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【個】『烏兎ヶ池神社』【場】

94鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』:2019/05/05(日) 23:22:20
>>92(ニュー・エクリプス)

「――――――?」

正門と、境内からやや歩く池にはかなり距離があるとはいえ、
彼女らの『パワフルさ』ゆえか声は『何となく』聞こえてきた。

                 ・・・が。

>>93(須磨)

前にあった晩とさほど変わらない、左右非対称の髪の『巫女』が振り向く。

「こんにちは――――――ああ、須磨くんじゃないか。
 久しぶり、ってほどではなかったかな。参拝に来てくれたのかな? それとも、
 ボクと『櫻』……じゃないや、『二宮君』を共演させる目途が立ったのかな!」

           「なんてね」

池に来ている参拝客は、境内にいる方よりも優先して自分が対応すべきだと思った。
ましてや知り合いだし、ちょっと目を離すとヤバそうな子だ。
べつに、何か危ない事をした前科があるとかではないが・・・

「ああ、これはね、そうじゃないんだよ。
 汲む方法は『企業秘密』……企業じゃあ、ないけれど」

別に大した方法ではないが。
 
「前にちょっとだけ話したっけ、うちは水を授与……『売ってる』って話。
 これはその『売った水』で、多分ね、誰かの『落とし物』かポイ捨てだと、思うんだけど」
 
                 「一応聞くけど、須磨くんのじゃあないよねえ」

彼がわざわざ神秘の水を買いそうにも思えないし、落とし主ではないのははっきりしている。

>ニュー・エクリプス

逆に、池のほうから声がする事――――境内には人はいない事が分かる。
厳密には『巫女』は社務所にいるし、『参拝客』もわずかながらいるが、
声をかけてくる人はいない、という事だ。『池』までの道は、案内板もある。


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