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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4

49『伝播のG』:2020/06/10(水) 00:53:23

>>47(空織)

空織は『先立つもの』を必要としている。
それゆえに、彼は『仕事』を引き受ける事になった。
全ては『再び店を持つ』という目標のためだ。

「ええ、改めてよろしくお願い致します」

紅儚は、丁重な口調で挨拶を返す。
『生真面目』な性格らしい。
空織の言葉を聞いて、彼女は深く頷いた。

「お気持ちは分かります。私も『同じようなもの』ですから」

「偶然『網』に引っ掛かっただけ――そういう『縁』でした」

それだけ言って、儚は言葉を切った。
彼女も、元は『浮き草』の一本だったのかもしれない。
しかし、それについて特に語る気はないようだ。

>>48(林檎)

今ここにいるのは『猫柳柚子』ではない。
『彼女』の名は『猫柳林檎』だ。
実生活に支障を来たさないという意味では、
『この姿』を選んだ事は、あるいは正しい判断だったのだろう。

「失礼しました、『林檎さん』。よろしくお願い致します」

自分に向けられた言葉だとでも思ったのか、
儚は林檎に謝罪の言葉を述べる。
『チョコレートパフェ』の味は上々だった。
派手ではなく、何処となく落ち着いた味わいだ。

    チラ

そして、『仕事仲間』である空織を見やる。
随分と年は離れているようだ。
普段『店』に来る客と大差ないように思えるかもしれない。

>>(両者)

「一からお話します。まず、『依頼者』は我々ではありません。
 我々は、あくまでも『仲介者』の立場とお考え下さい」

「『ある方』が『スタンド使いの協力者』を求めています。
 その方が、『アリーナ』を通じて『協力者』を募ったというのが、
 今回の経緯です」

儚の語る所によると、
正確な『依頼者』は『アリーナ』ではないらしい。
その人物が、『アリーナ経由』で仕事を依頼しているとの事だ。
彼女の話は続く。

「『依頼者』についてですが、
 これから『顔合わせ』をして頂きたいと思います。
 仕事の詳しい内容は、
 その方から直接聞いて頂くという形になりますね。
 目的地までは、私の車でお送り致します」

「――――ここまでで、何かご質問などはおありでしょうか?」

話し終えた儚は、二人の方に顔を向けた。
もし質問があれば、彼女は答えてくれるだろう。
特になければ、『現場』に向かう流れになりそうだ。


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