていただきます。
ですので、湖畔は『フライング』となりますし、

分かりづらかったかもですが、
>・参加者の『関連活動時』には大変お手数ですが、最初に
>『対応してくださる方々へ(>>70)』のURLを提示していただくようお願いします。
というのは、このミッションに関する活動を行うために、
場スレ活動する場合は最初に、>>70、つまり、

【対応してくださる方々へ】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1617983099/70n

を貼ってから絡んでいただければ幸いです。

今回は取り消すのもなんなので、URLを追記で貼っていただくのと、
『5/1』になってから、続きの絡みを行っていただければありがたいです。
色々面倒なルールがあって申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

73遊部『フラジール・デイズ』:2021/04/30(金) 23:58:25
>>72

了解です、すみません。気持ちが昂って文章読み飛ばしてました。
今後はそのように致します。

74遊部『フラジール・デイズ』:2021/05/02(日) 01:15:22
【場】『 湖畔 ―自然公園― 』 その2より

飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』 と邂逅。
彼女の『スタンド能力の使用』の助力として『フラジール・デイズ』の演技により
自分自身を襲う事によって、彼女の能力を発揮させた。

詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1591247432/642-655

75『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/02(日) 05:53:13
>>74(遊部)
よかったね!

ただ、『報告』は場スレが全て終わってからで構いません。
また、PL的な『報告(活動URL貼り付け)』と『血を加宮に持ってくる』のは別物です。
『報告』だけしておいて、血を持ってくるのは後日。でも構いません。
『加宮』訪問は、一回ごとでなく、複数溜まってからでも構いません。

76関 寿々芽『ペイデイ』:2021/05/05(水) 23:38:40
>GM

マンションの部屋番号を入れ、呼びかける。

「加宮さ〜ん。関です。
 『一人分』――『例の』を、持ってきましたよう」

流石に血を持ってきました、とは言いづらい。
これはこれで怪しいが……まあ、背に腹は代えられない。

活動ログ↓
【場】『自由の場』 その1
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049221/948-973

77『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/07(金) 01:27:37
>>76(関)
「…………早速、来てくれたのね。
 ………その『リュック』が買ったものかしら?

 ………『血』……、実際、私が起きている時にもらえるのは、
           『初めて』だから………少し、緊張する」

『加宮』の部屋に招かれる『関』。
そして、『加宮』の腕から『フニクラ』が入っていき―――


      ペカァァ―――z______



 フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

                    『チーロン』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       ?イ?:D【30】   ???:A【100】   ???:D【30】

                    【特記事項】

              ①『血』そのもの【+100】※1
              ②『血』関連能力【+100】※2
              ③本体一体化【+50】※3

                               合計:410ml
     ―――――――――――――――――――――――――――
       ※1:『血ソノモノ』ハ 『親和性』ガ高ク 『吸収効率』ガ段違イ!
       ※2:『関連能力』ハ 『親和性』ガ高ク 『吸収効率』ガ段違イ!
       ※3:本体自身ノ 『精神力』モ 併セテ 採レマス
      ――――――――――――――――――――――――――

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

「………こんなふうに、表示されるのね。
 ………なんだか、不思議だわ………」

『加宮』は自らの胸部をまじまじと見る。しばらくすると画面には、
『870/3000』という表記になる。最初の時に『460』になっていたはずだから、
純粋に『チーロン』の『410』が足された事になる―――

「………あ、少し、少しだけれど、ふらつきが軽減されたような」

確かに効果は、出ているようだ。

78関 寿々芽『ペイデイ』@『フニクラ』:2021/05/07(金) 01:44:27
>>77

「ええ、ちょっと良いリュックが欲しくて〜。
 これなら『フニクラ』もすっかり入りますし、
 それ以外の時でも、使いやすいかな〜っ、て!
 ……って、すみません、ちょっと公私混同でしたねえ」

エプロンのポケットに加えて、
多収納のリュックサックも背負えば、
物の入れ場に困る事はもうないだろう。

そして結果を見守るが――――

「…………!」

大当たりだったようだ。
輸血そのものの能力という事もあって、
内心『期待』はしていた。叶ったのは僥倖だ。

(かなりの上振れを引けましたけど、
 ただ……やっぱり、上の三つの数字は『低い』。
 『チーロン』の能力は全然見てませんけど、
 ここが高いスタンドだったらもっと…………)

法則性はいまだ見えてこないが、価値はあった。
美丹には、改めて礼を言う機会も必要そうだ。

「良かった……『3000』に近付けば近付くほど、
 貧血の方は『楽になっていく』みたいですねえ!」

「これからも時々『血』を持ってきます。
 今回ほどたくさんでは、ないかもしれませんけど……」

79『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/08(土) 01:15:59
>>78(関)
「『カバン』は使いやすいのが一番だわ………
 良いものを買えたのならば、よかった………。
『血』は……これからも、ぜひお願いしますね………」

『領収書』の類があれば、『現金』を手渡しでお金がもらえるだろう。

「……『半信半疑』ではあったけど、本当に『血』を集めてきているのね………。
 『スタンド』………不思議な力………この『ボール』が私の………」

『役目』を終え、『腕』から出てきた赤い『フニクラ』を『加宮』はじっと見つめる。

「………ねえ、『関』さん……この子、『口』があるし、喋ったりするみたいだけど……
 『好きな食べ物』とかあるのかしら……? あとは、どんな事を考えているのかとか………。
 もし、暇があれば調べてみてくれると……本当に嬉しいわ………」

『加宮』がそんな事を口走る。『スタンド』に『食べ物』―――
おそらく『ペット』の一種のような感覚なのだろう。
無機質な印象の『フニクラ』………
『血が欲しい』以外の感情や個別の性格など果たしてあるかどうか―――

80関 寿々芽『ペイデイ』:2021/05/08(土) 02:12:58
>>79

「ええ、おかげさまで〜。
 それですみません、いやらしい話ですけど……」

         「『これ』……お願いします」

レシートホルダーを鞄から出し、
そこに入れた領収書を丁寧に差し出す。

「スタンド――――私も最初は信じられませんでした。 
 自分では動かせないときは、特に、そう思いますよね」

「『フニクラ』はいまのところ、
 仕事のお話ばかりですけど……
 そうですねえ、加宮さんが言うなら、
 ちょっとおしゃべりとかも、してみましょうか〜」

クライアントの言う事だし、
自分も短い間とはいえ付き合う相手だ。
『フニクラ』を見ながら、そんな考えを持った。

「……もうGWも終わって、私も学校なので、
 今回ほど早くは持って来れないかもですけど〜。
 代わりに『フニクラ』の情報も、次のお土産にしますよう」

実際に出来るかどうかは分からない。
が、『あんまり分からない』というのも一つの情報にはなる。

とりあえず今日のところは、『加宮』の下を立ち去ることにした。

81『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/08(土) 02:29:42
>>80(関)
「………待っているわ。お願いします………」

『加宮』の様子にはまだ余裕があり、『期限』が迫っているといった様子はない。
『遊部』の方でもしっかり集めてくれているだろうし、このペースでいけば、
案外、余裕で『ミッション』達成出来るかもしれない………。

『関』は『加宮』から『バッグ代』を受け取り、マンションを後にした。
『関』には学校があり、自らの生活がある。
『血液集め』は並行して進めていくので、問題はないだろう―――

82遊部『フラジール・デイズ』:2021/05/12(水) 13:11:13
>GМ

 ピンポーン

「加宮さーん こ こんにちは。
こ、これ『三人分』 ですっ!」

「あ、それと買った『リュック』はフラジールのと合わせて
5980円ぐらいです」

買ったリュック↓
ttps://www.amazon.co.jp/-/en/WEATHER-Rucksack-Womens-Water-Repellent/dp/B07PJW1BPW/ref=sr_1_10?adgrpid=119874336435&dchild=1&hvadid=506546269135&hvdev=c&hvqmt=b&hvtargid=kwd-19910189904&hydadcr=27301_14361244&jp-ad-ap=0&keywords=%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AF&qid=1620792527&sr=8-10

活動ログ↓
【場】『 湖畔 ―自然公園― 』 その2より
スタンドの使い方に悩む飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』 の採血を行った
詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1591247432/641-658

【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』 その2より
甘酒で酔ってた甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』 の採血を行った
詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1607077443/169-188

【場】『 私立清月学園 ―城址学区― 』 その2より
ベンチで勉強してる仁宇櫻子『ハスカー・ドゥ』の採血を行った
詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1614349342/47-66

83『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/13(木) 12:46:22
>>82(遊部)
「………『遊部』さん、ありがとう……ございます………
 この間は、『関』さんが来てくれたのよ………
     『献血』………実際にこの目で見せてもらって……
     改めて…本当なんだと分かりました」

『リュック』代は問題なく払ってもらえた。

『加宮』は少し調子がわるいようだ。
『献血』は『食事』みたいなものだと考えると、
『加宮』の体調面を考えるなら、
こまめに持ってきてあげる方がいいのかもしれない。

そして………

      ペカァァ―――z______



 フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

               『シスター・ゴールデンヘアー』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       ?イ?:C【50】   ?イ?:C【50】   ?イ?:C【50】

                    【特記事項】

                      な し

                               合計:150ml
     ―――――――――――――――――――――――――――

    ―――――――――――――――――――――――――――

 フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

84『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/13(木) 12:52:17
>>82(遊部)

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

              『ビター・スウィート・シンフォニー』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       ?イ?:C【50】   ?イ?:C【50】   ?イ?:C【50】

                    【特記事項】

              ①生成能力(無機物/食品)【+50】※1
              ②完全自立型【+100】※2
              ③本体連動なし【-30】※3

                               合計:270ml
     ―――――――――――――――――――――――――――
       ※1:生ミ出ス力(パワー)ガ 多クノ『血』ヲ発生サセマス
       ※2:独自の精神カラ 『血』ガ タンマリ 採レマス
       ※3:本体カラ『血(シオクリ)』ガ アリマセン
    ――――――――――――――――――――――――――

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

                   『ハスカー・ドゥ』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       サイ?:D【30】   ?イ?:A【100】   ?イ?:D【30】

                    【特記事項】

              ①変化能力(無機物)【+30】※1


                             合計:190ml
     ―――――――――――――――――――――――――――
       ※1:変ジル力(パワー)ガ 多クノ『血』ヲ発生サセマス
     ―――――――――――――――――――――――――――

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

85『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/13(木) 13:04:45
>>83(遊部)

『三体』のスタンドの血の内訳がゆっくりと順番に表示された。
?の項目は『献血』が増えるにつれ、少しずつ判明していっているようだ。
そして最後に浮かぶのは、『1470/3000』の文字………

「! ありがとうございます。

  不調が少しは治まってきました…

  『血』……もう半分くらい溜まっているんですね………」

『献血』の力か、『加宮』の体調が改善したようだ。

そして彼女の言う通り、『血集め』は順調―――
『関』も頑張っているだろうから、案外、早く終わる任務になるかもしれない。

86関 寿々芽『ペイデイ』@『フニクラ』:2021/05/17(月) 02:22:03
>GM

夕方に差し掛かる程度の時間帯に、
マンションの部屋番号を入れた。

「加宮さん、関です。
 『例の』……まあ新しく、手に入れましたよう」

↓活動ログ
【場】『自由の場』 その1とその2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049221/975-995
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/2-13

「『フニクラ』とは…………
 まだあんまり交流出来てませんけど、
 キャベツはどうも食べないらしいですねえ。
 ウニに似てるのは、見た目だけみたいです〜」

87『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/17(月) 21:11:41
>>85
>遊部
「あ……いつのまにか行ってしまったのね………」

『遊部』が別れの言葉もかけず、颯爽と帰った後、
浮かんだ数字が『1470/3000』から『1480/3000』に変わる。
どうやら『上手く操作できていない』事が表示にも影響を与えていたようだ………


>>86(関)
「そう、キャベツは食べそうなのに、食べなかったの………」

『加宮』が『関』の言葉にすこし微笑む。
自分の『スタンド』の動向を聞くのが楽しいといった表情だ。

                            『血ガ必要ト サレテイル』
                           『不要ダガ アエテ食スナラ』
                           『血トナルモノガ 望マシイ』

そんな『加宮』の言葉に『フニクラ』が毅然と、そう応える。

「少し、少し、硬い喋り方よね………
 本当に私の『超能力』なのかしら………」

『加宮』が首をかしげる。

                                  『必要トアラバ』
                            『立チ振ル舞イハ変エル』
                                『必要トアラバ、ナ』

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

              『フォートレス・アンダー・シージ』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       サイ?:C【50】   タイ?:C【50】   ?イ?:C【50】

                    【特記事項】

              ①生成能力(無機物)【+30】※1
              ②所持品(無機物)【+10】※2



                             合計:190ml
     ―――――――――――――――――――――――――――
       ※1:生ミ出ス力(パワー)ガ 多クノ『血』ヲ発生サセマス
       ※2:所持品カラモ 力(パワー)ガ 採レマス
     ―――――――――――――――――――――――――――

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

その後に出る『1670/3000』の表示。
どうやら『遊部』がかなりの血を持ってきていたようだ。

88関 寿々芽『ペイデイ』@『フニクラ』:2021/05/17(月) 22:00:23
>>87

「それだったら、『鳥肝煮』なんかが好きなのかしら。
 今度、『フニクラ』の分も作ってみますね、
 せっかくですので……」

もちろん合理性は欠くが、
まだしばらくは連れ添う相手だし、
加宮を喜ばせたい気持ちもある。

「そうですねえ、喋る時はいつもこんな感じで。
 超能力(スタンド)と、その本体だと、
 性格が違うっていうのも珍しいない……んですかね?
 私のは性格なんて無いので、分かりませんけど〜」

遊部のスタンドも遊部と全く同じではなかった。
ともかく――――

「……まあっ、遊部さんったらいつの間にこんなに。
 ともかく、これでまた一歩前進しました。
 加宮さん、調子の方はどうですか?」

(サイ……は、サイズ?
 私の『ペイデイ』はかなり小さいから、
 そう考えたら納得はできますね……あと二つは?
 …………まあ、とはいってもサイズが大きいスタンドを
 狙って探すなんて無理だし、こだわる必要はないですか)

「フニクラがいつも言うように……
 『合理的』に、これからも集めていきたいですね〜」

89『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/17(月) 23:14:03
>>88(関)

「あら、お料理するのね………
私も昔はしたのだけど、今はこんなでしょう……?
最近は色んなお店のものを『宅配』してくれる
サービスがあるから助かっているけれど………
そうね、ぜひ、作ってあげてみてちょうだい………」


        「『スタンド』というのは色々な種類があるのね………
         奥が深いというか………
         少し、まだ分からない世界だわ………」

『加宮』は『関』の話に応じていく。

「『調子』は………そうね。
いつも『血』を持ってきてもらった後は、少し良くなるのだけど………
『一時的』なもので………またそのうち悪くなる………」

『加宮』はそう言うと力なく首を振る。
今の『献血』はあくまで『対処療法』―――――
とりあえずは『/3000』の表記を信じてみるしかないのかもしれない。

90関 寿々芽『ペイデイ』@『フニクラ』:2021/05/17(月) 23:32:44
>>89

「ええ、家事はよくやってまして……
 『鳥肝煮』――家族も好きだって言ってくれてます。
 もし良かったら、加宮さんにもお裾分けしますよう。
 それで良くなるわけじゃあ、なくっても……」

血を納め終えた『フニクラ』に、
リュックに入るよう促しながら、
そんな提案をした。

「必要な『血』は、あと『半分』くらい……
 ここまでは順調に進んでますけど、
 気を引き締めて、残りも集めてきますから。
 加宮さんは、楽にして待っていてくださいねえ」

「それじゃあ、今日はこの辺りで……」

何もなければ、今日の所はそのまま立ち去るのだった。

91遊部『フラジール・デイズ』:2021/05/24(月) 15:38:10
【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』 その2にて雨宿りをする
平石基『キック・イン・ザ・ドア』より献血を行った
詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1607077443/239-249


「加宮さん、持ってきましたよー! この前は挨拶もそうそうに早く
帰っちゃってすいません。お体は大丈夫ですか……?」

(あの少女『関』も、恐らく私の活動中に『献血』をしている筈。
恐らく、既に2000程度溜まっていても……ムっ)

 『1670/3000』

(まだ、1500を切った程度。となると持ってきたので大体1800程度になるか。
となると他のスタンド使いの献血の量を期待値200として私のノルマは残り三人は
必要だな。……スタンド使いが星見街にどのぐらい居るか不明だが、あの娘『関』と
被らず3〜4名。それでいて献血可能なスタンドと遭遇する。
思ったよりシビアになってきたな……)

心の中では難易度が少し上がってきたと悩みつつ、表面上は笑顔で加宮に応対する。

92『あなたの血が必要とされています!』:2021/05/24(月) 23:01:19
>>91(遊部)
『遊部』は様々な『交渉』を経つつ……………
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1591247432/702-710n)

再び、『献血』に成功したため、『加宮』の元を訪れた。

「ああ………ありがとう。来てくれて本当に嬉しいわ」

そういう『加宮』は以前よりやつれているように思えた。
そんな彼女に『フニクリ』を戻してやり―――

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

                『キック・イン・ザ・ドア』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       サイ?:C【50】   タイ?:C【50】   ライ?:C【50】

                    【特記事項】

              ①生成能力(無機物)【+30】※1


                             合計:180ml
     ―――――――――――――――――――――――――――
       ※1:生ミ出ス力(パワー)ガ 多クノ『血』ヲ発生サセマス
    ―――――――――――――――――――――――――――

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

ほどなくして『1850/3000』の表示が出る。

『遊部』の計算どおり、1800は超えたが………まだ、『遊部』は活動の必要があるようだ。
場合によっては『関』と共同で複数のスタンド使いを探す方法も考えてもいいだろうが………
もちろん単独での『献血』を続けていもいい。

「………ありがとう。少し、少しだけ楽になったわ………」

『加宮』はほっと一息つく。いずれにせよ、着実に前進はしている。

93遊部『フラジール・デイズ』:2021/05/25(火) 00:09:55
>>92


(以前より、やつれている……残り二月余裕は確かあれど
本人の精神状態によっては未知の病症なのだ……早めに、出来れば
6の月には達成させたほうがいいな)

「あ あまり具合が良くなさそうですね……が 頑張って
関さんと力を合わせて血をもっと一杯貰ってくるので!」

(……少し、あちらにも連絡するか)

別れの言葉と共に思案する。

加宮に心から労りの気持ち、と言うより。

自身にとって有益となるか不明だが、アレは貴重な『試験体』と言うものだ。
出来るだけ長く保たせないといけない。

決意を改めて、加宮の場所を後にした……。

94関 寿々芽『ペイデイ』@『フニクラ』:2021/05/31(月) 18:41:28

「加宮さあん、『いつもの』に来ましたよう」

リュックサックに加えて、
小さなクーラーバッグを持って来た。

活動ログ↓
【場】『 星見スカイモール ―展望楼塔― 』 その2
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1614349479/90-112

95『あなたの血が必要とされています!』:2021/06/01(火) 20:26:45
『関』と『遊部』は連絡をとりつつ、『採血』を進めていく―――――
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/162-167n)

>>94(関)
「ああ………いつもの………ありがとうございます……」

『加宮』が出迎えてくれる。ただ、前に来た時より弱っている感じは否めない。
まだまだ動けるようではあるが………

                           『…………』
                           『…………』

『フリクラ』が『加宮』を見つめる。
その様子は機械的で感情がない――――いや。
つきっきりの生活をしている『関』には、
『フリクラ』がどこか申し訳なさそうに思っているように感じられた。


              ギュウウ  ウ    ウ  ウ


フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

                   【ご協力者名】
      ―――――――――――――――――――――――――――

                 『ノワール・デジール』

      ―――――――――――――――――――――――――――

                    【基本事項】

       サイズ:C【50】   タイ?:C【50】   ライ?:B【70】

                    【特記事項】

              ①生成能力(無機物)【+30】※1
              ②献血の応用【+30】※2

                             合計:230ml
     ―――――――――――――――――――――――――――
       ※1:生ミ出ス力(パワー)ガ 多クノ『血』ヲ発生サセマス
       ※2:応用ニテ献血ガ出来ルコトガ『親和性』ニ繋ガリマス
     ―――――――――――――――――――――――――――
【サイズ】A―自動車以上 B―人並みより大きく自動車より小さい C―人並み
      D―バレーボールより大きく成人並みより小さい E―バレーボール以下

フニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラフニクリフニクラ

それはそうと、とりあえずは『献血』を行うと、ほどなくして『2080/3000』の表示が出た。

             いよいよ『2000』の大台に乗ったようだ。

96関 寿々芽『ペイデイ』@『フニクラ』:2021/06/01(火) 22:29:29
>>95

(サイズ……自動車より大きいスタンドなんてあるのかしら。
 どんなに小さくてもポイントにはなるし、こだわる事は無いけれど)

見えて来た法則性は、『狙うべき』物ではない。
というより『小さいとしてもプラスになる』から、
大きいスタンドを狙って探すのは非合理的だ。

「……! ……大丈夫、これであと『1000』を切ったんですから。
 私と遊部さんならちゃあんと、最後まで集めきれます……絶対に」

加宮を励ます言葉――――
そして、彼女の『スタンド』に掛けた言葉でもあった。

「……それはそうと!」

クーラーボックスを下ろして、ゆっくりと開く。

「前に言っていた『鳥肝煮』を作って持ってきたんです。
 無理にとは言いませんけど、美味しく出来たと思いますし」

             スッ

「『フニクラ』と一緒に、いかがですか?
 ……御飯時には少し、早いですけど」

「あ、もし間に合ってましたら、家で食べますので……」

作り置き用に大量に作ったものの一部だが――――
宅配で食事を頼んでいるそうだし、嫌いとかでないなら足しになるだろう。

「それと……今回献血いただいた人が、能力で『輸血』が出来るそうなんです。
 血液型に関係なく……そういう、直接血を入れる治療法って、試した事はありますか?」

また、一応確認をしておく。もっとも、『抵抗が無ければ』が前提の話にはなるのだが。

97『あなたの血が必要とされています!』:2021/06/01(火) 23:07:18
>>96(関)
今まで表示されなかった液晶の詳細が見えるようになってきたのは、
『血液』が溜まってきたお陰というわけだろうか。
ただ、選り好みをするほど『スタンド使い』との出会いが多いわけでもないだろう。

「あ……持ってきてくれたのね。本当に。
最近は『デリバリー』ばかりで、こういう手作りのものは本当に助かるわ……」

『献血』をしたばかりの『加宮』は少しだけ血色もよくなり、
一時的な小康状態にあるようだ。

 「ぜひ頂きたいわ………
    さっそくだけど………今、いただこうかしらね」

『フニクラ』の方をチラッとみた『加宮』はそう述べる。

                       『血ニナル食ベ物デアル』
                       『食ベナクテモ生存可能』
                       『ダガ―――食ベテミヨウ』

『フニクラ』もそんなことを言っている。

「………『輸血』………? スタンドというのはそんな事も出来るのね………。
 ……『輸血』はしてみた事があるわ………少し、少しだけ気分が良くなったけど、
  結局はほどなくして元通りという感じね………」

話を聞くに、おそらく『造血機能』というべき身体機能が阻害されているのだろう。
だから『輸血』は一時的には体調改善をもたらすが、
それは結局は一時的に留まるという事か………

98関 寿々芽『ペイデイ』@『フニクラ』:2021/06/01(火) 23:31:32
>>97

「ふふ、せっかく沢山作るので……食べて貰えるなら嬉しいです。
 ……あ! それじゃあ、『フニクラ』の分もよそいましょうねえ!」

     「加宮さん、電子レンジってありますか〜?」

もちろん暖かいままを持って来てはいないので、
加熱するための器具を借りることにしよう。

――何かと世話を焼きたくなる加宮は勿論だが、
『フニクラ』も興味を示しているのが嬉しい事だ。

「元通り……なるほど、そうなんですねえ。
 それなら急いで無理にやる必要はない…………かしら」

  「今後……『少しでも楽に』、
   そういうタイミングがあったら…………
   その時の手段としては、覚えておきますね」

もっとも、その為には『眠目』の協力は必須。
彼女とのコネクションを保つためにも、
(……という口実無しでも、行く気はあるが)
やはりネイルサロンには行く事になりそうだ。

「……まあとりあえず、ご飯にしましょう〜。
 これだけだと濃いなら、お米も少しだけ持って来てますから」

クーラーバッグから更なるタッパーを出しつつ、努めて明るく、申し出た。

99『あなたの血が必要とされています!』:2021/06/01(火) 23:59:15
>>98(関)
「ええ………もちろん………あるわよ」

『加宮』が指さした方に行くと『キッチン』が存在する。
『電子レンジ』はもちろん、それなりの調理器具が揃っているようだ。
以前『加宮』が言っていたとおり、元気な頃は普通に調理をしていたのいうのは嘘ではないのだろう。

『フニクラ』は『関』の作業をなんとなく見つめている。本当に初期はただの無機質なスタンドではあったが、
最近の『フニクラ』は『献血』以外にも少しずつ『関』のやることに興味を抱いているように思えた。
この分なら言葉どおり『鳥肝煮』を食べてくれるのだろう。

『フニクリ・フニクラ』というスタンドは今はまだ不完全―――
おそらくスタンドの性格すらも明確に定まっていない、
ある意味では成長期の『子供』のようなものなのかもしれない。

『加宮』と『関』、そして『フニクラ』という奇妙な面子での食卓が始まろうとしている。
そしてそれが終われば、『関』は再び、『献血集め』の任務へと赴く事になるのだろう。

100関 寿々芽『ペイデイ』@『フニクラ』:2021/06/02(水) 00:07:52
>>99

「それじゃあお借りしますねえ、ありがとうございます」

耐熱容器を加熱しながら、
レンジの小窓に映る『フニクラ』を見る。

       (……なんだか、猫みたいですね)

単なるボールにも見える『その存在』に、
関自身、愛着のようなものは湧いてきている――――

「……はあい、温まりましたよう。
 お皿も……紙皿ですけど、持ってきてますので」

「それじゃあ、いただいちゃいましょう〜」

          ――――――だが、目標は、その先にある。
          『フニクラ』は『返す』のがゴールなのだから。


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