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【ミ】『星のダイアローグ』

1『朝山』:2020/12/01(火) 10:52:21
――星も時をかける旅行者だった。
どれだけ多くの太古の光の点が、今は死んでいる
太陽の最後の響きだったのだろうか?
        『ランサム・リグズ』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

2『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/01(火) 18:18:28

―There is always light behind the clouds.
 (雲の向こうは、いつも青空)

『ルイーザ・メイ・オルコット』

―――――――――――――――――――

お待たせしました。

『円谷PC』『アレクセイPC』『御影PC』
以下のテンプレートでレスをお願い致します。

┌─────────────────
│2〜5行ほどのスタンド能力の概要

│『スタンド名』
│破壊力:〇 スピード:〇 射程距離:〇
│持続力:〇 精密動作性:〇 成長性:〇
└─────────────────
┌─────────────────
│スタンド能力詳細:
│能力詳細へのURL
└─────────────────
┌─────────────────
│持ち物、服装
└─────────────────
┌─────────────────
│簡素なプロフィール
└─────────────────

3御影憂『ナハトワハト』:2020/12/01(火) 20:59:28
>>2

【能力概要】
纏うタイプのヴィジョン。
暗闇の中でのみ、高速移動と浮遊移動が可能で、
またあらゆるものに視認も干渉もされず、
闇がつながる限り狭い空間にも入り込める、
いわば『幽体』のような状態に移行する事が出来る。
この状態で、体の一部だけを任意で実体化させることが可能。

『ナハトワハト』De Nachtwacht
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

【能力詳細】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/158

【服装】
白いワンピースを着用しており、長い黒髪が特徴。
後ろ髪は背中まで伸び、
前髪は顔の前に垂れ下がっており、
その隙間から片目だけが覗く。
その不気味な風貌は、
『ジャパニーズホラー』に登場する亡霊を思わせる。

【持ち物】
あちこち傷が目立つ古めかしい革の手提げバッグ
(中身:スマホ・財布・ハンカチ・
 バイト先の広告入りポケットティッシュ三つ・
 大学で使ってるルーズリーフ・同じくボールペン)

【プロフィール】
『心理学』を専攻する清月学園大学部生。
『過去に受けた恐怖』を克服するため、
自ら『恐怖を与える者』になった。
夜な夜な歓楽街に出掛けては、
不良やチンピラに『能力』を使って肝を冷やさせているが、直接的な危害は加えず、善意の人間を狙う事もない。
『ある勢力』に属し、
『スタンドに関わる情報』を収集している。
バイト先は『ホラーをテーマにした飲み屋』。

4アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/01(火) 21:20:32
>>2


【能力概要】

『魚竜』の象徴ヴィジョン。その姿は『ユーリノサウルス』に類似している。
水面から『キューブ』を作り出す能力。水面に触れることで、そのコピーである
『立方体』のキューブを、引き出すことができる。
『キューブ』の中身は、あらゆる『水源』の『レプリカ』で
深海、濁流、貯水タンクに至るまで、その水圧、水流、水温、水質を再現する。

『タンガロア』
破壊力:なし スピード:B〜E 射程距離:B
持続力:B  精密動作性:D 成長性:B

【能力詳細】

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/157

【服装】

赤と黒のツートーンマフラーを鼻から下に巻いている。
冬なのでモッズコートを羽織り、デニムとブーツを履いている。

【持ち物】

ウエストバッグ(両横に一本ずつ500ml容量の水筒を入れている)、財布、スマホ。

【プロフィール】

なんか日本にやってきたロシア人。その場のテンションで生きているのでは?という節がある。

5円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/01(火) 22:52:14
>>2

【能力概要】

本体の利き手と逆の腕に発現する『五本』のブレスレット。
ブレスレットは本体の意思により『氷の輪』を生み出し、
強烈なエネルギーと共にそれを『解放』する。

『リトル・スウィング』
破壊力:C スピード:B  射程距離:D(8m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C

【能力詳細】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/155

【持ち物】
学生鞄(財布、化粧品、マイボトル) パーカーのポケットにスマホ。

【服装】
パンダの顔がデザインされたモノクロのキャップ。
学校指定冬服の上に、黒いジップアップパーカー。
防寒のため、白い無地のカシミヤマフラーを巻いている。

【服装】
私立清月学園高等部1年生。
素直で、正義感は強く、馴れ馴れしく、短絡的で、無知で、善良。
物事をだいたい自分に都合よく受け取る、怖れ知らずのポジティブ人間。

6『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/02(水) 21:08:05
>>3-5(ALL)

MAP↓
ttps://www.japan-monkeypark.jp/sp/map/
①南ゲート②総合案内所③催事館(※レース体感ゲームの施設も含んでいる)
④オープンステージ
⑤水の楽園及びスケート場⑥北ゲート
⑦イベントカウンター⑧休憩所⑨ホラーラビリンス(お化け屋敷)
➉連絡ゲート⑪雑技ストリート(色々な大道芸人が自由に見世物を開催してる)
⑫大食堂⑬バス停⑭こぜにくろうパーク

 〜〜〜〜♬ ~~~~♩     パ―ン   パン  パ―ンパ―ンッ

陽気な音楽、人々の楽し気な音が入り混じる『ほしみland』

貴方達は休日の暇を利用してか、または別の目的があってか
この遊園地へ来た。
(※基本的に一人で来た体だが、もし希望あれば別PCと一緒に来た形や
近くで一緒に楽しんでるロールは構わない)

時勢は性質の悪いインフルエンザなりで遠出は倦厭されるものの、この遊園地は
そこそこ人が集まっており、入場の際の列も結構混雑していた。
だが、その時誰かは知らないがポツリと気になる呟きを貴方達は拾っていた。

 ――『エクリプス……此処で本当に騒ぎを?』

それが、今も遊園地を楽しもうと貴方達の頭の片隅にシミのように引っかかっている……。

(※MAP上のアトラクション内か、または数字上の地点を示しつつ
行動ロールを、お願いします)

7アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/02(水) 22:02:22
>>6

『⑥北ゲート』

「テーマパークに来たみたいだぜ〜テンション上がるなぁ〜」「いやまぁ実際来てるんですけどネ!!」

休日を利用して乗り込んできたぜ。いや休日も何も学校行ってないんだけど。
行きてぇなぁ、学校。青春したいぜェ〜〜〜〜〜!!!

「つーかエクリプスって何だよ!!!スクリプトの親戚か何かかアァン?!?」

大声で叫んで呟きの方を振り返るぜ!いなかったら独り言としてそのまま進むぜ!
恥ずかしいけど!

8御影憂『ナハトワハト』:2020/12/02(水) 23:04:49
>>6

⑨ホラーラビリンス(お化け屋敷)

「――――…………」

明るい音楽と人々の笑い声が入り混じる楽しい遊園地。
その一隅に『ジャパニーズホラー』のような女が立っている。
御影憂は、到底この場所に似つかわしい人間ではない。

   「あ…………」

          ボソッ

             「…………『あった』」

何故ここに来たのか。
それは『ホラーラビリンス』の為だ。
御影憂は『恐怖の研究』を欠かさない。
今日も『新たな恐怖』を発掘しようと、ここに来ていた。
いわゆる『お一人様』というヤツだが、
慣れているので気にもしていない。

            (…………『エクリプス』)

  (『あいつら』…………か)

御影憂は、その名前を知っている。
最近ではない。
もっと前からだ。

     (『一応』…………気にしとこうかな)

                 (…………『イチオー』)

『彼』なら『エクリプス』を優先しただろう。
しかし、御影憂は彼ほど熱心ではない。
ゆえに、今は『お化け屋敷』が優先だ。

9円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/03(木) 00:24:11
>>6

①南ゲート。

「えーーー! じゃあ今日来れないのー!?
 あたし一人で遊園地ー!?
 いいけどさー。一人でも楽しいけどー。
 ううんいいよ、家のことだししょーがないよ!」

『友達』の一人と来る予定だったが、
急な予定で『ドタキャン』を食らっていた。

「そしたらそしたら一緒に行くのは来週に延期だから!
 あたし、今日は下見のつもりで楽しんできまーす」

          「じゃあね! またねー」

やがて電話は終わり、歩き出す。

「……それにしても、『エクリプス』ってなんだろねー!?
 騒ぐって言ってたし、『ショー』に出るひとたちかなー」

隣に人がいるつもりで、声に出してしまった。
周囲を見渡して、それから園内の方(MAP北方向)へと歩き出す。

10 『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/03(木) 21:01:28
>>7(アレクセイPC)

テンションの高い北欧系の外国人、それが貴方だ。
とは言え遊園地と言う場所では、その人を引き付ける騒がしさに不自然さを
感じる人は居ない。長蛇の列で拾った妙な発言も、入場した時には既に後方で
並んでた他の人々も散開しており、貴方の大声に対し過剰に反応する人は居ない。

貴方の目と鼻の先には『観覧車』が見える。少し先にもジェットコースター並び
他の遊園地の定番の乗り物が楽しんで貰おうと待ち構えているのだろう。

遊びまくろうと期待に胸膨らませる貴方の耳にだ。

   ――きゃーっ!

そう複数の悲鳴が届いた……何だろうか? ゲートからアトラクションまで向かう
先の直線通路の方角より、その騒ぎらしい声がしたようだが。

11『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/03(木) 21:02:46
>>8( 御影PC)

貴方は『エクリプス』はを知っている。それが因縁となり、これから先の
遊園地を楽しむ中でどう転ぶかは、まだ解らない。

恐怖の研究の為『ホラーラビリンス』に入る貴方。少しだけお化け屋敷の
関係者か普通の客か受付が混乱する小さなアクシデントが起きたものの
問題なく貴方は入って今も其の作り物の恐怖を楽しんでいる。

 『うがーぁ……』  『うおぉぉっ』

洋風の迷宮ホラー。何処かで見たチェンソーの殺人鬼なり、ゾンビなどの
良く出来たメイクの怪物達が貴方を驚かしてくる。何人かは
あれ? 居たっけ? と貴方を関係者と勘違いする動きをしたスタッフも
居ただろうが、そこはご愛敬だろう。ともかく、恐怖を専攻する貴方の
御目に叶うかどうかは、判断に任せる。

進んでいくと、少し迷宮が複雑化したのか貴方は出口か何処か迷う。
とは言え大声で助けなど呼ぶか、壁に沿って進めば出入口のどちらかには
時間を掛ければ直ぐ辿り着けるだろう故に不安も少ない。
 歩みを止まらない貴方に第二のアクシデント。入場前に渡された
懐中電灯が誤作動なのか切れてしまった。周囲に闇が強まったのと同時に――

 ――モフ  ゴロンッ   『いて』

腰元に柔らかいものが軽く当たる感覚、と共に地面に何か転がるのと
子供っぽい声が横から聞こえた。何物かがぶつかったようだ……。

12『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/03(木) 21:05:06
>>9(円谷PC)

貴方は友達と一緒に、このほしみlandを本日楽しむ予定だったが
残念ながら急な家の事情により、その友達と楽しむのは難しくなった。
だが平時から前向きな貴方は予行演習だ! と今日は今日で楽しむ事を決意する。

『エクリプス』と周りに聞こえる程の音量で呟くが、既に後方に並んでた列の
人々は散らばっており、貴方の声を気にする人はいない。歩きつつ
『ホラーラビリンス』『こぜにくろうパーク』のある場所へと北上する貴方は
少々目に付く二人組を見かけた。

?「あー、困ったわ、困ったわー! どうしよう『モメ子』ちゃんっ
あの子ってばスマホ私に渡したまま行っちゃったわ!
このまま、あの子トラブルに巻き込まれちゃったらどうしましょうっ
あー心配で、心配で胸が張り裂けそうよぉっ」

?「『バーネ』ちゃん、お、落ち着こう。
あっ。お、おっぱい、私のおっぱい、良かったら揉む?」

それは奇妙な一組だった。一人は鶯茶色の髪をしたほっそりとした顔の
メイクが濃く、両爪に全て薔薇っぽいアートをしている。
おか……女性的な感じの男性だ。歳は20程度だろう、二台のスマホを
両手で一つずつ持ちつつ、焦った表情で隣に口早に喋っている。

もう一人は紅梅の色合いの長髪で……特徴として最大なのが
『メロンのような双丘』が首より下に生えている。その余りの大きさに
すれ違う異性の視線の二度見は凄まじい。同性でも思わず見る程度に
ワンピース越しに、その明らかな大きさが目立っている。
そちらの女性も、中々慌ただしい雰囲気で自分の胸を両手で持ちつつ会話してる。

どうやら、この二人。誰かとはぐれているようだが……?

13アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/03(木) 22:27:22
>>10

いねーじゃん!!!

「てへぺろ☆ミ」

カメラの方を向いて片目でウインク。まぁカメラなんてないけど。
気を取り直して、遊びまくろう。…いや、だが待って欲しい。何か足りないのではないか?
この遊園地というシチュエーションを満喫するために必要なもの。
それは、即ち。

「きゃわいい女の子に決まってんだろうがぁぁぁぁ〜〜〜!!!」

拳を天に突き上げる。
これは必須である。女の子一人ならともかく、男一人で遊園地を満喫するのは周囲からの視線が痛い。
ウソ。別にそういうの気にしない。遊園地とか楽しそうだし全然満喫しちゃう。
でも可愛い女の子がいた方が更に幸せじゃんね!!

>   ――きゃーっ!

「ハッ!これは可愛い女の子の悲鳴ッ!(確定)」「待ってろ、今助けに行くぜェ〜〜〜!」
「そんでイイとこ見せてキャッキャウフフしちゃうぜェ〜〜〜!!」

声の方向へ全力ダッシュ!

14御影憂『ナハトワハト』:2020/12/04(金) 00:11:37
>>11

「――――…………」

(道に迷う……不安になる……)

(そんな時に『怪物』が現れる……)

        ザッ ザッ ザッ

(不意に化け物に襲われる恐怖が、
 迷う事で生じる不安感を引き立てる。
 『その逆』も然り…………)

         ザッ ザッ ザッ

(…………『悪くはない』)

         ザッ ザッ ザッ

心中で感想を述べつつ、アトラクション内を進む。
お化け屋敷と一体化している姿は、さながら擬態のようだ。
こちらは『Jホラー』なので、『ジャンル』は異なるが。

             「…………?」

    (何……誰……?)

何でもない――――とは思う。
しかし、先程『エクリプス』の名を聞いたばかりだ。
このトラブルが奴らの仕業だという可能性もある。
警戒はしておくべきだろう。
そのための『備え』も。

   グイッ――――――

                 バッサァッ

         ズギュンッ

頭を大きく振り上げ、『前髪』を後ろにやる。
そして、『ナハトワハト』を発現。
即座に『能力』を発現し、『闇』に消える。

15円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/04(金) 00:42:13
>>12

「すごーっ!まんがに出てくる強い人たちみたい!」

思わずよく分からないことを口走った後、
謎めいた……奇抜なルックスの二人組に近づく。

「あのあのー。もしもーし。
 そこのネイルがキレーなオネエさんと、
 おっぱいがすごいお姉さーん」
 
「どうかしたんですか?
 あたし、いろいろ気になっちゃうんですけどー!」

困っている人が気にかかる正義感と、
あまりに奇抜すぎるルックスへの興味、
そして初対面を躊躇しない馴れ馴れしさ。

そうした要素から、円谷は二人組に声を掛けるのだ。

「『迷子』か誰か探してるの……ですかー?」

下手な敬語を使いつつ、『何をしているのか』確認する。

16『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/04(金) 19:18:50
>>13(アレクセイPC)

アレクセイは欲望に真っ直ぐ沿った拳を天高く突きあげる。
その様子は周囲に居る人達からすれば距離を置かれる行動だが
鋼のようなハートの貴方には関係ない。女子と勝手に決めつけて
アトラクションのある道沿い目掛けて大股に駆けた。

よく居る感じのおばちゃん「ちょっと、ちょっとー! 何よぉ、あれは!」

だが、残念! 悲鳴を駆け付け颯爽と現場に駆け付けるものの
貴方の視界に最初に飛び込んできたのは、厚着をした60かそこらの
良く小道などで人の噂話をするのが好きそうな、おばちゃん数人だ。
貴方を見ると、そのおばちゃんは口早に告げてきた。

おばちゃんA「ちょっと、そこの外人さん! 『引ったくり』よぉっ
引ったくり! 突然後ろから私達のバックを取ろうとしてねぇ!
ほら、見なさいよ! 吊り革部分千切れたのよぉ!」

おばちゃんB「まったく酷いわ! 総合案内所とかに行って
『頬にEって入れ墨だがペイントしてた青髪の男』を捕まえるように
言ってやるわ! あっ! その前に警察よ、警察ぅ!」

おばちゃん達は、引ったくりに遭ったようだが見た通り怪我なく元気だ。
おばちゃんでも女性だ、貴方のテンションがアゲアゲになるかは不明ながら
その、おばちゃん達の後ろより呻くような音が聞こえた。

おばちゃんC「あっ、そう言えば! ちょっと、あんた大丈夫?」

?「…………は……ぃ、あ、の。私の杖と荷物、近くにあります?」

イメージ画像↓
ttp://ibispaint.com/art/771404344/

……貴方と大体、同年代の女性が倒れてた。首にはスプーンをあしらった
ペンダントを纏っていて、恰好は藍色のロングコートをしている。
少し離れた場所に『白杖』が転がってるのを見るに……彼女はどうやら目が見えない。

手を軽く伸ばし、引ったくりと接触した際に手放した自分の荷物があるか探ってる。
見る限り、彼女の私物らしきものは『白杖』だけだ。

17『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/04(金) 19:19:49
>>14(御影PC)
(※ナハトワハトによる能力詳細を見た限り。
4.体の他の部分は闇に同化させたまま、一部位だけを実体化させる事が出来る。
  この場合、その部位のみは通常通り視認でき、また干渉も出来る。
との記述から。それ以外、実体化しない場合は相互不干渉が働き
相手の姿、行動によって発生する物音等も認識出来ないと判断します)

    バッサァッ

         ズギュンッ
――ヴゥン――

暗い 『闇』だけが貴方を取り巻く。
静寂 周囲を取り巻く色彩は暗闇のみ……。
 この空間の中では、誰しも貴方を傷つける事は不可能。
ホラーラビリンスと言う、暗所が絶対条件の室内ならば解除
される事もほぼ有り得ない。貴方の安全は確約されている……。

ただ、懸念があるとすれば『ぶつかった存在だ』
何か柔らかいものだったのは感触からして理解してる。喋った事から
生き物だったのだろう……ただ、それがどう言う存在だったかのかは不明だ……。

18『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/04(金) 19:21:33
>>15(円谷PC)

>どうかしたんですか? あたし、いろいろ気になっちゃうんですけどー!

バーネ「えっ、あ、あら御免なさいね。騒いじゃって迷惑だったでしょ!
大丈夫、大丈夫、なんでもないのよ、なんでも! ほほほ……」

>『迷子』か誰か探してるの……ですかー?

モメ子「そっ、そうなの、そうなの〜!
『ニキシ』ちゃんと、このままじゃ会えないのぉーっ!」

バーネ「モメ子ちゃんっっ!」 パチーンッ!

モメ子「ふぁぁあんっ♡」

モメ子と呼ばれた18かそこらの、ぽやぽやした不思議っ娘的な爆乳娘の
特徴的な片方の乳房をツッコミ的にビンタする、おか……オネエ。
喘ぐモメ子。そんな結構インパクトあるやり取りを間近で見つつ
貴方の反応を待たずに、こうなっては仕方がないとバーネオネエは説明を始める。

バーネ「ニキシちゃんって言ってね。私とモメ子ちゃんの、お友達。
とは言っても、会うのが今日初めてなのよ。まぁオフ会って所
ニキシちゃん、とっても良い娘で良く知らない私達に小物を輸送してくれるような
凄い気立ての良い娘なんだけど」

モメ子「……プレゼントに〜、私物のスマホを一緒に混ぜちゃう
おドジなのぉ〜」

バーネ「よりにもよってオフ会前日の荷物に入ってたって言う
サプライズ! これってサプライズ!? 
ど、どうすれば良いのかしら!? ニキシちゃんってパソコンでの
ハンドルネームで、正式な名前とか私達、知らないのよ!
待ち合わせの時間にも、よりにもよって私達のバス遅れちゃって
それらしい娘も辺り見当たらないし!
 ニキシちゃぁあああ〜〜〜んっ!! 私達は此処よぉ〜〜〜!!」

目立つコンビは泡を喰って『ニキシ』と言う名の友達を探してるようだ。
他にわかる情報と言うと、十代後半程度の女の子のようだが……。

19アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/04(金) 22:42:10
>>16

「ズコーッ!!!」

ヘッドスライディングしながら現場に到着した。

「う〜〜ううう あんまりだ…H E E E E Y Y Y Y あ ァ ァ ァ ん ま り だ ァ ァ ア ァ!!AHYYY AHYYY AHY
WHOOOOOOOHHHHHHHH!!おおおおおおれェェェェェのォォォォォときィィィィィィめきがァァァァァ〜〜〜!!」

そのまま号泣する。けどおばちゃんに話しかけられて我に返った。
どうせならステキなお姉さんに慰めてもらいたかったけど、現実は厳しい。

「フー、すっとした…え、何『ひったくり』?命までは取られなくて良かったネー」
「ボクちゃんの故郷だったらうるさくしてるだけで銃で殺されちゃうもん!!」
「しかし、E(イェー)の刺青ねェ。『エクリプス』やらと関係あるのかしらん?」

ふーむ、と首を捻る。そこで倒れてる女の子に気が付いた。

「あらあら、お嬢チャン大丈夫ゥ〜〜〜?残念だけども、荷物の方は持ってかれちゃったみたいよォ」
「周りのおばちゃん達が警察に電話するみたいだから、そこに期待するしかないかなァー」

『白杖』を拾って、手に取らせよう。

20円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/04(金) 23:07:33
>>18

「遊園地は騒ぐとこだから、
 気にしなくていい……ですよー!
 あたしも今日は騒ぐ予定だもんねー」

あいにく一人だが……
『友達』は現地で探しても良い。
 
「なるほどなるほど、てことはー?
 『ニキシちゃん』を探せばいいんでしょ!
 スマホないとか絶対困ってますしー、
 あたしヒマだし、探すの手伝ったげますよー」

情報はいまのところ少ない。
が、『ゼロではない』。
そして円谷は『探す難しさ』を楽観視している。

「ちなみに、その子のスマホって『ロック』されてるのー?
 壁紙が友達と撮った写真だったりはしないん……ですよねー?」

「あ、でもあれかー。そういう『個人情報』とかうるさい方かな?
 でも『オフ会とかする子』だし、そこまででもないでしょ!
 とりあえずその『スマホ』今持ってたら、あたし見てみたいでーす」

他には『小物』とやらも気になるが、一旦そちらは置いておくことにした。

21御影憂『ナハトワハト』:2020/12/05(土) 07:39:34
>>17

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/305

『ナハトワハト』の能力は……

>1.他者から姿が視認不可能になり、スタンド・通常物質問わず相互に干渉不能となる。
>4.体の他の部分は闇に同化させたまま、一部位だけを実体化させる事が出来る。
>  この場合、その部位のみは通常通り視認でき、また干渉も出来る。

・実体化させた一部位以外、『他者から視認不可能』
・実体化させた一部位以外、『相互に干渉不能』

供与者に質問したところ、上記の回答を得ました。
お手数ですが、これを踏まえた上で再度の判定をお願いします。

22『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/05(土) 21:10:01
>>21と心音サイフォン回答により。
>>14(御影PC)

ズゥン……。

『ナハトワハト』が発現される。闇を狩場とし、貴方を無敵の霊と化す能力が。
その瞬間から懐中電灯要らずに周囲の空間が見通せる。この空間は
ホラーラビリンスのスタッフの脅かし役達が居た場所と違い壁などに恐怖演出の
模様に飾りつけが無い。もしかすれば、このスペースの通路は迷宮の通路でなく
スタッフなどが通る為の場所の方面かと貴方は判断出来る。
 そして、肝心の『ぶつかった存在』だ。貴方は、それを視認した瞬間に
どのような感情を浮かべるのか……。

 キョロキョロ  グルン……グルン
?『あれ・・・誰がぶつかった気がするけど、誰も居ない。
――ホ〜ッΣ お化けだ! ……ア でも、此処。ホラーラビリンスだ
お化けが居て当たり前だね』  トコ トコ トコ・・・。

――『こぜにくろう』だ。とは言え、人間の小学生ぐらいの大きさをした
アナホリフクロウを概観とした『こぜにくろう』
『ホラーラビリンス』の直ぐ近隣に『こぜにくろうパーク』が居るのは貴方も
承知の通りだ。だが、それにしても其の『こぜにくろう』は梟のように360度
回転する首の動きや、実物の動物のような眼球。本当の梟が人サイズになって
豊かになったかのような表情。どうにもリアル感が干渉不可な中でもアリアリと
観察が出来る。危険がどうか不明だが、かなり不可思議な存在だ……。

?『はやく、外に出よう。お化けさん もう驚かせないでね』 
トコトコ・・・ドスン
?『いて』

その謎な『こぜにくろう』は。闇で包む通路をヨタヨタと危なっかしく壁に
ぶつかりながら歩く。梟は基本夜目が効きそうなものだが……。

23『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/05(土) 21:12:17
貴方……『風歌 鈴音』は遊園地、『ほしみLand』へと辿り着いた。

切っ掛けとしては、貴方と同じくスタンド使いでありゴミ収集品の
同業者とも言える狂人と変人が併せた男からの選別である。

冷たい風が頬を撫でるが、その奇妙な所縁ある男のスタンドが気を利かせ
女性ものの厚着なども融通してくれてたので、防寒着には困らない。
また、遊園地に行くなら少しは買い食いしたり町に戻る為の金銭も必要でしょ。と
スタンドが言ってくれた為に、今日は何時もより携行してるお金は潤沢だ……。

男は、貴方にチケットを渡しがてら告げた。

――『エクリプス』ってのに気を付けとけよ。どうも、俺は出会った事ねぇが
恐ろしい奴等らしい。

そんな警告も金銭と共に受け渡され。今の貴方は人が作り上げた夢の空間の
中に居る……。


―――――――――――――――――――

お待たせしました。

『風歌PC』は適当なロール、>>6のMAP地点かアトラクション内の
いずれの記入。そして以下のテンプレートでレスをお願い致します。

┌─────────────────
│2〜5行ほどのスタンド能力の概要

│『スタンド名』
│破壊力:〇 スピード:〇 射程距離:〇
│持続力:〇 精密動作性:〇 成長性:〇
└─────────────────
┌─────────────────
│スタンド能力詳細:
│能力詳細へのURL
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│持ち物、服装
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│簡素なプロフィール
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24御影憂『ナハトワハト』:2020/12/05(土) 22:04:44
>>22

「――――…………」

(え…………何…………これ…………)

表情を全く変えず、心の中で困惑する。
これがリアルな着ぐるみで、
中に人間が入っているのでなければ、
フクロウを擬人化した存在が二本足で立って歩き回り、
自分の意思で喋っている事になる。
ここは『ホラーラビリンス』だ。
化け物がいてもおかしくないが、それは『作り物』に限る。
こいつは――――『本物』か?

(『お化け』は…………そっちの方…………)

『幽体』同然となった自分を棚に上げて、
『こぜにくろう』を見下ろす。
『エクリプス』と関係があるかどうかはともかく、
観察する余地はある。
『闇』と同化したまま、『こぜにくろう』の後ろからついていく。
こいつが他の人間にも見えているのかどうか確認したい。
スタッフ用の通路なら、誰か通るかもしれないし。

25風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/05(土) 22:48:54
>>23


風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』

【能力概要】
人型、襤褸を纏ったロボットが如きヴィジョン。
風を噴射し、『ゴミ』に限り質量を無視して『風に乗せる』事を可能とする。
その『ゴミ』には『社会のゴミ』である風歌自身も含まれる。

『ダストデビル・ドライヴ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:A

【能力詳細】

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463235536/362

【服装】
女物のダウンジャケット、(異臭を放っていない)デニム、キャップ帽子。

【持ち物】
換金用に持ち歩いているサビの濃いジッポライター(オイル入り)
財布


【プロフィール】
諦観に支配された抵抗主義者の『ホームレス』
人生のハズレくじに当たり続けた挙げ句に自殺ではなくホームレスを選んだ自分を『社会のゴミ』と定義しており、自分を卑下している。
とは言っても卑屈ではなく、ひねてはいても歪んではいない。
「白」と「黒」に分けるならば黒の人間ではあるが、漆黒の意思はなく、汚れているだけの人間。

26風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/05(土) 22:51:14
>>6

⑫大食堂

「うめぇ」

貰い物のチケットで遊園地に訪れた風歌鈴音は、真っ先に向かった『大食堂』で食事を取っていた。
遊ぶためにはカロリーがいる。そして、文字通りの「戦」が起きた場合に於いても、やはりカロリーは使うだろう。
エクリプス、とやらが何を意味するのか、どの程度危ういのかはさっぱりと解らぬ風歌ではあったが、恐ろしいと言うからには相応に『ヤバい』のだろう。

(アタシはスタンドで戦った事もねぇしな……)

万が一には、死ぬかも知れぬ。その時に『ああ、懐が少しでもあったけぇ内に飯を食っておくんだったなぁ』と悔いるよりは、飯を食っておくべきだろうと風歌は考えたのだ。

(遊園地の飯は高いだけでまずいってよく言うが、アタシからしたら立派なご馳走だ)

料理を胃に収める風歌の様子は、どこか幸せそうであった。

27『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/06(日) 10:48:26
>>19(アレクセイPC)

?「御免なさい、有難う……ぁ……」グラッ

  ――ポスッ
?「……ぁ……本当、御免なさい……」

盲目の女の子は、バランスを崩してか貴方に引かれ立ち上がると共に
その目の前の胸元へと整った顔が倒れ込み、抱き着かれる形となる。
 僅かに頬に朱の色を差し込ませ、今度はしっかりと地面に足に力を付け立った。

おばちゃん達「警察、連絡しておいたわ! けど頼りになるのかしらねぇ!
なるべく早く向かいますって。最近怠慢なのよ、この町の警察ってば!」

おばちゃん達「あー! この釣り紐本当もうダメ、駄目だめっ!
そうよ! 催事館に良いバックそう言えばあったじゃない!
丁度良いし、あれ買いましょう! 引ったくりの事話せば安くしてくれるわよ!」

おばちゃん達は好き勝手に催事館のほうへ向かおうとしてる。
警察には連絡してくれたようだが、あの適当な感じだと、何時頃に遊園地に
駆け付けてくれるのが疑問にも感じるところだ。

?「……あ、私のバック 盗まれたんですね。どうしよう……」

盲目の女の子は、不安気に白杖を弄りながら困った様子で溜息をついている。
何処か近くのパークのスタッフに彼女を任せる事も出来るだろう。

28『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/06(日) 10:48:48
>>20(円谷PC)

バーネ「あ、確かにスマホを閲覧すれば……!
! い、いえ駄目よ! ニキシちゃんが幾ら優しくてもスマホの中身は
乙女の秘密! 勝手に見たなんて後で知って嫌われたら。
あ、あたしっ あたしっ! そう考えるだけで心が張り裂け」

モメ子「それじゃあパカパカ〜」 スチャ

バーネ「モメ子ちゃんっっ!」パチィ〜ンッ 

モメ子「ふあっぁんっ♡」プルンッ

モメ子はバーネオネエの懊悩を他所にスマホをマイペースで開き、そして
片方の胸を叩き揺らされつつ、スマホの待ち受け画像が貴方達三人の中で映る。

バーネ「仕方がないわねっ! ニキシちゃん、後生よっっ。さて中身は……ハァァッ!??」

――待ち受け画像に移るのは……少女……に抱えられる
             ドン!!
    スコティッシュ・フォールドのドアップ!! 肝心の少女の顔なりは
全くもって把握する事は出来ない! また、連絡リストなりラインなどの手掛かりと
なる個人情報のある部分はロックが掛かっている。

モメ子「かわい〜♬ 猫ちゃ〜ん」

バーネ「えぇ……本当可愛いわ! ニキシちゃん、猫ちゃん飼ってるのね、ふふっ
――って! これじゃあ手掛かり0じゃないの!?? 猫ちゃんも一緒に遊園地に
来てるのに賭けなさいって!?? 無茶言わないでよ! おかま怒ると怖いわよ!?」

一頻り騒ぐ二人、だが少しして画面を冷静に見つめて発見出来るものもあった。

モメ子「これ、ニキシちゃんのお部屋かなー。猫ちゃんの向こうの壁紙
『こぜにくろう』が仮装しているポスターがあるの〜」

バーネ「それに、左側に見えるのは学習机……ね。名前とかそう言うのは
残念ながら無いけど、凄いなんか色々変な小物置いてるわ。星見横丁とかの
月に数回開催される怪しげな露店とかで売ってるような……。
もし、ニキシちゃんが良く物色するのなら。此処の遊園地なら……『催事館』?
いえ『雑技ストリート』も色々大道芸人が見世物がてら外国の土産類を確か
売ってたり、観衆に投げ渡すパフォーマンスがあったわね」

どうやら『ニキシ』は『こぜにくろう』や色々特徴のある小物が好きらしい……。

29『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/06(日) 11:18:53
>>24(御影PC)

貴方は怪訝に思いつつ浮遊しつつ謎の小学生程度の大きさの
『こぜにくろう』を追う。危険な怪物か、または単純に着ぐるみなのか?
ふらふらと何度も壁に当たりつつ、間抜けな雰囲気のゆるキャラは
スタッフ用出入口のある方面までトコトコ明るく。
 ガチャ、ギィ……。
すると扉が開いた。『ナハトワハト』の強制解除の危険がある貴方は光りの
死角となる場所に移動する。その中でスタッフらしき肉声が二つ耳を捉える。

従業員A「うわっ、え? こぜにくろう?」

従業員B「おー、今日から稼働か。しっかりパークを守れよ」

?『はーい、行ってきますー』

ガチャン、と謎の『こぜにくろう』がスタッフ出入口から出て行く物音がした。
従業員達が小さな懐中電灯で足元を照らしつつの会話の音が近くなってくる。

従業員A「自分今日から配備したんですけど、アレなんなんですか?」

従業員B「あれ『アニマトロ二クス』さ。はは 驚いたろ?
ほしみLandの公式サイトにも、あえて載せてないからな。上層部とっておきの
遊園地の目玉として売り出すって寸法さ。当たれば、この御時勢トップ間違いなし。
目には警備用センサーも付いて、パークの案内や細々としたサポートもしてくれる。
俺は知らないけど、多分億のコストは掛かってるだろうな」

従業員A「へー……でも、あれ。なんか凄い生々しくて不気味だったて言うか」

従業員B「まー…………うん、なんか妙に生きてる感じしたよな」

どうやら従業員達曰く、あの『こぜにくろう』は『アニマトロ二クス』
遊園地が今日まで秘蔵していた機械らしいが……それにしては、貴方も
感じた通りどうも生きているような感じが拭えない。

スタッフ達はホラーラビリンスの整備をしに行くようだ。
このまま何食わぬ感じで、ホラーラビリンスを楽しむのも良いし。
明るい日の下に出てしまうが……アレを追うのも、恐怖……未知の追求と
言う意味では、それも何か収穫があるかも。

30『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/06(日) 11:37:29
>>26(風歌PC)

ほしみLandの『大食堂』は、大衆の財布にも優しいビュッフェ形式。
少し値段は嵩張るが、海外から呼び寄せた有名コック手ずから料理を振舞う
コーナーなどもあるが。貴方の場合は多分前者で沢山美味しいものを腹に貯めている。

日中の大食堂は酒こそ注文する客は少ないが、子供から大人まで食事を自由に
楽しんでいる。一人舌鼓を打つ貴方の席の後ろでも、だ。
十代後半の男女、右目に普通の眼帯をした女とベッカムヘアーの男だ。
 貴方と同じか、それ以上の食欲で肉なり野菜なり食べ進めながら会話をしている。

男「それで、午後から交代だが目星は付いたか?」

女「いや、全然。本当に居るのかって感じ。此処の遊園地の警備班にも使い手が
何人か居るんだし、そいつ等も手伝ってくれるのが筋だと思うけど」

男「その意見は、映画で例えると『ダブルヘッド・ジョーズ』……つまり失笑だな。
回らないから、俺達が出張るんだろ? もうちょい考えて喋れよ」

女「黙れクソ映画コレクター。あんたが喋るとムズ痒くて仕方がない。
あいつの股でも嗅いで黙ってなよ」

男「仕方がないだろ? 電子サイバー対策だとかあいつの専門分野だ。
こちとら、ちょっと数列並んでるの見ただけで頭パンクしちまうよ」

女「私、ベリルさん所のチームに行きたかったよ。はあ、何であんたと
毎日顔合わせ『〜〜♬』…………アトラクション方面、Eの入れ墨した男だと」

男「さっさと残り口に放り込んで行くぞ」

女が、何かスマホに送信されたのを見ると二人軽く厳しい顔をして未だ皿に残る
食べ物を急ぎつつ啜るように咀嚼し、食べると言うより喉に半ば突っ込む形で
席を急ぎ立って離れようとするようだ……。

貴方は黙って食事を続けるのも良いだろう。

31風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/06(日) 12:05:24
>>30

気になる会話であった。ただの会話と聞き捨てる事も出来なくもあったが、風歌はエクリプスという『驚異』の存在を聞いている。

(君子危うきに近寄らず……)

古くからの諺が、風歌の脳裏によぎる。そして、君子ならざる風歌は社会のゴミであるホームレス。
愚か者であろうとも思わないが、『面倒』をスタンド使いが引き起こすのならば止めようと思うくらいの義侠心はある。しない後悔よりも、する後悔を選ぶのが風歌であった。

(どのみち、何処かに行こうって決めてる訳じゃねえんだ。少しばかり追ってみるか)

何事もなくとも、少しばかりの暇つぶしにはなるだろう……彼らと同じく食事を片付けた風歌は、二人の後を追いかけてみる事にした。

32御影憂『ナハトワハト』:2020/12/06(日) 18:18:22
>>29

(ふーん…………)

『目玉にする』というからにはアピールしたいはずだ。
多額の金を掛けているなら、
その分を回収した上で利益を出さなければ赤字になる。
ただでさえ、
インフルエンザで客の入りが減っているのだから、
尚更だろう。
だが、宣伝しなければ客は『こぜにくろう』の存在を知らず、
集客効果は期待出来ない。
普通に考えれば、サプライズを狙う事によるメリットよりも、
存在を知られない事によるデメリットの方が大きい。
開発に費用を取られすぎて、宣伝する金がなくなったか?
現代はSNSで客が勝手に広めてくれるから、
経費削減のために遭えて宣伝しないのか?

  (まぁ…………
   『本当は大して金が掛かってない』なら…………
   不思議でも何でもない…………)

      フッ――――

                バサァッ

スタッフが立ち去り、
『こぜにくろう』がこちらを見ていないのを確認してから、
『ナハトワハト』を解除し、
頭を上から下に振って前髪を元の位置に戻す。
懐中電灯を適当な場所に置き、
距離を置いて『こぜにくろう』を尾行する。
『ホラーラビリンス』は十分体験したので、
『エクリプス』に集中する事にする。

  (『一生(いっせい)』が…………
      知りたがるだろうし…………)

       (『エクリプス』の情報は…………
         今後の『計画』のためにも必要…………)

とはいえ、今は手掛かりもない。
差し当たって、この不気味な『こぜにくろう』の後を追う。
ついでに、他に何か騒ぎでも起きてないか注意しておこう。
『エクリプス』が関わってくるなら、
既に何か起きていてもおかしくない。
もし目立つ出来事を見つけたら、
『こぜにくろう』は放置してそちらに向かう。

33円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/06(日) 21:15:56
>>28

「えー? でもでも、
 スマホ送ってきたのは向こうですしー。
 きっとニキシちゃんも許してくれるって!」

根拠はゼロだ。
が、『責任』がこちらだけにあるとも思わない。
さて、そうして得た情報は――――

「ネコかわいい〜〜〜耳折れてる〜〜〜」

『それだけで解決する』類の物ではなさそうだ。
だが『徒労』にならなかったのは僥倖といえる。

「わー、『こぜにくろう』かー。
 ねえねえ、たしか『こぜにくろうパーク』あるよね?
 しかもだよ、ここ! この『南ゲート』から近くに……ですよー!」

『友達と遊ぶ』のに予習は欠かせない。

「ニシキちゃんなら二人の事気にすると思うしー、
 だったらー。二人が遅れたと思って、
 ちょーっとだけどこか観に行ってるとしても、
 『集合場所』のここに、なるべくすぐ、
 ダッシュで戻ってこれるとこに行くんじゃないでしょーか!」

「それに、来てすぐ『お買い物』するのもなー。
 手、塞がって、邪魔になっちゃいますよ。
 だからあたし、『お土産屋さん』より先に、
 『こぜにくろうパーク』の方を見に行こうと思いまーす!」

そして、『気配り』もだ。『円谷』は、そういう頭は回すようにしている。

34アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/06(日) 22:25:59
>>27

「別に謝ってもバッグは戻ってこないんだしサァ〜〜〜意味ないよォ?」
「アンタ、日本人?」

可愛い女の子だし、本来ならこういうシチュエーションめちゃくちゃ大好きなんだけどネ。
目が見えないってのが、なんかこう、やる気なくなるんだよなァ───。
そうじゃなかったら、この動きが演技でもそれはそれで楽しめんのにさァ〜。

「まぁぶっちゃけ、捕まえるの難しそうだもんネ。評価にならない仕事はしないでしょ、警察だって」
「えー、ウッソォ?そんな理由で安くなんの?日本って親切過ぎじゃねェー?」

案の定、おばちゃんたちはダメっぽいなぁ。まぁ行きたいなら行けばいいでしょ。
盗られたモンはさっぱり諦めるのが一番イイ、普通ならまず取り返せないしねェ。

「どうってアンタ、どうしようもないんじゃない?姉ちゃんは目が見えないんでしょ?」
「犯人の顔も分からねェーし、追いかけることもできない。そもそもオレ様が犯人ならさっさとここから逃げ出してるヨネ!!」
「何か大事なモンでも入ってたのォ〜〜〜?」

35『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/07(月) 13:49:09
>>31(風歌PC)

食事を急いで完了させ、眼帯の女とベッカムヘアーの男を追う貴方。
タイミングの関係で少し遅れる形で貴方が『大食堂』を出る時に其のコンビは
目測20mかそこらまで、少し混雑する群衆の向こうを走るのが見て取れた。
 このままでは見失ってしまう事から、人混みを突っ切るように走る形での
尾行をする貴方は何人かの人達と肩なりぶつかってしまうものの、それでも
何とか休憩所が見える手前部分を走っていくベッカムヘアーの男の後ろ姿が
確認出来る。? ……あの眼帯の女は何処だろうか……。

 「――おい、ストーカー野郎。いや……女か?」

!? 背後から、聞こえる声。反射的に振り向けば、其処に居るのは『眼帯の女』。

通りの脇にある森林部分の茂みから潜み出てきたらしく、体中に雪が掛かりつつも
闘気を全身から滲ませつつ、その女が腰に当てた片手とは別の空手に発現するのは……。
『刃のない鍔のみが付いた柄』のヴィジョン。この女は、『スタンド使い』ッ!

?「食堂から出る際に、お前の視線は感じたぜ。
私は、そう言った不躾なもんには敏感でね。へっ 残念だったな……」

?「――このほしみLandで何を企んでるが、洗い浚い全部白状して貰おうかぁ!」

 眼帯女は、貴方目掛け其の両手でスタンドを握りしめつつ戦闘態勢へ移る……!

36『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/07(月) 13:50:52
>>32(御影PC)

こぜにくろう?『よーしっ、困った人がいたら助けるぞー。悪い奴が
居たら捕まえるぞーっ。こぜにくろうの、ぜには、ぜにがたへーじー♬』

何処か間の抜けた感じのする等身大の小学生サイズこぜにくろうは日の下を
歌って歩いて行く。④の『オープンステージ』のある辺り方面のようだ。
確か、この時間帯だと知名度そこそこの歌手が来てライブをしてた筈。

『わっ、凄いよ、おかあさん。本物のこぜにくろうだ』

『そうねー、遊園地のロボットかしらね。触って壊したら大変だから
あんまり近寄らないようにしましょうねー』

周りの一般客も全員気付いている。だが、呑気に歌って特に何かするでもなく
歩いてるだけの生々しい梟は、遊園地と言うテーマパークだとイベントの一種
だろうと受け止められ、スマホで撮影などはされてるが大騒ぎにはならない。

時々梟の動作の360度の首回転が行われる。それを見て、小さく感嘆か悲鳴か
判別つきかねない声を貴方は聞きつつ、気づかれないよう歩いてたつもりだったが……。

こぜにくろう?『うん? あっ、駄目だよーお化けさん!
お化けさんはホラーラビリンスでちゃんと仕事をしないと怒られるよ!』 トコトコッ

謎にリアルな、こぜにくろうは其の全方位の視界によって貴方に気づいたようだ。
歩行するには少し適してない獣特有の足で小走りに近寄ってきた。

……しかも、貴方を『ホラーラビリンス』の面子の一人だと勘違いしている。

37『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/07(月) 14:15:24
>>33(円谷PC)

貴方の推測に、バーネは感心の唸りと共に呟く。

バーネ「そうねーっ。確かに、私やモメ子ちゃんと一緒にショッピングも
楽しみにしてくれてた筈よ! 勝手に愛想つかして一人で買い物するような
薄情で無いし、ボイコットされたかもって悲しくて悲しくて
こぜにくろうを見て癒されてるのかも知れないわ!
ニキシちゃん! 今行くわ、私!! 待ってねぇ〜〜!!」

モメ子「ちょっと待ってバーネちゃ〜〜んっ」

全力疾走して『こぜにくろうパーク』へ赴くオネエのバーネ
爆乳モメ子は、それに遅れてユサユサとその反り立つような二つの膨らみを
揺らして鈍足なのがわかる感じで追いかけて行く。

二人にこれ以上義理立てして貴方が手伝う必要は少ない。とは言え
付いて行けば未だ面白いものも見れるかも知れないのは事実だ。

38『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/07(月) 14:16:22
>>34(アレクセイPC)

?「二宮……二宮 カブト」

男の子見たいな名前ですけど、ちゃんと女の子で日本人です。はにかむように二宮と
女性は頭を下げて、自己紹介する。

>どうしようもないんじゃない?姉ちゃんは目が見えないんでしょ?

二宮「……うん、そうですよね。目が見えない私なんかじゃ
おばさん達が言ってた、入れ墨が頬にしている男なんて分からない。
――ですが、諦めません」

先程まで儚さが彼女にはあったが、眉を軽く潜め、白杖を強く握り言い切る。

二宮「今の時節、マスクしていて頬まで自然に隠してる人が多いし
遊園地のゲートを潜らず、既にパーク外の森を抜け出ているかも知れない。
それでも、あの中には友達から貰った思い出も、大切なものは一杯ある。
諦めたくなんて無い……目の事なんて言い訳にしたくないです」

二宮「声だけ……ほんの少しだけど突き飛ばされる前に声は聞こえたんです。
だから、私……一人でも、その引ったくりを追います。もし警察が来たら
青い猫の柄が入ったバックを持つ男の人が居たら、注意をお願いしますと伝えて下さい」

二宮と言う女の子は、勇ましく盲目に関わらずアトラクション内を練り歩くようだ。
貴方に対し、引ったくりが逃げて行ったであろう北ゲートより上のアトラクション重視の
エリア内を見当付く筈も無いであろうに、方角だけ聞いて白杖で地面の感触を
確かめつつ歩いて行こうとする……無謀だ。

39円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/07(月) 16:16:50
>>37

「あれーっ!? 待って待って待って!
 あたしが見てきてあげようと思ってたのにー!
 誰かはここに残っとかないと、
 ニキシちゃんが入れ違いで来たら大変ですよー!」

二人して行ってしまったので、追いかける。

「もーっ二人ともしょうがないなー!
 心配ですから、あたしもついてってあげますよー」

もちろん追いかけずに円谷がここで待ち、
それらしき人物を待つ方が良いのだろうが、
咄嗟にはそれが思いつかなかったのだった。

三人寄れば文殊のとは言うが、寄らないで三人いるだけ。
とはいえ、一人で動き回るよりは『何か』ある気がした。

40風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/07(月) 19:06:27
>>35


(やる気かこのアマ)

『スタンド』を見せるように『出した』。宣戦布告――少なくとも、返答次第では即座におっ始まる予感があった。
殴られたら殴り返すタイプの風歌である、言動に乗ることも考えたが……

(喧嘩ならともかく、『殺し合い』はな)

『ダストデビル・ドライヴ』は応用が利くとは思っているが、風歌に実戦経験は絶無である。
可能ならば避けたいというのが、本音にはある。
――それでも、戦う理由があるとするならば。

「『企む?』ここは遊園地だぜ? 当たり前に『楽しく遊び』に来たに決まってんだろーが。観覧車とか乗ってよ。アタシにチケットを奢った野郎も、アタシに楽しんで欲しいからチケットを奢ったんだ」

挑発的な笑みを浮かべながら、自分の側頭を突く風歌――笑みを消す。

「だがな、アタシに遊園地のチケットを奢った野郎はな、『チケットを渡す時に』『エクリプス』に気をつけろって警告しくさった。『おっかねぇ』んだとよ。当たり前に楽しむ連中にとってな……そういうのがいると、コエーだろうが」

あるとするならば、それは
見過ごしたくない何かを目の当たりにした時に、他ならない。
誰からも見過ごされて。見捨てられるのがホームレスではある。その覚悟は決めている。
しかし、風歌はだからと言って誰かにそうしようとは思わないのだ。

「だから、アタシはおめーらを『エクリプス』とやらじゃねーかと思って、追っかけた。これで、『洗い浚い』だ。追っかけた事を『思い違いの間抜けをして申し訳ありませんでした』と詫びるかどうかは、てめーらが『エクリプス』かどうかによるぜ」

言葉を終えた風歌は『ダストデビル・ドライヴ』を出す――襤褸を纏った機人が、風歌の傍に立つ。

「で――どっちだ?」

41御影憂『ナハトワハト』:2020/12/07(月) 21:59:55
>>36

            (…………あ、バレた)

「――――…………」

           クルッ

東に体を向け、『総合案内所』方面に歩いていく。
もし何か問題が起きているなら、
そこに話が持ち込まれている可能性もある。
とりあえず行って様子を見よう。
『こぜにくろう』は無視。
あっちの方からついてきてくれるなら、
このまま連れて行く形にする。
追うのを諦めるならそれでもいい。
『こぜにくろうターボモード』とかになって猛追してくるなら、
それでもいい。

42アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/07(月) 22:33:00
>>38

>諦めたくなんて無い……目の事なんて言い訳にしたくないです」

「その覚悟は立派だけどさァ、現実にはアンタ、どうしようもないと思うよォ?」
「そんだけ大事なら、鎖で胴体に括り付けておくのが正解だったヨ。日本なら胴体ごと持ってかれたりはしないだろうしねェ〜〜〜」
「ま、今更遅いんだけどネ!どっちにしろ、アンタはそのまま歩いていくんだろうし?」

肩をすくめて、半目のままやれやれと首を振る。

「ところでそのバッグの中には、人にメシを奢れるくらいの金は入ってんのォ〜〜〜?」

歩いて二宮の先の方へと移動しながら、訊ねる。

43『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/08(火) 15:01:43
>>39(円谷PC)

貴方は『バーネ』と『モメ子』を追いかける。もしかしたら入れ違いで
『ニキシ』と言う子が戻ってくる可能性だってある。それでも彼、彼女に
付いて行くほうが何かきな臭い雰囲気が見え隠れする『ほしみLand』の
不思議に回り逢える直感を得た為だろうか。
 幸い『こぜにくろうパーク』までの道沿いを歩く人は少なく、貴方は
走る二人に問題なく追いついて目的地まで到着する。

そして、小走りに付いて行くと……貴方は『奇妙』な光景に対面する。

バーネ「は!? 何こいつ等! ちょっと、おどきなさいよ!」

?「いやぁ〜〜……そいつは聞けねぇ相談ですゼェ〜〜……なぁ……?」

?『ゼニゼニィ』

モメ子「ひょぇーーっ、なんなのぉ〜、この子達〜っ」

……『こぜにくろう』だ。しかも生々しく毛触りや眼球に足先まで全て
現実の梟を人の大人サイズにしたカラフトフクロウをベースとした『こぜにくろう』。
その配下らしい、上記より少し小さめだが同じく生々しいハイガオメンフクロウの
姿を象った『こぜにくろう』が十数匹ぜにぜにぜに〜と梟独特の鳴き声を醸し出す。
首には何故か500円玉のペンダントを巻きつけ、不気味に笑いつつ彼等は
異様さに思わずファイティングポーズをとっているバーネと狼狽するモメ子を
取り囲んでいるのだ。他の遊園地の客達は、異様な目で見つつも何かの催しなのかと
二人を助け出そうとする助っ人を期待は出来ない……。

?「この遊園地を害する対象は、ちょいと拘束させて頂きますゼェ
先程捕らえた女と一緒にですゼェ」

バーネ「ッッ……あ、あんた等! ニキシちゃんに乱暴な事をしたの!?」

訳の分からない状況だが、謎の人間サイズ梟の不穏な言葉にバーネは眉を吊り上げ
語気を荒げて、不思議なこぜにくろうを睨みつける。
 一触即発だ……。

44『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/08(火) 15:14:27
>>40(風歌PC)

 ヒュゥ ゥ……!

冷たい木枯らしが貴方と素性不明の『眼帯女』の間を駆け抜ける。
何やら険悪な雰囲気を察してか周囲の人々のは迂回して貴方と彼女に
大きな空いた領域を作り上げる事になる。

?「……ハッ」

?「きっと、こう言う時。ベリルさんなら直ぐにてめぇの嘘800な言葉に
制裁の拳を与えられるんだろうが……。――御託を並べるな」

 ┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨ ┣¨┣¨……

?「切り裂いてやるぜ……この『アリーナ』遊撃班の『ミゾレ』が。
―――てめぇーの其の『頬に輝く汚らしいEの入れ墨』毎なぁッ!!」


     ・・・なに?

ミゾレ「――集え 『クィダム』ッ!!」  シュオォォ ギャリィンッ!!

貴方には当然ながら『Eの入れ墨』なんて無いし、入れた覚えもない。
だが憎々しい表情で、ミゾレと言う女性は『スタンドで出来た柄』を強く握ると共に
自分の服などにも付着していた『雪』が柄のほうへと集まり……その白い結晶達は
『雪で構成された真っ白な刃』として長さ1m弱の日本刀へ形を変える。
弁解の言を唱える前に、ミゾレは貴方へ突っ込む!(スC)

ミゾレ「チェストォォ!!」

『雪の刃の一撃(ス精CC)』が袈裟斬りに、貴方の体へ振られようとする!!

45『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/08(火) 15:16:18
>>41(御影PC)

『こぜにくろうターボモード』……貴方も御存知の通り、アニマトロ二クス
こぜにくろうに内蔵された吸引力により対象を逃がさないようにする為のもの。
冗談はさておき、無言で『総合案内所』へと歩いて行く貴方に無視された梟は
カルガモの子供見たいに、その後ろをトコトコ歩きつつ嘴を開きつつ話しかけてくる。

『ねぇねぇお化けさん。勝手にラビリンスを抜けちゃったのは
お腹が空いちゃったから? 僕も思わず注意しちゃったけど、お化けさんでも
御飯を食べないといけない時ってあるよね。だから、別に僕の事は気にせずに
そこの一番近くの案内所でもパンとか飲み物もあるだろうし、今日は色々屋台も
近くにあるから楽しんで欲しいんだ。だって、ほしみLandは、お客さんも
遊園地で暮らすみんなもいっしょに楽しむものだって僕、思うんだ。
因みに、僕 こぜにくろうだからよく1円玉とか貰うと嬉しいよ!
まだ小さいから、100円玉とか500円玉を貰える程のフクロウじゃないけど。
けど、何時か大きくなって遊園地で一番のこぜにくろうになるんだ!』

一頻り喧しい声を後ろから聞きつつ、貴方は総合案内所に辿り着く。
少し先の、『こぜにくろうパーク』の入り口付近にも。今うしろでピーチクパ―チク
騒いでる『こぜにくろう』と似たような存在の集団らしきものが見える……。

総合案内所も、外から見る限りで内部のほうでは慌ただしそうに動く影が結構見られる。
どうやら、結構色んな対応に追われてるようだ……。

46『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/08(火) 15:34:38
>>42(アレクセイPC)

カブト「そうですね、今度は服の裏に大事なものは全部
縫いつけるように入れるべきかも……」

捉え方によっては冷たい言い草と気分を害する発言にも、彼女は
気にした様子なく納得した顔付きで頷き白杖で床を確かめ歩みを途絶えない。

>人にメシを奢れるくらいの金は入ってんのォ〜〜〜?

カブト「えぇ、フフッ。取り返すの手伝ってくれたら、必ずお礼しますよ
いっぱい、日本の美味しいもの食べさせて上げます。
手伝って……くださるんですよね」

好意的に受け取ったのか、そう呟いて柔らかく微笑を浮かべた。
普通の人が歩くよりはスローなスピードで『アトラクション内』へ入る
貴方、そして二宮。
 当たり前だが、時節は悪くマスクや防寒着で頭も覆っている人は大多数だ。
この中から『入れ墨で青髪の男』を探す事など、普通の手段では不可能に近い。

二宮「……スパイクが雪に擦れる音」

賑やかな人混みの中を、白状で地面の感触を確かめつつ盲目の少女は呟く。

二宮「そう、あの時突き飛ばされた時。舌打ちと罵声に入り混じって
スパイクが雪で擦れる音がした……あの、周りの人ってどんな靴を履いてます?」

彼女の言葉で、周囲の人間の足に意識を向ければ。真冬の季節も相まって
長靴やブーツを履いてる人のほうが多い。スパイクの付いた運動靴となると
少しは目立つのかも知れない。

 ドンッ……   ちっ 気を付けろよ……

意識を前に向けてたからか、後ろで歩く人と貴方はぶつかった……。

47風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/08(火) 19:22:04
>>44

(『渦』を起こす暇はねぇ!)

既に踏み込んできている。周囲を見渡す間も無いだろう、探し、策を練る暇は存在しない。
一呼吸の隙間すら危うく、一箇所に風を吹き付ける暇は何処にもない。
そして、単純な迎撃ではおそらく相打ち、一太刀打ち込まれたらどうなるかも解らない。
『白刃取り』は論外だ、ヘタをしたら両手の穴が封じられる。先に『殴り倒す』のは『距離』の問題がある。
ならば、『ダストデビル・ドライヴ』で、何を成すべきか。

(――躱した上で、距離を取る!)

風歌のスタンド――『ダストデビル・ドライヴ』が太刀筋から身を躱しつつ、左手を風歌自身に、右手を『眼帯女』の『顔』に向ける――掌には、僅か、搾られた穴、開く。

「吹っ飛ばせ!」

『ダストデビル・ドライブ』の左の『突風(『パスCB』相当)』が風歌を『後方に5m』ふっ飛ばし、同時に『眼帯女』の喉に突風を射し込む!!

48アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/08(火) 20:28:51
>>46

「一々アンタにゃ言うまでもないだろうけどサ。盲目ってのは明確な『ハンデ』だから、当然周りの人間は狙ってくるヨ」
「本当なら、オレ様のことだって信用しちゃあいけないネ。頼ってくる人間ってのは更にハメやすいからサァ〜〜〜〜〜」
「マ!ニノミーには他に選択肢がないからしょうがないんだけどォ」

こんなこと一々言うようなキャラじゃあないんだけどね、ボクちゃん。
ま、オレ様の知らないところでならどんな目に遭ったって知ったこっちゃないけどォー。

「…へェ、そういうのも聴こえるんだ?意外とやるねェ〜〜〜」
「バッグは中身だけ取って捨ててるとしても、靴は逃げる為に慣れてるの履いてるだろうしィ。
 青い髪とスパイク付きの靴ってんなら少しは絞り込めるカナ?カナ?」

> ドンッ……   ちっ 気を付けろよ……

えっ、なんか急にぶつかってきた人がいるんだけど…怖…。
しかも前からじゃなくて後ろから…?ヤバ…。

「キャアァァァァァァ〜〜〜!!何よこの人、急に触ってきたわぁぁぁぁぁッ?!」
「スリなの?!それとも、アタシの身体が目当てなのォーーーーーッ?!?」

半目のままテンション高く叫びだす。
所持品とか何かくっつけられたとか、色々確認しておこうねェ。

49円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/08(火) 22:16:56
>>43

「わー!! なにコレ! なにコレ!?
 こぜにくろうってこんな『キモカワ』だっけー。
 しゃべってることも、すっごいキモいじゃん!
 こんなアトラクション、あるんですかー!?」

と、大声でそこに割って入る。
両手をばたつかせ、目立ちながらだ。
別に『意図してそうしてる』わけじゃなく、
円谷は、そういうことをする。

「モメ子ちゃんバーネちゃーん。
 このアトラクション、もう満員になっちゃった?」

             『シャラン』

「あたし参加できないのかなー。
 ハブられちゃうのかなー。
 ねえねえねえねえー! こぜにくろうさん実際どうなのー!」

『アトラクション』ではないかもしれない。
が、『客』が見ている前で『暴力』を振るえるのか?
それとも円谷の事も『客と見なさない』のか?

――『リトル・スウィング』は発現した。パーカーの袖の下に。

50御影憂『ナハトワハト』:2020/12/08(火) 23:30:01
>>45

(お化けじゃないし…………)

(気にせずにって…………気になるし…………)

(メカが大きくなるって…………怖いし…………)

(あ…………『バージョンアップ』?)

心の中でいちいち突っ込みを入れながら、
総合案内所に近付く。
忙しい様子だが、
『エクリプス』が蔓延っているかどうかは分からない。
しばらく立ち止まって、
『エクリプス』に繋がりそうな話を探してみよう。
その間に、後ろの『こぜにくろう』が追いついてくるだろう。
『こぜにくろうパーク』を一瞥し、
財布から『一円玉』を取り出しておく。

51『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/09(水) 14:09:26
>>47(風歌PC)
(※どうでも良い事ですけど、風歌のルビって『ふうか』で良かったですか?)

>――吹っ飛ばせ!
           ヴォッッアッ!!

ミゾレ「! 風っ!? ごっ……ぐぅッ!」 ズザササ……ッ!

迎撃・風の渦・ゴミの飛来物攻撃 どの選択も悪手に繋がり得ない故に
貴方は自他共に認める自身の価値『ゴミ』のままに……風に乗った!

驚きの言葉と共に相手の日本刀『クイダム』は突風のように後退する
貴方の眼前を振りぬかれるものの……風歌は無傷!
 そのまま、喉仏目掛け繰り出された凄まじい空気の噴射に蹈鞴を崩しつつも
体の重心を前に向けて転倒する事は防ぎ数メートル程の後退でミゾレは留まる。

ミゾレ「ぶへっ! 口の中に塵とか入っちまったじゃねえか、この女(あま)!
全て白状させるまえに半殺しにしてやるっ!!」 チャキンッ……! ググッ

怒気を膨らませて話が通じないアリーナ女剣士は隻眼で睨みつけつつ
刀の構えを正眼から別の形に変える。可笑しな構え方だ
剣道の構えとかでない、どちらかと言えばバッティングするようなフォーム
へと姿勢を変えた。何か仕掛けてくる気がする……!

貴方と『ミゾレ』の間合いは約7〜8m。ミゾレより三メートル程の場所に
『ダストデビル・ドライヴ』は風の噴射の行動を終えて佇んでいる。

周囲に目に付く『ゴミ』と覚えるものは、指で拾える程度のゴミとか
ほしみLandで渡されたのを捨てたらしいパンフレットが数枚、割りばしなども
目に付く場所に転がっているが、『ダストデビル・ドライヴ』よりも後ろ。
つまり貴方側に散らばっており、ミゾレとスタンドの中間にはそれ程
噴射に巻き込めそうなゴミは無さそうだ……。

52『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/09(水) 14:28:41
>>48(アレクセイPC)

>キャアァァァァァァ〜〜〜!!何よこの人、急に触ってきたわぁぁぁぁぁッ?!
>スリなの?!それとも、アタシの身体が目当てなのォーーーーーッ?!?

 ざわざわ ドヨドヨ

大多数の人間が居る中で、貴方の悲鳴は良く響き周りの足を止めて
アレクセイ、そしてぶつかった人に意識を向ける行動となる。

?「おい……スリだの痴漢だの騒々しい事この上ないし悪質な流言を
それ以上流すようなら、こちらにも考えがあるぞ」

?「うーん、『ミツル』も悪い部分あったのは否めないけど。流石に
彼氏をそうやって一方的に悪役に仕立て上げられるのは考えものかな?」

其処に居たのは『ウツボカズラ』のヘアバンドをした10代後半程度か20前半程の
男と、そして狐の襟巻をした女のカップルだ。男は当然の反応かも知れないが
半眼で貴方を見詰め、少し困った様子で女性は仲介しようとは考えてそうだが
貴方の対処に悩んでる形でヘアバンドの男の傍にいる。

ミツル「『つき』、安心しろ。別に揉め事は起こさないから先に行ってれば良い」

リカオン「いやいやー、流石に彼女としてはこんな場面。放っておいて
一人で行かせるなんてのは無しでしょ」

ミツル「……だから遊園地なんて来るのは賛成してないんだ。今日は一々
人にぶつかるし、厄日だ」

リカオン「そう? 私は面白いよ。さっきはゴミ箱にデンって『青い鬘』なんて
笑えるものもあったし。あれはフォロワーが沢山付くよ。
それでさ外人さん。一言謝罪とかあれば、こっちもこっちで引っ込み付くけど……」

カップルは、気になる言葉も含めつつ貴方の中傷的な叫びに謝って欲しいと
暗に告げながら立ち止まっている。
 結構人垣も周りに出来ているので、無理に突破するのは難しいし良くない気もする。

53『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/09(水) 14:57:49
>>49(円谷PC)

パーカーの袖の下に貴方は自身のスタンド、『リトル・スウィング』を忍ばせ
険悪さが満ちる中心へと明るい声で割り込む。
これが只の『アトラクション』でないなら、謎の等身大こぜにくろうは
『敵』であるが、何かのイベントならバーネ含める『客』を危害加える事など
絶対に出来る筈が無い。遊園地側が用意したものならば……。

?「おんやぁ〜? 『入れ墨を頬っぺたにしてる指名手配』の仲間でゼニか?
それなら、お前も拘束対象になりますっケ。
お客さんなら、危ないから下がってるゼェ」

多数の『こぜにくろう』のリーダーらしき、バーネオネエに立ち塞がる
ゆるキャラは、そう貴方に告げる。

バーネ「は?? なに言ってんの、この間の抜けたフクロウちゃんは!
私のこの毎日トリートメントしているきめ細やかな頬の何処に入れ墨なんて
あるのよ! 特殊レンズなのかカメラか知らないけど、目を洗ってきなさい!」

?「ふん! 言い訳したって無駄ですっケー!
その頬に『Eの入れ墨』が輝いておりますゼニ! そんな嘘、直ぐバレるゼニ!」

バーネは当たり前だが『Eの入れ墨』なんてものしてないのは貴方も見れば
当然ながらわかる。彼女? 彼? の頬には入れ墨なんて無い。
だが、この『こぜにくろう』達には……そう認識されてる??

?「上から指示されてるゼニ。『Eの入れ墨』をする奴が遊園地でテロ行為を
及ぼすかも知れないから極秘に捕縛するよう言われてるゼぇ!
ほしみLandを守る優先事項! と言うわけで……この『こぜにくろう』の
『バイカラ』が入れ墨野郎を捕まえるっケ!
 ――ほしみクロー!!」

バーネ「ッ乙女の薔薇キック!!」

      ガギィィン!!

『バイカラ』と名乗った、こぜにくろうは其の等身大の足でバーネに
飛び掛かるように蹴りを行ってきた。バーネも、その鉄製の鉤爪に
恐れる事なく迎撃のハイキックを繰り出す。人体の足と、何の素材か
実体化スタンドなのか良く分からない梟の足がぶつかった結果。
少し驚く事だが、バイカラのほうが僅かに後ずさった!

モメ子「バーネちゃん、つよーいっ!」

バーネ「これでもっ、私、ムエタイやってるから!
意味が解らないけど、このオイタする梟ちゃん達には! ちょっとお仕置きしないと!」


『バイカラたいちょー!』

バイカラ「結構ナヨっとしたナリなのに、ニッケルをふんだんに使用した
この足の威力に勝るなんて中々反則な人間だゼぇ!
 だが、このほしみLandの警備及びマスコット及び雑務担当のアニマトロ二クス
として、指名手配犯は拘束するっケぇーーー!!
 あっ! お客さんは危ないから下がるゼぇ二!!」

どうやらバーネとバイカラは完全に戦闘態勢だ。アニマトロ二クスにしては
生々しすぎるこぜにくろう達はバーネに何を勘違いしてか襲い掛かろうとしてる!

54『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/09(水) 15:11:54
>>50(御影PC)

『総合案内所』出入口では、このような会話が喧騒と共に聞こえてくる。

――おいっ、ハッキングにてアナウンス放送が出来ないぞ!?
 ――別のスタッフ達に個人間でスマホで送信してくれ!
これが『スタンド攻撃』なら『Eの入れ墨』の奴を叩けば治まる!
アリーナの人員も居るんだ……っ、迅速に解決出来る筈だ、落ち着け!
――複数犯のか? それとも個人でか!? くそ、手が足りない……!

後ろから聞こえるフクロウの騒がしい声を抜きに、前の声を拾っていくと……。
1:ほしみLandで『Eの入れ墨』をした存在が悪事を働いている。
それが『エクリプス』の仕業が未だ不明だが、『アリーナ』と呼ばれる
団体名か何かが解決の為に此処で動いてるらしい。
2:ハッキングされてるらしく、遊園地のアトラクションなどは問題ないが
館内放送などの一部の遊園地の機器に影響が起きてるようだ。
3:多分攻撃したものは、ハッキングと館内での騒ぎからして複数犯だろうが。
館内で騒ぎを起こしてるのが集団か個人の攻撃か把握出来てない。

ほしみLandも、中々水面下で混乱状態に陥ってるようだ。それでも表舞台の
夢の国は、和気藹々とした空気は今のところ崩れてはいない。

?「あ! 一円玉!! くれるの? わーい!」 ホ〜ッ!

貴方の取り出した一円玉に、小学生サイズのこぜにくろうは
喜びつつ嘴を開いて、あーんと言う形で餌を貰うのを待つかのように固まる。
……マシーンらしいし、多分問題ないのだろうが。不気味な程生きてる感じの
する梟に一円硬貨を放り投げるのは少々勇気がいる気もする。

55御影憂『ナハトワハト』:2020/12/09(水) 16:08:04
>>54

「『エクリプス』が出てくるなら…………」

「…………『奴ら』が関わってくるのも必然、か」

『アリーナ』の名前を聞いて眉を顰め、
小さな声で吐き捨てる。
『エクリプス』を知っているのと同じように、
御影憂は『アリーナ』という組織も知っていた。
そして、その存在に対して、明確な『不信感』を抱いている。
それは『過去に味わった恐怖』に起因するものだ。
だからこそ、自分達は『独自の計画』を進める事を決めた。
とはいえ、立ち上げたのは『一生』で、
自分は手伝いをしていると言った方が正しい。
熱心さでは彼の方が上ではあるものの、
自分も彼の考えには賛同している。

「…………あげる」

    ポイッ

『こぜにくろう』に一円玉を放る。
案内させるための餌付けのようなものだ。
それから、『こぜにくろうパーク』の入口を指で指し示す。

           スッ

    「『あれ』…………」

                 ボソッ

          「…………何やってるか分かる?」

人差し指の先には、『こぜにくろうの集団』がいる。
あれが、ごく普通の光景なら問題ないだろう。
しかし、万一『Eの入れ墨』と関係があるのなら、
調べる必要がある。

56風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/09(水) 19:54:45
>>51
『風歌(かざうた)ですね、かざうたすずねです』


(……しくじった)

風歌は自らの判断の過ちを認めた。
相手の速度はあくまでも人の粋を超えなかった――と、なれば、人間以上の速度と精密さを持つ『ダストデビル・ドライブ』であれば、殴り勝てた概算が高い。
だが、逃げた今は、どうか。眼帯の女は明らかにこちらに『届く』なにかの仕込みに入っているし、話は確実に通じなくなっている。まず半殺しが前提だろう。

(甘ったるい『逃げ腰』じゃ、『道』は開けねぇってことか……!!)

では――どうするか。太刀筋はどう見ても横薙ぎ、届く事を考えれば『伸びる』か『飛ぶ』か、一挙動の隙を買う為の『空振り』なら二の太刀がある。
一方の風歌は、『後ろ』に逃げた事によって眼帯を女を射程外に置いている。
躱す、は論外。スタンドが躱せても本体が躱せるとも限らず、『飛ぶ』を想定した場合、当たり前を楽しみゴミならざる人々にも飛びかねぬ。

(――突っ込むしかねぇ!)

風歌は駆け出しながら『ダストデビル・ドライブ』の左手の風を眼帯の女の『開いた眼』に「十円玉サイズ」にまで窄めた穴で突風を『放ち続ける』
後は、考えない。自分の距離を詰めるに伴い、風を撃ちながらスタンドを前進させ――

「(振りかぶられるよりコッチが速けりゃ――『噴射』の勢いを乗せた裏拳で手首をぶっ叩いて止める! それで、一瞬止めれりゃ……!!)」


破C スB 精B

57アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/09(水) 20:55:41
>>52

「あーどうどう、ちょっと待っててネ」

両手を上げて敵意のないアピール。
なんか言ってるけど、とりあえず所持品とかに異常はなし。くっ付けられた形跡もなし。
敵じゃあないネ。そんじゃあ気にするのは周り。この集まってきた人混み、に関係なく歩いている人間。
もし犯人なら、余計な騒ぎに巻き込まれたくないだろうし、こんな風に人が集まったらむしろ好都合。
どんどん離れていくカナ。いたらラッキー。

それにしても、歩いている人間に後ろからぶつかって『チッ、気をつけろよ(脳内声マネ)』って
言うのが日本の礼儀なのォーーー??聞いてた話と違うんですけどォ〜〜〜。
でも彼女の前だから男は引っ込みつかないだろォーし、彼女も盲目(精神的な方)だから
こっちが悪いことになってるしィ、ボクちゃんは時間ないしィ。

「ごめりんこ☆ミオレ様の勘違いでしたァ〜〜〜!!」
「みなさん大丈夫デス!!この男の人はスリでもゲイでもありません!!健全な一般男性ですよォーーーーッ!!」

こっちは安っぽいプライドなんてないので謝罪しまくろう。大声を上げて周囲にアピール。
必要ならヤポンスキードゲザでも何でもするぜ!!指詰めとハラキリは勘弁な!!

「で、その『青いカツラ』どこにあったのん?」

これで犯人の逃げたおおよその方向が分かるね。やったぜ!

58円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/09(水) 22:57:46
>>53

「待って待って。バーネちゃんもモメ子ちゃんも、
 どうみてもそんなの輝いてないですよー?
 着ぐるみのせいでちゃんと見えてないんじゃなーい!」

野次を飛ばしながら、
バーネとモメ子の前に出る。

明らかに『バイカラ』の行動は常軌を逸している。
『極秘』の、しかも『テロ』などという洒落で済まない話を、
一般人の可能性がある円谷に普通に話しているあたり、
何か『錯乱』させられている可能性も考えられる――――

「あたし、そういうのって良くないと思いまーす。
 しかもいまの、もしバーネちゃんがムエタイしてなかったら、
 きっと結構、ほんとにすごいケガしてたと思うんだー。だから」

「バーネちゃん、モメ子ちゃん、あたしに任せてください」

          シュル

「いくよいくよー。やっつけられたくなかったら、すぐ落ち着こーねー」

自分は『金属の足』で蹴り込んでおいて、
『リトル・スウィング』は食らいたくないとは言わせない。

腕飾りの一つを自分の『頭上』に浮かせ『氷輪形成』を開始。さらに一つを手に取っておく。

59『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/10(木) 18:48:22
>>55(御影PC)

>あげる ポイッ

?「わーい! ありがとうっ!」パクッ……ゴクン
?「ふーっ!! これで僕も一円で一人前!」ジャランッ

謎の『こぜにくろう』は貴方が投げ渡した一円玉を嘴で器用に入れて飲み込むと。
……何故かそれが『ペンダント』となって嘴から長めの鎖と今なげた一円をブローチの
形として吐き出される。それを意気揚々と嬉しそうに梟は自分の首にかける。

どうっ! 似合う? など言って跳ねて見せつけるが。感想を言うも言わないも自由。
 そんな微妙な雰囲気になりかけるのも、貴方が指した『こぜにくろうパーク』の異変に
喜び動くのを停止して、そちらに首を向けてアッ とばかりに呟く。

?「僕の仲間達だ! けど、お客さんになんか困らせてるようだよっ。
ほしみLandは、お客さんに優しくしてあげないといけないんだ! 僕、行って来る!」

トコトコと慌ただしく『こぜにくろう』は似たような生々しい梟達が何やら
しでかしそうなのを止めようと駆ける。もっとも何処まで彼? が役に立つか
不安なところであるが……放って別の調査をするも良し、追いかけるのも自由だ。

60『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/10(木) 18:48:43
>>56(風歌PC)

ミゾレ「――散れ! 『クィダム』ッ!!」ぶぅぅ゛ん!!
 パ キィィンッ!!   パシュッパシュッッ!!

ツ彼女が振りかぶった『日本刀』の刃が、振り抜きと共に砕け散り、その
カッターの刃先程度まで細かくなった氷の刃の吹雪(ス精CC)が貴方目掛け
襲い掛かる!! だが――!

 グォォオッッゴォォッ!!

ミゾレ「くぅ……きたねぇ……真似……ぉ!」

『ダストデビル・ドライブ』による狭められた風の噴射は、ミゾレの刃の吹雪を逸らす!

 パシュッ ザシュ……ッ!

とは言え、前進とは相手の飛び道具の射程内にも近づく、と言う事! 照準が
逸れたとは言え、散弾のような小さな刃が貴方の頬を小さく切りつける。
だが、それだけだ……そのまま、風の力を借りる貴方のスタンドは勢いと共に!

 ゴギャンッッ゛ 
ミゾレ「ぎぃ……っ゛」 カランッ……ヴゥン……ッ

『ダストデビル・ドライブ』の勢いのせた裏拳(パス精CBB)、それがもろに
両手首に直撃したミゾレは、スタンドの日本刀の柄を取りこぼして強制解除となる。
その一撃で、手首の骨に罅か挫いたのか、両手首をダランとさせつつ
未だ殺気が篭った目つきで貴方を見遣り、苦々しく呟く。

ミゾレ「……くっ……殺(や)るんなら、やりな。
だが、直ぐ私の仲間が仇をうつ。あいつが、『メゾ』がきっとな……」

61『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/10(木) 19:18:15
>>57(アレクセイPC)

飄々とした態度を崩さずも、貴方は目の前のカップルと共に
周りへと意識も配る。足元に対しても注意は忘れない。
 スパイクのしている靴を履いてる奴は……三人。
『不良っぽい若者』『冴えない眼鏡の若者』『清月の制服の女子高生』

『Eの入れ墨をしている男』に該当するとすれば、二宮に聞けばこの内の
二人に声など聞かせる事が出来れば、犯人がどうか特定出来るかも知れない。

……そう、上手く事が進めばなのだが。

リカオン「カツラがあったのは、西のメリーゴーランドのあるゴミ箱だったよ。
うん、まぁそうやって素直に謝罪してくれれ……」

 ――はいはーい、ほしみLandの警備員でーす。ちょいとどいてよぉってな

後ろから、声がした。そして、そちらに向けば警備員と名乗る
『ベッカムヘアー』な男が居た。にこやかに、騒動のあった此処を
諫める為に来てくれたらしい……周りの野次馬が離れて行く。
穏便に乱闘まがいになる前に収まる、そう貴方が思った束の間。

?「――へぇ、見つけた。
こんな堂々と待ち構えてるってのは相当自信あるようだが……そりゃ
映画で例えると『恐怖!キノコ男』
どう言う意味かってぇとなぁ〜……始終笑えねぇって事さ!」

 ズゥン ボンッッ

!! そのベッカムヘアーの男が、片足を上げると共に
『模様が無い無地のサッカーボール』が其の足より出現し地面に置く。
そのまま、貴方を。アレクセイを指して豪語する。

メゾ「このアリーナ遊撃班の『メゾ』がよぉ……『Eの入れ墨』の男を
速攻で倒して華麗な人生のジャンピングボレーを決めてやるぜぇっ」

リカオン「えっ、入れ墨……なに? どう言う事?」

ミツル「つき、良いから離れるぞ……っ」

リカオン「ぇ あ、ちょっとぉ」

二宮「え……何が起きてるんですか?」

貴方とぶつかったカップルは、女性のほうは状況を呑み込めてないが
男のほうは顔を険しくし、一騒動起きそうなのを敏感に察知して彼女共々
避難する為にアトラクション奥へと足早に去る。

二宮は、困惑した感じで立ち往生している。このまま何を勘違いしてか
貴方を『入れ墨の男』と告げるアリーナ遊撃班だが、遊園地の警備の男と
闘うのを避けて逃げるにしても、二宮を放置するのも不味い……!

62『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/10(木) 19:39:36
>>58(円谷PC)

確かに『バイカラ』の行動には『不自然さ』が際立つ。
極秘情報らしき話を饒舌に語り、入れ墨なんて存在しないバーネを指名手配犯と語る。
あと、外見も着ぐるみよりも生々しいし鉤爪も本物の梟のようで存在自体が変だ。

>バーネちゃん、モメ子ちゃん、あたしに任せてください

          シュル

モメ子「ほぇ……? 綺麗な氷の輪」

バーネ「えっ!? 貴方……一体」

『リトル・スウィング』自体は見えずとも、氷の輪は実体化している。
二人の違う驚きの声を他所に、バイカラこと奇妙な警備ロボらしい梟は叫ぶ。

バイカラ「ゼェ〜〜ゼェ二ッけっ! そっちも戦う気なら、拘束対象っケ!
喰らうっケ 『こぜにウィング』!!」 タンッ ブゥン!!

人と同じ大きさの梟ロボ? は、跳躍と共に其の片翼を貴方の頭上に
振り下ろそうとする!(ス精CC) 当たれば脳天に激痛が走るだろう!

?『こらぁ〜〜! お客さんに乱暴するなーっ!』 トコトコッ!

……? 目の端から、似たような小学生程度の梟が両手ならぬ両翼を振り上げつつ
走ってくるのが見える……。

63風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/10(木) 20:01:32
>>60

両手首をとりあえず使えなくはしたようだが、風歌は油断『出来ない』
スタンドのルールというものを風歌は把握しておらず、あらゆる可能性を恐れなければならない。
もう、刀を『握る』事は出来ずとも『咥える』事は出来るだろう。そして、首もまた『触れる』
故に、攻撃態勢を崩さずに、風歌は問いかける。

「さっきから何ワケの分かんねーこと言ってんだ……アタシに刺青なんぞねぇ」

風歌は、自分の首を振って両頬を見せる。そこにはEの刺青などあるはずがない

「それに、アリーナだのなんだの……訳が解らねぇ。アタシがてめーをつけたのも、さっき言ったまんまの理由だ。信じるかどうかは、てめー次第だけどよ」

信じないならば、それでいい。『ダストデビル・ドライヴ』が拳を構えた。

「『信じない』ならてめーを黙らせる、『まだやる』でもてめーを黙らせる。『スタンド』を出すのは後者と解釈するぜ」

もしも、眼帯女が『スタンド』を出したならば、瞬間に動けなくなるまで拳を叩き込む。

「それで、『信じる』なら……テメーのスマホを出せ。テメーらの上っぽい『ベリルさん』か、『メゾ』やらと今すぐ話をする、アタシは無関係で、いきなり襲われた『被害者』だってな」

『信じない』でも結果は同じであるが。この女の『証言』が付く――どんな証言かは賭けになるが。
しかし、しない訳には行かない。この眼帯女が余程のバカでないのなら、あのベッカムヘアー……恐らくは『メゾ』とやらに、風歌に追われた事を伝えているだろう。
そうなった場合、そうでなくても『メゾ』がこの場を『監視』していた場合、仲間に怪我をさせたアリーナとやらに『追われる』可能性も出てくる。それは風歌にとって悪夢である。
故に、『アリーナ』と話をする必要がある――風歌は、眼帯女の反応を待った。

64アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/10(木) 20:57:06
>>61

よっし、犯人候補二人の顔をしっかり覚えておくヨ。
髪の色も参考にならなくなった今、見た目で分かる手がかりは『スパイク』だけだからねェ。
おっ、そんなこんなで警備員が来てくれたゾ。日本の警備員とかは賄賂受け取らないんでしょ?
きっちり仕事してくれるって最高じゃァーん。

>メゾ「このアリーナ遊撃班の『メゾ』がよぉ……『Eの入れ墨』の男を
>速攻で倒して華麗な人生のジャンピングボレーを決めてやるぜぇっ」

「いや、それオウンゴールだから」「速攻控えに回されちゃうよォ?」

勘違いさえしてなきゃネ。一体何がどうなってこうなってんのォ?
片手に腰の水筒を持ちながら、首をひねりつつニノミーに声をかけるゼ。

「とりまニノミー離れといてネ」
「えーと、メゾっち?ボクちゃんたちはね、ひったくられたバッグを探して『Eの刺青の男』を探しているノォ」
「で、確認してイイ?どこのだれが刺青の男??」

ニコニコ爽やかな笑顔を浮かべながら聞いてみよう。
こんな好青年捕まえてそんな犯罪者と間違えるとかある??マ???
まぁ笑顔浮かべててもマフラーで鼻から下隠れてるから表情見えないんですけどネ!!!

65円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/11(金) 00:10:46
>>62

「あたしはね、セララだよー。
 『円谷世良楽(ツブラヤ セララ)』!
 覚えといてくださいねー? 『友達』の名前だからさー」

素早く『頭上の氷輪』を動かし、
手の軌道に割って入らせて『ガード』する(スB)

『反撃』ではない。
『防ぐだけ』にする。
それだけで『一旦』十分だ。

――――なぜなら。

「あー! あーあー。『そっちの友達』が来ちゃったね」

『相手の友達』らしき存在が、
どうやら『仲裁』をしてくれそうだから。

「ねえねえ、あのお友達も『やめろ』って言ってますけどー?
 それでもやるなら、あたし、ほんとにやっつけちゃいますよー?」

「あたし、小さい子の前でそんなことしたくないなー! やですよー?」

世良楽は『喧嘩』は『好き』ではない。だから『一旦防ぐだけ』。それでいい。

66御影憂『ナハトワハト』:2020/12/11(金) 03:25:26
>>59

(…………食べるのかと思った)

(何で…………『ペンダント』…………)

              「おー…………」

    パチ……

           パチ……

『こぜにくろう』の芸を見て、まばらな拍手を送る。
お遊びはここまでだ。
既に問題が起こっていた。
それも、目に見える形で。
水面下で動いていた奴らが表に出てきたと解釈すれば、
『次の段階に移行した』とも受け取れる。

「『お化けさん』も行く…………」

「お客さんが困ってたら助けないと…………」

さっきまでとは逆に、『こぜにくろう』の後ろからついていく。
大して役に立つとは思えないが、
『囮』や『壁』程度には使えるだろう。
そういう期待を込めて、少し後ろから追従する。
最優先目的は『エクリプス』と『アリーナ』の動向を窺う事だ。
『人助け』の優先順位は、それよりも低い。

(だけど…………)

巻き込まれているのは、何も知らない『一般人』だ。
自分から望んで危険に踏み込んできた訳でもない。
ただ理不尽に被害に遭っているに過ぎない。
そうであるなら、ここで見過ごしたくはない。
そういう部分も、御影憂には『本心』としてある。

67『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/11(金) 20:04:02
>>63(風歌PC)

>アタシに刺青なんぞねぇ

ミゾレ「はっ、そんな『輝いて目立つ入れ墨』を頬に施しておいて
何ふざけた事言ってやがる。ベリルさんが聞いたら一撃でノすとこだ」

……どうも話に喰い違いが起きている。当然だが、貴方はそんな入れ墨だが
ペイントを頬にした覚えは無い。だが、ミゾレは『そう貴方を認識』している。

ミゾレ「スマホを出せ? 冗談も大概にしろ。個人情報がたんまり入ってんだ
アリーナの情報を吐き出さそうって魂胆なのは丸見えだぜ、くそっ垂れ」

彼女は、『アリーナ』と言う『エクリプス』を追う組織的な集団だ。
どれ位の階級かは知れないものの、仲間に関わる情報も詰まった現代機器を
易々と暴力を示唆して強制しようにも、容易に動く事はない。
『更に意固地になって敵意が強まる』のが自然な対応になってしまう。

ミゾレ「ちっ、手首が麻痺しやがった……おい、そっちこそ何を考えて動いてる?
この『ほしみLand』はアリーナも経営に半ば関わっていて、お前等が本当に
エクリプスなら敵の根城だ。だが、遊園地の資金を狙うにしても『犯行予告』を
出してまで、こんな騒ぎをして。自殺行為だぞ……」

憎々しい目つきを変えずに、意地でもこちらの、風歌の情報を漏らそうと告げる。
自身のダメージを少しでも稼ごうと言う時間稼ぎの腹もあるのだろうが、貴方に
とっても勝手に彼女は知らない情報を与えてくれている。

どうやら、この『ほしみLand』では『犯行予告』が行われてたようだ……。

68『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/11(金) 20:17:12
>>64(アレクセイPC)

二宮「え、はい……わかりました」

慎重に後退する彼女を他所に、貴方の言葉に軽く手を横に振って
陽気な調子ながらも有無言わさぬ様子で彼は言い切る。

メゾ「あー、あー、いい、いいんだ。お前、言葉遊びとかで
翻弄しようって腹だろ? 『エクリプス』の屑野郎とはよ。
俺はしない主義なんだ……なぁ? マフラーの上より見えるぜ
『Eの入れ墨』がよ、そりゃ頭隠して尻隠さずだぜぇ?」

?? アレクセイには全く身に覚えのない寝耳に水な話
一体全体、何時 自分の頬に入れ墨などが埋め込まれたと言うのか?

だが、アリーナの警備員『メゾ』は全くもって疑わない表情で
足元に発現した『模様のないボール』に対して頑強そうな足を振り上げ……!

メゾ「かっ飛びなぁ! ――『チャンバワンバ』!」 ドッシュゥ――zノッ!

!! その無地のサッカーボールサイズの球はアレクセイ目掛けて
加速と回転を付けつつ飛翔する!(ス精CC)

69『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/11(金) 20:48:42
>>65-66(円谷PC・御影PC)

ビュゥンッ!! ガキィンッ!

バイカラ「ぬぅんっ!? こりゃ、どう言うマジックっケェ」

氷の輪、『リトル・スウィング』のスピードは弾速にも等しい。その強度も
どのような材質かは不明ながら、人と同様の拳骨並みの速度と威力では
貴方(円谷)の輪に罅を入れる事は出来ても、脳天にその翼を与える事は
出来なかった。怪訝そうに、警戒して飛び退く梟は貴方の言葉に顔を横に向ける。

>そっちの友達』が来ちゃったね

バイカラ「友達ぃい〜〜〜〜〜い??   ――ハンッ」パカッ

怒った様子で翼を振り上げる小型の梟が円谷とバイカラ目掛け走る
30m……20……段々近づく梟に対し、バイカラは嘴を大きく開くと。

バイカラ「――『こぜにマシンガン』ッ!!」 ダダダダダダッッ!!

――!? 驚く事に、その嘴から『500円玉』硬貨をマシンガンのように
連続で、その小型の梟目掛け吐き出した! 

?「……ッ ……ぅ……ぅ゛う゛えぇえぇ〜〜〜え゛ぇ〜〜!!!」

小型梟のダメージは……材質が幾らか頑丈なのか。かなりの速度(ス精BC)で
放たれた金属片とも言えるものを連射で直撃したにも関わらず、その場で
仰向けに倒れて、軽く表面に痣は出来て泣き出したものの破損するような
ダメージは無い。ただ、あの梟だから軽微な負傷で収まったものの。
人間が、今の攻撃を喰らったら……かなり痛い事は間違いない。
その梟の傍に、円谷は貞子みたいな感じの人物が一緒に居るのを知る。
恰好などから、ホラーラビリンスとかの、お化け役か? と思うかも知れない。

バイカラ「だ〜れが友達っケェ! あんな小型のサイズ、仲間でも
何でもないゼェ!! ゼェ〜〜ゼニゼニッ!!
この『ほしみLand』の警備隊長は自分っケェ!! 小銭の紋章500円!!!
自分が一番偉いっケェ! 一円玉梟なんて眼じゃないっケェ〜!!」 チャリン……!

バイカラの首には、確かに『500円玉』がキラキラと輝いてる。
それが、彼等『こぜにくろう』の序列を表してるのか……因みに、彼の
配下らしい者達は『十円玉』『五十円玉』『百円玉』のペンダントをしてる。
尚、それぞれの硬貨を携えるのが四匹居て計12名。まともに、この集団と
戦闘するとなると質量で蹂躙される危険もある……。



?「うわぁぁぁぁぁ゛ぁ゛ 痛いよぉ゛ 痛いよぉぉ゛ うぇぇ゛ぇ゛ぇえ゛」

小学生ぐらいの謎の梟は大泣きしており、御影は其の隣に居る。
向こうで今にも鉤爪だが嘴から射撃だが何だかしそうな梟集団と
相対してる少女(円谷)とファイティングポーズをするオネエ
爆乳な女子がオロオロしつつ控えて対峙してる。

異様な光景だが今にも乱闘が始まりそうなのは御影憂には理解出来る。

?「ひっぐ……ひっぐ……500円のメダルは一番偉いんだ。
だけど、もっと偉いメダルがあれば言うことを聞かせてやれるのに」

泣きながら奇妙な梟は口惜しそうに呟いている……日の下では
貴方の能力は非力だが、貴方の知性を働かせれば……。

70アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/11(金) 22:53:16
>>68

「マフラーの上から『刺青』ってどう言うことだよッ!!肌に入れるから『刺青』なんじゃあねェのかァ〜〜〜〜〜〜ッ?!」
「マフラーに入れたらそりゃ『刺繍』じゃねーかッ!!ナメやがって、
 この言葉超ムカつくぜェーーーーッ!おまけにどんだけ自己主張激しいんだァ〜〜〜〜っつーの!!」

両手で頭を抑えながら、仰け反る。
間違いねェわ、こいつかボクちゃんかどっちかが『スタンド攻撃』食らってるわ。
オレ様が食らってんなら、さっき聞いた『エクリプス』ってワードが鍵になってんのカナ?

「しかも当然のように『スタンド使い』かよォ〜〜〜まじメンディーーーーーッ?!」

とりあえず、水筒からお湯を出して床にこぼしておこう。
でもそれより先にサッカーボールが飛んできたら、金属製の水筒をぶつけるように置いておこう。
直撃を避けて、そんでボールの威力が高けりゃ中身のお湯も辺りに溢れるかも。
まぁ水筒ブッ壊れるくらい威力があるならそれ持ってる腕も無事じゃすまねぇわな!ガハハ!

71風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/11(金) 23:58:02
>>67
(状況を整理しよう)

まず、『エクリプス』と『アリーナ』は抗争状態にある。
その『エクリプス』、少なくともそれを名乗った何かが『アリーナのシマである遊園地で犯行予告』を行った。
そして、最低な事に――風歌鈴音は『脱出不可能な事態に巻き込まれた』
『顔に光る刺青を入れた』などと言う目立つテロリストがいるわけがない。そして、『囮にされている』という可能性すら浮かばない…‥先に追いかけたのは風歌ではあるのだが。
と、なると。

(このクソ眼帯は予告犯に『何か』をされてやがる……)

風歌がされている可能性もあるが、風歌がスタンドに目覚めたのは昨日今日であるし、チケットも貰い物……チケットを渡したあの狂人の『スタンド能力』に『本人にだけ気付かない刺青を刻み込む』があったにしても、そんな目立つものを刻まれていたなら今までに誰かが指摘しただろう。

(どうしたもんかね)

スマホを奪ってこの女の仲間に連絡を取ったとしても、『同じ何か』をされていたら問答無用で襲われるに決まっている。ゴミらしく逃げ出したとしても、予告犯の『予告』が実行に移された場合は風歌にも何らかのオトシマエが発生する可能性がある。

(ひとまずは……)

風歌は方針を決めた。

「光り輝く刺青、ねぇ〜。そいつは、きっとこんな風にしても透けて見える位に眩しいんだろうよ」

皮肉交じりに自分の両手で刺青を隠しながら、風歌は言葉を続けた。

「アタシはマジで、『知らねー』。この遊園地に来たのもチケットを貰ったからだ……だがな」

風歌は、なかなかに意地の悪い笑みを浮かべた。

「そいつが『スタンド使い』ってのは言ってなかったな?……てめーの言うことが全部正しいなら、アタシはきっと『エクリプス』とやらに『囮』にされたんだろうよ」

眼帯女の信じている物語に乗りながら、風歌は『提案』をした。

「『情報交換』だ。まず、『予告の内容』をアタシに教えろ……そうしたら、遊園地で悪さしそうな……『ガキを襲った実績持ちのスタンド使い』に付いて、教えてやるよ。アタシが『本物』なら、てめーの持ち札を削らずに『敵』の候補が得られるぜ?」

72円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/12(土) 04:28:30
>>69
>>66

『リトル・スウィング』は『氷』もまた『鉄』に等しい強度だ。
それに『人並み』の威力で罅を入れたという事は、
『脚』同様に『翼』も『金属』か、何か特殊な素材だろう。

「教えたげませーん。きみは『友達』じゃないし、
 ――――こんなひどいことする子とは、
 ちゃんと謝らないなら、友達になりたくもない」

『Eの刺青』とやらは何か事情があるとして、
『小さいこぜにくろう』への攻撃は、
この『バイカラ』の人間(?)性の欠陥に違いない。

少なくとも円谷はそう思い、『喧嘩』する事を心底決意した。

「あれーっ!? ウレイさんがいる!?
 ウレイさんウレイさーん! あたし! セララでーす!」

                ブンブン

「あはーっ。こんなとこで会うなんてさー!
 あたしたちやっぱ気が合うんじゃないですかー」

『ブレスレット』を持っていない側で大きく手を振る。              

「あのねあのね、その子、ウレイさんの友達だったら、
 怪我とかしてないか見ててあげて! お願いしまーす!」
 
「――――あたしはその間に、こいつをやっつけちゃいますからね!」

『バイカラ』に向け、『手に持った方』のブレスレットを放つ(パスBB)
狙いは『首』だ。『氷』を纏わせず、『ペンダント』の紐を裂くような軌道で。
頭上の輪は静止したまま回転を続けさせ、『最大輪』を形成しておく。

『敵が多い』ことは、『バーネ』や『モメ子』……『ニキシ』を、
これから『友達』になれるかもしれない人たちを、捨てる理由にならない。

73御影憂『ナハトワハト』:2020/12/12(土) 07:11:05
>>69
>>72

(…………後ろにいて良かった)

突然の射撃に驚く間もなく、
目の前に異様な光景が飛び込んでくる。
思ったよりも、だいぶ『派手』にやっているようだ。
しかも、数が多い。
『夜は無敵』の『ナハトワハト』だが、『昼は無力』に等しい。
ここに残っていても、自分に出来る事は少ないだろう。

             ピタッ

    (あ…………)

              「あ…………」

見覚えのある姿を見た直後、体が一瞬硬直し、
考えている事が口をついて出てしまう。
『円谷世良楽』――御影憂が苦手とする少女だ。
このまま安全な所から見ていようかとも思った。
彼女の能力は自分よりも攻撃に向いているし、
広範囲に放つ事も出来る。
ここは任せても問題ないかもしれない。

(…………仕方ない)

敵は多数。
いくら『リトル・スウィング』でも、
押し切られる可能性は十分ある。
そうなった場合、見捨てた事になるし、
もし彼女が倒れたら、他の客達にも被害が及ぶ事になる。
それに、あのリーダーらしき奴を鎮圧出来たとして、
それで『事態解決』になるとも限らない。
先の事を考える。

「あの…………『お土産』買いたいから…………」

        グイッ

              バッサァッ

     「…………ちょっと『行ってくる』」

世良楽に答えながら、頭を下から上に『振り上げる』。
前髪を後ろにやり、同時に『ナハトワハト』を発現。
『ジャパニーズホラー』から『ゴシックホラー』への転換だ。

        ――――クルッ

踵を返し、『催事館』に向かって走る。
『スピード』が上がる訳ではないが、『精密性』は向上する。
進路上に人がいたとしても最小限の動きだけでかわし、
目的地まで最短距離で全力疾走する。

(あればいいけど…………)

通常、日本の硬貨では『五百円』が一番上だ。
敵に対抗させるため、
『こぜにくろう』に『五百円』を渡そうかとも考えたが、
『こぜにくろう』は『もっと偉いメダル』があればと言った。
『五百円』では『同格』になるだけで、
『それより上位』にはならない。
また、『千円札』を渡すというのも違う気がする。
『紙幣』は『小銭』ではないからだ。

74アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/12(土) 12:06:07
>>70(追記)

思ったよりメゾっちとの距離があって、遮蔽物に隠れられそうなら隠れるヨ!ヨ!

75『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/13(日) 11:11:14
>>70(アレクセイPC)

アレクセイは熱々のポットの蓋を外しつつ持つ、それと同時に相手のスタンドボール
『チャンバワンバ』が貴方のポットへ直撃する! 勢いによりポットは手元から
衝撃で跳ね上がり、地面に金属筒が大きく鳴りつつ転がり地面に熱い水たまりが
貴方の足元へ形成される。見渡すが遮蔽物になりえるものは無い


メゾ「ほぉ〜よく避けたじゃんっ? あん、だから入れ墨がマフラーの上より
輝いて……んぁ? 頬に輝いてんのかマフラー透けて輝いてんのか??
ぁあ、くそ! まどろっこしい表現させんじゃねぇ! そう言うのは『メタルマン』
つまり、控えめに言って……クソだ!!」 トンッ、タン……!

無地のボール、『チャンバワンバ』は跳ね返ると共にメゾの足元へ戻る。
スタンドによる操作によってか、そう言う攻撃したら自分の場所に戻る性質を
持ってるのか不明だが。ボールの衝撃は平均男性のパンチ(パC)ぐらいだった。
ポットでなく体に当たったら結構痛いのは間違いない。
 メゾは貴方の言葉に少しだけ考えた素振りを見せるが、苛立った声色で
スタンドのボールを強めに足元でセットする。どうも『正常な判断がとれてない』気も
彼の感じからして見て取れる……。

メゾ「くそ、お前と話してると普段のペースが搔き乱されるぜ。
速攻で……」

そう、メゾは大きく足を再度振り上げようとした瞬間……ッ。

     ――『リヴィング・イン・モーメント』ッ!  ブンッ!! パキンッ!

メゾ「がっ冷っっ!!? あ、新手か! くそっ、エクリプスが!
不意打ちなんぞ汚ねぇぞ!」

突如、別方向。アレクセイと真正面で対峙してるメゾの左横より『水槽』が
投げられる。それは相手の頭に直撃する位の瞬間、水槽が解除され中の液体が
彼の顔に掛かった。多分、中身は雪解け水などだろうと思われる。

ヤジ「……状況がよくわからねぇが。そこの外国の兄ちゃん
どうも、あんた。理不尽に襲われてるようだから手助けするぜ。俺はヤジってんだ
言っておくけど、サポート程度しか力添え出来ないからな」

貴方がカップルと諍いになりかけてた時に居た『不良っぽい若者』だ……。
どうやら、彼はスタンド使い? だったのか、一旦引き下がったが再度騒動が
起きてるのを知って駆け付けてくれたようだ。
 アレクセイのスタンドは決して戦闘に向くようでは無いが、二対一ならば……!

メゾ「増援なんぞ呼んでもなぁーー! それでも勝てると思ってるならなー……
そりゃ映画で『プレスリーVSミイラ男』……全体的に舐めてるってんだよぉーっ!」

ヤジ「……こいつ、何時も通りにも見えるし。いや何時もよりか癇癪増してるか?」

 簡易立ち位置
□□□□□□□
□□メ□□□ヤ
□□□□□□□
□□□□□□□
□□ア□□□□

76『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/13(日) 11:22:36
>>71(風歌PC)

まず、このクソ見たいな状況で犯人を絞り込むとしてだ。
目の前の加害者、もとい被害者。入れ墨の犯行予告を受けて貴方に襲撃した
『ミゾレ』は『入れ墨の犯人』を追って貴方をそうだと認識した。
つまり『攻撃を今も受けている』ものであり、犯人では無い。

貴方にチケットを渡した『芦田』、こいつも可能性として低い。
衣服を新品にした『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト』
それ以外で人に入れ墨を施して別の誰かの敵意を向ける。そんな別々の
能力を齎す能力者は普通存在し得ない。高位な能力の片鱗とかで無い限りは。

ミゾレ「『囮』だと…………いや、しかし……有り得るのか……?」

貴方の言葉に、最初は聞く耳持たずだったが。手首を抑えつつ少しは
落ち着いたのか耳を傾ける彼女は、少しだけ敵意に鋭い目つきが弱まった。
だが、貴方の頬辺りを注視する視線には未だ負の色合いが残ってる。

ミゾレ「いや……いやっ! お前の言葉が全部本当じゃなく偽物の
可能性だって高い! 私は信じないっ。
……だが、本当に『主犯』が居るって言うのなら言葉でなく実際に
証明してみせろっ。猶予は……やる、その間は私も同行はして……やるっ」

まだ信用が出来ないようだ。『犯行予告』の中身も教えたがらない……だが
貴方が根気強く説得を続けたのか少しは実ったらしく、『監視』する条件で
『入れ墨の敵』を捕まえてみろと無茶振りをしてきた。

『Eの入れ墨』をした敵。それは、はたして本当にエクリプスで
この遊園地内の何処に潜伏してるのだろうか……?

77『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/13(日) 11:38:47
>>72(円谷PC)

>こいつをやっつけちゃいますからね!

バイカラ「こぉ〜〜〜ケッケッケェ!! なんのなんの!
この、こぜにくろう機体のセンサーは360度の、防犯センサー顔認証システムと
スピード測定器搭載! 我がほしみLandの技術は日本一ぃ〜〜〜!!!
――こぜにッ クランチッ!!」 バギィ!

っな、なんとぉ!? 正確な弾速のような氷のブレスレット
『リトル・スウィング』が首のペンダントに届く前に、バイカラ梟は
顔を思いっきり振ると共に、その嘴でブレスレットを攻撃した!
鋭い一撃は、そのままブレスレットを粉々にして消失させる……!

モメ子「きゃぁ〜〜〜ぁ! おっぱい揉み揉みだめぇ〜〜っ♡」

バーネ「モメ子ちゃんっ!! こんのセクハラ梟共がぁ〜っ゛」

外野では、複数のこぜにくろうが下衆な感じでモメ子を拘束しようとして
どさぐさ紛れにモメ子の二つの膨らみを突っつこうとしたり、翼で
さりげなく触る如何わしい事態になっており。怒りでダミ声を上げつつ
バーネは飛び掛かる梟に鍛えたムエタイキックを浴びせるものの、
こぜにクローと言う足の攻撃と衝突して上手く相手をを倒しきれない。

状況は拮抗している……!

78『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/13(日) 11:47:51
>>73(御影PC)

貴方は円谷に向け一時離脱を告げ、『ナハトワハト』を纏って『催事館』に。
普段から貴方の其の容貌や雰囲気から人は自然と離れてくが、急ぎ足だと
ぶつかってきそうな相手も少なからず多い。いや、奇妙な事だが
『偶発的であるものの衝突してきそうな相手』が非常に多く感じた。
もっともスタンドの恩恵で、そのぶつかりそうな危険も回避出来る。

『催事館』だが、あの慌ただしそうな内部からして素直に「メダル下さい」
などと事情を告げても、その外部の攻撃なりの対応に追われるスタッフが
まともに相手してくれる可能性は少ない。到着した時の外側からの状況から
そう推察出来る貴方にとって、『闇』を伴って通り抜けられる場所は……。

――あった……『催事館』と隣の『休憩所』の間。その細い道は真冬であり
道に雪が積もらないようにしてる事も相まって、其処は薄暗い。
好きで、そんな人一人通れるか通れない細い場所を抜けようとする
物好きは普通居ないし……あそこなら『換気口』など、普通は人が通れない
穴も存在するだろう……。

79御影憂『ナハトワハト』:2020/12/13(日) 14:00:51
>>78

(もしかして…………『ジャマ』されてる?)

身をかわしながら考える。
何故こうも進路上に人が多いのか
それも『偶然』に。
偶然というのは、何度も続かないから偶然と呼ばれる。
何度も続いたとすれば、それは『偶然』ではなく『必然』だ。

(『何かの能力』…………)

(だとすれば…………)

(この園全体に掛かってる可能性もある…………)

(思ったより『大規模』…………)

(かもしれない…………)

      ズザァッ

『祭事館』と『休憩所』の間で足を止め、
人目がない事を確かめてから細道に踏み入る。
薄暗い場所は『暗闇』だ。
光の届かない『暗闇』こそ、
この身を覆う『闇の衣』が『真価』を発揮する。

    「…………『フェードアウト』」

             ボソッ

『ナハトワハト』の能力を発動し、『闇』と『同化』。
『幽霊』の如く『浮遊』し、『換気口』の中を通り抜ける。
普通なら到底不可能な芸当だが、
文字通り『霧』となった体なら何の問題もない。
『何処に出るか』までは分からないが、
とりあえず行ってみよう。
換気口の先が何処に繋がっているのかは、
外に出て『実体化』する前に目視確認する。

80風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/13(日) 15:00:04
>>76


「いいぜ、乗った」

風歌は笑みを浮かべて了承の意を見せつけ――困った顔を作って肩を竦めた。

「だがな、証明って言われても、困ったことにアタシは『何も知らねー』。だからよ…『何処』に行くかはテメーが決めろ」

何の手がかりも話そうとせず、話すだけの何かをする時間も覚悟も風歌にはない。
だから、逆転の発送である。導く看板が無いのなら、風に吹かれればいいのだ。風歌はフーテンのホームレスであった。

「もちろん、何処に行くかはテメーの自由だ、遊園地から出て病院に行くってのもありだし、どっかで並んでホットコーヒーでも飲みながら休憩するのも悪くねー。何をするか、はテメーの自由だ。だーがな?」

風歌は、挑むような眼差しを向けた。

「テメーのお仲間や上のベリルさんとやらは、『敵に嵌められて襲った相手と一緒に安全な所にいました』を許すような連中なのか? 『犯人の一味とやりあってケガしたから逃げる』なら言い訳も立つだろうが……アタシが『本当に無関係』だった場合、テメー、ただじゃあ済まされねえんじゃねえか? その上『予告』の内容がマジで『起きた』なら……アタシからチケットの渡し主を辿るのは『楽』だ。無罪は簡単に証明できるだろうよ……テメーの『有罪』とおんなじくらいな」

だかな、と風歌は前置いて言葉を続ける。

「当然――テメーがアタシを『ヤバい』所に連れて行くのも自由だよ。お仲間のところだったり、『予告』の場所だったりな……それで、『何処にいく?』」

81アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/13(日) 22:10:23
>>75

「光る『刺青』ってなんだァ〜?!ゲーミング刺青じゃあねェんだからヨォ〜〜〜〜ッ!?!」
「人体が1680万色に光るワケねぇだろッ!ナメやがっ…あっ、ちょっと待って、準備必要だか」
「タンマタンマタンマァッ!!」

足元の水溜りから、できる限りデカい立方体の『キューブ』を引き出しておこう。
三つくらい。それぞれ『α』『β』『γ』と区別しておこう。それは全てメゾっちとの間に配置。
でも、ヤバいわこれ仕込む前に次が来るかも。あぁ〜メゾっちが足を振り上げてるッ!!
強……速……避……無理!!受け止める?無事で?出来る?

否、死─────。


>     ――『リヴィング・イン・モーメント』ッ!  ブンッ!! パキンッ!

「キャァーッ!!待ってたぜパイセェン!初対面だけどヨロシクな!!!」

やっぱりイイ事ってするもんだね。ニノミーを助けようとしたら、こうして別の人が助けに来てくれた。
でもよく考えたら、巻き込まれたのもニノミーのバッグを探してるからだよね。やっぱりイイ事ってするもんじゃねぇわ。
とりあえず加勢してくれたキミは犯人候補から取り下げておいてやろう。

「できればそのままブッ倒してくれりゃあありがたいけど、そうはいかねぇよなァーーーッ」

手の届く範囲に水筒があれば、『α』の中に入れておく。なかったり、『α』が小さければ諦める。
そして『α』『β』をメゾっちの方へと移動させる。その際に、ゴミ箱とか取り込めそうな
キューブ以下のサイズの物があれば、取り込んでおこう。なければ、キューブだけ向かわせる。

82円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/13(日) 22:27:19
>>77

「あれー!? なんでなんで! 『スピード測定器』って何〜!?
 ウレイさんはお土産なんて買いに行っちゃうしさー! 困っちゃいますよ!」

この至近距離で『高速』の飛び道具を、
それより明確に劣る速度で正確に捉え……
なおかつ嘴に『破損』が見えないあたり、
同等の筈の威力で、鉄の強度に『打ち勝つ』。
『タイミング』が分かっただけで出来る芸当ではない。
この『迎撃』こそが、『バイカラ』の『主能力』だろう。

「でもさでもさー。『スピード』を『測定』しても、後ろが見えても、
 『動きの早さ』がそれに追い付かないと意味無いでしょー?」

「えとねー、食べてる『ポテト』があ!落ちる!ってわかっても、
 それをちゃんと手でキャッチできるかとは全然別って意味でーす」

だが『速度』は人並みで、『思い切り頭を振った』以上、
『頭を戻し』『再度、全力の一撃を放つ』までには確実に間が開く。
『首が360度回転する』可能性なども無くは無いだろうが、
そのような予備動作を含むならば、なおさら――――

「バーネちゃんモメ子ちゃん、すぐ行くから待っててくださーい! ねっ!」

弧を描く軌道で、顔を振る事で下がった『頭部』へと向けて放つ、
頭上に浮かべていた『氷輪』には、固い嘴での防御は間に合うまい(パス精CBB)

83『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/14(月) 18:06:50
>>78(御影PC)
(※ちょっと謎解き)

偶然にも、ぶつかってきそうな群衆。立て続けに起これば、それは必然であり
何者かの『攻撃』と解釈も出来る。だが、軽く体がぶつかる程度で何が実際
起きるのかと言われれば、まだ確固たる情報が貴方には無い。

『催事館』』と『休憩所』。その細道にある人が軽い気持ちで通るには臆する
闇は貴方にとっての絶対領域。『ナハトワハト』が『闇と同化』し貴方は
実体なき瞳の中で細い鼠が数匹通れるか程度の狭いダストの中を通り抜けていく。

 ――タンッ

貴方は辿り着く、真っ暗闇で照明など点いてないが。此処は催事館の『格納庫』だ。
今日の遊園地では使わないのだろう物品が置いている。カジノゲームの『メダル台』
遊園地のパレードで使用するのだろう仮装用の兵隊が身に着ける『メダルの勲章』

この二つは確実にメダルではある。あの暴れてる『こぜにくろう』が納得するものかは
正直いって、見せてどうなるか分からない。

他に気になるものと言うと、約3mあるような巨大な『こぜにくろう』が鎮座してる事。
とは言え、これは機械とは言え内部に人が乗って小さな子供などが運転しても周囲を
回転するか赤ん坊程度の歩行をして楽しむ為の乗り物らしい事と。
その乗り物梟の隣に、妙な『こぜにくろう』がある。そいつは、普通の梟と違い
『足が三本あって』『青いカエルの被り物』をした『こぜにくろう』だ。
カエルなのかフクロウなのか分かりづらい置物だ……動き出す気配は無いし
嘴は閉はじているが、妙に気になるものだと貴方は感じた。

84『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/14(月) 18:22:12
>>80(風歌PC)

貴方は『ミゾレ』に確認する、挑戦的な物言いで。
それに対し相手も過剰に目を吊り上げつつ喧嘩を買う調子の強い語気で返答する。

「ベリルさんが、不審人物と仲良く茶をシバいてましたーなんて許す筈ねぇだろ。
当然、お前を『メゾ』の居る場所まで連行する。アトラクション密集の
ジェットコースターとかある区域『きゃーっ♡』……っ なんだ、悲鳴?」

ミゾレは別行動をとる事になった仲間の元に貴方を連れて行くと言って
休憩所や催事館、ホラーラビリンスに、こぜにくろうパークと遊園地の
目立つ屋内が密集する開けた場所まで歩き……悲鳴が聞こえる。

見ると、爆乳の女性が変な梟に囲まれ、その目立つ部位を触られ悲鳴を上げてる。
隣には、おかまっぽい出で立ちな男性が其のセクハラする梟を文字通り
蹴散らそうと奮闘してるのが見えた。

中心では、未だ人影は小さいながらも少女と言って良い年代の娘が
リーダー各らしい梟と戦闘中なのも確認出来た。

ミゾレ「なんだ、ありゃ? 警備で確か遊園地は星見町のマスコットキャラを
模した警備ロボか何かを使うって言ってたが。
くそっ、放っておくのも癪だ。お前、此処で待つ……いや、付いてこいっ!」

ミゾレは、貴方に促しつつ。何やら生々しい梟と格闘してる(※円谷)娘と
独特の個性目立つ数人の救援へ向かうようだ。
 見れば梟の数も多い……理由は不明だが、貴方の理不尽な出来事を
解決する光明を齎してくれるかも知れない。

85『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/14(月) 18:36:44
>>81(アレクセイPC)

貴方の言葉に、肩を竦め『ヤジ』と名乗った青年は
「よろしく、直接戦闘は厳しいからな」と忠言しつつ『メゾ』へ構える。

α β γの『タンガロア』は問題なく地面に染みつつあるポットの
水たまりから発現される。(※サイズはサッカーボールより小さい程度とする)
αにポットを入れ、βが液体の中に入れられるゴミと言えば誰かが落とした
軍手とかだろう。そのαとβの『キューブ』はメゾ目掛けて一直線へ!

メゾ「ほぉーそいつがてめぇの能力かっ。だが群体型見てぇだが……
――『チャンバワンバ』で本体のお前をノしちまえば済む事!」 ドォ―zノンッ!

白い無地のスタンドボールはメゾが蹴りるとαとβを山なりで追い越す形で
アレクセイの顔面目がけ飛来するっ!!

ヤジは、まるでソレが見えてないかのように貴方に攻撃が加えられそうだが
援護も大した反応もしていない……。

86『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/14(月) 18:40:32
>>82(円谷PC)

>すぐ行くから待っててくださーい! ねっ!

ビュゥ――ッ!! ゴガァッッン……!

バイカラ「ぐぉ―ッ!???!! ……P―――システムに負荷が発生。
対象の鎮圧に対し無力化のアップグレートを行います」

ピー音が響くと共に、バイカラと違うシステム音声らしい声が昇る。
バイカラの目は回ってるものの、頭部の氷輪『リトル・ウィング』が直撃した
こぜにくろうの頭にはへこみが出来てパチパチと火花らしきものが生じたものの
まだ動く事は出来そうだ。それに穏やかでないメッセージも聞こえた。

バイカラ「これより、暴動鎮圧プログラムによる非殺傷性抑制システムを起動
『スタンモード』へ移行します……」 バリ……バチ……バチ

目の前のこぜにくろう『バイカラ』から小さな静電気が次第に大きくなっていく……。
なんだかやばそうな雰囲気だ……!

87御影憂『ナハトワハト』:2020/12/14(月) 19:31:36
>>83

最初に考えたのは『記念硬貨』や『記念メダル』の類だ。
記念硬貨には五百円以上の額を持つ種類もある。
とはいえ、たかが遊園地に『記念硬貨』はないだろう。
だから、『記念メダル』の方を狙って『祭事館』に来た。
五百円以上で売られている『記念メダル』なら、
『五百円のメダル』よりも、
『上位』に当たるのではないかと考えたのだ。

(これでもいい…………か…………も?)

視線を巡らせていた時、
『奇妙なこぜにくろう』が目に留まった。
『足が三本』ある上に『青いカエルの被り物』。
パッ見、はっきり言って気色悪い。
どういう路線を狙ったのか理解不能だ。
タイアップか何かか?

「――――――………………」

一旦『実体化』し、『メダルの勲章』をパクる。
それから片手だけを残して『非実体化』。
メダル台から『メダル』を一枚取る。

          ヒュッ

『奇妙なこぜにくろう』の嘴に向かって、『メダル』を投げる。
さっき見た『こぜにくろう』は、
飲み込んだ硬貨をメダルにする機能を持っていた。
あるいは、こいつにも、
『そういう能力』があるのではないかと思った。
電源が入ってないかもしれないし、
そもそも機械仕掛けではない可能性もある。
しかし、やっておいても損はないだろう。
投げた直後、残していた手を『非実体化』。
全身を『闇』と『同化』させる事で、不測の事態に備える。

88風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/14(月) 19:47:24
>>84
直面した状況は混乱の極み、突きつけられた『動く』か『待つか』は問答無用で前者に確定。
その上で、眼帯女の後を追いながら風歌は問いかけた。

「オイ、その遊園地ってのは『アリーナ』か? そんで――お前の目ン玉には、『誰かのほっぺたに光った刺青が見えているか?』」

風歌の、眼には――

89円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/14(月) 21:26:46
>>86(質問)

・『バイカラ』以外のこぜにくろう個体達や、バーネ、モメ子の様子は先ほどから特に変わっていませんか?

・『静電気』は『バイカラ』を中心に、視認出来る形で周囲に広がり始めているという認識で良かったですか?

90アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/14(月) 22:30:46
>>85

「サイズが小せぇなァ〜〜〜。まァ水溜りも急拵えだし文句は言えねーけどサァ」
「オレ様のエルブルスに比べりゃあみーんな小さく見えちまうしネェ(意味深)」
「なーんて言ってる場合じゃねェワ!飛び道具、特に軌道変化できる『スタンド』とは相性悪いんだよねボクちん」

本体狙われると為す術がない、これ群体型の悲しい所ね。いや大体のスタンド使いはそうカナ?
でも地面から『キューブ』を引っ張り出すために、しゃがみ込んでいたのがラッキー。
『α』と『β』を飛び越すために、若干山なりの軌道にもなってるから少し到着までの時間は稼げる。
4つ目の『キューブ』を手のひらに収まるサイズ、『9cm四方』で取り出してそのまま手のひらに保持。
それを手のひらごと顔面の前に掲げつつ、『チャレンジャー海淵』を性質を模倣する。
その水圧はcm²に1,086kgの重さがかかる超高圧だ。
この『キューブ』に破壊力で干渉するなら、それ以上のパワーがなくてはならない。
最強の矛であり、無敵の盾でもある。それを以って『チャンバワンバ』を防ぐ。

『γ』も自分の身体の前へと近付けて、フォークボールのような急激な軌道変化に備えておく。
もし軌道が下がったなら、同じく『γ』も深海を模倣して盾にする。
『α』と『β』は接近を継続、超至近距離まで近付けたい。

91『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/15(火) 20:40:57
>>89(回答)

・『バイカラ』以外のこぜにくろう個体達や、バーネ、モメ子の様子は
先ほどから特に変わっていませんか?

六体の配下の『こぜにくろう』がモメ子をセクハラ的な感じで拘束。
もう残る六体はバーネに代わる代わる飛び掛かり、それをバーネが肘打ちなり
ムエタイキックで迎撃してる形。今のところは其の形で膠着してるが
長くは、その膠着も続かないだろうと思える。

・『静電気』は『バイカラ』を中心に、視認出来る形で周囲に広がり
始めているという認識で良かったですか?

視認出来る形で、バイカラの体全体に静電気が広がり放電してる形。
多分触れるとスタンガン並みに感電するのだろうなと見て察せられる程度の
電気を帯びてるのが、毛の逆立ちや電気の力強さから認識出来る。

92円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/15(火) 22:32:13
>>86

「ええーっ! なになになに!? ロボットだったの!
 触ったら電気が流れるオモチャみたいじゃーん!
 とゆーか『暴徒』って、そっちの仲間の連中でしょ!」

『バイカラ』はまだ『錯乱』で片付くが、
手下達は『愉しんでいる』ようにしか見えない。
犯罪者と勘違いしているとしても、弄ぶ理由はない。

勿論そう見えるだけかもしれないが、
円谷は『短絡思考』で生きている。

「あのさあのさー!
 怒ったかもしれないけど、あたしも怒ってるんだよ」

頭上の氷輪を『自分の前』へ移動させる。
敵と自分の間に最低『1m』の距離を作るために。
高さも、地面から『1m』。

想定は接触による『通電』。放電までは考えづらい。
彼らが『暴徒鎮圧』用というのが『本気』なら、
雨天で容易に周囲を巻き込む手段を搭載する筈がない。
そんな危険物を配備する事は『許可』が降りないだろう。

「あたしはバチバチなんてしないけどさー。
 触ったらケガするのはさー! あたしも! なんだよ!」

加えて新たに『一輪』を手首から取り、
それを目の前の氷輪の下、自分側に浮かべておく。

円谷の『リトル・スウィング』は高精度。並行動作は『容易』だ。

93『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/16(水) 18:15:33
>>87(御影PC)

『記念メダル』、それは確かに通常の500円玉より価値あるだろう。
 しかし、懸念もある。記念のメダルと言うのは世界に出回っているような
国に認可されている貨幣で無い。あの『こぜにくろう』達にとって世間一般に
認知されるような価値ある金銭のみを自分達の階級としていた場合には
記念メダルが如何に高価と言え、自分達の序列と関係ないと一蹴される場合が。

貴方は不気味なカエルか梟なのか理解し難い『こぜにくろう』へメダルの一つを
嘴向けて、投げた。カチンッ と言う音と共に嘴にメダルが当たり地面に
跳ね返る。反応は無し……そう貴方が感じたと同時に。

――パチっ  ギギッ……パカッ   チャリンチャリンッ……

『……せいあじん(青蛙神)の本日の予言。
異国の者共の軽業が賑わう場にて笛吹き双子は祭りが終わるまで踊るだろう。
梟達の亡き声と鳴き声も日が暮れるまで踊りの中でこだまする。
儚い国の中で痣を擦る音色。
狂騒を啜る奏者は、常に人混みの中で音色を楽しむ。彼は常に代わりの羊が
居る場所を好むからこそ、儚い国の終わりまで羊たちの中で居続ける。
月蝕は泥の中を黙して歩き、陽砂は音色の中で不規則に円舞を繰り広げる。
止める術は羊の蹄と羊飼いの足を見比べる事だろう……』

不気味な梟は、自身をせいあじん(青蛙神)【中国の妖怪】と名乗りつつ
妙な予言を嘴から老人のような子供のような耳がゾクッとする声で流す。
そのまま、その予言を語り終えると開いた濁った瞳をゆっくり閉じて
嘴も閉じた。その嘴に収まっていたのであろう……。
――『金貨』は地面に落ちて、御影の足元へ転がる……。
金貨、クローネ金貨だ……現存するアンティークコイン。流通している
現在も使用可能な貨幣とは言えないものの、昔は世界で使用されていた通貨。
記念メダルよりも恐らく価値はある。

94『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/16(水) 18:36:42
>>88-92(円谷PC・風歌PC)

風歌は『ミゾレ』の後を追いつつ誰が警備ロボを用意したか聞く。
駆け足の彼女は『遊園地のエンジニアと、アリーナの別部門が色々手ぇ加えた代物だよ!』
と言い捨てながら前を見ている。

ミゾレ「……ッ 見つけた! あいつか!? 『あの、見た目牛みてぇな乳女』!」

メロンような双丘で、何やら生々しく本物の梟が人サイズの大きさになったような
中学生程度の大きさの梟に引っ付かれて黄色かピンクな悲鳴を上げてる女性を見て
ミゾレは先程の貴方と対峙した時と同じく鋭い眼をする。

 ――キンッ

そして、貴方。風歌は『静電気らしきものを走るこぜにくろうと対峙する少女』に
接近するのと同時に。その少女に『Eの入れ墨』が輝いているのを認識した。
 それを見るのと同時に『この騒動の主犯を追う事を無意識に決めてた貴方』は
大きく気持ちに『入れ墨の奴を倒さないといけない気持ち』が強まっていくのを感じる。
だが、敵意の感情は膨らんでいるものの。風歌の冷静な思考の部分は、この気持ちの
齟齬と違和感も覚えている。まだ、戦闘中の少女(円谷)を攻撃しようと
進んで行動に出る事は無い……。


バイカラ『……インストール更新……60%まで完了。暴徒対象の行動を確認
鎮圧……ヲ……行い、ます……ケェッッ!!』

 ――こぜに サンダー クローォォォオォッ!!

 放電する鉤爪の片足を、跳躍しつつバイカラは語尾が未だ自我を取り戻した感じに
なりつつ必殺技の掛け声と共に、感電とび足蹴りを円谷目掛け放つ!(ス精BC)

電気でメカな内蔵もパワーアップしたのかスピードも速い!
直撃したら物凄く痛い電流が体中に駆け巡る事になるぞ!!

95『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/16(水) 18:59:23
>>90(アレクセイPC)

 山なりの軌道と共に貴方の頭部か顔目掛けて放たれた『チャンバワンバ』
平均男性のパンチ程度の威力の秘めたボール、当たり所が悪ければ鼻の骨を
折ったりなどの危険もあるが……。

 パンッ ギュゥ――zノッン!

メゾ「はぁ〜ぁンッ!!? あんなちっせぇーキューブに『チャンバワンバ』が
跳ね返されただとォ――ッ!!」

『深海の性質』! 水圧の恐ろしさは馬鹿に出来ないっ!!
マリアナ海溝の深淵は、深海魚等の生存可能なものを除いて圧力に耐えうる
術を持たないものは潰れるのみ! その圧倒的な破壊力を秘めたる水の壁に
只の平均的な男性と同じ力の攻撃では太刀打ち等出来る筈が無い!

ヤジ「へぇ……『似たような能力』の割に、あんたの能力。随分
使い勝手良い感じか? ――よし、一つ貸してくれっ」 ピッ!

アレクセイへ、ヤジと名乗る男は『γ』……つまり本体である貴方のほうに
『浮遊するビー玉サイズ程の水槽』を飛来させる(ス精CC)
彼の前には、二つ程キャッチボール程のサイズの異なる色合いの液体が
入ってるらしい水槽が浮遊して何時でも動けるようにしている……。

メゾ「ったく、ふわふわふわふわシャボン球みてぇに水を浮かばせて
水芸でも二人で開催ってかぁ! おめぇら『ムカデ男』見てぇに
不快感極まりねぇぜ!! 
 ――『チャンバワンバ』の神髄、とくと魅せてやるぜ!!」

ギュルギュルギュルゥゥ゛ ギュンギュンギュンッッッブンブンブンッッ゛!!

ヤジ「仕掛けてくるぜ! 気ぃ抜くな!!」

メゾは、また当然のように自分の足元に戻った『チャンバワンバ』
その無地のボールを足で器用に横回転させると、何度も何度も爪先でその
動作を続けると、凄まじい勢いでの回転がなされ始めた。
激しい回転は異様な雰囲気で遠巻きに歩く一般客の服がはためく程の風を
立たせながら、彼の元に周辺に積もった雪や小さな塵などが集まっていくのを
視認して警戒の声をヤジは上げる……何か大きな攻撃がやってくる!

96風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/16(水) 19:31:54
>>94

『刺青の奴らは敵だ』と感性が疼く。
『刺青を見せている相手を敵と認識させる存在』の可能性に気付いていながら、なおも。
自覚しながらも強まる根拠なき敵意――風歌は顔を歪めた。

(くっそ、イラつくな。間違いなく『なんかされてる』ってのに、それに従おうとするアタシがいるのがすっげームカつく)

ゴミとしての自認はある風歌であるが、『ゴミを選んだ』事に対する矜持はある。ゴミの如き誇りではあるが、それは風歌を風歌足らしめるものだ。

(絶対に思い通りになってやんね……)

決意を固めながら、風歌は状況を見る――暇はない。既に攻撃は行われている。

(頭ン中じゃ『ちげぇ』って疼く何かがあるけどよ……『刺青が見えているって事は刺青を見せてる奴じゃねぇ!』)

味方とは考えないし思えない――しかし、少なくとも『主犯』ではない。
ならば。

「『ダストデビル・ドライヴ!!』」

走って距離を縮めながら、自らのスタンドを顕現させ、『かめはめ波』を打つような姿勢で、『両掌を刺青の少女に襲いかかろうとするこぜにくろうに向ける!』掌の穴は、少女を巻き込まない細さに窄め済みだ!

「ぶっ飛べや!!」

そして――最大出力(5m先に届く風・パス精CBB)を両掌からぶっ放す!

97アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/16(水) 22:33:59
>>95

「ボクちゃんを敵に回すってことはァ、世界中の『水』を敵に回すってことよォン」

まァ本当はそれだけじゃあないけどネ。
しっかし、たまたま援護に来てくれたこのヤンキーっぽい人も水使いなのかァ。

「おっ、同じタイプの『スタンド使い』ってヤツぅ?めっちゃ運命感じるねェ〜〜〜〜」
「そっちは三次元的に移動ができんノ?やるじゃぁーーーーん」
「ひょっとしてアタシたち小指が赤い糸で結ばれてるのカナッ?!───マ、アンタが本当に『スタンド使い』ならだけどォ」

オレ様はヤジちゃんの能力分からないから、貸すと言ってもとりあえず『γ』を近付けることしかできなきネ。何か指示があればそれに従っとこうネェ。
そしてメゾっちは何か大技仕掛けてくる気配。『掃除機』みてーに周囲の物を吸い寄せてる?
少なくともパワーは並大抵じゃあない。手元の『四番目(δ)』だけで防げるかな?
一応『五番目(ε)』も『δ』と同じサイズで反対側の手に出しておこう。

「ヤバそうだよねーヤジちゃん」「だからその前に仕掛けていこッ!」
「少なくとも蹴ることがトリガーなら、『発射点』は限られるゼ」

さっきから(>>85)進ませていた『α』『β』はもう間近に接近しているだろう。
『β』は『チャンバワンバ』に正面からぶつかるようにして接近。
そして触れる前に世界三大瀑布の1つ、『イグアスの滝』。その中でも最大流量を誇る『悪魔の喉笛』を再現する。
毎秒7000tという膨大な水が流れ込む巨大な滝の勢いを利用して、
仮に『β』が触れる前に蹴り出されたとしても、擦りでもすれば『チャンバワンバ』の軌道に影響を与えることができる。
無論、正面からぶつかればそのパワーで地面に叩き付け続け、『チャンバワンバ』を拘束できるだろう。

『α』はメゾっちの利き足側へと近付いて、『放水砲』を再現する。
放水砲の圧力は12気圧、1㎡あたり約10tだ。水圧としては深海に劣るが、
一方向の向きで圧力がかかるのがいい。これで、中に取り込んだ『ポット』を吹き飛ばせる。
この放水砲で取り込んだものを撃ち出すのは、正確な狙いがつけられないのが難点だ。
だが、威力は十分。この『ポット』を砲弾代わりに撃ち出して、メゾっちの足をブチ折ろう。

98円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/17(木) 05:47:19
>>94(質問)
『バイカラ』との間には『リトル・スウィング』を配置して(>>92)いますが、
飛び蹴りはそれを上に飛び越える形で放たれている、と考えてよろしいでしょうか?

99『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/17(木) 07:52:12
>>98

>『バイカラ』との間には『リトル・スウィング』を配置して(>>92)いますが、
飛び蹴りはそれを上に飛び越える形で放たれている、と考えてよろしいでしょうか?

はい、それを飛び越える形での飛び蹴りと考えて頂き結構です

100御影憂『ナハトワハト』:2020/12/17(木) 10:18:15
>>93

    ピクッ…………

『気持ち悪い』とは思ったが、『恐い』とは思わなかった。
何故なら、この御影憂こそが、
『恐怖を与える者』であるべきだからだ。
『恐怖を感じる』など、あってはならない事だ。
ましてや、忘れ去られて埃を被ってるガラクタ如きに。
『アジア系フェスタ』とかで使われた『こぜにくろう』か?
今のショックで何処かのスイッチが入ったか。
倉庫の肥やしになっているという事は、
人気はなかったんだろう。
それも納得だ。
キモいデザインだし、言う事までキモいし。

    「――――――………………」

『異国の者共の軽業が賑わう場(雑技ストリート)にて
 笛吹き双子(双子のパフォーマー)は
 祭りが終わるまで(イベント終了まで)
 踊る(※1)だろう。
 梟達の亡き声と鳴き声(こぜにくろう)も
 日が暮れるまで踊りの中(※2)でこだまする。
 儚い国の中(遊園地の中)で
 痣(刺青)を擦る(擦り付ける)音色(騒動)。
 狂騒を啜る奏者(元凶)は、
 常に人混みの中(客の中)で
 音色(騒動)を楽しむ。
 彼は常に代わりの羊(スケープゴート)が
 居る場所を好むからこそ、
 儚い国の終わり(閉演時間)まで
 羊たちの中(客達の中)で居続ける。
 月蝕(エクリプス)は
 泥の中を黙して歩き(水面下で動き)、
 陽砂(アリーナ)は
 音色(騒動)の中で
 不規則に円舞を繰り広げる(表舞台で暴れる)。
 止める術は羊(スケープゴート)の蹄と
 羊飼い(スケープゴートを仕立てる人間)の
 足を見比べる(客達の足を見比べる)事だろう……』

回りくどい言い回しを、
分かりやすく頭の中で組み立て直した。
大体こんな感じだ。
壊れたメカの言う事なんか無視すればいいのだが、
何となく気になった。
他に手掛かりがないというのもある。
気になるのは(※1)と(※2)の部分。
両方とも『踊り』という言葉が共通している。
現在、こぜにくろうパークで『イベント』をやっていたか?
(※1)を単に『パフォーマンス』という意味で解釈すれば、
(※2)も純粋な『イベント』という意味に受け取れる。
しかし(※2)を『事件』という意味で解釈すれば、
(※1)の舞台である『雑技ストリート』でも、
何かしらの『騒動』が起きていると予想されるからだ。

      ズズズズズ…………

片手のみ『実体化』して金貨を拾い、全身を『非実体化』。
入ってきた換気口を通り抜け、外に出る。
とりあえず『こぜにくろうパーク』に戻る。
『走り』ではなく『歩いて』。
さっきやたらと人にぶつかりそうになったのは、
こちらが急いでいたからという可能性がある。

また、別の可能性もある。
ぶつかりそうになった人間達の進む方向は、
『雑技ストリート』ではなかったか?
あるいは、『雑技ストリート方面』から来てはいなかったか?
ついでに、『客達の足元』には注意しておく。
ただし、ぶつからないようにするため、
軽く見る程度に留める。

(『アリーナ』と『エクリプス』…………)

御影憂は『エクリプス』を嫌っている。
そして、『アリーナ』の事も嫌っている。
御影憂にとって『アリーナ』も『エクリプス』も変わらない。
弱い者を踏み台にして幅を利かせる連中だ。
どちらも信用出来ない。

(…………『イヤな事』思い出した)

『アリーナ』とも『エクリプス』とも深く関わる気など更々ない。
よって、『この事態の解決』に対しても、
極力『表側』には出ないつもりでいる。
『光の当たる場所』に出てしまえば、
『アリーナ』や『エクリプス』と関わる事になる。
それは避けたい。
あくまでも『光であるセララ達の裏で動く』のが理想なのだ。

101円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/17(木) 20:10:27
>>94

「なにそれー! それってアレ! 必殺技!?
 変態の親玉のくせにヒーローみたいじゃん!
 じゃあじゃあー、あたしも技名を付けちゃいまーす」

『会話』『思考』『貨幣射出』
『高速反応』『鉄を砕く嘴』『電気』
そして今見せた『速度そのものの上昇』――
能力なら『多すぎ』るし、機械なら『重すぎ』る。
おそらくはそれらの複合で、成し遂げているのだろう。
故に、ここからの『飛行』や『空中制動』は成し得ない。

「『リトル・スウィング』……えーとね、えーっと」

――円谷の『氷輪』は、それを有する。

下から上に、敵を『載せる』ように円盤の面を当て、
打ったり薙いだりするのではなく、『押して運ぶ』。
押し返すのではなく、逸らす動きだ。『右斜め』へ。
回転する円盤を当てる事自体も軌道を逸らす事に繋がる。
速度は等速、初動を見てからでも当てられる(ス精BB)

「……あ、そうだ! 『アクセルラッソー』!
 回しながら持ち上げるのを見立ててみましたー! どうどう?」

スタンドの動きに合わせ、円谷自身は『左』に動く。
これによって『必殺』の攻撃を不発とすることに、今、全霊を注ぐ。

102『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/17(木) 21:27:58
>>97

メゾ「いくぜぇ〜ッ『チャンバワンバ』!
バイタルエリアは整ったぁ! 今こそエクリプスへと俺とお前で
ドライブシュートぉ、レッズ パント!!」  ドンッ!!

!! メゾは、『チャンバワンバ』……縦横無尽の回転を続けるボールを
真上へと、蹴り上げる。高さは約2m ――更にッ!!

メゾ「イヤッフ―――zノッウゥ!!」  ドンッッ!!

ヤジ「!? 高いっ! 能力の副産物かっ!」

な、なんとメゾもボールと同等に真上へと呼び動作も少なく2m近く跳びあがる!
常人には不可能な脚力! 『チャンバワンバ』は只のボールを相手に飛ばすような
能力では無いと言うのか……!? α βはメゾの足元に接近したものの。その上へと
奴は飛んだ! だが空中では逃げ場所など……!

メゾ「決めるぜぇ――! 『スコーピオン・シュート』!!」

 ドォキュゥ―――ンッ!!

?『なに!? 何故『頭上を越える位置にボールを』!」

そうなのだ。メゾがサッカーのシュートの一種であるスコーピオンと呼ばれる
足を後ろに曲げる体勢の蹴りで飛ばした軌道はと言うと。
『アレクセイより頭上を回転を続けるボール』となって飛来する。わざわざ
貴方が『タンガロア』で防がなくても良い位置へ……貴方の視点では、回転した
『チャンバワンバ』を蹴った反動なのか、1m弱、彼は貴方と反対の方向に
宙の上で後退する感じに蹴りを終えて地面に降りようとする。その顔には
外した事による落胆は無い……ふてぶてしいまでの不敵な笑みが張り付いている。

尚、ヤジとは異なる別の男性っぽい声で彼が宙に配置する水槽からスタンド音声が
発声したが、今は特に気にする事はないだろうし、そんな余裕も無いだろう。

103『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/17(木) 21:47:23
>>100

貴方、『御影』は予言について自分なりの解釈をしつつ『金貨』を携行して
『こぜにくろうパーク』へ戻る。

先程は急いでたからだろうと、少し歩みをゆっくりと。それでも
無差別の方角から妙な事だが『余り貴方に注意を向けずぶつかろうとする人々』が
少なからず多い。ぶつかるだろうと気を付ければ避けれるが、そうでなければ
自然と肩なり体がぶつかってしまう。そう言う不自然な現象が貴方の前で
起きている。自覚すれば、これは何かの能力によって齎されている可能性が高いだろう。

――スッ

?「お嬢さん、風船はどうですか?」

 周囲の足元は、冬である事もあって基本全員が長くつにブーツが多い。
逆に言うと、そう言った防寒靴でないものは目に付く事になる。
そうやって目線を下にしてたからが、前方の声に気づくのが遅れた。
声の方に眼を向けると、ピエロの装飾をした180程度の背丈。
顔もピエロのマスクの為に人相は不明だが、結構年配の男性の声をしてる。
色とりどりの風船を持ち、その一つを貴方に差し出している。

?「ほしみLandを楽しんでおりますか? 私も、楽しんでいるのですよ
何せ、今日は楽しい楽しい祭りの日。
死者や聖者とて祭りの日は平等に手を取り合い祭りの温度を分かち合うのです。
どうでしょう、お嬢さん。少し暇があれば、私と共に『不思議』を
分かち合ってみるのは?
 ――雑技ストリートで、お待ちしております」

風船を受け取るも受け取らぬも貴方の自由……それだけ告げて、不思議な
ピエロはステップを刻みつつ人混みを抜けて『雑技ストリート』のある
方角へ歩いて行こうとする。
 そのまま追うのも構わないし、ひとまず『こぜにくろうパーク』の騒ぎを
収束させる為に、そちらへ向かうのも良いだろう。

104『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/17(木) 22:05:40
>>96-101


>――『アクセルラッソー』!!

シュッッ゛  ガギャンッッ!!

貴方……『円谷』は直接的に肉体で相手を傷つけるのには一般的な
女性として、機械で出来た人サイズの、しかも放電付きと言う危険な
梟の攻撃をいなすのは難しい。――リトル・スウィングと言う正確無比なる
氷の防御輪と言う条件を除くとして、の話だが。

 ビリビリッ! と言う擬音を放ちつつ、飛び蹴りを放つ梟こと『バイカラ』は
貴方の予期した通り、回避行動をとる円谷と反対のほうに蹴りを空振り着地!

バイカラ「ぬぅぅ邪魔っケェな小娘ゼニィ! だが、もういっ
>『ダストデビル・ドライヴ!! ぶっ飛べや!!』ぱぁうぉぉおおああぁぁ゛!!?」

貴方の脇を抜ける形で突風の形をした砲撃とも呼べる送風が轟く。
 不意打ちによって、重さも成人男性よりはあるだろう重量の梟は
転倒しつつ円谷との距離を開く。大体3m程度には間隔があいた!

ミゾレ「っいや然し入れ墨の奴は敵? 囮?? ……くそっ!
入れ墨とか関係なく、己の勘で動く! 集え『クィダム』!」

風歌は、円谷の傍に辿り着きながら横目で見ると。ミゾレは自身のスタンドを
出せるまで回復したのか、地面に何故か散らばってる500円硬貨をスタンドの
刀の柄へと収束させ、刀を発現させるとモメ子に纏わりつく数匹の梟を
峰打ちと言う感じで斬り払った!

バーネ「わっ、また誰が増えた!? 敵なの、味方なの!?」

ミゾレ「アリーナ遊撃班……つってもわからねぇよな。此処の警備の者だ!
とりあえずそっちの梟共、私は此処の遊園地の者だから大人しくしろ!」

警備こぜにくろう『NO NO NO! 権限の無い者の発言に従いません!
危険対象に含まれるものは鎮圧! 鎮圧!!」

ミゾレ「ちっ! どうも外見は生々しくなってるが、中身はモノホンの
遊園地の警備システムか。なんで、こんな外見ちょっと変わってんだ!?
これもエクリプスの仕業かぁ!?」

どうやらミゾレも、今は風歌との確執に眼を瞑り。一般市民? と思える
人物を暴走する梟から引き離すのに協力してくれるようだ……。

105御影憂『ナハトワハト』:2020/12/18(金) 08:51:34
>>103

「………………」

(『キラークラウン』…………)

風船を受け取った時、考えていたのは『恐怖』についてだ。
『ピエロ』は恐怖の対象とされる事が多い。
理由には諸説あるが、
表情や内心が読み取れないのが大きな理由のようだ。

少し前に、
不気味なピエロの格好をして人を脅かすというタチの悪いイタズラが、
世界各地で横行していた。
手にナタやナイフを持ち(オモチャだったが)、
夜の街や森の中のキャンプ場に現れては、
遠くからジッと見つめていたり、
ずっと後ろをついてきたりしたそうだ。
奇声を上げながら襲い掛かってきた奴もいたらしい。
実際に軽い怪我を負った人もいたとか。
この話を聞いた時は、『恐怖を与える実例』として、
非常に興味深く感じていた。

しかし、怪我をさせたのは最低だ。
実際に危害を加えるなど、
三流以下の四流・五流がやる事だ。
もちろん、自分はそんな事はしない。
御影憂は『脅かす事しかしない』からだ。
さらに言うと、
『自分から進んで踏み込んでくる奴』にしか、
恐怖は与えていない。

あのピエロも気にはなるが、
問題は一つずつ片付けねばならない。
まずは『こぜにくろうパーク』だ。
あの『チビっこぜにくろう』に、
倉庫で拾った『金貨』を与えてみよう。
それでダメなら、後は知らない。
その場合は、『こぜにくろうパーク』の騒動を無視して、
『雑技ストリート』に行くまでの事だ。

それと、念の為に確かめる。
ピエロの靴は『長靴』あるいは『ブーツ』か?
それだけ見たら、倉庫からパクッてきた『メダルの勲章』を、
たった今もらった『風船の紐』に結び付ける。
両手を空ける為、バッグは腕に掛けておこう。
片手に『風船』、もう片方の手に『金貨』を持って、
『こぜにくろうパーク』へ戻る。

106アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/18(金) 20:54:05
>>102

「ウルセぇ─────横文字多いんだっつーの日本語で話せ日本語でッ!!」
「第一なんだテメーそのキャ○翼みてーな動きはよォ〜〜〜〜〜ッ!物理法則無視してんじゃねーぞチクショオッ!!」

思ったより距離遠かったわ。『α』と『β』が近付くまでに結構かかっちゃってその間に
メゾっちは翼く○みてーな動きしながら空高く舞い上がったってわけ。
『発射点』は調整できるわけね。まぁ空飛んだらスキだらけにはなるだろうけど。

頭上を超えるってことは、『チャンバワンバ』はこっちの背後に回るということか。
そこから何を仕掛けてくるのか、先程は周囲から様々なものを吸引するように動いていたなら、今度は逆にそれを解放して弾き飛ばすつもりか?
どちらにせよ、『α』はメゾっちの落下地点に向けて動かす。スピード:Cならそう難しくはないだろう。
模倣するのはイエローストーン国立公園の、ジャイアント間欠泉。
その高さは最大で75mに達する。その勢いで『ポット』を射出、メゾっちにブチ込む。
股間に当たったらメンゴ。どちらにせよ、気絶してくれたら『チャンバワンバ』は解除される。

「あ、結局『キューブ』は使わなくて大丈夫ナノ??」

そして気絶しなかった場合に備えて、一旦ヤジちゃんに近付けた『γ』を『熱湯』に変える。
その熱いキューブを走り回らせて、周囲の雪を溶かして大きな水溜りを作ろう。
それにて大きなキューブを取り出せるようにして、『チャンバワンバ』の動きに備える。

107円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/18(金) 22:29:39
>>96(風歌)
>>104(GM)

「やったやったー。成功してよかったー!
 失敗したらあたし、死んじゃってたかなー。死ななくてよかった!」

「じゃーもう一回する?
 あたしもねー、まだまだ技が、
 ――――わっ!? なになにー!?」

突然転倒した『バイカラ』と、
駆けこんできた『風歌』。
さらにもう一人、
刀を使う謎の女。

――――それらの間を素早く見まわす。

「『エクリプス』!
 って、さっき聞いた気がしまーす。
 あたしはそれが何だか分からないけどさー。
 知ってるってことは、関係者ってことですよねー!」

『氷輪』を自分の頭上へと高速で引き戻し、
先ほど配置していた通常の輪も『氷輪』を形成開始。
 
「あたしは遊園地に遊びに来ただけですしー、
 バーネちゃんたちは友達を探してるんだからー! 
 関係者の人たちが来たんだったら、後はなんとかしてくださいよー!」

風歌と『ミゾレ』に無責任なことを言いながら、
最後に視線を止めたのは『バイカラ』の方角。

『遊ぶ』にしてもこの『敵』は邪魔だ。やっつけておくのはやぶさかでない。

108風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/18(金) 23:17:18

>>104(GM)
>>107(円谷)


『輪っかの女』に近寄った風歌は、不条理に沸き起こる苛立ちが顕となった顔を『輪っかの女』に向けた。

「それは違うぜ、『輪っかの』」

『巻き込まれただけ』ならば正論である言葉に、常ならば覚える筈のない敵意の増大を感じながら風歌は首を振った。

「アタシの眼にはテメーのほっぺに『Eの刺青』が見えている。『掘られてねえ』にしても見えている……テメー、無関係だったんだろうが、もう逃げれねぇ位に巻き込まれてるぜ……アソコの眼帯女も、アタシに『刺青が見える』とか言って襲って来やがったんだ」

眼帯女に助太刀はいるまい――先に仕留めるべきは、『輪っかの』違う。あの『雷フクロウ』だ。

「とりあえず、だ。『まだまだある技』ってのであのフクロウを仕留めてから考えようや……」

ぼそり、と、近くの『輪っかの女』に聞こえる様な声でつぶやいた風歌は『ダストデビル・ドライヴ』の両手を構える。
暗に、『自分には決め手がない』と伝えながら。

109『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/19(土) 15:26:32
>>105(御影PC)

『ピエロ』の靴は……あの何だか先端が曲がって丸まっている特徴的なピエロ靴だ。
能力で騒動を起こしてる奴だとして、予言の見比べる靴としては余りに特徴が大きい。
メダルを一つ風船に括りつけ、何時でも自由に空いた手で動けるようにして
『こぜにくろうパーク』の元へ、ぶつかりそうになる人々に気を付け歩行する。

?『うぇぇ゛ グスン グスン 痛いよぉ〜お゛』

乱闘は未だ続いている。更に女性が二人、集団のこぜにくろうと敵対する形で
参戦してるのが少し先で見て取れる。駆け付ければ直ぐ介入出来るが、傍観して
手を出さなければ危険に巻き込まれない絶妙な位置。そんな辺りで、貴方が
最初に遭遇した奇妙な子供サイズなこぜにくろうは未だ横なった状態で
泣きじゃくっていた。貴方が見下ろすように近づくと、ようやく少しだけ涙を
収めて体を起こした。

?『あ、お化けさん。ホラーラビリンスに戻ったんじゃなかったの?
……あ、あ! それって『金貨』だ! それがあれば僕! あいつ等に
言う事を聞かせてやれるぞ!』

貴方が金貨を渡せば、そのまま先程の如くペンダントにして泣くのを止めて
勇猛となり、あの珍妙な梟集団に再度説得の為突入するつもりのようだ。

そのまま成り行きを見守るが、気になる『雑技ストリート』へ向かうか……。
選択は色々ある。

110『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/19(土) 15:42:49
>>106(アレクセイPC)

ヤジ「リヴィング・イン・モー……と、解除か?
いや、あんたのやりたい感じで構わんっ」

γに相手は飛来させた水槽を触れさせようとしたが、その前に解除された
キューブが熱湯に形を変えて周囲の雪を解かす。幾らかの水たまりが貴方の
足元にも含め形成された。
 一時的に共闘してくれる不良な感じの青年は、その水面の上で水槽を
停止させるだけで行動を留める。

――問題なのは、そんな彼(ヤジ)の動きより目の前の敵(メゾ)の動き。

メゾ「終わりだぜぇえええ!! 相手をゴールに見立ててぇ……!
――飛び込め 『チャンバワンバ』あぁぁぁ!!!」

 ボンッッ ゴォォオ――zノオッ!!

 貴方、アレクセイの背後へと地面に着地した瞬間に猛回転をしていた
『チャンバワンバ』は、その纏っていた小さな塵なり雪を周囲に飛散させつつ
貴方の背中目掛け突撃した!(ス精BD)

だが、その前に貴方の『タンガロア』が。α『ジャイアント間欠泉』の
水流にって弾丸と化した『ポッド』が相手の股間目掛けて……ッ!

メゾ「舐めるなぁ! 『黄金の左足』ぃぃ!!」

 シュンッ!! ガギィンッッ!

メゾ「っっ痛ぅうう!!」

!? 相手は、地面に落ちる過程の状態で貴方が放った高速の『ポッド』を
器用にも自身の左足で蹴り飛ばした!
 普通なら骨折する筈の威力に関わらず、直撃した筈の足を相手は着地と共に
その部分を擦りつつ顔を大きく顰めながらも骨折などはしてない!!

ヤジ「わかった! ありゃ所謂サッカー的な能力だ!
対象をゴールと見せ掛け自身のスタンドのボールで追尾能力を付属した攻撃を
する事が可能且つ、自分の足も強化すんだよ!」

『解説してる場合じゃないですよ! 危ない!』

ヤジの他に、彼の能力? の水槽から別の男性の声が耳に入りつつ
アレクセイは絶体絶命のピンチだ。かなりの速度でボールは貴方の後ろから
迫ってきている。防御出来なければ気絶する可能性だって、存在する。

111『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/19(土) 15:59:11
>>107-108(円谷PC・風歌PC)

>あたしは遊園地に遊びに来ただけですしー
>無関係だったんだろうが、もう逃げれねぇ位に巻き込まれてるぜ

風歌の言葉は深く真摯に、そして不思議と説得力を秘めている。
そうだ、貴方は、円谷は奇妙なこの運命(騒動)に既に深く埋まっている。

『リトル・スウィング』の配置を戻し、『ダストデビル・ドライヴ』を
両手で構えさせ、睨む先では起き上がり紫電を全身に惑わせつつ
血走った目付きで睨み返す一匹の梟『バイカラ』

バイカラ「くそぉぉ゛ッ! お前達、許しはせん……許しはせんっケェ!
この遊園地を守るのは、このバイカラだぁ!
その為には、お前達全員邪魔だ、邪魔なんだぁぁぁ゛ァァアァ゛!!」

  ――スゥゥウウっ!! チャキンチャキンチャキンッッ

バイカラは、その胸筋を大きく膨らませ始める……!
大量の小銭が何やら投入されるような音が、その内部から聞こえる。

バイカラ「受けてみろぉぉお……こぜに・サンダー・ショットガン
如何なる犯罪者も一撃で昏倒させる、我が必殺技を……ぉお!!」

 どうやら、一撃必殺技で貴方達を倒そうと目論んでいるようだ……!

112御影憂『ナハトワハト』:2020/12/19(土) 16:28:02
>>109

(何か増えてるし…………)

自分がいない間に事態が進んでいたようだ。
見知らぬ人間が『二人』。
この騒ぎに介入しているという事は、
おそらくは『スタンド使い』か。
『アリーナ所属』の人間である可能性もある。
そうだった場合、あまり関わりたくはない。

「気になったから戻ってきた…………」

「…………『あげる』」

       ポイッ

『こぜにくろう』の開いた嘴に『金貨』を放り込む。
後は、乱闘から離れた場所をキープしたまま様子を見よう。
万一の時に盾になってもらうため、
『こぜにくろう』の陰になるような位置に立つ。

(上手くいけば『良し』…………)

(もし『ダメ』だったら…………)

(まぁ…………それは『しょうがない』…………)

『ナハトワハト』は直接的な戦闘能力は低い。
ましてや、『暗闇』でもない場所に出て行った所で、
『いい的』になるのがオチだ。
余計な事はせず、『こぜくろう』を見守る。
説得が成功するかどうかぐらいは確かめておきたい。
ついでに、
『こぜにマシンガン』で吐き出された『500円玉』を、
一つ拾っておく。

113風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/19(土) 18:45:53
>>111

3m先で『何か』の準備を始めた『雷フクロウ』――ハッタリでなければ、飛び出て来るのは散弾だ。

(逃げれねぇ防げねぇ躱せねぇ――アタシに決め手はありゃしねえ)

ならば、出来る事は唯一。風歌は不自然な敵意を抱いている『輪っかの女』に顔を向ける。

「オイ、今からアタシが少しだけアイツを『どうにかする』、その間にお前が『どうにかしろ』」

返事を待つ暇はない、風歌は『ダストデビル・ドライヴ』の片手を何かの準備を整えている『雷フクロウ』に向けて、突風を放つ!

「すっ転べや!」

――だが、風歌の狙いは転倒ではない。そうなればそれで良いのだが、本命の狙いは『他』になる。

(一度見せたんだから、当然二度目は『避ける』なり『踏ん張る』なりするよな……)

前者であれば、避けた先の着地点をもう片掌の『突風』(パス精CBB)で刈る。
そして――後者であれば、『渦』を作る。流石に渦の限界時間まで閉じ込める事は叶わぬだろうし、『渦』の威力(パスCB)で仕留めきれるとも考えてない。
だが、少しばかりの時間は稼げるだろう――『その後』は、『輪っかの女次第』
他人に運命を委ねざるを得ない状況と、『輪っかの女』に賭けざるを得ない状況にする歯噛みする間も無く、風歌は『雷フクロウ』の『次』の動きを見定める!

114アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/19(土) 23:01:55
>>110

「なァ〜〜〜るほどォ、アンタの?『スタンド』は解除しても液体が持続すんのかァ」
「スパスィーバ(ありがとう)ッ!!やりやすくなるねェ〜〜〜」

雪を溶かしてくれたことで、巨大な水溜りが作られる。これなら巨大な『キューブ』も作り出せるだろう。
『タンガロア』では、ここまで即座に水溜りを作ることはできない。
『キューブ』を解除した水は一瞬だけ周囲に触れることはできるが、しかしすぐに解除されてしまうからだ。

「マジかァーーーーー、メゾっちの足スゲ〜パワーじゃァーーーん」
「なら一旦、ボクちゃんは防御に集中しないとねェ〜〜〜〜〜」

器具型で本体の身体能力も継続的に高めるタイプか。弱点を補える、やる『スタンド』だ。
サッカーボールが手元にない時でも脚力が上昇しているのは予想外だ、短期で仕留めるのは諦める。
足元の水溜りから巨大な『キューブ』を出して(可能なら2m、最低1m以上のものを)、盾にする。
引き出す前に水溜りに手をついて、『チャンバワンバ』の反対側へと移動して間に水溜りを挟み、
後は手を掲げるだけで『キューブ』が引き出せるように。

>ヤジ「わかった! ありゃ所謂サッカー的な能力だ!
>対象をゴールと見せ掛け自身のスタンドのボールで追尾能力を付属した攻撃を
>する事が可能且つ、自分の足も強化すんだよ!」
「マジかテメェーーーッ!サッカーは人を傷付けるモンじゃあねぇ!
 オレ様とサッカーで勝負しろやァ〜〜〜〜〜ッ!!」

ヤジちゃんナイス推理。追尾するってのは逆にイイ。
引き出せたなら、まずはその大きなキューブにチャンバワンバを直撃させ、
水のクッションで威力を減衰させる。そしてキューブの中に『チャンバワンバ』が
全て入ったら、『チャレンジャー海淵』を模倣して、その圧力で『チャンバワンバ』を潰す。
追尾するなら、水のクッションで威力が落ちてもそのまま進んでくるだろう。そこを捉える。

115円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/20(日) 00:06:29
>>108 >>113(風歌)

「あたし、『輪っかの』じゃなくてセララでーす。
 うそだうそだ、誤解ですよー! だって『E』一文字って!
 そんなダサダサなタトゥーする訳ないじゃないですかー!」

「掘られてないのに見えてるって、
 それって『そういうスタンド』って事ー?
 じゃあじゃあバーネちゃんたちも、
 あとはきみも、それをされたってワケですねー?」

風歌の話で、自分なりに現状を理解する。
どうポジティブに捉えても、捉えきれない『悪運』らしい。
 
「それ……『あいつ』やっつけたら、
 ちゃんとキレーに消えるのかなーっ。
 あたし、そんな顔で外歩きたくないですよー」

それにしても気になるのは『E』が刻まれた『タイミング』だ。
最初『バイカラ』は、円谷にそれがあるとは言っていなかった。

「まーやっつけてみたらわかるかな。それじゃ、いくよいくよーっ」

>>111(GM)

後から形成した方の『氷輪』を、一直線に飛ばす。
これは『技』というほどのものではない。
どんな輪にも等しく訪れる、美しい『おしまい』。

『地面に水平』ではなく、やや斜め。
『バイカラ』に向いた側が『上』で、自分たち側が『下』。
輪がそういう角度になるように飛ばす。

「フィニィィーーーーッシュ。はいっ、ドーーーン!」

        ――――そして直撃させた上、『炸裂』させる。

炸裂は敵を引き裂き、角度上『カチ上げる』事にもなるだろう。
当てる工夫は不要。なにせ『風歌』が、それをやってくれるのだから。

116『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/20(日) 17:51:13
>>112-113-115(御影PC・風歌PC・円谷PC)

まず貴方(御影)の視点からだ。変な小学生サイズの
こぜにくろうへ『金貨』渡す。ソレは嘴で器用に一円玉の時と同じく
ペンダントを吐き出すと、それを自分の首に掛ける。今度の表情は
一円玉の時よりも決意が深まり、眉毛もキリッとしつつ堂々と
乱闘騒ぎの場所に力強く介入する。その間も、御影は500円玉はしっかり
手にとった。硬貨を尻目に、金貨のペンダントを見せるように胸を張り
彼? は、声を張り上げる。

?『お前達! もう止めるんだ! 戦いの停止を宣言するゾッ』

『あぁン? なに言って……ゼニィィッΣ!!?』 ビシィ!!

バーネ「ぜぇ……ぜぇ、え? なに? 何が起きたの?」
モメ子「はぁぁ♡ ……あっ、お、終わった?」

堂々と戦闘中止の旨を告げると、10円50円硬貨の兵隊的な
モメ子とバーネ、そしてミゾレにも戦闘を行ってた梟達は最初こそ
不審そうに、金貨の彼に振り返り、その胸元に光る黄金の輝きに気づくと
一斉に直立不動になって動きを停止した。
そんな突如の梟達の急変に脳が追い付けない様子で異なる男女も動きが止まるが
これで、自然とあの彼等の戦闘は収まるだろう……。

そして『一番の問題』は……。



 ガチャン   カッッ゛――!!

バイカラ「こぜに・サンダー・ショッッ」


――――すっ転べや!
―――シュッッオォォ゛ゴォォォ゛ッ゛!!

バイカラ「ンなっ!? グ……ショット……ガァ……」

最初に放たれたのは『ダストデビル・ドライヴ』の『突風』
だが、必殺技を既に照準定めてた警備ロボ? な500円の梟隊長にとって
此処は生死を分かつ場面。梃子でも倒れんと『踏ん張る』……がっ!

 ゴォォォォッッ!!!

それは風歌が予期していた絶好の『罠』! 準備していた『渦』が
更に彼の放とうとする500円の雷を秘めし散弾を阻害する。
それでも意地とばかりに、彼は荒れ狂う風の中で必死に嘴を開き
カチンッと撃鉄を引くギミックが中で作動しようとしたのと同時に。

――フィニィィーーーーッシュ。はいっ、ドーーーン!

 ――シュルルルルッッガァンッッ゛

バイカラ「ガァ―――ンッッ!!!??!?!!!」 ドォンッッ!!

上昇気流に飲まれつつ、アッパーカットよりも酷い氷の炸裂は風の勢いもあって
嘴を打ち上げ、その光る散弾の硬貨は真上へと吹き飛ぶ梟と共に天空へと
多くの500円が打ちあがった……!!
 周囲は、空から500円が降り注ぐ! 凄いサプライズだと周りの一般の
客達は喜んでる! その全員が貴方達の乱闘騒ぎにも降って来た金を拾おうと
関心が無くなるのと共に、ドガッ゛!! と『バイカラ』も吹き上げられた
空から墜落し、目を回し嘴から焦げ臭い煙を吐きつつ気絶した……。

バイカラ→『再起不能』だ……。

バーネ「……あっ! こうしていられないわ!
『ニキシ』ちゃん! ニキシちゃん、今行くわよー!!」 タッタタッ!

モメ子「バーネちゃん、待って〜!!」 ボインッボインッ


ミゾレ「……なんなんだ、一体?」

『こぜにくろうパーク』に一人の女性を監禁した旨を思い出したバーネと
モメ子は慌てた様子で、今は空いてる『こぜにくろうパーク』へ走り出す。

ミゾレは、とりあえず現場の梟達のほうに有益な情報を求めて待機するようだ。

117『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/20(日) 18:03:12
>>114(アレクセイPC)
(※勘違いさせる文章ですみません。タンガロアの熱湯性質キューブで
雪はあらかた溶けた水たまりを作っただけで、ヤジは水槽をそちらの上で
浮遊させ停止してるだけで、特に何か役立つ行動はしてないです.
それとタンガロアのキューブ発現ですが、能力の記載に発現するスピード
など書かれてませんが、多分作成自体は一瞬のスピードで可能だと思うので
そう言う処理でいきたいと思います)

アレクセイの能力、それは再三の説明となるが水上で『キューブ』を作る。
そのスピードも一瞬と早い……後ろから迫り来る『チャンバワンバ』に対し
『200cm』〜『500cm』の『キューブ』を即席の壁として作る事も!!

ゴォ――ッバシャァッ! ギュルギュル……ポォ――zノッオンッ!

メゾ「ンッン〜〜ッ! 追尾出来るってのは一つ正解でも、障害物がありゃ
俺の、お利巧な『チャンバワンバ』は戻ってくるぜぇ!」

深海の性質でボールを取り込み、その水圧によってスタンド自体を破壊。
良い案であったが、相手は少しそれを上回る……水のキューブに衝突し
僅かに跳ね返る無地のボールは、その未だ死なない回転力と共にメゾの手の中に
収まるように弧状の軌道を描きながら戻った。

ヤジ「きりがねぇな……えっと、ロシアな兄ちゃん。あいつを一時的に
動けなくするとしたら。これ使うほうが良いだろう」 ㇲッ

ヤジはおもむろに『特殊警棒』を取り出した。スイッチが手元に付いてるあたり
スタンロッドとかの類のようだ。

ヤジ「俺は、これを『水槽』に入れて準備する……時間を稼いでくれっ!
『水槽』を射出したりとか、そう言う使い方は自由に任せる!」

メゾ「おぅお〜うっ! 無駄話を俺が許すと思ってるようだな?
そりゃ『ロボット・モンスター』……全体的に虚仮にしくさってるぜ!
『チャンバワンバ』! いくぜ! 流星シュートォ!!」 ドンッ!!!

メゾが次に蹴り放った行動は……チャンバワンバこと再度激しい回転させたボールを
彼(メゾ)と貴方の中間程度に上空5〜6m程へと打ち上げると言う行動。

その間にも、ヤジは貴方に感電しないよう注意を払い。貴方同様
携行してたらしい水筒を出し、その中にスタンロッドを突っ込む挙動へ入る。
多分、電気の入った『水槽』を作ると言う事なのだろう。

だが、敵も呑気にヤジの行動を完了させるとも思えない……。

118御影憂『ナハトワハト』:2020/12/20(日) 19:50:54
>>116

(…………『良し』)

リーダーらしき『こぜにくろう』は倒れ、
残った子分も『元チビっこぜにくろう』の支配下に置かれた。
ここは『終わった』と見ていいだろう。
騒動を無視して移動する展開にならなかったのは幸いだ。

     フッ――――
               バッサァッ

『ナハトワハト』を解除し、頭を振って前髪を戻す。
『こぜにくろう騒ぎ』が鎮圧された以上、
さっさと立ち去る事にしよう。
いつまでも残っていると、更に人が増える可能性がある。
その中に『アリーナ』の人間が混ざっていると、
余計に面倒だ。
この事態についての情報を得たい気持ちもあるが、
今は『保身』を優先する。

         キョロ
              キョロ

全員の注意が騒ぎに向いている隙に、
適当な物陰に隠れる。
そこでバッグを開け、ボールペンとルーズリーフを取り出す。
ルーズリーフから用紙を一枚外し、
そこにボールペンで『文章』を書き込む。

『異国の者共の軽業が賑わう場にて
 笛吹き双子は祭りが終わるまで踊るだろう。
 梟達の亡き声と鳴き声も
 日が暮れるまで踊りの中でこだまする。
 儚い国の中で痣を擦る音色。
 狂騒を啜る奏者は、常に人混みの中で音色を楽しむ。
 彼は常に代わりの羊が居る場所を好むからこそ、
 儚い国の終わりまで羊たちの中で居続ける。
 月蝕は泥の中を黙して歩き、
 陽砂は音色の中で不規則に円舞を繰り広げる。
 止める術は羊の蹄と羊飼いの足を見比べる事だろう』

倉庫で聞いた『予言』を紙に書き込んだら、
それを手の中でクシャクシャに丸める。
その中に『500円玉』を入れて『重り』にしておき、
『世良楽』の足元に投げる。
一連の作業が済んだら、
『こぜにくろうパーク』を離れて『雑技ストリート』へ向かう。

119アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/20(日) 22:28:46
>>117

(『γ』は解除せずに熱湯の『キューブ』を動かして溶かすつもりだったので、
 ヤジ側の水槽が解除されたのかと勘違いしていました。訂正ありがとうございます)

「へぇェ〜〜〜〜〜かしこいねェ〜〜〜〜〜偉いねェ〜〜〜〜〜」
「『チャンバワンバ』ちゃん、これ本体のメゾっちより賢い説ワンチャンある系?的な?」

作り出したのは『2m』、これを新たな『γ』と呼称しよう。
自動で『チャンバワンバ』が戻ってくるのは想定外だったが、こちらにも対策はある。
二度と同じ攻撃は通用しない。『γ』と同じく『2m』のキューブを発現、それを『ζ』と呼称する。

にしてもヤジちゃん、イカしたもん持ってんじゃぁーん。日本でもこのレベルは許されるのネ。
まぁ本当はマカロフが良かったけど。日本にもあるんでショ?アレ。

「ヤジちゃぁ〜〜〜〜〜ん、それやってる間はオレ様と『タンガロア』の後ろに隠れてなァ」
「あのB級映画マニアがまたおんなじ事やってきたら、今度は仕留めてやるからねェー」

『γ』と『ζ』をボールとの間に置きつつ、こちらへと直線ではなく
曲線を描いたり、反射して狙ってきた時は自分たちがキューブを回り込んで盾にするつもりだ。
『α』と『β』はメゾっち本体を追尾させる。
どうせまた跳んで逃げるんだろうけど、意識を割かせておくだけでも意味はある。

120円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/20(日) 23:01:59
>>116

『バイカラ』も『錯乱してただけ』なのかもしれないが、
それにしたってロクなやつではないのは明白だし、
何より友達ではない。『やっつけた』のは円谷として『当然』だ。

「いぇーい! 友情パワーの大勝利〜〜〜ですっ。
 あたしだけだと、やっつけられなかったかもねー」

『頭上』の一輪は残したまま、
隣にいる『風歌』にハイタッチを求める。

……特に円谷にそういう意図はないのだが、
『風歌』の『敵意』がまだ残っているか分かるかもしれない。

「あーっそうだそうだ。早くいってあげなきゃー!
 こいつらがー、バーネちゃんたちの友達を監禁してたって!」

「……あれあれ、してたんだっけ、うーん。多分してたんですよー!」

『確定』ではないが、円谷はそう思っていた。
事情を説明したあと、止められないのであれば『バーネ』らに続こう。

121風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/21(月) 07:38:55
>>120(円谷)
>>116(GM)

敵意は、消えぬ。
されど――その『敵意』に筋が通らぬことはまだ理解できているし、一応は協力をし、更に締めを任せたのも確かである。
不承不承と行った様子を隠せはしなかったろうが、風歌は『セララ』とやらのハイタッチに応じた。
そして――『監禁』。この一件に纏わることなのは、間違いないだろう。
落ちてばらまかれた小銭に興味と執着を抱く風歌ではあるが、今は生きるか死ぬかに瞬間的に繋がりかねぬ状況下。

「……アタシも行くぜ、この訳わかんねー事柄の、突破口になるかもしんねーからな」

そして、風歌は『眼帯女』の方を見た。

「おら、眼帯、行くぞ! 」

122『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/21(月) 20:16:07
>>118(御影PC)

?「ふー、みんなが言う事聞いて良かった!
お化けさーん、ありがとーっ! ……あれ、お化けさん?」

遠くから金貨によって隊長クラスになった、ちびっこぜにくろうが
貴方に感謝を告げる声が響くものの。既に貴方は物陰に隠れている。
予言を記した紙を、500円の重りと共に円谷へ投げる。表舞台には決して
自分の姿を見せず、陰より貴方は動くのが信条……御影憂はクールに去る!

多方面から人は歩いてきて、時々フラッと貴方にぶつかりそうになる人は
いるものの気を付ければ回避出来る程度の速度ではある。
 ただ、遊園地と言う場所だと余所見をして走ってくる人も少なからず居る。
貴方の真横より走ってくる人影が居た。(※回避するか、しないか自由)

?「ほらほらっ、さっさと着いてきなさい二人共っ!
っと、御免なさい!」

?「ちょっと走るのは止めてくれ! 『グレイシャー』っ」

?「っつ……あー、くそ。思いっきり背中打った」

グレイシャー「『ソイル』『ジャンボリ』、ちょっと滑ったくらいで
だらしないわよ! 今からウォータースライダーへ行くんだから!」

ジャンボリ「いやいや、勘弁してくれ……スケートでこっちは
背中思いっきりぶつけてるんだよ」

ソイル「ほ、ほら。ジャンボリもこう言ってるわけだしさっ
アトラクション乗り場は止めて、芸人が集まってる場所でも行かないかいっ?」

グレイシャー「嫌よ! ジャグリングとか、猿の曲芸とかそんなもんでしょ。
今日はパレードの時間一杯まで乗り物制覇するわよー!」

蘇芳色の髪が目立つ十代の少女が、貴方の前に走って来て謝罪した最中に
人混みを割って出て幾らか疲れた様子で白群色の髪で同い年程度の男子と
蜜柑色の髪の一人だけ20より上の年長と思える男性が背中をさすり呻きながら
登場をする。信号機見たいな色合いのトリオだ……。

元気な少女はアトラクション方面へ行く気らしく、元気に片腕を掲げるのを
引きつり笑いか、顰め面で連れの男達は心中の気持ちを顔に出してる。

とは言え、貴方とは無関係の三人であるのは間違いないので
このまま『雑技ストリート』へ向かう事に支障はないだろう。
 靴も彼等は色合いが異なるが普通に他の客も履いてるような冬用の
ブーツであり、予言の内容に記されてるような人物とも思えない。

123『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/21(月) 20:16:51
>>119(アレクセイPC)

>それやってる間はオレ様と『タンガロア』の後ろに隠れてなァ

ヤジ「おぅ!」 ビリビリッッ!

彼は迅速に貴方が作るタンガロア『キューブ』の死角へ飛び込むと共に
持ってるポッドを置いてスタンロッドのスイッチを入れて液体に放つ!

メゾ「おぅおぅお〜〜う! 『チャンバワンバ』ぁ!!
行こうぜ! 名将デビットも言ってる!
――『何かを必死でやりたいと思えば、道は開けていくものだ』ってなぁ!
つーっ事で、てめぇって言うゴール(面)に、黄金シュートよぉ!」 タッ!!

! 追尾する『α』『β』を振り切って駆けるようにして、貴方自身へと
『メゾ』は突っ込んできた! と、同時に空で回転してた『チャンバワンバ』も
貴方へと隕石が落ちるが如く頭部目掛け落ちてくる!(スC)

メゾ「群体型の弱点は近接戦が出来ねぇ事だって偉い奴も言ってんだぜぇ〜!」

メゾとのいま現在の距離・・・約3m程度! サッカーで鍛えた脚力なのか
逃げても彼が真剣に追えば直ぐ(次レス)彼のポットも蹴り返す威力の攻撃が
届く間合いに近づかせてしまう!

124『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/21(月) 20:30:22
>>120-121(円谷PC・風歌PC)

円谷は『ハイタッチ』を風歌へ求めた。

風歌は『Eの入れ墨』がまだ円谷の頬に輝くのが見えた。触れられる程の
距離になると共に比例し、自分の中に芽生えた奇妙な『敵意』が増幅
するのを感じる。それ込みで気持ち強めに円谷が掲げた手を叩くと……。

シュン。

――風歌は円谷の『頬に輝くEの入れ墨』が消失するのを視認した。
……心の中にあったモヤモヤとする苛立った感情、『敵意』も何で
浮かべてたのか不思議な程に消えていくのを感じる……。

>おら、眼帯、行くぞ!

ミゾレ「うっせぇ、ちょっと待って! ……ちっ、こいつ等
ただ命じられてただけで何も知らねぇか。
おい、女を拘束してるって言ってたが……何処だ?」

兵隊十円梟「は、はい。パークの奥にあるバイカラ隊長の住処となる
舎内の奥の部屋です。不審に、このパークに潜入してたので……。
バイカラ隊長が、ほしみlandの上には自分から直接報告するので
お前達は勝手に告げるなって言ってましたホ〜」

ミゾレ「おいおい一般人を独断で監禁してたって言うのかよ。
……くそ、これ知られたら。ほしみlandも閉館しかねないぞ」

風歌の命令に、乱暴に言い返しつつ案内人として一匹の梟を連れて
ミゾレもこちらに歩き出す。こぜにくろうパーク内部で
ニキシちゃん、返事をして〜! と騒ぐ男?女の声が響く……。

?『僕は、他の梟達と共に何かあっても直ぐ動けるよう待機してます。
お化けさんも戻ってくるかも知れないし』

金貨を付けた、妙な小学生サイズの梟は。そう告げて入り口前で
他の兵隊梟達と動かないようだ。彼? も何者か気になるところだが
軟禁されてると言う女性のほうも先決ではある……。

125御影憂『ナハトワハト』:2020/12/21(月) 22:08:47
>>122

               ――――スッ

      (………………)

ぶつかって良い事はないので、普通に避ける。
遊園地を楽しんでいる三人組といった印象だ。
特に不審な点は見つからないし、追いかける理由もない。

      (………………)

今、この場所では『事件』が起きている。
楽しく過ごす人々の裏で、『悪意』が蠢いている。
何も知らない一般市民達が巻き込まれる可能性は、
出来る限り無くすべきだ。
それこそが自分達の『動機』であり、また『目的』でもある。
しかし、それを成す為には、
『手を出し過ぎてはならない』のも事実。
御影憂は『闇に潜む影』。
『光の下』に出る事無く密かに立ち回り、
事態が解決の方向に向かうように陰から助力するのが、
御影憂の役割だ。

       (………………)

当初の予定通り、『雑技ストリート』に向かって歩いていく。
あの『予言』が正しいとすれば、
そこでも何かが起こっている可能性が高い。
現在進行形か、あるいは既に終わっているのか。
それは分からないが、
もし何かあるのなら確かめる必要がある。
歩きながら、
『ナワトワハト』の『能力』を使えそうな『暗所』を目で探す。
『物陰』でも『隙間』でも、体が入る場所なら何でもいい。
なければないで構わないが、あるに越した事はない。

126アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/21(月) 22:15:25
>>123

「マジでェ?ボクちゃん『スタンド使い』でエラいヤツなんて知らねェんですけどォ〜〜〜〜〜」
「エラくなろうとして死んだヤツはいっぱいいるけどねェーーーーーー」

『α』と『γ』に追い立てられ、メゾっちはこっちへと接近してくる。
まぁボールだけじゃ決定打にならないとくりゃあ、そうなるネ。
そして上からは『チャンバワンバ』による同時攻撃、なるほどこいつは厄介だァ。
でも、上からってのは悪くない。一つ手間が省ける。『キューブ』を節約できる。

「サッカーってのは、『ボール』と『ゴール』があってこそだよなァ〜〜〜〜〜」
「じゃあそこから『ボール』がなくなったら、サッカーにはならねェよなーーーーッ!」

ヤジちゃんがポットを入れた『γ』とは別に、『ζ』と共に後ろへと下がる。
頭部を狙い『チャンバワンバ』に対して、『ζ』の高さはオレ様の身長を超える『2m』。
後ろに下がれば、当然『ζ』の方に先にぶつかる。もっとも水圧で防げば、また『チャンバワンバ』は戻っていく。
だから、あえて『引き寄せる』。

『ζ』が模倣するのは『悪魔の喉笛』。
その下方に叩き付ける激流で、降りてくる『チャンバワンバ』の勢いを加速させ
そのまま『キューブ』の下に存在する、僅かな隙間までボールを落とす。
その勢いでボールを拘束し、即座に『チャレンジャー海淵』へと切り替え。世界最大の水圧で、『チャンバワンバ』を叩き潰す。
本来は『ζ』と『γ』を隣接させ、片側のキューブがボールを取り込み、その先にある別のキューブで上から叩き付ける予定だった。
だが、上からの攻撃ならその先にある地面がボールを留めてくれるので、二つ目の『キューブ』は必要ない。

本体の自分は、『δ』と『ε』を構えておこう。そのままメゾっちが突っ込んできた時の防御用だ。

127円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/21(月) 23:02:50
>>124

「『お化けさん』だってー!
 この子はかわいいね。
 さっきの悪いやつとは、大〜違い!」

「とゆーか、ウレイさんってば、
 どこまでお土産買いに行っちゃったんだろー?
 大変なときなのに、遊園地エンジョイしすぎー!
 閉館なんてしたら、きっとショックで寝込んじゃうよ」

ハイタッチした『風歌』の反応や、勿論『御影』も待たず、
バーネより先んじて、『奥の部屋』とやらへ向かう。

「バーネちゃんバーネちゃん、
 あたしが先行ってあげる!
 もしかしたら、またあぶなくて悪いヤツいるかもですしー」

       「そしたらあたしがやっつけたげます」

頭上の『最大氷輪』は維持している。
『念のため』――――ではなく、『消す発想がなかった』だけ。

128風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/22(火) 07:45:26
>>124
『セララ』の後をすぐに追うことも考えたが、それ以上に気になるのは『敵意』と『刺青』の消滅である。
『敵意』が全てを凌駕する事でないことは我が身で確認済みではあるが、それはそれとして消しておくに越したことではない。
ならば――試してみるのもいいだろう。風歌は眼帯女に呼び掛けた。

「おい待て……少し、話しておく事がある。さっき、あの『輪っかの女』にアタシは刺青が見えていたんだが……今、触ったら消えた。いや、見えなくなった、か? なら、よぉ」

風歌は、軽く手を差し出した。

「手をブチ壊したアタシが言うのもなんだが、『ハイタッチ』だ。無駄なら無駄でそれでいいし、うまくいきゃ誰かの『仕掛け』が一つ消える……一秒も掛からず試せることだ、あの『輪っかの女』を追いかける前にやってみて損はねーんじゃねーか?」

129御影憂『ナハトワハト』:2020/12/22(火) 12:23:48
>>118で予言の内容を伝えたつもりだったが、
『気付かれなかった』と考えていい?

130『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/22(火) 17:27:42
>>129
すみません。
こちらは>>122
>予言を記した紙を、500円の重りと共に円谷へ投げる。と行動処理と共に
円谷PCにも重りのついた紙が届いたと描写したつもりでしたが抜けてました。
すでに、その予言の紙は円谷PCが拾い上げて予言の内容についてもPCが
保有した形の処理として構いません。

131御影憂『ナハトワハト』:2020/12/22(火) 18:13:55
>>130
了解しました。回答に感謝します。

132『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/22(火) 21:28:56
>>125(御影PC)

 ガヤガヤ   ザワザワ

貴方は信号機のようなトリオを避け『雑技ストリート』へ。
やはり、雑技ストリートと名を冠するだけあり様々な人達が居る。
全く動かず空気椅子の状態や、今にも転びそうな姿勢を長時間維持するパントマイム
を行ったり、ジャグリング、火吹き芸、軽いマジックを行うなど盛況だ。
 芸人達の幾人かは休憩の為に簡易テントなど拵えてるが。残念ながら今のところ
貴方の能力を使用出来るような闇を作る死角は無さそうだ。

 カツ カツ

?「おぉ、来てくださったのですね。どうぞ、お近くに……」

その中で大きな輪と共に人たがりが有った。あのピエロが人垣の為に席を並べており
近くまで来た貴方を発見すると、手招きして最前席へと有無言わさず案内してくれた。

?「さぁ、既に開演してます。どうぞ、この世で最も哀しくも麗しき
『双子の演目』を拝聴なさいませ……」

 ttps://www.youtube.com/watch?v=lnKY8bmkRI8

一つの人が数人入れる程度の粗末な木材で組み立てられた小屋より。梟のような
フードと生足と手以外は隠れた黒で装束された衣服を来た同じ背格好の二人が現れる。
 それに続くように、先程の騒動で見たような。いや、それより真っ黒い梟達が
楽器を携えつつ人々の前に現れる。開始の合図を始める事なく梟達が一斉に持ち寄った
ピアノや弦楽器を弾き始め、その曲調に合わせるようにゆっくりとしたステップを担当
してるのだろう梟を模したフードの二人が同じ動きで初めた……。
 物哀しい演奏と紡がれる声の為か、聞いている何人かが涙を流すものもいる。
少し端では何故か知らないが、微かに顔を顰めた様子で其の曲と踊りを見詰める
『芸人』も居る。それと、不思議とこの曲を弾いている空間だけ普通なら感想を
言ったり称賛の声や冷やかしなどで騒ぐ人間が居ても可笑しくないのだが
『双子』なのであろう演舞と歌声が空気に溶ける場所は……怖い程静寂だ。
曲の中に出てくる『森のマナー』のような、梟のみ許さない茶会のように。

聴き続けていると、貴方は自分自身の魂がざわめくような、高揚感とも
また違った不思議な依存も感じる事となる……。

133『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/22(火) 21:55:40
>>126(アレクセイPC)

>サッカーってのは、『ボール』と『ゴール』があってこそだよなァ〜〜〜〜〜
>じゃあそこから『ボール』がなくなったら、サッカーにはならねェよなーーーーッ!

メゾ「あぁぁ゛〜〜〜ンッ!!?
 んな当たり前の事をでかい声でトチ狂ったように言いやがって!
てめぇの未来はよ! 炎上が確実で敗北決定の――ッ」 ググッ タンッ!


メゾ「映画で例えれば『約束のネバー』」

    シュルル   ――ゴッ   パァンッッ!!

メゾ「ランッッッ!!!?!
 ぐぁぁぁぁぁぁぁあ゛ッッ!! お……俺……のあ……じ」ドサッ……

流星のように落ちた『チャンバワンバ』こと彼のスタンドボール。
狙いは正確、アレクセイが回避してキューブに跳ね返っても手元に戻り
追撃の蹴りで再度顔面なりに直撃出来る事を予想しての流星シュートな
訳だったが……その『キューブ(タンガロア)』自体が彼自身の破滅に
追い込む存在、『悪魔の喉笛』と言う激流葬だったと予想出来る筈も無かった。

故に、想定通りのボールの直下。そして変更された性質、最大の深海
限られた空気を中に秘めない生き物以外生存不可の『チャレンジャー海淵』

さしもの『チャンバワンバ』も例外でなく破壊され……と同時に
メゾの足も『内側から血管が破裂』したように皮膚も断裂した酷い状態へと
様代わりして転倒した。これは、間違いなく『再起不能』一歩手前だろう。
 
ヤジ「っしぃ! 手古摺ったが、完封だな……悪いな、俺は注意逸らす
ぐらいしか出来なかった。あんたの能力、凄いんだな。行き成り相手の
足を握撃するように凄まじい力だ……」

? どうも、ヤジは貴方の『タンガロア』と『チャンバワンバ』の
挙動が見えてなかったような調子で感想を告げた。先程までスタンドらしい
水槽を操ってたように見えたが、どうもスタンド使いでも無さそうだが。


二宮「……あ、あの……だい、じょうぶ……ですか?」

喧嘩、なんでしょうけど。終わり、ました……?」

二宮は見えない分、勘が鋭いのか事態が収まりつつあるのを感じとって
アレクセイの声を頼りに後退してた場所から近寄った。

  ザワザワ……。

とりあえず『メゾ』は大人しくさせたが、彼の怪我は凄い事になってる。
周りの目も凄い事になってるし、このままだと貴方が彼(メゾ)に
重傷を与えたのは事実だが、暴行犯と間違われる可能性もある。

ヤジ「ちょっと周りがやばいな……だが逃げ出すのは悪手だ。
少し待って貰って良いか? 多分アリーナの誰かが騒動に気づいて
やって来るが、俺が事情を話すから」

?「私も手伝いますよ」

ヤジ「おぅ、ジョー。悪いな、出番なかったわ」

?「構いません。怪我人は出ましたが、被害が広がらなくて幸いだった」

人垣から、バンカラ風に学生服を着た華奢な男が割って入って来る。
不良っぽい貴方を助けたヤジと口振りからして知り合いそうだ。

?「……あぁ、やはり近寄り過ぎるのは不味いな」
?『こちらなら、問題ないでしょう』

その青年は、貴方に話しかける感じに近寄ろうとしたが10m手前で止まり
後ろを向く。そしてヤジが浮かせてた『水槽』の一つが貴方の傍に近寄り
話しかけてきた。スタンドの声も近寄って来た新たな人物である男と同じ。
どうやら、『水槽』のスタンド使いは学生服の男のようだ……。

小林『私は小林と言います。彼にスタンド使いと誤認させて、先程の
彼との乱闘中、隙があれば私が奇襲なりして鎮圧する事も考えて
潜伏してましたが、余り役立てずすみません。
……ところで、その頬の【入れ墨】に関して覚えはありますか?』

……彼も、どうやらアレクセイの頬に入れ墨が見えるようだ。

134『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/22(火) 22:10:45
>>127-128(円谷PC・風歌PC)

まず風歌の視点からだ。
 
ミゾレ「あぁん? ハイタッチだぁ??
……ちっ、馴れ馴れしいが……一般人を守った手前、一度だけ」

 パンッ!!

ミゾレ「だ…………ぁんっ? こりゃ……どうしたんだ私っ!?
もしかして、全部あんたの言葉が本当で、いや……でもそうじゃないと」

 ガバッ……!

ミゾレ「っ悪い!! 私、大馬鹿野郎だった!!
ケジメは……付けるっ!」

結果は一目瞭然だった。
風歌の視界の中で、ミゾレは土下座をして心底申し訳なさそうに詫びている。
もう能力が解除されたかどうかなど、発言と態度から明らかだ。



?「気を付けてー!」

バイカラとは違った、小学生サイズの梟と兵隊達が見守る中パークの中へ入る。
中間程度の小屋を、ニキシちゃ〜〜ん!! と叫び捜索していたバーネと
モメ子だったが、貴方の声掛けで我に返った調子に幾分なった。

バーネ「そ、そう? セセラちゃん! それじゃあ頼むわ!
貴方ってば、なんだか不思議な力があるみたいだけどっ!
そんなの関係ないっ! 乙女はいっぱい秘密をつめこんで美しい花に
なるんだもの! 私達、お友達だものね!」

モメ子「うんっ、セセラちゃんと私、お友達〜。
友達の証として、おっぱい揉む?」 モニュッ

貴方のスタンドが特に彼? と彼女に悪印象を覚えさせる事は無かった。
梟の言葉通り、奥にある『バイカラ』の小屋に入る。
 意を決し、ドアノブへ手を回す。

 ガチ……ガチッ。

バーネ「ぁああっ! そうよ、監禁してたって言ってたんだもの!
鍵をかけてて当たり前よね! でも、あの小生意気なフクロウちゃん
何処に鍵を隠したの?! 体毛!? 翼!? まさか体内に!!?」

モメ子「それともおっぱいの中っ!?」

バーネ「モメ子ちゃんっ!!」パチィーzノッイッッ゛

モメ子「あはぁぁぁあ♡ッッ!」

二人の漫才染みたやりとりをする中、小屋は窓もなく一つだけの
施錠された出入口のみ。……強引に蹴破ってみようか?

135アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/22(火) 22:43:06
>>133

「ハァァアアァァァ〜〜〜〜〜ッ?!まだ分かんねェだろォーーーーッ!!
 ひょっとしたら、る○剣みてェーに実写の成功例になるかもしれねェだろうがよォ〜〜〜!!」
「今週の宣伝マンガだって面白かったじゃん!!!まぁアレ別の作品だけど!!」

足を破壊されてブッ倒れたメゾっちにぷんぷんキレる。
シスター・クローネだって見た目は確かにアレだけど、雰囲気的には良いじゃんネ。
あっ、ボクちゃんはジャンプ派です。単行本派はネタバレ注意。

「ハァイ、ヤジちゃんお疲れェ〜〜〜〜〜」
「なァに言ってんの、注意を逸らしてくれたからこそオレ様の一撃が入ったんだゼ?『タンガロア』はちょいとスピードは遅ェからなァ〜〜〜〜〜」

『スタンド使い』でないのは、まぁなんとなく。
でも別に協力してくれりゃあなんだっていいし、そもそも自分の身が可愛けりゃあ
こんな場所に出てこない。そういう点で、トッキー(朱鷺宮)と同じくヤジちゃんはイイ人なんだねェ。

「はいはい終わりましたよォ、ニノミー」
「さぁ〜〜〜〜〜て、この騒ぎどうすっかねェ」
「ボクちゃんは早いとこ『ひったくり』を追っかけたいんだけどナァーーーーー」

ヤジちゃんの言葉通り、メゾっちを助けてくれる誰かを待ちたいね。救急班的なヒト。
勘違いさせられたヤツを殺すのはなんか後味悪いしねェ〜〜〜、ニノミーに奢ってもらうメシがマズくなりそう。

「コバちゃんが本体ねェ、アンタもありがとねェー」「お喋りもできんの?小回りが利くなァコバちゃんの『スタンド』」
「で、コバちゃんにも見えてるわけね、オレ様には見えない『刺青』が」
「『スタンド使い』に見えるわけかァ。でもさァー、マフラーの上から見える刺青っておかしくね??」
「そこら辺の常識的な判断力も失わさせられてんのかなァーーーー」

辺りを見回して、係の人がいれば声をかけておきたい。
もちろん『スパイク付き』の靴を履いているヤツがいたらそっちもチェック。

136御影憂『ナハトワハト』:2020/12/22(火) 23:00:31
>>132

(『座る』なんて言ってないのに…………)

(勝手に座らされた…………)

(メンドくさい…………)

何故こんなに気を遣われているのだ?
自分が特別扱いされる理由などない。
それが分からないのは気味が悪い。
気に食わない。
『恐怖』を与えるのは、この御影憂だ。
他の誰にも、その座を譲る気はない。
絶対に、断じて、何があろうと。

(何か…………始まっちゃったし…………)

(ますますもってメンドくさい…………)

まるで怪しい宗教の会合みたいだ。
ずっと聴いていると洗脳されるんじゃないか?
さっさと席から立って離れたい所だが、
今それをやると嫌でも『目立つ』。
ステージの連中やら他の客やらに目を付けられ、
『攻撃対象』にされる可能性がある。
それは不味い。

(既に終わった訳でも現在進行形でもない…………)

(始まったのは…………『今』…………)

まずは耳でも塞いでみよう。
初歩的な手だが、
こういうのは最初に試しておいた方がいい。
同時に、さっきのピエロを探す。
こんなロクでもない場所に連れてきたあの男も、
おそらくは『関係者』だ。
場合によっては『敵』にも成り得るだろう。

(ふぅん…………)

心がざわつく?
この御影憂は、歌や演奏程度で動揺する心など、
持ち合わせてはいない。
決して消えない傷を受けた『あの時』に比べれば、
何程の事もない。
そうは思っているが、
『そういう能力』ならどうしようもないのが現実だ。
精神論ではなく、『知恵』と『機転』で打開する事にしよう。

137円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/23(水) 02:57:52
>>134

「バーネちゃんもモメ子ちゃんもちがーう!
 あたしは『セララ』!
 そんな鶏肉みたいな名前じゃないでーす」

名前を間違えられてもそこまでは気にしないし、
誰にでも過度なスキンシップを望むこともない。
あくまで円谷は、だ。モメ子やバーネの事を否定もしない。

「まー、友達だからいーですけどね!
 あ! そーいえばさっきこんなの拾ったので、
 バーネちゃんあたしより賢そうだから読んでみて!」

先ほど拾った『くしゃくしゃの紙』をバーネに渡しておく。
『予言』の内容は意味不明で、円谷は『何なのか』分からなかった。

もちろん、ただ分からなかったから渡したのではなく――

「そっかそっか、でもね、鍵は無くっても、
 マスターキーがあるからだいじょーーーぶ!」

                     ブンッ
 
「あんな悪いひとの部屋の扉なんて、壊しちゃっていいんですよ!」

『おもいきり蹴破る』のに、手に物を持ってるのは邪魔だからだ。躊躇は不要。

138風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/23(水) 07:29:07
>>134
「よし、じゃあ『ケジメ』を付けに行こうや……」

思う所はまだ無くもなかったが、きっちりと見事な土下座をされたのだ。
社会のゴミである風歌であるが、かといって意図して無粋を働こうとは思わない。ゴミであり、ゴミが如く振る舞う風歌であるが、意図して害を与えるゴミで在ろうとせぬのも、また風歌であった。
『セララ』の後を追った風歌は、『セララ』が『マスターキー』……もとい、キックで戸を蹴破ろうとするのを目撃する。

(中に『敵』がいたら……)

静止は、間に合うまい。『連戦』の可能性を考えながら、風歌は『セララ』の元へと駆け寄った。

139『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/23(水) 23:03:20
>>135(アレクセイPC)

小林『なる程、事情は大体わかりました。
その【入れ墨】なんですが、距離が貴方と近づくと共に【敵意が強まります】
私は特に初対面の方に好悪の感情を持たないのに関わらず、貴方に近寄ると共に
暴力を与えかねない衝動が起きたので、間違いありません』

ヤジ「あぁん? て事は、ジョーにしか見えない。スタンドの入れ墨ってぇのを
気付かない間にロシアな兄ちゃんが付けられて? 見える奴と見えない奴が
引き合うと、つまり今の転がってるあいつ見たいに戦闘勃発するのか……」

こりゃ、だいぶ厄介な能力だな。とヤジは頭を掻きつつ話を続ける。

ヤジ「こりゃ……広範囲で、多分フィールドに限定されて無作為に何かの
トリガーと共に設置される感じの『デコイを発生させる能力』って感じか?
俺達、てか俺はアリーナの関係者で。今日騒ぎが起きるから、それとなく
何か起きたら助力しろって言われてて、ジョーにもその事伝えてるからさ。
『騒ぎを起こす犯人を捕まえる』って目的はある訳だよ。あいつ(メゾ)も
そうだろうさ。……あんたの見つけようとしてる『引ったくり』もその
関係なんだろうな。要は、こりゃ『同士討ちを誘発させる』んだ」

小林『私は傍観して幾らか違和感に覚える時間が出来たから、こうやって
スタンドの水槽越しだと影響は軽微なので問題ないですが。
中々性質が悪どいですよ、この能力。乱闘騒ぎが頻発しかねない』


 ドタドタッ  到着ーっ

グレイシャー「さぁって到着よーっ……って、あれ何か騒ぎ起きてる?」

ソイル「っ怪我人だ! よし都合が良い、じゃなかったグレイシャー!
一先ずアトラクションを止めて彼の救護をしようっ」

グレイシャー「ソイル、あんた……そんなにウォーター・ライドに
私と乗るのが嫌だったって訳?」

ジャンボリ「おいおい、怪我人が居るんだ。って、こいつアリーナのか」

貴方達との会話中に、信号機見たいな色合いの髪をした男二人と女子の
トリオが人垣を割って参上する。口振りから、メゾの事を知ってるらしく
丁度良いとばかりにヤジが『俺、少しだけ面識あるから奴(メゾ)を
休憩所なりに運んで貰うよう頼むよ』と告げて場を離れる事にする。

小林『私も、同行してると能力の解除が不明なので。一緒にいると
攻撃するリスクもあるし。余り長居は出来ませんので』

小林も、貴方の頬に見れるスタンドの影響で解除条件が不明な以上は
余り近くには居られないと告げて少し離れたヤジの傍に立つ。

二宮「……あの、お話はよくわからなかったですけど。
引ったくりが被ってたらしい『青い鬘』は『メリーゴーランド』の
ほうにあった……で合ってましたっけ?
 私、そっちに行くのを薦めます」

二宮が、おずおずと次の方針を告げる。アレクセイとぶつかった
カップルと思える男女は、確かにそう言ってた。メゾとの交戦で少し
時間が経ったものの、そう遠くまで逃げてなければ『メリーゴーランド』
付近に引ったくりが居る可能性も高いかも知れない……。

140『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/23(水) 23:23:45
>>136(御影PC)
(※『消えない傷』に関しては詳細を描写しなくて構わない)

貴方はまず耳を塞いでみた、続けて『ピエロ』を探して辺りに視線を探ってみる。

『ピエロ』は『双子』や演奏する『梟』を迂回してステップを踏みつつ『小屋』の
後ろへと移動した。周囲の人間に見物の邪魔にならないように配慮してか、または
それ以外の意図か不明ながら、そちらへ移動すれば接触は可能だ。

耳を閉じて見れば、双子らしき声と演奏は当たり前ながら小さくなる。
人が耳を強烈に手で押し付けても、僅かながら目の前で行われてる演奏ならば
僅かに聞こえてくるが、この『演目』に関しては、そう言った理論とか関係なく
貴方の『精神』に訴えかけてるように感じられる。

ほんの一瞬。――『過去(消えない傷)』が貴方の脳裏に過る。
 それは何て事のない、物哀しい演奏と唄が琴線に触れての回想だったのかも
知れないが、思い出す事によって特に貴方は体や精神に悪影響はきたさない。

むしろ……『苦しみが薄らぐ感覚』があった。言葉にすると『吸い取られた』と
言うべきだろうが。

 ポタ ポタ……。

貴方は、気づくと自分の眼球から透明な雫が頬を流れ落ちていくのに気付いた。
『涙』だ。だが、決してこれが感動などの類での涙でない事は理解出来る……。

 
 ♩ 何かが始まる予感……♬

・・・演奏は、もうそろそろ終わるようだ。

141『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/23(水) 23:27:43
>>137-138(円谷PC・風歌PC)
(名前ミス申し訳ない)

御免なさい! 色々と現実離れした光景や格闘の所為で間違えちゃったわ
セララちゃん! と言う謝罪を聞きつつ『円谷』は最強のキーピング
小難しい障害は、これに限る! ドガッ! ガンッッ!! とばかりに
バイカラが住まう小屋の扉を蹴破った。続けて、どうやら仲が幾らか復縁したらしい
風歌とミゾレが駆け付けて5人は慎重に中へ入って行く。

バーネ「ニキシちゃんっ! ……あら」

モメ子「だれも居ないの〜」

ミゾレ「……殺風景な部屋だな。誰か隠れるような所も無いぞ」

最後のアリーナの戦士の感想通り、その部屋はとても殺風景だった。元々
メカなのか何なのか不明だが、遊園地の内部を警備する以外は充電か休止する以外に
何もしないだろう存在の部屋なのだから、人と同じような小物なり食事なりあるのは
逆に不自然。木で出来た板の床、そこに転がるのは包丁が一つと何かのメモ用紙。

メモ用紙を拾い上げると、こんな内容が書いてる……。

『失敗しました【予言の梟】は此処の周辺には無かったです。
警戒され、幽閉されたので私は当初の予定通りに離脱します』

バーネ「……これ、どう言う事かしら? 少なくとも、此処に居た女の子は
ニキシちゃんじゃ、どうも無さそうね……」

ミゾレ「おい、梟。此処にいた女ってのはどう言う奴だったんだ?
いや、まず拘束した理由を最初から細かく教えてくれ」

案内役の梟「え、えっと。最初に伝えた通り、此処ら周辺を怪しいフードで顔を
隠してうろついてたんです。バイカラ様が直接尋問して、逃げる素振りもあって
此処に閉じ込めたと言うのが事の次第ですホ〜」

ミゾレ「……どうも、キナ臭いな。一般人の線が消えたぞ、こりゃ」

バイカラの殺風景な部屋に残されたのは、一つの謎のメモ、そして遊園地に
そぐわぬ包丁が一振りだった。
 謎の女は何処へ消えたか、そしてどうやって窓も抜け穴も存在しない密室で
出て行けたのか? 不気味な人気のないガラリとした内部で此処まで同行した
者達は悩む顔付きへと変わる。

バーネ「ぅ〜ん、よくわからないけど。一先ずニキシちゃんは多分無事で
遊園地の何処かに居るって考えて良い、のよね?
 この予言って言うメモも何かしら? 梟とか、双子とか、痣とか……意味深ね」

モメ子「うーん……私……一つ大切な事に気づいた。お腹空いちゃったの……」

バーネ「モ、メ、子ちゃん」 ギュゥウッ

モメ子「ふぁん♡ で、でもでも真面目な話。結構動いてお腹空いたし
ニキシちゃんも動き回ってるなら、なんかどっかで食べてるかも〜」

バーネ「私達、ニキシちゃんが何処で何してるかなんてわからないわよ……。
まぁ、確かに少し色々疲れたわ……総合案内所や催事館に行ってみる?
モメ子ちゃんが何か食べたい見たいだし、案内所なら迷子放送してくれるわよね?」

ミゾレ「それがハッキングが実は起きてて園内放送は……いや、もう回復してる
可能性もあるか?」

色々と他の者達は話し合ってる。貴方達も、少し次の行動を
話し合ってみるのも手だろう……。

142御影憂『ナハトワハト』:2020/12/24(木) 00:38:54
>>140

例えば、真夏の炎天下に立ちっ放しの状態で、
『汗を流すな』というのは無理な話だろう。
暑くなれば汗が出るのが生物として自然な反応だ。
体内の水分が一滴残らず出てしまって、
もはや汗すら流れないというなら別だが。

(これが『良からぬもの』なのは間違いない…………)

(何がしたい…………?)

今、目から零れ落ちているのも、その程度の代物だ。
何らかの能力の産物。
単なる生理現象に過ぎない。
しかし、思い出してしまったものは仕方が無い。
『昔の記憶』だ――――――。

   ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド

目の前にあったのは、圧倒的な『恐怖』だった。
人知を超えた『力』と『力』の衝突。
言い換えれば『戦争』だった。
それに巻き込まれた自分は、
何ら力を持たない脆弱な『一般人』でしか無かった。
最後まで生き残れたのは単に運が良かっただけだ。

気付いた時には病院にいた。
幸い、自分は肉体的な傷は大きくは無かったが、
代わりに心に負った傷は深く、
一時は『回復不可能』とまで言われていた。
ある夜、あの時に感じた『恐怖』が引き金となり、
『ナハトワハト』は目覚めた。
同時に決意した。
『恐怖』を乗り越えるために、『恐怖を与える者』となる事を。

『同じ場』に居合わせた人間が一人いた。
彼は言った。
『必要な事をする』と。
彼――――『一生』は、
『スタンドに関する情報の収集』を頼み、
御影憂は彼の申し出を承諾した。
その一環として、
御影憂は『音仙』の下を訪れた――――――。

(『小屋』…………)

(まずは…………『狭い場所』を目指す…………)

(狭い場所の方が…………『暗闇』を作りやすい…………)

(いざとなれば…………あそこまで走るか…………)

        バサァッ
                グイッ

片手で前髪をかき上げ、もう片方の手で目元を拭い、
『ナハトワハト』を発現。
左手に『風船』、右手に『ボールペン』を持つ。
ボールペンの『ペン先』は出した状態。
いつでも走り出せる用意をしておこう。
向かう先は『小屋方面』の予定だ。

143アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/24(木) 01:05:54
>>139

「ハアァァァ〜〜〜〜〜メンドくせー『スタンド』だなァ」
「あ、ヤジちゃんこれ返すねェ」

『キューブ』の中に入った水筒を返す。
もし『チャンバワンバ』を破壊してもメゾっちがピンピンしてたらこれでトドメ刺そうとしたけど、
本体にもダメージが行くタイプだったから要らなかったわ。大丈夫?スイッチ切れてる?

「その『引ったくり』は本体じゃあねェのかなァーーーーー」
「やっぱり最初に聞かされた『エクリプス』ってのが二つの意味でキーワードなのカナ?」
「時間的に、オレ様に聞かせた後であんだけひったくりまくるのは無理ぽよだよネー」
「その後はやべーパァラ(カップル)に絡まれたけど、あの二人は一般人っぽかったからナァ」

複数の犯行か。つまり組織同士の小競り合いに巻き込まれた感じ?
ボクちゃん的にはめっちゃどうでもイイ〜〜〜〜〜。さっさと引ったくり捕まえてオサラバしたいねェ。
落ちた自分のポットも拾って、腰に戻そう。近くにトゥアリェート(手洗い場)があったらそこで水を補充しとこう。

「まァそォよねェー。ニノミー的にはさっさと引ったくり捕まえたいし、ボクちゃんもそれは一緒ォ」
「考えて『犯人』見つかるわけじゃあないし、オレ様たちはとりあえず『引ったくり』探すヨォ」
「ところでニノミー、キミさぁ『超能力』とか持ってナイ?」

『γ』と『ζ』は解除。『α』と『β』は前方を進ませて、小型の『δ』と『ε』は両手でそのまま保持しておこう。
そんでま、話しながら『メリーゴーラウンド』の方へと進もうか。
コバちゃんたちとはここでお別れかなァ。寂しいネェ。

144円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/24(木) 05:43:42
>>141

「あれー、誰もいないよ! なんでなんで? 
 ニキシちゃんどころか、監禁されてる人自体いなーい。
 嘘ついてたんじゃないよねー」

包丁もよく分からないが、
メモ用紙についてもよく分からない。
『誰か』仲間がいるのだろうか?

「もーあたし、何がどうなってるかよくわかんないでーす。
 この『メモ』残した人って、きみたちのナカマでもないんでしょー」

『ミゾレ』に声をかけるが、会話からも答えは察せる。
『彼女らとは別』の『集団』がいるのだろう。
その目的も、何もかもが分からない。

「『異国の軽業』だし、『雑技ストリート』に何かあるんですかねー」

「うーん、分かんない事を考えてもしょーがないですね。
 あたし、ニキシちゃんと、ついでにウレイさん探しに行こうかなー。
 お土産買いに行ったまま戻ってこないしさー!」

そして分からないのは、『予言』もだ。
円谷は疲れてはいない(と思う)が、
予言の内容を『解釈』するような行動は得意ではない。

「てかてかこれさー、アトラクションはちゃんと動いてるの……ですかー?
 機械がハッキングされてるなら、ジェットコースターとか動いてない?」

                 「あたしそういうのしに来たんだけどな―」

『羊の蹄』と『羊飼いの足』とやらが重要らしいので、
なんとなく、自分含む全員の『くつ』に視線を走らながら、ミゾレに質問する。

145風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/24(木) 07:43:10
>>141
『予言』じみた珍妙なポエム……学無き風歌には理解が出来ぬ。
しかし、ゴミたる矜持を持つ風歌は必要であれば何でも使えるし藁にも縋れる――風歌は、『眼帯女』を見た。

「おい、とりあえずテメーに仕掛けられた『何か』は解けたんだ……ここは一つ、テメーのお仲間に連絡取って見るべきじゃねえのか。他の連中も嵌められてるかもしれねぇしよ」

あの時聞いた会話を考えるに、『アリーナ』は複数のチームで動いている――少なくとも、あと一つ、ベリルさんとやらのチームは存在する。
ならば。

「この羊ってのは、要するに『仕掛人』に使われてる『アリーナ』で、なら羊飼いは当然『ベリルさん』とやらだろ。足を見比べるってののは、つまり歩幅を合わせろって意味で……『全員の情報共有をキチンとしろ』ってメッセージなんじゃねえのか? どのみち触れば『解除』出来るってのは他の連中にも伝えたほうがいいだろ……?」

146『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/25(金) 10:18:45
>>142(御影PC)

  ――パチパチパチ

演奏と演舞が終わる切り目と同時に、小さくまばらな拍手が起きる。
 感動のアンコールも起きない、かと言って白けた雰囲気でもない。妙な厳かな
気配を感じてか席を立たない人も居るし、この空気を長居したくない人間もいるのか
演目が終了したのと同タイミングで少し急ぎ足で席を立つ客も居る。

梟の装飾の衣装をした二人と、生きてるような不思議な黒い梟達は礼をしつつ
動く事をしない。次の演奏と演舞が再びなされるかも知れないが、この立ち位置だと
基本彼等を抜けて小屋の入り口へ入るのは難しい。必然的に小屋の裏側となる
人の死角のほうに迂回して移動する事となる。『ナハトワハト』を纏いつつ
そちらへ移動する。先程ピエロがそちらへ歩いて行ったのを知るのなら、彼が
そこに立っていて可笑しくないのだが……ピエロは居なかった。

何かの手品なのか不明だが、人が隠れる場所は無い。畳まれた青いシート
小屋に入った一筋の人の手の平が一つ入るか程度の亀裂。
 
何処に、あのピエロは行ってしまったのだろう……?

147『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/25(金) 10:39:10
>>143(アレクセイPC)

貴方は余分の『タンガロア』を解除、携行するものはそのままで
ヤジの持ってたポットなど返却を終わらせて別行動に至る。

小林『彼(ヤジ)曰く、能力が無差別だから単独犯の可能性が
どちらかと言えば高く感じると言ってますが、複数犯も捨てきれませんね。
あとで、また何か大きな発見があれば出会えたら報告を願います』

スタンド会話で少し離れた場所から小林は伝え、そして水槽はそのまま
遠隔で解除されてビー玉サイズの中の液体は地面に落ちた。
移動中にあった水飲み場で、問題なく貴方は自分のポットに補充完了出来る。

>ところでニノミー、キミさぁ『超能力』とか持ってナイ?

二宮「え、ちょうのう、りょく……ですか?
……うーん、貴方の期待出来るようなものかわかりませんけど。
目が見えないからか、人よりは耳が良いです。普通なら聞き逃す小さな音とか
引ったくりに遭った時も、それで気づけましたし。
あ、それと私。誰かに抱き着くと、その人の事が少しだけわかる気がするんです」

貴方は身長が大体177㎝程度で……多分血液型はAB、と。
スタンド能力なのか不明ながらアレクセイの事を彼女は言い当てる。

二宮「私、貴方の事は結構短いながら気に入ってるんですよ?
見えないからって、可哀そうとか、そう言った事は感じてないでしょうし。
普通なら周りに気を遣われてるなって感じるけど、貴方からそう言うのは
感じないから、居心地が良いです」

ちょっと、声の高低が激しくて五月蠅いなとも思うけどっ。と彼女は
最後に屈託なく嫌味ない感じで笑った。

二宮「メリーゴーランドの音が聞こえる。……何か目立つものがあります?」

移動してアレクセイと二宮はメリーゴーランドへ辿り着いた。

貴方と同じ背丈の『こぜにくろう』。ちょっと生々しくて不気味
歩く人達を眼球だけで追う様子も更にその気味悪さに拍車をかける。

近くにある大き目の円筒の形のゴミ箱には確かに『青い鬘』が掛けられてる。

?「ねぇ、『組織』を辞めるって出来ないの?」

?「うぅん……君が心配するのはわかるし、活動も確かに余り良いものと
感じないのは解るけど、根は良い人が多いからね」

少し奥では、ちょっと気になる会話をした20代中盤程度の男女が
ベンチに座って話し込んでいた……。

148『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/25(金) 11:01:15
>>144-145(円谷PC・風歌PC)

アトラクションはちゃんと動いてるの……ですかー?

ミゾレ「その点に関しては安心してくれ。此処の遊園地のメインコントロールは
アリーナも関わってアトラクション等の人命に関わる部分は容易に乗っ取られない
ように複雑なプロテクトが掛かってる。いま現在、ハッカーがなんかしてるらしいが
私の仲間が駆け付けて対応してるし、遊園地を恐慌に陥らせるような機械の暴走とかは
起こりえない……この、よく分からん梟達の事を除くと、だけど」

溜息をつきつつ、オロオロしてる案内役の生々しい梟を一瞥しつつ彼女は告げた。
確かに、警備ロボらしいが生命を感じさせるのは何らかの能力の影響だろうし
遊園地の守衛の役割の彼女としては、警備ロボ自体を壊して解決にも出来ないし
頭が痛い問題なのだろう。
 因みに靴は全員普通の冬靴だ。特に目立つ運動靴とかでは無い。

>テメーのお仲間に連絡取って見るべきじゃねえのか。
>他の連中も嵌められてるかもしれねぇしよ

ミゾレ「わかってるよ、今掛ける。おいメゾ…………遅かったか」ハァ……

風歌の指示で彼女は電話を掛け、そして短いやりとりの後に
案の定、嵌められて大事な商売の足を壊しやがったと怒りを交えて切った。

ミゾレ「ベリルさんは多忙なんだよ、あの人は違う場所で今日も
敵対組織の薬の情報を追って走り回ってるだろうし、戻って貰って
あの人にケツ拭いて貰うなんて恥ずべき事だ。
とりあえずメゾには、その足ぶっ壊した他人に。さっさと包帯なり巻いて
なんとか歩けるようになったら謝罪して直ぐ解除出来るようにとは伝えたよ」

けど、こっからどうするかだな。とミゾレは悩む。
何せ情報が、ここでばったりと止まってしまったからだ。

?『あの、誰か探してるんですか?』

バーネ「うんっ……あぁ、可愛い金貨の隊長梟さん。そうなの
ニキシちゃんって言う名前だけしか知らない女の子を探してるのよ。
梟と、海外土産と、猫も好きな女の子なんだけど」

?『猫が好きなら、今からオープンステージで猫に関わるものが
確か開始すると思うよっ』

バーネ「本当っ!? モメ子ちゃんっ」

モメ子「うんっ! 行ってみようかっ!」

少し皆が遅い事を気にしたらしく、金貨で兵隊を指揮出来る立場となった
小学生サイズ梟が心配でやってきて、バーネの相談に乗ってくれた。
『オープンステージ』……まだ確かに行ってない場所ではある。
バーネとモメ子はそちらへと探し人に足を運ぶつもりのようだ……。

ミゾレ「私は一先ず、その二人の迷子探しは梟に任せて。この入れ墨
騒ぎの主犯探しを続行する。手掛かりは、この予言の足を見比べろって
言うぐらいだし、なんかあるんだろ。遊園地を歩いてる人の靴に」

ミゾレも円谷や風歌に短く迷惑をかけたと謝罪しつつ、指針が曖昧なままに
半ば躍起になりつつも犯人捜しに勤しむようだ……。

149御影憂『ナハトワハト』:2020/12/25(金) 12:00:30
>>146

(…………で?)

(変な気分になっただけで終わった…………)

(結局…………何が何だか…………)

荒っぽい事にならなかったのは良かったが、
それはそれで妙だ。
『人の心から苦しみを取り除くだけの演奏会』ではなかろう。
何か裏があると考えるべきなのだが、それが分からない。
裏が分かれば止めさせるという手段も取れる。
しかし、分からないのでは手の出しようが無い。

  (『シート』…………)

        (…………と…………)

                  (…………『亀裂』)

ボールペンをしまい、風船の紐をバッグの持ち手に結ぶ。
これで両手が空く。
普通に小屋に入ってもいいのだが、
鍵が掛かっているかもしれない。
それならそれで構わない。
『別の方法』を考える事にする。

        バサッ

亀裂の近くに立ち、両手でシートを持ち上げて、
自分の頭上で広げる。
シートが『暗幕』として機能し、
覆い隠された自分の全身は『闇』に包まれる。
その状態で『能力』を発動し、『非実体化』。

    「『フェードアウト』…………」

               ――――ドシュンッ

『不干渉』になったシートは、地面に落下するだろう。
その前に高速で亀裂に触れる事で、
霧状となって『亀裂内』に移動。
とりあえず『安全地帯』を確保しつつ、
小屋の中を覗けるのであれば覗いてみよう。

150アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/25(金) 17:57:44
>>147

「そもそもさァ、今日騒ぎが起きるからって何なんだヨォ〜〜〜〜〜。
 どんなヤツらが何の目的で騒ぎを起こすのか、ヤジちゃんの上司も説明してくれりゃあイイのに」
「そんじゃあ、お互い気をつけよォねェ〜〜〜〜〜」

単独犯なら、引ったくりがその『デコイ』とやらの本体ってことだよナァ。
『デコイ』を使うスタンド使いと、今日引ったくりをした『スタンド』使いがたまたま居合わせたってこたないだろーし。
複数犯なら有り得るケド。まぁそんなこんなでコバちゃんとはバイバイだね。

「なにそれェ、マジで超能力じゃァーーーん。触っただけで、相手の情報が流れ込んでくんノ?」

スゲー。何かの『スタンド能力』かァ?それともオレ様の知らねー他の能力?
ま、どっちにしろニノミーは目が見えねーから関係ないけどォ。敵にはならんでショ。

「そりゃあ見えなくても、生きてるだけマシでショ。まぁ死ぬよりシンドい拷問とかあるけど、それは置いといて」
「両腕ブッ飛んだりとか、一生腹からクソを出すことになっても、死ぬよりはイイからねェ」

まぁハンデ持ちだとは思うケド、それだけ。
それにニノミーも、それがあるのを承知してなお、諦めるつもりもなさそうだし。
心の強い女は嫌いじゃない。気軽に手を出して遊ぶのは向かないけどネェーーー。

「目立つ何かァ?よくわかんねー『マスコットキャラ』と、青い鬘ならあったけどォ」
「それよりニノミー、あそこの人達のお話聴こえる?」

ニノミーの手を掴んで、ベンチの方に軽く引いて方向を伝える。
聞こえるなら、その内容をこっそり近くで教えてもらおうカナ。

151風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/25(金) 23:50:54
>>148
「アタシは迷子探しに、オープンステージに付き合うぜ……で、だ」

自らの今後を告げた風歌は、改めて眼帯女を見る。

「オメーも、コッチに来たほうがいいぜ。黒幕が見つかるかは分かんねーけどよ……テメーも、テメーも敵の……そう、『敵』のスタンドに引っかかったんだ。つまり、テメーらはもう割れてるってことだ。単独行動なんてしてみろ、テメーが『刺青を見る』ならまだしも、『テメーに刺青が浮かんでる』幻を客や、アタシや『セララ』見てーな一般スタンド使いに見せられてみろ。リンチだぜ」

眼帯女と組んでいた相手も、『同じ手口』に引っかかっていた。
目的が陽動である可能性もあり、その場合は敵の思うままになることになるが、単独行動を強行した場合に相手が嵌めに掛からぬ理由がない。

「だが、全員纏めて行動したら……まぁ、それが『狙い』ってのも考えられるが、全員一緒に行動したら、集中攻撃は避けられるわな」

そして、『セララ』に風歌は視線も向けた。

「当然、セララ。オメーにも言ってるからな。テメーももう、巻き添えを食ってるんだ。一人で人混みに向かって誰かに殴られるのは、御免だろ? その前に、仕掛けたドアホをブチのめしてやろうぜ」

152円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/26(土) 17:39:29
>>148

「ほんと? ならよかったー!
 これ終わったらジェットコースターとか、
 コーヒーカップとか、あとお化け屋敷とかー。
 どっか行っちゃったウレイさんも捕まえて、
 みんなで回りたいなって思ってたんですよー」

勝手に『御影』も連れて行く気だが、
もちろん向こうの都合は別の話だ。
円谷は自分に良い都合を考えている。

「でもとりあえずニキシちゃんだね!
 あたしも猫好きですし、
 猫好きならきっと来てますよ。
 それじゃーオープンステージ行こ!」

ニキシを探しに行くバーネらに続き、
また、同行を宣言した風歌に向き直る。

「やった! 『風の』さんも一緒に来てくれるんですねー。
 あたし、一人よりみんなの方が好きですしー。
 バーネちゃんの友達探しなら、あたしは勿論一緒に行くよ!」

    「ねっ、ねっ。『眼帯』さんも一緒に行きましょうよー。
     遊園地で一人で人の靴見て回ってたら、
     変な人だと思われて通報とかされちゃいますよ!」

頼まれもせず『遊園地』の不手際を解決する義理は無いが、
友達であるバーネらの問題を解決する事について、異論はない。

153『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/27(日) 10:27:40
>>149(御影PC)

   ホー        ホー
     グルルゥ       グルルルゥゥ゛
        ホー         ホー

 ――貴方は『森』に居る。月も照らさぬ鬱蒼と木々が広がり
直ぐ耳元や遠くからも梟の鳴き声と獣の唸りが聞こえる奥深い森の中に佇んでいる。
 『ナハトワハト』で、亀裂内に転じたと同時にだ。貴方は真っ暗な森の中に居た。
どう考えても、雑技を開催してた妙なフクロウの恰好と梟の団体が居た内部と思えない。
亀裂内の向こう側にあったであろう小屋の中でない完全な『異空間』だ。
 後ろには、真ん中に先程入って来たのと同等の『亀裂』が走ってる大木がある。
それが通り道であり、貴方の帰り路になるであろう事は理解出来る。

   ……サン     ……-サン

東の方面より、小さな声が誰かを探し求めてるように響く。少し小刻みに
小さい蛍のような一つ光も確認出来た。

他の西南北にも、その幾つかのか細い光が確認出来る。

此処は一体どのような場所なのか? 危険もどれ程か不明だ……然しながら
『恐怖』を与える者たる貴方にとって、月明かりも無い闇が覆うこの領域は
絶対の力を貴方に約束している……。

154『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/27(日) 10:50:08
>>150(アレクセイPC)

>どんなヤツらが何の目的で騒ぎを起こすのか、
 >ヤジちゃんの上司も説明してくれりゃあイイのに

ヤジ「まぁ『エクリプス』が他の場所を襲撃する為の陽動として動くのか
遊園地って言う大勢の人間を巻き込んでのテロで未だ自分達の恐怖は衰えてないって
感じに宣戦布告する為とか……低いが、本当に只の愉快犯もあるしな。
真意が見えないから予想だけで混乱させない為に説明も少ないんだよ」

フォローを最後に彼は入れつつ別れる。二宮の隠れた力にスゲースゲーと言う
アレクセイに対し彼女は、そう自慢するようなものでないし外れる事も多分あると
謙遜するが言い当てた内容は確実性が高かったし彼女は遂行しようとする目的に
当たって目のハンデをものともしない強い人物だ。貴方にとって不運なのは
適当に遊園地で一夜を共に出来るような腰の軽い人で無かった事だが。

二宮「ですね。生きてるだけでも、きっと何かしら出来る事が。
 マスコット……あぁ、『こぜにくろう』ですよね。
此処の、こぜにくろうって確か警備も兼ねてるようだし案内して下さい。
鬘を捨てた人なんて目立つから、きっと情報をくれる筈」

二宮「って、えぇっと……『組織』、ですか? 犯罪組織だとして
そう言う人が引ったくりする……のかも知れないですね。
代わりに、こぜにくろうに話を聞いておいてください」

私で良ければ、と二宮はベンチに白状をつきつつカップルに堂々と腰を
休める場所はあるか聞く。カップルのほうも、まさか彼女が今回の騒動の
調査に協力してる人など思わないので、どうぞ良かったらベンチがあるので
座ってくださいと快く席を譲る。その間も、少し声の調子は弱くなるものの
カップルは会話を続ける様子な為、二宮もその『組織』と言う情報を把握
する事は出来るだろう。その間にも頼まれた『こぜにくろう』に
貴方は近づく事になるわけだが……。

こぜにくろう『……いれずみ、のじんぶつ?』

眼球で通り過ぎる人々を目で追ってた梟だが……貴方に対し留まった視線。
そして呟いた声の驚きを伴った調子。
 先程のメゾの時のような、いやーな予感が走る。
明確に言葉にすれば、また何かしら謂れのない騒動に巻き込まれる感じが。

こぜにくろう『確認、したホーー!! 集合! 集合ーー!!』

カップル「ぇ……なんだ?」

 ベンチで話し込んでた二人も驚く程の音量での注意喚起、集合の大声が
こぜにくろうが響かせる!

155『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/27(日) 11:24:54
>>151-152(円谷PC・風歌PC)

>オメーも、コッチに来たほうがいいぜ
>『眼帯』さんも一緒に行きましょうよー

ミゾレ「……ふぅ、そうだな
色々迷惑はかけたが、あんた達二人とも十分戦力になるし。
何より、スタンド使いはスタンド使い同士惹かれ合うって話も聞いた事ある。
此処は、素直にあんた達に協力する事にしよう」

それと、私はミゾレって名前だから。好きに、そう呼んでくれれば良いと
彼女は軽く頭を下げて同行に承認した。

『こぜにくろうパーク』を抜け、『オープンステージ』へ行く面子は
バーネ・モメ子・そして一緒に行く事に同意したミゾレ。
そして、小学生サイズの梟だが。警備ロボらしい其の梟がどう言う存在なのか
正直曖昧だ、ソレが気になったのかバーネが軽く首を傾げて質問する。

バーネ「そう言えば梟の隊長さん、貴方って名前とかあるの?」

ワン「僕、お名前とか無いけど。お化けさんが最初に一円玉くれたから
『ワン』って名前にしたいと思います」

バーネ「そうっ! 良いと思うわよ、ナンバーワンのワンねっ!
ねぇ、貴方達ってどうやって動いてるわけ?? 随分精巧で生きてるみたいだけど」

ワン「?? うーん、僕達。目が覚めた時から、こんな感じだし
特に気にもしてなかったんですけど」

バーネ「つまり、よくわからないのね」

ちびっこぜにくろうこと、ワンは自分の正体がなんなのかよくわかってない様子だ。
バイカラも、自身が警備ロボと称してるが。何故、あぁも生々しく生きてる感じに
なってるのか自分でも分ってないのだろう。因みに、気絶した彼は他の部下梟達に
よってパークの小屋に寝かされた。暫くは覚醒しないだろう。

   ヒュゥゥ――パサッ!!

モメ子「わぷっ!? ふぇー、チラシ飛んできたぁ」

ミゾレ「ちっ、なんだこのチラシ。星見商店街のバーゲンセールのチラシか?
……って、おいお前等。裏、見てみろ」

チラシ裏『今日より 潜伏し我等!! ほしみlandより貴殿等の
大事な輝きを貰い受ける!! オープンステージにて    Pの使途』

       ――ドドドドドドドドドッッ

ミゾレ「こいつぁ……入れ墨の奴等が深く関係してるかどうか関係なしに
大事だ! こうも大胆な挑戦状を……っ」

『エクリプス』、遂に牙を見せ始めたかぁ! とミゾレは闘志と敵意を
剥きだした顔でチラシをぐしゃりと握りつぶした。

どうやら、『オープンステージ』で何かが起きるようだ……。

156御影憂『ナハトワハト』:2020/12/27(日) 19:11:35
>>153

目を見開き、鬱蒼たる森林を見据える。
正直『予想外』だったが『予想以上』でもある。
この空間を満たす『闇』は、特別に誂えた装束のように、
自分の身にピタリと寄り添う。
『光の下』では『ナハトワハト』は『無力』。
だが、『闇の中』の『ナハトワハト』は『無敵』だ。

(『スタンドによる空間』…………それは間違いない)

   (この背後にあるものを…………)

                 (…………『暴く』)

御影憂にとって、闇は『恐怖』ではない。
闇は味方であり、『力の源』だ。
『闇の衣』を纏っている限り、たとえ何者であろうと、
この体に触れる事も認識する事さえ出来ない。

(とりあえず『走る』か…………)

  ドッ 
     ヒュゥゥゥゥゥ 
              ゥゥゥゥゥ――――――ッ!!

外套の裾を靡かせながら、
声らしきものが聞こえる方向を目指して闇を駆ける。
『同化状態』の『ナハトワハト』は高速の動作を可能にする。
森の中で獲物を狩る肉食獣のような俊敏さで、
『声の主』を確かめに向かう。

157風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/27(日) 20:03:41
>>155

「行く理由が、一つ増えちまったな……」

ぼつりと呟く風歌には、静かな怒りがあった。
風歌は自らを社会のゴミと定義しているが、ゴミにも種類があると思っている。
有害なゴミと、害が少ないゴミ。ゴミである時点で無害ではないので、無害なゴミは風歌の中では存在しない。
そして、立場を弁えない有害なゴミは、得てして周囲に害を振りまく。悪臭を撒き散らすだけならば愛嬌はあるが、ゴミであることを完全に開き直って『しでかす』バカは、始末におえない。
ゴミならば、ゴミなりに弁えるべきであり――弁えたゴミとして、弁えさせたい。

「ともあれ、こうまで露骨にチラシを撒いてるってことは、事情を知ってるやつを集められるだけ集めるハラなんだろうよ……陽動の可能性もあるが、他に本命のセンもねぇ、行くっきゃねえな」

風歌は、兇猛に拳を打ち鳴らした。

「ゴミがゴミ退治たぁ皮肉だが、やったろうじゃねえか」

158円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/27(日) 20:54:26
>>155
>>157

「じゃあじゃあー、ミゾレさんって呼ぼ!
 フクロウちゃんの事はワンちゃんって呼ぶね。
 それであたしのことは、セララって呼んでくださーい」

ミゾレとワンに笑みを向け、歩き出す。
風歌からの返答は特に待たない。
これからいくらでも話せるから。

そして、飛んできたチラシだが……

「待ってー! ねえねえ、『P』って何?
 『エクリプス』だから『E』は分かるけどさー、
 『P』って何の略? 『ペア』じゃないですよねー?」

「犯罪するのに予告出すのも意味わかんないしー。
 あたし、漫画のそーゆーのも変だと思ってたんです!」

予告状を出す合理的な意味があるとすれば、
それは『攪乱』や『油断させる』狙い、
あるいは犯人に特有の『こだわり』だろう。
素直にオープンステージを狙って来るのか?
『チラシを飛ばす』という不確定な伝え方なのも、
単なる予告ではないなんらかの『意図』が見え隠れする。

「怪盗ってちょっとかっこいいから、
 気持ちは分かるけどさー。普通しないよねー!?」

円谷はそういうのは解していない。純粋な疑問だけだ。
が、別に足を止める理由はないので歩きながら言うだけ言う。

159アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/27(日) 22:22:25
>>154

「ヘエエェェェェ〜〜〜〜〜、さっすが日本だねェ〜〜〜〜〜」
「こりゃあガチでガン○ム作れる日も遠くないんじゃなァーーーーーい??」

イイねェ、夢が広がるねェ。女の子の形したアンドロイドとかも出てくるわけじゃん?
日本は少子化傾向らしいけど、それなら逆にゼロから命を作り出すってのはどーよ。
マ、アンドロイドを命と認めるかどうかは議論の余地ありかァ。ボクちゃんは人間と大して変わらんと思うけど。

つかニノミーなら、そこまで近付かなくても聴けるんじゃネ??まぁいいカ。
じゃあオレ様はァ、このハイテクロボットちゃんにお話をォ、と思ったらコレだわ。
もうやんなるネ。

「ん〜〜〜〜〜、ニノミー、これオレ様と一緒じゃない方がいいかもしんねェわ」
「なーんかボクちゃん余計なことに巻き込まれてるっぽいから、他に親切な人探したらァ?」

とりあえず逃げようかなァ。
こっちに近づいて来るヤツがいたら、その前に警告して止める。
離れていりゃあ、少なくとも即攻撃にはならないってさっきコバちゃんが言ってたもんネ。

160『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/28(月) 21:30:44
>>157-158(円谷PC・風歌PC)

ミゾレ「アリーナの戦士に静観の二文字は無いッ!
これが攪乱の意図だろうと別の目的を含んでいようと相手が
挑戦を叩きつけてきやがったんだ! 行かない訳なんて無い」

円谷の最もな疑問も、風歌と共に獰猛に鋭気を満たすミゾレには
冷静さが足りてない。
 そのまま何時でも出没するであろう賊に対する交戦の準備をしつつ
『オープンステージ』へ入った訳だが……。



 

       ――わぁぁぁぁぁぁぁああああっっ!!!

「スコAデースッッ🌠!」

   「ノルBジャンッッッ🌠!!」

     「プリティーにブリCっシュ🌠!!!」

 『三人混合! 星見ABCキャッツ!!!』 パ―ン🌠🌠🌠


       ――いえええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!


オープンステージは白熱している。十代のアイドルグループなのだろう
猫を冠した、真冬に関わらずプロ根性なのだろう結構際どい猫的な露出多めの
衣装を着こなした星見町で生まれたのかどうか不明だが、そう言った客層には
受けるだろう猫耳と露出過多な三人グループが男性比率が多い客層を熱狂させてる。

モメ子「……ね……こ……ちゃ、ん」

ワン「そうです! どこからどうみても猫の催しですっ」

バーネ「いえ……確かに、これ……猫は猫だけど。
私がイメージしてたようなものと随分大幅にズレてる猫と言うか……」

ミゾレ「……なぁ、チラシのオープンステージってこのオープンステージで
間違いないよな。いや、この星見ランドでオープンステージって言ったら
此処しか無いから、まず間違いない……か」

オープンステージの光景に、意気揚々と乗り込んだ面子は異様な熱気に
差異あれど梟除いて困惑を浮かべつつも、まず間違いなくチラシで騒動を
起こすと言われてる場所は此処ではある。

周囲には飲み物を配る普通のスタッフ及び生々しい『こぜにくろう』も
数匹居る。夢中になってる客席以外で情報収集出来るとすれば、そちらだろう。

161『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/28(月) 21:31:06
>>159(アレクセイPC)

貴方が遭遇した生々しい梟こと『こぜにくろう』の等身大の存在が
最先端の独立した警備ロボか、または何らかの貴方と同じスタンド能力で動いてるか
不明なものの、とにかく大声で警報を発する梟に堪らず逃げだそうとする。
 だが、一歩遅かった!

ザッ!!

『入れ墨の人物は捕獲しますホー!』
『大人しく投降してくだゼニッ!』

ザッ!!!

『吹きすさぶlandの恋人達の熱量!』
『ひとまず、仲睦まじい男女は許せない!』
『って事で、そこの軽くて女を泣かせてそうな青年! 覚悟して貰おうかっ!!』

……?

まず前に出てきた等身大の『こぜにくろう』二匹。百円玉の首飾りをしているが
これは生々しくて、いま警報で集めた梟の仲間であると伺える。

妙なのが、次に現れた三匹……こぜにくろうの着ぐるみだと直ぐ察せられるもので
『ノー性夜 ノーカップル』と言うプラカードを掲げた変な着ぐるみの三人が
躍り出てきた事だ。

こぜにくろう『……あんた達誰だホー?』

?「なーに、ちょっとした遊園地でイチャついてる奴等を叩きのめす正義の味方サッ!
って事で、そこの青年! ――君からは浮気性な匂いがするゾ!」

プラカードをスイングして、何やら威圧をする着ぐるみの梟。
 何だか変な奴等が出てきた……。警備をしてる梟達は貴方を捕まえようとするのを
少し忘れて困惑している。

162『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/28(月) 21:40:09
>>156(御影PC)

貴方は闇夜は『ナハトワハト』を纏って獣のように駆ける。
 光なく獣の息遣いが近辺から聞こえる恐ろしい空間も、『闇』深い中では
絶対の無類なきヴェールを貴方に与える。
 認識不可で走る中で、すれちがう獣も居た。シェパードなりダルメシアンなど
図鑑やテレビで馴染みのある犬だが、異様なのは二つなり三つなり首が
神話のケルベロスのように接続され、胴体も別の犬種と言うホラーな姿形と
化している事だ。しかも、これは作り物でなく現実で貴方が見る中で涎を
垂らしつつ正気でない様子で舌を垂らしながら徘徊してるのが数匹見えた。

貴方に気づかぬものの異常な化け物らしい生物が徘徊してる事を認識しつつ
数分足らずで見つけた光源は、一人の『子供』だった。

?「おかーさん……っ ……ぅう、グスッ」

石か枝なりが原因で、擦り切れた裸足で襤褸に近い布切れを纏い
額にアルミ硬貨らしいものを埋め込み、手に半径5m程を明るく輝かす
不思議な『金貨』を持つ子供。

ソレを見た瞬間、貴方は奇妙だがホラーラビリンスで遭遇した
『ちびっこぜにくろう』に既視感を得た。

近づけばナハトワハトが解除される為、その5mより少し離れた場所で
見詰める貴方の背後より、子供の声を聞きつけたらしい獣の荒い息遣いを
貴方は耳に届いた。こちらへ近づいてくる……。

163御影憂『ナハトワハト』:2020/12/28(月) 22:51:28
>>162

(…………『スタンド』?)

(ここが『スタンドの世界』なら…………
 『世界の一部』と考えるのが妥当…………)

(見慣れた犬が材料だから妙な現実感がある…………)

(『ダークファンタジー』よりは『SFホラー』向き…………か)

(…………『悪くない』)

不可視の『黒い風』となって、『化け物の群れ』とすれ違う。
『ホラーラビリンス』より気に入ったが、
この世界がどういった類のものであるかは、まだ不明瞭だ。
しかし、怪物共が存在するのが当たり前の世界なら、
かなり危険な場所と言える。
『ナワトワハト』を纏う自分だからこそ無事でいるが、
そうでなければ今頃は奴らの餌になっていただろう。
この世界が『スタンド』だとして、
これを生み出した『本体』の正体と意図は何処にあるのか?

(『子供』…………いや)

(まさか普通の人間な訳が無い…………)

額に硬貨が埋め込まれているという見た目からして、
既に異様だ。
しかも、『光源』を手にしている。
『ナワトワハト』にとって『光』は『天敵』。
なおさら迂闊に近付く事は出来ない。
とはいえ、話は通じそうだ。
何かしら有益な情報が掴めるかもしれない。
だが、『問題』が一つある。

         (『来る』…………)

化け物と子供が接触した結果、
子供が『喋れなくなる』可能性がある。
現状、この子供は唯一の手掛かり。
傷付けさせる訳にはいかない。

   ズズズズズ………………

一旦、全身を『実体化』。
右手に『風船』、左手に『ボールペン』を持ち、
両手以外を『非実体化』。
そして、まず風船を遠くに投げる。
子供とは反対側の方向にだ。
紐に結び付けておいたメダルが『重り』となって、
安定して飛んでくれるだろう。

             ――――――ドシュッ

続けて、風船めがけて『ダーツ』のように、
精密な動作でボールペンを投じる。
風船を割って『音』を立てるのが目的だ。
より大きな音を作り出す事で、そちら側に意識を逸らす。
その隙に、光に入らないようにして子供の正面に回り込み、
指を一本立てて『喋るな』と伝える。
同時に、もう片方の手で『手招き』して、
怪物達から遠ざかるように誘導しよう。

164円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/29(火) 00:50:56
>>160

「えー、あたしもアリーナの戦士ってことー!?」
 
「わーどうしよー、どうせなら『読モ』とか、
 そーいうのにスカウトされたかったんですけど……
 やっぱりあたしってなんでも出来ちゃうからなー!」

もちろん勉強とか、出来ない事はあるが、
円谷は自尊心が高いのでそう受け取ったし、
ミゾレの冷静さを担う『ブレーキ役』には向いてない。

そして、オープンステージに辿り着いたが……

「『星見ABCキャッツ』〜〜〜!?」

      「そんなアイドルグループいたんだ!
       かわいー。寒そうなのにえらーい」

舞台を眺める。
円谷はかわいい衣装だと思った。

「ニキシちゃんも、こーいうアイドルが好きなわけじゃないですよねー?」

女子でも女性アイドルが好きなのは珍しくは無い。
周囲を見渡せば、一人くらいは女性ファンもいるだろうか。

「おーい。すみませーん。あたしにも飲み物ちょうだーい!」

また、生々しいフクロウに呼びかけ、こちらに呼び寄せてみる。

165アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/29(火) 02:06:09
>>161

「う〜〜ん、改めて見るとマジで謎の生き物だねェ」
「オレ様の『刺青』とやらが見えるってことは、アンタの『本体』はスタンド使いなわけダ」
「なんかコレ、『スタンド使い』を争わせるデコイらしいヨ?アリーナの人から聞いてナイ?」

ヤジちゃん説明してくれてたりしねェかな〜〜〜〜〜。
マ、話してくれてたとしてもまだここまで伝わってねェからこうなってんだろうケド。
しかしこの『コゼニクロー』?スタンドで作り出した、実体化した『スタンド物質』なのか、
それとも『スタンド生物』なのか、はたまた既存の生物または無機物を能力で操作してるのか。
コバちゃんは水槽越しなら悪意は低いままだったけど、コイツはどうなのカナ?

「えっ、またワケ分かんねーヤツらが出てきたんですケド〜〜〜〜〜」
「まずオレとニノミーはそういうんじゃねーしサァ〜〜〜、
 そもそもアンタらの方が遊園地の風紀乱してんじゃネェのォーーーーー??」

ニノミーはなんかそういうテンションにならねェんだよなァ。この子はマトモな男見つけた方がいいわ。
さて、話を聞かねーようなら潰すしかないけど、この着ぐるみ不審者はどうでしょォねェ〜〜〜〜〜。

166風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/29(火) 19:13:03
>>160

ホームレスには縁遠い目の前の馬鹿騒ぎを見ながら、風歌は思案する。

(輝き……単順に考えりゃぁ、アイドルなんだがなぁ……)

しかし、眼帯女の様子を見る限り、アイドル達のケツモチが『アリーナ』と言う訳では無いらしい。
かと言って、他の輝きがあるのなら眼帯女が口にしていよう。
ここは、ひとまず――風歌は決断した。

(待つ)

ひとまず、何か変化が起こるまで、風歌は様子を見ることにした

167『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/30(水) 09:20:55
>>163(御影PC)

貴方は一瞬実体化すると共に、持ってる風船を遠くに投げてナハトワハトによる
精密なボールペンの投擲によって破裂させる。
 犬達が、闇の中で子供の進行方向に一定の間隔で唸りながら歩もうとする
スピードが止まり、物音のほうへと体を反転させ充血した目つきで速足で
進んでいくのが子供の方に迂回する最中で視認出来た。
これで時間は幾らか稼げる、そのまま泣きじゃくり歩いてる子供はと言うと
突然出てきたと思えた貴方にヒッと身を強張らせ驚く感じだったが。
ジェスチャーと手招きを見ると、おずおずと頷きながら貴方に近寄っていく。

子供の誘導には成功したが、ここからが肝心だ。
その子は、しっかりと金貨を肌身離さず握っている。これが、この悪夢めいた
空間で唯一自分を守るものと思えてるように。
 
御影も近づいた子供の金貨を見れば暖かな波動のようなものを感じ取るが
それがあの犬に似た怪物に通じるかは疑問にも思える。
されど、その少年を引き連れていくなら『金貨』は『目立つ』

?「お、おねえさんは、だれ?
ぼ……く、あのひとから、さまよえっていわれてあるいてきたんだ。
とっても、とってもながいあいだ……この、きんかも、はしってるときに
とつぜん、でてきて……で、も。これ、もってると、あんしんする」

子供は、つっかえつっかえ怯えた目で辺りを見ながら貴方に話しかける。
『あの人』と言うものに、金貨を持つ子供は何か怖い目に遭わされてるらしい……。

168『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/30(水) 09:49:24
>>165(アレクセイPC)

>オレ様の『刺青』とやらが見えるってことは、アンタの
『本体』はスタンド使いなわけダ
>なんかコレ、『スタンド使い』を争わせるデコイらしいヨ?
アリーナの人から聞いてナイ?

こぜにくろう「うんんっ? 本体も何も、自分はこの遊園地を守る
梟だホーッ。スタンドとか言われても良く知らないホー」

こぜにくろうを操作する本体がいるだろうと推察しての話しかけ。
だが、生々しいこぜにくろうはピンと来ない感じだ。
そう言う設定で自動操縦してるのか、または何か理由がるのかは不明だが
『よくわからない事を言わないで大人しく捕まって欲しいホー!』と
梟は告げる。暴れたりなど抵抗しない間は、投降を呼びかけるだけで
この生々しい梟は特に攻撃を仕掛ける様子は無さそうだ。

>そもそもアンタらの方が遊園地の風紀乱してんじゃネェのォーーーーー?

?「ふんっ! 私はねぇーーzノえっ! こんな真冬の時期も『教団』の
為にと色恋を経って使命を遂行しようとしてるんだよ。なのに周りと来たら
やれ聖夜の熱い夜だの、今年は流行病だから家で静かにイチャイチャしようだの
別にね? モテない訳じゃないから私も! だけど何時も仕事してたら
うっス導師! 今日も一人でお疲れっス!! すいませんけど今日は彼氏と
早めに過ごすんで……って、どいつもこいつもよってたかって私に仕事を
押し付けて! 別に私、今は恋愛なんて興味ないシー!?
……話が逸れたぜ青年! オープンステージで祭りを起こす前に、まず
君の聖骸布を奪い取って、観覧車に括りつけてやるっ!!」

?「……あの、何やってるんですか導師……後ろの二人も、幅瀬に
吉川の嬢ちゃんだろ?」

導師「『勝美』くん、勝美くぅーーーん。
君にはがっかりだよ……神聖なる教団の任を忘れて、こんな場所で
イチャイチャ熱々かい? 
――パンティー教団はね、お遊びで入る所じゃないんだよっっ!」

勝美「いや導師、別に教団は恋愛禁止なんて無かったでしょう?」

なんだか変な奴か、一人で好き勝手に騒いでいるのが目に見える。
カップルの男性のほうは面識あるのか、若干疲れた様子で『導師』と
言う存在に話しかけてるが、クリスマスバージョンこぜにくろう着ぐるみを
着こなす人物は怒気のオーラを纏って変な事を口走っている。

二宮「……えぇっと、とりあえず。この人達引ったくりとは関わりない
ように見えますけど。もしかしたら、いま遊園地を練り歩いてる人達で
不審な人物を見かけてる可能性もあるんじゃないかなって」

騒いでるほうに、遅れて歩きアレクセイへと彼女は困った声色で
そう提案した。
 確かに変な集団だが、警備ロボ達のように『入れ墨』で貴方に敵意を
向けてないのなら、普通にただ無関係な因縁を押し付けてるだけで
話は一応通じる筈だ、一応。

169『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/30(水) 10:09:48
>>164(円谷PC)

バーネ「流石に、動物の猫や梟は好きってチャットや通話では知っても
猫コスプレアイドルまで含んでるかは疑問だわ……」

いや、でも。等身大のゆるキャラ梟も好きなんだし。人のコスプレも
ニキシちゃんのストライクゾーンなのかしら? と悩ましい顔つきに
オネエはなるが、まだ見つからぬ捜し人の性癖や嗜好を割り出そうとも
想像に留まるだけでしか無い。

こぜにくろう「はいはーいっ! どうぞ、どうぞっ」

50円玉を首飾りとして、ほしみlandのロゴが付いた帽子を被る
梟が片方の翼を開くと、その内側にメニュー表が取り付けていて
円谷へと見せる。一般的なスポーツドリングに、お茶、フルーツに炭酸飲料などが
書かれている。梟は説明をし始めた。

こぜにくろう「メニューを告げて、お品の金額を嘴に入れてくれれば
お腹の蓋を開くと、ジュースが出てくるホーッ。
お釣りもちゃんと、嘴から吐き出すんで紙幣でも問題ないホー」

こぜにくろうの説明通り、人と等身大の腹部には正方形の上蓋が取り付けてる。
随分高性能な、梟型の自販機のようだ……。

こぜにくろう「お客さん! 貴方は運が良いです!
今日はABCキャッツの公演が終了間近でサプライズゲストが来てくれるって
……あっ! これって秘密だったんだ」

内緒にしてくださいね! と、少し焦った口調で店員梟は告げる。
サプライズゲスト……オープンステージで行われる騒ぎに関係あるのか?

170『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/30(水) 10:31:20
>>166(風歌PC)

ミゾレ「とりあえず、私は周囲で不審人物が居ないか探す」

モメ子「えっとね〜、とりあえず、モメ子は他のお客さんの中にいる
女の子の中からニキシちゃんっぽい娘を探す〜」

バーネ「確かに、モメ子ちゃんの言う通りっ。客層は男性が殆どだけど
少なからず女性客も居るものね! 諦めず探してみましょうかっ」

円谷も飲み物を探しに行き、他の同行する面子も梟が助っ人しますと告げて
離れ離れになる。少しだけ、今はフリーだ。周囲のケミカルライトを持って
アイドル達の音頭に合わせて降る様を若干冷たくもなりつつある視線で
見渡しつつ空いてる席も二つ程あった為座ると、それに少し遅れて隣に誰かが座った。

「――待つ、と言うのはね。これ等の脚本(シナリオ)の中では余り良くない手なんですよ。
全ての群像劇で、幾多の人達の活躍でのっぴきならない事態で静を選ぶ事もありますが
貴方にとって価値あるものに手を伸ばしたい時は、例え目の先が不明瞭でも必死に
足掻いて足掻いて手と足を動かすしかない……まぁ、それも戯言の一種なのかも
知れませんがね」

……首を向けて、呟いた人物に貴方は首を向ける。

それは星のような輝きを纏った髪の毛と、瞳をした燕尾服の女性だった。
只の人とは思えぬ風貌と気配を醸し出しつつ、誰も彼女に注意を惹く感じがしない。

女性は、膝に多数の金属で出来た缶詰らしいものを抱えつつ独り言のような調子で
囀りつつ、アイドル達が唄って踊る場所を眺めており。貴方に話しかけてる様子では
無いものの、その語る内容は貴方に向けてるようにしか思えない。

星の女「フレデリック・ラングブリッジは一人は泥を見て、一人は星を見たと
有名な言葉を作り上げましたが。元はカーネギーの名言集が出典なんですよ
私はカーネギーの言葉が好きでしてね……
――非難は愚者でもできる、理解は賢者しかできない
……はてさて、この先において。私が知る物語の主軸達は避難の側に立つのか
または理解の傍に立つのか。とても気掛かりではある……まぁ、これも戯言か」

女性はㇰッㇰッと小さく笑いつつ、その缶詰をお手玉のようにして回している。

不思議な女だ……だが、何か貴方達の裏で蠢く陰謀について熟知してるようにも
見受けられる。

171風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/30(水) 13:20:01
>>170

「そうかい」

風歌は、謎の女から視界を逸らすようにして俯く。その脳裏では既に方針が決定されていた
過酷極まる人生の中、たまさかにはこういうアドバイスと出会う事もある。
明らかに異常な状況で異常な存在から繰り出されたそれを信じるは愚かかも知れない――しかし、風歌の直感は、これを信じると決めた。
世の中にはそういう時がある、気まぐれに買ったアイスが当たりだった日にスクラッチを削ったら、五百円が当たった事もあるのだ。不条理を信じるべき時というのは、ある。

「あんたが何を言っているのかはわかんねーが、言いたいことは解った……アタシは、動く」

俯いたままに応える風歌。
そうだ、『何かが起こる』と解っているのであれば、それに備えようとする事は出来る。
少なくとも――見て、回る程度の事は出来るのだ。

(何かを『仕掛けよう』って奴がいるなら、このイカれた空気には飲まれてねーはずだ。そいつを探しながら……)

――武器を探す。
こぜにくろうから『炭酸系の飲み物』を買ってもいいし、近くにいなければゴミを探してもいい。この熱狂だ、投げ捨てられたサイリウムの一本でもあるだろう。
それに、『客席』も見ておく。即席のパイプ椅子などでもあれば、使うことが出来るだろう。

「ありがとうな――」

新たな方針を授けてくれた女に礼を言うべく、風歌は顔を上げた。

172御影憂『ナハトワハト』:2020/12/30(水) 16:55:10
>>167

「――――――………………」

頭の中で情報を整理する。

・子供は『何者か』から『さまよえ』と言われている。
・既に長い間さまよっている。
・手の中に突然『金貨』が現れた。
・『金貨』を握っていると安心する。

まず気になるのは、『何者か』と『金貨を与えた者』が、
同一であるかどうかだ。
『金貨』が突然出てきたのは、
『この子供自身の力』という可能性もあるが、
それは一旦捨て置く。
『何者か』は、子供に『恐怖』を与えている。
『金貨を与えた者』は、子供を『安心』させている。
正反対だ。
そこを考えると、現状別人の可能性が高い。
怪物に子供を襲わせる事で、
『より大きな恐怖』を与えるために『金貨』を授けたなら、
同一人物かもしれないが。

そして、この子供は既に長い間さまよっている。
それが事実だとすれば、
今まで怪物の餌食になっていない事が妙だ。
やはり、この『金貨』には怪物を退ける効果があるのか?
あるいは、この子供も『怪物の仲間』かもしれない。
『同じ世界の一部』なら、それも頷ける。

    シュルッ

『ハンカチ』を取り出し、子供の足に巻き付ける。
気休め程度だが、最も怪我の深い場所に巻いておけば、
少しはマシになるだろう。
『言葉』ではなく『行動』によって、
『この人は味方だ』と認識させる狙いもある。

   「『歩いて』…………」

              スッ

             「…………『ここから出られる』」

自分が入ってきた場所の方向を指差す。
この世界で何をするとか、何処に行くとかいう指針は無い。
なら、この子供が外に出られるのかどうかを確かめる。
出られたなら、安全な場所で話をする事が出来る。
もし出られないなら、この子供も怪物共と同じく、
『世界の一部』という事になるだろう。

       チラ

(『捨てさせる』のは…………微妙)

この『闇』の中で『光』を放つ『金貨』は邪魔だ。
敵を引き寄せる誘蛾灯であるだけでなく、
『ナハトワハト』の『闇の衣』を払う『天敵』。
ベストなのは捨てさせる事だが、
唯一の味方のように思っているようだし、
おそらく捨てないだろう。
御影憂にとっての『闇』と同じだ。
『光の下に出て来い』と言われても、絶対に拒否する。
無理に手放させると騒ぎ出すかもしれないし、
こちらに対して不信感を抱くかもしれない。
そのリスクを考慮に入れると、
そのままにしておいた方が無難だ。

         ゴソ

子供から5mほど距離を取って歩きながら、
右手で『スマホ』を取り出す。
『ミュージックプレイヤー』を起動し、『リピート再生』に設定。
まだ再生しない。
同時に、右手以外を『非実体化』。
子供が『出口』に向かっている事を確認しつつ、
周囲を警戒し、視界内に新たな化け物が見えるまで待つ。

173円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/30(水) 18:01:03
>>169
>>170

「えー! そんなとこにメニューあるのー!? やばーい!
 中に誰か入ってるのかなー。えー! そんなスペースある!?」

今は『スタンドの影響下』にあるにせよ、
この機能は普段からあるのだろうか?
『オーバーテクノロジー』にも程があるし、
『能力前提の遊園地』とは考えづらいので、
恐らくは、これも『何か裏がある』のだろう。

「『サプライズゲスト』?
 ミゾレさーん! あれ、どこどこー?
 この梟なんか知ってそうでーす!!
 絶対その『サプライズゲスト』が怪しいじゃんねー!」

円谷は梟を『呼んだ』が移動しているあたり、
その場に立って配っていたのだろうか?
自動販売機だし『動けない』のは自然ではある。

「あれ! もしかしてあたし、一人ぼっちになってないー!?」

自分が動いている場合、
ミゾレらはまだ近くにいないだろうか?
また、『風歌』は近くにいるのだろうか?

周囲に知り合いがいれば、近付く。
いつその『サプライズゲスト』とやらが登壇するか分からない。

174アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/30(水) 22:14:01
>>168

「ふゥゥウ〜〜〜ん」

知らないフリをした偽装か。またはそういう設定で作られる自動操縦か。
しかし、もしこのフクロウが丸ごと『スタンド能力』だとしたなら
一般人にも見える実体化したスタンド物質であり、この遊園地が営業している間は
常時発現されている事になる。かなり大掛かりなスタンドだろう。
正解は何にせよ、この方法での説得は通用しない。
かと言って、逃げ出すのも不可能ではないが、得策でもない。さて、どうするか。

「『パンティー教団』??なにそれkwsk」

興味をそそる言葉が出てきたので、聞いておこウ。ちょっと面白そうジャン?
なんてやってたら、ニノミーから突っ込まれタ。大丈夫ゥ?こんな変態役に立つゥー?
まぁボクちゃんも人のこと言えないけどネ!

「あァー、そこの変態…じゃあなくて導師サン?この女の子、
 さっき荷物をひったくられて困ってんだけどさァーーー」
「スパイクの付いた靴を履いていた男、見なかったァ〜〜〜〜〜??」

ダメ元で聞いてみようカナ。

175『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/31(木) 17:30:27
>>172(御影PC)

?「あ、ありがとう」

涙目ながら、片足に一番深い裂傷と思しき部分にハンカチを巻いて
貴方はミュージックプレーヤを起動して森の中を蠢く怪物達との遭遇に備える。

子供は素直に貴方に従い付いて歩く。闇の木々を突っ切って歩きつつ段々と
獣の息遣いが近づくが、まだ近づいてくるものは幸いながら居ない。

 ホー  ホー……。 パキッ

梟の鳴き声と、子供が小枝を踏む音が静寂な森に反映し大きく響く。

?「ぼ、ぼく以外にも……みんな、あの人に連れられて同じ目に
遭ってる子達がいるんだ……なんとか、たすけてあげられたらいいんだけど」

鼻を啜りつつ、子供は呟く。周囲の遠くには蛍のような小さな光が辺りに幾つか
散らばっている。それも、もしかすれば貴方が助けた子供と同様に、この暗い森の
中で恐ろしい目に遭っている被害者なのかも知れない。

   キィン……ッ  キィン……ッ

前方から、金属の輪が重なり鳴るような音が聞こえる。
 こちらへ、近づいてくるようだ……。

176『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/31(木) 17:52:12
>>171-173(円谷PC・風歌PC)

風歌が礼を告げ、星の女の居る方面に頭を上げた時には既にその人物は
何処にも居なかった。周りも、突然人間が消失した事に気づいて無いかのように
ステージに熱中している。もしかすれば風歌にしか見えなかったのかも知れない……。
その不思議な女が座ってた椅子は誰も使用してないし即席の武器として
使える。見れば、マナーの悪い客が少なからず居るのか使用済みの割りばしや
くしゃくしゃに丸められたチラシ、飲み終わった紙コップや空き缶も転がってる。
他の者からすれば只のゴミだが、貴方にとっては立派な『武器』だ。

自販機のように飲み物を配れる『こぜにくろう』は動ける。ステージを
ある程度人の移動を邪魔立てせず周りを歩いている。オープンステージ内を
行き交うが、その範囲からは出ない。

ミゾレ「サプライズゲストだ? ちょっと、気になる話ではあるな。
ただ、機密情報なら無理やり白状させるのも難しいか……あぁ、あの連れの
二人なら最前列のほうに移動したぞ」

別行動に移ったらしく、モメ子とバーネの姿は近くにない。ミゾレは周囲に
怪しい人物を見つけようとしたが、客層が濃く、それでいて人も多い為に
不審者を特定するのは今のところ難しいようだ。

ミゾレ「何かアクションがあれば、客の中に首謀者が居れば逃げるなり
目立った動きもあるだろう……そこを叩くんだがな」

苦々しく、そう告げる中でステージでの三人組の一曲目らしきが終わり
少しだけ局面に変化が起きた。

スコA「それじゃあ、みんなー!
このlandの、こぜにくろう君もゲストで来てくれてまーす!
サバクコノハズク君モデルのさばさばっこぜにくろうちゃん!
メンフクロウ君がモデルのぶりっこぜにくろうちゃんでーす!」

『よろしくホ〜っ!』

どうやら、ほしみlandのマスコット梟がバックダンサー等として
登場するようだ。尚、登場した二匹は見るからに人が梟の着ぐるみを
しているとわかり、中身は普通に人間だろうと理解出来る。

ミゾレ「……着ぐるみ、か。もし、あの中に今回の犯人が居たとしても
気付かれる可能性は低いし、何より気取られずに遊園地から逃げる事も
可能だな」

一つの推測をミゾレは呟く。その視線はオープンステージの従業員用
入り口のドアに注がれる。

ミゾレ「ちょっと行ってみるか……あぁ、付いてくるかどうかは勝手にしていい」

彼女は、どうやら着ぐるみの中の人物を調査する為にオープンステージの
スタッフ通路を通りに行くようだ。

177『ほ〜し〜み〜ランド』:2020/12/31(木) 18:16:09
>>174(アレクセイPC)

導師「スパイク? スパッツを履いたショタっ子なら興味あるけど
スパイクの靴の男ねー」

幅瀬「それ、ちょっと待ってくれ。俺、関係あるかも知れん」

導師と皆から呼ばれてる人物は首を捻ってたが、従ってる一人の
着ぐるみ梟は、そう呟いてアレクセイに話す。

幅瀬「導師と吉川が着替えてる間、少し離れた場所で待ってたんだが。
『眼鏡かけた若い男』が、なんかニヤニヤしつつノートパソコンかな?
それを見てる様子が気味悪くて印象残ってたんだが、そいつスパイクの靴
だったの覚えてる。パソコン入れる大き目の肩提げ鞄も持ってたな。
 確か、向こうのほう……」

催事館とかの方面に歩いて行ったのは覚えてる。と、今の貴方にとって
有力な情報が出てきた。
 どうやら、引ったくりかも知れない奴は貴方とカップルの口論を見てた
若い男。それでいて、既にアトラクションエリアは離脱してる……。

導師「うーんっ、君達の引ったくりとかどうでも良いんだよ!
それに私はね! これから『オープンステージ』で教団としての使命も
果たさないといけないんだっ!
 さぁ! 抵抗しつつ私にパンツを渡すか。それとも大人しく私に
パンツを渡すか! 君には二つの選択肢しか無いんだよ!」

チョンチョン

二宮「……あの。この人達がどう言う人か良くわからないけど
犯人の顔をわかってるなら、上手く誘導して引ったくりが居たら
報せて貰えるか、捕まえて貰えるよう手伝えるかも」 ボソッ


アレクセイの耳元に口を寄せ、二宮はそう提案する。

引ったくりらしき奴を目撃してるらしい教団と言う謎の集団。
確かに上手く操縦すれば、もしかすれば役立ってくれるかも知れない。
まぁノートパソコンが入る程度の大き目の肩提げ鞄に、眼鏡をかけた若者。
スパイクの靴と結構な特徴も出てきた。

このまま上手く濁して、そっちのほうへ移動するのも手だが……。

178風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2020/12/31(木) 19:27:59
>>176

夢幻の如き女が消え去った後、風歌は不思議と動揺しなかった。出現を受け入れた以上、喪失をも受け入れられたのかも知れない。
そして、飲料を販売するこぜにくろうの元へ向かいながら、使えそうな『ゴミ』を確認する。

(割り箸、チラシ、空き缶……『ここ』でやりあうってんなら頼れる武器になるだろうが、持ち運ぶとなると……)

とりあえず、投げつけ飛ばす為の『空き缶』をダウンジャケットの『両ポケット』に一つずつ、割り箸を三本ほど拾った風歌は、こぜにくろうの元で『注文』をする。

「炭酸ねーか? 出来たら缶入りの……なきゃ、ペットボトルでもいいんだけどよ」

注文がどの様な結果になろうとも、風歌は『それ』を手に持ち、また釣り銭を財布に入れるだろう。
そして――眼帯女の提案に、風歌はこう応える。

「アタシも行くぜ。アタリを引いた時、一人より二人の方が楽だろうからな」

――それに、と風歌は思考する。

(こいつ、一人で突っ込ませると絶対にトチリそうなんだよなぁ……)

179アレクセイ・В・С『タンガロア』:2020/12/31(木) 20:44:41
>>177

「えっマジのマジ??ありがとねキミ…幅瀬くんだっケ?スパシーバッ!!(ありがとう)」
「お仕事頑張ってねェ〜〜〜〜〜」

逃げてった報告に加えて、ボクちゃんの場合は顔も覚えられタ。
まァメガネは外してるかもだし、百パー頼りになるわけじゃあないケド。
有力な情報だけもらって、さっさとおさらばしようと思ったんだワ。
でもニノミーが、こいつら利用してみたら?っていう腹黒案を出してきてくれたワケ。

「イイねェ、キミのそういうところオレ様好きよォ」

導師と呼ばれている男の方へと振り向く。

「いや、どっちにしろオレもニノミーもノーパンだからパンツ渡せねェから」
「その引ったくりってヤツにパンツ取られちゃっタ。もしかしたら他の人達のパンツも盗んでるかも」
「ちなみに外見は、こんな感じのヤツ」

眼鏡をかけたそいつの外見を一通り説明しておく。
これで動いてけれりゃあ楽だけど、さぁどうでしょう?

180御影憂『ナハトワハト』:2020/12/31(木) 20:57:42
>>175

『他の光』については、今は放っておく。
何者かに『恐怖』を与えられている子供が複数いたとして、
その全員に構っている暇があるかは分からない。
仮に助けるとしても、この子供を外に出してからだ。
正確には、『出せるかどうか試してから』という事になる。
まだ、『出られる』と決まった訳では無いのだから。

               ズズズズズ…………

   「『歩き続けて』…………」

      「『立ち止まらずに』…………」

         「『そのまま真っ直ぐ』…………」

頭を『実体化』し、子供に声を掛ける。
それから再び頭を『非実体化』し、子供から離れる。
離れるのは、いざという時に、
怪物を自分の方に引き付ける為だ。
あの子供には、そのまま『出口』まで進んでもらおう。
時間を稼いでいる間に、『出口』に到達させる狙いだ。

(『新種』…………?)

スマホの音量は『最大』にする。
また、足元に落ちている適当な枝を拾っておこう。
なるべく丈夫そうで、片手で扱える範囲で長く、
出来れば先が尖っているものがいい。
それを左手に持っておく。
その上で全身を『非実体化』し、音の方向に注意を払う。

181円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2020/12/31(木) 21:24:19
>>176

「あーいたいたー、みんな迷子になったかと思った!」

もちろんその場合迷子なのは円谷だ。
ともかく、ミゾレと合流出来たが……
話を聞いて選ぶのは、『別行動』だ。

「なるほどー。じゃあじゃあ、あたしは前の方で、
 バーネちゃんたちと一緒に見てることにしまーす。
 2人とも、また後でね! あ! でもでも、
 何かあったらー、おっきい声で叫んでくださいよ!」

「そしたらあたし、ダッシュで助けに行きますからー」

バーネとモメ子は多少強くとも一般人。
戦力の不均衡を防ぐのは、
円谷の中にもある発想だからだ。
最前列に移動して『ショー』を楽しむことにする。

「わー、新しいこぜにくろう〜?
 あんなのもいるんだ、カワイィ〜〜〜っ」

ミゾレと風歌の『強さ』はまだ知らないが、任せよう。
バーネらの姿はあるだろうか? あるとして、席の空きは?

182『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/01(金) 18:35:45
>>179(アレクセイPC)

導師「っナヌっΣ 私達教団を差し置き、そいつ等は君達の
パンツを盗ったと言うのか……っ何と言う!
あ、それと私は女だよ」

幅瀬「本当かよ、おい」

吉川「うーんっ、本当だとして証明させようとして脱がして
ぞうさんが出てくる事を覚悟しないといけない功名な言い訳っ」

導師は随分ちょろいのか、それとも変な奴等の代表故に頭も結構茹ってるのか
貴方の言葉を信じてしまった。更に白熱した雰囲気と共に彼女は叫ぶ。

導師「よっしゃあああ!!! ならロシアっ子よ!
私に付いて来い!! その君と彼女の聖骸布(パンツ)
この愛の伝道師が救ってくれよう!! 行くよぉーーーーっっ」

ドドドドドドドドドッッ!!

二宮「うわぁっ!?」

着ぐるみを着てるのに関わらず、その導師の元々のポテンシャルが凄いのか
貴方と二宮を有無言わさず米俵担ぎで走り出す!!
 遅れて二人の着ぐるみ梟、そして展開に追いつけなかった警備梟達は
少し硬直してから。ちょっと待ってくださいーーー!! と走っていくのが
見えた。尚、カップルの男女は男のほうは疲れた様子で手を振り、女性の
ほうは明後日のほうを向いて何も見なかった体で進もうと言う態度を
去り際に確認出来た。


・・・・・・。


導師「よーしっ! それじゃあオープンステージ裏側に辿り着いたよ!
とりあえず君達のパンツを取り戻す前に、お仕事だ! 
教団にとって偶像の聖骸布は何より貴重でもある!
 てな訳で、これからメインイベントで出てくるアイドルのパンツを
私達で白昼堂々と奪い取るんだ! 協力してくれたら、引ったくり探しに
協力してあげるパンティーよんっ」

急展開だが、ハイテンションで誰にも引き留められない暴走をする
導師と名乗る着ぐるみの変態は、オープンステージ裏側より
表のほうで踊ってる三人組のアイドルのイベント最終ステージで
やって来ると言うゲストのパンツを奪い取ろうと言う恐ろしい計画を
立てているようだ。

二宮「いま居る所はオープンステージ……ですか。
人が沢山居るのなら……もしかして紛れ込んでるのかも」

行き成り担がれて猛スピードで別の場所まで連れられたが、二宮は
余り取り乱した感じはなく、少し息を整えつつも今までの事情を
自分なりに吟味して、引ったくりを捕まえる意欲を忘れない。

二宮「頑張りましょう。きっと、大丈夫ですよ」

手探りでアレクセイの腕に指を触れると。そのまま貴方も多少は
今の展開に余裕を無くしてるのではと案じた様子で彼女は手を握った。

183『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/01(金) 18:52:25
>>180(御影PC)

貴方は近づいてきた金属の物音に対し『ナハトワハト』の闇に同化する衣を
身に着けた上で、自分の手から肘程の先端が鋭い木の枝とボリューム最大の
ミュージックプレーヤを構えて、何が出てくるかを警戒する。

 ――キィン……キィィン
          ァ ァ ア゛ ァ゛  ァ゛

イメージ画像:ttps://www.gamespark.jp/article/img/2020/03/16/97546/391863.html

――ソレは正しく『怪物』だった。先程の犬種を無理やり引っ付けた存在よりも遥かに
常軌を逸する。巨大な人と同じサイズのピエロ、その眼球部分の二つに更に呻くピエロの
頭が生えており、首より下は人間の足が三人分生えて蜘蛛の節足のようにして移動を
可能としている。そして、太い両腕には『金属の輪』。触れれば人の肉を容易に
切り裂きそうな人の頭部程度の輪を定期的にぶつけ響かせている。先程聞こえてた音は
この怪物が持ってるチャクラムのような武具を反響させてた物音だろう。

   ア゛ ァ゛ ァ アァ゛    ――ヒ   カ  リ゛ィ……

そいつは、子供の握る金貨の『光』に影響してるのか。右目に生えたピエロの首が
そう唱え巨大ピエロの顔全体がそちらに傾く。
このままでは……あの子供が危ないっ!

尚、木が死角になってる為と歩く事に集中してるので未だ子供は
ピエロの化け物の出現に気づいてない。気づけば恐怖の余り身動きかとれなくなるか
恐慌状態になって逃げるか、どう言う反応を起こすかは予想出来ない。

木 木 木▼木 木  ▼=ピエロの怪物   ☆=子供及び付近にいる御影
 木 木 木 木
木 ☆木 木 木
 木  木 木

184『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/01(金) 19:12:06
>>178-181(円谷PC・風歌PC 尚、次より別々に描写)

風歌は『星の女』の突如の出現と消失に対し特別な反応をする事なく
落ち着いて付近にある指定したゴミを拾い、自販機システム搭載の
こぜにくろうに飲み物を注文した。

こぜにくろう「はい、どうぞ。余り振ったら飛び散っちゃうから気を付けて!」

結構強めの炭酸飲料の缶を貰える(※本数は適当な数字で決めて良い)
そしてミゾレと共にスタッフ入り口の扉を開く。奥行きがある小さな照明がある
通路、左右に分かれる曲がり角が先に見える。

ミゾレ「私はスタッフ通路に入る権限があるが、お前は無いからな。
急遽私が呼んだ未だリスト加入してないアリーナの部下って体で動いてくれ。
一般人として説明すると、これまでの不始末のあらましを伝えちまって
時間のコスパが悪いからな」


円谷はショーの最前列へ行く。オタクな感じの男性集団がステージに上がりこみかねない
勢いで人垣をつくっているものの、まだ危険な空気は無い。

モメ子「あ、セララちゃーん。こっちに居た子達ABCキャッツの応援団だけど
ニキシちゃんじゃなかったの〜。うん? バーネちゃん?
ちょっと、お花摘みだってー」

最前列には幾人かABCキャッツの個人的な友人らしい女性客が居たが
モメ子曰く、その子達はニキシちゃんでは無いとの事だ。
バーネは、お手洗いに行ったらしく。モメ子が指した場所は直ぐ真横に位置する
公共用トイレを指し示す。

ワン『……あれ? いま、そのトイレに入って行った一人の女性。
体型とかが、いま送信されたバイカラが拘束した人物との一致率が90%だ』

モメ子「たしか〜、あの可愛くない梟君が捕まえてたって言う女の子〜?」

丁度その時、その公共トイレに入った人影。清月の制服を着こなしてたと
思える女性を、ワンは何気なく大きなその目で追って呟く。

あのバイカラが拘束して、突然消えてしまったと言う謎の女性……
ニキシと関連は不明なものの、ワンの高度なセンサーの御蔭で未だ遊園地内で
正体が未知なる女性が目前に居る事を円谷は知った……。

185風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/01(金) 20:43:52
>>184

「わかった、アタシは今はオメーの部下だな」

片方のポケットに入れていた空缶を、こぜにくろうから手にした炭酸飲料と入れ替える形で手にした風歌は、眼帯女の指示に頷いた。
我の強い風歌ではあるが、己をゴミとする女である。自分を他人の下に置くことに、何ら抵抗を覚える事はない。
そして、左右に別れた道を見て、風歌は唸る。

「フツーなら『別れて探す』ってのが効率がいいんだろうがよ、アタシはテメーとの『連絡手段』がねぇ――スマホも持ってねぇしな。左右に別れた先の『ゴール』が同じなら、二手に別れてもいいんだろうが……オメー、『合流地点』があるか知ってるか?」

そういいながら、風歌はちらりと『上』を、電灯をじっと見る。

(照明は……アタシの風で落とせるか、割れるか?)

突風で落とすか、ダメージフィールドバックを覚悟してスタンドの『拳』で叩き割れる様な電灯なら――『破片』をイザという時の武器にする事も出来よう。
眼帯女の答えを待つ間に、風歌は己等を照らす輝きが『使える』ものであるかを判断する。

186御影憂『ナハトワハト』:2021/01/01(金) 21:04:54
>>183

(『狂気』の入り混じった『悪夢的な恐怖』…………。
 『サイコホラー』と『パニックホラー』の合わせ技…………)

(…………『悪くない』)

ここで一番簡単なのは『子供を見捨てる』事だ。
『非実体化』した『ナハトワハト』は『無敵』。
現れるのが『人を貪り食う化け物』だろうが、
『血に飢えた殺人鬼』だろうが、
この身を覆う『闇の衣』の前では、
『カカシ以下』の存在に過ぎない。

(あの子供がやられたら…………
 『情報』が取れなくなる…………)

(その代わり…………
 『金貨の効果』を確認する事が出来る…………)

(『どっち』にしよっかな…………)

御影憂が属する『一派』には『目的』があり、
その為に『スタンドに関わる情報』を収集している。
『三人のメンバー』の中で『スタンド使い』は『御影だけ』だ。
自分達は『少数勢力』。
ここで御影が倒れてしまえば、
後に残る『一般人』の二人にとって、
計り知れない損害となるのは間違いない。
『保身』と『目的』を考えるのなら、
『無視する』のが最も安全だろう。

              「…………『止まって』」

           ボソッ

 (考えるまでも無いか…………)

            「…………『合図したら走って』」

       ザッ………………

  (『答え』は決まってる…………)

           「…………お姉さんが『囮』になるから」

    ドッ
        シュゥゥゥゥゥ――――――ッ!!

子供に告げ、『不可視の黒風』となって『東方向』に移動。
ちょうどピエロの正面に陣取るような位置だ。
即座に右手を『実体化』して『音楽』を『再生』する。
(The candy spooky theater-merry go round
 ttps://www.youtube.com/watch?v=oHG-UXPrP7k)

『金貨の光』は『目立つ』。
なら、『もっと目立つ物』を用意すればいい。
『スマホの画面』は『光る』。
『光る物』より『光って鳴る物』の方が目立つのが道理だ。
大音量で音楽を流せば、怪物の注意を引くだけではなく、
子供の『声』や『足音』を消す事も出来る。
相手に画面を向けるようにして持つ事で、
自分に『光』が当たる事も無い。
怪物が反応しているのが『単なる光』ではなく、
『金貨の光』である可能性も考えられるが、
『その時はその時』だ。

(…………『チャクラム』)

(普通に考えたら…………)

(多分…………『飛んでくる』)

187アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/01(金) 21:38:09
>>182

「サラマンダーよりずっとはやーい!!!」

叫びながら担がれて連れていかれる。こりゃ移動が楽チンだわ。
おまけに良く分からんフクロウ達も振り切れたし、この変態さん達には感謝だネ。
でも、野郎のパンツまで集めているってのはちとヤベーわ。
折角だし、コイツがいっぱいパンツを集めた所で全部強奪しようかと思ったケド、
男のパンツも混ざってるんじゃあいらないナァ。


>導師「よーしっ! それじゃあオープンステージ裏側に辿り着いたよ!
>とりあえず君達のパンツを取り戻す前に、お仕事だ! 
>教団にとって偶像の聖骸布は何より貴重でもある!
> てな訳で、これからメインイベントで出てくるアイドルのパンツを
>私達で白昼堂々と奪い取るんだ! 協力してくれたら、引ったくり探しに
>協力してあげるパンティーよんっ」

「マジ??可愛い女の子ならいいけどなァーーーーー」

男のアイドルだったらイヤだねェ。オッサンだったらもっとヤダ。
とりあえず、周囲を見て、ポスターとかで表にいるアイドルがどんな三人組なのか見ておこうカナ?
しっかしどんな計画なんダロ。

「んあ?あァ、オレ様のことは心配ないヨ。チェチェンで孤立して上司から見捨てられた時に比べたら全然マシ」
「ボクちゃんのことは1mmも気にしなくてイイから、ニノミーは自分のことだけ考えときナァ」

そもそも目が見えないニノミーの方がこんな頭沸いてる状況不安になってもおかしくないノニ、
ホントメンタル強いネェ。まぁ情緒不安定になられてと困るから、その方がありがたいけド。

188円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/01(金) 22:10:03
>>184
                    ゴソ  ゴソ

席に着く前に、帽子を外し、手を入れて指で回す。

「うっわーーー! 熱がすごいすごーい! あはは!
 おとなしそうな人たちがすごいアガってる〜!
 『アイドル』ってすごぉーい、ねーっモメ子ちゃん!」

「『動画』撮っとこうかな〜。
 こうゆーのって撮っていいのかな」

無礼な感想でモメ子に応じつつ、
『友人たち』とやらにも視線を走らせ、
その動きのまま、体を回してトイレを見る。

「えー90%!? じゃあ『100%』と同じ同じ!」

「じゃああたし、その子のこと見てきまーす!
 どうしよー。モメ子ちゃんと、ワンちゃんも一緒に来るー?」

『置いていく』のはそれはそれで怖い。
『連れて行く』のも、当然リスクはある。
そして『置いて行ったが知らないうちに来てた』が、一番怖い。

「あたしの分まで『アイドル』観ててくれても嬉しーですよ!」

動く前には帽子をかぶり直しながら、笑みを浮かべて付け加える。

そういう打算で意思確認をしたんじゃあないが、
『意味がない』事には、幸いにしてならないだろう。いずれにせよ、追う。

189『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/03(日) 19:24:10
>>185(風歌PC)

天井2m半程の高さにあるのは直管のLED蛍光灯だ。割れば、確かに其の破片は
武器として使用出来る。少なくとも、まだ敵の居ない段階で割れば人目に付くし
密かにアリーナや梟の警備が動いてる時点では、星となる首謀者を割り出さない限り
派手な立ち回りは余り良い方向に働かない……。

ミゾレ「スマホ無いのか? 紛失したとかでなく日常から持ち合わせてない、と?
…………いや、悪い失礼な反応だった。色々他所には他所の致し方が無い
事情ってのがあるもんね。合流地点は、まぁそりゃ別れて散策するほうが都合が
良いってのは大いに理解出来るが。そっちが最初に言った事だぞ? 一人で
動き回れば、余計に入れ墨の能力に嵌るって」

少し砕けた口調になったのは、入れ墨での能力による悪影響が消えて普段の
調子の彼女に戻ったからか。幾らか気さくに風歌と分断しての行動よりも
同行するように命じて通路の右側を歩く。
 すると数人の警備員が見えた。ミゾレを知るらしく、彼女のほうが立場も
上のようで直ぐに敬礼の形をとる。

『っと、お疲れ様です!』

ミゾレ「お疲れ。ステージのアイドル達の傍にいる着ぐるみ、身辺とかに
何か問題は? それと、秘密裡にゲストが居るって聞いたけど」

『ABCキャッツの傍に居る着ぐるみは、あちらの事務所のタレントで
顔合わせはしたので特に問題は無いかと、ゲストは【天谷 星羅】さんです』

ミゾレ「へー、そりゃまた……」

幾らか感嘆の色を交えてミゾレは眼帯でないほうを見開かせ呟く。
 
ミゾレ「いま19歳だったかな。NexTone Awardに数年前ノミネートされた
星見町出身のアイドル。結果は落選だったけど、以前テレビで聞いた限り
あの歌は『本物』だって私は思う」

まさかサプライズゲストで、こんな遊園地に出てくるとはな……と
彼女なりに色々思う事あるのか思案した顔を浮かべ、そして風歌に振り向いた。

ミゾレ「……もしも、天谷 星羅が誘拐なりされるようなら確実に騒ぎになる。
おい、お前等犯行予告は知ってるよな? ……っ一体何処に眼玉付けてんだ
ステージ近辺にチラシがばら撒かれてんだ! 今の2倍に警護を強めろっ。
私達は、控室のほうに行くぞ。通路と反対のほうの部屋らしい」

彼女の喝を込めた命令に慌てた様子で警備員達が応援を呼ぶ為にか風歌達が
今先程入って来た出入り口に走っていく。
 ミゾレは貴方に声を掛けると、急ぎ足で今の通路と逆側へ向かい始めた!

190『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/03(日) 19:55:09
>>186(御影PC)


 ブゥ――ンッ!!

              〜〜〜♬♩♪!!!!

貴方は子供に短くも簡潔に告げると『黒い風』に至った。
闇の中で貴方は狩人、暗き森の中で怪物ピエロの正面位置に移動する事など
容易い事。予想通りと言えば良いのか、若しくは金色の金貨の光よりも
得体の知れぬ物体のほうが注意を惹いたのかピエロの怪物の向きは
御影のほうに向く。

  ――ググッ     ヴゥゥ――ッン

     オ   ォ  ォ゛ッ……!

瞬間、ピエロの片方の腕から其の『チャクラム』らしきものは
喧しく鳴り響くスマホ目掛け、投擲を行った!!

    オ ォ   オォ゛……異物……この異界になき物……ッ

     オォオ゛  ォオ゛ ……何故……何故此処に……ッ

眼球に生えた双頭のピエロ達が呻き声を発する。

    ――『双子』ヨ! ヲヲッ 双翼の天ノ遣イヨッ!!
     ドウカ ドウカ  我等ヲ導キ賜エッ!!

最後に人サイズのピエロの大口から森を揺らす声量と共に天空に
叫び声が発された。木々が揺れる、突風が周囲に満ちる。



子供『……ァアッ……!』

 
少し向こう。ピエロより背後の奥から子供の小さながら悲鳴らしき音を
貴方は捉えた……。

191『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/03(日) 19:55:44
>>187(アレクセイPC)

ポスターを見た限り、ステージで踊るアイドル達は17、18程度で其の自己紹介
に関連したスコティッシュとかノルウェージャン、ブリティッシュと言う三種の
模様に酷似した猫耳、ブラ、尻尾付きパンツと毛糸の靴以外何も身に着けてない
テレビだと放送コードに引っかかりそうな男性受けの衣装の三人アイドルだと
知る事が出来る。

導師「よしよし、今から細かいプランを教えるよっ。まずアイドル達には
バックダンサーとして私達のように梟の着ぐるみが出てる。アイドル達の2曲目が
終わると、一旦その二名はステージより降りて別の着ぐるみダンサーと交代するんだ。
流石に一曲フルで踊ると疲れるんだろうね。それが狙い目さ!
 その交代するダンサーと私と、この教団二名が入れ替わる! なーに、着ぐるみが
一名増えたってアイドル達は予定がちょっと変わったぐらいだと不自然に思う事は
無いのだー! そして、此処からが本番! 三曲目の途中よりサプライズゲスト
あの『天谷 星羅』が出てくるんだよ! 彼女のパンティーを奪い取る事こそが
我等教団の最大ミッションなのさ……!」

力を込めて言い切る導師。その着ぐるみから発する威圧は凄まじいように思える。

導師「うーんとね。君には天谷 星羅のパンティーを私が獲る間に
三人のアイドル、ABCキャッツが変に騒がないように見て貰おうかな。
遊園地のスタッフ用の衣装を幅瀬君用に一応準備してたから、それを着て
これはちょっとした演出ですよーって舞台端よりカンペとか見せれば大丈夫っしょ」

アレクセイに、そう導師はお願いする。アイドルのパンティーを何故か奪い取りたい
導師は、君に三人のアイドルが下手に騒いでステージや客席が混乱しないように
して貰いたいようだ。
 少なくとも、四人のアイドルに怪我をさせる訳でないが犯罪ではある。
断っても構わないし、協力する選択もある。

192『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/03(日) 20:07:20
>>188(円谷PC)

ワン「じゃあ、僕も同行しますっ! ……ぅ」

モメ子「バーネちゃんと入れ違って、心配させたらいけないから
待ってるよ〜」

ワンこと、一匹の金貨を輝かせるチビっこぜにくろうは勇ましく
貴方に付いて行く。一瞬、よろめいた感じがしたが、直ぐ気を取り直した
感じで彼? は大丈夫と告げて貴方のぴったり後ろに付いて
女子トイレに一緒に入った。

ワン「よし、収集マイク装置を起動するぞ……っ」

そう、こぜにくろうが耳をピンと上げると女性の声を其の耳を介して
円谷には聞こえた。

?「……流石に、此処の従業員通路は厳しそうです」

?「そうだね、ご苦労様」

そう言った会話が、ステージの方面は騒がしくも其の室内を
こぜにっくろうに付属した警備システムの恩恵で貴方は聞いた。

ガチャ……。

不審な会話の切れ目と共に、その奥の女子トイレの中から一人の人物が姿を
現す。女子高生だ……染色してるのか茶髪の肩程まである髪の毛で
眼鏡をかけた大人しい風貌をしている。

?「……え、こぜにくろう……っ」

貴方と、そして隣にいる梟を見て。後者のほうに僅かに驚きの声を上げるも
直ぐに真顔に戻ってトイレから出ようと貴方とワンの間を抜けようとした。

ワン「ちょっと待ってください。貴方、先程奥の個室で誰かと
喋ってましたよね?」

だが、ワンが立ち塞がった。女子高生は、僅かに目尻の片方を上げ
睨むように梟を見下ろす。その強い視線に少し震えるも、梟も
気丈な調子で見上げた。
 彼女は無言で、梟を睨み。そして、固い顔つきで貴方も一瞥する。

……この女子高生は何者で、今回の遊園地の騒動に何の関わりがあるのだろうか?

193アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/03(日) 21:40:12
>>191

「ヘヘヘ、たまんねェぜ…こんなエッチな格好の女の子が金を払わず出てくるなんてなァ!」
「ボクちゃんやっぱり日本に来て良かったァ〜〜〜〜〜ッ!!」

可愛い女の子はいつ見たっていい。それが裸に近い格好なら尚更ね。─────アレクセイ・В・С。
ガッツポーズを決めながら、ついでにその三人組の名前、『ABCキャッツ』を覚えておこう。
今度からチェックしておこうカナ。

「『天谷 綺羅』ァ?うゥ〜ん、どんな人だっけなァーーーーーー」

名前を思い出してみよう。
有名ならもちろん、ちょっとした地下アイドルぐらいならオレ様知ってるんだケド。
ゲームとかマンガとかも大好きだし、日本のサブカルってマジでサイコーだよネ。

「Так точно(りょーかーい)」

導師とやらの言葉に頷く。
ひったくりを捕まえるには、こいつらの協力はあった方がいい。
断ったところで他に何か良い案があるわけでもなし、ならば少しでも捕まえられる可能性を高くする。

194風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/03(日) 21:41:00
>>189

「人生いろいろ、事情も色々だ。特に、スタンド使いなんてぇものはな……」

眼帯女の謝罪に、風歌はそう応じた。
実際問題として、風歌の人生の事情にスタンドは一切関わっていないのだが、まぁそういう風にしておいた方がいいだろう。
誇りは無いがゴミたる自負はある風歌であったが、敢えてそうでない装いをしている時にホームレスたるゴミを名乗る趣味はないのだ。
そして、眼帯女とともに向かい、会話を聞く。
芸能事情には全くと言っていいほど詳しくない風歌は、その歌手の事を何も知らぬ。
されど――誰かに愛されているのなら、それはゴミではなく宝と呼ぶに相応しいだろうと思う。

(これまで一度もその手の話がでてねーって事は、『アリーナ』とやらの物理的なお宝があって、それが狙われてるって訳でもねぇだろうしな)

それが『本命』かは解らないが、守りを置いて損ではないだろう。

「おうよ。オメーの言う『本物』とやらの様子を見に行こうぜ」

眼帯女にそう言って頷いた風歌は、彼女の後を応用にして控室に向かい始めた。

195円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/03(日) 23:01:44
>>192

「もーワンちゃん聞き方まっすぐすぎー!
 あたしならもっと上手に話しかけられたと思うな〜」

「もしかして調子悪いとかする?
 だって、今なんかフラってしたー!」

円谷は自分に都合よくものを考える。
なぜなら今までの多くのことは、
自分に都合の良い話になってきたし、
悩むとか苦しむとか、そーゆーのは無縁だからだ。

無縁であることも含めての『性格』とも言えるが。

「どうもどうもー! お取り込み中シツレイしまーす!」

         シュル

「あたし聞いちゃったんだー。
 ねえねえ、『厳しそう』ってなーに?
 習い事の新しい先生の話?」

「てゆーかさ! 清月生ー? ねえねえ何年? 何組!?」

片手で『ブレスレット』を一つ手に取り、
その状態で『女子高生』に、『世間話』を振っていく。

196御影憂『ナハトワハト』:2021/01/03(日) 23:22:29
>>190

『双子』という言葉は例の『予言』にもあった。
『雑技ストリート』で見かけた、
あの二人組を指すと考えて良さそうだ。
奴らが『本体』か?
そうでなくても、
双頭ピエロの口から存在が仄めかされているのだ。
何らかの関わりがあるのは間違いない。
しかし、狙いは不明だ。
こんな化け物を飼っている時点で、
良からぬ連中である事は予想出来るが。

               (『武器』を投げてきた…………)

        (つまり…………『敵』で確定…………)

  フッ――――――

     (敵に『容赦』は要らない…………)

                      ――――ゴトッ

チャクラムがスマホに命中する前に、
右手を『非実体化(>>186)』。
その際に手を離し、スマホを地面に落とす。
自身の姿は『闇』に消え、
そこには『音と光を発するスマホ』だけが残される事になる。

      ド   シ   ュ   ゥ   ッ

その瞬間、『幽体』となって疾風の如く駆け抜ける。
ピエロの怪物めがけて、最短距離で正面から突っ込む。
チャクラムが背後から戻ってきたとしても、
『幽体化』した体は全てを無効化する。
敵の注意は『地面に落ちたスマホ』に向けられるだろう。
他の場所を警戒したとしても、
せいぜい『スマホの周り』程度だと思われる。
しかし、そこには『誰もいない』。
文字通り『影』と化した自身は、
既に敵の目前まで迫っているのだから。

            バッ

至近距離に入ると同時に地を蹴り、『浮遊』する。
ピエロの頭上に浮かび上がると共に、片手のみを『実体化』。
それによって、敵の頭上に『バッグ』を落とす。
無論、これでダメージが入る事など期待していない。
真の狙いは、ピエロに『上を向かせる事』だ。

197『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/04(月) 20:58:32
>>193(アレクセイPC)

導師が綺羅じゃなくて星羅! と訂正するのを聞きつつ日本の芸能界に余り
詳しくない貴方は告げられたアイドルの情報があるか自分の記憶に問う。

もし君が何度か日本のゴールデンタイムの音楽番組を視聴する機会があれば
数回程度テレビに出てきた、顔付きが凛凛しさと華やかさを兼ね備えた
女性なので、印象に残ってるだろう。思い出す間に着替えも完了した。
今の君は、遊園地のオープンステージ周りを忙しなく動く作業員の一人だ。

ガチャ……。

『あー、暑っ。この着ぐるみ換気性最悪ですわ』

『たくっ、こんな素顔晒さない役なんて。もっと若手に任せればよかったのによぉ』

導師「おっと、噂をすればだ……やーっ、お疲れ〜か〜ら〜の
――クラッチ・クロッチ!!」

『『はっっ?? ぐぁ――ッ!!!??』』 ドスン……ッ

幾らがガタイの良い、煙草を吹かした若い男性がスタッフ出入口らしき扉を出て
煙草を吸いつつライブ一曲目が終了するまでに一本吸う為に着ぐるみを半分
ずり下ろした恰好で、今まで蒸し暑かったのを冬の風で冷ますように美味そうに
喫煙をする。同じく着ぐるみを完全装備した導師が愛想よく大胆に近寄り
少し怪訝そうに、関係者か何かかと余り警戒する事無く間合いを許した憐れな
ABCキャッツの事務所関係のタレントは、導師が着ぐるみの中の何処に隠してたのか
知れないパンティーで顔を覆わせると、一瞬体を痙攣させ抵抗するように虚空に
両手を掻いて、そのままバタッと仰向けに失神した。
 どう言う原理かは不明だ……。
 
導師「……これで私達は堂々とステージの中に踊り出る。
さー行くぞーっ!」

二宮「えっと……私、此処で待ってたほうが良いでしょうか?」

導師「おっとと、そー言えば影が薄かったけど君も居たねー。
うーん、ロシア系の男の子! 君にその娘の処遇は任せる!」

導師と連れの二人は意気揚々と倒れたダンサーをどっからか用意したシートに包んで
壁へと目立たないように寝かせ終えてから従業員入り口へ入って行く。

二宮。彼女は流石に従業員に変装は障害もあって難しいだろう……アレクセイが
何とかして此処より離れた安全な客席などに連れて行くか、従業員通路より一緒に
同行させるなりしかない。

198『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/04(月) 21:22:25
>>194(風歌PC)

ガチャ……。

?「マネージャ、ちょっと待ってて貰える? あと5秒。
うん、これでアイシャドーは問題ない。何時でも出れる
……あれ? 誰かな君達」

イメージ画像:ttps://picrew.me/image_maker/7099/complete?cd=XYc6d8vVwW

控室までの少し長めの通路、幸い行き交ったミゾレが特に問題視しない
数人のスタッフ達と通り過ぎた以外でハプニングは無い。入れ墨の能力が
遊園地に伝染しているが、未だ余り騒動が起きないのは発動のトリガーが
少し狭いものが、それとも、これは嵐の前の静けさか。

歳は19程で、髪型や白いリボンなどは多分三毛猫をあしらったのだろう。
服装は比較的軽装だが、オープンステージで踊る三人組に比べれば十分に
露出は減らしている女性……『天谷 星羅』が鏡の前で最後のメイクを終えた
頃合いと言う形で貴方達と面会した。
 風歌はアイドルと言うものに詳しくないであろうが、その彼女の纏う雰囲気から
『只者でない』と言う存在感を一緒の室内に居る事で理解出来る。


ミゾレ「本当に、サプライズで来たのか……済まないが単刀直入に言う。
犯行予告があって、恐らくあんたを狙ってる。危険なんだ
幸い、あんたがあの知名度が幾らあるか知らんアイドルグループに内緒で
登場するって知ってるのは極僅かな人達だけだ」

このまま、身の安全の為にもステージに出る事なく遊園地から出てくれと
頼み込むアリーナの警備員に。じっと素直に耳を傾けてた彼女は
一度聞き終えた相槌をうったあとに静かながら力強く告げる。

星羅「――断る。すまない、貴方たちが私に危険が及ぶかもと案じてくれてるのは
とても有難いし、出て行かないほうが他の人達の安全が高まると言うのも……。
でも、私は『アイドル』なんだ。ABCキャッツは、私に憧れてこの世界に
入ってくれた。ラジオ局とか殆ど宣伝もしない仕事場所でも近場に居たら
駆け付けて挨拶してくれる……あの子達には何時も私はエールを、勇気を
貰ってるんだよ。それに、あの子達を通して私にも何時もテレビの向こうで
応援してくれてるステージに多数居るファンの為にも……」

私は、逃げる事は許されない。と天谷 星羅は強く言い切った。

ミゾレ「……どうしても、なんだな?」

天谷「あぁ、例え脅されても暴力を振るわれても。私が天谷 星羅である限りは
ステージに立つ」

決意の炎が瞳に宿るアイドルに、ミゾレは長い溜息を吐いて力なく首を下げた。

説得はアイドルには無理そうだ……彼女がサプライズをする間に
星見ランドを脅かす存在が何かし出かさないか十分気を付けるべきだろう……。

199『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/04(月) 21:39:27
>>195(円谷PC)

貴方が梟(ワン)に体調を聞けば『うんっ大丈夫! ちょっと何だか
グラッとしたけど何処も故障はしてないよ!』と笑顔で告げたので
今のところ、こぜにくろうは本当に自分で問題ないと思ってる。

?「……ふーーーーっ……事が本当に上手く運ばないな。
…………はぁ、あぁ良いよ。逃げられそうもないし、顔も記録されてるならな。
……アリーナの『フラジール』と告げれば分かるか?
表の名前で『遊部 玲実(あそべ れいみ)』と登録してる。さっき会話してたのは
私のスタンドたが……余り人前で披露はしたくない。
清月高校 二年生」

ワン「うんん? アリーナの警備の人なんですか? じゃあ、何で
警備の他の梟の人達に拘束されるんです??」

遊部「極秘でアリーナの他の関係者に知られず調査しなくちゃいけない仕事も
あるんだよ、チビ梟ちゃん」

ワン「むぅ……」

謎の女子高生こそ、遊部 玲実、清月高校の二年生らしい女性は
感情を余り出さない無表情に近く、そうワンや貴方に対し遊園地で色々妙に
嗅ぎまわっていたのは調査の為だと告げる。
両手を上げ、降参のアピールをして逃げる素振りはなく大人しい。

貴方はアリーナと言う組織がどう言ったものか知らない。彼女が本当の事を
言ってるのか、或いは嘘を付いてるかは。この考えが読めない目つきの女子高生に
対して自白させるのは難しくもある。

200『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/04(月) 21:53:09
>>196(御影PC)


 シュルルッ  ザンッ゛ ザンッッ゛   ザシュッ……ッ!

『オオ……キエタッ』 『キエタッ!!』

双方の巨大ピエロの顔の眼窩底のより生えしピエロが口々に貴方が
ナハトワハトを駆使し消えた事に慄き同じ叫びをするのと、背後に
チャクラムが木々を数本切断しつつ一本の木を緩衝材として突き刺さる音を
聞きながらピエルの巨大な顔の頭の上へと跳んだ。
 
 ドスッ

『――オォォッ!』   ヴゥンッッ!!

残る、もう一つのピエロの顔の耳元らへんより生えた片腕が携える
チャクラムが反射的に落としたバックの方角。つまり真上へと放たれるのを
非実体化した中で、金属の輪が天空に目掛け飛来するのを間近で見た。
 ナハトワハトでなければ体を両断される勢いでの金属の刃の輪。
だが、闇の中であれば最強の狩人たる貴方には無論、ダメージなど無い。

『――オォ! オォォ!! エリ・エリ・レマ・サバクタニ!』

   エリ! エリ!! レマ!!! サバクタニ!!!!

怪物ピエロが詠唱しつつ巨大な口の歯を鳴らす。眼球の二つのピエロも
同様に祈りを闇の中で捧げる。

 オォォォ―――ッ! ザァァァッッ


?「あぁ……っ 駄目、来ないで……っ」

風が強まる……その突風に載せるように子供の哀願染みた声が向こうから
貴方に聞こえた。どうやら、あの子にピエロ以外の危険が迫ってるようだ。

201風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/04(月) 22:19:55

>>198

風歌は、目の前のアイドルから矜持を見た。
輝かざるゴミたる己にも、ゴミたる矜持はある。ならば、輝きを纏い――否、輝きそのもので在らんとする彼女の矜持たるやどれ程の物であろうか。
只者ならざるとは感じていたが、自他の命を問わずに突き詰める有り様は、まさしく、瞳に宿る焔の如しである。
しかし――同時に、天谷星羅が真に本物であるならば、虚飾をも疑わなければならない。
アイドルとは夢を与える星であり、己を偽る詐欺師でもあるのだから。

(とは言っても、自作自演の脅迫状を送るメリットがあるか?)

仮に、よほど地方のドサ回りが嫌いだとしても、わざわざスタンド使いと組んでまで――風歌は一つ、確かめる事にした。

「解ったよ――アンタは止めても無駄みたいだ。それで、一応聞いておきたいんだが」

そう言うと、風歌は『ダストデビル・ドライヴ』を己の背後に『出す』
万が一、彼女がスタンド使いであるならば、眼で追う可能性がある。
――そして、風歌は問いかける。

「アンタ、こんなイタズラをされる心当たりはあるか? 言っとくが、予告状以外にも色々と起きててな……タダの怪文書で片付ける訳にはいかないから、アタシらはここに来た。思い当たることがあったら、教えて欲しい」

天谷が語る言葉――そして、スタンドに対する反応の有無を探りながら、風歌は反応を待った。

202円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/04(月) 22:26:49
>>199

「あれーっ。先輩だったんだ!
 あはーっ! あたし、1年の『セララ』でーす!
 遊部先輩、あたし、先輩はうやまうタイプなんですよ!」

「やっつけたりとかもする気ないですしねー!」

敵でなく『身内』と判定し、
意味のない笑みを浮かべる。

「ねえねえ先パ〜い、後輩から質問でーす!
 『スタンド』と話すってどういうこと?
 あたしとかー、あたしの友達のスタンドはみんな『無口』だよ」

自白させるのは難しいが、
『会話』する事自体は不可能ではないはず。

「それとさー。
 さっき『予言』拾ったんだけど、
 先輩は何かご存知ではないでしょーか!」

「内容なんだっけー。
 『笛吹き双子』とか『ヒツジの蹄と羊飼いの足』とかー。
 あれーっ。『紙』に書いてて、あたし持ってたんだけどなー!」

『バーネ』に渡したままだったか? 写メにでも撮ってたほうがよかった。

203アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/04(月) 23:26:17
>>197

アー、なんか顔が良い子だった記憶がある。
その他はあんま覚えてない、歌とか踊りとかどうだったっケ。
まァいいや、お着替え完了。マフラーも装着、バッグも装着。さっさとお仕事に取り掛かろうねェ。
導師が男を気絶させた方法は分かんない。こういうタイプは真剣に考えるだけムダなヤツ。
たま〜〜〜〜〜にいるんだよね、なんかそういう世界に生きているヒト。

「そォねェ、じゃあアイドル見習いってことで、今度出るかもしれないステージを見に来たってことにしよォか」

放っておくよりは一緒に来た方が安心かなァ〜〜〜〜〜。
幸い顔立ちは整ってるし、ワンチャン行けるカナ?とりあえず先に進もう。

204御影憂『ナハトワハト』:2021/01/04(月) 23:34:23
>>200

ピエロに(どちらかの頭にでも)上を向かせる事は出来た?

205『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/04(月) 23:48:49
>>204

失礼しました。ピエロ全体が上向きに向ける事に成功してる

206御影憂『ナハトワハト』:2021/01/05(火) 00:49:24
>>205
回答感謝

>>200

二つのチャクラムの内、片方は森の中に突き刺さった。
そして、残る片方も手放されている。
直接殴られたり掴み掛かられる危険はあるが、
もう『武器』は無い。

              ――――――ブォンッ

枝を握る腕を振り上げ、そのまま躊躇なく振り下ろす。
狙いは『目』だ。
『超人的な精密性』を駆使し、
『自分に近い方の頭』の『片目』に、
鋭く尖った枝の先端を全力で突き刺す。
『命中する直前』で『実体化』させる事で、
敵に対処させる時間は与えない。
それが見えた時には、既に『手遅れ』になっている。

             「…………『フェードイン』」

       ズ  ズ  ゥ  ッ

枝を刺した瞬間に、全身を『実体化』(>>196)。
一瞬で『質量』を取り戻す事によって、
本体の『全体重』を枝に加える。
両手で枝を握り締め、根元まで一気に『押し込む』。
それだけでは終わらない。
完全に息の根を止める為に、『更なる追撃』を行う。

(チャクラムを『真上に投げた』…………)

(つまり…………『同じ軌道で落ちてくる』…………)

  フッ――――――

重力によって落下するチャクラム。
それが自分に当たる前に、全身を『非実体化』。
そうすると、どうなるか?
当然、『その下のピエロに命中する』。
『自らの武器で斃れる』――それが『せめてもの情け』だ。

207『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/06(水) 15:49:50
>>201(風歌PC)

貴方が『ダストデビル・ドライヴ』を出しつつの問いかけ。天谷星羅は貴方に対し
視線を向けるがスタンドを目で追う事はない。
尚、余談になるが他GМや高難易のミッションになるとスタンドを発現及び会話によって
相手がスタンド使いか否かを割り出す行動は悪手だったり通じない事が多い。
今回の天谷の反応は、完全に貴方のスタンドが見えてない感じではあった。

天谷「思い当たる事は……正直、この業界だと脅迫の文書やストーカ染みた
ファンレターも多いよ。大半は無視すれば済むけど、数回は警察の世話になる
騒ぎもあるし今回も、何か起きても悲しい話だが可笑しくないって感じ。
……あれ、でも少し待ってね。オフレコで今日は忍んで来たのに私が登場するのを
知った上での犯行予告って事は、随分私のプライベートに詳しい身内って可能性
が高いし、それは結構問題かな」

知名度が高くなるアイドルだと、その分称賛や崇拝と逆に嫉妬や悪意ある者達の
感情が向けられる事は少なからず業界では起きる話。彼女も例外ない。
 そんなアイドルが気にするのは、その犯行予告が自分宛てだとして情報公開して
ないに関わらず予告された事に対する不信感だ。

ガチャ

「天谷さん、そろそろ登場の準備を……」

天谷「あ、はい。御免ね、私が答えられるのは、それ位。
後はマネージャーに聞いて見て、少なくとも私は今回のサプライズをABCキャッツや
ファンに喜んで欲しかったから喋ってない。知ってるのは社長とマネージャーだけ。
そうだよね? マネージャー」

マネージャー「え? あぁ……えぇ、勿論天谷さんが此処に来てるって誰にも
言ってませんよ」

控室に入って来たのは眼鏡をかけた20後半程度の女性。天谷が去り際に
自分が来る事を秘密にしてるか矢継ぎ早に聞き、突然の事でか其のマネージャーは
少し動揺した声を出しつつ答える。

それに、天谷は軽く眉を上げつつ貴方達に軽く会釈してステージに向かう為に
部屋を出た。残るは、ミゾレと貴方……少し居心地悪そうなマネージャー。

マネージャ「あっ……私もこれから他スタッフと最後の打ち合わせを」

ミゾレ「まぁ、待てよ……ちょっと、聞きたい事ある」

さりげなく、立ち去ろうとするマネージャーをミゾレは立ち塞がるように移動し
貴方に対し一つだけの眼球を向け目配せした。

尋問は任せる、と言う感じの色合いの視線だ……。

208『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/06(水) 15:59:35
>>202(円谷PC)

遊部「私のは、会話出来るスタンドなんだ……それ位しか私から
公開出来る内容は無い。それ以上何か聞きたいなら、そちらからも
有益な事が聞けないと……そう、今言ったような『予言』についてとか」

貴方が『予言』について呟くと、少しだけ目の中の光の色合いが強まった。

彼女がアリーナ関係として、その組織に隠れて探してたのはどうも
『予言』が関係あるのか、貴方がその情報を知ってる事に関心をもったようだ。

バーネから『予言』の紙は返して貰ってる。
ポケットには、その内容が入っているだろうから渡す事も出来るだろう。

遊部「私としては、これ以上下手に動くと多くに目を付けられて
動きにくくなる。『予言』について何か知ってるなら、それさえ知れるなら
私が個人で遊園地で動いた情報を教えて大人しく出て行くよ」

ワン「……僕としては、怪しい人ですし大人しく上の人が戻って面会するまで
遊園地で一緒に同行して欲しいです」

遊部「お勧めは余りしないよ。アリーナも一枚岩じゃないし、私の詰問で
色々別の派閥を動かして睨み合いさせるのなら、大人しく帰らせたほうが
双方労力を強いられずに済む」

ワン「むー……」

こぜにくろうも、遊部に一緒に居て大人しくして貰うよう声を掛けるが
彼女は立ち去るほうを強く望んでるようだ……。

209『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/06(水) 16:16:09
>>203(アレクセイPC)

作業着を着た貴方は二宮を『アイドル見習い』として手引きして
従業員通路を歩く。空調効いた通路は外と違い暖かい、奥に数本分かれ道は
ある場所を堂々と着ぐるみ梟三人は先導していく。

導師「おっと、その『白杖』は目立つね。後で返すよー」 ヒョイッ

二宮「あっと……はい」

導師「左から行けばステージの方に通じる方だ。よーしっ
因みに右のほうに壁伝いで歩くと天谷星羅の控室だよ!
もしも見に行きたかったら、まだ彼女も登場するまで少しだけ時間あるだろうし
覗きに行っても良いよ!」

通路を歩く際、二宮は白杖を導師に没収された。アレクセイが手を繋ぎ歩くなら
まだ怪しく無いが、白杖を持っているのは視覚障害持ちアイドルが居たとして
それはちょっと怪し過ぎるだろうとの事でだ。

導師達はオープンステージへ乗り込みに行くようだ。そして、肝心の
アイドルが出るまで、ちょっとだけの時間……どう行動するかは貴方次第。

二宮「……天谷 星羅さん。私、あの……ちょっとだけ話が出来るなら。
いえ、御免なさい。貴方も引ったくりを探すのに沢山協力してくれてるのに」

御迷惑ですよね、と委縮した様子で二宮は謝罪する。
ファンなのか知らないが、彼女はアイドルと会話出来るなら、したいようだ。

210『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/06(水) 16:28:38
>>206(御影PC)


>――――――ブォンッ

暗闇の中で実体化し、持っていた鋭い枝を振り下ろす。
 単純な只の鋭い木の枝ながらも、意識せぬ強襲による一撃と
御影自身が実体化する事による全体重を込めた突き刺し。

 ギ  ャ   ァ  ァ゛ ァ゛アッ゛――!!

脳天に木の枝を生やし、巨大顔面ピエロの目玉となる一体の小さなピエロの
頭は突き刺さった事によるダメージで絶叫する。

無我夢中で両手を伸ばし、その怪物は御影を掴もうとも試みた。
だがナハトワハトが闇を味方に付ける限り、その抵抗は蟷螂の斧よりも
非力な抵抗でしか無い。

 ――シュゥ――zノウッ  ザシュッッ!!

『グゥゥゥ――ッ……ッ゛!!ッ゛!』   ズシンッ

巨大ピエロの頭部に対し、投げたチャクラムは重力に従い落下し
その頭部の頂点に突き刺さる。両腕を震わし、眼球の代わりとなるピエロの顔と
刺さった巨大ピエロの口がわなわなと歯を震わしダメージに悶絶する。

突き刺さった金属の輪から漏れ出るように血液の代わりに白い液が脳天から
流れていく。脳液とかでない、ミルクのような色合いだが匂いは異なり
腐った土のようなものが辺りに立ち込める……。


『……ッ むーっ……ッ』  ズリズリ……ッ

巨大ピエロは、もう動くのは難しいだろう。
 闇の向こうで、金貨が放つ光が遠くに向かうのが見える。
そして小さな塞がれた悲鳴のような音と、地面を引きずる音も。

211御影憂『ナハトワハト』:2021/01/06(水) 19:15:02
>>210

「『闇の中』の『ナハトワハト』は…………『無敵』」

大物は始末出来たが、敵は他にもいる。
いかに『ナハトワハト』といえど、
全ての怪物共を相手に戦うのは力不足。
速やかに目的を達成し、
この忌まわしくも居心地の良い空間から離脱すべきだ。

(さっき…………何か唱えてた…………)

(…………『召喚』した?)

周囲の地面を見渡しながら、両手を『実体化』。
片手で保持出来る範囲の大きな石を探して握り、
もう片方の手は土を一握り掴む。
それが済んだら、再び全身を『非実体化』。

  (連れて行かれる…………)

      (そうさせる訳には…………)

           ド   シ   ュ   ゥ   ッ

                    (…………いかない)

ピエロから離れ、全速力で『金貨の光』を追う。
その先に例の子供がいる筈だ。
まず、『どんな状況なのか』を確認する。

212風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/06(水) 19:41:22
>>207

眼帯女の意を組んだ風歌は、じろりとマネージャーを見た。
『社長』か『マネージャー』か、『おもらし』の容疑者は二人であるが、より可能性があるのはマネージャーである。
少しばかり、脅しを含めて見ても良いかも知れない。

「一応、言っておくが……予告状以外の『騒ぎ』の時に、一般客にもう被害が出ちまってる……それの証明が必要だってなら、こっちのがスタッフに連絡を取れる」

風歌はちらりと眼帯女を見る――反応を確かめる前に、改めてマネージャーを見る。

「要するに、脅迫状を出した連中は誰かを巻き添えにしてコトを起こすのに何の躊躇も無い連中がいるって事だ、ABCキャッツも、観客も、天谷も……『騒ぎ』が起きたら、ケガじゃすまねぇ事になる。これは『可能性』の話じゃねえぞ、起きたら『そうなる』って話だ」

スタンド使いが本気でコンサート中に「コト」を起こしたのなら、その時点で被害を防ぐのではなく、被害を如何にして減らす戦いになる。当然、コンサートは潰れるだろう。
――天谷は、それを覚悟しているだろう。だが、マネージャーはどうだろうか?

「……今の所、アタシらにできるのは備えることしかねぇ」

だから、と前置いて、風歌は改めてマネージャーを見やる。

「アンタが何も知らねぇってんならそれでいい、アタシらは甘谷の『命』だけはどうにか守ってみせる」

暗に、何も解らぬなら命以外の何一つとて保証しかねると告げながら――風歌は問うた。

「けど、天谷の知らねぇ心当たりや、何か話が漏れた心当たりがあったら、『ここだけの話』として教えてくんねぇか……」

そして、風歌は意地悪く笑みを浮かべる

「あんまり気にする必要はねーよ。トラブルをアタシらが『どうにか』できたり、何も起きなかったら『ここだけの話』は『ここだけの話』だし、アンタが何も知らなくて、アタシらも『起きた』何かどーにか出来なかったら、『ここだけの話』があろうが無かろうが、甘谷を『行かせた』同士で仲良くクビだしな……で、何か心当たり、あるかい」

213アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/06(水) 21:28:24
>>209

ダメかぁ。盲目のアイドル、イケるんじゃね?って思ったケド、
確かにそれならそれで、業界に詳しい人なら耳に入ってないとおかしいもんネェ。
マ、ボクちゃんが手を引けばイイだけだし、大した問題じゃあないネ。

「ハァイ、『導師』さんとやらもガンバってねェ〜〜〜〜〜」

ステージに乗り込みに行く導師達を見送って、オレ様たちは逆に右の方の道へ行こうネェ。

「ン?会いたいなら会っていけバ?有名人とお話てまきる機会、中々ないデショ」
「ボクちゃんは協力してるって言うかァ、お仕事としてやってる感じだカラ?」
「それに関わらない所は好きにすりゃいいヨ。やりたきように生きる、オレ様はそうしてる」

214円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/07(木) 12:54:46
>>208

「あ! 遊部先ぱァーい、予言の事気になりますよねー!」

ワンと遊部の言っていることは『わかる』ようで、
その背後にある『アリーナ』の事は『わからない』

「ワンちゃんあたし、どっちが良いか決めらんない。
 だって『アリーナ』の事全然知らないし、
 上の人とか派閥?とかどういう意味なんだろ?
 その辺とかよくわかんないんだけどー」

        ゴソ

「別にこれさー、あたしが調べたわけでもないし。
 わかんないことは皆でシェアしていきましょーよ!」

ポケットから出して予言の紙を手渡す。
その際、スマホで文面を3回ほど撮影しておこう。

「これなんでー。スタンドの人と話し合って、
 もし答え分かったらあたしにも教えてくださーい!」

        「あー、連絡先交換しとかない?」

215『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/08(金) 16:57:18
>>211(御影PC)

ピクピクと膝をつき痙攣する巨大ピエロは動かない、いや動けないのか。
口から白い泡を吹き枝が突き刺さった眼球のピエロ。もう一つの目の部分に
生えたピエロは痙攣しつつ貴方のほうに顔を向けるものの巨大ピエロのダメージが
連動してるらしく貴方が非実体化するまでただただ痙攣していた。

ヴュォ――ッ    

黒い風のように再度闇の中に溶け込み金貨の光を追う。光の間合いに近づける
あの幼い子供が見えた。
 見ると、あの最初に遭遇した二つか三つ異なる犬種の首が生えた怪物。
その胴体に直接生えたかのような蔦らしきもので子供は口も塞がれる形で
体を縛られ引きずられている。その子供を睨みつけて包囲するように
3匹程子供の周りに逃げられないよう居合わせているのと……。

?「……いけないな、異邦人に従っては」

その子供を見下ろすように、白衣を身に着けた男性らしい人物が居る事だ。
 医者のような服装の後ろ姿なだけで整った白髪のある後ろ髪以外で顔は不明だ。

男は普通の人間のようにも見えるが、怪物犬に襲われる様子も無い事から使役
しているようにも見える。

216『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/08(金) 17:49:17
>>212(風歌PC)

マネージャー「……っ本当に申し訳ありません!
どうか星羅ちゃんには内緒にしてくださいっ」

ミゾレ「心当たりが、あるんだな」

遊園地で一般人にも被害が及んでる、予告状の件も仄めかせば
彼女は顔を蒼褪め開口一番で謝罪と共に大きく頭を下げた。
静かに、溜息と共にミゾレが彼女に答えを促せば震え声で彼女は秘密を明かす。

マネージャー「こ、こんな大事になるなんて……星羅ちゃんに対する
僻みや嫌がらせの対応に追われて、私もムシャクシャしてて。
それで、ちょっとネット上のアイドルに関する掲示板を開いてたら」

マネージャーの自白した内容によると、だ。
彼女は普段のストレスもあってアイドルについての専用の話題の中で
ポロッとABCキャッツの地方でのイベント。つまり、このほしみlandでの
サプライズが起きる事に対する内容を漏らしてしまったようだ。
流石に天谷が来る等と詳しい事は書かずとも、ABCキャッツが天谷を
尊敬してる事などの情報を熟知していれば、このイベントで彼女が
来るだろう事はアイドル関係に詳しければ誰でも想定出来る。

マネージャー「御免なさい、本当に御免なさい。わ、私
星羅ちゃんやABCキャッツが危険を及ぶなんて誰でも考えればわかるのに
安易に、彼女の付き人だって優越感で軽はずみに……!」

ミゾレ「後悔して、本当に苦しいならイベントが全部終わった後で
土下座なり何なり誠心誠意で天谷に謝罪するんだな。
あのアイドルも、あんたが嘘ついてるって多分見抜いてたし。
……あー、感情に任せて迷惑を誰かにかけちまうなんて、さ」

誰にだってあるよ、と天風に対し自覚あっての羞恥を込めて頬を掻き
貴方にも目線を向けつつマネージャーのフォローを彼女は行い。

ミゾレ「ま、つまりアイドルオタクなら今日、このイベントで天谷が
来るだろうと予想出来るホシの数は正に星の数程って事だな。
……ハッ、上等だ。
 この遊園地で騒動起こしてる奴も、予告状出してるのも同一なら
襲撃した時点で叩きのめせば良い事よ」

マネージャーを控室から穏便に追い出した後。
矢でも鉄砲でも持ってこいってんだと戦意に溢れた力強い目で
ミゾレは手の平で拳を叩く。

ミゾレ「……人手がいるな。メゾも商売の足を怪我したみたいだし
応援としちゃ不安だ。さっきの明るい嬢ちゃん(円谷)もスタンド使いだが
三人だけで襲撃を防げるかってなると……ひとまず遊園地内にて連絡可能で
動ける奴等にはオープンステージに集合するように連絡するぞ。
少し時間かかるから、その間は好きにしてくれ」

風歌へとミゾレはスマホを出し他の仲間内に連絡を始めつつ告げた。

最初に一緒に食事してたデビットヘアーの男以外で遊園地内で動いてる
スタンド使い。アリーナに属する人達を呼び寄せるようだ。

ミゾレ「……あぁ、それと。私は予言とかそう言ったものは信じないが
あんた等の仲間? か知らんのが送ってきたのなら重要性はあるだろうし。
……この会場でチラッと見た限り殆どの奴が秋冬の靴だった。
だが、『夏靴履いてる奴も居なかったわけじゃない』ぜ」

ミゾレ「私が見た限り、数人。『眼鏡かけた目立たない若者』
『50手前のコートのおっさん』『すげーデブな萌えシャツの男』
この三人が夏靴だったよ」

それだけ告げ、スマホに目を通し指を走らす作業へ戻った……。

217『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/08(金) 18:09:32
>>213(アレクセイPC)

二宮「……やりたいように、ですか。
はいっ、有難う御座います」

貴方の言葉に元気付けられたのか、顔を綻ばせて元気に頷く。
右側へ道なりに進むと幾人かのスタッフが少し不思議そうな顔で見つつ
横切るヒヤッとした場面もあったが。作業着の御蔭もあり尋問される
事は回避出来た。進んでいくと、少し緊張した面持ちで歩く
『天谷 星羅』と鉢合わせる事に貴方と二宮は成功する。
貴方が天谷が前を歩いてる事を告げれば、二宮は喜色ばった声で
彼女の名を唱え、呼ばれたほうも立ち止まって貴方達に体を向け立ち止まった。

天谷「えっと……人の顔を覚えるのは良いほうだと思うから初対面だよね。
悪いけど、ファンとかならサプライズで直ぐに舞台に出ないといけないから
用件があるなら手短に」

二宮「会いたかったですっ」 ガバッ

天谷「うわっ?! き、君……大胆な娘だね」

余程のファンなのだろうか? 二宮は彼女に有無言わさぬ様子で抱擁した。
抱擁された彼女は、一瞬狼狽しつつもずっと目を閉じてる彼女の足取りなどの
観察眼から目が悪い事を直ぐ察せられたのか突き放す様子は見せない。
満足したのか、数秒して二宮は天谷から離れた。

二宮「す、すいません……ずっと会いたかったもので」

天谷「いや、驚いたけど大丈夫。同性だし、公衆の場とかなら遠慮するけど……
で、私に対し何か用事があるんじゃないかなって」

二宮「もうすぐ此処で騒ぎがあるらしいんです。気を付けて下さい」

パンツ強奪の補助を任された? 彼女だが、自分なりの考えがあるらしく
天谷に警告を発する。それに少し驚きを浮かべるが、天谷は大人びた
微笑で直ぐに返答した。

天谷「……君が誰かは聞かないけど有難う。私はこれから
皆に勇気を、元気を与えに行く……気を付けるよ」

力強い足取りで立ち去る彼女。二宮は貴方に対して謝罪を口にする。

二宮「御免なさい、あの人達の手伝いを命じられてるけど
天谷星羅さんの歌は、落ち込んでる時の私を何度も励ましてくれた事あるから。
……出来れば、引ったくりの捕まえる手伝いをして欲しいですけど
天谷さんには危険な事に巻き込まれて欲しくはないんです」

二宮は、天谷のファンであるらしく そう告白する。
貴方もアイドルである彼女と肉薄すると。普通の人とは異なる強い
雰囲気を感じた。スタンド使いであるかは不明なものの、生まれつき
そう言った人と違う空気を纏う者も多くは無いが、居るものだ……。

二宮「余計な時間をとらせて御免なさい。私達も舞台のほうに急ぎましょう」

もう、そろそろABCキャッツのアイドルがバックダンサーを入れ替えて
導師達率いるパンティー強奪犯達と知らぬままにライブを行う。
 天谷のサプライズが起きるまで、時間は残り少ない……。

218『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/08(金) 18:30:04
>>214(円谷PC)

ワン「僕も上の人の事とか、そう言うアリーナの細かい事情は
わからないです。僕の役目は遊園地の沢山の人の笑顔を守る事なんで……」

遊部「悪いね、この『予言』がどうしても入手したかった。
出来れば大本である予言を発する存在も確保したかったが……。
二兎追う者は一兎も得ずだからね。
 私から教えられる事と言うとだ。この遊園地内では『引ったくり』の
騒ぎがアトラクションエリアで起きており、それ以外だと遊園地自体に
犯行予告された事、そして遊園地の複数のエリアでスタンド使い同士の
衝突が起きてる。この予告状を追ってるアリーナ関係と、そして全く
事情を知らない部外者による衝突だ」

遊部は軽く顎を摩りつつ、推理を述べる。

遊部「恐らく、この遊園地圏内で騒動を起こしてる犯人の能力は
『真実に到達しようとするのを阻害』すると言う形のスタンドを有してる。
犯人に辿り着こう、捕まえようと躍起になればなる程。周囲にいる
無関係の人物に目印となる『入れ墨』を見せる。
射程距離は長く、こう言った能力者のスタンド自体は攻撃性がほぼ無いだろう。
能力の圏内も、こう言った力だと一定のエリアだけで引き起こされるから
遊園地から離脱すれば能力の解除も直ぐ済む筈だ」

連絡先の交換に関しては、教えてくれれば後に連絡先は後で送信しておく。
と、遊部は告げた。どうも、彼女は早急に遊園地を離脱したいようだ。

遊部「色々動いて目立ったからね。この能力の関係上、スタンドの本体は
限りなく『騒ぎを楽しむ性質』を帯びてる。
 人混みがあればある程強い能力だ、だから、こう言った騒動が起きそうな
集団の居る場所は出来れば私は長居したくないんだよ」

だから頼むから帰らせてくれないか? と遊部はうんざりした口調で呟く。
 もう、これ以上は強制的に引き留めようとしない限り、彼女は強引にでも
走り去りそうな位にはトイレ内から抜けたい空気を発してる。

219御影憂『ナハトワハト』:2021/01/08(金) 21:26:35
>>215

(――――…………)

怪物が『三匹』。
一匹だけなら無力化は容易いが、三匹となると難しい。
『ナハトワハト』の強さは、特化した『奇襲性』。
それを最大限に活かす為には、
『一対一』の状況に持ち込む必要がある。
敵が複数の状況では、不確定要素が大きい。

(もう少し様子を見よう…………)

怪物を全て始末するよりは、
『指揮者』らしき男を片付ける方が賢明だ。
だが、まだ動かない。
子供から得ようとしていた情報を、
この男が代わりに喋ってくれる可能性がある。

(後ろから見たら…………普通の人間…………)

(安心して声を掛けたら…………)

        ――――ドシュゥッ

(『ホラー』では…………お馴染みの展開…………)

『金貨の光』に気を付けながら、男の正面に回り込む。
顔を見るだけでなく、両手や白衣のポケットにも注意する。
何か『武器』を隠し持っているかもしれない。

220風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/08(金) 21:32:34
>>216

マネージャーには心当たりこそあった、前進である。
されど、それは霧中への前進であった。眼帯女の言うとおりに、ホシの候補はまさに星の数風歌にインターネットの体験はなく、書物から得た知識のみしか無いのであるが、不特定多数の人間が見れる場に晒されたものを誰が見たのかを特定することは、不可能であろう。
結局の所、『襲撃したところ』を叩きのめすしかないのだ。
人手に付いては、眼帯女が呼ぶらしいので心配はいらない。
待つ場所に付いても、こちらは関係者である。どこなりとも潜める場所はあるだろう。
後は――『その時』まで、何をするかである。眼帯女は手勢を呼ぶ、ならば。

「解った。ちっとばっかし単独行動になるがアタシは『夏靴』を探して、張ってみる」

小銭と空き缶を探し続けるホームレスの目は『下』を瞬間的に見分ける事に慣れている。会場の客の中であろうとも、目立つ『夏靴』を見つけられる自信はあった。

「その後は、そいつらの『誰か』を少し張る。アタシはスマホ持ってねーから、何か起きたんなら『スタンド』を出して両手を掲げるのがサインだ。スタッフ用の無線機でもあれば、言葉で知らせたり、手勢が揃った時に戻れるけどな」

もっとも――と、風歌は付け加える。

「当然、同士討ちの二の舞も有り得るんだが……そいつを考えても客席に伏兵を置くのは悪くねーと思うぜ。コトを起こすゴミがスタンド使いなら、能力次第では逃走経路が『人混み』な客席なのも有り得る。そん時に迎え打てる位置に付けるかは博打になるが、少なくとも裏で控えるよりは『近い』可能性はあるぜ……異論がないならアタシは外で『夏靴』を探しに行くが」

221アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/08(金) 22:40:45
>>217

「今回のオレのсударь(上官)はニノミーだからさァ、途中でやめても…ええんやで?」
「マ、もし撤退の指示をする時は、取り返しのつく範囲でをオススメするよォ〜〜〜〜〜」

仮にこのパンツ大好き集団を裏切ったとしても、オレ様は特に損はないしィ。
引ったくりを捕まえる為の手段を失って困るのはニノミーだからネ!
判断や指示は任せるよン。ボクちゃんは基本的にそれに従うだけだからァーーーーー。
そんじゃステージ裏を探して、適当にカンペでも探そうカナ。
『演出だから大丈夫だよ!!』って日本語で書いておこう。

「にしても『アイドル』って初めて会ったケド、なんか違うねェ〜〜〜〜〜。
 前に会った、小さな民兵組織のリーダーとかとおんなじ空気がするよォ」

周りに人がそんなにいなかったら、水筒の中身をこぼして水溜りを作っておこうネ。


「で、何を知りたかったノ?彼女に触ってサァ」

222円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/09(土) 03:12:24
>>218

「えー! じゃあじゃあー、
 自分が見つかるのが嫌だから、
 周りの人を犯人にしちゃう能力ってことー!?」

両手を口に当てて驚く。

「ずっるー! ズルいですねー!
 そんなの、どうやって見つけちゃおう」

『それで何をするのか』は分からないし、
『こぜにくろうの暴走』との関係も不明だ。

「ひったくりのヒトとか、
 犯行予告とか、衝突?とか、
 やることたくさんで、あたし困っちゃいますよー」

表情は笑顔だ。
ネガティブな感情はある。
その上で、円谷はポジティブに生きている。

「それじゃ、遊部先輩は帰っちゃっていいですよ!
 後はあたしたちが、全部やっつけちゃいますからねー」

「変なのに襲われたりしないように気を付けてくださーい! ね!」

特に引き留める理由もない。ステージの方で特に騒ぎ等は無いだろうか?

223『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/09(土) 20:09:00
>>219(御影PC)

子供「おね、がい……もう、痛い事はしないで」

?「嗚呼、そのように憐憫を誘わないでくれるな。無垢さの中に
悲痛を帯びてくれるな、私は その扇情さを拒む事が出来ぬのだから……」スッ……

ガツンッ……ボキィ……ッ!

子供「っぁ……ッ゛」

?「 庭の彼處 長借屋の薬屋の前に、    
飢を知る 人の子 無意味に叫ぶ。はは……より一層と痛みが
其の希薄な器に染みる事を感慨と共に喜ぶべきだ」

回りこんだと同時に、貴方は其の男が子供の右足の脛部分を思いっきり
踏みつける様を目撃した。皮と骨程しかない細い足が折れる音を捉える。

男は40前後で、目の下に浮き出る深い隈と白髪で頭部に残る黒い毛が輪になってる
と言う特徴を除けば普通の人間の容姿をしている。だが、そんな細かい部分を除いても
躊躇なく、どう言った関係かは不明だが化け物を従わせ子供の足を踏みつけつつ
寒気がするような微笑を浮かべる人物が善良な一般人な筈もない!
この深き闇の森の中で唯一と言って良い人間の心の奥底には、彷徨う魔物
以上のドス黒いものを飼っている!

白衣のポケットなどには膨らみが見えない為、目立つ場所に武器を携行してる
ようには思われない。首元には包帯らしきものを巻いており、片手でその部分を
撫でつけ、残る手は軽く握り拳で腰に添えており空手に見える。

?「なぁ、聞かせてくれ給え。君を連れて行こうとした人は何処だい……」

子供「……ぅっ……ぅ……っ゛」

?「次は左足が折れ、その次は腕になる。折れた腕は……あぁ、この子達も
腹が空いてるのだ。なぁ……悪いようにはしない、教えてくれ」

子供「……ぃ……や゛……だっ」

?「…………そうか」スッ……

謎の男は、子供に微笑みつつ。再度、片足を上げた……!

224『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/09(土) 20:30:28
>>220(風歌PC)

ミゾレ「わかった。この任務に関して外の事は全部任せる。
無線も用意出来そうなら、直ぐに渡す。
 なぁ……この騒ぎが収束したらさ」

ミゾレ「……いや、やっぱ言うの止めとく。なんかメゾの言う
死亡フラグみてーな空気が出かねないし」フッ

気をつけろよ。その見送りの言葉を背中で貴方は受けつつ
控室から来た道を戻って外に出る。冬場だが、このステージ周辺の
熱気と騒ぎ声は扉を出ると直ぐに肌に感じられる。
未だ前の席で騒ぐオタクの集団の塊が散る気配は無い。その後ろ部分で
彼女が告げた『すげーデブな萌えシャツ男』らしき人物がケミカルライトと
共に応援してるのを見た。冬場だが脂肪も多い為に半袖の夏服で『夏靴』。
大き目のリュックも背負ってる為、もしかすれば凶器を入れてる可能性もある。

次に貴方はノートパソコンを開きつつ、普通に冬服の厚着でニット帽子をつけ
風邪防止のマスクを付けた眼鏡の男が中の列の右端。貴方が従業員出入口より
出た方面の座席にて座っている。パソコンを打ち、時おり『コイン』らしき
ものを片手で弄ったりするのは癖なのか少し目立つ。この若者も『夏靴』

最後尾ら辺には、コートで鷲鼻の紳士帽子を羽織る。アイドルなどに関心を
示すには不似合いな恰好の人物が地面に水平に立てたステッキに両手を預けつつ
興奮してるようでは無いが真剣にステージを見ていた。普通、こう言う老紳士的な
感じの男性なら革靴が一般的だが、その男性も市販で売ってる『夏靴』だ。

風歌は前列から最後尾にかけ、さりげなく移動しつつミゾレの証言通りの
怪しい三人を見つけれた……どいつも怪しいと観察すれば怪しい部分がある。

225『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/09(土) 21:05:21
>>221(アレクセイPC)

 ――ワァァァ―――ッッ!!!

スコA「一曲目の『ひだまりストレイキャット』を聞いてくれて有難う!」

ブリC「それじゃあバックダンサーを交代して、次の曲は
あのPooさんの『Neko Jamp』をABCキャッツ流にリメイクっシュ!」

ノルB「そんでもって新しいゲストの梟も登場ジャン!」

導師「イヤッホ〜〜〜ッ!! ホーーーホッホーッ!!」

スコA「おー元気が良いー……んっ……良い梟さん達三人デース!!
それじゃあ三人と三羽でNeko Jampいってみるよーーーっ!!」

 ――いええええええぇぇぇ!!!!!

アイドル三人グループの二曲目、一時期は有名なアニメソングを
日本語で替え歌に変えた感じで踊りと歌が始まる。導師はノリノリで舞台中央に
登場し、従者二人も変態? 変人? の巣窟に染まってる故に度胸は
人一倍あるのか平然とポーズを先頭より少し後ろで取っている。
少しだけ、アイドルのリーダーが予行演習の時と違って人数が増えた事に
悩むような顔をしたが、大した事のない差異だろうとライブ会場の熱を冷ます
事でないと直ぐに笑顔を客に向けて本業を開始はじめる。
 中身が、これから特別ゲストたる著名なアイドルのパンティーを
オープンステージの真ん中で強奪すると言う計画を企てたてている集団等と
知る由もなくだ。

二宮「当たり前ですけど、アイドルの方達気づく様子は無いですよね。
私は、この通り殆ど手伝い出来ませんけど。何かあれば直ぐ声を掛けて下さい。
もし引ったくりらしい方を発見したら、声さえ聞ければ絶対わかるので」

舞台端で二宮と貴方は待機する。カンペの用意は整った
水筒を落として周辺に水を撒く事も幸いながら教団の奴等が替えの
スタッフ(貴方)と交代するよう告げたからか邪魔される事なく
水たまりも用意出来た。

もう直ぐ、サプライズイベントが始まる……。

(※ステージ等で使われそうな小物など、不自然なものでなければ
直ぐ傍に用意する事が可能)

226『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/09(土) 21:33:01
>>222(円谷PC)

遊部「追いかけようとしなければ、『入れ墨』は発現しないんだろう。
そうだね……その梟君が私を見つけたように、高度な顔認証で
犯人と断定出来る人物を記録すれば、ほぼ捕縛可能だよ。
あぁ、色々あったけど。また学校なりで『私』と会えれば良いね」

最後に意味深な言葉を告げつつ、遊部は宣言通り足早にトイレから
抜け出て行った。

ワン「うーんっ、僕としては逃げられた見たいで少しモヤっ……いたた。
? なんだろう……?」

少し消化不良と言う形でワンこと、ちびっこぜにくろうは右足部分を唐突に
上げて痛がる様子を見せた。機械なのだし、スタンドが関係してるとしても
大きな怪我はしてない筈だが突然の痛みの発生だった。
ワンも不思議そうに自分の右足を見つつ、結局気にする事は止めて
貴方に自分達もトイレから出ようと告げて外へ出る。

モメ子「あっ、おかえり〜」

バーネ「少し遅かったわね。今のところニキシちゃんらしい娘は
やっぱり見えないし……もうっ、早く迷子放送のシステム直らないのかしらっ」

モメ子「バーネちゃん落ち着いて〜、私のおっぱい揉んでリラックス〜」

バーネ「いえ遠慮しておくわ。……あのステージの娘達、二曲目を
踊るみたいね。この曲、中々良いわよね
本当なら、今頃ニキシちゃんと一緒に此処で楽しく参加出来てたかも知れない。
あっ、別にセララちゃんと一緒なのが不満とかじゃないのよっ?」

二人の言葉通り、ABCキャッツは二曲目のneko jumpと言う曲を
新たに別の梟3羽が躍り出ると共に踊って歌う。
 その中で一番中心の梟は、やけに三人より目立つように踊ってる気が
しないでもない……バックダンサーなら、もう少しアイドルより後ろに
出て踊るのが基本の筈だが。


 ――ガヤガヤガヤ!!!

警備スタッフらしい声「ちょっと! 皆さん一旦停止して下さい!!」

?『此処に入れ墨の人物が向かったって聞いたホー!
全梟達、突撃、突撃ー!』

?『なんだ、この梟達っ! お、おいグレイシャー
そう怒らないで、もうちょっと冷静に、冷静に!!』

?『うっさい! せっかくの休日だって言うのにどっかの馬鹿共の所為で
潰れかけてんだから、直ぐに燃やして、直ぐにバイキングに向かうわよ!』


……オープンステージ入り口周辺が騒がしい。
どうも、色んな人物が集って来ているようだ……。

227風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/09(土) 21:33:58
>>224
三者三様、『夏靴』の誰もが怪しさを持つ。
さぁ、どうするか――風歌は思案する。

(拾って読んだシャーロック・ホームズじゃ、『消去法』の推理をしてたが……)

風歌の手持ちの情報は外見、ステージに向ける態度、目に見える所持品の3つしか無い。
と、なると――まず怪しいのは『肥満体』である。厳密には背負ったリュックだ。

(チラシを『撒く』んなら当然持ち運ぶ為の入れ物はいるよな――)

三人の中で『入れ物』を持っているのは『肥満体』のみ。だが、これは相手が『複数犯』であるならば、無為なる推理となる。削除である。
ついで、老人――態度そのものは不審であるが、逆に言えば『それだけ』しか違和感がない。
真剣な眼で、夏靴を履く――それだけで『張る』には弱い。
と、なると、最後に残るのは『ノートパソコン』である。

(ライブを見ながらパソコンってのはおかしい、『配信』とか『録画』なら、他のもあるだろう……仕事なら、それこそもっと静かな場所でやるだろうしな。それに)

――コイン。こぜにくろうが吐き出していたモノ。
偶然の一致といえば、それで終わりだ。だが、その偶然が違和感の一つとなり、風歌に可能性を感じさせた。

(決めた、ノートパソコンだ)

こいつを、張ろう。
そう決めた風歌は、男の少し後方の席に腰を下ろし――『ダストデビル・ドライヴ』の射程内に収めながら、ライブの進行を待つことにした。

228アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/10(日) 01:12:38
>>225

「ア、言いたくないなら別にいいよォ〜〜〜〜〜」
「隠したいことの一つや二つ、誰にでもあるもんネェ」

マ、隠し事の多い上司は寝首をかかれる事もあるケド。
とりあえず、ボクちゃんはお仕事を頑張ろうカァ。
にしても、結構ステージ盛り上がってんジャン。イイねェ、こういうライブって。
地下アイドルの追っかけとかもやってるけど、こうなんか一体感みたいなのが素敵だよナァ。
それをこれからメチャクチャにしちゃうかもしれないってのは、ちょっぴり良心が痛むネ。
ウソだけど。

「ハァ〜〜〜〜〜イ、期待してるよォニノミー」

とりあえず『99cm』のキューブを二つほど発現して、それぞれ『A』と『B』として扱う。
後はポットをしまって、成り行きをひとまず見守る。
作業用にハサミかカッターナイフがあれば、それを拾っておく。

229御影憂『ナハトワハト』:2021/01/10(日) 02:01:27
>>223

(『自分より弱い者』を苦しめて喜ぶ精神性…………)

子供を甚振る男を見て、
御影憂は『一種の共通点』を自覚していた。
自分は夜の街を徘徊し、闇を嘲る者に『恐怖』を与え、
それを自らの糧としている。
この男は闇を支配し、彷徨う弱者に『苦痛』をもたらし、
それを愉悦としているようだ。
形は違えど、精神構造の深奥には、
『似通った部分』があるのかもしれない。
ある意味では『同類』と呼べるだろう。

(歪んだ嗜好の持ち主…………狂ったサディスト)

人によっては、義憤の炎を燃え上がらせるかもしれない。
あるいは、子供の姿に深い悲しみを抱くかもしれない。
しかし、御影憂にとって最も重要なのは『知られない事』だ。

        ザッ………………

視線を男に向けたまま、後ろに下がっていく。
敵は、自分の存在について何らの情報も掴んでいない。
積極的に関わらなければ、捕捉される可能性は『ゼロ』だ。
それに、彷徨っている子供は一人だけではない。
あの子供が喋れなくなったとしても、
『別の子供』に尋ねれば済む事だ。

(『リアル系ホラー』に『サイコパス』は欠かせない…………)

        ダッ

             ――――――バッ

               (だけど…………『ヘド』が出る)

     ド  ヒ  ュ  ゥ  ゥ  ゥ  ッ  !

後退によって『助走』をつけ、
倒れている子供を跳び越える軌道で、男に向かって『跳ぶ』。
ピエロの時と同じように、『激突する寸前』で両足を『実体化』。
男の胴体めがけて、両足による『跳び蹴り』を食らわせる。
『実体化中の速度』は『人間並み』に低下するが、
『跳んだ後』で『実体化』しても、
既に空中を移動している最中である為、
『移動速度』は元のままで変わらない。
『銃弾』と同等のスピードで、
『両足蹴り』が飛んでくる事になる。

男は片足を上げている。
全身を一本の足だけで支えている状態だ。
その不安定な体勢では、
咄嗟に踏ん張る事さえ不可能だろう。
男を吹き飛ばす事で、配下である怪物達から引き離し、
一時的に『一対一』の状況を作り出す。
高度な精密性を活かし、
自分は男よりも素早く体勢を立て直せる。

御影憂と男は似ている。
しかし、『同じでは無い』。
恐れさせる所まではいいが、
実際に危害を加えるのは『最低』だ。
御影憂は、『そういうやり方』を嫌悪する。
『力を持つ者』が、
『力を持たざる者』を弄ぶ事に対する感情も、
『ゼロでは無かった』。

230円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/10(日) 12:01:19
>>226(GM)

「やったー!あたしも会えたらイイと思います!
 先輩も会いたいってことですよね?
 じゃあ、絶対また会えますよ! じゃあねー」

遊部の意味深な言葉は、
円谷は浅く受け取った。
大きく手を振り、それから元の場所に戻る。

「ちょっとちょっとワンちゃーん、さっきから大丈夫ー?
 あたし、そういうの気にしちゃう。
 ねえねえーっ、なにか踏んだりしてないー?
 あたし、前足痛いと思ったらトゲ刺さってたことあるよ」

「すぐ抜いたら痛くなくなったけどね。あははーっ」

むしろ思わせぶりな『不調』の方が、深く受け取る。
『こぜにくろうに影響する能力』があるのもだが、
友達だと思っている存在が苦しんでいるのは嫌だからだ。

とはいえ、分からない以上は仕方ない……

「ただいまー。あー、あたしも、
 ニキシちゃんもいたらよかったと思いまーす。
 んー、てゆーかあのこぜにくろうちょっと目立ちすぎですねー」

        「目立ちたがりなコなのかなー?」

円谷にも『舞台』に立った経験はある。だから違和感はある。
深く悩まない性格はそれを『個性』と捉えたが――――

「わ! 向こうにも目立ちたがりなコたちがたくさん来たみたーい!」

謎の騒ぎにオープンステージ入り口側を見る。『敵』が来ているのかもしれない。

231『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/11(月) 01:28:32


――最初に、この感覚に襲われたのは十一の歳の学校からの帰りだった。
 燃える家、悲鳴を上げる近隣の住民。家に取り残されてる人が居ると叫び
戻ろうとする住民と、それを取り押さえる夫妻の片方。
 消防車が来るまでに焼け落ちる家屋の一部、燃え移る庭の木々に悲鳴を
上げる人々の光景を見る度に、この胸の中に初恋以上の躍動感が満ち溢れた。

以来、度々と通りで起きる不良同士の喧嘩。何処かの店内で暴れ出し争う
客同士、痴話喧嘩による殺傷沙汰。作り物でないリアルな狂騒は心地よく
だけど次第に見るだけでは我慢出来ず、其のアート(混沌)を自身の手で
作り上げたいと望むようになった。そして、6,7年の歳月と共に手に入れられた。

込み合った電車での痴漢でっち上げ、人通りの多い中で異臭騒ぎ。
暴力や、物証を残す危険性のある凶器を用意せずとも少しだけ人の心に罅を入れる
衝撃を与えれば人間は容易に恐慌状態に移り得る。
 そして、それを傍観者として誰にも認識される事なく混沌と秩序の境界線で
眺められると言うのは、力ある者の『特権』なのだろう。

最初は小さな口論より殴り合い、次第に規模は大きくなっていき大多数の
乱闘騒ぎ、暴力のエスカレートも広がっていく。
 
もっと、もっともっともっともっと。この秩序なき世界の真実の一端を
自分が織りたい、眺めたいと欲望が膨らんでいく。

けど、つい最近その特権にも軽い泥が付いた。
 名も知れぬ、人なのかも不明な不気味な位に作り物めいたモデル体型と
瞳と髪の毛が『星空』見たいな奴。そいつに楽しみを発見された。
 最初こそ捕まるかと怯えたものの、こいつは笑いかけつつ言った。

『貴方には才能があります。人の心と言うものを扱う才が』

『然しながら勿体ない事に、今の貴方の力でも正体が暴かれてないのは
幸運の恩恵も多いところ。自覚してるかも知れませんが監視カメラなり
文明利器溢れる場所であれば自ずと、貴方が何者か到達される懸念がある。
今日の騒ぎも、本当は知られるかも知れないと言う恐怖は少なからずあった。
貴方はその恐怖もスリルの一種として楽しんでるかも知れませんが。
……こうやって出会えたのも何かの縁、宜しければ手助けを致しましょう』

あの時、人間では間違いなくない存在の伸ばされた手に
何故か人一倍警戒心はある自分が、その自らの恐怖に従い逃げなかったのは何故か?

『次は、遊園地に目星をつけてるのでしたね。
……何故、知ってるのかと聞きたいようで。あはは
私は結構物知りなのです。まぁ、知ってる事だけを確実に知ってるだけの者です。
その遊園地から、貴方が無事自身の心の望みを達して夢の国より帰還を果たすなら。
――貴方が、これ以降も永遠に安息のまま欲望を果たせるよう取り計らいましょう』

それは、蜂蜜よりも甘い言葉だった。
 だから、自分は……その手へと。

232『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/11(月) 08:43:39
>>229(御影PC)

>  ダッ   ――――――バッ

     ド  ヒ  ュ  ゥ  ゥ  ゥ  ッ  !  『パッッ!!』
 ドゴォォ――!!

?「……っ」   ズザザッッ!!

ナハトワハトのスペックを活かした、助走つけての跳び蹴り。それは見事に
謎の男の胴体部分に命中し、男は数メートル先へと吹き飛ぶ。
見込み通り、片足を掲げてた状態なのと意識外の攻撃によって踏ん張りも効かない。

そして、それは『貴方にも言える』

現在、『金貨の放つ光』
>>162でも記述したように『半径5m』は周囲を明るく照らす子供にとっての
唯一信ずるに足り得る物体。それは怪物に引きずられた時点でも携行してる
子供から離れてはおらず、そして子供を踏みつけられる程近くにサディストの男も。

故に、貴方の攻撃は『全身を実体化した』状態での蹴りだ。
怪物犬達は吹き飛んだボスたる男と、突然出てきた貴方を視認して
唸り声を上げながら貴方と男が飛んだ地点に体を反転させる。
蔦のようなもので子供を拘束してた犬も、子供の拘束を解き放って貴方に向きを変える。
吹き飛ばして地面に着地する際も子供との離れた距離は4m程。光の圏内
文字が読める程度の明るさの圏内から1m程離れ切れてない。
まだ貴方の姿は、この暗き森の中でナハトワハトで隠せられない。

?「ごほっ……っ ……成程 ――成程
幽霊の正体見たり、枯れ尾花 か。
驚きは、正直いって無いんだ。君とは、先程も出会ってるからね。
……あぁ、この声だと気付かないか『この世で最も悲しき双子の宴に』……」

その男は、鋭い一撃を貰いつつも咳き込む程度で普通ならば暫く倒れて可笑しくない
のに直ぐさま上体を起こし立ち上がりつつ口開く。その発した台詞は
貴方を案内した『ピエロ』と同じ……こいつが、貴方と邂逅した『ピエロ』……!

――そして、改めて此処へようこそ。私は、一度は亡くなった名前だが

いのり「『いのり』……そう、私はかつては。いのり
そう言う名の男であり、今はこの楽園の管理の補助をする身なのだ。
……君の事を宜しければもっと教えて欲しいな」ニコォ

攻撃されたにも関わらず、『いのり』と言う男は人好みする笑顔を浮かべ
両手を広げつつ貴方に話しかける……!

子供「……ぁ……ぅ……おねー……ちゃん、逃げ……て!」

片足を折られた子供は、何とか両手をついて体を貴方に向けつつ必死に命ずる。

233『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/11(月) 09:02:52
>>227
>>228
>>230
『風歌』は『ノートパソコン』と『コイン』を持つ眼鏡の若者の傍に
素知らぬ様子で立つ。若者は貴方の監視に気づかない。

手荷物の少なさは、ステージに来る前に何処かに鞄など保管出来る。
ノートパソコンだけの作業は、最新のパソコンなら不随したカメラなりで
ライブを実況する事も出来るだろうが、それでも『コイン』は不自然。
貴方の鋭い観察の中で気づいた違和感を基に、何が起きるタイミングを待つ。


『アレクセイ』が何故、人に過剰に触れれば人となりが知れると言うスタンドか
不明ながら特殊な力を持つ『二宮』がアイドルの『天谷』に抱き着いたのか。
それに対し教えずとも良い、と言われた彼女は曖昧な微笑だけ浮かべるに
留まった。彼女も彼女で、何か秘密があるのか……。
カッターとハサミが無事見つかり、そしてステージに注視し……。


『円谷』はステージで目立つ『着ぐるみこぜにくろう』と傍に立つ
警備ロボのような生きてる感じもする、この遊園地で騒動を起こすのを除き
不思議な存在の一人もとい一匹の『ワン』を見つつ事態を見守る。
ステージの梟の奇行? にはアイドル三人も、流石にちょっと目立ち過ぎ
じゃない? とチラチラ視線を向けるも流石に制止する行動はしない。
ワンに体調を聞くが、彼? は大丈夫ですよと笑顔を浮かべるばかり。

そして、ドタドタと多数のワンと同類の『警備ロボこぜにくろう』が
雪崩込むのと、信号機見たいな色合いの女性一人男性二人の三人が
オープンステージの入り口から入ってきたのと同タイミングで……。


       〜〜〜♪

              『……さぁ、neko jamp ABCキャッツ風の
リメイクはこれで終了! ……えっ このイントロ……』


  ――さぁ 皆! フィナレーまで盛り上がろうっっ!!

 『……あっ!!!』

234『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/11(月) 09:22:52
>>233続き

オープンステージでABCキャッツと言われる、アイドルとしては正直
売り出し中の地方アイドルの底辺に近いグループ。それでも若さや事務所の
営業の手段としてグレー行為に近い過激な服装も相まってかコアな客層も
百数はイベントで集まる、この開放会場にて。

――一人の『本物』が降り立つ。

第3曲目をアイドルグループ達が始めようとした最中、スモークと
流れ出てたABCキャッツの用意しない音色と共に出てきたのは『円谷 星羅』

テレビやラジオ、音楽大賞に辛くも受賞を逃れたものの知る人は彼女の口から
発せられる音色に酔いしれ、心を奮わせられる。

唐突に出てきた大物にABCキャッツにとっての師と憧憬と知るファン達も
アイドルも爆発するような歓声と黄色い悲鳴を上げた。

風歌は、そのアイドルが出た瞬間。パソコンに指を走らせ少し不気味な微笑を
浮かべてた眼鏡の若者が、その登場に意外そうな顔を浮かべた後に
寒気のする笑みが一瞬過り、弄んでいたコインを強く握る様子を目撃した。

そして。

 ――カツン   

ワン「……っアレは……!?」

二宮「……え、上?」

このほしみlandの『オープンステージ』には『屋根』が付いている。

その『屋根』に、不自然な影が姿を現すのに先に気付いたのは
人と異なる高度なセンサーでステージを見守っていた『ワン』
そして、視力が無い代わりに発達した聴覚を兼ね備える『二宮』が
自分達のいるステージの上に何かが歩いてる音を知る。

ワン「――アレは『バイカラ』……!?」

円谷も釣られてそちらを振り向く事で目撃出来た。
あの自分と風歌の協力で再起不能と化した『バイカラ』
 それが、何時の間にかオープンステージの上に昇っており
不気味な気配と共にアイドル三人と天谷が感動のサプライズ登場する
シーンを見届けた後に……。

 ――タンッ!!

その、警備隊長こぜにくろうは……天谷とアイドル達の居る頭上へ
墜落せんとばかりに……空を跳んだ……!!

235風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/11(月) 10:37:28
>>234

状況は一気に、それでいて『致命的』に動いた。
そして、風歌は己の過ちを知り、歯噛みする。

(しくじった)

風歌がすべきは『スタンド使いの特定』のみではない――それ以前にアイドルへの襲撃を防ぐ伏兵であるべきだった。
そも、元より敵がスタンドを『遠隔』から操れるのは自明の理。『三人』にいようといまいと、ステージに本体が乗り込むようなバカは考えられない。
風歌の正解は、最前列に待機して備えるべきであった筈なのだ。

(――どうする!?)

酷薄に笑った『ノートパソコン男』を叩き伏せたとて、『複数犯』であればあのこぜにくろうは止められぬ。
そもそも、本体を気絶させた所で止まるかも解らぬ。
噴射の風は、間違いなく届かない。
今からステージの上に登るのは、実質的に不可能――すぐにでも人混みが生まれるか、それこそ最前列のオタク達に阻まれよう。飛翔の射程距離を考慮しても、手が届けば引きずり降ろされる距離である。
思考の迷路は、正答を示さない。しかし、待つことは何も生み出さない。
――ならば。

(いっそ、『見極める』か)

風歌は『ダストデビル・ドライヴ』のビジョンを出し――『ノートパソコン』の持つノートパソコンを、『拳』で叩き落とさんとする。

(アイツがスタンド使いなら、間違いなく『傍から伸びてきた拳』に反応してアタシを向くか――『すぐ』に逃げ出す! スタンド使いじゃねーなら、まずは混乱するだろ)

その『後』は、反応次第。風歌はステージの脇にでも待機している『眼帯女』達が死にぞこないの鳥をどうにか仕留めてくれる事を願いながら、『ダストデビル・ドライヴ』を『ノートパソコン男』に差し向ける。

236御影憂『ナハトワハト』:2021/01/11(月) 22:35:38
>>232

(――――…………?)

(…………『いのり』?)

『頭のおかしい男』が喋っていた名前と一致する。
問題は、こいつが『死人』だったとして、
『どうやって殺すか』という事だ。
何か『あいつ特有の弱点』みたいなのがあればいいが、
そんなものが都合よく見つかるかは甚だ疑問が残る。

(どうやって『やろっかな』…………)

つい助けに入ってしまったが、
まともに戦えないなら骨を折るだけ無駄だろう。
その時は素直に『子供の提案』に従う気でいる。
ところで、ここは森だが『蔓』はあるか?
『長い蔓』が何本か欲しい。
『この行動』を終えたら探す事にしよう。

        ――――ドシュッ

敵が上体を起こした時点で、
即座に『土(>>229)』を投げつける。
たとえゾンビのような状態だろうと、
倒れた状態から復帰するには時間が掛かる。
それは『痛みを意に介さない』事とは無関係だ。
投擲の狙いは顔面――言うまでも無いが『目潰し』だ。
『死人』であっても、『視覚』を使っているなら、
完全に無意味ではあるまい。
もし効かなかったとしても、
『視覚が無くても見える』事の検証になる。
自身は起き上がらずに地面を1m転がり、
そのまま『安全圏』に離脱し、全身を『非実体化』。

237アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/12(火) 01:11:42
>>233-234

ハサミは『タンガロア』の水圧を使って接点を破壊して、二本の刃にしておく。カッターと合わせて全てベルトに差し込む。
そしてステージの成り行きを見ている、と。
突然のサプライズに沸き立つ観客。ファンの間では相当な人気らしい、『天谷 星羅』。
ああやって本物に隣に立たれるのは、『ABCキャッツ』にとってはどういった気分なんだろう。
様子を見る限りでは極めて興奮しているようだが、格の違いに心を折られる事はないのだろうか。
マ、どうでもいいカァ。

「ニノミー、屋根の上から降りてきたのはキモいフクロウみたいなヤツだよォ」
「『導師』とやらの手伝いをしている状況じゃないかもねェ、コレ」
「狙いはアイドルたちみたいだケド、どうするゥーーーーー?」

観客席の方を見て、ひったくりを探そうネ。
ニノミーから指示があれば戦うけど、オレ様のお仕事はひったくりを捕まえる事だカラ。

238円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/12(火) 20:00:46
>>233-234

「あれー!? あれって『星羅』ちゃん?
 わー! なんでなんで!
 もしかして……サプライズってこと!?
 全然ジャンル違う感じなのになんでー!?」

「んーでも、あたしは観れてうれしーからいっかなー」

『路線』の異なる大物アイドルの登場。
ABCキャッツを知らないため、
『師』という事実も知らない円谷は、
その登場に沸き立っても、我は失わない。

だから『バイカラ』への反応は遅れずに済んだ。

「わわ! こっちはうれしくないサプライズー!
 あたし、さっき絶対やっつけたのに。やっつけてたよねー!?」

帽子の中に、『一輪』(>>188)すでに仕込んでおいた。
キャップ内部のスペースゆえに『回転』を上げてはいないが、
いつでも操作できる状態の『リトル・スウィング』を。

「やっつけてなくっても、今度はちゃんとやっつけちゃうけどねー!」

『自由落下速度』よりは圧倒的に『高速』。
必要であれば自分自身も落下地点へ駆け寄って『射程』を埋める。
最短距離で『直撃』させ、『落下地点』をアイドルらの頭上から『ズラす』。

239『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/13(水) 15:11:11
>>236(御影PC)

とあるレストランで出会った脳に致命的な問題があるだろう男が
自身のスタンドに話しかけていた時にのぼった名前。『いのり院長』

その名に対して貴方は目前で起き上がろうとする人物が死者であるか
どうすれば倒す事が出来るか、そう思考を巡らしつつ土を投げる。
ただ、それは未だ『光の圏内』での行動。
 相手も、ただ黙って受けはしない。

いのり「行け」   『ガァウッ』 パンッ 『ッッ゛グルルゥ!』

無感情な男の命じに忠実に一匹の怪物犬が投げた土へと当たり。
三本首の内の一つの目と口に土が入り咳き込みつつ無事だった二匹は
貴方に涎を地面に垂らしつつの唸り声を発する。

とは言え、『いのり』に攻撃を直撃は失敗したが貴方は金貨の光の
外側へ逃げれる時間を稼いだ。
 闇の中へ再度身を預けると共にナハトワハトは絶対の守護を完成する。
盾になった以外の怪物犬達は貴方の肌をズダズダにしてやろうと
飛び掛かる体勢に移ったものの、姿を見失い困惑してる。

いのり「ははぁ、君は闇を味方とする力か!
うんっ! 君は良い! 実に良い!
 どうかね? この安らげる森の中の一部となる気は?」

現在、負傷して満足に動けない子供を放置し。その光の圏内から
出ない形で光が届くギリギリ5m離れた手前で二匹の怪物犬達は
神出鬼没たる貴方が再度出るのを伺っている。
 いのり院長は完全に立つと、自分の盾になった怪物犬を
不思議な子供の番をする役目としてか、そちらの咆哮にジェスチャーで
知らせ、不気味な微笑と共に貴方に語り掛ける口調で告げる。

いのり「なぁ、誤解なんだ!
君は此処での事を何も知らないだろう? この子の事についても
何一つ知らない筈だ! 先程の目に余る暴力と見える事も
この世界と、この子達の為を想ってなんだよ」

闇に溶け込み、蔦は『三本』丁度良い場所に垂れ下がる。

いのり「今からでも和解し、共により良い関係を
築こうと思わないかね!?

子供の近くで、手をメガホンのようにして現在位置が分からない御影を
いのり院長は挑発する。少しは向きや子供と距離を離す動きはあるものの
何かあればすかさず金貨の光の中に戻れる立ち位置を維持している……。

240『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/13(水) 21:08:59
>>235-238(風歌PC・アレクセイPC・円谷PC)

その事態が起きた時、殆どのものが『バイカラ』の強襲を
喰いとめる事が出来なかった。

>いっそ、『見極める』か     ――シュッッ!   『ぅおっ!?』

『風歌』はノートパソコンとコインが特徴的な眼鏡の男に対し
『ダストデビル・ドライヴ』を発現させ速攻で彼のパソコンに攻撃を加えようとするっ。
 それに対し男は予想外であったのだろう。突如出てきたスタンドの拳に対し
身を引いて鈍い音と共に膝にのせてたパソコンを地面に零れ落とした。
高い精密機器が破損しないかの心配より、引きつった顔で眼鏡の余り目立たない男は
風歌のスタンドに顔を向け、立ち上がる。――間違いなく、こいつはスタンド使い!
然しながら、貴方の位置では持ち前の能力たる『風』でも『バイカラ』が
彼女たちアイドルを襲うのを止める事は出来ない。

それは『円谷』も同様だった。貴方の立ち位置はどちらかと言えば
オープンステージの『最後尾』に位置する。入り口の騒ぎなども聞こえる事から
舞台までの距離は10数メートル前後は大きな隔たりがある。
『星羅』の場所まで走るものの『リトル・スウィング』は後一歩で届かない……!
(※次レスでは最前列のほうに移動出来、攻撃圏内に確実に入れる)

『アレクセイ』は、あくまでドライに仕事人。『二宮』の引ったくりを
探す事に注視する。それによって、観客席の中央右端部分で女がスタンドを出し
パソコンらしきものを持ってた若者に近づき、そして若者がスタンドに過剰へ
反応して離れようとするのが見えた。貴方がアトラクション方面でカップルと
軽いいざこざが起きた時に居合わせた若者に酷似してると思えた。


 ――ドンッ!!    ホーーーッ   ブゥゥンッッ

天谷「……ッ」 
              ――ザシュッ
天谷「くぅ……ッ!」

           キャーーーーッッ
       せいらちゃーーーんっ!!??!!

地面に直下降したバイカラは、大きく啼きながら其の大きな両翼を開きつつ
回転する。それは前に出て観客へ歌っていた『天谷』に直撃する範囲だった。
何とか辛くも彼女の体に直撃する事は、持ち前の彼女の反射神経が勝ったからか
後ずさる事で顔を掠めるだけに留まるが、その掠った一撃により
こめかみ部分から血が噴き出す。その恐ろしい光景に前列から最後尾に
かけてまで大きな悲鳴が上がる。席に座っていた観客達が一斉に立って
どよめきと共に幾人かは彼女を助けようと前に出る為に動き出す。

それは『風歌』の次の動きにも影響する出来事。
 若者に更にアクションを起こそうとするが、周囲のファン達が天谷を
守らんと動き出し無関係な男達が通路へ走り出す。
 その動きを見た、恐らくこの騒動の中心と関わりあるだろう男は貴方に対する
警戒から一転し、寒気のする笑みと共に席を飛び越える形で人の波のほうに
合流するように移動を開始する! 
 不味い……ッ 奴は、このハプニングに乗じて人混みの観衆に溶け込み
最終的に貴方から逃れるつもりだ!

241風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/13(水) 22:05:54
>>240
『逃げた』と言うことは『敵』だ、と風歌は即断する。
仮に無関係のスタンド使いであれば、『何故』かを問うだろうし、困惑の一つも浮かべようものだ。
しかし、『攻撃』その物に対する動揺は感じ取れなかった――それ自体は、『敵』の可能性として有り得ていたのだろう。
ならば、この始まった鉄火の中で風歌がすべきことは、一つ。

(逃さねぇ)

シンプルな、狩りであった。
男を追うようにして立ち上がった風歌は、全速で後を追いながら急速に思考を纏める。
早急に手を打たねばならない。
人混みの中に紛れられたら『突風』は人の壁という遮蔽によって効果は激減するし、顔は覚えたが服装は脱ごうと思えば脱ぎ捨てられる。『ここ』で仕留めなればならない。
ならば、どうするか――打つ手は、3つ。
A、『突風』を撃ち込む――大却下。客を巻き込む上、人混みに『押し込む』形になった場合、敵を逃す追い風になるだけだ
B、近づいて拳を叩き込む。最適であるが、これは相手のスタンドに『直接戦闘能力』がない事が前提。『一度』でも捌かれれば人混みを武器にして逃げ出すだろうし、相手の能力次第では『人混み』その物が武器となる。可能な限り、接近は避けたい。
だが――

(卵を割らなきゃオムレツは作れねぇ。相手の拳の届く距離にいかねぇと、キツイ一発はブチ込めねぇ)

しかし、直接突撃は愚策――それ故の、C。
腕を降った全速疾走の魔m、風歌は出したままの『ダストデビル・ドライヴ』に素早く『炭酸飲料』入りの缶をポケットから取り出させ、プルタブを開き――「敵」の『尻』目掛けて投げつける(破CスB精B)。

(まずは、目印、だ!)

上着はともかく、流石にこの寒空で『ズボン』は脱げまい。『夏靴』と『尻が炭酸で濡れている』を重ね合わせれば追跡は容易になる。
『敵』が『スタンドヴィジョン』で弾けば、その様子から敵の『速度』と『精密さ』を測る事も出来るし、一瞬であろうとも足を止めるかも知れない。その隙に、近づけたなら……
無論――投げた直後は、眼帯女に伝えた通り『両手』を上げる!

242風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/13(水) 22:18:26
>>241
追記とするのも恥ずかしいんですが、魔m=ままです

243円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/14(木) 00:17:54
>>240

「あれーっ届かなかった!?
 うわーっ痛そう〜! ごめんねー星羅ちゃん。
 でもでも、踏み潰されたりしなくて良かったー!」

        シュルルル

「あたしも、だって、星羅ちゃん好きだからさー。
 友達になりたいから、ほんとによかったですよ」

円谷はいつも『前向き』で、悩みや後悔を引きずらない。

手首から新たな『輪』を一つ取り外し、
自分の頭上に浮かべて『氷輪形成』を開始させる。
バイカラに『ただ当てるだけ』の攻撃は無意味。
最低でも『炸裂の直撃』は必要になる。

「それで、こいつは嫌いだから」

「今度こそ、あたしがやっつけてあげないとねー。
 『リトル・スウィング』はそのためのものですから!」

そして『リトル・スウィング』は、
円谷世良楽の持つ『防御輪』ならぬ『攻撃能力』は、
まだその本領の、一分も見せたつもりはない。

「だから大人しそうな人たちはどいててくださーい! あははーっ!」

当たらなかった『輪』をターンさせるような動きで、
バイカラの『背後』から『首』を狙いつつ、
頭上に『氷の輪』を浮かべた異様な姿で笑い、舞台へ向かう。

当然、単なる輪の攻撃は対処されてしまうだろうが、
それによって天谷や他の人間らが避難する隙は作れるだろう。

244アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/14(木) 01:26:03
>>240

「アー、星羅チャンが襲われてんネェ、頭から血ィ流してるワ」
「ンー、とりあえず今手掛かりになりそーなのはァ…あいつカナ?」

目の見えない二宮へと状況を伝えつつ、動く。
『A』と『B』を『チャレンジャー海溝』の水圧に変えて、パソコンの男の逃げる方向へと回り込ませる。
人混みにとっては幸か不幸か、これのスピードはそこまで速くない(スピード:C)。
ましてや光の届かない深海の水は漆黒だ。マトモな頭をしているなら、
そんな色をしている、得体の知れない動く立方体からら離れていくだろう。
万が一ぶつかってしまうと、超人的なパワーを持つラガーマンに体当たりされたようになってしまうが。

「ボクちゃんとりあえず怪しい男を捕まえるネェ」

二宮に行動を報告しつつ、新たなキューブの『C』と『D』を作り出す。サイズは同じく『99cm』だ。
そして『A』と『B』の行く先、男の方を見ておく。

245御影憂『ナハトワハト』:2021/01/14(木) 05:42:14
>>239

(暗闇の『ナハトワハト』は…………『無敵』)

『交渉』に応じる気は無い。
犬に襲い掛かられた時、明確な『殺意』が感じられた。
そちらが『その気』なら、こちらも『その気』でいく。

(『犬共』は相手に出来ない…………)

(『いのりをやる』のが確実…………)

(ああして…………こうして…………)

(『やり方』は…………これでいいか)

『方法』は思い付いた。
人間と同じ手段が通じるかは知らないが、
大体の人間は『これ』で大人しくなる。
あとは『道具』と『準備』だ。

(まずは『道具』…………)

木の陰に回り込み、両腕を『実体化』。
『蔓』を確保し、握っていた石は蔓の一本に結びつける。
『長さ』は良さそうだが、これだけでは『強度』が不十分だ。
同じような長さの蔓を『もう三本』ほど手に入れたい。
入手できたら、蔓は腕に巻いておこう。
それと平行して、『光』から離れつつ、『登れそうな木』を探す。
『ナハトワハト』の精密性なら、適切な足場さえあれば、
『木登り』は容易だ。

246『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/14(木) 22:11:16
>>245(御影PC)

いのり「ふむ……返答する気は無いか。
まぁ、それはそれで良いだろうさ」 

ザザザザザザッ……。

いのり「あぁ、君も来たかね」

両腕の実体化と共に手近な木より似たような丈夫の『蔓』を三本を無事見つけられる。
目に付く限りで登りやすい大樹となると4〜5m程度のものが直ぐ傍にある。
 その間にも、いのりは子供から強引に奪い取ったのか『周囲を照らす金貨』を
携行してるらしく、球形に半径5mを眩しく照らす光が揺れるのが遠方より見える。
その間にも、死角より一体の『ピエロ』が獣のように這うようにして通り過ぎて
いのりへ近づくのを認識した。貴方を探す彼もそのピエロに気づいたようだ。
因みにピエロは、先程チャクラムで自滅した時に木の枝で刺したほうでない
無事だった眼球に生えたピエロと同等の顔をしてる。あの眼球としての役割から
分離して貴方を追跡してたのだろうか? 因みに成人男性らしい普通の人間と
変わりない体格で、背中にあのチャクラムを背負っている。

ピエロ『…………ッ』

いのり「侵入者ならば、幽霊か透明人間のように我々にも見えないよう
光りの無い場所で我々の様子を伺ってるようだね。
 はてさて、我々の主が来る前に穏便に収める為にも。もう少し集わせるか」

ガルルゥ……!   タッタッタ――!

犬が二匹、いのりの言葉に応じるように走り出す。遠方で揺れ動く
どう言う光源かは不明だが、今も遠い闇の中を動く『光』のほうに向けて。

いのり「され、我々は我々でかくれんぼの鬼を探すとするかね」ジャリ……

勘が鋭いのか、いのりの踏み出した一歩は貴方が潜む方角に光が寄った……。

247『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/14(木) 22:45:15
>>241-244(風歌PC・円谷PC・アレクセイPC)

?(一体どうやってバレた??! いや、理由なんて後で幾らでも
考えれば良い! 今は逃げ切る! 天谷と言う俺の『芸術【混沌】』に
最高の画竜点睛が転がって来たんだ! そうだ! まだ描き切っていない!
俺は俺の……人生において最高の一品を仕上げる為にも――!)


眼鏡の若者「俺は……!
――『ノー・フェイス・モア(信念しかない)』!
パワーを最大限にまで、高める……ッ!」 ズギュンッッ

風歌の炭酸飲料入り缶の投擲、そして『両手上げ』による合図
円谷の『リトル・スウィング』の『バイカラ』の飛来
アレクセイの『タンガロア』のA・Bが人混みの中に入ろうとする
眼鏡の若者の方へ6〜7m程距離ありつつも接近する頃合いで、だ。

眼鏡の若者「――『Eの入れ墨を顔に付けてる』奴がその『梟のロボット』を
操って天谷星羅を襲ってやがるううううううぅぅ!!!!!」

――そう、叫んだ! 瞬間、周囲の空気が動揺から一転して剣呑な
空気が辺りに包み込むのを三者三様に感じ取れた。

『おい、いまジュース投げた女! 【入れ墨】をしてるぞ!』

『あの走ってる娘! 【入れ墨】入れ墨をしてるわー!』

ABCキャッツ『!! あの隅にいるスタッフの人が……!?』



眼鏡の若者「へ……へへへっ!」


周囲に居た観客、天谷が襲われた事に恐怖で硬直してるアイドル達が
如実に敵意に満ちた顔で近くに居る貴方達を睨みつける!!


――シュルルッッ ガツンッ!!     ジジ・・・ジジジ

バイカラ『……ッ』ギシ……ギシッッ

円谷の『リトル・スウィング』は、精密に死角より飛来させた事により
集中して天谷星羅を攻撃していた事もあり不意打ち気味で見事に
バイカラに命中したものの、瞳に光なく完全にロボットのようにショート音を
立てながら振動しつつも停止する気配が無い。あの交戦した頃のような
自我が消え去っているように円谷には見える。

導師「ちょっと、大丈夫ーっ!?」

天谷「有難う、大丈夫です……っ! 
しまった、こんな風に派手に騒ぎを起こすとは予想つかなかった。
何とかしないと……っ! このままじゃ遊園地全体がパニックになるっ」

パンティー強奪を考えていた導師も、この大事にはペースを崩され
何処からが取り出した布切れを渡して天谷の負傷部位に当て、彼女は
口惜しそうに周囲を見渡している。

いま、周囲全体が首謀者(眼鏡の若者)の計略により暴動一歩手前だ!
このまま何もしなければ、貴方達が今回のテロの主犯として混乱しきった
一般客達によりリンチされるだろう!

248風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/15(金) 22:21:46
>>247

(ど畜生がぁ〜!!!!)

悪化の一途を辿る状況に、風歌は歯を食いしばった。
敵は逃走寸前、風歌を阻むは一般人の壁・
『セララ』は下手をしなくても、今から暴徒とスクラップの化け鳥の挟撃を受ける。
せめて、眼帯女と連絡が取れる状況であったなら、自身を囮と割り切って逃げも打てたのだが、現状で敵の顔立ちを掴んでるのは自分しかいないので、逃げる訳にもいかない。『声』とその位置を、他の面々が確認した保証も無いのだ。
それが出来ていれば――『場を離れる』相手こそが『敵』だと、伝える事も出来たが、叶わぬ。

(生きて帰れたら、畜生、どうにかスマホ手に入れるぞ……)

比較的迷惑を掛けないゴミで在るという自負を持つ風歌は、ゴミであるせいで全員を巻き込む事態を悪化させた所に、思うところを産んだ。もっとも、それが意味を産むのは生還出来たらであろうが。

(――どうするか)

ステージ上は眼帯女達も控えているのでとりあえず任せるとする、風歌が対処すべきは『敵』のみだ。
問題は、『どのようにして』突っ込むかである。
『ダストデビル・ドライヴ』でぶん殴り続けながら――論外。
セララや眼帯女と同様、刺青を『見せている』力がスタンドの拳で消せるにしろ、消せないにしろ、押し通るには『速度』が足りない。
渦で足止め――論外。
風で通すにも、人混みの遮蔽物が多すぎる。渦を起こすにも「風」を撃ち込む必要があるほで、集団を渦に巻き込む事は出来ない。
つまり、直接的な能力でどうにか出来る場面ではない。と言うか、突っ込んで『追う』事が出来ない。
ならば――動きを『止める』

「『ああそうだよ』――つーわけで、動くんじゃねえ!」

ステージにまで届くように大声を張り上げながら、『ダストデビル・ドライヴ』の『片手』を、『敵』の足元に向け――突風、一呼吸、『渦』生成。『一呼吸』の間に『敵』が離れていても問題ない、問題は、『渦』を見せつける事になる。
同時に、風歌は、ポケットから取り出し、掲げた『オイルライター』を点火『しない』様に鳴らす。
傍から見れば、ライターが鳴ったのと同時に、『渦』が巻き起こった様に見えるだろう。
床に落ちているゴミ >>176も巻き上がるため、『渦』が誰も巻き込まずとも、誰も認識しない事は考えにくい。

「『仕掛けがフクロウ一つと思ったか!?』――ここいら全部に仕掛けてあんだよ!下手に動いてみろ! 『ステージを丸ごとぶっ飛ばすぞ!』」 

無論、これなら止まって一瞬、『敵』が怯むな突っ込めとでも言えば『動く』かも知れない。
だから、ゴミは叫ぶ。星に目掛けて。

「聞こえるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! 天谷星羅ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! それに、よくも裏切りやがったな>>5『パンダ帽子』がぁぁぁぁ!」

最悪に臭い芝居であるが――コレに玄人が乗れば、どうなるか。『乗れれば』どうなるか。
後は――博打であった。

249御影憂『ナハトワハト』:2021/01/15(金) 22:37:00
>>246

敵の言動から、大よその察しがつく。
この付近に『光』を集めるつもりだ。
さっきのように子供を引きずってきて、
その手から『金貨』を取り上げる。
『金貨の数』が増えれば『光』も強くなる。
そうやって闇の手が届かぬ『安全地帯』を作り上げ、
こちらの『奇襲』を潰す算段だろう。

            ――――バッ

蔓を確保し、素早く『光』から遠ざかる。
『非実体化中の速度』なら、
気付いてからでも十分に離脱が可能だ。
そして、上半身を『実体化』し、
敵に見られない角度から『木登り』を開始する。
『非実体化中』の脚部で地面を蹴り、『浮遊』して枝を掴み、
上に這い上がって行く。
『浮遊』しているため、仮に手を滑らせたとしても、
落下する恐れは無い。
当然、『腕の力』だけで登らなければならないが、
『非実体化』している下半身には『体重』が存在しない。
足が使えない分は、
『優れた精密性』・『自重の低減』・『浮遊』で補える。

登る木の『条件』は三つ。
現時点で光が当たらない場所に位置している事。
登りやすい事。
最低でも『6m以上』の高さがある事。
これら三つの条件を満たす木を選んで登る。
幸いにも、ここは『森の中』。
『木を隠すには森の中』という言葉もあるように、
『木』なら腐るほどある筈だ。

(時間を掛ければ掛ける程こっちが不利になる…………)

(…………だから時間は掛けない)

一番上まで登る事が出来たなら、まず『三本の蔓』を結び、
『一本の長い蔓』に仕立てる。
それを真ん中から二つに折って、
その状態で端から端までの長さを確認。
『6m以上ある』なら、『残りの三本』も同じように結び、
『一本の長い蔓』にする。
そして、出来上がった『二本の長い蔓』を拠り合わせ、
『一本の丈夫な蔓』とする。
『6m以上ない』なら、先に作った『長い蔓』に、
残りの三本を結び付けて延長し、
『六本』を『一本の長い蔓』に仕上げる。

(犬共が戻ってくる前に…………『やる』)

敵が分散したというのは、絶好のチャンスだ。
『やる機会』があるとすれば、今をおいて他に無いだろう。
『ナハトワハト』の精密さを最大限に活用し、
早急に『準備』を整える事に全神経を集中させる。

【質問:現在『いのり』の近くにいるのは犬一匹とピエロと考えていい?
     いのり達の最優先は御影を捜す事であり、
     お互いに対しては特に注意を払っていないと考えていい?
     今、子供と『いのり達』はどれくらい離れている?
     また、ピエロ・犬・『いのり』の大体の位置関係を知りたい】

250アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/15(金) 23:41:29
>>247

「ニノミー、今聞こえた声はどォ?」

逃げ出した事からして、やはり黒幕か、もしくはそれに近い存在だと思うが。
少なくとも『デコイ』の仕組みを理解している事は間違いない。
あの『スタンド』が他人にも使える、でもない限りはパソコンの男が本体で間違いないだろう。

「ボクちゃんアイツを追いかけるからサァ〜〜〜〜〜ピンチになったら呼んでちョ」

さてどうするか。近寄ってくる民間人を薙ぎ払ってもいいが、
そんな時間をかけていれば、必ず対象を見逃してしまうだろう。
近くの水溜りから9cmサイズの『E』を発現し、手のひらに保持。
そして『C』を随伴させながら、『A』と『B』が作った道の中を突っ込む。
もっとも、『タンガロア』が人垣を掻き分けてもすぐさま殺到するだろう。
ならば、その先は『C』を用いる。

251円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/16(土) 01:06:56
>>247

頭上の『氷輪』のサイズはいかほどになっただろうか?
『最大輪』になっていても、まだ動かさない。

「あれあれ! きみ、さっきより弱くなってるー?
 それに、さっきと違ってすっごい静か!
 もしかしてあのオタクっぽい人が動かしてるから?
 あはーっ、万全でもあたしに勝てなかったのにー!」

「あたしが強すぎてやけになってるってことですかね!」

叫んでくれたおかげで『黒幕』がわかった。
操作まで彼がやってるのかは分からないが、
彼が事態を引き起こしているのは『明白』だ。
もちろんバイカラがかわいそうとは思わない。敵だから。

――――と、そこに声が(>>248)聞こえて来た。

「え!どゆこと! 裏切りって何ー!?
 この『フクロウ』操ってるの、きみだったのーーー!?」

     「じゃあそっちが裏切りだよー!
       教えてくれたのはうれしーけど、
        あたし、そういうのって許せないなー!!」

円谷は『乗りやすい』。風歌の言葉に簡単に『乗る』。

なお、命中させた『リトル・スウィング』は、
飛び道具と違い推力を失うわけではない。
振り払われない限り『速度』を保ち『当たり続ける』。

だが、あえて『止める』。バイカラの背後で『氷輪形成』を開始するために、だ。

252『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/16(土) 23:00:25
>>249(御影PC)

『6m以上』『光が当たらない』『上りやすい』
その条件に見あった樹は探せば直ぐ近くにあった。それに等しい蔓も
容易に『ナハトワハト』を帯びる貴方なら作成出来る……。

木へと登りつつ、約4m程度までの高度に達した貴方の下で地面の匂いを
嗅ぎ回るケルベロスのような三つ首の犬が一匹居るが当たり前ながら気づけない。
金貨の光を掲げつつ、少し2m先程で『いのり』が首を巡らし周囲を見回し。
その背中で護衛するようにチャクラムを片手で持ち辺りを中腰で眺めるピエロが見える。
あの子供は倒れた状態で、それより先4m程奥の少し人が座れる程の切り株の所へ
這ってるのが見えた。いのりとピエロは子供に対し意識を遣る様子は無い。
 彼等にとって、片足が折れた幼児など脅威にならないし今は闇を味方に出来る
貴方と言う異物の排除が優先事項なのだ。
尚、立ち位置の関係で金貨の光は未だ貴方に届かない……。

253『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/16(土) 23:30:19
>>248-251(円谷PC・風歌PC・アレクセイPC)

まず最初に『アレクセイ』だ。
『二宮』は眼鏡の若者が叫んだ後に、顔色を変化させ勢いよく告げる。

「今の声、間違いありません!」

そう、『引ったくり』の声だと宣言する。それに確信を強め
暴徒と化しそうな人混みに混じる眼鏡の男にタンガロアA・Bを追尾させ
更にC、そして手持ちにEと行動する貴方の元に走り寄るのは……!

スコA「星羅さんを襲おうなんて!」

ノルB「そんな非道な真似許すわけないジャン!」

ブリC「お仕置きっシュッッ!  ――おーりゃぁ!!」

ブンッ!!

遅れて気づいた天谷が制止の声を上げるが、手遅れだ。
『ABCキャッツ』は、貴方に対し能力で見せられた『入れ墨』を発見し
自身の憧憬であり師とも言える存在を傷つけられた怒りで正常な判断をなくし
舞台にあったマイクスタンドをブリCが大雑把に振り下ろす感じで
アレクセイの頭の部分目掛け攻撃を繰り出す!(ス精CC)

そして、『円谷』と『風歌』だ。

>ここいら全部に仕掛けてあんだよ!下手に動いてみろ! 
>『ステージを丸ごとぶっ飛ばすぞ!』

>じゃあそっちが裏切りだよー!教えてくれたのはうれしーけど、
>あたし、そういうのって許せないなー!!

『風歌』のライターとスタンドを併合させた『爆破テロ犯』を演ずるような所業
そして、それに『仲間』と即席での演技。
これが幾らか『冷静な判断を伴った組織』若しくは口先だけで実力行使等は
しないチキンの集団ならば効果を及ぼすだろうが……!

 タッッ! ガシッ!! ガキンッッ!

デブの男「つ、つかまえたぞ! せ、星羅ちゃんおで捕まえたっっ!」

自販機梟「テロリストは、許さないホーッ!」

!! 『風歌』は背後の方より近づいてきた『自販機売りの梟』に!

そして、右往左往し混乱してた群衆から飛び出すようにしてタックル気味に
円谷はデブのオタシャツを着た男に拘束された!!

テロリストの宣言、恐怖政治や暴力をちらつかせての威圧は特定の状況で
集団を大人しくさせる時もあるが、このようにスタンドも込みで冷静な
判断を崩されてる一般人が多数だと『暴徒』に代わる事態にも成る!!

今や、このオープンステージは天谷 星羅を守らんとする正義を振り翳す
自称騎士の軍団と成っている! 梟・バイカラによって彼女が傷つけられたのを
皮切りに、この周りの殆どの者達が自分が傷つく事も恐れず『敵と認定』した
ものを完膚なきまで倒そうとするだろう!

『テロリストだってっ』 『そうか、こいつ等を倒せば!』

 『許さない、折角ABCキャッツが 星羅ちゃんの共演の舞台をッ』

『女だろうが爆弾を持ってようと関係あるもんか……っ』

拘束された風歌・円谷に周囲の男性、少しは居る女性陣は危険な光を
帯びて包囲しつつ殴り掛かる姿勢で近づく……!!

254アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/17(日) 00:52:11
>>253

「イヤイヤ冷静に考えてよォ。誰にしろ襲うってのは非道な行為ヨ?」
「ボクちゃん平和主義だからァ、あんまりこういうコトしたくないんだけどネェ〜〜〜〜〜」

『ABCキャッツ』が近付いてくる前に『C』を操作して、自分の足元に寄せる。
そしてその前方の角を両足で踏み、模倣させるのは『北海道羅臼の間欠泉』。
その高さは10m程度。これにより、角を踏んだ自分を水圧で斜め前へと吹き飛ばす。
膝は曲げてその衝撃に対象しておく。だがそれでも無傷で着地とはいかないかもしれない。
しかし、これならば迫る人並みを飛び越えてパソコンの男の方へと接近することができる。
ある程度の負傷は致し方ない。

その間も『A』と『B』は前方を進ませ続け、人混みをかき分けつつなるべく自分の着地点に寄せておく。
男が移動していないのであれば、先回りしてその前方へと着地したい。
着地の際は『五点着地』で可能な限り、ダメージを減らしておく。
もし『A』が間に合うようならば、その上に飛び込んで水のクッションで衝撃を軽減する。

255風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/17(日) 02:03:12
>>253
――チェックメイトである。ただし、風歌達が。
完膚なきまでにしくじった、後はこのまま、揃ってやられるだけか?
否である、風歌はゴミでありホームレスである。しかし、境遇を諦めた事はあるが生きる事を諦めたことはないのだ。
だが、この場においては諦めなければならない事はある。
まず、『敵』への追撃は不可能である、次いで『セララ』の救出も不可能である。
全体重を乗せた『デブ』を弾く事は、風歌には出来ない。

(逃げるしかねぇ)

だが――最後っ屁の一つはこいてやる。
まずは、風歌は、『ダストデビル・ドライヴ』で、自分を拘束する梟の『後頭部』を何度も何度も殴り続ける(パCスC精B)
当然、『破壊』は出来ないだろう。だが、背後から殴られたのならまず『防御』か反撃に移る――少しでも拘束が緩めば、『緩まずともするしかないので』。『ダストデビル・ドライヴ』の全力で振りほどく。
(パCスC精B)
それで解ければ、走って目指すは――『敵』の落としたノートパソコン!

(普段遣いのパソコンなら、最悪でも『指紋』は残っているだろうが!)

アリーナがどれだけの権力を持っているかは『知らない』。だが、『敵』もまた、『アリーナ』の『全て』を知ってはいないだろう。
もしも、面倒な物が入っているなら――『追わせる』筈だ。
そうなれば、手勢は『割ける』。「敵」が逃げ切っても、後で追う手がかりになる。

(その間に迫ってくるやつは、『突風』と拳でどうにかする――とにかく、まずは『ノートパソコン』を拾うために――ぶん殴る!)

風歌は最後っ屁を繰り出すため――梟の後頭部にスタンドの拳を奔らせた。

256御影憂『ナハトワハト』:2021/01/17(日) 07:55:49
>>252

(見た所…………いのりとピエロが『ワンセット』…………)

一番上まで登る事を最優先し、『安全圏』を確保。
辿り着いたら予定通りの『作業』に掛かり、
『蔓』を完成させる。
『長い蔓』の先端に『石』が結び付けられている形だ。

(『いのりをやる』には『ピエロが邪魔』…………)

一連の工程が完了した時点で、
蔓を掴んだ状態で全身を『非実体化』。
『非実体化中』は『浮遊移動』が可能。
『浮遊出来る』という事は、仮に木の上から跳んだとしても、
決して『落下しない』という事だ。
たとえば、『高層ビルの屋上』に立っているとする。
そこから『浮遊』で移動すれば、たとえ下に足場が無くとも、
『隣に建つビルの屋上』に渡る事が可能だ。
つまり、一旦『6m』まで高度を稼いでしまえば、
その位置から離れたとしても、
『地上6mの高度を維持し続ける』事が可能になる。
『浮遊』する事で『6mの高度』を保ったまま木から離れ、
密かに『犬の後方』に回る。

(一番『やりやすい』のは…………『犬』か…………)

この『浮遊』は『見せていない手札』だ。
奴らが周囲を警戒したとしても、
『上空』まで注意が向くとは考えにくい。
『ナハトワハト』の能力は、
本体である御影憂を『幽体』に変異させる。
それは、単に『無敵の防御』を誇るだけでは無い。
『物理法則に縛られない動き』を可能にする事が、
『闇の衣』の『真髄』だ。

257円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/18(月) 19:29:58
>>253

「ちょっとちょっとー、あたしじゃないない!
 爆弾もフクロウ操ってるのも、あっちの子ですって!
 あたしも今初めて聞いたんだけど、許せないのはあっちの子!」

「なんでわかんないかなー! これも『能力』?」

風歌に乗せられっぱなしで、意味のなさそうな弁明をする。

バイカラの背後で形成開始した『氷輪』は今どの程度のサイズだろうか。
敵が振り向いた場合、その瞬間に操作を再開し、距離を取らせる。
鉄の強度を破壊するには、敵にも『予備動作』や『技』が要るはずだ。

いずれにせよ、それまでは『凌ぐ』必要がある。
勿論『バイカラを倒したから終わる』訳ではないが、
円谷の思考において、自分の目的は『そこ』にある。

「うわーーーっ何何何!? 変態ー!?!?
 この遊園地、ちょっとヘンな子多すぎー!
 あたしだって人に好かれるのは好きだけど、
 いきなりハグされるのはイヤですよー!!
 しかもこの人セララちゃんのこと嫌いって感じですしー!!」

   「なんにも良いことないじゃーん!  
    でも、きっとこーゆうの乗り越えてたら、
    あたし、スタンド使うのもっと上手になれそー!」

受難も捉え方次第では『試練』。
頭上の氷輪のサイズはどうなっている?
流石に『氷輪にはなっている』だろう。
それを操作し、自分と男の間に割り込ませるように、
フチではなく『面』を、男に押し当てて……押しのける。

「冬なのに暑苦しーですし、  
 あたしが冷たくしたげますから、離れて放して!」
 
一目で『オタクのシャツ』と分かるということは、
恐らくは『推し』の描かれた『Tシャツ』か何かだろう。
シャツの下には着ているとしても肌着程度の筈だし、
ライブ観覧の熱狂で『汗』もかいている『寒い』状態。
そこに『氷』を押し当てれば『冷たさ』は『致命的』だ。

……『感覚』の話を抜きにしても、スペックは『人域』を超えている。
同じく超人的な精度の高さもあり、安全に『引き剥がす』事が可能と考える。

258『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/20(水) 20:55:01
>>256(御影PC)

いのり「……ふむ、出てこないとあれば」

クルッ ザッ  ザッ……

いのり「腕か、足の一本でも斬り落とせば出てくるか……」

高度6mの部分で、光の放つ金貨を持つ奴が取った行動は。
 体を反転させると共に、切り株に這って移動し其の先より奥の森の茂みに
何とか逃れようとする子供に対し近寄っていき。3m程度で停止して
その必死に出来る抵抗を冷笑するかのように指を掲げると共に追従してた
チャクラムを掲げるピエロに指示する姿!

6mのある木の周りに、まだ残ってる匂いが少しばかりあるかのように
徘徊する三つ首の怪物犬。それより6,7m離れた場所で『いのり』が
起こそうとする凶行が見て取れる。ピエロは、子供の傍に寄ると共に
何とか身を捩らせ抵抗しようとする憐れな子供の足首を握り、その鈍く
輝くチャクラムを振り上げるのが認識出来る!
 それを3m離れた場所で『いのり』は観察してる。

259『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/20(水) 21:26:37
>>254-257(風歌PC・円谷PC・アレクセイPC)

>ttps://twitter.com/hiro1126_hiro/status/827811822099013633/photo/2

〜〜〜♬  ♪

正しく、君達全員が絶体絶命だった。
アレクセイは足元へとタンガロアを間欠泉の状態に変え、それに乗って
マリオ並みの跳躍を成して人垣を超えてAのキューブがある場所に幸運にも
着陸して5点着地と言う難しい事をせずとも無傷で降り立った時。
 風歌や円谷、二人がスタンドを使って強引にデブ男と自販機梟を
振りほどいた際でも周囲には敵のスタンドによって敵意や怒りと言った
感情を増幅され正気を失ってる一般人が多数存在している。
到底スタンドを使っても大多数の暴徒を倒す事は難しい。何より大人数を
一瞬で極力血を流さず昏倒出来るような便利なスタンド使いは普通転がってない。

――だからこそ『奇跡』とは人が願い、そしてソレは時折り
誰かが定めた脚本かのように目の前で起きる事もある。

三人の耳元に流れた歌、その内容がどう言った歌詞や音色だったかは
重要でない。それが聞こえたと同時に母親に初めて抱かれた時とか
美しい澄み切った夜空を穏やかに見上げたとか、そう言った心象風景が
貴方達の脳裏に過った。
 そして、その歌声が発されたのは『天谷 星羅』のほうだった。
彼女はアカペラで目を閉じ、会場一杯に聞こえる声量で力強く
歌っていた。その傍らには

イメージ画↓(人型でない方の鳥の画像)
ttps://twitter.com/hiro1126_hiro/status/827811822099013633/photo/2
ほんの少し梟に似てる気がしなくもない人の方に乗る程度の『幻獣』が
彼女の頭上を飛び交い、共に嘴を開き歌っていた。

その音色を聞いた全員、暴徒も含めて一瞬動きを停止し……。

『……星羅ちゃんの……歌』

『とっても綺麗……あれ……なんだか憑き物が落ちた見たいに
この目の前の娘が憎らしかったのに……不思議なぐらい落ち着いてる』


  「……こ、こんな馬鹿な……っ!? ……ぐっ!
な、なぁ皆!! 早く、そのテロリスト達を捕まえよう!」

眼鏡の男は、自分の能力が無効化され暴徒達が我に返っていく
様子に焦った調子で鼓舞をしようとするが効き目は薄い。

「……くっ……くぅ……っ゛!!」

眼鏡の男は脂汗を掻きつつ、しきりに辺りを見ている。

260アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/20(水) 23:14:38
>>259

「手遅れかなァ」

幸運にも『タンガロアA』は着地点に間に合った。しかし
不幸にも、周囲の一般人の包囲は早かった。最も不幸なのは、囲んでいるこいつらの事だが。
なるべく大事にはしたくない。自分はこの国で、楽しく平穏に暮らしたいのだ。
しかしだからこそ、優先するのは自分の命だ。その為にこいつらには犠牲になってもらうしかない。
『タンガロア』を操作して、激流で周囲の敵を弾き飛ばそうとする、刹那。

「─────ピィエースニャ(歌)」

精神感応系の『スタンド』か。二宮はこれを確かめていたのか?
だとすれば、どこまでが彼女の筋書き通りなのか。何にせよ、自分は彼女が裏切らない限り、指示に従うだけだが。
まぁ、悪くない気分だ。生まれて初めて『自由』を手に入れた時を思い出す。
最も、この干渉に浸って任務を忘れるほど平和ボケはしちゃあいない。

「タァ〜〜〜〜〜ンガロア〜〜〜〜〜」

『A』『B』『C』全てを先回りさせ、パソコンの男を包囲する。
例え移動速度が同じでも、数で勝れば包囲は難しくない。ゆっくりと、確実に、こちらは群れで仕留める。

261風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/21(木) 19:36:35
>>259

風歌の中に蘇った情景は、ホームレスになると決めた日に見上げた夜空である。
ゴミへの転落であると同時に、どん底の底に落ちることで外れクジばかりの人生から解き放たれた、開放の日――何も持たずに見上げた空は、どこか爽快だった。
けれど、自分の選択は、いつも自分を追い込むのかも知れないと風歌は思う。
盛大な演技は自爆で終わり、ノートパソコンを狙って逃げ出そうとしたら囲まれた。
――しかし、歌による混乱によってチャンスは生まれた、逃げる事は出来る。あるいは、もう一度突っ込む事も。
問題は、盛大にテロリストの名乗りを上げた自分が、無事に済むかどうかである。認識が正常化された所で自称は消えない、スタンド能力で状況証拠も生んでいる。

「(……知ったことか)」

風歌は覚悟を決めた。最悪の事態が起きても、リンチに合うのは人生初というわけでもないそれで死んだら、一つの開放だ。
だが、その前に――『刺し違えても逃さない』
踵を帰しながら、風歌はスタンドの両手を『敵』の足下に向けた。
最大威力の突風(パCスB精B)で、『敵』をすっ転ばせる。転ばないなら、走って近寄りながら風を放ち続ける。誰かに止められたなら、その時はその時であった。

262御影憂『ナハトワハト』:2021/01/21(木) 20:43:18

現在の距離関係は以下のような形だと思っていい?

犬 (3m) いのり (3m) ピエロと子供

>>258

(………………)

ピエロに指示するいのりを見た瞬間に思った。
これは『チャンス』だ。
敵の注意は子供の方に向いている。
しかも、敵は『御影が子供を助けに来る』と思っている。
今ならば、犬やピエロを無視して、
いのりを直接やる事も不可能では無い。

>「おね、がい……もう、痛い事はしないで」

(………………)

子供を助けるメリットは『情報源』に出来る事。
だが、その為には、
『いのりをやれるチャンス』を捨てる事になる。
あの子供を救う事に、それだけの『価値』があるのか?
見捨てた方が『得』じゃあないのか?
『金貨』を持つ子供は他にもいる。
一人いなくなった所で大局に影響は及ぼさない。
放っておけばいい。

>「……ぁ……ぅ……おねー……ちゃん、逃げ……て!」

(………………)

           フ ワ ァ ッ

敵が動く間に、こちらも移動を行う。
移動先はピエロの『前方5m』。
斜め上空からピエロを見下ろす形とする。
平行して、近くに『身を隠せる木』がある事を確認。
『上空』という『絶対的安全圏』を手に入れ、
『万全の体勢』を整えたとはいえ、
不測の事態は常に起こり得る。
万一の為に、すぐに光から逃れられる準備をしておく。
それが完了したら『行動』に移る。

      ブ   ォ   ォ   ォ   ン   ッ

動作は単純。
体を大きく捻り、ただ全力で『蔓』を振る。
『蔓』の先には、
片手で保持出来る範囲の『大きな石(>>211)』が結び付けてある。
即席の『鎚(>>256)』だ。
その一撃をピエロの『目』に叩き付ける。
当たる手前で片手を『実体化』し、直撃させる。
元々は『犬の足』を打つ予定だったが、計画を変更する。

(………………)

ピエロの片手はチャクラムで、
もう片方の手は子供の足で塞がっている。
防がれる事は無い。
咄嗟に避けるにしても、気付いた時には『目の前』だ。
命中させると同時に振り抜いて、
捕まれたり切られたりする事を防ぐ。
その直後に、再び『非実体化』する心構えをしておこう。

263円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/21(木) 23:38:45
>>259

まず、先ほど(>>257)から確認を試みている、
敵の背後と自分の頭上の氷輪のサイズはどの程度だろうか?

ともかくこれ以上続いていたら『血が流れていた』だろう。
そして捻くれ者なら『奇跡』に意図の介在を疑うが、
全てを都合よくしか捉えない円谷は都合よく捉える。

「星羅ちゃんの『アカペラ』だ! すごーい! 声キレー!
 あたしたちを助けてくれたってことー!? すごーい!」

歌声に歓喜しながら『リトル・スウィング』を操り、
念のため『バイカラ』を攻撃しておく。

「あたしも、負けてられませんねー!
 さあさあ『リトル・スウィング』、行くよ行くよーっ。
 あたしの大立ち回りも見て見て!」

       「技名はー、えーと!
         『ディダクション』! 『フォール』!!」

狙うのは『脚』――――人体で言う『膝の裏』だ。
あらゆる機能が大量に積まれた機械でありながら、
跳躍や着地を可能とするそこを『壊す』事で行動不能にする。
周囲に人がいないなら、命中させたうえで『炸裂』も行う。

あの『パソコン男』が『Eの刺青』の能力者だとして、
フクロウたちの外見的な異常を起こしている『別の何か』は健在の筈。

                 ――――今、最大の危険を潰しておく。

264『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/24(日) 17:03:25
>>262(御影PC)

 貴方には子供を見捨てて『いのり』だけを倒す機会はあった。
ピエロも『いのり』も意識を払わない、この悪夢めいた空間の創造主かも
知れない存在に痛手を与えるほうが、正体不明の子供を助けるよりも遥かに
メリットはあるだろう。だが、貴方はそれを良しとする事なく・・・

>  ブ   ォ   ォ   ォ   ン   ッ

         ゴ  シ  ャ!

『ぎゃっ……!』

いのり「はははっ!! あぁ、そうだろうとも! 君はそう言う人物だろうさ!
悪に食いつぶされるものを良しとしない! そうさ! それで良いんだ!」

ピエロは当然、両手を子供の足と持ってる凶器のチャクラムで封じられており
突然迫った蔓つきの大きな石を回避出来る筈もない。短く鈍い悲鳴を上げて
体をのけぞらせ地面に倒れる。それを怒りも驚きもせず、いのりの不気味な哄笑が
響き渡る。その視線は貴方の居る地点へ追う。

 タンッ

光りの圏内から逃れつつ手近な木を遮蔽物として身を潜める。いのりは子供に
近づく事もせず不敵な微笑を浮かべつつ動かない。
 その間にも周囲を偵察していた怪物犬が、いのりの元に起きた異変を察知して
唸り声と共に近寄って来た。また、高所から周囲を見れば猛スピードで
他の『光』がこちらへと近づいてきている。
 恐らく、いのりが呼び寄せた『援軍』だ……あの金貨か不明だが、光源が
これ以上集まるのは貴方にとって不味い事態である。

265『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/24(日) 17:14:34
>>260-263(風歌PC・アレクセイPC・円谷PC)

『天谷 星羅』の御蔭により、状況は逆転した。ABCキャッツ達の激情に
応援団や客の暴徒化は鎮圧した。事実上のテロリスト宣言をした風歌と同乗した
円谷に対して再度テロリストだと決めつけ襲い掛かる人々は居ない。

ぼんやりした観衆に不利を悟って『眼鏡の男』は遁走しようと体の向きを
変えたが、その前に『ダストデビル・ドライヴ』が彼を転倒させ
A・B・Cのタンガロアが包囲網を作り上げる。

もう、どうする事も奴には出来ないだろう。天谷に一番攻撃を仕掛けられそうな
『バイカラ』も円谷の『リトル・スウィング』によって脚部を破壊せんと
攻撃を仕掛けられてる。

そう、これで一件落着だ。
『眼鏡の男』がアイドル達へ傷害事件を起こし、その騒動を楽しもうとした
凶行はこれで御仕舞。三人のスタンド使いの手により……。


眼鏡の男「  ぉ   お   俺を!!


俺を助けろ!!!    星の―――――――!!!

                          」

266『星の女』:2021/01/24(日) 17:27:57

…………私は、全ての世界が止まったセピア色の情景の中で唯一の
彩りがある燕尾服で宙(そら)模様の瞳と長髪を輝かせ彼へ近づく。

どうして『ルール違反』を彼が起こすのか、私には不思議でならないが
それも人の性なのだろう。

――なぁ、お前なら今の状況から俺を助けられるだろう!?
お前の言葉に乗って俺は暴れたんだ! なぁ、俺達相棒だろ!


彼の言葉がよく私には分からない。私の言葉に瞳を黒く輝かせて
この夢と笑顔で満ちたテーマパークを、悪夢と愉悦で塗り替える野望を
掲げていた力強い彼は昔と言う単語に置き換えられてしまった。
小首を傾げて、ただ眺める私にコレは更に囀っている。

――いいんだぜ、捕まる事は! だけど、そうなれば俺はお前の事について
知ってる事や、お前が話した事を洗い浚い捕まえた場所でぶち撒ける!
へ、へへへ! なぁ、それはお前にとっても困る事だよな!?


ふむ?

――なぁ、これからなんだよ! これからもっと俺はこの遊園地を!
いや町を震撼させるんだ! こんな呆気ない幕切れなんて御免だ!!
だから、だからさ!!


少しばかり見詰め、ようやく織れた。
腐り倦みた染みも遠くから見れば鼻を覆う事はなく鮮やかな絵とも捉えられる。
耳鳴りのような振動でさえも、異なる生き物にとっては子守唄と成るのだろう。
私は、その騒音が何時しかきっと誰かにとっての讃美歌と言える事を願い。


          パチンッ

指を鳴らす。

267『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/24(日) 17:54:22
>>260-263(風歌PC・アレクセイPC・円谷PC)

……一瞬、貴方達の耳には『眼鏡の男』が絶望的な状況を呪って何か
意味不明な内容の絶叫を大声量で言った気がしたが、その内容は
良く聞き取れなかった。

そして状況は一変する。

    シュッゴォ!!   パンッ! パンッ! パンッ!!

まず転倒させられた眼鏡の男を包囲しようとしていた『タンガロア』三体だが。
それは突如横槍した、ジュースの缶……『自販機梟』が光ない瞳で射出して
タンガロア三体のキューブを破壊しつつ男の傍に降り立った。

眼鏡の男「はは……っ! いいぞっ、おい!
お前は俺の願いを聞き届けば良い、俺にはその特権がある……!」

ミゾレ「おい、こいつがそうか?」

梟の助っ人に、顔付きに力を増させニヤニヤ笑う男を見据える『風歌』の隣に
ステージ乱闘に気づき出てきた『ミゾレ』が気づけば傍に立った。
眼帯に覆われてない目で、訝し気に『眼鏡の男』を見る。
両者の距離、約4m。


 ガキィィ……!

バイカラ「……GiiiiiIッ゛」

円谷の『リトル・スウィング』を、同等の速度で足先で蹴りつけた『バイカラ』は
そのまま機械的な唸り声を上げると共にステージ壇上から降り立ち、翼を広げつつ
機械的な眼光で円谷を睨みつける。

ワン「僕も助っ人します!」

乱闘騒ぎの際に、人波で距離が空いてたが金貨を勲章とした『ワン』も
円谷の助けに躍り出てきた。両者の距離、約5m。



  ウィン   ウィーン    ガシャン  ガシャンッ

導師「ほぇ? 星羅ちゃんが入って来た仕掛け扉のある場所から
3mぐらいのでっかい乗り物の梟が入って来たけど、これ演出??」

最後に『アレクセイ』は、自身のタンガロアA・B・Cが突如横槍を入れてきた
自販機梟が射出した缶ジュースで破壊されたのを尻目に、ステージ壇上の
天谷 星羅が出てきた仕掛け扉から新たに異物が登場したのを目にした。

巨大な音を鳴らし、現れたのは導師が呟いた内容通り。3m程の巨大な
幼児などが乗り回す為に使用する感じの『乗り物こぜにくろう』
それが誰も乗ってない中の運転部分が空洞であるにも関わらず自立行動してる。

導師「ちょ〜〜っと、なんか不味い気配がするねぇ
星羅ちゃんに、他のアイドル達は下がっててよぉ」

着ぐるみ梟の中にいる導師が緊張した声を上げつつ構え、他の二人も
ファイティングポーズをとるが、突如出現した人並の歩行でアイドル達に
危険な雰囲気を出しつつ歩み寄る乗り物梟は危険な感じがする。
何とかできそうなのは、そうアレクセイ……君の能力が頼りだろう!

268御影憂『ナハトワハト』:2021/01/24(日) 19:44:39
>>264

(…………助けなきゃ良かった)

内心、貴重なチャンスを無駄にした事を後悔した。
しかし、もし子供を見捨てたとしたら、
それはそれで後味が悪かっただろう。
どちらを選ぼうが同じようなものだったと考える。

(明るいのは…………『嫌い』)

『時間』が無い。
おそらく、今が『最後のチャンス』だ。
これ以上の『光』が集まる前に終わらせるか、
それが出来なければ『離脱』以外に道は無い。
幸い、ピエロは地面に倒れている。
今なら、奴は邪魔にならない。

(『やる』なら…………『今』)

『非実体化』した体で、いのりの背後に回る。
ここは『上空6m』。
『金貨』の光は届かない。
同時に、近くに『高い木』がある事を確認しておこう。
邪魔な『光』を遮る為でもあるが、
それより『もっと重要な目的』がある。

           ブ ン ッ

木の陰に身を隠しながら、上半身を『実体化』。
いのりに向けて、『真ん中から二つに折った蔓』を投げる。
両端は手で握っている。
中央には空間が生じ、『輪のような形』になっている筈だ。
『ナハトワハト』の精密性を駆使して、
『輪投げ(>>245)』の要領で投擲し、
『輪』の中に『いのりの頭』を通す。

  (…………『フェードイン』)

                     ――――フッ

『頭』が『輪』を通り抜けた瞬間、全身を『実体化』。
『輪投げ』の際、『蔓』は近くの『枝』に引っ掛けておき、
その状態で『落下(>>249)』する。
枝を『支点』として、『御影の全体重』が、
『いのりの首』に掛かる事になる。
即ち――――『首吊り』。
『援軍』が到着する前に、速やかに『絞首刑』を実行する。

269アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/24(日) 22:19:48
>>267 質問

『タンガロア』のキューブは液体とそれを保持する干渉不可能な枠で構成されており、
枠から内部の液体が一瞬で全て押し出された際のみ『破壊』ではなく『解除』されるのですが、
クッションの為に通常の液体と化した『A』、深海の圧力で押し固められた『B』、
間欠泉を模倣して上向きの水流が流れ続けている『C』、全ての液体が押し出されたという認識で正しいですか?
または、缶が触れた際に『強制解除』、あるいは液体が直接『破壊』されたような現象が起きていますか?

270円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/24(日) 22:25:03
>>267(質問)
質問です。

1.
>>257以降のレスで何度か確認していますが、
頭上・およびバイカラ背後の『リトル・スウィング』のサイズはどうなったでしょうか。
状況から考えて、既に『最大』と考えて良いでしょうか。

2.
バイカラは背後からの攻撃を『視認』した上で迎撃していましたか?
それとも、振り向くことなく迎撃していましたか?

271『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/24(日) 23:17:20
>>269

アレクセイ氏回答。
『自販機梟』による空き缶の射撃。文章で詳細抜けしたがス精BC程度の
威力で空き缶がABCのキューブに直撃した事により、ほぼキューブの水が
飛び散ったと言う形での『解除』です。深海の圧力などのキューブが
豪速の空き缶が直撃した位で解除されるか? と言う疑問もあるでしょうが。
余りにタンガロアの力が強すぎるとパワーバランスが崩れるので
今回のミッションではご容赦ください。


円谷氏回答。
1『最大』サイズになったと考えて問題ない。回答遅れ申し訳ない

2振り向く事なく迎撃した。最初の交戦の際は間違いなく視認した状態で
迎撃を行っていたので。現在の『バイカラ』は最初の状態と間違いなく
変わっていると認識出来る。

272アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/25(月) 01:56:40
>>271 質問

約『1m』の立方体は重さ『1t』程であり、パワーAの空き缶が直撃したとしても
その水量が全て弾け飛ぶとは思っていませんでしたが、ミッションの難易度調整故ならば、納得しました。
ですが、その場合はできればGMレスに記載をお願いします。
以降他のGMのミッションに出た際に、当ミッションの判定を参考にする場合もあると思いますので、
今回は特別な形を取ってある、と説明をして頂けると助かります。
ちなみにキューブの防御力低下は、この後も持続しますか?(それにより行動を変える必要があるので)
また、他に何かこのミッションで『タンガロア』への調整はありますか?

273『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/25(月) 02:32:09
>>272(回答及び謝罪)
綿密に能力を仕上げると、一tも普通ですよね……ただ、今回のミッションだと
流石に少し強すぎると言う形でして。
タンガロアの能力をGMの権限で今回は特別な形をとっています。

最終戦と言う形で、全体の仕切りなおしで一旦タンガロアは弱体化させて
頂きましたが。今後は普通の状態に戻りますので、安心して能力を
使用して頂いて構いません。GMの勝手に付き合わせてしまい
申し訳有りませんでした。

274アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/26(火) 01:07:57
>>267

「───еби」

『タンガロア』は、極めて強力なスタンドだ。
このスタンドを発現できた状況で負けた事は、一度たりともない。
ただ、それは発現できた状況での場合だ。
『近くにある程度の水源があり』、『本体もその近くにいる』ことが条件となる。
そして何より、先手を取られていないこと。後手に回れば、『タンガロア』を発現する事すらままならない。
つまり敵と相対している最中に、近くにある『タンガロア』が全て破壊されたなら。
単純かつ明快に『死』が訪れる。

「あのオッサン、酒用意してくれてるかなァ」

次弾に備えて、塀でもテーブルでもいい。『缶の射手』との間に遮蔽物を用意する。
もちろん、敵がその行動を見逃してくれるなら、だが。敵がプロならば、終わりだ。
それ故に、『タンガロア』は容易く破壊されないように立ち回っていたつもりだが、甘かったか。
平和な国に来て鈍ったか?

「ん〜〜〜〜〜アッチを助けるのはお仕事じゃァないんだケド」
「まァあのアイドルの歌は使えるかもしれないしィーーーーー?」

可能ならば、遮蔽物の影に隠れたままステージの方へと近寄る。
同時に二宮の近くに残してきた『D』を動かして、『乗り物フクロウ』とアイドル達との間に移動させる。
念のため、既に『チャレンジャー海淵』の性質を模倣しておく。

275円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/26(火) 01:46:28
>>267
 
蹴って迎撃しても『無駄』だ。
『リトル・スウィング』は『飛び道具』だが、
常に新たな推力を与えられる。

「ねえねえー。甘いんじゃないー?
 もしかしてもしかして! あたしがかわいいから、
 手加減してー! ご機嫌取ろうとしてる!? あはーっ!
 どうしよー、もしそうなら、あたし許しちゃうかもなー!」

「あ、でもでもきみは潰れるし、許さなくてもいーんだっけ!」

ただ、そのままぶつけ直しても、
それは今度はこちらの行動が『無駄』だろう。
利用するのは――――『壇上との高低差』。
 
               ヒュ ルルルルルルルルルルル

「ここからのあたしの攻撃ー!
 ちゃんと見ないで、どこまで大丈夫でしょーかっ!?」

        「まーでも!」

            「後ろとか見ちゃうよりは、
             あたしのこと見てた方が安全かもねー。
             あたし、よく『目が離せない子』って言われるもーん!」

『壇上』に残されたであろう『リトル・スウィング』を引き戻す。
角度は、輪のフチを地面に『垂直』に。
縦の動きで『バイカラ』の『頭部』を、上から――――『当てない』。

より厳密には『当たる瞬間にUターンさせ、迎撃の空振りを誘う』。
視ずに正確に防ぐという事は、『動体』を『感知』しているか何かの筈。

                 ――――『空振り』を誘い、その瞬間『炸裂』させる。

276風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/26(火) 07:47:20
>>267

「そーだよ」

風歌は、眼帯女の問いに頷いた。

「どーやら、アタシらはあのヒョロ眼鏡と自販機梟をブチのめさなきゃぁならないらしぃ……」

風歌は思考する――どうするか――違う、『どうやるか』
行動の指向性はもう前を向くしか無い、逃げる避けるは選択肢にはない。風歌はもはや引かぬと決めていた。

「それで、だ。アタシにあの化け梟を仕留める火力はねー……お前の『スタンド』なら、あの梟を仕留められるか?」

眼帯女の答えによって、『次の次に』打つ手が異なる。他の連中がお相手を仕留めるまで『引きつける』か、それどもどうにかして『ブチのめす』のか。
とはいえ、どちらにしても――今は、自分のみに注視させる必要がある。あの缶を他の連中に向いて不意打ちとなれば、厄介だ。
だから、とりあえずは……

「どっちにしろ、あの眼鏡を『守りに』来たって事は、あの眼鏡を狙い続けてりゃ、他の連中にゴミは飛ばねぇ。最低でも『飛ばさせねぇ』事はしようぜ……」

風歌はポケットの中に入っている空き缶を取り出すと、『ダストデビル・ドライヴ』で『眼鏡の男』に向けて投擲!(破CスB精B)同時に――『眼鏡の男』の足下に『渦』を『一つ』形勢開始!
『傍』に立つ『梟』が『眼鏡の男』を守りに入ったなら――害意を明らかにしたこちらに注意を向け続けるだろう。空き缶だけでは足りずとも、『渦』に入ったなら、確実にこちらに注意を向ける筈だ。
『今』の必須は、こちらに二人を向けさせ続ける事――風歌は、眼帯女の答えと相手の同行を静かに待った。

277『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/27(水) 19:11:28
>>268(御影PC)

後悔もあるものの、貴方の『選択』で幼子が重大な怪我を負わずに済んだ。
それは間違いない。そして、次の貴方の選択も……。

>ブ ン ッ  ――――フッ

いのり「はははは『ギュッ』っおっっ゛!」  ガギッッ゛

『ナハトワハト』の飛翔・実体化・用意してた絞首刑用の蔓!
 それ等の力によって、哄笑を垂れ流していた男性、『いのり』は貴方の
全体重の落下を受け、その首が折れた音を放ちつつ。

  ――ブチィッ!

……瞬間、千切れる音と共に貴方は木の下への落下スピードが上がったのを知る。
スピードが上がると言う事は、重りとなっていた男の支えが切れたと言う事だ。
 恐らく、この音は首が取れた。そう言う事なのだろう……。

子供「はぁ……はぁ…………おねえちゃん、なの?」

あの謎の児童が、疲弊しつつ貴方を呼びかける声。そしてこちらに
近寄ってくる複数の獣の足音が聞こえてくる。

278『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/27(水) 19:36:44
>>274(アレクセイPC)

『缶の射手』……つまり缶を射撃した『自販機梟』の傍らには今回の騒動の
主犯であろう男が共に8〜9m離れた観客席の人垣の向こうに居る。
 それに睨み合うように二人の女性(風歌・ミゾレ)が対峙している。
発現させているスタンドも見える事から、彼女達に一先ずタンガロアのキューブを
破壊せしめた自販機梟と、引ったくり及び騒動の犯人を退治するのは任せれば良いだろう。

問題は、ステージの天谷が登場した仕掛け入り口より登場した『乗り物版こぜにくろう』だ。
3m程ある梟は、ノシノシと地響きを立たせ自然と天谷を守ろうと集まったABCキャッツも
含めた場所に近寄っていく。誰も乗ってないのに、彼女達に接近する威圧感には
嫌な気配が漂っている。導師が入る着ぐるみ梟は其処へズンズンと近寄る。
 貴方がその付近に近寄るにしても、ステージ中央となると都合の良い遮蔽物は
存在しない。立ち往生している二宮の傍につかせた『D』のキューブは
乗り物梟の1m手前程まで移動させる事は出来た。

導師「ちょっとちょっと、こちとら天谷ちゃんの聖骸布(パンツ)を華麗に
獲得するって言う使命を遂げるんだから、君見たいな遠隔操作されてる
乗り物なんぞに構ってられなんて」

―――パカ    ドォンッ!!

導師「なぁぐはぁぁぁ゛ぁ゛!!?!!」

こぜにくろうの着ぐるみを着た導師は、その着ぐるみに仕込んでいた
パンティーらしきものを取り出して何やら構えようとしたが、その前に
乗り物こぜにくろうの嘴がパカッと開き、その導師の着ぐるみの胴体に何かが
直撃して、ステージ外へと錐揉み状態に吹き飛び落下する。

吉川「導師ぃぃぃぃ!!!」

幅瀬「ね、ネジにナット……中に内蔵している部品を、あの梟の奴
飛ばしやがった! 着ぐるみだし、多分そこまで酷い怪我を導師も
負ってないと思うが……!」

普通の人間なら重傷だぞ! と戦々恐々しつつアイドル達のせめてもの壁に
なろうと導師の配下達が立つものの、そんなものにも意を介さず
乗り物梟はアイドル達に危害を加えかねない雰囲気を放ちつつ接近していく……!

ABCキャッツ『あ、天谷さん……っ』

天谷星羅「大丈夫、大丈夫だよ。……〜〜〜♬」

天谷星羅は集中して歌う、それが自分の役目であると言わんばかりに
ステージ一杯に自信の魂の声を響かせている。
 アレクセイ含め、会場に居る人間達はそれを聞くと自然に不安や激情と
言ったものが静まり、冷静な思考が自ずと出来てくる。

279『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/27(水) 19:50:10
>>274(円谷PC)

 >  ヒュ ルルルルルルルルルルル

バイカラ「……ギ……ハ……ィジョ……」 ヴゥンッッ!!

円谷は『リトル・スウィング』を飛来させ……それが接触するか否かの時点で
バイカラは貴方に対し前を向いて、全く氷輪に意識を払ってる様子は無かったのに
関わらず肉体自身にセンサーを纏っているかのように、それが肉薄した瞬間に
高速の迎撃の翼払い(スB精B)と言う形で『リトル・スウィング』に攻撃を
加えようとした―――それも、また貴方にとっては『予想通り』!

氷の砕け散る轟音、それと共に礫は2m周辺。つまりバイカラの頭部から首に
かけて直撃する。ショート音が強まり、元々貴方達と交戦していた時の負荷も
祟ってか機体に大きな振動が起きる。

バイカラ「pi……pipipi……機体……error……メモリー…修復……不能…
もく……ひょう……鎮……撃……続行……」

ワン「あいつ……っ、もうあんな状態なのに未だ続けようとしてるの」

頭部の毛皮部分が、氷の礫の衝撃で抉れ鉄らしい装甲が剥げて見えて
痛々しくなるものの、その大きな光ない瞳は毒々しい赤黒の点滅を発しつつ
円谷と、傍で貴方を守ろうとするワンを睨む。

バイカラ「……電撃モード……最大……小銭……装填……ロック……オン」

パカッ……!

バイカラの嘴が大きく開かれる!

280『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/27(水) 20:27:38
>>276(風歌PC)

>アタシにあの化け梟を仕留める火力はねー……
>お前の『スタンド』なら、あの梟を仕留められるか?

ミゾレ「……おいおい? 何時になく弱気だな」

貴方に顔を向ける眼帯の女性は、その片方だけの瞳の眉を軽く上げつつ呟く。

ミゾレ「私に最初に啖呵きってた時の強気は何処いったんだよ。
――出来る、出来ないんじゃねぇのさっ 『風歌(かざうた)』」

そう、彼女はふてぶてしい笑みと共に初めて貴方の名を呼んで。

ミゾレ「――こう言う時はよ、『任せるぜ』って一言で良いんだよ!
私もよ、『頼りにしてるぜ』って返すからさ。それが『仲間』だろ? 
 へっ……いくぜ、かざうたぁあああ!!!」タンッ!!

――水よ集え、クィダム! 叫びつつスタンドを発現して迫る『ミゾレ』。
それに対しガシャコッ! と自販機口である腹部の蓋が開かれる。
先程誰かのスタンドによる支援だったキューブを破壊せしめた自販機砲撃も
あの腹部部分からだ。『ダストデビル・ドライヴ』の投擲と、渦に対して
『自販機こぜにくろう』は自ら盾となって眼鏡の男を守りに入る。

眼鏡の男「ちっ! っぶねぇ……!
おいっ、こちとらか弱い一般市民だぞ!? 誰が助け……ちぃ!
天谷、天谷 星羅! あの歌さえ無ければ……!」

眼鏡の男は、自販機梟の死角に入りつつ狼狽えて周囲の人々に助けを
求めるものの、ステージから発せられるアイドルの魂の歌声が彼の
能力であろう騒ぎを起こす力を阻害してる。憎々しく彼の眼鏡の下の
醜悪な視線はアイドルに注がれる。

ミゾレ「――疾ッッ!」 ブゥンッッ  カギンッ!

不定形、細かい物質を刃状に固める能力らしい『ミゾレ』の『クィダム』
先程の水のキューブが散らばった水たまりから収束した水の刃の一撃は
鋭く(ス精CB)自販機梟の首部分を斬りつける! 
 ……がっ! 浅い!
僅かに鉄粉らしいものが自販機梟の首から生じ、浅い切り傷が出来るが
それだけだ!

ミゾレ「そういや外観は生々しい獣だが、元は警備用で頑丈な鉄だが合金だったな!
……風歌ぁあ!!」

タンッと自販機梟と距離を置くようにバックステップしつつ
彼女なりに考えがあるのか貴方へ振り向き、こう口パクで伝える。

――お し こ め わ た し を。

281風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/27(水) 20:55:27
>>280

任せた――そう返す前に、眼帯女は突っ走っていった。
急く女だ、早い女だ、そして硬い女だ――まさしく天より注ぐ霙(ミゾレ)の如く。
その全ては欠点であり、故にこそ風歌と戦う羽目になったのだが……悪くない。

「(仲間、か)」

悪くない、一時ばかりの即席であろうと――仲間と呼ばれるのは、悪い気分ではない。
そして、命を賭けて突っ走った仲間には――答えなければならない!

「任せるぜ、『ミゾレェ!』」

言えなかった言葉と共に、眼帯女の名を呼ぶと同時!『ダストデビル・ドライヴ』の両手が、眼帯女の背へと向けられる。
そして、刺すのではなく、広く押し込む渾身の突風(破CスB精B)を『ミゾレ』に――放つ!

282御影憂『ナハトワハト』:2021/01/27(水) 22:51:03
>>277

  「『夜』の『ナハトワハト』は…………」

             ボソッ

                   「…………『無敵』」

いのりを『やった』。
『頭が取れた』事には驚いたが、これといった『感慨』は無い。
元々『やるつもり』だったというのもあるが、
相手は『既に死んでいる人間』だからだ。

          ――――トンッ

落下途中で全身を『非実体化』し、その状態で着地する。
いのりは消えたが、犬共が消えてない。
やはり、あの男も『手駒』に過ぎなかった。
いのり自身の言葉が裏付けられた事になる。
有り難くも無い事だ。

(別行動してたのが二匹、ここにいるのが一匹…………。
 ピエロも残ってる…………)

この世界で『ナハトワハト』は文字通り『無敵』だ。
だが、さすがに『四対一』は骨が折れる。
出来なくは無いが、かなり時間を取られてしまうだろう。
何より、子供という『足枷』が付いている。
子供を守りながら化け物を全滅させるのは、
いかに『夜のナハトワハト』でも手数が足りない。

(…………まず、近くの一匹を潰す)

『蔓』を大きく振り回しながら、
いのりを護衛していた犬の側面に回る。
遠心力で加速した石を光の範囲外から放ち、
当たる直前で片手ごと『実体化』。
『足』に命中させて、機動力を落とす。
全員の息の根を止めるより、
全員の機動力を削ぎ落とす方が確実だ。
相手のスピードが落ちていれば、全員始末していなくとも、
子供を連れて逃げ切れる可能性がある。
そして、敵が攻撃するとしたら、『見えない御影』ではなく、
『見えている子供』の方だ。
子供に飛び掛ってきた所を不意打ちする事も出来る。

283円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/27(水) 23:40:53
>>279

「やったやったー! あたし強ーーーい!
 ……ってあれあれ! まだやるの?
 あたしの見せ場を作ってくれるのは良いけどー」

         「ちょっとマンネリー?
           もういいかなーって!」

「あたしー、そろそろジェットコースターとか乗りに行きたいんですよ!」

『バイカラ』の耐久性は尋常ではない。
だが、そろそろ『限界』は見えているはず。
少なくとも円谷は都合よくそう考えている。

この攻撃を凌ぎながら、とどめを刺す。

「まあ、どうしてもって言うなら、
 あたしの『リトル・スウィング』は、
 まだまだ続けられますけどーっ!」

「じゃーこれ。『ラストダンス』っていうことで、付き合ってあげますからねー!」

                 ビシュッ!

『手首』に残った輪の一つを抜き放ち、『開いた嘴』に突っ込ませる。
また、同時に『頭上の氷輪』を自分の目の前に配置し、『顔を守る盾』とする。

284アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/28(木) 01:13:15
>>278

今のところ、射撃機はこちらを狙ってくる様子はなし。
相対している二人の女の相手で忙しいようだ。それならば都合が良い。
可能ならば、二宮の近くにまだ存在しているであろう水溜りから『タンガロア』を補充しておく。
『A〜C』、サイズは同じだ。不可能ならば、もう一つのポットを使って新たに水溜りを作る。
機関銃だろうが戦車の主砲だろうが防ぐ『タンガロア』が破壊されたのだ。不足の事態に備えておきたい。

「スクラップ弾かァ。イヤだねェ〜〜〜〜〜」

乗り物フクロウとの間に『D』を挟む位置に移動しつつ、そのまま『D』を乗り物フクロウに衝突させる。スC
深海の圧力を備えて移動する『タンガロア』は、さながらロードローラーだ。
吹き飛ぶか、重さ次第ではそのまま轢き潰されるか。本来なら、回避以外の選択肢はない。

285『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/28(木) 22:34:10
>>281(風歌PC)

最初の切っ掛けと言えば、頭のネジが数本外れきった男と其の奇行に辟易するスタンドと
仕事仲間になる手付けとして貰ったチケット。そして食事と共にきな臭い会話を耳にして
追いかけて、そして件の能力に巻き込まれた彼女と争って……そんな因縁が何時しか
奇しくも共に因果となった元となる敵を打倒する為に、今や『ミゾレ』は貴方を
他の物はゴミと見なすかも知れないが、それ以上の価値を一つだけの瞳に見出してる。

>任せるぜ、『ミゾレェ!』   
                   ゴォォォ゛ォ゛ッッ――!!!

ミゾレ「応ぉおおおおっっ!!!」

自販機梟の腹部の蓋口が開ききるのには幾らか時間が掛かった。最初に
『ダストデビル・ドライヴ』が放った『風の渦』による影響だ。
 正確性の高い空き缶砲撃。それが彼女の肉体に放たれるのと同タイミング
その自販機こぜにくろうに開口部分目掛け、ミゾレは貴方の『追い風』を受けつつ
水の刃を霧消と化しつつ、刃なき柄部分を両手で握りしめ突きの構えに移り、跳ぶ!

ミゾレ「――ダスト・クィダム・デビル(神域魔風斬)ッ!!」  

追い風を受け、そのまま渾身の『突風の刃』を纏わせたスタンド刀は
こぜにくろうの自販機口、つまり射出部分に突き刺さった!(ス精BB)
 一瞬の硬直の後、自販機こぜにくろうは射出部分から破裂したらしい
炭酸飲料の液体をミゾレに掛けつつビーィ゛ィ゛!! と警報めいた電子音を
放ちつつ痙攣する!

ミゾレ「ぐぉ゛!?? ってぇ〜!」

眼鏡の男「な゛……っ くっ……っ゛」タッ!

不運にもミゾレの残る片目に炭酸飲料の液体がまともに掛かる。その隙に
自分の盾となる、こぜにくろうが再起不能に近いダメージを受けたのを知るや否や
首謀者と思しき若者は人垣の中へと走る!
 その方角は……どうやらステージの出入口でなくオープンステージ方面だ。

286『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/28(木) 22:34:49
>>283(円谷PC)

貴方……『円谷 世良楽』にとって人生とは明るく元気に生きていれば
必ず自分にとって良い事が起こり得る。と言う自信が根本にあると記しても
過言では無いだろう。
 『リトル・スウィング』の舞う氷の輪は、寒々しい空にも映える眩しい
陽射しと共に煌く。そう、貴方の心模様のように!

>じゃーこれ。『ラストダンス』っていうことで!
 >ビシュッ!

バイカラ「……装填……完……発『ガギィッ゛!! バチバチ』……グォ……ォ゛
ホーーー……」……シュゥゥゥ……。

ワン「煙を口から吐き出して、動かなくなっちゃった……」

頭部の一撃の損傷も大きかったのだろう。更に嘴を開きターゲットである
貴方を再起不能にしようとする行動にリソースを費やし、真正面から
放たれた氷の輪が嘴に入り込むのを回避しようとする余裕がバイカラには無かった!

そのまま力なく首を曲げ、嘴から煙を吐き出し動かなくなる……。

 タッ タッ タッ!!

その再起不能になるバイカラの姿を見つつ、その向こうよりステージ方面に
走ってくる男性を貴方は見かけられた。
 どうやら、先程アイドルを襲ってるテロリストだ! と騒動を広がせていた
『眼鏡の男』だ……。

287『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/28(木) 22:35:10
>>284(アレクセイPC)

二宮の近くには未だ水たまりは存在する。
そして『二宮』だが、起きてる周囲の騒動で少し狼狽えてるのか
白杖をつきつつ騒ぎの方角とは逆、つまり貴方が進む『乗り物こぜにくろう』と
反対方向へと下がっている。とは言え、これはこれで邪魔にはならないし
万が一にも敵の対象になりつらいだろうから貴方の不利に働かないだろう。

そのままA~Cの『キューブ』を作る事に成功すると同時にだ……。
――『D』は『乗り物こぜにくろう』へと違う事なく命中した。
深海を模したキューブ。一トンにものぼる質量を秘めたキューブは如何に
安全性を高めた人が乗れる設計の乗り物の形であろうと打ち勝てず破損し……。

――では、破損してバランスが崩れた『乗り物』とはどうなるだろうか?
     

          ……グ   ラァッッ

吉川「あっ……!」

幅瀬「ぶねっ!!?」

3mサイズの『乗り物こぜにくろう』は!
 ――アレクセイ目掛け『転倒』する!! 貴方との距離は数m少しあるものの
巨大な鉄屑とも言えるこぜにくろうが転がってくれば只では済まない!

288『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/28(木) 22:46:11
>>282(御影PC)

 シュッッ!!   ゴンッッ

蔓と石で作成したブラックジャック……いや、この場合はポーラと言うべきか。
 その投擲武器は『ナハトワハト』の力も相まって近寄って来た別種の首が
生えた異形の犬の前足に直撃する。キャン! と細い鳴き声と共に飛び退き
犬は命令する人物が倒れたのを認識して分が悪いとでも思ったのか倒れてる
ピエロや首と胴体が分かれて沈黙してる『いのり』も見捨てて光が寄ってくる方角。
援軍であろう獣達のいる方へ合流するように退避した。

子供「ぼ……く、足、片方折れた見たいだ。
おねえちゃん……おねえちゃんだけでも逃げられるなら逃げて」

額に硬貨らしいものが埋め込まれた奇妙な子供は、暴行を受けた事もあってか
少し血の気が失せた顔色悪くも気丈に貴方に逃げるよう告げて上体だけ
起こした状態で近寄る貴方に告げる。

子供「だんだん……はっきりしてきたんだ、あたまのなかが。
多分、ぼく……ううん、此処に囚われてる皆。帰る場所はきっと無いんだ。
おねえちゃんは、戻る場所があるんでしょ? だから……」

289円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/28(木) 22:51:12
>>286

――――『違う』。
円谷世良楽の人生観は、そんなにしっかりしていない。

「やったやったー! あたしの勝ちーっ!
 でも、あたしの『リトル・スウィング』相手によく頑張ったとは思うなー!
 でもでもでもー! そんな相手を倒したあたしは、もっともっと頑張った!」

『明るく楽しく生きている』から『良い事がある』のではない。
『人生は都合が良い事しかない』……だから、『明るく楽しい』。

「あー! そうだ、黒幕がまだいるんだった!
 よーし、次はあいつをやっつけちゃいましょー!」

「ワンちゃん体調大丈夫ー? あたしはまだまだ元気いっぱいだけどー!」

ワンを見て一応確認する。最悪は、ここで急に彼が裏切る事だ。

バイカラは……もう『動かない』と断定する。
嘴の中に入れた『輪』は回収出来るだろうか?
破損してしまっていそうではあるが……可能なら戻す。

そして目の前に動かしていた輪を頭上に戻し、『眼鏡の男』を追う。

290御影憂『ナハトワハト』:2021/01/28(木) 23:10:57
>>288

「――――…………」

子供の言葉を聞く前から、何となく分かってはいた。
この子供を外に連れ出す事は出来ないであろうという事を。
いのりやピエロや犬共と同じ『人ならざる者』だ。

                     「…………」

             スッ

いのりが子供から奪った『金貨』は、
まだ奴の手の中にある筈だ。
『ナハトワハト』を解除し、いのりの手から『金貨』を取り上げ、
子供に握らせる。
意味があるかどうかは知らない。
だが、この哀れな存在の為に何かしておこうと思った。
それだけだ。

  ――――ズズゥッ

         「…………『さよなら』」

                       ド  ン  ッ

短い別れの言葉を告げ、再び『ナハトワハト』を発現。
全身を『非実体化』し、その場から高速で離脱する。
移動の途中で『バッグ』と『スマホ』を回収し、
そのまま『出口』に向かう。
御影憂は『戻るべき場所』に戻る。
それがあの子供の『最後の願い』なら、
せめてそれを叶えてやろう。

291風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/28(木) 23:17:13
>>285

「よくやった! ミゾレぇ!」

見事、成し遂げた眼帯女に称賛を叫ぶ風歌であったが――まだ、終わってはいない。
目の前の壁はミゾレが『突き貫いた』。後は、その先で逃げる『眼鏡の男』を仕留めるだけだ。
野郎が向かうはオープンステージ、そこで『何か』を仕出かす積りではあるのだろう。させる訳には断じていかぬ。

「後は任せろ――てめぇ、待ちやがれ!」

風歌はダストデビル・ドライヴに、ポケットの中の『ジッポライター』を手に取らせ――『眼鏡の男』の後頭部目掛けて投げつける。(破CスB精B)。

「(空き缶じゃ牽制にはなってもほんのちっともひるまねぇ!! こっちのほうが重い!)」

無論、後頭部に当たった所で所詮はライター、重さもたかが知れている。当たりどころが良くても仕留めきるのは不可能だろう。追われているのが解っているのだから、無視を決め込む可能性もある。
だから――風歌は全速力で『後を追う』。『眼鏡の男』を追いかけて――オープンステージへと。

292アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/29(金) 01:34:49
>>287

「壊れるまでは行かないかァ。流石日本製、イイ作りしてんねェ」

だが、転倒はさせられた。このまま無力化する。
対象として、間欠泉は有効ではない。打ち上げた鉄塊がどこへ飛ぶかは分からないからだ。
すぐ近くに発現した『A〜C』を全て正面に向け、『A』と『C』は『チャレンジャー海淵』を再現。
その圧力で鉄塊を受け止め、そして『B』は『悪魔の喉笛』を再現。
上から落ちる圧倒的な水の勢いで、鉄塊が余計な場所へこれ以上転がらないように止めておく。
そして最後に『D』をこちら側へと引き寄せて、両側から挟み込み深海の圧力で押し潰す。

293『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/30(土) 17:02:42
>>290(御影PC)

 さようなら

幼い子供は気丈に笑みを浮かべ、ナハトワハトを纏い闇の奥へと去る
貴方を見送るように片手を上げる。
 その去る最中、倒れ伏した『いのり』の胴体の片手が一瞬ピクリと
動いたかのようなのは気の所為だったか、或るいは……。

記憶を頼りに樹木の亀裂の穴のある場所、この悪夢めいた空間と外界の
出入口となる場所に御影は到達出来た。能力を用いての帰還も問題なく
行われる。

 ズギュンッ……!

亀裂の穴を抜けると、既に日没近い時間帯だったのを理解出来た。まだ背後のほうで
梟達の演奏がされてるのが聞こえる。貴方が横切っても気にする事なく体格が同じ
梟の衣装を着た者達と生々しい梟達は演目を続けている。時間が経過したゆえか
先程より観客の数も減っている……。

「おい、聞いたか? 『オープンステージ』で『天谷 星羅』が
サプライズで登場したって!」

「本当かよ! そりゃ、一回覗きに行かないとな」

「あぁ、それに何か色々騒ぎが起きてるみたいなんだよな」

雑技ストリートの、梟の演奏と舞踊のする向こうより熱のある調子での
会話がなされ、幾人かが『オープンステージ』方面へと移動を成してるのが見て取れた。

このまま、こちらで悪夢めいた空間の創造に関わりある者達の動向を観察するか。
または、何かが起きているらしいそちらへ足を運ぶのも自由だろう……。

294『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/30(土) 17:25:39
>>289-292

円谷はバイカラの嘴の中より『リトル・スウィング』の『輪』を回収
しようと試みたが。こぜにくろうの弾丸の小銭を吐き出そうとしたのと
中で相殺されたらしく、氷の破片だけが見てとれて回収は不可能だ。
『ワン』は今のところ貴方を心配そうに伺うものの、他の梟達のように
瞳の光が無くなるだとかの異変は見えない。
人の垣根の向こうより走る『眼鏡の男』が後ろから何かが命中した勢いで
体勢を崩して眼鏡が落下するのを目撃出来た。

風歌はジッポライターを『眼鏡の男』の頭部に投げつける。
人垣を練って歩く男に回避する余裕は無い。それは命中して男の
眼鏡が衝撃で落とさせる事に成功したが、この場より何とか自分が
助かろうと必死になってるらしく、拾おうともせずステージへ全力疾走してる。


そして、最後にアレクセイ……彼が挟み込むように『乗り物こぜにくろう』へ
チャレンジャー海淵・悪魔の喉笛といった深海の恐ろしき圧力を再現させた
キューブの挟み撃ち。それに耐えうる装甲を持たない乗り物はメシメシと
軋み音と共に、その外観に罅が発生し……!

 ――メシッ    ボンッッッ  シュゥゥゥゥッッ!!!

吉川「ぅわぁ!! 爆発!?」

幅瀬「い、いや! 演出用のスモークとかだ!!」

それは内蔵させてた『乗り物こぜにくろう』の中に入ってた
ステージの演出用のスモークを飛散させる事となった。小さく悲鳴を上げる
パンティー強奪しようとした彼等と、アイドル達の悲鳴。それが
スモークで満ちた一帯を覆いアレクセイ含めた舞台上の者達は十数秒
視界が白く覆われた……そして。


 ――動くんじゃねぇ!!

二宮「……ぅ」

295『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/01/30(土) 17:26:45
>>294続き

 乗り物こぜにくろうが破壊され、ステージ一杯を覆ったスモークが晴れる頃。

な、何とステージ舞台袖のほうで騒ぎに巻き込まれぬように待機していた
『二宮』を、眼鏡の男……既に眼鏡は装着しておらぬものの、この騒ぎを起こした
首謀者たる男が羽交い絞めにして彼女を人質にとっているのだ!

愉快犯「へ、へ……十分今回は愉しめたさ。そして、俺は今回の事を糧にして
次はより大きく芸術(騒動)をこの町に広める事にする!
 此処で捕まる訳にはいかないからよ……安心しな、裏口から俺が安全に
逃げ切れたら、こいつは解放してやるよ」

二宮「ぁ、貴方……こんなに全員に見られて逃げられるとでも」

愉快犯「うっせぇ黙れ! 口を閉じてろよ」

男はこの遊園地から何とか脱出する。それのみを懸念に入れており
既に詰みの状態に関わらず最後の悪あがきとばかりに抵抗している……。

296御影憂『ナハトワハト』:2021/01/30(土) 18:20:31
>>293

首が取れた時に驚いた理由は『簡単過ぎた』事だ。
自分がやろうとしたのは『絞首刑』であって、
『ギロチン』では無い。
それなのに、まるで『最初から切断されていた』かのように、
容易く首が外れた。

(相手にするだけ『時間の無駄』…………)

(…………『利益の無い戦い』はしない)

『その動き』には気付いたが、無視した。
これ以上どうしようも無いし、
手間を掛けるだけの価値も無いだろう。
ここで得られた情報だけ持ち帰れば、
『必要な仕事』は果たせる。

  「『オープンステージ』…………」

                ――――バサァッ

『ナハトワハト』を解除し、頭を勢いよく振って前髪を戻す。
それから、『オープンステージ』に向かう。
だが、その前に『催事館』に立ち寄ろう。
遊園地でよく売ってる『タオル』と『缶入りクッキー』を買う。
遊園地側もバタバタしているかもしれないが、
『客』としての優位性を最大限に活用してやろう。

(質問:異世界で持っていた蔓は手放してないつもりだったが、まだ持ってる?
     あるいは元の世界に戻った時に消滅している?)

297風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/01/30(土) 19:56:13
>>295
煙幕が晴れ、状況を認識し、元眼鏡の男の戯言を耳にした風歌は――声を貼った。

「黙るのはてめーだ、クソボケが!」

そして、元眼鏡の男の指示を完全に無視する様に、元眼鏡男の元へと駆け出した。
人質を無視した蛮行――『そうではない』。風歌なりに、勝算はある。

(いいぜ、羽交い締めってのは、いい……凶器は持ってねーし、持ってたとしても直ぐには取り出せねーからな!)

そして、何より――あの体勢ならば、あのクソ野郎は『クッション』になる。

(両手で『突風』をブチ込めば、『押し倒せる』! 二宮は『突風』を食うが……所詮は強風! ケガはしねえ……それで上手く後ろにすっ転べば、野郎はアイドルってぇ贅沢な重しを食らう事になる)

そうなれば、後は多少なりとも悶えている内に『近づける』筈だ。
仮に元眼鏡が二宮を離して逃げ始めれば、それはそれで問題ない。
とにかく――眼鏡の男が凶器を取り出すなどの『驚異』になる、今が風歌の認識したチャンスである。

(全速力で突っ込んで、射程距離に入り次第、『ダストデビル・ドライヴ』の両手の突風(破CスB精B)で、思いっきり『羽交い締めされている二宮』を押す! 突っ込んでくるアタシに野郎がビビって逃げ始めたら二宮を保護する!)

そして、風歌は標的への距離を詰め始める!

298アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/01/31(日) 00:23:49
>>294-295

「!」

タンクに搭載される事もある煙幕発生器、ではないが似たようなモノか。
それが晴れた頃には、二宮が人質に取られていた。
これを予測して鉄塊を消しかけたのなら、存外やるようだ。数多の『スタンド使い』を相手取るだけはある。

「ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ」
「ボクちゃん両手をあげて大人しくしてるから、ニノミーのことは助けてくれるゥ?」

わざとらしくゆっくりと手を上げる。手元に男の注意が向くように。
その前に、手の甲に9cm四方サイズであるタンガロアの『E』を回し、身体の背面を通らせて、足元へ。
そして靴の踵部へと滑らせた所で、踵を足で踏んで地面との角度を緩くしておく。
更に地面へと滑らせて、足元にある鉄塊の破片の内小型のものを『E』の内部に収納させる。
そして男の足元へと近付けたなら、性質を『放水砲』に切り替え。
その破片を、超高圧で真横に吹き飛ばし、男の片足をズタズタにして姿勢を崩す。
同時に走って接近する。

299円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/01/31(日) 01:17:21
>>294

氷は纏わせていないため、『氷の破片』は見間違いだろう。
いずれにせよ輪を回収できないと分かれば問題はない。

「けほっ! けほ、けほっ。やだーっ煙ーーーい!
 周りも見えないしー、なんでこんなの出てるのー!?」

最初に一輪壊され、
炸裂を使用したのが二度、
これでまた一輪壊れた。

……残る武器は頭上の『最大氷輪』だけなので、
明白に不審な煙が立ち込めてから消えるまで、
『臨戦態勢の円谷が十数秒何もしなかった』のも、
きっと能力の使用が『出来なかった』からだ。

「え! あー! あのヒト、
いつの間にかあんなところにいる!
なんでー! この煙もあのヒトがやったってことー!?」

そして、あの男が移動と人質確保に成功したのは、
スモークを予測して何か『備えて』いたのだろう。
その十数秒は、『あの男だけの世界』だったわけだ。

「卑怯者だー! ずるいずるい!
 その人も言ってるけど全員観てますしー!
 あたしだってもう顔覚えたし、今逃げても絶対無駄なのにさー!」

               「もーっ! 誰かどーにかしてくださーいー!」

『最大氷輪』はいくら精度が高くとも、サイズが大きい。
当然炸裂もさせられないし、『愉快犯』を狙う事は難しい。

そうなると円谷にできることはほぼ無いので、気を引くために煽るだけ煽っておこう。
一応、『他の面々』がどうにかした後のフィニッシュはあるかもしれないので、駆け出す準備はしておく。

300御影憂『ナハトワハト』:2021/01/31(日) 12:40:00
>>296

会計時にお札を崩し、お釣りをもらっておく。

301『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/01(月) 20:06:18
>>296-300(ALL)

まず物理的に創造されたと称していい世界から離脱した『御影』の視点からだ。
外に出た瞬間、携行してた悪夢の蔦は吸血鬼が日光に照らされる如く塵と化して
最終的に沈みかけた陽射しの煌きを受けた粒子となって消滅した。
『催事館』では遊園地限定のタオルと缶入りクッキーも店員が笑顔で渡してくれた。
裏側は今回の出来事の処理に追われてるだろうが、表でそれを出す事は無い。

そして『オープンステージ』入り口では、だ。
何やら生々しい感じの警備梟が数体、そして貴方が遭遇した信号機見たいな
トリオが騒いでた。

警備梟「騒ぎを鎮圧しなくちゃいけないホー! 邪魔しないでホー!」

ソイル「頼むよ、グレイシャーも喧嘩腰にならないで!
相手の能力が、どうやら集団の感情に指向性を与えるようだから
むやみやたらと突っ込めば君達も巻き添えになる!」

ジャンボリ「とは言え……ちっ、あの人でなしめ。人質とるなんて
男の風上にも置けな……ん? あぁ、お嬢さん。いまステージで
ちょっとそうど……いや、イベントが起きててね。混雑してるから
中に入るのはやめたほうがいいんじゃないか……」

グレイシャー「あの男、あったまきた! もやしにいってくる!」

ソイル「だから駄目だってグレイシャー!?」

信号機のような髪で、目立つ赤い髪の少女がオープンステージの中に
走り始めたのを機に入り口の封鎖をしてた彼等が乱れて中の様子が
伺えた。その向こうには、ステージの端っこで誰かを羽交い絞めにしてるらしい男。

そして包囲して向かい合う複数の男女……『円谷』と『風歌』が居て
犯行の主犯らしい男と一番近い位置で近寄ろうとしてる男『アレクセイ』を
見かけた。男が、人質にとってるらしい女性の首元に手を伸ばした所で
ステージの空気に緊張が走るのが伺えた。

――そして。

302『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/01(月) 20:40:37
>>301続き

ブツブツッ……チャキッ

眼鏡の男「おっと! 可笑しな真似はやめたほうが良い……『こいつが』
この女の首に突き立てられるほうが早いからな」

その言葉に、全員が動きを止めざるを得なくなる。
男は、『二宮』の首に掛けられてるブレスレット……『スプーン』を
強引に引き千切り、彼女の頸動脈に押し当てたのだ! 柄は鋭い形状を
してるようで、軽く押し当てた部分が皮膚を突き破り細い血が彼女の首から
垂れていくのを三人とも視認出来る……。
 これでは下手にアレクセイも風歌も攻撃出来ない。不審な行動を出せば
彼が彼女の命を危うくするほうが早い。

二宮「ぁ……ぐぅ……」

眼鏡の男「ヒヒヒッ……俺は、俺は絶対に逃げ切れる! 顔が割れた
それがどうした!? 俺は、俺は誰よりも優れてる! そう言う特権を
持って生まれてきて、そう言う生き様を気にいられて『アイテム』だって
貰ったんだ! この遊園地からの離脱! それさえ出来ればお前らが
どんなに必死に血眼で俺を見つけようとしたって絶対に無理だ!
何せ俺には――――――!!」


     シュゴォォ!!

     バーネ「――乙女の薔薇キックッッッ!!」  

                          ゴガッッ゛

眼鏡の男「…………ッ゛ァ……」 ……バタ


それ以上、彼が……今回の遊園地の騒動を引き起こした首謀者たる人物の
口上が続く事は無かった。

オープンステージの端。アレクセイや二宮が通って来た道沿いより
入って来た第三の人物。この騒動で観客が暴徒化してた時に姿が
居なくなっていた『バーネ』が、ステージ影より躍り出ると共に
無防備だった彼の後頭部をタイキックで蹴りつけ、そして昏倒させた!

勢いで地面に投げ出されかけた二宮を、共に行動してたモメ子が普段の
緩い動きが嘘の如く、彼女の転倒位置に見事に滑り込んで
その豊満な胸を活かした受け止めで彼女を無事救出した!

バーネ「乙女は優しく抱きしめて、怖がらせるもんじゃないわよっ!
…………っ大丈夫だった?」

二宮「っう、だいじょう、ぶです……あれ? この声って……」

モメ子「アイドルの星羅ちゃんが梟に襲われた時、すぐに何か危ない事が
起きるんだなって、従業員の扉に勝手に避難する為に入ったんだけど。
御蔭で、ようやく会えたよぉ……! その声、間違いないもん」

ニキシちゃん! そう感極まった声でバーネとモメ子は探していた『友達』
にようやく会えたようだ……。



・・・・・・。


ミゾレ「とりあえず、こいつは私達アリーナのほうで尋問してから、しかるべき
場所に引き渡す事にする。
……今回は本当に悪かった! あと手伝ってくれて感謝する!」

その後、オープンステージで起きたアイドル襲撃と言う遊園地にとっては
痛手となる犯行が鎮圧し。一般の客達が星羅の容態を心配する中、今回の
一番の被害となった彼女が自らステージのライブの続行を申し出て
全員を驚かせた。彼女が『本物』のアイドルもさる事ながら、不幸中の幸いと
して顔の怪我も軽微である事。そして自身の事で折角遊園地に来た思い出を
暗く終わらせる訳にはいかないから、と言うのも含め。

〜〜〜♬

その歌声は全員の心を打ち、愉快犯たる男が襲撃の際に世間に出そうとした
ライブ襲撃の実況も、その前にパソコンを破壊した事により。今回の事件は
表立つ事なく収束に向かう事は成功した……。


(※次よりエピローグへ入る。その前に、したい事や解決したい事柄を
文章に記載してくれると有難い)

303『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/01(月) 20:49:25

尚、『ミゾレ』にステージで協力していた風歌・円谷・アレクセイは
今回の協力に感謝されてる形だが、『御影』氏に関しては要望あれば
他PCと一緒にいない形であっても構わない。

304御影憂『ナハトワハト』:2021/02/01(月) 21:18:04
>>301-302

  「あ…………」

          サクッ サクッ

     (もう…………『終わった』っぽい?)

                 サクッ サクッ

『ほしみland』の『タオル』を首に掛け、『クッキー』を食べながら、
『オープンステージ』にやって来た。
しかし、もう既に『終わっていた』らしい。
一応、『クライマックス』を見る事は出来たようだが。

          チョイ チョイ

『犯人』や『アイドル』に注目が集まっている内に、
こっそりと『円谷世良楽』に手招きする。
普段は避ける相手だが、今は止むを得ない。
自分がいない間、『どういう事が起きたのか』を尋ねる為だ。
出来る限り多くの『情報』を持ち帰らなければならない。
それが『自分の仕事』だからだ。

305風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/02/01(月) 22:40:32
>>302
運命は、時たまにホールインワンを決める。
風に吹かれて浮き上がった紙くずが、たまさかにゴミ箱に入るような。ゴミが、運命に落ちるべき場所に叩き込まれるような。
あの男は、まさしくそんな運命に――だれも気に留めていない風の様な一撃によって、引導を渡されたのだ。
そして――風歌も落ちるべき所に向かう覚悟を決め始めていた。

(まぁ、やべーんだろうな……)

テロリストを名乗り、ハッタリで場を荒らしまくった――しかも、それが何の解決にも繋がらなかった。
今は感謝を受けているようだが、客に警察を呼ばれて面倒になるかもしれない。

(アタシがやった事が、一体どう言う扱いになってるのか……聞けたらミゾレにでも二宮にでも聞いておきてぇ……)

306アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/02/02(火) 02:19:53
>>302

「さっきからセリフがメチャクチャ三下だけど大丈夫ゥ?大体最後にしてやられるパターンじゃナイ?」

二宮が死んだらメシを奢ってくれる相手がいなくなるが、それ以外に問題があるかと言えば、ない。
ただ、そもそもこの犯人を捕まえるのは二宮との契約の為だ。
雇い主が死んだら、この犯人が逃げようと捕まろうとどうでもいいわけだ。
とりあえず待機しておこう。

「あっ、イワンこっちゃないネ。ロシア人だけに」

新たな闖入者にやられた犯人。二宮が吹っ飛んで、あれはケガも免れないか?
と思ったが、更に新たな乱入者がその豊満な胸で受け止めた。さぞ柔らかかろう。

「ってなんだその爆乳チャンはよォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!
 ボクちゃんと場所を変わってくれよニノミィーーーーーッッ!!」

「この出会えた幸運を感動を歌にするしかねェ…!!それでは聴いて下さい。
 アレクセイ・ヴィクトルヴィチ・スヴィーニンで、『たわわな果実』」

「夢がいっぱい二つのお山〜男はそこに群がるお猿〜♪鶴は千年、亀は万年、
 それじゃあおっぱいは?(永遠!)でも容易くは触れられない〜まさに禁断の果実〜
 嗚呼、どうか笑っておくれ!なじってくれてもいい〜不躾な視線を送る、邪な僕を〜♪」

せっかくのステージだし歌いながら踊っておこうネ。楽しくなってきちゃっタ!
メシはまぁいつでもいいや、ニノミーが丁度いい時に奢ってくれレバ。
あっ、アイドルの人たちライヴまだ続けるノ?ちょっと歌い終わるまで待っててくれナイ?
本物の警備員の人来ちゃった、ヤバイヤバイ。さっさと逃げよう。

307円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/02(火) 10:14:47
>>302(GM)
>>304(御影)

「わーよかったよかった!
 バーネちゃんたちも会えたし、
 友達になれないヒトもやっつけたし、
 星羅ちゃんの歌も聞けたしー。
 うんうんっ! あたし、安心しちゃったー!
 まさに『一件落着』って感じですねーっ!!」  

「あの子がニキシちゃんかー。
 あたしも友達になりたいなー」

窮状を解決できるのは、スタンド使いだけではない。
だがスタンド使いが注目を集めていたからこそ、
バーネがあそこまで近づけた側面もあるだろう。
ここまで追い詰めたのが『功績』、ということだ。
倒れた男はミゾレに任せる以上のことは無いし、
ならば後は、大団円を享受するだけで――

と、そこで。

「!!」

          ダダッ!

「ウレイさんウレイさーん!
 もーどこまでお土産買いに行ってたんですかー!
 あたしー、ぬいぐるみとかよりお菓子とかのが好きでーす」

          「でも形によってはぬいぐるみのが好きかもー!」

御影の手招きに気付き、勢いよく駆け寄る。
バーネらも友達だが、御影憂はもっと『仲良くしたい』。

それに、お土産を買ってくると言っていたので、
自分の分もあるものだと都合よく考えてもいるのだ。
もちろん円谷自身遊園地に来ているので、あるはずはないが……

308御影憂『ナハトワハト』:2021/02/02(火) 22:15:24
>>307

「『あげる』…………」

       ――――ソッ

さっき買った『缶入りクッキー』を円谷に差し出す。
遊園地を満喫していた事にするため、
その『ポーズ』として購入したものだった。
『ちょっと減ってる』が、『誤差の範囲』だろう。
あまり騒がれると困るので、
これで少し静かにしてもらおうという打算だ。
今なら、よほど喧しくない限りは気付かれないだろうが。

「『あれ』…………何?『アトラクション』?」

         スッ

「…………『リアル』?」

『騒動の中心部』を指差し、事情を尋ねる。
『エクリプス』や『アリーナ』が絡んでいる以上、
『イベント』ではないのは間違いない。
しかし、『それを知っている事』は話さない。

309円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/02(火) 23:09:04
>>308

「やったー! 『クッキー』だ!
 ウレイさん、あたしの事わかってるねー。
 あたしたちやっぱり相性がいいんだと思いまーす!!」

クッキーを何の疑いも無く受け取る。
裏の意図を気にしないとかではなく、
勿論もらえるものだと思っていたからだ。

「アレ? あれはー、なんだっけ。
 最初なんだったか忘れちゃったけど」

指さした先を見る。

「なんかライブ中にロボットが乱入してきて、
 あと、みんなが変な男に騙されてー、
 あたし達が悪者だとか言って襲ってきたんですよー」

      パッパッ

『オタシャツの男』に掴まれた辺りを手で払う。
別に悪意の動作とかではなく、汗だくで汚いな、と今思い出したから。

「ロボットはあたしがやっつけたし、変な男は捕まりましたけどねーっ」

           「だから、あたしたち大変だったんですよー!
             ウレイさんはどこでお土産買ってたんですか?」

310御影憂『ナハトワハト』:2021/02/02(火) 23:38:06
>>309

「…………そうなんだ」

クッキーのようにザックリとした説明だったが、
一応の要点は掴めた。
あそこで捕まっているのが騒動の元凶で、
総合案内所で小耳に挟んだ、
『Eの入れ墨』の大元でもあるのだろう。
そういえば『ハッキングされてる』とかいう話もあった。
ロボットがイカれた理由は、その辺りか。
『みんなを騙した奴』と『ハッキングした奴』が、
同一人物かまでは不明だが。

(『首が取れた奴』は…………さすがに『別口』かな…………)

「…………『あっち』」

        スッ

「『子供が道に迷ってた』けど…………」

「まぁ…………多分関係ない…………」

今度は『雑技ストリート』の方向を指差す。
あの『闇に閉ざされた世界』は居心地が良かった。
出なければならないのは残念だったが、
『こちら』でやる事があるから仕方が無い。

「その…………『変な男』って…………」

        ボソッ

「…………何したかったの?」

『犯罪』には何かしらの『動機』がある。
明確な『目的』が無くとも、『やった理由』くらいはある筈だ。
もしかすると、裏で『身代金』か何か、
そういうのを要求していたかもしれないと考えた。

311円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/03(水) 00:55:58
>>310

「『あっち』? あー、えーっと、今思い出すから!
 なんだっけ、ナントカストリートの方だ!
 迷子って……てことはてことは、
 その子の親とかを探してきたって事ですかー!?」

     「ウレイさん、えらーい!
      あたしもえらいですけど、
      変なやつやっつけるより良いですよー」

大袈裟な身ぶりで御影を褒める。
何も知らないから気楽な言葉を吐くが、
何か知っていても、そんなものかもしれない。

「さあー? 変なやつでしたし、
 あたし直接話してないからなー。
 なんか、目立ちたいー!みたいな感じ?」

「あとはー、芸術を広めるとか言ってたような?
 売れない画家さんとかだったんですかねーっ!?」

そして、何も知らないからこそ、
本人にどんな動機や離想があろうが、
円谷はその真意を捉えてやる事などしない。

「でもでも、こんなことして目立っても、
 あたしみたいな人気者にはなれないのになー。
 別に本人が踊ったり、お絵描きしてたとかでもないですし」

         クルン

つま先を軸に、綺麗に体を一回転させる。

「ほんとは何したかったんだろーね。
 誰かにこーいう事やったらバズるって言われたとかなのかなー?」
   
実際、あの男の目的は彼の『自己満足』である以上、
円谷でなくとも、それを捉え切ることは出来ない。

…………まして、その裏に暗躍していた存在の事などは。

312御影憂『ナハトワハト』:2021/02/03(水) 01:55:03
>>311

「『迷子』の方は…………大体そんな感じ」

こっちでも『変な奴』は見かけた。
どちらかというと、『オカルト』的な意味での『おかしさ』だが。
『首吊り』にしてやったら『首』が外れて、
その状態でまだ動いていたのだから。
『首が落とされても少しの間は意識がある』とかいう話を、
どこだかで聞いた覚えがある。
でも、『体の方が動く』なんていう話を聞いた事は無かった。

「えへへ…………」

円谷の性格を考えると軽い褒め言葉だろうが、
悪い気はしなかった。
『親は見つからなかった』とは言わない。
そもそも『親』がいるのかどうかも怪しい所だ。
『額に硬貨が埋め込まれた子供』など、
誰が見てもマトモではなかろう。
『犬』やら『ピエロ』やらの化け物にしても、
『入れ墨』や『ハッキング』とは全く異質の存在だった。

「…………『愉快犯』ってヤツかも」

「『劇場型』…………とは少し違うかな…………」

『ハッキング』という手段を使っている訳だし、
『注目を浴びる』事が目的だったのなら近いかもしれない。
警察やメディアを巻き込んでいる感じでは無かったが、
これからアピールする気だった可能性もある。
どちらにせよ、あいつ自体は大した器では無さそうだ。

「遊園地の人が…………『ハッキングされた』って言ってた」

「ロボットがおかしくなったのも…………
 多分そのせい…………」

「一円玉の『ちびっこぜにくろう』…………。
 『アレ』…………どうしてた?」

『闇の世界で見つけた子供』は、どこか『アレ』と似ていた。
関係があるかは知らないが、同じ場所に存在はしている。
何かある――のかもしれない。

313円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/03(水) 22:04:50
>>312

「さすがウレイさんー。あたし尊敬しちゃいまーす」

やはり、軽い褒め言葉だろう。
表情にも声色にも重みはない。
だからこそ『意図』もない。純粋な褒め言葉だ。

「あー! 確かにオタクの人っぽかったし、
 劇場っていうか、映画みたいな感覚だったのかも!
 でもぜんぜんユカイじゃなかったですよー。
 むしろ『フユカイ犯』なんじゃないかなー!?」

へらへらとした笑みを浮かべつつ、
御影の言葉を肯定していたが――

「ハッキングってゆうのも、あいつの仕業なのかなー」

「えー? ワンちゃん?
 何だっけ、なんか調子悪いとか言ってましたー。
 でも結局なんともなくて元気だったみたいだけど!」

   「そういえば今は何してるんだろー。
     なんか気になるんですか? なんでなんで?」

『ワン』こと『ちびっこぜにくろう』への質問には、首を傾げる。

314御影憂『ナハトワハト』:2021/02/03(水) 22:26:49
>>313

  「いや…………」

          ボソッ

          「…………何でも無い」

調子が悪かった理由は不明だが、『何か』はあったらしい。
自分がいなかった間に起こった出来事なら、
タイミング的にも一致している。
裏付けが得られたなら十分だ。

「…………『お大事に』って言っといて」

       「じゃ…………行くから…………」

            スッ――――

               「バイバイ…………」

                     スタ スタ スタ…………

その場から立ち去り、
『最後の締めくくり』として『倉庫』を確認しよう。
あの『予言人形』が、まだあるかどうかだけ見ておく。
もし『消えていた』としても、それはそれで構わない。

315『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/04(木) 22:55:05
>>305(風歌PC)

ザワザワ

一般人達「星羅ちゃんを襲った梟とか、アレって結局なんだったの?
怪我してたの本物だったからドッキリって感じでもないし。
それに、あそこに居る娘達とかテロリストって言ってたけど」

貴方が騒動を鎮圧する為に、あえて自身を荒れる風の如く告げた言葉は
今は穏やかになりつつも、ある程度の人達の心には残っている。
全くの無駄と言う訳でもない。暴徒、恐慌に陥って他の人同士で悪感情が
向かいあい更なる甚大な被害が発生した可能性もある。風歌達が自ら悪役と
振舞ったからこそ、ステージの観客には怪我らしい怪我は無いのだから。

天谷 星羅「あー、それなんだけどね みんな。さっき女の子を襲った奴は
悪質な犯行グループの一員で心理学とかにも長けていたんだって。
だから、ステージを見に来た皆がパニックになるように先導しようとして。
それを抑える為に、あえて彼女達は悪く振舞ってただけだよ」

風歌の心配を、アイドルである『星羅』は真実を幾らか脚色しつつ観客達へ
説明した。襲撃の被害である当人の説明に、小さく感心と納得の含みを伴った
声がちらほら上がる。警察が呼ばれる危惧は避けられたようだ……。

ステージは終了し、ABCキャッツと天谷は未だ残るファン達の対応をしてるのが
少し遠くのほうで見られる。既に先程発現していたスタンドは消えている。

ミゾレ「……天谷 星羅。今回の一件で、どうやら眠っていた力が引き出されたようだな。
元から歌唱力以外にも人を引き付ける独特のカリスマ性や非凡さはあった。
……まさかとは思うが、あの野郎はこれも狙って今回の事件を……?」

どう思う? とミゾレは貴方に話を振る。

316『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/04(木) 22:57:15
>>306(アレクセイPC)

貴方は『たわわな果実』を熱唱する。観客の反応は余り芳しくなかった……。
ブーイングも無いが、拍手も無い。ただ幾人かはそのパフォーマンスに対し
慄くような顔をしたし、今日の遊園地で一番の印象は幾人かには残せただろう。

ライブが終了次第、警備員と思しき眼帯の女性『ミゾレ』が礼を告げるが
貴方は余りその場の居心地が良くなく、退散しようとステージ入り口のほうに
足早に移動する事にする。

バーネ「あっ、待ってまって! そこのロシアボーイ君!
ふふっ! アイドルを助けたヒーローの一人だって言うのに、何も言わずに
立ち去ろうだなんて、水臭いじゃないの! まぁ、私は男らしくて素敵って
思うけどね!」

モメ子「ニキシちゃんが困ってた時に、傍にいてくれてありがと〜
お礼に、おっぱい揉む?」

二宮「本当、有難う御座います。さっき、ジャンボリさんって言う人が
私のバックが盗まれた事を聞いて、あの犯人に問いただしてくれたのか
バックを見つけてくれたんですよ。幸い、金品も無事です」

お礼に、沢山ご馳走しますよ。と、瞳は瞼で覆われてながらも
穏やかに彼女はアレクセイへ笑いかけた。

二宮を率いる仲間達は、貴方を食事へ誘う……。

317『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/04(木) 23:09:03
>>313-314(円谷PC・御影PC)

円谷は沢山の友達を作りたい! だが、一騒動あった事もあって友達になりたい
何人かは色々動いて別のほうに居る。まず『ミゾレ』は貴方達とは距離近い場所で
『風歌』とステージ方面を見つつ会話してる。尚、先程の騒動の主犯はステージの
従業員通路の入った一つの備品室で拘束してる形だ。
 信号機のような髪型をした三人組は、誰かしらに連絡しつつ主犯の男を見張る為に
従業員通路に赴いてるし。『オタ男』は『天谷星羅』とABCキャッツの前列で
握手とサインの為に他のファンと共に残っており、『二宮』含む三人は
先程貴方達と共闘したロシア青年(アレクセイ)は、シャイなのか既に立ち去ろうと
入り口に向かったのに気付き、追いかけて呼び止めてるようだ。

そして、御影は立ち去ろうと別れを告げ『倉庫』へ向かおうと足を運ぶか。

ワン「――お化けさんっ。……行っちゃうの?」

会話にものぼっていた一円玉の梟……『ワン』
生々しいこぜにくろうが、少し不安そうに円谷を横切って貴方に声を掛け
呼び止める。天谷星羅達のいる方面より走って来たので、これ以上何か起きないか
見張っていたらしいが、その心配も無いと判断したのかこちらへ戻って来たようだ。
 ……どうも、この梟は貴方に対し何か色々と想いを抱いてるようだ。

318御影憂『ナハトワハト』:2021/02/05(金) 19:20:27
>>317

「――――…………」

(もし『救おうとした』としても…………)

「…………お化けさんは『明るい世界』が嫌い」

(『救えなかった』のなら…………
 『救おうとしなかった』のと同じ…………)

「だから…………『暗い場所』に帰らなきゃ」

(私は…………『救えなかった』)

       ファサッ

           「…………さよなら」

(せめて…………『この子』は無事でいて欲しい…………)

首に掛けていた『タオル』を、ワンの肩に掛けてやる。
踵を返して一人歩き出し、
喧騒の中心である『オープンステージ』から遠ざかっていく。
御影憂は『闇に潜む影』だ。
誰にも存在を悟らせず、密かに『目的』を遂行する。
『役目』が終わった以上、この場に留まる理由は無い。

           ――――ピタッ

    「元気でね…………」

               スタ スタ スタ…………

足を止めて振り返り、一言だけ言い残した。
それからは二度と立ち止まらず、歩き続ける。
『次の任務』の為に。

319風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/02/05(金) 20:36:05
>>315

「いや、『スタンド使い』になることを見越していたとは思えねえな」

現状に、多少の安堵を懐きながら風歌は、アイドル達を眺めて告げる。

「あの野郎はこう言ってたぜ、愉しむってな。人様をゲラゲラ笑いながら動かすようなヤカラの大抵はよ、てめえの書いた筋道に乗って踊る阿呆を見るのは好きでも、アドリブで暴れまわられるのは好きじゃねえんだよ」

騒動の中で見た眼鏡の男の様子を見るに、混沌を笑って愉しむことは出来ても、過ぎた暴風に乗って愉しむ出来る器があったようには思えない。
自分の演出した舞台を最前列で見ることは出来たとしても、アドリブ合戦の舞台上に上がる勇気などは無いだろう。

「あいつはメチャクチャになる現場を見たいだけで、メチャクチャに巻き添えを食いたかった訳じゃねーんだろうよ。その辺は、お前らがたっぷり吐かせるんだろうけどな」

どの程度の因果応報が訪れるかは解らないが、ただでは済むまい。
ゴミはゴミ箱へ、ホームレスは公園へ。何者にも相応しい場所があるのだと、風歌は思うのだった。

320アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/02/05(金) 22:11:53
>>316

オーディエンスの反応はイマイチ。うーん、まだまだ時代はボクちゃんに追いついてないねェ。
ケッ、これからオレ様が歌い手系YouTuberになって1億再生行った時に
ここでサインもらわなかった事を精々後悔するがいいサ!
ふてくされながら石ころをドリブルしてると、後ろから女神から声をかけられた。

>バーネ「あっ、待ってまって! そこのロシアボーイ君!
>ふふっ! アイドルを助けたヒーローの一人だって言うのに、何も言わずに
>立ち去ろうだなんて、水臭いじゃないの! まぁ、私は男らしくて素敵って
>思うけどね!」

「イヤ、オレ様は別に救ったわけじゃないヨ。ひったくりを捕まえるついでにそうなったダケ」
「ま、病気と借金以外なら、もらえるモノはもらっておくケドねぇ〜〜〜〜〜」

顔の前で手を振って、ヒーローという言葉は否定しておく。
金か、あるいはそれ相応のリターンがなければ自分は動くつもりはない。
今回は結果的に感謝というものが付いてきたが、それが欲しくて動いたわけではないので、ここにいる理由はない。
とはいえ、祖国では貰った事はないものだ。くれるなら無碍にする程でもない。

>モメ子「ニキシちゃんが困ってた時に、傍にいてくれてありがと〜
>お礼に、おっぱい揉む?」

「めっっっっっっっっちゃ魅力的な提案なんだけどサァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「トモダチ助けたお礼にキミが身体差し出すって、なぁんかボクちゃん悪い子になっちゃいそォ─────」
「その機会はキミ本人を助けた時にもらうことにするワ!」

折角上がった好感度は、まだ使わずにおきたいしネ☆ミ

>二宮「本当、有難う御座います。さっき、ジャンボリさんって言う人が
>私のバックが盗まれた事を聞いて、あの犯人に問いただしてくれたのか
>バックを見つけてくれたんですよ。幸い、金品も無事です」

「その様子じゃあ大事なモノも無事だったんダネ。おめでとォ─────」
「んん?オトモダチ同士で和気藹々としてるところにボクちゃんお邪魔しちゃってイイのぉ?」

まぁ呼ばれてるなら遠慮しないケド。アイドルのお話もそれなりなら喋れるヨ。

「そんじゃ!美味しいところ期待してるぜニノミ〜〜〜〜〜」

321円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/06(土) 07:11:08
>>317

「あーあ、ウレイさん行っちゃったー。
 あたしウレイさんと遊園地で遊びたかったのになー!」

「ウレイさーん! クッキーの感想また言いますねー!」

円谷世良楽は空気を読むタイプではないが、
付き纏ったら嫌がられそうなら、それは察せる。
察した上で付き纏うという事もあるのだが、
御影憂に、今それをしないという判断をした。

「ねえねえー。ワンちゃん、あたしも行くね。
 この遊園地閉まったりしないよね?
 スキャンダルってやつとかさー!
 ないよね? 他の遊園地って遠いしー。
 あたし、今度はちゃんと遊びだけしに来まーす」

「だからまたねー。バイバーイ!」

言い残して、『従業員通路』へ歩いていく。

「よし、ウレイさんに、
 とっておきの『お土産話』を返してあげよ〜〜〜っと」

円谷世良楽は空気を読むタイプではない。
短絡的に、『なぜこんな事をしたか』を聞きに行こうというのだ。

……『信号機の三人組』については事態に関与していた認識が無いので、
『そこにいる』事自体を円谷は認識していない。まあ見咎められるだろう。

322『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/06(土) 21:36:19
>>318(御影PC)

ワン「……ッ お化けさん。なら、これを持って行って!」

そう、一円玉のこぜにくろうは自分が首に吊り下げていた『金貨』を外すと
去ろうとする貴方に半ば強引に渡した。

ワン「……あのね。僕 時々ぼんやりして何処か薄暗い場所で彷徨ってたような気がする。
その時、お化けさんに似た人が助けてくれてた気がするの」

そう、涙声で梟は告げる。

ワン「僕、お化けさんの事忘れないよ……ッ」

……ズゥン。

『ワン』に見送られ、貴方は再び倉庫のほうへ戻る。
あの『カエルの被りものめいた梟』……それは移動する事なく目を閉じ佇んでいる。
(※御影PCのみ、次レスにて終了)

>>319(風歌)

ミゾレ「ふぅん、むぅ……ならそこまで心配する事ないか。
とりあえず、あいつが犯行声明を出したんなら『エクリプス』と関わりあるかも知れんし
無関係でただ騒ぎの為に騙ってただけでも今回の規模を考えりゃ、暫くは臭い飯と冷たい
鉄の床が奴に用意されるだろうさ」

スタンドで脱出なり何なりは、奴の能力を見るに不可能に近いだろうしな。と
彼女が呟いた最中に、その腰に忍ばせてたスマホが震えた。

ミゾレ「もしもし、よう、お前か。ハッカーのほうは済んだのか?
…………なに、人死が……?」

どうにも穏やかでない内容、彼女は少し早口で連絡を済ませ通話を終えると
眉を顰めて貴方に告げる。

ミゾレ「ちっ、催事館でハッカーの対応をしてた仲間なんだが。こっち見たいに
外部の使い手と協力して、どうも電子空間で情報を駆け引きして勝負してたんだが
そのハッカーが用意してた刺客ってのが死んだらしい。そのハッカーに使い捨てられた
形でな……胸糞悪い話を聞いちまったぜ。
 とりあえず、私はその別件のトラブルの詳細を聞いてくる。
……風歌、今日は本当に助かったよ」

有難う、と彼女は照れ臭そうに告げ催事館に走り去っていく。
 短くも濃かった相棒は居なくなり、貴方はフリーだ……残る時間を遊園地で
遊んで過ごすのも良いし、他の気になるものと同行するのも一つの手だ。

323『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/06(土) 22:03:51
>>320(アレクセイPC)

美味しい所、そうなると遊園地内では自然と『大食堂』へ寄る事になる。

バーネ「沢山食べてちょーだいね。今日はニキシちゃんと会えた事も
記念して奮発するからねー!」

そう、オネエの彼、彼女? と心の性別が曖昧な人物は大食堂の格式高い人が
訪れる高めのレストランにアレクセイを案内して、食事を振舞われる事になる。
爆乳の女の子、盲目ながら美しい少女に心は乙女な美しい三輪に囲まれての
食事は貴方を至極満足させる形のものだったであろう。
また『十万円』(※ミッションの報酬、もう半額は後日アリーナの礼金として)も
引ったくりを見つけた事と、自分(二宮)を助けてくれた事、大切な友達を
助けてくれたと言うバーネとモメ子からの感謝を込めて金銭も送られた。

モメ子「美味しかった〜、ねぇニキシちゃんにバーネちゃん。
観覧車に乗ろうっ、観覧車ー」

二宮「うん……そうですね。私は良いですよ、もう直ぐ確か
最後のイベントが始まるでしょうし、高い場所から見るのが最適でしょう」

バーネ「そうねっ、それじゃあアレクセイボーイッ(※食事中に自己紹介した流れ)
いきましょー!」

貴方は半ば強引な流れかも知れないが『観覧車』へと乗る事になる……。

>>321(円谷PC)

グレイシャー「まだ起こさないの? 色々しでかしたんだし
蹴り起こしてやればいいじゃないっ」

ソイル「結構強めに蹴り飛ばされたんだ。少しは君も落ち着きなよグレイシャー」

ジャンボリ「今日の潰された時間は、明日にでも回せば良いだろう。な?
……んっ、確か君はステージで騒動を収束するのに協力してた娘かな」

ワンと『御影』に別れを告げた円谷は、騒動の主犯であった『眼鏡の男』の
拘束されてる備品の倉庫へと赴く事になる。
好奇心により、今回の真相の一端を知ろうとする為に。

一人の円谷と近しい年代の女の子が軽く蹴りつけようとする仕草を気絶する
愉快犯にちらつかせ、それを青年がやんわり諫める。
三人の中で年長者である男性は、貴方が入って来た事に気づくと振り向いて
遊園地の騒動解決に協力してくれて感謝すると、御礼を告げた。

ジャンボリ「中々範囲の大きい能力だったんでな……。幾つかの場所でも
乱闘があって、休暇中だったんだがソレも潰れてグレイシャーがキレてて」

グレイシャー「あら、もっと褒めてもいいのよ? 気絶してるこいつの頭を
スイカ割り見たいに叩かない、私の温情さにとか」

ソイル「グレイシャー、人前なんだし落ち着いて『う……ぅ』
あ、どうやら気が付きそうだね……」

そんな風に『アリーナ』の所属してるらしい者達の会話がひと段落する中で
愉快犯が意識を覚醒した。縄で縛りつけられ、僅かに罅入った眼鏡の奥の
瞼が震えて朦朧としつつ覚醒する。

ジャンボリ「協力の礼も兼ねて、だ。こいつの口を割らすのに参加していい」

アリーナの人員も、今回の事件の関係者である貴方を無碍にせず
犯人の尋問に貴方が口を挟むのを容認するようだ。

324アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/02/06(土) 23:30:37
>>323

なァんかフツーの女の子からお金もらうとはねェ。マ、それだけこの国が豊かなのカナァ?
それに可愛い女の子3人(大事なのは心の性別!)との食事は悪くないよォ〜〜〜〜〜。
やっぱりイイことってしてみるもんダネ!まぁ別の意味でのイイことも魅力的だケド!

「観覧車ァ〜〜〜〜〜?あー、あの個室に閉じ込められて高い所に持ってかれるヤツねェー」
「アレに乗ってるところ狙われたらキッツイよね〜〜〜〜〜。
 まぁ遊園地を騒がせたヤバい犯罪者は捕まったから、大丈夫だろうけどサァーーーーー」

何にせよ、狭いってことはいい。それだけ密着できる可能性があるからネ!!
また新手の変態が現れたら、まぁ、なんとかするしかない。てかイベントってなんダロ?

325御影憂『ナハトワハト』:2021/02/06(土) 23:52:32
>>322

       ギュッ

『ワン』から受け取った『金貨』を、手の中で握り締める。
闇に閉ざされた世界で、謎めいた子供に返した物だ。
それが再び戻ってきたという事かもしれない。

「…………まだ『あった』」

奇妙な人形を見下ろし、思考を巡らせる。
得体の知れない力を秘めた存在。
持ち帰って『調べる』事も考えたが、
制御出来なければ却って邪魔になるだけだ。
もし『これを狙う者』がいたとすれば、
余計なトラブルを招く事にもなりかねない。
その可能性を考慮すると、放っておくのが最も『安全』だ。

    スッ

        「………………」

                  ――――パシャッ

スマホを取り出して、『写真』だけは撮っておく。
撮影した画像は『LINE』の『グループチャット』に送信。
登録メンバーの『度会一生』と『桐谷研吾』に見せる為だ。

  「ふう…………」

       キィィィィィ――――――ンッ

                   「…………帰ろっと」

親指で弾いた『金貨』をキャッチし、バッグに放り込む。
『遊園地を満喫した』とは言い難いが、
『別の方面での収穫』は得られた。
出口を抜け、『ほしみland』から『退場』する。
色々あって疲れたし、『報告』もしなければならない。
向かう先は『Luna-Polis』。
閑静な住宅街の一角に佇むオートロック式のマンション。
『リーダー』である『度会』の『仕事場』と、
『一派』の『活動拠点』を兼ねた場所だ。

326円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/07(日) 00:48:43
>>323

「えーーー! いいのいいの?
 あたし昔っからー、映画とかの、えーと。
 『尋問』! あれやるの、ちょっと憧れてたんでーす。
 なんかー、悪の組織とかが、スパイにやってたりしてさ!」

              ヒュルルルルル

「まさか出来るとは思ってなかったなー!
 友達と『ごっこ』でやっても、痛いのとか、
 苦しいのとか、動けなくてつまんないとか、
 そういうことってあたし絶対したくないですしー!」

円谷には正義感があり、素直で、楽天的で、人懐っこい。
そして、『懐けない』――『敵』のことには、ぜんぜん興味がない。

恐らく解除されているであろう、
『リトル・スウィング』を頭上に浮かべて、
『氷輪』を再構成する。

「でもどうしよー、尋問って何からやるのー!?
 やっつけるのはやったけど、尋問初めてなんですよー!」

           「それに、聴きたいこと多すぎてさー!
             てゆーかみんなは何の人たちなの?」

氷輪が出来るまでのごくごく短時間で、
聴きたいことがさっそく、この男から『信号機トリオ』に移る。

327風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/02/07(日) 00:58:05
>>322
それじゃあな、の一言を言うまもなく眼帯女は消えた。
融通効かずの一直線――弾丸の様な女であった。狙いを誤ることはあっても、風で揺れる女ではない。

(真っ直ぐってのは、ああいうのを言うんだろうな)

ひねてひねてひねきった風歌には、うざったくも眩しく映る、有り様であった。

「(さて――)」

事件は終わった。この場でするべきことは、何もない。
だが――したいことは、残っている。

(どうせ来たんだ――遊園地らしい乗り物ったら、アレだろ)

アレに乗って、遊園地を見下ろそう。
そう決めた風歌は、観覧車へと向かって歩き始めた。

328『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/08(月) 20:15:52
>>325(御影PC)

貴方は還るべき場所へと帰っていく。『座会』『桐谷』が待つ場所へ……

> キィィィィィ――――――ンッ

    ・・・ガチャン

貴方が金貨を弾き、それを手元に戻しナハトワハトを発現し再び闇を通じて
ほしみlandの小路へ戻ろうと踝を返した其の時。あの『予言梟』が起動した……。

振り向くと、その濁った目が貴方に向けられつつ。あのしわがれた声が
また再び倉庫たる場所に響いた。

『――かつて月蝕の忘却に追いやられし双翼の者共は いま一度
母の福音を得る為に父の愛の数だけ棺の為の板と共に縄を創り上げ
煉獄から脱却し天の園を築かんが為に揺り籠に戻らんとするだろう
 父の愛とは大罪の数である 
不死なる双子の因果は故郷たる地と結び合い 其れに終止符を打たんが為には
煉獄の深き深き底へ命を賭して真実の肉片を打たね以外に手段は無いだろう

また月蝕が撒いた種は発芽し 偽全能の語り部は星と泥を兼ね備える子を産むだろう

芽が樹となるか華となるか 子が悪となるか善となすか……またそれは何物も知れず』

……梟の予言を携わって、貴方は自分の帰りを待つ者達の場所へ
何事もなく返り咲く。貴重な情報は幾らか持ち帰った。

だが、自分が持ち帰った一枚の金貨を眺める度に。
不気味な梟の予言と、あの悪夢の中で出会った子供、遊園地の奇妙な騒動。
それ等を貴方は思い返すのだ……。

329『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/08(月) 20:28:47
>>327(風歌PC)

『観覧車』に乗る行動ですが。『アレクセイ』PCと『二宮』達と共に
乗る選択、また一人っきりで乗る選択があります。

もし一人で乗る場合、その観覧車に乗る過程の省略と共に風歌PCだけ後日
自身の住居たるテントに戻ってのイベントになります。

どちらの選択にしたいか、それだけ返信して頂ければ幸いです。

330風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/02/08(月) 20:42:58
>>329
一人で乗るパターンでお願いします

331『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/08(月) 21:54:35
>>327(風歌PC)
>>330(了解)

風歌は清々しい程に風を切って立ち去る彼女を見送り、一人観覧車へ。
乗る間際、綺麗な乙女心を持つ三人を侍らす、共闘したロシア男も
後列に並んでるのを見かけたが、余り親交もないし星見町に住む限り
またいずれ出会う機会もあるだろう。高所より遊園地を展望しつつ
綺麗な花火が印象的だった。


…………後日。

貴方は再びゴミ拾いなどをしつつ寒空の中で金品を稼ぎつつ元の生活に戻る。
とは言え、これからは仕事仲間たる上司? になるような男もいるから
以前よりは収入も多い。とは言えテント暮らしは年々冷え込む中だと
体調崩しそうでもある。

 パサッ  ……やれやれ、色々と人に聞きこんでようやく見つけたぜ。

ミゾレ「よっ」

テントへと無遠慮に入って来たのは……『ミゾレ』。あの遊園地で
会った時のように、コートを着つつ頭に軽く乗った雪を払って
ずかずかと貴方の前に腰を下ろして座り込む。

ミゾレ「なんかスタンドに求婚してる訳わからねーイカレ野郎に聞いて
ようやく居場所を知ったぜ。
他の奴に届けさせても良かったのかも知れないが……個人的に
お前には私が届けるのが筋って思ってよ」

ほらよっ

そう貴方に唐突に放り投げたのは、幾らか厚みのある札束(ミッション報酬)と
……『スマホ』である。

ミゾレ「お前、持ってねーって言ってたろ? あと、言っておくが
単なる無償の善意じゃない。
 そいつの名義はアリーナ持ちだから、料金の請求とかは受け取るなら
こっちからするって事だ……あー」

彼女は、軽く頬を掻きつつ歯切れの悪い調子で続ける。

ミゾレ「……なぁ、お前さえ良ければ『アリーナ』に入らないか?
そうすりゃ、私は良い賃貸アパートとか知ってるから、そこに住み込んで
働けば良いし。そりゃ、たまには今日見たいな荒事に出張る事になるが
お前は、戦闘も優秀だし、ちょいと博打が過ぎる行動もあるけど
敵と対峙した時の啖呵や判断は良い筋いってると思うしさ……」

照れ臭そうに、彼女は告げる。色々と理由は述べるものの
本心では共に肩を並べる仲間になって欲しいのだろう。

332『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/08(月) 21:55:24
>>326(円谷PC)

グレイシャー「私達は『アリーナ』よっ
簡単に説明すれば、今日起きたみたいな皆が楽しくない事するような
奴等を鎮圧するための組織ね」

ソイル「もっと細かく言えばスタンド等を主体とした利権団体……かな。
噛み砕いて言えば、非公式の公安と思ってくれれば」

ジャンボリ「色々と各場所によっては『エクリプス』に近い乱暴なグループも
居るから公安とも違うだろう。精々、反社会事業団を制圧する公正めいた
事業団ってところか……さて、お喋りもこれ位にしよう。
一番色々と話をしたい奴が、ようやく覚醒したようだしな」

ジャンボリは信号機のようなトリオの中で一番年長であり、体格も良い。
表現するならラグビー部に並べる筋肉がついており、寝転がってる眼鏡男を
無理やり立たせると、近くの折り畳み椅子に強引に座らせた。
軽く呻きつつ、目元がしっかりした男を睨み強い語気で彼は詰問する。

ジャンボリ「――言え。誰の差し金でこんな事を仕出かした?
騒動はお前の能力だとして、遊園地のサーバーに攻撃してた別の『エクリプス』が
絡んでる事と言い、ただ単に今日偶然アイドルのステージで騒ぎを起こしたなんて
言い訳は通らないと思えよ」

眼鏡男「……へ、へへっ
いや、あんた等の思い違いさ。俺の後ろで手引きしてたやつ?
そりゃ、居るかも知れないけど。あんた達の予想するようなものじゃないさ」

ジャンボリ「……何?」

グレイシャー「どう言う事よ」

眼鏡男「……へ へへへ」

薄気味悪く、せせら笑う男にソイルは眉間を指でもみほぐし呟く。

ソイル「簡単には自白しようとしない、か。
……あの、貴方はこいつの犯行現場に居合わせたんですよね。
何か、こいつに白状させるような心当たりとか知ってたりしません?」

ソイルは円谷へと、眼鏡男が口を滑らせられそうな材料がないか聞く。

遊園地での騒動……心当たりと言えば、キューブや風歌のスタンドで
追い詰められてた時に、何か叫ぼうとしたら愉快犯の窮地が一進一退の
状態まで戻った事。
 あとは、二宮を人質にしてた時に饒舌に何か喋ってた事ぐらいだが……。

333『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/08(月) 21:55:57
>>324(アレクセイPC)

遊園地の『観覧車』
ほしみlandの観覧車は、一番高所にて辺り一帯、星見町の大通りやスカイモール辺りも
目を凝らせば確認出来る程の高さである。
 そして、貴方の気にする『イベント』が起きた。

          ――ドーンッ    ドーンッ

モメ子「わ〜 綺麗〜」

『イベント』とは……『花火』だ。ほしみlandの周囲一帯を囲むようにして綺麗な
七色よりも種類ある色合いの花火が夜空を綺麗に彩らせる。
 モメ子は爆乳を弾ませて、はしゃいでおり。バーネも、玉屋―! と軽く拍手し
その美しき光景を目には出来ない『二宮』も皆の楽しそうな声に口元に笑み浮かべる。

二宮「本当、綺麗なんでしょうね。でも、音だけでも結構楽しいんですよ。
花火って言う爆発の音は独特ですから。でも、私はもっと別の大きな音が聞けると
思ったから、この観覧車に乗ったんですよ。
 それにしても、不思議ですよね……」



――あの花火が埋め込んでいた場所には

――『我々』が用意した『プラスチック爆弾』が本当はあった筈なのに


          …………?

アレクセイは、向かい合っているか、または隣に座る二宮を凝視する。
依然、彼女は瞼を閉じて今呟いた異常な発言など無いかのような自然な微笑を浮かべてる。

二宮?「……本当、不思議なものですよ。そして忌々しくもあるんですよね。
この町に蔓延っている、供与者の類なのかどうか不明な全能気取りの気味悪い
星空を擬人化したような女の所為で、何度この町の重要箇所を殲滅せんと試みても
御破算になる。まぁ、そんな愚痴は至極私情ですしね。
 
ねぇ、アレクセイ君。いえ、アレクセイさんと敬称にするべきでしょうか?
今は私は君付けで呼びたいので、そう呼びます。
私達はね、この遊園地に爆弾を埋め込みました。その前に、訳の分からない
この町の審判を名乗る奴の御蔭で、今もこの遊園地は楽しい楽しい最後のパレードと
花火で終わりを迎えてますけどね。あの愉快犯では無いが、我々の脅威と恐怖を
改めて町に刻み込ませようと試みたのに、空ぶってしまった。
 ――何時も、そうだ。
我々は、いえ私は或る人が勝つ事をかけて。この目玉を勝利に捧げたのに関わらず
あの人はもう二度と戻ってこない。どう言った過程や原因か分からず、私の世界であり
全ての景色であった方は別れも、解れも無しに……。
 だから、この首に飾ってあるスプーンで私はこの瞳を抉り取ったんですよ」

 ――『エクリプス』の為に、この両眼を。

そう、白杖に握る手に力を込め。今や彼女は微笑を作る口を一文字にして
表情は無に近しくなった。

バーネ「ねぇ『リーダー』……この子、どうするのぉ?」

モメ子「あぁん♡ 私ねぇ、私ねぇ。アレクセイ君って気に入ってるから
私、欲しいよぉ♡♥ ねぇねぇねぇー」

二宮「……アレクセイ君、君はこの地に住まう人では無い。
私個人は、君の初対面の者に名を明かさぬ用心さや、その定めた条件下なら
無類の強さとなる能力も含め買ってるんだよ」

――我々の仲間になる気はないかい……?

アレクセイに、そう『二宮』は語り掛ける……。
バーネは少し冷たい気配を伴って、モメ子は発情した危険な舐めるような目と表情で
貴方を見詰めている。

334風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2021/02/09(火) 20:21:05
>>331
「この世の底にようこそ、だ……わざわざ、ありがとうよ」

ひねくれた習性故にか、初手からねじれた言葉を放つ風歌であったが、すぐに朗らかな笑顔をミゾレに向けた。ホームレス狩りのヤカラでも無く、わざわざここを訪れる様な相手に、不躾を貫く理由もない。
そして、ミゾレからスマホと代金を受け取り――『提案』を受ける。
――悪い話ではないと、風歌は思う。
風歌は『アリーナ』をスタンド使いで構成された地元密着型ヤクザの様なものだと認識している――それ自体に嫌悪感はない。ヤクザもホームレスも、社会悪の一つには変わりない。
いや、遊園地での案件を思えば、『アリーナ』は必要悪か……危険物であっても、ゴミではない。
『アリーナ』で過ごす日々は、命がけの物となろう――それにも嫌悪はない。明日をも知れぬ日々は、今となんの代わりがあろう。
総合的に見れば、得だ――だが、風歌は、首を振った。

「わりーな。そいつは断らせてもらうぜ」

風歌は、ミゾレに頭を下げる――これは、済まないことなのだ。

「当然、スマホ分の仕事はする。『アリーナ』がアタシの手を借りてぇってなら行くし。命を預けた仲だ、お前が個人的に力を借りてぇって時も力は貸すさ。だが、それとは別に……自分に自信が、無くてなぁ」

つまるところ、風歌はゴミであることから脱却する事が怖いのだ。
今のままではいけないと解っている、しかし、ゴミとして生きた、まさしくゴミの如き『プライド』が、引き上げられる手を取ろうとはしない。

「見ての通り、アタシはゴミだ。だが、ゴミであることは……これで、自分で選んだ道でなぁ。今のままじゃぁとは思っちゃいるが、上から拾われるのにはどうも気が乗らなくてな」

だが、停滞だけはしない。ホームレスは『終わった』存在だが、『止まる』事は生命の死を意味する。真冬の夜、死なぬために歩き続け、昼間、食うためにゴミを漁る動的存在こそが、ホームレスだ。勇気無き風歌の矜持は、常に静止を拒絶する。

「『アリーナ』には入らねえ、けど、『アリーナ』や、お前の仕事は受ける……これでどうだ」

わがままに満ちた、自分なりの『一歩目』――相手の好意を踏みにじるやもしれぬ案を、風歌は口にした。

335アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/02/10(水) 01:08:39
>>333

「あーハナビねぇ。火薬にもこんな綺麗な使い方があるんだって初めて知ったよネェ〜〜〜〜〜」
「マ、一瞬で終わっちゃうのはちょっと悲しいケド。それが日本のワビサビってヤツなのかねェ───」

個人的には、照明弾をエンタメ向きに仕上げたって感じ。
まぁでもそんなコト言ってたらインターネットだって元は軍事産業から出来たものダシ?
少なくとも退屈はちょっぴり紛れるカナ?とはいえ女の子の方にリアクションには合わせとかなきゃネ!

「でもそこまで強烈なリアクションは求めてなかったカナー」
「あぁ〜〜〜〜〜ヤンデレは二次元だけでイイのにナァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

わざとらしく溜め息をつきながら、肩をすくめる。三人は多いよねェ。
いやぁソッチの方なら三人でも何人でも多くていいのにサァーーーーー。

「アリョーシャでもリョーシェンカでも別に好きに呼んでいいよォーーー」

そもそも本名じゃないしねェ。イニシャルABCで揃えてみたっていうそんダケ。

「ボクちゃんさぁ〜〜〜〜〜平和に『日常』ってヤツを謳歌したいんだよねェ。アンタ達の組織はその邪魔をするノ?」
「そもそも、入ったところでオレ様に何のメリットがあるって言うのサァ」

そう言って、頬杖をつく。同時に、腰に手を回して先程(>>237)用意したハサミの持ち手に指を沿わせる。
この至近距離、わざわざ水筒から液体を用意させてくれるとは思えない。
もっとも、戦闘が避けられるならそれに越した事はないが。

336円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/10(水) 16:23:12
>>332

「へーっ、すごいすごい! かっこいー!
 アリーナって眼帯さんも言ってたけど、
 そんな凄い人たちのことだったんだ。
 あたしはそーゆーのやりたくないけど、
 そーゆー人たちってエライと思いまーす!」

「あ! だからこの人から情報を吐かせるんですね」

三人組の語るアリーナについては、
円谷も関心は強くは持たないが感心はする。

「でもでも、尋問ってもっとー、
 頭から冷たい水かけたりとかー、
 ツメ剝したりとか痛い事するのかと思ってました!
 でも、そーゆーのは悪い人達しかやらないのかな」

男の目の前に『リトル・スウィング』を浮かべる。
氷の鉄輪は、『痛め付ける』にも十分な精度を持つが、
三人組がそれをしないなら円谷もがっつく真似はしない。

「えー! あたしこの人にあんまり興味ないからなー。
 話もあんまり、聞いてなかったんだけど、えーっと」

『ソイル』の真似をするように、
額に指を添えて俯き、考え込み……

「あ!! 『星の』……あれー、なんだっけ?
 その人に助けてって言ってたよねー、きみ!
 たぶんその人が『手引き』してたんですよ!」

出てきた答えは、ごく短絡的な、聞いたままのものだ。

「『アイテム』を貰ったとかも言ってましたしー!
 絶対そうなんでしょ! でしょー!? それが誰かは知りませんけどー」

337『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/11(木) 17:08:03
>>334(風歌PC)

>わりーな。そいつは断らせてもらうぜ

貴方は『ミゾレ』の勧誘に対し、芯のある調子で拒否を告げる。
まだ自分自身は『ゴミ』だから、己の価値が証明できない内に誰かに
拾われる事は良しとしない。
 だから未だ。貴方が自他共に己がゴミと呼ばれぬ日が来るまでは。

ミゾレ「……そっか。なんとなく、断るかもなって思ってたよ」

彼女は軽く歯を見せる笑顔で、納得したとばかりに頷く。

>『アリーナ』や、お前の仕事は受ける……これでどうだ

ミゾレ「あぁ、それで良い……こっちも万年、人手不足だからさ。
うんって頷いてくれりゃ直ぐに歓迎だよ。
 ……あー、それにさ」

『アリーナ』関係なく……お前とは、『仲間』で居たいからさ。

ミゾレ「だから、暇な時は連絡ぐらいしろよ。私からもするからさ」

照れた調子ながらも温かみを束ねた声がテントに響く。

その後、彼女が持参してきたカクテルなどで。遅ればせながら遊園地での
愉快犯の討伐の祝杯、そしてその後彼女が園内で起きたサイバー空間の攻撃
(※ミ『自由への疾走』)や、他に愉快犯に起きた事などを軽く説明しつつ
小雪がちらつきながら穏やかな時を暫く過ごすのだった……。

338『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/11(木) 17:38:32
>>335(アレクセイPC)

貴方はさり気なく腰に隠し持つようにしたハサミに手を這わす……が。

バーネ「それ、抜こうとするなら。アレクセイちゃ〜ん、頭が良い子なら
わかるわねぇ?」

二宮「そう脅さないであげなさい。アレクセイ、アレクセイ君
無駄だと知りつつも備えるのは時と状況を選ぶべきだ。信用は出来ないと思うが
私達は、今日この場で歯向かう気の無い者を傷つける気は一切ない」

モメ子「あの眼鏡の可愛くない子は別だけどねー」

二宮「それは当然だ。子供が覚えたての言葉を連呼する如くエクリプスの名を唱えて
踊るぐらいなら私達とて子供のやる事だと笑って流す。
 だが、既に私達の名で無いとは言え。その品位を大いに乏しめる輩に対して
何故寛容の意を示さなければならぬのか? と言う話だよ。
あー、そして君の問いである『日常』を冒すのか? と言うものだが。
貴方が仲間になると言うのならば、その領域の日常を侵犯は出来る限りしない。
とは言え、この町には語り尽くせぬ縁が存在する」

君の言う『日常』に幾つか欠けが出来ないとも明言は出来ないと二宮は依然
感情を露出しない淡々とした口調で告げる。

>入ったところでオレ様に何のメリットがあるって言うのサァ

二宮「許される限りの富、番(つがい)、私達の処に来るならば人生で
味わった事のない快楽を貪る事とて出来ようとも」

バーネ「そうねぇ、私達のガーデンに来れば見た事もない美しい花が
選り取りみどりよ……」

二宮の言葉に相槌をうちつつ、バーネは懐から『薔薇の茎』らしいものを
取り出した……。

>>336(円谷PC)

貴方(円谷)の感想に、グレイシャーが少し怒った調子で
「私達がそんな拷問なんて事するわけないでしょ!」とツッコミ入れる傍ら
『星の』と言う単語に縛られて座らされた愉快犯は、せせら笑いを収めて
貴方を見遣る。

眼鏡の男「……あぁ、そうさ。あいつが、この遊園地で俺が誰もを混沌の
どん底に突き落として凱旋出来たら、更なる力を与えるって言ったんだ。
だって言うのに……意味不明な梟を操るコインもほぼ役に立てないし
本当役に立たないぜ」

ジャンボリ「おい、ちょっと待て? お前は多分入れ墨とか見せて騒動を
誘発させるだけの力しかないとは踏んでたが。あの、こぜにくろう達の能力。
お前、少しも知らないって言うのか」

眼鏡の男「知るもんか。俺は、ただ『コイン』を握って誰かに対し敵意を
注げば、あの不気味な梟共を幾らか操作出来るって言われただけだ」

ソイル「……アリーナの僕達は、あの梟が何で生きてるように動いてるのか
関知してない。てっきり『エクリプス』側が、騒動の為に操ってたと思ったけど
こいつの言う事が正しいなら違うのか……?」

グレイシャー「ねぇ、そんなにペラペラあんた喋るんなら。まだ何か秘密を
隠し持ってるんでしょ?」

眼鏡の男「……喋ったら、解放してくれるのか?」

するわけないでしょう、と冷たい言葉を投げ掛ける赤い髪の女性に
なら喋らないと眼鏡の男は自分の立場を理解してるのかしてないのか顔を背け
だんまりを決め込もうとする……。

339アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/02/12(金) 00:09:42
>>338

「交渉ってのはサァ〜〜〜〜〜相手にされるがママだとダメなワケよ」
「マ、お互いに荒事は望んでないワケでぇ。それが分かっただけでも、オレ様が動いた価値はあったネェ!」

そう言って、にっこりと笑ってハサミから手を離し、両手を上げた。
その言葉が聞き出せれば上々だ。
約定を反故にする可能性も当然有り得るが、こいつらは形に拘るタイプの組織だろう。
そう易々と格を落とすようなことはしないはずだ。

「あ、別にボクちゃんが無事なら他の男はどうなってもいいデース。(ボクちゃんが)幸せならOKです」

外に向かってサムズアップ。眼鏡の男はこいつらとはあまり関係なかったようだ。
ま、どうでもいい。テロ組織と、それに憧れて過激になったシンパの違いなど、自分にはそれこそ関係ない。

「オレ様の日常?そりゃあもう、『学校』ってトコに通ってみてェ、できたら『部活』ってモンもやってェ、
 朝はパン咥えた女の子とぶつかったり、放課後はヤンキーと背中合わせて大人数相手にケンカしたりィ、
 ジャン○とサンデ○とマガジ○とチャンピオ○は発売日に読んでェ、
 コミケも行ってみたいよねェ。コスプレとか楽しそうだし、エロいカッコの女の子たくさんいるシ。
 後はゲームもしたいネェ。FFとかのRPGもやりたいシ、ダク○とかの死にゲーもしたいシ
 YouTuberとかになるのもイイよね!モテるし金持ちになれるしィ〜〜〜〜〜(偏見)
 キョートとかオキナワも行きてェよなァ〜〜〜見たことないとこ言ってウマイもん食いてぇナァーーー
 そんで現地の女の子と知り合いになって、熱ゥい夜をお過ごしになれたら最高だヨォ〜〜〜
 ダメだったらHentaiゲームをして楽しむしかナイ。持ち運べるラップトップ買わなきゃネ!
 そういえばさっきの三人組のアイドルもエロ可愛かったねェ〜〜〜〜〜あ、でもニノミーは天谷?ちゃんに興味あるんだっけ?
 おっと脱線しちゃうカ?イズヴィニーチェ(メンゴメンゴ)」

一息に語り過ぎちゃった。何にせよ、自分には夢もやりたいこともいっぱいあるんだよネ!

「でもサァ、アンタ達には今日戦ったヤツらみたいな敵対組織もあるジャーン?
 ボクちゃんは勝ち馬に乗りたいノ。『エクリプス』とやらのスゴさがまだ分かんないんだヨネ」
「それを見せてくれるんナラ、そりゃあ喜んで入らせてもらうケド?」

落とし所としてはこんな感じカナ。この言葉は半分くらい本当ダシ。

340円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/12(金) 03:47:21
>>338

「えー! だってだってー!
 あたしまだきみ達の事知らないですもーん」

グレイシャーのツッコミに抗議する。
円谷はそこまで考えて喋ってはいないが、
『敵ではない』『正義』でも、『仲良くできる』かは別だ。

とはいえ、明白な敵がいる以上、
何かいがみ合う必要等は無いだろう。
『メガネの男』の話を一応聞くが……

「ねえねえー! あたし、思ったんですけどー」
 
「このひとはなんか、作戦失敗して役立たずだったから、
 『星の』さんに絶交されたってコトだとしてー……ですよ!?」

彼に『喋らせる』には『苦しめる』か『解放』が必要で、
それをするのは、どちらもグレイシャーが許さないだろう。
独断で『解放してあげる』と言える立場でもないし、
円谷個人にも彼に特段の興味はなく、辛辣に言い捨てる。

                       ……それより。

「じゃあじゃあ、今も遊園地中、危険で危ないってことじゃん!
 あたし、この後アトラクション乗ろうと思ってたのにー!
 だって、こぜにくろうたちって、まだまだ変なままで残ってますよねー?」

原因不明の変異をしたフクロウたち。
それが『操作能力』とは別の原因で、
しかも、操作はこの男の固有能力ではない。

つまり『星の』存在の気分1つで『危険』はいつでも発生する。

「やだーどうしよどうしよ、もしかしてこの遊園地! 『閉鎖』しちゃったりしますー!?」

物販などのシステム自体をフクロウに頼っている以上、
『放置』をするか、あるいは『対処』するか……円谷としても、そこが気になった。

この男を『解放』する理由があるとすれば、『それに対処する手段』を聴き出せる場合くらいだろう。

341『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/12(金) 21:23:33
>>339(アレクセイPC)

貴方の饒舌な夢語り、モメ子のハァハァ♡と言う発情する犬のような吐息が
観覧車に響く中でアレクセイの声は良く密室に響く。

二宮「そうか……なら、私達と、この町の行きつく先。その顛末次第で
アレクセイ君。その時にでも、また私達と邂逅するなら同じ言葉を掛けよう」

もっとも。その前に不可避の激突が無いとは言えないけども、と呟きつつ
白杖をついて、薔薇の茎を回すバーネに何かしら二宮は合図を出した。

バーネ「了解……それじゃあ  ダスヴィダ―二ヤ(さようなら)よね……」

>>340(円谷PC)

貴方の言葉に、アリーナの三人組は深刻な色を帯びた顔を三者三様の異なる形ながらも
浮かべる。だが、拘束されてる男はそんな事に構うことなく 突如笑い出した。

眼鏡の男「は  ははははははははっっ!!」

グレイシャー「何が可笑しいって言うのよっ」

眼鏡の男「ははは……お前等が見当はずれの事で泡をくってるからさ。
あいつは アレは、アリーナだろうとどんな組織だろうと決してどうこう出来ないさ。
だが、安心しろよ。あいつには『ルール』があるんだと。自分では直接誰それを
傷つけたりは出来ないって言うルールがさ。それがスタンドの力か不明だが……。
 そして、俺には他に情報提供出来るものがある。これを聞いたら、あんた等
アリーナだって俺への処遇を変えざるを得ないぜ? なんだって、いま現在の
『エクリプス』についての情報だ!」

ソイル「なに? お前、さっきは関わりないって……」

眼鏡の男「あぁ、俺は勿論関わりない。だけど、あいつがペラペラ俺に
話してくれたのさっ。いま、エクリプ……ス……は……ぐゥ?」

瞬間、滑らかな彼の口の動きは鈍り。顔には汗が吹き出し、内側から生じてるらしい
激痛によって大きく体を痙攣させた。

眼鏡の男「ぁ……が……ァ゛ から ダのなかに゛ かラだが ら゛っっ゛!!??」

      ズバァ―――――ッッ゛

そして、彼の衣服を突き抜けるようにして。その胸と口元から『薔薇』が生えた。
 
その薔薇は白く、それでいて噎せるような『乳の匂い』を彼を拘束させた備品室に
広がらせ……そして悲鳴を上げる彼は貴方達が見る中で其の露出してる肉体は
全体的に赤みかかったピンク色になりながら次第に声を小さくし、完全に沈黙した。

ジャンボリ「新手のスタンド攻撃、粛清されたか……周囲には敵の気配は
感じない。となると、既に遊園地内で仕込まれてのかもな」

行き成り、拘束されてた男が設置されたスタンド能力で口封じされたのを目撃し
周囲を警戒する目つきで見る三人の中でリーダー格の彼は変死体と化した
眼鏡の男を見つつ、呟く。

ジャンボリ「嫌なものを見させてしまって済まないな。
……因みに、この『薔薇』の能力、見覚えとかは無いか?」

貴重な情報源が失われ、元よりアリーナとエクリプスの抗争に関わらない貴方に
謝罪しつつ帰って良い旨を告げる彼は最後にそう貴方に聞く……。

>>339(アレクセイPC)

ロシア語で別れを唱えると共に、バーネが持ってた薔薇の茎より白い薔薇が
生えた……、微かに乳の匂いを発するそれを懐に仕舞い、終わったわよと
告げるオネエに、二宮は鷹揚な頷きを返し、アレクセイに顔を向けなおす。

二宮「……そろそろ楽しい遊園地も終わりだ。
アレクセイ君、いずれ再び会う事もあるだろう。この町で過ごすのであれば」

二宮「この世界で、この地で起きる不確かな出来事は全て『必然』の元で起きている。
今日、此処で君と出会えた事も、その一つなのかもね……私は、君と出会えて良かった」

それだけは、嘘じゃないよ。観覧車を降りる間際。二宮は貴方にそう告げた……。

342アレクセイ・В・С『タンガロア』:2021/02/12(金) 22:37:09
>>341

「マ、そん時はそん時だヨ。人間生きてりゃあ明日には死ぬかもしんないシネ!」
「どっちが死んでも恨みっこナシでよろしくゥ〜〜〜〜〜。あいあい、ダスヴィダーニャ(さようなら)」

バーネと呼ばれた女が『スタンド』のようなものを動かすのを見届けて、
こちらも頷いた。さっきの言葉をそのまま実行したんだろう。便利な能力だ。
脅しによって、使い捨ての戦闘員が幾らでもできる。練度は低いが、逆に一般人に馴染めるのは大きい。
テロリスト向けか。

「フゥ〜〜〜〜〜ン。まぁ奢ってもらったメシは美味かったし、お喋りも楽しかったヨ」

まぁ0か1かで言えば、こちらも会っといて損はなかった。殺すのを惜しむ程ではないが。互いにそうだろう。

「んじゃ、三人とも頑張ってネ!できればボクちゃんの日常が壊れない範囲で頑張ってくれると助かるよォーーーーー」

手を振って、『エクリプス』とやらに別れを告げる。
正直二度と会いたくないが、
二宮の言葉が本当ならば、そうもいかないんだろう。この出会いが必然ならば、その先がある。
三人とは別の道を進み、遊園地の入り口付近まで来たところで、深い溜め息をついた。
壁に寄りかかり、青空を見上げる。




「揉んどきゃあよかったァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

343円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/02/13(土) 19:13:15
>>341

        「え」

『リトル・スウィング』を放って薔薇を伐るより、
目の前の光景を理解する時間の方が、先に過ぎた。

   「えっ」

「……えー!!!!
 ねえねえ、もしかしてこの人……死んじゃったの!?
 うそーっ!? なんでー!
 エクリプスって人たちの事バラそうとしたからー!?」
 
「そんなのひどーい! かわいそー!ひどすぎーっ!」
      
この男には特に興味はなかったから、
死を悼むとか、心を痛めるとかは無いが……
流石に死ぬのはかわいそうだと、そう思った。

「あーあ! 遊ぶ気分じゃなくなっちゃったなー。
 あたし、この人好きくなかったですけど、
 こんなことするヤツのことはもーーーっとキライ!
 なんか変な匂いだし、見た目も気持ち悪いしー、
 この、シュクセイしてきたスタンド使い!
 ぜーーーったいすっごいイヤなやつですよねー!」 

組織の内情を明かすなら、『粛清』を受ける。
彼は偶然人死が出なかっただけの『テロリスト』で、
この結末も『理不尽』とは言えないのだろうが、
円谷にはそういう、戦士の感覚は備わっていない。
短絡的な怒りのまま、それを言葉にしていたが……

「え。別に謝ることないですよー!
 きみが悪いことしたんじゃないし、
 あたし、そんなに気にしてないしー」
 
「こんなイヤーなスタンド、
 あたし初めて見ましたから、
 教えられることないですしー。
 だからおあいこおあいこ! あはーっ」
 
謝罪の言葉を告げるジャンボリには、朗らかに返す。
そして…………

「別にカタキうちとかじゃないから、
 わざわざ探したりとかはしないですしー、
 だから、どこかで悪い事してるの見つけたらですけど」

不気味な薔薇に視線を落とし、
すぐにまた、ジャンボリの顔を見て。

「あたし、そいつのこと絶対やっつけちゃいますよー」

               ・・・・
    「こんな酷い事する人、いらないですもーん。
     それじゃー、あたし帰りますねー。
     アリーナの皆さんお疲れさまでーっす!」

屈託のない笑みのままで、軽やかに。この『事件』から立ち去る。

344『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/14(日) 20:14:16
>>342-343(ALL)

かくして――

愉快犯(眼鏡の男)は禁忌を犯した報いにより、遊園地から、否
この世界から永遠の離脱を果たした。
その犯行の真実を、一人(アレクセイ)は知り、もう一人(円谷)は知らぬままにも
打倒の意思を燃やしつつ日常へ帰還する。あるゴミを称する者(風歌)は陽砂の一粒と
縁を持ち、ある闇を生き様とする者(御影)は奇妙な悪夢と予言と巡り会い。

そして、陽射しによって見えぬ月の影法師達は闇の中を歩きつつ嘯く。

二宮「――『双子』、あの者達と、とても近く、それでいて、遥か遠くの境目で
私はアレ等の魂の音を垣間見た。そして、アレ等と私達は解り合う事は出来ぬのだろう」

バーネ「けれど、その子達も『エクリプス』なのでしょう?」

二宮「恐らくはね。私の考えが正しければ『遺産』なのだろう。または亡霊か……
亡霊ゆえに、魂の扱いを熟知している。あの『こぜにくろう達』も、あの者達が
成した一つの術だ。もっとも、スタンドとは異なる術ゆえに稚拙であり使役する
事も出来ない。だが、スタンドに近しい現象を引き起こす。
今は私達も深く手を出さない事だね」

モメ子「でもでもぉ、はやく、はやく私達も動きたいよねぇ♡
おっぱいが震えてるもん、ぷるぷるぅ、って♡」

二宮「なに、そう遅からず動く時は来るとも。
月蝕(エクリプス)は見えなくなれど、それ等を見て感じて人々が各々に抱いた
幾多もの想いは尽きる事はない。
――私達は『レコーダー(録りゆく者達)』 この星見町に、月が陽で翳む町に
決して今度こそ消えぬ跡を掘り、そして突き刺す想い(針)で奏でよう」

     ザッ・・・

「――君も協力してくれますよね  

             ――遊部 玲実さん」



遊部「……海に臨める城の上に王は宴を催しつ。
壮士あまた宮のうち御座の下に集ひけり」

――To be continued...

345『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/14(日) 20:48:21

彼(愉快犯)のスタンドヴィジョンは、自身の肉体に発現出来る
簡易なシンボルです。複雑な形でなければ自由なデザインと共に
非実体化、実体化を任意に選択して発現出来ます。

能力は『自身と言う真実(犯罪)に到達させるのを困難とする』と言うもの。
この能力は、基本的に周囲に大多数の人間が居る事が条件となります。
犯人を追う者(A)が居れば、それに無関係な人物(B)にマークが発現され
それを認識したものは敵意が増幅し、正常な判断が著しく低下します。
(※スタンド使いだとスタンドスペックも精度が1ランクダウンする)
射程距離は明確な区切りがあれば町村程度の規模まで広げる事が可能であり
その場合は能力発動する為のデコイとなるBを作るのに本体が接触し、その
接触した相手は無意識に誰かと衝突しやすくなる形で範囲を広げてく。

また能力を狭い範囲で発動してる場合は特定の人物をデコイとして
マークを発現させ、それを認識したスタンド使いでない人物であれば
敵意を一時的に増大させる事も可能です。

矢や供与者にも関わりなく、生まれつきの能力。自分に不利益が関わる事なく
一生傍観者として血生臭い出来事に第三者のまま主犯でもありたいと言う
屈折した願望を能力として発現出来た彼(愉快犯)

私(星の女)は、その歪みある生き様も人間らしさも相まって気に入ってましたが
破滅に向かってしまったのも、それもまた大いに人間らしかったと思います。

 『ノー・フェイス・モア』

破壊力:ー スピード:ー 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:ー 成長性:E

346『ほ〜し〜み〜ランド』:2021/02/14(日) 21:31:29

御影憂『ナハトワハト』⇒『20万』『クローネ金貨』get!

アレクセイ・В・С『タンガロア』⇒『20万』get!

円谷 世良楽『リトル・スウィング』⇒『20万』get!

風歌 鈴音『ダストデビル・ドライヴ』⇒『20万』『スマホ』get!



『奇妙なこぜにくろう達』⇒遊園地の閉演後、元の無機質で簡易的な警備の
動作しか出来ないロボットへと戻った……。

『導師率いる聖骸布を狙う教団達』⇒アリーナの警備なり天谷がスタンド使い
として覚醒するなど、色々と面倒くさくなったと判断すると最終的に普通の
マスコットふくろうの振りをし、どさくさに紛れて逃げた。再起可能

『天谷 星羅』⇒スタンド使いとして覚醒、その人々を魅了とする力は
今後どのような運命を辿るのか……。

『ABCキャッツ』⇒より一層天谷を信奉する気持ちが強まる。再起可能

『メゾ』⇒片足の筋肉断裂、一か月は入院の重傷。再起可能

347『サマー三連星』:2021/06/21(月) 18:51:35

――だが、彼の胸の中には、光へ、光へと
こがれる願いが捕らえられて悩んでいた。

――彼の頭上に、清い銀の星のこぼれる
晴れた空のあることを、彼は忘れていた。

  『ヘッセ詩集』

348『サマー三連星』:2021/06/21(月) 19:25:24

場所???  とある拠点となる屋内

 ―――――――――――――――――――

パンッ――ッ!

バーネ「はーっ! やーねっ こう暑いとぉ!
股間もムワってしてるし、前髪は汗でへばり付くし最悪だわぁ〜〜っ」

「もう少し優しくドアを開いてください。
貴方のストレスもわかりますけどね」

バーネ「もぉ〜っ リーダーってば冷たいっ! でも、そんな貴方も
チャーミングよ! あらっ? それって『例の品』かしら」

鶯茶の毛を掻きあげつつ近寄るオカマが、盲目らしい女性が座る机に
置いてる『弓』を指しての問いかけに、短く彼女は肯定を唱えて
暫く他にも座る者達が色々と織りなす音を背景に、じっくり手を滑らせ
吟味してたが溜息と共に机へ転がす。

リーダー「駄目ですね。自信作だと言われたので少し期待したが、これでは
『矢』に相応しいとは言えない。
あぁ、それと私にリーダーと言う呼称を付けるの止めません?
正直 貴方のほうが実力は上でしょう」

バーネ「うふふっ! もぉ、リーダーってば謙虚なのは過ぎると美徳じゃなくて
醜いわよぉ。多数決で決めたんだし、リーダーほどエクリプスへの貢献を
願ってる子なんて居ないじゃないの。
それはそうとぉ やはり『弓』は必要なのかしらねぇ」

話題に関心を惹いてか、数人の団員らしき人影の視線を浴びつつ
リーダーと呼ばれる女性は静かに声を響かせる。

「えぇ、間違いなく必要だ。『矢』は確かにスタンドを開花させる上で必須
……だが、何故『矢』と言う形である必要がある? 能力に覚醒する上で
必要な菌か何かが付着したのに肉体を傷つけるだけで良いのなら、剣なり槍なり
そうでなくば最悪、鋭い破片で十分な筈」

女性は、一度盲目であるにも関わらず。全員をずらっと一瞥するように首を
動かしてから重々しく告げた。

「『矢』は『器に容認させる』為の必要不可欠な形。魂に創を作り出し
己に新たなる可能性(スタンド)を目覚めさせる事を理解させる。
――ならば『弓』は?
 そう、『弓』は『    』だ。
真なる弓と矢、そして担い手。これを揃えれば我々レコーダーは
この街、いえ世界を掌握する事も夢では無い」

バーネ「けれど、この三つ。担い手は当てが出来たけど雲隠れ中だし
矢は矢で模造品も幾らかあるようで本物って言うのを探すのも一苦労。
肝心の弓が、何の音沙汰なし なしのつぶてじゃねぇ……」

リーダー「いえ、そうでもないですよ」

 女性は意味深に微笑を浮かべる。





リーダー「…………光に惹かれた羽虫には、思わぬ珍種が混じる事もあるのです」

349『サマー三連星』:2021/06/21(月) 19:37:40


   ジリジリ・・・

            ミーンッ  ミーンッッ   ミーーンッッ!
 時間帯は日中……本日は暑い日照りが地面を灼いてセミの鳴き声が煩く感じる。

『貴方達』は、私用か何かで星見町の何処かを歩いているところだった。

特に何時もと代わり映えのない環境音と真夏の陽が鬱陶しい日常……
それがもう少しで、急変する事を全く予期しないままに。

―――――――――――――――――――

お待たせしました。


小翠PC・小石川PC・ソラPC

以下のテンプレートでレスをお願い致します。

┌─────────────────
│2〜5行ほどのスタンド能力の概要

│『スタンド名』
│破壊力:〇 スピード:〇 射程距離:〇
│持続力:〇 精密動作性:〇 成長性:〇
└─────────────────
┌─────────────────
│スタンド能力詳細:
│能力詳細へのURL
└─────────────────
┌─────────────────
│持ち物、服装
└─────────────────
┌─────────────────
│簡素なプロフィール
└─────────────────

また、もし一週間レス返信が不可能等と状態に至った場合には
相応の処理(※デスペナとかは無いが、敗北措置)となります。
今回のミッションは少し特殊であり、一人、敗北になると別PCに
そのNPCが援軍となり負担となる可能性も高いので、その点だけ
注意を願います。

350小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/21(月) 20:47:49

  コッ コッ コッ……

着慣れた『喪服姿』で、この街の通りを歩く。

       コッ コッ コッ……

『墓参り』を終えた所だった。
以前は、そこに行く事にも辛さを感じた。
忘れる事の出来ない記憶と向き合う事が苦しかった。
けれど、心に誓った。
きっと『彼』は『未来』で待っていてくれる。
だから、私は『今』を生きなければならない。
『過去』を忘れるのではなく、それを受け入れて――。

             ……スゥッ

ふと立ち止まり、バッグの中身を意識する。
思い出すのは『そこにあったはずの物』の事。
『鎮静剤』――何よりも甘美な『死の誘惑』に抗えなくなった時、
いつも支えられてきた。
だけど、それが今はない。
代わりに存在するのは『第二の刃』。
決して他者を傷付ける事なく、
自分だけを傷付けられる『不殺の刃』。
自分の中にある『それ』に思いを巡らせ、しばし目を伏せる。

                 コッ コッ コッ……

やがて正面に向き直り――再び歩き始める。

◆能力概要◆

己の部位を『切り離す』事で、それを遠隔操作できるナイフと、
他の生命体の部位を『切り離す』事で、同じく遠隔操作できるナイフ。
解除時に切り離されたままの部位は崩れ、切断面から元通り『生え代わる』。

『スーサイド・ライフ』Suicide Life
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(2m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:D

『ビー・ハート』Be Hurt.
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(2m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:D

『操作』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(10m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:―

◆能力詳細◆
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/140-141


◆所持品◆
財布・スマホ・包帯・ハンカチ・ティッシュ・500mlミネラルウォーター
手製の香り袋(中身は乾燥させたラベンダーとアロマオイル)
以上の品物を入れたハンドバッグ

◆外見◆
年齢28歳・身長170cm・黒髪のアップヘア・色白の肌・細身の体型
洋装の喪服・黒いキャペリンハット・ミドルヒールパンプス
左手薬指に結婚指輪・右手薬指に形見の指輪

◆簡易プロフィール◆
『自殺願望』と『自傷癖』を抱える未亡人。
『亡き夫の分まで生きる』という約束を果たし、
命を全うした先で『再会』するために生きている。
かつては自傷用の『果物ナイフ』を『鎮静剤』として持ち歩いていたが、
『スタンドの成長』を経て、『決意』を新たにする目的で手放した。

351ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/21(月) 21:10:33
ジリジリジリジリと蒸し暑い熱気
       ミンミンミンミンと煩いセミ

さっき公園で買ったかき氷を食いながら、街中を歩くソラ

(うるっせぇなこいつら…)
―――――――――――――――――――
俺の名はソラ
俺には過去の記憶が無い
誰かに何かされたのか?まぁ、そんな事は今はどうでもいい
俺はこれから昼飯を食いに二郎に行く所だ
―――――――――――――――――――
雲の冠と、ステッキのスタンド。
ステッキで触れたものを浮上させて『雲』で覆って浮かせ続ける。
冠をつけているときの本体のみが、雲に干渉したり、上に乗れる。
雲にした無生物が『氷点下』の場合、そこから雪を降らせる。

『ステインド・スカイ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

能力詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/177-178

所持品・服装:うさちゃんフード付き黒パーカー
スマホ、財布、ピンポン玉4つ、野球ボール2つ、今食ってるかき氷

簡易プロフィール:
赤い瞳と白い髪が特徴、身長120、多分7歳くらい、女、記憶喪失

352小翠『タキシードムーン』:2021/06/21(月) 21:48:01
┌─────────────────────────────
│『豆電球』サイズの『ゲンジボタル』のヴィジョン。 
│ヴィジョンの『光』を浴びた『本体』は、
│己の『理想』たる『男性』に『持ち物』と共に『成長』する。
│『女性』と共に光を浴びることにより、
│その女性の抱く『理想像』へと『成長』できるが、
│本体を『子供』と知る者には『理想』を投影できない。
│ 
│『タキシードムーン』
│破壊力:E スピード:D 射程距離:A(50m)
│持続力:D 精密動作性:D 成長性:A
└─────────────────────────────
┌──────────────────────────────────────────
│スタンド能力詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453644099/127
└──────────────────────────────────────────
┌─────────────────────────────────────
│持ち物、服装:半袖のワイシャツに長ズボン、背中にはランドセルを背負っている
│ランドセルの中:ノート、筆箱、教科書、防犯ブザー、たくさんの輪ゴム、スマホ
└─────────────────────────────────────
┌──────────────────────────────────────────────
│簡素なプロフィール:星見町の『ドンファン』と呼ばれ、多くの女性と愛を交わした祖父に憧れる少年
└──────────────────────────────────────────────

★外見―やや色素の薄いくせっ毛をボブカットにした髪型
 幼さを残す顔つきはやや華奢であり、男子というよりも女性的なイメージを相手に与える
 
★小翠の『理想像』―ラテン系の彫りが深い顔立ちをした金髪の男性
 年齢としては20代後半くらいに見え、髪はオールバックにして撫でつけている
 一昔前の『ハンサム』というような印象を与える
 
 実際の所、この姿は小翠の祖父が若い頃の姿である
 祖父は戦後の日本に単身乗り込み、経済の混乱の中で一財産を築いた傑物であった
 その活動は多岐にわたり、裏社会の人間と激しくやり合う事もあったという

>>349

「あちぃ〜〜〜〜〜〜!」

日がカンカンに照り付ける道路を一人の小学生が歩いていた
午前中の授業を終え、これから自宅へと帰る途中だ

「めちゃくちゃ暑いけどさ、来月になれば夏休み!
 家で1日中ごろごろしたり、ゲームしたり出来るぞ!」

353『サマー三連星』:2021/06/22(火) 14:37:03
>>350(小石川PC)

貴方は墓参りを終え、並べられた墓石を抜けて蒸し暑い空気の中を抜けていく。
以前は心苦しさのあった道のりも、数々の邂逅や経験を経て 胸の内側を疼く痛みを
一つの力へと変える事を覚えられた。

 「あれ? あらっ 小石川さん、久しぶりじゃないのーっ!」 たったっ

丁度墓地を抜けた所だったであろうか……横から元気な声と共に駆け寄る女性が居た。

興味「元気にしてたかしら? 私、ここら辺で取材があって丁度終えた所なの!
それにしても奇遇ねーっ、何だか前より小石川さん綺麗になったんじゃない?
力強い雰囲気になったって言うか……」

何時ぞやの新聞記者、興味 有菜だ。変わりなく彼女はテンション高くに
最近起きた世間話をしてから、そうそう! と思い出したとばかりに告げる。

興味「実はねっ、昨夜に××番地付近のアンティーク店で強盗騒ぎがあってね! 
店に居たのは店長だけで、幸い拘束されたぐらいで怪我人は居なかったんだけど……。
盗まれたのが、ちょっと変で金庫とかじゃなく幾つかの年代物の棚とかだったの。
確かに、そう言うのって結構な価値があって良い値段するだろうけど盗むにしたって
嵩張るじゃない? 店長曰く、『岡山の品』だけど、結構傷んでいるし値段としても
良くて15万するかしないかなんですって。それに、強盗の三人組もどうやら車なり
何なり乗らずに棚をどうやってか運んで消えたらしいし」

これってミステリーよね!? と、興味はキラキラとした目で言い切る。
確かに、これは奇妙な事件と言える。三人組の強盗、そして余り価値のない大きな
物品を車などで運搬する事もなく盗んだ……。

>>351(ソラPC)

セミの喧しさに苛立ちを覚えつつカキ氷を食す貴方。
記憶の空白は今の貴方にとって差し支えるものではない。ニンニク増しまし
油がこってりのったラーメンが待ってるのだから。

   スゥー……。

すると、貴方の歩く目前の横側にある細道部分から『白い雲』が地面を這うように
浮遊してきた……どうやらスタンドで出来てる物体のようだ。

>>352(小翠PC)

炎天下に悲鳴を上げつつも、貴方は来月に待ち受ける楽しい日々に胸を昂らせて
下校中だ。その間、十字路となる通路で複数の走る音が喧しく接近してきた。

 ダダダダッ ピタ……。

道を駆けてたのは黒服スーツの男女が5,6名だ。この猛暑の中を長袖で真っ黒な
衣服で団体で居るのは見るだけで暑苦しさすら覚える。
 その集団は貴方を見ると一瞬立ち止まった。だが、直ぐに視線を反らして
眼中にないと言う態度で仲間内で会話をする。

「……違うな、この辺は小中学校が近いから紛れ込んでる可能性が高いんだが」

「もう既に他の仲間と合流してても可笑しくない。急ぐぞ!」

 ダダダダダッ……ッ。

口早に、会話しつつ明後日の方角へ去っていく。……一体何だったのだろうか?

354小翠『タキシードムーン』:2021/06/22(火) 17:27:15
>>353

「うわ〜〜〜・・・凄い、暑苦しそうな人達
『クールビズ』とか考えてないのかな? そういう『ブラック企業』?
 やだなー、俺が大人になったときにそんな会社に入っちゃったら」

熱い中に暑苦しい連中を見てちょっとうんざりとした気分になる

「何かあったのかな?
 誰かを追いかけてるとか?
 よ〜〜〜し!」

幸い、今日はもうこの後に予定はない
ちょっとした好奇心に惹かれて、黒服達の後を追いかけてみる事にした

355ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/22(火) 18:07:56
>>353
今日が二郎デビューの日だ
ヤサイマシマシアブラカラメニンニクチョモランマだったか…
態々長ったらしい呪文を詠唱できるように練習してきたし、ロットバトルのルールも予習してきた

だのに!

これから何か大変な事に巻き込まれそうな予感だ
君子危うきに近寄らず!
この様なあからさまに怪しい物には近寄らないのが賢い選択だ
しかし、このまま素通りしたら話が進まねぇだろうが!という気がする
それこそギルティ…!という物だろう

恐る恐る、『白い雲』の発生源を辿ってみる事にしたソラ

356小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/22(火) 20:23:55
>>353

  「――……ご無沙汰しています」

           スッ

意外な相手と対面し、再会の喜びに表情を綻ばせながら、
丁寧に頭を下げる。
彼女と初めて出会ったのは、
『不思議な工場』について調べた時だった。
あの頃の自分は、
自らに宿る『スーサイド・ライフ』を自覚したばかりで、
スタンドについて、まだ何も知らなかった。

  「『クリスマス以来』ですね……」

彼女と二度目に顔を合わせたのは、
ちょうどクリスマスのシーズンだった。
あの時は、『イルラ』というスタンド使いの女性と知り合い、
追われている彼女を逃がすために、
『追っ手のスタンド使い』との争いに身を投じる事になった。
同じ場に居合わせた『白い髪の少女』は、
今頃どうしているだろうか。

  「『強盗』――ですか……」

興味の話に耳を傾ける。
アンティークを扱う店から棚が盗まれた。
実物を見た訳ではないし、専門的な知識はないので、
実際の価値は分からない。
ただ、確かに運びにくい品物だとは思える。
持ち去った方法が明らかではない事も奇妙に感じた。

  「……他になくなってしまったものは?」

  「その棚よりも高価で……
   持ち運びのしやすい品物はなかったのでしょうか?」

心に浮かんだ疑問を、ぽつりぽつりと口にする。
興味には、『クリスマスに起きた事件』の際に、
手助けしてもらった事を覚えている。
それを返すために、
今度は自分が出来るだけの事をしたい。

357『サマー三連星』:2021/06/23(水) 00:10:55
>>354(小翠PC)

黒服A「よし、俺たちは彼が良く通っていたゲームセンター付近に向かう。
そっちは、通行人に聞き込みがてら周辺の探索だ」

黒服B「了解。……ん? おぉ、この辺の子かな?
いや、怪しいもんじゃないんだ。少し人探しをしていてね」

小翠が好奇心のままに後を追うと、黒服数人がゲームセンターへ向かうと
言って走り去り、残る数名が散らばると共に一人が貴方に気づいて
胸ポケットから二枚の写真を取り出す。

ttps://picrew.me/image_maker/407340/complete?cd=Af7khrAkaT

ttps://picrew.me/image_maker/8386/complete?cd=8BfJZQVABp

「この二人を何処かで見かけなかったかな?」

>>355(ソラPC)

白い雲は細道より、貴方が居る通りをフワフワと浮遊する。
軽く警戒心をもって近づくと共に、雲はそこで停止する。

?「お〜〜やぁ〜〜スタンド〜〜きみ〜〜見えてるよ〜〜だね」

すると、間延びした声と共に雲より遅れて細道から人影が出てくる。

ttps://picrew.me/image_maker/678875/complete?cd=sfpGROpiip

奇しくも貴方に良く似た髪の色の、何処どなく軽薄さと感情が読みにくい
空気を醸し出す男性だ。

?「け〜〜〜ど〜〜〜ひと〜〜ち〜が〜いかぁ。きみ〜〜
こんな人たち〜〜〜見かけた〜〜〜?」

そう言って、彼は写真を無造作にソラへ見せびらかす(小翠PCのと同上)
小麦色の健康そうなギャルと血色が悪い中学生程度の男子の写真だ。

>>356

興味「そりゃーアンティーク店だものね。大体が日本の古い品物だけど
価値のある茶器とか持ち運びやすいものなら結構あったから、盗まれたのが
大棚だけって言うのは店主も不思議そうだったらしいわよ。
あと、強盗の一人がレジの小銭とか一万円札を二枚ぐらい盗ってた見たい。
何だかその時の様子からして、犯人の一人は大人見たいだけど残りの二人は
どうも子供っぽかったようね」

ゲーム代ゲットーとかレジの金を盗みながら言うのと、それを諫める大人の
声を店長が縛られて転がりながら聞いたみたいだから。
と、興味は付け加えた。

興味「警察関係者の知り合いとかに聞いたら、その店の周辺にある
防犯カメラには走ってく三人組らしい人は居たけど肝心の大棚は
映ってなかったようなのよ。
 うーん! 一体どうやって強盗団は短時間で、その棚を盗んだのかしらね?」

これはスクープの予感がするわ! と興味は目を光らせる。

興味「それにしても暑いわねーっ 小石川さん。
近くに、そう言えばアイスクリーム屋さんがあったと思うから
寄っていく?」

手でパタパタと顔を仰ぎつつ、興味は貴方にそう誘う……。

358小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/23(水) 01:05:30
>>357

棚よりも持ち運びやすく、棚と同等以上の価値がある品物。
それらが手を出されず、棚だけが消えたという事は、
やはり最初から棚だけが狙われていた事になる。
単純にお金が目当てなら逆になるはず。
辻褄が合わない。
または、その棚に、
『店主が気付いていない価値』があったのか。

  「……どこかに隠したのではないでしょうか?」

  「後から運び出すつもりで……」

思い浮かぶのは、その辺りだった。
逃げる時に持っておらず、現場にもなかったという事は、
別の場所に隠したという線が考えられる。
というよりも、それ以外には思い付かない。

   ――……『スタンド』。

『その可能性』を除いては。
犯人が『スタンド使い』ならば、
不可能に思える事も可能になる。
三人の中に『スタンドを持つ人間』がいたのだろうか。
あるいは、その『全員』が。
万一そうであったなら、これだけで終わるとは思えない。

   ――……。

『スタンド使いの派閥』とは、
これまでに何度か遭遇してきた。
『遠島高校』で対峙した『リンゴ・ナイチンゲール』一派。
『紅鏡町』で向き合った『イズ』一派。
彼らは、それぞれが何かの『目的』を持って動いていた。
もし今回の件も同じであるとするなら――。

  「ええ……ご一緒します」

興味に同行し、彼女と共に歩く。
その最中も、頭の中では考え続けていた。
仮に『スタンド』だとしたら、
どんな『能力』を持っているのだろう。
おそらくは、それを使って棚が盗み出された。
幾つかの可能性は浮かぶものの、情報が少ない状態では、
どれも決定的と呼べるものではない。

359小翠『タキシードムーン』:2021/06/23(水) 01:28:05
>>357

「うーん? 知らない顔だね?
 ていうか、目ッあかっ! 徹夜明けの写真?」

見せられた写真に驚きながらコメントを返す
ちなみに、目の前の黒服は男性でしょうか?女性でしょうか?

「こっちのおねえさんも全然知らない・・・・
 この人たちって何かやっちゃったの?」

360ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/23(水) 10:18:28
>>357
「…この雲はお前のスタンドか」

男の間延びした声に妙に気が抜けてしまうソラ
だが、男にはあまり近寄り過ぎないように
気を付けるに越した事は無い

テンポの悪い喋り方に若干ゃイラつきつつ写真を拝見する

「いやぁ、知らないな
 アイドルユニットか何か?」

361『サマー三連星』:2021/06/24(木) 10:17:34
(レス遅れ失礼しました)
>>358(小石川PC)

興味「そーねぇ、多分どっかに隠したんだろうけど、何処に隠したのかしら?
犯行は、ほぼ5分足らずで終わったようだから、隠すにしたって成人二人分程度の
大きさでしょう? 重いし、目立つし、周辺には都合の良い空き家とか倉庫なんて
無いんだもの。犯行現場近くには、多分暑いから打ち水したんだろうけど
『幾らか水の痕』がある位ね。店長はした覚えが無いって言うから近くの住民だろうし
変って言う変な事は無いのよね……うーん、このまま迷宮入りなのかしら」

アイスを食べつつ、興味は唸りつつ呟く。クーラーが効いて今まで外の熱気を
耐えてた体にホッと冷たい癒しが駆け抜ける。

興味「まっ! 強盗団に関しては情報不足だし、あとは警察なり任せて吉報を
待つしかないわねっ。さーてっ、あらかた取材は終わったし、このまま会社に……」

客A「そうそう、この辺の近くの廃ビル。見たのよ、梟マスクした男」

客B「えー 怖いー。新手の変態かしら?」

 その時、アイスクリームを食べていた近くの客の談笑を耳にとらえた。
記者として、地獄耳な興味も同様で。劇的に反応すると共に、その客が後ずさりする
勢いで『その話、もうちょっと詳しく!』と、迫って話を聞く。

客は、勢いに押されて軽く委縮しながら告白すると。興味は貴方に振り返り
目を輝かせて饒舌に言う。

「スクープ! スクープよぉ小石川さん! 今から、一時間程度まえに
此処から数分歩いた閉鎖ビルで、こぜにくろうマスクらしきした体格の良い男性が
入る所を見たんだって、この人達!
 三人組の強盗も、同じ覆面をしていたのよ! こうしちゃ居られないわ!
警察……いえっ、不確定な話だけじゃ来てくれないかも! 現場に言って
そいつの写真を撮影するわ! 今月の一面大スクープよぉー!!」

そう、彼女は夏の太陽に負けないテンションで意気揚々とアイスクリーム屋を出る。
何とも危なっかしい感じだ……彼女を遠くから、もしくは同行して直ぐ傍か選べるか
ひとまず後を追ったほうが、安全だろう……。

362『サマー三連星』:2021/06/24(木) 10:44:00
>>359(小翠PC)

目の前で片膝をついて貴方に写真を見せたのはサングラスをしてる
ロングヘアが特徴な位の平凡な顔立ちの女性だ。

「この子達は、ちょっと色々事情があって保護観察をしてたんだけど
『ある物』を誰かに唆されて盗む片棒を担いだようなんだ。
今なら、まだ盗んだ物を取り戻せば情状酌量の余地もあるだろうし
被害に遭った人も起訴を取り下げてくれる可能性もある」

だから、見かけたら教えて欲しいんだ。と、言葉を区切り終えた時だった。



 「おい、見つけたっ、見つけたぞ!」
        「そっちだ、そっちへ行く!!」


黒服B「なに……っ!」

屈んでいた黒服が立ち上がり、体を強張らせ服の裏にホルスターで
取り付けてたらしい特殊警棒のようなものを取り出す。

君(小翠)が振り返ると、其処には多数の黒服を引き連れるように
息を切らしつつ水色っぽい髪を揺らしながら走ってくる写真で見た
男子が迫ってくるのを見た! 距離……約10数メートル!


?「……っ    『ステイション・トゥ・ステイション』」キィィンッ……!

    パサパサパサパササァッッ……!!

 少年が顔の位置に掲げた、片手の甲に描かれる枯れ葉模様のスタンドヴィジョン。
それが、輝くと共に彼の周りに実体化スタンドらしき『枯れ葉』が十数枚
本体を中心に舞うように発現される!

黒服B「きみ! 下がってなさい! 『彼野』! 
『アリーナ』は君を決して傷つけないっ。だから大人しく――」

?「……」ギリィ……!

 
 黒スーツ2,3名と貴方。そして、少年の背後から約10数名が枯れ葉の
スタンド使いであろう彼を捕縛しようと迫る。

数はどう考えても、彼を捕えようとしてる勢力が上。だが、能力未知数の
少年は決して抵抗を諦めない表情で迫ってきている……!

君の選択肢は幾つもある。無関係ゆえの傍観、アリーナと言葉にした
黒服達への加勢、または何か事情あって犯罪を行い決死の逃避行をする少年に
力を貸すなど、取れる行動は自由だ。

363『サマー三連星』:2021/06/24(木) 11:04:18
>>360(ソラPC)

出雲「う〜〜う〜〜〜ん、そいつらね〜〜〜僕から〜〜〜逃げてる〜〜〜
わるい人たち〜〜〜それで〜〜〜僕は〜〜〜正義の味方〜〜〜ははは〜〜」

間延びした、人によっては夏の暑さも相まって不快になりそうな間延び声と共に
要約するとソラに説明された内容は、こうだ。

曰く、彼等は不思議な力(スタンド)を以て、とある古い棚を盗んだ。
そして、そのグループの内。この写真の二人は能力者としてアリーナの保護に
至ってたが、隙を見て姿を晦まし、そして見つけた時は窃盗グループとして
行動してたのを発覚。

一度、喋ってる当人はグループ三人と接触する事が成功して捕縛しかけたものの
色々な偶然が噛み合って、三人は散らばり逃走してしまったと言う。

そして盗まれた古い棚も結構曰くがあるとの事だ。強盗グループの誰が保有
してるか不明だが、自分も含めて配下に追跡させてるが、現状誰一人
捕まえられてないと、深刻な内容を感じさせない陽気な笑い声を交えつつ。

出雲「盗まれたの〜〜〜早めに回収しないと〜〜〜けっこ〜〜
まずいからさ〜〜それで僕がぁ〜〜出張ってるの〜〜暑くて動きたくないのに〜」

勘だと、この辺に一人潜んでる筈なんだけどねぇ〜〜。と男が呟いた時だ。

 
          ――ザッ……。

?「……クラウド・ナイン…………アリーナのばけもんがっ!
おめーの所為で……っ」   ズギュンッッ

 !! 男を尾行してたのか、またはスタンドで偵察したのを気づき
背後をとったのか不明だが、ミニスカと幾らか肌の出た服から見える小麦色の肌に
顔だけは梟のマスクをしてるが、十中八九写真の女らしき人物。
その人物が男の通ってきた細道より近寄ってくる。耳が遠いのかどうなのか
間延び声の目の前で空を仰ぐ男は背後より殺気を放つ女に振り返る事すらない!

『雪男の像』のスタンドを発現し、その雪男の手に除雪用具の先端が鋭い
木柄のショベルを産み出して投擲のフォームへと移る!

このままだと、妙な貴方と似た能力である雲の使い手にショベルが脳天向けて
放たれる事だろう……。

364小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/24(木) 18:58:59
>>361

たとえば、棚が分解できるような作りになっているなら、
元の大きさに関わらず隠せた可能性はある。
ただ、『5分』で全てを終えたとなると、それも難しく感じた。
気になるのは『水の跡』があったという部分。
それを故意に残したとは考えにくい。
状況から判断すると、
『残さざるを得なかった』という方が妥当に思える。

  「――……そうですね」

注文したジェラートを口に運びながら、
興味の言葉に相槌を打つ。
同時に、頭の中では別の事を考えていた。
犯人が『スタンド使い』だとしたら、警察には対処できない。
この街で対応が可能なのは『アリーナ』だろう。
今まで『アリーナの人間』と関わった経験は何度かあった。
『コハル』・『葛西』・『防人』・『ベリル』・『アルキス』・『笹暮』。
彼ら『アリーナのスタンド使い達』も、
事態の収拾に当たっているのだろうか。

  「興味さん……『危険』があるかもしれません」

             スッ

  「……どうか十分に気を付けて下さい」

興味が退店する際に席を立ち、会釈をして彼女を見送る。
けれど、このままにはしておけない。
この事件に『スタンド使い』が関係しているのなら、
興味に被害が及ぶ恐れがある。
同じように外に出て、まず人目がない事を確かめたい。
それが確認できたら、『次の行動』に移る。

    スラァァァァァ――――――z______

利き手である『左手』に、一振りの『ナイフ』を発現。
『第一の刃』――『スーサイド・ライフ』。
そこからの『準備』は迅速に行う。

  ザグゥッ! 
         
       スゥゥゥゥゥ――――z____ッ
                             
                           スパッ

一切の躊躇もなく、自らの『眼窩』に『ナイフ』を突き刺し、
外科手術のような精密さで『左目』を抉り取る。
摘出した『眼球』はバッグの中に移動させておく。
次にスカートの裾を軽く持ち上げ、
『スーサイド・ライフ』を太腿に突き刺す。
これで傍目からは、
『スタンド』を発現しているようには見えない。
最後に、帽子の角度を傾ける事で、
『空洞』となった『左の眼窩』を隠す。

        コッ コッ コッ……

全てを終えたら、興味の後を追って『ビル』の近くに向かう。
彼女を一人では行かせない。
だからこそ『同行』する。
それは興味を守るためであり、
彼女を愛する人を悲しませないためでもある。
そして――『スーサイド・ライフ』は、
『こうした状況』には長けている。

365ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/24(木) 20:09:54
>>363
この男の言っている事が本当かどうかは分からないし
もしかしたら、悪党はこの男の方という可能性もある
そもそも、無関係のソラには彼らのいざこざなどどうでもいい事だ

それでも助けに入るのは
不意打ちをしてきた卑怯な女が許せないからか?同じ雲使いの誼か?
単に、今日はそんな空模様だっただけか

『ステインド・スカイ』を発現と同時に、手に持っている『かき氷』を『浮上』
『浮上』した『かき氷』は『雲』に覆われ、しんしんと『パウダースノー』を降らせる

ダッ

出雲と敵の間に割って入り(スB)、『杖』でこれから投げて来るであろうショベルを弾き返す構えを取る
まるで『野球』の様に(打てなさそうなら素直に避ける)

この間延びした男も、敵の接近に気付くだろう
いや、元々気付いていたのか?余計なお世話だったかもしれないな…

366小翠『タキシードムーン』:2021/06/24(木) 20:38:22
>>362

「へぇ〜〜・・・ 悪い人のせいで悪い事をしちゃったなら
 なんとかして謝らせてあげたいね・・・・ うん!わかった!俺が・・・・」

> 「おい、見つけたっ、見つけたぞ!」
>        「そっちだ、そっちへ行く!!」

目の前の女性の力になるべく、『承諾』の言葉を口にする寸前で遠くの方から声が上がる
振り返ると、写真の少年が遠くにいるのが見えた

>「……っ    『ステイション・トゥ・ステイション』」

黒服B「きみ! 下がってなさい! 『彼野』! 
『アリーナ』は君を決して傷つけないっ。だから大人しく――」

目の前で起きる光景を見つめる
驚いた事に、写真の少年はスタンド使いのようだ
だが、それに対抗する黒服の彼女らはスタンドを使う様子はない

小翠の持ついくつかの選択肢・・・・
黒服たちに加勢するか、逃げるか、はたまた少年に協力し事情を聞くか・・・・
その上で、選んだ道は・・・・

(何が起きてるかは全然わかんないけどさ!
 目の前でおねえさんが困ってるんだ! 助けないと!)

黒服・・・・(正確に言えば先ほどのおねえさん)に協力する道だ!
だが、この状況では『タキシードムーン』の能力をフルに活用する事は難しい
普段の『変身』よりもより強力な『変身』を行うには、人目が気になる
だから・・・・・

「う、うん!わかった! 俺は逃げる!」

『逃げる!』と言葉に言ったうえで、一歩後退!
その上で、黒服の女性の背後に回り・・・・『タキシードムーン』の『光』で自身と女性を照らしたい!

その目的は『女性の理想像』への『変身』を行う事だ
通常、自分が子供だとバレている状況で『女性の理想像』に変身することは出来ない
だからこそ、この女性の背後に回り、小翠だとはばれない形で黒服女性の『理想像』に変身しようとする!

367『サマー三連星』:2021/06/25(金) 00:09:34
>>364(小石川PC)
(ご心配おかけして、すみません)

想像通りだとすれば、警察には見えない力(スタンド)と言う
人智を超えたものは手に負えない。頭に浮かぶ『アリーナ』
その手を借りる、または既に彼等は動き出してるのかも……。

だいじょーぶ! 小石川さん、また今度ねーっ。と元気に立ち去る
興味が視界から消えると共に、貴方は能力を駆使して『左目』を分離。
 何時でも興味を遠目から見守れるように備えて移動を開始する。



 「うーんっ、やっぱり暑いわー! ここら辺、蚊も多いし嫌ねー」

3分程歩いた後に、目的地となる廃ビルに貴方は辿り着く。

興味はまだ中に入らず、外観を少し写真で収めてから雑草が生い茂る
玄関口のほうへ向かい、錆びついてるらしい前後に動く曇りガラスのドアを
押して入ろうとするのを見かけた。

廃ビルは5階建て……建物は老朽化してるようだが、壁などは壊れておらず
出入り口は興味が入るドアだけのようだ。
 彼女は開けっ放しでビル内へと侵入を開始する。このまま後を付けるも良いし
別の形で偵察を続けるのも良いだろう。

368『サマー三連星』:2021/06/25(金) 00:22:21
>>365(ソラPC)

 ゴッ――! と言う勢いでフクロウ覆面の女が雪男のスタンドを扱い
投げたショベルは飛ぶ(スC)

 ズギュンッ   シュッ  ガンッ……ッ

?「ちぃ! ガキが、邪魔してんじゃねぇっペ!」

出雲「お〜〜ありがと〜〜〜ねぇ〜〜〜」

だが、間一髪のところで貴方が発現した『ステインド・スカイ』が
カキ氷を雲へ変えて、そして共に発現された杖が男の後頭部に突き出されると
共にショベルが当たり、弾かれて射程内から外れたのか消失した。

?「アリーナの傘下かぁ!? けっ んなガキまで
てめぇ等の言いなりにしてんのか、いけすかねぇ!!」 タンッ

出雲「あ〜〜まって〜〜〜よぉ〜〜〜。
あ きみ〜〜〜も〜〜来る〜〜?」

不意打ちが邪魔され、不利を悟ってか女は細道の反対側へ背を向けて
走る。それに対し、気づけば雲らしきものを両足に纏っていた男が
軽く宙にドラ〇もん宜しく地面より少し浮いて女を追いかけようと言う
態勢に移りながら、貴方へ確認をとる。

出雲「袖振り合うも〜〜〜ってね〜〜〜手伝ってくれたら〜〜〜
いくらかお礼は〜〜〜出すよ〜〜〜」

 どう言う地位の人間だか不明だが、懐から万札を数枚取り出して
ソラへと、へらへら笑いつつ見せびらかしてきた。

君を懐柔しようとしてるのか、奇襲してきた女の目的や男の思惑も不明だ。
だが、報酬に関して虚偽は恐らく無いだろう。

369『サマー三連星』:2021/06/25(金) 00:40:19
>>366(小翠PC)

貴方は、女性に対し大人しく逃げると告げる。だが建前と異なり
小翠の中に燃えるのは正義か? 
 幸い、残る黒服2名ほども女性と共に『枯野』を捕えようと進み出て
君がスタンドを発動するのを邪魔するものは居ない。

一瞬の輝きが眩しく貴方を包み、黒服Bの『理想像』……それに
変化したと共に、黒服の女性越しに見える彼野が目を見開いて叫んだ。

枯野「! クラウド・ナイン…………っ!」

黒服B「え……い、出雲さん!? 街のほうで最重要の彼女を
探してたんじゃ!?」

そう、サングラス越しに驚愕の目で黒服の女性は貴方を振り向きつつ聞く。

どうやら、君の見た目は太陽で反射するサングラスの鏡像からして
少しビジュアル系バンドのような白髪の軽薄にも見て取れる男に変化してるようだ。

枯野「お前だけは……っ ……許さない……ぞ……!!」

 パサパサパサ  ゴォォォォ!!!

黒服B「っ! 出雲さんっ、とにかく今は彼を無力化するのに
お力を貸して下さい!」

どうやら彼(枯野)にとって宿敵と言える姿だったのか、厳しい目で
貴方を睨みつけ、纏うように浮遊させてた枯れ葉が一挙にこちらへ
飛来する!(スC) 

 黒服達も警棒を構えて応戦するようだが、相手が飛来させる枯れ葉の質量は
3名ばかりの黒服達の武力では少々厳しいものがある!
 君(小翠)の判断が状況を左右するだろう!

370小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/25(金) 13:27:22
>>367

興味の様子を見て、まだ入っていない事に安堵した。
目撃されたのが一人だけだったとしても、
ここに一人しかいないとは限らない。
もしかすると、全員が集まっている事も考えられる。

               ソッ……

  「――……興味さん」

後方から歩み寄り、彼女に声を掛ける。
興味を一人にはしない。
中に入るのであれば、
『スタンド使い』である自分が前に出るべきだろう。

  「……私も行きます」

  「一人よりは二人の方がいいかと思いますので……」

了解が得られたら、先に立って廃ビル内へ踏み込む。
まず、音や声が聞こえないかどうか確かめたい。
もし近くに誰かがいたら、
鉢合わせになってしまう可能性もある。
それを確認してから一階を見渡す。
フロアの構造は全ての階で共通していると思われるので、
今の内に大体の広さを頭に入れておきたい。

371ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/25(金) 18:15:15
>>368
「逃げおったか」

ストン
雲の消えたかき氷は『浮上』を解かれ落下
重力に従い落ちて来たかき氷は、ソラの手に収まった

シャク
かき氷を一口食べて答えるソラ

「こんな小娘をあてにするなんて、正気か?」

スタンド使いとはいえ、(恐らく)10にも満たない子供を雇うか普通?

「それに、そんな金で買収しようとは
 俺も甘く見られたものだな!俺はそんなに安くはないぞ!」

この男がどういう人間なのか、この金の出所はどこなのかも分からない
怪しい金には手を付けないのが得策だ

だが…

「しかしまあ、手伝ってやってもいい
 あの小汚いかっぺ小娘は俺に向かって凶器を投げつけてきやがった
 その罪は万死に値する」

どうやら手伝う気になったらしい
さぁ、小娘を追いかけよう!奴を八つ裂きにするんだ!

372小翠『タキシードムーン』:2021/06/25(金) 20:46:36
>>369

『タキシードムーン』の『光』を浴びて、数秒後
小翠の小さな身体はまたたく間に大きく成長し、『変身』が完了する!

「僕が来たからには〜〜〜〜〜〜もう安心だよ〜〜〜〜〜〜」

(『クラウド・ナイン』・・・・?
 誰だかよくわからないけど、『実在する人』を『理想』としているタイプか!)

正確に言えば、『タキシードムーン』の『変身』で実在する人物そのものになる事は難しい
この姿はあくまでも『黒服B』のイメージする『理想の出雲』であり、
本人そのものではないため、よく観察すれば色々とぼろが出るだろう

(枯野ってやつの反応を見る限り・・・・
 どうやら『コイツ』は相当に恨まれているみたいだな)

だが、『理想の出雲』が持つ『技術』や『知識』などは自動的にインストールされ、
小翠が完全に使いこなすことが出来る
まずは、この『理想像』がどんな能力を持つ人物なのか、知識に手を伸ばす事にする
※『理想の出雲』はどんな『技術』や『知識』を持っていますか?

「勿論だとも〜〜〜〜ぉ 僕のこの力は〜〜〜〜
 君たちを守るためにあるんだからね〜〜〜〜」

「さあ〜〜〜〜、僕の力は君もよくわかっているだろ〜〜〜ぉ?
 だ〜か〜〜〜らぁ〜〜〜〜よそ見をせずに全力で来なよぉ〜〜〜!」

相手の攻撃はどうやら、そこまで素早い攻撃ではないようだ
『理想の出雲』としての威圧感をフルに発揮して、敵を挑発し、
枯れ葉による攻撃を全てこちらに集中させる事で黒服達の攻撃をサポートしたい

(スタンド使いとはいえ、能力の全てをこちらに向ければ本体は無防備
 武器を持った大人が3人もいるんだ・・・・どうか冷静さを失って俺を攻撃してくれよ!)

373『サマー三連星』:2021/06/27(日) 16:35:31
(皆さま、お待たせしました)
>>370(小石川PC)

ビル内詳細画像:ttps://imagenavi.jp/search/#!/%E3%83%93%E3%83%AB%E5%86%85
(※ページ内の左側に掲載している3F建てまでのMAPとなります。3Fより上は
テナントで階段以外何もないと考えて頂いて結構です)

貴方が声を掛けると、あら! 何時も小石川さんには迷惑かけるわね、ありがとー!
と、言った具合に結構力まないと開きにくいドアを開いて中に入る。
先導する貴方は入り口近くに上記のビル内の地図があるのを見つけた。
左上のほうに昇降用の階段があるようだ。見渡した限り、乱雑してるゴミ以外で
1Fの現在の周辺では物音や不審な人影は見当たらない。

興味「ほら! あれ、見て小石川さん。あの床に散らばってる生ごみとか結構
真新しいものよ! 強盗グループは最近まで、いえ! もしかしたら今も
生活してるのかもっ」

床に散らばってる中には、使用済みの のり弁など入ってたプラスチック皿や
空き缶なども見えて、確かに彼女の言う通り、つい最近のもののようだ。

興味「よーし、探索よー! 直ぐに警察に連絡出来るようにスマホも用意してるし
襲い掛かってきたって平気よ! いざと言う時に催涙スプレーや防犯ブザーも
記者の嗜みとして持ってるし、私って逃げ足も結構早いから!
 小石川さんも、一緒に居てくれて心強いけど無茶はしないでね?」

私、2Fに一足先に向かってみるわ! と勇気か無謀かどちらか不明だが
足早に彼女は階段のある方面へ向かうようだ。
 同行するも、此処ら辺にある他の室内を探して強盗団の痕跡を見つけるも自由だ……。

374『サマー三連星』:2021/06/27(日) 16:51:30
>>371(ソラPC)

い〜〜い返事だ〜〜ね〜〜っ と、間延びした声と軽い笑い声と共に
彼(出雲)はスケートをするかのように音なく雲の具足と共に滑り出す!(スB)
 早い! 覆面をしたギャルっぽい体の女の逃げ足も速いが、スタンド能力を
駆使して追いかける男のほうが時間をかけずに細道を抜けて今は改装中らしい
コンビニのほうへ駆けこんでいく女に対して、もう少しで手を伸ばせば届く
距離まで彼が迫るのを貴方は道が開けたと同時に認識する。

出雲「はい〜〜〜つかまえ〜〜〜」

                 パ   シュッッッッ!!!

出雲「――へぇ?」

 彼が手を伸ばし雲らしき白い筋を袖から出しかけた瞬間、コンビニと隣にある
建物にある狭い空間からだ。何やら『黒い茨のようなもの』が彼の眉間を狙い
飛来して、それを間一髪のところで出雲は足の雲をバックさせて回避する。

その間にも、貴方と彼目掛けショベルを投げつけた女はコンビニの中に入ったが
出雲の関心は、狙いが外れると共に高速で建物の隙間へ戻っていった謎の
襲撃者に移ったらしく、余り穏やかに感じない微笑でそちらに意識を注いでる
彼は貴方に目配せしつつ告げる。

出雲「バトンタッ〜〜〜チ。ちょっと、あっちに居るらし〜〜奴
そっちを片付けるから、君はコンビニのほうの彼女を頼むよ〜〜。
だいじょ〜〜ぶ。勘だけど、逃げた娘以外で待ち伏せは無いと思うよ〜〜」

 シュオォ――!!

肯定や否定の声を貴方に与える間もなく、急変する天候の雲のような速さで
彼はコンビニの隣にある建物がある塀のほうへ飛翔していく。
 
謎の敵に割かれ、恐らく強者であろう彼の助力は期待出来なさそうだ。
コンビニのほうには事務所の裏口などもあるだろう。
 急がなければ、覆面の彼女を見失ってしまう……。

375『サマー三連星』:2021/06/27(日) 17:20:05
>>372(小翠PC)

自動的にインストールされる『タキシードムーン』の『技術』と『知識』

まず『技術』は、貴方は変身が完了すると共に目を瞑ってでも周囲一帯に流れる
『風の軌道』が研ぎ澄まされるように、どのように流れ どのようなタイミングで
強く緩やかに吹くのかを感じられる。『※技術 風の知覚』

そして、『知識』 ソレは目の前で貴方を憎々し気に見つめ攻撃を繰り出してる
『枯野』の背景だ。

― ― ― ―  ― ― ― ― ― ― ― ― ―
『枯野 銅(かれの あかがね) 性別:男 年齢:12歳

父母共に幼少期 死別。以降は祖父母の元で10歳まで生活。
お前の所為で息子と娘は死んだと恨まれ育てられた過去背景を持つ。
スタンドに覚醒したのは大体二年程前で、コントロールが出来ずに
育て親に重傷を負わせたのを機にアリーナにスタンド使いと発見。
以降、組織の下の監視で生活。性格は内向的
アリーナに対する忠誠・好意の感情は無し。閉鎖的な環境が要因で
対人関係の形成に難あり・・・
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

>君たちを守るためにあるんだからね

枯野「   っっ何が守るだ!! 何時も、あんた達は口先ばっかりだ!
本当に僕をっ 先輩の事を想ってくれるんなら…………!!!
もう放っておいてくれ! 放っておけよ―――ッ!!!」

         ――シュゥ オォォォ!!!  パァァアアアッ!!

少年は貴方の言葉で予想通り、いや予想以上の激情を覚えたようだ。
 風の流れが強まる、枯れ葉が舞いうねり 螺旋を描きながら上昇して
一つに纏められながら出雲……否、貴方(小翠)の頭上へと降り注ぐ!(スB)

枯野「うああああ嗚呼ぁぁぁぁっっっ!!!!」  ピキキキキッ!!

飛来しつつ、擦れあう枯れ葉はまるで擦り合うガラスのような音を立てている。
直撃するのは不味い……! そんな予感がヒシヒシと貴方の背筋を襲う!

376小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/27(日) 18:09:09
>>373

  「――興味さん……」

止めようとした時には、彼女は既に歩き出してしまっていた。
興味が行動的な性格である事は理解している。
ただ、このビルには犯人が潜んでいて、
それは『スタンド使い』かもしれない。
単独行動は間違いなく危険を伴う。
興味に同行して二階に向かいたいが、
もし一階に誰かがいたとすれば、
上に行った時に挟まれてしまう事になる。
それは避けなければいけない。
よって、『階段を見張りながら一階を調べる』。

  フワッ……

バッグから『左目』を浮遊させ、後方『5m』に配置。
階段方向に視線を向けておき、
自分は手早く一階を見て回る。
生活ごみ以外の何かがないかを調べたい。

       ――スルッ

同時に、太腿から『スーサイド・ライフ』を引き抜く。

                スパッ

          スパッ

そして、両手の『小指』を切り落とす。
それらを左右のポケットに入れておく。
『用心』のために。

377ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/27(日) 18:23:23
>>374
「手伝うだけだっつったろ…」

あくまで手伝うだけ、主動は出雲にも任せるつもりだったソラだったが…
ついさっきあったばかりのソラに丸投げしてしまっていいのか?
このままソラがばっくれてしまう可能性もあるというのに

まあ、こうなっては仕方がない
一度殺ると決めたからには、殺らなねば気が済まない

奴が逃げる前に奴を捕まえなくてはならない
急いでコンビニに入店するが、警戒は怠らない
入店時にいきなり凶器が飛んでくる可能性もある
杖を構え、慎重に入店して周りを見回す

378小翠『タキシードムーン』:2021/06/27(日) 18:32:57
>>375

(『風』・・・・? 黒服のおねえさんも変わった人が好みなんだな
 でも、今はその『特技』が有難い!)

目の前の少年の激情を観察する
どうやら、少年にとってこの『理想像』のモデルになった男は
『地雷』ともいうべき存在らしい
攻撃も一気にこちらに集中して・・・・・

(い、いやいや! 集中し過ぎだろ!
 こうなったら・・・・・!)

「皆〜〜〜ぁ! 僕が君達を護るからさ〜〜〜ぁ!
 だから君達は君達の仕事を全うしてくれない〜〜〜かな〜〜〜ぁ!」

「それに、僕を応援してくれる人がいないと寂しいから〜〜さ〜〜〜〜ぁ!
 ちょっとだけ〜〜〜応援してくれないかな〜〜ぁ? がんばれーでも、戦えーでも、避けろーでもいいから」

通常の『理想像』と違い、『女性の理想像』は対象となった女性の『望み』を叶える時、
超人的な力(全ステータスがBのレベルに達する)を発揮する!
(その分、女性に『幻滅』されてしまうとリスクが生じるのだが)

『黒服B』からの応援を受けて戦うという事はつまり、『望み』を叶える条件を満たしているはずだ
その状態であればスピード:Bの身のこなし+『風の知覚』により、風に舞う『枯葉』の回避は容易いはず!

頭上から迫る『枯葉の群れ』を回避して、枯野の目の前まで接近したい

379『サマー三連星』:2021/06/27(日) 19:40:39
>>376(小石川PC)

貴方は『左目』で階段を昇る興味を見守りつつ、一階の状況を調べる。
 興味が慎重に折り返し部分を昇って見えなくなるまで、彼女の身に
何か起きる様子はない。

一階を左目が解除されない範囲で動き回った成果は余り芳しくない。
生活痕と見られるゴミ、ビルの工事の為に使用するのか大きめの配管や
一応鈍器に仕える鉄パイプが少し転がってるが、その程度だ。

 ――ドダンッ!

と、それ等を調べ終わると共に興味が赴いた二階より物音が聞こえた。
結構大きい……何か、人が結構勢いよく倒れたような鈍く強い音だった。

380『サマー三連星』:2021/06/27(日) 20:00:10
>>377(ソラPC)

コンビニMAP→ttps://downloadx.getuploader.com/g/goldenrectangle/14/cvs.gif

ギャル「あん? 入ってきたの、ガキのおめーだけ?
んだよ、オラ一人だけなら、てめーだけで十分ってか……ぺっ」

完全に舐めてるっぺなー。と、暑苦しかったのか、覆面を剥ぎ取り
写真で見た通りの勝気そうなギャルが、愛嬌のある顔を忌々しそうに歪めて
貴方(ソラ)を睨む。

そんな彼女の立ち位置はカウンター付近……ひと際、異様なのは
ショベルを持つ雪男の他に、レジカウンターがあったであろう場所に
『雪だるま』が鎮座してる事だ……。

ギャル「けど、好都合だっぺ。まだツキがどうやらあるみてーだな。
クラウド・ナインが余裕かましてんなら、利用してやる。
オラが、おめーぶっ倒して、盾にしてでも此処を切り抜ける。
ガキだからって容赦はしねーぞ、オラは」

『グゥ――!』

ギャル「おうよ、『フロスティ・ザ・スノーマン』
こが坊達と、もう一度会うんだ、こんな所じゃ終わっちゃいられねーっぺよ!

――オラは、『佐保』だ! 可愛いからってあめー感じに見てたら
霜焼けどころじゃ済まねぇっペ!!」
  
   ギンッ!

ギャルこと『フロスティ・ザ・スノーマン』の使い手、佐保は雪男に
更に二本目となる雪かきスコップを発現させ
自分の手に持つとフルスイングの要領で雪だるまを打って貴方へ飛ばす!(スC)

佐保「ぶちんのめす!」

381『サマー三連星』:2021/06/27(日) 20:23:44
>>378(小翠PC)

>ちょっとだけ〜〜〜応援してくれないかな

黒服B「なに言ってるんですが 出雲さん……

――そんなの、謂われずともですよ! フレー! 頑張れぇ!」


黒服他一緒にいる二名『うおぉぉぉ! 風雲神、出雲さん出雲さーん!!』

幸運か、計算かは知れないが。理想像が現実に居る男性ゆえに……
彼女や、その仲間はどうやら彼のファンか 又は忠臣に近い感じの部下らしい。

効果覿面! ソラは後で正体が知れた時が怖いものの劇的に風の神のような
速さに他の力も常人を超えたぞ!!

  シュゴォォパリパリ゛パリ゛パリィィ゛ンッッ゛!!!

黒服1「うぉ、痛っっ゛」

黒服2「離れろっ、ガラス化してる。ったく……子供ながら
こう言う能力を持ってるのは末恐ろしいな。出雲さんも、もっと
厳しく彼を見てやって矯正してくださいよ」

ソラが勢いよく前に出ると共に枯れ葉はどうやら『ガラス』のような
素材に変化してたらしく、直撃で砕けた鋭い葉の破片が周囲に飛び散って
数名の衣服の防護しない手や顔に浅い傷をつけるが重傷では無い。
応援してる黒服Bも、少々手に切り傷が付いたが軽傷だ。
黒服2が溢す発言に結構余裕ある感じなのは、何も傷が浅いからだけでない。
前にある状況が自分達にとって悪い結果でないからだろう。

追跡してた黒服達「隙ありだぁ!!」  ブゥンッ

 ガゴォ―ッ

枯野「――っ゛」 がくっ……っ

何も彼にとっての敵は目の前に居る貴方達だけでない、挟み撃ちにしてた
背後にいた黒服達は案山子でない故に、追いついた一人が勢いよく
振り下ろした警棒が肩に直撃する。骨か何か固いものが砕ける音と共に
枯野は膝から崩れ落ち倒れ込み、そのまま残る数人が覆いかぶさって
彼を抑え込む。常識的に、これ以上子供と大人の体格差で抗うのは
普通ならば不可能。チェックメイトであろう……。

黒服B「お疲れさまです! 流石出雲さんですねっ
攻撃をあんなに軽やかに回避して、捕獲の華は私達にくださるなんて!
あっ、大棚を盗んだと思われる『佐保』さんの件は此処に来たと言う事は
既に終わったんですね。なら、今回の件の発端と思われる例のリーダーを
追ってください。この後の処理は私達でしますので……」

そう、黒服Bは貴方に居ずまい正して告げる。

枯野は、抑え込まれながら子供とは思えない負の感情が集約されたような
表情で膝に力を込めて痙攣しつつ両手を丸めている……。

382小翠『タキシードムーン』:2021/06/27(日) 21:10:59
>>381

「ハハハハ! 礼には〜〜〜〜及ばないよ〜〜〜ぉ!
              ・
 だって〜〜〜、ここにいる『俺』は・・・・・」

押さえつけられる枯野の目の前に立ち、『変身』を解除する
『理想の出雲』の姿は消失し、その場には小学生の少年の姿が残る

「『出雲』って人じゃないんだから・・・・
 ごめんね、おねえさん、緊急事態だったから『出雲』って人の姿を借りさせてもらったよ
 おい! お前ら! 相手はまだ子供じゃないか! 少しは手加減ってものをしなよ!」

少年の姿に戻った小翠は黒服Bに対して、勝手に『理想像』を借りた事を謝ると
枯野に覆い被さる黒服たち(多分男性?)に荒い言葉を投げかける

『理想の出雲』の姿を解除した理由は一つ
枯野の瞳に尋常ではない程の『怒り』を感じたためだ
『怒り』の焦点である『出雲』の正体がその辺の子供だという事を目の前で見せつける事で
『怒り』の集中を妨げ、一瞬なりとも発散させる事が目的だ

「枯野・・・・事情はある程度、『出雲』って奴の『知識』で理解したけどさ
 何も考えずに『力』で暴れるのはやめておけよ
『コイツら』が気に入らないなら、俺が少しは手伝ってやるから・・・・さ」

383小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/28(月) 08:28:50
>>379

パイプや配管――
『器具型』のスタンド使いである自分にとっては、
それらは荷物でしかない。
ただ、『人型』や『身に纏うタイプ』のスタンド使いが扱えば、十分な武器になる。
もし相手に使われた時は、こちらが不利になるだろう。

  「――……!」

その音を聞いて、思わず足を止めていた。
真っ先に考えたのは、先に二階に上がった興味の事だ。
彼女の身に危険が及んだのなら、急がなければいけない。

   ――私がついていれば……。

後悔が脳裏をよぎる中、早足で二階に続く階段へ向かう。
しかし、警戒は怠らない。
『目』を自分の『5m』前方に配置し、
その視界を利用して二階の様子を窺う。

   ――ごめんなさい……。

        スゥッ

   ――少しの間だけ……。

        スルッ……

   ――『あなた』を体から離す事を許して下さい……。

右手の『指輪』を外し、バッグの中に入れる。

        スパッ

同時に、『右手』を切断。
『切断面』は袖の中に隠しておく。
第三者から見れば、普通に繋がっているように見えるはず。

384ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/28(月) 14:17:48
>>380
何故、こんな真夏に、こんな所に雪だるまがあるのか
それは、このかっぺの能力に他ならないのだろう

ソラへ向かって打ち飛ばされて来た雪だるまを斜め移動でかわして
一旦、化粧品コーナーの棚で身を隠したい(スB)
ついでに、何か使えそうな物が無いか探す

「佐保っぺ、お前が名乗るなら俺も名乗ろう
 俺の名は『ソラ』」

何も無い、空っぽで、いい加減で、この世に存在してる価値の無い彼女が
唯一大切にしている物が『名前』だ

「覚えておかなくていい」

――これから脳天をかち割られて死ぬのだからな…

385『サマー三連星』:2021/06/29(火) 00:37:02
>>382(小翠PC)

貴方は『変身』を解除し、元の姿で枯野の近くへ歩み寄り言葉をかける。

『タキシードムーン』の真実の姿に、黒服達は大小の異なる驚きも
見せるが、貴方を詰って避難するような事はしない。黒服Bも、だから
さっき姿が急に消えたのねと納得した表情だ。

さて、君は有りの姿のままに協力の姿勢を見せる。その気遣いは
常識の範囲内、理性を保った人間ならば心動かすだろう。

だが……。

>相手はまだ子供じゃないか! 少しは手加減ってものをしなよ!

黒服「悪いがな、坊主! こいつは俺たちの恩を仇で返して
指導してくれてる出雲さんにも泥塗ってるんだ。おら、さっさと手を出せ!」

>何も考えずに『力』で暴れるのはやめておけよ

枯野「―――な に も 考え…………ず……?」

――――――――――――――――――――

こが坊 苦しいよな。私ら
 神様だか悪魔だかしらねーけどさ。行き成り突拍子もなく
こんなもん貰って、そんでもって目を付けられて見えない縄見たいな
規則でがんじ絡めでさ。

 ――『自由』をさ 私らで手に入れるっぺ!
こんな息がつまるような場所を出て 何時か夏の夜空の流星群を
オラ達だけで見ようぜ なぁ こが坊

―――――――――――――

枯野「は  はは…………はは。よって……たかって……どいつもこいつも
誰も本当の僕を…………見てくれようとしなかった……『先輩』を除いては」

   パサパサパサァ……

黒服「! おい、また枯れ葉だ!」

黒服「抵抗させるな、気絶させろ!!」  

  シュッ  ドガッ   シュオッ  ゴガッ

枯野は、再び自分の周囲に未だ健在な空いてる手から『枯れ葉』を
丸まった姿勢の隙間から噴き出す。それに危険を感じて黒服達の何人かが
彼の頭に警棒を振り下ろす。強い衝撃に頭が割れて少なくない血を流しつつ
その目は未だ荒々しい光が生きている。

枯野「僕は…………『夏の空(自由)』を手に入れる。先輩の為にも
その為にはアリーナだろうと誰だろうと……
 ――僕の前から砕け散れ」  カチッ  ボ……チチッ

枯野の手は地面に置かれ……その地面についた手には服に忍ばせてたのか
『千切れた花火』らしきものと、残る手は枯れ葉ヴィジョンに当てるように
『ライター』が火を灯され、手の甲を軽く炙っていた。

 ・・・枯野の周りを舞う枯れ葉が全体的に瞬く間に赤く変色する。

386『サマー三連星』:2021/06/29(火) 00:54:40
>>383(小石川PC)

『目』を先行として偵察させつつ階段を上がる貴方。
その間にもスタンドの刃を扱い、体の分離を澄ませて いざと言う時の
為に対処可能な準備を済ませる。

 階段を上がると第二、第三ミーティングルームの存在する居室が両脇に
点在する通路が見え、十字路となる場所に資料室と総務室が見える。


   ・・・ずるずる。

 『……キーィ゛』

! 貴方の『目』が階段を上がる先で捉えた光景は、引きずるようにして
興味が総務室のある方面に連れていかれるのと。そして興味の居る周辺で
階段を見張るように佇む『ハクビシン』だ。
 ハクビシンは、スタンドヴィジョンで成人男性の腕ぐらいの大きさ。
顔の中心に縦に描かれた白い体毛部分の下にある鼻部分は少々噴射口
のようになっているのが見てとれた。

 威嚇するように謎のスタンドは鳴いて目を睨みつつ、総務室の入り口が
開く音と共に通路の死角へ去っていく……。

387『サマー三連星』:2021/06/29(火) 01:12:22
>>384(ソラPC)

佐保「おー! そうかっ ソラか。そーだなっ」

佐保「――すぐ倒される奴の事なんぞ、オラの頭の中には
春の雪解けよりも瞬く間に記憶から流れるっぺよ!」

 ス――ッ   グググッッ――  ゴォッシュンッ!

佐保「どあたまカチ割ったらぁ!」

 !! な、何と『雪だるま』は滑ると共に壁にバウンドする感じで
滑り、追尾機能を持ってるのか貴方へ接近。
 と、同時に雪だるまは溶けるように形を崩したかと思いきや……
一気に、その雪が頭部の部分が『レジ機』そして胴体部分が『消化器』
へと変化して貴方に飛来する!(スC)


尚、化粧品コーナーの棚には幾らか未使用の化粧品なり
陳列していても可笑しくない道具(言い切り可)が置かれてるだろう。

388小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/29(火) 07:10:52
>>386

   ――……!

興味と『ハクビシン』――優先しなければいけないのは、
興味の安否だ。
ここに何人のスタンド使いがいるかは分からないが、
もし一人だとすれば、総務室の中に本体がいる。
その仮定を前提にして考えると、
相手はスタンドと本体を離している。
つまり、射程距離は短くない。
そして、それぞれが別々の位置にいるという事は、
何かの布石だろう。

     ススッ……

『目』を自分の背後に移動させ、後方からの奇襲に備える。
考えられるのは、総務室に踏み込んだ時を狙って、
背後から『ハクビシン』に忍び寄られる危険性だ。
『前後』を同時に見る事で、その可能性に対処する。

  「興味さん――」

         スッ

  「私の声が聞こえますか……?」

室内に声を掛けながら、扉の開いた総務室に踏み入る。
無抵抗で引きずられていた所を見ると、
おそらく興味の意識はない。
それでも声を出すのは、
『明確な敵意がない』事を示すためだ。
捕らえられた興味が、
『人質』に使われる可能性は十分に有り得る。
そういった状況で決断を迫られた経験は『二度』あった。
片方は相手の『取引』に応じる形で、
もう片方は相手に『交渉』を持ち掛ける事によって、
『争い』を終わらせた。
今度の相手に通じるかは別として、
『話し合いで解決できない』と判断するまでは、
こちらから『積極的な攻撃』はしない。

389ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/29(火) 16:24:13
>>387
雪だるまの化けの皮が剥がれ、中身の『レジ機』と『消火器』がソラへ襲い掛かる
何だこいつらは?何故追ってくる?
このまま逃げても、ずっと追いかけて来るのか?

『消化器』…
敵のめくらましにも使え、打撃武器としても使える強力な武器だ
ここで手に入れば大きな戦力になるかもしれない

ここは『杖』で迎え撃つ!
叩き落しても止まるという保証は無いが
かわしても追われ続ける可能性もあるからだ
ここはリスクを負ってでも迎撃する事を選択する

しかし、その間にも敵が新たな凶器を投げて来るかもしれない
一応、佐保の方にも気を配っておかなくては

390小翠『タキシードムーン』:2021/06/29(火) 19:40:43
>>385

「・・・・・・ッ!?
 おい・・・! オッサン達、離れろ!」

しまった・・・!と、そう思った
『タキシードムーン』で得られる人物知識は客観的な事実ではない
もっといえば、『黒服B』が『理想の出雲』に期待する『出雲の主観』による情報でしかないのだ

つまり、手にした情報には抜けが・・・彼らの『主観』が欠けている!

(言い方を間違えたか・・・・それにこの感じ
 アイツは『花火』を使って、『アレ』をやろうとしている!)

思い返すのは『おじいちゃん』の語る『武勇伝』・・・・!

(かつて『おじいちゃん』はヤクザに追われた時・・・・小麦倉庫を爆破して難を逃れた
 確か『燃えやすい粉』を空気によく混ぜてから火をつけると
 凄い爆発・・・・『粉塵爆発』が発生するとか)

(アイツは『火薬』と『風』を使ってやばい事をやろうとしている!)

「・・・・・・『爆発』が起きるぞ!」

このまま、この場所にいるのはマズイ!
急ぎ、近くにいる『黒服B』の手を引き、何か遮蔽物の影に隠れようとする

391『サマー三連星』:2021/06/30(水) 09:27:24
>>388(小石川PC)

ゴホ ゴホ ゴホ・・・

?「……おんな、か。ゴホッ……クラウド・ナインめ。くたばりかけてる俺なら
アリーナの使いの一人で十分だって、か? はっ グッ……」 ゴホ ゴホ ッ……ッ

総務室に居たのは、一人の男性だった……。室内は中心にPCなどが置かれてたのであろう
長机が陳列して、撤去し忘れたか持ち込んだパイプ椅子が数台机近くに転がる。
 その内の一台に、返事をすることも気絶して叶わない興味が力なく座るように
凭れかかり、それに軽く腕を回し何時でも危害を加えられる体勢で一人の男が
待ち受けていた。

 イメージ画:ttps://picrew.me/image_maker/58992/complete?cd=8hskhREm9B

茶に近い髪を後ろに纏め上げ、何処にでも歩いてそうな印象に残らない既製品のスーツ
黒手袋の嵌めた片方の手に煙草を挟んで、顔色悪い様子で咳き込みを時々している。

『 シー ィ゛……』

『ハクビシン』のスタンドは、意識を失ってパイプ椅子に凭れかかる興味の膝で
貴方を威嚇する様子で睨む。背後の『目』に、『資料室』の開放されたドアより
もう一匹の『ハクビシン』が見えた……! 一瞬、飛び出しかけたのも認識したが
貴方の『目』に、そちらも気づいたようで瞬時に今度は貴方が移動した通路の死角に
滑り込むようにして蔭から様子を伺う体勢に移る。

『ハクビシン』……何か病気か怪我によって体調芳しくない男のスタンド。
どうやら二体を操作出来るか、自立して移動してるのか。少なくとも前と後ろの
挟み撃ちが何時でも可能となっている。

?「こっちの仲間は……気絶させただけさ。アリーナも人手不足か? 
何の警戒もなく、歩いてた……ゴホッ……! フーッ で、だ。
あいつ等は無事なんだろ? だったら、こっちを解放する代わりに引き渡せ。
 『道しるべ』に関しての取引きを要求するにしても、まず、そこからだ……」

……男は、何やら貴方をアリーナの組織の一員か何かと勘違いして話してるようだ。

そして、この光景で奇妙なのは男の背後の壁で強烈に存在を誇示する『大棚』だ。
 恐らく興味が話してた、窃盗団が盗んだ代物……。

392『サマー三連星』:2021/06/30(水) 09:38:34
>>389(ソラPC)

   ガキ ガギィーン!!  ガシャンッ!  ガンッッ!

貴方は『ステインド・スカイ』の『杖』を巧みに使い
『消火器』と『レジ』を迎撃して地面に叩き落とす。
少しでも反応が遅ければ重たいどちらかが頭の上に落ちて昏倒してたかも知れない。
(※出来れば迎撃する時のパス精も記入してくれると有難い)
地面に転がった消火器とレジは再び動いて貴方を襲ってくる等の現象は無い。
 どうやら、物体を雪だるま化して。その状態では狙った相手を幾らか補足して
遮蔽物に隠れても解除されるまで追跡する力はあるようだ。

  ブゥンッッ ガシャァァン……!

『……グオゥンッ』

 その間にも敵の手は止まらない。どうやら飲み物などが置かれてるコーナーの
棚に移動すると共に、陳列してる缶のドア部分のガラスを本体で装備してる
ショベルを使って粉砕するのが棚の隙間から貴方は確認出来る。

そして、除雪用具のショベルから『スノーダンプ』を持つ雪男は。その
砕けたドアガラスの破片を用具を使って受け止めている……。

佐保「そこで一生隠れてるっぺさ! なんならガキはママのおっぱい吸うのに
家に帰りな! オラもそのほーがフケるのが楽で、えー!」

 凶器のショベルを貴方が隠れてる方角に突き付けるポーズと共に
彼女は挑発してくる……。

393『サマー三連星』:2021/06/30(水) 10:12:54
>>390(小翠PC)

彼等(アリーナ)は悪たる者達では無い。だが、人間は決して完璧でなく
間違いを犯し、相互の認識に差異を持ち、ギャップに苦しんで諍いも生じる。

貴方に責任があるのでは無い。彼(枯野)の怒りは根深く、一時の『理想』が
冷や水となって収まるもので無かったのは誰しも思いつかなかったのだから。

 夥しい枯れ葉が紅葉よりも赤く発光、そして目を灼くような光と熱が
包み込む前に、貴方は黒服Bの手を繋いで遮蔽物に隠れようとする。

だが、如何せん動きが遅く感じる。まだ貴方が理想の出雲の状態を維持してれば
枯野の自爆攻撃を制止するか、彼女を助けるか。違った結果を産み出せた。


   ――カッッッッッ゛ッ゛




         ・・・  ・・・


                   メラメラメラメラ……。

……背中が少し痛い、恐らく強めに吹き飛んで強打する形で背中から倒れ込んだ。
 胸が苦しい。まるで誰かに覆いかぶされてるように。
体の痛み。爆発を受けたのだ、全身が火傷になっても不思議でない
きっと酷い…………?  
 変だ……貴方(小翠)は確かに背中に少し痛みを覚えるが、それ以外に
特筆として痛みが無いのだ。反射的に強く瞑ってた目を開けると。


           黒服B「……ぁ……ぶ…………じ………ね?
…………よか……………った………」

     「……おね……が………ぃ…………あ……の……子…………を
…………と……めて……あ……げ」  




背中に深刻な火傷、熱した肌と焼けたスーツが張り付いている。
君は、彼女に庇われる形で再起不能のダメージを避けられた……。
 気絶した彼女が崩れるように貴方が起きるのを邪魔しない位置に転がると
開けた視界に、燃える火の粉が点在する十字路の塀とアスファルトの床。
 そして呻きつつ彼女と同等の深刻な火傷で倒れる黒服の集団。

 ――そして……。


  ググッ……   スクッ――ッ

   「――――僕は……あの人を……先輩を……夏空の先へ 導くんだ……っ」

  (枯野、この息子 娘殺しがぁ! おめぇは悪魔だっ)

      (可愛気もねぇ孫だよ……ほんと恥ずかし。その目も忌まわしくて
オマエを見てると死神か何かでねぇかと薄ら寒くなる)

 (君の力は訓練すればアリーナのトップになれる。だから今は我慢して
アリーナのルールに基づいて生活するんだ。忍耐だよ、忍耐)

  「『自由』の為なら……悪魔にでも……っ 死神にだってなってやるよっっ゛」

拘束しようと覆いかぶさった黒服達が皮肉にも枯野が爆発に巻き込まれる
ダメージを軽減したようだ。軽く炙られたようながら、まだ強く光り輝く
枯れ葉のヴィジョンマークが描いた手を握りしめ、そのマークに呼応するような
激しい意思を携えた光を伴って枯野は少し焦げた体をものともせず
しっかりとした足取りで別の道へ駆けようとする。

 枯野「邪魔は……誰にもさせないっ!!
追ってくれば……命の保証はしない!!!」 タンッ!!


彼は、走る    その先が自分の信ずる光だと信じてか、信じ込もうとしてるのか・・・。

394小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/30(水) 15:53:09
>>391

『二体のハクビシン』を『両目』で視認する。
挟まれる事自体は想定していた。
もし今すぐ『同時』に来られたとしても『同時に対処できる』。

  「……私は『小石川』と申します。
   『このビルにいるスタンド使い』を捕らえる役目を、
   『アリーナ』から依頼されました」

  「既にお見せしている通り、『これ』が私のスタンドです。
   能力は『本体の体を切り離す事』……。
   私に対しては無害ですが、『それ以外』に対しては、
   『普通の刃物と同じ結果』を生むとお考え下さい」

  「その方は偶然居合わせた『一般人』です。
   『アリーナ』とは何の関わりもありません」

まずは、そこまでを一息に話す。
『アリーナに雇われた』というのは作り話だが、
確認する手段がない以上、
頭から否定する事は出来ないはず。
そして、『スタンド』の事を教えるのは、
こちらを信用してもらうためだ。
ただし、『もう一つ』は伏せておく。
そちらまで明かしてしまう必要はない。

  「私が知っているのは、
   あなた方が『棚』を盗んだ事だけです。
   それ以外の事情は何も知らされていません。
   出来る範囲で構いませんので、
   何が起きているのか教えていただけませんか?」
 
  「あなたの要求に応えるためには、
   『状況』を正確に理解する事が必要になります。
   それが分かれば、
   私から『アリーナ』に話を通す事も出来るでしょう」

  「『その方』の安否のために――
   私は最大限の努力をするつもりです」

今は何よりも興味の身が最優先。
決して強行手段は取らず、あくまでも話し合いに専念する。
その間も『ハクビシン』に対する警戒は緩めない。
ただ、どうしても気に掛かってしまう。
自分の目の前で、苦しそうに息をする人がいる事に。

395小翠『タキシードムーン』:2021/06/30(水) 17:51:21
>>393

「しまった! 間に合わ・・・・・・!」







・・・・・気が付いた時には、周囲に熱を感じた
思っていたよりも痛みは少ない・・・・
それを不思議に思いながら動こうとしたところで、
自身に覆い被さる『人物』の存在に気が付いた

           ・・・・・
「あぁ・・・・ああああ! おねえさん!」

熱と痛みで意識を一気に覚醒させる
周囲を見回してみれば、同じように倒れる黒服の集団が見えた

「枯野・・・・・! 枯野ォォォォ――――――ッ!!」

黒服達を蹴散らして『枯野』が去って行く
だが、この場ですぐに追いかけるわけにはいかない
負傷したおねえさん達を助けるためにも、助けを呼ばないといけないからだ

小翠はズボンのポケットからスマホを取り出して、
『119番』に電話をかける

「早く・・・・早く来てくれ・・・・おねえさん達が!」

396ソラ『ステインド・スカイ』:2021/06/30(水) 18:15:10
>>392
(スペック表記忘れ申し訳ありません)
「吸わせてくれるようなママがいれば良かったんだけどね…
 お前こそ田舎に帰ったらどうだ?」

今、追い詰められているのはソラの方だ
このままでは防戦一方…!
何とか攻めに転じたい所だが、ソラには飛び道具が無い
いや、あるにはあるのだが、相手程の制度があるわけでもなければ威力も全く足りない

攻撃するにはどうにかして接近する必要がある
それには、こちらから近付くか、相手をこちらに誘き寄せるしかない

『レジ』を『ステインド・スカイ』で『浮上』させ、
『杖』を脇に抱え『消火器』を拾いスナック菓子の棚まで駆け抜ける
そして『消火器』の栓を抜き敵に噴射ッ!
この一連の動きをスBで行いたい

『消火器』の射程には届かないかもしれないが、煙幕代わりになる事を期待して

397『サマー三連星』:2021/07/01(木) 02:03:05
>>394(小石川PC)

男は興味の首に腕を回しつつ、黙って貴方の話を聞き終える。

?「……おーけ、OK。全部信用はしないし、時間稼ぎがあんたの狙いかも
知らないが、俺もそれに関しちゃ願ったりだ」ゴホ ゴホ

咳き込む男は、興味に密着して何時でも危害を加えられる体勢を崩さない
ままに話に乗る事には同意したようで喋りだした。

?「後ろにある棚。そいつは『星尾神社』に所縁ある家の品でな……
『流星落下伝説』ってのが、その地には存在していて三つの隕石がその地に
落ちてきたってのが大まかな内容でな。

肝心なのは『その隕石』を、とある一族の匠が神のお告げだの何だので
落下地点の素材を使い『ある道具』を作成して、それを隠した」

で、その隠し場所の在りかを記すものとして、この棚に秘密が隠れてる。
と男は煙草を挟む手の親指で後ろを示して説明を終える。

?「……俺は謂わば、裏社会のブローカーでな。
最初は合法で何食わぬ顔で普通に購入しようと思ってたが、先に別の奴等に
気付かれて布石を打たれたんで強奪する手段を選ばらざるをえなかった」

「そんでもって俺のヘマに仲間の二人をアリーナの化け物に決死の
鬼ごっこをさせられて、毒雲を吸わされて体ん中をボロボロにされて
一人アジトに逃げ帰って今に至るってのが事の顛末よ」

事情は話し終えたぜ、次は お前さんの番だと煙草に一度火を灯し
深く吸ってから男は睨みつけるように鋭い口調で貴方に告げる。

「『佐保』 『枯野』
仲間二人が今もアリーナに追い掛け回されてる筈だ。
すぐに手を引け そう電話で依頼したアリーナの上に連絡しろ。
でなけりゃ、この、お前さんの言う一般人の女の首が明日から
ネックレスも巻けない有様になるぜ……」

男の目は本気だ。どうやら貴方と出会う前から交戦して軽くないダメージを
体に宿してるようだが、興味が人質として傍に居れば容易に手出しは出来ない。
何か、工夫をして男の気を逸らすか、何か手段を考える必要がある……。

398『サマー三連星』:2021/07/01(木) 02:21:46
>>395(小翠PC)

君は叫び、スマホを取り出し急ぎ救急車を呼ぶ。
 直ぐに来てくれるらしく、倒れる黒服達も大分酷く火傷を負ったが
今すぐ命に係わりはしない。

地面には数本、武器になる警棒が転がって倒れてる黒服達を調べれば
更に市販の防犯グッズ程度の装備はあるかも知れない
(※常識の範囲内の防犯道具・武器なら2,3入手出来て構わない)

 
  ちょっと、なになに!?
            爆発? 物騒ね

十字路の、被害のあった現場にゾロゾロと集まってこようとする
人影が増してくる。もう少しすれば、この辺は野次馬が囲うだろう……。

急いだほうがいい……枯野は黒服達に傷めつけられたダメージもあり
移動のスピードはそこまで大きくないだろうが、時間を掛ければ
かけるほど彼を逃がしてしまう。

399『サマー三連星』:2021/07/01(木) 02:34:22
>>396(ソラPC)

清算レジ。貴方の頭部か、少し大きい程度のソレをスタンド浮上させると
共に『消化器』をスナック菓子棚から駆け抜けつつドリングコーナー
付近の佐保向掛けて噴射!


    プ  シャーァァアッッッ!

佐保「ぷへっ! ちっ、消化器なんぞ雪だるま化するもんじゃなかった
げほげほっ…………」

 成功だ。煙幕化するように噴射剤が上手い事 貴方の姿と佐保の間に
白い壁を生み出す。ちょっとすれば(2レス)晴れるだろうが
それでも容易に相手を攻め込ませない猶予は作れるだろう。

佐保「ヘンッ けど、こん程度でオラを怯ませられると思ってんなら
お焼きよりあま過ぎる考えだっペ。
 これ晴れたら、霜柱よりどえれぇ背筋凍るような攻撃みせてやるっぺぇよ……」

消化器の煙の向こうで、何やら準備を彼女はしてるようだ……。

400小翠『タキシードムーン』:2021/07/01(木) 18:23:38
>>398

「はい・・・・ ええ・・・・ すぐに来てください」

     ピッ

救急車を呼び、スマホの通話を終える
これだけの『騒動』を起こした相手だ・・・関われば小翠自身どうなるかわからない
幸い、枯野はこちらの事を気にしていないようだ・・・・安全な所に逃げる権利が小翠にはある

「でも・・・・おねえさんは俺を庇ってくれたんだ・・・・
 あんなに大きな『爆発』を前にして・・・・俺を・・・・」

自分を庇った『おねえさん』の呻き声が聞こえる
そして、彼女が最後に口にした『言葉』は小翠の耳に残り続けている
『枯野を止めろ』という・・・・その言葉が!

「わかった・・・・おねえさんに代わって俺がアイツを止めてやる!」

そうと決まれば、こんな所で立ち止まっている時間は無い
だが、『枯野』を追うにしても準備が必要だ
だからこそ・・・・小翠はこの場で『工作』を開始する

「『アレ』を使うぞ・・・・!」

まずは筆箱を開け、中の『鉛筆』と『輪ゴム』を用意する
それらを取り出し、まとめて、一つの『道具』を作り出す
『輪ゴム』を射出するための『わりばしゴム鉄砲』だ!
ttps://www.city.fukushima.fukushima.jp/bunka-bunkazai/fureai/kakonotenji/documents/48733.pdf

そして、『タキシードムーン』の『光』を浴びて『理想像』に変身
小翠の姿が大きく成長し、強気の表情をした金髪の青年が現れる
『わりばしゴム鉄砲』には『光』を浴びせずに、今は懐に隠しておく

「行くか!」

一連の準備が終わったら、枯野を追いかける
枯野は黒服との戦闘で殴られている・・・血も流れているはずだ
血痕を追いかけるようにして追跡を開始する

401小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/01(木) 18:33:26
>>397

現在の問題は、既に対峙した状態であるために、
『新たな仕込み』が困難な事。
興味の安全を確保するまでは、
『現状の用意』だけで切り抜けるしかない。
『スタンド』と『本体』の『三者』を、
同時に相手取るつもりで掛かる必要がある。

  「……ありがとうございます」

思い起こすのは、『幻の町』に存在した『刀』の事だった。
『町の消失』と同時に消えてしまったが、
あれも『隕石』から作り出されたと聞いている。
もしかすると、『同じ類の品』なのかもしれない。

  「お話は分かりました。
   今から『連絡』させていただきます」

         スッ

空いている手でバッグからスマートフォンを取り出して、
『アリーナのスタンド使い』に連絡を取る。
繋がるのなら相手は問わないが、電話を掛ける前に、
『このビルの場所』を文章で送っておく。
ここに『人を遣してもらう』ために。
もし別の人間がビルに近付けば、
そちら側に注意を向けさせる事が出来るはず。
そこに生じるであろう『隙』を狙う。

  「――『小石川』です」

  「『棚を盗んだ犯人』を見つけました」

  「今、私の『目の前』にいます」

『通話』を始めると同時に、相手の方から何か言う前に、
こちらの状況を簡潔に伝える。
詳しく話している猶予はない。
簡単な説明でも、大体の事情は伝わるだろう。

  「『人質』の身柄と引き換えに、
   『佐保さん』と『枯野さん』の安全を要求されています」

  「お二人から手を引いていただく事は可能ですか?」

話しながら、それぞれの『位置関係』を確認する。
『前方』と『後方』の両方。
具体的には『二体のハクビシン』と『本体』までの距離を。

402ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/01(木) 18:38:01
>>399
こちらの狙いは攻め込む事だ
『消火器』の中身は残っているだろうか?
残っていようがいまいが、一旦その場に置いておく

スBで急ぎ雑貨コーナーからライターを
アルコールコーナーから適当な酒を手に取る

そして、飲料水コーナーの佐保がいると思われる場所に
アルコールをぶっかけ、点火したライターを投げ込むッ!

巻き込まれないようにスBの跳躍力を利用したバックステップで
置いておいた『消火器』の位置まで戻るッ!

「オーナーのおっちゃん、すまないっぺよ」

403『サマー三連星』:2021/07/02(金) 09:35:57
>>400(小翠PC)

MAP→ttp://tamatamakonet.com/park/suge-banba/

『あの子を止めて』

アリーナに属する彼女の意志を貴方は継ぐ。『タキシードムーン』により
貴方は祖父の若き頃の憧憬の姿へと変化し、輪ゴム鉄砲を携行して
集まってくる人達を超えて枯野が去った方向に力強く駆けていく。

黒服達の残した成果は無駄では無い。一人が強く打ち付け、頭からの流血が
落ちた痕が貴方を導いていく。それは少し先の階段を上った先の公園の中に続いた。

 ザッ……。

枯野「! …………さっきの奴か………お前」

公共トイレより、僅かに血で染まったトイレットペーパーらしきもので頭を抑え
軽く毛先を濡らしつつ出てきた彼野と貴方は目が合った。

暑い気温、頭部の負傷を少しでも早く洗い流して患部を応急手当するのに
足を止めざるを得なかったのだろう。
 姿は変化したが、戦闘により研ぎ澄まされた直感からか枯野は貴方を『敵』だと
認識したようだ。枯れ葉のヴィジョンが描いた手が横に翳され十数枚の枯れ葉が
本体である彼を中心に舞って、旋風が吹いてるかのように螺旋状に飛来する……!

枯野「言った……よなっ……命の保証は…………しないって」

枯野「僕は…………僕達は自由を得る……誰にも、邪魔はさせないっ」

(※立ち位置としては、MAP上の階段付近に小翠。
男女トイレの入り口付近にて枯野が居ます)

404『サマー三連星』:2021/07/02(金) 09:50:06
>>401(小石川PC)

(※電話する『アリーナのスタンド使い』ですが、GМごとに派閥も異なったり
行動も異なってくるので、以下の措置で進行します)

貴方は自身の知るアリーナのスタンド使いに連絡する。
だが、その人物と会話すると少し困った声色でこう返される。

『アリーナの組織は枝分かれしていて、それによって秘密裏に動いたりしてるので
今から他の者に伝えて情報共有して対応するが聊か時間が掛かる』

要約すると、そう言った内容。目の前の男に真実を伝えるか別の会話で
時間を稼ぐ方法もあるが、どちらにせよアリーナの援軍が到達するのは
少々この切迫した状況の打開として望み薄のようだ。

興味に張り付くように男と共に居るハクビシンとの距離は『4m』
貴方の背後から警戒し、何時でも襲撃可能なほうの距離は『3m』

本体を攻撃するにしても、この距離では分が悪い事が貴方にも分かる。
咳き込む男からすれば、未知数の障害である貴方への絶好の盾として
興味を易々と離さないのは自然な事だ。

男「……ゴホ、ゴホ…………その顔だと、あんまり良い返事は
貰えなかったか? まぁ、そっちも俺達をみすみす指銜えて
見逃してくれる程、甘い奴等だとは、これっぽっちも思ってないが」

「……あんた、子供とか居るか?」

顔色悪くも、男は少しでも肉体の内側の苦痛から意識を逸らしたいのか
小石川に雑談を投げかけて来る……。

405『サマー三連星』:2021/07/02(金) 10:09:08
>>402(ソラPC)

 タタッ  タタンッ!!

消火器を置き、スタンドによる恩恵の速さを得つつ雑貨コーナーを
走りがてらライターを手にし、アルコールコーナーより酒を取る。

佐保「其処に居るか、おんどらぁ!!」  タンッ  『グオゥッ゛!』

走る音は、コンビニでたった二人だけしか居ない空間だと容易に相手も
こちらの位置を捉える。そして、ただ見逃す程に彼女も甘くないようだ。

 ! 消火器の煙を抜けるように、スノーダンプを押してるらしい雪男
ショベルと肩に何か乗せた佐保が一緒に煙から出てこようと
しているのが見えた!

 どうやら、何らかの準備を終えたようだ……。

(※行動が多いのと、敵対NPCの行動が変化したので途中のシーンで区切り。
投擲を続投するか、別の行動に変えるか自由に決めて良い)

406小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/02(金) 10:40:10
>>404

(派閥に関しては理解しています。
 相手は問わないというのは『GMに一任する』というつもりでした。
 もし選択可能であれば、
 ミッションGMの所有するベリルかアルキスを指名させていただきたく思います。
 それが不可能であれば、このまま進めていただいて大丈夫です)

407『サマー三連星』:2021/07/02(金) 12:00:47
>>406(小石川PL)

こちらとしても常勤で参加して頂いてるPCには面識あるNPCと
接触させたいのが山々ですが、生憎以前のミッションでは連絡先を直接
交換(多分合コンも追跡ミッションも、細かく交換はしてなかった筈)が
なされてなかったと思いますので。今回に関しては指定のNPCとは
後日談で連絡先の交換に至るかと思いますが、ミッション途中で指名は
不可能と言う形にさせて下さい。

これは、どちらかと言えば以前のミッションで、こう言った
やりとりを、ちゃんと行わなかったGМの不手際です。申し訳ない。
ただ、ミッションに対し大きな悪影響は特に無い事だけ明言させて頂きます。

408小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/02(金) 13:06:00
>>407

(了解いたしました。
 お手間を取らせてしまい申し訳ございません。
 丁寧に対応していただき、ありがとうございます)

409小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/02(金) 13:22:25
>>404

前方『4m』、後方『3m』。
少なくとも『距離』は十分。
あとは『一瞬の時間』を作る事が出来れば、
『チャンス』の生まれる余地はある。

  「ええ……」

     スッ

  「『私の言葉だけ』では難しいようです」

口元からスマートフォンを離す。
状況の打開を諦めた訳ではない。
既に『次の策』は考えてある。

  「……いいえ」

思いがけない言葉を聞き、胸中に微かな痛みを感じた。
それでも目は逸らさない。
眼前の相手からも、自分自身の現実からも。

  「――あなたは?」

彼が話を続けるなら、それに耳を傾ける。
もしかすると、何か新しい情報を聞き出せるかもしれない。
会話が途切れたら、そのタイミングで『策』を実行に移す。

410ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/02(金) 19:23:40
>>>405
気付かれてしまったが、やる事は変わらない
しかし、敵が何をするつもりか分からないのは不気味だが…

スBの跳躍でアルコールの棚に乗る
そして頭上から、佐保に酒(適当に選んだが、出来れば瓶でなるべく度数が高いといいな…)を
そして点火したライターを投げつける
火葬パーティーの始まりだッ!!

こんな程度で炎上するか不安な所だが…

それにしても、一々五月蠅い女だ…
彼女はこれだけ怒鳴っていて疲れないのだろうか…?

411小翠『タキシードムーン』:2021/07/02(金) 21:41:16
>>403

「勘がいい奴だな!」

元より奇襲を仕掛けようなんて考えは毛頭なかったが、
あまりの勘の良さに驚きの声を上げる

「そうだ、俺の名前は小翠蒼輝・・・・10歳の小学生だ
 子供同士、ここで話をつけにきた」

枯野を会いかけた理由は『止める』ためだ・・・『倒す』ためではない
あの『歓楽街の夜』はそこを履き違えてしまったからダサイ姿を晒した・・・・今は違う!
まずは『枯野』を止める為に会話を始める

「なあ、さっきは俺も悪かったよ、お前の話も聞かずに一方的に話しちゃってさ・・・・
 だから、俺に聞かせてくれよ・・・・お前らが求める『自由』が何なのか
 それは・・・・『あいつら』がいると叶わない事なのか!?」

「それにさ・・・・」

小翠自身も『自由』は好きだ
何しろ、大好きな『おじいちゃん』は飛びっきりの『自由人』であったのだから
だが同時に、『自由』は時として報いを与える時があるという事も知っている

(おじいちゃんは『自由』のために死んだ・・・・)

「お前には『自由』の使い方を間違わないで欲しいんだ」

説得に応じないようであれば、今度こそ『武力』を使うしかない
懐の『わりばしゴム鉄砲』を握りしめ、いつでも『変化』出来るようにしておく

412『サマー三連星』:2021/07/03(土) 12:54:02
>>409(小石川PC)

>――あなたは?

「ゴホッ……一姫二太郎ってな。娘と息子が一人ずつ。
けど、こんな仕事ばっかりでな……妻にゃ愛想つかれて出て行かれたよ」

後悔は、多少あるがな。と男は煙草を吐きつつ、告げる。

「…………大人になってな、久しく忘れてた感情が。いま仕事してる
あいつ等と短い間だが過ごして蘇ったんだ。今じゃ、俺にはあいつ等が
自分の子供見たいに思えてな。
 ――だから、俺達は『自由』を得る。今回の仕事を終えた報酬の大金と
今までの貯蓄を合わせれば外国なりで第二の人生を、あいつ等と共に出来る
その為なら……俺はなんだって――」

              ガシャンッッ  ボォッ

「――っ!? くそっ、おい 止せ!
『ブライアン・アダムス』!」     『キーィ゛ッ!』 プシャァ!

 ! 膠着状態を壊した一投の石、と丸めた紙に火が灯された投擲物。
それが、この室内の大棚の頭上にあった窓を破壊して燃えた紙が運よく大棚の
上に落下する。調達しな品が、今回の彼の依頼を左右する物ゆえに男は一気に
狼狽して、興味を離して大棚に駆け寄る。『ハクビシン』も同時に彼と一緒に
大棚の着火地点に跳ぶと共に、その鼻先から黒紫色の噴霧状のものを火の付いた
場所へ放った。火はすぐ鎮まる感じの弱さに至る。

『キーィ゛!』 

そして、貴方を背後で監視してた『ハクビシン』も行動を起こした。
誰の邪魔が知らないが、この一手により状況が一斉に不利になった事を悟り
貴方のほうへ迫る!(ス:B)
 後頭部……うなじ目掛けて嚙みつこうと、跳ぶハクビシンの口元が大きく開き
短い牙が『眼球』の視界の中で捉えられる!

413『サマー三連星』:2021/07/03(土) 15:16:14
>>410(ソラPC)

佐保「うおっしゃあ、見つけたぜガキ!」  ズァッ!

消火器の煙を抜けて出てきた彼女は、貴方を睨みつけつつ前進する。
その肩と、ショベルに乗ってるのは……『雪だるま』! 
ショベルと人の肩に乗る程度のサイズだが、先程貴方に襲い掛かる直前に
レジや消火器に変化したのと同様の存在。恐らく、これ等も何らかが
雪だるま化してる。それが、彼女の能力なのだろう。

雪男ごと、『フロスティ・ザ・スノーマン』の押すスノーダンプにも
それに乗るサイズの大きめの雪だるまが鎮座してる。

佐保「スノーマン、出なぁ!」 ピョーンッ!

   シュッ   パキャッ  ボゥ!!

佐保「っちちぃ! スノーマンっ!!」 ピョンッ……パシャァ!

彼女の肩に乗ってた雪だるまは、ソラが投擲した酒瓶の軌道上に
佐保を守るように飛び出す(ス:C)が。如何せんスピードの差があり
雪だるまが酒瓶に当たる直前に解除され、元の物体であったのだろう
大きめの飲料水へ変化したペットボトルに当たり、それでも勢いは殺しきれず
砕けた酒瓶の中身が彼女の首回りに掛かり、次に投げたライターが命中する。

だが、彼女の体に火が回る前にショベルに飛び乗ってた雪だるまが彼女の首
元に当たり、体がその衝撃で崩れると共に元の変化してた小さめのペットボトル
にも損傷したらしい飲料水。振ってた炭酸水らしいジュースが彼女の首元に
掛かって鎮火する。少しだけ皮膚がミミズ腫れらしきものが見えるが軽傷。

佐保「てんめぇ乙女の柔肌傷つけた覚悟は出来てるっぺなぁ!!?
おらぁスノーマン ぶち撒けさらせやぁ!!」

 『グモォ―!』  ブンッ  シュオォ―!!

フロスティ・ザ・スノーマンと言われた雪男のスタンドがスノーダンプに
勢いつけ前に振り。その勢いにのって子供サイズ程度の『雪だるま』が
無表情のままに棚の上に乗った貴方目掛け飛来する!

 グググッ  ピキピキィ!

『雪だるま』は接近しつつ、軋むような嫌な物音を立て鳴らしてる!

414『サマー三連星』:2021/07/03(土) 15:33:23
>>411(小翠PC)

>『あいつら』がいると叶わない事なのか!?

枯野「そうさ……『アリーナ』は、僕を、先輩を保護観察の下に置いてる。
いずれ、僕が成人となって能力の行使も教育終えたらアリーナの構成員として
活動する。それが、僕が祖父母を傷つけた責任に対する義務だって……!」

 ギュッ……ッ゛

枯野「……っざけんなよ……! 父さんに母さんが死んだのは、お前の所為だ。
そう言って爺さん婆さんは俺に家の為に働き続けろって責められて生きてきた。
僕に何の『責任』があるって言うんだよ!?
 確かに弾みで、育ての二人をスタンドで怪我させたよ!
だけど、死ぬまで僕は見えない監視の下で生きなくちゃいけないのかよ!?
小翠……僕が悪いのか? 僕が自由を求めて別の場所に、先輩達と一緒に
この街の人間が知らない場所で生きていこうって言うのは、そんなに悪いのか!?」

 ――だったら、僕はその『悪(自由)』のままに生きる!

    僕の『場所(station)』は僕自身が決める――!

枯野「だからさっ……そこを退けよ! 小翠!」  ゴォォォ!!

 枯野は自分自身の周りに竜巻状に枯れ葉を展開(ス精:BC)しつつ
貴方に接近する(ス:C)。その枯れ葉が彼自身の手元を見え辛くしており
どのような能力を行使してくるか不明だ。
 だが、一連の経過を見れば彼の枯れ葉は直接自分の手で触れてる物体と
同等の性質にさせていると推理出来る。今の舞ってる枯れ葉も
単純な枯れ葉ではないだろう……。

415ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/03(土) 16:52:49
>>413
「元々小汚い肌だったんだ、その位で文句言うなっぺ
 むしろ前よりかっこよくなったんじゃないっぺか?」

雪だるまの中に物入れて飛ばす能力
先程、飲料水コーナーのガラスを割っていた佐保
あの雪だるまの中には、ガラス片が入っている事は想像に難くない

飛び交うガラスの散弾銃…!
確かに背筋の凍るような攻撃だ

だからソラは、腹を括った
例えガラスのシャワーが降り注ぎ、全身を切り刻まれ
四肢を切断され臓物を晒す事になったとしても
決して怯みはしない覚悟…!

ソラには背負う物も、失う物も何も無い
何も無いからこそ、ソラは『無敵』だ…!
何も無いからこそ、命を平気で賭ける事が出来る…!

飛翔してくる雪だるまを杖でいなしながらも
佐保に目掛けて飛び掛かり、杖で頭部を叩く事を狙う!(パス精CBC)


雪だるまがこちらを追跡してくるのならば
佐保も巻き添えにする事が出来るのではないか?という狙いがある
この命懸けの作戦、果たして成功するのだろうか…

416小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/03(土) 17:47:01
>>412

こうした状況において、『不意打ち』は効果的だ。
しかし、『見えている動き』は『不意打ち』にならない。
『飛び掛かる前兆』が見えた瞬間には、
こちらも行動を起こせる。

    ダッ

        クルンッ

               シュバァッ!!

興味に向かって走り出しながら、
手の中で『スーサイド・ライフ』を『逆手』に持ち替え、
自らは正面を向いたまま振り返る事なく、
『ハクビシン』の頭部めがけて『突き』を放つ(破ス精CBB)。
こちらから当てるというよりは、
『ハクビシン』の軌道上に『置いておく』感覚だ。
『後出しの不利』を考慮し、
相手の方から『刃』に突っ込ませる形にする事で、
最小限の動作で迎撃する。

しかし、相手も黙って刺されるとは思わない。
『ナイフ』で迎撃するまでは想定しているだろうし、
あの『噴射』を使って何かしてくる可能性は十分に有り得る。
『回避』か『更なる攻撃』かは分からないが、
単純な『突き』だけでダメージを与えられるとは考えない。
だから、これは『対応させるための攻撃』。
立て続けに『次の攻撃』を行う。

       ドシュッ!

             ドシュゥッ!

『突き』の成否を問わず、
間髪入れずに『小指』を射出(破ス精DCC)。
全くの『ノーモーション』で放たれる二発の『指弾』。
それらは、すなわち『不意打ち』に成り得る。
狙いは『背後のハクビシンの両目』。
たとえダメージの伝達がなくとも、
『スタンド自身の視界』を阻害出来たなら十分。
これにも対処されたとしても、まだ『次』がある。
『本体との連携』こそが『スーサイド・ライフ』の『真骨頂』。

同時に、『本体の視界』で『前方のハクビシン』を注視する。
こちらに来るか、それとも興味の方に行くか。
それによって『対応』は変わる。

417小翠『タキシードムーン』:2021/07/03(土) 18:51:11
>>414

「どかねえ! お前に『事情』があるように・・・・
 俺にだって『約束』があるから!」

「大人の思惑なんて関係ねえ・・・・!
 子供同士・・・・・・喧嘩しようぜ!」

枯野の接近を見るや否や、懐に握りしめた『わりばしゴム鉄砲』を『大人化』する
『ゴム』を飛ばす『鉄砲』・・・・・つまりは『ライアットショットガン』に変化させる

「いくぜ!」

『理想像』となった今なら、常人以上の精度で狙いを合わせることが出来る
枯野の腹部を狙って『ゴム弾』を放つ!

418小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/04(日) 08:57:15
>>416

419『サマー三連星』:2021/07/04(日) 18:28:48
>>415(ソラPC)

「だーれが小汚ねぇっペだ! クラスメイトにゃ
きめやわらかって毎日絶賛だっぺよ!」

    ググッ   パ キャ――ッ!!

予想通りと言うべきか、雪だるまは原型を崩すと共に大量のガラスの破片へと
変化する! そして、勢いのままにソラ目掛けガラスのシャワーが浴びせられる!

全身へと飛来するガラス。頭部、手の甲 膝と衣服が露出してない部分も
覆ってる部分にも大小の破片が突き刺さり痛みが生じる!

「はっはー! これで、てんめぇも……っな!!?」

だが、『覚悟』をしてたソラは怯まない! ダメージで止まりはしない!
心頭滅却すればと言う気持ちのまま、破片が突き刺さったまま
『ステインド・スカイ』の杖を頭部目掛け振り下ろす!

「ぅ お……しゃオラぁっっ!!」  ブゥーンッ!!

     パキャッ    ガァン!!

佐保「がふっ……ぐっ……こんガキ……いい度胸してるじゃねぇっぺかよ……!」


ソラの杖は、佐保の額に命中し彼女は飲料水コーナーに叩きつけられるように転倒。
そして、ソラ自身も杖が命中するのと同時に瞬間的に彼女が振ったスノーショベルが
脇腹に強かに叩きつけられ(ス:C)
スナック菓子:ジュースコーナー付近まで転がり滑る。

佐保「だが、残念っぺな……オラは結構石頭なのが自慢っペ。
これ位じゃ……まだ倒れねぇ。こが坊と……先生のところに戻らなくちゃなんねぇ」

オラは倒れる訳にはいかねぇ……! と気炎を吐きつつ
『フロスティ・ザ・スノーマン』にスノーダンプを解除させ『雪かき』を
発現させる。1、5m程ある長物だ……佐保自身もスノーショベルを解除させて
スタンドに一本、自分にも同じ獲物を持って構える。

佐保「おめーも相当なダメージだろ? フラフラでねぇっペか。
早く外に出て、そっちにいるクラウド・ナインに泣きついて治療して貰えば
いいっぺ。私はこのまま逃げ切ればいいんだから」

若干、足が震えつつも佐保は勝気な調子を崩さずに言い切る。

客観的に見て、体中にガラスが幾つか突き刺さってるソラのほうが
ダメージが深刻に見えるが。先程の特攻による頭部への攻撃は間違いなく
効果があり、彼女自身の眉間から流れる血は中々負傷が深刻である事を表してる。

次に、確実なダメージを与えたほうが。このコンビニで最後に立つ者になろう……。

420『サマー三連星』:2021/07/04(日) 18:43:30
>>416-418(小石川PC)(メ欄 許可)

>  ドシュッ! ドシュゥッ!

『ギィ――!?』

「『ブライアン』っ! ぐ……っ」

貴方(小石川)がノーモーションに近く、片腕で『スーサイド・ライフ』を
敵のスタンドの前に突き出す動き。更に予測不能の小指鉄砲は、踊りかかった
『ハクビシン』がナイフの動きを見て、躱そうと宙で一旦体勢を変化しようと
動きが止まった目に対し、見事に命中する!

そして、男の反応はと言うとスタンドの名を呼びつつ片方の目がギュッと強く閉じて
眉間と閉じられた目元の筋肉が収縮する。どうやら、片方のスタンドに視覚もリンク
しているようで、目突きは彼自身にもDFを及ぼすようだ。小石川の一メートル付近にて
着地しつつ軽く毛を逆立て硬直する『ブライアン』

「仲間が潜んでたのか……! 注意を逸らす為にわざと話で時間稼ぎを。
これだから、アリーナの奴等は嫌いなんだよ!」 ガシッ   プシャァ!

男は、大棚の消火を見ると共に。長机に存在してる複数のパイプ椅子の内の一つの
足を持って持ち上げる。そして、彼の肩に飛び乗った『アダムス(ハクビシン)』が
先程のように黒紫色のスプレー状の何かの液体をパイプ椅子の男が握る足と座席の
根本付近に振りかけた。

「ゴホッゴホッ! ……女を倒すのは気が引けるが。仲間が居るってんなら
包囲も時間の問題だ。悪いが、気絶させて人質になってでも
この街から三人で脱出させて貰う!」  タッ!

長机に飛び乗り、男は小石川目掛けパイプ椅子を振りかざしつつ迫る!(ス:C)

どうやら興味を盾にする事なく、貴方自身を直接打倒する気だ!

421『サマー三連星』:2021/07/04(日) 18:58:06
>>417(小翠PC)

『タキシードムーン』自身のスペックは相手を傷つけるには乏しい。
だが、その『理想像』は生物だけでなく無機物にも作用する!
『輪ゴム鉄砲』は『成長』し……犯罪者も昏倒させる『ライアットショットガン』だ!

>いくぜ!   ドォンッ!

枯野「!? 銃っ……クラウド・ナインに変身するだけでなく、そんなのまで……」

     ギィンッッ!!

枯野「…………だが…………小翠……って言ったな?
・・・・・
みくびるな。

僕の……枯れ葉は……先輩が褒めてくれた『力』は……弾丸を凌ぐぞ……!」

  ゴォォォ――!!

枯野の吹きすさぶ枯れ葉の一枚が、ゴム弾と命中し……ゴム弾が枯れ葉を
貫く事はなく、その周囲の地面に跳ねるように弾かれた!

そして、吹きすさぶ枯れ葉の防壁の隙間より僅かに彼の掌に見えたのは……。
アレは 恐らく 『ボルト』だ。

枯野「トイレで拾った……工事現場か誰かの落とし物かな……鉄じゃない
『ステンレス』製。だけど……硬度は十分だ。弾丸から守るには十分な……」

 ギンッ……。

枯野「そして…………相手を切り刻むのにも……十分だっ!」

 枯野は、鋭い目で貴方に対して枯れ葉のヴィジョンが輝く手を銃のポーズに
変えて狙いを定めるように突き付ける。嫌な予感がする……!

422ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/04(日) 21:03:22
>>419
勝利の女神はどちらに微笑むか?
全身をズタズタにされて、死にそうなのはソラの方だ
女神は今、佐保に微笑んでいる
だが、女神が相手に微笑んでいるのなら、強引にでもこちらを振り向かせるまでよッ!

今のソラは、『ガラスのハリネズミ』
この状態になるために突っ込んだと言っても良い、使わない手は無いだろう
そして恐らくだが、敵はソラの攻撃手段が『杖による打撃』しかないと思っているのではないだろうか?
この状況に置いては、背が低いという事も助かる
攻撃するのに丁度良い位置に潜り込めるからだ

ダッ

「ゴミはゴミ箱に」

スBで敵の元へ駆けるソラ
目指すは佐保の懐だ

少し勿体無い気もするが、切り札はお守りじゃない
使う時に使わなきゃ意味が無い
ここが切り所だ

『レジ』にかけていた『浮上』を解除し、床に叩き落すッ!
その衝撃はさぞ大きな落下音を響かせるだろう
たった一瞬でも、相手の気を反らし、隙を作れれば十分だ

423小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/04(日) 21:32:10
>>420

『今の状況』は、こちらにとっても予想外だった。
しかし、それを言葉で説明したとしても、
分かってはもらえないだろう。
『家族の話』を聞いた事で、
心の中には『彼を逃がしたい気持ち』が芽生えていた。
それは道義に背く考えなのかもしれない。
ただ、彼にも『愛する者』がいる事は確かなのだと思える。

  「……どのように受け取っていただいても構いません」

まず警戒すべきは至近距離にいる『ブライアン・アダムス』。
お互いが、既に『攻撃範囲』に入っているからだ。
本来ならば放置は出来ないものの、
この『ブライアン・アダムス』は『目潰し』を受けたばかり。
すぐには動き出せないと判断する。
現時点で優先しなければならないのは『目の前の脅威』だ。

   ――あの『液体』は……。

わざわざ振り掛けたという事は、何らかの『意味』がある。
つまり、それに触れるのは好ましくない。
ゆえに、敢えて『前進』する。

           ドシュンッ!!

相手と擦れ違う形で『スーサイド・ライフ』を振り抜き、
『足』を狙って斬り付ける(破ス精CBB)。
『スーサイド・ライフ』のスピードは、
基本的に『ナイフを振る動き』だけに適用されるが、
斬り掛かる際の『踏み込み』は例外だ。
その瞬間に限り、
『野生の豹』を思わせる敏捷性で動く事が可能になる。
すなわち、相手がパイプ椅子を振るよりも『速い』。
その『瞬発力』を利用して、
椅子が振り下ろされるよりも先に擦れ違う事で、
攻撃を回避する。
もし避けられなかったとしても、
『スーサイド・ライフ』を盾にする事で、
本体と直接接触する危険だけは阻止したい。
また、自ら『前進』する事によって、
もう一体の『ブライアン・アダムス』と距離を取る目的もある。

   ――おそらく……まだ『何か』……。

そして、『彼自身の攻撃』だけでは終わらないだろう。
『スタンド』が肩に乗った事から考えると、
『本体の攻撃』と同時か、
あるいは直後に『スタンドの攻撃』が来る可能性が高い。
それに対処するために、『右手』を持ち上げておく。
また、二本の『小指』は自身に追従させる。
先程のような『不意打ち』は不可能だが、
いつでも『発射可能』であるという姿勢を見せる事で、
ある程度のプレッシャーを与える事は出来るはず。

424小翠『タキシードムーン』:2021/07/04(日) 22:31:14
>>421

「勿論、この程度でお前を止められるなんて思ってもない!」

(とはいえ・・・・あいつの『スタンド』め・・・なんてスピードなんだ!
 銃弾にも対応できる速さなんて反則だろ!)

枯野がこちらに指先を突き付けるのを見る
意趣返しというわけだろうか・・・・同等の『射出攻撃』の意志を感じさせる動きだ
小翠はそれに対し・・・・・

「それに・・・・お前の方こそ見くびってないか?
 俺はそう易々と切られる気はないぜ!」

左手の親指で自身の胸をトントンと叩き・・・・『心臓』を示す
これは枯野に対する挑発だ・・・・狙えるものなら狙ってみろ、という

だが!当然、この心臓をくれてやるつもりはない
枯野の『枯れ葉』攻撃がこちらに着弾する瞬間に変身を『解除』する

それによって、身体を一気に縮小し、上半身の攻撃を避ける事が狙いだ

「そして・・・・次の一手はすでに考えてある!」

攻撃を上手く避けられたら再び『理想像』に変身する
それと同時に枯野に再び『ライオットショットガン』の銃口を向けたい

425『サマー三連星』:2021/07/06(火) 01:30:03
>>422(ソラPC)

>ダッ 「ゴミはゴミ箱に」

佐保「おっとぉ! そー迫るだろうって思ったペ!
フロスティっ!」    『ゴァ゛!!』

  グゥ……ッズンッ!

! 何と、雪男のスタンドは。その怪力で強引に隣にある『アルコール』陳列棚を
掴んで引きずり! その棚を即席の障害物にしてソラが間合いに入る前に
佐保の進行上に置かれ接近を拒まれた。

佐保「さっすがにー、おめー素早いからな……一呼吸、準備万全にして
やらねば倒れるっぺ」

単純なスピードでは分が悪いと、先ほどの攻防で彼女は理解したようだ……。
自分で塞いだアルコール棚より離れ、ガサゴソと何やら発現された除雪用具に
棚のものを乗せているのが見て取れる……。

(こちらのNPCの行動によって行動途中で区切られたので『レジ』の浮上の
解除は中断しても問題ない)

426『サマー三連星』:2021/07/06(火) 02:10:09
>>423(小石川PC)

 > ドシュンッ!!

「ぐぉ゛……ぅぐ。はや、いな……あんたのスタンドは」

貴方が振り抜いた『スーサイド・ライフ』
 それは、見事に相手の足を切り裂く。
男は、掲げられたパイプ椅子を振り下ろす間もなく…………?
 妙だ、男は貴方と交差する瞬間。攻撃するタイミングはあったのだが
『椅子を振り下ろす素振り』を欠片も見せなかった。

「不思議か? 安心しろ……いや、逆か」 プシャァ……ッ 
        「『警戒』しろ 最大限に」」

                ゴゴゴゴゴゴゴ……ッ

ッ ……男の傍に戻った『ブライアン』が男に切り付けられた片足の傷口目掛け
あの黒紫色の噴射液を少し長めに掛けると共に。
 黒紫色の液が付着した傷が泡が大きくなるように膨らみ、一定の大きさまで
至ると軽く弾け、ゲル状の皮膚と化して傷口が閉じた……っ。

「ぐぅ……っ……ゴホッ……ゴホ
俺は……こが坊見たいに万能に変化出来るものや佐保のようなパワーに
優れてるわけでも無い。だが……それでもクラウド・ナインに拮抗して
逃げ延びる程度の『生存能力』に長けてる」

  パキンッ……コロン。

喋りながら、男がパイプ椅子の『アダムス』の噴射した部分の椅子の根本に
指を掛け、強く引っ張ると共に。本来、人が引っ張っただけでは
びくともしない筈のスチール製の根本が軽い音と共に折れた……!

男の傷口を直すのと、パイプ椅子の足を折れる程に力を弱めた。

この能力……『ブライアン・アダムス』の力は一体……?

「一度自己紹介しておくか……とは言え、裏社会に、ありふれた俺は
『じゃがいも』みてーに、名に価値なんて無い。
だが、強いて俺が好む名前があるとすれば…『レックレス』
『ブライアン・アダムス』の『レックレス』だ。
改めて、あんたを倒すぜ……」 チャキン  『『シィ――ァ゛!』』

パイプ椅子のスチールの足を警棒のように正眼で油断なく構え。
両肩に、『ブライアン・アダムス』が威嚇の鳴き声を上げる。

窃盗団のリーダー『レックレス(むこうみず)』の男は
小石川と距離、3mで武具を掲げ何時でも攻めに移れる様子だ……!

427『サマー三連星』:2021/07/06(火) 02:35:14
>>424(小翠PC)


>俺はそう易々と切られる気はないぜ!

ゴォォォ――!!

枯野「ならっ…………証明……してみろよ!」

彼が放つのは! 前もって準備していた>421メ欄 ステンレス硬度枯れ葉弾だ!

能力によって殆ど本日は微風しかなく猛暑を涼しくする突風は起きなくても
彼の枯れ葉は突風の勢い(ス精:BC)で小翠のほうへネジと同じ硬さの
枯れ葉が約20数枚飛来する!

 それを認識して小翠は襲い掛かる枯れ葉は銃弾のように真っすぐな軌道で
心臓を狙うのでなく、本物の風に舞う枯れ葉のように狙いは多少粗い感じで
ステイション・トゥ・ステイション(枯れ葉)は小翠の足から頭の全体を
掠めるコースで飛んでくる事が理解出来た。

 このままでは、単純に子供の姿に変身解除したとしても大ダメージ必至だ!

何か、別の方法で枯れ葉を回避する方法を思いつくか。自身に対する
ダメージを極力少なくする為の行動が必要だろう。

428小翠『タキシードムーン』:2021/07/06(火) 18:11:52
>>427

「クッ・・・・・・!」

思っていた以上の広範囲に『枯れ葉』が散らされている事を見るや
作戦の練り直しを頭の中で行い・・・・実行に移す!

       バッ!!

この状況であれば、能力解除による回避はやはり難しい・・・
なので、野球のヘッドスライディングのような姿勢で、
両手を伸ばして腹を滑らせるように、地面に着地を行う事とした

「そんなにバラバラの攻撃が・・・・俺に通用するかよ!」

本来、恐れていた事態は『枯れ葉』が一点を攻撃する事による『集中攻撃』であった
『枯れ葉』一枚一枚はそれ程大した事はないが、一点に集中されると致命傷になりうる

だが、枯野は『枯れ葉』を分散して攻撃に活用していた・・・・!
それならば、当たる面積を最小にするこの姿勢であれば、
いくらかのダメージは受けるものの、致命傷にはなりえないはず!

(致命傷じゃないなら・・・・俺の『攻撃』につなげる事が出来る!)

そして、攻撃が通過したなら先ほどと同様に
『ライアットショットガン』の銃口を枯野の胴体に向けたい

429小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/06(火) 18:58:57
>>426

液体が掛かると『火が消える』。
液体が掛かると『傷口が塞がる』。
液体が掛かると『脆くなる』。
『消火』は分かりやすいが、他の二つは繋がりが見えない。
少なくとも『応用力』は高いように思う。

  「それでは――『レックレスさん』とお呼びします……」

           タンッ

大きくバックステップを踏み、現在の場所から後退する。
その際、『小指』は動かさず、元の位置を保っておく。
自分だけが下がる事によって、
自身の手前に『小指』が来るようにするために。

  「レックレスさん……先程おっしゃいましたね」

    シュバッ!!

               ドヒュッ!

                      ドヒュゥッ!

  「――『家族がいる』と……」

跳躍と同時に『スーサイド・ライフ』を振り、
『刃の側面』を二本の『小指』に打ち付ける。
これにより、『レックレスの胴体』を狙い、
『速度』と『精度』が増した『指弾』を発射する(破ス精CBB)。
先程とは違い、『銃弾』にも匹敵するスピード。
不意打ちではない『見えている攻撃』だが、
無視すれば当たる。
ただし、『本当の狙い』は『その先』だ。

  「……どうか『大切』になさって下さい」

           トッ

  「たとえありふれていようと……」

           クルンッ

  「あなたは――たった一人の『父親』なのですから……」

着地後、『スーサイド・ライフ』を『順手』に持ち替えながら、
レックレスの『次の動き』を見据え、『タイミング』を計る。
『本体が攻撃する』というのは、
自分のような『器具型のスタンド使い』でなければ、
スタンド自体に戦闘力がないか乏しい場合が多い。
しかし、『ブライアン・アダムス』には十分な攻撃能力がある。
ましてや、レックレスは衰弱していたのだから、
なおさら本体自身で戦う理由はない。
考えられるとすれば――おそらくは『本体とスタンドの連携』。

430ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/06(火) 20:37:52
>>425
     じ ご く
「かっぺは限界集落に」

笑止!そんな物で今のソラは止められはしない
このままの勢いに任せスBのジャンプで棚を飛び越えてくれる!
しかし、このジャンプは間違いなく隙を生んでしまうだろう

ここで『レジ』の『浮上』を解除し、敵の注意を逸らしたい
そして、全身に突き刺さったガラス片の一枚を抜き取り
上空からの血飛沫で目潰しをしたい
更に、当たるかどうかは分からないが
抜き取ったガラス片を佐保の腕に投擲し、除雪用具から手を離させたい(パス精CBC)

とにかく、これ以上相手に行動をさせるわけにはいかない
次に何か攻撃を受けたら、待っているのは『死』!
勝利の女神どころか、死神に微笑まれちまう!

431『サマー三連星』:2021/07/07(水) 09:00:40
>>428(小翠PC)

 回避! 否! この距離では小翠が横に回避を行おうとしても枯れ葉の刃当然は命中!

 防御! 否! 生半可に頭部や急所を防いでも大ダメージは必至!

故に、こおおおおおーッ これしかない!
 『当たる面積を最小にして』の前進だああああ!

           ザシュゥッ!     ガチャンッ!

見事! 小翠はスライディングと共に相手と距離2m程度まで間合いを縮める。
両足のズボンを切り裂き、浅い裂傷が膝や太ももに生まれるが我慢すれば
問題なく走ったりする事も出来る! 君の『勇気』が産んだ結果だ!

枯野「っ! 耐えきった……だと!?」

       パサァ……ッ!

驚きつつ、彼は未だ発現してなかったのであろう10枚程度の枯れ葉を自身の
前に発現させる! 恐らく、防御用だ……。

432『サマー三連星』:2021/07/07(水) 09:17:49
>>429(小石川PC)

> シュバッ!! ドヒュッ! ドヒュゥッ!

『スーサイド・ライフ』の刃の側面で打ち付ける事によって速度の増した
分離されてる『小指』 衰弱してる『レックレス』一人であれば、回避は出来ない。

レックレス「……『アダムス』」  『シャ―ァ゛』  タンッ! ガプッ!!

だが、肩で唸り声を上げていたハクビシンの一体。アダムスと呼ばれた
スタンドの片割れは弾丸に増すスピードで『小指』に飛び掛かり銜えた。

レックレス「あんた、自分の肉体を分離出来るんだな。
眼球・手……幅広い用途で対処出来るようだが、俺達も結構万能なんだぜ?
――フゥ!」 ダッ!

レックレスは、身を低くしてタックルのような体勢で椅子の足を持つ手を引き
突きを繰り出す構えで小石川に迫る! 現時点で互いの距離は2m程度。

 『シャー―ーァ゛』  ググッ

一方、『アダムス』でないほう。『ブライアン』は彼の頭のほうに移動して
頭部を踏み台として前傾に跳躍するように小石川を睨みつける。

アダムスは、貴方の分離能力によって奇襲を警戒してか走る本体の後方1m程にて
動かず何時でもレックレスの死角から来る攻撃に備え待機してる。

433『サマー三連星』:2021/07/07(水) 09:37:19
>>430(ソラPC)

> かっぺは限界集落(じごく)に    ターンッ!!

        ガダンッッ゛!!

佐保「むんっ!?」

 スタンドの恩恵による身体の強化の跳躍。それに続いて布石として
置いていた『レジ』の浮遊を解除しての音による隙を作る行動。

彼女は、確かにそれに反応して振り向いた。絶好のタイミング
貴方の体には武器となる破片が幾つも刺さっている。
 軽く血飛沫が飛びつつ、ソラの手には結構大きめに感じる破片を抜いて
構えると同時に……。

 『ゴァ―ッ!!』   ブンッ   パシィ――ッ!!

視界一杯に広がる雪かきのプラスチックの除雪する面!
 それが額を強かに打って、痛みと共に次の瞬間には大きめに尻餅をついて
ソラは元の跳躍していたアルコール棚を超えようとした地点に戻された!

確かに『佐保』は隙を見せてた。だが『フロスティ・ザ・スノーマン』は
警戒を貴方に続けてた! ある程度の自我を有したスタンドは余り賢くない
本体をフォローする周到さを備えてる!!
 ソラは感じる。生半可な攻撃では……負ける!

佐保「っだーあぶなかったっペ! へっ、でもざんねーんだぁ!
オラのフロちゃんは賢いっペ。おめーが素早くてもオラとフロちゃんの
コンビネーションに敵いっこねぇぞぉ」  がががっ

佐保「んでもって……次の攻撃で、こんのくらしあい(殴り合い)も
終わらせるでぇ……!」

彼女は、持ってる雪かきの上に陳列棚の商品を幾つか載せる。
大体幼児ぐらいの大きさまで商品が乗ったらしいのが、棚の隙間から伺える……。

434ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/07(水) 11:50:55
>>433(GMへ)
(すいません、物体を雪だるまに入れる能力とは全く関係の無い
 自我を持っているため本体をフォローするというのは、ありなんでしょうか…?
 wiki等を少し見ましたが、自分が調べた限りでは能力と関係の無い自我が有利に働くような項目は見当たらなかったのですが…
 それから、これは自分の観察力が足りなかっただけかもしれませんが、
 これまで『フロスティ・ザ・スノーマン』に自我があったような描写は無かったような気がするのですが。
 初心者ですのでよく分からないのですが、GMに意見申し訳ありません)

435『サマー三連星』:2021/07/07(水) 17:45:18
>>434(回答)

wikiなどで明確に書かれてる事はないと思います。スタンドが自立及び半自立の場合
『私の』板の経験と他板の戦闘やミッションを読んだうえでスタンドに自我がある場合
本体をフォローする場面など幾らかあったので、自然とこう言う行動を加えました。
ただ指摘されると、このように行動に優位性を出せるか疑問に思えてきたので
板のルールの質疑に本日提出して討論させて頂きたいと思います。

『フロスティ・ザ・スノーマン』の自我に関しては、細かく説明するような描写は
しませんでしたが
>380
>『グゥ――!』
>ギャル「おうよ、『フロスティ・ザ・スノーマン』

>413
>おらぁスノーマン ぶち撒けさらせやぁ!!」
>『グモォ―!』

>425
>フロスティっ!」    『ゴァ゛!!』

と、フロスティ・ザ・スノーマンと佐保が掛け声を出し合ってスタンドの方に
幾らか自我があるのを仄めかしてましたが、事前に。この雪男のスタンドは
自分自身だけの人格を有してるようだ、等の1文を投下させて頂くべきだったと
思います。その点に関してはCCミッションを参加して頂く手前、こちらの
情報に不足があった事を謝罪させて頂きます。

436ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/07(水) 18:01:47
>>435
お手数かけてしまい申し訳ありません。
自我の有無に関しては、
やはりこちらの観察不足だったかと思いますので、お気になさらないでください

437小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/07(水) 18:10:15
>>432

  「――……先程お話しましたね」

銃弾並みの速度で射出された『指弾』。
これが『人型スタンドの投擲』なら『真っ直ぐ飛ぶ』しかない。
だが、『スーサイド・ライフ』は『違う』。

  「『私の能力』について……」

                      パーツ
             発射したのは『部位』だ。

       パーツ
  そして、『部位』は打ち出した後でも『遠隔操作』が可能。

               パーツ
  「『それ』は――私の『一部』です」

              グイィィィッ!

『指弾』は『ただ直進させた』訳ではない。
『最初の軌道』は、あくまでも『見せかけ』。
レックレスが『アダムス』に命じた直後、
『遠隔操作』(>>429remotecontrol)を行い、
『指弾』の『軌道』を変化させて、
不意を打つ形で『レックレスの両目』を突く。
レックレスからは一瞬たりとも目を離していない上に、
発射直後から『タイミング』を計り続けていたのだ。
『目の前に立つ相手』に対して、
『軌道変化』の瞬間を誤る事は『有り得ない』。

  「『手当て』を終えたら……ここを出ましょう」

『軌道変化』の目的は『時間稼ぎ』。
レックレスに反応させる事で、こちらが動く時間を作る狙い。
当たっても当たらなくても、『指弾』に対処していれば、
そこには少なからず『隙』が生じる。
隙が生じれば、その間に動く事が出来る。
言い換えると、『時間』が増える分だけ、
『回避』もしやすくなるという事。

       バッ! 
           
  「『あなたを愛する人』を悲しませないために……」

                   バッ!

『その時間』を使って、
レックレスが突っ込んできた直後に身をかわし、
同時に『本体から離した右手』を逆方向に飛ばす。
これにより、突撃の進路上から退避すると同時に、
『本体』と『右手』で『二手』に分かれ、
『中心』に位置するレックレスを『左右』から『挟み込む』。
『右手』と『本体』の距離は『5m』を維持。
『アダムス』は『レックレスの背後』を守っている。
ならば、守りの手薄な『レックレスの側面』を攻めるまで。

  「そのために――あなたを『倒します』」

           スッ

『スーサイド・ライフ』を握る左腕を前に出し、
半身の構えを取って、レックレスと『ブライアン』を警戒する。
『右手』は軽く開き、『アダムス』に備える。
『目』は本体の背後に配置し、
万が一にも『背面攻撃』は許さない。
今の状況は、実質『一対三』だ。
『ブライアン・アダムス』は確かに脅威ではあるものの、
決して『全能』ではない。
『スーサイド・ライフ』が『万能』ではないのと同じように、
目に見える『弱点』が存在する。
だからこそ、『そこ』を突く。

438小翠『タキシードムーン』:2021/07/07(水) 18:27:08
>>431

「クッ・・・・アッ・・・・・でも!」

完全な回避ではなく、致命的ではないものの浅い裂傷が身体を襲う!
だが、今の小翠は『おじいちゃんの姿』なのだ・・・小翠にとっての『ヒーロー』が・・・・

「この程度で音を上げるわけがないッ!」

通り抜けた・・・・だからこそ、先ほどからの狙いを実行に移す!


枯野が自身の目の前に『枯れ葉』を集めるのが見える
このまま単純に『ライアットショットガン』を撃ち出しても先ほどと同じだろう
だが・・・・・

         ドオォォォォンッ!

頭の上に『タキシードムーン』を乗せ、前方を照らしながら、銃を撃つ
破れかぶれの行動か!? いや、違う!

『ゴム弾』を放った後、枯野は先ほどと同じように枯れ葉で防御をしてくるだろう
それに合わせるようにして、『ゴム弾』を一時的に『解除』する!

  ブオォォォッ!

『ゴム弾』は元々『輪ゴム』である
つまり、解除によって『輪ゴム』に戻ることで、
『銃弾』の時とは比べものにならない程の『空気抵抗』を受けるはずだ!

狙いはこれだ!
本当の狙いは空気抵抗を利用して、射出後から軌道を修正し、
枯れ葉による防御をすり抜ける形で・・・・枯野の頭部へと攻撃軌道を変更する事(>>428メール欄)

勿論、輪ゴムのままでは攻撃力は低いため、
一瞬だけ解除して軌道を変えた後はすぐにまた『タキシードムーン』の光で『ゴム弾』に戻す

439ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/08(木) 20:39:58
>>433
佐保の姑息な遅延行為によって攻撃の準備を完了させてしまった
攻め込もうにも、一々回り道していては間に合わない
                リザイン
もはやソラの手札は0、このまま『投了』するか?
しかし、ソラは大人しくリザインするような玉ではなかった
ソラにはまだ、たった1枚だけ手札が残っている
『命』という札が

グサリ

手の中のガラス片を、元々刺さっていた箇所に突き立てる
この『痛み』こそが、自分がまだ生きている証だ
チェックはかかってるが、チェックメイトじゃない

回り道していては間に合わないなら、どうすれば良い?
答えは単純明快だ、目の前のバリケードをぶっ倒すまで

ドンッ!

行く手を阻む棚にタックルを仕掛ける(パスCB)
1発では倒れない?
なら倒れるまで何度でも繰り返してやる
全身のガラス片が体に食い込み、その身を切り刻もうともお構い無しに

               ブラッドステインドスカイ
              『血に染まるソラ』の完成

                                リザイン
この体の『痛み』を感じなくなり、『命』が尽き果てた時がソラ流の『投了』だ
逆にこの城壁を打ち破り、進軍する事が出来ればゲーム続行

今、ソラは過去最高に『生きている実感』を覚えている
自分が出血性ショック死でくたばるのが先か、邪魔くせぇバリケードをぶっ倒すのが先か
人生最大の大勝負だ

440『サマー三連星』:2021/07/09(金) 23:54:29
>>437(小石川PC)
(※メ欄が通った事により、場面を少し巻き戻しての描写となる)

>『それ』は――私の『一部』です」    グイィィィッ!

レックレス「なぁっ!? ク……『ブライアン』!」

  『キィ――ッ゛』   ドスゥ!  『ギャゥ゛――ッ!』

レックレス「痛ぅ……ッ 変則の動き! あんた……『修羅場』を経てるなっ
己の力を、如何に高めて引き出すのに最良かを理解している……!」

小石川の『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』 、その分離された己の肉体の
動く方向は自由自在。虚を突く動きは見事にレックレスが肩より『アダムス』を
指に飛びつかせようとする瞬間に軌道を変えた!
 だが、敵もまた一筋縄とはいかない。残る肩の『ブライアン』を瞬時に飛来した
指弾が目に直撃する間際に割り込むように自身の眼前を横切るように跳躍させ
ブライアンの横腹を強かに銃弾並みの速度の指突が命中する!
 短い悲鳴を上げ、墜落しようとするスタンドを本体が片腕で抱えると共に
バックスステップで貴方より後退した間合い3、4m程の位置で忌々しそうに
顔を歪め、それに連動するように威嚇の声で再度レックレスの肩に飛び移った
アダムスも貴方を睨みつける。

そして、この短くも激しい攻防の中で理解出来たのは『ブライアン』がダメージを
受けたと共に、彼 レックレスの肩から手の片方が痺れるように痙攣が見えた事。
どうやら二体のスタンドは彼の上半身を分かつようにしてDFを備えてるらしい。

『ブライアン』は今の鋭い指の一撃で苦しそうに本体に抱えられつつ震えてるが
回復する可能性はある。ただ、時間は間違いなく掛かる。

『アダムス』と本体である『レックレス』は片割れが脱落しかけてるものの
戦意は少しも落ちていない。

レックレス「……何処かで、俺はこれ以上自分でも踏み外したくない部分が
あると自覚した上で相手に対し引け目を感じてたのかもな。
――感謝するよ、あんたは俺の『心の引き金』をどう引くか思い出させてくれた。
今の今まで倒す倒すと発する言葉には何の重みも無かったんだ。
――Ī am reckless reckless (俺は命知らずな恐れ知らず)
若き頃の夏の想い出(過去)と共に、俺は勝利(未来)へ向かう……ッ!
 『ブライアン・アダムス』! Summer of '69 fire!!!」

  『『キィ――シャァ゛ッッ!!』』 プシャ―ッッ!!

!! 黒紫色の噴射液、それは霧状に小石川を包囲するようにして発射された!

距離は3mほど離れてる故、命中するまでに時間は掛かるし恐らく直撃しても
肉体的なダメージを引き起こすような劇薬の類では無いだろうが……当たれば
何か良からぬ事が起きそうな感覚が貴方には走る!

441『サマー三連星』:2021/07/10(土) 00:14:40
>>438(小翠PC)

>ドオォォォォンッ!

枯野「また銃か! だが『ステイション・トゥ・ステイション』の前では……!」

>ブオォォォッ!

枯野「――なぁっっ!!?」

 『解除』 それによる『輪ゴム』に戻しての空気抵抗による思わぬ軌道の
変化! それは運も幾らかあったが小翠の読み通りに彼野の頭へと吸い込まれる
ように向かい……さらに『タキシードムーン』のヴィジョンたる蛍が放つ
眩い光は懐中電灯並み! 相手の動きを硬直させる二段階の構え!

   ド  ギャ  ァ゛ ッ ッ ン!

枯野「――がっ゛  …………ぁ…………れ…………せ」

   ド  サ・・・

枯野の頭……流石にタキシードムーンには銃弾の追尾などの力は無い為
眉間や頭の急所では無いが、脳を揺らす程のダメージをゴム弾は命中して
後ろへと倒れ込む少年(敵)

今の一撃は、かなりの有効打だった……。


……やったか?

442『サマー三連星』:2021/07/10(土) 00:32:42
>>439(ソラPC)

ソラにとって、いま己を襲う痛みは『苦痛』でない『賛歌』なのだ。

『生きている』と言う事の証明。

己の過去が虚無である貴方にとって、自身の意思で勝ち取った選択を
無意味にする事は決してない。だからこそ、どんなに無謀だろうと第三者には
映ろうとも、自身にとって譲れぬ価値観の元に突き進む!!

ドンッ ドンッッ ドンッッッ!!  ドガッッアァァ゛!!

佐保「は……っ!? マジか、おめー……いかれてるっぺ?
しんじらんねー……回り道でもして、ちょいとは自分のガラスの破片抜いて
息つぎすりゃーいいのによぉ。
 なぜそんなにタフだ? 脳ミソがクソになってるっぺか?」

『グゥゥ――ッ!』

ソラは、酒棚を破壊した。
ブラッドステインドスカイ
『血に染まるソラ』の齢10にも満たぬ児童と思えぬ威圧に、僅かに
怯みつつ佐保は幾つか棚の乾物なり調味料など人が抱える程度の大きさの
量の物品を除雪用具に乗せ、それをソラが突破した頃合いで『雪だるま』化を
完成させたところだった。

『フロスティ・ザ・スノーマン』は、貴方の異常とも言える迫力に
警戒の唸り声を上げつつ佐保を庇うように彼女の前に立つ。

佐保「……てめぇーの面を見てると、たぶんクラウド・ナインに何処か
面影感じるような面構えだからかなー。すげームカムカするっぺ
 そして、そんな風体に似合わないガッツさに、おめーがあいつとは違うって
事も理解したぜ……おめーは強いっぺ 認める。
けど……それでも最後に『自由(勝利)』を得るのは、このオラだ……!
フロちゃん、頼むっぺよ! おめーの第二の切り札でぶちんのめせぇ!!」

『グォオオオオオオオッッ゛―――!!!』


呼ばれた『フロスティ・ザ・スノーマン』。彼女のスタンドは叫びつつ
彼女の雪だるまが乗る雪かきを手渡されて、振り落とそうとするよう
大きく腕を掲げ、残る片腕の除雪用具は何も入ってないが何時でも
ソラを突き出せるように腰に据えた体勢でソラ目掛け突進する!(ス:C)

上から降りぬいて貴方へ直撃させようとする『雪だるま』
 先程までと同様なら、当たっても幾らか痛いかも知れないが倒れる程ではない
硬さの調味料なり酒のつまみの入ってる筈だが……何か嫌な予感がソラには
感じられる! あれは、恐らく危険な『雪だるま』だ!

443小翠『タキシードムーン』:2021/07/10(土) 00:59:46
>>441

「枯野ォォ―――――――ッ!!」

自由を求めて大人達を何人も敵に回す枯野のガッツが!
この程度の攻撃で終わるわけがない!

「『まだ』・・・・なんだろ!
 『まだ』やる気なんだろ・・・・お前は――――ッ!」

だからこそ、着弾を確認した瞬間には足が動いていた
大人の足取りで枯野に向かって全速力で駆け出す
『ステイション・トゥ・ステイション』は恐ろしいスタンドだ・・・・
だから次に攻撃が来る前に終わらせないといけない

「おおおおおおおおおお!」

踏み込み、駆け、奴の目の前へ!
そして拳を握りしめ・・・・・

「せいりゃああああああああ!」

枯野の腹部をめがけて渾身の正拳突きを放つ!

444小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/10(土) 16:10:52
>>440

>>437で行った『挟み込み』は、まだ出来ていない?

445『サマー三連星』:2021/07/10(土) 18:41:29
>>444

失礼、描写抜け。

『挟み込み』は出来てると考えて構わない。

446ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/10(土) 20:30:50
>>442
あの雪だるまを食らったら、今度こそ死ぬだろう
雪だるまが死神に見えてくる…その瞬間、『走馬灯』を見た
『白紙』全てのページが『真っ白』、『空っぽ』
何の為に生まれ、何の為に生きてきたか分からない、くだらねぇ人生だった…
だが、最後の1ページだけは色が付いていた、『藤色』のページ
自分が親のように慕う、『藤原しおん』との思い出のページ

―――もうちょっとだけ待ってろ、死神

今は、お互いにチェックがかかった状態と言える
後はもう、どっちが先にチェックメイトをするかだけだ

降り落される雪だるま、そして雪かきに
うさちゃんパーカーを『浮上』させ、包み込む(浮上パスCB)
まぁ、気休め程度にしかならんだろうが、んな事はどうでもいい
『殺られる前に殺りゃいいだけの話』だろ?

その間にもソラの進撃は止まらない
除雪用具の突きを、小ジャンプでかわしながら雪男の足元に移動したい(スB)
避けられそうにないなら、めんどくせぇが受けてやるよ、『頭』で
ソラの頭の『雲冠』は、『鉄製』に近い強度を持つ
そいつで受け止めて、軌道を無理矢理逸したい

足元に付いた瞬間、体中のガラス片の3枚を雪男の体に向けて『浮上』させたい(スB浮上パスCB)
少なくとも、1枚は喉元に、1枚は心臓部に刺さるように
『ステインド・スカイ』の『浮上』を受ける物体は、スタンドに干渉する事が出来る
そして、人体やスタンドに突き刺ささるガラス片は、空間に固定される
その状態で動けば、『自らの身体を切り刻む刃』となる

              ブラッドステインドグラス
             『血に染まる硝子』

447小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/10(土) 20:42:52
>>445

回答感謝。

>>440

『指弾』の一つを『レックレスの後方』に浮遊させる。
もう片方の位置は『レックレスの側面』だ。
既に配置してある『右手』とは反対の方向に浮かばせておく。
そして、『レックレスの正面』には『自分』が立っている。
すなわち、『本体』と『部位』で、
『四方向』からレックレスを『包囲』する。

  「……あなたにも『背負うもの』があるのでしょう」

  「ただ――私にも『譲れないもの』があります……」

黒紫色の『噴射』。
それが与える影響は『三つ』目撃している。
今、頭の中にあるのは、その内の一つ。
パイプ椅子の強度を低下させた作用だ。
あれは『通常の物体』だったが、
もし『スタンド』にも『同様の変化』を及ぼすとしたら――。

  「私の『それ』が……
   あなたの『それ』より『軽い』とは思いません」

         ダンッ!

  「――私の『覚悟』を甘く見ないで下さい」

本能的に『危険』を察し、即座に後方へ飛び退く。
このままでは近付けない。
ここで足止めされている間に、
『ブライアン』が回復する時間を与えてしまう。
ただし、あの『噴射』にも欠点がある。
いくら範囲が広かったとしても、
同時に『全方向』はカバー出来ない。
そして、『本体を狙う』という事は、
必然的に『部位は放置せざるを得ない』という事。
レックレスが『本体』を狙ってくるなら、
それが『攻めるチャンス』に繋がる。

            バ ッ

飛び退きと同時に『右手』を操作し、
レックレスの足を『掴ませようとする』。
狙うのは『スーサイド・ライフで切り裂いた足』だ。
確かに『傷口』は塞がっている。
しかし、『完治』した訳ではないはず。
その『弱み』を突く。
レックレスが避けようとしたなら、
顔を狙って再び『指弾』を飛来させる。
気を散らす事で集中力を散漫にさせ、
『右手』の行動を成功させる狙いだ。
あるいは、無事な『アダムス』が邪魔してくるかもしれない。
だが――『それでいい』。

448『サマー三連星』:2021/07/11(日) 09:41:21
>>443(小翠PC)

>枯野ォォ―――――――ッ!!
>『まだ』・・・・なんだろ! 『まだ』やる気なんだろ・・・・お前は――――ッ!

グ     ググッ

枯野「ま……ぁ……け  れ……い。負けられ……ないっ
先輩と先生は……僕自身を見てくれた……んだっ」

ギンッ――ブ ァ アァ――zノ ッア!!

>せいりゃああああああああ!

枯野「お前ら……なんぞ……にぃ――!!」

             ガァッンッ!!!

枯野「ッッッ゛――ァ゛アッ」   ズサァァァ゛ッッ!!

さきほど(>441)、彼(枯野)は間違いなく小翠の『タキシードムーン』の力を得た
『理想ゴム弾』はダメージを与え、彼は倒れ込む姿勢に至った。
 故に、理想像の若き祖父の肉体を纏う小翠が正拳突きを放とうとすれば自然と
枯野の顔面、上半身の腹部より上が渾身の一撃をスムーズを放てる軌道だ。

それを見越してか、拳が当たる直前に未だ衰えぬ気炎の声と共に枯野が掲げた拳の
枯れ葉ヴィジョンが輝くと共に枯れ葉の束が発生する。
 と、同時に枯れ葉を叩くと言うよりも薄いステンレス板越しに人の肉を打つ
生々しい感触が拳に伝わった。枯野は、衝撃で地面を転がりつつ小翠より
数m程向こうに離れる。そして、勢いに任せ転がりつつ前屈の姿勢で止まった彼は
枯れ葉防御をしつつも、幾らか受けたダメージで切った口の中に沸いた血をペッ! と
吐き捨てつつ懐から取り出したのは……『ナイフ』と『ガム』らしきもの。
 ガムは、既にこの猛暑を受けて半ば溶けているようだ……。

枯野「僕は……っ!! 僕は……っ!!!
 自由に……!! 未来へ行くんだぁぁああああああああ゛あ゛!!!」

   キィィィンッッ゛!!!!

!! 『ステイション・トゥ・ステイション』こと産み出された『枯れ葉』が
枯野に引き寄せられるように線上に、繋ぎ合わされた!
 それは4,5m程ある枯れ葉で紡がれたロープのようなもの!
君(小翠)と枯野の距離は3,4m離れてる。普通の枯れ葉の材質なら
本来命中しても痛くもかゆくもないのだろうが……。

枯野「おおおおおおぉぉぉ゛―――ッッ゛!!!!」

その枯れ葉の先端を握りしめつつ、枯野は小翠目掛けソレを真横状に振りぬいた!!

449『サマー三連星』:2021/07/11(日) 10:03:21
>>446(ソラPC)

  シュォッ!!

佐保「んぁ!? 目晦ましなんぞ、そう何度も喰らうわけねぇっペ!
引導を渡す時だぁ『フロスティ・ザ・スノーマン』!!

 『グォォ゛ッッ!!」   ぶぅーーーッン!!

パーカーの浮上、それにより雪だるまと雪かきの地面に振り落とそうとする
モーションが一瞬遅れる。普通ならば単なる誤差
 だが、この死闘の中では己の『活路』を作る上で盤石の一手となろう。
その間にも、君は走る。それに応戦して雪男の手に握られていた雪掻きは
吠えつつ『ソラ』の頭目掛け突くのだが……。

  ――ガギィンッッ!

佐保「はぁ!!!?? んだ、その王冠みてぇなの!
鉄か何かで拵えてんのか……くそ、だらずが舐めしばくか、おんどらぁ!」

『雲冠』で君は受け止められた……見た目では想像つかぬ硬さ。
雪かきの雪を載せる部分が破損し、取り落とす。残る最後の獲物を雪男の
ヴィジョンのスタンドは、唸り両手の構え持ちに変更する。
 だが、その間にも君は動いていた。
そう!

ブラッドステインドグラス
『血に染まる硝子』だ!!

   ザシュ   ザシュゥ  ザシュッ!!

佐保「ごぉ゛!??  ぐぁ゛――ッ゛」

 予期をせぬ、己の肉体に生えたガラス自体を『ステインド・スカイ』により
浮上させた上での獲物が暴れれば暴れる程に命中すれば喰いこむ魔の破片を
貴方は作り上げたのだ!!

 ……そして。

佐保「……ぉ゛……ご  が  ぼ  ぉ゛
 ――おぉぉぉ゛ぉ゛  お゛  お゛  ん゛ ど  り゛ゃ゛ あ゛っっ゛!!!

  ――ギュンッ!!  ブゥン!!!!

 最後の『馬鹿力』と言うところだろうか?
『フロスティ・ザ・スノーマン』が振り下ろそうとした雪だるまが解除されて・・・
『漬物石』! かなりの重量のある石と言うより岩に近い大きさの物が
雪だるまより出現する! 今まで、そのような物が出現する事は
無かったと言うのに!!

佐保(調達、係で……大棚を盗んだのも、『フロスティ・ザ・スノーマン』。。
フロちゃんなら、雪だるま化したまま破壊したりなどして溶かして形を失ったものは
再び別の同じ大きさのサイズの『雪だるま』を発現すれば再び以前に雪だるま化
したものを再度呼び出す事が出来た!!
 先生に付き従うのが悪か善なのか知った事じゃねぇ!
私は私の、したいように人生を謳歌するって決めてんだ!!

『どぅおおおぉぉ/グゥオおオォォ  ラァァッ!!」

 最後の雪かきも放り捨て、むんずと宙に浮かんだ漬物石を掴むと
ソラ目掛けて振り下ろしにきたぞ!!(パス:BC)

450『サマー三連星』:2021/07/11(日) 10:25:36
>>447(小石川PC)

>――私の『覚悟』を甘く見ないで下さい

レックレス「そうだな……死中に活を見出そうとしてるのは、あんたもか?
――ならば、俺(レックレス/無謀)を凌げると、今この局面で証明してみろ!
 『既に』  『ブライアン・アダムス』は!!  貴様を狩る準備は出来た!」

     ジュ  ァ  ァ゛  ァ゛!!

!!? ブライアン・アダムス。レックレスのスタンドが噴射した黒紫の
霧状の散布されたものは小石川のほうへ向かいつつ、そのいくらかは重力に
従い地面へ撒かれて……『青』や『赤』などの色合いにビルの床が変化した!

レックレス「『デンプン反応』って奴だよ……」

「ブライアン・アダムスの放つ液体の正体は……『ヨウ素液』
とは言え、普通のヨウ素液じゃねぇ。ブライアン・アダムスの凄さは
噴射した液に掛かった無機物・生物に対し『デンプン』と言うものを作り出す。
要は『弱点と言うのを意図的に作成し浮かび上がらせる』んだよ。
他にも、応用の種類があるが……そこまで説明する程に俺は優しくない。
 今この床自体が全て……このビルの『弱点(デンプン)』と化してる!」

 説明を終えると共に彼は大きく足を振り上げ・・・!

レックレス「 う  お  らぁ゛ ! ! ! 」

  ドゴォ――ォ!!

!! ビルの床が、普通の成人男性の蹴りであっけなく抉られ、その破片が
貴方目掛けて飛来する!(ス:C)

451<削除>:<削除>
<削除>

452小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/11(日) 15:42:07
>>450
申し訳ありません。
改めて確認させて下さい。
飛来する破片の数や大きさはどれ程でしょうか。

453『サマー三連星』:2021/07/11(日) 18:48:34
>>452(回答)

破片の数は10数程、大きさは小石サイズから人の顔程度で最大。
『捌く』際に、打ち漏らしの小石程度の破片が肩とか腹部に当たる可能性は
あるが『スーサイド・ライフ』の技量をもってすれば無傷で現時点の
行動は成功出来ると確信を持っていい。

454小翠『タキシードムーン』:2021/07/11(日) 18:54:05
>>448

「進ませない・・・・ここで止めてやる!
 それが、俺を守ってくれたお姉さんとの約束だ!」

身をかがめ、前傾姿勢・・・・地面に対してほぼ平行と言えるような姿勢を取り・・・
そしてそのまま地面を滑るかのように枯野に向かって突進する!
普通に考えれば、この経路では横薙ぎの『攻撃』に被弾する事になるだろう・・・・だが!

「おおおおおおお!」

走っている最中・・・・横薙ぎの一撃が自身に襲い掛かってくるだろう
だが、被弾するその瞬間に『理想化』を解除
足の長さが一気に短くなる事で攻撃を回避したい

(横薙ぎの一撃なら・・・・普通に考えれば急所、俺の胴体を狙ってくるだろ
 それならほんの少し高さを変えるだけで避けられるはずだ!)

攻撃が回避出来たら、そのまま小学生の体躯で枯野の顎に頭突きをかましたい!

455ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/11(日) 20:43:04
>>449
自分の『自由』を掴むために、誰かの『自由』を踏み躙る佐保
空っぽで何も無いが故に『自由』過ぎてどうすればいいのか分からない、
『自由』に縛られているソラ
改めて考えてみると、対照的なようで、全く違う二人だったかもしれない
ただ一つ共通点があるとすれば、どちらも『自由』に振り回されているという事だろうか

降り降ろされる巨岩、ソラは動かない…
ギリギリまで

「ふん」

ギリギリの所で、身を反らし最小限の動きで巨岩をかわす(スB)

そして、一瞬だけ全ての『浮上』を解除する
再び、雪男に蝕む3枚のガラスに『浮上』を与え、突き上げるッ!
駄目押しに4枚目も『浮上』させる…
人間の最も重要な機関、『脳』が詰まっている箇所、額に向けてッ!
(ス精BC 浮上パスCB)

「チェックメイト」

誰に言うでもなく、ボソリと宣言する

456小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/11(日) 21:58:38
>>453

回答感謝。

>>450

             ヒュッ

  「……あなたに申し上げなければいけません」

  バババババババババババババババババッ!!

『達人の技量』によって、
飛来する破片を『スーサイド・ライフ』で『捌く』(破ス精CBB)。
『大きな破片』に対しては質量を考慮し、
正面から叩き落すのではなく、
横から打って『軌道』を逸らす事を重視する。
レックレスの『弱点』は、もう一つある。
それは、『スーサイド・ライフ』と違い、
本体自身は何の強化もされていないという事。
床を脆くして破壊し、その破片を飛ばしてきたとしても、
『人間以上の力』には達しない以上、『迎撃』は可能。

          カ
            キィ
               ンッ!!

さらに、『小石サイズの破片』を『反撃』に利用させてもらう。
『刃』の角度を調整する事で、
『飛んできた破片』をレックレスに向けて『跳ね返す』。
もっとも、これは『本命』を隠すための『囮』に過ぎない。

  「私にも――『お伝えしていない事』があります」

『本体』を狙ってきたという事は、
周囲の『部位』は『野放し』になっている。
レックレスにとって、
『スーサイド・ライフ』を握る『本体』こそが『最大の脅威』。
『最優先』に考えなければならない対象だ。
彼の判断は決して間違っていない。
『ある一点』を除いては。

    スラァァァァァ――――――z______

『右手』を遠隔操作し、『第二の刃』――
『ビー・ハート』を発現(>>447be hurt appearance)する。
『自傷の刃』である『スーサイド・ライフ』とは対照的に、
『本体以外の生物』を両断する『不殺の刃』。
同時に、レックレスの死角から『指弾』を発射(破ス精DCC)。

          トンッ

                トンッ

シンプルに『レックレスの頭を押す』だけでいい。
現在、レックレスは『蹴り』を行っている。
言い換えると、『片足』で全身を支えている状態だ。
その不安定な体勢なら、
体の末端部分に少し力を加えるだけでも、
十分に『バランス』を崩せる。
そして――。

          スパァンッ!!

レックレスが揺らいだ瞬間、『ビー・ハート』の『能力』で、
『レックレスの足』を『斬り落とす』(破ス精DCC)。
『片足だけ』で床の上に立っている時に、
『その足』が『なくなったら』どうなるか?
『結果』は明らかだろう。

457『サマー三連星』:2021/07/12(月) 23:27:35
>>454-456(ALL) (レス遅れ失礼しました)

>進ませない・・・・ここで止めてやる!
 >それが、俺を守ってくれたお姉さんとの約束だ!

『約束』

>空っぽで何も無いが故に『自由』過ぎてどうすればいいのか分からない、
 >『自由』に縛られて

『自縛』

>あなたにも『背負うもの』があるのでしょう
 >ただ――私にも『譲れないもの』があります……

『覚悟』

三者三様に、鏡合わせのように譲れぬものを抱えてる。
目指すべき道筋に対し、誰もが苦悩を持ちつつも先にあるものを
輝きと見据えて。暗き空間に一点の輝きがあると信じつつ手を伸ばして歩くのだろう。

少年(小翠)は雄たけびを上げ
少女(ソラ)は乾性の殺意を浮かせ

そして……少年少女の併せもつ先に痛み『想い』を経て進む人は刃を振るい。

      ガッ  ツンッッ゛!

 枯野「っ! 僕……はっ……」  が……くっ……  ドサッ
  
        ド  シュッ゛ ドシュッッ!!

 佐保「ぁ゛……ぐ……っ゛そぉ……っ」  ドサッ


 レックレス「っ捌ききったか! だが、まだ破片の猛撃は可能……」

          スラァァァァァ――――――z______
  トンッ                           トンッ
               スパァンッ!!

レックレス「な   にぃ―――z____ノ!?」  ガ ダンッッ!


  かくして  夏の夜空(未来)に焦がれた流星は三つ 燃え尽きた……

458『サマー三連星』:2021/07/12(月) 23:47:57

2人(小翠・ソラ)は、自身の攻撃。小翠のヘッドスライディングを受けて
顎を打ち付け吹き飛び倒れた枯野。
ソラの、『ステインド・スカイ』の応用技。己の肉体に突き刺さった破片を
応用した必殺の舞う刃 
ブラッドステインドグラス
『血に染まる硝子』が『フロスティ・ザ・スノーマン』の肉体に刺さった
DFにより白目を剥き吐血しつつ倒れた佐保を認識した。

だが、苛烈な激闘による負傷。そして炎天下での激闘によって敵が
倒れた事により緩んだ意識の結果なのか、小翠とソラは見届け終えてから
膝をつく。

 『よく頑張ったね〜〜』

 『おい大丈夫かっ……よく頑張ったな、少年』

そう、意識が途切れる前に二人は労いの声が振り落ちるのを聞いた。


 
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


レックレス「く、くそ。まだだっ 俺はまだ……っ」

小石川の目の前で、レックレスは足を切り落とされ転倒しつつも
未だ自身の敗北が受け入れられないらしく。両手を地面につけ何とか
起き上がろうとする形相を見ていた。

声をかけるか、他に行動をしようとした時だ。後方にある、この部屋の
ドアが軽く動いたのを認識する。風もないのに勝手に

 レックレス「俺は……っ 俺たちは……自由に……っ」

            『シュン』

         ――もう、諦めるんだ

瞬間、レックレスの背に跨るようにして人影が出現する。
まるでカメレオンが景色に同化してたのを解いたかのような出現の方法で
その男性は流れるような一連の動作で彼の首に腕を回すと共に頸動脈に
力を入れて圧迫する。

レックレス「ガっ……っ゛……く…………」

 
アルキス「……これで、終わった。
…………久しぶり、だな」

 そして、彼を捕獲した。貴方にとって久しい知人は、そう静かに
目線を合わせて
 有難う、小石川 文子。と感謝の言葉を口にした……。



 (※エピローグへと移る。場面転換としてアリーナの医療施設からに
しようと思うが、それ以外で何かご希望があれば進行前にお願いします)

459小翠『タキシードムーン』:2021/07/12(月) 23:52:08
>>458

「はぁ・・・・ はぁ・・・・」

恐るべき相手に対して全力で戦い、体力の限界が訪れたようだ
自身の勝利を確信して意識が緩んだことも原因かもしれない
そのまま大地に膝を突き、眠る様に意識が途絶えた


エピローグの開始場所についてとくに希望はありません

460ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/13(火) 16:29:36
>>458
「…」

今まで何をしても虚無感しかなかったソラ
自分にとっては名付け親である『藤原しおん』との思い出以外どうでもいいと思っていた
『自分の命』すらも

そのソラが、生と死をかけた本気の殺し合いを通して
初めて『生』を感じた
自分に『生』の実感を与えてくれた相手に、ほんの少し感謝する

「…」

何も持っていない自分とは違って
何かを背負っていた事だけは何となく感じていた

「ありがとう」

白目を向いて倒れる佐保の目を、そっと閉じる
ソラの中には藤色のページ以外に、向日葵色のページがひっそり追加された

「忘れるまでは覚えといてやるよ、佐保」

そう言って自分もそっと目を閉じた

追加された向日葵色のページは、すぐに消えるかもしれない
こんな戦い、結局無意味な事になるかもしれない
けど今は、とりあえずソラはこの色を覚えている

(エピローグ、医療施設で問題無いです)

461小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/13(火) 19:15:58
>>457-458

きっと、彼には『背負うもの』があった。
それがあるからこそ、『片足』を失っても、
なお立ち上がろうとしているのだろう。
同じように、私にも『背負うもの』がある。
『この命を全うする』という『約束』と、
『その先で再会する』という『決意』。
だからこそ、決して退く事は出来なかった。

  「あなたは……私を『甘く見すぎた』のです」

『ビー・ハート』を握る『右手』と、
『支配権』を得た『レックレスの片足』を、
同時に本体の下まで引き戻す。
『レックレスの一部』を手に入れた時点で、
レックレスは『一切の抵抗』を封じられている。
何故なら、『部位』が受けた『あらゆる感覚』は、
その『持ち主』にフィードバックするからだ。

  「……動かないで下さい」

         スッ

  「少しでも動けば――『刺します』」

『警告』を送りながら、
静かに『スーサイド・ライフ』を持ち上げる。
この刃を『レックレスの足』に突き刺せば、
『痛み』を味わうのは『持ち主』である『レックレス自身』。
つまり、離れた位置から延々と、
『終わりのない苦痛』を与え続ける事が可能。

  「『あなた』は……」

だが、その手が振り下ろされる事はなかった。
目の前に『別の人間』が姿を現したからだ。
自分にとって、それは見覚えのある顔だった。
前に会ったのは一度きりだったが、
自分と同じく『隔てられた愛』を抱えて生きる者。
忘れられるはずがない。

  「――……お久し振りですね」

『指』、『指』、『目』、『手』、『レックレスの足』。
切り離していた全ての『部位』を元通り『接合』する。
自身の両手に残るのは『二振りのナイフ』――
『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』。

               クルンッ

          クルンッ

その『二つ』を手の中で回転させ、音もなく『解除』した。

    コッ コッ コッ……

それからアルキスとレックレスに近付き、
バッグから『包帯』を取り出す。
『自傷』した際の『止血用』に持ち歩いているものだ。
『スーサイド・ライフ』で切り裂いたレックレスの足に、
手際良く包帯を巻いて『応急処置』を施す。
『手当てを終えたらここを出る』と、
レックレスに伝えていたからだ。
ここを出る前に、その『約束』を守る。

462『サマー三連星』:2021/07/14(水) 23:01:27
>>461(了解 小石川PCのみレスの返信を願う)

アルキス「……そうだな。随分 久しぶりだ」

彫りの深い顔立ちを、感傷めいた再会に対する喜びや色々な感情が混ぜ合わさった
大人気な微笑と共に短く返しつつ、気絶するレックレスを応急手当をする小石川を
暫く見てから、ぽつりと呟く。

アルキス「変わらないな、貴方は……いや、でも少しだけ
以前よりも……しなやかさが増した。そんな気がするよ」

その後、アルキスは自身の通信機器で任務達成の報告をして、廃ビルに十分足らずで
黒塗りの車が数台、駆け付ける事になる。

「お手数をかけるが、是非、貴方にも同行して欲しい」

気絶したレックレス、そしてまだ覚醒しないが命に別状はない興味を運び終えてから
アルキスは一台の車へと案内して総合体育館のある道へ走る。

アルキス「小石川……。
君の他にも強盗グループを捕獲するのを手伝ってくれた市民が二人居てね。
会ったら少し驚くかもな。まだ中学にも上がってない子供と、小学生上がりたて
ぐらいの子が打倒したんでな」

少し怪我をしたんで、今は医務室で軽く処置をしている。
他にもいろいろ説明したいので、上司にあたる人物が君を待ってるよ。と
小石川を案内するのだった……。

(※何か道中で聞きたい事などあれば、幾つか答える。なければ
そのまま次レスで三人に返信)

463小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/15(木) 15:47:54
>>462

かつて『興味』と共に『工場』へ赴いた事がある。
そこには『ゴースト』と呼ばれる謎めいた女性がいた。
私は彼女と言葉を交わし、そして別れた。
しばらくして、私は『別の場所』で『アルキス』と出会い、
彼が『ゴースト』を愛している事を知った。
アルキスは、ただ想い続けていた。
『叶わぬ愛』と知りながら『変わらぬ愛』を捧げ続けていた。
その姿に自分自身を重ねた事を思い出す。

>「正直に言うと……私はあなたを『羨ましい』と思っています」

>「あなたは愛する人を支えることができる。
> 愛する人のために、何かをしてあげることができる。
> たとえ直接的なものでなかったとしても、たとえ遠くから見守るだけだったとしても、
> それはとても尊いことだと思います」

>「私には――もうそれができませんから」

>私にできることは『想う』ことだけ。
>片時も忘れることなく、この命が尽きる瞬間まで、変わることなく『想い続ける』こと。
>それだけが、愛する人に対してできる唯一のこと。

>愛しているのに、焦がれているのに、私は『彼』に決して会うことができない。
>会うことが許されていない。
>『彼』に会うということは、『彼』との約束を破るということだから。

>だからこそ、希望が残されているアルキスが羨ましかった。
>心の苦しみや葛藤があるとしても、会うことが不可能ではないのだから。

あの頃の私は『彼に会う事が出来ない』と考えていた。
けれど、今は違う。
たとえ何十年掛かったとしても、『彼』に会う事が出来る。
この『命』を全うし、私の『寿命』が尽きた後、
『その先』で『会う事が出来る』。
『あの頃』と変わった事があるとすれば、
きっと『それ』なのだろう。

  「――……分かりました」

        スッ

アルキスの言葉に従い、迎えに来た車に乗り込む。
行き先は分からないが、彼は信用できる人間だ。
だからこそ、興味の安全を託す事も出来る。

  「そんな方達が……」

若いスタンド使いと共闘した事や、
同じ危険に居合わせた経験はある。
ただし、いずれの場合も、極端に幼い年齢ではなかった。
『スタンド』の強さは『精神』の強さ。
強い心の持ち主であれば、たとえ子供であっても、
大きな脅威に立ち向かう事が出来る。
それは理解していたつもりだったが、
やはり少なからず驚きは感じた。

  「そう……なのですね……」

幼い子供が争いの中で傷付いた。
その場に自分がいれば、助ける事が出来たかもしれない。
怪我を負わないようにする事も、
もしかすると可能だったかもしれない。
それを考えると、思わず胸が痛んだ。
もう終わった事だと分かっていても、
考えずにはいられなかった。

  「彼は――どうなるのですか……?」

ぽつりと口にしたのは、『レックレス』の事だった。
拘束されるのか、それとも何らかの処罰を受けるのか。
それは分からないが、彼には『家族』がいる。
『アリーナ』にも事情はあるのだろうし、
『犯した罪』をなかった事には出来ない。
無条件で解放する訳にはいかない事も分かっている。
ただ、出来る事なら、
これ以上レックレスを苦しめたくはなかった。
『彼を愛する人』のためにも――。

464『サマー三連星』:2021/07/16(金) 17:33:06
>>463(ALL) (レス遅れ失礼しました)

>彼は――どうなるのですか……?

アルキス「そうだな……俺からは気休めな言葉は告げられない。
裏社会に身を置いてるものとなると、その処遇を簡単にはいかないからな……。
ただ、今の上司なら」

そこまで、悪い判断はしないでくれる。そう願おうと、彼は呟くと共に
医務室の扉を開いた。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『ソラ』と『小翠』、貴方達が目を開くと見慣れぬ白い天井と共に
自分が糊のきいたシーツと温暖色の毛布。そして怪我した場所に包帯を巻いて
横になり、額には冷えピタがされつつ覚醒したのを理解した。
ソラと小翠は両隣となるベットで、その横側に見慣れぬベッカムヘアーの青年。
そして、ソラはついさっき協力を要請してた『出雲』が傍に座っていた。

 バタン。

そして、大人びた落ち着いた雰囲気の喪服の女性、それと共に彫りの深い男性が
扉を開き、読書をして暇つぶしをしてたらしい出雲は持ってる本を閉じて
愛想のよい笑顔で片手を上げて声をかける。

出雲「あ、お〜は〜よ〜。そして、おかえ〜〜り、アルく〜〜ん
あらぁ〜〜、そんなびじんさ〜〜んが、僕らに協力してくれたの〜〜ね〜。
あ〜〜り〜〜が〜〜ぁ〜〜とぉ〜〜〜。

とりあえず〜〜〜 みんな〜〜自己紹介しよ〜〜ね〜〜。
僕は出雲〜〜アリーナの闘技者の九位で〜〜町でテロとか起きた時の先発隊の一人〜。
今はリーダーとして此処に居るよ〜〜〜。
一緒に空の雲を寝そべって見てくれる美人さんがタイプだよ〜〜。

で、こっちが部下の一人で『メゾ』っち〜〜〜。
それでもって、おね〜さんを連れてくれたのがアル君こと『アルキス』ね〜〜。
はい、みなさ〜〜んもじこしょ〜〜か〜〜い」

場の音頭を出雲はとる。
『メゾ』と言う人物は、小翠が気絶するまえに労ってくれた男であると君は思い出せた。

各自、互いに自己紹介を終えた後に。出雲は間延びした声を維持しつつ告げる。

今回、アリーナにとっても重要な道具となる指針が秘められた品物を確保するのに
対して一般人である三人に偶然であれ何であれ協力してくれた事に深く感謝との事。

また、今回の謝礼と共に負傷した二人(小翠・ソラ)の治療の負担はこちらで補うと
出雲は告げた。

出雲「幸い、二人とも命に関わる程の酷い怪我じゃないからね〜〜。ま〜深刻でも
優秀な医者が居るから何とかなるけど〜〜アリーナも慈善事業ばかりじゃ
お仕事になんないから〜〜〜そー言うケースだと幾らか治療費貰うか、こちらの仕事を
して貰ったりとかするけどね〜〜」

へらへらとリーダーは話しを終え、そして三人をゆっくり見渡して告げる。

出雲「それじゃ〜〜三人とも、なんか今回の事で聞きたい事あるか〜〜い?
み〜〜んな、とっても頑張ってくれたからね〜〜〜僕、なんでも答えるよ〜〜。
流石に口座番号は深い仲じゃないと教えてあげられないけど〜〜〜」

どうやら、今回の事件について気になる事なり幾らか答えられる範囲の事は
回答してくれるようだ……。

465小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/16(金) 19:17:56
>>464

  「……ありがとうございます」

  「私も……『そう願っています』」

返ってきたアルキスの言葉を噛み締める。
『誰も傷付かない事』。
それが自分の望む結末だ。
同時に、それが難しい事も理解している。
たとえそうであったとしても、
『願い続ける事』だけは捨てられない。

  「――……初めまして」

         スッ

医務室に入り、その場にいる全員に頭を下げる。
それから、アルキスから聞かされていた二人を見下ろす。
無意識の内に、表情に陰が差していた。
幼い子供が傷を負った姿を見るのは辛い。
適切な手当てがなされている事が、せめてもの救いだった。

  「『興味さん』――」

  「私と一緒にいた方は……
   今どちらにいらっしゃるのでしょうか?」

少なくとも、ここに彼女の姿は見えない。
どこか別の場所に運ばれたのだろうか。
大きな怪我はしていない様子だったが、
それでも気に掛かる事には変わりない。

466ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/16(金) 20:54:02
>>464
この雲男の喋り方はどうも気が抜ける
どうにかならんもんかね?
そんな脱力感を覚えた表情のソラが、上体だけを起こしながら
出雲に問いかける

「なぁおっさんよ、聞きたい事はいくつかあるんだが
 まず一つ教えてくれよ」

「俺が殺したあの田舎…佐保
 あいつは『自由』がどうとか言ってた
 あいつ…あいつ等は何でコソ泥になんてなったんだ?
 あんた等は奴等を保護してるとか言ってたが…
 あんた等一体何だ…?」

話してるうちに段々不機嫌な顔になってきたソラ
今にも殺しにかかりそうな、そうでもないような
静かな殺意を含んだような、そうでもないような表情で出雲を見る

「…別に俺には関係ないけど
 興味本位で聞いてやるよ、『アリーナ』」

467小翠『タキシードムーン』:2021/07/16(金) 21:24:20
>>464

「う、う〜ん・・・・ここは・・・?」

全身がヒリヒリと痛む、背中を預ける寝具の感触に実家とは違う違和感を覚える
状況を把握するため、上体を起こそうとするが痛みで起き上がる事が出来ない
首を曲げて隣を見ると、見知らぬ子供、謎の青年、そして姿を借りた『出雲』が居た

「あんたは・・・・」

どうやらここは『アリーナ(この言葉の意味は理想の出雲の知識から知った)』の施設らしい
自身の状態について聞くとともに、軽く自己紹介をした

「聞きたい事・・・・そうだ! 『黒服のお姉さん』は無事なのか!?
 爆発で大変な目に遭ったけど、怪我は!?」

「それと・・・・枯野のやつはどうなったんだ?」

468『サマー三連星』:2021/07/17(土) 00:41:51
>>465-467(ALL)

>『興味さん』――私と一緒にいた方は……
>今どちらにいらっしゃるのでしょうか?

アルキス「ああ、あの記者さんらしき人なら別室で休んでる。
こちらの医者の手で、いま暫く眠って貰って……能力でビル付近で
気絶させられた事は忘れるだろう。その方が彼女にとって一番良い筈だ」

出雲でなくアルキスが小石川の質問に答える。アリーナの医師は
スタンド能力を扱え、その力の一環でビル内に潜入してレックレスに
気絶された事は忘却し、日射病なりで倒れたと後で本人に伝えて
無事に返すとの事だった。
レックレスによって、脳震盪を与えられ意識を失ったが。特に後遺症もなく
跡が残る怪我はないので安心して欲しいとも伝えられ。

>俺が殺したあの田舎…佐保
>あいつ等は何でコソ泥になんてなったんだ?
>あんた等一体何だ…?

出雲「そ〜〜うこわい顔したら〜〜かわいい顔がだいなし〜〜。
あと、あの娘(佐保)は生きてるからねぇ〜〜」

ソラの威圧を滲ませた問いかけは、飄々さを崩さぬ出雲の態度を一変させるには
効果が薄かったようだ。また、敵(佐保)は不幸か幸か命は奪ってない。

詳細を追求すると、彼女のスタンド『フロスティ・ザ・スノーマン』は
パワー型で、そのスタンドの体も相応の力があった事が上手く嚙み合って
『ステインド・スカイ』の必殺ブラッドステインドグラスは心臓や脳の
ある個所に食い込んだが、それでも本体の命に関わる場所に到達する前に
上手く止まったとの事だった。

出雲「佐保ちゃんが犯罪者になった切っ掛けはね。
元々、あの娘は普通に都会に憧れて上京して。そして、ちょっと火遊びで
援助交際もといの事を、他のお洒落な娘達の仲間になる為に参加したら
その相手が性質悪く肉体関係を迫ってさ。
それが原因でスタンドを開花して、衝動で能力で半殺しにしちゃって。
 で、僕らの『アリーナ』がソレに運よく気付いて確保。
矯正・保護観察が大分嫌だったよ〜だねぇ……」

「で、その火遊びの誼で知り合ってた犯罪関係のブローカーと。
保護観察仲間の少年とアリーナ憎さで打ち解けちゃって、そんでもって
アリーナなんて抜け出してやる〜って事で、今に至る……って訳だよ〜」

出雲は、そう軽く後悔してる様子で頬杖をついて あらましを語った。
また『アリーナ』については色んなスタンド使いが試合をするのを
エンターテインメントとして稼いでる、裏で黙認されてる非公式の組合だと
ソラに簡潔に教えてくれた。

>『黒服のお姉さん』は無事なのか!?
>枯野のやつはどうなったんだ?

メゾ「どの黒服を指してるのか、ちょっと困るが……俺が駆け付けた時に
出雲さんの部下の彼等は全員アポロンの病院に送って貰って、全員結構な
火傷はしたが無事だって報告はきてるから安心して欲しい。
……そう言えば『ヨモギ』さんって人だったかな。背中が、かなり酷く
焼けてたのと、あの子が危ないって譫言呟いてた女性……。
うん、彼女も病院で安静にしてるが命に別状ないよ」

「『枯野』君なぁ……佐保ちゃんと一緒に治療中だが、その後の扱いに
少し悩んでるんだ。何せ、アリーナの環境が元の今回の事件だから。
また再犯しないとは言えないし、だからと言って緩めるのも更に束縛するのも
どちらもデメリットが付くから……」

出雲「うん〜〜メゾ君の言う通りなんだよ〜〜ねぇ。

君たち、何か良い意見とかある〜〜?
今回、『枯野』君って子が。アリーナの監視下で育つのが嫌で友達と組んで
暴れたのが事件の発端だから」

出雲は、そう貴方達に聞く。
アリーナと言う『社会』に『憎悪』を抱いた少年・少女。
背景は軽く説明されたが、彼 彼女が再起可能となれば第二、第三の
仲間を募って再度、今回より酷い事件が起きないとも限らない……。

出雲「あ、それと他にも聞きたい事あれば、ど〜〜ぞ〜〜」

469小翠『タキシードムーン』:2021/07/17(土) 11:03:54
>>468

「『ヨモギ』さんっていうのか・・・・良かったぁ」

自分を守ってくれた女性の安否を確認し、安堵の声をあげる
他に何人も『黒服』は居たが、まあ男ならなんとかなるだろう

「その・・・・『枯野』から聞いたんだけどさ
『アリーナ』の連中があいつから自由を奪ってるって
 なんとかならないのかな? あいつだって根はそんなに悪いやつじゃないんだ・・・」

枯野の処遇について出雲に懇願するように言う
小学生である自分の身では、社会的に彼を救う事なんて出来ない
大人に頼み込んでどうにかしてもらう事しかできないのだ・・・・

470小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/17(土) 15:14:54
>>468

  「――……そうですか」

興味が『スタンド』の事を知れば、必ず関心を抱くだろう。
そして、今回のように危険に飛び込もうとするかもしれない。
彼女の安全を考えれば、『忘れる』事が一番いいはずだ。
ただ、止むを得ない理由があるとはいえ、
『人の記憶』を操作するのが本当に正しい事なのか。
そのような考えが同時に湧き起こったが、
言葉に出す事はしなかった。

  「あの……」

この場の代表者らしき出雲を見つめながら、
控えめに口を開く。
『佐保』と『枯野』――自分は名前しか知らないが、
大体の状況は察している。
彼らはレックレスの仲間であり、
三人は一種の『信頼関係』で結ばれていた。

  「レックレスさんと話をしてもらってはいかがでしょうか?」

レックレス自身が語ったように、
彼は二人と『自分の子供』を重ねていた。
だからこそ、二人の世話を焼いていたのだろう。
それならば、『その想い』を最後まで全うしてもらいたい。

  「彼に――二人を『説得』していただきたいのです」

  「彼に……もう一度『導き直して』もらうのです」

もう一度だけ彼らを『導き』、二人の『心』を救って欲しい。
争いの中で言葉を交し合った時、レックレスは、
二人が『自分と同じ道』に進む事は望んでいないと感じた。
『アリーナ』に身柄を拘束されている現状では、
どうあっても『脱出』は不可能。
どうする事が二人の将来のためにベストなのか、
彼は理解してくれるはず。
『信頼する人間の言葉』なら、
二人も頭から否定する事はしないと信じる。

  「それによって二人が考え直してくれたなら……」

  「レックレスさんの『罪』も……少しは軽く出来るはずです」

そして、これは『レックレスのため』でもある。
『二人が更正するきっかけ』を作ったのならば、
当然それは考慮されるべきだ。
だからこそ、『彼に二人を説得してもらう事』を提案した。

  「私にレックレスさんと話をさせていただけませんか?」

  「それが許されないのなら……
   彼に『二人を説得するチャンス』を下さい」

          スッ

  「――……お願いします」

言葉と共に、出雲に深く頭を下げる。
自分がレックレスを説得し、レックレスが二人を説得する。
『アリーナ』側が許すなら、そうしたいが、
もし自分がレックレスと会う事が許されないなら、
せめて彼が二人と話す事だけは許して欲しい。
これ以上、もう誰も傷付かないように。
その『願い』を『願いだけ』で終わらせたくはなかった。

471ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/17(土) 20:01:05
>>468
佐保が生きていると聞いて、少しほっとしたようになる

「ふっ、そうか…すげぇ生命力だな
 田舎者はみんな、ゴキブリ並みにしぶといのか?」

佐保が犯行に至った理由を聞き
呆れ果てたような表情になる

「何から何まで自業自得だろうが、馬鹿か?」
「で、スタンド使い同士の戦いを見世物にしてる『アリーナ』
 そんな意味不明な連中が、警察気取りの上から目線で監視・管理してるわけか
 そりゃ確かにストレス溜まるな」

こんな連中が町を牛耳っているとか、ここはディストピアか?
とでも言いたげだが、彼らがいるからスタンド使いの多過ぎるこの町で
一定の秩序が保たれているのだと思うと何とも言えない

「良い意見ねぇ…
 まぁ、そこのご婦人が言うようにリーダー格が話付けるのが一番だろうな
 そいつが大人しくこっちの言う事聞くか、そいつの説得で
 今更あいつらの意志が変わるかは疑問だがな」

しばらく考え込み、再び出雲に問いかける

「おい、俺も佐保に会わせろ
 それと…」

「俺も『アリーナ』とやらに入れるか?」

472『サマー三連星』:2021/07/18(日) 17:39:11
>>469-471(ALL)

出雲「おっ? い〜いの〜? そちらが、応じてくれるなら〜
願ったり 叶ったりだよ〜」

小石川の『説得』の話に対し、彼は陽気な笑顔を更に深くして快く応じる。

出雲「じゃあ、三人とも〜 ついてきてね〜」

ならば善は急げだと、アリーナのリーダーにあたる彼が先導して幾つかの
通路を移動した後に、小石川はアルキスに。
 小翠とソラは出雲によって分かれて別の室内に案内される。

アルキス「こちらに、居るよ。そこまで酷い怪我はしてなかったから
既に拘束している。……入るぞ」

室内に小石川が入ると。レックレスが手錠で後ろ手に拘束されつつ顔を俯けて座り。
 それを冷たい顔で見下ろす赤いジャケットの女性が居た。この女性とも貴方は一度
ある場所で面識があったのを思い出す。ベディと、アルキスに呼ばれていた女性。

アルキス「ベディ あとは、この人に任せて欲しい」

ベリル「わかったよ。よぉ、久しいな
そっちも暫く見ない間に色々経験したって感じだが……仕事中なんでね
私との、お喋りは。また時間ある時で頼むよ」

一旦場を離れ、喋りやすいようにしと監視をしてた彼女と案内のアルキスは出入口の
外に待機する。

レックレス「…………」

彼は、無表情で固く唇を結び地面を見つめて言葉を発さない。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

出雲「それじゃあ、こっちに二人とも居るよ〜。
残念だけど、目を覚ますのは ちょっと時間が掛かるよ〜」

小翠とソラは別室の、二人が居たのとは異なる医務室らしい場所。
それでもドアの施錠など厳重で、多分そう言う手合いの人物を隔離する目的もある
場所へと入ると、色々と手当てを終えたあとらしく眠る枯野と佐保が眠っていた。

出雲「やろうと思えば、短い時間は起こしてあげれるけどね〜。
それと、君(ソラ)
『アリーナ』に入りたい、って話だっけ。
 僕からも、君にはちょっと色々話したい事あったから丁度いいかな〜。
・・・君(ソラ) 何者だい?」

出雲は、おどけた調子は崩さないが。目は真面目にソラを見つめていた。


枯野「……ぅう……せん……ぱい」

小翠は、枯野が呻きつつ目を覚ましそうなのを確認出来た。

473小翠『タキシードムーン』:2021/07/18(日) 18:15:35
>>472

小石川、アルキスの二人と別れて部屋に案内される
そういえば、先程の女性(小石川)は以前、お話した事もあるおねえさんだったが・・・・
あの時は『変身した後』だったため、向こうはこちらの顔を知らないだろう


「枯野・・・・おい、枯野!」

部屋に入るとベッドの上に横たわる枯野の姿が目に入った
傍に移動して、彼の名前を呼びかける

474小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/18(日) 19:00:48
>>472

  「……ありがとうございます」

出雲に感謝の言葉を告げ、再び頭を下げる。
そして、アルキスと共に『別室』に足を踏み入れた。
そこで、『もう一人の人物』と再会を果たす。

  「『ベティさん』――ご無沙汰しています……」

彼女とは『二度』会った事がある。
二度目に出会ったのは『クリスマス』の頃だった。
『魂鎮めの民』である『イルラ』を逃がすために、
『シュン』と戦った際に顔を合わせた記憶がある。
彼女いわく『香港マフィア』が関わっていたという話だった。
久方振りの対面ではあるが、
今は他にしなければならない事がある。

  「――……『具合』はいかがですか?」

労わるような視線で、自らがレックレスに与えた『傷』を見る。
目立つのは『足の切り傷』程度だろう。
全体としては『ほぼ無傷』と呼んでも差し支えない状態。
自分にとって、それは心から喜ぶべき事だった。
もしレックレスが重傷を負ったとしたら、
『彼を愛する人』が苦しむ。
だから、彼が大きな怪我を負う事がなかったのは、
不幸中の幸いだった。
もう誰も傷付かずに済むのだから。

  「『佐保さん』と『枯野さん』は……」

  「……『アリーナ』に『保護』されました」

レックレスを真っ直ぐ見つめながら、静かに口を開く。

  「……あなたに『お願い』があります」

  「二人を『救って欲しい』のです」

  「今、彼らは『分岐点』に立っています。
   確かに『過ち』を犯したのかもしれません。
   でも――まだ『戻れます』」

  「『今回の件』が失敗した事で、
   彼らも心の中では考えているはずです。
   『生き方の是非』について……」

  「『体の傷』は『アリーナ』にも治せます。
   ただ、『心の傷』を治せる人間は『一人』しかいません。
   たとえ短い時間であっても、
   二人と行動を共にしていた『あなただけ』なのです」

そこまで一息に言った後、短く息を吸い、両目を伏せる。

  「……あなたは私に話してくれました。
   二人の事を『自分の子供のように思っている』と。
   その『想い』を最後まで全うして下さい」

  「それが――私からの『お願い』です」

話を終え、レックレスの言葉を待つ。

475ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/18(日) 21:05:16
>>472
すやすやと眠る佐保を見て

「呑気にグーグーしやがって
 寝ながらでいいから聞いてろ」

かるーくデコピンをする

「俺が何かだって?
 さぁな、俺が聞きたいくらいだ」

出雲に自らの記憶が無い事
『藤原しおん』に縋りつく事で辛うじて自己を確立しているだけの
薄っぺらで空っぽな存在である事を話す

「一つ確実に言える事は、今の俺には『物語は無い』って事だ」

「そ れ で
 入れるのか入れないのかどっちなんだ?」

476『サマー三連星』:2021/07/19(月) 18:08:37
>>474(小石川PC)

レックレス「……俺に、何が出来ると?」

小石川の言葉に、俯かせていた顔を上げ。彼は鋭く決して友好的に思えぬ目で
貴方の瞳を見つめて問いかける。

「俺は、数々の悪事に染めてきた。人を殺すまではしてないものの、貴方が思うより
良い人間じゃないさ。そんな奴が未来ある若者を支えてやれと?
 ……こがらし(※枯野の愛称)と、佐保の事は確かに心配さ。
だが、だがだ。俺は悪人だぞ?
 また、俺があの二人を焚きつけて更に酷い事を起こさないと、あんたは信じれるか?
……信じれるって、言うんだろうな。
けどな、誰もが性善説を信じて生きてる訳じゃないんだ。どれ程、真っすぐ生きようと
したって、俺……いや、あの二人のように回避出来ない定めで歪んじまう事はザラだ。

――なぁ、これだけ聞かせてくれ。

頼みは受けても良い。けど、これから先、あいつ等の運命を俺に背負わせて。
それで、二人が耳を塞ぎかねない結末が降りかかったら……あんたにも、その『責』は
否定しようとも迫るんだ。それを、受け入れる覚悟を」

あんたは、持ってるか? レックレスは重々しく確認をとった……。

477『サマー三連星』:2021/07/19(月) 18:29:43
>>473(小翠PC)

枯野「……ぅ……? ……っ! お、まえ……っ!」 ガバッ

枯野「此処……は……アリーナに……連れ戻されたんだな。
! っ先輩は……っ ……良かった、無事、なんだな」

「……何でだよ…………何で、止めたんだよ……小翠」

「僕達は……アリーナを出て自由に生きたかっただけだ。
先生(レックレス)と、先輩と一緒に誰も知らない場所で……自由に」

「僕が爺さんに、婆ちゃんを傷つけたのは悪い事だよ。
でも、だからって死ぬまでアリーナの指図で生きなくちゃいけないのかよ……っ」

シーツを握り、手を震わせつつ小翠を枯野は詰る……。


>>475(ソラPC)

出雲「そぉ〜〜〜だ〜〜〜ねぇ〜〜〜 じゃ〜〜〜ぁ 条件〜〜〜として


   ――僕の子になろうか?」


……出雲は、なんてことのないように。さらっと夏の空から雹でも降るような
トンでもを告げる。

出雲「いやね、これでも真面目な話なのさ〜。
戸籍も、君を証明するものはな〜んも無いって話でしょ?
この街の供与者ちゃんは、確かに多少は君の生活を助けてくれるかもだけど。
今後、生活する上で確実にガタがどっかでくるだろうね〜」

そう、のほほんとした調子を出雲は続け。そして、最後に声色を鎮めて
流暢に告げる。

出雲「それに、これって僕達アリーナとしても身元不明のスタンド使いを
保護する体で身内になってくれば、『エクリプス』の分派に下手に粉つけられるより
ずっと良い。無論、こちらは等価交換として色々と仕事は君に出来る範囲で
して貰うつもりではあるけどね。
……それに、君ってば 僕になんかみょ〜に似てるじゃない?
 もしかすれば本当に億の一の確率で僕の子だったりしてね〜!
あ〜〜は〜〜〜は〜〜〜は〜〜〜〜」

最後は結局普段通りのフワフワした調子に戻ったが。

ソラを、出雲は自分の子。と言う体でアリーナの傘下として保護、そして
この街に蔓延る悪に対する抑止の星の一つとして育成したいようだ。

勿論、強制ではない。
ソラが断れば、出雲は残念がるだろうが執拗に引き留める気はないだろう。

478小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/19(月) 20:41:51
>>476

真っ直ぐにレックレスの両目を見据える。
彼の『意思』と『覚悟』を見届けるために。
同時に、私の『意志』と『覚悟』を彼に伝えるために。

  「『あなただからこそ』――です」

  「『その道』を歩んだあなただからこそ、
   あなたの『言葉』は彼らの『心』に届くはずです」

レックレスは『歪んだ道』を歩んできた。
その事実は変えようがない。
だからこそ、その言葉には『重み』がある。
口先だけの説得では、聞く側の『心』に響く事は決してない。
他でもないレックレスだからこそ、伝えられるものがある。

  「『救って欲しい』のは……
   『彼ら』だけではありません……」

  「私は『あなた』を救いたいのです。
   彼らが救われる事で、
   『あなた自身』も救って欲しいのです」

  「あなたの『家族』は、きっと忘れてはいないはずです。
   たとえ離れ離れになっていたとしても、
   ずっと心の中で想い続けているはずです」

  「あなたは、たった一人の『父親』なのですから……」

『佐保』と『枯野』だけではない。
二人を救う事で『レックレス自身』も救われる。
レックレスが救われる事で『レックレスの家族』も救われる。
誰も傷付かないで欲しい。
もう、これ以上は誰も――。

  「私は――あなたを『信じます』」

  「あなたが私を信じなくとも、私はあなたを信じます」

『棚』を盗んだ時も、最初は普通に買い取ろうとした。
興味を気絶させた時も、それ以上の危害は加えなかった。
自分と対峙した時も、『家族の話』をしてくれた。

  「あなたは、あなた自身が思っている程、
   『道を外れた人間』ではないと信じています」

レックレスを『信じる』。
もし裏切られたとしても、その『責任』は自分だけのものだ。
この胸の中だけに留め、
決して他の誰かに背負わせる事はしない。

  「あなたに『それ』をさせたのは私です」

  「『全ての責任』は――私が負います」

誰かを傷付けてしまうのは、自分自身が『弱い』からだ。
苦しみや悲しみに耐えられないから、
その重荷を軽くするために、
他の誰かにも『同じもの』を背負わせてしまう。
誰も傷付けないためには、『強くならなければいけない』。
襲い掛かる苦しみや悲しみに耐えられるようになれば、
誰かを傷付けてしまう事もない。
それらを全て『自分のもの』として共に生きていく――
それこそが、私の辿り着いた『心の強さ』。

          「もし――」

 スラァァァァァ――――――z______

   「彼らが再び『道』を踏み外した時は……」

          スラァァァァァ――――――z______

『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』。
両手に発現した『二つの刃』を持ち上げていく。
『指輪の交換』のように、その切っ先を胸の前で交差させる。

            キィンッ

   「私が『この手』で『止める』と『誓います』」

誰も傷付けさせない。
どんな事情があろうと、どんな人間であろうと、
それは変わらない。
傷付くのは『私だけ』でいいのだから。

479小翠『タキシードムーン』:2021/07/19(月) 21:17:49
>>477

「死ぬまでなんて・・・・違う!そうじゃない!
 俺はただ・・・お前に危険な目に遭って欲しくないだけなんだよ!」

「なあ、枯野・・・俺もお前も子供なんだよ・・・まだまだ大人じゃない
 家も貯金もないし、仕事をしてお金を稼ぐことも出来ない子供なんだ
 だからさ・・・・自由に生きるのは大人になってからじゃあ駄目なのか?」

「お前が大人になるまで待つのなら、俺だって大人になるまで待ってやる
 待って・・・・それでもお前に『自由』が与えられなかったなら
 その時は俺も一緒に暴れて、お前を『自由』にしてやる!」

「だから・・・・・待っててくれよ」

480ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/19(月) 21:22:32
>>477
「…折角の申し出だが、断るぜ」

佐保の眠るベッドに勝手に腰掛ける

「俺は『藤原ソラ』だ」
「俺にとっての『親』はあの人だけだ
 浮気するつもりはないな」

彼女はソラにとっての唯一の拠り所だ
出雲の子供になってしまったら、
彼女との薄い薄い繋がりが断ち切られてしまう
それだけは絶対に譲れない

「こいつらが『先生』ってのに対する想いと似たようなもんか?
 よく分からんが」

佐保の髪を適当に弄りながら言う

「ずーっと一緒ってわけにはいかないなんて事は分かってんだよ
 そん時はてめぇでどうにかする」

出雲の顔を、じーっと見て発言する

「お前と俺が似てる?冗談だろ…
 …まぁ、もしお前が俺を子供と思いたきゃ勝手にそうしろよ」

こんな可愛気の欠片も無い餓鬼なんかいらねぇだろ、と小さく付け加える

>でも、だからって死ぬまでアリーナの指図で生きなくちゃいけないのかよ……っ

「…」

傍で話していた枯野の、悲痛な声を聞いたソラ

「他の条件なら飲んでやる
 だからこっちにも条件を出させろ」

枯野の方をチラリと見る

「こいつらはお前らの束縛が我慢出来なくてコソ泥になったんだろ?
 だったら少し束縛を緩めてやればいい」

ベッドから降りて、出雲の方と向き合い

「俺にこいつらの監視をさせろ
 その代わり、もう少し『自由』にさせてやれ
 こいつらの保護観察が終わるまではな」

「今度また何かやらかしたら、その時は俺が責任持ってぶっ殺してやる…」

481『サマー三連星』:2021/07/20(火) 11:52:29
>>478(小石川PC) (※次で〆ます)

貴方は『レックレス(向こう見ずな者)』の前に
『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』を掲げ、誓った。

レックレス「……あんたはエゴイストだよ」

レックレス「『信じる』ってのは、口で言うだけだと、どんなに簡単か。
けど、不思議だ……いや、奇妙に『納得』出来る。あんたの言葉は」

それ位、俺と同じ。いや、もっと過酷な道を歩んできたとな。
レックレスは、達観と同時に未だ残留していた小石川に対する不信や敵意と
言った感情の光が段々静まっていくのが合わさった視線から読み取れた。

レックレス「…………出来る限り、傍にいるさ。あの二人の 元に。
血の繋がりより、時に深いもので繋がれる事がある。それは知ってるつもりだからな。
……最後に、もう一つだけ聞いていいか?」

 尋問室のドアのノックが控えめに鳴る。そろそろ話しの出来る時間が終わりに
近いと察せられ、窃盗団のリーダーは静かに聞いた。

「『救いたい』 そう言ったな。
……今回、あんたは……小石川、貴方は自分が思う以上に上手く物事を進んだと思う。

だが……世の中は、綺麗事で終われる事を願っても……絶対に『救えない』ものも居る。
俺は世界の闇に少なからず数回は足を踏み込んだ事があるから……知ってるんだ」

物憂げな瞳は、室内の点滅する照明を反射して昏い光も連動して瞬きながら聞く。

「……あんたは、言葉を、手を差し伸べても決してどうにも出来ないものと
巡りあった時に……その刃で、終わらせるのか?」

 「それも一つの『救い』かも知れないぞ。
……何時か、あんたは決断しないといけない場面に 運命に立ち向かう時までに
俺の言葉を覚えてくれる事を願う……」

 尋問室の扉が開く、レックレスは抱える秘密を吐き終えるまで座る椅子から
立ち上がる事も解放される事も無い。そして、これ以上の温情を彼に施すのは
小石川には難しいだろう……。

482『サマー三連星』:2021/07/20(火) 12:10:19
>>479(小翠PC) (※次で〆ます)

枯野「……っ゛……僕は」

少年は、シーツを強く、爪が手の平に喰いこみ血が出そうな程に握りしめつつ
目元から熱い雫を溢しながら震え声で口開く。

枯野「確かに……っ……ガキみたいな癇癪と我儘で
アリーナの、たくさんの人に迷惑を……かけたっ゛
それでも……決して、僕はした事が全部間違ってたなんて言わないっ゛
先輩か、先生が見せてくれようとした夢(未来)は誰にも否定なんてさせない!」

だから……っ 小翠っ

枯野「僕は……君に負けたっ。だから……『待つ』さ!!
 けど、社会が認める法律の18や20まで待ってやるつもりはサラサラ無い!
僕は僕の『理想』をアリーナに突きつけてやるっ゛!!!
 何であれ利用して、吸収して! クラウド・ナインがアリーナの大勢を動かす
ように、僕自身がアリーナを動かす存在(大人)に昇り詰める!」

「――自由は与えられるもんなんかじゃない、自分で勝ち取ってこそだ。
そう、夏空(僕の仲間)が教えてくれたから」

……枯野は、『待つ』事は選択しなかった。『進む』のだろう
彼が望む、理想の『夏の夜空』 憧憬の未来予想図へ向けて。

その先には危険があるかも知れない。
 そして、貴方が再び彼の危機に交錯する事もあるかも知れない。

ただ、わかる事は……此処から本当に枯野は『出発点』なのだろう……。

483『サマー三連星』:2021/07/20(火) 12:32:13
>>480(ソラPC)

(※次で〆ます。尚、こう言う感じで終わるのはGМの嗜好であり
出来れば笑って許して頂ければ有難い)

>折角の申し出だが、断るぜ    『ゥ゛ ゥーン……ウーンウーン゛……』

ソラは、佐保の横たわる場所に堂々と腰かけた。尻に、何か柔らかい
腹部分を押してるような感触と、苦しそうなうめき声が下から聞こえた。
 髪の毛を弄る佐保の顔が段々血色悪くなってく。

>俺にこいつらの監視をさせろ。その代わり、もう少し『自由』にさせてやれ

出雲「ぅ〜〜ンッ! 良い啖呵だね〜〜。半分ぐらい本心だったけど
本当に、君みたいなガッツある子は僕の跡継ぎって宣伝したかったかも〜〜。
うん、良いよ〜! それじゃあ、その仕事をする代わりにダミーの保険証とか
危険な事件に遭遇した時に色々面倒な詰問されない証明書をあげるね〜。
 ・・・これから結構、仕事も大変になるみたいだし〜〜」

   シュッッ!  ゴンッ!!

出雲の、へらへらした言葉の引っかかる最後の内容に貴方が疑問を
浮かべる暇もなく、背後から強い殺気と共に頭を棒でど突かれた衝撃と
痛みが生じた。

 
 佐保「 て  ん  め  ぇ゛  ごら゛ グソガキ ! !
心臓近くに未だガラス喰いこんだ傷の痛みが残ってるってぇのに
殺す気が おら゛ぁ!!
 てんめぇが うち等ぶっ殺してやる前に、今! ここで!! てんめえを
このナイスバディな佐保っペが空より向こう側に昇天させてやるっペぇ!」

ベットに座った時に、運悪く完治してない佐保の腹を押しつぶしてたようだ。
危うく傷が開きかけた彼女は、そのストイックな性格のままに切れた。

結構死にかけてたようだが、アリーナの医者の力と怒りにより一時的に
回復したらしい佐保は貴方に形相のままに空気を読んで少し後ろで待機する
フロスティ・ザ・スノーマンに出してもらった雪かきでソラの後頭部を
強めに叩きつつ啖呵を切った。

出雲は、へらへら面白そうに笑って一歩身を引いて傍観してる。

子供らしく、笑顔で謝って仲直りをするのも良いし。
まだ残ってるフラストレーションを佐保にぶつけてやるのも良いだろう。
 (※ギャグ的な描写なので、言い切りで佐保に攻撃仕掛ければ良い感じに
倒せるか後を引かぬ怪我で双方手打ちな感じで収まる)

484小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/07/20(火) 18:16:45
>>481

自分に向けられるレックレスの言葉からは、
確かな『説得力』と『信憑性』を感じた。
実際に経験した者が紡ぎ出す言葉には、
聞く者の胸を打つ『力』がある。
だからこそ、彼の『言葉』が『心』に響いたのだろう。

  「――……分かりません」

           スゥッ

両手に握る『二振りのナイフ』を静かに下ろす。
どんな相手だとしても、他の誰かを傷付ける事は望まない。
ただ、この『刃』は他人を傷付ける事も出来る。
場合によっては、『命』を奪う事も。
それは目を背ける事の出来ない『真実』だ。

  「ただ……『これだけ』はお約束します」

  「たとえ『希望』が見えなかったとしても、
   『最後の瞬間』まで、私は『願い続ける』事を諦めません」

            フッ

手の中の『ナイフ』が、儚い幻影のように消え失せる。
代わりに取り出したのは『銀の指輪』だった。
『彼』から受け取った『形見の品』。

  「かつて『ある人』が私に言いました。
   『自分の分まで生きて欲しい』と……」

  「だから、私は『生きています』」

戦いの前に外していた『指輪』を『元の位置』に戻す。
『右手の薬指』。
そこが『いつもの場所』だった。

  「もし『そうなった』時は……」

  「私は――『その人の分まで生きる』つもりです」

『その時』が訪れたとしたら、『重荷』は自分だけのものだ。
誰かに渡す事も忘れる事もせず、
この命が尽きるまで胸に抱いて生きていく。
そして、『その人』のために『祈り続ける』。
自分が関わってきた全ての人達と、
これから関わる全ての人達と同じように。
『願い』と『祈り』――
自分には『それだけ』しか出来ないのだから。

  「『あなた達の幸せ』を願っています……」

  「――……どうか『お元気で』」

それだけを言い残し、開いた扉から『尋問室』を後にする。
『人の数』は『想いの数』。
形の善悪を問わず、その『想い』は等しく純粋。
それらを見守り、見届ける。
『今まで』も、そして『これから』も――。

                  コッ コッ コッ コッ コッ……

485ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/20(火) 20:47:53
>>483
「……お前は」

ギャーギャーとヒステリックに喚く佐保に対して、
反撃もせずにただ、その目を真っ直ぐに見る
その顔は『マジ』だ
空気が読めないようだが、どうやら今回はギャグで済ますつもりは無いらしい

「俺を殺す事に『責任』を持てるのか?」
「お前今まで、自分の行動に『責任』持った事あるか?」

その声は殺意を含まない、しかし非常に低く冷たく重い

「お前らは自分の『自由』のために誰かの『自由』を踏み躙った
 そんな奴等は『自由』を剥奪されて当然だ
 だが俺はお前らに助け舟を出してやる事にした、どうしてか分かるか?」

「俺の『心の自由』のためだ」

「俺は説教は死ぬほど嫌いだがな…
 『自由』を履き違えてるお前らにイライラするんだよ…
 だから特別に一度だけ言ってやる」

見た目だけは10歳にも満たない少女だが
その姿は、まるで厳しい親の様な雰囲気を醸しだいている

「『自由』って言うのはな…
 『数ある選択肢を責任持って選び取る事が出来る事』を言うんだよ…
 無責任に好き勝手暴れて他人の『自由』を奪う奴は、
 ただの馬鹿だ」

「お前らはまだやり直せる、本当に『自由』な奴になれ
 それまで俺が見守っててやるから…な?」

佐保…そして枯野を見る
その声と目は、先程までの冷たく重い物と違い
子供達に優しく言い聞かせる母親のように優しかった

「クッソ、つい感情に任せて説教しちまった…」(小声)

486小翠『タキシードムーン』:2021/07/20(火) 21:31:04
>>482

「・・・・・好きにしろ!
 でもな、二つだけ言ってやる!」

これからの『決意』を語る枯野に近づき、睨みつける

「一つ、お前が成長して『自由』を掴み取った時!
 その自由が『ヨモギ』さんみたいに優しい人を傷つけるようなら、俺はもう一度お前を止める!」

気迫を込めて枯野に叫ぶ
『自由』を振り回して暴れるようなら容赦はしない、と
これは『警告』だ

「二つ・・・・二つ目だ」

「お前が成長して、それでもなお悪い奴らに捕らわれてるようなら・・・・
 その時は、俺がお前を助けに行く・・・・!」

「大人として・・・・絶対にだ!」

二つ目の言葉・・・・それは『約束』だ
自分が『大人』になった時、枯野が『大人』になった時・・・
大人としての力で枯野を助けるという『約束』・・・・

「その・・・ なんだ・・・・ 『約束』して欲しい」

そう言いながら枯野に向けて小指を突き出す
この年齢では少し気恥ずかしい『約束の証』・・・・

487『サマー三連星』:2021/07/21(水) 20:08:27
>>484-486(ALL)

かくして、今回の夏空の夜空駆けぬいたような流星が如く眩しさと激しさを感じた
騒動は、同じく流星が如く想いを併せた街の住人達によって終止符を打たれた。

佐保「……ちっ 調子くるうガキだなーてめぇは。マジでクラウド・ナインが
こさえた隠し子とかじゃねーっペか、おめー。
わーったよ。さっきドついたのは済まん……こが坊が『自由』になるんなら
オラだって幾らでも『責任』を果たすさ。 ――あいつの自由が、オラの『自由』だ」

枯野「あぁ……っ゛ 約束だ、小翠!
もう僕はっ…………先輩や先生を……周りを傷つけるようなやり方はしないっ゛
それが……『大人』なら……僕らが目指す『自由』の為ならなっ゛」

佐保は気恥ずかしそうに鼻をかき、枯野は赤い目を更に泣き腫らしつつも小指で固く握り

レックレス「…………『お元気で』 か……また、貴方の顔を見る時が来れたらいいな」

尋問室を出て、その扉が閉じる間際。微かに哀愁まじえた笑みと呟きのみ残した……。
かくして今回の流星劇は幕を閉じる。

小翠は後日、『ヨモギ』に感謝の言葉を告げられて、アリーナから報酬を貰い。
ソラは暫く地下闘技場のアリーナに足を運ぶ事になる。佐保が時々起こす癇癪や
闘技場の選手と思わぬ出逢いもあるかも知れない。

そして、小石川はアリーナの拠点となるエレベーターを出て、外へ出ていこうと
する前に呼び止められた『アルキス』へ連絡先を交換する事になる。

アルキス「……『あの人』は、今日も元気で『あの場所』で子供たちと共に過ごしてる。
ちょっと変な言葉かも知れないがな……あの人に元気と言う言葉は。
…………気を付けるんだぞ、小石川 文子。
今回、俺達が押収した品は『弓』を指し示す。ソレは星見町を下手すると揺るがす
かも知れないものだから。
……ソレを巡り、今後『エクリプス』を受け継ぐ者達と激しい衝突が予想される」

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

バーネ「あぁん、もぉ! クラウド・ナインってば本当ーいけずな子なんだから!
殆ど傷を付けれなかったわ、リーダー! まぁ、こちらも素性は割れなかったけど」

「構いませんよ。全て、予定調和ですからね」

バーネ「えぇ、そうねぇ。これで、アリーナは私達の代わりに『弓』へ向かう。
肝心の物が掴まれた時こそ、本番よねぇー!」

「えぇ…………我々の悲願の為に、ボスが成し遂げようとした『想い』
それは我々レコーダーが成就するのですからね」

           To be continued...

488『サマー三連星』:2021/07/21(水) 20:39:43
本体は窃盗団グループのリーダー。及び、闇ブローカー
『レックレス』のスタンド。

『ブライアン・アダムス』
破壊力:D スピード:B 射程距離:C
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C
二体の『ハクビシン』のヴィジョン。半自立型
片方ずつ本体の上半身半分とDFが連動している。視聴覚共有あり

能力は『デンプン反応』 双方の内、『ブライアン』は噴射する液の温度が高く。
『アダムス』の方は逆に温度が低くて連続して掛けられた対象は応じて高低が増す。
生物・無機物に対しスタンドが噴射した体液……この場合『ヨウ素液』が
付着した物体は、その部分自体が『デンプン(弱点)』と見なされ脆くなり
女子供並みの攻撃でも其の部分は簡単にダメージを受けるようになる。
またデンプンの物理的性質も反映されると以下の効果。
『糊化』:デンプンが水中で加熱すると膨張し熱を加え続けると最終的にゲル状になる。
レックレスが傷口に吹きかけた時。この応用で傷そのものをデンプン糊化で崩壊させて
怪我を応急手当した。能力で傷は塞いだが、ダメージを回復するものでなく最小限に
留める程度が関の山。
『老化』:糊化したデンプンの溶液を冷却すると、糊液は次第に白濁し
水を遊離して不溶の状態になる事。つまり上記の『糊化』の後に対象が冷却など
された場合に更に脆くなる形となる。ミッション中では披露される事は無かった。

対象を全体的に能力(ヨウ素)で覆うと、その対象の最も『弱点と見受けられる』部分が
青色に輝く。これを応用して本体(レックレス)は古い棚で弓を示す家具がどれかを
骨董店にて迅速に見つける事が可能となった。

能力の対処としては、スタンドのスペックで回避、噴射された場合はその部分を
急いで衣服で覆うなどして露呈してる肉体を防ぐ。スタンド液を発現出来るなら
それで噴射された部分を洗い流す、などが挙げられる。

『ステイション・ステイション』に対しては、最初の原案の性質を有せるのが
一つから二つに増えただけなので説明は割愛。

『フロスティ・ザ・スノーマン』は、原案が除雪器具に載せれる物体が単純に
雪の塊と化して雪男が触れたら元の物体に戻せると言うものだったが。
大幅に改変して、除雪器具に載せた質量に応じた『雪だるま』に変化可能。
そして、雪だるまのまま破壊された場合。同等の質量の雪だるまを新たに発現したら
破壊された以前のものを再発現可能。雪だるま化の状態では一番近くにある本体以外の
熱が高い物体を追尾する、と言う形に魔改造した。

489『サマー三連星』:2021/07/23(金) 00:57:02

小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』⇒『30万』get!
『アルキス』との連絡先を交換、今後フーヴィアン派に相談したい事があれば
引き受けてくれるぞ!

ソラ『ステインド・スカイ』⇒『30万』get!
『フーヴィアン派』より健康保険証や、その他の身分を提示するものを貰えたぞ!
『出雲』とも仕事を貰う傍ら連絡先を交換したので、暇があれば色々会話してくれるぞ!

小翠『タキシードムーン』⇒『30万』get!
『ヨモギ』に後日、感謝と共に連絡先を交換して貰えた!
 今後『フーヴィアン派』アリーナの仕事を引き受けたい時、受付として
話を融通する手伝いなどが期待できるぞ!

490『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/17(金) 19:58:48

季節は夏から秋に至る時期、まだ残暑激しく未だ夏の気配が満ち溢れる星見町の
総合グラウンド地下にてスタンド使い達が力と力を衝突するエンターテイメントを
密かに開催する『アリーナ』にて一報が入った。

『申し訳ないがアリーナの組織全体での力を貸して頂けないだろうか?
【夏の魔物】と言うものが現在動いており、そいつは夏の時期だけに活性化して
最低でも一人、最大で数人に憑依して夏を満喫させた後に夏を象徴するかのような
物体に変化させる厄介なスタンドだ。その中核に関与したのと個人で調査依頼した者で
含めたスタンド使いにより情報はほぼ誇張されてない真実。
アリーナが大勢に影響を与えないものであれば動かない事は重々承知の上だが
将来的な危険性も踏まえて、どうか協力は出来ないか?   ヤジ』

その情報に、アリーナで大まかな動きは二分化した。規則を重視して要請を応じた
配下の一人の意見を慈悲なく却下する。もう一つは彼の要望を受け入れ今回は特例として
物資等の援助に働く。

アリーナは星見町で芽吹く異能を束ねる。それ等使い手の悪事は普段小規模で個人間での
騒動で収まる範疇だが、時々神が如く たった一人のみで街を滅ぼす力を持つ者の
出現や、アリーナの有史以来で最大の敵であった『エクリプス』のような大組織が
街そのものを支配しようと強硬に走らない限りは全勢力を以て動く事はまず無い。

【夏の魔物】と言う未知数の能力の危険性を将来性を見越して星見町全体の災いと
想定すればアリーナは動ける。だが、現段階での被害はアリーナが動く程では無い。

ルールに沿うか、人情や町の使い手達に恩を売る等の打算を踏まえ力を貸すか。

悩んだ末に、アリーナ・フーヴィアン派を束ねる現在のリーダーは気軽な感じで呟いた。


   う〜〜〜ん〜〜〜それじゃ〜〜反対派の代表を一人選抜して〜〜〜
あっちの要望をする代表と決闘させなよ〜〜〜。

 こう言うのは、後腐れ無いようにアリーナの流儀に沿って非公式の試合って
感じにすればいいのさ〜〜〜あはは〜〜と周囲のアリーナの10位以上の精鋭の
睨みつけをものともせず軽い笑い声を上げる雲が居たとか……。

ともかく『アリーナ』は要請に応じた。『力を示せ』と

そして、君(村田)は……。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『アリーナ』の完全な傘下、と言う訳ではないが金銭的なやりとり等の細かい事情から
一時的に提携相手の相手にもなる『星の味こんぺいとう』を主な収益とする菓子工場は
古今東西の菓子から料理、食べ物以外の不思議な味すら連想させ且つ その一瞬程の
時間ながら想像を凌ぐ味が作れる事を誰もが気にしない奇妙な金平糖を作成しており
その作り主と言える人物は『幽霊(ゴースト)』であった。

ゴースト。彼女は愛想はいまいちなものの星見町を愛する者の一人なのは間違いない
 彼女の縁ある人物から、いま起きてる町での出来事を知ると自分も町の人々を
護る為にも少しの手助けをしたいと考えた。
 そして、彼女がそう前向きな考えに至る『切っ掛け』となった人物と再び
顔を合わせる事はなくとも手を差し出しあう事になる……。

491『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/17(金) 20:32:57
(村田PC)

『デペッシュ・モード』

破壊力:D スピード:A 射程距離:D(能力射程:C)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:B

うみなぎ「よぉ 俺は『うみなぎ』 本名を名乗るのは少々諸事情で出来ない。
んでもって、この場でやるのは簡単さ。
あんたは電話の奴が行ってた通り【冬の風物詩の道具】が欲しい。
そして、そうしたけりゃ俺を倒せって事だ。簡単だろ?」

うみなぎ→ttps://picrew.me/image_maker/1245627/complete?cd=swgOgSCTh7

彼は手の指に煙草……いや、あれは葉巻のようだ。それを指に持ちつつ
総合グラウンドにある備品倉庫のある場所に案内し。中々の大きさの
冬のイベントで使用するらしい段ボールの山を示しつつ村田へ告げる。
彼は近くに置いてた廃品を纏めた箱から、デペッシュモードの両手に2本
火気厳禁らしいスプレー缶を指に挟みこみつつ、それが徐々に細く
先端部分が錐のように尖っていくのを理解する。

全て投擲出来ると言わんばかりに、うみなぎへと

うみなぎ「一撃で 俺を倒して見ろよ」

うみなぎ「そうすりゃあ! 物資にボーナスだって弾んでやるぜ!」

  
   『『『『シュッッオッッ』』』』   「プシュッッ」


― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
要約:デペッシュ・モード(パス精:DAB)が繰り出す
元スプレー缶であった小型のボウガン並みの大きさのスAで繰り出す投擲を
何とか回避か迎撃でも良いので凌ぎ、そのまま戦闘不能にしてみて下さい。

彼は、デペッシュ・モードのス精:ABのスペックの強力さと
ガススプレー缶が命中しなくても駄目押しに能力を付与した『葉巻』を
吹き矢代わりに放つ事で貴方を再起不能化させようとしています。

既に『棒化』は済ませていてもいいし。特に入手困難でなければ
それを事前に変化させ棒化してたと言い切りで構いません。

492『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/17(金) 21:23:35
(小石川PC)

冬を模索して動く貴方、小石川に一通の連絡が来た。

『怪しいと警戒するかも知れませんが、宜しければ
御一人だけで【H城】へと、お越し頂けませんでしょうか?

【金平糖の主】より、貴方がた街の皆さまに少しでも助力出来ればとの事です』

そう伝えられた貴方はH城へ赴く事になる。本日は自由見学可能な城は
清掃中らしく閉鎖してたが、そのバリケードがある近くで貴方に気づいたらしい
人物が近寄って来た。

画像→ttps://picrew.me/image_maker/648/complete?cd=sDufGWj9d0

童顔で、清月学園に通う位の年齢にも一見見受けられるが。子供の見た目の割に
不相応の落ち着いた感じの空気を纏う不思議な女性だ。

?「こんにちは、貴方が小石川さんですね? 
アルキスが告げた通りの特徴なので、私も見失わなくてすみました」

ボン「私は『ボン』と言います。
まぁ、ちょっと変わった名前ですから遠慮なく笑って結構ですよ?

雑談も楽しみたいですが、それはいずれ また今度に。流れ落ちる時は
深い傷を埋める事もあれば、折角の良い味を腐らせてしまう事もあるのです。
本題に入りましょう。『茶色の兎の心を冷やしてください』

まるで謎かけのような発言。どう言う事かと尋ねると意味深な微笑と共に
彼女(ボン)は答えた。

ボン「少々曰くのある兎でしてね。工場に住む前に、一つ物の試しと言う事で
それを貴方に頼みたい。その兎は感情によって体毛が変化し、その色合いの毛に
よって作成出来る『フェルト』が違うんです。
 喜んだりなどの毛の色は大体わかりましたが。精神に変調をきたし回復不能な
体調不良になったりを恐れて怖がらせたりなどは未だ試してない」

それで、その役目を貴方にお願いしたいんですよ。と、H城の秘密の通路らしい
場所を歩きつつ、開けた場所で何やら青野菜を無垢な瞳で食べてる兎のいる
部屋へと貴方は案内された。ペットの飼育の為の用具、この城に元々
備え付けられていたらしい用具(※言い切りで幾らか可能)が近くにある。

『ボン』と貴方が入ると、餌を食べるのを中断して興味深そうに
鼻をひくひくさせ二の足で立ち上がり兎は小石川のほうへ視線を向ける。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『特殊な力を持つ兎』を『ゾッ』とさせてみよう。
恐がらせたりしてもいいし、攻撃する降りをしてもいい。ただし怪我はさせない
体調に影響が及ぶ程のショックを与えないと少々匙加減は難しいようだ。

493村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/09/17(金) 22:04:53
>>491

「アリーナと聞いて、てっきり見世物になるもんだとばかり思ってたが…
 どうもそうじゃないらしいな。おれとしては助かるけどな。」

腰のベルト(1.6m)と、タバコを箱ごとそれぞれ『棒化』。
ベルト棒をディズィーの両手に、タバコ棒は足先の穴で保持する。

-----------
 物体を捻り、『棒』にすることができる『棒術の達人』のスタンド。
  『ディズィー・スティック』
 破壊力:C スピード:A 射程距離:D
 持続力:D 精密動作性:B 成長性A
 ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/145
---------

 「試合じゃねえならゴングもねえ。客もねえ。なら…
 『出し惜しみ』も要らねえ。」

スピードも精密さも、『ディズィー・スティック』とほぼ同じ。
だが、同じということは反応できるということだ。

ブ ォ ァ!
 
手にした棒を横薙ぎに振り回し、投擲物の横っ面を引っ叩き落とす。
そして、そのフォロースルーのまま-

「『ディズィー・スティック』!」

ド ギャ ン!

ベルト棒を伸長させながら、柄殴りのような構えで突進!
伸長と突進で勢いを乗せた『突き』を『うみなぎ』の顔面へ! パス精CAB+伸長パスCB

494小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/09/17(金) 22:20:49
>>492

『呼び出し』に応じた第一の理由は『冬』を得るためだった。
ただ、信じた理由は、それだけではない。
あの『工場』には『ゴースト』と呼ばれる存在がおり、
『スタンド使い』になったばかりの頃に出会った事がある。
だからこそ、ここに来た。
あれから随分と長い時間が経ったような気がする。

  「――……はじめまして」

         スッ

挨拶の言葉を告げながら、丁寧に頭を下げる。
『アルキス』の名は出されたものの、
この不思議な相手の事は何も分からない。
ただ、今はそれを考えている時間さえ惜しかった。

  「……『怖がらせる』」

  「『必要な事』なのですね……」

案内された先で、『兎』を見つめながら表情を曇らせる。
『怯えさせる』――それは決して好ましい行為ではないはず。
けれど、ここで『冬の一助』を得るためには、
『やらなくてはいけない』。


(質問:攻撃したとしても怪我をさせなければ問題はない?
 それとも攻撃する事そのものが禁止?)

495『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/18(土) 20:36:07
>>493(次で決着)

>ブ ォ ァ!
 
>手にした棒を横薙ぎに振り回し、投擲物の横っ面を引っ叩き落とす。

うみなぎ「ハンッ
・・・・
予想済みだぜ、ソレに関しちゃなぁッ!」

   ギュンッ  パッキッッ゛  ボフッ――ッ!

! ボウガンのように鋭くなっていた『スプレー缶』
それを棒で横薙ぎに払う瞬間と同時に罅が入る音が生まれるやいなや
缶は元の大きさへ戻ると共に容器の部分が破損した状態で元に戻り周囲に
ガス漏れのような刺激臭が村田の鼻孔を襲う。

うみなぎ「『デペッシュ・モード』は『先端化した部分以外は脆い(パ:D)』
女が力いっぱい殴った程度でも折れる程度のものを、そんな棒で振り抜けば
簡単に砕け、中のガスが お前の周り一帯を充満するに決まってるよな?
そして――!」

   『葉巻』は……村田の直ぐ目の前に飛来してる!

うみなぎ「戻れぇ―――!!! デペッシュ・モードぉおおお!!
てめぇの運命の終焉は爆散だぁ――!」

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
要約:『デペッシュ・モード』の能力
簡易詳細→ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1611147374/209
これにより『スプレー缶』を、あえて破壊させる事で君の周りにガスを蔓延させた。
更に口に咥えて『最先端化』させた『葉巻』を吹き矢のように飛ばして君の目と鼻の先に
飛来させてる鋭い針のように変化してる葉巻を元に戻す事でガスに引火させて爆発させる
事が狙いだ。ベルト棒を伸長させ『うみなぎ』を昏倒させても、既にガス爆発の仕込みは
整っていて葉巻が元の状態に解除されれば火の点いた状態へ戻る。

葉巻が元に戻るのは、スプレー缶が戻るスピードから計算して約1秒あるかどうかと
言った所で、ディズィー・スティックで針の形状と化した葉巻を攻撃して破壊したり
遠くへ飛ばせるかは微妙な所だ。

496『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/18(土) 20:47:12
>>494

貴方は『ボン』に怪我をさせなければ攻撃しても問題ないか? と聞いてみた。

ボン「怪我をさせない攻撃……ですか。
少し難しい問いかけですね。何しろ、そんな事をされた覚えは
この子(兎)に無いでしょうから。どう反応するか……ただ単純にゾッと
するだけかも知れない。殺されると言う恐怖そのものに耐え切れずに
本当に心が錯覚してしまうかも知れない。
私が貴方にお願いするのは……この子を『ゾッ』とさせる事。
謂わば『肝を冷やす』。それであれば何でも構わないのですよ」

ボン「多くは望みません……私は、貴方の『答え』を待つのみです」


意味深な言葉と共に、彼女は微笑を浮かべ小石川の動向を見守る……。

ウサギは、会話してるだけの人間に興味を失ったのか毛繕いを始めた。

497小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/09/18(土) 22:09:55
>>496

『そんな事をされた覚えはない』。
それが本当だとするなら、『恐怖』を感じさせるには十分。
『答え』は決まった。

  「――分かりました……」

         スッ

その場で振り向き、兎に背中を向ける。

  スラァァァァァ――――――z______

胸元に翳した左手から、『スーサイド・ライフ』を発現する。


    ザグゥッ! 
         
            ビシィッ!
                 
                    スパァッ!

『目』・『小指』・『右手』を順番に切り落とす。
『目』を自分の背後に配置し、その視界で兎の動向を確認。
同時に、兎の注意を『目』に向ける狙いもある。

       スィィィィ――――…………ッ

『視線の誘導』と平行して、床スレスレの『低空浮遊』で、
『小指』を『兎の背後』に回す。
床の上には『干し草』が敷かれている。
その陰になるようにして動かせば、
気付かれる事なく移動させられるはず。

        ――――ガサガサッ

配置が完了した時点で、
『小指』を使って『目立つ音』を立てる。
『目』を見ていた兎は、おそらく『小指』の方を向く。
その瞬間に――――。

    スラァァァァァ――――――z______

切り離し済みの『右手』を飛ばし、
その掌中に『ビー・ハート』を発現。

        シ ュ バ ァ ッ ! !

『音』に気を取られるタイミングを狙い、兎の『首』を刎ねる。
『支配権』を得た『兎の頭』を遠隔操作し、
兎に『自分自身の体』を見せつける。
『ギロチン』で処刑された人間の頭部は、
『少しの間なら意識が残っている』という逸話がある。
状況は『それ』と似ている。
『自分の目』で『首のない自分の体』を目撃する。
正常な神経の持ち主であれば、
『恐怖』を感じずにはいられないだろう。
この場から一歩も動く事なく、『必要な仕事』を完了させる。
『ビー・ハート』は『不殺の刃』。
これによって兎が傷付く事は決してない。

498村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/09/18(土) 23:46:40
>>495
ガスの匂い。それを鼻先で感じとった瞬間、ニヤリと歯を剥いて笑う。

 「それこそ、『全部予測済み』だ。
 ・・・おれが『後詰め』を用意してねえとでも思ったか?」

いまから『ディズィー』を戻して破壊するのは間に合わない。だが。
先ほどのディズィー・スティックの『伸長』・・・これはすでに『両側』で行っている(>>493メル欄)!

 ガィン !
             ドギュ ン!

一旦村田の脇を通り過ぎ床で『跳弾』させ、若干の『時間差』と『角度』をつけて伸び来る『棒』が・・・
葉巻を下から突き上げるようにして叩き割るだろう。

そして、先の突きの狙いはわずかに『左へそらしている』(>>493メル欄)。これは逃げ場を奪うためだ。
葉巻を破壊してなお伸長する棒の両端で、うみなぎの『首』を挟むように「極め』て・・・

 グ リュ ン!

そのまま棒を掴む手首を捻ることで、てこの原理よろしく首をへし折る!



(※想定する棒の動きとしてはこんな感じ
 ●がうみなぎ、▼が葉巻)

 |●
||
|▼  
||
 |村
U

499村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/09/19(日) 00:00:02
>>495
ガスの匂い。それを鼻先で感じとった瞬間、ニヤリと歯を剥いて笑う。

 「それこそ、『全部予測済み』だ。
 ・・・おれが『後詰め』を用意してねえとでも思ったか?」

いまから『ディズィー』を戻して破壊するのは間に合わない。だが。
先ほどのディズィー・スティックの『伸長』・・・これはすでに『両側』で行っている(>>493メル欄)!

 ガィン !
             ドギュ ン!

一旦村田の脇を通り過ぎ床で『跳弾』させ、若干の『時間差』と『角度』をつけて伸び来る『棒』が・・・
葉巻を下から突き上げるようにして叩き割るだろう。

そして、先の突きの狙いはわずかに『左へそらしている』(>>493メル欄)。これは逃げ場を奪うためだ。
先行する棒の先端と、葉巻を破壊してなお伸長する後端とでうみなぎの『首』を挟むように『極め』て・・・

 グ リュ ン!

そのまま棒を掴む手首を捻ることで、てこの原理よろしく首をへし折る!



(※想定する棒の動きとしてはこんな感じ
 ●がうみなぎ、▼が葉巻)

|●
| |
|▼
||
|村
U

500『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/19(日) 12:24:03
>>499(村田PC)

村田瑛壱『ディズィー・スティック』

棒術として達人の技量を備えたスタンド。そのスタンドの脅威は
何も棒術としての技巧だけでない。その『棒』の利便性に関しても
言うまでもなく、既に棒の領域を超えたポテンシャルは最先端な武道を
凌ぐ仙道の世界へ踏み込んでいる!!

 パシィ――!  グシャアッ

最先端化により地面に砕け散った『葉巻』 蔓延してるガス。
それがLPガスのようなものであれば床面を這うようにして広がる為に
強制的に解除され、少し種火が燻る葉巻に点火して爆発する危険もあった。
 だが、幸いだったのは。このガスは都市ガスのような空気より軽い
性質のものだったようだ。仕込みのガス爆発は未遂に終わり……。

―― ガィン !
             ドギュ ン!

うみなぎ「! 棒が、鞭か蛇に如く――ッ!!」

   ―グ リュ ン!

うみなぎ「クッ  ぐぉああぁぁッッ!!」

  グルゥ   ン   ズシャァァ   ペキィ――!

村田の棒の伸長の動きから、直感で命の危機を感じ取ったのだろう。
 『デペッシュ・モード』の片腕を、棒が首を絡めとる前に自身の首に
添えつけるようにして間一髪割り込む事が出来た。
 そのまま彼は、首を折られる寸前に。村田が想定した動きの棒の
梃の原理に押され宙を回るようにして地面に叩きつけられる。
 スタンドの片腕が折られ、DFで『うみなぎ』の片腕も曲がってはいけない
方向に折られる音が倉庫内に響いた。

うみなぎ「グ……ぅ  はっ……ぅ
随分 俺は尖ってたつもりだったが、お前は俺以上に抱えてる牙が
『鋭かった』って事か……いいぜ 『降参』だよ……持っていきな」

 
 君(村田)の勝利だ!

村田瑛壱『ディズィー・スティック』⇒無傷!
クリスマスに関連する道具(言い切りで可能)
その多数の在庫をget! 大量なので、学園なり学生寮なり物資を何処に
送るかは自由に注文してくれればいいぞ

501『サソリにオリオンの足を刻め』:2021/09/19(日) 13:02:43
>>497(小石川PC)


>スラァァァァァ――――――z______

        >シ ュ バ ァ ッ ! !


ウサギ「……?」

ウサギ「…………ッ! …………」

ボン「ほぉ 貴方は、その刃を握るのと同等の『巧緻』を
その心の中に秘めてるんですね」

 ウサギは貴方の想定する通り、分かれた指のほうの音へ敏感に
意識を向けた。その後頭部を掻っ切るようにナイフが向けられる。

もし、これがウサギの見える範囲での首の分離であれば自分は殺されたのだと
思い込みウサギは倒れこんだかも知れない。

 だが、急に自分なのか同種の仲間なのかも知れない首がないまま
立ってるウサギらしいものを見たのだ。混乱と共に恐怖から徐々に
ウサギの体毛は、どうやら『紫』に変色したようだ。
 何処となく花の『アネモネ』を彷彿とさせる色合いであった。

『ビー・ハート』を解除されて元に戻ったウサギは不思議そうに
辺りを見渡してから、周りに先程の異常な存在が居ないのを知ると
また元の茶色姿に体毛が戻りつつ辺りを世話しなく動き始めた。
 ストレスによって倒れる程のトラウマは抱いてない……十分な『ゾッ』と
する感覚だったと言う事だろう。

ボン「有難う御座いました……貴方の協力の御蔭で、この子の
新たな力を知りました。これは、とても大事な事なんです」

ウサギの元に近寄り、抱きかかえつつ彼女は柔らかに貴方へ笑いかけ頭を下げる。


ボン「……小石川 文子さん。また、宜しければ『工場』に来てください」

ボン「私達は、貴方のような方の力を何時でも望んでるのです。
名誉や力 そのようなものに括らず、大切なものに何時も向かい合う人たちを」

 素性が伺い知れぬ彼女はH城を後にする貴方を、姿が見えなくなるまで
ずっと見送り続けた。

 夏の夜の中でも、星は依然輝きを失わず真上で踊っている。


小石川 文子⇒『ウサギ』を『ゾッ』とさせる事を成功!
『xデー』には、当日 『星の味金平糖 冬の味』が販売される事になる。
 食べたものは冬の情景を感じて、冬らしい事をして見たくなる気持ちが
ほんの少し強まるぞ!

502小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/06/25(日) 16:08:46

(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1665841153/283)から移動

『リトルスター』達と共に、再び『工場』を訪れた。
小林の手掛かりを得る為に。
『ゴースト』から何か聞ければいいのだが……。

  「――『ボン』という人を知っていますか?」

彼女にも『また来て欲しい』と言われていた事を思い出し、三人に尋ねる。

503『ボン ボニエールとナクナック』:2023/06/27(火) 11:42:49
>>502(お待たせしました。構想が整いましたので開始いたします。
危難は特に生じえませんので、ご安心ください)

 パァア……ッ!

小人達の入り口を潜り抜け、眩い光を一瞬体中に浴びた貴方(小石川)

無意識に閉じた瞼を開くと、今回降り立った場所は。牧羊的なミニチュアでなく
幾つもの扉が並ぶ『通路』だ。

>『ボン』という人を知っていますか?

ロポポ「『ボン』ちゃん? もちろんよ! 毎日じゃないけど
時々アヤコと同じで、お茶会をするの。
 前は結構してたけど……今は、アヤコとする方が多いかな?」

ラポポ「へへ ボンは、お茶会の時はほっぺが落ちるような高級な
チョコとかドラジェとか出すんだ。
 美味しいは美味しいけど。ちょっと格式って言うのかな?
お上品な食べ方とか、お上品な飲み方をしなくちゃいけない気分に
なっちゃうのが玉に瑕かな」

 以前、夏の事変で協力してくれた『ボン』
当たり前と言えば、当たり前だが謎めいてた彼女も『工場』に所縁ある人物だ。
 恐らく、君よりずっと前から星の味ほど金平糖が星見町の経済に携わるのに
関わってきたのだろう。


                  〜〜〜🎶

           monmomomomon♪  marshmallow♬


……?

 通路の何処かしらから、陽気な歌が流れている。
一定の間隔で野太い声で、『マシュマロ』と言う言葉も聞こえてくる。

ヨポロ「おっ!? マシュマロの歌って事は『スナックマン』が来てるぞ!」

ラポポ「わっ あれが来てるのか〜」

 見当が付いたらしいヨポロは、膝を叩いて謎の歌声の人物の名を唱え。
ラポポは、両耳を軽く手で当てて首を横に振る仕草を見せた。

どうやら、今日の工場の客人は。君だけでは無いようだ……。

504小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/06/27(火) 18:58:31
>>503

ここへ来るのは随分と久し振りだ。
『工場の世界』を目の当たりにすると、『あの頃の自分』を思い出す。
当時は、まだ何も知らなかった。
様々な経験を経た『今の自分』は、昔とは大きく違う。
しかし、小石川文子の『中核』を成す部分は、少しも変わっていない。

  「では、そちらへ向かいましょう」

      「――にゃあ……」

『スナックマン』がいるらしい方向に歩く。
奇妙な世界を初めて見ても、撫子は騒ぐ事なく、
奥ゆかしい鳴き声を漏らすだけだった。
その辺りは『飼い主に似る』という事なのかもしれない。

505『ボン ボニエールとナクナック』:2023/06/29(木) 20:35:01
>>504

 ギィ……


 
 MARSHMALLOW、MARSHMALLOW、MARSHMALLOW……♬

    キャー      キャー   パチパチパチパチパチパチパ


 流れてくるのは、Johnny Cymbal - Marshmallowの曲だ。

 一人の男。テンガロンハットを被った、ちょび髭の男。
 破れたジーンズに、白いワイシャツ。ちょっとしたカウボーイ姿の男は
マイクを持って熱唱しており。その周りには、女性たちが参列して歌い終えた男に
黄色い声を上げて拍手している。とは言え、女性たちは全員、小人だ。

この部屋は、ちょっとした『コンサートホール』のようになっており。
 男の後ろには、壁自体がちょっとした音響機器となっており。幾つかの壁は
正方形に刳り貫かれ、そこにミニチュアの楽器を設置されて演奏専門家らしい
小人達が今の曲を演奏していたようだ。

?「hey 暖かい拍手を有難う、有難う。美しきマシュマロ達」

 男はファンらしき小人達へと投げキッスを繰り出していたが、目敏く
扉を開いた小石川に気付いた。

?「オー! イェーイ! 驚いた……こんなに可憐なマシュマロが
跳びこんでくるとは。
 マシュマロガール。宜しければ、自分と溶けるようなパーティナイトはどうですか?」ツカツカ

ヨポロ「アヤコ、こいつが『スナックマン』なんだ」

ラポポ「あー、うん。こいつは、こう言うやつなんだ。良くも悪くも」

スナックマンと小人達から呼ばれる人間の男は。マイクを差し出して
恭しく君に熱の籠った目で口説き? ながら近寄ってきた。

 「……はぁ〜」

壁の端から、大袈裟な溜息が聞こえた。目を向ければ、其処には
工場の景色と同じく久しい姿。『ボン』が呆れた顔つきを隠さないままに
スナックマンを苦々しい目で腕を組み見ていた。

貴方にも、彼女は視線を向け。軽く会釈をする……。

506小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/06/30(金) 08:37:54
>>505

目の前に広がる光景から、大方の状況は察せられた。
見た通り『コンサート』と考えて間違いない。
『リトルスター』達の言葉に目礼を返し、
『スナックマン』と呼ばれた男性を見て、
穏やかな表情を崩さないまま丁寧に頭を下げる。

  「……はじめまして。私は『小石川文子』です」

そして『ボン』を一瞥し、彼女にも会釈を送った。

  「こんにちは、『ボン』さん……」

次の言葉は、両者に向けて告げられたものだ。

  「――『ゴースト』……あの方はお変わりありませんか?」

最初は『ボン』を見つけて尋ねるつもりだった。
内心やや困惑したものの、『スナックマン』も決して悪い人間ではなく、
『ゴースト』と無関係でもないだろう。
ここに出入りしている事が、その裏付けとなる。

507『ボン ボニエールとナクナック』:2023/06/30(金) 17:14:19
>>506

>私は『小石川文子』です

「おーっ 文子か。なんてマシュマロガールに相応しい名のだろうか。
名乗り遅れた事、お詫びに、一つどうぞ」パチンッ

そう、指を鳴らすと共に彼は空いた別の手よりチューインガムを
瞬く間に出した。スタンド……でなく手品の一種だろう。
 
「自分は『スナックマン』……そうマシュマロボーイ達にも呼ばれるが
気さくに『ナクナック』と呼んで貰っても構わないっ!
 おーっ、ゴースト!
麗しき工場の乙姫! 彼女の面影が瞼の裏を過る度、その儚げで
触れれば消えてしまいそうな美しさは、何時であろうと涙が零れ落ちかねない」

そう、ナクナックと名乗ったカウボーイ男は。本当に少しウルっと目に
涙らしいものを浮かべる。

ボン「また、工場に遊びに来てくださって有難うございます。小石川 文子さん。
ゴーストも、お喜びになると思いますよ。
 えぇ、彼女は今も変わらず元気なままです。ゴーストなりにね」フフッ

 以前に不思議な兎のフェルトで出会った彼女も、今日は少し服装などは
違うものの変わらず健康そうだ。

ボン「……ただ、どうも。ゴーストは変わらずとも
街では、色々と起きてるようですね。
 私たちは工場の事以外に干渉しませんが。それでも世間知らずと言う訳で無い」

ナクナック「今に始まった事ではないさ。そうじゃないか? ボン
 ポップコーンが弾け踊るように、この街の土台は何時でも大人しさと無縁だ。
ある所で油が跳ね終えたと思ったら、すぐ横でチップスの山が出来上がっていた。
そんな事が日常茶飯事な街で、何もないなんて事こそが逆に異変さ」

ボン「ナクナック。貴方の詩的な表現は平時では好ましいものの
他の方と談笑する時は、もう少し控えて欲しいですね」

 ナクナックとボン。どちらも付き合いは長いらしく
歯に衣着せぬような言葉の応酬を少し行ってから、ボンは少し首を傾げ
貴方へと尋ねた。

ボン「ゴーストに会うのは構いませんよ。ですが、私もナクナックも
工場の守護として働く身ですので」

 言葉少なくだが、二人とも貴方に同行すると言うとの事だった。

とは言え、彼、彼女が君と一緒にゴーストへ向かう事に何か問題が
起きる事は無いだろう……。

508小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/01(土) 04:17:02
>>507

  「ええ……かつてない規模の『大きな事件』だったと思います」

  「ボンさん――『その節』はありがとうございました」

彼女には『冬を広める手助け』をしてもらった事がある。
それも『解決』の一助になった筈だ。
『小林の消息不明』という別の問題に対しても、
『ゴースト』から何らかの手掛かりが得られる事を望んでいた。

  「私が今日ここに来たのも、『それに関わる事』なのですが……」

           ――――ピコッ

『ナクナックの手品』に興味を引かれたのか、撫子が『耳』を立てた。
一礼してガムを受け取り、撫子に触れて落ち着かせる。
再び『撫子の耳』を寝かせてから、二人に向けて控えめに頷く。

  「では――『ナクナック』さん……」

  「『ボン』さん……」

小石川文子を上回る強力なスタンド使い達は、この星見町だけでも大勢いるだろう。
しかし、たった一人で実現可能な行動は限られる。
『小石川文子の強さ』は、『単一のスタンド使い』としての強さではない。

  「――『案内』をお願いします」

長きに渡る『交流』によって築かれた豊富な『人脈』。
目の前の相手を妥当する事を目的とした『戦術』で、
小石川を圧倒するスタンド使いは数多く存在するが、
より広範な視野を踏まえた『戦略』という分野において、
この町で小石川を上回る人間は少ない。
それこそが小石川文子というスタンド使いが持つ『真の強さ』だ。

509『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/02(日) 11:20:22
>>508(遅くなりました)

「私は殆どなにもしてませんよ。お礼を告げるのは『ゴースト』に」

そうでなければ、あの援助も無かったですから。と、照れと言う表情は
一切なく、彼女は真顔で返す。

手助けの場だった『城』の方では、温和な雰囲気を漂わせていたが
自身のテリトリーでもあるだろう工場では、自然体ながらも温かみは薄れ
隙のない雰囲気を『ボン』は覗かせている。
 小石川を警戒しているのだろうか?

ナクナック「マシュマロガール、ボンは職務中にはキャラメル一つ分も
ジョークや愛想って言うのを出し渋ってしまうんだ。
 まぁ、真面目な部分も。ボンのチャームポイントの一つさ」ハッハッハッ

ボン「ナクナック。それ以上笑うようなら
とっておきのジンギスカンキャラメルでも頬張ります?」

 と、君が不審を芽生えさせるでもなくフォローが入った。

通路を君たちは練り歩く。肩では小人達が耳元で小さな旋毛風のような音と共に
早口で雑談がなされるのが聞こえる。

 凡そ、数分歩いただろうか?
同じような景色の壁に、点々と同じ造りの扉のある場所を通っていく。

 「フゥー! やはり『ゴースト』でない以上。
自分達で『心臓部』まで向かうのは、遠いな? ボン。
 マシュマロガール、お疲れではないかな?
嘆かないでおくれよ!
 何せ麗しき、彼の御方の住まう此処では善き者であれ悪しきであれ
赦されたる者以外は中心への道は回り道のみが正しき道である!」

ナクナックは、妙な自信と誇りのような感情を乗せて言い切る。

「ですが、このまま進んでいくにしても一時間程度は掛かるやも知れません。
一時間を十分に短縮する事も……まぁ不可能ではありませんか」ピタ……

             『謎々の間』

 先頭を務めていたボンは、そう書かれた扉の前で立ち止まった。

ボン「さて、小石川 文子さん。ある程度の時間を使えば
間違いなく辿り着くでしょうが。時は金なり 
砂糖は時に黄金より価値あり……貴方が宜しければ、こちらの扉から
もう一つの通り道を抜ければ、彼女と会うのも最短となりましょう」

 どうされますか? と、ボンは尋ねる……。

(※特に、外れてもデメリットはありません。正解すれば
多少の『菓子』が貰える程度の問題です)

510小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/02(日) 13:00:07
>>509

本当に迷惑なら『また来て欲しい』と言う筈がない。
そもそも『兎を怖がらせる』という依頼を、
小石川に持ち掛けてきたのも『ボン』なのだ。
今さら警戒する理由などないだろうと分かっている。

  「お二人は……良い仲間でいらっしゃるのですね」

特に急ぐ素振りも見せず、ただ粛々と歩き続ける。
早い方がいいのは確かだが、
今すぐに辿り着かなければならない訳でもない。
この際、一時間でも二時間でも問題はなかった。

  「私はどちらでも構いませんが……」

       「……にゃあ」

ふと『帽子猫』が微かな鳴き声を上げる。

  「……『撫子』は興味があるようです」

         ニコ……

先を歩く二人に向けて、穏やかに微笑みかけた。

511『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/03(月) 13:52:04
>>510

ナクナック「good! 思わず涙が止まらなくなりそうな程に良い返事だっ」

と、既に感激の涙を浮かべつつ彼はその衝動のままに扉を開いた。

 『謎々の間』……そう、記された場所には一つのカギ付きの扉が
向こう側に見える。そして、小石川達と鍵の扉の間には……。

一つの『宝石箱』が鎮座していた。

 足を踏み入れると、何処からか歌声が響き渡る。


 ルン タッ ラ タッ  ルン ㇻ タッ ラッ

聞こえてくるのは、宝石箱。どうやら、歌っているのは宝石箱だ。


 『わたしは わたしは うつくしい はこ

 ほしへのみちは わたしのなか!

あけてごらん! ふれずに!

あけてごらん! きずつけずに!

 わたしは わたしは うつくしい ほうせきばこ!』


 ボン「ふむっ……小石川 文子さん。中々難題ですよ?

傷つけず、触れることなく。あの歌う宝石箱には扉を開く鍵か何か
入ってるようですが。下手な干渉をすれば、此処は不思議な工場。
 入ってる鍵を手に入れる前に、あの箱も流れ星のように
貴方が光を掴む前に消え失せてしまうようです」

 難しい『謎』のようだ。

喋る宝石箱……君のスタンドなら傷つけず中身を開くことが出来るが
ス―サイド・ライフの刃を当てる事が『触れる』事になるのなら
それも叶わない事になる。

512小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/03(月) 18:03:17
>>511

       コツ……

            コツ……

                 コツ……

ミドルヒールパンプスの踵を響かせて、おもむろに『宝石箱』に歩み寄る。

  「夜空に星があるように 人の心に星がある」

  「頭上に散らばる星々は 地上に息づく人の数」

  「人は星 星は人 町は空 空は町」

  「人が集まり町になり 星が集まり空になる」

穏やかな声色で『星見音頭』を口ずさみ始める。
『宝石箱』の中身が『宝石』なら、『歌う宝石箱』に入るのは『歌声』だ。
『箱の中』に入れる為には『箱を開けなくてはならない』。

  「地上に星が集う町 ここは星見町」

『開ける』のではなく、この『宝石箱』に『開けてもらう』。

513『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/05(水) 21:41:35
>>512(お待たせしました)

宝石箱に入る物。それは勿論宝石だ。

オルゴールに入るものがあるとすれば? 無論、それは音楽だ。

歌う宝石箱、それに対して小石川は『歌う』 星見音頭を口ずさむ。
 
 「ああ! ああ! 星は人 人は星! 夜空の星と同じぐらいの人の心!」

 「わたしは わたしは うつくしい宝石箱!
 星を詰め込む箱は美しい! けれども私は宝石を守るもの!」

 宝石箱も負けじと『歌う』 口ずさむ君に負けないように。

これは悪手か? いいや、違う。きっと君の手段は『理にかなっている』

ただ、『力が足りない』のだ。

 何が足りない? この場所で、君は音頭を口だけで奏でている。
けれど、此処は不思議な工場で、君には不思議な友達も居る。
 君は既に、この謎を解く『鍵』を手に持っているのかも知れない……。

514小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/07(金) 11:35:27
>>513

  「夜空に星があるように 人の心に星がある」

歌い続けながら、『宝石箱』に背を向けて、『ナクナック』を見つめる。

  「頭上に散らばる星々は 地上に息づく人の数」

          ス ッ

  「人は星 星は人 町は空 空は町」

『ステージに立つ歌手』を思わせる所作で、大きく両手を開く。
『先程(>>505)のナクナック』のように。
彼なら『意味』は伝わるだろう。

  「人が集まり町になり 星が集まり空になる」

ここが『舞台』であるなら『何が足りないか』。

515『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/09(日) 19:01:36
>>514

 君が、この『工場』へと再び訪れた時、最初に訪れた場所で見かけた人物。

『ナクナック』 『奏者の小人達』

 魔法と言えるような、人間の常識の科学や法則が少々通じにくい此処と言えど
此処が『工場』である以上、ある種の行程は、工程と呼称されるように。

得ようとしている『星』も多少分かり難いが、正攻法が通じるのであろう。

 ナクナックへ向けての『アプローチ』

それに対し、彼は短く指笛を奏でた。すると、どうであろうか?

   ドン  ドンドン♬

                  星は人 人は星♪

   想いは光 光は想い   此処に星あり 星は此処に♩

 部屋の壁が、四方の面が次々に淡く小さな点滅の光が生まれる。
次々と、そこから君が光の輪っかを潜り抜け訪れたように様々な楽器を携えて
ナクナックの為に音楽を奏でていた小人達が、それ以外にもラポポ、ロポポの
両親等の以前に顔見知った者達も次々と現れ君と同じく音頭を口ずさむ。
 熱量は膨らみ、この工場の人々…小人達の織り成す音のボルテージが高まっていく。

 その中心で歌う君と宝石箱。宝石箱はクルクルと宙を舞いつつ
四方の壁が光のに呼応するように箱も規則的に美しいリズムを伴った輝きを
放ちつつ歌う。

 さぁ、『仕上げ』だ。

このコンサートホールで、主役は君たち。
 鍵を手に入れるのに相応しい一撃を、放つと良いだろう。

516小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/09(日) 23:15:35
>>515

  「夜空に星があるように 人の心に星がある」

小石川文子は歌う。
ただ歌い続ける。
今だけは、ここに来た目的さえも忘れているかのように。

  「頭上に散らばる星々は 地上に息づく人の数」

以前、この歌は『鎮魂歌』として歌われた。
一つの『大きな災い』によって『幼い命』が奪われ、
残された想いは『新たな災い』となり、星見町全域を覆ったのだ。
それを覆す一助になったのは、小石川が『多数のスタンド使い達』に働きかけ、
彼らと共に生み出した『団結の力』である。
まさしく『今の状況』と同じではないだろうか。
『小石川文子の強さ』は『個人としての強さ』ではない。

  「人は星 星は人 町は空 空は町」

この町で数多くの『出会い』を経験し、数多くの『繋がり』を得た。
『人』が『星』ならば、『人の数』は『星の数』。
数多の『星々』が瞬く『星空』こそが、小石川文子の強さを支える『源泉』なのだ。

  「人が集まり町になり 星が集まり空になる」

小石川文子は歌い続ける。
今、胸の奥で何を想っているのか。
それは小石川自身にしか分からない事だった。

  「地上に星が集う町 ここは星見町」

517『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/11(火) 21:05:53
>>516

 小石川 文子は思い返す。約一年は前になる夏の出来事を。

奇しくも、あの時と同じであった。無論、存在こそ別であり
命を懸ける程の脅威がある訳でもない。だが、想いの輝きに関しては
秀でているも劣っていると言う差別がある筈もない。
 いま、君の周りで歌う小人達も。あの時に、姿や形を捻じ曲げられた者に対して
無償で多くの人々が力を合わせた奇跡も。どれも、掛け替えのないものであるのは。


         ・・・  キラ      キラ。


 君がよく知っている。宙を舞いつつ、四方の壁が規則的に奏でる光の旋律に
呼応して歌う宝石箱は。歌の終わりを迎えるのと同時に光の粒子を強く放ち。
 そして、ストンと地面に落ちると宝石箱は開かれ、ゴロンと君の前に
一つの小さな鍵が転がった。

ナクナック「嗚呼……素晴らしかった。やはり、音楽は良い。
 特に、何かの為に、誰かへと捧げる歌は特になぁ」パチパチパチッ

 ポロポロと涙を落としつつナクナックは拍手をして君を賛美する。

ボン「そうですね。一瞬、不覚と言うわけでもないですが私も感動で
涙が流れそうでした。……小石川さん、素敵な歌に対する、これは私たちからの気持ちです」

 少し目を潤ませてボンは、一つの彼女の名を関する砂糖菓子の入れ物(ボンボニエール)を
取り出し、君の手のひらへソッと一つの『お菓子』を置く。

見ると『ハッカキャンディー』だ。目玉程のサイズのキャンディーが二つ、掌に。

ボン「おっと、軽々しく舐めないほうが良いですよ?
 このハッカキャンディーは、舐めると軽い眠気があれば直ぐに目が覚める位に
舐めた後は吸う息は、とても冷たく感じ、一時間は口の中が冷え冷えします。
それに、舐めてる間は殆ど流れ出る汗はミント臭になるのでね。
 虫除けにもなるので便利ですが、ちょっと匂いが強いので
蝙蝠やねずみは勿論の事、猫にも暫くは近寄って貰えなくなるでしょう」

そう、ボンは少し怖がらすかのように茶目っ気を入れて告げた。

アルキスもそうだったが。この工場に関係する使い手は
色んな効果のある、お菓子を作るのを得意としてるようだ……。

ナクナック「うぅ! ボンの恐ろしいハッカ飴の話で
雨見たいに、この瞳からも流れる涙の勢いも土砂降りになりそうだっ。
 この流れる雫を止める為には、やはり美しき主人との邂逅こそが薬となるとも!」

少々気障ったらしい物言いと共に、カウボーイ風味の彼は扉を指し示す。

 ……再会は、もう直ぐだ。

518小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/12(水) 15:53:28
>>517

あの時、同じ歌を『魔物』と呼ばれた『一つの魂』に捧げた。
しかし、『今の歌』は違う。
『魔物』ではなく、『一人の人間』――『小林丈』に贈る歌だ。

『魔物』は『過去』。
決して忘れてはならないが、それに囚われていては『未来』を見失う。
今すべきなのは『小林の消息』を知る事であり、その為に来ているのだから。

小石川が求めているのは『争いに勝つ事』ではない。
『争いが起こらないようにする事』だ。
それが『魔物』に対する『手向け』にもなると信じている。

         ソ ッ

ゆっくりと腕を伸ばし、箱から出てきた『鍵』を拾い上げた。

  「――……ありがとうございました」

その場の全員に深く頭を下げて、『キャンディー』を受け取る。

  「『行きましょう』」

『ボン』と『ナクナック』に声を掛け、『ゴースト』の下へ向かう。

519『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/15(土) 14:59:38
>>518(お待たせしました)

 小人達の演奏家たち、兄妹の両親なども含め。後でまた歌いましょう
お茶でもしましょうと、約束を口々に告げつつ手を振って君を見送る。

ナクナック「人気者だな、君は。
このナクナックが、まだ小さなグミみたく小僧っ子の時は
あれほどマシュマロボーイやガール達と仲良くなるのは難しかったよ」

シャイだったものでね。とカウボーイハットの向きを変えつつ
本当か冗談なのか不明なまま、涙を止めぬままに告げる。

ボン「そろそろ泣くのも控えましょう、ナクナック。
到着したのですから」

鍵を差し込み、少し通路を歩いてみれば。すぐ曲がり角を突き当たると
『中心部』へと辿り着いた。


            ――ガチャ

        やぁ        待っていたよ


 星の光と思しき小石のように粒上から、拳ほどのダイヤモンドサイズにかけて
様々な大きさの輝きが吸いこまれそうなほどの漆黒で包まれた空間を淡く
優しい柔らかな闇へと変える。

 あの時、別れた時のままだ。『ゴースト』が薄っすらと笑みを携え
振り向いた姿勢で君に再会の声を唱えた……。

 「……君の、小さくも決して弱くない想いの音が轟くのを感じ取れた」

「再会を祝して色々話したいが。何か、大事な用件があるようだね」

 ゴーストは、透き通る目で君を映し込みつつ語り掛ける。

この世界(工場)の創造主は、君の思惑を全てとは言わずも幾らか織っている。
 望む答えが返ってくるかは未だ不明ながら……だが、此処までの道程が
決して無為に帰すような事は無いだろう。

520小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/15(土) 15:49:40
>>519

  「ええ――本当に『お久し振り』です……」

微笑みながら挨拶を返し、慎み深く頭を下げる。
目の前に現れた『ゴースト』は、記憶の中に残る姿と変わっていない。
だが、小石川文子は違う。
『当時の小石川』は目覚めたばかりで、非日常に対して無知に近かった。
多くの経験を経た『現在の小石川』は、あらゆる意味で強くなっている。

  「――単刀直入に申し上げます」

表情を引き締め、『本題』に入る。

  「去年の夏頃……星見町の一角で『強い輝き』が生じた事はご存知ですね?」

  「それと同時期に『小林丈』という私の知人が消息を絶ちました。
   そして、おそらく彼は『強い想い』を抱いていた筈です」

  「あなたに会えば、何らかの『手掛かり』が得られるのではないか……。
   そう考えて、今日ここを訪れました」

521『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/15(土) 17:55:51
>>520

 >去年の夏頃……星見町の一角で『強い輝き』が生じた事はご存知ですね

  ――勿論

――私は、この街で産まれた輝きを忘れた事はないよ

『ゴースト』は、静かに君の探し人の事について耳を傾けた。

 そして、少しだけ天使が通り過ぎた後。彼女は頭上に顔を向けて軽く
片方の腕を掲げると、手の指の幾つかを曲げる仕草をする。

           ――チカ
  チカ    チカ           チカ

     チカ        チカ
         パァァァ……

ナクナック「おぉ、美しい……」

 『星図』のように、闇の中で頭上に浮かぶ星々と言える輝きが
ゴーストの意思によって動き、それは星見街の簡易的な地図のように形を変える。

 「あの頃は、君の言う通り幾つもの輝きが街を行き交っていた」

 「様々な光……その中で顕著に輝きが産まれたのは……『此処』だろう」

そう、街を少し外れた場所。小石川 文子は直ぐ思い当たるだろう。

あの『おばあちゃんの家』。『夏の魔物』が住まう場所であった場所。

 君やほかの仲間達を表す同数の異なる色合いで表された輝きが
フリスビーサイズ程にも感じられる輝きの中へ入ろうとするのが見て取れる。

 「私には、これが何を意図する動きまで把握出来ない。
けど、君ならば理解してるのだろう。胸に灯った光が鮮明にソレを呼び起こすだろう」

 ゴーストは言葉を紡ぐままに、星を展開し続ける。

やがて、円盤のような光が弾け……幾つもの小さな蛍のように光が零れ出た。

彼女は指をタクトのように動かし、時系列のままに小さな光を展開させる。
 やがて、その指の動きは滑るようなものから鈍くなり、一つの図となった
部分を少しだけ見やすく拡大するように光の図を降下させた。

 「ここに、二つの『星』がある。見覚えあるだろうか?」

最初に塊のように異なる色合いの光の中、その内の『二つ』

それが、他の光が街の中心に移動する傍ら、じっと静止するのが見えた。

ボン「この二つの光は……小石川 文子さんは、知らない、と」

ナクナック「ふむ……おっ……一つが消えた」

 観察していた二人は、呟く。その言葉通り、二つの少し間隔のあった
光は一秒かそこら、されど微かに光が俄かに強まったと思った瞬間に
目を離したら何が起きたか分からぬ位の一瞬。
 星図はリプレイの機能も付いてる為、すぐ判明するが。二つの光は
どうやら衝突しあい……一方は消滅するように光が消えて、もう一つは残った……。

ゴースト「……この消えた光は、この瞬間に『想い』が途切れた。
それは、小石川 文子。決して悪い捉え方だけしちゃいけないよ。
 想いが消えるには、幾つか理由は挙げられる。生命が終えるのも然り。
または、別の形で意識が途切れただけの可能性もある。
 少なくとも、この場所で。二つの想いがあり、どちらも強い想いを抱いていた。
そして、一つの想いは途切れず。もう一方は途絶えたようだ。
 その理由を知る者は、この世で一人だけ……あっ、いや」

ゴーストが最初に気付きの声を上げる。そして、君やボンにナクナックも気づく。

……正確には光は『四つ』だ。

 その静止してた光の二つ。離れていった複数の光。その中間部分に
二つ光があった。衝突した中で残った光は、街の病院と思しき場所に向かい
そして、中間にあった光も合流するように、その光へと合流する。

そこまで光の図が展開し終えたところで……星図の輝きは急速に弱まった。


「……これ以上は、その想いの力が各自緩んだのだろう。
それ以降の想いの軌跡を辿るのは難しい」

 溜息を微かにゴーストは吐く。

「けれど、その君の知人。または別の誰かも知れないが想いを抱いてた者には
何かあった事だけは確かだろう。
 そして、それを知る者は最低でも二人は居る可能性がある」

 それは、きっと君がその時一緒に居た者達の誰か……なのだろうね。

ゴーストは、静かな目で君を見据えて知る限りの星を調べる者としての答えを贈った。

 此処で、知れる限りの事は知れた。

後は、その手に入れた『輝き』を、どう使うかは君次第だ……。

522小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/07/15(土) 21:40:16
>>521

次々に移り変わる『星図』を見守りながら、無言で思索を巡らせる。
前後の流れから判断して、不意に消滅してしまった『輝き』こそが、
『小林丈』である可能性が高いと見た。
ただ、『小林が死んでしまった』とは思わない。
何故なら『病院』に運ばれているからだ。
最初から命を奪う気なら、そんな事をする必要はないだろう。

しかし、『病院』というのは『盲点』だった。
もしかすると、そこに『入院』しているのかもしれない。
自力では動けない程の酷い怪我を負ったとすれば、
一年以上の『長期入院』でも不思議はないだろう。
そう考えると、『もう片方が加害者』というのが妥当な解釈になる。
あの場に居合わせた者達の中から、『目的の人物』を絞り込むのは、
さほど難しい作業ではなさそうだ。

問題は、どのような経緯で『対立』に至ったのか。
既に『魔物』は滅びた後だった。
わざわざ争う理由などないように感じられる。

  「もし『理由』があるとするなら……」

小林と別れる直前、
彼は『アリーナ』に『身売り』した事実を打ち明けてくれた。
また、小石川を含めた『仲間達の情報』も渡す事になるだろうと。
『情報の漏洩』を防ぐ為には、小林の口を封じなければならない。
それなら小林が倒れた事には説明がつくが、
その後で『病院』に運んでいる点が矛盾する。
これには『もっと深い何か』があるように思えた。

  「……ありがとうございました」

やがて『星図』を見上げていた顔を下ろし、視線を改めて『ゴースト』に向ける。

  「私は『ここに来た事は正しかった』と信じます」

『ゴースト』から『ナクナック』、『ボン』、『リトルスター』を順番に見つめる。

  「『あなた達』に頂いた『輝き』は、私を支える『星』になってくれるでしょう」

『工場の住人達』を前にして、穏やかな微笑を浮かべて言葉を紡ぐ。

  「――また会いに来ます」

523『ボン ボニエールとナクナック』:2023/07/16(日) 22:41:01
>>522(お疲れ様でした。また別の機会での出会いを、お待ちしています)

>――また会いに来ます

ナクナック「君のような麗しきマシュマロガールなら
こちらから迎えに来るともさっ。あいてて……そう熱烈に頬を
抓るのは止めてくれ、ボンっ。
 涙が更に、琵琶湖よりも多く流れそうだ」

ボン「貴方の口説き文句は、熟してないビワよりも渋いんですよ。
えぇ、また、ですね。小石川 文子さん」

君の肩の小人達も、口々にゴーストを含む三人へ別れを告げ
貴方は工場を後にする。その過程で、工場のラポポやロポポの家族に
他の知り合いの小人達と茶をするかも知れないが……それは、君にとっての
別の夢と想いの語らいであり、ここで筆を走らせる事ではないだろう。


ゴースト「……彼女には語らなかったが」

 これは、小石川が去った後の彼女が向けた星図。現在(いま)の出来事。

その輝く街を描く星の軌道の中に……いくつか、夏の凶事とも言えた出来事。
 それを記したのと同等か、それに近い大きさの『輝き』が
工場の主の彼女の目の中で幾つかの場所に点々と妖しく光を放っていた。

 ゴーストは知っている。輝きに、想いに善悪は無い事を。

つまり、これ等の内の幾つかには……苛烈な街を脅かしかねない『悪意』とて
蠢いても不思議でない事を、ゴーストは知っている。

ナクナック「懸念があるようですね、麗しき我が主。
 オーダーさえ告げてくれるなら、直ぐにでも向かいましょうぞ」

ボン「カウボーイか、ドン・キホーテとして振る舞うのか
どちらかにしてくださいよ、ナクナック。
 ですが……最近では、どうも大きな事が暗躍されてるようだ。
アリーナか、エクリプスか……もっと別の何かなのか。
 それを知るのは我々の工場の管轄外ですが……知識は金よりも勝る。
貴方が望むなら、ゴースト」

 ゴースト「……そうだね。大切な友の為に、決断すべきなのかもな」


          「――私は……」


 
  ――fin


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