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【場】『 私立清月学園 ―城址学区― 』 その2

36高見盛 炸盤『デイヴ・エドモンズ』【高2】:2021/04/24(土) 23:58:23
>>35
 
「『危なかった』──な」
 
『高見盛』は上半身を包むタンクトップの上から左胸を強く握るように押さえ、
さらに後方へ数歩たたらを踏んだ。
 
「本当に、『好きになってしまって』いて、
 それを『好きだ』と口にしまっていたら……耐えられなかったかも知れない」
 
「世間ではこんなやり取りが無数にあって、
 この世の『家庭』の数だけそれが『成功』しているっていうのか──ゾッとしないね」
  
俯き、一度、二度と大きく息をついて、顔を上げる。
 
「ただ……そうだね。
 今日の俺はこの『ときめき』に、『友達』と名前を付けることにしよう。
 俺みたいな生活をしていると、年下の友達ができるという事も、そうそう無かったりするからね。
 うん──それがいいね、『セララちゃん』」
 
吹き出すように一度小さく笑って、先程までのような、穏やかな笑みをその顔に浮かべる『高見盛』。
 
「そんな『お友達』の俺に、『あだ名』を付けてくれると言うのなら……うん。
 とびきりセンスの良い奴を頼むよ、『セララちゃん』」


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