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【ミ】『星屑のサラウンド』

1『朝山』:2019/02/11(月) 18:55:27
―――私としては確かなことは何も知らないが
星の光景は私を夢見させてくれる。
                       『ゴッホ』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

456成田 静也『モノディ』:2019/12/03(火) 02:12:59
>>454

「一人ですぐに行くつもりですか?増援もつけないで?」

少し呆れ気味に言う。

「行っても斑鳩さん一人で群れを捌き切りながらベリルさんを守るのは無理ですよね?ならばオレも一緒に行きますよ。」

「ベリルさんを守りながらならば、一人よりは二人で行くのが合理的かと思いますよ?」

確かに自分でも言ったが戦力は欲しい。しかしここで解れては元の木阿弥だ。

それにベリルさんの見立てが真実ならば探知系スタンド使いと接触するチャンスは今夜一杯蛾限界だろう。

ただ、今の機会を逃したら『感染の魔の手』のせいで援軍を呼ぶ望みは薄くなるだろうが、仕方が無いか・・・



ふと右の手首に触れて先ほどの事を思い出す。『感染』した『勝美』を『殴り殺した』事だ。

さっきは身を守るためとはいえ、スタンド使いになって初めて『人に全力で拳を振るい』

その結果、勝美さんは『死んだ』いや『オレが殺した』

状況が状況でなければ正当防衛・・・いや、殺意を込めた時点で過剰防衛どころか普通に殺人だ。
代理にスタンド使いの動物を通してだが生き死にを賭けていることは理解していたつもりだった。

だが、殴り飛ばしたときの骨と肉をえぐるような『嫌な感覚』とそれを見た黒羽の『恐怖の顔』・・・
あの瞬間だけは恐怖の対象は『スマイリー・スマイル』ではなく、オレだった。

それにオレはあの瞬間は『何も感じなかった』
今さっき落ち着くまで呑気に『全てが終われば遺された婚約者が生きていれば謝罪すればいいだろう』
・・・そうとすら思っていた。

・・・結局はスタンド使いになっても変わらないということだろうか?
力(スタンド)を手に入れて自制を手に入れたと思ったが、煩わしさのまま暴力を振るっていた頃から何も成長していないのだろうか?

「クソ・・・スタンド使いになっても『人殺し』なんて一生やらないと思っていたのに。」

他の三人に聞かれないように小さくそうつぶやく他なかった。

457黒羽 灯世『インク』:2019/12/03(火) 04:43:32
>>454
>>455
>>456

一晩はもたない……ならば、これは『選択』ではない。
もちろんベリルの想定以上にまだ見ぬ彼らが強く、
あるいは単純に運がいい、入り込む余地が無いなどで、
アリーナ自体が『まだ』笑いの坩堝には堕ちておらず、
翌朝までは粘れる……可能性はゼロではないのだろう。

……学生寮で休めない可能性もゼロではない。
そうなればこの状況で、純然たる無駄足を踏む事になる。
この世界は今、何をするにしても『賭け』になる。

「……分かったのだわ、『行きましょう』
 学生寮に行ったから100%休めるとも限らない。
 どっちも賭けなら得が大きい方が良い…………」

だから全てを賭けて『休む』つもりはない。
休みたいのは、その先に『希望』があるからだ。
絶望しか想像できない休息など意味はない。

「探知のスタンド使いにアポを取って…………
 解決の目処が立ってからの方が気持ちよく休めるし。
 ここでその使い手を見捨てるような選択をしたら、
 それこそ今日してきた事全部に……意味がなくなる」

「ベリルさんの見立てを信じましょう」

見立て。それが重要だ。
成田や斑鳩、自分の判断は『状況』からのものだ。
だがベリルは『経験』と『知識』を持っている。
盲信はしないが『アリーナ』は彼女が最も詳しい。
その彼女が今動くべきだと考えているのならば、
そこで楽観視をして後回しにしてはそれこそ意味がない。

黒羽も当然疲労はあるが、確かな『目的』がある。
迫り来る破滅という不安に包まれながら休むよりは、
確固たる目的に向け力を振り絞る方が、むしろ気が楽だ。

458『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/03(火) 21:27:30
>>455-457(ALL)

ベリル「…お……前たち、全員乗り込む気……か。
私……が、言える事じゃねぇが……余程の、馬鹿共だな」

私も含め、大いにな。と言い終えるベリルと共に
斑鳩が運転するスポーツカーは総合体育館駐車場に辿り着く。
 ベリルは決してヒーローではない。ただ、自身の信念のままに
自分の領域(世界)が脅かされるのを何としてでも対処したいだけだ。きっと

 駐車場には数台、車が停まっている。恐らく、警備員などが使用する車だが……。

ベリル「……近くに物音はあるか?」

そう尋ねられ、貴方(成田)は耳を澄ませるが人の紡ぐ足音は建物内や外からも
捉えられない。その情報を提示すれば、ベリルは表情を一層暗くして呟く。

ベリル「…………警備員ぐらい、普通置いて……るよな。一般の……
アリーナと関係なく、普通は見回ってる筈だが」

総合体育館から、『アリーナ』に通ずるエレベータまで
鉢植えから鍵を取り出し建物内に入り。点灯しているボタンを押し
静寂に嫌なぐらい響く機械音と共に昇降機の自動ドアが左右に開かれる。
 不気味な位、何事も起きない。

ベリル「……引きがす……なら、今の内だぞ。わ……たしの余力。
スタンド……シンプリ―・レッドを発現して全力で攻撃出来るのは目安
2〜3秒って所だ。しか……も
私の能力は簡潔に言えば嘘吐きの断罪だ。さっきの勝美見てぇな返答なんぞ
期待出来ない人かどうか分らん存在に ほぼ能力は通じない」

ある程度鍛えた成人男性の、ちょい正確なパンチや蹴り(パス精CCB)が
出来る程度だ、とやけくそ気味に彼女は説明する。

ベリル「……何時でも、攻撃出来る準備をしておけ」

そして、彼女は手筈通りのボタンを押し ドアは閉まる。

    ――ウィィィイン。

地下一階、二階……と、本来のボタンには表示されない下の下へ……。

(※総合体育館受付の事務にあるであろう用品、通路に設置してある消防器具など。
携行したい物があれば、このレスの返信にてロールして頂ければ携行可能)

459斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/04(水) 00:22:35
>>458

「僕は貴女と戦わなくて良かったと思っているよ、ベリル・ストック。相性は最悪に等しいだろうから」

本心でそう思う、嘘つきにとっては最悪の能力だと
そして、そういう人間のスタンドが、僕とほぼ同スぺックだと言う事に、奇妙な感覚を覚える

「……前衛は成田君に任せる、継続的な接近戦は君の方が上だ
僕は最後に出て、二つの頭で後方を警戒しながら進む、最後尾なら少なくとも射程内全員はカバーできる」

「もし数の多さで無理そうなら『すぐにしゃがむ事』、……前は一掃する」

全身の鎖がエレベーターの振動に微かな音を立てる
両手に持った6m分の鉄球は、即座に30発の鉄球を散弾の如く放てるが欠点もある

1.鎖の回転を止められれば、投擲にはならない
2.一度に狙えるのは60人が精々で、それ以上は不可能

『奥の手』はその性質上、撃てて二発、それも後を考えなければ、と言う事だ。

予備の1m分の鉄球を腰に付け
残りの2mは投擲用の鎖として伸ばす、これで計15m、今の僕の限界。

両方の手首、その鎖の内側に、折り畳みナイフ1つとライターが5つ
これが今の僕のスタンド、『ロスト・アイデンティティ』に出来る戦闘準備だ
そしてそれは今終わった。

「物事は、最後には単純な二択だ、『やる』か『やらない』か」

深呼吸を一つ、掌の実体化した重さが、これが現実だと告げている

「……選択は済ませた、それに賭けよう。」

460黒羽 灯世『インク』:2019/12/04(水) 01:34:46
>>458
>>459

「馬鹿じゃないのだわ。私はもっと『上等』
 貴女の言葉で言うなら……きっと『大馬鹿』ね!」

そしてそれが、今はもっとも『真実』に近い道だ。合理で馬鹿をやってやる。

(……静かすぎる、それ以上に『荒れてなさすぎる』?)

『スマイリー・スマイル』は『頭も使う』が、
『襲われる側』の反応をコントロールは出来ない。
応戦は、少なくともこの場所では無かったのか?

「……ベリルさん、エレベーター以外に脱出経路は?
 地下に施設があり、そこに闘技場がある以上、
 火災や崩落に備えた『非常出口』はあるのかしら?」

問いかけながら、『インク』を空に走らせる。
書く文字は、シンプルだ。

『成田君の
 モノディが 
 手刀をした』

文字の大きさも調整し、『正方形』に収まる形で文を書く。
いざというときの盾になり、そして自分の最大の矛にもなる『記事』だ。

「引き返して済めばいいけど……目当ての『探知系』と合流して、
 エレベーターに戻ったら『止められてしまってました』……それは嫌なのだわ」

「一番嫌なのは……『今の安心』のために、『明日からずっと』を捨てる事だけど」

             (……そうよね、きっとあの人ならそう考える)

『多数の戦力を擁し立地の隠匿性も高いアリーナ』は襲われ壊滅していたが、
『対集団に優れた傭兵がいる、道路沿いで町中の学生寮』は無事だった。
あり得る可能性だが、この『虎穴』から遠ざかるための『楽観視』でもある。今は、それはしない。

461成田 静也『モノディ』:2019/12/04(水) 03:16:08
>>458-460

スゥーッと息をゆっくり吸い、同じようにゆっくりと吐き出す。

『勝美さんを殺めた件』は一度胸の奥にしまっておく。

さっきと同じだ。迷えば敗ける。ここを切り抜けるしか方法は無いのだから。

モノディの聴覚センサーは使用し続ける。今は発症しなくても何時襲ってくるかわからないのは先のホテルで学んだ体験だ。

エレベーターに乗る前に調度良いところに消火器が置いてあった。まあ公共施設を隠れ蓑にしているなら当然か。

それを一つだけ拝借しておく。消火液は『ラフティング』共へのけん制に使えるかもだし、使えなくても純粋な鈍器・投擲物にはなる。
それを成田は持っておく。

「了解、斑鳩さん背後は任せましたよ。」

斑鳩に言葉を贈る。

「それと黒羽さんもいざという時はベリルさんの事をお願いします。」

黒羽にも言葉を贈る。

さて後は蛇が出るか鬼が出るか、それともそれよりも酷いのが出るか。

願わくばどこかで『スマイリー・スマイル』に対抗して立てこもってくれていれば最高なのだが・・・

モノディを構えさせておく。

462『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/04(水) 23:58:00
>>459-461(ALL)

成田は消火器を携行し能力で周囲を警戒。
 斑鳩は自身のスタンドの鎖 それを活用した鉄球を。
黒羽は、勝美を倒した場面の成田の再演を可能とする文章の壁……もとい矛と盾を。
本当は短い時間だろうが、いやに長く感じる降下の中で各々が準備をしていく。

>エレベーター以外に脱出経路は?

黒羽の言葉に、ベリルは深呼吸を繰り返しつつ。会話の幾つかで意識の低下により
間が空く事もありながらも答える。

「ドラえもんのどこでもドアって言えばわかるか? 要人とかを連れ立って外と
行き来する時は、そう言う能力を使える奴の移動経路があるんだが……こんな
緊急事態だし、そいつもアリーナに召集されてる可能性は高いが居る保証も無い。
 元々、此処はエレベーター以外で外に出入りするとなればポータル系の能力者を
数人ほど重用してて、港や湖畔方面などに出られる経路もあるが……こんな事態だろ。
そいつ等が全滅してた場合だ……その通路を未だ設置してると思うか?」

  ウィィン……     ――チーン。

 エレベーターが開く。そして……貴方たちは見た。

 『眼前に差し迫るオレンジ色の炎を』

463『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/05(木) 00:18:54
>>462続き

その光り輝く焔に対し、成田は超聴覚でも燃え盛る音がエレベーター向こう側に
迫っている事を察知する事が出来なかったし。斑鳩や黒羽も同様に異臭や
直感による危険が迫っている予兆など欠片も見当たらなかった。

悲鳴や、迎撃を起こす前に、ベリル含めた四人の貴方達は炎に呑み込まれる。
 突発的な、ラフィング達と無関係な事故死? いや、そうでは無い。

痛みは無い、息苦しさも無い。火は全身を通過していくが熱さもソレ特有の
焦げ臭さや異臭と言うものは無い。

 ――声を聞いた。

『…………人 やられたっ! 別支部の連中の返信はっ』
       『いえ…………撒けたとは思うけど、他は…………』
  『一先ず俺達だけで……に 会おう。恐らく、能力に罹ったこいつ……治し』

             ゴオオオォ……。

炎が止む。燃え盛るオレンジの光が眼前を横切る中で貴方たちの記憶には無い
誰かの会話が聞こえて来た。

瞼を開く、そして其の光景に息を呑んで呻き声混じりにベリルは呟いた。

「……くそっ、最悪の想定はしてたが……酷いな」

受付とも言えるカウンターが目前に見える。だが、幾つかの部分には
血痕らしきものが見られ、床や壁一面にもそれが入り混じっている。
 だが、倒れてる死体などは無い。全て運ばれたのか……もしくは別の理由か。

見渡せる中で得られる視覚情報は、左右に通路と言える部分があるのと
エレベーターから出る直ぐ横に、いま先程の声らしきものを出させたと言える
オレンジの火は床に子供程のサイズで延焼する事なく鎮座している。

ベリル「この火は……遠征したチームの誰かが残した能力だな。
他の奴等も、私達と同じように襲われたか寸でで逃げ延びて帰還したらしいな」

それでも、この惨状に陥る何かを止める事は出来なかったようだが……と
力ない声でベリルは呟く。

ベリル「……通路が、つい前に来た時と位置が違う。
多分、かなり地形も変形してるぜ……こいつは」

464斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/05(木) 02:34:12
>>463

「……つまり、案内は期待できないと。」

本格的にハック&スラッシュだなと悪態をつきたくなる
おまけにラフィングには多々侵入された後らしい
死体がない以上は、考えられるのは2つ

スタンドの攻撃で死体が残らなかったか
既に戦闘は終わっていて、死体だけでも片付けたか

「まだ見たことは無いが、ラフィングになったスタンド使いが死体まで操っていまも攻撃中……も、あるか、可能性としては低いが。」

「僕でも楽に勝てる相手に、ここのスタンド使いが苦戦するとも思えないし。」

脚を止める必要がない以上、ここで立っていても
拉致はあかないだろう、前に進むしかない。

元より、その為に来たのだ。

465成田 静也『モノディ』:2019/12/05(木) 02:45:09
>>462-463

光、炎、そして何者か声---

思考を働かせる前に降ってわいてきた事態に困惑するがベリルの説明で落ち着きを取り戻す。

「ということはあの炎は生き残りの人の遠隔操作または自動操縦型のスタンドで、今さっきのはその攻撃ということですか」

「更に別のスタンド(?)によって通路も滅茶苦茶になってどれがどこに繋がっているかわからない。」

「ということですね?ならばとりあえずはモノディの聴覚で聞けるあのスタンド以外の音を探すのと・・・」

「目の前のスタンドへの対処ですかね。敵だと仮定した場合、遠隔操作なら能力に気を付ければそこまでの問題は無いし。、
自動操縦なら攻撃の条件を探し無力化するのがセオリー…でしたよね?」

自分よりスタンド使い歴が長そうなベリル・斑鳩の両名に尋ねる。

「逆に『感染していない』のならばかなりのチャンスです。」

「ベリルさんはあの『炎のスタンド』に覚えはありますか?」

「会話が可能ならば交渉に臨みたいのですが」

もし遠隔操作ならば高い確率で視聴覚を本体と共有しているはず。
こちらを信じてくれる可能性は低いだろうが会話や交渉を試みるのも十分に価値はありそうだ。

466黒羽 灯世『インク』:2019/12/05(木) 23:47:24
>>462-465

「―――――――!! ……? 今のは、スタンド?」

      キョロッ

「情報を伝える炎……『それしか残せなかった』……?
 『スマイリー・スマイル』の眷属は『強くはない』とはいえ、
 仲間が急に敵に変わったら、不意を打たれる可能性はある」

周囲を見渡す。
血痕には眉根を寄せるが、過度に気にしてはいられない。

「……地形の変化も、遠征チームの誰かかしら?
 いずれにしても……『安全安心』とは程遠い場所なのだわ」

          スゥゥ

「記者としては燃える、わね」

             ハァ―――― ・・・

言葉をあえて強く選び、足を止める事はしない。
記事からは手を離さず、一同から離れず、前へと進むことに決める。

ただし、成田が『炎』との会話に臨むならそれを無視して進みはしない。

467『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/06(金) 23:01:52
>>464-466(ALL)

貴方たちの言葉に、壁に手をかけつつ肩を上下に揺らし息を整え彼女は返答する。

ベリル「『炎』については遠征チームの誰かだろうが能力は把握してない。
ただ、今のは記憶をアリーナの残存する人間に伝えようって事だろ?
攻撃ってよりは、此処で起きた危険を喚起しようって感じの」

ベリル「『地形』は、此処に駐在するスタンド使いの筈だ。これも機密に
深く関わる存在だから、探知の奴と一緒に匿っていれば万々歳なんだが……」

成田が『炎』に対し近づいて声を投げかけても、うんともすんとも反応は無い。
多分エレベーターが降り立った時に自動で記憶を伝達しようとするよう
燃え盛り、それ以外は休止状態と言う感じか。
 超聴覚では換気に受付の時計の音など除き、左側の通路からは遠方に数人程度の足音
右側の通路からは、とても小さいが何かがブンブンブン……と旋回する音が聞こえてくる。

斑鳩と黒羽は左右に別れる通路20m程の真ん中にトイレの表示マークを見つける。
当たり前だが通路の横に設立された共同トイレらしきものが見えるが、それ以外にも
どうも妙なものを見かけた。
 
    ヽ○ノ
    ヘ/
     ノ

棒人間の落書き……のようだ それも人間大サイズの。
落書きの下には、こう書かれている。

『気を付けろ やばいの 沢山 
だけど此処で一番危ないの 野放し』

……どう言う意味なのだろうか?
尚、棒人間は当たり前だろうが 動きはしないし、触ったり声をかけても
その図のままだ。

468黒羽 灯世『インク』:2019/12/06(金) 23:28:58
>>467

「もしそんな……地形を掌握できるのが敵なら、
 もう私たちは全員『脱出不能』にされてそうなものだわ。
 制限はあるのかもしれないけど……祈るしかないわね」

未知の敵については警戒のレベルを定めづらい。
気を払うのは、棒人間だ。これは『メッセージ』だろう。

「『やばいの沢山』…… 
 ……『一番危ない』……?」

謎の棒人間は『スタンド』だろうか。
それとも、誰かの遊び心に過ぎないのか。
動かないならどちらでも問題はなさそうではあるが。

「……野放し」

「逆に言えば『野放しじゃない』物もあるということだわ。
 それに、気を付けてでもここを進む意味が示唆されているっ!」

メッセージを遺したタイミングにもよるだろうが、
もしここが完全に終わっているならこうは書かないだろう。

そう、気を付けろ。つまり――――『気を付ければ探索の価値はある』という事だ。

469斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/07(土) 00:48:09
>>467

 「…………」

視界に入るのは
僕では判断できない材料ばかり、選択肢は情報から始まる

 「それで?何方から行くんだ?」

 「知っての通り、僕に探知の能力は無い
 情報が無ければ判断のしようも無い、決めるのは成田君だ。」

 「ただ、足音が聞こえるなら僕ならそっちに行く
 ラフィング共がただうろうろしているんじゃないなら、恐らくは生き残りを追ってそこにいる筈だからね。」

 「ただし、今この地形を操作しているのが味方だと仮定していいなら
 足音からは離れるべきだ、それがラフィングだと推測して、それから逃げるように壁を作るだろうから。」

何方かは任せる他にない
僕のすべきは殲滅だ、判断は難しいだろうが、それが失敗だとしても誰の責任でもない。



 (――準備はいい、即座に叩き込める、受け身の対応では此方が死ぬ。)

470成田 静也『モノディ』:2019/12/07(土) 11:48:03
>>467

「ベリルさんありがとうございます。彼(?)はあくまで注意喚起する自動操縦型(?)ということですね。」

ベリルの説明で納得する。

その時、モノディの聴覚が二つの音を捉えた。

「左だけではなく右の通路からも羽音?モーター音?らしきものが旋回しながらこちらへ向かって来ています。」

「右側は得体がしれませんが『ラフティング』ではなさそうな気がします。」

「しかし行くならば斑鳩さんと同じ理由で『左側』ですね。」

ラフティングだろうが生存者であろうが何かしらの情報は掴める。斑鳩のその意見には同意だ。

「右側のは得体がしれないし、生き残りのスタンドでもさっきの炎のように攻撃してこないとは限りませんしね。」

「それとあの落書き・・・もしかしたらアレは『ラフティング』の群れにいる司令塔の事かもしれませんね。」

「司令塔がいる群れは『銃を使ったり』、『薬を盛る』なんて細かなことができるのかもしれません。」

そう考えれば辻褄が合う。合うがそうだと決めつけるのはまだ早い。

何としてもこの落書きの意味を知る生存者を見つけなければ・・・。

471『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/07(土) 23:53:41
>>468-470(ALL)

貴方達はT地となる通路の分かれ道部分に到達する。左右の方向どちらにも
更にTかY字となる分かれ道で入り組まれている。話し合いの末に、生存者の
手掛かりがあるであろう『足音』のほうへ移動を試みる。
 無機質な鉄筋コンクリートで造られた壁と床、至る場所に時々誰かしらの
戦った形跡と思しき血痕はあるものの、それ以外は灰色で景色は覆われてる。

ベリル「普段なら、直ぐに闘技場やらの待合室なり何なりの扉がある筈だが
一切なく通路のみ……チッ 完全に迷宮化してるな」

極度の疲弊と苛立ちを交えた口調の呟き。こうなると、頼みの綱は
貴方(成田)だ。足音は左側の通路の更に右側方面から聞こえており
そちらへと歩みを進める事になる。

    ――ボオオオォ

ベリル「また、エレベーターで歓迎した『炎』だぜ。手前にある扉は
模様からして闘技場に出場する前の待機室だろう……ぁ?」

    コツ コツ

スタンドで形成した炎の向こう側。そこは十字の通路になっている
その通路を横切る人影が見える……アレは。

ベリル「ありゃあ、確かアルカラのスポンサーの
名前は確か『金一』……」

 通り過ぎた人影の名を彼女は呟く……面識のある人物のようだ。

ベリル「生きてたのか、あいつ……? どうするんだ、声を掛けて
呼び止めるか、それとも追いかけるか……フゥー」

行動指針を仰ぎつつ、彼女は上体を前に倒して息を整える。
 意思のみで、20分はそこらを気丈に移動してるが彼女の限界も
かなり近い。一刻も早く、体内の薬を解毒する案が無ければ直に
意識を失うだろう。

472成田 静也『モノディ』:2019/12/08(日) 00:43:54
>>471

チッ、ベリルさんの精神力も尽きかけているか・・・はやく医者のスタンド使いを探さないと・・・。

とは言え、向こうから来た人間は『金一』だって?それはあり得ない、『金一』という人物は
『斑鳩さんに車を奪われ、ラフティングの群れの中に突飛ばされた』と聞いた。

その状況で助かっているとはとても思えない。

「斑鳩さん、アレは本当に『金一』・・・貴方が車を奪った相手ですか?」

モノディを出し、いつでも防御も攻撃もできるように構えておく。

「足音は複数だった。ならば他のがまだ近くに潜んでこちらの隙を伺っているかもしれません・・・」

「ベリルさんにも悪いですが、最悪は『彼を殺すこと』になるかもですが皆さん大丈夫ですよね?」

本当ならば『殺したくはない』が、今はそれ以外に行動を止める方法が無い以上、そうするしかない・・・そうするしかないんだ。

自分に言い聞かせる。

(迷うな、躊躇するな、お前一人だけではなく、他もいて悪ければ死ぬんだぞ?)

「・・・とりあえずは『例え感染者でも』何か情報は聞けるかもしれないですし『金一さん』と接触しますか?」

「それとも有無言わさず『始末』しますか?」

他の二人にも意見を求める。

473斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/08(日) 00:47:17
>>471

 「『金一』……?」

名前からして金の匂いがするが
さて、誰だったであろうか?少なくとも聞き覚えは無い

それより目の前の炎の方が気になる、不自然に燃え盛る姿は間違いなくスタンド
アレがメッセージのような物であるなら、出来る限りは回収して状況を把握するべきだろう。

 (何より……)

ベリル・ストックを見やる
彼女の超人的な意志でも、恐らく限界は近いに違いない

仮に彼女を連れてこなかったとしても
僕一人なら無視を選択したであろう、僕にその余裕はないのだから。

 (ただし、現状はそうではない……と言う事だ)

今は彼らにやり方を合わせるべき、だろう
そして少しでも危険であるならば、即座に自分が手を汚す

それが今の僕に出来る事だ。

 「……通路はやはり当てにならない以上、『スタンドの炎』を頼りに進むしかなさそうだね。」

 「金一についての対応は任せるよ。」

474黒羽 灯世『インク』:2019/12/08(日) 00:55:40
>>471
>>472
>>473

                     チラ

(ここでベリルさんに倒れられたら意味がない。
 生かして、ここまで連れてきた……
 『治療能力者がいる、いたであろうここに』!
 無関係の私に、そこで『コネ』が生まれるのだから)

炎の『メッセージ』の中には『治せる者』が仄めかされていた。
その人物が生きているのであれば、まだ可能性はあるだろう。

「こ、殺し……いえ、そうね。
 それが……もし必要なのであれば、
 『躊躇わない』のが上等……なのだわ」

自分で手を汚せるかは自信がない。
だが、殺すのはだめだ!と言えるか?
もう最初から大勢に火を放つのを止めなかった。
黒羽の常識は、事件の中で『適応』していく。

「気になるのは――――『炎を気にもしていない』こと。
 すでに接触して、内容を知っているからかもしれない。
 でも、『見もしない』というのは不自然なような気もするのだわ」

アリーナ関係者であれば、炎の意味を知っている。
そうでなければ、あるいは関係が限定的なら、
なおさら燃え盛る炎に少しは反応する気がする。
単に極限状態で、余裕が無いのかもしれないが。

「…………無視するのは、それこそ野放しにすることでもあるのだわ」

               「どんな能力かは分からないけど、
                ここでなら最悪の場合であっても、
                相手優位のフィールドとも言えないはず」

                      「今……接触した方が良いと思うのだわ」

475『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/08(日) 19:57:14
>>472-474(ALL)

 ――ボォォ……。

         ダダダダダッ(※銃撃のような連続した音)

 『……! 酷い出血 早く治療を……っ』

『駄目だっ もう半ばアレ等が占拠してる 時間はかけられない!
俺は もう……解るさ 自分の体だから ゲホッ……ェゥ゛
 ――”矢”だ ”矢”を俺達で先に何とか』

『……、……。二手に別れよう 僕が囮になるから その隙に
あれは”レクイエム”なのかも知れない。それならば対抗手段は一つしかない』

『こんな時だけどさ。……  アレの収監って大丈夫なのかな
くそっ、エクリプスの奴等。この騒動も奴等の手引きか?』
  
           ――ゴォォォ……。

記憶を織った炎の壁を抜ける。明瞭となった視界の中で直線状の通路には
鉄製の頑丈な扉が十数メートル向こうに鎮座しているのが見て取れる。

ベリル「二度目でもあんまり良い気分じゃないね、この通り抜けはよ。
幸い、一度炎を抜けて再度腕とか入れても遠征組の誰かさんの置き土産が
頭ん中をリピートする事が無い事だけ救いだがな」

朱色のコートの袖で疲労の汗を拭いつつ彼女は炎に軽く腕を出し入れしつつ
そうスタンドで出来た炎の特性を軽く解明して呟いた。

残る十字路の左右の通路……慎重に警戒を期しつつ『金一』が
歩き去ったと思える左側に貴方達は曲がる。尚、右側はまた更に長い
直線状の通路が見え、少し先にT字の突き当りが見える。その突き当りより
少し前にカーボン製の閉じられた扉が見えた。

  ギィ……バタン。

ベリル「あいつ、通路沿いの扉に入ったぞ。正気ならば何が起きたか
洗いざらい吐き出させて……罠なら瞬殺しねぇとな」

見れば6,7m先に両側に取り付けられた扉。通路を確認した貴方達の先導の
誰かしらは両方の内、左側の扉が閉まったのを確認したので彼が
入った部屋はそこである事が伺い知れる。
 更に数メートル先右側には板で封印が施された扉が見られて
もっと奥には十字に分かれ道が見えた。

ベリル「あの板で閉じられた扉……くそ、視界がぼやける
もっと近くで見れば何の扉がわかるが」

封印してる扉はアリーナの彼女には見覚えがどうやらあるかも
知れない扉のようだ。だが、そこまで歩くにしても『金一』が
入った部屋も気になるし、対応もどうすれば決めねばならない……。

476成田 静也『モノディ』:2019/12/08(日) 20:35:57
>>475

炎が見せた記憶にあった『矢』と『レクイエム』・・・?一体何の事だ?彼らはそれを守ろうとして力尽きてしまったようだが・・・

それよりも今は情報のために罠に飛び込むか、無視して先へ進むかだが皆の意見はすでに決まっている。

「まずは『金一さん』が入って行った部屋から確認していきますか。」

モノディの聴覚の対象を『金一』が入っていった部屋に絞り込む。

足音は?呼吸音は?その数を見誤るわけにはいかない。場合によっては入った瞬間に
『ラフティング』の群れから歓迎を受けるハメになるかもしれないのだから。

「敵が複数でオレでも対処しきれないときはさっき決めた通り斑鳩さんの鎖をお願いします。」

最後の確認をしてドアに手を伸ばす。

477斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/08(日) 20:47:56
>>475

 「……判断が難しいな。」

また一つ、記憶の回想を見せられる
どの程度前の記録かは解らないが、かなり劣勢のようだ
そしてなにより、この『記憶の炎』を扱うスタンド使いが、未だに記憶内に出てこない。
記録者は写せないのだろうか?其処が少しだけ引っかかる

 「今の音は銃のように聞こえた、ラフィングへの対処としては有効なんだろうが……」

 「その後、一人の人間が口から血を吐いているように聞こえる、吐血の主な原因は内傷、臓器のダメージだ
 ラフィングの声の攻撃とは違く思える……非常階段の時みたいに、声でなく武器を使い始めてるのか?」

 「そっちはそれで判断がつくとしても……『レクイエム』とは何だ?『矢』とは何の事だ?
 話の流れからしてスタンド関連のようだが……外付けの強化部品か?」

(もしその『矢』や『レクイエム』だのが有るなら、それを手に入れれば、僕の両親を治せるのではないか?)
(……いや、今は……難しいが、考えないように……)

 「おまけに此処に何か厄介な、ともすれば脱走しかねない物を捕えているように聞こえた。」

 「下手に動くとそれとかち合うかも。」

 (……ただ、アレが元の車の運転手だというなら、ああして此処にいること自体は有り得る事だ
  既にラフィングと化して、だが。)

 「次の炎は周囲に見られないし、もし彼がラフィングと化しているのなら、追わせて罠にはめてくる思考が無いとは言えない」
 「アレを追うなら迎撃準備と、逃走方向だけは確認するべきだ。」

 「もっと言うなら、炎を追うべきだとは思うが……見えない以上は奥まで進まなくてはならないだろうな。」

478黒羽 灯世『インク』:2019/12/08(日) 21:45:32
>>475

(『矢』と『レクイエム』……どうやら私が知らない概念なのだわ。
 普通に考えたら、スタンドに関係する何か……なんだと思うけど)

「収監……何かしら、それがきっと『野放しにされてる』というものよね」

ベリルも知らないのだろうか?
だとしたら、それはなんだろう。
流石に『敵性スタンド使いを捕らえていた』なら、
それは共有するべき情報だ。知らないと事故になる。

例えば想像出来るのは『スタンドを持つ猛獣』か?
敵ではなく……だが『残火』の告げる状況とは、
はっきりは言えないがどことなく食い違う気がする。

「罠にかけられても1vs3、例えばあとで別の何かから逃げているときに、
 急に出てきて進路を塞いでくるとか……そんなのよりはずっと、マシだわ」

      ス

「外から封印されてる扉も気になるけど……まずはこっちから、片付けましょう」

先ほど書いた記事を、胸の高さで構えておく。
封印された扉は謎だが、『収監していた部屋』だろうか?
それとも、バリケードの代わりにやっているのか?

どちらにしても・・・『金一』を無視して探索を続けるのは、下策だ。

479『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/08(日) 22:45:54
>>476-478(ALL)

>収監……何かしら

ベリル「『リスザル』の『ケープ君』の事だな、恐らく」

貴方(黒羽)の言葉にベリルは回答を出す。 ……リスザル??

直ぐに芽吹く疑問に彼女は続けて説明する。

ベリル「あの屑共(エクリプス)がスタンドで、この通路の天井位に
大きくしやがった元はリスザルの名前さ……でも、あいつ人懐っこくて
サイズがでかくて吹っ飛ばされる危険を除けば割かし可愛い奴だが」

……あいつ等の仲間入りしてんなら。そりゃ危険かもなと言い終える。

貴方(成田)を先導に、斑鳩や黒羽は背後に控えつつ扉に手を掛ける。

  pi pi pi pi pi pi      カツカツ カチャ


貴方(成田)は何か電子音が扉の向こうから小さくだが聞こえてくる。
それと、一人分の足音が扉を向こうから開ける音。どうやら、この室内は
こちらと、向こう側の両方に出入口が存在するようだ。

 
そして、ドアノブを回して扉を引いて開こうとする。

 ガチャ      グィッ       

               カチッ……

? 妙だ、引っ張って開こうとしたが何か重たいものでも扉に
括りつけられてるように上手く開かない。
 僅かにだけ開く扉。超聴覚にははっきり、他の三名にも微かにだけ
扉の中から聞こえてくる早いリズムの電子らしき音が聞こえてくる。


    ―――pipipipipipipipipipipipipi

480斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/09(月) 00:57:53
>>479

 (電子音? ――爆)

思い返せば、自分でも驚くほど動きが早かったとは思っている
ドラマの見過ぎなんだろう、そんな発想に行きつくなんて
即座に脚の鎖を解除、ベリルと黒羽を掴むと爆発的な初速で後退したのだから

代わりに成田には手も鎖も届かなかった
例え投擲したとしても。どうしようもなかったからだ
彼が何とか無事なのを期待するだけだ。

投げて、捕まえ、引っ張る、その3アクション以内に事が起きる
彼の速度なら問題ないと無視した、悪く言えば見捨てた。

鎖は好きに結合できる
けれども自由には動かせない、壁にも出来ない。

出来得る限りの距離と爆発音で集まってくる相手に
武器を温存しなければならない。

 (ここまでの通路、何処でもいい、扉からの直線状、脇に逸れれば……)

だが爆発を感じる前に地面に伏せねばならない
それも勘だ……そもそもそんな事が起きるかもわからない。

『鉄球』は接続されている、次の投擲の為に。

481黒羽 灯世『インク』:2019/12/09(月) 01:22:53
>>479
>>480

余計な動作はしない。『斑鳩』の動きに従う。
しいて言うなら『ベリル』が助かる可能性を高められるように、
斑鳩が自分に割く労力が減るように、自身の足でも同じ方向に動く。
姿勢を崩すくらいでいい。その勢いで『伏せる』事に繋げる。
扉越しの爆発、しかも携行して、すぐに仕掛けられる程度なら、
距離を取ってしゃがんでも無駄――――そんな威力にならないと信じる。

(――――馬鹿じゃなければ『爆弾』でもそれで終わりじゃない。
 でも、扉付近で爆発したなら、仕掛けた側も避難は必要になる。
 爆発と同時に襲ってくる事はない。『爆弾がスタンドじゃない限りは』)

成田は『音の聞こえ始め』で察知し、他の面々より早く回避に移れるだろう。
そうでなくとも今の手札で守ってはやれない。身を小さくして『万一』に備える。

482成田 静也『モノディ』:2019/12/09(月) 02:20:21
>>479

『カウント音』を探知し、回避に回りながら他に注意を促そうとしたが必要はなさそうだ。

すぐさま『モノディ』で防御の体勢をとりながら後ろへと飛び退く。(ス射A4mなので最高で4mまで跳ぶことが可能)

そして近くの遮蔽物があればそこへ身を隠す。無ければそのまま床に伏せてダメージの面積を減らす。

(間に合うか?いかにモノディのスピードをもってしても・・・!)

しかしここで終わるわけにはいかない。

それとやはり敵は『爆弾』などで罠にハメる程度の知性を持っている。あの『ヤバイの』とやらがいるためだろうか?

483<削除>:<削除>
<削除>

484『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/09(月) 20:02:49
>>480-482(ALL)

 pipipipipi――――    ッ

結果だけ先に述べさせて貰えば……『全員無事』だ。

斑鳩が『ロスト・アイデンティティ』で素早く状況を先読みし
鎖で黒羽・ベリルと共に危険地帯から離脱。

成田も、超聴覚で予め待ち受けるであろう危険が知れた故に
『モノディ』のスピードを活かし、見事に離脱出来た。

電子音の途切れと共に訪れたのは、爆発音と共に夥しい耳を劈くような
粉砕音。そして、貴方達が開こうとしたのとは真逆の扉は原形を
留めない程に粉砕されて、外枠となる壁にもスーパーボールサイズの
鉄球が無数に埋め込まれてる。

ベリル「ク……クレイモア……地雷。
あ……あの 金の亡者が……っ 中身まで亡者に変化しても
生きてる頃と相応に碌でも無い事しやがってよ゛」

起き上がりつつ罵倒混じりで呟くベリルは、今の衝撃が功を奏したか
体の動きは鈍いが意識は覚醒のメーターに針が寄せられたようだ。

成田の耳には、アハハハハと彼が指向性のが地雷と反対側の通路へ早足で
歩き去るのを捉えた。

自分達を弄んでいるのか、それとも奴等には別の思惑があるのか……。

ベリル「くそ…………だがっ、ここで少しだけ良いニュースと
悪いニュースを教えてやる。まず、今しがた地雷でぶっ壊れた部屋
私達が最初に目指そうとした『医務室』、そんでもって
あの脳味噌クソ金〇が放った球で何割か駄目にしやがったがな」

親指で彼女が示した部屋。クレイモア地雷で壊れた扉向こうの内装は
全体的に白い作りで医療器具らしい棚や寝台も鎮座している。
 だが、彼女の言う通り指向性の爆発による衝撃で薬品らしきもの等は
床に散乱している。一応、ある程度使えそうなものも残ってそうだが……。
無事な棚もあるし、特に人が隠れる遮蔽物とかも無い。よく探せば
ベリルを覚醒する薬も見つけられる可能性も少なからず存在する。

ベリル「……最初に医務室の扉を開こうとしても、背後からクレイモアで
全身穴だらけ。そうでなくても、治療の類を壊滅させる……本当下らなくて
現実的に実害をこちらに与える戦法とってやがる」

ベリル「そう遠くには、あいつ等も行けない筈だ……少なくとも、通路が
迷宮化してるのは、そいつが未だ正常で奴等の行く手を遮ってる。
少し、此処ら辺を散策して情報を集めて奴を追うか。それとも舐めた真似
しやがった奴の首を捩じ切るのに一刻も早く行くかは任せるよ」

壁に凭れつつ彼女は疲れた声で呟く。

485斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/10(火) 02:42:30
>>484

次の事が一瞬のうちに同時に起こった
耳鳴り、眩暈、暗転、視界のぼやけ……

身体の動作を確認する
五体、無事に動く、痛み、転倒時の鈍い物のみ

どうやら未だに死んではいないようだ
それが良い事かはさておいて。

 「今のは僕のミスだな……目の前で見つけた時、既に叩き込むべきだッた
 敵なのは明らかだった。」

 「――過ぎた事いっても始まらねぇが、銃刀法違反って知ってっか?おい
 あと『ブレードランナー』もだ……怒り通り越して呆れてるぜ俺ァよ。」


全身の埃を払って女性陣に手を貸す
髪型が崩れる心配はねえが、それはそれとして俺のジャケットが砂まみれだ。
まったく泣けてくるぜ。

 「決まってんだろ、『このまま追う』連中はテレパシーで会話してるんじゃねぇ
 必ず『指示を出した奴』が近くにいる」

 「こそこそ『妨害してくる』っていうのは、手の内がそれだけだというのと同時に、そっちに『行かせたくねえ』からだ
 相手のカードはもう解ってる、金一とやらがスタンド使いだったとして、今のは『使わなかった』んだぜ?」

(そう、迷わせるだけなら、態々妨害せずに彷徨わせればいいのだ。)

 「なら、残りの手の内は明白だ 単なるブービートラップだけ
 それならそれだけに警戒すれば、僕達なら今後は避けられる。」

それに、追撃が無いと言う事は、それだけ……
『別の事』に手を割いている、と言う事でもあるのだ。

急がなければならない、可能な限りは。

486成田 静也『モノディ』:2019/12/10(火) 03:59:16
>>484

キーン―――――――――――……

モノディの聴覚の良さゆえ、一瞬耳を潰されかけたと思ったが何とか無事だったらしい。

その証拠に向かい側の扉らしきところからあの忌々しい声が聞こえてきやがった、畜生が。

「―――皆さん、大丈夫ですか?周りの安否を確認する。」

どうやら全員無事のようだ。

それにしてもクレイモアとは…ますます群れの頭脳が存在する説が濃厚になってくる。

だがとりあえずは・・・

「とりあえず無事な医薬品の中からベリルさんに使えそうなのものを探しましょう。」

モノディの警戒を解かずにほかの二人に提案する。今のでもうここに罠が無いなんて気楽に言えない。

もうベリルさんは限界に近い。彼女に何か処置を施さねば気絶した彼女を介抱しながら進むこととなる。

そんな状態を知性を持った『奴ら』が見逃すだろうか?いや、絶対にそれを好機と襲ってくるに違いない。

487黒羽 灯世『インク』:2019/12/10(火) 04:57:44
>>484

「…………………生きてる」

「く、『クレイモア地雷』……初めて見たのだわ。
 いや一生見ないと思ってた……戦争の準備でもしていたの? 
 拳銃くらいなら出てくるんじゃないかとは思っていたけど、
 ベリルさん、アリーナにはこういう兵器も『あって当然』なのかしら!?」

>・現代日本と同様に『星見町』でも『銃器』そのものが『非日常』、
> 『アリーナ』でも『警察組織』を警戒し、配備自体を行っていない。

拳銃と口にしたが――『アリーナでも銃器の配備は基本無い』事実を黒羽は当然知らない。

知らないからこそ、いやもし知っていても、拳銃は想定する。
暴徒の鎮圧、会場警護、護身、敵組織との交戦など、用途も数多く想像でき、
入手もいわゆる『暴力団』に可能であれば、これほどの大組織なら可能だろう。
公安の介入というリスクを度外視し、隠し持っている人間がいてもおかしくない。
あるいは、そうした暴力団などからの『押収品』を持っているかもしれない。

が、『クレイモア地雷』を配備しているのは完全に想定外だ。
黒羽の知る限りだが、『地雷』は確か『自衛隊』でさえ禁じられていたはず。
記者とはいえ軍事には一切詳しくないため、間違った知識かもしれないが……
場合によっては、これは『金一』の能力に関係する武器なのかもしれない。

「ベリルさんの盛られた『毒薬』の種類は、正確には分からない……私達には『薬品』の知識もないのだわ」

立ち上がり、扉の中を見る。

「『効く薬』があるとも……ベリルさん、『万能薬』のようなものに心当たりは?
 闘技場ならいろんな『毒』を使うスタンド使いもいるはず……それを毎回『調べて』、
 効く薬を手配するより、何か『何にでもある程度効く薬』を用意してる方が早そうだわ」

「そんなのが存在するのかは分からないけどね……
 『今の症状に効きそうな薬』の心当たりでもいいけど、
 もし無いなら、『治すスタンド使い』を探す方が早いと思う」

たとえば『外傷をいやす薬』や『薬局で売ってそうな薬』しかないなら、探索の意味は薄いだろう。

斑鳩の考えも成田の考えも理がある以上、これもやはり事情を知るベリルの意見を問いたい。
個人的な心情としては、『何の毒かも何が効くかも分からない』以上、『追いかける』方が好みだが。

488『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/11(水) 00:15:01
>>485(斑鳩PC)

立ち上がる際に手助けを施されたベリルは軽い礼を述べつつ
眉間部分を指で捏ねつつ意識を保つのに集中しながら告げる。

「『指令』する奴……なぁ、リーダー格ってこの手の群体で
居るとしたら本体とかだろ? それとも、こいつ等って幾つかの
グループに分かれて行動してんのかね?」

彼女は素朴な疑問を提示する。確かに……奴等の行動原理は
恐らく侵食する事。行動に人間的な振る舞いは存在するものの
彼等を指示する存在がいるかと問われれば少々首を傾げもする。

「私が知る限りな。地雷なんぞアリーナには置いてなかった
それだけは断言する。まぁ他に危険な能力を有するって言う
植物や刃物とか銃の類は保管してたが前線基地じゃあるまいし
あんな代物どうやって持ち込んだのか……」

頭ん中かち割って、中身がどうなってんのか知りてぇよと呟く彼女。

早く貴方は追いたいものの、ベリルの回復を図る事も考え
黒羽に成田は医務室の探索に重点を置かせたいようだ・・・。

>>486-487(成田PC・黒羽PC)

貴方(成田)は少し耳鳴りが存在するものの周囲の細やかな音に対しての
聴覚の反応は健在だ。少なくとも至近距離で破壊的な音を聞かない限りは。

貴方(黒羽)の言葉に対し、斑鳩に対しても告げた内容だが彼女は
怒りを隠さずに答える。

ベリル「あんな物(クレイモア)アリーナにそこら中に転がってたら
今頃闘技場なんぞやらずに紛争地帯に足を運んでるよ クソッ。
……あんた等が前もって言ってた、警察なりが『奴等』になってたって言うなら
自衛隊なり国防なりは未だ無事なんて甘い考えしてねぇよな?
心当たりがあるとすりゃ、それさ きっと。奴等になっちまった中には
兵器を作るか所有する奴もいて、そいつがアリーナの戦力を知って攻撃の為に
持ち込んだって言うのが事の真相だろうさ」

私には、それ位しか思いつかんとベリルは埃を払いつつ忌々しそうに呟く。

黒羽や成田の目に映る『医務室』で目ぼしいものがあるとすれば止血用の包帯
武器として使えるとすればメス、点滴のガードル台などがある。
二人と共に医務室を軽く覗き込みつつ口を再度開く。

ベリル「……いま一番入手するべきだとすれば『コーラ』さ。
いや、冗談とかじゃない。意識を何日か覚醒させるって言う質の悪い
覚せい剤なんて及びもしない、肉体に影響ない飲み物がある。
アリーナの技術チームやらが複製に精製をする為に躍起になってたの
見た事あるし、まだあいつ等が気づいてなけりゃどっかにある」

あぁ……それと。と思い出した様子で彼女は付け加えた。

ベリル「『サソリ』をどっかの部屋で見つけたら拾え。
それと……私も詳しく知らないんだが『鉢植えの植物』は
迂闊に近づかないようにしといたほうが良い」

他にも良く解らないものが転がってるが、私から言える
助言はこれ位さと彼女は言い終え医務室から背を向け
クレイモアが放たれた部屋へ前進を開始し始めようとする。

489斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/11(水) 00:34:29
>>488

 「じゃあ『個々』が『群体』として動いてるって言うのか?何の『意志』で?
 蜂とかの昆虫でない限りは有り得……あー……そうだった、そういうのだった。」

そろそろこの迷路兼任ドッキリハウスにも慣れたかと思ったら
こんどはSCPが徘徊していますと言われた気分だった
頭が二つあり、前後左右を5秒毎に監視しても、気づけない事はある

 「あるいは『レクイエム』という名の記号が、そういう精神への干渉を示す物なのか
 お次はM4ガーランド辺りかな、それとも自衛隊の正式装備?考えたくなくなるよ。」

今更恐怖を感じないのは、僕が戦争の少年兵の如く麻痺しているだけなのか
もとからそんな物が無かったのか、或いはもっと怖い事を知っているからなのか。

最後であってほしいとは思った、包帯を一つ懐に入れながら実にそう思う
これが悪夢なら、早く終わってくれとも、起きても大して変わらない可能性もあるが。

(『金一』か……意識が有ればさぞ僕を恨んでいるのだろうな、僕も悪いとは思っているんだぜ)

(まあ、それはそれとして)

(今更過ぎ去った事で、僕に出来る事もないし、心中で謝ったところで意味も無いし
 まあ天国辺りで笑って許してほしいな、天国が有るか何て知らないけどさ。)

 「――地獄なら隅から隅まで知ってるんだけどなあ。」

蠍と植物に気を付けろ、コーラを探せ、鉄球を手放すな
ついでにリスと金一、パラノイア辺りの標語に使えそうな気もしてきた。

ただし、やる事は変わらない、型を竦め、深呼吸を一つ
20mの射程を把握し、背後に眼を付け、前に進む事だ。

490成田 静也『モノディ』:2019/12/11(水) 02:43:38
>>488

ベリルからの情報を聞き、改めて室内の中の『コーラ』と物陰に動くものがないかを手早く探る。
無論、それが植木鉢の方からの場合は無視をする。

「・・・自衛隊はおろか、在日米軍基地も落ちてるならクレイモアくらい簡単に手に入りますね・・・」

思わずつぶやく自衛隊基地が落ちたなら連中がわざわざ『セルロース弾』なんて優しいものを使ってくれるわけ無いだろうから、
実弾の自動小銃の弾や最悪『ゲームじゃない方のRPG』や『パイナップル(手榴弾)』なんかが飛んでくるわけか・・・

「最悪だな・・・自動小銃や手榴弾なんかが飛んで来たら誰も対処の仕様がない。」

そこのところはもはや祈りながらすぐ遮蔽物へ隠れられるルートを通るべきというわけだ。

「あと『群れの頭目』についてですが大量の群れのように見えて実は『班』のように数十人に一人、命令を送る司令塔がいるんじゃないでしょうか?」

それと念のためにメスを数本拾っておく。今、片手に消火器を持っていて塞がっているがいつ使えなくなるか、
切り捨てなければならなくなるかわからない以上、持っていて損はないだろう。

モノディのスピードならば投げればダーツよろしく相手に突き刺さる投擲物になるだろう。

それt拾った内の包帯とメス2本を黒羽にも渡しておく。

「もしもの時の護身用に黒羽さんもこういうのも持っておいて損は無いかと思いますよ?なにかで役に立つかもしれませんし。」

今のところ彼女のスタンドの自衛能力はそこまで高くはない。ならばこういった小物を持つことも彼女の生存率を高めてくれるはず。

無論、彼女が持つと望めばの話だが・・・無理強いはしたくはない。

491黒羽 灯世『インク』:2019/12/11(水) 05:46:36
>>488
>>489
>>490

「……それを聞いて多少安心したのだわ。『持ち込み』なら量に限度はあるはず。
 あとは……ここを出てから『戦車』や『戦闘機』に襲われないのを、祈るばかりね」

仮に量に限度があっても機関銃の1つでもあればもう対処困難だし、
何も安心は出来ないが……ベリルの言葉には、あえて気丈にに返す。

とはいえ本当に安心できる事があるとすれば、
兵器は携行品と、既に設置した物に限られる事か。
スタンド次第では、そうでもないかもしれないが……
警戒すべき物事のレベルを推し量れるのには意味がある。

「コーラに、鉢植え……サソリ。アリーナも……なんというか、こう、手広いのね。
 分かったのだわ、特にコーラは最優先で確保しましょう。
 ベリルさんにはまだ倒れられたら困るって、改めて思ってるところだから……」

やはり、ベリルの情報はアテになる。
満身創痍でも……もし彼女がいなければ全く何の情報もなく、
ここを歩くことになっていた。コネ抜きでも助けて良かった。

「どうもありがとう、成田君……こんな日が来るなら、
 『ナイフ投げ』の練習をしておくべきだったのだわ」

メスと包帯は受け取っておく。
黒羽の力で有効活用が出来るわけではないが、
これが邪魔になる状況というのは考えにくいし、
自分が使わなくても成田や斑鳩が使う分を運搬出来る。

あとは……あえて言うまでもないが、背後も警戒しながら前に進もう。

492『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/11(水) 22:34:36
>>489-491(ALL)

ベリル「あー、それとよ。板で打ち付けられて封印してる部屋。
さっき爆発から回避させて貰った時に良く近くて観察出来たから言うが。
『資料室』だよ。オペラとか、他の要注意のエクリプスの連中のリストがある」

外側から封じてる理由は、奴等の姑息な罠ゆえが何か重大なものを本当に
隠すのにあるのか分からんけどな……と彼女は呟く。
少なくとも、この中で一番優れたセンサーを持つ成田には『資料室』と指された
部屋の内部から物音はしない事は理解出来る。
それと、医務室には残念ながら彼女の言う『コーラ』は見当たらなかった。

 カツ カツ カツ……。

クレイモア地雷の放たれた扉を抜けて室内へ。爆発の余波で焼け焦げた入口を
除いては何もないだけの部屋だ。もう一つの出入り口部分は閉じられてるが
耳を澄ませても電子音は聞こえない。他の危険そうな物音も含めて。

ベリル「少なくとも、奴さん等が廊下でタレットガンなりの引き金に指かけて
待ち構えてるって言う可能性は低くなったわけだ」

慎重に扉を開く。無機質なコンクリートの壁が貴方達を出迎える。
左側は十数メートル向こう側は行き止まりのようで灰色な壁のみ見える。
右側には15m間隔で左右への分かれ道が幾つか見える長めの通路
そして『オレンジの炎』が二本目の分かれ道部分で存在している……。

    ――カツカツカツ   バタン

二人分の足音と扉を閉める音が一本目の曲がり角から聞こえて来た。

493成田 静也『モノディ』:2019/12/11(水) 22:54:35
>>492


「どうしますか?『資料室』には物音ひとつ無い・・・つまり誰もいないってことです。」

「『コーラ』や『サソリ』を探すなら行くのもアリでしょうがオレはあの記憶を見せる『炎のスタンド』が気になります。」

資料を見ながらコーラを飲むなんて奇特な奴がいるならば探してもいいだろうが、少なくとも今は資料室を探索するよりも
あのスタンドからこれまでの経緯を探った方が結果的に『ベリルの状況』も『探している医者』も解決するカギになると思っている。

「それと手前の分かれ道から二人分の足音と扉を閉める音が聞こえましたが・・・また『感染者の罠』の可能性もあります。」

「もちろん生存者の可能性もありますが・・・どうするかは二人の考えも聞かせていただきたいですね。」

二人の意見を求める。

494斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/12(木) 00:34:57
>>492

 「リストは個人的に欲しいけど少し難しいかな、僕じゃ扉を開けるのは無理だし」
 「何より」

……二人分の足音と、扉を閉める音

 「成田君が聞こえるなら誰か来てるんだろう?あまり、時間もない」
 「『対処』を優先する、今の爆音で来る味方というのなら声の一つもかけてこないのはおかしい事だ。」

右手の鉄球を押しつぶし、その一片を予備の鉄球に入れる、『奥の手』だ
連発する物ではないが、この場合は遅れて爆発する事が有効に働く
足音のする通路に放れば、問題は文字通り『消し飛ぶ』だろう。

(多分、『死ぬ』だろうな……『僕』が、『殺す』のか。)

そこまで考えてハッと気づき、妄想を振り払う

(いや、何を考えているんだ僕は……今のは慢心だ 敵が『スタンド使い』なら防ぐ事は充分にあり得る。)

 「――仕留める。」

『奥の手』は作動し、音に向かって投擲される(パス精CCC)
勿論、誰も止めなければの話だ。

495黒羽 灯世『インク』:2019/12/12(木) 00:55:04
>>492
>>493
>>494

「『生存者』が……迂闊に爆発音に近付くとは思えないのだわ。
 地形を変動させる能力者と、有力な『探知能力者』ならなおさらよ。
 地形で隔離するなり、探知すればいい。二人で歩いては来ないでしょう」

「となると……『敵』か、よほどマイペースな二人組か。
 そんなマイペースな人間が今の今まで、無事だった?
 その可能性は極めて低い……それならまず、前者なのだわ」

探知の能力がどのようなものかは知らない。
だが、世界レベルの『探知』を遂行できる能力だ。
廊下の爆発音に、自ら足を運ぶ必要はあるまい。

それにもしこうした些事は探知できないのだとして、
明らかな『危険』に足音も殺さず近付く人間が、
あの『オペラ』に一目置かれる『情報要員』とは思えない。

「……成田君、一応スタンドは構えておきましょう。
 斑鳩さん、その攻撃……万一投げ返してきたりする可能性はあるかしら?」

『インク』の筆も、胸のあたりの高さで構えておく。
最悪の場合ある程度までの一撃はこれで受けられる。

来るのは……聞きつけて来た敵、と考えるのが自然だろう。
『もしかしたら』より先に、敵は『クレイモア地雷』で応えた。
それをこちらから仕掛けるのは間違いだと、誰が言えるだろうか?
斑鳩の行動の早さには内心多少戦々恐々しつつ、積極的に止めはしない。

               ス・・・

いつでも記事を起動できるようにも、しておく。鉄球が返って来たりしたら急いで逃げる。

496『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/12(木) 22:09:58
>>493-495(ALL)

恐らくだが、これはきっと誰も責められない『不運』な出来事だ。

貴方(成田)は こう告げた。
>それと手前の分かれ道から二人分の足音と扉を閉める音が聞こえましたが
>また『感染者の罠』の可能性もあります

つまり、仮想敵は扉に閉じこもっている。耐久性が低い扉であるならば
貴方(斑鳩)の鉄製の柵を破損させる程の手りゅう弾ならば扉を粉砕させ
密室の室内の敵を倒す事も可能かも知れない。だが、室内のどの程度の
位置にいるかによって負傷度合いが変わるか考えると、正確に位置を
断定しかねない状況での炸裂鉄球の投擲は少々賭けとしては通るのに低い。

そして、『問題』はそこではない。

鉄球は問題なく『爆発』した。クレイモアの時と同じく『爆音』が
死角となる通路から轟く。そして、この中で誰よりも早く成田は気づいた。

――その手りゅう弾を投擲した曲がり角より遙か先の通路があるであろう先

        タッタッタッタッタッタッ    ウゥゥゥゥゥゥ……

       タッタッタッタッタッ  ウゥゥゥゥ゛ゥ゛ッッ

距離は未だ凡そ100m程は離れた距離にいる。だが、何ものか知れぬ存在は
恐ろしく駆けて(スB)爆音が発生した地点へと向かってきている――!!

497斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/13(金) 00:25:47
>>496

 「『投げ返される』……というのは無いな、爆発すると言ってもそれは応用の産物で
  あくまで僕のスタンドなんだ、こっちに放られたら『内部の鎖を消す』なり、『外殻の一部を消す』なりで対処は簡単だ
  とはいえ……」


爆発音、それ以上は何も起きない。


「……手応えが無い?」

 『というか、うっかり「勘違い」したかな、こりゃ。』

俺達はそう結論づけた

『二人分の足音と扉を閉める音』……
俺ぁてっきり、『すでに開いている扉から出て来て、こっちに【近づいてくる】正体不明の2名』と
『その背後で締まる扉の音』を想定していた、『何方が前後して聞こえてきたか』なんて、理解してなかったからな

実際にはだいぶ違いそうだ
『2人分の足音がすでに開いている扉から室内に入り、ドアを閉めた』
この手応えの無さは、おそらくそう言う事なんだろう。

相手が銃器を持っているかもしれない
正体不明の2名の生存より、ここにいる4人の生存を取った
銃器の直線的な攻撃も、視覚からの投擲ならば問題は無い、そう考えての行動だった、が。

 (正確な情報ではなかったにせよ、コレは俺のミスだな、ここにきて二回目か)

おまけに、俺にも解る何かが近づいて来ていやがる
通路の上にばら撒かれた埃が、震えながら動いているからな。

 (さて、これが話に聞いた巨大化したリスだと言うなら……巨大化したリス……はぁ)

恐らく生涯において二度も使わない言葉だろうに、前世でリスでも殺して回ったのかねぇ?
とはいえ、肥大化した骨格と肉、脂肪は俺の奥の手ですらかすり傷に抑えかねんだろう。

人間に拳銃が有効でも、像には効かないのと同じだ。

とはいえ、元はあくまでリスだ
視覚には優れているが、嗅覚や聴覚に優れているわけでもない
殺傷を考えるよりは、やり過ごす事を考えるべきか。

 (――或いは、こっちの出番かな)

手首に仕込んだオイルライターを一つ、鉄球の内部に滑りこませる
今まで人間以外の動物がラフィング化した見覚えは無い以上、単にこっちに向かってきているだけなら
『炎』というのは有効な獣避けの手段になる筈だ。

 「元来た通路を戻って、直ぐに十字路を曲がる、音をたてずに
 向こうは『爆音に釣られた』なら、誘導も出来るだろう。」

左側は行き止まり、右側は左右の分かれ道が見える通路
ならばこっちに来ている存在は、左右の分かれ道のどれかから来てるんだろう、多分きっと、メイビー。

背後の部屋に戻り、その先の直線状にもう一発の奥の手を放り
リスがそっちに向かった隙に先に進む、なんとかそれが理想だろう……もう少し自分の眼か耳が良ければよかったんだが。

 (無いものねだりは仕方ねえ、前向きにやらねえとな……)

装填を開始、鉄球を予備の分ともう一発を作らなければならない。

498成田 静也『モノディ』:2019/12/13(金) 03:27:54
>>496

「なっ・・・モノディの聴覚で聞き誤っただと?」

例の二人は手前の通路の部屋に入ったのではない。二人で部屋から逃げてそして扉を閉めたのか。

それよりも問題は爆発音に引き寄せられてきた『ナニカ』の方が問題だ。

「100m先の通路から何かが接近してきます!なかなかのスピードだ、感染者ではないですね…まるで獣だ。」

だとしてもオレのモノディの方が早い。こちらへ接近してきたら手持ちの消火器を噴射して目つぶしをした後、
拳をたたきつけてやる。(パス精CAC)

「逃げるにしても逃げきれなさそうですね、ここで迎撃しましょう。」

モノディを発現して構える。

「斑鳩さん、さっきの手榴弾みたいなのはもう一発使えますか?相手は移動のスピードが速い、ならばあれを使えないとしても
もし撃ち漏らしたときのカバーをお願いします。」

もし使えるなら相手は怯むかもしれない。その隙に攻撃もしくは撤退できるかもしれない。

「黒羽さんはベリルさんと一緒に防御に専念してください。」

それと同時にモノディの聴覚であたりを探る。駆け寄ってくる何かに紛れて感染者にまで襲撃されたらたまったものではないからだ。

(もうだまし討ちはごめんだ。容赦なく叩き潰してやる!)

499黒羽 灯世『インク』:2019/12/14(土) 00:01:49
>>496
>>497
>>498

「……!? な、なに……『どうなった』……いえ」

         「重要なのは『ここからどうなるか』」

斑鳩と同じ推測が立つ。
開けた扉から二人が出てきて、出る際に扉を閉めたのではなく――
何かの理由で『既に開いていた』扉に、二人が入った音だったのだ。

だがそれはどうでもいい。
重要なのは、言葉で発した通り。

「……ベリルさん、いつでも『手を引かれる』心の準備をしておいて」

スタンドを保ち、ベリルのすぐそばに位置取りする。

「『起きた事実を再度引き起こす』私の『インク』で、
 『斑鳩さんに手を引かれて避けた』さっきのアレを再現するっ」

                  ササササッ

通路の『端』……壁に密着はしない位置に寄り、
高速で空間に『筆記』する。『イカルガさんが人をつかんでうごいた(>>483※)』と。
ひらがなを使い、筆記に要する時間を削減。『成田の記事』とは別で手元に保持する。

>>483では『鎖で離脱した』となっているが、>>480で斑鳩PCはベリルと黒羽を『掴む』としていた。

500『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/14(土) 11:37:09
>>497-499(ALL)

貴方(斑鳩)はベリルから聞いた向かって来る存在は巨大な『リス』だと考えるが
一つ訂正を加えるならば、『リス』でない  『リスザル』だ。


     ――gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaAAAAッッッ!!!

ベリル「   ケープ なの  か…………?」

三者各自に準備を行う事は出来たが後退して最初の医務室のある部屋まで
戻るには少々時間が足りなすぎる。

姿を現したのは通路に頭上が触れ合う程の大きさで、四肢は丸太のように太く
元は可愛らしかったであろう顔面も膨張した筋肉によって怪物染みた変形を
催した、謂わば『化け物狒々』といった姿形をした存在が四人の前に現れ
成田が聞き耳を立てずとも通路一杯に獣特有の呼吸音が満ちている。

赤く変色した眼光は鋭く四人を睨み据え、床に置いた鋭い鍵爪が付いた
子供の頭部程の手は呼吸の度に小さく震えを走らせる。

ベリル「ケープ……私だよ。ほら この前も一緒にリンゴ食べただろ?
なぁ ケー」

 『AAAAAaaaaaaaaaaaaaaa――――ッ!!!』 ドゴンッッッ゛!!

この中で唯一面識ある赤いコートの女性が名前を唱え落ち着かせようとしても
発狂したように泣き叫び、思いっきり何度がコンクリート製の壁に頭を打ち付け
数回の激突の後に壁は頭部の形状に陥没する。

どうやら、『奴等』と同じ存在には至って無くとも それに対抗する為か
何かの外部要因か壮絶な変貌を遂げてベリルの制す声も届かないようだ。

  『―――――ッ』  ギシッ……。

大きく四つん這いになり『ケープ』は貴方達の方角へと飛びかかる姿勢となる。

501成田 静也『モノディ』:2019/12/14(土) 13:45:04
>>500

「駄目だベリルさん、コイツは・・・もう話を言い聞かせて大人しくできる状況じゃあない。」

『感染』こそしていないようだが、もはやベリルさんの声が届くなんてとても思えない。

ならば・・・殺すか?それも現実的とは思えない。単純にフィジカルとリーチとの差が激しい。

一時的に捌くことはできても仕留めるのは難しそうだ。ならばできる事は飛び掛かるタイミングを見計らって消火液で目つぶしをし、
出端を挫くことだ。

「斑鳩さん、黒羽さん、オレがヤツの目を一時的に塞ぐのでその隙に仕掛けましょう。」
「殺すのは難しそうなので一時的に足を止めるか、追っ払うかですね。」

二人に提案を行うと同時に辺りも探る。こんな時にこそ『ラフティング』の横やりだけは勘弁してもらいたいからだ。

それにしても怒り狂うのではなく、泣いているのか。コイツ―――『ケープ』だったか?

こうなったのは『スマイリー・スマイル』の感染だけでなく、何か心理的なショックがあったのかもしれない。

哀れには思うが、今のオレ達にどうもしてやることはできなさそうだ。

502斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/14(土) 14:09:34
>>500

ここは『秘密基地』だと思っていたが
どうやら『猛獣の檻』だったらしい。

 「――おいおいおいおい、随分と愉快なのが出てきたなァ」

後退するにも時間が足りなかったようだ
説得も通じる様相ではない、元からするつもりも無いが。

『逃走』――もうこの時点では無理だな
この通路は一本道だ、先程の2名はこれを察知して部屋の中に逃げ込んだのかもしれない

数回突撃してやっとコンクリートの壁が凹むのなら
部屋の中に逃げ込むのは効果的だろう。

まあ今の周囲にそれは無いわけだが
となれば、残っているのは……

 「ちょいと俺と遊んでくれよ、何方にしろ直ぐに済むと思うぜ」

『殺傷』だろう
これだけ大きければ的を外しようも無いが、如何せん『奥の手』や『投擲』でも致命傷とはいかないサイズだ
おまけに向こうは突撃の態勢を取っている、『何とか殺したけど自分も死にました』では話にならない。

装填は済んでいる、鉄球は6Mが二つ、予備は無し、片方にはライター入り。
成田のヤツは消火器を目晦ましに一発仕掛けるつもりらしい、奴のタックルに、そのガッツが何処まで通用するかは解らないが。
黒羽は何とか逃げる姿勢を取っている ……やるしかないようだ。

生物が巨大化しても、常に弱くせざるを得ない部分はある、『眼球』だ
『突進』するというなら、その脚部の動く間際に爆風を当て、軌道をずらしてやるのもいいだろう。

……成田の台詞が飛んでくる、少し迷った挙句両方採用する事にした、出来ない事では無いのだから。

左の鉄球を回転と同時に内部の鎖を分離・結合・圧縮、これで左の鉄球は『ライター』と『圧縮鉄片』を内包した『ボール・ブレイカー』になった
起爆タイミングだが、『ロスト・アイデンティティの分離した鎖は、好きなときに消せる』のだ、奴の足元に入った瞬間、外殻の一部を解除してやれば
起爆させるのは難しい事では無い。

右の鉄球はそのまま『投擲用』だ
狙うのは眼球、脚部、腕部の起点……計6発、消火器が投擲のタイミングを教えてくれるだろう
下手に爆破させるより、鉄板すら貫通する運動エネルギーを、一点に集中させる投擲の方が、威力は高いのだ。

 「いい考えじゃないか成田君……乗ってやるよ、その提案」

そして投擲と同時に倒れ込まなくてはならない、西部劇のガンマンのように
あの突進に巻き込まれ、上半分が無くなるのは御免だ。

503黒羽 灯世『インク』:2019/12/14(土) 14:57:20
>>500
>>501
>>502

『哀れみ』より先に『恐怖』が、『恐怖』より先に『思考』が来る。
この存在は『ラフィング』ではない。『動物はならない』のか?
そして飛びかかろうとしている……『遠距離攻撃』ではないだろう。
発狂しているが戦術は確か……『ラフィング』じゃないなら、考えにくい。

「『モノディ』の一撃を『記事』にしているのだわ。
 『畳みかける』なら、私にも『攻撃の準備もある』」

「『やり過ごす』なら『回避の準備もある』……
 今は私が主導権を握るべき状況じゃない。
 『どちらも準備は出来ている』……それだけは事実よ」

どちらの記事にも『触る事が出来る』。
他の二人より先走って仕掛けるべき火力は自分にはない。
いつでも回避できるように……そして、いつでも神速の一撃を打ち込めるように。

504『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/14(土) 20:59:56
>>501-503(ALL)

ベリル「ケープ……なぁ、大丈夫だ。この三人もアリーナの仲間だ
お前を助けてやれるから、ケープ なぁ はは――」

           ダンッッ゛
  『GeeeeeeeeeeWRyyyyyyyyyy!!!!!!」

           ゴォ―――――ッ!!!


ベリルが乾いた半笑い的な音を出した瞬間、それをトリガーとするように
ケープ……体長は優に3m近く、四肢は鉄の様に筋肉と剛毛で覆われた
元リスザルは地面を大きく蹴り上げ突進を貴方達向け繰り出す。

大きく開いたその牙は『ベリル』目がけ、両腕は水平に構えられ
そのまま行けば貴方達の胴体を二の腕が直撃し骨折する程のダメージは
避けられないスピード(スB)で迫りくる。

尚、先程のクレイモア発射の出入り口までは数メートル程の距離があり
今から退避は不可能に近いだろう。

505斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/15(日) 00:48:02
>>504

パワー、スピード
真っ向からの勝負では、俺達は到底かなわない。

 「――『ロスト・アイデンティティ』」

だから『真っ向勝負』はしない。

 ――シュバァッ!

投擲(ス精BB)狙うのは腕を振るう起点、『肩及び肘』
ほんのわずかな逸らしだろうと、根本が僅かにぶれれば先端は大きくぶれる。

後方に跳躍(スB)しながらの射撃だろうと、ロスト・アイデンティティ(精B)には問題ない
ただ、ずらして逸らす、関節が砕けるなら、そのまま腕を使えなくするだけだ。

506黒羽 灯世『インク』:2019/12/15(日) 02:09:27
>>504

迎撃――――は不可能。『自動車事故』にもならない。
『モノディ』は速いが『威力』は人間並みであって、
正面衝突になれば『押し勝てる』可能性はゼロに等しい。

「ひっ、『筆法』――――『ゴースト・ストーリーズ』!」

クレイモア地雷の爆発すら回避する『行動』の再現。

『斑鳩の影』に引かれ、そしてその動きに従うよう、
自分自身もまた体勢を『地に伏す』形で低くする。
回避への専念。自力でタックルを『迎え撃つ』のは不可能だ。

斑鳩の動きも考えれば、回避先は『腕の外側』ではなく『内側』が良い。
外側であれば、肘から先の動きで『無理やり当ててくる』可能性もある。
内側であれば、可動部は肩だけ。肩の上下だけでは、『床付近』には届かない。

(ここは問題ない……問題は、その先にある。
 倒れこんだベリルさんをどうやって攻撃から守るか。
 そもそもの問題は……攻撃を避けられたケープがどうするか)

『ゴースト・ストーリーズ』は人間の動きしか再現できない。
そして、『ラフィング』に侵された人間の動きは『再現すべきか怪しい』

(とにかく何があっても、追撃は避けなくてはならないのだわ…………)

つまり残弾で狙う必要があった。
頭上を通り過ぎていくリスザルの、攻撃後の隙――――必然的にこちらを向く『背』を。

507成田 静也『モノディ』:2019/12/15(日) 13:43:27
>>504

凄まじいスピード、それとパワーなのだろうが・・・スピードだけならオレのモノディの方が早い。

「ぶちのめせ!『モノディ』!」

どれだけ効果があるかは分からないが『ケープ』の顔面と腹部に集中させてモノディの拳を振るう。(スパ精CAC)

(問題はベリルさんだ…ここまで憔悴していたとは…間に合うか?)

(いざとなったら彼女もモノディで吹っ飛ばして直撃だけは避けさせる。)

508『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/15(日) 22:53:51
>>505-507(ALL)

全長三メートルを有する化け物猿の突進まがいの攻撃。

それに対して、まず斑鳩『ロスト・アイデンティティ』の行動

 ――シュバァッ!!    
                ドガァ゛―ァzノンッ゛!

精密なる鎖で構成された、文字通りの鉄球。それは巨大化され
筋肉の密度が極端に上げられてるであろうとも、元はリスザル。
肉体の構造は幾らか人間に近似してる存在の片腕を振るう基点へと
命中して、短くも激痛による怒りの唸り声をケープは発する。
更にスタンドを駆使しての後退。斑鳩は無傷で今の攻防を終えられた。

そして回避に専念した黒羽『インク』の行動。

『ゴースト・ストーリーズ』 クレイモアの発射に対しても回避せしめた
斑鳩の回避行動。ベリルと自身の危機を逃れた行動は必然的に床へと
身を低くくする形の姿勢に至り、インクの力で低姿勢の貴方とベリルの
頭上を危なっかしくも丸太のような腕が横切るが否や、かなり肉薄してるものの
ベリルと貴方はケープの背を陣取る形で最初の窮地を脱した。


――『問題』は成田『モノディ』だ。

      ――ダダダダダッ!!

腹部と胴体への集中のラッシュに近い攻撃。
つまり『貴方はスタンドをケープと向かい合う位置』で戦闘する事になる。

『モノディ』のスピードは、貴方たちベリル含めた四人の中での最速。
これでパワーも鋼鉄を粉砕する威力ならばケープを力技で無理くり
吹き飛ばす事も出来たかも知れないが、ケープは鉄製の壁も数回で陥没
させる程の体格にパワー(推定パB)を内蔵している。

つまり、如何に早くてもバーサク状態に陥ってる相手を鈍らすには少々不足してる。
また『攻撃中は最速のモノディでも一時的に止まるタイミング』が出来てしまう事だ。

  ――つまり

  ケープ『GYaaaaaaaaaaaaaaaAA』   ブゥゥゥ゛ッッ゛ン

            ――ドゴォ゛  

成田の半身に重たい衝撃、一瞬平衡感覚がぐちゃぐちゃになる感覚と共に
次に理解出来たのは左、右のどちらかの腕と腹部部分が激痛及び
満足に動かせない麻痺状態に自分がなってると言う事実。

貴方はケープの突撃に対しスタンドで迎撃を行ったが、結果的に
ケープは止まらず、鬱陶しいハエを追い払うような片腕を振り飛ばす動作を
スタンドが受け、そのDFを受けた貴方も共に壁へ(※左右どちらかは任意で構わない)
激突したのだ。携行していた消火器などを大口へ開けたケープに投げ込むなどして
自身はモノディと回避行動をとれば、また違った可能性もあるが……。

現況はかなり劣勢だ。
興奮状態で、ケープは斑鳩や激突した方面の成田のほうにも首を振りつつ
僅かに鉄球を受けた片腕の機能を確かめるように振りつつ次の瞬間には
戦闘態勢に至るであろう雰囲気を醸し出している。

ベリルと黒羽はケープの背後をとった状態だ。無防備な背中は見えるが
生半可な攻撃では怒らせるだけに留まるし、他の手段で気を惹かせる
事も出来る可能性はあるが……。

509斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/16(月) 01:29:51
>>508

スローモーションで彼が吹っ飛んだ時、俺は眼で追うわけにはいかなかった
まだ終わってねぇからだ。

 ――――ウュュ゛ゥゥオォッ――ッ!!

成田は背後に吹っ飛んだ
どうなったかなんて想像するまでもねぇ、一手間違えれば次は俺の番だ。

 「――そろそろだからな、黒羽 一度しか言えねえ 『下がれよ』。」

『鉄球』はほぼダメージを与えられていない、回転の速度はこれ以上は上がらない
腕を鈍らせてずらすのには成功したが、壊すまではいかないらしい。

 (おいおい、俺を殺すじゃなかったのかねぇ?順番が逆だぜ、成田君よ。)

 ――――ウュュ゛ゥゥオォッ――ッ!!!

 (ま、仕方ねえさ、『人生は上手くいかねえ事ばかり』、そこで寝てろよ。)

回転する両腕の鎖、スリング、先端の鉄球が遠心力で形を変える
『楕円形の円錐状』……『貫通力』を跳ね上げる形状に。

右手を突き出し、サムズアップを回しサムズダウン、そして不敵に笑い、宣言する時だ。

 「――『ボール・ブレイカー』」

 (起きるまでには終わらせるから、まだ死ぬんじゃねえぞ)

『奥の手』は外殻の厚さで起爆時間は多少なりとも変更できる
奴の足元……股下に転がした『オイルの詰まったライター入り』の鉄球が
今、先程のクレイモアのように起爆する頃合いに変更するくらい訳は無い事だ。

 (態勢が崩れりゃ、顎が下がるってもんだ。)

――狙いを定める。
左の鎖に腰の予備を接続、スリング回転、形状変更。

 (注:足元のそれを起爆できないなら、左の予備は敵への投擲ではなく、足元の『奥の手』に向けて毛糸玉を解きながら伸ばすように投擲・触れて起爆)

円錐状に構築された、もはや鉄球とは呼べない『弾丸』を間伐入れずに顔面に向けて投擲する(ス精BB)
……もっと言うなら『眼球』に向けて、骨が最も薄く、脳に近く、柔らかい部位へ、両腕の弾丸重なる様にに装填された『34発』を連射する。

これで残りは左右に合計『1発分』、正確には撃ちながらリロードもしてるんで、勿論その限りでは無いが。

 (巨大化しようと構成物が肉と骨なのは変わらない、それがかつての狩猟で骨や甲冑を貫通したように、ガードしようと諸共抉る、終わりだ。)

510成田 静也『モノディ』:2019/12/16(月) 12:54:47
>>508

グゥ…ッ!

衝撃を感じると同時に左側の壁へと吹き飛ばされ、そのまま叩きつけられた。

とっさにモノディで壁との衝突を回避しようとするが間に合わない。

流石に真正面からの殴り合いはマズかったか・・・!

体は・・・駄目だ動かない・・・声も出ない・・・死ぬほどではないがかなりマズい!

左腕の骨は・・・折れてるか?大丈夫ならいいのだが・・・

消火液を使う間もなかったか・・・!

色々と思いが浮かんでは消えるが、まだ戦闘は終わってはいない。

今は倒れているが斑鳩さんの手榴弾の策が破られそうな場合は脱出のための援護として手持ちのメスを『ケープ』目がけて投げつける。

・・・正直、今の状況では投げれるかも疑問だが。

それによって自分にヘイトが向かうかもだが全滅よりはマシだろう。

(全滅するよりは一人が死んだ方が合理的・・・まるで斑鳩さんみたいな考えだが仕方あるまい。)

そう思いつつポケットの中のメスを静かに取り出し。機を窺う。(GMさんへメスは保護カバー付きということで大丈夫でしょうか?)

511黒羽 灯世『インク』:2019/12/16(月) 21:06:41
>>508
>>509
>>510

「…………!? 速いッ……そ、それに……『硬い』!」

         「成田くっ…………!!」

恐ろしいのは、意に介してもいない事。
『モノディ』の一撃を放たなかったのは、
押し勝てないという判断に基づくものだ。

(……今! スタンドを殴っていたのだわ。
 あの巨体そのものがスタンドに干渉できる……
 普通は無理なはず、スタンドにはスタンドでしか……)

こうも『効かない』とまでは、思っていなかった。
考えは状況に応じて常に修正し続けなければならない。
自分が残弾で急所……『頚椎』を狙っても効果は浅い。
必要なのは、深く当てられる一撃を補助することだ。

「ふぅ ぅ ぅ ……………っ」

敵を怒らせる……という懸念はする。だが今更だ。
怒ってなければ襲ってこないわけでもないし、
それに満身創痍のベリルや成田が襲われるよりは、
最悪の想定だが自分が狙われる方が多少はマシだ。
今更でも怖いものは怖い。だが動く価値は今が一番だ。
…………恐怖に縛られて動きを失しては、全てを失う。

同じ行動が無価値な悪足掻きになるか、
それとも効果的な一撃になるかの瀬戸際。
後者へ進もう。『既に記事には触れている』(>>506メール欄)


「――――『筆法』ッッッ!!!!!」


斑鳩の一撃が……猛獣の顔面に向かって叩き込まれるのに合わせる形で、
記事より再現した『モノディ』の神速手刀(パス精CAC)を、猛獣の後頭部に向け放つ。

すなわち、斑鳩と自分の一撃をタイミングを合わせて当て、敵の頭部を挟み込む形を狙う。
前からの『致命打』を深く当てるために、後ろからも打って……鉄球の衝撃を、首を逸らして後ろには逃がさせない。

512『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/17(火) 23:28:57
>>509-511(ALL)

荒々しく歯茎をむき出しに、上下の歯は全て肉食獣の犬歯同様鋭くなった
ケープは鋭い眼光で成田や斑鳩の方面に向け、次の瞬間には攻撃を行うだろう。
そう言った絶体絶命ではあるが ――貴方達には『布石』も存在されていた。

 ――『ボール・ブレイカー』

                  ポンッッッ゛ッ゛!!

      ケープ『GyuuuuuoOOO!!!』

 瞬間。ケープの足下から放たれる爆音、そしてクレイモア同等の散弾と同等の
鉄鎖の夥しい放射。いや、もうソレは鉄鎖と言うには筆舌し難い殺傷力の秘めた
一撃一撃が肉体を殺ぐ為に構成された散弾を顔面目掛け放たれる。

     ――――『筆法』ッッッ!!!!!
                              シャッッ――!!

ケープがその斑鳩の攻撃に対応させるのを阻害するように、タイミングを合わせ
黒羽の筆法による成田の『モノディ』の高速の一撃の再現。
更に、本物のモノディによるメスが投げられる(※メスの保護カバーに関しては
PLの任意でどちらか決めて問題ありません)

様々な事象が噛み合わさり、斑鳩の視点から『ロスト・アイデンティティ』の
鎖弾は顔面の半分程を埋め込み、仁王立ちとなったケープがズシン……ッ!
と膝をつき沈黙する光景を全員が目にした。

ベリル「終わった……のか。ケープ こんなになっちまって畜生。
……………………待てよ」

       ――ケープは改造されて人間大サイズになったが
・・・
なんでスタンド(モノディ)を殴れた?

あいつ(ケープ)はそもそもスタンドを身に着けてなかった……。

             ―――グジュグジュグジュグジュ

513『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/17(火) 23:29:34
>>512続き

それは黒羽も成田が吹き飛ばされたのを目にして抱えた疑問。
スタンドに本来干渉出来るのはスタンドのみ。受動的透過の特殊な例で
壁に何らかの原因でスタンドがぶつかる等しての本体がダメージを受けたり
ケープ自身が改造された頑強さでモノディのパワーが押し負けた場合の
硬化のルールなどで拳が痛める等で、成田自身にケープの二の腕が当たった
等であれば不思議でないものの『ケープの腕はモノディに直撃した』のだ。

――つまり

ケープ『――aaaaaaaAAAAAAAAAAAAAaaaGyaaaaaaa!!!!!!!??』

ベリル「……は?  ケー    プ?」

・・・
啼いた  即死していると思える状態のケープがだ。

その異様な悪夢めいた光景に、『成田』であれば以前小林と共に参じた
不思議な夢の空間での不死身に近いワニを回想したかも知れない。
 いや、それよりもっと『おぞましい』光景が貴方達の視界の中で繰り広げられる。

・・
ソレはケープの巨大化した肉体の至る所全身から産まれていた。全体が
蜘蛛のような節足に似た何かで構成された肉のような物体。それがケープの
頭部、胴体、両手両足。それ等から発現されて紐状のようなものを飛び出させ
ケープの肉体に突き刺している。

ケープ『GYoooooooOOOoooooooaaaaaaaaiiiiiiiiiIIIッッ゛゛』

    ドンッッ ドンッッッ ドンッッッッ  ドンッッッッッ

          ピシ……ピシッッ!!

怒りか? 苦しみか? 絶望か? 或いは全てなのかも知れないが、咆哮を
上げつつケープはベリルと黒羽、成田と斑鳩の中間地点で遮二無二
自分自身を破壊しようとしてるように強引に体を壁や床にぶつけ続けてる。
 それでも、どの物体……謂わば『肉の芽』のような何かはケープの全体に
張り付いて修復を続けている。突き刺された鉄鎖やメスも含め取り込み
更に筋肉は膨張が促進していくのが見て取れる。

ベリル「ひでぇ……ありゃ何だよ、おい……死する事すら強制的に遮断させ
無理くりケープを動かそうとしてんのか……ありゃ。スタンドの暴走とか
そんなもんじゃない。恐らくケープが改造された時に元々埋め込まれてたもんが
この暴動と組み合わさって、あの笑う化け物共からの防御反応としてなったか・・・
だとしても、こんなんあんまりだ……っ 酷過ぎる……ッ」

泣きながらベリルはその凄惨たる修復に対し呟く間にもケープの暴走状態は続く。
そして、その凶変は極限まで遡ると……。


    ケープ『GuuuuuuuuuuuuOOッッ!!!』


          ドゴォッッ!!!   ゴッッッ――!!!


         崩落

頑強であり、地下である事も踏まえ本来ならば破損する事さえ困難たる
アリーナの通路は、ケープの怒涛による破壊衝動の前に天井が崩壊した。
 幾つかの土砂や建材らしきものがケープを飲み干すように振り注ぎ
粉塵が立ち昇りベリルと黒羽。そして成田と斑鳩の女性陣と男性陣を分かつ。


……煙が晴れると、貴方たちの目前には土砂の壁が形成されていた。

『分断』だ。重傷と重症の成田とベリル、ほぼ負傷はなく軽度の疲労はある
黒羽と斑鳩。似た状態のベリルと黒羽に成田と斑鳩はケープの手によって
強制的に二人一組で行動する事になった。
 何とかして、再度合流をしなくては……。

(※成田の負傷に関しては、左側部分の肋骨に腕の骨部分の罅
走る事は幾分可能だが全力で走れば激痛が走り長くは不可能。
携行していた消火器は吹き飛んだ時、手元に一緒に転がっていたので
持っていく事は可能とする)

514黒羽 灯世『インク』:2019/12/18(水) 01:17:58
>>512-513

「……………………………………………!!!!」

息を呑みつつ、積み上がった土砂を見上げる。ひとまず助かった……のだろうか?

「た、確かに『ひどい』のだわ…………
 エクリプス、想像以上に闇の深い組織のようね」

    ザリ…

(そして……それほど手段を選ばない組織でも、
 逃げを打つしかない『スマイリー・スマイル』……)

後ずさる。

壮絶な怪物……何のために作られたのかと言えば、恐らく暴れさせるため。
アリーナにもそれなりの闇は感じるが、『犯罪組織』はそれ以上……
そしてそのどちらも、抵抗を許されず世界を終わりに向かわせる『敵』……

(……う、動かなくちゃ。記者は足で稼ぐもの……そうよね)

「……ベリルさん、あの様子じゃ……この土砂も、ケープを封じられたとは限らないのだわ。
 ここは別のルートを探して、斑鳩さん達と合流を目指しましょう……歩けるかしら?」

       キョロキョロ

周囲を改めて見渡すが、自分達二人がいるのは『来た道の側』だろうか?

いずれにせよ土砂の向こうにいるであろう斑鳩と成田に、声を飛ばす事はしない。
壁の向こうに届くほどの大声は敵を招きかねない。戦力に欠ける自分達には致命的だ。

515斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/18(水) 01:25:01
>>513

一つ咳込み、手で塵を払う
視界がある程度晴れると、そこには大量の土砂で壁が作られていた
少なくともブルドーザーを持ってる友人がいない限りは、向こう側に行くのは諦めたほうが良さそうだ。

  「終わったぜ、成田君」

寝不足とパワー不足のスタンドで、我ながらよくやった方だろう、一応鉄球を予備1mと6m分*2を用意して腰に付ける
必殺技がちとパクリ臭いのは未だに不満だが、取り敢えずリスザルの化け物は……

 (殺した……とは思うんだがなあ、顔面半分を整形手術されて、まだ生きてるとは思いたくねえが)
 (どーもあの動きは普通とはかけ離れてたな、保護した時点で殺しときゃいいのに、やっぱB兵器だったのかね?)

ここから黒羽とベリルに出来る事は無さそうだ
一応携帯から呼び出してみるが、電波が地下で通じるかは解らない、やっぱキノコにするべきだったかな。

取りあえず足先を吹っ飛んでいった彼に向ける
見た目は血を流していたり……等は見えないが、下手に動かすと内蔵に折れた肋骨が刺さってました、とか笑い話にもならない

――何より、『動けない』というなら介錯も必要だろう
好き好んでやりたくも無いが、必要なら『実行しなくてはならない』。

 「必要なら添え鎖とか、松葉鎖とか作るけれど」
 「悪いけど君の仕事はまだある、黒羽さんとベリルさんとは分断されてしまって 二人を放っておくわけにはいかない。」
 「僕一人だと合流は運任せになる、君の耳が必要なんだよ お願いだ。」

もう一つの影の頭が自嘲気味に囁く。

 「……やっぱ死んだかぁ?それとも頸椎損傷で植物状態とかか?」

516成田 静也『モノディ』:2019/12/18(水) 03:54:31
>>512-515

「死んでませんよ、まだ死ねません」

―――ッ!左腕だけでなくアバラにもヒビがいったか?でもまだこの事態の元凶を殴ってはいない。それなのに寝てはいられない。

「・・・終わったというよりは何とか凌いだって感じですね…」

先ほどのケープの姿を見て、先の戦いでの『半不死』のワニ・・・『カヴァナント』を思い出す形態だった。

ただ一つ違うのはアレが『ケープ』の意思ではないという点において決定的に違う。アレは悪趣味を煮詰めたようなモノだ。

「さっきのは似たような『ケース』に覚えがあります…肉体の一部と一体化することで『限定的な不死になるスタンド』・・・」

「その時のはあくまで『本体であったワニの意思』で行われていましたが…『ケープ』のアレは・・・誰かが憑依させたのでしょうね…」

「とにかくアレで死んだとはとても思えません…なので提案通りさっさと移動して合流しないと。」

ベリルはもちろん、黒羽の自衛能力もそこまで高いとは言えない。

そうである以上、合流は早いに越したことはない…はず。

モノディで周囲の警戒と瓦礫の向こう側を探る。運が良ければ向こう側とコンタクトを取れるかもしれない。
そうでなくてもまだ『ケープに寄生した敵スタンド』がうろついているかもしれないのだ。

負傷がキツくても足手まといになっている余裕などない。
それに『コーラ』や探している『医者』が見つかればオレの負傷もベリルさんも両方が一度に何とかなるかもしれない。

517『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/18(水) 22:52:22
>>514(黒羽PC)

貴方がいま居る地点は>492の図で言えば。
(左側は十数メートル向こう側は行き止まりのようで灰色な壁のみ見える。
右側には15m間隔で左右への分かれ道が幾つか見える長めの通路
そして『オレンジの炎』が二本目の分かれ道部分で存在している)
↑の、右側通路の分かれ道が、凡そ数メートル歩けば最初の分かれ道が
見える地点にベリルと共に居る。一本目の分かれ道は、今しがた遭遇した
ケープが通って来た場所であり、二人分の歩行が聞こえ斑鳩がスタンドでの
簡易手りゅう弾を放り投げた通路でもある。

ベリル「歩けるさ……大分眩暈が酷いが、ケープの弔い合戦だ……あの
笑うゴミ共に、力尽きるとしても数発見舞いしてやらねぇと気が済まん」

幾らかの親交があった身内で保護してた存在の変わり果てた姿に戦意が
燃え上がってるのか、顔色は優れないものの語気は力強い。
足元は多少ふらつくものの、敵との戦闘で援護出来る程には
アドレナリンが回っているのだろう。

ベリル「さて……この目と鼻の先にある通路曲がれば別れた二人と
会える確率も幾らか増すだろうが迷宮化してるし何とも言えん。
それに『炎』も気になるしな」

どちらに向かうかは任せると告げ、彼女は辺りの警戒をしつつ
貴方の側にいる。

518『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/18(水) 23:02:23
>>515-516(斑鳩PC・成田PC)

『俺』と『僕』が交互に影も交え表に出ながら連絡を携帯で試みる。
尤も、半ば想定した通り地下直下な空間では完全に『圏外』だ。
ライトや他の使用可能な機能を除いて、この場所では直接の接触を
試みる以外に他の手段は少ないだろう。

貴方(成田)は左腕と左わき腹に鈍い痛みが走っている。超聴覚は
未だ健在だが、流石に土砂の遮蔽物向こう側の二人へ探知するのは至難だ。

ただ、土砂の内部だろうか。少し大きめの石なりが擦れ合ってるような
何か大きな生き物が体を揺する振動が砂利に伝播してるかのような嫌な音は
感知した。ここで留まるのが得策でないと直感が囁く。

『医者』の治療が先決と思いつつも、此処はアリーナ
未知の怪物に貴方は痛手を被った。だが、捨てる神あれば拾う神ありとも言う
もしかすればコーラとは違った貴方の回復を図る手段も見つかる可能性は捨てきれない。

(※特に留まる理由もないし、来た道を引き返し医務室方面まで移動すると思うので
次の場面では別にしたい行動がない限り医務室のあった通路からのロールで構わない)

519斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/18(水) 23:34:47
>>518

まあ成田君のダメージは彼自身が処置するであろう
問題はここにいる二人より向こう側の二人だ

多少の応用が聞くと言っても、僕の『スタンド』は万能ではない
発破工事とかしようものなら、さらに外壁が崩れかねないのだ。

一度医務室に戻ったが
当然のことながら包帯とメス以外に使える物は無かった

こうなると方針は限られる
すなわち、一刻も早く黒羽・ベリル側と合流する事だ。

 「――問題は、別に僕達の方も余裕があるわけじゃないんだよな。」

雪山登山に途中で事故が起これば、乗り越える以前に問答無用で死である
今の僕達はほぼそれに等しい、此方に解決策があるわけでもなければ、向こうにも無いのだ。

 「かといって生存・脱出を優先したところで後は無いし……」

探知系スタンドを探し出し、助力を得るのは、ここに来た『目的』ではなく『前提条件』である
諦めてもいいわけでは無いのだ

 「『楽な方には先が無い』、か。」

 「――壁に右手突きながら、警戒しつつ前進する」

 「構造次第で絶対に踏破できる…とは言えないけど 悪い手じゃない…それと。」

右足を前に、同時に足首から一つの鎖の欠片が落ちる

 「鎖の欠片をばら撒きながら、ヘンゼルとグレーテルごっこだ。」

 「ラフィングに知覚される恐れは有るけど、それよりも合流を優先する」

 「回りまわって僕達が先行する…なんて可能性も無いわけじゃないからね。」

当然だが、負傷者にスマイリー?だかの相手をさせるわけにもいかないだろう
音での近くは成田君に頑張って貰うとして……敵の発見と撃退は僕の手番になるわけだ。

後退は有り得ないならば
何時でも投擲できるようにせねばならない。

520成田 静也『モノディ』:2019/12/19(木) 12:45:52
>>518

瓦礫の中には思った通りの音が聞こえた。

「やはり敵は瓦礫の中でまだ生きていますね…早く離れましょう。」

そうして一度吹き飛ばされた医務室へと戻ってきた。

包帯なんで巻いたことが無いが何もしないよりはマシだろうからて散らばっている中の適当な木片を添え木にして左腕を
包帯できつく巻いておく。

モノディの聴覚でさっき戻ってきた道以外の通路の物音を探る。

「了解です。今、モノディの聴覚で探ってはいるので慎重かつ迅速に行きましょう。」

モノディの左腕は使おうと思えば使えるだろうが能力の低下は避けられないだろう。
しかしいざとなればそうは言ってられまい。

斑鳩に続き右手付きで通路を進む。

521黒羽 灯世『インク』:2019/12/19(木) 21:46:09
>>517

「ベリルさん……力尽きてはだめだけど、中々上等よ」

ベリルの危害を感じ取りつつ、通路を進んでいく。

「……合流するのは当然優先だけど、
 『炎』も気になる所ではあるのだわ。
 少なくとも、敵ではないでしょう。
 ……ただ、それより『この通路』」

         ザッ

最初の分かれ道を、曲がらない。炎を目指す。
当然だが分かれ道から奇襲がある事は警戒する。
具体的には、右の壁に寄りすぎないようにしておく。

「ねえ、たしか未解決の『足音』の件があったのだわ。
 それが吉と出るか、凶と出るかというところ。
 ……さっきも触れたけど、生存者の可能性は低いと思う」

「少なくとも私たちが探してる人間じゃないわ。
 ま、もちろん、私の推測が間違ってる可能性も、
 まあね、それはゼロではないと思うけど……低いと思う」

未解決のままの放置は『危うい』。
だが自分達だけで解決できるとも思えない。

「そこに突き進むよりは『炎』の方がよさそうだわ。どう? 異論ある?」

明らかな脅威であるケープから離れる事、
そしてベリルの僅かな復調で少しは余裕も生まれる。
このまま吉報をさらに積み重ねる事が出来れば、いいのだが。

522『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/20(金) 00:22:19
>>519-520(斑鳩PC・成田PC)

埋もれた怪物の微かな蠢きに再度の襲来を予期しつつ、貴方たち
二人は壁伝いに迷宮の突破を試みる。

右手伝いの迷宮突破……確かにゴールが存在する迷路であるなら
時間が掛かるものの着実な突破が望まれる方法ではある。
戦力が健在する一人と超聴覚と言うソナーのタッグであれば
仮に敵が迫ってきても一早く迎撃は可能だ。

暫く貴方達二人は、鎖の道標で戻れるルートを作りつつ進む。
20mも離れれば自動的に解除はされるものの、この迷宮が
能力であるなば。気づかない内に通路が変化していた等の異常があれば
察知するのにも役立つだろう。

そして、丁度鎖の射程外になりかけるまで進んだ時だ……壁に
手の平サイズだが、落書きの棒人間が描かれてるのを見つけた。

 ○      
/|/\

あの音が当たっちゃって、俺も直ぐに止まる 
混沌に舞い戻る戦士達の為に伝言は遺す

此処はミノタウロスじゃない 

”鍵”を持つのなら、突き当りで合言葉と共に使え
宝物と共に下へ行ける筈

無いのなら、あいつ等や君達のものでない道を
辿る以外に道は無い。

ps 医務室に防犯ブザー 上手く使え
戦士に幸運あれ 

↑と言う文で落書きは終わってる。
……どう言う意味なのだろう?
確かに、君達が物色した時に棚の中に
手の平サイズの防犯ブザーは入っていたが特に
気にするようなものでも無かった筈だが……。

523『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/20(金) 00:49:47
>>521(黒羽PC)

ベリル「異論? わざわざイタチの屁じゃねぇが
追いかけても追いかけても罠仕掛けてくる玉無しで
笑顔満載の奴等追いかけるよりは、炎に突っ込むほうが
今は余程建設的さ」

ジョークにもならないがな、と同意を示した呟きと共に
一本目の分かれ道を慎重に伺ったものの、手榴弾で少し
黒ずんで細やかな損傷が見られる通路と閉じられた扉を
除いては、奥に通路が見られる以外で特筆したものは無い。

ベリル「オールグリーン(異常なし)ってな……少なくとも
扉ん中まで覗き込んで藪蛇つつくか、虱潰しに息の根止める
時間も無い。まぁ、飛び出してきたら今までの鬱憤を晴らすのに
正当な理由が作れるってもんさ」

軽口と共に問題なく進み、貴方達は炎の中へ踏み入れる。

  ――ゴォォォ……

 
…… 何故 着いてきたの? いや、確かに頼りないかも知れないけどね

心配だった か    …… 僕よりも彼の側にいてあげなよ
何でって? そりゃ 君は彼に気があるから  
え……もしかして 気づかれてないと思っていたの? 周りは気づいてたのに

はは そんなに怒らないでよ。でも そうだね 今回ばかりは有難い

”矢”は恐らく二本ある。一本はあっち 今向かう所へ取りに

…… 君に教えておくよ。”矢”は

         ――ゴォォォ……

 ”矢”   見つけた    見つけられた けど

…… 逃げ て お願い 早く     そうだ……  ソレを遠くへ

 そうか お前達は そう言う事  か

    ――……  こいつ達は ”矢”と真逆の存在だ


        ――ゴォォォォ……


 炎は止んだ。左右には分かれ道が存在しており、道なりに
通路の両側に2か所扉が備え付けられているのが見て取れる。

ベリル「……今度は随分と途切れ途切れで内容が良く解らなかったな。
ただ気になるのは。”矢”と真逆の存在」

どう言う事だ? とベリルは悩まし気に言葉を終えた。

524成田 静也『モノディ』:2019/12/20(金) 03:31:53
>>522

「防犯ブザー…ね…それが『アリアドネの糸』にでもなるってか?」

皮肉を言うも今の状況では藁にもすがりたいところだ。

「斑鳩さんが良ければ『防犯ブザー』を回収しませんか?」

「使えそうなものは何でも使う。少なくとも罠だとしても何もないよかマシ化と思いますし。」

それにしても今度の棒人間は座っているのか?最初は踊るような姿で今度はコレ。

何か法則でこうなっているのだろうか?

(駄目だまだ情報が足りない…)

とりあえずは手早く回収して早く分断された二人と合流しなければ。

モノディの警戒を続ける。

525黒羽 灯世『インク』:2019/12/20(金) 04:03:03
>>523

「そうよね、私もそう思うのだわ。
 ねえ、私って作戦立案も得意なのかも……」

場馴れしたベリルからの同意に気を良くする。
些細なことでも今は励みにしていきたい。

「連中には、こっちから仕掛けて得することがない。
 ゲームみたいに倒したらアイテムでも落とすなら、
 話は別だろうけど…………倒すのもそもそも難しい、し」

倒す。

何気なく口にする言葉の意味するところは殺人だ。
介錯、と綺麗に言い換えてもいいかもしれないが、
それを口に出す違和感が、もうすでに消えつつあった。

「………………!」

いずれにしても……黒羽はまた一つ炎を経た。
今度のは、ベリルの言う通り『よくわからない』

「今のは……矢。矢というのが重要なのはわかった。
 さっきの炎でも触れていたのだわ。矢と、レクイエム。
 それを求めていた……笑いへの対抗策として?
 それとも、対抗ではなく笑いに取られないように?」

「何か…………『力』なのかしらね、巨大な。比喩だとしたら何かしら?
 ミサイルの発射ボタンのこととか? 感染する病は、直接的な破壊の逆。
 って、アリーナがそんなボタンを元から配備してるとは思えないし、
 弾道ミサイルにレクイエムなんて、あまりに皮肉っぽすぎるけど」

アリーナのことは知らないが、話からしてこれはまず無いだろう。
矢。気になるワードだが、今はおそらく答えにたどりつけるものでもない。

「あるいは……単純に弓と矢、の矢かしら? なんでそんなものを……やっぱり比喩な気がする」

「ねえねえ、ベリルさんは何か心当たりはない? 矢とかレクイエムとか……」

彼女の意識を保たせるためにも会話を続けつつ、とりあえず右に曲がってみる。
意味はない。どっちも同じ条件なら、理由付けの時間を割くより即断がいい。

526斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/20(金) 16:15:02
>>522
>>524

 「『ジャイアントロボ劇場版』のフォーグラー博士じゃないんだから、そういうのは解りやすく書けってのな。」

まあシズマを止めろだけで世界滅亡させるのもどうかとは思うが、話題修正
ここまで会話できるなら成田君も大丈夫そうだ、ぶっ飛ばされても心までは折れてないらしい

 「まあ、戻って拾う事には異論はないよ、藁、もとい、糸にもすがりたい所だしね。」

 「踊る人間は……何だろうね、シャーロックホームズに出てきた暗号とか?
 あるいは単なる『スタンド』の使用時に残ったマークなのかな、能力はその人間の精神構造次第だから、そういう自己主張かも」

特徴的なマークなら、仲間が残した事を示すサインとして使えるだろう
それ以外の用途としては、それこそ暗号文か…もっとも、一つずつの時点でその可能性は低そうだが

 「……しかし『アリアドネの糸』とか、結構よく知ってるんだな成田君、テセウスに憧れてたとか?それともギリシャ神話好き?」

パンくずもとい、鎖を辿りながら来た道を、こんな時だからこそ余裕をもって戻る事にする
後は通路が変わってない事を祈るのみだ。

 (でも防犯ブザーって現状で何の役に立つんだ…?大人に助けを呼ぶとか?囮用に投げるとかかな?
  あるいはラ…スマイリーが使わないから、合言葉替わり? わからんなー。)

527『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/20(金) 20:28:58
>>525(黒羽PC)

>ベリルさんは何か心当たりはない? 矢とかレクイエムとか

その言葉に、少しだけ悩む素振りをしてから彼女は
これは信憑性は無いだろうものだが……と前置きしつつ語り出した。

ベリル「エクリプスとアリーナが以前から抗争があったのは知ってるか?
知らないなら、そう言う事があったって事を覚えてくれ。
で、その抗争があった時に私は尋問チームにも居てエクリプスの一人が
要領えないままに話していた事だが……。
『俺達は既にアレをゲットしたんだぜ? ざまぁねぇなボンクラ共
後は使い手さえ居れば芋づる式に王国の人員は入って来るさ』ってな。

そこで私はメンバーと交代したし、随分まともじゃないから
聞き流してたんだが。それが『弓』や『矢』に関係するのなら
そいつはスタンド使いを量産出来るアイテムって事になる。
……ただ『レクイエム』って単語にはまるで心当たりが無い。
鎮魂歌?? あの笑う奴等がそうだとか炎の中の人物は仄めかしてたが」

ベリルはアリーナに籍を置いて幾らか長い年月を経てるが、『矢』と
言う事柄には余り深く関与してなかったようだ。

ベリル「それと、これも不思議だが。炎の中で色々と喋ってる奴等
違うんだが、全員名前の部分は聞き取れない(※……の部分)
意図的に省いてるだろうが、こう手遅れな状態なら誰が誰に
喋ってるかわかりやすくして欲しいもんだ」

溜息を吐きつつ彼女は手近な通路の扉の表面を観察する。
そして抑揚つけて口開いた。

ベリル「この扉と扉。見憶えある
左のほうにある扉は『事務室』
もう一方の扉は『闘技場』への入口に通じてた」

そう彼女は左右に備え付けられた通路にある扉を指す。
 そのまま行動を停止する。どちらに入るかは任せるようだ。

528『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/20(金) 20:37:58
>>524-526(成田PC・斑鳩PC)

『棒人間』のポーズが逐一異なるのは、何かの暗示か
それとも意味がないのか……ともかく彼? 彼女? は笑う存在に対しての
対抗勢力として動いてたのは間違いない。

来た道を鎖を辿り戻っていく。時間もそう経ってはいない 通路が
気付けば見知らぬように変形してたと言う事は今の所無いようだ。

案の定、棒人間の伝言のままに医務室に入って見れば棚のほうに
手のひらサイズの防犯ブザーは残っていた。

他に医務室に何か大きな変化がある所と言えば、先程までは無かった
床に広がる水たまりだ。
 医務室に備え付けた洗面台が、クレイモアの弾丸で破損した事で
損傷した事により水が漏れたようだ……。

529黒羽 灯世『インク』:2019/12/21(土) 01:40:48
>>527

「抗争ね、まあ、さっきの店でそういう雰囲気は感じたのだわ。
 私ね、記者だから……そういう雰囲気とか、分かっちゃうの!」
 
「それにしても、『弓』と『矢』…………スタンドを作る道具というなら、
 その道具を『弓』に、生み出される力を『矢』に例えている?
 それとも『キューピッドの矢』みたいに、射って使う道具なのかしら。
 毎回毎回矢で射ってスタンド使いにするなんて、治療が大変そうだけど」

「どちらにしても、パワーバランスに関わるのは想像できるのだわ。
 でも『レクイエム』は分からない……『スタンドを得る』のとはまた別?
 たとえば『スタンド使いを即死させる手段』……駄目ね、想像にしかならない」

      「覚えておきたい単語ではあるけどね!」

足は止めずに、考えを口に出しながら歩く。

「そう、そうね! 言われてみればそれも不思議なのだわ。
 名前を聞かせない理由……『名前も感染源になる』とか?
 それは脈略が無さすぎる気がするけど、何か理由はありそうね」

「あるいは……『笑い』に?まれた人間は、『名前が失われる』?
 これも、想像にしかならない……ん、事務室。『物資』は多そうだけど、袋小路よね」

「ベリルさん、『闘技場』は――――『赤コーナーと青コーナー』みたいに、
 入場口は二つあるんじゃないかしら。つまり、闘技場の『向こう側』に抜ける出口が。
 もちろん、迷宮の能力で封鎖されてたりしたら、それまでだけどね………………」

可能性はある。開けるのは『探索範囲』を広げやすそうな、闘技場の入り口だ。
いかにも敵が待ち構えていそうなシチュエーションだが、敵は闘士でなく『工作員』。
安全で物資も豊富そうに思える事務室の中にこそ、潜んでいてもおかしくない。

それに今、ほぼ確実に袋小路となる部屋に入るのは避けたい。
ケープもだし、最初の曲がり角の先にいた二人組も、来るなら『背後から』来るのだから。

530成田 静也『モノディ』:2019/12/21(土) 04:18:21
>>528

「ええ…まあ五月蠅いのは嫌いでしたので図書室で本をよく読んでました。ゴルゴン退治やオリオンの話とかも好きですよ。」

本そのものは好きだし、神話も偉人伝とかも好きだが一番好きなのはミステリーなのだ…多分鼻で笑われしうな気がするので言いはしないが。

「防犯ブザーは…ここの事ですから何かがやって来るか、はたまたどこか別な場所に飛ばされるか…。」

どちらにしてもこちらに絶対的優位をもたらすとは思えない。
本当に追い詰められたときに使うべきだろう。

「とりあえずは来た道を戻って別な道をしらみつぶしに行くしか…ん?水が漏れている?さっきまでは無かったに…?」

水道管でも破損したのだろうか?しかし念を入れてモノディの聴覚で警戒し、近づかないようにしておく。

531斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/21(土) 12:34:18
>>528
>>530


 「水道管でも破裂したのかな?ここまで構造ぐちゃぐちゃで、まだ水道管が生きてるのも奇妙だけど。」

 「……水道が生きていて、それはそこまで捻じ曲がってないのか 元の道が解れば、ある程度は指標になったかな」

肩を竦める、言っている事は前提条件がそもそも不確定過ぎるのだ
『この場所の構造を知っている』『水道管がスタンドで捻じ曲げられていない』『本体の場所が迷路化していない』
流石にこの全部を揃えるのは、スターウォーズファンの意見を揃えるくらいには難しいだろう たぶん。

 「現状じゃあ意味無いか、さっさと行こう。」

影の頭部に上後左右の見張りは任せ、先に進む

 「そんな顔するなよ、確かに僕は、好きな本よりは嫌いな本の方が多いけどね」
 「例えば……分厚い教科書とか!」
 
 「あとはハツカネズミの話とか……何て名前だったかな アレ。」

532『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/21(土) 23:04:15
>>529(黒羽PC)

ベリル「こんな非常事態だしな。事務室にどこまで役立つものが
転がってるか不明だし、まぁ奴等が待ち構えてる事を考えりゃ」

  ガチャ ギィ……

ベリル「見晴らしの良い闘技場から抜け道……」

ドアノブに手をかけて扉を軽く開きかけ、そこで彼女は不自然に呟きを途切れさせた。
貴方が疑問に思う間もなく、顔色を更に悪くして口に指をかけて静かにするジェスチャー
そしてゆっくり体を離れさせ、僅かに開いたドアの隙間がより見やすくするよう体をずらす。

まず、見えたのはオレンジの明かり。少し細長い通路より先に
あのオレンジの炎が通路を防ぐように炎上している。それより先の光景は……

―― 一重に『地獄』だった。

あの笑う集団と思しき顔をした者達が、闘技場であろう体育館程度に広い空間に
夥しい群れが立っている。全員笑い声を開けるように半開きして忙しなく地面に
素手や器具を扱い砂地の部分を掘っていたり、炎のある場所に指を差し
笑い声を開けている仕草をしている姿もあるが声は届いてない。
あのオレンジの炎が、どうやら奴等の笑い声がここまで届かない障壁の役割をしてる。

ベリル「クソッタレ……! 道理でアリーナに居た人員の大半が全く見当たらないと
思ったが、ほぼ5〜6割はこの空間で奴等になってたのかよ……っ
 少なくとも、最悪の光景だが割かし助かる事実は。あの炎の使い手の能力は奴等の
行動を確実に阻害する働きをしてくれてるって事だがな」

黒羽も視認したのを見届けたら、彼女は慎重に扉を閉じるだろう。遠視でも
50以上の人間が蠢いているのが見えた。あのオレンジの炎に何かしらの記憶が
収められていても、ソレを入手するのに奴等へ肉薄するのは自殺行為だ……。

ベリル「後、気になったのは……奴等、どうも地面を掘ってたよな?
下に何かあるのか……または下へ向かおうとしているのか?」

533『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/21(土) 23:17:50
>>530-531(成田PC・斑鳩PC)

(※成田PCの『元のエレベーター方面の道を引き返す』か
斑鳩PCの『先に進む(落書きのブザーのあった場所まで?)』か
統一してくれると助かります。このロールでは医務室の位置から
動かないと考えて描写させて頂く)

進むべき場所は、前か もしくは遠回りすべき最初の分かれ道で
何か旋回していた方面の通路か……どちらか最良か今は不確定。

医務室の水漏れ部分を注視すると、再三の話となり申し訳ないが
クレイモア地雷による損傷で水道管部分が損傷してるのが見て取れた。
拳大の大きさの穴で、元々洗面台の排管に溜まっていた水が
流れていただけなのが解る。それ以外は特に異常と言う異常は無い……。

他に、ここで探索として有力になり得ると言えば隣に存在する
『資料室』だろう。板で外側の部分から打ち付けられてる事を考えると
『奴等』が何かしら意図的に目障りとなるののを封じ込める為に行使したと
考えれば幾らかの危険もあるかも知れないが。

534斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/22(日) 00:40:50
>>533

 「……そういえば、前後が強烈過ぎてすっかり忘れてたけど」

資料室の前に歩み寄り、封鎖されたドアを見る
ものの見事に『外側から封鎖されている』

 「これ、妙だよな、『何で外から塞いでるんだ?』」

 「スマイリーは基本、仲間を増やそうとしてヒトを襲う
 だから、資料室なんかには眼も向けない筈だ。」

 「なのにこの資料室は封鎖されてる、中に人が閉じこもっていたとしても
 こんどはじゃあ何で外側から封鎖されてるんだ?って話になる。」

 「ここで戦った人たちがその事に気づかずに、余裕のない戦闘で態々ここを封鎖したのか?」

ひとしきり言って肩を竦める

 「――まあ、推測にしかならないし
 それを言い出したら、例え戻ってさっきの落書きの方に進んでも
 エレベーター方面の道だったとしても、『先行きの情報なし』な以上、僕達にとってはあまり変わらないんだけど、さ。」

極論、何処に進もうと情報が無い以上はあまり変わり映えはしないのは事実だ
僕のスタンドが、もう少しだけかゆい所に手が届いたらよかったのだが
父と母の代理は誰にも務まらないように、僕にも探知系のく変わりは務まらない。

 「それで、どうする?こういう時は後悔しないように、『君』が決めたほうがいいかもしれない
 結果論とはいえ……僕の行動のせいで君の骨にひびが入ってるからね。」

 「……この事件が起きた時、罪悪感なんか持たないと決めてたけど、その、目の前で喋って動いてると、また別だと解ったよ
 あのドブネズミに教えてやりたいね。」

535成田 静也『モノディ』:2019/12/22(日) 04:00:36
>>533

(GMさんへ主体性の無い行動をとってしまいもうしわけありませんでした。)

「斑鳩さんの言う通り、資料室を漁ってみますか。もしかしたら通路が迷路になったように別の部屋や通路に通じる道があるかもですし。」

封印しているということは良くも悪くも何か意味があるはず。

先ほどモノディで探ったときは何の音もしなかったが今はどうであろうか?

再び資料室を聴覚で探る。これで安全そうならばモノディの片腕と斑鳩さんのスタンドで扉の封印は何とかなるはず。

「それと腕の事ですが、気にしないでください。あれはただ単にオレに運が無かった・突然の出来事に対応できなかった。」

「それだけの事なんですから。それにオレはまだ生きています。生きているならば逆にこれを成長の糧にしてやりますよ。」

斑鳩に軽口を言う。まだ腕は少し痛むが、斑鳩は無理に明るくしている節がある。彼は彼でこの状況に堪えているのかもしれない。
ならばこちらもやせ我慢でも明るくふるまわなければ士気にかかわるかもしれない。

536黒羽 灯世『インク』:2019/12/22(日) 08:23:14
>>532

「…………………………………………気が滅入る光景なのだわ」

扉を閉めることに一切の異論はない。
この扉こそ外から板で封鎖してしまいたいくらいだ。
もっとも、封印の役割は『炎』が果たしてくれていたが。

「……『闘技場の地下』に何かが隠されている?
 …………あそこで普段興行をしているなら、
 そこを掘り返す発想は普通生まれてこないし、
 生まれたとしても実行するタイミングが存在しない。
 大事なものを隠すには、良いのかもしれないけど」

今ので、事務室で待ち伏せがある可能性は低くなった。
手があるならあの『一大作業』に向かわせるだろう。

「……多分、あらゆる『スタンド能力』の影響を受けかねない場所でしょう?
 そうでなくても、上で人が暴れまわる場所。普通に考えて大事な物は隠せない。
 そうなると、地下通路でもあるか……隠し部屋か何かでもあるのかしら?」

「なににしても……ベリルさんも知らない、地下の何かをあいつらは知っている。そしてあの人数。
 つまり……まあ想像は出来たけど、『上層部』までそっくり『呑まれてしまった』ということね。
 生き残りは本当に、迷宮と炎の能力者くらいでもおかしくない…………その人たちを、探さなきゃ」

その上であえて事務室の中を見るかは悩ましいが……
一つ事情が変わったのは、炎は『生きている』ということ。
ダイイングメッセージでもおかしくないと思っていたが、
今の使い方は明らかに『敵を封じこめる』ためのものだった。
つまり……諦めていない。どこかで籠城をしている可能性が高い。

「ねえねえベリルさん、念のため事務室の中も見てみましょう。もちろん罠には気をつけて……だけどね」

クレイモア地雷はともかく、生存者が身を守るための簡易な罠もありえる。
わざわざ闘技場の近くで籠城はしないだろうが……一応部屋の中を見ておきたい。

537『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/23(月) 10:07:00
>>534-535(斑鳩PC・成田PC)

釘付けられた板で封鎖されてる扉は、外すとして普通の人間なら一苦労にもなるが
そこは鎖のスタンドや、片腕のみでも高速の拳打が有効な貴方達二人ならさしたる
苦労に入りはしない。打ち付けられた部分をスタンドで破壊すれば扉は開かれる……。

まず最初に目に付いたのは壁に取り付けられた長机。
『本』が二冊置いてある。入って良く観察すれば『植物リストⅠ』
『敵対勢力:エクリプス』と言う名が記されている……。

中央には大き目の本棚が横並びで3列置かれており、その他には加湿器と
――更に奥には『鉢植え』が置かれている。隣には無地の白い本が乱雑に
鉢の壁に支えられるようにして置かれている。
 奇妙な植物が咲いている。長さは130cm程度、普通のウンベラータのような
形状をしているが、一つだけ独特な美しく惹き付けられるような琥珀色の蕾らしき
ものが咲いている。他にも奇妙と言えば隣に散らばった一人分の靴と衣類がある事か。

鉢植え。ベリルは気を付けるように告げていたが……。

538『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/23(月) 10:30:45
>>536(黒羽PC)

ギィ……。

『事務室』 中を見ると中々に荒れている。
奴等の襲撃があったのは一目見れば推察出来る程に棚が倒れ
事務用机の側にあった小物など散らばっており、中で大き目の
台風でも出現したような具合だ。

ベリル「気が滅入るが、さっきのよりは100億万倍マシな光景だ。
少なくとも壁なり床に血痕は付着してないから、襲撃のあった時点じゃ
碌な抵抗出来ず、そのまま笑う奴等になったが。抵抗も最小限で
出入口から突破したって事は理解出来るしな」

呟いたアリーナの弱り切った戦士はヨロヨロと浸入。大分限界に
近いのは、憔悴が垣間見える背中から理解出来るが……『朗報』だ。

――カサカサ。

ベリル「! ……こりゃアリーナに戻って初めての最高な幸運だ
黒羽 見ろよ  ――『サソリ』だ」

転がって自然に出来た積もれた小物の山の死角から貴方達の出す
物音以外は静かな空間では幾らか通る這う音に顔を向ければ。
確かにサソリだった。普通のサソリの中では手の甲に乗る程度のサイズ
そして体表は虹色のような色合いで基調はブルーサファイアのように
頭部分から毒針のある尾の部分まで艶やかな色合いをしている。

ベリルはおもむろに、それを掴み上げると『自分の腕に押し付けた』
何を と考える間もなくサソリは手の平で抑えつけられた事に僅かに
抵抗するように体を揺する素振りをした後、観念するように節足で
ベリルの腕にしがみつき、その尾を突き刺した。

 ――ドギューン―――zノッ!

ベリル「……フゥゥゥーーー……ッ
よし、幾らか調子が戻った。体の脱力は流石に赤色が多くねぇから駄目だが」

サソリが突き刺し、僅かに体をブルっと震わした後。ベリルの眼には
並みならぬ生気が戻り、発現を少しさせたスタンド……朱色の光を伴わせ
両腕に鉄輪を身に着けている力強さを秘めた人型の異能を動かす速度も
どうやら問題ないように見えた。

ベリル「こいつが、アリーナの治療・技術チームが手間暇かけて
造り上げた『サソリ』さ。青は精神を 赤は肉体の出力を活性させる。
……因みに、こいつは『回復』じゃなく『ドーピング』に近い。
数時間したら流石に最低一時間は完全に休息しないといけない程に
ダウンしちまうのが難点だが」

此処から脱出するまでなら十分過ぎる位には調子が戻ったと
彼女は声に活力を取り戻し告げた。

サソリは、力を失ったように腕から離れ。地面に彼女が置いても
殆ど動く事はない。どうやら、その『ドーピング』も一回限りだ

ベリル「このサイズだと、多分子供だからな。どっかしらに親も
まだ生きてる筈だ。赤色なら、私が刺しても普段より動けるようになるが
そっちなら、スタンド使って動く斑鳩並みには活動出来るようになるさ
多分片腕折れたか、罅は入る位にケープにやられた成田に使用するって
手もあるが……片腕が回復する訳じゃないからな」

『ドーピングサソリ』……どうやら中々良い拾い物があるらしい。
このまま治療系スタンド使いのいる場所を探る中で、負傷した仲間や
単体での戦闘で自信ない自身が活用出来る物も見つけられるかも。

539斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/23(月) 15:16:58
>>537

本棚、加湿器、そして美しい植物
まるで『いなくなった』かのような衣類と靴が1人分、これが無ければ
多少なりとも心が癒されたかもしれない。

机の上の本二冊とかもう気にもならない
自分の勘が警鐘を鳴らし続けている

 『あの植物は拙い物だ』と

今すぐ見なかった事にしてドアを閉じて去るべきだ
『植物リスト』?『敵対勢力:エクリプス』?それは自分の命より重要なのか?

あのドアが封鎖された理由は今解った
『たとえ襲撃の最中であろうと、そうしなければ生命に関わる』のだ。

 「よし、ここで得る物は何も無かったぜ成田君」
 「今すぐ回れ右してドアを閉じて封鎖しよう、そして二度とこない事にしよう」
 「本も無視しよう、『グレムリン』に水をあげるくらい拙い事になると僕の勘が言っている。」
 
小声かつ早口でそう言うとすり足で後退し
ドアノブに鎖をかけて早々に閉じにかかった

何がトリガーかは知らないが、ここで下手に刺激するのだけはよくない
絶対に良くない。

540成田 静也『モノディ』:2019/12/24(火) 02:00:12
>>537

「了解、ここには目的のものは何もなかった。である以上、長居は無用です。」

「・・・ですが、念には念を入れてゆっくりと出ていきましょう。何が攻撃のトリガーになるか分かったものじゃないですので。」

モノディで『植木鉢』に集中させながら撤退を開始する。葉から根、花まで動きを聞き漏らさないように。
・・・もし何か動きがあればもうゆっくりではない、ダッシュだ。

仕方あるまい、別の分かれ道を進むしかないだろう。

541黒羽 灯世『インク』:2019/12/24(火) 14:31:56
>>538

「さそりっ!? それがどう幸運……
 ちょっ! ベリルさん何をしてるの……あ」

(そういえばさっき言っていたのだわ、
 拾うべきなのはコーラと…………サソリ!)

「つまり……それが『例の』……なるほどなのだわ。
 もし仮に数時間してもここを出られないなら、
 それはもう私たちはここでおしまいって感じはするし、
 ドーピングで上等だわ。今は今を切り抜けることだけ考えなきゃ」

ベリルのスタンドの動きを視界の隅に捉えながら、
事務室の中に他に何かないかを一応見ておこう。

「ちなみにベリルさん…………
 赤と青のサソリの併用も出来たりするのかしら?」

口ぶりからすると出来そうだが、一応聞いておく。
そして、めぼしいものが無ければ事務室を出よう。
物資調達は必要だが、目的は探索にこそあるのだから。

542『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/24(火) 23:06:51
>>539-540(成田PC・斑鳩PC)

貴方達は、慎重に『鉢植え』に警戒を払いつつ扉の外へ出ていく。
『鉢植え』は美しい雰囲気を放ちながら、動く事は無い……。
植物リストだけでもどうにか持ち運んでいけば正体を把握出来た可能性もあるが
わざわざ寝た子を起こすなり虎の尾を踏む事も無いだろう。
すべき事は、この世界変革のスタンド能力の収束の糸口を発見する事。
その為の手段の一手が治療系の能力者を確保する事なのだから。
未だ通路も、何事も無かったかのように戻した資料室含めて静かなものだ。
何処へ向かうか……。

 ――カサカサ

? ……成田には、エレベーターから此処までの通路方面から
何かが這っている音が聞こえた。

>>541(黒羽PC)

『シンプリ―・レッド』と紹介した、ベリルのスタンドは
調子を確かめるようにワンツーのストレートパンチ
更に右足で蹴る動作を虚空で行う(パス精CCB)

ベリル「併用可能だが、私としては余り薦めないな。
何故かって? 肉体と精神、どちらも反動が来ると
完全に動けなくなるからさ」

赤のみなら、まだスタンドを動かす事は可能だが……と
言いつつ貴方と共に事務室を更に物色する。

流石にサソリ程に便利な代物は見つからないが。何かしら
あった時の為の『特殊警棒』
他にもライター数個や事務にあると思える小物なら見つけられた。
(※欲しい物があればレスで記入を望む)

ベリル「ん? この書類……あぁ、何て事ないな
今日の勤務の職員のリストだ」

物色の手伝いをする彼女は、一つの書類を掴み
そして特に必要性は無いと判断し貴方の見える範囲に紙を落とす。

『※※ 金一:9:35出勤』と言うのが見て取れた……。

ベリル「後は用は無いな。先に進むとして……進路はどうすべきか」

543黒羽 灯世『インク』:2019/12/24(火) 23:40:27
>>542

「ああ……確かにそうね。
 私や斑鳩さんはスタンドも『肉体』で動かすけど。
 ベリルさんや成田君だと、そういうこともあるか」

「私、スタンド使いはなりたてだから。
 そういう経験でも頼りにしてるのだわ。
 ま、センスで負けるつもりはないけど!」

ライター……あまり用途はないと考えたが、
とても小さいものだ。ポケットに忍ばせておこう。
特殊警棒は良い武器だが手を塞ぐ。『インク』と相性が悪い。

「……?」

「金一、ああ、ここに、いたものね……『9:35』?」

斑鳩との遭遇は、退勤した後のことだったのだろうか。

「ねえねえ……一応確認だけど、これ、『午前9時』ってことよね?」

二つの『米印』も気になるが、
ベリルが反応していないあたり、
これは『おかしなもの』ではないだろう。

「とりあえず……分かれ道に戻って、もう片方の進路に行くのはどうかしら。
 後戻りするのは怖……いえ、危ないのだわ。『ケープ』がいつ出てくるとも分からないし」

その言葉通り……ではなくともそうなるところだが、ひとまず分かれ道まで戻ろう。

544斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/25(水) 01:08:29
>>542

――イッキシ!

 「んー、誰かが俺達の事噂してるなコレ」

懐から取り出したハンカチで鼻を拭う
そもそも冬で24時間戦えますかしてるんだ、風邪ひいたって何の不思議もない。

 「過保護気味なツンギレ男勝り系の気の強い姉と
 ほんわかしてる男を勘違いさせる包容力を持った妹の美人姉妹と見た。」

緊張感が無い?つまらない事聞かないでくれよ、ちゃんと見張りはしてるし何時でも攻撃可能だぜ
単に戦闘以外だと、俺は笑えるほど役に立たないってだけで。

まあその戦闘も精々コレが2回目か4回目なんだが
俺は平和主義者なんだ。

 「ところで成田君見てたら思い出したぜ、アレだ、『ねずみの騎士デスペローの物語』だ。」
 「俺、アレのエンディング嫌いなんだよ、いや、ハッピーエンドは嫌いじゃあねぇんだけどエンディングのドブネズミの所が。」

喉の奥に小骨みたいにひっかかったのを、ようやく思い出した
天才も5年もたてば只の人だな、こりゃ。

 「……そうそう、引き続き行動の判断は任せるぜ、恨んだりしねぇから安心しな
 何せ俺だけだとサングラスかけて映画館の中シアター内歩くようなもんだからな。」

視覚は此方の範囲が上だとしても
如何せん目の届かない処はどうしても出てくる、迷路では特にだ、そこを補える聴覚は双方にとっても都合がいい

なら彼、成田の判断を待ってからの行動でも問題は無い。

545成田 静也『モノディ』:2019/12/25(水) 13:25:16
>>542-544

「斑鳩さん、今エレベーターの方の通路から物音が…人ではないな、何か大きめの虫?の這うような音が…」

「もしかしたらベリルさんの言っていた『サソリ』かもしれません。もしよければ手間ですが取りに行きませんか?」

ベリルの言うアリーナの備品だというならば持っていても損はないかもしれない。

「それと申し訳ないんですがその本は読んだことが無いんですよ、すみません」

もし生きて帰れたら本屋で探してみるのも一興かもしれないな。

546『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/25(水) 23:30:27
>>543(黒羽PC)

>一応確認だけど、これ、『午前9時』ってことよね?

ベリル「んっ? まぁAM9:35って合ってるだろう。
あいつ、確か今日は何処かしらから大事な預かり品を受け取って
明日中にはこちらに仕舞うように言い渡されてたっけ……」

直ぐに収めないのは、警備の都合もあってなと付け加えつつ
少し考えた素振りを彼女は行い、軽く眉間に皺を形成しつつ呟きを続ける。

ベリル「……そういや、あいつの車は斑鳩ってのが強奪したんだっけか。
鍵があるなら、スタンドアイテムの保管庫も開けるかもな。
機密の高い部屋だから、色々役立つものも多いだろう」

まだ斑鳩の奴が懐に鍵を入れていればの話だがな……と告げる。
 そのまま分かれ道へ戻る。代わり映えのしない通路と扉
それが貴方達の眼前で佇んでいる。

ベリル「さて、どうするかね。
出口を探すにしてもヒントは無し。ほぼ罠のある金の亡者改め
笑い亡者三人衆の相手の為に引き返すのも分が悪い」

何か良策はあるか? と黒羽に彼女は頭を掻きながら振った。

>>544-545(斑鳩PC・成田PC)
(そう言えば、別に『鍵』を持っていく描写は
してなかったと思うが、持って来てる形で構わないか?)

雑談を興じつつ二人共エレベーターの方まで帰還となる。
 丁度『トイレ』のある場所で音は聞こえた。男性用の
トイレのほうを慎重に覗けば案の定と言ったところが
成人男性の手首程のサイズの大き目な『赤いサソリ』が
徘徊をしていた。今も、超聴覚で右方面の通路からは
何か金属の旋回音らしきものが聞こえ続けている……。

547黒羽 灯世『インク』:2019/12/26(木) 02:32:06
>>546

「まあ、午前だからどうってわけじゃないけど。
 斑鳩さんが、その、彼を……ええ、『強奪』したのと、
 時系列が変だったら『能力』が関係するかもしれないから」

金一の能力は『存在する』はずだが、
ある意味当然ながら片鱗すら見ていない。
今考える必要性は薄いが、情報が得られれば悪くはない。

ともかく、分かれ道まで戻ってきた。

「良策はないのだわ。というか……策が無い。
 『どういうルールで地形が変わってるか』も、
 『そもそもどんな地形だったのか』も分からないもの」

「『後ろには下がらない』ようにしながら……
 しらみつぶしにするしか、無い気がするのだわ」

戻れば地獄。
進むには光明が無い。
進む方がマシ、という意味だ。

「ヒントが無くても、答えに当たる事はある。動いていればね」

3本目の分かれ道でも目指そう。『足を止めて考える』余裕だけは絶対にない。

548斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/26(木) 12:52:23
>>546

 「『サソリ』かあ……」

  ポイ

『ロスト・アイデンティティ』の予備鉄球を、鎖を付けたまま丁度サソリの頭上に落ちるように放る

――分離、再結合。

鉄球は触れた瞬間サソリの形に沿うように潰れ、そのまま固まって『サソリのチェインフィギュア』の完成だ
重量的にも潰れはしないだろう たぶん。

  ヒョイ

 「捕獲完了 っと」
 「ベリル・ストックが言っていたが 何なんだろうなコレ?この『音』もだが……」

虫かごのように伸縮させた鉄球に、サソリを放り込んで腰に付ける
鎖の構造上、窒息はしないと思うが、刺されたら危ないのは確かだ。

 「ま、『君子危うきに近寄らず』ってな、次はどっちに行くんだ?」

これで盗品がまた一つ増えた
イカした車、その車の鍵、2001年宇宙の旅からモノリス、『懐の何かそれ用の保管庫の鍵』……そして『サソリ』
犯罪者まっしぐらコース爆走中だ、天国のママが悲しむことを考えると憂鬱だな

まあ直ぐに後を追う事になりそうなので、そうも言えないが。

549成田 静也『モノディ』:2019/12/26(木) 22:01:18
>>546-548

どうやら読み通り、『幸運のサソリ』を手に入れることができたようだ。
どう使うのかは全くわからないが・・・。

「そうですね、右側は妙な旋回音…ベリルさんは特に何も聞いていないのでよくわかりませんが、
警備システムなどの可能性があるので今の状況だと下手に近づきたくは無いですね。」

このメンバーは自衛力に優れていると自負している…いるがオレの左腕は負傷、
斑鳩の『奥の手』も一日にそう何度も使えるか怪しい状況でわざわざ戦いに行くのは勇気でなく蛮勇だろう。

それにさっきの『ケープ』のようにこちらよりも強靭な相手が敵対してくる可能性もある。

「ならばまだ行っていない、医務室の先にあったまだ探索していない方の道へ行きますか?」

もっともそれはまだあの瓦礫に『ケープだったもの』が大人しく埋まっていてくれればの話だが。

安全な道をたどり、黒羽たちと合流するにはもはや習慣と化している『モノディ』の聴覚に頼る他ないだろう。

周りの音を探り、危険と安全を区別していく。

550『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/27(金) 19:10:42
>>547(黒羽PC)

ベリル「少なからず良い情報がもう少しあるとすれば。此処は
『オレンジの炎』を抜けた通路であって。ケープが出て来た通路の
方に居た連中が笑う奴等だとしてもだ。闘技場で炎に行く手を
阻まれてるのを考えれば後ろは余り気にしなくて良いって事だけが
唯一の気休めだな」

尤も、こっから他の出入り口を見つける手立てが暗中模索なのも
変わらんが……とベリルは呟きつつ辺りを見渡し、一つの扉に手を掛ける。

ベリル「無鉄砲と言われても仕方がないが、手あたり次第扉を開いて
見なけりゃ情報は集まらん。とりあえず、この扉を開こうか」

虱潰しに扉を開けて見る事を試みるようだ……何か他の良案があれば
ベリルも止まるだろう。

>>548-549(成田PC・斑鳩PC)

貴方(斑鳩)は赤いサソリをスタンドで捕獲した。少しサソリは
抵抗する仕草で足を動かすも、直ぐに観念するように動きを停止する。

成田の案により別通路へ進行を開始した。

 カツ カツ  カツ……。

代わり映えのない通路を歩いて行き、どんな内部になってるか
不明な扉も両側に取り付けられている場所を進んでいくと
自然と足が止まる光景を見た。

無機質な白い床から一線を画すように一面に草原が生い茂っているのだ。
緑の絨毯が床を覆い尽くし、壁や天井も美しい葉と蔓で覆われている。

何か独自に管理していたスタンドが暴走でもしたのだろうか? 
今の所、超聴覚でも危険な物音はしないが……。

551斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2019/12/27(金) 22:45:44
>>550

 「おー……『猿の惑星』ならぬ『緑の惑星』か
 干ばつ地帯もあっという間に緑の風景に、阿保か。」

自分が何処か間抜けな声をあげたのを誰が責められようか
探知系スタンドに会いに強行軍したら、下手なサーカスよかビックリハウスで迷子状態なのだ

まあ今の自分はどう考えてもカッコよくは無いし、現実逃避がしたいし今すぐ諦めたい
ケンイチローが居たら何と言うだろうか、夢見ヶ崎辺りならサングラス越しに目を輝かせるのだろう

まあそれが自分に許されるわけでは無いのだが。

 「いや、こんなもん赤んぼでも解るわ、心当たり一つしかないじゃん
 どう考えてもあの植物じゃん繫殖力たけーなオイ、開けなきゃよかった……。」

動物園の次は植物園らしい
好奇心は猫をも殺す、弁えないと駄目だな
問題はその教訓が今役に立たない事だが。

 「……嘆いても始まらねえなあ、でも触りたくねえなあコレ
 あの衣服とお靴は無事だったあたり『生命体』だけを消滅させて養分にするとかか?
 なんでそんなもん保管してんだ燃やしとけや!」

どうせ植物のスタンド使いか、スタンドに近い力で作られた特別性なのだろう
ハングリーな精神でスタンドが強化されるんだから、そんな物放置すればどうなるか解りそうなものだ。

 「しかも肝心のその事を書いた本が……本がなぁ
 まだあそこだよなぁー、テレポートしてきたりしないよなぁー
 迷路っていう概念の構造上、あの二人と合流できる経路とか多くなさそうだよなあ」

肩を竦め、やれやれと首を振る
本日だけで何度したか解らない、そもそも一々覚えてないが
これがむしろ敵スタンドの攻撃とかだったらどれだけ楽だろうか おもむろに遠くを見たくなる。

 「焼きながら行くには油が足りねえし、ここの連中が燃やさなかったあたり
 下手に焼き掃除するとなにが起こるかわからねえし、……成田君さぁ」

 「『竹馬』とか…得意?」
 「駄目なら『ソリ』かなぁ、鎖足りるかなコレ。」
 「いや、『別の道』も選択肢か……決めていいぜ、成田君 船頭多くして船が山に登ったら笑えねえものな
 そんな事していいのはコンスタンティノープル攻城戦くらいのもんだ。」

選択肢は多々ある、僕の弱いスタンドでも多少の応用は効く
爆発かビームで焼き払ってもいいし
鎖で竹馬とソリを作って、時間はかかるだろうが草の上を歩くのもいい
別の道を探してもよいのだ。

 「おすすめ? ……そもそも対処可能な脅威かわからねえのだから」
 「本を探しに草の上を行くか、回り道だな、対処したら合流が早まるわけでもねえ」

 「俺達の最優先は合流もそうだが、元々は探知系スタンド使いの助力を得る事だ。」

……1のために100を切り捨てるのも楽ではないなあ。

552成田 静也『モノディ』:2019/12/28(土) 03:18:47
>>550-551

「いえ、さっきの草にしては種類が違う気がします…どちらかと言えばさっきに『アレ』は植木に近いですが、
今のこれは芝や蔦に近いですかね。」

「まあどちらにしろ警戒するのは賛成です。」

たとえあの観葉植物ではなくともそうであっても、警戒するに越したことはない。

幸運にもモノディの耳には植物の表立った動きは捉えてはいない。

「オレとしては回り道の案がいいですね。下手に攻撃して面倒を起こしたくありませんし、
こいつ等にそこまで時間を賭けたくはないですからね。」

ただでさえもこの場所でビックリ博覧会も真っ青な経験をしているのでこれ以上は胃もたれしそうだ。

「モノディの耳にも何も聞こえてこない。とりあえず今は行動をしていないようなので触らぬ神に祟りなしです。」

それに早く黒羽・ベリルか探している探知能力のスタンド使いを見つけなければならない。

正直、構っている暇はない。モノディの探知を続けながら慎重に行動する。

553黒羽 灯世『インク』:2019/12/28(土) 21:11:01
>>550

「ああ、それはそうね。ケープはともかく『笑ってる』やつらは、
 少なくとも炎を通りたい……っていう感じはしなかったのだわ。
 通れないかは分からないけど、好き好んでこっちには来ない、か」

だから安全だとまでは言えないが、
危険が少しでも少なくなるのは良いことだ。
事実はともかく、『安心』出来る……
記者としては、良い考え方ではないとは思うが。

「ええ。探してる相手の性格も素性もいまいち分からないし……
 地形もよく分からない以上、虱潰しよりいい策は今の所無さそうだし」

      サラサラ

手元の空間に、『シンプリー・レッドがパンチをした』と書いておく。

「一応ドアを開けた瞬間の奇襲とかには、気を付けておきましょう。
 クレイモア地雷はともかく、石とかが飛んでくるだけでも危ないし、
 ケープみたいな伏兵が身を潜めてても、何もおかしくはないのだわ」

ベリルには一応警告をしておきつつ、自身も扉の直線上からは少し離れておく。

554『星の瞬きに 世界が終わる日に』:2019/12/29(日) 00:01:46
>>551-552(成田PC・斑鳩PC)

貴方達は新緑の瑞々しい草むらが出迎える景色と、コンクリートの境界線で止まる。
斑鳩は、この影響は『資料室』の植木鉢が原因だと考えるが。此処の通路は医務室より先
つまり資料室を通過した筈……となると別の要因を疑ってかかるべきかも知れない。
成田の超聴覚では何か異様な音は全く関知出来ない。自然の満ち溢れる空間ならば
小動物なり虫なり生息してそうなものだが、そのような小さな物音も一切無い……。

回り道をする為に、貴方達は元来た通路を逆走する事にする。

         ――ズズズズンッ……。

すると、通路が震えた。……地鳴り? いや、この場所は地下深く。
つまり地層全体に大きな衝撃がアリーナ地下に伝播したと言う事だ。

>>553(黒羽PC)

ベリル「よし、私が先にスタンドで扉を開く。何かあれば援護は頼むぞ」

慎重に、ベリルはシンプリ―・レッドで扉を開く。何があっても物理的な
飛び道具なら、スタンドアイテムでない限り無効化出来ると踏んで。
 ドアノブを回し、一気に扉を内側へ。何かの発射音とかは無い、彼女は
そのまま体の半身を部屋が覗ける部分まではみ出し、安全であると言う
仕草のサインを黒羽へ向けた。

ベリル「段ボールの箱が山積みにされてる。何かしら収納庫か?」

貴方も部屋の内部を見てみると、丁度ワンルーム程度の殺風景な
部屋の半分を大小の段ボール箱が言われた通り山積みになっていた。

ベリル「役立つもんが、もしかすれば入ってるかも知れないが。
この量だと時間も掛かるし、無駄になる可能性も……」

   ――ズズズズズンッッ……。

瞬間、室内 いや、通路含め全体が揺れた。

ベリル「……っ、地震か? でかいな、今のは」

ベリル「…………アリーナは地下造りだ。その為
大地震でも崩落するような柔な建造してないと思うが」

少々不穏な内容混じりに、小声で
さっさと用を済ませ、脱出を早急にすべきかもな……と
ベリルは暗い音色で述べるのを貴方は聞いた。

555黒羽 灯世『インク』:2019/12/29(日) 01:00:50
>>554

「うーん……あんまり嬉しくない部屋よね。
 『中身』が分からない箱は信用ならないのだわ。
 物を探しているというわけでもないのだし……」

             「……!?」

――――謎の揺れ。

ベリルの言う通り、ここは『地下施設』だ。
それも『闘技』『収容』『実験』『開発』など、
あらゆる用途が想定されたかなりの『要地』だろう。

「ねえ……『穴を掘ってた』のが、関係あるのかもしれないのだわ」

「どちらにしても、そうね。これ以上物色してる余裕はないわ。
 ベリルさん、次の部屋に行きましょう。人なり、次の道なりを探さなきゃ」

部屋の内部を見るのはほどほどに、先に進むことにする。

仮に二度目の揺れがあれば、段ボールは崩れてきかねない。
この部屋に目的の物はないだろう。『コーラ』なども、必須の品ではない。


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