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【ミ】『星のダイアローグ』

1『朝山』:2020/12/01(火) 10:52:21
――星も時をかける旅行者だった。
どれだけ多くの太古の光の点が、今は死んでいる
太陽の最後の響きだったのだろうか?
        『ランサム・リグズ』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

420『サマー三連星』:2021/07/04(日) 18:43:30
>>416-418(小石川PC)(メ欄 許可)

>  ドシュッ! ドシュゥッ!

『ギィ――!?』

「『ブライアン』っ! ぐ……っ」

貴方(小石川)がノーモーションに近く、片腕で『スーサイド・ライフ』を
敵のスタンドの前に突き出す動き。更に予測不能の小指鉄砲は、踊りかかった
『ハクビシン』がナイフの動きを見て、躱そうと宙で一旦体勢を変化しようと
動きが止まった目に対し、見事に命中する!

そして、男の反応はと言うとスタンドの名を呼びつつ片方の目がギュッと強く閉じて
眉間と閉じられた目元の筋肉が収縮する。どうやら、片方のスタンドに視覚もリンク
しているようで、目突きは彼自身にもDFを及ぼすようだ。小石川の一メートル付近にて
着地しつつ軽く毛を逆立て硬直する『ブライアン』

「仲間が潜んでたのか……! 注意を逸らす為にわざと話で時間稼ぎを。
これだから、アリーナの奴等は嫌いなんだよ!」 ガシッ   プシャァ!

男は、大棚の消火を見ると共に。長机に存在してる複数のパイプ椅子の内の一つの
足を持って持ち上げる。そして、彼の肩に飛び乗った『アダムス(ハクビシン)』が
先程のように黒紫色のスプレー状の何かの液体をパイプ椅子の男が握る足と座席の
根本付近に振りかけた。

「ゴホッゴホッ! ……女を倒すのは気が引けるが。仲間が居るってんなら
包囲も時間の問題だ。悪いが、気絶させて人質になってでも
この街から三人で脱出させて貰う!」  タッ!

長机に飛び乗り、男は小石川目掛けパイプ椅子を振りかざしつつ迫る!(ス:C)

どうやら興味を盾にする事なく、貴方自身を直接打倒する気だ!

421『サマー三連星』:2021/07/04(日) 18:58:06
>>417(小翠PC)

『タキシードムーン』自身のスペックは相手を傷つけるには乏しい。
だが、その『理想像』は生物だけでなく無機物にも作用する!
『輪ゴム鉄砲』は『成長』し……犯罪者も昏倒させる『ライアットショットガン』だ!

>いくぜ!   ドォンッ!

枯野「!? 銃っ……クラウド・ナインに変身するだけでなく、そんなのまで……」

     ギィンッッ!!

枯野「…………だが…………小翠……って言ったな?
・・・・・
みくびるな。

僕の……枯れ葉は……先輩が褒めてくれた『力』は……弾丸を凌ぐぞ……!」

  ゴォォォ――!!

枯野の吹きすさぶ枯れ葉の一枚が、ゴム弾と命中し……ゴム弾が枯れ葉を
貫く事はなく、その周囲の地面に跳ねるように弾かれた!

そして、吹きすさぶ枯れ葉の防壁の隙間より僅かに彼の掌に見えたのは……。
アレは 恐らく 『ボルト』だ。

枯野「トイレで拾った……工事現場か誰かの落とし物かな……鉄じゃない
『ステンレス』製。だけど……硬度は十分だ。弾丸から守るには十分な……」

 ギンッ……。

枯野「そして…………相手を切り刻むのにも……十分だっ!」

 枯野は、鋭い目で貴方に対して枯れ葉のヴィジョンが輝く手を銃のポーズに
変えて狙いを定めるように突き付ける。嫌な予感がする……!

422ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/04(日) 21:03:22
>>419
勝利の女神はどちらに微笑むか?
全身をズタズタにされて、死にそうなのはソラの方だ
女神は今、佐保に微笑んでいる
だが、女神が相手に微笑んでいるのなら、強引にでもこちらを振り向かせるまでよッ!

今のソラは、『ガラスのハリネズミ』
この状態になるために突っ込んだと言っても良い、使わない手は無いだろう
そして恐らくだが、敵はソラの攻撃手段が『杖による打撃』しかないと思っているのではないだろうか?
この状況に置いては、背が低いという事も助かる
攻撃するのに丁度良い位置に潜り込めるからだ

ダッ

「ゴミはゴミ箱に」

スBで敵の元へ駆けるソラ
目指すは佐保の懐だ

少し勿体無い気もするが、切り札はお守りじゃない
使う時に使わなきゃ意味が無い
ここが切り所だ

『レジ』にかけていた『浮上』を解除し、床に叩き落すッ!
その衝撃はさぞ大きな落下音を響かせるだろう
たった一瞬でも、相手の気を反らし、隙を作れれば十分だ

423小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/04(日) 21:32:10
>>420

『今の状況』は、こちらにとっても予想外だった。
しかし、それを言葉で説明したとしても、
分かってはもらえないだろう。
『家族の話』を聞いた事で、
心の中には『彼を逃がしたい気持ち』が芽生えていた。
それは道義に背く考えなのかもしれない。
ただ、彼にも『愛する者』がいる事は確かなのだと思える。

  「……どのように受け取っていただいても構いません」

まず警戒すべきは至近距離にいる『ブライアン・アダムス』。
お互いが、既に『攻撃範囲』に入っているからだ。
本来ならば放置は出来ないものの、
この『ブライアン・アダムス』は『目潰し』を受けたばかり。
すぐには動き出せないと判断する。
現時点で優先しなければならないのは『目の前の脅威』だ。

   ――あの『液体』は……。

わざわざ振り掛けたという事は、何らかの『意味』がある。
つまり、それに触れるのは好ましくない。
ゆえに、敢えて『前進』する。

           ドシュンッ!!

相手と擦れ違う形で『スーサイド・ライフ』を振り抜き、
『足』を狙って斬り付ける(破ス精CBB)。
『スーサイド・ライフ』のスピードは、
基本的に『ナイフを振る動き』だけに適用されるが、
斬り掛かる際の『踏み込み』は例外だ。
その瞬間に限り、
『野生の豹』を思わせる敏捷性で動く事が可能になる。
すなわち、相手がパイプ椅子を振るよりも『速い』。
その『瞬発力』を利用して、
椅子が振り下ろされるよりも先に擦れ違う事で、
攻撃を回避する。
もし避けられなかったとしても、
『スーサイド・ライフ』を盾にする事で、
本体と直接接触する危険だけは阻止したい。
また、自ら『前進』する事によって、
もう一体の『ブライアン・アダムス』と距離を取る目的もある。

   ――おそらく……まだ『何か』……。

そして、『彼自身の攻撃』だけでは終わらないだろう。
『スタンド』が肩に乗った事から考えると、
『本体の攻撃』と同時か、
あるいは直後に『スタンドの攻撃』が来る可能性が高い。
それに対処するために、『右手』を持ち上げておく。
また、二本の『小指』は自身に追従させる。
先程のような『不意打ち』は不可能だが、
いつでも『発射可能』であるという姿勢を見せる事で、
ある程度のプレッシャーを与える事は出来るはず。

424小翠『タキシードムーン』:2021/07/04(日) 22:31:14
>>421

「勿論、この程度でお前を止められるなんて思ってもない!」

(とはいえ・・・・あいつの『スタンド』め・・・なんてスピードなんだ!
 銃弾にも対応できる速さなんて反則だろ!)

枯野がこちらに指先を突き付けるのを見る
意趣返しというわけだろうか・・・・同等の『射出攻撃』の意志を感じさせる動きだ
小翠はそれに対し・・・・・

「それに・・・・お前の方こそ見くびってないか?
 俺はそう易々と切られる気はないぜ!」

左手の親指で自身の胸をトントンと叩き・・・・『心臓』を示す
これは枯野に対する挑発だ・・・・狙えるものなら狙ってみろ、という

だが!当然、この心臓をくれてやるつもりはない
枯野の『枯れ葉』攻撃がこちらに着弾する瞬間に変身を『解除』する

それによって、身体を一気に縮小し、上半身の攻撃を避ける事が狙いだ

「そして・・・・次の一手はすでに考えてある!」

攻撃を上手く避けられたら再び『理想像』に変身する
それと同時に枯野に再び『ライオットショットガン』の銃口を向けたい

425『サマー三連星』:2021/07/06(火) 01:30:03
>>422(ソラPC)

>ダッ 「ゴミはゴミ箱に」

佐保「おっとぉ! そー迫るだろうって思ったペ!
フロスティっ!」    『ゴァ゛!!』

  グゥ……ッズンッ!

! 何と、雪男のスタンドは。その怪力で強引に隣にある『アルコール』陳列棚を
掴んで引きずり! その棚を即席の障害物にしてソラが間合いに入る前に
佐保の進行上に置かれ接近を拒まれた。

佐保「さっすがにー、おめー素早いからな……一呼吸、準備万全にして
やらねば倒れるっぺ」

単純なスピードでは分が悪いと、先ほどの攻防で彼女は理解したようだ……。
自分で塞いだアルコール棚より離れ、ガサゴソと何やら発現された除雪用具に
棚のものを乗せているのが見て取れる……。

(こちらのNPCの行動によって行動途中で区切られたので『レジ』の浮上の
解除は中断しても問題ない)

426『サマー三連星』:2021/07/06(火) 02:10:09
>>423(小石川PC)

 > ドシュンッ!!

「ぐぉ゛……ぅぐ。はや、いな……あんたのスタンドは」

貴方が振り抜いた『スーサイド・ライフ』
 それは、見事に相手の足を切り裂く。
男は、掲げられたパイプ椅子を振り下ろす間もなく…………?
 妙だ、男は貴方と交差する瞬間。攻撃するタイミングはあったのだが
『椅子を振り下ろす素振り』を欠片も見せなかった。

「不思議か? 安心しろ……いや、逆か」 プシャァ……ッ 
        「『警戒』しろ 最大限に」」

                ゴゴゴゴゴゴゴ……ッ

ッ ……男の傍に戻った『ブライアン』が男に切り付けられた片足の傷口目掛け
あの黒紫色の噴射液を少し長めに掛けると共に。
 黒紫色の液が付着した傷が泡が大きくなるように膨らみ、一定の大きさまで
至ると軽く弾け、ゲル状の皮膚と化して傷口が閉じた……っ。

「ぐぅ……っ……ゴホッ……ゴホ
俺は……こが坊見たいに万能に変化出来るものや佐保のようなパワーに
優れてるわけでも無い。だが……それでもクラウド・ナインに拮抗して
逃げ延びる程度の『生存能力』に長けてる」

  パキンッ……コロン。

喋りながら、男がパイプ椅子の『アダムス』の噴射した部分の椅子の根本に
指を掛け、強く引っ張ると共に。本来、人が引っ張っただけでは
びくともしない筈のスチール製の根本が軽い音と共に折れた……!

男の傷口を直すのと、パイプ椅子の足を折れる程に力を弱めた。

この能力……『ブライアン・アダムス』の力は一体……?

「一度自己紹介しておくか……とは言え、裏社会に、ありふれた俺は
『じゃがいも』みてーに、名に価値なんて無い。
だが、強いて俺が好む名前があるとすれば…『レックレス』
『ブライアン・アダムス』の『レックレス』だ。
改めて、あんたを倒すぜ……」 チャキン  『『シィ――ァ゛!』』

パイプ椅子のスチールの足を警棒のように正眼で油断なく構え。
両肩に、『ブライアン・アダムス』が威嚇の鳴き声を上げる。

窃盗団のリーダー『レックレス(むこうみず)』の男は
小石川と距離、3mで武具を掲げ何時でも攻めに移れる様子だ……!

427『サマー三連星』:2021/07/06(火) 02:35:14
>>424(小翠PC)


>俺はそう易々と切られる気はないぜ!

ゴォォォ――!!

枯野「ならっ…………証明……してみろよ!」

彼が放つのは! 前もって準備していた>421メ欄 ステンレス硬度枯れ葉弾だ!

能力によって殆ど本日は微風しかなく猛暑を涼しくする突風は起きなくても
彼の枯れ葉は突風の勢い(ス精:BC)で小翠のほうへネジと同じ硬さの
枯れ葉が約20数枚飛来する!

 それを認識して小翠は襲い掛かる枯れ葉は銃弾のように真っすぐな軌道で
心臓を狙うのでなく、本物の風に舞う枯れ葉のように狙いは多少粗い感じで
ステイション・トゥ・ステイション(枯れ葉)は小翠の足から頭の全体を
掠めるコースで飛んでくる事が理解出来た。

 このままでは、単純に子供の姿に変身解除したとしても大ダメージ必至だ!

何か、別の方法で枯れ葉を回避する方法を思いつくか。自身に対する
ダメージを極力少なくする為の行動が必要だろう。

428小翠『タキシードムーン』:2021/07/06(火) 18:11:52
>>427

「クッ・・・・・・!」

思っていた以上の広範囲に『枯れ葉』が散らされている事を見るや
作戦の練り直しを頭の中で行い・・・・実行に移す!

       バッ!!

この状況であれば、能力解除による回避はやはり難しい・・・
なので、野球のヘッドスライディングのような姿勢で、
両手を伸ばして腹を滑らせるように、地面に着地を行う事とした

「そんなにバラバラの攻撃が・・・・俺に通用するかよ!」

本来、恐れていた事態は『枯れ葉』が一点を攻撃する事による『集中攻撃』であった
『枯れ葉』一枚一枚はそれ程大した事はないが、一点に集中されると致命傷になりうる

だが、枯野は『枯れ葉』を分散して攻撃に活用していた・・・・!
それならば、当たる面積を最小にするこの姿勢であれば、
いくらかのダメージは受けるものの、致命傷にはなりえないはず!

(致命傷じゃないなら・・・・俺の『攻撃』につなげる事が出来る!)

そして、攻撃が通過したなら先ほどと同様に
『ライアットショットガン』の銃口を枯野の胴体に向けたい

429小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/06(火) 18:58:57
>>426

液体が掛かると『火が消える』。
液体が掛かると『傷口が塞がる』。
液体が掛かると『脆くなる』。
『消火』は分かりやすいが、他の二つは繋がりが見えない。
少なくとも『応用力』は高いように思う。

  「それでは――『レックレスさん』とお呼びします……」

           タンッ

大きくバックステップを踏み、現在の場所から後退する。
その際、『小指』は動かさず、元の位置を保っておく。
自分だけが下がる事によって、
自身の手前に『小指』が来るようにするために。

  「レックレスさん……先程おっしゃいましたね」

    シュバッ!!

               ドヒュッ!

                      ドヒュゥッ!

  「――『家族がいる』と……」

跳躍と同時に『スーサイド・ライフ』を振り、
『刃の側面』を二本の『小指』に打ち付ける。
これにより、『レックレスの胴体』を狙い、
『速度』と『精度』が増した『指弾』を発射する(破ス精CBB)。
先程とは違い、『銃弾』にも匹敵するスピード。
不意打ちではない『見えている攻撃』だが、
無視すれば当たる。
ただし、『本当の狙い』は『その先』だ。

  「……どうか『大切』になさって下さい」

           トッ

  「たとえありふれていようと……」

           クルンッ

  「あなたは――たった一人の『父親』なのですから……」

着地後、『スーサイド・ライフ』を『順手』に持ち替えながら、
レックレスの『次の動き』を見据え、『タイミング』を計る。
『本体が攻撃する』というのは、
自分のような『器具型のスタンド使い』でなければ、
スタンド自体に戦闘力がないか乏しい場合が多い。
しかし、『ブライアン・アダムス』には十分な攻撃能力がある。
ましてや、レックレスは衰弱していたのだから、
なおさら本体自身で戦う理由はない。
考えられるとすれば――おそらくは『本体とスタンドの連携』。

430ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/06(火) 20:37:52
>>425
     じ ご く
「かっぺは限界集落に」

笑止!そんな物で今のソラは止められはしない
このままの勢いに任せスBのジャンプで棚を飛び越えてくれる!
しかし、このジャンプは間違いなく隙を生んでしまうだろう

ここで『レジ』の『浮上』を解除し、敵の注意を逸らしたい
そして、全身に突き刺さったガラス片の一枚を抜き取り
上空からの血飛沫で目潰しをしたい
更に、当たるかどうかは分からないが
抜き取ったガラス片を佐保の腕に投擲し、除雪用具から手を離させたい(パス精CBC)

とにかく、これ以上相手に行動をさせるわけにはいかない
次に何か攻撃を受けたら、待っているのは『死』!
勝利の女神どころか、死神に微笑まれちまう!

431『サマー三連星』:2021/07/07(水) 09:00:40
>>428(小翠PC)

 回避! 否! この距離では小翠が横に回避を行おうとしても枯れ葉の刃当然は命中!

 防御! 否! 生半可に頭部や急所を防いでも大ダメージは必至!

故に、こおおおおおーッ これしかない!
 『当たる面積を最小にして』の前進だああああ!

           ザシュゥッ!     ガチャンッ!

見事! 小翠はスライディングと共に相手と距離2m程度まで間合いを縮める。
両足のズボンを切り裂き、浅い裂傷が膝や太ももに生まれるが我慢すれば
問題なく走ったりする事も出来る! 君の『勇気』が産んだ結果だ!

枯野「っ! 耐えきった……だと!?」

       パサァ……ッ!

驚きつつ、彼は未だ発現してなかったのであろう10枚程度の枯れ葉を自身の
前に発現させる! 恐らく、防御用だ……。

432『サマー三連星』:2021/07/07(水) 09:17:49
>>429(小石川PC)

> シュバッ!! ドヒュッ! ドヒュゥッ!

『スーサイド・ライフ』の刃の側面で打ち付ける事によって速度の増した
分離されてる『小指』 衰弱してる『レックレス』一人であれば、回避は出来ない。

レックレス「……『アダムス』」  『シャ―ァ゛』  タンッ! ガプッ!!

だが、肩で唸り声を上げていたハクビシンの一体。アダムスと呼ばれた
スタンドの片割れは弾丸に増すスピードで『小指』に飛び掛かり銜えた。

レックレス「あんた、自分の肉体を分離出来るんだな。
眼球・手……幅広い用途で対処出来るようだが、俺達も結構万能なんだぜ?
――フゥ!」 ダッ!

レックレスは、身を低くしてタックルのような体勢で椅子の足を持つ手を引き
突きを繰り出す構えで小石川に迫る! 現時点で互いの距離は2m程度。

 『シャー―ーァ゛』  ググッ

一方、『アダムス』でないほう。『ブライアン』は彼の頭のほうに移動して
頭部を踏み台として前傾に跳躍するように小石川を睨みつける。

アダムスは、貴方の分離能力によって奇襲を警戒してか走る本体の後方1m程にて
動かず何時でもレックレスの死角から来る攻撃に備え待機してる。

433『サマー三連星』:2021/07/07(水) 09:37:19
>>430(ソラPC)

> かっぺは限界集落(じごく)に    ターンッ!!

        ガダンッッ゛!!

佐保「むんっ!?」

 スタンドの恩恵による身体の強化の跳躍。それに続いて布石として
置いていた『レジ』の浮遊を解除しての音による隙を作る行動。

彼女は、確かにそれに反応して振り向いた。絶好のタイミング
貴方の体には武器となる破片が幾つも刺さっている。
 軽く血飛沫が飛びつつ、ソラの手には結構大きめに感じる破片を抜いて
構えると同時に……。

 『ゴァ―ッ!!』   ブンッ   パシィ――ッ!!

視界一杯に広がる雪かきのプラスチックの除雪する面!
 それが額を強かに打って、痛みと共に次の瞬間には大きめに尻餅をついて
ソラは元の跳躍していたアルコール棚を超えようとした地点に戻された!

確かに『佐保』は隙を見せてた。だが『フロスティ・ザ・スノーマン』は
警戒を貴方に続けてた! ある程度の自我を有したスタンドは余り賢くない
本体をフォローする周到さを備えてる!!
 ソラは感じる。生半可な攻撃では……負ける!

佐保「っだーあぶなかったっペ! へっ、でもざんねーんだぁ!
オラのフロちゃんは賢いっペ。おめーが素早くてもオラとフロちゃんの
コンビネーションに敵いっこねぇぞぉ」  がががっ

佐保「んでもって……次の攻撃で、こんのくらしあい(殴り合い)も
終わらせるでぇ……!」

彼女は、持ってる雪かきの上に陳列棚の商品を幾つか載せる。
大体幼児ぐらいの大きさまで商品が乗ったらしいのが、棚の隙間から伺える……。

434ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/07(水) 11:50:55
>>433(GMへ)
(すいません、物体を雪だるまに入れる能力とは全く関係の無い
 自我を持っているため本体をフォローするというのは、ありなんでしょうか…?
 wiki等を少し見ましたが、自分が調べた限りでは能力と関係の無い自我が有利に働くような項目は見当たらなかったのですが…
 それから、これは自分の観察力が足りなかっただけかもしれませんが、
 これまで『フロスティ・ザ・スノーマン』に自我があったような描写は無かったような気がするのですが。
 初心者ですのでよく分からないのですが、GMに意見申し訳ありません)

435『サマー三連星』:2021/07/07(水) 17:45:18
>>434(回答)

wikiなどで明確に書かれてる事はないと思います。スタンドが自立及び半自立の場合
『私の』板の経験と他板の戦闘やミッションを読んだうえでスタンドに自我がある場合
本体をフォローする場面など幾らかあったので、自然とこう言う行動を加えました。
ただ指摘されると、このように行動に優位性を出せるか疑問に思えてきたので
板のルールの質疑に本日提出して討論させて頂きたいと思います。

『フロスティ・ザ・スノーマン』の自我に関しては、細かく説明するような描写は
しませんでしたが
>380
>『グゥ――!』
>ギャル「おうよ、『フロスティ・ザ・スノーマン』

>413
>おらぁスノーマン ぶち撒けさらせやぁ!!」
>『グモォ―!』

>425
>フロスティっ!」    『ゴァ゛!!』

と、フロスティ・ザ・スノーマンと佐保が掛け声を出し合ってスタンドの方に
幾らか自我があるのを仄めかしてましたが、事前に。この雪男のスタンドは
自分自身だけの人格を有してるようだ、等の1文を投下させて頂くべきだったと
思います。その点に関してはCCミッションを参加して頂く手前、こちらの
情報に不足があった事を謝罪させて頂きます。

436ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/07(水) 18:01:47
>>435
お手数かけてしまい申し訳ありません。
自我の有無に関しては、
やはりこちらの観察不足だったかと思いますので、お気になさらないでください

437小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/07(水) 18:10:15
>>432

  「――……先程お話しましたね」

銃弾並みの速度で射出された『指弾』。
これが『人型スタンドの投擲』なら『真っ直ぐ飛ぶ』しかない。
だが、『スーサイド・ライフ』は『違う』。

  「『私の能力』について……」

                      パーツ
             発射したのは『部位』だ。

       パーツ
  そして、『部位』は打ち出した後でも『遠隔操作』が可能。

               パーツ
  「『それ』は――私の『一部』です」

              グイィィィッ!

『指弾』は『ただ直進させた』訳ではない。
『最初の軌道』は、あくまでも『見せかけ』。
レックレスが『アダムス』に命じた直後、
『遠隔操作』(>>429remotecontrol)を行い、
『指弾』の『軌道』を変化させて、
不意を打つ形で『レックレスの両目』を突く。
レックレスからは一瞬たりとも目を離していない上に、
発射直後から『タイミング』を計り続けていたのだ。
『目の前に立つ相手』に対して、
『軌道変化』の瞬間を誤る事は『有り得ない』。

  「『手当て』を終えたら……ここを出ましょう」

『軌道変化』の目的は『時間稼ぎ』。
レックレスに反応させる事で、こちらが動く時間を作る狙い。
当たっても当たらなくても、『指弾』に対処していれば、
そこには少なからず『隙』が生じる。
隙が生じれば、その間に動く事が出来る。
言い換えると、『時間』が増える分だけ、
『回避』もしやすくなるという事。

       バッ! 
           
  「『あなたを愛する人』を悲しませないために……」

                   バッ!

『その時間』を使って、
レックレスが突っ込んできた直後に身をかわし、
同時に『本体から離した右手』を逆方向に飛ばす。
これにより、突撃の進路上から退避すると同時に、
『本体』と『右手』で『二手』に分かれ、
『中心』に位置するレックレスを『左右』から『挟み込む』。
『右手』と『本体』の距離は『5m』を維持。
『アダムス』は『レックレスの背後』を守っている。
ならば、守りの手薄な『レックレスの側面』を攻めるまで。

  「そのために――あなたを『倒します』」

           スッ

『スーサイド・ライフ』を握る左腕を前に出し、
半身の構えを取って、レックレスと『ブライアン』を警戒する。
『右手』は軽く開き、『アダムス』に備える。
『目』は本体の背後に配置し、
万が一にも『背面攻撃』は許さない。
今の状況は、実質『一対三』だ。
『ブライアン・アダムス』は確かに脅威ではあるものの、
決して『全能』ではない。
『スーサイド・ライフ』が『万能』ではないのと同じように、
目に見える『弱点』が存在する。
だからこそ、『そこ』を突く。

438小翠『タキシードムーン』:2021/07/07(水) 18:27:08
>>431

「クッ・・・・アッ・・・・・でも!」

完全な回避ではなく、致命的ではないものの浅い裂傷が身体を襲う!
だが、今の小翠は『おじいちゃんの姿』なのだ・・・小翠にとっての『ヒーロー』が・・・・

「この程度で音を上げるわけがないッ!」

通り抜けた・・・・だからこそ、先ほどからの狙いを実行に移す!


枯野が自身の目の前に『枯れ葉』を集めるのが見える
このまま単純に『ライアットショットガン』を撃ち出しても先ほどと同じだろう
だが・・・・・

         ドオォォォォンッ!

頭の上に『タキシードムーン』を乗せ、前方を照らしながら、銃を撃つ
破れかぶれの行動か!? いや、違う!

『ゴム弾』を放った後、枯野は先ほどと同じように枯れ葉で防御をしてくるだろう
それに合わせるようにして、『ゴム弾』を一時的に『解除』する!

  ブオォォォッ!

『ゴム弾』は元々『輪ゴム』である
つまり、解除によって『輪ゴム』に戻ることで、
『銃弾』の時とは比べものにならない程の『空気抵抗』を受けるはずだ!

狙いはこれだ!
本当の狙いは空気抵抗を利用して、射出後から軌道を修正し、
枯れ葉による防御をすり抜ける形で・・・・枯野の頭部へと攻撃軌道を変更する事(>>428メール欄)

勿論、輪ゴムのままでは攻撃力は低いため、
一瞬だけ解除して軌道を変えた後はすぐにまた『タキシードムーン』の光で『ゴム弾』に戻す

439ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/08(木) 20:39:58
>>433
佐保の姑息な遅延行為によって攻撃の準備を完了させてしまった
攻め込もうにも、一々回り道していては間に合わない
                リザイン
もはやソラの手札は0、このまま『投了』するか?
しかし、ソラは大人しくリザインするような玉ではなかった
ソラにはまだ、たった1枚だけ手札が残っている
『命』という札が

グサリ

手の中のガラス片を、元々刺さっていた箇所に突き立てる
この『痛み』こそが、自分がまだ生きている証だ
チェックはかかってるが、チェックメイトじゃない

回り道していては間に合わないなら、どうすれば良い?
答えは単純明快だ、目の前のバリケードをぶっ倒すまで

ドンッ!

行く手を阻む棚にタックルを仕掛ける(パスCB)
1発では倒れない?
なら倒れるまで何度でも繰り返してやる
全身のガラス片が体に食い込み、その身を切り刻もうともお構い無しに

               ブラッドステインドスカイ
              『血に染まるソラ』の完成

                                リザイン
この体の『痛み』を感じなくなり、『命』が尽き果てた時がソラ流の『投了』だ
逆にこの城壁を打ち破り、進軍する事が出来ればゲーム続行

今、ソラは過去最高に『生きている実感』を覚えている
自分が出血性ショック死でくたばるのが先か、邪魔くせぇバリケードをぶっ倒すのが先か
人生最大の大勝負だ

440『サマー三連星』:2021/07/09(金) 23:54:29
>>437(小石川PC)
(※メ欄が通った事により、場面を少し巻き戻しての描写となる)

>『それ』は――私の『一部』です」    グイィィィッ!

レックレス「なぁっ!? ク……『ブライアン』!」

  『キィ――ッ゛』   ドスゥ!  『ギャゥ゛――ッ!』

レックレス「痛ぅ……ッ 変則の動き! あんた……『修羅場』を経てるなっ
己の力を、如何に高めて引き出すのに最良かを理解している……!」

小石川の『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』 、その分離された己の肉体の
動く方向は自由自在。虚を突く動きは見事にレックレスが肩より『アダムス』を
指に飛びつかせようとする瞬間に軌道を変えた!
 だが、敵もまた一筋縄とはいかない。残る肩の『ブライアン』を瞬時に飛来した
指弾が目に直撃する間際に割り込むように自身の眼前を横切るように跳躍させ
ブライアンの横腹を強かに銃弾並みの速度の指突が命中する!
 短い悲鳴を上げ、墜落しようとするスタンドを本体が片腕で抱えると共に
バックスステップで貴方より後退した間合い3、4m程の位置で忌々しそうに
顔を歪め、それに連動するように威嚇の声で再度レックレスの肩に飛び移った
アダムスも貴方を睨みつける。

そして、この短くも激しい攻防の中で理解出来たのは『ブライアン』がダメージを
受けたと共に、彼 レックレスの肩から手の片方が痺れるように痙攣が見えた事。
どうやら二体のスタンドは彼の上半身を分かつようにしてDFを備えてるらしい。

『ブライアン』は今の鋭い指の一撃で苦しそうに本体に抱えられつつ震えてるが
回復する可能性はある。ただ、時間は間違いなく掛かる。

『アダムス』と本体である『レックレス』は片割れが脱落しかけてるものの
戦意は少しも落ちていない。

レックレス「……何処かで、俺はこれ以上自分でも踏み外したくない部分が
あると自覚した上で相手に対し引け目を感じてたのかもな。
――感謝するよ、あんたは俺の『心の引き金』をどう引くか思い出させてくれた。
今の今まで倒す倒すと発する言葉には何の重みも無かったんだ。
――Ī am reckless reckless (俺は命知らずな恐れ知らず)
若き頃の夏の想い出(過去)と共に、俺は勝利(未来)へ向かう……ッ!
 『ブライアン・アダムス』! Summer of '69 fire!!!」

  『『キィ――シャァ゛ッッ!!』』 プシャ―ッッ!!

!! 黒紫色の噴射液、それは霧状に小石川を包囲するようにして発射された!

距離は3mほど離れてる故、命中するまでに時間は掛かるし恐らく直撃しても
肉体的なダメージを引き起こすような劇薬の類では無いだろうが……当たれば
何か良からぬ事が起きそうな感覚が貴方には走る!

441『サマー三連星』:2021/07/10(土) 00:14:40
>>438(小翠PC)

>ドオォォォォンッ!

枯野「また銃か! だが『ステイション・トゥ・ステイション』の前では……!」

>ブオォォォッ!

枯野「――なぁっっ!!?」

 『解除』 それによる『輪ゴム』に戻しての空気抵抗による思わぬ軌道の
変化! それは運も幾らかあったが小翠の読み通りに彼野の頭へと吸い込まれる
ように向かい……さらに『タキシードムーン』のヴィジョンたる蛍が放つ
眩い光は懐中電灯並み! 相手の動きを硬直させる二段階の構え!

   ド  ギャ  ァ゛ ッ ッ ン!

枯野「――がっ゛  …………ぁ…………れ…………せ」

   ド  サ・・・

枯野の頭……流石にタキシードムーンには銃弾の追尾などの力は無い為
眉間や頭の急所では無いが、脳を揺らす程のダメージをゴム弾は命中して
後ろへと倒れ込む少年(敵)

今の一撃は、かなりの有効打だった……。


……やったか?

442『サマー三連星』:2021/07/10(土) 00:32:42
>>439(ソラPC)

ソラにとって、いま己を襲う痛みは『苦痛』でない『賛歌』なのだ。

『生きている』と言う事の証明。

己の過去が虚無である貴方にとって、自身の意思で勝ち取った選択を
無意味にする事は決してない。だからこそ、どんなに無謀だろうと第三者には
映ろうとも、自身にとって譲れぬ価値観の元に突き進む!!

ドンッ ドンッッ ドンッッッ!!  ドガッッアァァ゛!!

佐保「は……っ!? マジか、おめー……いかれてるっぺ?
しんじらんねー……回り道でもして、ちょいとは自分のガラスの破片抜いて
息つぎすりゃーいいのによぉ。
 なぜそんなにタフだ? 脳ミソがクソになってるっぺか?」

『グゥゥ――ッ!』

ソラは、酒棚を破壊した。
ブラッドステインドスカイ
『血に染まるソラ』の齢10にも満たぬ児童と思えぬ威圧に、僅かに
怯みつつ佐保は幾つか棚の乾物なり調味料など人が抱える程度の大きさの
量の物品を除雪用具に乗せ、それをソラが突破した頃合いで『雪だるま』化を
完成させたところだった。

『フロスティ・ザ・スノーマン』は、貴方の異常とも言える迫力に
警戒の唸り声を上げつつ佐保を庇うように彼女の前に立つ。

佐保「……てめぇーの面を見てると、たぶんクラウド・ナインに何処か
面影感じるような面構えだからかなー。すげームカムカするっぺ
 そして、そんな風体に似合わないガッツさに、おめーがあいつとは違うって
事も理解したぜ……おめーは強いっぺ 認める。
けど……それでも最後に『自由(勝利)』を得るのは、このオラだ……!
フロちゃん、頼むっぺよ! おめーの第二の切り札でぶちんのめせぇ!!」

『グォオオオオオオオッッ゛―――!!!』


呼ばれた『フロスティ・ザ・スノーマン』。彼女のスタンドは叫びつつ
彼女の雪だるまが乗る雪かきを手渡されて、振り落とそうとするよう
大きく腕を掲げ、残る片腕の除雪用具は何も入ってないが何時でも
ソラを突き出せるように腰に据えた体勢でソラ目掛け突進する!(ス:C)

上から降りぬいて貴方へ直撃させようとする『雪だるま』
 先程までと同様なら、当たっても幾らか痛いかも知れないが倒れる程ではない
硬さの調味料なり酒のつまみの入ってる筈だが……何か嫌な予感がソラには
感じられる! あれは、恐らく危険な『雪だるま』だ!

443小翠『タキシードムーン』:2021/07/10(土) 00:59:46
>>441

「枯野ォォ―――――――ッ!!」

自由を求めて大人達を何人も敵に回す枯野のガッツが!
この程度の攻撃で終わるわけがない!

「『まだ』・・・・なんだろ!
 『まだ』やる気なんだろ・・・・お前は――――ッ!」

だからこそ、着弾を確認した瞬間には足が動いていた
大人の足取りで枯野に向かって全速力で駆け出す
『ステイション・トゥ・ステイション』は恐ろしいスタンドだ・・・・
だから次に攻撃が来る前に終わらせないといけない

「おおおおおおおおおお!」

踏み込み、駆け、奴の目の前へ!
そして拳を握りしめ・・・・・

「せいりゃああああああああ!」

枯野の腹部をめがけて渾身の正拳突きを放つ!

444小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/10(土) 16:10:52
>>440

>>437で行った『挟み込み』は、まだ出来ていない?

445『サマー三連星』:2021/07/10(土) 18:41:29
>>444

失礼、描写抜け。

『挟み込み』は出来てると考えて構わない。

446ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/10(土) 20:30:50
>>442
あの雪だるまを食らったら、今度こそ死ぬだろう
雪だるまが死神に見えてくる…その瞬間、『走馬灯』を見た
『白紙』全てのページが『真っ白』、『空っぽ』
何の為に生まれ、何の為に生きてきたか分からない、くだらねぇ人生だった…
だが、最後の1ページだけは色が付いていた、『藤色』のページ
自分が親のように慕う、『藤原しおん』との思い出のページ

―――もうちょっとだけ待ってろ、死神

今は、お互いにチェックがかかった状態と言える
後はもう、どっちが先にチェックメイトをするかだけだ

降り落される雪だるま、そして雪かきに
うさちゃんパーカーを『浮上』させ、包み込む(浮上パスCB)
まぁ、気休め程度にしかならんだろうが、んな事はどうでもいい
『殺られる前に殺りゃいいだけの話』だろ?

その間にもソラの進撃は止まらない
除雪用具の突きを、小ジャンプでかわしながら雪男の足元に移動したい(スB)
避けられそうにないなら、めんどくせぇが受けてやるよ、『頭』で
ソラの頭の『雲冠』は、『鉄製』に近い強度を持つ
そいつで受け止めて、軌道を無理矢理逸したい

足元に付いた瞬間、体中のガラス片の3枚を雪男の体に向けて『浮上』させたい(スB浮上パスCB)
少なくとも、1枚は喉元に、1枚は心臓部に刺さるように
『ステインド・スカイ』の『浮上』を受ける物体は、スタンドに干渉する事が出来る
そして、人体やスタンドに突き刺ささるガラス片は、空間に固定される
その状態で動けば、『自らの身体を切り刻む刃』となる

              ブラッドステインドグラス
             『血に染まる硝子』

447小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/10(土) 20:42:52
>>445

回答感謝。

>>440

『指弾』の一つを『レックレスの後方』に浮遊させる。
もう片方の位置は『レックレスの側面』だ。
既に配置してある『右手』とは反対の方向に浮かばせておく。
そして、『レックレスの正面』には『自分』が立っている。
すなわち、『本体』と『部位』で、
『四方向』からレックレスを『包囲』する。

  「……あなたにも『背負うもの』があるのでしょう」

  「ただ――私にも『譲れないもの』があります……」

黒紫色の『噴射』。
それが与える影響は『三つ』目撃している。
今、頭の中にあるのは、その内の一つ。
パイプ椅子の強度を低下させた作用だ。
あれは『通常の物体』だったが、
もし『スタンド』にも『同様の変化』を及ぼすとしたら――。

  「私の『それ』が……
   あなたの『それ』より『軽い』とは思いません」

         ダンッ!

  「――私の『覚悟』を甘く見ないで下さい」

本能的に『危険』を察し、即座に後方へ飛び退く。
このままでは近付けない。
ここで足止めされている間に、
『ブライアン』が回復する時間を与えてしまう。
ただし、あの『噴射』にも欠点がある。
いくら範囲が広かったとしても、
同時に『全方向』はカバー出来ない。
そして、『本体を狙う』という事は、
必然的に『部位は放置せざるを得ない』という事。
レックレスが『本体』を狙ってくるなら、
それが『攻めるチャンス』に繋がる。

            バ ッ

飛び退きと同時に『右手』を操作し、
レックレスの足を『掴ませようとする』。
狙うのは『スーサイド・ライフで切り裂いた足』だ。
確かに『傷口』は塞がっている。
しかし、『完治』した訳ではないはず。
その『弱み』を突く。
レックレスが避けようとしたなら、
顔を狙って再び『指弾』を飛来させる。
気を散らす事で集中力を散漫にさせ、
『右手』の行動を成功させる狙いだ。
あるいは、無事な『アダムス』が邪魔してくるかもしれない。
だが――『それでいい』。

448『サマー三連星』:2021/07/11(日) 09:41:21
>>443(小翠PC)

>枯野ォォ―――――――ッ!!
>『まだ』・・・・なんだろ! 『まだ』やる気なんだろ・・・・お前は――――ッ!

グ     ググッ

枯野「ま……ぁ……け  れ……い。負けられ……ないっ
先輩と先生は……僕自身を見てくれた……んだっ」

ギンッ――ブ ァ アァ――zノ ッア!!

>せいりゃああああああああ!

枯野「お前ら……なんぞ……にぃ――!!」

             ガァッンッ!!!

枯野「ッッッ゛――ァ゛アッ」   ズサァァァ゛ッッ!!

さきほど(>441)、彼(枯野)は間違いなく小翠の『タキシードムーン』の力を得た
『理想ゴム弾』はダメージを与え、彼は倒れ込む姿勢に至った。
 故に、理想像の若き祖父の肉体を纏う小翠が正拳突きを放とうとすれば自然と
枯野の顔面、上半身の腹部より上が渾身の一撃をスムーズを放てる軌道だ。

それを見越してか、拳が当たる直前に未だ衰えぬ気炎の声と共に枯野が掲げた拳の
枯れ葉ヴィジョンが輝くと共に枯れ葉の束が発生する。
 と、同時に枯れ葉を叩くと言うよりも薄いステンレス板越しに人の肉を打つ
生々しい感触が拳に伝わった。枯野は、衝撃で地面を転がりつつ小翠より
数m程向こうに離れる。そして、勢いに任せ転がりつつ前屈の姿勢で止まった彼は
枯れ葉防御をしつつも、幾らか受けたダメージで切った口の中に沸いた血をペッ! と
吐き捨てつつ懐から取り出したのは……『ナイフ』と『ガム』らしきもの。
 ガムは、既にこの猛暑を受けて半ば溶けているようだ……。

枯野「僕は……っ!! 僕は……っ!!!
 自由に……!! 未来へ行くんだぁぁああああああああ゛あ゛!!!」

   キィィィンッッ゛!!!!

!! 『ステイション・トゥ・ステイション』こと産み出された『枯れ葉』が
枯野に引き寄せられるように線上に、繋ぎ合わされた!
 それは4,5m程ある枯れ葉で紡がれたロープのようなもの!
君(小翠)と枯野の距離は3,4m離れてる。普通の枯れ葉の材質なら
本来命中しても痛くもかゆくもないのだろうが……。

枯野「おおおおおおぉぉぉ゛―――ッッ゛!!!!」

その枯れ葉の先端を握りしめつつ、枯野は小翠目掛けソレを真横状に振りぬいた!!

449『サマー三連星』:2021/07/11(日) 10:03:21
>>446(ソラPC)

  シュォッ!!

佐保「んぁ!? 目晦ましなんぞ、そう何度も喰らうわけねぇっペ!
引導を渡す時だぁ『フロスティ・ザ・スノーマン』!!

 『グォォ゛ッッ!!」   ぶぅーーーッン!!

パーカーの浮上、それにより雪だるまと雪かきの地面に振り落とそうとする
モーションが一瞬遅れる。普通ならば単なる誤差
 だが、この死闘の中では己の『活路』を作る上で盤石の一手となろう。
その間にも、君は走る。それに応戦して雪男の手に握られていた雪掻きは
吠えつつ『ソラ』の頭目掛け突くのだが……。

  ――ガギィンッッ!

佐保「はぁ!!!?? んだ、その王冠みてぇなの!
鉄か何かで拵えてんのか……くそ、だらずが舐めしばくか、おんどらぁ!」

『雲冠』で君は受け止められた……見た目では想像つかぬ硬さ。
雪かきの雪を載せる部分が破損し、取り落とす。残る最後の獲物を雪男の
ヴィジョンのスタンドは、唸り両手の構え持ちに変更する。
 だが、その間にも君は動いていた。
そう!

ブラッドステインドグラス
『血に染まる硝子』だ!!

   ザシュ   ザシュゥ  ザシュッ!!

佐保「ごぉ゛!??  ぐぁ゛――ッ゛」

 予期をせぬ、己の肉体に生えたガラス自体を『ステインド・スカイ』により
浮上させた上での獲物が暴れれば暴れる程に命中すれば喰いこむ魔の破片を
貴方は作り上げたのだ!!

 ……そして。

佐保「……ぉ゛……ご  が  ぼ  ぉ゛
 ――おぉぉぉ゛ぉ゛  お゛  お゛  ん゛ ど  り゛ゃ゛ あ゛っっ゛!!!

  ――ギュンッ!!  ブゥン!!!!

 最後の『馬鹿力』と言うところだろうか?
『フロスティ・ザ・スノーマン』が振り下ろそうとした雪だるまが解除されて・・・
『漬物石』! かなりの重量のある石と言うより岩に近い大きさの物が
雪だるまより出現する! 今まで、そのような物が出現する事は
無かったと言うのに!!

佐保(調達、係で……大棚を盗んだのも、『フロスティ・ザ・スノーマン』。。
フロちゃんなら、雪だるま化したまま破壊したりなどして溶かして形を失ったものは
再び別の同じ大きさのサイズの『雪だるま』を発現すれば再び以前に雪だるま化
したものを再度呼び出す事が出来た!!
 先生に付き従うのが悪か善なのか知った事じゃねぇ!
私は私の、したいように人生を謳歌するって決めてんだ!!

『どぅおおおぉぉ/グゥオおオォォ  ラァァッ!!」

 最後の雪かきも放り捨て、むんずと宙に浮かんだ漬物石を掴むと
ソラ目掛けて振り下ろしにきたぞ!!(パス:BC)

450『サマー三連星』:2021/07/11(日) 10:25:36
>>447(小石川PC)

>――私の『覚悟』を甘く見ないで下さい

レックレス「そうだな……死中に活を見出そうとしてるのは、あんたもか?
――ならば、俺(レックレス/無謀)を凌げると、今この局面で証明してみろ!
 『既に』  『ブライアン・アダムス』は!!  貴様を狩る準備は出来た!」

     ジュ  ァ  ァ゛  ァ゛!!

!!? ブライアン・アダムス。レックレスのスタンドが噴射した黒紫の
霧状の散布されたものは小石川のほうへ向かいつつ、そのいくらかは重力に
従い地面へ撒かれて……『青』や『赤』などの色合いにビルの床が変化した!

レックレス「『デンプン反応』って奴だよ……」

「ブライアン・アダムスの放つ液体の正体は……『ヨウ素液』
とは言え、普通のヨウ素液じゃねぇ。ブライアン・アダムスの凄さは
噴射した液に掛かった無機物・生物に対し『デンプン』と言うものを作り出す。
要は『弱点と言うのを意図的に作成し浮かび上がらせる』んだよ。
他にも、応用の種類があるが……そこまで説明する程に俺は優しくない。
 今この床自体が全て……このビルの『弱点(デンプン)』と化してる!」

 説明を終えると共に彼は大きく足を振り上げ・・・!

レックレス「 う  お  らぁ゛ ! ! ! 」

  ドゴォ――ォ!!

!! ビルの床が、普通の成人男性の蹴りであっけなく抉られ、その破片が
貴方目掛けて飛来する!(ス:C)

451<削除>:<削除>
<削除>

452小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/11(日) 15:42:07
>>450
申し訳ありません。
改めて確認させて下さい。
飛来する破片の数や大きさはどれ程でしょうか。

453『サマー三連星』:2021/07/11(日) 18:48:34
>>452(回答)

破片の数は10数程、大きさは小石サイズから人の顔程度で最大。
『捌く』際に、打ち漏らしの小石程度の破片が肩とか腹部に当たる可能性は
あるが『スーサイド・ライフ』の技量をもってすれば無傷で現時点の
行動は成功出来ると確信を持っていい。

454小翠『タキシードムーン』:2021/07/11(日) 18:54:05
>>448

「進ませない・・・・ここで止めてやる!
 それが、俺を守ってくれたお姉さんとの約束だ!」

身をかがめ、前傾姿勢・・・・地面に対してほぼ平行と言えるような姿勢を取り・・・
そしてそのまま地面を滑るかのように枯野に向かって突進する!
普通に考えれば、この経路では横薙ぎの『攻撃』に被弾する事になるだろう・・・・だが!

「おおおおおおお!」

走っている最中・・・・横薙ぎの一撃が自身に襲い掛かってくるだろう
だが、被弾するその瞬間に『理想化』を解除
足の長さが一気に短くなる事で攻撃を回避したい

(横薙ぎの一撃なら・・・・普通に考えれば急所、俺の胴体を狙ってくるだろ
 それならほんの少し高さを変えるだけで避けられるはずだ!)

攻撃が回避出来たら、そのまま小学生の体躯で枯野の顎に頭突きをかましたい!

455ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/11(日) 20:43:04
>>449
自分の『自由』を掴むために、誰かの『自由』を踏み躙る佐保
空っぽで何も無いが故に『自由』過ぎてどうすればいいのか分からない、
『自由』に縛られているソラ
改めて考えてみると、対照的なようで、全く違う二人だったかもしれない
ただ一つ共通点があるとすれば、どちらも『自由』に振り回されているという事だろうか

降り降ろされる巨岩、ソラは動かない…
ギリギリまで

「ふん」

ギリギリの所で、身を反らし最小限の動きで巨岩をかわす(スB)

そして、一瞬だけ全ての『浮上』を解除する
再び、雪男に蝕む3枚のガラスに『浮上』を与え、突き上げるッ!
駄目押しに4枚目も『浮上』させる…
人間の最も重要な機関、『脳』が詰まっている箇所、額に向けてッ!
(ス精BC 浮上パスCB)

「チェックメイト」

誰に言うでもなく、ボソリと宣言する

456小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/11(日) 21:58:38
>>453

回答感謝。

>>450

             ヒュッ

  「……あなたに申し上げなければいけません」

  バババババババババババババババババッ!!

『達人の技量』によって、
飛来する破片を『スーサイド・ライフ』で『捌く』(破ス精CBB)。
『大きな破片』に対しては質量を考慮し、
正面から叩き落すのではなく、
横から打って『軌道』を逸らす事を重視する。
レックレスの『弱点』は、もう一つある。
それは、『スーサイド・ライフ』と違い、
本体自身は何の強化もされていないという事。
床を脆くして破壊し、その破片を飛ばしてきたとしても、
『人間以上の力』には達しない以上、『迎撃』は可能。

          カ
            キィ
               ンッ!!

さらに、『小石サイズの破片』を『反撃』に利用させてもらう。
『刃』の角度を調整する事で、
『飛んできた破片』をレックレスに向けて『跳ね返す』。
もっとも、これは『本命』を隠すための『囮』に過ぎない。

  「私にも――『お伝えしていない事』があります」

『本体』を狙ってきたという事は、
周囲の『部位』は『野放し』になっている。
レックレスにとって、
『スーサイド・ライフ』を握る『本体』こそが『最大の脅威』。
『最優先』に考えなければならない対象だ。
彼の判断は決して間違っていない。
『ある一点』を除いては。

    スラァァァァァ――――――z______

『右手』を遠隔操作し、『第二の刃』――
『ビー・ハート』を発現(>>447be hurt appearance)する。
『自傷の刃』である『スーサイド・ライフ』とは対照的に、
『本体以外の生物』を両断する『不殺の刃』。
同時に、レックレスの死角から『指弾』を発射(破ス精DCC)。

          トンッ

                トンッ

シンプルに『レックレスの頭を押す』だけでいい。
現在、レックレスは『蹴り』を行っている。
言い換えると、『片足』で全身を支えている状態だ。
その不安定な体勢なら、
体の末端部分に少し力を加えるだけでも、
十分に『バランス』を崩せる。
そして――。

          スパァンッ!!

レックレスが揺らいだ瞬間、『ビー・ハート』の『能力』で、
『レックレスの足』を『斬り落とす』(破ス精DCC)。
『片足だけ』で床の上に立っている時に、
『その足』が『なくなったら』どうなるか?
『結果』は明らかだろう。

457『サマー三連星』:2021/07/12(月) 23:27:35
>>454-456(ALL) (レス遅れ失礼しました)

>進ませない・・・・ここで止めてやる!
 >それが、俺を守ってくれたお姉さんとの約束だ!

『約束』

>空っぽで何も無いが故に『自由』過ぎてどうすればいいのか分からない、
 >『自由』に縛られて

『自縛』

>あなたにも『背負うもの』があるのでしょう
 >ただ――私にも『譲れないもの』があります……

『覚悟』

三者三様に、鏡合わせのように譲れぬものを抱えてる。
目指すべき道筋に対し、誰もが苦悩を持ちつつも先にあるものを
輝きと見据えて。暗き空間に一点の輝きがあると信じつつ手を伸ばして歩くのだろう。

少年(小翠)は雄たけびを上げ
少女(ソラ)は乾性の殺意を浮かせ

そして……少年少女の併せもつ先に痛み『想い』を経て進む人は刃を振るい。

      ガッ  ツンッッ゛!

 枯野「っ! 僕……はっ……」  が……くっ……  ドサッ
  
        ド  シュッ゛ ドシュッッ!!

 佐保「ぁ゛……ぐ……っ゛そぉ……っ」  ドサッ


 レックレス「っ捌ききったか! だが、まだ破片の猛撃は可能……」

          スラァァァァァ――――――z______
  トンッ                           トンッ
               スパァンッ!!

レックレス「な   にぃ―――z____ノ!?」  ガ ダンッッ!


  かくして  夏の夜空(未来)に焦がれた流星は三つ 燃え尽きた……

458『サマー三連星』:2021/07/12(月) 23:47:57

2人(小翠・ソラ)は、自身の攻撃。小翠のヘッドスライディングを受けて
顎を打ち付け吹き飛び倒れた枯野。
ソラの、『ステインド・スカイ』の応用技。己の肉体に突き刺さった破片を
応用した必殺の舞う刃 
ブラッドステインドグラス
『血に染まる硝子』が『フロスティ・ザ・スノーマン』の肉体に刺さった
DFにより白目を剥き吐血しつつ倒れた佐保を認識した。

だが、苛烈な激闘による負傷。そして炎天下での激闘によって敵が
倒れた事により緩んだ意識の結果なのか、小翠とソラは見届け終えてから
膝をつく。

 『よく頑張ったね〜〜』

 『おい大丈夫かっ……よく頑張ったな、少年』

そう、意識が途切れる前に二人は労いの声が振り落ちるのを聞いた。


 
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


レックレス「く、くそ。まだだっ 俺はまだ……っ」

小石川の目の前で、レックレスは足を切り落とされ転倒しつつも
未だ自身の敗北が受け入れられないらしく。両手を地面につけ何とか
起き上がろうとする形相を見ていた。

声をかけるか、他に行動をしようとした時だ。後方にある、この部屋の
ドアが軽く動いたのを認識する。風もないのに勝手に

 レックレス「俺は……っ 俺たちは……自由に……っ」

            『シュン』

         ――もう、諦めるんだ

瞬間、レックレスの背に跨るようにして人影が出現する。
まるでカメレオンが景色に同化してたのを解いたかのような出現の方法で
その男性は流れるような一連の動作で彼の首に腕を回すと共に頸動脈に
力を入れて圧迫する。

レックレス「ガっ……っ゛……く…………」

 
アルキス「……これで、終わった。
…………久しぶり、だな」

 そして、彼を捕獲した。貴方にとって久しい知人は、そう静かに
目線を合わせて
 有難う、小石川 文子。と感謝の言葉を口にした……。



 (※エピローグへと移る。場面転換としてアリーナの医療施設からに
しようと思うが、それ以外で何かご希望があれば進行前にお願いします)

459小翠『タキシードムーン』:2021/07/12(月) 23:52:08
>>458

「はぁ・・・・ はぁ・・・・」

恐るべき相手に対して全力で戦い、体力の限界が訪れたようだ
自身の勝利を確信して意識が緩んだことも原因かもしれない
そのまま大地に膝を突き、眠る様に意識が途絶えた


エピローグの開始場所についてとくに希望はありません

460ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/13(火) 16:29:36
>>458
「…」

今まで何をしても虚無感しかなかったソラ
自分にとっては名付け親である『藤原しおん』との思い出以外どうでもいいと思っていた
『自分の命』すらも

そのソラが、生と死をかけた本気の殺し合いを通して
初めて『生』を感じた
自分に『生』の実感を与えてくれた相手に、ほんの少し感謝する

「…」

何も持っていない自分とは違って
何かを背負っていた事だけは何となく感じていた

「ありがとう」

白目を向いて倒れる佐保の目を、そっと閉じる
ソラの中には藤色のページ以外に、向日葵色のページがひっそり追加された

「忘れるまでは覚えといてやるよ、佐保」

そう言って自分もそっと目を閉じた

追加された向日葵色のページは、すぐに消えるかもしれない
こんな戦い、結局無意味な事になるかもしれない
けど今は、とりあえずソラはこの色を覚えている

(エピローグ、医療施設で問題無いです)

461小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/13(火) 19:15:58
>>457-458

きっと、彼には『背負うもの』があった。
それがあるからこそ、『片足』を失っても、
なお立ち上がろうとしているのだろう。
同じように、私にも『背負うもの』がある。
『この命を全うする』という『約束』と、
『その先で再会する』という『決意』。
だからこそ、決して退く事は出来なかった。

  「あなたは……私を『甘く見すぎた』のです」

『ビー・ハート』を握る『右手』と、
『支配権』を得た『レックレスの片足』を、
同時に本体の下まで引き戻す。
『レックレスの一部』を手に入れた時点で、
レックレスは『一切の抵抗』を封じられている。
何故なら、『部位』が受けた『あらゆる感覚』は、
その『持ち主』にフィードバックするからだ。

  「……動かないで下さい」

         スッ

  「少しでも動けば――『刺します』」

『警告』を送りながら、
静かに『スーサイド・ライフ』を持ち上げる。
この刃を『レックレスの足』に突き刺せば、
『痛み』を味わうのは『持ち主』である『レックレス自身』。
つまり、離れた位置から延々と、
『終わりのない苦痛』を与え続ける事が可能。

  「『あなた』は……」

だが、その手が振り下ろされる事はなかった。
目の前に『別の人間』が姿を現したからだ。
自分にとって、それは見覚えのある顔だった。
前に会ったのは一度きりだったが、
自分と同じく『隔てられた愛』を抱えて生きる者。
忘れられるはずがない。

  「――……お久し振りですね」

『指』、『指』、『目』、『手』、『レックレスの足』。
切り離していた全ての『部位』を元通り『接合』する。
自身の両手に残るのは『二振りのナイフ』――
『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』。

               クルンッ

          クルンッ

その『二つ』を手の中で回転させ、音もなく『解除』した。

    コッ コッ コッ……

それからアルキスとレックレスに近付き、
バッグから『包帯』を取り出す。
『自傷』した際の『止血用』に持ち歩いているものだ。
『スーサイド・ライフ』で切り裂いたレックレスの足に、
手際良く包帯を巻いて『応急処置』を施す。
『手当てを終えたらここを出る』と、
レックレスに伝えていたからだ。
ここを出る前に、その『約束』を守る。

462『サマー三連星』:2021/07/14(水) 23:01:27
>>461(了解 小石川PCのみレスの返信を願う)

アルキス「……そうだな。随分 久しぶりだ」

彫りの深い顔立ちを、感傷めいた再会に対する喜びや色々な感情が混ぜ合わさった
大人気な微笑と共に短く返しつつ、気絶するレックレスを応急手当をする小石川を
暫く見てから、ぽつりと呟く。

アルキス「変わらないな、貴方は……いや、でも少しだけ
以前よりも……しなやかさが増した。そんな気がするよ」

その後、アルキスは自身の通信機器で任務達成の報告をして、廃ビルに十分足らずで
黒塗りの車が数台、駆け付ける事になる。

「お手数をかけるが、是非、貴方にも同行して欲しい」

気絶したレックレス、そしてまだ覚醒しないが命に別状はない興味を運び終えてから
アルキスは一台の車へと案内して総合体育館のある道へ走る。

アルキス「小石川……。
君の他にも強盗グループを捕獲するのを手伝ってくれた市民が二人居てね。
会ったら少し驚くかもな。まだ中学にも上がってない子供と、小学生上がりたて
ぐらいの子が打倒したんでな」

少し怪我をしたんで、今は医務室で軽く処置をしている。
他にもいろいろ説明したいので、上司にあたる人物が君を待ってるよ。と
小石川を案内するのだった……。

(※何か道中で聞きたい事などあれば、幾つか答える。なければ
そのまま次レスで三人に返信)

463小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/15(木) 15:47:54
>>462

かつて『興味』と共に『工場』へ赴いた事がある。
そこには『ゴースト』と呼ばれる謎めいた女性がいた。
私は彼女と言葉を交わし、そして別れた。
しばらくして、私は『別の場所』で『アルキス』と出会い、
彼が『ゴースト』を愛している事を知った。
アルキスは、ただ想い続けていた。
『叶わぬ愛』と知りながら『変わらぬ愛』を捧げ続けていた。
その姿に自分自身を重ねた事を思い出す。

>「正直に言うと……私はあなたを『羨ましい』と思っています」

>「あなたは愛する人を支えることができる。
> 愛する人のために、何かをしてあげることができる。
> たとえ直接的なものでなかったとしても、たとえ遠くから見守るだけだったとしても、
> それはとても尊いことだと思います」

>「私には――もうそれができませんから」

>私にできることは『想う』ことだけ。
>片時も忘れることなく、この命が尽きる瞬間まで、変わることなく『想い続ける』こと。
>それだけが、愛する人に対してできる唯一のこと。

>愛しているのに、焦がれているのに、私は『彼』に決して会うことができない。
>会うことが許されていない。
>『彼』に会うということは、『彼』との約束を破るということだから。

>だからこそ、希望が残されているアルキスが羨ましかった。
>心の苦しみや葛藤があるとしても、会うことが不可能ではないのだから。

あの頃の私は『彼に会う事が出来ない』と考えていた。
けれど、今は違う。
たとえ何十年掛かったとしても、『彼』に会う事が出来る。
この『命』を全うし、私の『寿命』が尽きた後、
『その先』で『会う事が出来る』。
『あの頃』と変わった事があるとすれば、
きっと『それ』なのだろう。

  「――……分かりました」

        スッ

アルキスの言葉に従い、迎えに来た車に乗り込む。
行き先は分からないが、彼は信用できる人間だ。
だからこそ、興味の安全を託す事も出来る。

  「そんな方達が……」

若いスタンド使いと共闘した事や、
同じ危険に居合わせた経験はある。
ただし、いずれの場合も、極端に幼い年齢ではなかった。
『スタンド』の強さは『精神』の強さ。
強い心の持ち主であれば、たとえ子供であっても、
大きな脅威に立ち向かう事が出来る。
それは理解していたつもりだったが、
やはり少なからず驚きは感じた。

  「そう……なのですね……」

幼い子供が争いの中で傷付いた。
その場に自分がいれば、助ける事が出来たかもしれない。
怪我を負わないようにする事も、
もしかすると可能だったかもしれない。
それを考えると、思わず胸が痛んだ。
もう終わった事だと分かっていても、
考えずにはいられなかった。

  「彼は――どうなるのですか……?」

ぽつりと口にしたのは、『レックレス』の事だった。
拘束されるのか、それとも何らかの処罰を受けるのか。
それは分からないが、彼には『家族』がいる。
『アリーナ』にも事情はあるのだろうし、
『犯した罪』をなかった事には出来ない。
無条件で解放する訳にはいかない事も分かっている。
ただ、出来る事なら、
これ以上レックレスを苦しめたくはなかった。
『彼を愛する人』のためにも――。

464『サマー三連星』:2021/07/16(金) 17:33:06
>>463(ALL) (レス遅れ失礼しました)

>彼は――どうなるのですか……?

アルキス「そうだな……俺からは気休めな言葉は告げられない。
裏社会に身を置いてるものとなると、その処遇を簡単にはいかないからな……。
ただ、今の上司なら」

そこまで、悪い判断はしないでくれる。そう願おうと、彼は呟くと共に
医務室の扉を開いた。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『ソラ』と『小翠』、貴方達が目を開くと見慣れぬ白い天井と共に
自分が糊のきいたシーツと温暖色の毛布。そして怪我した場所に包帯を巻いて
横になり、額には冷えピタがされつつ覚醒したのを理解した。
ソラと小翠は両隣となるベットで、その横側に見慣れぬベッカムヘアーの青年。
そして、ソラはついさっき協力を要請してた『出雲』が傍に座っていた。

 バタン。

そして、大人びた落ち着いた雰囲気の喪服の女性、それと共に彫りの深い男性が
扉を開き、読書をして暇つぶしをしてたらしい出雲は持ってる本を閉じて
愛想のよい笑顔で片手を上げて声をかける。

出雲「あ、お〜は〜よ〜。そして、おかえ〜〜り、アルく〜〜ん
あらぁ〜〜、そんなびじんさ〜〜んが、僕らに協力してくれたの〜〜ね〜。
あ〜〜り〜〜が〜〜ぁ〜〜とぉ〜〜〜。

とりあえず〜〜〜 みんな〜〜自己紹介しよ〜〜ね〜〜。
僕は出雲〜〜アリーナの闘技者の九位で〜〜町でテロとか起きた時の先発隊の一人〜。
今はリーダーとして此処に居るよ〜〜〜。
一緒に空の雲を寝そべって見てくれる美人さんがタイプだよ〜〜。

で、こっちが部下の一人で『メゾ』っち〜〜〜。
それでもって、おね〜さんを連れてくれたのがアル君こと『アルキス』ね〜〜。
はい、みなさ〜〜んもじこしょ〜〜か〜〜い」

場の音頭を出雲はとる。
『メゾ』と言う人物は、小翠が気絶するまえに労ってくれた男であると君は思い出せた。

各自、互いに自己紹介を終えた後に。出雲は間延びした声を維持しつつ告げる。

今回、アリーナにとっても重要な道具となる指針が秘められた品物を確保するのに
対して一般人である三人に偶然であれ何であれ協力してくれた事に深く感謝との事。

また、今回の謝礼と共に負傷した二人(小翠・ソラ)の治療の負担はこちらで補うと
出雲は告げた。

出雲「幸い、二人とも命に関わる程の酷い怪我じゃないからね〜〜。ま〜深刻でも
優秀な医者が居るから何とかなるけど〜〜アリーナも慈善事業ばかりじゃ
お仕事になんないから〜〜〜そー言うケースだと幾らか治療費貰うか、こちらの仕事を
して貰ったりとかするけどね〜〜」

へらへらとリーダーは話しを終え、そして三人をゆっくり見渡して告げる。

出雲「それじゃ〜〜三人とも、なんか今回の事で聞きたい事あるか〜〜い?
み〜〜んな、とっても頑張ってくれたからね〜〜〜僕、なんでも答えるよ〜〜。
流石に口座番号は深い仲じゃないと教えてあげられないけど〜〜〜」

どうやら、今回の事件について気になる事なり幾らか答えられる範囲の事は
回答してくれるようだ……。

465小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/16(金) 19:17:56
>>464

  「……ありがとうございます」

  「私も……『そう願っています』」

返ってきたアルキスの言葉を噛み締める。
『誰も傷付かない事』。
それが自分の望む結末だ。
同時に、それが難しい事も理解している。
たとえそうであったとしても、
『願い続ける事』だけは捨てられない。

  「――……初めまして」

         スッ

医務室に入り、その場にいる全員に頭を下げる。
それから、アルキスから聞かされていた二人を見下ろす。
無意識の内に、表情に陰が差していた。
幼い子供が傷を負った姿を見るのは辛い。
適切な手当てがなされている事が、せめてもの救いだった。

  「『興味さん』――」

  「私と一緒にいた方は……
   今どちらにいらっしゃるのでしょうか?」

少なくとも、ここに彼女の姿は見えない。
どこか別の場所に運ばれたのだろうか。
大きな怪我はしていない様子だったが、
それでも気に掛かる事には変わりない。

466ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/16(金) 20:54:02
>>464
この雲男の喋り方はどうも気が抜ける
どうにかならんもんかね?
そんな脱力感を覚えた表情のソラが、上体だけを起こしながら
出雲に問いかける

「なぁおっさんよ、聞きたい事はいくつかあるんだが
 まず一つ教えてくれよ」

「俺が殺したあの田舎…佐保
 あいつは『自由』がどうとか言ってた
 あいつ…あいつ等は何でコソ泥になんてなったんだ?
 あんた等は奴等を保護してるとか言ってたが…
 あんた等一体何だ…?」

話してるうちに段々不機嫌な顔になってきたソラ
今にも殺しにかかりそうな、そうでもないような
静かな殺意を含んだような、そうでもないような表情で出雲を見る

「…別に俺には関係ないけど
 興味本位で聞いてやるよ、『アリーナ』」

467小翠『タキシードムーン』:2021/07/16(金) 21:24:20
>>464

「う、う〜ん・・・・ここは・・・?」

全身がヒリヒリと痛む、背中を預ける寝具の感触に実家とは違う違和感を覚える
状況を把握するため、上体を起こそうとするが痛みで起き上がる事が出来ない
首を曲げて隣を見ると、見知らぬ子供、謎の青年、そして姿を借りた『出雲』が居た

「あんたは・・・・」

どうやらここは『アリーナ(この言葉の意味は理想の出雲の知識から知った)』の施設らしい
自身の状態について聞くとともに、軽く自己紹介をした

「聞きたい事・・・・そうだ! 『黒服のお姉さん』は無事なのか!?
 爆発で大変な目に遭ったけど、怪我は!?」

「それと・・・・枯野のやつはどうなったんだ?」

468『サマー三連星』:2021/07/17(土) 00:41:51
>>465-467(ALL)

>『興味さん』――私と一緒にいた方は……
>今どちらにいらっしゃるのでしょうか?

アルキス「ああ、あの記者さんらしき人なら別室で休んでる。
こちらの医者の手で、いま暫く眠って貰って……能力でビル付近で
気絶させられた事は忘れるだろう。その方が彼女にとって一番良い筈だ」

出雲でなくアルキスが小石川の質問に答える。アリーナの医師は
スタンド能力を扱え、その力の一環でビル内に潜入してレックレスに
気絶された事は忘却し、日射病なりで倒れたと後で本人に伝えて
無事に返すとの事だった。
レックレスによって、脳震盪を与えられ意識を失ったが。特に後遺症もなく
跡が残る怪我はないので安心して欲しいとも伝えられ。

>俺が殺したあの田舎…佐保
>あいつ等は何でコソ泥になんてなったんだ?
>あんた等一体何だ…?

出雲「そ〜〜うこわい顔したら〜〜かわいい顔がだいなし〜〜。
あと、あの娘(佐保)は生きてるからねぇ〜〜」

ソラの威圧を滲ませた問いかけは、飄々さを崩さぬ出雲の態度を一変させるには
効果が薄かったようだ。また、敵(佐保)は不幸か幸か命は奪ってない。

詳細を追求すると、彼女のスタンド『フロスティ・ザ・スノーマン』は
パワー型で、そのスタンドの体も相応の力があった事が上手く嚙み合って
『ステインド・スカイ』の必殺ブラッドステインドグラスは心臓や脳の
ある個所に食い込んだが、それでも本体の命に関わる場所に到達する前に
上手く止まったとの事だった。

出雲「佐保ちゃんが犯罪者になった切っ掛けはね。
元々、あの娘は普通に都会に憧れて上京して。そして、ちょっと火遊びで
援助交際もといの事を、他のお洒落な娘達の仲間になる為に参加したら
その相手が性質悪く肉体関係を迫ってさ。
それが原因でスタンドを開花して、衝動で能力で半殺しにしちゃって。
 で、僕らの『アリーナ』がソレに運よく気付いて確保。
矯正・保護観察が大分嫌だったよ〜だねぇ……」

「で、その火遊びの誼で知り合ってた犯罪関係のブローカーと。
保護観察仲間の少年とアリーナ憎さで打ち解けちゃって、そんでもって
アリーナなんて抜け出してやる〜って事で、今に至る……って訳だよ〜」

出雲は、そう軽く後悔してる様子で頬杖をついて あらましを語った。
また『アリーナ』については色んなスタンド使いが試合をするのを
エンターテインメントとして稼いでる、裏で黙認されてる非公式の組合だと
ソラに簡潔に教えてくれた。

>『黒服のお姉さん』は無事なのか!?
>枯野のやつはどうなったんだ?

メゾ「どの黒服を指してるのか、ちょっと困るが……俺が駆け付けた時に
出雲さんの部下の彼等は全員アポロンの病院に送って貰って、全員結構な
火傷はしたが無事だって報告はきてるから安心して欲しい。
……そう言えば『ヨモギ』さんって人だったかな。背中が、かなり酷く
焼けてたのと、あの子が危ないって譫言呟いてた女性……。
うん、彼女も病院で安静にしてるが命に別状ないよ」

「『枯野』君なぁ……佐保ちゃんと一緒に治療中だが、その後の扱いに
少し悩んでるんだ。何せ、アリーナの環境が元の今回の事件だから。
また再犯しないとは言えないし、だからと言って緩めるのも更に束縛するのも
どちらもデメリットが付くから……」

出雲「うん〜〜メゾ君の言う通りなんだよ〜〜ねぇ。

君たち、何か良い意見とかある〜〜?
今回、『枯野』君って子が。アリーナの監視下で育つのが嫌で友達と組んで
暴れたのが事件の発端だから」

出雲は、そう貴方達に聞く。
アリーナと言う『社会』に『憎悪』を抱いた少年・少女。
背景は軽く説明されたが、彼 彼女が再起可能となれば第二、第三の
仲間を募って再度、今回より酷い事件が起きないとも限らない……。

出雲「あ、それと他にも聞きたい事あれば、ど〜〜ぞ〜〜」

469小翠『タキシードムーン』:2021/07/17(土) 11:03:54
>>468

「『ヨモギ』さんっていうのか・・・・良かったぁ」

自分を守ってくれた女性の安否を確認し、安堵の声をあげる
他に何人も『黒服』は居たが、まあ男ならなんとかなるだろう

「その・・・・『枯野』から聞いたんだけどさ
『アリーナ』の連中があいつから自由を奪ってるって
 なんとかならないのかな? あいつだって根はそんなに悪いやつじゃないんだ・・・」

枯野の処遇について出雲に懇願するように言う
小学生である自分の身では、社会的に彼を救う事なんて出来ない
大人に頼み込んでどうにかしてもらう事しかできないのだ・・・・

470小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/17(土) 15:14:54
>>468

  「――……そうですか」

興味が『スタンド』の事を知れば、必ず関心を抱くだろう。
そして、今回のように危険に飛び込もうとするかもしれない。
彼女の安全を考えれば、『忘れる』事が一番いいはずだ。
ただ、止むを得ない理由があるとはいえ、
『人の記憶』を操作するのが本当に正しい事なのか。
そのような考えが同時に湧き起こったが、
言葉に出す事はしなかった。

  「あの……」

この場の代表者らしき出雲を見つめながら、
控えめに口を開く。
『佐保』と『枯野』――自分は名前しか知らないが、
大体の状況は察している。
彼らはレックレスの仲間であり、
三人は一種の『信頼関係』で結ばれていた。

  「レックレスさんと話をしてもらってはいかがでしょうか?」

レックレス自身が語ったように、
彼は二人と『自分の子供』を重ねていた。
だからこそ、二人の世話を焼いていたのだろう。
それならば、『その想い』を最後まで全うしてもらいたい。

  「彼に――二人を『説得』していただきたいのです」

  「彼に……もう一度『導き直して』もらうのです」

もう一度だけ彼らを『導き』、二人の『心』を救って欲しい。
争いの中で言葉を交し合った時、レックレスは、
二人が『自分と同じ道』に進む事は望んでいないと感じた。
『アリーナ』に身柄を拘束されている現状では、
どうあっても『脱出』は不可能。
どうする事が二人の将来のためにベストなのか、
彼は理解してくれるはず。
『信頼する人間の言葉』なら、
二人も頭から否定する事はしないと信じる。

  「それによって二人が考え直してくれたなら……」

  「レックレスさんの『罪』も……少しは軽く出来るはずです」

そして、これは『レックレスのため』でもある。
『二人が更正するきっかけ』を作ったのならば、
当然それは考慮されるべきだ。
だからこそ、『彼に二人を説得してもらう事』を提案した。

  「私にレックレスさんと話をさせていただけませんか?」

  「それが許されないのなら……
   彼に『二人を説得するチャンス』を下さい」

          スッ

  「――……お願いします」

言葉と共に、出雲に深く頭を下げる。
自分がレックレスを説得し、レックレスが二人を説得する。
『アリーナ』側が許すなら、そうしたいが、
もし自分がレックレスと会う事が許されないなら、
せめて彼が二人と話す事だけは許して欲しい。
これ以上、もう誰も傷付かないように。
その『願い』を『願いだけ』で終わらせたくはなかった。

471ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/17(土) 20:01:05
>>468
佐保が生きていると聞いて、少しほっとしたようになる

「ふっ、そうか…すげぇ生命力だな
 田舎者はみんな、ゴキブリ並みにしぶといのか?」

佐保が犯行に至った理由を聞き
呆れ果てたような表情になる

「何から何まで自業自得だろうが、馬鹿か?」
「で、スタンド使い同士の戦いを見世物にしてる『アリーナ』
 そんな意味不明な連中が、警察気取りの上から目線で監視・管理してるわけか
 そりゃ確かにストレス溜まるな」

こんな連中が町を牛耳っているとか、ここはディストピアか?
とでも言いたげだが、彼らがいるからスタンド使いの多過ぎるこの町で
一定の秩序が保たれているのだと思うと何とも言えない

「良い意見ねぇ…
 まぁ、そこのご婦人が言うようにリーダー格が話付けるのが一番だろうな
 そいつが大人しくこっちの言う事聞くか、そいつの説得で
 今更あいつらの意志が変わるかは疑問だがな」

しばらく考え込み、再び出雲に問いかける

「おい、俺も佐保に会わせろ
 それと…」

「俺も『アリーナ』とやらに入れるか?」

472『サマー三連星』:2021/07/18(日) 17:39:11
>>469-471(ALL)

出雲「おっ? い〜いの〜? そちらが、応じてくれるなら〜
願ったり 叶ったりだよ〜」

小石川の『説得』の話に対し、彼は陽気な笑顔を更に深くして快く応じる。

出雲「じゃあ、三人とも〜 ついてきてね〜」

ならば善は急げだと、アリーナのリーダーにあたる彼が先導して幾つかの
通路を移動した後に、小石川はアルキスに。
 小翠とソラは出雲によって分かれて別の室内に案内される。

アルキス「こちらに、居るよ。そこまで酷い怪我はしてなかったから
既に拘束している。……入るぞ」

室内に小石川が入ると。レックレスが手錠で後ろ手に拘束されつつ顔を俯けて座り。
 それを冷たい顔で見下ろす赤いジャケットの女性が居た。この女性とも貴方は一度
ある場所で面識があったのを思い出す。ベディと、アルキスに呼ばれていた女性。

アルキス「ベディ あとは、この人に任せて欲しい」

ベリル「わかったよ。よぉ、久しいな
そっちも暫く見ない間に色々経験したって感じだが……仕事中なんでね
私との、お喋りは。また時間ある時で頼むよ」

一旦場を離れ、喋りやすいようにしと監視をしてた彼女と案内のアルキスは出入口の
外に待機する。

レックレス「…………」

彼は、無表情で固く唇を結び地面を見つめて言葉を発さない。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

出雲「それじゃあ、こっちに二人とも居るよ〜。
残念だけど、目を覚ますのは ちょっと時間が掛かるよ〜」

小翠とソラは別室の、二人が居たのとは異なる医務室らしい場所。
それでもドアの施錠など厳重で、多分そう言う手合いの人物を隔離する目的もある
場所へと入ると、色々と手当てを終えたあとらしく眠る枯野と佐保が眠っていた。

出雲「やろうと思えば、短い時間は起こしてあげれるけどね〜。
それと、君(ソラ)
『アリーナ』に入りたい、って話だっけ。
 僕からも、君にはちょっと色々話したい事あったから丁度いいかな〜。
・・・君(ソラ) 何者だい?」

出雲は、おどけた調子は崩さないが。目は真面目にソラを見つめていた。


枯野「……ぅう……せん……ぱい」

小翠は、枯野が呻きつつ目を覚ましそうなのを確認出来た。

473小翠『タキシードムーン』:2021/07/18(日) 18:15:35
>>472

小石川、アルキスの二人と別れて部屋に案内される
そういえば、先程の女性(小石川)は以前、お話した事もあるおねえさんだったが・・・・
あの時は『変身した後』だったため、向こうはこちらの顔を知らないだろう


「枯野・・・・おい、枯野!」

部屋に入るとベッドの上に横たわる枯野の姿が目に入った
傍に移動して、彼の名前を呼びかける

474小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/18(日) 19:00:48
>>472

  「……ありがとうございます」

出雲に感謝の言葉を告げ、再び頭を下げる。
そして、アルキスと共に『別室』に足を踏み入れた。
そこで、『もう一人の人物』と再会を果たす。

  「『ベティさん』――ご無沙汰しています……」

彼女とは『二度』会った事がある。
二度目に出会ったのは『クリスマス』の頃だった。
『魂鎮めの民』である『イルラ』を逃がすために、
『シュン』と戦った際に顔を合わせた記憶がある。
彼女いわく『香港マフィア』が関わっていたという話だった。
久方振りの対面ではあるが、
今は他にしなければならない事がある。

  「――……『具合』はいかがですか?」

労わるような視線で、自らがレックレスに与えた『傷』を見る。
目立つのは『足の切り傷』程度だろう。
全体としては『ほぼ無傷』と呼んでも差し支えない状態。
自分にとって、それは心から喜ぶべき事だった。
もしレックレスが重傷を負ったとしたら、
『彼を愛する人』が苦しむ。
だから、彼が大きな怪我を負う事がなかったのは、
不幸中の幸いだった。
もう誰も傷付かずに済むのだから。

  「『佐保さん』と『枯野さん』は……」

  「……『アリーナ』に『保護』されました」

レックレスを真っ直ぐ見つめながら、静かに口を開く。

  「……あなたに『お願い』があります」

  「二人を『救って欲しい』のです」

  「今、彼らは『分岐点』に立っています。
   確かに『過ち』を犯したのかもしれません。
   でも――まだ『戻れます』」

  「『今回の件』が失敗した事で、
   彼らも心の中では考えているはずです。
   『生き方の是非』について……」

  「『体の傷』は『アリーナ』にも治せます。
   ただ、『心の傷』を治せる人間は『一人』しかいません。
   たとえ短い時間であっても、
   二人と行動を共にしていた『あなただけ』なのです」

そこまで一息に言った後、短く息を吸い、両目を伏せる。

  「……あなたは私に話してくれました。
   二人の事を『自分の子供のように思っている』と。
   その『想い』を最後まで全うして下さい」

  「それが――私からの『お願い』です」

話を終え、レックレスの言葉を待つ。

475ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/18(日) 21:05:16
>>472
すやすやと眠る佐保を見て

「呑気にグーグーしやがって
 寝ながらでいいから聞いてろ」

かるーくデコピンをする

「俺が何かだって?
 さぁな、俺が聞きたいくらいだ」

出雲に自らの記憶が無い事
『藤原しおん』に縋りつく事で辛うじて自己を確立しているだけの
薄っぺらで空っぽな存在である事を話す

「一つ確実に言える事は、今の俺には『物語は無い』って事だ」

「そ れ で
 入れるのか入れないのかどっちなんだ?」

476『サマー三連星』:2021/07/19(月) 18:08:37
>>474(小石川PC)

レックレス「……俺に、何が出来ると?」

小石川の言葉に、俯かせていた顔を上げ。彼は鋭く決して友好的に思えぬ目で
貴方の瞳を見つめて問いかける。

「俺は、数々の悪事に染めてきた。人を殺すまではしてないものの、貴方が思うより
良い人間じゃないさ。そんな奴が未来ある若者を支えてやれと?
 ……こがらし(※枯野の愛称)と、佐保の事は確かに心配さ。
だが、だがだ。俺は悪人だぞ?
 また、俺があの二人を焚きつけて更に酷い事を起こさないと、あんたは信じれるか?
……信じれるって、言うんだろうな。
けどな、誰もが性善説を信じて生きてる訳じゃないんだ。どれ程、真っすぐ生きようと
したって、俺……いや、あの二人のように回避出来ない定めで歪んじまう事はザラだ。

――なぁ、これだけ聞かせてくれ。

頼みは受けても良い。けど、これから先、あいつ等の運命を俺に背負わせて。
それで、二人が耳を塞ぎかねない結末が降りかかったら……あんたにも、その『責』は
否定しようとも迫るんだ。それを、受け入れる覚悟を」

あんたは、持ってるか? レックレスは重々しく確認をとった……。

477『サマー三連星』:2021/07/19(月) 18:29:43
>>473(小翠PC)

枯野「……ぅ……? ……っ! お、まえ……っ!」 ガバッ

枯野「此処……は……アリーナに……連れ戻されたんだな。
! っ先輩は……っ ……良かった、無事、なんだな」

「……何でだよ…………何で、止めたんだよ……小翠」

「僕達は……アリーナを出て自由に生きたかっただけだ。
先生(レックレス)と、先輩と一緒に誰も知らない場所で……自由に」

「僕が爺さんに、婆ちゃんを傷つけたのは悪い事だよ。
でも、だからって死ぬまでアリーナの指図で生きなくちゃいけないのかよ……っ」

シーツを握り、手を震わせつつ小翠を枯野は詰る……。


>>475(ソラPC)

出雲「そぉ〜〜〜だ〜〜〜ねぇ〜〜〜 じゃ〜〜〜ぁ 条件〜〜〜として


   ――僕の子になろうか?」


……出雲は、なんてことのないように。さらっと夏の空から雹でも降るような
トンでもを告げる。

出雲「いやね、これでも真面目な話なのさ〜。
戸籍も、君を証明するものはな〜んも無いって話でしょ?
この街の供与者ちゃんは、確かに多少は君の生活を助けてくれるかもだけど。
今後、生活する上で確実にガタがどっかでくるだろうね〜」

そう、のほほんとした調子を出雲は続け。そして、最後に声色を鎮めて
流暢に告げる。

出雲「それに、これって僕達アリーナとしても身元不明のスタンド使いを
保護する体で身内になってくれば、『エクリプス』の分派に下手に粉つけられるより
ずっと良い。無論、こちらは等価交換として色々と仕事は君に出来る範囲で
して貰うつもりではあるけどね。
……それに、君ってば 僕になんかみょ〜に似てるじゃない?
 もしかすれば本当に億の一の確率で僕の子だったりしてね〜!
あ〜〜は〜〜〜は〜〜〜は〜〜〜〜」

最後は結局普段通りのフワフワした調子に戻ったが。

ソラを、出雲は自分の子。と言う体でアリーナの傘下として保護、そして
この街に蔓延る悪に対する抑止の星の一つとして育成したいようだ。

勿論、強制ではない。
ソラが断れば、出雲は残念がるだろうが執拗に引き留める気はないだろう。

478小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/19(月) 20:41:51
>>476

真っ直ぐにレックレスの両目を見据える。
彼の『意思』と『覚悟』を見届けるために。
同時に、私の『意志』と『覚悟』を彼に伝えるために。

  「『あなただからこそ』――です」

  「『その道』を歩んだあなただからこそ、
   あなたの『言葉』は彼らの『心』に届くはずです」

レックレスは『歪んだ道』を歩んできた。
その事実は変えようがない。
だからこそ、その言葉には『重み』がある。
口先だけの説得では、聞く側の『心』に響く事は決してない。
他でもないレックレスだからこそ、伝えられるものがある。

  「『救って欲しい』のは……
   『彼ら』だけではありません……」

  「私は『あなた』を救いたいのです。
   彼らが救われる事で、
   『あなた自身』も救って欲しいのです」

  「あなたの『家族』は、きっと忘れてはいないはずです。
   たとえ離れ離れになっていたとしても、
   ずっと心の中で想い続けているはずです」

  「あなたは、たった一人の『父親』なのですから……」

『佐保』と『枯野』だけではない。
二人を救う事で『レックレス自身』も救われる。
レックレスが救われる事で『レックレスの家族』も救われる。
誰も傷付かないで欲しい。
もう、これ以上は誰も――。

  「私は――あなたを『信じます』」

  「あなたが私を信じなくとも、私はあなたを信じます」

『棚』を盗んだ時も、最初は普通に買い取ろうとした。
興味を気絶させた時も、それ以上の危害は加えなかった。
自分と対峙した時も、『家族の話』をしてくれた。

  「あなたは、あなた自身が思っている程、
   『道を外れた人間』ではないと信じています」

レックレスを『信じる』。
もし裏切られたとしても、その『責任』は自分だけのものだ。
この胸の中だけに留め、
決して他の誰かに背負わせる事はしない。

  「あなたに『それ』をさせたのは私です」

  「『全ての責任』は――私が負います」

誰かを傷付けてしまうのは、自分自身が『弱い』からだ。
苦しみや悲しみに耐えられないから、
その重荷を軽くするために、
他の誰かにも『同じもの』を背負わせてしまう。
誰も傷付けないためには、『強くならなければいけない』。
襲い掛かる苦しみや悲しみに耐えられるようになれば、
誰かを傷付けてしまう事もない。
それらを全て『自分のもの』として共に生きていく――
それこそが、私の辿り着いた『心の強さ』。

          「もし――」

 スラァァァァァ――――――z______

   「彼らが再び『道』を踏み外した時は……」

          スラァァァァァ――――――z______

『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』。
両手に発現した『二つの刃』を持ち上げていく。
『指輪の交換』のように、その切っ先を胸の前で交差させる。

            キィンッ

   「私が『この手』で『止める』と『誓います』」

誰も傷付けさせない。
どんな事情があろうと、どんな人間であろうと、
それは変わらない。
傷付くのは『私だけ』でいいのだから。

479小翠『タキシードムーン』:2021/07/19(月) 21:17:49
>>477

「死ぬまでなんて・・・・違う!そうじゃない!
 俺はただ・・・お前に危険な目に遭って欲しくないだけなんだよ!」

「なあ、枯野・・・俺もお前も子供なんだよ・・・まだまだ大人じゃない
 家も貯金もないし、仕事をしてお金を稼ぐことも出来ない子供なんだ
 だからさ・・・・自由に生きるのは大人になってからじゃあ駄目なのか?」

「お前が大人になるまで待つのなら、俺だって大人になるまで待ってやる
 待って・・・・それでもお前に『自由』が与えられなかったなら
 その時は俺も一緒に暴れて、お前を『自由』にしてやる!」

「だから・・・・・待っててくれよ」

480ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/19(月) 21:22:32
>>477
「…折角の申し出だが、断るぜ」

佐保の眠るベッドに勝手に腰掛ける

「俺は『藤原ソラ』だ」
「俺にとっての『親』はあの人だけだ
 浮気するつもりはないな」

彼女はソラにとっての唯一の拠り所だ
出雲の子供になってしまったら、
彼女との薄い薄い繋がりが断ち切られてしまう
それだけは絶対に譲れない

「こいつらが『先生』ってのに対する想いと似たようなもんか?
 よく分からんが」

佐保の髪を適当に弄りながら言う

「ずーっと一緒ってわけにはいかないなんて事は分かってんだよ
 そん時はてめぇでどうにかする」

出雲の顔を、じーっと見て発言する

「お前と俺が似てる?冗談だろ…
 …まぁ、もしお前が俺を子供と思いたきゃ勝手にそうしろよ」

こんな可愛気の欠片も無い餓鬼なんかいらねぇだろ、と小さく付け加える

>でも、だからって死ぬまでアリーナの指図で生きなくちゃいけないのかよ……っ

「…」

傍で話していた枯野の、悲痛な声を聞いたソラ

「他の条件なら飲んでやる
 だからこっちにも条件を出させろ」

枯野の方をチラリと見る

「こいつらはお前らの束縛が我慢出来なくてコソ泥になったんだろ?
 だったら少し束縛を緩めてやればいい」

ベッドから降りて、出雲の方と向き合い

「俺にこいつらの監視をさせろ
 その代わり、もう少し『自由』にさせてやれ
 こいつらの保護観察が終わるまではな」

「今度また何かやらかしたら、その時は俺が責任持ってぶっ殺してやる…」

481『サマー三連星』:2021/07/20(火) 11:52:29
>>478(小石川PC) (※次で〆ます)

貴方は『レックレス(向こう見ずな者)』の前に
『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』を掲げ、誓った。

レックレス「……あんたはエゴイストだよ」

レックレス「『信じる』ってのは、口で言うだけだと、どんなに簡単か。
けど、不思議だ……いや、奇妙に『納得』出来る。あんたの言葉は」

それ位、俺と同じ。いや、もっと過酷な道を歩んできたとな。
レックレスは、達観と同時に未だ残留していた小石川に対する不信や敵意と
言った感情の光が段々静まっていくのが合わさった視線から読み取れた。

レックレス「…………出来る限り、傍にいるさ。あの二人の 元に。
血の繋がりより、時に深いもので繋がれる事がある。それは知ってるつもりだからな。
……最後に、もう一つだけ聞いていいか?」

 尋問室のドアのノックが控えめに鳴る。そろそろ話しの出来る時間が終わりに
近いと察せられ、窃盗団のリーダーは静かに聞いた。

「『救いたい』 そう言ったな。
……今回、あんたは……小石川、貴方は自分が思う以上に上手く物事を進んだと思う。

だが……世の中は、綺麗事で終われる事を願っても……絶対に『救えない』ものも居る。
俺は世界の闇に少なからず数回は足を踏み込んだ事があるから……知ってるんだ」

物憂げな瞳は、室内の点滅する照明を反射して昏い光も連動して瞬きながら聞く。

「……あんたは、言葉を、手を差し伸べても決してどうにも出来ないものと
巡りあった時に……その刃で、終わらせるのか?」

 「それも一つの『救い』かも知れないぞ。
……何時か、あんたは決断しないといけない場面に 運命に立ち向かう時までに
俺の言葉を覚えてくれる事を願う……」

 尋問室の扉が開く、レックレスは抱える秘密を吐き終えるまで座る椅子から
立ち上がる事も解放される事も無い。そして、これ以上の温情を彼に施すのは
小石川には難しいだろう……。

482『サマー三連星』:2021/07/20(火) 12:10:19
>>479(小翠PC) (※次で〆ます)

枯野「……っ゛……僕は」

少年は、シーツを強く、爪が手の平に喰いこみ血が出そうな程に握りしめつつ
目元から熱い雫を溢しながら震え声で口開く。

枯野「確かに……っ……ガキみたいな癇癪と我儘で
アリーナの、たくさんの人に迷惑を……かけたっ゛
それでも……決して、僕はした事が全部間違ってたなんて言わないっ゛
先輩か、先生が見せてくれようとした夢(未来)は誰にも否定なんてさせない!」

だから……っ 小翠っ

枯野「僕は……君に負けたっ。だから……『待つ』さ!!
 けど、社会が認める法律の18や20まで待ってやるつもりはサラサラ無い!
僕は僕の『理想』をアリーナに突きつけてやるっ゛!!!
 何であれ利用して、吸収して! クラウド・ナインがアリーナの大勢を動かす
ように、僕自身がアリーナを動かす存在(大人)に昇り詰める!」

「――自由は与えられるもんなんかじゃない、自分で勝ち取ってこそだ。
そう、夏空(僕の仲間)が教えてくれたから」

……枯野は、『待つ』事は選択しなかった。『進む』のだろう
彼が望む、理想の『夏の夜空』 憧憬の未来予想図へ向けて。

その先には危険があるかも知れない。
 そして、貴方が再び彼の危機に交錯する事もあるかも知れない。

ただ、わかる事は……此処から本当に枯野は『出発点』なのだろう……。

483『サマー三連星』:2021/07/20(火) 12:32:13
>>480(ソラPC)

(※次で〆ます。尚、こう言う感じで終わるのはGМの嗜好であり
出来れば笑って許して頂ければ有難い)

>折角の申し出だが、断るぜ    『ゥ゛ ゥーン……ウーンウーン゛……』

ソラは、佐保の横たわる場所に堂々と腰かけた。尻に、何か柔らかい
腹部分を押してるような感触と、苦しそうなうめき声が下から聞こえた。
 髪の毛を弄る佐保の顔が段々血色悪くなってく。

>俺にこいつらの監視をさせろ。その代わり、もう少し『自由』にさせてやれ

出雲「ぅ〜〜ンッ! 良い啖呵だね〜〜。半分ぐらい本心だったけど
本当に、君みたいなガッツある子は僕の跡継ぎって宣伝したかったかも〜〜。
うん、良いよ〜! それじゃあ、その仕事をする代わりにダミーの保険証とか
危険な事件に遭遇した時に色々面倒な詰問されない証明書をあげるね〜。
 ・・・これから結構、仕事も大変になるみたいだし〜〜」

   シュッッ!  ゴンッ!!

出雲の、へらへらした言葉の引っかかる最後の内容に貴方が疑問を
浮かべる暇もなく、背後から強い殺気と共に頭を棒でど突かれた衝撃と
痛みが生じた。

 
 佐保「 て  ん  め  ぇ゛  ごら゛ グソガキ ! !
心臓近くに未だガラス喰いこんだ傷の痛みが残ってるってぇのに
殺す気が おら゛ぁ!!
 てんめぇが うち等ぶっ殺してやる前に、今! ここで!! てんめえを
このナイスバディな佐保っペが空より向こう側に昇天させてやるっペぇ!」

ベットに座った時に、運悪く完治してない佐保の腹を押しつぶしてたようだ。
危うく傷が開きかけた彼女は、そのストイックな性格のままに切れた。

結構死にかけてたようだが、アリーナの医者の力と怒りにより一時的に
回復したらしい佐保は貴方に形相のままに空気を読んで少し後ろで待機する
フロスティ・ザ・スノーマンに出してもらった雪かきでソラの後頭部を
強めに叩きつつ啖呵を切った。

出雲は、へらへら面白そうに笑って一歩身を引いて傍観してる。

子供らしく、笑顔で謝って仲直りをするのも良いし。
まだ残ってるフラストレーションを佐保にぶつけてやるのも良いだろう。
 (※ギャグ的な描写なので、言い切りで佐保に攻撃仕掛ければ良い感じに
倒せるか後を引かぬ怪我で双方手打ちな感じで収まる)

484小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/20(火) 18:16:45
>>481

自分に向けられるレックレスの言葉からは、
確かな『説得力』と『信憑性』を感じた。
実際に経験した者が紡ぎ出す言葉には、
聞く者の胸を打つ『力』がある。
だからこそ、彼の『言葉』が『心』に響いたのだろう。

  「――……分かりません」

           スゥッ

両手に握る『二振りのナイフ』を静かに下ろす。
どんな相手だとしても、他の誰かを傷付ける事は望まない。
ただ、この『刃』は他人を傷付ける事も出来る。
場合によっては、『命』を奪う事も。
それは目を背ける事の出来ない『真実』だ。

  「ただ……『これだけ』はお約束します」

  「たとえ『希望』が見えなかったとしても、
   『最後の瞬間』まで、私は『願い続ける』事を諦めません」

            フッ

手の中の『ナイフ』が、儚い幻影のように消え失せる。
代わりに取り出したのは『銀の指輪』だった。
『彼』から受け取った『形見の品』。

  「かつて『ある人』が私に言いました。
   『自分の分まで生きて欲しい』と……」

  「だから、私は『生きています』」

戦いの前に外していた『指輪』を『元の位置』に戻す。
『右手の薬指』。
そこが『いつもの場所』だった。

  「もし『そうなった』時は……」

  「私は――『その人の分まで生きる』つもりです」

『その時』が訪れたとしたら、『重荷』は自分だけのものだ。
誰かに渡す事も忘れる事もせず、
この命が尽きるまで胸に抱いて生きていく。
そして、『その人』のために『祈り続ける』。
自分が関わってきた全ての人達と、
これから関わる全ての人達と同じように。
『願い』と『祈り』――
自分には『それだけ』しか出来ないのだから。

  「『あなた達の幸せ』を願っています……」

  「――……どうか『お元気で』」

それだけを言い残し、開いた扉から『尋問室』を後にする。
『人の数』は『想いの数』。
形の善悪を問わず、その『想い』は等しく純粋。
それらを見守り、見届ける。
『今まで』も、そして『これから』も――。

                  コッ コッ コッ コッ コッ……

485ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/20(火) 20:47:53
>>483
「……お前は」

ギャーギャーとヒステリックに喚く佐保に対して、
反撃もせずにただ、その目を真っ直ぐに見る
その顔は『マジ』だ
空気が読めないようだが、どうやら今回はギャグで済ますつもりは無いらしい

「俺を殺す事に『責任』を持てるのか?」
「お前今まで、自分の行動に『責任』持った事あるか?」

その声は殺意を含まない、しかし非常に低く冷たく重い

「お前らは自分の『自由』のために誰かの『自由』を踏み躙った
 そんな奴等は『自由』を剥奪されて当然だ
 だが俺はお前らに助け舟を出してやる事にした、どうしてか分かるか?」

「俺の『心の自由』のためだ」

「俺は説教は死ぬほど嫌いだがな…
 『自由』を履き違えてるお前らにイライラするんだよ…
 だから特別に一度だけ言ってやる」

見た目だけは10歳にも満たない少女だが
その姿は、まるで厳しい親の様な雰囲気を醸しだいている

「『自由』って言うのはな…
 『数ある選択肢を責任持って選び取る事が出来る事』を言うんだよ…
 無責任に好き勝手暴れて他人の『自由』を奪う奴は、
 ただの馬鹿だ」

「お前らはまだやり直せる、本当に『自由』な奴になれ
 それまで俺が見守っててやるから…な?」

佐保…そして枯野を見る
その声と目は、先程までの冷たく重い物と違い
子供達に優しく言い聞かせる母親のように優しかった

「クッソ、つい感情に任せて説教しちまった…」(小声)

486小翠『タキシードムーン』:2021/07/20(火) 21:31:04
>>482

「・・・・・好きにしろ!
 でもな、二つだけ言ってやる!」

これからの『決意』を語る枯野に近づき、睨みつける

「一つ、お前が成長して『自由』を掴み取った時!
 その自由が『ヨモギ』さんみたいに優しい人を傷つけるようなら、俺はもう一度お前を止める!」

気迫を込めて枯野に叫ぶ
『自由』を振り回して暴れるようなら容赦はしない、と
これは『警告』だ

「二つ・・・・二つ目だ」

「お前が成長して、それでもなお悪い奴らに捕らわれてるようなら・・・・
 その時は、俺がお前を助けに行く・・・・!」

「大人として・・・・絶対にだ!」

二つ目の言葉・・・・それは『約束』だ
自分が『大人』になった時、枯野が『大人』になった時・・・
大人としての力で枯野を助けるという『約束』・・・・

「その・・・ なんだ・・・・ 『約束』して欲しい」

そう言いながら枯野に向けて小指を突き出す
この年齢では少し気恥ずかしい『約束の証』・・・・

487『サマー三連星』:2021/07/21(水) 20:08:27
>>484-486(ALL)

かくして、今回の夏空の夜空駆けぬいたような流星が如く眩しさと激しさを感じた
騒動は、同じく流星が如く想いを併せた街の住人達によって終止符を打たれた。

佐保「……ちっ 調子くるうガキだなーてめぇは。マジでクラウド・ナインが
こさえた隠し子とかじゃねーっペか、おめー。
わーったよ。さっきドついたのは済まん……こが坊が『自由』になるんなら
オラだって幾らでも『責任』を果たすさ。 ――あいつの自由が、オラの『自由』だ」

枯野「あぁ……っ゛ 約束だ、小翠!
もう僕はっ…………先輩や先生を……周りを傷つけるようなやり方はしないっ゛
それが……『大人』なら……僕らが目指す『自由』の為ならなっ゛」

佐保は気恥ずかしそうに鼻をかき、枯野は赤い目を更に泣き腫らしつつも小指で固く握り

レックレス「…………『お元気で』 か……また、貴方の顔を見る時が来れたらいいな」

尋問室を出て、その扉が閉じる間際。微かに哀愁まじえた笑みと呟きのみ残した……。
かくして今回の流星劇は幕を閉じる。

小翠は後日、『ヨモギ』に感謝の言葉を告げられて、アリーナから報酬を貰い。
ソラは暫く地下闘技場のアリーナに足を運ぶ事になる。佐保が時々起こす癇癪や
闘技場の選手と思わぬ出逢いもあるかも知れない。

そして、小石川はアリーナの拠点となるエレベーターを出て、外へ出ていこうと
する前に呼び止められた『アルキス』へ連絡先を交換する事になる。

アルキス「……『あの人』は、今日も元気で『あの場所』で子供たちと共に過ごしてる。
ちょっと変な言葉かも知れないがな……あの人に元気と言う言葉は。
…………気を付けるんだぞ、小石川 文子。
今回、俺達が押収した品は『弓』を指し示す。ソレは星見町を下手すると揺るがす
かも知れないものだから。
……ソレを巡り、今後『エクリプス』を受け継ぐ者達と激しい衝突が予想される」

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

バーネ「あぁん、もぉ! クラウド・ナインってば本当ーいけずな子なんだから!
殆ど傷を付けれなかったわ、リーダー! まぁ、こちらも素性は割れなかったけど」

「構いませんよ。全て、予定調和ですからね」

バーネ「えぇ、そうねぇ。これで、アリーナは私達の代わりに『弓』へ向かう。
肝心の物が掴まれた時こそ、本番よねぇー!」

「えぇ…………我々の悲願の為に、ボスが成し遂げようとした『想い』
それは我々レコーダーが成就するのですからね」

           To be continued...

488『サマー三連星』:2021/07/21(水) 20:39:43
本体は窃盗団グループのリーダー。及び、闇ブローカー
『レックレス』のスタンド。

『ブライアン・アダムス』
破壊力:D スピード:B 射程距離:C
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C
二体の『ハクビシン』のヴィジョン。半自立型
片方ずつ本体の上半身半分とDFが連動している。視聴覚共有あり

能力は『デンプン反応』 双方の内、『ブライアン』は噴射する液の温度が高く。
『アダムス』の方は逆に温度が低くて連続して掛けられた対象は応じて高低が増す。
生物・無機物に対しスタンドが噴射した体液……この場合『ヨウ素液』が
付着した物体は、その部分自体が『デンプン(弱点)』と見なされ脆くなり
女子供並みの攻撃でも其の部分は簡単にダメージを受けるようになる。
またデンプンの物理的性質も反映されると以下の効果。
『糊化』:デンプンが水中で加熱すると膨張し熱を加え続けると最終的にゲル状になる。
レックレスが傷口に吹きかけた時。この応用で傷そのものをデンプン糊化で崩壊させて
怪我を応急手当した。能力で傷は塞いだが、ダメージを回復するものでなく最小限に
留める程度が関の山。
『老化』:糊化したデンプンの溶液を冷却すると、糊液は次第に白濁し
水を遊離して不溶の状態になる事。つまり上記の『糊化』の後に対象が冷却など
された場合に更に脆くなる形となる。ミッション中では披露される事は無かった。

対象を全体的に能力(ヨウ素)で覆うと、その対象の最も『弱点と見受けられる』部分が
青色に輝く。これを応用して本体(レックレス)は古い棚で弓を示す家具がどれかを
骨董店にて迅速に見つける事が可能となった。

能力の対処としては、スタンドのスペックで回避、噴射された場合はその部分を
急いで衣服で覆うなどして露呈してる肉体を防ぐ。スタンド液を発現出来るなら
それで噴射された部分を洗い流す、などが挙げられる。

『ステイション・ステイション』に対しては、最初の原案の性質を有せるのが
一つから二つに増えただけなので説明は割愛。

『フロスティ・ザ・スノーマン』は、原案が除雪器具に載せれる物体が単純に
雪の塊と化して雪男が触れたら元の物体に戻せると言うものだったが。
大幅に改変して、除雪器具に載せた質量に応じた『雪だるま』に変化可能。
そして、雪だるまのまま破壊された場合。同等の質量の雪だるまを新たに発現したら
破壊された以前のものを再発現可能。雪だるま化の状態では一番近くにある本体以外の
熱が高い物体を追尾する、と言う形に魔改造した。

489『サマー三連星』:2021/07/23(金) 00:57:02

小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』⇒『30万』get!
『アルキス』との連絡先を交換、今後フーヴィアン派に相談したい事があれば
引き受けてくれるぞ!

ソラ『ステインド・スカイ』⇒『30万』get!
『フーヴィアン派』より健康保険証や、その他の身分を提示するものを貰えたぞ!
『出雲』とも仕事を貰う傍ら連絡先を交換したので、暇があれば色々会話してくれるぞ!

小翠『タキシードムーン』⇒『30万』get!
『ヨモギ』に後日、感謝と共に連絡先を交換して貰えた!
 今後『フーヴィアン派』アリーナの仕事を引き受けたい時、受付として
話を融通する手伝いなどが期待できるぞ!

490『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/17(金) 19:58:48

季節は夏から秋に至る時期、まだ残暑激しく未だ夏の気配が満ち溢れる星見町の
総合グラウンド地下にてスタンド使い達が力と力を衝突するエンターテイメントを
密かに開催する『アリーナ』にて一報が入った。

『申し訳ないがアリーナの組織全体での力を貸して頂けないだろうか?
【夏の魔物】と言うものが現在動いており、そいつは夏の時期だけに活性化して
最低でも一人、最大で数人に憑依して夏を満喫させた後に夏を象徴するかのような
物体に変化させる厄介なスタンドだ。その中核に関与したのと個人で調査依頼した者で
含めたスタンド使いにより情報はほぼ誇張されてない真実。
アリーナが大勢に影響を与えないものであれば動かない事は重々承知の上だが
将来的な危険性も踏まえて、どうか協力は出来ないか?   ヤジ』

その情報に、アリーナで大まかな動きは二分化した。規則を重視して要請を応じた
配下の一人の意見を慈悲なく却下する。もう一つは彼の要望を受け入れ今回は特例として
物資等の援助に働く。

アリーナは星見町で芽吹く異能を束ねる。それ等使い手の悪事は普段小規模で個人間での
騒動で収まる範疇だが、時々神が如く たった一人のみで街を滅ぼす力を持つ者の
出現や、アリーナの有史以来で最大の敵であった『エクリプス』のような大組織が
街そのものを支配しようと強硬に走らない限りは全勢力を以て動く事はまず無い。

【夏の魔物】と言う未知数の能力の危険性を将来性を見越して星見町全体の災いと
想定すればアリーナは動ける。だが、現段階での被害はアリーナが動く程では無い。

ルールに沿うか、人情や町の使い手達に恩を売る等の打算を踏まえ力を貸すか。

悩んだ末に、アリーナ・フーヴィアン派を束ねる現在のリーダーは気軽な感じで呟いた。


   う〜〜〜ん〜〜〜それじゃ〜〜反対派の代表を一人選抜して〜〜〜
あっちの要望をする代表と決闘させなよ〜〜〜。

 こう言うのは、後腐れ無いようにアリーナの流儀に沿って非公式の試合って
感じにすればいいのさ〜〜〜あはは〜〜と周囲のアリーナの10位以上の精鋭の
睨みつけをものともせず軽い笑い声を上げる雲が居たとか……。

ともかく『アリーナ』は要請に応じた。『力を示せ』と

そして、君(村田)は……。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『アリーナ』の完全な傘下、と言う訳ではないが金銭的なやりとり等の細かい事情から
一時的に提携相手の相手にもなる『星の味こんぺいとう』を主な収益とする菓子工場は
古今東西の菓子から料理、食べ物以外の不思議な味すら連想させ且つ その一瞬程の
時間ながら想像を凌ぐ味が作れる事を誰もが気にしない奇妙な金平糖を作成しており
その作り主と言える人物は『幽霊(ゴースト)』であった。

ゴースト。彼女は愛想はいまいちなものの星見町を愛する者の一人なのは間違いない
 彼女の縁ある人物から、いま起きてる町での出来事を知ると自分も町の人々を
護る為にも少しの手助けをしたいと考えた。
 そして、彼女がそう前向きな考えに至る『切っ掛け』となった人物と再び
顔を合わせる事はなくとも手を差し出しあう事になる……。

491『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/17(金) 20:32:57
(村田PC)

『デペッシュ・モード』

破壊力:D スピード:A 射程距離:D(能力射程:C)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:B

うみなぎ「よぉ 俺は『うみなぎ』 本名を名乗るのは少々諸事情で出来ない。
んでもって、この場でやるのは簡単さ。
あんたは電話の奴が行ってた通り【冬の風物詩の道具】が欲しい。
そして、そうしたけりゃ俺を倒せって事だ。簡単だろ?」

うみなぎ→ttps://picrew.me/image_maker/1245627/complete?cd=swgOgSCTh7

彼は手の指に煙草……いや、あれは葉巻のようだ。それを指に持ちつつ
総合グラウンドにある備品倉庫のある場所に案内し。中々の大きさの
冬のイベントで使用するらしい段ボールの山を示しつつ村田へ告げる。
彼は近くに置いてた廃品を纏めた箱から、デペッシュモードの両手に2本
火気厳禁らしいスプレー缶を指に挟みこみつつ、それが徐々に細く
先端部分が錐のように尖っていくのを理解する。

全て投擲出来ると言わんばかりに、うみなぎへと

うみなぎ「一撃で 俺を倒して見ろよ」

うみなぎ「そうすりゃあ! 物資にボーナスだって弾んでやるぜ!」

  
   『『『『シュッッオッッ』』』』   「プシュッッ」


― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
要約:デペッシュ・モード(パス精:DAB)が繰り出す
元スプレー缶であった小型のボウガン並みの大きさのスAで繰り出す投擲を
何とか回避か迎撃でも良いので凌ぎ、そのまま戦闘不能にしてみて下さい。

彼は、デペッシュ・モードのス精:ABのスペックの強力さと
ガススプレー缶が命中しなくても駄目押しに能力を付与した『葉巻』を
吹き矢代わりに放つ事で貴方を再起不能化させようとしています。

既に『棒化』は済ませていてもいいし。特に入手困難でなければ
それを事前に変化させ棒化してたと言い切りで構いません。

492『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/17(金) 21:23:35
(小石川PC)

冬を模索して動く貴方、小石川に一通の連絡が来た。

『怪しいと警戒するかも知れませんが、宜しければ
御一人だけで【H城】へと、お越し頂けませんでしょうか?

【金平糖の主】より、貴方がた街の皆さまに少しでも助力出来ればとの事です』

そう伝えられた貴方はH城へ赴く事になる。本日は自由見学可能な城は
清掃中らしく閉鎖してたが、そのバリケードがある近くで貴方に気づいたらしい
人物が近寄って来た。

画像→ttps://picrew.me/image_maker/648/complete?cd=sDufGWj9d0

童顔で、清月学園に通う位の年齢にも一見見受けられるが。子供の見た目の割に
不相応の落ち着いた感じの空気を纏う不思議な女性だ。

?「こんにちは、貴方が小石川さんですね? 
アルキスが告げた通りの特徴なので、私も見失わなくてすみました」

ボン「私は『ボン』と言います。
まぁ、ちょっと変わった名前ですから遠慮なく笑って結構ですよ?

雑談も楽しみたいですが、それはいずれ また今度に。流れ落ちる時は
深い傷を埋める事もあれば、折角の良い味を腐らせてしまう事もあるのです。
本題に入りましょう。『茶色の兎の心を冷やしてください』

まるで謎かけのような発言。どう言う事かと尋ねると意味深な微笑と共に
彼女(ボン)は答えた。

ボン「少々曰くのある兎でしてね。工場に住む前に、一つ物の試しと言う事で
それを貴方に頼みたい。その兎は感情によって体毛が変化し、その色合いの毛に
よって作成出来る『フェルト』が違うんです。
 喜んだりなどの毛の色は大体わかりましたが。精神に変調をきたし回復不能な
体調不良になったりを恐れて怖がらせたりなどは未だ試してない」

それで、その役目を貴方にお願いしたいんですよ。と、H城の秘密の通路らしい
場所を歩きつつ、開けた場所で何やら青野菜を無垢な瞳で食べてる兎のいる
部屋へと貴方は案内された。ペットの飼育の為の用具、この城に元々
備え付けられていたらしい用具(※言い切りで幾らか可能)が近くにある。

『ボン』と貴方が入ると、餌を食べるのを中断して興味深そうに
鼻をひくひくさせ二の足で立ち上がり兎は小石川のほうへ視線を向ける。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『特殊な力を持つ兎』を『ゾッ』とさせてみよう。
恐がらせたりしてもいいし、攻撃する降りをしてもいい。ただし怪我はさせない
体調に影響が及ぶ程のショックを与えないと少々匙加減は難しいようだ。

493村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/09/17(金) 22:04:53
>>491

「アリーナと聞いて、てっきり見世物になるもんだとばかり思ってたが…
 どうもそうじゃないらしいな。おれとしては助かるけどな。」

腰のベルト(1.6m)と、タバコを箱ごとそれぞれ『棒化』。
ベルト棒をディズィーの両手に、タバコ棒は足先の穴で保持する。

-----------
 物体を捻り、『棒』にすることができる『棒術の達人』のスタンド。
  『ディズィー・スティック』
 破壊力:C スピード:A 射程距離:D
 持続力:D 精密動作性:B 成長性A
 ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/145
---------

 「試合じゃねえならゴングもねえ。客もねえ。なら…
 『出し惜しみ』も要らねえ。」

スピードも精密さも、『ディズィー・スティック』とほぼ同じ。
だが、同じということは反応できるということだ。

ブ ォ ァ!
 
手にした棒を横薙ぎに振り回し、投擲物の横っ面を引っ叩き落とす。
そして、そのフォロースルーのまま-

「『ディズィー・スティック』!」

ド ギャ ン!

ベルト棒を伸長させながら、柄殴りのような構えで突進!
伸長と突進で勢いを乗せた『突き』を『うみなぎ』の顔面へ! パス精CAB+伸長パスCB

494小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/09/17(金) 22:20:49
>>492

『呼び出し』に応じた第一の理由は『冬』を得るためだった。
ただ、信じた理由は、それだけではない。
あの『工場』には『ゴースト』と呼ばれる存在がおり、
『スタンド使い』になったばかりの頃に出会った事がある。
だからこそ、ここに来た。
あれから随分と長い時間が経ったような気がする。

  「――……はじめまして」

         スッ

挨拶の言葉を告げながら、丁寧に頭を下げる。
『アルキス』の名は出されたものの、
この不思議な相手の事は何も分からない。
ただ、今はそれを考えている時間さえ惜しかった。

  「……『怖がらせる』」

  「『必要な事』なのですね……」

案内された先で、『兎』を見つめながら表情を曇らせる。
『怯えさせる』――それは決して好ましい行為ではないはず。
けれど、ここで『冬の一助』を得るためには、
『やらなくてはいけない』。


(質問:攻撃したとしても怪我をさせなければ問題はない?
 それとも攻撃する事そのものが禁止?)

495『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/18(土) 20:36:07
>>493(次で決着)

>ブ ォ ァ!
 
>手にした棒を横薙ぎに振り回し、投擲物の横っ面を引っ叩き落とす。

うみなぎ「ハンッ
・・・・
予想済みだぜ、ソレに関しちゃなぁッ!」

   ギュンッ  パッキッッ゛  ボフッ――ッ!

! ボウガンのように鋭くなっていた『スプレー缶』
それを棒で横薙ぎに払う瞬間と同時に罅が入る音が生まれるやいなや
缶は元の大きさへ戻ると共に容器の部分が破損した状態で元に戻り周囲に
ガス漏れのような刺激臭が村田の鼻孔を襲う。

うみなぎ「『デペッシュ・モード』は『先端化した部分以外は脆い(パ:D)』
女が力いっぱい殴った程度でも折れる程度のものを、そんな棒で振り抜けば
簡単に砕け、中のガスが お前の周り一帯を充満するに決まってるよな?
そして――!」

   『葉巻』は……村田の直ぐ目の前に飛来してる!

うみなぎ「戻れぇ―――!!! デペッシュ・モードぉおおお!!
てめぇの運命の終焉は爆散だぁ――!」

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
要約:『デペッシュ・モード』の能力
簡易詳細→ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1611147374/209
これにより『スプレー缶』を、あえて破壊させる事で君の周りにガスを蔓延させた。
更に口に咥えて『最先端化』させた『葉巻』を吹き矢のように飛ばして君の目と鼻の先に
飛来させてる鋭い針のように変化してる葉巻を元に戻す事でガスに引火させて爆発させる
事が狙いだ。ベルト棒を伸長させ『うみなぎ』を昏倒させても、既にガス爆発の仕込みは
整っていて葉巻が元の状態に解除されれば火の点いた状態へ戻る。

葉巻が元に戻るのは、スプレー缶が戻るスピードから計算して約1秒あるかどうかと
言った所で、ディズィー・スティックで針の形状と化した葉巻を攻撃して破壊したり
遠くへ飛ばせるかは微妙な所だ。

496『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/18(土) 20:47:12
>>494

貴方は『ボン』に怪我をさせなければ攻撃しても問題ないか? と聞いてみた。

ボン「怪我をさせない攻撃……ですか。
少し難しい問いかけですね。何しろ、そんな事をされた覚えは
この子(兎)に無いでしょうから。どう反応するか……ただ単純にゾッと
するだけかも知れない。殺されると言う恐怖そのものに耐え切れずに
本当に心が錯覚してしまうかも知れない。
私が貴方にお願いするのは……この子を『ゾッ』とさせる事。
謂わば『肝を冷やす』。それであれば何でも構わないのですよ」

ボン「多くは望みません……私は、貴方の『答え』を待つのみです」


意味深な言葉と共に、彼女は微笑を浮かべ小石川の動向を見守る……。

ウサギは、会話してるだけの人間に興味を失ったのか毛繕いを始めた。

497小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/09/18(土) 22:09:55
>>496

『そんな事をされた覚えはない』。
それが本当だとするなら、『恐怖』を感じさせるには十分。
『答え』は決まった。

  「――分かりました……」

         スッ

その場で振り向き、兎に背中を向ける。

  スラァァァァァ――――――z______

胸元に翳した左手から、『スーサイド・ライフ』を発現する。


    ザグゥッ! 
         
            ビシィッ!
                 
                    スパァッ!

『目』・『小指』・『右手』を順番に切り落とす。
『目』を自分の背後に配置し、その視界で兎の動向を確認。
同時に、兎の注意を『目』に向ける狙いもある。

       スィィィィ――――…………ッ

『視線の誘導』と平行して、床スレスレの『低空浮遊』で、
『小指』を『兎の背後』に回す。
床の上には『干し草』が敷かれている。
その陰になるようにして動かせば、
気付かれる事なく移動させられるはず。

        ――――ガサガサッ

配置が完了した時点で、
『小指』を使って『目立つ音』を立てる。
『目』を見ていた兎は、おそらく『小指』の方を向く。
その瞬間に――――。

    スラァァァァァ――――――z______

切り離し済みの『右手』を飛ばし、
その掌中に『ビー・ハート』を発現。

        シ ュ バ ァ ッ ! !

『音』に気を取られるタイミングを狙い、兎の『首』を刎ねる。
『支配権』を得た『兎の頭』を遠隔操作し、
兎に『自分自身の体』を見せつける。
『ギロチン』で処刑された人間の頭部は、
『少しの間なら意識が残っている』という逸話がある。
状況は『それ』と似ている。
『自分の目』で『首のない自分の体』を目撃する。
正常な神経の持ち主であれば、
『恐怖』を感じずにはいられないだろう。
この場から一歩も動く事なく、『必要な仕事』を完了させる。
『ビー・ハート』は『不殺の刃』。
これによって兎が傷付く事は決してない。

498村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/09/18(土) 23:46:40
>>495
ガスの匂い。それを鼻先で感じとった瞬間、ニヤリと歯を剥いて笑う。

 「それこそ、『全部予測済み』だ。
 ・・・おれが『後詰め』を用意してねえとでも思ったか?」

いまから『ディズィー』を戻して破壊するのは間に合わない。だが。
先ほどのディズィー・スティックの『伸長』・・・これはすでに『両側』で行っている(>>493メル欄)!

 ガィン !
             ドギュ ン!

一旦村田の脇を通り過ぎ床で『跳弾』させ、若干の『時間差』と『角度』をつけて伸び来る『棒』が・・・
葉巻を下から突き上げるようにして叩き割るだろう。

そして、先の突きの狙いはわずかに『左へそらしている』(>>493メル欄)。これは逃げ場を奪うためだ。
葉巻を破壊してなお伸長する棒の両端で、うみなぎの『首』を挟むように「極め』て・・・

 グ リュ ン!

そのまま棒を掴む手首を捻ることで、てこの原理よろしく首をへし折る!



(※想定する棒の動きとしてはこんな感じ
 ●がうみなぎ、▼が葉巻)

 |●
||
|▼  
||
 |村
U

499村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/09/19(日) 00:00:02
>>495
ガスの匂い。それを鼻先で感じとった瞬間、ニヤリと歯を剥いて笑う。

 「それこそ、『全部予測済み』だ。
 ・・・おれが『後詰め』を用意してねえとでも思ったか?」

いまから『ディズィー』を戻して破壊するのは間に合わない。だが。
先ほどのディズィー・スティックの『伸長』・・・これはすでに『両側』で行っている(>>493メル欄)!

 ガィン !
             ドギュ ン!

一旦村田の脇を通り過ぎ床で『跳弾』させ、若干の『時間差』と『角度』をつけて伸び来る『棒』が・・・
葉巻を下から突き上げるようにして叩き割るだろう。

そして、先の突きの狙いはわずかに『左へそらしている』(>>493メル欄)。これは逃げ場を奪うためだ。
先行する棒の先端と、葉巻を破壊してなお伸長する後端とでうみなぎの『首』を挟むように『極め』て・・・

 グ リュ ン!

そのまま棒を掴む手首を捻ることで、てこの原理よろしく首をへし折る!



(※想定する棒の動きとしてはこんな感じ
 ●がうみなぎ、▼が葉巻)

|●
| |
|▼
||
|村
U

500『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/19(日) 12:24:03
>>499(村田PC)

村田瑛壱『ディズィー・スティック』

棒術として達人の技量を備えたスタンド。そのスタンドの脅威は
何も棒術としての技巧だけでない。その『棒』の利便性に関しても
言うまでもなく、既に棒の領域を超えたポテンシャルは最先端な武道を
凌ぐ仙道の世界へ踏み込んでいる!!

 パシィ――!  グシャアッ

最先端化により地面に砕け散った『葉巻』 蔓延してるガス。
それがLPガスのようなものであれば床面を這うようにして広がる為に
強制的に解除され、少し種火が燻る葉巻に点火して爆発する危険もあった。
 だが、幸いだったのは。このガスは都市ガスのような空気より軽い
性質のものだったようだ。仕込みのガス爆発は未遂に終わり……。

―― ガィン !
             ドギュ ン!

うみなぎ「! 棒が、鞭か蛇に如く――ッ!!」

   ―グ リュ ン!

うみなぎ「クッ  ぐぉああぁぁッッ!!」

  グルゥ   ン   ズシャァァ   ペキィ――!

村田の棒の伸長の動きから、直感で命の危機を感じ取ったのだろう。
 『デペッシュ・モード』の片腕を、棒が首を絡めとる前に自身の首に
添えつけるようにして間一髪割り込む事が出来た。
 そのまま彼は、首を折られる寸前に。村田が想定した動きの棒の
梃の原理に押され宙を回るようにして地面に叩きつけられる。
 スタンドの片腕が折られ、DFで『うみなぎ』の片腕も曲がってはいけない
方向に折られる音が倉庫内に響いた。

うみなぎ「グ……ぅ  はっ……ぅ
随分 俺は尖ってたつもりだったが、お前は俺以上に抱えてる牙が
『鋭かった』って事か……いいぜ 『降参』だよ……持っていきな」

 
 君(村田)の勝利だ!

村田瑛壱『ディズィー・スティック』⇒無傷!
クリスマスに関連する道具(言い切りで可能)
その多数の在庫をget! 大量なので、学園なり学生寮なり物資を何処に
送るかは自由に注文してくれればいいぞ

501『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/19(日) 13:02:43
>>497(小石川PC)


>スラァァァァァ――――――z______

        >シ ュ バ ァ ッ ! !


ウサギ「……?」

ウサギ「…………ッ! …………」

ボン「ほぉ 貴方は、その刃を握るのと同等の『巧緻』を
その心の中に秘めてるんですね」

 ウサギは貴方の想定する通り、分かれた指のほうの音へ敏感に
意識を向けた。その後頭部を掻っ切るようにナイフが向けられる。

もし、これがウサギの見える範囲での首の分離であれば自分は殺されたのだと
思い込みウサギは倒れこんだかも知れない。

 だが、急に自分なのか同種の仲間なのかも知れない首がないまま
立ってるウサギらしいものを見たのだ。混乱と共に恐怖から徐々に
ウサギの体毛は、どうやら『紫』に変色したようだ。
 何処となく花の『アネモネ』を彷彿とさせる色合いであった。

『ビー・ハート』を解除されて元に戻ったウサギは不思議そうに
辺りを見渡してから、周りに先程の異常な存在が居ないのを知ると
また元の茶色姿に体毛が戻りつつ辺りを世話しなく動き始めた。
 ストレスによって倒れる程のトラウマは抱いてない……十分な『ゾッ』と
する感覚だったと言う事だろう。

ボン「有難う御座いました……貴方の協力の御蔭で、この子の
新たな力を知りました。これは、とても大事な事なんです」

ウサギの元に近寄り、抱きかかえつつ彼女は柔らかに貴方へ笑いかけ頭を下げる。


ボン「……小石川 文子さん。また、宜しければ『工場』に来てください」

ボン「私達は、貴方のような方の力を何時でも望んでるのです。
名誉や力 そのようなものに括らず、大切なものに何時も向かい合う人たちを」

 素性が伺い知れぬ彼女はH城を後にする貴方を、姿が見えなくなるまで
ずっと見送り続けた。

 夏の夜の中でも、星は依然輝きを失わず真上で踊っている。


小石川 文子⇒『ウサギ』を『ゾッ』とさせる事を成功!
『xデー』には、当日 『星の味金平糖 冬の味』が販売される事になる。
 食べたものは冬の情景を感じて、冬らしい事をして見たくなる気持ちが
ほんの少し強まるぞ!

502小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/06/25(日) 16:08:46

(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1665841153/283)から移動

『リトルスター』達と共に、再び『工場』を訪れた。
小林の手掛かりを得る為に。
『ゴースト』から何か聞ければいいのだが……。

  「――『ボン』という人を知っていますか?」

彼女にも『また来て欲しい』と言われていた事を思い出し、三人に尋ねる。

503『ボン ボニエールとナクナック』:2023/06/27(火) 11:42:49
>>502(お待たせしました。構想が整いましたので開始いたします。
危難は特に生じえませんので、ご安心ください)

 パァア……ッ!

小人達の入り口を潜り抜け、眩い光を一瞬体中に浴びた貴方(小石川)

無意識に閉じた瞼を開くと、今回降り立った場所は。牧羊的なミニチュアでなく
幾つもの扉が並ぶ『通路』だ。

>『ボン』という人を知っていますか?

ロポポ「『ボン』ちゃん? もちろんよ! 毎日じゃないけど
時々アヤコと同じで、お茶会をするの。
 前は結構してたけど……今は、アヤコとする方が多いかな?」

ラポポ「へへ ボンは、お茶会の時はほっぺが落ちるような高級な
チョコとかドラジェとか出すんだ。
 美味しいは美味しいけど。ちょっと格式って言うのかな?
お上品な食べ方とか、お上品な飲み方をしなくちゃいけない気分に
なっちゃうのが玉に瑕かな」

 以前、夏の事変で協力してくれた『ボン』
当たり前と言えば、当たり前だが謎めいてた彼女も『工場』に所縁ある人物だ。
 恐らく、君よりずっと前から星の味ほど金平糖が星見町の経済に携わるのに
関わってきたのだろう。


                  〜〜〜🎶

           monmomomomon♪  marshmallow♬


……?

 通路の何処かしらから、陽気な歌が流れている。
一定の間隔で野太い声で、『マシュマロ』と言う言葉も聞こえてくる。

ヨポロ「おっ!? マシュマロの歌って事は『スナックマン』が来てるぞ!」

ラポポ「わっ あれが来てるのか〜」

 見当が付いたらしいヨポロは、膝を叩いて謎の歌声の人物の名を唱え。
ラポポは、両耳を軽く手で当てて首を横に振る仕草を見せた。

どうやら、今日の工場の客人は。君だけでは無いようだ……。

504小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/06/27(火) 18:58:31
>>503

ここへ来るのは随分と久し振りだ。
『工場の世界』を目の当たりにすると、『あの頃の自分』を思い出す。
当時は、まだ何も知らなかった。
様々な経験を経た『今の自分』は、昔とは大きく違う。
しかし、小石川文子の『中核』を成す部分は、少しも変わっていない。

  「では、そちらへ向かいましょう」

      「――にゃあ……」

『スナックマン』がいるらしい方向に歩く。
奇妙な世界を初めて見ても、撫子は騒ぐ事なく、
奥ゆかしい鳴き声を漏らすだけだった。
その辺りは『飼い主に似る』という事なのかもしれない。

505『ボン ボニエールとナクナック』:2023/06/29(木) 20:35:01
>>504

 ギィ……


 
 MARSHMALLOW、MARSHMALLOW、MARSHMALLOW……♬

    キャー      キャー   パチパチパチパチパチパチパ


 流れてくるのは、Johnny Cymbal - Marshmallowの曲だ。

 一人の男。テンガロンハットを被った、ちょび髭の男。
 破れたジーンズに、白いワイシャツ。ちょっとしたカウボーイ姿の男は
マイクを持って熱唱しており。その周りには、女性たちが参列して歌い終えた男に
黄色い声を上げて拍手している。とは言え、女性たちは全員、小人だ。

この部屋は、ちょっとした『コンサートホール』のようになっており。
 男の後ろには、壁自体がちょっとした音響機器となっており。幾つかの壁は
正方形に刳り貫かれ、そこにミニチュアの楽器を設置されて演奏専門家らしい
小人達が今の曲を演奏していたようだ。

?「hey 暖かい拍手を有難う、有難う。美しきマシュマロ達」

 男はファンらしき小人達へと投げキッスを繰り出していたが、目敏く
扉を開いた小石川に気付いた。

?「オー! イェーイ! 驚いた……こんなに可憐なマシュマロが
跳びこんでくるとは。
 マシュマロガール。宜しければ、自分と溶けるようなパーティナイトはどうですか?」ツカツカ

ヨポロ「アヤコ、こいつが『スナックマン』なんだ」

ラポポ「あー、うん。こいつは、こう言うやつなんだ。良くも悪くも」

スナックマンと小人達から呼ばれる人間の男は。マイクを差し出して
恭しく君に熱の籠った目で口説き? ながら近寄ってきた。

 「……はぁ〜」

壁の端から、大袈裟な溜息が聞こえた。目を向ければ、其処には
工場の景色と同じく久しい姿。『ボン』が呆れた顔つきを隠さないままに
スナックマンを苦々しい目で腕を組み見ていた。

貴方にも、彼女は視線を向け。軽く会釈をする……。

506小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/06/30(金) 08:37:54
>>505

目の前に広がる光景から、大方の状況は察せられた。
見た通り『コンサート』と考えて間違いない。
『リトルスター』達の言葉に目礼を返し、
『スナックマン』と呼ばれた男性を見て、
穏やかな表情を崩さないまま丁寧に頭を下げる。

  「……はじめまして。私は『小石川文子』です」

そして『ボン』を一瞥し、彼女にも会釈を送った。

  「こんにちは、『ボン』さん……」

次の言葉は、両者に向けて告げられたものだ。

  「――『ゴースト』……あの方はお変わりありませんか?」

最初は『ボン』を見つけて尋ねるつもりだった。
内心やや困惑したものの、『スナックマン』も決して悪い人間ではなく、
『ゴースト』と無関係でもないだろう。
ここに出入りしている事が、その裏付けとなる。

507『ボン ボニエールとナクナック』:2023/06/30(金) 17:14:19
>>506

>私は『小石川文子』です

「おーっ 文子か。なんてマシュマロガールに相応しい名のだろうか。
名乗り遅れた事、お詫びに、一つどうぞ」パチンッ

そう、指を鳴らすと共に彼は空いた別の手よりチューインガムを
瞬く間に出した。スタンド……でなく手品の一種だろう。
 
「自分は『スナックマン』……そうマシュマロボーイ達にも呼ばれるが
気さくに『ナクナック』と呼んで貰っても構わないっ!
 おーっ、ゴースト!
麗しき工場の乙姫! 彼女の面影が瞼の裏を過る度、その儚げで
触れれば消えてしまいそうな美しさは、何時であろうと涙が零れ落ちかねない」

そう、ナクナックと名乗ったカウボーイ男は。本当に少しウルっと目に
涙らしいものを浮かべる。

ボン「また、工場に遊びに来てくださって有難うございます。小石川 文子さん。
ゴーストも、お喜びになると思いますよ。
 えぇ、彼女は今も変わらず元気なままです。ゴーストなりにね」フフッ

 以前に不思議な兎のフェルトで出会った彼女も、今日は少し服装などは
違うものの変わらず健康そうだ。

ボン「……ただ、どうも。ゴーストは変わらずとも
街では、色々と起きてるようですね。
 私たちは工場の事以外に干渉しませんが。それでも世間知らずと言う訳で無い」

ナクナック「今に始まった事ではないさ。そうじゃないか? ボン
 ポップコーンが弾け踊るように、この街の土台は何時でも大人しさと無縁だ。
ある所で油が跳ね終えたと思ったら、すぐ横でチップスの山が出来上がっていた。
そんな事が日常茶飯事な街で、何もないなんて事こそが逆に異変さ」

ボン「ナクナック。貴方の詩的な表現は平時では好ましいものの
他の方と談笑する時は、もう少し控えて欲しいですね」

 ナクナックとボン。どちらも付き合いは長いらしく
歯に衣着せぬような言葉の応酬を少し行ってから、ボンは少し首を傾げ
貴方へと尋ねた。

ボン「ゴーストに会うのは構いませんよ。ですが、私もナクナックも
工場の守護として働く身ですので」

 言葉少なくだが、二人とも貴方に同行すると言うとの事だった。

とは言え、彼、彼女が君と一緒にゴーストへ向かう事に何か問題が
起きる事は無いだろう……。

508小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/01(土) 04:17:02
>>507

  「ええ……かつてない規模の『大きな事件』だったと思います」

  「ボンさん――『その節』はありがとうございました」

彼女には『冬を広める手助け』をしてもらった事がある。
それも『解決』の一助になった筈だ。
『小林の消息不明』という別の問題に対しても、
『ゴースト』から何らかの手掛かりが得られる事を望んでいた。

  「私が今日ここに来たのも、『それに関わる事』なのですが……」

           ――――ピコッ

『ナクナックの手品』に興味を引かれたのか、撫子が『耳』を立てた。
一礼してガムを受け取り、撫子に触れて落ち着かせる。
再び『撫子の耳』を寝かせてから、二人に向けて控えめに頷く。

  「では――『ナクナック』さん……」

  「『ボン』さん……」

小石川文子を上回る強力なスタンド使い達は、この星見町だけでも大勢いるだろう。
しかし、たった一人で実現可能な行動は限られる。
『小石川文子の強さ』は、『単一のスタンド使い』としての強さではない。

  「――『案内』をお願いします」

長きに渡る『交流』によって築かれた豊富な『人脈』。
目の前の相手を妥当する事を目的とした『戦術』で、
小石川を圧倒するスタンド使いは数多く存在するが、
より広範な視野を踏まえた『戦略』という分野において、
この町で小石川を上回る人間は少ない。
それこそが小石川文子というスタンド使いが持つ『真の強さ』だ。

509『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/02(日) 11:20:22
>>508(遅くなりました)

「私は殆どなにもしてませんよ。お礼を告げるのは『ゴースト』に」

そうでなければ、あの援助も無かったですから。と、照れと言う表情は
一切なく、彼女は真顔で返す。

手助けの場だった『城』の方では、温和な雰囲気を漂わせていたが
自身のテリトリーでもあるだろう工場では、自然体ながらも温かみは薄れ
隙のない雰囲気を『ボン』は覗かせている。
 小石川を警戒しているのだろうか?

ナクナック「マシュマロガール、ボンは職務中にはキャラメル一つ分も
ジョークや愛想って言うのを出し渋ってしまうんだ。
 まぁ、真面目な部分も。ボンのチャームポイントの一つさ」ハッハッハッ

ボン「ナクナック。それ以上笑うようなら
とっておきのジンギスカンキャラメルでも頬張ります?」

 と、君が不審を芽生えさせるでもなくフォローが入った。

通路を君たちは練り歩く。肩では小人達が耳元で小さな旋毛風のような音と共に
早口で雑談がなされるのが聞こえる。

 凡そ、数分歩いただろうか?
同じような景色の壁に、点々と同じ造りの扉のある場所を通っていく。

 「フゥー! やはり『ゴースト』でない以上。
自分達で『心臓部』まで向かうのは、遠いな? ボン。
 マシュマロガール、お疲れではないかな?
嘆かないでおくれよ!
 何せ麗しき、彼の御方の住まう此処では善き者であれ悪しきであれ
赦されたる者以外は中心への道は回り道のみが正しき道である!」

ナクナックは、妙な自信と誇りのような感情を乗せて言い切る。

「ですが、このまま進んでいくにしても一時間程度は掛かるやも知れません。
一時間を十分に短縮する事も……まぁ不可能ではありませんか」ピタ……

             『謎々の間』

 先頭を務めていたボンは、そう書かれた扉の前で立ち止まった。

ボン「さて、小石川 文子さん。ある程度の時間を使えば
間違いなく辿り着くでしょうが。時は金なり 
砂糖は時に黄金より価値あり……貴方が宜しければ、こちらの扉から
もう一つの通り道を抜ければ、彼女と会うのも最短となりましょう」

 どうされますか? と、ボンは尋ねる……。

(※特に、外れてもデメリットはありません。正解すれば
多少の『菓子』が貰える程度の問題です)

510小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/02(日) 13:00:07
>>509

本当に迷惑なら『また来て欲しい』と言う筈がない。
そもそも『兎を怖がらせる』という依頼を、
小石川に持ち掛けてきたのも『ボン』なのだ。
今さら警戒する理由などないだろうと分かっている。

  「お二人は……良い仲間でいらっしゃるのですね」

特に急ぐ素振りも見せず、ただ粛々と歩き続ける。
早い方がいいのは確かだが、
今すぐに辿り着かなければならない訳でもない。
この際、一時間でも二時間でも問題はなかった。

  「私はどちらでも構いませんが……」

       「……にゃあ」

ふと『帽子猫』が微かな鳴き声を上げる。

  「……『撫子』は興味があるようです」

         ニコ……

先を歩く二人に向けて、穏やかに微笑みかけた。

511『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/03(月) 13:52:04
>>510

ナクナック「good! 思わず涙が止まらなくなりそうな程に良い返事だっ」

と、既に感激の涙を浮かべつつ彼はその衝動のままに扉を開いた。

 『謎々の間』……そう、記された場所には一つのカギ付きの扉が
向こう側に見える。そして、小石川達と鍵の扉の間には……。

一つの『宝石箱』が鎮座していた。

 足を踏み入れると、何処からか歌声が響き渡る。


 ルン タッ ラ タッ  ルン ㇻ タッ ラッ

聞こえてくるのは、宝石箱。どうやら、歌っているのは宝石箱だ。


 『わたしは わたしは うつくしい はこ

 ほしへのみちは わたしのなか!

あけてごらん! ふれずに!

あけてごらん! きずつけずに!

 わたしは わたしは うつくしい ほうせきばこ!』


 ボン「ふむっ……小石川 文子さん。中々難題ですよ?

傷つけず、触れることなく。あの歌う宝石箱には扉を開く鍵か何か
入ってるようですが。下手な干渉をすれば、此処は不思議な工場。
 入ってる鍵を手に入れる前に、あの箱も流れ星のように
貴方が光を掴む前に消え失せてしまうようです」

 難しい『謎』のようだ。

喋る宝石箱……君のスタンドなら傷つけず中身を開くことが出来るが
ス―サイド・ライフの刃を当てる事が『触れる』事になるのなら
それも叶わない事になる。

512小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/03(月) 18:03:17
>>511

       コツ……

            コツ……

                 コツ……

ミドルヒールパンプスの踵を響かせて、おもむろに『宝石箱』に歩み寄る。

  「夜空に星があるように 人の心に星がある」

  「頭上に散らばる星々は 地上に息づく人の数」

  「人は星 星は人 町は空 空は町」

  「人が集まり町になり 星が集まり空になる」

穏やかな声色で『星見音頭』を口ずさみ始める。
『宝石箱』の中身が『宝石』なら、『歌う宝石箱』に入るのは『歌声』だ。
『箱の中』に入れる為には『箱を開けなくてはならない』。

  「地上に星が集う町 ここは星見町」

『開ける』のではなく、この『宝石箱』に『開けてもらう』。

513『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/05(水) 21:41:35
>>512(お待たせしました)

宝石箱に入る物。それは勿論宝石だ。

オルゴールに入るものがあるとすれば? 無論、それは音楽だ。

歌う宝石箱、それに対して小石川は『歌う』 星見音頭を口ずさむ。
 
 「ああ! ああ! 星は人 人は星! 夜空の星と同じぐらいの人の心!」

 「わたしは わたしは うつくしい宝石箱!
 星を詰め込む箱は美しい! けれども私は宝石を守るもの!」

 宝石箱も負けじと『歌う』 口ずさむ君に負けないように。

これは悪手か? いいや、違う。きっと君の手段は『理にかなっている』

ただ、『力が足りない』のだ。

 何が足りない? この場所で、君は音頭を口だけで奏でている。
けれど、此処は不思議な工場で、君には不思議な友達も居る。
 君は既に、この謎を解く『鍵』を手に持っているのかも知れない……。

514小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/07(金) 11:35:27
>>513

  「夜空に星があるように 人の心に星がある」

歌い続けながら、『宝石箱』に背を向けて、『ナクナック』を見つめる。

  「頭上に散らばる星々は 地上に息づく人の数」

          ス ッ

  「人は星 星は人 町は空 空は町」

『ステージに立つ歌手』を思わせる所作で、大きく両手を開く。
『先程(>>505)のナクナック』のように。
彼なら『意味』は伝わるだろう。

  「人が集まり町になり 星が集まり空になる」

ここが『舞台』であるなら『何が足りないか』。

515『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/09(日) 19:01:36
>>514

 君が、この『工場』へと再び訪れた時、最初に訪れた場所で見かけた人物。

『ナクナック』 『奏者の小人達』

 魔法と言えるような、人間の常識の科学や法則が少々通じにくい此処と言えど
此処が『工場』である以上、ある種の行程は、工程と呼称されるように。

得ようとしている『星』も多少分かり難いが、正攻法が通じるのであろう。

 ナクナックへ向けての『アプローチ』

それに対し、彼は短く指笛を奏でた。すると、どうであろうか?

   ドン  ドンドン♬

                  星は人 人は星♪

   想いは光 光は想い   此処に星あり 星は此処に♩

 部屋の壁が、四方の面が次々に淡く小さな点滅の光が生まれる。
次々と、そこから君が光の輪っかを潜り抜け訪れたように様々な楽器を携えて
ナクナックの為に音楽を奏でていた小人達が、それ以外にもラポポ、ロポポの
両親等の以前に顔見知った者達も次々と現れ君と同じく音頭を口ずさむ。
 熱量は膨らみ、この工場の人々…小人達の織り成す音のボルテージが高まっていく。

 その中心で歌う君と宝石箱。宝石箱はクルクルと宙を舞いつつ
四方の壁が光のに呼応するように箱も規則的に美しいリズムを伴った輝きを
放ちつつ歌う。

 さぁ、『仕上げ』だ。

このコンサートホールで、主役は君たち。
 鍵を手に入れるのに相応しい一撃を、放つと良いだろう。

516小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/09(日) 23:15:35
>>515

  「夜空に星があるように 人の心に星がある」

小石川文子は歌う。
ただ歌い続ける。
今だけは、ここに来た目的さえも忘れているかのように。

  「頭上に散らばる星々は 地上に息づく人の数」

以前、この歌は『鎮魂歌』として歌われた。
一つの『大きな災い』によって『幼い命』が奪われ、
残された想いは『新たな災い』となり、星見町全域を覆ったのだ。
それを覆す一助になったのは、小石川が『多数のスタンド使い達』に働きかけ、
彼らと共に生み出した『団結の力』である。
まさしく『今の状況』と同じではないだろうか。
『小石川文子の強さ』は『個人としての強さ』ではない。

  「人は星 星は人 町は空 空は町」

この町で数多くの『出会い』を経験し、数多くの『繋がり』を得た。
『人』が『星』ならば、『人の数』は『星の数』。
数多の『星々』が瞬く『星空』こそが、小石川文子の強さを支える『源泉』なのだ。

  「人が集まり町になり 星が集まり空になる」

小石川文子は歌い続ける。
今、胸の奥で何を想っているのか。
それは小石川自身にしか分からない事だった。

  「地上に星が集う町 ここは星見町」

517『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/11(火) 21:05:53
>>516

 小石川 文子は思い返す。約一年は前になる夏の出来事を。

奇しくも、あの時と同じであった。無論、存在こそ別であり
命を懸ける程の脅威がある訳でもない。だが、想いの輝きに関しては
秀でているも劣っていると言う差別がある筈もない。
 いま、君の周りで歌う小人達も。あの時に、姿や形を捻じ曲げられた者に対して
無償で多くの人々が力を合わせた奇跡も。どれも、掛け替えのないものであるのは。


         ・・・  キラ      キラ。


 君がよく知っている。宙を舞いつつ、四方の壁が規則的に奏でる光の旋律に
呼応して歌う宝石箱は。歌の終わりを迎えるのと同時に光の粒子を強く放ち。
 そして、ストンと地面に落ちると宝石箱は開かれ、ゴロンと君の前に
一つの小さな鍵が転がった。

ナクナック「嗚呼……素晴らしかった。やはり、音楽は良い。
 特に、何かの為に、誰かへと捧げる歌は特になぁ」パチパチパチッ

 ポロポロと涙を落としつつナクナックは拍手をして君を賛美する。

ボン「そうですね。一瞬、不覚と言うわけでもないですが私も感動で
涙が流れそうでした。……小石川さん、素敵な歌に対する、これは私たちからの気持ちです」

 少し目を潤ませてボンは、一つの彼女の名を関する砂糖菓子の入れ物(ボンボニエール)を
取り出し、君の手のひらへソッと一つの『お菓子』を置く。

見ると『ハッカキャンディー』だ。目玉程のサイズのキャンディーが二つ、掌に。

ボン「おっと、軽々しく舐めないほうが良いですよ?
 このハッカキャンディーは、舐めると軽い眠気があれば直ぐに目が覚める位に
舐めた後は吸う息は、とても冷たく感じ、一時間は口の中が冷え冷えします。
それに、舐めてる間は殆ど流れ出る汗はミント臭になるのでね。
 虫除けにもなるので便利ですが、ちょっと匂いが強いので
蝙蝠やねずみは勿論の事、猫にも暫くは近寄って貰えなくなるでしょう」

そう、ボンは少し怖がらすかのように茶目っ気を入れて告げた。

アルキスもそうだったが。この工場に関係する使い手は
色んな効果のある、お菓子を作るのを得意としてるようだ……。

ナクナック「うぅ! ボンの恐ろしいハッカ飴の話で
雨見たいに、この瞳からも流れる涙の勢いも土砂降りになりそうだっ。
 この流れる雫を止める為には、やはり美しき主人との邂逅こそが薬となるとも!」

少々気障ったらしい物言いと共に、カウボーイ風味の彼は扉を指し示す。

 ……再会は、もう直ぐだ。

518小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/12(水) 15:53:28
>>517

あの時、同じ歌を『魔物』と呼ばれた『一つの魂』に捧げた。
しかし、『今の歌』は違う。
『魔物』ではなく、『一人の人間』――『小林丈』に贈る歌だ。

『魔物』は『過去』。
決して忘れてはならないが、それに囚われていては『未来』を見失う。
今すべきなのは『小林の消息』を知る事であり、その為に来ているのだから。

小石川が求めているのは『争いに勝つ事』ではない。
『争いが起こらないようにする事』だ。
それが『魔物』に対する『手向け』にもなると信じている。

         ソ ッ

ゆっくりと腕を伸ばし、箱から出てきた『鍵』を拾い上げた。

  「――……ありがとうございました」

その場の全員に深く頭を下げて、『キャンディー』を受け取る。

  「『行きましょう』」

『ボン』と『ナクナック』に声を掛け、『ゴースト』の下へ向かう。

519『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/15(土) 14:59:38
>>518(お待たせしました)

 小人達の演奏家たち、兄妹の両親なども含め。後でまた歌いましょう
お茶でもしましょうと、約束を口々に告げつつ手を振って君を見送る。

ナクナック「人気者だな、君は。
このナクナックが、まだ小さなグミみたく小僧っ子の時は
あれほどマシュマロボーイやガール達と仲良くなるのは難しかったよ」

シャイだったものでね。とカウボーイハットの向きを変えつつ
本当か冗談なのか不明なまま、涙を止めぬままに告げる。

ボン「そろそろ泣くのも控えましょう、ナクナック。
到着したのですから」

鍵を差し込み、少し通路を歩いてみれば。すぐ曲がり角を突き当たると
『中心部』へと辿り着いた。


            ――ガチャ

        やぁ        待っていたよ


 星の光と思しき小石のように粒上から、拳ほどのダイヤモンドサイズにかけて
様々な大きさの輝きが吸いこまれそうなほどの漆黒で包まれた空間を淡く
優しい柔らかな闇へと変える。

 あの時、別れた時のままだ。『ゴースト』が薄っすらと笑みを携え
振り向いた姿勢で君に再会の声を唱えた……。

 「……君の、小さくも決して弱くない想いの音が轟くのを感じ取れた」

「再会を祝して色々話したいが。何か、大事な用件があるようだね」

 ゴーストは、透き通る目で君を映し込みつつ語り掛ける。

この世界(工場)の創造主は、君の思惑を全てとは言わずも幾らか織っている。
 望む答えが返ってくるかは未だ不明ながら……だが、此処までの道程が
決して無為に帰すような事は無いだろう。


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